東日本大震災の津波で大きな被害を受けて中断していた仙台市若林区荒浜の「学区民大運動会」が6日、同区の七郷小の校庭で行われ、住民ら約1000人が再会を喜び一緒に汗を流した。既に住民の大半が地区を離れた上、来年4月に荒浜小が七郷小に統合されるため、運動会は今回が最後となった。

  玉入れや綱引き、親子3代リレーなど14種目があり、6地区対抗で競った。最後には全員で「荒浜音頭」を踊り、子どもから大人まで世代を超えて交流し、笑顔の輪を広げていた。

  1970年代に始まった運動会は毎年秋に荒浜小で開かれ、地域の最も大きな行事だった。主催は荒浜体育振興会や同校など。住民は練習を重ね、地区ごとに色違いのユニホームを着て本番に臨んだ。しかし、震災の津波で約120人が犠牲となり、多くの住民は家を失った。

  ことし1月、荒浜小の桜場直志校長(56)が「統合前に、住民がもう一度集まるきっかけとして運動会を開催してほしい」と体育振興会に呼び掛けた。協議を重ね、支援団体から援助を受け5年ぶりの復活にこぎつけた。