尖閣諸島・久場島(沖縄県石垣市で、2013年9月6日撮影、読売機から)

 中国とロシアの海軍艦艇が沖縄県・尖閣諸島付近の接続水域内に入ったことを受けて、防衛省では9日、未明から幹部が続々と登庁し、情報収集に当たった。

 「軍事拠点化を進める南シナ海に続き、中国は尖閣諸島でも着々と既成事実を作るつもりだろうか」。中国の艦艇が尖閣諸島周辺の接続水域内に入るという初の事態に、同省幹部は緊張した面持ちで話した。

 同省関係者によると、ロシア艦艇は外洋での訓練からの帰還中とみられ、中国艦艇はロシア艦艇と海自護衛艦に合わせるように接続水域内に入ってきたという。このため、同省では現時点で両国が連携した動きとは考えにくいとしている。

 接続水域内に進入した中国海軍のフリゲート艦は、対艦や対空ミサイルのほか、ヘリコプターも搭載できる重武装の主力級戦闘艦艇。全長約130メートル、排水量は約4000トンという。