中国の南シナ海進出に反発し、ホーチミンの中国領事館前でデモをするベトナムの市民ら=2014年5月10日、AP

 【バンコク岩佐淳士】南シナ海の西沙(英語名・パラセル)諸島周辺で起きた中国とベトナムの艦船衝突を巡り、ベトナム最大の経済都市ホーチミンで10日、数百人が中国領事館前に集まり、中国船撤退を求める抗議デモを行った。ベトナムではデモが厳しく規制されているが、今回は異例な形で国営メディアが報じ、当局も容認している模様だ。

 報道によると、デモ参加者は「中国は国際法に違反している」などと書かれた横断幕を掲げ、中国の「領海侵犯」を批判した。

 首都ハノイでも9日、中国大使館前で数十人規模のデモがあった。インターネット上では11日にもハノイで大規模デモを実施することが呼びかけられている。