中国のサンゴ密漁船とみられる漁船を警戒する海上保安庁の巡視船=父島と母島の中間点付近で2014年11月7日午後3時45分、本社機「希望」から

 台風が去った小笠原諸島の周辺海域に7日、赤サンゴを狙う中国の密漁船団が再び出現した。海上保安庁は同日午前、上空からの調査で計191隻を確認。うち領海内に139隻がおり、海保は午後3時までに109隻を領海外に退去させた。

 東京都心から南へ約1000キロ。同日、本社機から見た小笠原諸島・父島の周辺は穏やかな青い海が一面に広がっていた。赤い国旗を掲げた中国漁船が点在している。漁船と並走したり、追尾したりしながら警戒を続ける海保の巡視船の様子も確認できた。

 老朽化し、さびや汚れが目立つ中国漁船の船体には「CHINA」「和」などの文字。船上には密漁に使われるとみられるロープや網が積まれ、乗組員の姿もあったが操業している様子はなかった。

 この問題を巡っては7日午後に小笠原村の森下一男村長、佐々木幸美村議会議長が国土交通省で太田昭宏国交相らと面会し、海保による取り締まりの強化を要望した。