ef81hokutosei.way-nifty.com > 航空事故

東京・調布の住宅地に小型飛行機墜落 地上の1人を含む3人死亡

東京・調布の住宅地に小型飛行機墜落 地上の1人を含む3人死亡

小型機が墜落した現場を調べる捜査員ら(28日午前9時47分、東京都調布市で、読売ヘリから)=武藤要撮影

 東京都調布市の住宅街に墜落した小型プロペラ機は、離陸のための滑走距離が通常よりも長く、機体がなかなか浮き上がらない状態に陥っていた。

 航空機の飛行性能は気温の影響を受けるが、東京都は事故当日、最高気温が35度を超える猛暑日。エンジンのトラブルも指摘される中、航空専門家からは「気温が高かったことが、事故に何らかの影響を与えた可能性もある」との声も出ている。

 国土交通省によると、事故を起こした米パイパー社の単発機「PA―46―350P型」(マリブ・ミラージュ)は、約440メートルの滑走で離陸できる性能を持っている。乗員数や風向きなどにもよるが、調布飛行場の滑走路(800メートル)であれば、通常は半分を過ぎたあたりで離陸し始める計算だ。

 しかし、今回事故をおこした小型機は、滑走路の終端ギリギリまで滑走し、なんとか離陸していたことが、目撃者の証言などから明らかになっている。

 航空評論家の杉江弘さんは「離陸時の映像を見ると、滑走路をめいっぱい使ってやっと浮き上がった様子だった。何とか離陸しても、加速が十分ではなく上昇できない状況だったのではないか」と分析。機体が浮き上がりにくい状況にあった可能性を指摘する。