31日、シンガポールでのアジア安全保障会議で演説するヘーゲル米国防長官(AP=共同)

 【シンガポール共同】ヘーゲル米国防長官は31日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で演説し、南シナ海の領有権を主張する中国が一方的行動を繰り返し、地域を「不安定化させている」と名指しで非難した。クーデターを主導したタイ軍に対し、自由で公正な選挙を通じた早期の民政復帰を要求。軍政が続いている間は米国の軍事支援を凍結し、タイ軍との交流見直し措置も継続すると述べた。

 オバマ大統領も28日の米陸軍士官学校での演説で「中国の経済的台頭と軍事的行動の拡大が近隣諸国に懸念を与えている」と述べており、ヘーゲル氏も厳しい対中認識を打ち出した。