エンジントラブルで福岡空港に着陸した全日空機=福岡市博多区で2015年11月29日午後6時12分、野田武撮影

 29日午後5時25分ごろ、福岡空港を離陸した羽田行き全日空264便(ボーイング777-200型)で、左エンジンの不具合を示すランプが点灯した。同機は左エンジンを停止し、右エンジンだけで引き返し、約20分後に福岡空港に緊急着陸した。乗員乗客計387人にけがはなかった。乗客が左翼側で「爆発音を聞いた」「火炎を見た」などと証言しており、全日空が原因などを調べている。

 全日空によると、同機は左右の翼に一つずつエンジンがある。左エンジンの排気熱が異常に高まったことを示すランプが点灯したため、機長が左エンジンを停止し、引き返した。緊急着陸により福岡空港は6分間閉鎖され、後続の発着便20本に遅れが出た。

 乗客で機体の中央付近にいた東京都杉並区の会社員女性(28)は「『ドン』という爆発音の後、左翼付近から一瞬炎みたいなものが見えた。機体が燃えてしまうのではないかと思い、怖かった」。別の男性乗客(48)も「離陸して5、6分ぐらいでドンドンと音がして衝撃がきた。機体が不安定に揺れ、ただごとではないと思った」と話していた。【川上珠実、志村一也】