岩盤調査坑内のS-1断層を調べる原子力規制委員会の調査団=石川県志賀町の志賀原発で2014年2月22日午前8時45分、代表撮影

 原子力規制委員会の有識者調査団は22日、北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の敷地内の断層が活断層かどうかを判断する現地調査を始めた。志賀原発では、重要施設である原子炉建屋の直下を断層が通っている。規制基準は活断層の真上に重要施設を建てることを禁じており、活断層と認定されれば、廃炉に追い込まれる可能性がある。調査は23日まで。

 調査団は、島崎邦彦委員長代理を含む専門家5人。2日間かけて、敷地内の断層のほか、東1.4キロにあり、北陸電が「活断層の可能性が否定できない」としている福浦断層などを調べる。この日は午前8時過ぎから、1号機直下を通る「S-1断層」が見られる調査坑(深さ約40メートル、長さ約30メートル)に入るなどして調査した。

 北陸電によると、敷地内の断層は8本。このうちS-1断層など2本が、1号機と2号機の各原子炉建屋直下を通っている。S-1断層は、2012年7月の経済産業省原子力安全・保安院(当時)の専門家会合で「活断層の可能性が濃厚」との指摘を受けた。北陸電は地層調査などから、敷地内の断層はいずれも「(活断層とみなされる)12万~13万年前より最近の活動はない」としている。