三沢基地に一時配備された松島基地のF2B戦闘機

  東日本大震災の津波で水没した航空自衛隊松島基地(東松島市)のF2B戦闘機のうち1機の修復が終わり、21日、三沢基地(三沢市)に一時配備された。

  松島基地は約2メートルの津波に見舞われ、パイロット養成に使用していたF2B戦闘機18機が水没した。松島基地の格納庫や駐機場の復旧作業が終わる本年度末まで三沢で受け入れる。

  三沢基地によると、18機のうち修復に回ったのは13機。本年度内に6機、2017年度までに残る7機の修復を終える予定だ。費用は1機当たり約68億円で、総額885億円を見込む。

  松島基地の隊員は震災直後の11年4月以降、三沢基地の機体に乗って実技訓練をしていた。本年度は修復した機体も訓練に使う。

  三沢基地で式典があり、松島基地の隊員約40人を含む計約600人が、三菱重工の小牧南工場(愛知県小牧市)から飛来した機体を拍手で出迎えた。

  井上浩秀第3航空団司令は「機体は震災から4年を経て不死鳥のごとくよみがえった。松島に帰還する日まで安全飛行に万全を期してほしい」と訓示した。