【北京=川越一】中国国営新華社通信などによると、新疆ウイグル自治区の中心都市、ウルムチ市中心部の朝市で22日午前7時50分(日本時間同8時50分)ごろに爆発が起き、31人が死亡、94人が負傷した。中国政府は「重大テロ事件」と断定し、政府で国内治安を統括する郭声●国務委員兼公安相を現地に派遣した。同自治区でのテロとしては最大規模の惨事で、習近平国家主席は連鎖的な事件発生の阻止を命じた。

 目撃証言によると、2台の車が朝市に突入し、買い物客らをはねた上、車内から爆発物を投げた。1台は爆発し、現場には爆発音が十数回鳴り響いたという。中国版ツイッター「微博」には、炎や黒煙が上がる様子などが流された。

 4月末にはウルムチ駅前で3人が死亡、約80人が負傷する爆発事件が起き、当局は新疆独立を主張するテロ組織が関与したと発表していた。雲南省の昆明駅でも3月、ウイグル族の犯行とされる無差別殺傷事件が発生。全国的に警備態勢が強化されていた。

 今回の事件の容疑者像は不明だが、突入した車両は独立派組織のものと似た黒色の旗を掲げていたとの情報もある。