小笠原諸島沖の領海内で違法操業したとして海上保安庁に検挙された中国漁船(手前)=横浜港で2014年11月24日、本社ヘリから長谷川直亮撮影

 海上保安庁は25日、小笠原諸島(東京都)周辺で24日に確認されたサンゴ密漁の中国漁船が計8隻だったと発表した。この海域で中国漁船が急増し始めた9月中旬以降、確認隻数が1桁まで減ったのは初めて。

 海保の航空機による上空からの調査で、24日に伊豆諸島南方の領海内で1隻、小笠原諸島周辺を含む排他的経済水域(EEZ)で計7隻の中国漁船が確認された。22日には小笠原近海のEEZで計33隻が確認された。

 同海域では今年9月、中国のサンゴ密漁船が増え始め、同月15日に17隻が確認された。その後、10月30日の212隻をピークに減少に転じたが、今月20日時点でも約50隻が違法操業しており、海保は巡視船を追加派遣して一斉摘発を実施。21日と23日に小笠原周辺の領海内で、外国人漁業規制法違反(領海内操業)容疑でそれぞれ中国人船長を逮捕し、10月以降に同法違反容疑などで逮捕した中国人船長は計9人となった。【佐藤賢二郎】