県営名古屋空港を離陸するMRJ(11日午前9時35分、愛知県春日井市で)=前田尚紀撮影

 国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が11日午前9時35分、愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)で初めて離陸した。

 国産旅客機の初飛行は、戦後初のプロペラ旅客機「YS―11」以来約半世紀ぶり。初飛行をテコに受注拡大を目指す。日本の航空機産業の飛躍につながる期待もある。

 三菱航空機が開発したMRJは座席数が70~90程度で、短距離路線に用いられることを想定している。米大手メーカーの新型低燃費エンジンを採用し、デザインは空気抵抗を抑えるため機体を細くした。ライバル社のエンブラエル(ブラジル)とボンバルディア(カナダ)の同型機に比べ燃費性能が約2割上回るという。

 今後も名古屋空港で飛行試験を重ねつつ試作機を5機に増やし、うち4機は来年4~6月から米国で飛行試験を行う。2017年4~6月に量産1号機を全日本空輸へ納入する計画だ。