ボードゲームを楽しまれる秋篠宮ご一家=秋篠宮邸で、宮内庁提供

 51歳の誕生日を30日に迎えられた秋篠宮さま。東京・元赤坂の宮邸での記者会見に妻紀子さま(50)とともに臨み、ゆったりとした口調で言葉を選びながら質問に答えた。天皇陛下の活動に敬意と共感を表し、「象徴とはどのようにあるべきか、ずっと考えてこられた」と語った。

 会見では、国民のために活動を続けることが象徴天皇の姿だとする見方がある一方、存在するだけでいいとの意見もあることについて、見解を尋ねる質問もあった。秋篠宮さまは、陛下が被災地訪問を続けてこられたことに触れ、「象徴というのはどういうふうにあるべきかをずっと模索し、考えてこられた結果だろう」と述べた。そのうえで、国民のために活動を続けるのが象徴天皇との考えに「同じような気持ちを持っている」と答えた。

 減少しつつある皇族の将来の活動については「今と同じ量の活動を今後もできるかというと難しい。将来的に、できる範囲で公的な仕事を行っていくことになるのではないか」との考えを示した。ご自身の将来の活動については「今の段階ではまだ分からない」と述べ、皇室のあり方については「制度にも関わることになる。お話は控えたい」とした。

 お子さまの近況も紹介した。長男悠仁(ひさひと)さま(10)の教育に関して、天皇陛下からは「きちんとした社会生活を送れるような子になってほしい。それが第一」と言われたという。悠仁さまの進学に関し、紀子さまは「成長を見守り、柔軟に考えてまいりたい」と話した。

 長女眞子さま(25)は、外国訪問や国内行事への出席に時間をかけて準備されているという。次女佳子さま(21)は大学生としてさまざまな分野の勉学に取り組んでおられるという。成年皇族として公務にも取り組むお二人の結婚について秋篠宮さまは「娘たちの意思をできる限り尊重したい。今は仕事を一つ一つ真摯(しんし)に務めてくれればいいと考えている」と述べた。【山田奈緒】