FAAの型式証明を間もなく取得するホンダジェット=15年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 本田技研工業(7267)の米国子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は現地時間11月17日、小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」の進捗について、FAA(米国連邦航空局)の型式証明を間もなく取得すると発表した。

 同社の藤野道格社長が、ラスベガスで19日まで開催中のビジネスジェット展示会「NBAA(ナショナル・ビジネス・アビエーション・アソシエーション・コンベンション・アンド・エキシビション)2015」で報告した。現在、機体と搭載装置の「機能・信頼性飛行試験(F&R)」が最終段階を迎え、今週中には試験を終了する見込み。その後、型式証明を取得するという。

 FAAによる試験は、米国内31州の54空港で実施。さまざまな運航条件下での離陸・巡航・着陸試験、飛行中のシステムの故障シミュレーション、高温、低温、高湿度など各種環境下での飛行試験、計器着陸試験を重ねている。

 これらの試験を含め、ホンダジェットの試験は米国内70カ所で実施。試験時間は3000時間を超えるという。

 ホンダジェットは2015年4月から、米国以外での公開は初めてとなるワールドツアーを実施。日本を含む13カ国に飛来するもので、量産16号機(登録番号N420HE)が4月23日、羽田空港に到着した。25日に羽田空港の格納庫でメディア向けに公開後、25日に仙台空港、26日に神戸空港、29日に熊本空港、5月2日から3日までは岡山市の岡南飛行場で、4日には成田空港でデモ飛行や見学会を実施し、空港を訪れた多くの人を魅了した。