反日デモによる放火で焼けたミトクハーネスの中国工場内部(上)。外観も窓ガラスが割れ、黒いすすで無残な姿になった(右) =16日、山東省青島市(同社提供)(写真:産経新聞)

 ■「どうなるか分からない」

 中国で吹き荒れた大規模な反日デモのあおりを受け、現地工場の操業や営業停止を余儀なくされる中、地方から進出した中小企業があえいでいる。その多くが内需の縮小や円高に苦しめられ、中国に活路を求めた企業だ。中国人を人材育成してきたメーカー社長は、工場を放火されて無念の表情を浮かべ、別の会社幹部は尖閣諸島(沖縄県)国有化をめぐる対日制裁とみられる通関の厳格化の影響を恐れる。「中国でのリスクを真剣に考えなければ」と製造ラインを他国に移す動きも出始めた。