小野寺五典防衛相は25日、東シナ海の公海上を飛行していた自衛隊機2機に対して、中国軍戦闘機が相次いで異常接近したことについて「常軌を逸した近接行動だ。一つ間違うと偶発的な事故につながる可能性がある危険な行為」と中国側の対応を批判した。

 防衛省によると、中国戦闘機は24日、東シナ海中部の日本の防空識別圏と中国が昨年11月に設定した防空識別圏が重なる空域で、海上自衛隊のOP3C画像情報収集機に約50メートル、航空自衛隊のYS11EB電子測定機に約30メートルまで接近した。

 小野寺防衛相は、自衛隊機の任務について「従前から行っている警戒監視での航行」としたうえで、中国領空に向けた飛行ではなかったと説明。中国側の行動に対して「どの国も行っている警戒監視の役割に対して、今回のような異常な戦闘機の航行はあってはならない」と不快感を示した。また、中国軍戦闘機がミサイルを搭載していたことを明らかにした。

 今後の警戒監視体制については「必要な警戒監視をしっかりした体制で行っていく」と述べた。【飼手勇介】