27日と同じ空調システムのトラブルで県営名古屋空港に戻ったMRJ(28日午後3時12分、愛知県春日井市で)=小林武仁撮影

 三菱航空機は28日、同日予定していた国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を米国西部の飛行試験拠点に移すための飛行を延期した。

 愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)を離陸後に空調システムの異常がみつかったためだ。MRJは同空港に引き返した。

 離陸後に空調システムの異常が見つかり、引き返すのは27日に続いて2日連続となる。三菱航空機は1~2日程度かけて入念に原因を特定し、再発防止策を施す方針だ。再出発の日程は「点検結果を見て判断する」としている。

 対応に時間がかかれば9月から始める米国の飛行試験が遅れ、開発計画に影響が出る可能性もある。

 MRJは28日午後1時頃に離陸し、経由地の新千歳空港(北海道千歳市)に向かった。ロシア・カムチャツカ半島、米アラスカ州を経由して数日かけて米ワシントン州の拠点に到着する予定だった。