フィリピン外務省が公表したスプラトリー(南沙)諸島・ジョンソン南礁の写真=14年3月11日

 【台北=向井ゆう子】フィリピン外務省は15日、中国が埋め立てを進める南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島にあるジョンソン南礁の写真を公開した。

 中国は滑走路を建設しているとされ、写真には、基地とみられる建造物や大量の土砂が運び込まれた様子が鮮明に写っており、波紋を呼びそうだ。

 写真は2012年3月から今年3月にかけて撮影された4枚。13年2月の写真にはコンクリート製の建造物が写る。今年2月の写真には、中国船が土砂を搬入しているとみられる様子が写っており、3月の写真では当初に比べ飛躍的に大きくなったことが分かる。

 この問題を巡り、フィリピンのアキノ大統領は15日、東南アジア諸国連合(ASEAN)の枠組みで南シナ海での「行動規範」作りを進めるべきだとの考えを改めて示し、「領土と排他的経済水域(EEZ※)の問題が解決されれば、衝突や困惑の理由がなくなり、平和がもたらされる」と強調した。