サンゴ密漁が問題となっている伊豆諸島・鳥島(奥)の周辺で漁をする外国漁船。中国国旗を掲げる船も見えた=10月31日

 菅義偉官房長官は4日の記者会見で、サンゴ密漁を狙った多数の中国船とみられる外国船が小笠原、伊豆諸島沖に押し寄せている問題について「現在も周辺海域で約200隻を超える外国漁船が確認されている」と明らかにした。政府は環境保護から治安、対中外交まで見据えた「総合的な対応」(官邸筋)に乗り出す必要があると判断し、関係省庁を通じた取り組みを本格化させた。

 密漁問題では、船員による不法上陸への懸念が広がる。菅氏は会見で、現地での監視態勢を強化するため、警視庁小笠原署に警察官28人を増員配置したと説明した。