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回線ショートを起こしたバッテリー内部の「6番」の電池(矢印)

回線ショートを起こしたバッテリー内部の「6番」の電池(矢印)

 【ワシントン平地修】米国家運輸安全委員会(NTSB)は7日、1月に米ボストンで発生した日本航空のボーイング787機の出火トラブルについて、バッテリー内部の八つのリチウムイオン電池のうちの一つの回線ショートがきっかけだったと明らかにした。ショートの原因は不明で、記者会見したハースマン委員長は「(原因究明には)長い道のりがある」と、調査が長期化する可能性を示した。

 NTSBが、出火したバッテリーを分解して調べたところ、左側に並ぶ四つの電池の損傷が激しいことが判明。このうち手前から2番目に配置された「6番」の電池で複数の回線ショートの痕跡が認められた。NTSBは、ショートをきっかけに制御不能な高熱を発する「熱暴走」が起き、その熱が周りに伝わって熱暴走がバッテリー全体に波及、出火に至ったと判断した。

 ショートの原因は特定せず、(1)電池への充電の状況(2)バッテリーの製造過程(3)バッテリーの設計−−の3点に焦点を当てて調査を続けるとした。