鳥島(奥)周辺で漁をする多くの中国漁船とみられる外国船。中には中国国旗をたなびかせる船もあった=伊豆諸島の鳥島周辺で2014年10月31日、本社機「希望」から小川昌宏撮影

 東京都の小笠原諸島近海で中国漁船によるサンゴ密漁が横行している問題を巡り、伊豆諸島の周辺海域でも密漁船が急増していることについて、太田昭宏国土交通相は4日の閣議後の記者会見で、「海上保安庁の巡視船を伊豆諸島周辺に追加で派遣し、取り締まりを強化している」と述べた。

 また、台風20号の接近で外国漁船の船員が小笠原諸島などに上陸する可能性があるとして「(漁船に)注意喚起をし、立ち入り検査をして上陸しないよう指導する」とした。

 海保によると、伊豆諸島周辺では10月末以降、中国のサンゴ漁船が急増。小笠原諸島周辺から移動してきたとみられ、同月30日には164隻が確認された。警視庁は同31日、小笠原署に警察官28人を派遣した。【佐藤賢二郎】