ラッセル米国務次官補は10日、中国とベトナムの両政府に対し、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島付近に設置された中国の石油掘削施設や、周辺海域に展開しているそれぞれの公船を移動させるよう求めた。アジア地域の一部メディアと電話を通じて記者会見した。

 西沙付近では、南シナ海の領有権を主張する中国が掘削施設を設置、周辺海域に海警局の公船や漁船を展開させ、主権侵害と反発するベトナム沿岸警備隊などの船とにらみ合っている。

 ラッセル氏は「南シナ海の緊張が以前より高まっている」と危機感を表明。中国とベトナムに緊張緩和へ向けて自制し、平和解決を図るよう促した。(共同)