国産初のジェット旅客機「MRJ」の初飛行を10月26日から30日の期間内に実施すると発表した。初飛行後は日米で2,500時間に上る飛行試験を繰り返して安全性を確認し、2017年4~6月期の初納入を目指すという。

 三菱航空機が開発中の国産ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」は、飛行試験機初号機による初飛行を今月中に実施する運びとなった。プロペラ機「YS-11」以来、ほぼ半世紀ぶりのこの国産旅客機は果たして、日本航空機産業発展の切り札となり得るのか。その可能性を探ってみる。

 三菱重工業 <7011> と三菱航空機は9月30日、国産初のジェット旅客機「MRJ」の初飛行を10月26日から30日の期間内に実施すると発表した。初飛行後は日米で2,500時間に上る飛行試験を繰り返して安全性を確認し、2017年4~6月期の初納入を目指すという。今後20年での販売目標は5,190機と言われ、一機当たりの価格は50億円内外とみられる。

 MRJは2015年7月現在、407機の受注を得ており、1962年に初飛行した戦後初の国産旅客機、日本航空機製造YS-11の総生産数182機をすでに上回っている。国内大手の日本航空や全日空に加え、米国のリージョナル路線大手であるスカイウェスト航空やイースタン航空などからも確定発注を獲得している。