約2か月半ぶりに飛行試験を再開したMRJ(10日午前9時43分、愛知県豊山町で)=尾賀聡撮影

 三菱航空機は10日、愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)で、国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の飛行試験を約2か月半ぶりに再開した。

 MRJはこれまでトラブルが続き、納入時期の先延ばしを重ねてきた。今後は、「1日でも多く飛ばし、開発の遅れを取り戻す」(三菱航空機幹部)との考えだ。親会社の三菱重工業と一体となって開発・量産体制の強化を急ぐ。

 MRJは昨年11月11日に初飛行し、同月27日までに計3回の飛行試験を行った。しかし、主翼と胴体の接合部の強度に問題があることが分かったため、試験を中断して改修を行い、今月3日から飛行試験の再開に向け、地上での走行試験を重ねていた。

 10日の飛行試験で、MRJは午前9時45分ごろ、滑走路を静かに加速して離陸。約1時間半にわたって飛行し、改修部分に支障がないか調べた。

 MRJはこれまでに国内外の航空会社6社から計407機を受注している。ただ、開発は想定通りに進まず、昨年12月に量産1号機の納入時期を2018年半ばに約1年延期した。