情勢が緊迫していると訴える世界ウイグル会議のイリハム・マハムティ副議長=24日、秋田市大町の協働大町ビル(渡辺浩撮影)(写真:産経新聞)

 中国から海外に亡命したウイグル人の組織を束ねる世界ウイグル会議(本部=ドイツ・ミュンヘン)のイリハム・マハムティ副議長は24日、新疆ウイグル自治区からの情報として「中心都市ウルムチに23日から軍の部隊が集結し、情勢は緊迫している」と述べ、国際社会の支援を訴えた。

 秋田市で開かれたシンポジウムで語った。マハムティ氏は「ウイグル人の身に何が起こるのか心配だが、われわれに力はなく、世界にアピールするしかない」と語った。

 22日にウルムチで起きた爆発事件で中国当局が5人の容疑者を特定したと伝えられていることについて「民族名が明らかにされておらず、逃走車両に関する発表も一貫していない」などと述べ、犯人像は不明とした。

 マハムティ氏はウイグル人の住む東トルキスタンが中国に併合された歴史や新疆ウイグル自治区での中国当局による人権侵害や宗教迫害の具体例を挙げ、力による抑圧を非難した。