ベトナムの首都ハノイの中国大使館近くで、記者と話す反中デモの参加者(2014年5月18日撮影)。

【AFP=時事】中国が南シナ海(South China Sea)で石油掘削施設を設置したことに端を発したベトナムでの反中デモが死者を出す暴動に発展した問題で、ベトナムの裁判所は25日、暴動に加わった男性被告2人に禁錮刑の判決を下した。日刊紙タンニェン(Thanh Nien)が26日、報じた。今回の反中暴動で有罪判決が出たのは初めて。

 暴動で破壊・略奪が集中した南部ビンズオン(Binh Duong)省で行われた裁判で、2人は13日に起きた暴動への関与で有罪とされ、23歳の被告には「騒乱と器物損壊」の罪で禁錮3年、18歳の被告には暴動に乗じてパソコンを盗んだ罪で禁固1年がそれぞれ言い渡された。

 裁判は政府庁舎の敷地内2か所の屋外で公開され、数千人が見守った。ベトナムでは、当局が重大事件と判断した場合などに、抑止策として公開裁判が行われる。