千葉「正論」懇話会で講演する宮家邦彦氏=2日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレ(城之内和義撮影)(写真:産経新聞)

 千葉「正論」懇話会(会長=千葉滋胤・千葉商工会議所顧問)の第48回講演会が2日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで開かれ、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦氏が「欧州、中東、東アジアの地政学と日本の外交戦略」と題して講演した。

 宮家氏は「中国の経済成長が頭打ちになると、追い詰められた中国共産党が日本や米国と衝突を起こす可能性がある」と指摘。中国の海洋進出などによるパワーシフトの中で日本が生き延びるためには、「自由、民主、法の支配などの普遍的価値に基づいた上で、日本の保守主義を進化させることが必要だ」と持論を展開した。

 安倍晋三首相が先月30日にアジア安全保障会議の講演で「法の支配」の重要性を説いたことについては「普遍的価値に基づいた発言であり、こうした情報発信をできる指導者は中国にはいない。日本外交の成功例といえるのではないか」と述べた。