鹿児島県沖で第10管区海上保安本部の立ち入り検査を受ける中国漁船=第10管区海上保安本部提供

 第10管区海上保安本部は17日、鹿児島県南さつま市沖でサンゴの密漁をしていたとして、中国人船長の男2人を外国人漁業規制法違反(領海内操業)容疑で現行犯逮捕した。小笠原諸島周辺などで中国漁船によるサンゴ密漁が深刻化しているが、10管によると、2人も「サンゴ漁が目的だった」と容疑を認めている。

 逮捕されたのは、梁菊夫(リャン・ジュフー)(51)、何長坤(フー・チャンクン)(33)の2容疑者。逮捕容疑は17日午前9時半ごろ、同市の野間岬沖西南西33キロの海上で、それぞれの船から網を海に投げ入れ、サンゴを取ろうとしていたとしている。

 地元漁協から「中国船らしい2隻の船を見つけた」と通報があり、巡視船が停船させた。船内にサンゴはなく、漁を始める前だったとみられる。船には中国国旗が掲げられ、両船長を含む8人ずつ乗船していた。同県では2012年12月、屋久島沖でサンゴを密漁した中国人船長1人が逮捕された。【土田暁彦、柳瀬成一郎】