製造当初の姿に復元された三式戦闘機「飛燕」=神戸市中央区の神戸ポートターミナルで2016年10月13日、元田禎撮影

 ◇3000機製造、現存は1機のみ 15日から一般公開

 川崎重工業は13日、第二次世界大戦中の旧日本軍の三式戦闘機「飛燕」の復元を終え、神戸市内で報道関係者に公開した。同社の前身の一つ、川崎航空機工業が約3000機製造したが、現存するのはこの1機のみ。15日から神戸ポートターミナルホール(神戸市中央区新港町)で一般公開する。

 修復されたのは、岐阜工場で製造された2型の試作機で、全長9.2メートル、全幅12メートル、重さ3.8トン。米軍・横田基地に接収されていたが1953年に日本に返還され、日本航空協会が所有。86年以降は鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館で展示されていた。

 部品の欠損や機体の損傷があったため、同社が創立120周年を機に復元を企画。設計図もなかったが、設計者の手記や関係資料を手がかりに当時の姿を再現した。迷彩色のようだった外観も、本来のシルバー基調に戻した。

 展示は来月3日まで午前10時から午後5時。無料。【元田禎】