鳥島付近に集まる中国船とみられる船(31日午後0時48分)=読売機から、佐々木紀明撮影

 東京・小笠原諸島の周辺海域で希少な「宝石サンゴ」を狙った中国漁船の違法操業が急増している問題で、第3管区海上保安本部の30日のパトロールで、同諸島より約500キロ北の伊豆諸島周辺でも、中国漁船とみられる160隻余りが確認された。

 違法操業の範囲が拡大している恐れがあり、同本部は取り締まりにあたる巡視船を増強した。

 同本部が30日に航空機で監視したところ、小笠原諸島周辺に48隻、同諸島より約400キロ北にある伊豆諸島・鳥島と500キロ北の須美寿(すみす)島の周辺海域で164隻の航行が確認された。

 小笠原諸島周辺では9隻が領海内、39隻が排他的経済水域(EEZ)内に、須美寿島や鳥島周辺では150隻が領海内、14隻がEEZ内にそれぞれ入っていた。