4月23日、ホンダが米国で開発・製造してきた小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」(写真)が、日本上空を初飛行し、羽田空港に着陸した(2015年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 23日 ロイター] - ホンダ<7267.T>が米国で開発・製造してきた小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」が23日、日本の空を初飛行し、羽田空港に着陸した。創業者の故・本田宗一郎氏が航空機への参入を宣言した1962年から半世紀以上の時を経て、夢が実現した。

伊東孝紳社長は同日の会見で、創業者の夢を「ようやく実現できた」と語り、「非常に大きなステップ。ようやく空に夢が広がったという意味では象徴的な日」とコメント。ホンダジェットは「性能、快適性で新しいスタンダードを切り開く自信作」であり、「パーソナルモビリティーの可能性をこれからも広げる」と述べた。

同社は1986年より航空機の研究に着手。ホンダジェットは1997年から本格的に開発を開始した。今月25日から5月4日にかけて仙台、神戸、熊本、岡山、成田の国内5カ所で一般向けにお披露目する。5月19日からスイス・ジュネーブで開催される欧州最大のビジネス航空ショーにも出展。欧州各国で営業活動を展開する。

価格は450万ドル(約5億4000万円)。すでに欧米では富裕層や経営者を中心に100機以上の受注が入っている。規制などの関係上、国内での販売は未定だが、将来的には事業化を検討する。