入学式で誓いの言葉を述べる秋元さん

  東京電力福島第1原発事故に伴って一時、全村避難した福島県川内村の川内中で6日、新入生1人の入学式があった。全校生徒も13人に減ったが、新1年生の秋元千果さん(12)は「小学校で経験したことがないことをするのが楽しみ」と、中学校生活への期待に胸を膨らませた。

  村の小中学校は2012年4月に再開。秋元さんは家族と郡山市の避難先から帰村した。同級生は戻らず、今春、川内小の卒業生は秋元さん1人だけだった。

  川内中の生徒数は原発事故前の10年5月から約4分の1の13人に減った。生活環境の整備が遅れていることに加え、原発事故直前に富岡高川内校が閉校。村外の高校へ長距離通学する必要があることも影響し、避難先の学校に通う子どもが多いとみられる。

  秋元さんは2年生5人との複式学級で授業を受ける。部活動は、練習を続けているバドミントン部と陸上部の双方に入部するという。