【ワシントン西田進一郎】米海兵隊は7月31日、敵のレーダーに探知されにくい性能や高度な電子戦能力を備えた最新鋭ステルス戦闘機F35のうち、海兵隊仕様「F35B」の10機が初期運用能力(IOC)を獲得したと発表した。実戦配備が可能になったことを意味する。配備先のアリゾナ州ユマの飛行隊は2017年に米軍岩国基地(山口県岩国市)に展開する予定で、岩国基地が初の実戦配備先となる見通しだ。

 F35は、空軍仕様のF35A▽海兵隊仕様のF35B▽海軍仕様のF35C--の3種類の開発が進められてきた。F35Bは、この中で最初に実戦配備されることになった。一方、F35Aは16年秋、F35Cは18年中のIOC獲得を見越している。日本政府は、航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)としてF35Aを42機購入する計画で、第1陣として17年3月末までに4機を受け取る予定だ。

 次期統合参謀本部議長に就任するダンフォード海兵隊総司令官は声明で、ステルス能力を持つ最新鋭のF35が「米軍の戦い方、勝ち方を変える」と意義を強調した。