米国西海岸の飛行試験拠点をめざし、新千歳空港へと離陸するジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」(27日午前11時46分、愛知県豊山町の県営名古屋空港で)=尾賀聡撮影

 国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が27日午前11時45分頃、試験飛行を行う米国に向けて愛知県営名古屋空港(豊山町)を離陸した。

 しかし、機内の空調システムで異常なデータを検出し、離陸から約1時間後、同空港に引き返した。再出発は28日以降になる。

 MRJは離陸後に最終チェックを済ませ、経由地の北海道・新千歳空港に向かう予定だった。不具合があった装置は機内の温度や気圧などを制御し、客室やコックピットの快適性を保つ役割がある。三菱航空機が原因を調べているが、飛行性能に大きな影響はないとしている。

 MRJ試験機は計5機ある。うち4機は米国へ向かい、日米で計2500時間の飛行試験を行う予定だ。