沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域を航行する中国海警局の公船=2016年8月7日、第11管区海上保安本部提供

 外務省や第11管区海上保安本部(沖縄県)によると、沖縄県・尖閣諸島周辺で7日午前と午後の計2回、中国海警局の公船2隻が領海に侵入した。また、周辺の接続水域をこれまでで最も多い中国公船13隻が航行した。

 外務省の杉山晋輔事務次官は程永華駐日中国大使に電話で2度にわたり「我が国主権の侵害で、断固認められない」と強く抗議。また、同省の金杉憲治アジア大洋州局長も郭燕(かく・えん)駐日中国公使に、接続水域から退去するよう求めた。

 尖閣周辺では5日に中国漁船に伴う形で中国の海警船が領海に侵入し、次官が大使に同様の抗議を行ったばかり。6日には接続水域に公船7隻が相次いで入り、周辺では中国漁船約230隻の行動も確認されており、日本政府は警戒を強めている。

 海保などによると、海警船2隻が7日午前10時から10時45分ごろまでの間、尖閣周辺の領海に侵入。このうちの1隻と、別の海警船1隻が同日午後4時から4時50分ごろにかけて再び領海に侵入した。【前田洋平】