国産ジェット機MRJ=木葉健二撮影

 三菱航空機(愛知県豊山町)が開発を進めている国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」について、同社は、初飛行の日程を当初予定していた今年4~6月から数カ月延期させる方向で調整していることが8日分かった。航空会社への初号機の納入時期は2017年4~6月の計画通り変えない方針。

 MRJは現在、同町の三菱重工業小牧南工場で、機体に負荷をかけて強度や耐久性を試す地上試験と並行し、上空を飛行しながらシステムの作動状況などを確認する飛行試験に向けた準備を行っている。これらの作業に想定以上に手間取っている模様だ。

 各国の航空会社などが集まる6月の「パリ航空ショー」前に初飛行させて受注に弾みをつけようと、5月29日を軸に調整していたが、間に合わないと判断した。ただ、初号機を発注したANAホールディングスへの納期は「当初予定を死守する」としている。【和田憲二】