[写真]ホンダジェット試作機2006年。エンジン搭載位置だけでなく、機首の形状も研究の末たどり着いた低抵抗形状。また機体にはカーボンも導入されており、多くの革新的な取り組みによって画期的な性能を達成しているのだ

 ホンダと言えばクルマとバイクの会社。終戦後軍から放出された通信機用発電エンジンを自転車に取り付けるところからスタートしたホンダは、二輪車で世界を席巻し、四輪車の世界販売台数でも8位を獲得するなど、日本企業のスタープレイヤーの一社だ。

 さらに昨年は話題をさらったビジネスジェット機の投入で、航空産業にも参入した。
 23日に羽田に到着し国内初お披露目を果たしたホンダジェットは、ホンダの子会社である米国のホンダエアクラフト(HACI)が開発したビジネスジェット機だ。

 従来ビジネスジェット機と言えば、胴体後部にエンジンを搭載するのがセオリーとなっていたが、ホンダはまさにホンダらしい革新的な手法で、エンジンを主翼の上に搭載することに成功した。

 実は胴体後部にエンジンを搭載すると、キャビンスペースが侵食されるという問題点があったのだが、翼の上にエンジンを乗せる方式は空力設計が難しく、これまで例外的な事例しか存在しなかった。