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東京・調布の住宅地に小型飛行機墜落 地上の1人を含む3人死亡

東京・調布の住宅地に小型飛行機墜落 地上の1人を含む3人死亡

小型機が墜落現場で検証する警察官ら=東京都調布市で2015年7月28日午後2時44分、本社ヘリから

 東京都調布市の住宅街に小型飛行機が墜落し8人が死傷した事故で、小型機が調布飛行場を滑走していた時点で速度が不足していた可能性が高いことが28日、関係者への取材で分かった。小型機は滑走路の終端近くでようやく離陸し、直後から機体が左右にふらつく不安定な状態だったという。【内橋寿明、松本惇】

 事故機は目的地、伊豆大島への片道の飛行時間の5倍の分量にあたる燃料を入れていた可能性が高く、離陸する際に構造上許される重量「最大離陸重量」を超えていた疑いも浮上している。

 警視庁や国の運輸安全委員会は、重量が影響して十分な速度が出せず、揚力が不足して事故につながった可能性もあるとみて調べている。

 関係者によると、事故を起こした小型機の場合、搭乗者数や風向きなどの条件にもよるが、飛行場の滑走路約800メートルのうち、通常は約400~500メートル滑走して離陸するという。

 ところが、今回は離陸するまでに約700メートル滑走したとみられ、滑走の速度も通常より遅かった可能性が高いという。

 この小型機の最大離陸重量は約2000キロ。搭乗者の体重は1人77キロで計算することになっており、5人で385キロ。機体は約1200キロで、機体と乗員だけで1600キロ近くになる。実際にどれくらいの量の燃料を入れていたのかは分かっていない。

 一方、実際に離陸できる重量は気象や滑走路の長さなどで変わるため、機長は離陸前にそうした条件を考慮したうえで機体の総重量を計算し、機器に異常がないか点検する義務がある。