違法操業していたとして船長が逮捕された中国漁船(青い船体)=2014年12月21日、第3管区海上保安本部提供

 伊豆諸島南部・鳥島付近の領海内で違法操業したとして、海上保安庁は21日午後、中国サンゴ漁船の船長、自称林兵容疑者(46)を外国人漁業規制法違反(領海内操業)容疑で現行犯逮捕した。今年10月以降、小笠原・伊豆諸島周辺で逮捕された中国人船長は10人目で、領海内操業容疑での逮捕は4人目。サンゴ密漁問題で罰則を強化した同法改正法の施行後では初めて。

 逮捕容疑は21日午前0時45分ごろ、鳥島の北西約6キロの領海内で違法操業したとしている。海保は逃走した船を約100キロにわたって追跡、約12時間後に停船させて逮捕した。

 今年9月以降、小笠原・伊豆諸島の周辺海域でサンゴ密漁を繰り返した中国漁船は先月末にいったんゼロになり、今月1日、7日に小笠原周辺で各1隻が確認された後、姿を消していた。その後、鳥島沖で17日、18日に各1隻、19日には計3隻が確認されており、21日に船長が逮捕された漁船はそのうちの1隻とみられる。