5月27日、中国が石油掘削を始めた南シナ海の西沙諸島の近海でベトナムの漁船が沈没したことについて、ベトナムと中国の政府当局者は双方を非難し合った。写真はベトナムの南シナ海で警備に当たるベトナム当局者。15日撮影(2014年 ロイター)

[ハノイ/北京 27日 ロイター] - 中国が石油掘削を始めた南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島の近海でベトナムの漁船が沈没したことについて、ベトナムと中国の政府当局者は、双方を非難し合った。

ベトナム側の説明によると、1隻のベトナム船が約40隻の中国漁船に取り囲まれた後、そのうちの1隻に衝突されて沈没した。乗船していた10人は、近くで操業していたベトナム漁船に救助されたという。

一方、中国の新華社は、政府当局者の話として、ベトナム漁船が中国漁船を「妨害し、衝突した」後に転覆したと伝えた。

漁船が沈没したのは、中国が設置した石油掘削装置から約17カイリ(約31キロメートル)の地点。

中国の石油掘削作業をきっかけに、両国の船のにらみ合いが続き、衝突も相次いでいたものの、沈没という事態に至ったのは初めて。

ベトナム海上警察のグエン・クアン・ダム長官はロイターの電話取材に対し、中部ダナンから出漁したベトナム漁船が、40隻の中国漁船に取り囲まれ、衝突されたと明らかにした。