報道陣に初公開されたMRJの飛行試験用機体=18日午後2時すぎ、愛知県豊山町、大平要撮影

 国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」の飛行試験用の機体がほぼ完成し、開発・販売を担う三菱航空機が18日、愛知県豊山町で報道関係者らに初公開した。MRJは来年4~6月に試験飛行を始め、2017年4~6月の初号機納入をめざす。国産旅客機の製造は、プロペラ機の「YS11」以来、約半世紀ぶりとなる。

 客席数は70~90。低燃費エンジンの採用などにより、従来の同型機より燃費が2割以上安いのが特徴だ。離着陸時の騒音も競合機より最大4割減らした。通路や座席、荷物棚を広めに取り、座席の上には大型機同様に車輪付きの旅行ケースを収納できる。月に10機を生産し、飛行試験は名古屋空港と北九州空港で行う計画だ。

 当初、納入開始は13年の計画だったが、何度も延び延びになっていた。だが、今年7月にイースタン航空(米国)とエア・マンダレー(ミャンマー)から1年半ぶりに計26機を受注。8月には日本航空の32機が加わり、200機以上の注文が確定した。キャンセルが可能な「購入権」を含めると、受注機数は407機になった。