中部空港へ到着するボーイングの787-8飛行試験初号機ZA001=6月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ボーイングから中部国際空港会社へ寄贈された787-8型機の飛行試験初号機(ZA001、登録番号N787BA)が6月22日午後1時5分すぎ、中部空港(セントレア)に到着した。

 同機は現地時間21日午前11時30分(日本時間22日午前3時30分)に、中部行きBOE1便としてシアトルのキング郡国際空港を離陸した。同機の初飛行を担当したボーイングのマイク・キャリカー機長とランディ・ネヴィル機長、初飛行時に追従機を操縦したクレイグ・ボンベン機長が交代で、ラストフライトの操縦桿を握った。

 ボーイングは飛行試験機を5機製造。これらの試験機で得た結果を、航空会社へ引き渡す量産機の設計や製造工程に反映した。飛行試験機の初号機であるZA001は、787の中で最初に製造された機体で、民間航空機の歴史に残る機体が、生まれ故郷とも言える中部地方へ里帰りした。青を基調としたボーイングカラーの787が日本へ飛来するのは、今回が初めて。

 同社は飛行試験機の2号機と3号機を米国内へ寄贈しており、今年3月に2号機(ZA002、登録番号N787EX)を米アリゾナ州・ツーソンのピマ航空博物館(Pima Air & Space Museum)へ、3号機(ZA003、登録番号N787BX)を米シアトルの航空博物館(Museum of Flight)へ、2014年11月に贈った。中部空港会社では今後、具体的な展示形態を検討していく。