愛知県上空を飛行するMRJの飛行試験初号機(YouTubeから)

 三菱航空機は、国産初のジェット旅客機「MRJ」の初飛行時の動画を11月26日に公開した。離陸前後やコックピット、飛行中の様子などを掲載した。

 飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)での初飛行は、11月11日に実施。午前9時35分に愛知県の県営名古屋空港を離陸し、1時間27分後の午前11時2分、同空港へ着陸した。離陸と着陸の瞬間には、招待客から歓声と拍手があがった。

 初飛行時はインターネットサイト「USTREAM(ユーストリーム)」で生中継したものの、アクセスが殺到してつながらなくなり、離陸の瞬間を視聴できなかった人もいた。

 初飛行後は飛行試験を繰り返し、試験結果を基に機体の改良を進めていく。初号機は2016年4-6月期(第2四半期)をめどに、米ワシントン州モーゼスレイクで飛行試験を開始する見込み。飛行試験機は5機製造する。このうち4機は完成後、日本で一定期間の試験後、米国で飛行試験を行う。

 合計受注数は、確定受注223機、オプション160機、購入権24機の計407機。ローンチカスタマーで量産初号機を受領予定の全日本空輸(ANA/NH)のほか、国内では日本航空(JAL/JL、9201)が32機発注しており、2021年から受領を予定している。今年6月にフランスで開催されたパリ航空ショーでは、受注獲得に至らなかった。