【上海・隅俊之、北京・井出晋平】新疆ウイグル自治区の区都・ウルムチ市中心部の公園付近で22日午前8時ごろ、数回にわたって爆発が起き、複数の死傷者が出た。中国公安省は「重大なテロ」と断定した。中国国営新華社通信が伝えた。同自治区ではウルムチ南駅で4月30日、80人以上が死傷する爆発事件が発生し、当局は分離独立派組織のテロと断定した。同自治区ではこれまで警察施設などを狙った事件が相次いでいたが、昨年10月以降は中国全土の公共の場で不特定多数を標的にした事件が頻発している。

 新華社などによると、2台の黒色車が公園付近で開かれていた朝市に突っ込み、1台が自爆。爆発直前には車内から複数の爆発物が投げられた。中国版ツイッター「微博」に投稿された目撃者の話では、市民が犯人の車の下敷きになったほか、車を避けようと逃げる人々に向かって四つの爆発物が投げつけられ、警察車両にも衝突。犯人の車には黒色の旗が立っていたとの目撃情報もある。微博には現場を撮影したとみられる多数の写真が投稿された。市場がある並木道から真っ赤な炎が上がり、黒煙が空高く上がっている。