777-9X(左)と777-8Xのイメージイラスト(ボーイング提供)

 ボーイングは現地時間12月16日、777Xの製造工場をセントルイスで着工したと発表した。広さは36万7000平方フィート(約3万4100平方メートル)で、完成予定は2016年。

 新工場は現在、セントルイスにあるボーイングのツーリングセンターを拡張して建設。複合材を積層した後に高温高圧で焼き固めるオートクレーブ(複合材硬化炉)は6基設置する。新工場では尾翼部品や豪メルボルンのボーイング・エアロストラクチャーズ・オーストラリア(BAA)などで設計した複合材主翼の一部を製造。部品はワシントン州エバレットに運ばれ、組み立てられる。

 777Xの生産開始は2017年、初号機の引き渡しは2020年を予定。3クラスの標準座席数は777-8Xが350席、777-9Xが400席、航続距離は777-8Xが9300海里(1万7220キロメートル)以上、777-9Xが8200海里(1万5185キロメートル)以上を計画している。

 現在、エミレーツ航空(UAE/EK)やカタール航空(QTR/QR)など、航空会社6社から300機を受注。日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が、777-9Xを777-300ERの後継機として20機を7月に正式発注した。