2月23日、ハリス米太平洋軍司令官は、上院軍事委員会で証言し、中国による南シナ海・西沙諸島への地対空ミサイル配備や南沙諸島へのレーダー配備について、南シナ海を「明らかに軍事拠点化している」と批判、同地域の「勢力図を塗り替えつつある」と指摘した。写真左が同司令官。マニラで昨年8月撮影(2016年 ロイター/Romeo Ranoco)

[ワシントン 23日 ロイター] - ハリス米太平洋軍司令官は23日、中国による南シナ海・西沙(パラセル)諸島への地対空ミサイル配備や南沙(スプラトリー)諸島へのレーダー配備について、南シナ海を「明らかに軍事拠点化している」と批判。

中国が、同地域の「勢力図を塗り替えつつある」と指摘した。

同司令官は、中国の行動は南シナ海の情勢を緊迫させているとし、その目的について「東アジアの覇権を求めていると考える」と上院軍事委員会で証言した。

また、中国のDF─21およびDF─26対艦弾道ミサイルは、米空母に対する脅威となりうるとしながらも、米国は対処することが可能との認識を示した。

複数の米政府筋は同日、中国が、今月地対空ミサイルを配備した南シナ海西沙諸島の永興島(ウッディー島)に戦闘機を派遣したと指摘。これに先立ち、米FOXニュースが米政府高官の発言として、中国が南シナ海に戦闘機を派遣したと伝えていた。

西沙諸島は中国が実効支配し、台湾、ベトナムと領有権を争っている。米政府筋の1人は、中国は同島に定期的に戦闘機を派遣していると述べた。

FOXニュースは、米情報機関が同島でこの数日間に中国の戦闘機「J-11」と「JH─7」を確認したとしている。