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東ソー リチウムイオンの事故防止材開発

東ソー リチウムイオンの事故防止材開発

 総合化学大手の東ソーは、リチウムイオン電池の破裂や燃焼を防ぐフッ素系化合物の新素材を開発した。2014年度から発売する予定。米ボーイング社の新型航空機「787」がバッテリーの発火事故で運行停止を余儀なくされている中、安全対策の1つとして注目されている。

 新素材は電池破裂などの原因となる電解液の分解を抑制する「FFシリーズ」と、電解液を燃えにくくする「TFEPシリーズ」の2種類。共に液体で、FFシリーズは5%、TFEPシリーズは20%の割合で電解液に添加する。現在、複数の国内電池メーカーと性能評価を進めている。

 リチウムイオン電池は、携帯電話やパソコンなどの小型電子機器向けの用途が大半だが、今後は電気自動車や電力貯蔵用大型蓄電装置の需要拡大が見込まれており、同社はこうした需要を取り込む。

 東ソーはもともとリチウムイオン電池主要素材の1つの「電解二酸化マンガン」の世界最大手。この製造技術を応用した車載向けリチウムイオン電池素材の「化学合成法マンガン酸化物」を12年2月に開発しており、13年3月から年産5000トン規模で量産開始する計画。