事故・トラブル・インシデント

2017年4月16日 (日)

777・787・A350等、航空機一般の話題・50

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:ブルーインパルスが熊本にエール - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ブルーインパルス>熊本城上空を展示飛行 6万人が歓声 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ航空ショー、6月19日開幕 P-1とMRJ出展へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:A350-1000、水浸しで走行試験 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シルク・ウェイ、737 MAXを10機発注 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイングやMRJにも。島津製作所の強みは機械加工と表面処理 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:飛行機の「オーバーブッキング」なぜ起こる? そのとき、日本の航空会社の対応は - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

ブルーインパルスが熊本にエール
ホウドウキョク 4/24(月) 7:36配信

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(写真:ホウドウキョク)

航空自衛隊のブルーインパルスが、アクロバット飛行で被災地にエールを送った。
地震からの復興支援のため実現した、ブルーインパルスの熊本での展示飛行。
メイン会場の熊本城二の丸広場には、およそ6万人の観客が集まった。
熊本での飛行は、熊本城築城400年の祝賀式典以来、実に10年ぶり。
披露された7種類のパフォーマンスの中には、復興への思いを込めた「不死鳥・フェニックスローパス」と呼ばれる演技も盛り込まれた。
ブルーインパルスは、地震で甚大な被害を受けた益城町のほか、西原村や南阿蘇村の上空も飛行し、被災地・熊本に空からエールを送った。

テレビ熊本/FNN


<ブルーインパルス>熊本城上空を展示飛行 6万人が歓声
毎日新聞 4/23(日) 21:32配信

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地震からの復興を祈念しての飛行で、熊本城上空に円を描くブルーインパルス=熊本市中央区で2017年4月23日午前11時21分、津村豊和撮影

 航空自衛隊の曲技飛行隊「ブルーインパルス」が23日、熊本城(熊本市中央区)の上空を展示飛行した。熊本地震で被災した熊本城の現状などを全国に伝える目的。6機が約30分間にわたって円やハート形などの航跡を快晴の空に描くと、熊本城二の丸広場に集まった約6万人から歓声が上がった。

【写真】地震復興を祈念して熊本城上空を飛行するブルーインパルス

 家族4人で観覧した熊本市北区の松本晃典(あきのり)さん(31)は、熊本地震で勤務先の病院が被災して別の病院に職場を移らざるを得なかったといい「ブルーインパルスが復興への力をくれた」と話した。

 ブルーインパルスが所属する松島基地(宮城県)は東日本大震災で被害を受けたが、同隊は九州新幹線全線開業イベントのため九州に移動していて被災を免れた。熊本県での展示飛行は、熊本城築城400年で祝賀飛行した2007年4月以来10年ぶり。【中山裕司】


パリ航空ショー、6月19日開幕 P-1とMRJ出展へ
Aviation Wire 4/19(水) 9:03配信

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15年のパリ航空ショーでデモ飛行を終えて着陸するエアバスのA380=15年6月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 パリで2年に一度開催される世界最大の航空宇宙ショー「パリ航空ショー」が、6月19日から25日までル・ブルジェ空港で開かれる。日本からは三菱航空機のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験機や、海上自衛隊の哨戒機「P-1」の出展が計画されている。

【ル・ブルジェ空港で開かれるパリ航空ショー】

 今回で52回目となるパリ航空ショーは、1909年にスタート。防衛や航空、宇宙分野を中心とする約2300社が出展し、出展総面積は32万4000平方メートル、企業が重要顧客などをもてなすシャレー(山小屋の意)は330棟、出展航空機は150機にのぼり、会期中の来場者数は業界関係者が15万人、一般は20万人を見込んでいる。

 フランスの大統領や首相をはじめとする、各国政府などの公式視察団は300団体を予定。日本も防衛省が機体を初出展することから、稲田朋美防衛大臣の視察が検討されている。

 日本からは防衛省のほか、三菱航空機や重工各社などが加盟する一般社団法人・日本航空宇宙工業会(SJAC)、東京都、グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ(GNI)、石川県産業創出支援機構などが出展。GIFAS(フランス航空宇宙工業会)のギィ・ボノー日本代表は、「P-1やMRJが出展されるだろう」と、日本からの実機展示に期待を寄せた。

 パリ航空ショーは奇数年開催で、偶数年はロンドン近郊でファンボロー航空ショーが開催され、1年のうち大きな商談は両航空ショーで発表されることが多い。しかし規模で比べると、パリの出展者数はファンボローの1.5倍、来場者数も2倍と、パリが大きく上回っている。

 フランス見本市協会によると、パリ航空ショーはほかの展示会と比べて出展料が安く、顧客満足度が高いという。このため、初出展する東京都も、キャンセル待ちでの出展となった。

 都は都内の中小企業を中心とした企業コミュニティー「TMAN(Tokyo Metropolitan Aviation Network)として出展。複合材や金属加工などを手掛ける中小企業と、海外の航空機関連メーカーとのマッチングを行う。

 GNIは、名古屋を中心に半径約100キロの経済圏「グレーター・ナゴヤ」の域内企業と、航空機関連メーカーとの連携に向けたマッチングを進めていく。

 また、三菱航空機は本紙既報の通り、MRJの飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)にローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)の塗装を施し、パリ航空ショーへ初出展する見通し(関連記事)。

 2015年に開かれた前回、主な日本関係では日本航空(JAL/JL、9201)グループの日本エアコミューター(JAC/JC)が、仏ATRのターボプロップ機ATR42-600型機を8機確定発注し、1機をオプション契約。また、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)が国内LCCとして初めてエアバスA320型機を自社購入で3機発注した。


A350-1000、水浸しで走行試験
Aviation Wire 4/18(火) 14:01配信

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水しぶきを上げて走行するA350-1000の試験機=17年4月 PHOTO: JF. Bramard, cambulle/Airbus

 エアバスはこのほど、大型機A350 XWBの長胴型となるA350-1000型機の走行試験をフランス南部で実施した。水浸しの地面を走行し、予定どおりに作動することを確認した。

【イストル空軍基地で試験に臨むA350-1000】

 フランス南部のイストル空軍基地で実施した走行試験で、水浸しの地面を時速80ノット(約148キロ)から140ノットで加速。5回繰り返し、検証した。

 A350-1000はエアバスの双発旅客機では最大の機種。エンジンはロールス・ロイス製Trent XWB-97を2基搭載している。胴体を延長したことで、標準型のA350-900よりも乗客を40人以上多く乗せることできる。主脚のタイヤは、従来の1脚あたり4本から同6本に増やした。

 エアバスでは、派生型のA350-1000は量産初号機の引き渡し開始まで、より短期間での到達を見込む。3機の飛行試験機を使って約1年間の試験を実施し、2017年末までの商業飛行開始を目指す。

 初号機(登録番号F-WMIL)は2016年11月に、3号機(F-WWXL)は今年1月に、2号機(F-WLXV)は2月に初飛行した。2号機には客室を備え、世界各地で飛行試験を実施する。

 A350-1000は3月末現在、211機の受注を獲得している。日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)が31機のA350 XWBを2013年10月7日に確定発注。A350-900が18機、A350-1000が13機で、このほかにオプションで25機を購入する。2019年にA350-900の初号機が就航する予定で、現在保有するボーイング777型機を6年程度で置き換える。


シルク・ウェイ、737 MAXを10機発注
Aviation Wire 4/18(火) 20:53配信

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シルク・ウェイが発注した737 MAX=16年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ボーイングは、アゼルバイジャンのシルク・ウェイ・エアラインズ(AZQ/ZP)から737 MAX 8を10機受注したと、現地時間4月14日に発表した。カタログ価格で総計11億ドル(約1195億8100万円)相当。ボーイングの受注実績では、これまで匿名顧客からの発注とされてきたもの。

 シルク・ウェイ・エアラインズは現在、イリューシンIL-76、IL-76TD-90の貨物型を保有。シルク・ウェイ・エアラインズを傘下に持つシルク・ウェイ・グループは、767-300Fを2機、747-400Fと747-8Fを3機ずつ保有している。

 737 MAXは3月末現在、86顧客から3703機を受注している。


ボーイングやMRJにも。島津製作所の強みは機械加工と表面処理
ニュースイッチ 4/17(月) 12:10配信

防衛が8割。民間向け開拓へ航空機メーカーとの共同研究も
 島津製作所の航空機器事業では、フライト・コントロール・システムやエア・マネジメント・システム、コックピットのヘッドアップディスプレー(HUD)などの搭載機器を中心に展開している。売上高比率は防衛関連が80%、民間航空機関連が20%となっており民間部門の割合が低い。今後の市場規模、成長性を考えると民間分野の比率を高めることが航空機器事業の成長に欠かせない。

 民間航空機向けは、油圧、電動系のアクチュエーター、これらに関係する機械部品を手がけている。例えば、「ボーイング747―8」の高揚力装置を製造している。これは翼のフラップを動かすアクチュエーターで、翼の形状を変化させて飛行機の着陸時に揚力を増やす役割があり、低速での滑走路への進入が可能になる。同社とは1次請けや2次請けとなるケースがある。

 生産、修理は京都本社・三条工場と米国のシマヅプレシジョンインスツルメンツ(SPI、カリフォルニア州)で行っている。SPIは米ハネウエル向け製品と米ボーイングの一部製品の組み立て、修理、修理部品の販売を行っている。SPIでは部材の表面処理の設備を導入中だ。航空機部品は耐食性を求められ、複数回表面処理が行われる。今後は機械加工と表面処理を手がけて強みを出し民間分野の受注を伸ばす。

 航空機部品は軽さと強度が必要で、薄く、硬く、粘りがある材料を使うため加工も難しくなる。「MRJ」に採用されているラック&ピニオンという部品は、変形を見越し加工する必要があり難易度は高いが、ギアの加工は強みでもある。「生産できるのは、グローバルでも3―4社しかない」(安藤修専務執行役員航空機器事業部長)という。

 航空機メーカーは仕様を出し、設計から外部に任せる部品がある。こうした受注をするためにも航空機部品の設計力を高める必要がある。また部品受注にも設計図面を読む力、工程管理、製造技術が必要になり日常の積み重ねが欠かせない。新たな機種の受注に関わるには「10年以上先の航空機を見越して、航空機メーカーとの共同研究も重要になる」(同)という。

<取材メモ>
 島津製作所の航空機器事業の始まりは1936年(昭11)にさかのぼる。航空機器事業部設立からでも60年の歴史がある。ボーイングには76年に初納入し長い実績もある。航空機器事業の16年3月期の売上高は288億円。同社の航空分野が伸びることで、中小企業が加工の一部を担うなど航空機器分野への参入できる可能性も高まる。国内の航空機器産業の裾野の拡大にもつながる。


飛行機の「オーバーブッキング」なぜ起こる? そのとき、日本の航空会社の対応は
乗りものニュース 4/16(日) 7:00配信

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ANA国内線のボーイング737-800は約170席、ボーイング777-200は約400席ある(2016年3月、恵 知仁撮影)。

「公共交通機関」である飛行機、そのための「オーバーブッキング」
 飛行機を予約しているのに、当日空港に行ってみると満席で搭乗できない、という場合があります。

【写真】オーバーブッキング時、空港に現れた「ご案内」、その内容は?

 航空会社が意図的に所定の座席数よりも多く予約を受け付けているためで、「オーバーブッキング」と呼ばれます。それをする理由について、ANA(全日空)に聞きました。

――なぜ席数より多く予約を受け付けるのでしょうか?

 公共交通機関として、当該便でより多くのお客様にサ-ビスをご提供するためです。便の予約をしていても当日、空港へお越しにならない方がいらっしゃいます。たとえば100席あるうち90人しか集まらなければ、その便にはあと10人乗れたわけです。過去の統計から、特定の曜日や便において数名のお客様がお越しにならない可能性が高いとわかっていながら、その座席を空席で運航することは、「公共交通機関」として、お客様の利便性にそむくことになると考えます。

 また、たとえば100席のところ90席では計算上、ひとりあたりの運賃が高くなります。より多くの座席をご利用いただくことにより、より低価格な運賃を設定することも可能になるのです。

――席数に対しどのくらい予約を受け付けるか、どう見極めているのでしょうか?

 路線によっても、曜日や時間によっても異なります。たとえば、1日1便しかないような離島の便で、当日になって乗れないことがあっては、お客様にご納得いただけません。ある程度の便数があり、次の便にご案内しやすい路線などで設定しています。

オーバーブッキング発生時、ANAはどう対応? 「協力マイル」もらえることも
――オーバーブッキングが発生したとき、どのような対応をするのでしょうか?

 当社(ANA)では、オーバーブッキングが発生した場合に、自主的に便の変更へご協力いただけるお客様を募る「フレックストラベラー制度」を設けています。ご協力いただけるお客様には、所定の「協力金」をお支払いしたうえで、当日の別便あるいは翌日の便、もしくはほかの航空会社の便や、新幹線などの代替交通手段に振り替えていただきます。航空券の払戻しをご希望の場合も同様で、手数料も不要です。代替の交通手段でご旅行いただいたとしても、目的地までは必ずお運びします。代替の交通費や宿泊費はすべて、当方で負担します。

――オーバーブッキングは実際、どのくらい発生するのでしょうか?

 たとえば2016年4月から6月のあいだ、当社では958席分のオーバーブッキングがあり、うち793名のお客様が、自主的に振り替えへ応じて下さいました。

――自主的に応じてくれる人がいなかった場合、どうなるのでしょうか?

 搭乗ゲートでご協力を募る案内を掲示し、お客様にご納得いただけるまで、誠心誠意、お願いをしています。

※ ※ ※

 ちなみにANAの「協力金」は、代替交通手段への振り替えが当日であれば1万円で、翌日以降であれば2万円。「ANAマイレージクラブ」会員は、あらかじめ「AMCフレックスパートナー」に登録しておくと、「協力金」の代わりに「協力マイル」で受け取ることもでき、この場合は当日で7500マイル、翌日以降で1万5000マイルです。こうした「フレックストラベラー制度」は、JAL(日本航空)などでも設けられています。

2017年4月 1日 (土)

777・787・A350等、航空機一般の話題・49

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:セントレア、ペインフィールド空港と提携 787日米ゆかりの地 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米国>最新鋭ステルス戦闘機を欧州に試験配備 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:在日米軍、有事備える=F35Bや特殊作戦機―政府、空母動向注視も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバス、ベルーガXLの大型部品到着 仏トゥールーズ工場 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ナブテスコと日本飛行機、ボーイング・サプライヤー・オブ・ザ・イヤー2016受賞 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:1020社が集結する「名古屋 ものづくり ワールド 2017」で見た日本の航空機産業 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:デルタ、ホノルル/グアム/パラオ線で6月末まで期間限定特別運賃を設定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、737-800をBOCアビエーションからリース MRJつなぎの一部 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「零戦」米本土の空に 日本人操縦で初飛行か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:歴史上もっとも重要な航空機 8選 “PART 2“ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JAL、国交省に定員オーバー防止策 本人確認の徹底 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:残骸から復元の「零戦」飛ぶ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヴァイサラの冬季気象観測技術、エミレーツ航空が評価開始 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「行ってよかった」ナンバーワン、JAL工場見学に密着…親子22組が体験 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国防総省、F35購入で最低5%のコスト削減求める=関係筋 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、787旅客機に金属3Dプリンター部品を採用 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:歴史上もっとも重要な航空機 7選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ターキッシュエア、米国行きで無料Wi-Fi 電子機器の持ち込み制限で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバス、A350-1000の騒音試験 離着陸時、スペイン南部で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:787最大の機体、チャールストン舞う 特集・ボーイング787-10初飛行(離陸編) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、17年1-3月期納入169機、受注213機 737 MAXは97機受注 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバス、17年1-3月期納入136機、受注26機 A350は13機納入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、MRJ遅延で737つなぎ導入 リースで4機、旧型機置き換え - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、B737―800型機4機リースへ 5度目のMRJ納期遅れで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバス、A380に新客室オプション 階段変更で座席増、575席に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国が台湾にF35売却か 国防省幹部「正式な情報ない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ジャムコ、787向けビジネスクラスシート開発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、最新鋭機種「787―10」初飛行に成功 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中部空港、LCCターミナル17年度内着工 年間450万人計画 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバス「A350」、日本就航相次ぐ。長距離線軸に導入拡大 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング「787-10」、サウスカロライナにて初飛行を実施 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:スカイマークが破綻から急復活できた舞台裏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、787-10の初飛行成功 超長胴型、ANAも発注 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日航機、那覇に2度引き返す…計測装置不具合で - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

セントレア、ペインフィールド空港と提携 787日米ゆかりの地
Aviation Wire 4/15(土) 12:19配信

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ペインフィールド空港と提携するセントレア=15年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社は4月14日、シアトル近郊のペインフィールド空港を運営するワシントン州スノホミッシュ郡と、空港運営などに関する覚書を締結した。

 ペインフィールド空港は1936年に開港。ボーイング787型機の製造拠点であるエバレット工場に隣接し、3本の滑走路を運用している。中部地域で生産された787の主要部位を搭載し、セントレアから出発する専用貨物機「ドリームリフター」の目的地のひとつとなっている。

 セントレアに2018年夏にオープンする商業施設「FLIGHT OF DREAMS」に屋内展示される787の飛行試験初号機「ZA001」(登録番号N787BA)が、2009年に初飛行した空港としても知られている。

 両空港では、空港運営の情報・意見交換、事業に対する相互支援を行っていく。


<米国>最新鋭ステルス戦闘機を欧州に試験配備
毎日新聞 4/15(土) 10:03配信

 【ワシントン会川晴之】米国防総省は14日、最新鋭ステルス戦闘機F35Aを欧州に訓練のため試験配備すると発表した。空軍仕様のF35Aの海外展開はこれが初めて。F35の海外展開は、今年1月に垂直離着陸型のF35Bを在日米軍岩国基地(山口県岩国市)に配備したのに続き2地域目となる。

 米軍は、F35Aを欧州、アジア・太平洋地域の双方に早期配備する計画を進めている。国防総省によると、週内に数機のF35Aを派遣し、数週間、在欧米軍や北大西洋条約機構(NATO)軍と合同訓練を実施する。正式配備は2020年代初頭を目標にしている。


在日米軍、有事備える=F35Bや特殊作戦機―政府、空母動向注視も
時事通信 4/14(金) 18:44配信

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米軍嘉手納基地で行われた有事に航空戦力を一斉に出撃させる訓練。戦闘機だけでなく、早期警戒管制機や空中給油機、戦闘員の救助任務に就くヘリコプターも発進態勢を取った=12日、嘉手納基地(米空軍提供)

 米軍が北朝鮮に軍事力を行使する場合に、出撃や後方支援の拠点になる在日米軍基地では、有事を想定したとみられる動きが出ている。

〔写真特集〕ステルス戦闘機 F35

 岩国基地(山口県岩国市)では海兵隊のF35B最新鋭ステルス戦闘機が爆弾の搭載訓練を、嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)では戦闘機などが一斉に出撃態勢を取る訓練を14日までに行った。

 米海軍によると、太平洋では横須賀基地(神奈川県)を拠点にする米第7艦隊の管轄エリアで展開中の空母カール・ビンソンとは別に、空母ニミッツが航行中。政府関係者は「カール・ビンソンに加えて、複数の空母が日本近海に追加派遣される事態になれば、米国が軍事行動を取る可能性が高まる」と話した。

 海兵隊によると、岩国基地では6日、F35が精密誘導爆弾を搭載する訓練を行った。F35に詳しい航空評論家の青木謙知さんは、海兵隊が公開した画像から「『GBU32』と呼ばれる重さ約1000ポンド(約450キロ)の精密誘導爆弾の模擬弾を使った訓練だろう。誘導装置は実弾と同じものが装着されている」と話す。

 嘉手納基地では12日、航空戦力を一斉に出撃させる訓練が行われ、所属の戦闘機や早期警戒管制機などが滑走路にずらりと並び、発進態勢を取った。同基地の空軍特殊作戦群は昨年10月、敵地に部隊を運ぶ輸送機「MC130コンバット・タロン」を韓国に派遣し、訓練をしている。


エアバス、ベルーガXLの大型部品到着 仏トゥールーズ工場
Aviation Wire 4/14(金) 16:06配信

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スペインの工場から仏トゥールーズの最終組立工場に到着したベルーガXL用の大型部品=17年4月 PHOTO: F. Lancelot, Master Films/Airbus

 エアバスは現地時間4月12日、パーツ輸送を担う次世代大型輸送機「Beluga XL(ベルーガXL)」に使用する大型部品が仏トゥールーズの最終組立工場に到着したと発表した。今後組立を進め、2018年の初飛行、2019年の運用開始を目指す。

 到着したのは側面用2つ、中央用1つの後部用パネルで、スペイン北東部ベランテビリャの工場から陸送した。

 ベルーガXLは、現行のA300をベースとする大型輸送機A300-600ST「ベルーガ」の後継機。A350 XWBファミリーの増産に伴い、2014年11月に開発が発表された。A330-200F貨物機をベースに5機製造する。コンポーネントや機器は既存のものを再利用するが、コックピットや貨物室などは新規開発となる。

 機体の中核部分は、A330-200Fの構造部分を補強して使用。2016年12月に機首や尾翼がない状態で組み立てられ、胴体と主翼の結合まで終えた。今年は胴体と機首や尾翼を結合させる。結合作業は、仏トゥールーズのブラニャック空港に隣接するエアバスの第2セクションL34ビル内で行われる。

 エアバスは2015年12月に初号機の製造を開始。スペイン工場で最初の「メタルカット」が行われ、後部胴体の製造を始めた。機体の各部位を統合するプロセスは18カ月で、最初の12カ月間で機体を完成させて機械的・電気的なシステムを取り付ける。残り6カ月間は機体を第2ステーションへ移し、地上試験とエンジンの取付を行う。エンジンは現行のベルーガは米GE製CF6だったが、英ロールス・ロイス製トレント700を選定した。

 ベルーガXLは、現行機より輸送力を30%向上させ、A350の主翼を2つ同時に運べるようにする。機体断面は1メートル広くなり、ペイロードも12%増える。既存のベルーガは新型機と順次入れ替え、2025年までに全機が退役する見通し。

 A350は3月末現在、821機を受注。このうち標準型のA350-900が602機でもっとも多く、長胴型のA350-1000が211機、開発中止となる短胴型のA350-800が8機となっている。

 量産初号機となるカタール航空(QTR/QR)向けのA350-900(登録番号A7-ALA)は、2014年10月2日にロールアウトし、同月16日に初飛行。同年12月22日にカタール航空へ引き渡した。11月末までにA350-900が49機引き渡されている。2016年11月24日に飛行試験初号機(F-WMIL)が初飛行したA350-1000は、2017年末までの商業飛行開始を目指す。

 日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)が31機のA350を2013年10月7日に確定発注。A350-900が18機、A350-1000が13機で、このほかにオプションで25機を購入する。2019年にA350-900の初号機が就航する予定で、現在保有するボーイング777型機を6年程度で置き換える。


ナブテスコと日本飛行機、ボーイング・サプライヤー・オブ・ザ・イヤー2016受賞
Aviation Wire 4/14(金) 10:11配信

 ボーイングは現地時間4月12日(日本時間13日)、2016年の「サプライヤー・オブ・ザ・イヤー」に13社を選出し、日本企業ではナブテスコ(6268)と日本飛行機が選ばれた。ナブテスコは2年連続の選出となった。

 ナブテスコは、環境賞を受賞。法令に準拠した測定可能な環境プログラムと環境保全を推進する社風の下、実現したリーダーシップ、傑出した業績、優れた協力関係が評価された。

 ナブテスコは、フライト・コントロール・アクチュエーション・システム(操縦制御システム)を手掛け、2015年3月には次世代大型機777X向けの同システムを受注している。

 日飛は、コラボレーション賞を受賞。革新、プロセス・製品改良の分野でボーイングと協力し、共通目標を達成した点が評価された。

 川崎重工業(7012)グループの日飛は、1979年に767のインスパーリブを製造開始し、777の前脚扉/インスパーリブ、747-8の主脚扉/アウトボード・フラップ/胴体フレームの製造を担当している。

 サプライヤー・オブ・ザ・イヤーはサプライヤーごとに品質や納期、納入後のアフターケア、価格、顧客ニーズへの対応力などを総合評価し、選定している。

 ボーイングは世界48カ国、1万3000社以上の企業から、年間600億ドル(約6兆5500億円)以上の製品やサービスを購入している。2016年はボーイングの製品コストのうち、サプライヤーが供給するコンポーネントや組立済み部品が、約65%を占めた。


1020社が集結する「名古屋 ものづくり ワールド 2017」で見た日本の航空機産業
Impress Watch 4/13(木) 23:17配信

 4月12~14日の3日間にわたり、愛知県のポートメッセなごやで「名古屋 ものづくり ワールド 2017」が開催されている。ものづくりに関わる4つの技術展示会が集結したもので、ポートメッセなごやにある3つの展示館をすべて使い、「第2回 名古屋 機械要素技術展」「第2回 名古屋 設計・製造ソリューション展」「第1回 名古屋 工場設備・備品展」「第1回 名古屋 航空・宇宙機器開発展」がそれぞれ開かれている。

【この記事に関する別の画像を見る】

 ここでは、同展示会の講演会場で行なわれた、経済産業省と川崎重工業による航空機産業に関する特別講演の内容についてお届けする。

■伸張する航空機産業の、高い参入障壁。クリアの鍵は「クラスター」

「航空機産業の今後の展望と経済産業省の施策について」というタイトルで最初の特別講演を務めたのは、経済産業省の北廣雅之氏。肩書きは「製造産業局 航空機武器宇宙産業課 航空機部品・素材産業室 室長」ということで、民間航空機やロケットの“ものづくり”に精通した人物だ。

 同氏が講演で訴えたのは、今後も大きな成長が見込まれる航空機産業において、日本の企業が製造に関わる割合を今以上に増やすべきであり、そのための“ものづくり”を手がける企業、人材の育成が急務である、というもの。同氏によれば、昨今は世界的に民間航空機の需要が急速に伸びてきており、旅客需要は年率5%の割合で増加。現在世界に2万機ある旅客機が、今後20年間で3万機以上に拡大する見通しだとしている。

 こうしたなかで、特にボーイングのような代表的な航空機メーカーにおいては、国内外の企業が多数関わる国際共同開発が盛んになってきている。例えば日本は、ボーイングの航空機製造に対する部品の寄与率が約35%と高く、日本企業からの部品調達額も2008年におよそ10億ドルだったのが、2015年には53億ドルに拡大するなど、著しい成長を見せている。

 ところが、国ごとの航空機関連の産業規模は、日本は米国の10分の1以下、欧州各国と比較しても数分の1程度で、日本国内の自動車産業と比較しても30分の1ほどと極めて低いのが実情だ。需要は見込めるが、その産業を担う日本企業が少なく、これをいかにして増やしていくかが大きな課題となっている。そこで、同氏は各事業分野におけるいくつかの具体的な動きや施策を紹介した。

 1つは「完成機事業」において、三菱航空機が手がけるリージョナルジェット「MRJ」がすでに世界から447機の受注を獲得している、という国内企業の動き。YS-11以来半世紀ぶりの国産旅客機開発は、リージョナルジェット市場を「ブラジルの航空会社であるエンブラエル社と二分する」だろうと同氏は期待をかける。

 次に、着実な成長を続けている「機体構造」と「エンジン」分野。これらは国際共同開発が進み、機体については日本企業の参加比率がボーイング 787型機で35%、ボーイング 777X型機で21%となっている。また、エンジンはボーイング 787型機が15%、ボーイング 777X型機が10.5%という状況だ。

 一方、「装備品」分野はまだ開拓の余地がある。内装品を手がけるジャムコ、着陸脚のシステムを製造する住友精密工業、飛行制御システムのナプテスコなどが、リージョナルジェットや大型旅客機の製造にすでに関わっている。しかしながら、航空機全体の価値から見て、その4割ほどを占めるとされている装備品には、これから参入しても少なくないチャンスがあると見ている。炭素繊維複合材やセラミックス基複合材、各種合金など航空機材料の分野も同様の状況となっている。

 とはいえ、企業の自助努力だけに頼りきりというわけではなく、国としても、政府間レベルの国際協力を推し進めてきている。同氏は、2013年6月に署名した日仏民間航空機協力と、日EU民間航空機共同研究協力、2014年11月からたびたびミーティングを開いている日加民間航空機協力を具体的な施策として挙げた。

 エアバスも日本企業との国際共同開発を望んでいると伝えられており、客室の設計技術、3Dプリンタの活用、ロボットによる自動組立といった部分でニーズが高いとしている。最近はLCCの登場によって、整備・修理・オーバーホールの外注化が徐々に進んでおり、そうしたMRO(Maintenance Repair and Overhaul)ビジネスが拡大しつつあることも報告した。

 企業が持つ高い技術力に対するニーズは高いものの、「優秀な人材を確保するのが難しくなってきている」というリソース面での課題もある。これについては、航空関係団体や関係省庁が協力して「Skyworks」というWebサイトを立ち上げ、パイロット、航空整備士、航空製造技術者になるための若者向けの情報提供を行なっている。

 航空機産業への参入の難しさは、人材だけの問題ではない。例えば、航空機に使用される部品には極めて高い安全性が求められるため、必然的に初期投資が高くなるうえに、一定した品質レベルを保証するため、生産時のトレーサビリティを確保しなければならない。一度開発したものについては、その後20年、30年にわたって供給責任が発生し、各種認証の取得も必要だ。航空機メーカーは海外企業が多いため、外国語でのコミュニケーション能力も求められる。

 航空機産業にはそういった高い参入障壁があるわけだが、中小企業単独では困難でも、複数の企業が集まれば可能になることもある。国内には、複数の企業からなる事業協同組合とした「航空機産業クラスター」を形成する動きが活発化しており、例えば三重県松阪市では、航空機部品メーカー10社が「松阪部品クラスター」を2015年に発足。一括受注、一貫生産体制を構築し、生産リードタイムの大幅な短縮につなげているという。

 政府も、航空宇宙産業の部品製造に必要とされる「JISQ9100」や「Nadcap」といった品質マネジメント認証の取得を支援するため、情報収集やその提供、取得時の参考になるガイドブックの作成を行なっている。また、大手製造会社と中小企業とのビジネスマッチングの仕組みを用意しているほか、非破壊検査員の育成のため、2017年度中に国内に養成機関などを設ける計画もある。

 自治体によっては認証取得にかかる費用の助成などを実施しているところもあるとし、会場に集まった関係者に積極的な航空産業への参入検討を呼びかけた。

■ボーイング 787、ボーイング 777Xの部品を製造する川重の技術

 次に登壇した川崎重工業の石川主典氏は、「川崎重工業における航空機製造」と題して同社の現在の航空機製造体制について解説した。

 同社は現在、主に自衛隊向けの輸送機、哨戒機と、旅客機の部品製造を行なっている。生産拠点は、名古屋港にある名古屋第一、第二工場の2つと、岐阜工場の計3カ所。名古屋の工場はボーイング 787-8型機、787-9型機、787-10型機の複合材部品の製造・組み立てなどを行ない、ボーイング 777X型機の部品組み立て用の工場も新設したばかり。

 同社の製造担当箇所は、787型機が主翼前方の胴体の一部(前胴部)、主翼固定後縁部、主脚格納部。777X型機が前胴部と中胴部、貨物扉、主脚格納部、後部圧力隔壁となっている。

 このうち、胴体部については、複合材による一体成形を可能にするため、6×15m(直径×長さ)、約72トンという超大型の成形型が用いられる。自重たわみが0.5mm以下、形状精度が±0.1mmという高い精度を誇り、熱膨張も極小に抑えられたもので、これに自動積層機を利用して複合材を高速に積層し、オートクレーブによる熱硬化を行ない、成形型を取り外すと輪切りにしたような巨大で精密な胴体部ができあがる。さらにトリム・ドリル加工によって窓など必要な穴開けを行なった後、高精度NC制御による完全自動の非破壊検査で品質を確認、オートリベッターによる組み立てへと進んでいく。

 777X型機においては、ボーイングが最終組立ラインを“革新的に変更”してコストダウンを図っていることにより、川崎重工業が新設した777X型機用の組立工場でも、“治工具レス”やロボットなどによる“自動化”を進めた新たな技術開発に注力しているという。

 特に現在取り組んでいる「生産性向上に向けた改善活動」として挙げたのが、「Kawasaki Production System(KPS)」というもの。元は同社の二輪事業などを手がける「モーターサイクル&エンジンカンパニー」で誕生した製造工程管理の仕組みで、「作業標準の設定→問題点抽出→改善→改善結果の標準化」というサイクルを回しながら精度を高めていくものだ。

 しかしながら、生産リードタイムが長く、求められる仕様が厳密なうえに、多品種少量生産という航空機部品の製造現場には、KPSはなじみにくい手法でもある。そのため、1カ所の職場で数万行におよぶ細分化された工程のデータベースを作成し、そのデータベースから作業者全員の日々の「生産管理板」を作成する仕組みを構築した。各作業ごとの目標時間と実績時間を記録し、差異があった場合は理由も記述して、目標時間に到達できるよう改善していく。これにより、想定される習熟曲線より低い工数低減を実現したという。

 今後は、ビッグデータやICT/IoTを活用した「スマートファクトリー構想」も推し進めていくと同氏。RFIDやカラーコードによる部品の個体識別を可能にし、設備の稼働データを収集して稼働率の向上を図る。さらには生産管理板をデジタル化することで、作業指示やリアルタイムの生産実績情報の収集を実現し、それらビッグデータをもとにした分析と全体最適化を目指す、とした。


デルタ、ホノルル/グアム/パラオ線で6月末まで期間限定特別運賃を設定
Impress Watch 4/13(木) 14:37配信

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写真:Impress Watch

 デルタ航空は4月12日、日本発のホノルル、グアム、パラオ行きリゾート路線で期間限定の特別運賃を設定したことを発表した。対象期間は、一部をのぞいた6月末日まで。

路線ごとの特別運賃(燃油サーチャージ、諸税込)

成田~ホノルル線
旅行期間:6月30日まで
平日往復運賃:エコノミークラス「メインキャビン」6万4560円、ビジネスクラス「デルタ・ワン」15万5560円

関空(大阪)~ホノルル線
旅行期間:6月30日まで
平日往復運賃:エコノミークラス「メインキャビン」7万2560円、ビジネスクラス「デルタ・ワン」19万7560円

セントレア(名古屋)~ホノルル線
旅行期間:6月30日まで
平日往復運賃:エコノミークラス「メインキャビン」7万7560円、ビジネスクラス「デルタ・ワン」19万7560円

成田~グアム線
旅行期間:6月30日まで
平日往復運賃:エコノミークラス「メインキャビン」3万4430円~4万8430円

成田~パラオ線
旅行期間:5月31日まで
平日往復運賃:エコノミークラス「メインキャビン」5万7610円

 なお、ホノルル線の4月25日から5月4日、グアム線の4月28日から5月3日、パラオ線の4月8日から5月4日、以上の期間の日本出発便は特別割引対象外となる。

 デルタ航空は日本人旅行者向けのリゾート路線に力を入れており、成田、関空、セントレア、福岡からホノルル、成田からグアム、サイパン、パラオ各島へ定期直行便を運航している。ホノルル路線の使用機材はボーイング 747-400型機とボーイング 767-300ER型機、グアム、サイパン、パラオの短距離リゾート路線はボーイング 757-200型機。すべての機材で機内Wi-Fiサービス(一部有料)を利用できる。


ANA、737-800をBOCアビエーションからリース MRJつなぎの一部
Aviation Wire 4/13(木) 11:07配信

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ANAの737-800=14年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)などを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、ボーイング737-800型機をBOCアビエーションからリースで調達する。

 BOCアビエーションはシンガポールを拠点とする航空機リース会社で、中国銀行の子会社。ANAHDは、納入が遅れている三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」のつなぎとして、737-800の新造機4機をリース導入する。このうち、2機がBOCアビエーションの機材となり、2018年後半に受領する。

 ANAHDは、グループで地方路線を担う傘下のANAウイングス(AKX/EH)が運航するボーイング737-500型機(1クラス126席)を中心に、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」への置き換えを計画。3月29日現在、ANAHDは737-500を17機保有している。

 MRJの納入遅延を受け、ANAHDは2016年6月に、カナダのボンバルディアが製造するターボプロップ(プロペラ)機のDHC-8-Q400型機(1クラス74席)を、代替機として3機発注済み。1995年3月から導入を始めた737-500の経年化が進んでいることから、737-800をMRJの代替機として導入する。

 ANAは3月29日現在、737-800を36機保有しており、すべて国内線で運航。座席数は2クラス167席(プレミアム8席、普通席159席)となっている。


「零戦」米本土の空に 日本人操縦で初飛行か
産経新聞 4/13(木) 7:55配信

 【ロサンゼルス=中村将】米カリフォルニア州サンバーナディーノ郡のチノ空港で11日、ロサンゼルス近郊に住む飛行教官、柳田一昭さん(66)が零戦22型の訓練飛行を成功させた。零戦に詳しい航空ジャーナリストの藤森篤氏は「知る限りでは戦後、米国で零戦を操縦した日本人はいない」としており、“初飛行”の可能性がある。

 ブルルルッ。機首のプロペラが独特の機械音をたてて回転する。ゆっくりと滑走路を走り始めた。しなやかに速度を上げていき、ふわっと機体が浮かぶと、一気に高度を上げていった。

 柳田さんは同日午後、零戦の操縦ライセンスを取得するための訓練として、チノ空港から約1時間のフライトを行った。

 この零戦は戦後、パプアニューギニアで墜落しているのがみつかった。米国人が残骸や部品を集めて米国に持ち帰り、その後ロシアで設計図を基に修理した。ロシアに持ち込まれた背景には、ソ連(当時)が崩壊し、仕事を失った軍需産業従事者らが低価格でも修理・修復を請け負っていたという事情があったという。

 エンジンはオリジナルではないが、それ以外はほぼ当時の零戦と同じで、柳田さんがメンテナンスを担当。オーナーの了解を得て、訓練飛行が実現した。

 22型は三菱重工業製で、先の大戦で日本軍と連合軍が激しい戦闘を繰り広げたソロモン諸島の戦いの中盤ごろから投入された。訓練飛行を終えた柳田さんは「楽しめた。噂通り操縦性能の高さを実感できた。長年の夢だった」と語った。近く、ライセンス取得の試験を受けるという。

 米国には現在、飛行可能な零戦が、カリフォルニア州3機、ワシントン州1機、サウスダコタ州1機の計5機あり、航空ショーなどで飛行することがある。


歴史上もっとも重要な航空機 8選 “PART 2“
MEN’S+ 4/12(水) 21:10配信

 決して「絶対!」とは言えませんと前置きを入れておきましょう…。

 これから挙げる航空機たちは、長年の議論の末に我々が考えるところの、歴史上最も重要な航空機だと言えるものばかりを集めました。 
 
 ここにリストアップされたものは、航空工学のみならず人類全体の歴史に影響を与えてきたのです。今回は…、「PART 2」として、8種類の航空機をご紹介いたします。

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ロッキードC-130
 ロッキード・マーチン社が製造した、ターボプロップエンジンを4機搭載した軍用輸送機は、他のどんな軍用航空機よりも長く製造が続けられています。50年の歴史の中で、順応性と汎用性が最も高い国軍主力製品として評価を得てきました。 
 
 不良滑走路でも操作できる軍隊&カーゴ輸送用航空機として、本来設計されました。が、C-130は、対地攻撃機としてだけでなく、調査・捜索・救助の基盤や空中給油を始めとした、様々な役割を果たす航空機として活路を見出しました。この由緒ある航空機の40を超える機種は、1954年の初飛行から70カ国を超える国々に輸出されています。またC-130は、合計120万時間以上の飛行記録を保持しています。

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ダグラス DC-3
 史上初の航空機ではないですが、ダグラスDC-3は事実上、アメリカ人が考える空の旅に革命を起こした飛行機です。DC-3は、他のどんな飛行機もできなかった方法で、私たちの旅のスタイルに最もドラマティックなインパクトを与えたと言えるかもしれません。 
 
 1936年にDC-3が誕生する以前は、LAからNYまでの大陸横断飛行の際に、気が遠くなるような離着陸を15回、機体の乗り換えも2度3度は必要でした。ところが、DC-3が生まれてからは、20人もの親しい友人とともに1機に搭乗でき、ほんの3回の燃料補給と、約15時間の飛行で大陸が横断できるようになったのです。 
 
 過給機関やカンチレバー構造のメタル翼、格納式着陸装置などを含むダグラスの革新は、唯一無二の飛行体験を乗客に提供しました。第二次世界大戦中は、軍用型が広範囲に渡って使用され、そこには空中降下を介した軍隊の輸送も含まれてもいましたが…。ノルマンディーの海岸裏手に軍隊を降下した“D-デイ”(ノルマンディー上陸作戦開始日)には、1,000機以上のDC-3が北西ヨーロッパの空へと飛び立ちました。

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ブレリオ XI
 フランス航空業界の先駆者であるルイ・ブレリオは、ライト兄弟がたわみ翼を使用して飛行を成功させた才能からヒントを得て、独自の単葉機を改良。エンジン搭載の重い機体で、イギリス海峡の横断飛行に成功した初めての人物です。 

 彼の成功は、飛行機が単に裕福なプレイボーイだけのものではなく、世界の時間と距離を“縮める”価値ある道具になりうるという文化的な閃きをもたらしました。そして、彼の設計への需要は急激に高まり、当時の業界先駆者たちの多くのが、彼が設計した様々な航空機で飛行を行いました。 

 セスナ・エアクラフト社創設者のクライド・セスナもその一人で、同社は他のどの企業よりも小型単発機を多く販売しました。

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セスナ172
セスナ 172 スカイホークは、他のどの航空機よりも多く販売されました。1956年に生産が開始して以来、この4座席の個人向け高翼単発機の累計販売数は43,000機を超え、現在も製造が続いています。 
 
 信頼できる安定した性能と手頃な価格が魅力のスカイホークは、航空学校のいたるところで主要航空機として使用されています。控えめなパフォーマンスと長い寿命は、世界中の自家用パイロットに理想的な交通手段を提供しました。

 かくしてスカイホークの成功は、セスナ・エアクラフト社に軽飛行機市場における独占的な地位を与えたのでした。

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ガルフストリーム G500
 2014年秋に姉妹機G600とともに発表された、プライベート・ビジネスジェットであるG500。以前は軍用機でのみ使用可能だった技術で、フライトクルーに視覚および触覚フィードバックを提供する、フライ・バイ・ワイヤのアクティブ・サイドスティックが特徴となっています。この飛行操縦かんを通してのフィードバックのおかげで、操縦士と副操縦士の両方が、互いの操縦状況および自動操縦時の状況をフォローし体感できるようになったのです。 
 
 飛行計器はハネウェル社製の対称的なデザインのフライトデッキで美しく配置されており、タッチスクリーン式の10のコントローラーは、操縦士に膨大な量の飛行情報を提供することができます。また、搭乗員は統合タッチスクリーンを通して、システム管理や飛行管理、通信、チェックリスト、気象観測、飛行情報にアクセスすることができます。 
 
 ガルフストリームが社内で初めてデザインした新しい翼は、パフォーマンスと乗客の快適さを向上することに成功しました。G500は2015年に初飛行を敢行し、燃料効率の良さや高速性だけでなく、安全性の向上においても類を見ない技術レベルを披露しました。

747
ボーイング747
 37年もの間、乗客定員数の最高記録を保持し続けたこの元祖ジャンボジェットは、通常ファーストクラスの乗客のために確保される上部デッキに作られた“コブ”の存在で、一躍有名になりました。 
 
 747は、今日存在する航空機の2倍以上のサイズを誇ります。コンピューターを使う以前のデザインに立ち返り、エンジニアたちは手作業のスケッチで75,000点もの製図を描き、ここのパーツが確実に適合するようフルスケールのベニヤ製モデルを製作した上での本製造を開始したそうです。またこれと同じ頃、ボーイングは巨大なものを作りたいというだけで、世界最大のビルも建設しましたね。 
 
 この飛行機は、工業デザインにおけるマスターピースでした。事実、あまりに素晴らしかったので、航空旅客業界の進歩を行き詰まらせてしまったほどでした。747の旅客機業務は、コンコルドやロシアのツボレフTu-144と競合する予定であった超音速旅客機のデザインと開発がすすめば、それで終了と予想されていました。しかし、結果それどころか、747は予定されていた400機という上限を破ることになったのです。今日まで1,500機が販売されており、さらに多くの機数が発注済みの状況になっています。 
 
 これまで747は、現在までのべ35万人の乗客を運びました。これは世界人口の半分に値する数です。その任務には米大統領の輸送から、背中に乗せる方法でのスペースシャトル運搬まで、様々なものが含まれています。

304
ベル X-1
 この超音速研究航空機は、1947年にスーパーソニックを描いた…つまり、音速を突破した史上初の有人飛行機として名を轟かせました。
 
 また、一連のロケットエンジン付き飛行機の先駆けとなった、初代X-機でもあります。いわば実験的な飛行機で、高度なシステムや空気力学のテストに使用され、そこで得たデータによって合衆国はそれを応用。宇宙技術への発展に役立てていったのでした。さらにX-1の試験で収集された超音速の飛行データは、未来の米軍戦闘機の設計においても非常に有益であることがわかっているのです。

211
スピリット・オブ・セントルイス号
 こちらはRyan Airlines(ライアン・エアラインズ)社製の単発機ライアンNYP-1になります。こちらを言えば、より多くの人が納得するでしょう。またの名を“スピリット・オブ・セントルイス号”と呼びます。
 
 つまり、こちらが1927年5月21日にチャールズ・リンドバーグによって、33時間30分のノンストップでのNYからパリまでの大西洋横断という偉業を達成した飛行機なのです。当時、航空業界では無名に等しかったリンドバーグは、適切な既存の航空機デザインを手に入れるのに、十分な資金を調達することができませんでした。が、最終的にリンドバーグとライアン・エアラインズ社の共同で、布張りで単座の単葉機を設計することができたのでした。小規模なテスト飛行とサンディエゴ-セントルイス間を飛行した後、リンドバーグはNYのルーズベルト・フィールドに到着しました。なんとこれは、パリへ飛び立つほんの10日前の話になります。 
 
 この歴史的なフライトが与えたインパクトは計り知れず、それは単にリンドバーグの新たな名声というだけの話に留まりません。1927年5月の運命的なフライトの後のその年は、アメリカのパイロット免許の申請者が3倍に膨らみ、認可済みの航空機の数は4倍を記録。アメリカにおける航空旅客者数も増えたのです。1926年から1929年の間、飛行機の予約座席数は5,782から173,405までと増加し、それ以降、航空業界には大きな変化が訪れたわけです。


JAL、国交省に定員オーバー防止策 本人確認の徹底
Aviation Wire 4/12(水) 20:35配信

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パリ発便で起きた定員オーバーで国交省に再発防止策を提出したJAL=14年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)は4月11日、パリで現地時間3月21日(日本時間22日)に起きた定員オーバーで出発したトラブルについて、再発防止策を国土交通省航空局(JCAB)に提出した。3月28日に国交省がJALを厳重注意したことによるもので、搭乗手続き時の本人確認の徹底や、委託先への業務実施の徹底など、3つの再発防止策を報告した。

◆パリで発生した定員オーバー

 トラブルは3月21日、パリ発羽田行きJL46便(ボーイング777-300ER型機、登録番号JA732J)で定員を1人オーバーした状態で出発し、誘導路から駐機場へ戻るトラブルが発生した。現地で搭乗手続きを委託している会社の地上係員が、航空券を乗客に手渡す際の本人確認が不十分だったことや、二重発券などのミスが重なった上、機内でも客室乗務員による確認が不十分だったことで起きた。

 国交省は3月28日、JALに対し再発防止策を文書で提出するよう指示。国際線での搭乗手続時と搭乗口通過時の本人確認、国内・国際線の搭乗手続でエラーが発生した場合の確認方法や、機体が移動を開始する前に機内での着席確認を徹底すること、自社と委託先の係員への徹底を求めていた。

◆自社・委託先社員の業務実施を徹底

 JALは国交省に対し、国際線での搭乗手続き時や搭乗口通過時の本人確認の徹底、搭乗手続き時にエラーが発生した場合の確認を徹底するなど、再発防止策を提出。機体が移動を開始する前の乗客の着席確認や、自社と委託先社員に対し、手順に沿って業務にあたるよう徹底する。

 JALは「厳重注意を受ける事案を発生させたことを大変重く受け止めており、当局に提出した対策を徹底し、再発防止に努めて参りたい」とコメントしている。

◆国内でも定員オーバー

 定員オーバーのトラブルは、日本国内でも発生。直近では2016年9月30日に、福岡空港で全日本空輸(ANA/NH)の羽田行きNH256便(777-200、JA742A)で発生している。

 国交省は国内の航空各社に対し、航空機が出発する際に乗客の着席やシートベルト着用状況の確認を徹底するため、3月14日から関連基準を改正。利用者にも、トイレは搭乗前に空港で済ますことや、出発時の着席とシートベルト着用の徹底を呼びかけている。


残骸から復元の「零戦」飛ぶ
ホウドウキョク 4/12(水) 16:33配信

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(写真:ホウドウキョク)

残骸から復元された「零戦」が、アメリカ上空を飛行した。
カリフォルニア州の空港にある旧日本軍の零式艦上戦闘機、通称「零戦」。
南太平洋の島に落ちていた残骸から復元されたこの機体を管理する日本人パイロット教官・柳田一昭さんが11日、「零戦」飛行の免許を取得するため、初めてトレーニング飛行を実施した。
パイロット教官・柳田一昭さんは、「『零戦』とは、どういう飛行機かということをみんなに伝えられたら、それが一番うれしい」と語った。
アメリカ上空を日本人が零戦で飛行するのは、戦後初めてだという。


ヴァイサラの冬季気象観測技術、エミレーツ航空が評価開始
Aviation Wire 4/12(水) 9:14配信

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ヴァイサラの冬季気象観測システムを評価するエミレーツ航空=13年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 気象観測機器などを手掛けるフィンランドのヴァイサラは、エミレーツ航空(UAE/EK)と冬季気象観測の意思決定新システム「CheckTime(チェックタイム)」の導入試験を進めている。除雪や除氷が必要な気象条件下で運航する際、一定時間しか機体を保護できない防除雪氷液を、効率よく散布するための判断材料をパイロットに提供する。

 エミレーツは、米シカゴ・オヘア空港と、デンマークのコペンハーゲン空港で2016年の冬から導入試験を開始。CheckTimeが空港の気象条件を観測し、パイロットに航空機の主翼の除氷や除雪の意思決定に必要な情報を提供する。

 両空港は、冬季の気象条件の影響を受けやすく、エミレーツの主力機材であるエアバスA380型機とボーイング777型機をともに運航していることから、実証実験の場に選ばれた。これにより、CheckTimeがパイロットに必要な情報を提供するパフォーマンスを、複数の機材で検証していく。

 空港で機体に使用する防除雪氷液は、気象現象に対して「ホールドオーバータイム(有効時間)」と呼ばれる一定時間しか機体を保護できない。このため、有効時間を過ぎると、再び散布処理を行わなければならないことから、融氷効果が消える前に離陸しなければならない。

 CheckTimeは、パイロットが防除雪氷液の散布量や散布時間を算出していたものを、ヴァイサラが保有する高精度の気象センサーなどを使い、自動化するシステム。これまでホールドオーバータイムテーブルやグラフ、気象条件の観測など、人間が計算していた作業を置き換えられる。

 パイロットには、航空会社のACARS用コンピューターやコックピットのモバイル機器を通じ、毎分ごとにアップデートされた情報を提供することで、重要な意思決定をサポートする。

 ヴァイサラでは、こうした自動化による業務改善により、パイロットは安全性や運航といったより重要な項目に集中出来るようになり、効率性向上や環境への影響抑制につなげられるとしている。

 試験の初期段階では、エミレーツは従来の人手による寒冷気象運用手順と、CheckTimeによる運用を並行して実施。結果の比較分析や検証を行った。

 ヴァイサラは40年以上にわたり、世界の主要空港に航空気象観測装置を提供。日本国内でも雲低高度や気圧、湿度、視程などの計測センサーや、滑走路面監視と路面状態予測のシステムなどの納入実績がある。


「行ってよかった」ナンバーワン、JAL工場見学に密着…親子22組が体験
リセマム 4/11(火) 17:15配信

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2017年4月9日(日) リセマム読者限定のJAL工場見学が行われた

 小学生から大人を対象に、年末年始を除く毎日開催されている日本航空(JAL)の工場見学「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」。夏休みや冬休みなどの長期休暇や土日、祝日はもちろん、平日予約も人気のプログラムだ。

JAL工場見学に潜入!普段は見られない格納庫や展示エリアのようすを公開(写真全15枚)

 約100分の工場見学コース内容は、2016年には旅行Webサイト「トリップアドバイザー」が発表した「行ってよかった!無料観光スポットランキング2016」において1位を獲得しており、一体どのような内容なのか、一度足を運びたいとする個人・団体もいるだろう。JALは2016年から子ども支援の取組み「空育(そらいく)」も本格始動し、同社の今後の教育CSR活動にも注目が集まっている。

 リセマムは4月9日、JALの協力を受け、リセマム読者限定の工場見学を「新整備場」で開催。205組410人の応募の中から抽選で選ばれた25組50人の親子のうち、22組が展示エリアの見学のほか、航空教室と格納庫見学に参加した。

◆日本一忙しい羽田空港…空の旅を支えるJALスタッフの活躍

 JALの工場見学は3部構成。受付後は、工場見学コースの流れや飛行機の仕組み、羽田航空についてなどを学ぶ「航空教室」に参加する。工場見学のハイライトである「格納庫見学」に向け、基礎知識を学ぶ場だ。「なぜ飛行機は空を飛べるの?」といった素朴な疑問に答えるため、流体力学に触れる場面もある。小学校低学年には多少難しい内容でも、多種多彩なスライドや飛行機の説明模型を用いてJALスタッフがわかりやすく解説するため、まだ学年の低い小学生でも安心だ。会場では、熱心にメモを取ったり、親子で話し合ったりしながら理解を深めているようすが見られた。はっきりと認識できない広さ、速さ、重さなどについては、「羽田空港の敷地面積は東京ディズニーリゾート15個分の広さ」など、子どもたちに馴染み深い例を用いて説明。「知らなかった」「広いね」など、素直な感想が漏れていた。

 特に会場が沸いたのは、飛行機のジェットエンジンの強さを示す動画が放送された場面。ジェットエンジンの風力により、いとも簡単に転がってしまった自動車のようすを目にし、子どもたちは「わぁ」と、驚きの声をあげていた。

 「航空教室」のあとは、スタッフの誘導により3班に分かれ、格納庫へ移動する。実際に整備士やスタッフが任務にあたっている現場を周り、整備中の航空機や滑走路で離発着する飛行機を間近で見学できる。航空教室によると、羽田空港は「日本一多忙な空港」。2、3分の間隔で1便が離発着しており、年間乗降者数は世界第5位に達するという。工場見学にはその高稼働率が幸いし、当日は1班につき4、5便以上の飛行機を目の前で眺めることができた。

 航空教室を含め、見学コースの案内はすべてパイロットや航空整備士、客室乗務員などの経験者が担当する。各々の経験は参加者への説明に生かされており、参加する度に新たな発見を得られる点が興味深い。格納庫内で説明するポイントも異なるため、隅々まで見学しようと、何度も足を運ぶ工場見学ファンがいるのも頷ける。

 ある班では、滑走路に着陸する飛行機を見たのち、JALおなじみのロゴマーク「鶴丸(つるまる)」が初めてあしらわれた機体、JA8001「富士」も見学した。格納庫に保管されているのは機首部分のみだったが、日本のジャンボジェット揺籃期を支えた「空の貴婦人」は存在感たっぷり。見学中はみな、思い思いに記念写真を撮ったり、スタッフに質問をしたりと、なかなか見ることのできない裏舞台をじっくりと見学しているようだった。

◆個人予約も諦めないで…こまめなチェックが鍵

 航空教室と格納庫見学のほか、受付から航空教室までの時間と、航空教室から格納庫見学までの間には合計2回、約30~40分ほどの「展示エリア」見学時間が設けられている。見学時間中には、整備士、運航乗務員、客室乗務員などの仕事を紹介するエリアや、制服を着用した記念撮影ができるキッズフォトコーナーも体験可能。

 さらに、JALグループ提供の国際線・国内線シートの乗り心地が体験できる試乗コーナーや、最新技術を生かした「顔マッピング」ゾーンも用意されている。大年表や歴代制服展示、皇室・特別フライト展示など、数々のアーカイブ展示が用意されているため、すべて見終えるには「全然、時間が足りない」という声もあがるほどの充実ぶりだった。

 工場見学は1日4回、毎日午前10時~11時40分、午前11時半~午後1時10分、午後1時~午後2時40分、午後2時半~午後4時10分に開催中。時間帯や日程により、格納庫に入っている飛行機の種類も異なる。JAL広報部によると、大型機ボーイング777が格納庫に入っているタイミングは“圧巻”の一言だという。今回は目にできなかったが、ぜひ、機会があればまた参加して、「空のお仕事」に対する理解を深める機会としてもらえたら…と願ってやまない1日だった。

 見学予約は、見学希望日の6か月前・同一日午前9時半から、Webサイト経由で受け付ける。学校の長期休暇期間は人気が集中するが、キャンセルが発生した場合は自動的に再予約の受付がスタートされるため、お目当ての日程を確保するにはこまめなチェックが肝心だ。見学可能人数は1~100名まで。なお、工場見学者には、JALオリジナルネックストラップのプレゼントがある。ストラップは白、黒、緑、水色、紺、紫、ピンク、オレンジ、グレー、そしてJALカラーの赤の、全10色。繰り返し訪れる楽しみがひとつ、増えそうだ。

《リセマム 佐藤亜希》


米国防総省、F35購入で最低5%のコスト削減求める=関係筋
ロイター 4/11(火) 12:31配信

[ワシントン 10日 ロイター] - 米国防総省と米防衛大手ロッキード・マーチン<LMT.N>は、同社が製造する最新鋭ステルス戦闘機F35の調達に向けた今年の契約交渉で、購入価格を5%以上削減する可能性がある。交渉に詳しい複数の関係者が明らかにした。

国防総省は2月、昨年の購入契約について、これまで1機1億0200万ドルだった価格を過去最低の9460万ドルと、7.3%引き下げることでロッキードと合意したと発表。

今後始まる交渉では約130機の調達を目指す。そのうち、昨年と同じ空軍仕様のF35Aについては、100機前後の購入費を5─7%、額にして6億6000万ドル以上削減することで合意する可能性がある。これにより1機の購入価格は8000万ドルに近づくことになる。

関係者によると、調達するF35の種類や数、合意の時期について決定事項はまだないという。

国防総省のF35共同プログラム事務局は、同戦闘機や納税者にとって最善の条件で合意することを引き続き重視していると表明したが、交渉についてはコメントを避けた。ロッキードの担当者もコメントを差し控えた。


ボーイング、787旅客機に金属3Dプリンター部品を採用
ロイター 4/11(火) 10:16配信

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 4月10日、米航空機大手ボーイングは、ノルウェーのノシュク・チタニウムが3Dプリンターを使い生産するチタン製部品を、最新旅客機「787ドリームライナー」に採用することを決めた。写真は南カリフォルニアのノース・チャールストンの同社工場で組み立ての最終工程に入っている「787ドリームライナー」機。2013年12月撮影(2017年 ロイター/Randall Hill)

[シアトル 10日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング<BA.N>は、ノルウェーのノシュク・チタニウムが3Dプリンターを使い生産するチタン製部品を、最新旅客機「787ドリームライナー」に採用することを決めた。1機当たり200万─300万ドルのコスト削減につながるという。ノシュクが10日発表した。

ノシュクとボーイングによると、飛行中の機体にかかる圧力に耐えるよう設計された構造部材に金属3Dプリンターで作ったチタン製部品を採用するのは初めてという。金属3Dプリンターを使った部品が産業界で広く受け入れられ始めていることを示した。

業界関係者によると、強くて軽いチタン合金はアルミニウムと比べ7倍のコストがかかるとされ、2億6500万ドルに上る787のコストのうち約1700万ドルを占めるという。

ノシュクによると、同社はボーイングと1年以上にわたり787の4つの部品の設計に共同で取り組んできており、米連邦航空局(FAA)の認証も得ているという。

年後半には生産過程などについても米当局の許可を得られると見込んでおり、それを皮切りに個別の部品に関する許可を取る必要なく数千種類の787用部品をプリンターで生産することが可能になるという。

ノシュクは部品を当初はノルウェーで生産するが、年末までにはニューヨーク州北部に建設中の9台のプリンターを備えた拠点が稼動を始めるとしている。


歴史上もっとも重要な航空機 7選
MEN’S+ 4/10(月) 21:10配信

 決して「絶対!」とは言えませんが…これから挙げる航空機たちは、長年の議論の末に我々が考えるところの、歴史上最も重要な航空機だと言えるものばかりを集めました。 
 
 ここにリストアップされたものは、航空工学のみならず人類全体の歴史に影響を与えてきたのです。今回「PART 1」として、7種類の航空機をご紹介いたします。

B29
ボーイング B-29 スーパーフォートレス
 第二次世界大戦で広島と長崎に原爆を投下し、日本軍に最後の一撃を加えた航空機B-29の存在は、みなさんもご存知でしょう。
 
 この“悪名”とも言える“功績”が、このスーパーフォートレスを最も重要な航空機のリストに含めるのに十分な理由である一方、この爆撃機が当時の素晴らしい先進技術を装備していたことも忘れてはなりません。巧妙な遠隔射撃システム、旋回銃塔、二重車輪の三輪の前輪着陸装置、与圧室がその一例となります。 
 
 数年後、新型エンジンが追加され、B-50に改良された後は、ノンストップで世界一周飛行をした史上初の飛行機になりました。また、チャック・イェーガーが世界で初めて音速突破飛行を成功させたグラマラス グレニス(正式名:ベル X-1)をはじめ、多くのX-1機研究用航空機の母機でもありました。

361
ライトフライヤー号
 動力によって初めて飛行に成功した(当たり前ですが)空気より重いこの機械は、歴史上最も重要な飛行機と言えるかもしれません。
 
 このライトフライヤー号はライト兄弟により開発され、1903年12月17日にキティホークのビーチを予定よりもはるか高く数分間飛行し、事実上世界一の素晴らしい飛行技術(およびマーケティング)を披露したのでした。方向舵の旋回と合わせて、機体をバンクさせる「たわみ翼」を使用したことで、彼らは機体を適切に操縦できたのです。そしてこの概念は、現在もほとんどすべての飛行機で採用されています。 
 
 世界で初めて飛んだだけでは飽き足らなかったライト兄弟は、さらに長い年月を費やし、自分たちの発明を軍用車両としてアメリカやヨーロッパ政府に購入してもらおうと試みますが、失敗に終わっています。初飛行からほぼ5年後の1908年、彼らはフランスのル・マンで開催された飛行大会に出場し、小飛行場の非常に懐疑的な観客を前に飛行を披露したことで、兄ウィルバー・ライトは一夜にして世界が注目する有名人となりました。このパフォーマンスは、西ヨーロッパの飛行革命を刺激し、動力飛行の認知および開発において急速な発展を牽引していったのでした。

366
スーパーマリン スピットファイア
 スピットファイアは、第二次世界大戦を通して継続生産された唯一の英国戦闘機でした。イギリス空軍戦闘機軍団の柱の一つになり、バトル・オブ・ブリテンでドイツ連邦空軍を撃退したことで、一番良く知られています。特徴的な楕円翼は、翼断面が非常に薄く設計されており、その結果、現代の多くの戦闘機よりも高速の飛行が可能だったのです。 
 
 迎撃機、写真偵察、戦闘爆撃機、練習機など、様々な用途で役割を果たせるよう、機体は汎用性に優れていました。スピットファイアは本来、1,000hpのロールス・ロイス・マリーンV-12エンジンを搭載していましたが、後に、同じくロールス・ロイス製の巨大なグリフォンエンジンで2,300馬力までまかなえるようになりました。

 2017年7月(日本は9月)公開予定の映画『DUNKIRK(ダンケルク)』では、当時のスピットファイアの活躍ぶりが観ることができるでしょう。

787
ボーイング787ドリームライナー
 ドリームライナーは、主として複合材を使用したボーイング社初の航空機です。機体は巨大な複合バレルセクションを接合して組み立てられており、複数のアルミセクションに膨大な数の留め具を接合する伝統的な製造方法とは異なっています。複合材はインテリアやドア、尾翼のパーツ製造に使用されたほか、負荷がかかった際には劇的な柔軟性を発揮できる新しい翼のデザインにも採用されました。 
 
 電動サーボモータによって翼面が操作できるように、フライ・バイ・ワイヤによる操縦システムが既存のハイドロリック/ブリードエア・パワーシステムに取って代わりました。大幅な空力改良と全エンジンが新しくなったことで、ドリームライナーと差し替えられたボーイング767と比較して、燃料効率が20%も向上したことになります。 
 
 5度におよぶ初飛行延期、バッテリー問題、重量増加問題に絡む一連の受注キャンセルなどの開発難にもかかわらず、ボーイング787ドリームライナーは未来の空を飛び回る低騒音および中型軽量ジェット旅客機の基準を打ちたてたのです。

Sr71
ロッキード SR-71ブラックバード
 ブラックバードの最後の飛行が1999年だったにも関わらず、この航空機が1976年に打ちたてた有人機史上最高速度の記録は依然として塗り替えられていません。そして、約40年間の不動の座を維持しているこの記録が、近い将来に破られる気配はまだありません。ブラックバードには、ベーシックなステルス性と法外なスピードと高度で飛行できる能力が備わっているため、危険な偵察飛行の任務にも対応できます。また、仮に地対空ミサイルにロックオンされることがあった場合(過去にあった)でも、標準プロトコルで加速することでその危険から回避することもできるのです。 
 
 ブラックバード退役後のポジションを埋められるほど、透けるほど薄い見事なデザインの新しい機体が登場するのでしょうか? 多くの人が疑問を抱いていることでしょう。SR-72の開発にまつわる噂は10年近くも囁かれてきましたが、ごく最近、ロッキード・マーチン社はブラックバードの後継者であるマッハ7の推進システム装置設計の実現可能性の研究に関して、政府との契約を獲得しました。
 
 しかし、エアプレーンファンとしての思いは違うかもしれません。複雑で高価なSR-72の開発自体、ステルス性と致死性を備えた無人航空戦闘機開発へと差し替えられる可能性は十分考えられますので。

398
シーラス SR22
 SR22は、2011年に民間航空業界に嵐を巻き起こして以来、10年以上もの間、単一エンジン/4座席の飛行機としてベストセラーの座に君臨しています。複合構造と機体に装備されたバリスティック・パラシュートなど、滑らかな機体のシーラスは、初めてのパイロットでも自信をもって操縦できる、非常に高性能のマシンです。 
 
 2013年、ライアン・キャンベルはSR22で飛行し、地球一周単独飛行を成し遂げた最年少パイロットになりました。その一方で、パラシュートシステムは100人以上の人命を救ったことで高い評価を得ています。

923
リアジェット23
 遡ること1960年、ビル・リアは故郷カリフォルニアからスイスへ移住し、地上攻撃機FFA P-16のプロトタイプの再設計をすべく、スイス・アメリカン・アヴィエーション・コーポレーションを設立しました。しかし計画は失敗に終わり、スイス空軍はSAAC-23 ExecutJetの受注をキャンセルしましたが、それでもリアは諦めませんでした。その後、彼はその可能性を信じてアメリカへ帰国し、自分だけのエグゼクティブバージョンの製造に取り掛かったのです。 
 
 リアの鋭い洞察力は、企業重役用のビジネストリップに向けた新進市場が、高速で効率的なビジネス航空機の新たな始まりを示すリアジェット23の開発を、後押しすることを見抜いていました。新しい名前と新しい土地で約2年の製造期間で、リアジェットはカンザスの施設から104機を出荷し、1966年には生産を終了したのです。
 
 同機は最高速度560mph(903km/h)で6名の乗客を収容できる、世界初の量産型ビジネスジェットになりました。あまりの人気にリアジェットという言葉が、ビジネスジェットの代名詞として使われていたほどです。


ターキッシュエア、米国行きで無料Wi-Fi 電子機器の持ち込み制限で
Aviation Wire 4/10(月) 20:34配信

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米国行きで無料Wi-Fiの提供を開始したターキッシュエアラインズ=13年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)は、イスタンブール発米国行きで機内Wi-Fiの無料提供を開始した。一部電子機器の機内持ち込み制限を受けたもので、搭乗ゲートで電子機器を預け入れた乗客が対象となる。

 米政府と英政府は現地時間3月25日から、中東地域からの一部到着便について、携帯電話を超えるサイズの電子機器の機内持ち込みを制限している。乗客はノートパソコンやタブレット端末、携帯ゲーム機などを預け入れる必要がある。

 ターキッシュエアラインズはボーイング777-300ER型機の機内で、機内Wi-Fiを提供している。ビジネスクラスは無料で利用できるが、エコノミークラスは通常、1時間あたり9.99ドル、24時間で14.99ドルかかる。

 同社の米国線は、ロサンゼルスやサンフランシスコ、ニューヨーク、マイアミ、ボストンなどに乗り入れている。


エアバス、A350-1000の騒音試験 離着陸時、スペイン南部で
Aviation Wire 4/10(月) 14:02配信

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スペインで騒音試験に臨むA350-1000飛行試験2号機=17年3月 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

 エアバスは現地時間4月7日、大型機A350 XWBの長胴型となるA350-1000型機の騒音試験をスペイン南部で実施したと発表した。

 試験に投入したのは飛行試験2号機(MSN065、登録番号F-WLXV)で、3月27日から4月5日までスペイン南部のモロン空軍基地で実施した。機体に機器を設置し、離着陸時とエンジン起動時の騒音を検証した。

 A350-1000はエアバスの双発旅客機では最大の機種。エンジンはロールス・ロイス製Trent XWB-97を2基搭載している。胴体を延長したことで、標準型のA350-900よりも乗客を40人以上多く乗せることできる。主脚のタイヤは、従来の1脚あたり4本から同6本に増やした。

 エアバスでは、派生型のA350-1000は量産初号機の引き渡し開始まで、より短期間での到達を見込む。3機の飛行試験機を使って約1年間の試験を実施し、2017年末までの商業飛行開始を目指す。

 初号機(F-WMIL)は2016年11月に、3号機(F-WWXL)は今年1月に、2号機は2月に初飛行した。2号機には客室を備え、世界各地で飛行試験を実施する。

 A350-1000は3月末現在、211機の受注を獲得している。日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)が31機のA350 XWBを2013年10月7日に確定発注。A350-900が18機、A350-1000が13機で、このほかにオプションで25機を購入する。2019年にA350-900の初号機が就航する予定で、現在保有するボーイング777型機を6年程度で置き換える。


787最大の機体、チャールストン舞う 特集・ボーイング787-10初飛行(離陸編)
Aviation Wire 4/7(金) 19:29配信

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チャールストン空港から初飛行に向かう787-10初号機=17年3月31日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 787では全長がもっとも長い超長胴型「787-10」が、現地時間3月31日朝(日本時間31日夜)に初飛行した。

【787-10初飛行の離陸を見る】

 初飛行したのは、ボーイング787-10型機の飛行試験初号機(登録番号N528ZC)。787-10を一手に製造する米サウスカロライナ州のチャールストン国際空港を午前9時37分に離陸し、4時間58分の初飛行で操縦系統のシステムや操縦特性などを試験後、午後2時35分に同空港へ着陸した。

 チャールストン空港には、ボーイングの社員や関係者、航空ファンなどが集まり、787-10を描いたTシャツなどを着て初飛行を祝った。

 787-10は、標準型の787-8、長胴型の787-9に続く787ファミリーで3機種目となる機体で、全長は787-9と比べて5.5メートル長い68.3メートルと、3機種のうちもっとも長い。前部胴体は約13メートルで、787-9と比べて3メートル長く、約7メートルの787-8と比べると約2倍。中胴も787-9と比べ、3メートル長い。

 標準座席数は2クラスの場合、787-9より40席多い330席。航続距離は1万1910km(6430海里)で、置き換え対象とな従来機と比べて燃費が25%以上向上し、次世代の競合機と比較しても10%以上優れているとしている。

 787の生産ラインは、ワシントン州シアトルのエバレットと、ノースチャールストンの2カ所あり、787-10はすべてノースチャールストンで製造。初号機の引き渡しは、当初の計画通り2018年を予定している。

 日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が3機発注済み。2019年度から2020年度にかけて受領し、全機を国内線に投入する。


ボーイング、17年1-3月期納入169機、受注213機 737 MAXは97機受注
Aviation Wire 4/7(金) 17:32配信

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97機受注した737 MAX=16年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ボーイングの2017年1-3月期(第1四半期)の民間機の引き渡しは、前年同期比7機(3.98%)減の169機、受注は135機(2.73倍)増の213機だった。

 機種別で見ると、引き渡しは737が113機(前年同期は121機)、747が1機(1機)、767が2機(1機)、777が21機(23機)、787が32機(30機)だった。

 787のうち、長胴型の787-9は24機だった。日本の航空会社への引き渡しはすべて787-9で、日本航空(JAL/JL、9201)に2機を引き渡した。

 受注は737が177機(前年同期は62機)、747が1機(4機)、767が15機(1機)、777が9機(10機)、787が11機(1機)だった。

 737のうち737 MAXは97機で、米国のVIP顧客から1機、匿名顧客6社から計96機を受注。767はすべて米空軍からで、767-2Cを受注した。


エアバス、17年1-3月期納入136機、受注26機 A350は13機納入
Aviation Wire 4/7(金) 14:35配信

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キャセイパシフィック航空のA350-900=17年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアバスの2017年1-3月期(第1四半期)の引き渡しは前年同期比11機(8.80%)増の136機、受注は6機(18.75%)減の26機だった。

 機種別で見ると、引き渡しはA320シリーズが107機(前年同期103機)、A330シリーズが13機(13機)、A350シリーズが13機(4機)、A380が3機(5機)だった。

 A350はキャセイパシフィック航空(CPA/CX)に3機、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)とシンガポール航空(SIA/SQ)に2機ずつ、エチオピア航空(ETH/ET)と台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)、カタール航空(QTR/QR)、ベトナム航空(HVN/VN)に1機ずつを引き渡した。

 リース会社エアキャップにも2機引き渡し、2機とも仏エア・カリブ(FWI/TX)がリース導入した。

 A380はエミレーツ航空(UAE/EK)に2機、エティハド航空(ETD/EY)に1機引き渡した。

 受注はA320シリーズが23機(前年同期12機)、A330シリーズが0機(18機)、A350シリーズが3機(0機)、A380が0機(2機)だった。

 A320のうちA320neoは1機で、エアキャップから受注。残りは従来型だった。A350はエールフランス航空(AFR/AF)から標準型のA350-900を3機受注した。


ANA、MRJ遅延で737つなぎ導入 リースで4機、旧型機置き換え
Aviation Wire 4/7(金) 11:47配信

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ANAの737-800=16年10月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、納入が遅れている三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」のつなぎとして、ボーイングの小型機737-800型機をリース導入する方針を固めた。4月7日の日本経済新聞が報じたもので、ANAHDは当紙の取材に対し、報道内容を一部認めた。2018年度から導入する。

【退役が進むANAの737-500】

 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工業(7011)に発注し、事業化が決定。開発に手間取り、当初2013年だった納期は、2014年4-6月期、2015年度の半ば以降、2017年4-6月期、2018年中ごろとずれ込み、今年1月23日に5度目の延期が決まり、2020年半ばを計画している。

 MRJはANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。

 ANAHDは、グループで地方路線を担う傘下のANAウイングス(AKX/EH)が運航するボーイング737-500型機(1クラス126席)を中心に、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」への置き換えを計画。3月29日現在、ANAHDは737-500を17機保有している。

 MRJの納入遅延を受け、ANAHDは2016年6月に、カナダのボンバルディアが製造するターボプロップ(プロペラ)機のDHC-8-Q400型機(1クラス74席)を、代替機として3機発注済み。1995年3月から導入を始めた737-500の経年化が進んでいることから、737-800をMRJの代替機として導入する。

 今回導入する737-800は、4機ともリース機。ANAは3月29日現在、737-800を36機国内線で運航しており、座席数は2クラス167席(プレミアム8席、普通席159席)となっている。

 ANAHDは、737-800より小型の同世代機737-700も7機保有しているが、国内線の小型機は737-800を主力としていることから、同型機を選定した。

 737-800は世界的に需要があり、737ファミリーでは最多となる5051機を3月末時点で受注。これまでに4390機が航空会社やリース会社へ引き渡されており、リース機材の調達もしやすい。

 ANAHDは「MRJの1日でも早い導入を待っており、納入に向けた最大限のサポートを続けていく」とコメントした。


ANA、B737―800型機4機リースへ 5度目のMRJ納期遅れで
ロイター 4/7(金) 7:09配信

[東京 7日 ロイター] - ANAホールディングス<9202.T>は、三菱重工業<7011.T>子会社が開発する小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の5度目となる納期遅れによる機材繰りへの悪影響を避けるため、米ボーイング<BA.N>の「B737―800」型機4機のリースを受けることを決めた。

2018年8月以降に順次導入する計画だ。

ANA傘下の航空事業会社、全日本空輸の平子裕志社長が6日のロイターとのインタビューで明らかにした。平子社長はMRJの納期遅延に伴い「機材の不足が生じる」と述べ、B737―800型機の導入などにより「手当てをしていく」と語った。

4機のリースはシンガポールのBOCアビエーション<2588.HK>、アイルランドのSMBCアビエーション・キャピタルの航空機リース2社から受ける予定。

三菱重は今年1月にMRJの納入開始を従来の18年半ばから20年半ばに延期すると発表した。最新の安全基準に適合させるため、一部装備品の配置や電気配線の設計を変更するのが理由。MRJの事業化を決めた08年当時は13年の納入開始を予定していたが、その後もたびたび設計の見直しなどが生じ、納期の遅れは5度目となる。

ANAはMRJ初号機を受け取る「ローンチカスタマー」。国内地方路線で活用するため計25機を発注し、この計画を納期遅延後も変更していない。同社はこれまでにも納期遅れによる対応として、すでに活用しているボーイングの小型ジェット機「B737―500」の退役時期延長や加ボンバルディア<BBDb.TO>製プロペラ機「DHC―8―Q400」の3機追加購入といった対策を講じている。

ANAはボーイングの中型機「B787」でもローンチカスタマーで、B787も納入が3―4年ほど遅れたほか、納入後もバッテリーから煙が発生して欠航が相次いだり、エンジンの不具合に見舞われた。

ただ、平子社長は従来とは異なる路線展開が可能になるゲームチェンジャーとも言われ、先進性あるB787を「十分エンジョイできている」と指摘、「導入していなかったら、今のような状態は実現できなかった」と説明。その上で、MRJは居住性、燃費性などに優れた「従来のリージョナルジェットの概念を超えた飛行機」で、「MRJに対しても(B787と)同じような期待を持っている」と語った。

(白木真紀)


エアバス、A380に新客室オプション 階段変更で座席増、575席に
Aviation Wire 4/6(木) 0:03配信

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ハンブルクで公開されたA380前部階段の設計変更オプション(同社提供)

 エアバスは現地時間4月3日、総2階建ての超大型機A380型機の新客室オプションを発表した。客室前方の階段を設計変更するなどにより、4クラス497席の座席数を、78席増の575席にできる。

【A380の階段の写真を見る】

 新オプションは前部階段の設計変更のほか、クルーレスト(乗務員休憩室)の移転、座席配置の見直し、後部階段の設計変更によるギャレー(厨房設備)の見直しなどのオプションを用意する。

 前部階段の見直しは、階段の位置を現在の「ドア1」(最前方のドア)から「ドア2」へ移し、アッパーデッキ(2階席)に上がる階段入口と、ロワー(下部)デッキのクルーレストに下りる階段を組み合わせる。これにより、最大20席追加できるようになる。

 クルーレストの配置見直しでは、現在はドア1の中2階コックピット裏側にある運航乗務員用のものを移動し、ロワーデッキの客室乗務員用のクルーレストと結合させる。これにより、メインデッキ(1階席)前方にプレミアムエコノミーを3席追加できる。

 メインデッキは、エコノミークラスの座席配列を見直すことで、18インチの座席幅を確保しながら、1列11席(3-5-3席)配列が可能になり、23席増やすことができる。

 また、シート設計を最適化することで、メインデッキに1列9席のプレミアムエコノミーを設けることができ、11席を追加できる。

 客席後部のらせん階段は、四角い直階段に再設計することで、ギャレーの収容量が増加。14席増やすとともに、機内食などを積むカートを2台追加できるようになる。

 アッパーデッキは、両端の荷物入れを外すことで、足もとの客室幅を拡大できる。これにより、ヘリンボーン配列のビジネスクラスであれば、最大10席増やすことができる。

 エアバスはこれらの客室装備オプションのち、最新の前部階段の設計変更を独ハンブルクで6日まで開催されている「エアクラフト・インテリアズ・エキスポ2017」で公開した。


米国が台湾にF35売却か 国防省幹部「正式な情報ない」
中央社フォーカス台湾 4/5(水) 13:39配信

(台北 5日 中央社)国防部(国防省)戦略規画司の呉宝コン司長は5日、立法院(国会)外交および国防委員会で、米国が台湾へ最新鋭戦闘機F35などの武器売却を検討しているとの報道について、「まだ米国側の正式な情報は受け取っていない」としながらも、購入に前向きな態度を示した。(コン=王へんに昆)

呉司長は、垂直離着陸とステルス機能は次世代戦闘機に求めるものだとして、F35導入の必要性を説明。ただ、米国の担当者が着任していないとして、具体的な話し合いは行われていないとした。

一方、終末高高度防衛(THAAD)ミサイルの配備については、「短期的には必要はない」とする馮世寛部長(国防相)の発言を繰り返すにとどめた。

(呂欣ケイ/編集:齊藤啓介)


ジャムコ、787向けビジネスクラスシート開発
Aviation Wire 4/5(水) 9:04配信

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ジャムコの787上級クラス向けシート「Venture」(同社提供)

 ジャムコ(7408)は4月4日、ボーイング787型機向けシートを2種類発表した。ビジネスクラスなど上級クラスでの採用を見込む。

【ジャムコ新シートの写真を見る】

 独ハンブルクで4日から6日まで開催される「エアクラフト・インテリアズ・エキスポ2017」に、新シート「Journey-B」と「Venture」を初出展。787の客室仕様「ボーイング・スカイ・インテリア」に調和させ、美しさや使い心地、人間工学的デザインを合わせ持つという。

 ジャムコは、787向けにギャレー(厨房設備)、ラバトリー(化粧室)、コックピットの内装パネル、収納ボックス、コックピットドアと周辺隔壁をグループでボーイングに供給している。

 すでにエアバスA350 XWB向けにもビジネスクラス用シートを開発しており、採用を決めた航空会社もある。


ボーイング、最新鋭機種「787―10」初飛行に成功
ニュースイッチ 4/4(火) 15:07配信

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「787―10」

ANAなどが導入予定
 米ボーイングは、中大型旅客機「787」の最新鋭機種「787―10」の初飛行に成功した。サウスカロライナ工場(米国)に隣接する飛行場で実施し、4時間58分の飛行を無事に終了した。同機種は787の中で、最長の胴体を備えた派生機。今後は2018年上期の初号機納入に向け、包括的な飛行試験に入る。

 新型機は現行の「787―9」の胴体を5・5メートル延長し、787ファミリーの優れた乗り心地と長距離運航を達成した。1座席当たりの燃料効率性とCO2(二酸化炭素)排出量は、競合機種と比較して10%優れているという。787―10は現在までに149機を受注。ローンチカスタマー(開発の後ろ盾となる顧客)のシンガポール航空をはじめ、全日本空輸(ANA)やブリティッシュ・エアウェイズなど、9社が導入を表明している。


中部空港、LCCターミナル17年度内着工 年間450万人計画
Aviation Wire 4/4(火) 13:11配信

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南西から北東方面を見たセントレアのLCCターミナル(右側白地の建物)。左側は既存のターミナル(イメージ、中部空港会社提供)

 中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社は、LCCターミナルを今年度内に着工し、2019年度上期に開業させる。スポット(駐機場)は10、年間旅客数は国際線300万人と国内線150万人の計450万人を計画している。

【LCCターミナルのイメージ図を見る】

◆利便性の高さと拡張性

 中部空港会社が3月31日に発表した計画によると、LCCターミナルはチェックイン棟とコンコース棟の2棟で構成し、いずれも2階建てで延床面積は約4万平方メートル。空港島南側の臨時駐車場エリアに建設する。

 国際線と国内線を同じターミナル内で運用し、乗り換えのしやすさや旅客動線をわかりやすくすることで、利便性の高いターミナルにする。現在のターミナルからの距離は300メートルで、徒歩4分を想定。立体駐車場に直結させ、LCCターミナル前面にバス乗り場を整備する。交通アクセスの良さを重視することで、バスなら徒歩1分、立体駐車場からは徒歩2分、鉄道や高速船からは動く歩道を使うことで徒歩7分で利用できるという。

 LCCターミナル内は1階を到着、2階を出発に分け、チェックインから搭乗口までは同じ階を移動するようにし、わからいやすさを追求。チェックイン棟で手荷物を預けた利用者に、コンコース棟で買い物をしてもらえるようにする。

 スポットは航空機の自走出発が可能で、国際線と国内線の運用を切り替えやすくする。乗客が搭乗する際はエプロンルーフを設け、徒歩で機体に向かう。

 10あるスポットのうち、エアバスA320型機やボーイング737型機など小型機を駐機できるのが9、エアバスA330型機など中大型機用が1。このうち、4つがマルチスポットで、小型機なら2機、中大型機なら1機駐機できるようにする。

 ターミナルビルとエプロンの拡張用地も設け、マルチスポットを3つ拡張可能にした。

◆Flight of Dreams直結

 中部空港会社は、ボーイング787-8型機の飛行試験初号機(ZA001、登録番号N787BA)を展示する複合商業施設「Flight of Dreams」(フライト・オブ・ドリームス)を、2018年夏に開業予定。付近には、展示面積6万平方メートルの愛知県国際展示場が2019年秋までにオープンする。

 LCCターミナルは、Flight of Dreamsと直結し、国際展示場とは空中回廊で結ぶ。国際展示場への所要時間は徒歩5分を想定し、空港島南側を新たな商業地域としてにぎわいを創出する。

 工事はエプロンエリアの地盤改良工事から着手。ゴールデンウィーク明けから臨時駐車場の一部が工事区域になり、利用できなくなる。ターミナルビルは、今年度下期の着工となる見通し。

◆エアアジア・ジャパン就航未定

 現在4社ある国内LCCのうち、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)のみ就航。国内線は札幌と福岡、鹿児島、那覇の4路線、国際線は台北とマニラの2路線を運航している。

 中部を拠点に、日本への再参入を目指すエアアジア・ジャパン(DJ)は、今年初めの就航を目指していた中部-札幌線と、今春予定の中部-台北線について、就航を延期すると1月30日に発表。新たな就航時期は未定としている。

 海外のLCCは5社で、中国の春秋航空(CQH/9C)と香港の香港エクスプレス航空(HKE/UO)、台湾のタイガーエア台湾(TTW/IT)、韓国のチェジュ航空(JJA/7C)、フィリピンのセブパシフィック航空(CEB/5J)が乗り入れている。


エアバス「A350」、日本就航相次ぐ。長距離線軸に導入拡大
ニュースイッチ 4/4(火) 8:24配信

機内広く燃費25%向上
  日本への定期便で、欧エアバスの最新型機「A350」の就航が相次いでいる。ベトナム航空が2016年10月、関西―ホーチミン線に日本の定期便として初めて導入。同年12月に中華航空とシンガポール航空が、17年1月に香港・キャセイパシフィック航空が導入した。エアバスは15年に初号機を納入し、2年間で全世界に70機を納めた。燃費も良いことから、長距離線を中心に日本にも導入が広がり始めている。

 ベトナム航空はエアバスA350を導入した2路線目として、3月26日に羽田―ハノイ線で運航を始めた。6月にはフィンランド・フィンエアー、19年にはJALが導入する計画で、今後も就航が続く予定だ。

 A350は機体の70%に、炭素繊維などの軽量素材を使用し軽量化している。300席クラスの従来機に比べ、燃費が約25%向上した。燃料費が4分の1削減となるため、コストの大半を燃料が占める航空会社にとって「収益の大幅な向上に直結する機材」(ベトナム航空)と期待が高い。

 初号機を受領した「ローンチカスタマー」は、中東のカタール航空で、15年1月に初就航した。ベトナム航空は14機を発注しており、15年7月にアジアの航空会社では初めてA350を受領した。

 同時期に運航を開始した米ボーイング787型機とともに、中核機と位置付け、現在まで7機を受領。日本へ初めてA350を就航させるなど、サービス拡充の切り札として、日本路線への投入を進めている。

 運航が始まった羽田―ハノイ線はA350の導入により、ビジネスクラスの機内食で、料理を一つずつ陶器の皿に盛って提供できるようになった。従来のA321に比べ、機材が約1・7倍に大型化したことで、機内のキッチンも広くなり、客室乗務員が機内で料理を盛り付けることが可能になったためだ。

 ベトナム航空は夏ごろをめどに、現在のビジネスクラスとエコノミークラスに加え、プレミアムエコノミークラスを設け、3クラスにする計画。より高いサービスを求める日本市場の需要に、きめ細かく対応していく。

 日本の航空会社は、JALが31機の確定発注とオプション(仮発注)25機を含め、A350を最大56機購入する契約を結んでいる。現行の主力機であるボーイング777の後継機として、19年から運航を始める。現在、内装のレイアウトなどを検討するなど、受領に向け準備を進めている。A350は現状、一部の国際線でしか乗れないレアな機材。だが、JALは国内線にも導入する計画で、20年頃には日本の空を頻繁に飛ぶ機材となりそうだ。


ボーイング「787-10」、サウスカロライナにて初飛行を実施
sorae.jp 4/4(火) 7:59配信

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ボーイング「787-10」、サウスカロライナにて初飛行を実施

ボーイングは3月31日(現地時間)、新型ジェット機「787-10」の初飛行をサウスカロライナの飛行場にて行いました。飛行時間は5時間ほどで、特にトラブルなどは起きませんでした。
 
今回の初飛行に携わったのは、パイロットのTim Berg氏とMike Bryan氏。Berg氏は「テイクオフから着陸まで、飛行機は順調に、そして予定通りに飛行しました」と語っています。
 
ドリームライナーの愛称でも知られるボーイングの「787」において、「787-10」は長胴型に相当します。787-9よりも5.5m胴体が延長され、座席数は330席に拡張。さらに座席あたりで25%の燃費向上や、同サイズ機より10パーセント飛行効率を向上させています。
 
なお787-10は世界9社の航空会社から合計149機の受注を受けており、ANAホールディングスも3機の導入を計画しています。ANAによる運用開始は2019年~2020年の予定です。


スカイマークが破綻から急復活できた舞台裏
東洋経済オンライン 4/3(月) 6:00配信

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スカイマークの拠点は羽田空港。株主のANAホールディングスとの間にはすきま風が吹く(提供:Aviation Wire)

 4月3日、東京・羽田空港。スカイマークの格納庫には、真新しいスーツに身を包んだ125人の新入社員がずらりと並んだ。昨年の新卒入社はわずか5人だった。

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 「業界の異端児」と呼ばれた西久保愼一元社長の失策で、スカイマークは2015年1月に経営破綻。翌2016年3月に民事再生手続きを終えてから1年が経ち、同社は復活を遂げた。

■「西久保時代」との決別を進めた

 搭乗率は今年2月まで15カ月連続で前年同月を上回り、80%台半ばを維持。羽田発着路線では、ほぼ満席の状態が続く。

 2017年3月期は売上高が750億円(前期比4%増)、営業利益は50億円(同3倍)前後となる見込みだ。昨冬には3年半ぶりの賞与が社員に支給された。

 投資ファンドのインテグラル(50.1%)、ANAホールディングス(16.5%)などが出資し、新体制に移行したのが2015年9月。インテグラル代表の佐山展生氏が会長に、日本政策投資銀行でエア・ドゥなど航空会社の再建を担った市江正彦氏が社長に就いた。

 以降1年半でスカイマークが進めてきたのは「西久保時代との決別」だ。

 破綻の要因は、身の丈を超える事業計画だった。西久保元社長は成長を求め、エアバスの中型機「A330」を国内線に導入。だが円安でドル建てのリース料や燃油費が膨らんだ。国際線向けに超大型機「A380」も購入したが、支払いができず破綻した。

変わらない"羽田依存"構造
 スカイマーク復活の要因について、航空経営研究所の赤井奉久所長は「元の姿に戻ったことが大きい。基本は羽田拠点のLCC(格安航空会社)モデルなので、普通にやれば利益が出る」と指摘する。

 LCCは単一機種の航空機で稼働時間を長くすることで利益を出す。現在、スカイマークはボーイングの小型機「B737」のみで多頻度運航を行っている。同社最大の羽田─福岡線は1日11往復を運航する。ピークだった2012年3月期に営業利益率が2割に達したのと同じ仕組みだ。

■破綻前より旅客単価が下がっている

 だが「LCCとは違う」と、佐山会長は断言する。座席の前後間隔はLCCが約70センチメートル。スカイマークは大手と同等の約80センチメートル。

 手荷物預けは20キログラムまで無料(LCCは有料)。ネスレと提携し、一部路線ではコーヒーや菓子の無料提供も始めた。

 さらに定時運航と欠航の削減、サービス向上も進めている。昨年10月には市江社長直轄で定時性向上に取り組む組織を設置。破綻前の2014年度は定時出発率が8割前後だったが、2016年度は平均で9割と、業界大手と遜色ない。

 西久保時代から変わっていないのは価格戦略だ。国内線客単価の推移を見ると、スカイマークは破綻後も下落が続いている。市江社長は「空席に応じて変動する運賃を利用して、早めに購入する客層が厚くなったため」とする。結局、顧客の利用動機として価格が大きいのが実態だ。

足りない"成長ストーリー"
 収益性が回復しつつあるとはいえ、売り上げの伸びは頭打ちだ。利益の大半を稼ぎ出す羽田空港は発着枠を使い切っており、現状は便数をこれ以上増やすことができない。

 だからといって機材を大型化したり地方路線を拡大すれば、経営破綻の二の舞いになりかねない。破綻で頓挫した国際線進出に向けては、まず年内にチャーター便を計画するが、LCCとの競争は激しく定期便就航は容易でない。

 戦略の成否は、出資者の出口戦略にも影響しそうだ。スポンサー株主間の契約では、2015年9月に裁判所が再生計画を認可した時点から、5年以内の再上場を目指すとしている。

 「上場する際には、航空会社としての独立性を打ち出す」と佐山会長は意気込む。だが、証券市場からは「成長株として買うための、明確なストーリーがない」(野村証券の広兼賢治アナリスト)と冷めた声も上がる。

 2000年前後の規制緩和で参入した新興航空会社は軒並み、経営危機でANAの出資を受けた。ANAの予約システムを用い、コードシェアも実施。だがスカイマークは、システムの共有は独立性を損ねるとして拒否している。

 運賃の推移は新興3社とANAは酷似しているが、スカイマークだけが異なる。「ANAにとっては“目の上のたんこぶ”だろう」(航空会社OB)。

 新生スカイマークは巡航速度に入ったが、その先の視界はまだ開けていない。


ボーイング、787-10の初飛行成功 超長胴型、ANAも発注
Aviation Wire 4/1(土) 9:28配信

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大勢の観客に見送られてチャールストン空港を離陸し初飛行する787-10初号機=17年3月31日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 ボーイングは現地時間3月31日朝(日本時間31日夜)、787型機では全長がもっとも長い超長胴型「787-10」の初飛行を成功させた。

【初飛行する787-10の写真を見る】

 初飛行したのは、787-10の飛行試験初号機(登録番号N528ZC)。787-10を一手に製造する米サウスカロライナ州のチャールストン国際空港を午前9時37分ごろ離陸し、4時間58分の初飛行後、午後2時35分ごろ同空港に着陸した。

 初飛行では、操縦系統のシステムや操縦特性などの試験が行われた。

 787-10は、標準型の787-8、長胴型の787-9に続く787ファミリーで3機種目となる機体で、全長は787-9と比べて5.5メートル長い68.3メートルと、3機種のうちもっとも長い。前部胴体は約13メートルで、787-9と比べて3メートル長く、約7メートルの787-8と比べると約2倍。中胴も787-9と比べ、3メートル長い。

 標準座席数は2クラスの場合、787-9より40席多い330席。航続距離は1万1910km(6430海里)で、置き換え対象とな従来機と比べて燃費が25%以上向上し、次世代の競合機と比較しても10%以上優れているとしている。

 787の生産ラインは、ワシントン州シアトルのエバレットと、ノースチャールストンの2カ所あり、787-10はすべてノースチャールストンで製造。初号機の引き渡しは、当初の計画通り2018年を予定している。

 日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が3機発注済み。2019年度から2020年度にかけて受領し、全機を国内線に投入する。


日航機、那覇に2度引き返す…計測装置不具合で
読売新聞 4/1(土) 1:47配信

 31日午後5時頃、那覇発羽田行きの日本航空916便(ボーイング767―300型)が離陸直後、気圧を計測する装置に不具合が発生したため、約35分後に那覇空港に引き返した。

 乗客261人と乗員8人にけがはなかった。

 同機は部品を交換して整備を終えた後、同日午後8時半頃に離陸したが、直後に同じ装置の不具合を示す表示が出たため、約25分後に再び那覇空港に引き返した。日本航空によると、乗客247人が別の便に乗り換え、同日午後10時10分頃に那覇空港を出発した。

2017年3月14日 (火)

777・787・A350等、航空機一般の話題・48

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:ボーイング、787-10初飛行を生中継 31日夜から - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:NCAの747-8F、残り2機もキャンセル 8機で完納 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JAL、国交省から厳重注意 パリ定員オーバーで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング「787-10」、3月31日に初飛行へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:経産省と航空機大手が業界参入の「参考書」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:デルタ航空、747-400初号機公開 アトランタの航空博物館 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防衛装備庁、XC-2の開発完了 C-2配備へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩国所属のF35、韓国で訓練初参加 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベトナム航空、ANA製の機内食 羽田発便、資本提携で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:搭載量4倍に、空自次期輸送機「C2」が初配備 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベトナム航空、7機目のA350 羽田で機内公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩国基地所属のF35、韓国で合同訓練に初参加 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:IHI、「F-35」エンジン専用の工場が稼働 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベトナム航空、2017年夏期スケジュールで羽田~ハノイ線にエアバス A350-900型機を投入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新型主力輸送機「C2」の開発完了 機動戦闘車も空輸可能で離島防衛に貢献 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F35Bの空中給油訓練 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F35B、空中給油訓練初実施=嘉手納部隊と、有事即応―米海兵隊 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エミレーツ航空、成田へA380復活 "空飛ぶホテル"3年9カ月ぶり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベトナム航空、羽田へA350就航 2社目の乗り入れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米F35B、精密爆撃訓練か=韓国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米F35B、精密爆撃訓練か=北朝鮮に「警告」―韓国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日航機、定員超過で引き返す - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JAL、定員オーバーで出発 パリで二重発券 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日航機、定員超過で引き返す=パリで、離陸前に気付く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:戦闘機で「日英同盟」復活!? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング747を改造してつくった、NASAの「空飛ぶ天文台」は雲の上から宇宙を観測する - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANAが19年春よりA380投入 特別塗装デザインも決定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:キャセイパシフィック航空、16年通期純損失85億円 8年ぶり赤字、中国国際航空への身売り否定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ステルス戦闘機で中国対抗=潜水艦自主建造も―台湾国防部 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<アメリカン航空>トイレが故障 成田に引き返し緊急着陸 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アメリカン機が緊急着陸=燃料投棄せず―成田空港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国交省、出発時の着席徹底呼びかけ 立ち乗り防止で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイングの17年2月、納入51機 受注43機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「MRJ」や「777」に部品供給、工場で火災 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

ボーイング、787-10初飛行を生中継 31日夜から
Aviation Wire 3/31(金) 20:31配信

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タキシングテストを行う787-10(ボーイングのTwitterから)

 ボーイングは日本時間3月31日夜(現地時間31日朝)、787型機では全長がもっとも長い超長胴型「787-10」の初号機(登録番号N528ZC)を、米サウスカロライナ州のノースチャールストンで初飛行させる。同社のサイトで生中継する。

 787-10は、標準型の787-8、長胴型の787-9に続く787ファミリーで3機種目となる機体で、全長は787-9と比べて5.5メートル長い68.3メートルと、3機種のうちもっとも長い。前部胴体は約13メートルで、787-9と比べて3メートル長く、約7メートルの787-8と比べると約2倍。中胴も787-9と比べ、3メートル長い。

 標準座席数は2クラスの場合、787-9より40席多い330席。航続距離は1万1910km(6430海里)で、置き換え対象とな従来機と比べて燃費が25%以上向上し、次世代の競合機と比較しても10%以上優れているとしている。

 787の生産ラインは、ワシントン州シアトルのエバレットと、ノースチャールストンの2カ所あり、787-10はすべてノースチャールストンで製造。初号機の引き渡しは、当初の計画通り2018年を予定している。

 日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が3機発注済み。2019年度から2020年度にかけて受領し、全機を国内線に投入する。

 生中継は日本時間31日午後10時25分(現地時間31日午前9時25分)から、4月1日午前4時30分(同31日午後3時30分)まで。


NCAの747-8F、残り2機もキャンセル 8機で完納
Aviation Wire 3/30(木) 12:25配信

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注残2機の747-8FもキャンセルしたNCA=16年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 日本貨物航空(NCA/KZ)は、発注済みだったボーイング747-8F貨物型2機をキャンセルするとこでボーイングと合意した。確定発注に切り替えた6機すべてをキャンセルすることになった。

 NCAを傘下に持つ日本郵船(9101)が、3月24日に発表した。

 NCAは2005年11月、ローンチカスタマーとして747-8Fを14機発注。このうち8機は確定発注で、6機をオプションとしていた。2007年3月にオプションだった6機を確定発注に切り替えた。

 今回キャンセルしたのは2007年発注分で、事業環境が発注当時から変化したことにより見直しを決定。2015年9月には6機のうち4機をキャンセルし、2機を受領する予定だったが、残り2機も発注を取り消した。

 注残の2機をキャンセルしたことで、8機で完納となった。

 同社は747-400F貨物型を10機発注。すでに10機を受領し、7機を保有している。このうち4機は自社で運航し、残りの3機は他社へリースしている。747-8Fは2012年7月25日、同社向け初号機(登録番号JA13KZ)を受領。現在は8機を運航している。8号機(JA18KZ)は2014年12月16日に受領した。

 NCAでは当面、保有する12機で運航を継続。新機材を発注する予定はないという。

 ボーイングは2016年7月、747-8の製造中止を検討すると、SEC(米国証券取引委員会)へ提出した書類で明らかにしている。


JAL、国交省から厳重注意 パリ定員オーバーで
Aviation Wire 3/29(水) 21:06配信

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パリ発便で起きた定員オーバーでJCABから厳重注意を受けたJAL=15年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 国土交通省航空局(JCAB)は日本航空(JAL/JL、9201)に対し、3月28日付で厳重注意した。パリ発便で定員を超過した状態で出発したことによるもので、JALは4月11日までに再発防止策を国交省に報告する。

 現地時間3月21日(日本時間22日)、パリ発羽田行きJL46便(ボーイング777-300ER型機、登録番号JA732J)で定員を1人オーバーした状態で出発し、誘導路から駐機場へ戻るトラブルが発生した。現地で搭乗手続きを委託している会社の地上係員が、航空券を乗客に手渡す際の本人確認が不十分だったことや、二重発券などのミスが重なった上、機内でも客室乗務員による確認が不十分だったことで起きた。

 定員超過で出発した事例は、JALで自走後に起きたのは初めて。

 JCABはJALに対し、再発防止策を文書で提出するよう指示。国際線での搭乗手続時と搭乗口通過時の本人確認、国内・国際線の搭乗手続でエラーが発生した場合の確認方法や、機体が移動を開始する前に機内での着席確認を徹底すること、自社と委託先の係員への徹底を求めている。

 定員オーバーのトラブルは、日本国内では福岡空港で2016年9月30日に、全日本空輸(ANA/NH)の福岡発羽田行きNH256便(777-200、JA742A)で発生。搭乗手続きが済んでいない乗客が搭乗し、一時「立ち乗り」になった。

 国土交通省航空局(JCAB)は国内の航空各社に対し、航空機が出発する際に乗客の着席やシートベルト着用状況の確認を徹底するため、3月14日から関連基準を改正。利用者にも、トイレは搭乗前に空港で済ますことや、出発時の着席とシートベルト着用の徹底を呼びかけている。


ボーイング「787-10」、3月31日に初飛行へ
sorae.jp 3/29(水) 20:14配信

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ボーイング「787-10」、3月31日に初飛行へ

ボーイングは公式ホームページにて、新型ジェット機「787-10」の初飛行を3月31日に行うことを予告しています。
 
今年2月にノース・チャールトンにてロールアウトされた787-10は、ドリームライナーの愛称でおなじみの「787」の胴体延長型。搭乗人数が拡大され、省エネ性能も向上しています。
 
また同型機はANAホールディングスへの3機の導入も決まっており、2019年~2020年に運用が始まります。
 
なお、初飛行は天気やその他の要因によって延期される場合があります。期待の新型機、美し空に翼を伸ばす姿をぜひみてみたいですね。


経産省と航空機大手が業界参入の「参考書」
ニュースイッチ 3/29(水) 12:10配信

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部品サプライヤーを底上げすることで航空機産業の活性化を図る(川重の名古屋第一工場)

中小サプライヤーに自立を求める
 経済産業省は三菱重工業や川崎重工業、IHI、富士重工業などと共同で、航空機部品産業への新規参入やビジネス拡大を目指すサプライヤー向けの「参考書」を作成した。大手各社が実際に運用するサプライヤー選定基準をたたき台とし、加工外注工程を一括受注・管理できる中核企業の能力要件なども盛り込んだ。部品メーカーの新規参入のガイドとするとともに、既存サプライヤーも底上げし、航空機産業を振興する。

 4社に加え、住友精密工業、ナブテスコ、ティ・エフ・マネジメント(愛知県春日井市)の協力を得て「航空機部品産業における生産管理・品質保証ガイドブック」を編集した。また、生産管理や品質保証で大手各社が重視する項目をチェックリストとしてまとめた。経産省はホームページ上で開示するほか、大学や高専などの教材としての活用も検討する。

 新規参入に当たっては“航空機産業へのパスポート”とも言われる品質マネジメント規格「JISQ9100」相当の能力が不可欠。このガイドブックを使えば、取得済みサプライヤーも自社の運用体制を確認できる。製造方法を一度決めたら変えないという「工程凍結」など航空機産業独特の規律も掲載した。

 航空機の部品点数は約300万点。産業のすそ野は広いが、極めて厳しい品質管理を要求される。巨額の開発費や初期投資回収には長時間を要し、健全な財務体質など相応の企業体力が求められる。 国内のサプライチェーンは機体やエンジン、装備品分野の大手各社が下請け企業を指導し、検査・品質保証を肩代わりする形で維持、育ててきた。

 航空機需要が拡大する中、大手各社も自前の生産基盤を強化し、米ボーイングなどからのコスト削減要求に応えつつ、事業継続計画(BCP)強化を迫られる。各社はサプライヤーの管理負担を軽減したいという思惑が一致し、サプライチェーンの実力を底上げする参考書作りで連携した。

ボーイング減産でサプライチェーン高度化目指す
<解説>
 簡単にいえば「中小サプライヤーに自立を求めている」ということ。特に日本の機体メーカーの業績を支えてきたボーイングの大型機「777」が最近は減産傾向にあり(月8・3機→月7機)、上場大手の収益も圧迫している。

 いま日本の機体メーカーはサプライチェーンの効率化に必死。経産省もサプライチェーンの「高度化」という旗の下に各社をうまくまとめあげている印象がある。


デルタ航空、747-400初号機公開 アトランタの航空博物館
Aviation Wire 3/29(水) 9:37配信

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アトランタのデルタ航空博物館に展示されるデルタの747-400初号機=17年3月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 デルタ航空(DAL/DL)は現地時間3月28日(日本時間29日)、退役したボーイング747-400型機の初号機(登録番号N661US、機体番号6301)を、アトランタの本社内にあるデルタ航空博物館でお披露目した。

【747-400初号機の写真を見る】

◆世界初の747-400

 初号機は747-400として最初の機体で、1988年4月29日に初飛行。747-400のローンチカスタマーで、合併前の旧ノースウエスト航空が1985年10月22日に発注し、1989年12月に引き渡された。2008年に両社が合併後はデルタの機材になり、ラストフライトは2015年9月9日のホノルル発アトランタ行きDL836便だった。

 退役時の座席数は、3クラス376席(ビジネス48席、エコノミーコンフォート42席、エコノミー286席)。エンジンはプラット&ホイットニー製PW4000シリーズのPW4056(推力5万6000ポンド)を4基搭載する。

 初号機は東京や名古屋、大阪、ホノルル、ソウル、マニラ、アムステルダム、テルアビブなど、多くの長距離路線に投入された。退役までの26年間で、地球と月を250往復する距離に匹敵する6100万マイル(約9800万キロメートル)を飛行した。

 デルタが現在運航している747-400は7機。機体番号6302(登録番号N662US)、6306(N666US)、6307(N667US)、6308(N668US)、6309(N669US)、6310(N670US)、6314(N674US)で、年内に全機が退役する計画になっている。

◆翼上にテラス

 博物館での公開に合わせ、747の機体構造がわかるよう、デルタの整備部門「Delta TechOps(デルタ・テックオップス)」のスタッフが展示用に改装。天井の一部を露出し、床も一部をガラス張りにした。断熱材や配線、空調ダクトなど、旅客機に不可欠なものを見ることができる。

 メインデッキ(1階席)最前方とアッパーデッキ(2階席)のビジネスクラス「デルタワン」は、フルフラットのベッドポジションを体験できる。コックピットに加え、パイロットや客室乗務員が仮眠するスペース「クルーレスト」も見学できる。

 アッパーデッキ後方にあったギャレー(厨房設備)は撤去され、メインデッキを眺められるようにした。メインデッキには、747にまつわる映像を流すモニターを設けている。

 右側の主翼上にはテラス「ウイングウォーク」を設けた。博物館のジョン・ボートライト館長は、「展示に向けた改修作業でもっとも時間を要したのが、ウイングウォークだ」と話し、一度に49人が翼上からの眺望を楽しめるという。

 博物館は、デルタの旅客便運航開始から85周年にあたる、2014年6月17日にリニューアルオープン。アトランタの本社に隣接し、1940年代には整備用ハンガー(格納庫)があった場所に設けられた。

 今回の初号機展示にあたり、改修に必要な資金のうち、社員が中心となって進めている「The Airloom Project」が、60万ドル(約6665万円)以上の寄付を集めた。12月まで寄付を募る。


防衛装備庁、XC-2の開発完了 C-2配備へ
Aviation Wire 3/28(火) 22:35配信

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航空自衛隊に納入されたC-2の量産初号機=16年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 防衛装備庁は3月27日、航空自衛隊が運用している輸送機C-1の後継となる次期輸送機の試験機XC-2について、同日までに開発を完了したと発表した。部隊使用承認を得たことから、C-2として運用を今後開始する。

◆約7割が国産

 C-2は川崎重工業(7012)が手掛け、機体全体の約7割が国産。全長43.9メートル、全幅44.4メートル、全高14.2メートルで、最大積載量はC-1の約3.8倍となる約30トン、最大離陸重量は同3.1倍の141トンとなった。

 高さ4メートルの貨物室を確保するため、胴体上に主翼を乗せる高翼構造を採用。胴体後部に車両や中型ヘリコプターのUH-60Jなどを搭降載する大型ドアを設けるため、水平尾翼を垂直尾翼上部に乗せたT字翼とした。

 この貨物室の構造により、日本の道路を通行できる高さの車両は、貨物室の長さと幅に収まれば、大型セミトレーラーも自走して搭載できる。

 航続距離は、12トン搭載時でハワイまで飛べる約6500キロで、2.6トン搭載時に1700キロだったC-1よりも大幅に伸びた。胴体前方上部には、フライングブーム型の空中受油装置を設けた。

 エンジンは米GE製CF6-80C2を2基搭載し、スラストリバーサーを用いた自力後進にも対応する。CF6は民間機のボーイング767型機のほか、航空自衛隊では政府専用機747-400、早期警戒管制機E-767、空中給油・輸送機KC-767が採用している。

 コックピットにはヘッドアップディスプレー(HUD)を装備し、フライバイワイヤによる操縦システムを採用。パイロット2人乗務で運航できる。

◆美保基地に配備

 川崎重工は試験機XC-2の契約を2002年3月に防衛庁(当時)と締結。同時開発した海上自衛隊の固定翼哨戒機P-1は、2012年9月25日に量産初号機(機体番号5503)が初飛行に成功し、2013年3月26日に防衛省へ納入している。

 2機製造した試験機XC-2は、初号機が2010年1月26日に初飛行した。今回納入した量産機C-2の初号機は2012年に製造を開始し、今年5月17日に初飛行した。初号機は今後、岐阜基地で自衛隊による実用試験などを実施し、鳥取県の美保基地に配備する。

 防衛省はC-2を2016年度は初号機を含めて3機、2017年度に2機、2018年度に3機の計8機を受領予定。2018年度までの中期防衛力整備計画では、10機体制を計画している。

 防衛装備庁によると、開発費は総額2643億円で、機体とエンジンなどを含めた調達価格は2016年度は1機当たり229億円、量産初号機は188億円になるという。


岩国所属のF35、韓国で訓練初参加
産経新聞 3/28(火) 22:31配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省のデービス報道部長は27日、米海兵隊岩国基地に所属するF35B最新鋭ステルス戦闘機が今月下旬、韓国で行われた米韓海兵隊合同訓練(KMEP)に参加したことを確認した。

 米海兵隊のF35Bが韓国に派遣されるのは初めて。国防総省は訓練の詳細について明らかにしなかったが、韓国紙コリア・ヘラルドなどによると、F35Bは東部の江原道で精密爆撃訓練を実施したという。

 F35Bは敵のレーダー網をかいくぐって敵地奥深くまで進入し、標的を攻撃する能力を備えており、北朝鮮の弾道ミサイル発射を阻止するための先制攻撃を実施する際は中心的役割を担うとみられている。

 在韓米軍のブルックス司令官はF35B派遣について、声明で「米国が韓国との同盟関係をどれだけ献身的に支持しているかを示すものだ」と強調した。


ベトナム航空、ANA製の機内食 羽田発便、資本提携で
Aviation Wire 3/28(火) 21:21配信

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ANACの機内食を搭載するベトナム航空羽田発ハノイ行きVN385便=17年3月27日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ベトナム航空(HVN/VN)は羽田発便で、全日本空輸(ANA/NH)グループで機内食を手掛けるANAケータリングサービス(ANAC)が製造する機内食を導入している。また、3月26日からのハノイ-羽田線へのエアバスA350-900型機投入に伴い、ビジネスクラスの機内食の提供方法を変更した。27日には、報道関係者向けに機内食メニューを公開した。

【機内食の写真を見る】

 ベトナム航空は、利用頻度の高いビジネス客などをターゲットに、2カ月ごとに機内食メニューをリニューアルしている。今回公開したメニューは、3月から4月に羽田発ハノイ行きVN385便で提供するメニューで、ビジネスクラスでは洋食と和食を2種類ずつ、エコノミークラスでは洋食と和食を1種類ずつを用意する。

 4月までのメニューでは、ビジネスの和食は鶏の旨煮とカレイ煮の2種類から、洋食ではエビのココナッツカレーとビーフフィレの2種類から選択できる。前菜はそれぞれ、水菜のおひたしやカボチャのクリームスープなどを用意。また、チーズや季節のフルーツ、デザート類も提供する。

 ベトナムでは、客人を食べきれない量のご飯でもてなす風習があることから、多めの量を用意する。

 エコノミーの和食は牛すき煮、洋食はアラスカロックフィッシュとエビの香草クリームソースを用意する。ほかの航空会社ではメインのみが異なり、副菜などは共通となるケースが多い。ベトナム航空では、副菜も和洋に合ったものを提供する。

 羽田発の機内食は、ANACが製造する。これまではティエフケー(TFK)が製造していたが、2016年5月にANAホールディングス(9202)と資本・業務提携の契約を締結したことにより、2016年秋からANACに委託している。

 ハノイ-羽田線はこれまでのA321からのA350に変更したことにより、機内のスペースが拡大。ビジネスクラスの機内食を、これまでのあらかじめ皿に盛られたものから、客室乗務員が盛り付けるものに変更した。


搭載量4倍に、空自次期輸送機「C2」が初配備
読売新聞 3/28(火) 15:34配信

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航空自衛隊美保基地に到着した次期輸送機「C2」(鳥取県境港市で)

 航空自衛隊の次期主力輸送機「C2」(全長44メートル)が28日、境港市の航空自衛隊美保基地に初めて配備された。

 現有輸送機「C1」と比べ、輸送力が大幅に増強され、2020年度までに同基地に計10機が配備される。

 C1が運用開始から40年以上経過し、老朽化が進んでいることから、後継機として01年に開発に着手。11年度に完了予定だったが、機体の不具合などで配備が遅れていた。

 貨物搭載量は約30トンとC1の約4倍、航続距離は約7600キロ(20トン搭載時)。ヘリコプターや大型トレーラーも運ぶことができ、南西諸島など離島の防衛や海外派遣任務への迅速な対応が期待される。

 この日午前、空自岐阜基地で実用試験を終えた2機が美保基地に到着。関係者らが出迎え、記念のセレモニーを行った。


ベトナム航空、7機目のA350 羽田で機内公開
Aviation Wire 3/28(火) 9:20配信

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羽田に到着したベトナム航空のハノイ発VN384便=17年3月27日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ベトナム航空(HVN/VN)は3月27日、ハノイ-羽田線に投入しているエアバスA350-900型機の機内を、報道関係者に公開した。

【A350の機内写真を見る】

 ベトナム航空のA350-900は3クラス305席(ビジネス29席、プレミアムエコノミー45席、エコノミー231席)を設定。現在はプレミアムエコノミーをエコノミークラスとして販売しているが、今夏から秋をめどに、プレミアムエコノミーとしての販売開始を見込む。

 2016年冬ダイヤまでのハノイ-羽田線には、A321(177席:ビジネス16席、エコノミー161席)を投入していた。約1.7倍に大型化することで、需要獲得を強化する。

 ベトナム航空はA350-900を14機導入予定で、うち10機は自社購入、4機はリースとなる。初号機(登録番号VN-A886)は2015年6月に受領。3月27日現在、7機を所有している。初号機から4号機まではリース導入で、5号機以降は購入機となる。

 27日に公開したのは、現段階で最新の7号機(VN-A892)で、現地時間3月16日に仏トゥールーズからハノイに到着した。7号機で運航した3月27日のハノイ発VN384便は、定刻より30分近く早い午後2時30分ごろ、羽田に到着。前日の26日も定刻より45分早く到着し、2日連続で早着となった。ベトナム航空によると、A321と比較し、エンジン性能の向上などが要因だという。

 ベトナム航空がA350を日本路線に定期投入するのは、2016年10月30日からのホーチミン-関西線に続き2路線目。日本に初飛来したのは2015年9月20日で、ホーチミン-成田線に初号機を機材変更で臨時投入した。

 A350-900はボーイング777-200型機から機材更新する。A350とほぼ同時期となる2015年7月から導入している787-9は、A330と置き換える。


岩国基地所属のF35、韓国で合同訓練に初参加
産経新聞 3/28(火) 8:52配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省のデービス報道部長は27日、米海兵隊岩国基地に所属するF35B最新鋭ステルス戦闘機が今月下旬、韓国で行われた米韓海兵隊合同訓練(KMEP)に参加したことを確認した。

 米海兵隊のF35Bが韓国に派遣されるのは初めて。国防総省は訓練の詳細について明らかにしなかったが、韓国紙コリア・ヘラルドなどによると、F35Bは東部の江(カン)原(ウォン)道(ド)で精密爆撃訓練を実施したという。

 F35Bは敵のレーダー網をかいくぐって敵地奥深くまで進入し、標的を攻撃する能力を備えており、北朝鮮の弾道ミサイル発射を阻止するための先制攻撃を実施する際は中心的役割を担うとみられている。

 在韓米軍のブルックス司令官はF35B派遣について、声明で「米国が韓国との同盟関係をどれだけ献身的に支持しているかを示すものだ」と強調した。


IHI、「F-35」エンジン専用の工場が稼働
ニュースイッチ 3/28(火) 7:54配信

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飛行するF35戦闘機(ロッキード・マーチン提供)

東京・瑞穂で。整備事業も視野に入れる
 IHIは瑞穂工場(東京都瑞穂町)で建設を進めていた、最新鋭ステルス戦闘機「F―35」に搭載する「F135ターボファンエンジン」の専用工場を稼働したことを明らかにした。同工場は組立工場と試運転場で構成するが、まずは組立工場で作業を始めた。IHIは米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)によるエンジン製造に、下請け生産として参画。生産したエンジンは防衛省向けとなる。下請け生産に必要な設備費用などは防衛省と随意契約しており、契約額は約243億円とみられる。

 新工場は地上5階建てで、延べ床面積は約1万4000平方メートル、建築面積は同5448メートル。F―35は1機当たりエンジン1台を搭載するシングルエンジン仕様。防衛省はF35を42機購入し、1年に6機ずつ導入する計画だ。新工場もこれに合わせ、年産6台分程度の生産能力を持つ。

 IHIはエンジンの整備事業も視野に入れる。米政府はF135エンジンの整備拠点について、18年初期までに豪州に、その3―5年後に日本での設置を決定している。整備事業に参入できれば、工場の稼働率を高められるほか、防衛省にも運用面で利点が大きい。

 また、IHIはF135向け部品の製造もP&Wから請け負っており、19品目の生産が決まっている。エンジン部品は相馬工場(福島県相馬市)と呉第二工場(広島県呉市)などで生産する。

 両工場とも部品生産に向けた専用設備を整備済み。米政府の認可やP&Wとの契約が完了した段階で、本格生産に乗り出す。将来は扱う部品点数を増やすことも検討する。

 F―35は米ロッキード・マーチンを主体に世界9カ国の政府・企業が共同開発している。防衛省は一部完成機輸入を除き、国内企業の参画を決めた。米政府との調整を踏まえ機体最終組み立ては三菱重工業が、エンジン組み立てはIHIが担当することになった。


ベトナム航空、2017年夏期スケジュールで羽田~ハノイ線にエアバス A350-900型機を投入
Impress Watch 3/28(火) 0:00配信

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写真:Impress Watch

 ベトナム航空は3月26日、航空夏期スケジュールのスタートに合わせて羽田~ハノイ線の使用機材をエアバス A350-900型機に変更して運航を開始した。この運航2日目となる3月27日には、報道関係者を集めて機内見学ならびに機内食の試食・説明会を実施した。

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 ベトナム航空の羽田~ハノイ線は2014年7月1日に運航を開始したが、これまで使用機材が178席(ビジネスクラス16席、エコノミークラス162席)または184席(ビジネスクラス16席、エコノミークラス168席)仕様のエアバス A321型機を使用してきたが、機材自体の席数がそれほど多くないうえ、航続距離の関係で席数を制限してきた。

 日本人のベトナム渡航者数は2008年のリーマンショックの影響が出た2009年以降、年々伸びており、2016年は前年比10.3%増となる74万592人。需要が高まるなかで機材の大型化を目指していたが、ようやく実現した格好となる。同社のエアバス A350-900型機は、レギュラー運航としては2016年10月30日に関空~ホーチミン線に続いて2路線目の日本路線導入となる。

ベトナム航空の羽田~ハノイ線

VN385便:羽田(16時35分)発~ハノイ(20時20分)着、3月26日~4月30日
VN384便:ハノイ(08時15分)発~羽田(15時05分)着、3月26日~6月30日

 上記は羽田~ハノイ線の3月27日時点の運航ダイヤとなるが、夏期スケジュール期間(10月28日まで)は、ハノイ発着時刻が運航日によって多少変わるものの、羽田の発着時刻は固定されている。このダイヤは、往路は国内線で各地から羽田空港に来てハノイへ行く。復路は羽田に到着してから当日中に日本各地へ行く、という主に移動時間を1日で済ませたい日本各地のビジネスユーザーの利便性を考慮したものであるという。

 ベトナム航空では、この羽田~ハノイ線へのエアバス A350-900型機導入を記念し、初便となった3月26日の搭乗客(225名、幼児1名含む)に記念品を配布。

 さらに、ベトナム航空が運営するベトナム情報Webサイト「Meets Vietnam」のメールマガジンに登録することで、抽選で羽田~ハノイ線の往復航空券などが当たるキャンペーンを実施している。期間は5月10日まで。

■ベトナム航空 エアバス A350-900型機の機内

 ベトナム航空のエアバス A350-900型機は、ビジネスクラス29席、エコノミークラス276席の計305席仕様。

 ビジネスクラスはいわゆる「ヘリンボーン」と呼ばれる、進行方向に対して座席を斜めにしたレイアウトを採用。シートピッチ106.7~111.7cm、シート幅53.3cmで、フルフラット化できる。シートモニターは15.4インチ。

 エコノミークラスついては、うち45席がプレミアムエコノミー仕様のシートとなっている。現時点ではシート以外のサービスはエコノミークラスと同等のため、マイレージプログラムの上級会員などに優先してその席を割り当てているが、今夏~秋にかけてプレミアムエコノミーのサービスも提供し、3クラス制での運航となる予定にしている。

 このプレミアムエコノミーのシートは、シートピッチがやや広く最大96cmほどとなるほか、レッグレスト、フットレストを備える点や、各座席にユニバーサルAC電源を備える点に特徴がある。シートモニターも10.6インチとやや大きい。

 エコノミークラスは3-3-3の9アブレストで、シートピッチは78~81cm。シート幅が43cmと、エアバス A350-900型機の広い客室を活かした作りで余裕を感じられる。シートモニターは最大10インチ。ユニバーサルAC電源は3席に対して2口ずつ備えている。なお、USB電源はビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスすべてで各席に備えている。

 ベトナム航空は2015年にアジアで初めてのエアバス A350-900型機運航会社として初号機を導入。現在までにリース機材4機を含む6機を受領。ボーイング 777-200型機を置き換える機材として、最終的に24機を導入する予定だ。

 このほか、ベトナム航空は日本路線においては90%以上の定時運航率を達成していることや、各種安全基準を網羅していることをアピール。

 さらに現在、エアバス A350-900型機とボーイング 787-9型機の導入を同時に進めている。新型機導入にはパイロットやCA(客室乗務員)、整備士の訓練が必要になるが、当然その間も定期便は運航しなければならない。それを2機種同時に行なうのはかなりハードなものとなるが、社会主義国家というお国柄、パイロットの腕などがそれを実現しているという。

 機内食もポイントで、ベトナムでは「おもてなしといえばまず食事」で、いただく側は少し残すことで満足を表わすといった文化を持つとのこと。ベトナム航空もそういった文化を反映して、「コストカットでも機内食を減らすという話にはならない」とのことで、こだわりを持った機内食を提供しているという。

 エアバス A350-900型機になったことで、この機内食も充実する。例えばビジネスクラスでは従来はお皿にディッシュ盛りで提供していたが、機材が大きく、収納スペースが広くなったことで、CAが直接盛り付けして乗客に提供でき、見た目にも立体的で彩りがよくなるという。

 また、同じビジネスクラスでは、洋食、和食で2つずつの選択肢を用意。さらにデザート、チーズといった機内食に付随するメニューに力を入れている。

 なお、以下に掲載する機内食はいずれも羽田発~ハノイ行き便で提供されるもので、メニューは2カ月に1回変更している3~4月は同じ機内食を提供したのち、5月にリニューアルされることになる。

 エコノミークラスについてもフルサイズトレイで提供。しかも和食と洋食でメインの食事だけを入れ替えて、ほかは同じという機内食も増えているなか、ベトナム航空ではトレイセットの内容も和食、洋食で変えているのが特徴となっている。


新型主力輸送機「C2」の開発完了 機動戦闘車も空輸可能で離島防衛に貢献
産経新聞 3/27(月) 18:32配信

 防衛省は27日、航空自衛隊が配備する新型の主力輸送機「C2」の開発を完了したと発表した。C2は現在の主力輸送機「C1」の後継機として、C1の4.5倍となる36トンの貨物を搭載でき、満載時の航続距離は約4500キロに達する。

 74式戦車と同等の火力を持つ「機動戦闘車」や多用途ヘリコプター「UH60」なども空輸でき、南西諸島をはじめとした離島防衛の強化や海外派遣任務への迅速対応が期待される。

 C2は当分の間、空自美保基地(鳥取県境港市)のみに配備される。機体は全長と全幅が約44メートル、全高約14メートルで、最高速度はマッハ0.8を超える。


F35Bの空中給油訓練
時事通信 3/27(月) 9:01配信

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空中給油訓練で、給油ブームに接近する岩国基地(山口県)配備の米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F35B=14日、太平洋上空(米軍提供)


F35B、空中給油訓練初実施=嘉手納部隊と、有事即応―米海兵隊
時事通信 3/27(月) 4:54配信

 米軍岩国基地(山口県岩国市)配備の海兵隊のF35B最新鋭ステルス戦闘機が、嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の給油機と初めて空中給油訓練を実施していたことが27日までに、在沖縄海兵隊への取材で分かった。

 F35はレーダーに探知されにくいステルス性を生かした精密誘導弾による対地攻撃や偵察能力を備える。空中給油は長距離飛行を伴う作戦に不可欠で、北朝鮮の挑発で朝鮮半島情勢の緊張が高まる中、有事に即応する訓練を重ねている。

 海兵隊などによると、訓練は今月14日に日本周辺の太平洋上で実施。F35は嘉手納基地の空中給油・輸送機KC135から給油を受ける訓練を行った。給油訓練後の今月下旬、F35は米韓合同訓練に派遣された。


エミレーツ航空、成田へA380復活 "空飛ぶホテル"3年9カ月ぶり
Aviation Wire 3/26(日) 21:45配信

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成田の66番駐機場へ向かうエミレーツ航空のA380再開初便EK318便=17年3月26日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

 エミレーツ航空(UAE/EK)は3月26日、総2階建ての超大型機エアバスA380型機を成田へ再就航させた。3年9カ月ぶりの復活で、ドバイでの乗り継ぎにより、成田から30都市以上へA380のみで渡航できるようにした。

【成田へ到着するA380】

 座席数は3クラス489席で、ファースト14席、ビジネス76席、エコノミー399席。従来のボーイング777-300ER型機(3クラス354席:ファースト8席、ビジネス42席、エコノミー304席)と比べ、1便あたりの提供座席数が135席増える。

 エミレーツは2010年3月28日に、ドバイ-成田線を777-300ERで開設。2012年7月から2013年5月まではA380を投入していたが、羽田へ777-200LRで就航した2013年6月からは、需給適合により成田線の機材を777-300ERに戻していた。

 約3年9カ月ぶりにA380を復活させたことで、成田からドバイ経由で欧州や中東、アフリカ、インド洋、南米方面の30都市以上に、A380のみで渡航できるようになった。ブラジルのサンパウロとモロッコのカサブランカには、成田と同じ3月26日からA380を導入。サンパウロは、中東と南米間をA380で結ぶ初の路線となる。

 ドバイ-成田線の運航スケジュールは、曜日により異なる。再就航初日となる日曜の場合、成田行きEK318便は午前2時50分にドバイを出発し、成田着は午後5時35分。ドバイ行きEK319便は午後10時に成田を出発し、翌日午前4時15分にドバイへ到着する。

 26日の再開初便となったEK318便(A380、登録番号A6-EUK)は、成田へは定刻より1時間30分遅れとなる午後7時5分に66番スポット(駐機場)へ到着。折り返しのドバイ行きEK319便は、午後10時定刻の出発を予定している。

 A380は機体の広さや豪華さから、「空飛ぶホテル」とも呼ばれている。成田へは、シンガポール航空(SIA/SQ)やルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)、エールフランス航空(AFR/AF)などもA380を就航させていたが、羽田の国際線発着枠の増枠や機材更新に伴い、777-300ERなどに変更。現在A380を成田発着の定期便に投入しているのは、エミレーツとタイ国際航空(THA/TG)の2社のみとなっている。


ベトナム航空、羽田へA350就航 2社目の乗り入れ
Aviation Wire 3/26(日) 18:25配信

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駐機場へ向かうベトナム航空のA350羽田初便=17年3月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ベトナム航空(HVN/VN)のエアバスA350-900型機が夏ダイヤ初日の3月26日、ハノイから羽田空港へ到着した。同社日本路線へのA350の定期便投入は2路線目で、羽田へのA350による定期便就航は2社目となった。

【ベトナム航空のA350羽田初便の写真】

 座席数は3クラス305席(ビジネス29席、プレミアムエコノミー45席、エコノミー231席)。これまではA321(177席:ビジネス16席、エコノミー161席)で運航しており、約1.7倍に大型化した。

 ベトナム航空は2015年6月、A350-900の初号機(登録番号VN-A886)を受領。14機を導入予定で、うち10機は自社購入、4機はリースとなる。

 同社のA350が日本に初飛来したのは2015年9月20日で、ホーチミン-成田線に初号機を機材変更で臨時投入。商業飛行としても日本初乗り入れとなった。2016年10月30日の冬ダイヤからは、ホーチミン-関西線に定期投入している。

 羽田路線の定期便にA350を初導入したのはシンガポール航空(SIA/SQ)で、2016年12月13日に就航した。

 日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)が777の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入。運航開始は2019年を予定しており、6年程度で777を置き換える。

 26日はハノイ発羽田行きVN384便(A350-900、登録番号VN-A890)が、定刻より45分早い午後2時20分に羽田へ到着。折り返しのハノイ行きVN385便は、定刻の午後4時35分に143番駐機場から出発した。


米F35B、精密爆撃訓練か=韓国
時事通信 3/26(日) 9:27配信

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聯合ニュースなど韓国メディアは25日、日本の岩国基地に配備されている米最新鋭ステルス戦闘機F35B(写真=1月撮影)がこのほど、韓国北東部・江原道の演習場で精密爆撃訓練を実施したと報じた。


米F35B、精密爆撃訓練か=北朝鮮に「警告」―韓国
時事通信 3/25(土) 22:42配信

 【ソウル時事】聯合ニュースなど韓国メディアは25日、日本の岩国基地に配備されている米最新鋭ステルス戦闘機F35Bがこのほど、韓国北東部・江原道の演習場で精密爆撃訓練を実施したと報じた。

 北朝鮮と隣接した江原道での精密爆撃訓練実施は、「核・ミサイルの開発を続ける北朝鮮に対する警告のメッセージの意味合いがある」と聯合は伝えた。

 在韓米軍はこれより先、F35Bが韓国海兵隊との共同訓練に参加したと発表したが、訓練の詳細は明らかにしていなかった。

 米メディアは、北朝鮮が新たな核実験に向けた準備の最終段階に入っていると報道。韓国統一省報道官は「北朝鮮は指導部が決心さえすれば、いつでも核実験を行う準備ができているとみている」と述べている。


日航機、定員超過で引き返す
時事通信 3/25(土) 6:00配信

 日本航空 <9201> は24日、パリ発羽田行きの日航46便(ボーイング777型機、乗客定員245人)が21日夜(現地時間)、定員を1人上回る乗客を乗せたことに離陸直前に気付き、駐機スポットに引き返すトラブルがあったと発表した。手続きミスが重なって同じ乗客の搭乗券を2人に渡したのが原因で、乗客を1人降ろして定刻より1時間9分遅れで出発した。同社は国土交通省に報告した。


JAL、定員オーバーで出発 パリで二重発券
Aviation Wire 3/25(土) 0:17配信

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定員オーバーで出発するトラブルがパリで起きたJAL=14年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)は3月24日、パリのシャルル・ド・ゴール空港で現地時間21日(日本時間22日)に、定員を1人オーバーした状態で出発し、誘導路から駐機場へ戻るトラブルがあったことを明らかにした。定員超過で出発した事例は、JALで自走後に起きたのは初めてだという。

【記事の写真を見る】

 現地で搭乗手続きを委託している会社の地上係員が、航空券を乗客に手渡す際の本人確認が不十分だったことや、二重発券などのミスが重なった上、機内でも客室乗務員による確認が不十分だったことで起きた。

 トラブルは現地時間22日午後7時ごろ、パリ発羽田行きJL046便で発生。機材はボーイング777-300ER型機(登録番号JA732J)で、座席数244席に対し、245人の乗客と座席を使わない幼児1人が乗った状態で出発した。駐機場を出て誘導路を自走し始めた直後に、定員を1人オーバーしていることが発覚し、出発から25分後に駐機場へ戻った。

 JL046便はその後、定員オーバーの乗客1人を下ろし、満席で1時間9分遅れの午後8時9分にパリを出発。羽田には、22日午後3時23分(定刻は午後2時55分)に到着した。降機した乗客は、JALの後続便に乗った。

◆乗客Cの航空券を二重発券

 JALによると、団体旅行で乗った3人の外国人客のうち、2人連れの乗客A(60代男性)と乗客B(60代女性)が、シャルル・ド・ゴール空港のJALカウンターで一緒にチェックインした際、係員が誤って同じ団体の乗客C(40代女性)の航空券を、乗客Bに手渡していた。

 3人が参加した団体旅行を扱う旅行会社が航空券を予約した際、乗客Aと乗客Cを一緒に予約し、乗客Bは別に予約していた。JALによると、このように予約された経緯はわかっていないという。

 乗客Aからパスポートを預かった係員は、乗客Aと乗客Bの顔とパスポートの顔写真を照合。本人確認後、係員は乗客Aの名前で予約記録を照合し、2人分の航空券を発券した。この際、係員は乗客Bを乗客Cだと思い込み、氏名を十分確認せずに、航空券を乗客Bに手渡していた。

 JALの規則では、係員が航空券を乗客に手渡す際には、航空券に記載された氏名を本人にも確認してもらうよう定めているという。また、乗客Bと乗客Cの氏名は異なり、発券システムも正常に作動していた。

 そして乗客Aと、乗客Cの航空券を渡された乗客Bがチェックイン後、乗客Cが預け荷物を持ってカウンターを訪れ、搭乗手続きを始めた。

 乗客AとBを応対した係員は、乗客Cは予約システムでは搭乗手続き済みと表示されたため、乗客Cから「搭乗券を持っていない」と言われた際、紛失したと思い込み、十分な確認をせずに航空券を再発券して乗客Cに手渡した。JALの規則では、再発券は責任者に確認してから行うことになっているといい、係員は責任者へ確認せずに再発券していた。

 これにより、乗客C名義の航空券を、乗客C本人と乗客Bの2人が持った状態になった。

◆ドアクローズ後に定員超過発覚

 搭乗口に着いた3人の外国人客は、乗客Aに続いて乗客Cが搭乗。乗客Cの航空券を持った乗客Bがゲートを通過しようとした際、乗客Cは搭乗済みだとエラーが表示された。しかし、委託先の係員は、搭乗口にいたJALの責任者にエラー表示について確認せず、乗客Bを搭乗させた。機内に入った3人は、エコノミークラスの3席並びの席に着席した。

 一方、乗客Bの座席は、予約システム上は未搭乗扱いだったことから、キャンセル待ちをしていた乗客Dに割り振られた。乗客Dが機内に入ると、自分の席に乗客が座っていたことから、客室乗務員Aに席がない旨を伝えた。

 客室乗務員Aが、乗客Bと乗客Cの航空券を確認したところ、2人は同じ座席番号、同じ名前が印字された航空券を持っていた。このため、エコノミークラスの責任者を務める客室乗務員Bに対し、座る席がない乗客がいると報告。この際、客室全体の責任者である先任客室乗務員には、このトラブルに関する連絡は入っていなかった。

 搭乗口にいるJALの責任者に対して、客室乗務員Aは、乗客Bと乗客Cの航空券が同じ名義であることを伝えたが、乗客Dの席がないことまでは十分伝わらず、責任者は問題ないと判断した。

 客室乗務員Aが機内に戻ると、乗客Dは座席近くにいなかった。この時、最後の乗客が搭乗したことから、先任客室乗務員は、ドアを閉める操作を全客室乗務員に指示。客室乗務員Aもドア操作を優先した。

 ドアが閉まり、満席となった機内の乗客全員が着席していることを複数の客室乗務員が確認して出発したが、乗客Dがトイレから出てきた。このことから、定員を1人オーバーしていることが発覚し、先任客室乗務員が機長に報告。この時点でJL046便は、駐機場を出てトーイングカー(牽引車)が外され、誘導路を自走し始めた直後だったが、駐機場へ引き返して乗客Bを下ろし、再出発した。

◆昨年9月にANAも定員オーバー

 JALによると、シャルル・ド・ゴール空港の搭乗手続きは、数年前から現在の企業に委託しており、直近でトラブルの報告はなかったという。

 トラブルを受けてJALは24日、東京・天王洲の本社とロンドンから担当者をシャルル・ド・ゴール空港へ向かわせた。また、国際線を扱う国内と海外の全空港に対し、搭乗手続きと搭乗口での確認体制を強化。すべての客室乗務員に対し、出発前の乗客の着席確認手順について、再徹底した。

 定員オーバーのトラブルは、日本国内では福岡空港で2016年9月30日に、全日本空輸(ANA/NH)の福岡発羽田行きNH256便(ボーイング777-200型機、登録番号JA742A)で発生。搭乗手続きが済んでいない乗客が搭乗し、一時「立ち乗り」になった。

 国土交通省航空局(JCAB)は国内の航空各社に対し、航空機が出発する際に乗客の着席やシートベルト着用状況の確認を徹底するため、3月14日から関連基準を改正。利用者にも、出発時の着席とシートベルト着用の徹底を呼びかけている。


日航機、定員超過で引き返す=パリで、離陸前に気付く
時事通信 3/24(金) 21:41配信

 日本航空は24日、パリ発羽田行きの日航46便(ボーイング777型機、乗客定員245人)が21日夜(現地時間)、定員を1人上回る乗客を乗せたことに離陸直前に気付き、駐機スポットに引き返すトラブルがあったと発表した。

 手続きミスが重なって同じ乗客の搭乗券を2人に渡したのが原因で、乗客を1人降ろして定刻より1時間9分遅れで出発した。同社は国土交通省に報告した。

 日航によると、60代の女性が搭乗手続きをした際、現地委託先の社員がパスポートを十分確認せずに、別の40代女性の搭乗券を渡した。その後、40代女性が搭乗手続きで窓口を訪れたが、手続き済みと誤認し搭乗券を再発行した。

 搭乗口で60代女性にエラー表示が出たが、夫と一緒だったため確認を怠り機内に案内。システム上は乗客が定員より1人少ないと表示され、キャンセル待ちの客を出発直前に乗せたため定員を上回った。客室乗務員が十分確認しないまま機体は滑走路に向け自走を始めたが、席に座れない客がいることに気付いて引き返したという。


戦闘機で「日英同盟」復活!?
ニュースイッチ 3/24(金) 19:35配信

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先進技術実証機「X―2」

ステルス戦闘機、共同研究の先にあるものは
 「21世紀に日英同盟復活か」というネット上の評に苦笑させられた。防衛装備庁と英国国防省が、レーダーで発見されにくいステルス戦闘機の共同研究を検討する覚書を交わした。米国以外との戦闘機の共同研究は日本にとって初めて。

 日英がそれぞれ進めている将来戦闘機と将来戦闘航空システムの情報を交換し、共同事業の可能性についても意見交換する。英国は欧州連合の一員として武器を開発してきたが、そこからの離脱が決まったことで新たな提携相手を探していた。

 かたや日本は2018年度までに、ステルス技術を搭載した次期主力戦闘機(FX)を国産にするか国際共同開発かを決める。膨大なコストが必要な戦闘機は共同開発が主流。その中で日本は昨年、国産初のステルス実証機「X2」の飛行を成功させるなど自前技術の開発を急いでいる。

 もしFXが共同開発となれば本命の相手は米国だ。ただ現状で、日本を対等なパートナーと認めてくれるかどうかは微妙。往時の大英帝国ほどの威光のない相手でも、自前のステルス技術と並んで対米交渉のカードにはなる。

 そんな想像を政府関係者にぶつけたら「さあ、どうでしょうかね」とニヤニヤ。産業界が注視するFXの行方やいかに。


ボーイング747を改造してつくった、NASAの「空飛ぶ天文台」は雲の上から宇宙を観測する
WIRED.jp 3/23(木) 12:30配信

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機体の横に巨大な穴を空けられたボーイング747型機

ジャンボジェットの愛称で知られた「ボーイング747」も、いまや48歳。年をとったものだ(航空機にしては、である)。747型機は長年にわたり、自らが最も“多才”な航空機であることを証明してきた。2階には活気あるシャンパンバーが据えられ、幅広のその胴体は貨物輸送業者たちのお気に入りだ。また同機の改造型は、空飛ぶ司令室の役割も果たしてきた(エアフォースワンの名を耳にしたことがあるだろう)。

【標高5,000mから宇宙を観測した、美しいパノラマ画像】

これに対して、NASAは実に思い切った使い方をしている。一機はスペースシャトルの輸送用に、そしてまた別の一機の側面には巨大な穴を開けて、雲の上から天体観測するために使っているのだ。

2010年以降、科学者たちはパイロットが操縦する機体に乗り込んで空高くを飛び、口径が約2.5mもある望遠鏡を使って、雲の上から宇宙を眺めている。この遠赤外線天文学成層圏天文台(SOFIA)は、大きさがハッブル宇宙望遠鏡に匹敵するもので、惑星の大気や星間分子雲、彗星の構成物などの研究に使われている。

望遠鏡は、正確に星に狙いを定められなくてはならない。そのため、航空機内部に望遠鏡を取り付け、なおかつ大揺れにも耐えられるようにするには技術を要する。NASAは、「Special Performance」とも呼ばれる747SP型機に手を入れた。この型は、機体が通常のジャンボ機よりも軽いため、より高く速く飛ぶことができるのだ。NASAは軍需企業のレイセオンの協力を得て、機体胴部の翼の後ろに約5m×7mの穴を開け、スライド式のドアを取り付けた。そして試験に試験を重ね、穴が飛行に影響しないことを確認した。

望遠鏡には即応性のあるジャイロスコープが搭載されており、飛行中に機体が揺れても望遠鏡が観察対象にロックオンし続けるようになっている。上の動画でわかるように、機内は機器類が置かれた棚と、送られてくるデータを見守る研究者たちのシートでいっぱいだ。

しかし何よりも印象的なのは、望遠鏡の規模と、それを運ぶ機体の神々しさである。一般乗客の一員としてのわれわれは、ブラックホールを眺めるよりも、窮屈な座席へと押し込まれるイメージのほうが強く、ジャンボジェットがどれほど大きいか、そしてどれほどマルチな才能をもっているかを実感することは少ないのだ。


ANAが19年春よりA380投入 特別塗装デザインも決定
エコノミックニュース 3/20(月) 18:31配信

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全日空は超大型旅客機エアバスA380を19年春より東京-ホノルル線に導入。特別塗装のデザインがこのほど公表された

 全日空 <9202> は2019年春からエアバス社が製造する超大型旅客機A380を東京-ホノルル線に投入予定だ。A380は総2階建てで、「ジャンボジェット」の愛称で呼ばれているボーイングB747を抜いて世界最大の旅客機として知られている。

 B747が最大524人の乗客を乗せられるのに対し、A380では最大853人の乗客を乗せることができ、運搬力の面でも史上最大だ。従来日本航空?9201?がトップシェアを守り続けていたホノルル線に、この超大型旅客機を投入。輸送力で日本航空の牙城を攻める予定だ。

 その意気込みは機体の塗装デザインにも現れている。同社は2016年10月7日から11月30日まで、A380の特別塗装のデザインを一般公募。国内だけでなく海外からも応募があり、2197作品に昇ったという。17年3月6日、同社はA380の特別塗装デザインを発表。「FLYING HONU」と名付けられ、ハワイの青い海でゆったりとくつろぐホヌの親子が機体に描かれるデザインが公表された。

 「ホヌ」はハワイ語で「ウミガメ」。神聖な生き物として親しまれており、ウミガメを見ると幸福や繁栄が訪れるという。同社は「A380でハワイに旅をする乗客に幸福が訪れるように」という願いを込めて採用を決定した。

 今回のデザイン決定を記念した限定旅行積立プランもANAセールスから販売予定。通常の積立プランの最大年利が3%(サービス額率)のところ、4月13日から発売される『ANA旅行積立ハワイ限定プラン』では、A380にちなんで3.8%と設定。ハワイを目的地としたANAセールス海外旅行商品の購入、ANA国際航空券購入、ANA DUTY FREE SHOPで利用できるという。オトクに世界最大の旅客機で旅行できることをPR。

 国内では初めての導入となるA380。4基のエンジンを備えた大型旅客機が導入されるのはB747以来。「空飛ぶホテル」とも呼ばれるほど快適性も向上している。同社の目玉機体の1つになることは間違いなさそう。巨大なウミガメが空を飛ぶ光景が見られるのが楽しみだ。(編集担当:久保田雄城)


キャセイパシフィック航空、16年通期純損失85億円 8年ぶり赤字、中国国際航空への身売り否定
Aviation Wire 3/16(木) 21:45配信

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8年ぶりに最終赤字となったキャセイパシフィック航空=16年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 キャセイパシフィック航空(CPA/CX)が現地時間3月15日に発表した2016年12月期通期決算は、純損益が5億7500万香港ドル(約85億1000万円)の赤字(15年通期は60億香港ドルの黒字)と、8年ぶりに最終赤字を計上した。売上高は前期(15年通期)比9.4%減の927億5100万香港ドルだった。株式を持ち合う中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)への身売り説については否定した。

 燃油市況が下落し、航空会社には有利な状況となったものの、キャセイは現在の価格を大きく上回っていた際の燃油費ヘッジで損失が生じ、相殺された。また、中国本土と世界の主要都市を結ぶ直行便が増え、LCCとの競争が一段と激化したことが、業績悪化につながった。同社では、他社との競争激化がもっとも大きく影響したと説明している。

 業績悪化により、一部ではエアチャイナへ身売りするのではとの臆測が出ていたが、キャセイの広報担当者はこれを否定。ジョン・スローサー会長は「2017年も厳しい事業環境が続くとともに、他社との競合激化や、香港ドル高によるマイナス影響が収益を圧迫し続けると予想される。現況は厳しいものの、長期的には我々の事業が拡大するという見通しに変わりはない」とコメントした。

 コスト面では、キャセイとキャセイドラゴンの燃油費(ヘッジによる影響除く)は、前期より49億600万香港ドル(20.4%相当)減少。燃料費はキャセイグループの最大コスト要因で、2016年通期の営業コスト全体の29.6%(前期比4.4ポイント低下)を占める。ヘッジによる損失を加味した燃油費は、前期比で50億1500万香港ドル(15.2%相当)減少となった。

 2016年の新路線は、6月開設の香港-マドリード線と、9月開設の香港-ロンドン(ガトウィック)線。2月に運休した香港-ドーハ線は、カタール航空とコードシェアを実施している。キャセイドラゴンは、香港-広島線を2016年10月27日を最後に運休した。

 機材面では、2016年はエアバスA350-900型機を10機受領。一方、最後に残った3機のボーイング747-400型機と、エアバスA340-300型機3機を退役させた。A340-300は、今年1月にさらに1機退役させており、残る3機も年内には運航を終える。また、747-8F貨物機は、2016年8月に発注分最後の機体を受領している。


ステルス戦闘機で中国対抗=潜水艦自主建造も―台湾国防部
時事通信 3/16(木) 20:12配信

 【台北時事】台湾の国防部(国防省)は16日、4年ごとの防衛計画見直し(QDR)報告を発表した。

 中国の軍事的脅威に対抗するため、短距離・垂直離着陸ができるステルス戦闘機の配備や潜水艦の自主建造を目標に掲げた。

 報告は中国の軍事動向について、国防費が増加を続ける中、軍の改革や装備の現代化が進んでいると指摘。台湾を武力侵攻する考えを放棄しておらず、既に台湾を封鎖し、離島を奪取する能力を備えていると強調した。

 台湾を防衛する先進的な武器について、台湾は外交、財政上の制約もあり、調達が難しい状況にあると分析し、自主開発、製造能力を引き上げる必要があると訴えた。


<アメリカン航空>トイレが故障 成田に引き返し緊急着陸
毎日新聞 3/15(水) 22:43配信

 15日午後0時半ごろ、成田空港を出発したダラス行きアメリカン航空176便(ボーイング777、乗客乗員294人)でトイレが故障し、使えなくなった。ダラス空港までは約11時間かかるため、同機は成田空港に引き返し、約1時間後に緊急着陸した。

 国土交通省成田空港事務所によると、故障したのはエコノミークラスのトイレ。離陸から約40分後に水が流れないことが分かった。機器が故障して水圧が弱まったのが原因。トイレに行きたいという乗客の要望に応え、引き返した。乗客は約3時間後、別の機体で成田空港を出発した。この影響で同空港を離着陸する計12便が最大21分遅れた。【北川仁士】


アメリカン機が緊急着陸=燃料投棄せず―成田空港
時事通信 3/15(水) 18:55配信

 15日午後、成田発米ダラス行きのアメリカン航空176便ボーイング777型機(乗客乗員294人)でトイレの水が出なくなり、同機は成田空港に引き返した。

 この際、残存燃料が多く重量オーバーの可能性があるとして、緊急着陸した。けが人や滑走路の異常はなかった。

 国土交通省成田空港事務所によると、離陸後間もなく引き返す場合、通常は燃料を投棄し機体を軽くした上で着陸する。しかし、投棄に時間がかかるため、同機はトイレ待ちの乗客を早く降ろすことを優先させたという。


国交省、出発時の着席徹底呼びかけ 立ち乗り防止で
Aviation Wire 3/15(水) 13:41配信

 福岡空港で2016年9月に、搭乗手続きが済んでいない乗客が搭乗し、一時「立ち乗り」になったトラブルの再発防止に向け、国土交通省航空局(JCAB)は国内の航空各社に対し、航空機が出発する際に乗客の着席やシートベルト着用状況の確認を徹底するため、3月14日から関連基準を改正した。利用者にも、出発時の着席とシートベルト着用の徹底を呼びかけている。

 立ち乗りが起きたのは、2016年9月30日の全日本空輸(ANA/NH)の福岡発羽田行きNH256便(ボーイング777-200型機、登録番号JA742A)。満席だった同便に搭乗手続きが済んでいない乗客が搭乗し、一時的にその乗客が立ち乗り状態になった。同便は駐機場へ引き返し、約50分遅れで再出発した。

 国交省は、10月11日にANAを厳重注意。ANAは同月25日に、空港の地上係員を増員し、確認体制を強化するなど、7つの再発防止策を国交省に報告した。

 今回の改正で、乗客の着席やシートベルト着用の状況を、航空機が駐機場から移動を始める前までに確認することを厳格化。これまでは航空会社により、確認時期がドアクローズ前、駐機場からの移動開始前、自走開始前とばらつきがあったことから、米国基準に準拠する駐機場からの移動開始前に揃えた。

 国交省は利用者に対し、トイレには搭乗前に立ち寄ることを心掛け、搭乗後はすみやかに指定された座席に着席し、シートベルトを着用するよう、呼びかけている。機長がシートベルト着用を指示した場合、正当な理由なく着用しない乗客は、航空法に基づく罰則が科せられる。


ボーイングの17年2月、納入51機 受注43機
Aviation Wire 3/14(火) 12:24配信

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JALの787-9=15年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ボーイングの2017年2月の引き渡しは51機(前年同月56機)、受注は43機(2機)だった。

 引き渡しの内訳は737が36機(前年同月40機)、747が0機(0機)、767が1機(1機)、777が5機(5機)、787が9機(10機)だった。

 787は9機中7機が787-9だった。日本の航空会社には、日本航空(JAL/JL、9201)へ1機引き渡した。

 受注は737が38機(前年同月2機)、747が0機(0機)、767が0機(0機)、777が0機(0機)、787が5機(0機)だった。

 737は38機中9機が737 MAXで、匿名顧客1社から受注。787はすべて787-9で、匿名顧客1社から受注した。


「MRJ」や「777」に部品供給、工場で火災
読売新聞 3/14(火) 10:16配信

 13日午前2時15分頃、岐阜県垂井町宮代、機械メーカー「ナブテスコ」岐阜工場の警備員から「工場から黒い煙が出ている」と119番があった。

 不破消防組合の消防車7台が出動し、同5時25分頃に火を消し止めたが、鉄筋コンクリート2階建て工場の1階南東側の約180平方メートルを焼いた。けが人はなかった。

 同社総務部によると、岐阜工場では、航空機制御機器を製造しており、防衛省の航空機や国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の試験機、米ボーイング社の大型機「777」向けに、可動翼部品などを供給している。出火した建物には、防衛省向け部品の製造ラインがあり、「影響は調査中」という。

 県警垂井署の発表によると、工場は11、12日は休日で、出火当時、従業員はいなかった。同署が出火原因を調べている。

2017年3月 8日 (水)

長野県で県防災ヘリが墜落、乗員9人全員死亡・3

5日午後3時10分ごろ、長野県松本と岡谷の両市にまたがる鉢伏(はちぶせ)山(1928メートル)付近の山中で、男性9人が乗った訓練中の県消防防災ヘリコプター「アルプス」(ベル412EP型、定員15人)が墜落し、大破しているのを県警ヘリが発見した。

5日、機内から3人が心肺停止状態で搬送され、病院で死亡が確認された。他に機内で2人を発見したが、呼びかけに応じなかった。県警は日没により救助をいったん中断し、6日早朝、上空と地上から、機内の2人の救助と行方不明の4人の捜索した結果、全員の死亡が確認された。

長野県によると、墜落したヘリは県消防防災航空センター所属で、操縦士、整備士各1人のほか、県内各消防本部から同センターに派遣されている消防隊員7人が搭乗していた。搭乗していた方々は次の通り。
機長・岩田正滋さん(56) 整備士・清水亮太さん(45) 長野市消防局・瀧澤忠宏さん(47) 上田地域広域連合消防本部・甲田道昭さん(40) 長野市消防局・伊熊直人さん(35) 佐久広域連合消防本部・大工原正治さん(42) 松本広域消防局・小口浩さん(42) 松本広域消防局・高嶋典俊さん(37) 北アルプス広域消防本部・伊藤渉さん(35)

長野地方気象台によると、長野県内は5日午前は晴れ、午後は薄曇りで、強い風は観測されていなかった。

墜落したヘリは1997年に導入され、今年2月に定期点検を受けたばかりだった。
国土交通省は航空事故に認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官3人を現地に派遣する。

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2番目の記事

リンク:「人命救助に感謝と敬意」=9人死亡ヘリ墜落で献花―長野知事 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ事故から1カ月で黙とう - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野県>防災ヘリ、民間委託8社検討  愛知とも大筋合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:墜落の防災ヘリ、訓練予定地の下見で低空飛行か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:墜落前数十秒間、ヘリ低空で飛行 長野9人死亡1カ月 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ2機導入も検討=「体制再構築に尽力」―阿部長野知事 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:夏山シーズン控え危機感=防災ヘリ喪失、応援に限界も―墜落事故1カ月・長野県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ヘリ墜落>長野県警が県庁など捜索…業務上過失致死容疑 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ墜落事故、消防防災航空センターなど捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野県庁を捜索=業過致死容疑―防災ヘリ事故・県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野ヘリ墜落>県庁など家宅捜索 県警、事故原因特定へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野ヘリ墜落>山岳救助の難航必至 人材、機材確保が困難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野ヘリ墜落>数十秒前から高度低下 隊員には異変なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野県、消防防災ヘリ運航を民間委託へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野県が防災ヘリを当面民間委託へ 墜落事故で救難は非常態勢に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>全員即死と判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>9人全員死因判明 8人が「多発外傷」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野県防災ヘリ墜落、同僚たちが最後の別れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野ヘリ墜落>新たに3人の死因、多発外傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>新たに3人の死因判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ墜落 消防隊員の通夜 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ、尾部から斜面に墜落か…バランス崩し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>2人の死因は全身強打の多発外傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>異変から数秒で墜落 機内映像 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>尾根上部 接触で切断された複数の木 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死因は多発外傷=隊員2人、防災ヘリ墜落―長野県警 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

「人命救助に感謝と敬意」=9人死亡ヘリ墜落で献花―長野知事
時事通信 4/5(水) 17:54配信

 長野県松本市の山中に県の消防防災ヘリコプターが墜落し、消防隊員ら9人が死亡した事故から1カ月となった5日、阿部守一県知事や消防関係者が、県消防防災航空センター(同市)で献花した。

 取材に応じた阿部知事は「これまで人命救助に尽力してくれたことへの敬意と感謝を伝えた」と述べた。


防災ヘリ事故から1カ月で黙とう
ホウドウキョク 4/5(水) 16:26配信

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(写真:ホウドウキョク)

消防防災ヘリの墜落事故から1カ月。派遣していた消防局では、黙とうをささげ、あらためて冥福を祈った。
3月5日、長野県の消防防災ヘリが訓練中に墜落し、乗っていた9人全員が死亡した。
警察は、尾根の木に接触したあと墜落したとみて捜査している。
2人の隊員を失った松本広域消防局では、5日午前8時半に、一斉に黙とうをささげた。
渚消防署・横山正志署長は、「悔しい思いを感じながら、その分、俺たちが職員一丸となって災害現場に立ち向かっていくぞ。そういう姿を見せるから安心してと(黙とう)」と語った。
ヘリが飛び立った松本空港のセンターには、献花台が置かれ、知事や各消防長も訪れる予定。

長野放送/FNN


<長野県>防災ヘリ、民間委託8社検討  愛知とも大筋合意
毎日新聞 4/5(水) 9:19配信

 長野県唯一の消防防災ヘリコプター「アルプス」の墜落事故から5日で1カ月。今後の防災ヘリ運航体制について民間委託を検討している県は、委託先を8社に絞って検討していることが分かった。また、岐阜など隣県6県と事故後に結んだ埼玉に続く他県との応援協定締結について、愛知県とも大筋合意に至った。【鈴木健太】

 4日に開かれた知事会見で、県が明らかにした。消防課によると、県は事故後、民間委託が可能な全国の運航業者を調査。運航実績や業者と県の距離などを踏まえ、8社に絞り込んだ。委託に向けた交渉を順次始めており、阿部守一知事は「(各業者の)能力をきちんと把握し、慎重に進めたい」と述べた。

 愛知との応援協定については、締結の方向で、最終調整の段階。花岡徹・消防課長は「なるべく早くということでお願いしている」と話した。

 記者会見では犠牲者9人の合同葬についても質問があり、阿部知事は「何よりも、ご遺族のお気持ちが優先。お気持ちをうかがいながら、対応を検討している」とした。


墜落の防災ヘリ、訓練予定地の下見で低空飛行か
読売新聞 4/5(水) 9:07配信

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(写真:読売新聞)

 長野県松本市の山中で県消防防災ヘリコプターが墜落し、搭乗していた9人全員が死亡した事故は、5日で発生1か月となる。

 事故機が墜落直前、当日に降下訓練を予定していた前鉢伏(はちぶせ)山(1836メートル)の西側斜面のほぼ真上を低空飛行していたことが、捜査関係者らへの取材で分かった。訓練参加経験者は取材に対し、訓練場所の状況を事前に確認することがあったと証言しており、事故機も下見をしていた可能性がある。

 事故は3月5日に発生した。県内各消防本部から県消防防災航空センターに派遣されている消防隊員7人と操縦士、整備士が乗ったヘリは午後1時33分、松本空港を離陸し、同3時12分、鉢伏山(1928メートル)で大破した状態で発見された。前鉢伏山の南西約5キロの高ボッチ高原臨時ヘリポートで隊員を降ろす予定だったが、同ヘリポートに着陸せずに墜落した。


墜落前数十秒間、ヘリ低空で飛行 長野9人死亡1カ月
産経新聞 4/5(水) 7:55配信

 長野県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が同県松本市の山中に墜落し隊員9人全員が死亡した事故で、ヘリが墜落直前に数十秒間、高速で低空飛行を続けていたことが4日、関係者への取材で分かった。航空法ではヘリが飛行する際には地表から150メートルの最低安全高度が定められているが、アルプスは数十秒間、この高度を満たしていなかった可能性がある。

 5日で事故発生から1カ月。県警は業務上過失致死容疑で捜査を進めており、事故直前に高度が下がった理由についても慎重に調べている。ヘリに搭乗していた隊員のヘルメットには小型カメラが取り付けられていた。関係者によると、映像の状況から、機体が徐々に高度を下げ、林に接触して墜落するまでの数十秒間、速度を落とさずに低空で飛行していた。


ヘリ2機導入も検討=「体制再構築に尽力」―阿部長野知事
時事通信 4/4(火) 14:39配信

 9人が死亡した消防防災ヘリコプター墜落事故を受け、阿部守一長野県知事は4日までに時事通信社のインタビューに応じ、将来的なヘリの再導入について、これまでの1機体制にとらわれず、2機体制も視野に幅広く検討していく考えを示した。

 山岳県として、「いざというときの対応も考え、充実した体制を構築していく必要がある」と述べた。

 死亡した9人のうち7人は、県内各地の消防本部・局から県に派遣されていた。同僚を失った消防関係者からは、隊員の安全確保を強く求める声も上がる。阿部知事は、こうした声にも耳を傾けるとし、今後の体制について「市町村や消防関係者の意見を聞く場をできるだけ早くつくって、一緒に検討していきたい」と語った。

 ベテラン操縦士が不足する中、人材確保が喫緊の課題だ。県では、救助技術を継承し、緊急時に柔軟な対応をするため、操縦士の養成やヘリの自主運航に取り組んできたが、「養成には時間もコストもかかり、すぐに確保したくてもできる状況ではない」と指摘する。ドクターヘリや消防防災ヘリの操縦士確保に向けた検討を進める国に対しては、「人材確保の今後の在り方を一緒に考えてほしい」と呼び掛けた。


夏山シーズン控え危機感=防災ヘリ喪失、応援に限界も―墜落事故1カ月・長野県
時事通信 4/4(火) 14:38配信

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墜落した長野県の消防防災ヘリコプター「アルプス」(長野県公式ホームページより)

 長野県松本市の山中に県の消防防災ヘリコプターが墜落し、操縦士や消防隊員ら9人が死亡した事故は、5日で発生から1カ月を迎える。

 山岳事故が多発する夏山シーズンを前に、保有する唯一のヘリを失った県は、残る県警ヘリに加え、協定に基づく近隣県への出動要請などで急場をしのぐ方針。ただ、山岳遭難への応援出動には技術的な限界もあり、救助態勢の確保に危機感を募らせる。

 事故は3月5日に発生。訓練中だった消防防災ヘリが松本市の山中に墜落し、搭乗していたパイロットや整備士、消防隊員全員が死亡した。県警は運航を管理していた県庁の危機管理部を家宅捜索するなど、業務上過失致死容疑で捜査しており、運輸安全委員会も原因調査を進めている。

 3000メートル級の山を15座抱える長野県にとって、当面の最大の懸念は登山者が増える今年の夏山シーズン。県消防課によると、7~9月に事故機が出動した山岳救助は、2016年に34件、15年に27件。年間の出動件数の約3分の1を県の消防防災ヘリ、残りを2機の県警ヘリで対応してきた。

 県は墜落事故を受け、それまでの近隣6県との相互応援協定に加え、3月末に埼玉県と特別応援協定を結んだ。6県との協定では経費は出動する側の負担になるが、埼玉県からの応援は長野県が実費相当を支払う。愛知県とも4月中に同様の協定を結ぶ方針だ。

 ただ、埼玉県との新たな協定では、危険の伴う山岳救助は2500メートルを超える場合には行わないなど、制限も設けられた。例年同様の救助態勢を確保できるかは不透明で、体力に応じた登山を呼び掛けるなど事故防止対策も強化する。


<ヘリ墜落>長野県警が県庁など捜索…業務上過失致死容疑
毎日新聞 3/25(土) 19:42配信

 長野県松本市の鉢伏山に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、県警は25日、ヘリの運航を管理していた県庁の危機管理部や松本市の県消防防災航空センターなど関係先を業務上過失致死容疑で家宅捜索した。県警は、県から任意提出された墜落時の機内の様子を収めた映像などを調べてきたが、強制捜査で関係資料を押収し、事故原因の解明を進める。

 ヘリは5日午後1時半ごろ、山岳遭難の救助訓練に向かうため松本空港(松本市)を離陸したが、約15分後には無線に応答しなくなった。パイロットや整備士、消防隊員の男性計9人が搭乗していたが、全員が死亡した。

 墜落現場から北西側約100メートル上の尾根には上部が折れた木が十数本あり、機体は下部を上に向けたあおむけ状態で発見された。尾翼は元の位置についたままであることなどから、県警は主に主回転翼が木に接触した後にバランスを崩し、急降下して墜落した可能性があるとみている。

 任意提出された映像は、ヘリの右後部に搭乗していた隊員のヘルメットにつけた小型カメラで撮影。機内や外の景色が離陸から墜落するまで映っており、事故後に回収された。

 阿部守一知事は「事故原因の究明は極めて重要。(捜査には)全面的に協力する」とのコメントを出した。【安元久美子、ガン・クリスティーナ】


ヘリ墜落事故、消防防災航空センターなど捜索
読売新聞 3/25(土) 17:20配信

 長野県松本市の山中で今月5日、県消防防災ヘリコプターが墜落し、消防隊員ら搭乗者9人全員が死亡した事故で、県警は25日、ヘリを運航していた県消防防災航空センター(松本市)や県庁(長野市)を、業務上過失致死容疑で捜索した。

 県警は、押収した関係資料を分析し、墜落原因の解明につなげる方針。

 県警はこれまで、県職員から事情を聞いたほか、ヘリの通信記録や機内の様子が映ったカメラ映像などを県から任意提出を受けている。


長野県庁を捜索=業過致死容疑―防災ヘリ事故・県警
時事通信 3/25(土) 16:28配信

 長野県松本市の山中に県の消防防災ヘリコプターが墜落し9人が死亡した事故で、県警は25日、業務上過失致死容疑で、ヘリの運航を管理していた県庁の危機管理部や消防防災航空センター(松本市)を家宅捜索した。

 事故原因特定には運航に関する詳細な資料が必要と判断し、強制捜査に入ったとみられる。

 ヘリは今月5日、訓練中に長野県の岡谷市と松本市にまたがる鉢伏山(1929メートル)の山中に墜落。搭乗していたパイロットや整備士、消防隊員全員が死亡した。ヘリは裏返った状態で大破し、テールローターが折れていた。

 県警は捜索で押収した資料を分析し、事故当日のヘリの飛行記録や整備点検状況などを調べ、事故原因の解明を急ぐ。

 県消防防災航空センターは、死亡した乗員のヘルメットに装着された小型カメラで撮影された墜落までの映像を県警に既に任意提出しており、県警が映像の解析を進めている。

 県警は今後、機体を回収し損傷状況を詳しく調べる。

 阿部守一長野県知事の話 事故原因の究明は極めて重要と考えており、警察の捜査および運輸安全委員会の調査に全面的に協力していく。捜査、調査による原因究明がなされることを願っている。


<長野ヘリ墜落>県庁など家宅捜索 県警、事故原因特定へ
毎日新聞 3/25(土) 15:21配信

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消防防災ヘリコプターの墜落現場を調べる捜査員ら=長野県松本市の鉢伏山で2017年3月7日、本社ヘリから

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、県警は25日、ヘリを運航していた県庁(長野市)や県消防防災航空センター(松本市)など関係先を業務上過失致死容疑で家宅捜索を始めた。県警は、墜落時の機内の様子などを収めたカメラ映像の任意提出を県から受けたが、事故の原因特定には詳細な運航記録の押収などが不可避と判断し、強制捜査に踏み切ったとみられる。

 ヘリは5日午後1時半ごろ、山岳遭難の救助訓練に向かうため松本空港(松本市)を離陸したが、約15分後には無線の返答がなくなった。パイロットの男性(56)と整備士の男性(45)、県内各消防から派遣されていた35~47歳の男性7人の計9人が搭乗していたが、全員が死亡した。

 墜落現場から北西側約100メートル上の尾根には上部が折れた木が十数本あり、機体は下部を上に向けたあおむけ状態で発見された。尾翼は元の位置についたままであることなどから、県警は主に主回転翼(1枚の長さ約7メートル)が木に接触後にバランスを崩し、急降下して墜落した可能性があるとみている。

 任意提出された映像は、ヘリの右後部に搭乗していた隊員のヘルメットにつけた小型カメラで撮影された。機内や外の景色が離陸から墜落するまで映っており、事故後に回収された。捜査関係者によると、当初は異変を感じられなかったが、映像が途切れる数十秒前、徐々に高度が低下。突然、木などが映って映像は乱れ、数秒後に途切れていた。

 県警はこの日、捜査員を派遣し、県庁3階にある危機管理部や同センターを家宅捜索した。【安元久美子、ガン・クリスティーナ】


<長野ヘリ墜落>山岳救助の難航必至 人材、機材確保が困難
毎日新聞 3/13(月) 10:12配信

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長野県中部・鉢伏山付近の山中に墜落した長野県の消防防災ヘリコプターの周囲で行われた救助活動=2017年3月6日、本社ヘリから

 ◇事故1週間 育成にも時間必要

 長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」が松本市の山中に墜落し、搭乗した9人全員が死亡した事故から12日で1週間がたった。県は唯一の防災ヘリと操縦士ら県消防防災航空隊員の半数以上を一度に失った。運航を民間委託するまでは県警ヘリ2機と近隣県からの支援でしのぐ考えだが、新たな人材や機体の確保など体制を立て直すためには少なくとも2~3年かかり、航空隊の活動再開のめどは立たない。山岳県・長野の防災救助態勢が揺らいでいる。【稲垣衆史】

 アルプスは2015年度の106件など、近年は年間100件前後、出動してきた。最も多いのは山岳救助だ。救助要請があった際は県警ヘリ2機と協力し、昨年は計240回の出動のうち65件をアルプスが担った。

 冬~春先のこの時期は林野火災への対応も迫られる。県のヘリで消火を担えるのはアルプスのみで昨年は12件出動したが、今後は隣県や自衛隊に頼るしかなくなった。

 県は防災ヘリの応援協定を結ぶ6県に加え、東京都など3都県にも協力を求めている。ただ登山シーズンには他県も救助要請が増え、自県での対応が優先される可能性も高い。協定を結ぶ岐阜県の防災ヘリは09年の墜落事故後、北アルプスなど高所での救助を行わない制限を設けており、同県担当者は「可能な範囲内で要請に応じることになる」と話す。

  ◆  ◆

 総務省によると、防災ヘリを配備する全国55団体の6割は「経験ある操縦士らの確保は難しい」(富山県)などとして運航を民間委託している。操縦士らを自前で雇う「自主運航」は長野のほか、秋田、岐阜、高知のみだ。

 県が1997年のアルプス導入以来、自主運航してきたのは3000メートル級の高山に囲まれた特異な環境も大きい。消防隊員とともに操縦士らを組織することで「柔軟な運航だけでなく、高い技術が必要な救助のノウハウ継承もしやすい」(県担当者)からだ。

 一方で操縦士は06年度以降定着せず、13年度までに雇用した3人はいずれも退職。全国的な操縦士不足の中で確保に悩まされてきた。そのため、14年度に自主養成を始め、若手2人を採用したが今も育成段階だ。操縦かんを20年間握り、指導役も担った岩田正滋操縦士(56)を失ったことで新たな訓練先も必要となり、養成計画も暗礁に乗り上げている。危機管理部の野池明登部長は「民間委託も一つの選択肢」と述べ、将来的な運航態勢の切り替えにも含みを持たせた。

  ◆   ◆

 「運航を民間委託しても救助に当たり、最も活躍するのは消防隊員だ」。10日の県議会危機管理建設委員会で県担当者は消防隊員の重要性を訴えた。

 隊員は県内の消防本部から3年任期で入れ替わりで派遣を受けることで、高い技術を維持してきた。事故時もヘリからロープで降下する救助の指揮者を養成するため、任期を終える隊員が後輩を指導する訓練中だった。

 消防隊員計8人のうち7人を失った航空隊を早期に立て直すため、県は航空隊での勤務経験のある隊員らの派遣を求める考えだ。

 ただ県担当者は「現場は相当なショックを受けていて、求めに容易には応じられないかもしれない。一気に問題の解決はできず、県内消防の意見を聞きながら考えていくしかない」と話した。


<長野ヘリ墜落>数十秒前から高度低下 隊員には異変なし
毎日新聞 3/13(月) 7:30配信

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長野県の消防防災ヘリコプターの墜落現場を調べる捜査員ら=長野県松本市の鉢伏山で2017年3月7日午前10時9分、本社ヘリから撮影

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し搭乗員9人全員が死亡した事故で、回収された映像に、墜落の数十秒前からヘリの高度が徐々に下がっていく様子が映っていたことが捜査関係者への取材で分かった。ヘリはその後、尾根の木に接触し斜面に墜落したとみられる。12日で事故から1週間、県警は業務上過失致死容疑を視野に、高度低下や尾根に接触した原因を調べている。

 ヘリは5日午後1時半ごろ山岳遭難の救助訓練のため松本空港(松本市)を離陸し、約15分後には無線の応答がなくなった。この間に墜落したとみられる。

 映像はヘリの右後部にいた隊員のヘルメットに付いた小型カメラで撮影されており、音声はないが離陸から墜落までの機内や外の様子が映っている。捜査関係者によると、周囲の景色からヘリが緩やかに高度を下げ始めた様子がうかがえた数十秒後、窓のすぐ外に突然、木などが映って映像が乱れ、数秒後に途切れる。映像が乱れるまで隊員は膝を付いて待機するなど異変は感じられない。県によると離陸前の点検で機体に異常はなかった。映像でもエンジンの故障など機器にトラブルが起きた様子は見られないという。

 墜落現場から北西側約100メートル上部の尾根には先端が折れた木が十数本ある。折れた木は墜落現場に向かって一直線に並んでおり、県警は北西から南東方向に高度を下げて進んだヘリが木に接触した痕跡とみている。

 墜落した機体は後部が折れて雪に埋まり、下部を上に向けあおむけの状態で発見された。下部に激しい損傷はみられない。尾翼は元の位置に付いたままであることなどから、県警は主に主回転翼(1枚の長さ約7メートル)が木に接触し、バランスを崩し急降下して墜落した可能性があるとみている。【川辺和将、安元久美子、巽賢司】


長野県、消防防災ヘリ運航を民間委託へ
読売新聞 3/12(日) 22:41配信

 長野県の山中に県消防防災ヘリコプターが墜落し、搭乗者9人が死亡した事故は12日で発生から1週間となった。

 熟練の操縦士と唯一の消防防災ヘリを失った長野県は、春の登山シーズンや山火事が増える時期を前に、緊急時の体制を立て直そうと、ヘリの運航を民間委託する方針を決め、ヘリ派遣の応援協定を結ぶ自治体の拡大に向けた協議も始めた。

 「山岳救助に出動できる技術があるパイロットは実質、岩田さんだけだった」。県危機管理部の担当者は、事故で失った操縦士岩田正滋さん(56)の存在の大きさを痛感している。

 県内には北アルプスなど標高3000メートル級の山が連なる。高地では空気の薄さがヘリの揚力に影響し、気象の変化も激しいため、高度な操縦技術が求められる。


長野県が防災ヘリを当面民間委託へ 墜落事故で救難は非常態勢に
THE PAGE 3/10(金) 21:50配信

 1機だけ所有していた消防防災ヘリコプターの墜落事故を受けて長野県は10日、消防・救難のヘリ運航を当面、民間に委託する方針を明らかにしました。ヘリ運航の再建まで長期間を要するための緊急措置。同時にヘリ運航を現行通り県の直営とするか恒久的に民間委託とするかも検討します。長期的な課題を抱える一方で今春、夏以降の頻発する遭難救助、山火事対策も迫っており、近隣自治体や国の支援に頼る非常態勢を迎えることになりました。

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[写真]地上でヘリと向き合う隊員(写真は長野県のホームページから)

県警ヘリ、ドクターヘリ、他県との連携
 この日開いた県議会の危機管理委員会で、県の野池明登・危機管理部長は「今後のヘリコプターによる消防防災活動については、目的に応じ県警のヘリ、県のドクターヘリ、ほかの都道府県の消防防災ヘリ、自衛隊のヘリなどの協力を求めて対応したい」としました。

 ほかの自治体のヘリ出動は富山など隣接県と長野県との相互応援協定に基づくもので、県は「新たに愛知県、埼玉県、東京都と協定締結に向け協議中」と表明。大規模な災害などの際は長野県の要請により消防庁による「広域航空消防応援」を発動、同庁の決定で近くの自治体が応援出動するとしました。

 長野県にそれぞれ2機ある県警ヘリとドクターヘリの活動で手が回らない場合に、他自治体の応援を求めるケースとして県は、▽救急搬送、▽山岳遭難の救助、▽災害応援対策――などを挙げ、事態が大きくなった場合は、消防庁の広域航空消防応援に続いて自衛隊に災害派遣を要請する、と説明しました。

 このうち林野火災では、今回の墜落事故で水をまくタンクが付いているヘリを失ったため、状況によりただちに各県の消防ヘリの応援を求めます。春先に多い山火事は地上からも消防隊などが消火活動をしますが、長野県内では過去に強風で大規模に延焼した例もあり、足元の消防ヘリの欠落は痛手です。

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[写真]遭難救助のため雪上訓練にも挑む(乗鞍岳で)(写真は長野県のホームページから)

新ヘリ導入、操縦士ら人材育成には時間必要
 県の対応が注目された消防防災ヘリの今後の体制について、「県の直営、民間委託などを含め検討するが、操縦士や整備士の養成、ヘリコプターの確保などに相当の時間を要するため、当面、民間委託を行う方向で検討している」と野池部長が説明。今後、市町村と協議を進めるとしました。県側はヘリコプターを仮に導入する場合は、機種選定や発注、納入について「2~3年はかかる」としています。

 当面の民間委託の内容について県側は「まったくの民間委託という可能性は極めて低い。救助隊の職員が現場で働くことになる」とし、ヘリや操縦士の提供などを受けて訓練された消防職員などが現場に赴く形になるとの見通しを示しました。

 消防防災ヘリの再建は直営(自主運航)か民間委託かにかかわらず課題は山積。直営の場合はパイロット、整備士の養成も加わって時間もかかります。この日の委員会で県側は「パイロットは2人態勢で継続してきたが、アルプスの高度をこなす技術が難しく、退職した人もいる」とし、委員からも「人材確保が難しく、途中退職もあったと聞く。人員体制について考えるべきではないか」との指摘もありました。

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[写真]戸隠山では危険な尾根で踏査訓練も(写真は長野県のホームページから)

ヘリのホバリングなどは厳しい訓練の成果
 消防防災ヘリは救急活動や山岳遭難の救助活動、林野火災の消火、調査・偵察など広い分野での活動が求められるだけでなく、パイロットも消防隊員も厳しい訓練の連続。今回墜落した県の消防防災ヘリ「アルプス」にかつて隊員らの訓練で同乗したことがある登山家の丸山晴弘氏(長野県山岳遭難防止対策協会講師。ニュージーランド山岳会会員=長野市)は「飛行時の振動や動きで、乗り物に弱い隊員は機内でおう吐してしまうほど」と言います。

 「彼らは山だけでなくさまざまな訓練を全部やる」と言う丸山氏は、厳しい訓練の成果は明らかだと指摘。「ホバリング(空中に機体を停止)して隊員らをつり上げる様子などを見ると、よく訓練されていることが分かった。航空機に乗る人たちが持つ特有の緊張感と練度を感じた」。消防防災ヘリの再建の行方を県民は見守っています。

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説


<長野防災ヘリ墜落>全員即死と判明
毎日新聞 3/10(金) 19:51配信

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墜落した長野県の消防防災ヘリ=2017年3月5日午後5時23分、本社ヘリから

 長野県の山中に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落した事故で、乗っていた消防隊員ら9人全員が即死していたことが10日、県警の司法解剖結果から明らかになった。搭乗者が墜落時に受けた衝撃のすさまじさを改めて示した。

 県警はこの日、残る2人の死因を発表。松本広域消防局から派遣されていた小口浩さん(42)=同県塩尻市広丘郷原=と、県職員で整備士、清水亮太さん(45)=同松本市神林=で、いずれも多発外傷による即死状態だった。

 パイロットの岩田正滋さん(56)は心臓・大動脈損傷、甲田道昭さん(40)▽伊熊直人さん(35)▽瀧澤忠宏さん(47)▽大工原正治さん(42)▽伊藤渉さん(35)▽高嶋典俊さん(37)の消防隊員6人は多発外傷と判明している。【川辺和将】


<長野防災ヘリ墜落>9人全員死因判明 8人が「多発外傷」
毎日新聞 3/10(金) 12:21配信

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長野県中部・鉢伏山付近の山中に墜落した長野県の消防防災ヘリコプター=本社ヘリから

 長野県松本市の山中に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落、消防隊員ら9人が死亡した5日の事故で、県警は10日、司法解剖の結果、松本広域消防局から派遣されている小口浩さん(42)=塩尻市広丘郷原=と県職員で整備士の清水亮太さん(45)=松本市神林=の死因は、いずれも全身を強く打ったことによる多発外傷と判明したと発表した。いずれも即死状態だったという。

 これで犠牲者9人全員の死因が判明。8人が多発外傷で、パイロットの岩田正滋さん(56)だけが心臓・大動脈損傷だった。【川辺和将】


長野県防災ヘリ墜落、同僚たちが最後の別れ
読売新聞 3/10(金) 7:31配信

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高嶋さんの遺体を乗せた車を見送る消防隊員ら(9日、長野県松本市で)

 長野県松本市の山中で県消防防災ヘリコプターが墜落して搭乗者9人が死亡した事故で、亡くなった消防隊員や操縦士の遺体を乗せた車が9日、それぞれの職場に立ち寄り、同僚たちが最後の別れを告げた。

 松本広域消防局(松本市)から県消防防災航空センター(同)に派遣されていた高嶋典俊さん(37)の棺(ひつぎ)を乗せた車は午前9時過ぎ、同消防局に到着し、職員約250人が敬礼して迎えた。遺影を抱えた高嶋さんの妻・碧(みどり)さん(35)ら遺族が「たくさん人を救ってください。ありがとうございました」と頭を下げ、職員たちは涙を流しながら見送っていた。

 同センターには、操縦士岩田正滋さん(56)や消防隊員の滝沢忠宏さん(47)、伊藤渉さん(35)の遺体を乗せた車も立ち寄り、職員らが整列して迎えた。同センターの滝沢重人所長(56)は「志半ばで亡くなった彼らの遺志を引き継いでいきたい」と唇をかみしめていた。


<長野ヘリ墜落>新たに3人の死因、多発外傷
毎日新聞 3/9(木) 19:34配信

 長野県の山中に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落、消防隊員ら9人が死亡した5日の事故で、県警は9日、新たに▽北アルプス広域消防本部から派遣されていた伊藤渉さん(35)=松本市島内▽長野市消防局から派遣の瀧澤忠宏さん(47)=松本市島内▽佐久広域連合消防本部から派遣の大工原正治さん(42)=松本市神林=の3人の死因を発表した。いずれも全身を強く打った多発外傷で、即死状態だった。

 また、県警はこの日、墜落現場となった鉢伏山での現場検証を終えた。今後、機体を回収し、業務上過失致死容疑での立件を視野に事故原因の解明を進める。【川辺和将、ガン・クリスティーナ】


<長野防災ヘリ墜落>新たに3人の死因判明
毎日新聞 3/9(木) 13:23配信

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、県警は9日、犠牲となった3人の死因を発表した。

 司法解剖の結果、死因が確認できたのは北アルプス広域消防本部から派遣されていた伊藤渉さん(35)=松本市島内、長野市消防局から派遣の瀧澤忠宏さん(47)=松本市島内、佐久広域連合消防本部から派遣の大工原正治さん(42)=松本市神林=の3人で、いずれも全身を強く打った事による多発外傷と判明。3人とも即死状態だったという。

 これで死因の判明は7人となった。県警は残る2人の死因を調べている。【川辺和将】


ヘリ墜落 消防隊員の通夜
ホウドウキョク 3/9(木) 8:20配信

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(写真:ホウドウキョク)

9人が死亡した長野県の消防防災ヘリコプターの墜落事故で、亡くなった長野市の隊員の通夜が営まれた。
長野市消防局から派遣されていた、伊熊直人隊員(35)は、2015年に志願して、県の消防防災航空隊に入隊。
救助などで活躍する一方、家では、2人の子を持つ、子煩悩な父親だったという。
伊熊さんの親族は、「すごく朗らかで、いい子でしたよね。惜しいね。これからの子だからね」、「本人も、途中でこんな事故に遭って、おそらく無念だろうなって。自分の仕事を全うしたかったんだろうなって」などと話した。
3月5日の墜落事故では、乗っていた9人全員が死亡。
警察や国の運輸安全委員会が、原因の究明にあたっている。


防災ヘリ、尾部から斜面に墜落か…バランス崩し
読売新聞 3/9(木) 7:07配信

 長野県の山中に県消防防災ヘリコプターが墜落して搭乗者9人が死亡した事故で、ヘリはメインローター(主回転翼)が尾根筋の林に接触してバランスを崩し、テール部(尾部)から山の斜面に墜落した可能性が高いことが、県警への取材でわかった。

 ヘリの胴体部は上下逆さまになり、折れて切断されたテール部の上に乗っていることが、県警の現場検証で確認された。

 現場から回収された、死亡した消防隊員の小型カメラが撮影した映像には、ヘリの高度が下がり、墜落の数秒前になって急激に激しく揺れたと受け取れる様子が映っていたという。県警はヘリが高度を下げた原因について、解明を進める。


<長野防災ヘリ墜落>2人の死因は全身強打の多発外傷
毎日新聞 3/8(水) 22:58配信

 ◇死因の判明は4人に

 長野県消防防災ヘリコプターの墜落事故で、県警は8日、長野市消防局から派遣されていた伊熊直人さん(35)=松本市神林▽松本広域消防局から派遣の高嶋典俊さん(37)=同市村井町南3=の死因を、ともに全身を強く打ったことによる多発外傷と発表した。死因の判明は4人になった。

 県警松本署捜査本部は8日も引き続き、墜落したヘリ周辺の現場検証を実施。国の運輸安全委員会の航空事故調査官3人は同日で調査を終えた。必要があれば再び調査する。【川辺和将、松澤康】


<長野防災ヘリ墜落>異変から数秒で墜落 機内映像
毎日新聞 3/8(水) 22:39配信

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、同機は異変から数秒で墜落していたことが関係者への取材でわかった。回収された墜落前の映像からは、途切れる直前まで平常時と変わらない機内の様子がうかがえるという。県警や国の運輸安全委員会は映像などをもとに事故原因の解明を進める。

 墜落時の機内の状況が明らかになるのは初めて。現場近くの斜面には折れた樹木や破損した機体の一部が確認されており、回転翼などが何らかの原因で山林に接触した後、一気に墜落した可能性が出てきた。

 死亡した9人のうち、ヘリの右後部にいた隊員のヘルメットに小型カメラが装着されていた。映像には、離陸から墜落までの機内の様子などが約20分間映っていた。音声はなかった。

 関係者によると、ヘリの機内はパイロットが座る席とその横の席以外は座席がない。映像には隊員らが訓練開始に向けて機内で膝をついた状態で待機している様子や、外の景色が映っており、異変を感じさせる状況はなかった。ところが、映像が途切れる数秒前、高度が下がったような場面が映っていた。この間、同機が高度を持ち直す様子は見られなかったという。

 一方、長野県警は、8日、長野市消防局から派遣されていた伊熊直人さん(35)=松本市神林▽松本広域消防局から派遣の高嶋典俊さん(37)=松本市村井町南3=の死因を、ともに全身を強く打ったことによる多発外傷と発表した。死因の判明は4人になった。

 県警松本署捜査本部は8日も引き続き、墜落したヘリ周辺の現場検証を実施。国の運輸安全委員会の航空事故調査官3人は、同日で調査を終えた。必要があれば再び調査する見通し。【滝川大貴、安元久美子、川辺和将、松澤康】


<長野防災ヘリ墜落>尾根上部 接触で切断された複数の木
毎日新聞 3/8(水) 21:00配信

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ヘリコプターが墜落する直前に接触したとみられる木がある尾根=長野県松本市で2017年3月8日午後2時4分、巽賢司撮影

 ◇低空飛行していた可能性

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し乗員9人全員が死亡した事故で、墜落現場から約100メートル上部の尾根の少なくとも手前数メートルの斜面から、ヘリが接触して切断されたとみられる木が複数あることが分かった。毎日新聞記者が8日、鉢伏山に入り、確認した。機体は尾根に差し掛かる直前から、十分な高度がない低空飛行をしていた可能性がある。

 接触跡が残っていたのは、墜落現場の北西の尾根周辺(標高約1750~1800メートル付近)で、山頂へと向かう登山ルート付近。周囲は高さ10メートル以上のカラマツの林。尾根と尾根の斜面で、少なくとも十数本のカラマツの先端が切られたり、折れたりしたようになっていた。一部には幹に傷がついたような跡もあった。尾根の北西から墜落現場の谷側の南東方向へ、約20メートルにわたって一直線に並んでいた。

 事故機は尾根を越えようとしたものの、何らかの理由で高度が足りず、カラマツに接触し、急激に下降して谷へ墜落したように見える。谷側には墜落したヘリの塗装とみられるオレンジや白色の機体の破片が確認できた。

 尾根では、県警の捜査員約10人が深いところで膝上ほどの積雪の中、木の幹にテープで目印を付け、距離を測定したりしていた。

 航空評論家の杉江弘さん(73)は「尾翼が木にぶつかった可能性が高い。主翼が木にぶつかれば、機体は100メートルも飛行を持続できず、カラマツも幹ごとなぎ倒されているはず」と分析。尾根から吹き下ろす局所的な風が機体の高度を急激に押し下げた可能性を指摘し、「(尾根越えで)尾翼が木に接触したことでバランスと揚力を失い、機体を反転した状態で墜落したのでは」とみている。【稲垣衆史、巽賢司、川辺和将】


死因は多発外傷=隊員2人、防災ヘリ墜落―長野県警
時事通信 3/8(水) 16:34配信

 長野県松本市の山中に県の消防防災ヘリコプターが墜落し9人が死亡した事故で、県警は8日、消防隊員の伊熊直人さん(35)=松本市=と高嶋典俊さん(37)=同=の死因について、多発外傷と発表した。

 ほぼ即死状態で、全身に打撲があったという。

 これまでパイロットら2人の死因が判明しており、県警は残る5人についても死因を特定する。県警は同日も墜落現場を検証。事故原因の解明を進めている。

 ヘリは5日午後1時半ごろ信州まつもと空港を離陸。松本市の山中で、午後3時10分ごろ墜落しているのが発見された。

2017年3月 6日 (月)

長野県で県防災ヘリが墜落、乗員9人全員死亡・2

5日午後3時10分ごろ、長野県松本と岡谷の両市にまたがる鉢伏(はちぶせ)山(1928メートル)付近の山中で、男性9人が乗った訓練中の県消防防災ヘリコプター「アルプス」(ベル412EP型、定員15人)が墜落し、大破しているのを県警ヘリが発見した。

5日、機内から3人が心肺停止状態で搬送され、病院で死亡が確認された。他に機内で2人を発見したが、呼びかけに応じなかった。県警は日没により救助をいったん中断し、6日早朝、上空と地上から、機内の2人の救助と行方不明の4人の捜索した結果、全員の死亡が確認された。

長野県によると、墜落したヘリは県消防防災航空センター所属で、操縦士、整備士各1人のほか、県内各消防本部から同センターに派遣されている消防隊員7人が搭乗していた。搭乗していた方々は次の通り。
機長・岩田正滋さん(56) 整備士・清水亮太さん(45) 長野市消防局・瀧澤忠宏さん(47) 上田地域広域連合消防本部・甲田道昭さん(40) 長野市消防局・伊熊直人さん(35) 佐久広域連合消防本部・大工原正治さん(42) 松本広域消防局・小口浩さん(42) 松本広域消防局・高嶋典俊さん(37) 北アルプス広域消防本部・伊藤渉さん(35)

長野地方気象台によると、長野県内は5日午前は晴れ、午後は薄曇りで、強い風は観測されていなかった。

墜落したヘリは1997年に導入され、今年2月に定期点検を受けたばかりだった。
国土交通省は航空事故に認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官3人を現地に派遣する。

最初の記事

リンク:<長野ヘリ墜落>さらに2人の死因判明…県警発表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:墜落数秒前、激しく揺れる機内…隊員のカメラに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ墜落 回転翼が木に接触か 周辺の複数樹木が切断 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ墜落 「実質1人」パイロット失う 長野県、稼働ヘリ一時1機に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野ヘリ墜落>直前まで異変なく 回収映像に機内の様子 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救助再開、めど立たず=ベテラン操縦士死亡で―長野県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熟練操縦士の確保難しく=増える山岳救助、進む高齢化―防災ヘリ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>ヘリ胴体とテール切断、衝撃裏付け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:周辺の木々に接触か=事故調査官が確認―防災ヘリ墜落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ墜落、長野県の救難体制に打撃 多くの隊員とヘリ失う - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:100m離れた尾根の木に接触の跡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:墜落ヘリ、林接触か…現場から100m地点に跡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 長野県警が捜査本部設置 2人の死因も判明、パイロットは心臓・大動脈損傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野ヘリ墜落>回転翼、木に接触か…現場近くに痕跡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野県>唯一の防災ヘリ失う 大規模火災、隣県ヘリ頼りに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:事故調査官ら現地調査=長野県警が捜査本部―原因究明が本格化・防災ヘリ墜落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:調査官、きょうヘリ墜落現場へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>訓練前にトラブルか カメラの映像回収 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 岩田正滋さん、「アルプスに魅せられ」長野で働く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 甲田道昭さんの父「話したいこと、まだまだたくさんあった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 滝沢忠宏さんの恩師「たーちゃん、死んじゃだめだ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 大工原正治さん、「心」と「体」兼ね備えた隊員 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 伊藤渉さん、意欲的な仕事ぶり 救命士の資格も取得 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 高嶋典俊さん、優しい人柄 「ヘリに乗る」と誇らしげに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 清水亮太さん、子煩悩の優しい父親 隣の子供も学校送る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 伊熊直人さん、寡黙で頼られる存在「レスキューへの思い熱かった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 「痛かったよね」小口浩さんの母、遺体にそっと上着 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死亡した隊員、墜落まで小型カメラで撮影…発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 「9人は全員知り合い、なぜこんなことに…」救助支援の山梨の副隊長 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野の防災ヘリ墜落、搭乗9人全員が死亡 離陸10数分後にトラブルか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ジェット岩田」と親しまれ=墜落ヘリのパイロット―山岳関係者ら落胆・長野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:離陸15分以内に異常か=墜落までの映像残る―防災ヘリ9人死亡・長野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ墜落死亡事故 「優しいあの子を思い出すと涙止まらない」犠牲の甲田さん父 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ、離陸15分でトラブルか…呼びかけ応じず - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<長野ヘリ墜落>さらに2人の死因判明…県警発表
毎日新聞 3/8(水) 13:32配信

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長野県の消防防災ヘリコプターの墜落現場を調べる捜査員ら=長野県松本市の鉢伏山で2017年3月7日、本社ヘリから

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し乗員9人全員が死亡した事故で、県警は8日、司法解剖の結果、新たに▽長野市消防局から派遣されていた伊熊直人さん(35)=松本市神林▽松本広域消防局から派遣の高嶋典俊さん(37)=松本市村井町南3=の死因を発表した。2人とも全身を強く打ったことによる多発外傷だった。

 県警は7日、パイロットの岩田正滋さん(56)が心臓・大動脈損傷、上田地域広域連合消防本部から派遣の甲田道昭さん(40)は全身を強く打ったことによる多発外傷が死因だったと発表している。

 死因の判明は4人となった。【川辺和将】


墜落数秒前、激しく揺れる機内…隊員のカメラに
読売新聞 3/8(水) 8:46配信

 長野県の山中に県消防防災ヘリコプターが墜落して搭乗者9人が死亡した事故で、乗っていた消防隊員の小型カメラが撮影した映像には、墜落の数秒前に激しく揺れる機内の様子が映っていたことが7日、複数の関係者への取材でわかった。

 隊員は機体後部右側に搭乗。映像は音声がなく、離陸から墜落まで記録されていた。隊員が訓練の準備をするなど混乱した様子はなかったが、突然、最後数秒間で映像が大きく乱れ、その後、複数の隊員が倒れている場面で終わっていた。

 また、墜落現場の北西約100メートルの尾根筋では木が折れ、ヘリの一部とみられる破片が散乱。県警は、高度が下がって主回転翼が林に接触したとみて、業務上過失致死容疑で調べている。


防災ヘリ墜落 回転翼が木に接触か 周辺の複数樹木が切断
産経新聞 3/8(水) 7:55配信

 長野県の山中に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し消防隊員ら搭乗員9人全員が死亡した事故で、運輸安全委員会は7日、墜落現場での調査の結果、周辺の複数樹木の上部が切断されていることを明らかにした。県警の捜査でも、現場より標高が少し高い場所の樹木に回転翼が接触したような傷が複数見つかっており、回転翼が木に接触したことが墜落につながった可能性がある。

 県警は同日、業務上過失致死の疑いがあるとみて、松本署に捜査員約120人態勢の捜査本部を設置した。

 司法解剖では、9人のうち2人の死因が判明し、消防隊員の甲田道昭さん(40)は全身打撲に起因する多発外傷、パイロットの岩田正滋さん(56)は心臓・大動脈損傷と分かった。2人はいずれも即死だったとみられる。岩田さんの死因が病気によるものか事故によるものかは不明で、今後解明を進める。

 隊員らが所属する県消防防災航空センターによると、搭乗員の1人が機内で離陸から墜落までを撮影したビデオ映像から、ヘリは救助訓練に入る前に墜落したとみられている。

 離陸後、交信不能になるまでの約15分間に何らかのトラブルが起きた可能性がある。


防災ヘリ墜落 「実質1人」パイロット失う 長野県、稼働ヘリ一時1機に
産経新聞 3/8(水) 7:55配信

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長野県が応援協定を結ぶ6県(写真:産経新聞)

 唯一の消防防災ヘリコプターが失われた長野県では、稼働できる山岳救助ヘリが、現在一時的に1機しかない状況となっている。「実質1人」だったパイロットも失い、立て直しには数年を要するとみられ、新たな協定先を模索する状況に追い込まれている。

 長野県内の山岳地帯で救助や救急の通報があった場合、これまでは計2機の県警ヘリと、消防防災ヘリが連携して出動してきた。県警によると昨年1年間の総出動回数は計240回。内訳は県警174回、消防65回、民間1回だった。

 ヘリは年1回、3カ月以上の定期点検が必要で、県警ヘリは現在1機が3月下旬まで点検中のため稼働できるのは1機のみ。通報が相次いだり、搬送が複数回必要なこともあるため「同時出動できないのは痛手」(県警)となる。

 標高3千メートル級の山では高度な技術が求められるが、今回の事故では、消防防災航空隊の精鋭消防隊員8人のうちの7人を失ったのと同時に、操縦歴27年以上のベテランパイロット、岩田正滋さんが死亡。同隊には他に2人のパイロットがいるものの、いずれも育成段階のため、担当者は「動けるのは実質1人だった」と明かす。

 ヘリを新たに購入するにも期間を要する。平成9年度に導入した事故機の価格は、装備品も含め約7億8千万円。予算化には機種選定などに今後数年かかるという。

 消火活動ができるのは消防防災ヘリに限られており、昨年は12件で出動。山火事が発生しても、この状況では他県や自衛隊に頼るしかない。長野県は隣接6県と消防防災ヘリの応援協定を結んでいるが、阿部守一知事は6日、「協力県の範囲もできれば広げたい」と協定先をさらに拡大する考えを示した。

 登山シーズンには1日5件の救助要請があったこともあるといい、担当者は「当面は、主に隣県からの応援で乗り切るしかない」と苦渋の色を浮かべた。


<長野ヘリ墜落>直前まで異変なく 回収映像に機内の様子
毎日新聞 3/8(水) 6:00配信

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長野県の消防防災ヘリコプターの墜落現場を調べる捜査員ら=長野県松本市の鉢伏山で2017年3月7日午前10時9分、本社ヘリから

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、同機は異変から数秒で墜落していたことが7日、関係者への取材でわかった。回収された墜落前の映像からは、途切れる直前まで平常時と変わらない機内の様子がうかがえるという。県警や国の運輸安全委員会は映像などをもとに事故原因の解明を進める。

 墜落時の機内の状況が明らかになるのは初めて。現場近くの斜面には折れた樹木や破損した機体の一部が確認されており、回転翼などが何らかの原因で山林に接触した後、一気に墜落した可能性が出てきた。

 死亡した9人のうち、ヘリの右後部にいた隊員のヘルメットに小型カメラが装着されていた。5日の事故後、カメラは回収され、離陸から墜落までの機内の様子などが映った音声のない20分前後の映像が確認された。

 関係者によると、ヘリの機内はパイロットが座る席とその横の席以外は座席がない構造。映像には隊員らが訓練開始に向けて機内で膝をついた状態で待機している様子や、外の景色が映っており、異変を感じさせる状況はなかった。ところが、映像が途切れる数秒前、高度が下がったような場面が映り、途切れたという。この間、同機が高度を持ち直す様子は見られなかったという。

 一方、国の航空事故調査官は7日、墜落現場を調査。主管調査官によると、機体上部で回る4本の回転翼がずたずたに折れ、胴体とテール部が切断されるなど墜落時の衝撃のすさまじさを裏付けていた。後部の回転翼は「見つかっていない」としている。

 調査官らはこの日、機体の破損状況を確認したほか、地図に落とすための現場周辺の樹林の状況も把握した。【滝川大貴、安元久美子】


救助再開、めど立たず=ベテラン操縦士死亡で―長野県
時事通信 3/8(水) 5:11配信

 防災ヘリの墜落事故があった長野県では、救助活動の7割を山岳遭難が占め、日本アルプスなど厳しい環境下での活動も求められる。

 事故前、防災ヘリのパイロットは3人いたが、緊急出動の経験があったのは死亡したベテランの岩田正滋さん(56)だけだった。新たなヘリや熟練パイロットの早期確保は難しく、県による救助活動再開の見通しは立っていない。

 長野県では近年、パイロットが退職を繰り返して慢性的な人員不足が続き、2013年には岩田さん1人となり、週に2日は防災ヘリの運航を休まざるを得なくなった。

 このため県は15年から、消防士をパイロットとして自主養成する制度を開始。同年4月に同制度によるパイロットが初めて採用され、近く墜落機を操縦するための免許を取得する予定だった。

 自主養成パイロットら後進の指導役は死亡した岩田さんが務めており、代わりとなる人材の確保は難しい。失われた防災ヘリの再導入のめども立っておらず、長野県内のヘリによる救助活動は当面、県警が保有する2機のほか、協定に基づく周辺6県からの応援派遣で対応する方針だ。


熟練操縦士の確保難しく=増える山岳救助、進む高齢化―防災ヘリ
時事通信 3/8(水) 5:06配信

 長野県の防災ヘリが墜落した事故では、事故や災害時に人命救助に当たっていた消防隊員やパイロット9人が犠牲になった。

 こうした消防防災ヘリの出動件数は全国で毎年約7000件に上るが、熟練パイロットが確保できず、活動時間が制限されるケースが大半だ。難度の高い山岳救助も増えており、国土交通省は訓練プログラムを作成して若手の就業を促す考えだ。

 総務省消防庁によると、都道府県や消防機関が保有する消防防災ヘリは、1995年の阪神大震災を契機に普及が進み、佐賀、沖縄両県を除き全国に76機配備されている。

 毎年7000件前後の出動件数の約半数が急患の搬送。次いで多い救助捜索のうち、山岳遭難は約6割を占める。遭難は90年代後半から急増しており、2015年は1085人が防災ヘリで救助された。

 しかし、防災ヘリを運航できる熟練パイロットは足りていない。5県から防災ヘリの運航委託を受ける東邦航空(東京)は「山岳救助には高い技量が求められるが、業界全体でパイロットが不足している」と話す。

 操縦免許保有者のうち40歳以上が77%と高齢化が進む一方、若手が十分に活用されていない現状もある。無人ヘリの普及で農薬散布飛行が激減しており、若手が経験を積む機会が減少。20代の免許保有者のうち、パイロットとして乗務するのは6割にすぎない。


<長野防災ヘリ墜落>ヘリ胴体とテール切断、衝撃裏付け
毎日新聞 3/7(火) 22:35配信

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会の航空事故調査官が7日、墜落現場を調査した。主管調査官によると、機体上部で回転する4本のブレードがずたずたに折れ、胴体とテール部が切断されるなど墜落時の衝撃のすさまじさを裏付けていた。後部回転翼(テールローター)は「見つかっていない」としている。

 調査官らはこの日、機体の残骸や周囲の木の折れ方を確認。変速機(トランスミッション)の状況などを調べたほか、地図に落とすための現場周辺の樹林の状況も把握した。現場は急な斜面で機体周辺の木は切断されており、福田公爾(こうじ)主管調査官は「(機体に)どんな力が加わったのか分析していく」と語った。

 調査官らは現場に2時間ほど滞在した後、ヘリが所属する県消防防災航空センターの職員からも話を聞いた。隊員のヘルメット装着の小型カメラで撮影された、離陸から墜落時までの映像も確認するという。調査官らは8日、一時、長野県を離れるという。

 一方、県警は7日、業務上過失致死容疑を視野に松本署に捜査本部を設置。死亡したパイロットの岩田正滋さん(56)=松本市=の死因について、心臓・大動脈損傷だったと発表した。操縦中ではなく、事故の衝撃で受けたものとみられる。【安元久美子、三上剛輝、川辺和将】


周辺の木々に接触か=事故調査官が確認―防災ヘリ墜落
時事通信 3/7(火) 19:37配信

 長野県の山中に県の消防防災ヘリコプターが墜落し消防隊員ら9人が死亡した事故で、現場で調査を行った運輸安全委員会の福田公爾航空事故調査官が7日、松本市内で取材に応じ、現場周辺の木々にヘリが接触し切断されたような形跡があったことを明らかにした。

 県警も切断された木々を確認しており、捜査関係者によると、接触したとみられる現場は尾根の林で、機体の一部もあったという。


防災ヘリ墜落、長野県の救難体制に打撃 多くの隊員とヘリ失う
THE PAGE 3/7(火) 19:10配信

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[写真]降下訓練中のヘリ「アルプス」(長野県のホームページから)

 5日に起きた長野県の消防防災ヘリ墜落事故は、北アルプスなど全国有数の山岳・観光地と広大な県域を持つ長野県の今後の救難・防災活動に打撃を与えています。訓練された多くの隊員と、山火事などにも対応できたヘリコプター「アルプス」のそろっての喪失で救難・防災対策の再構築は急務に。県は近隣県への支援要請などを含め厳しい対応策の検討が迫られます。

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[写真]救助訓練などに活躍した「アルプス」(長野県のホームページから)

全国有数の山岳地帯と広い県域
 長野県の救難・防災ヘリの態勢は、長野県警の「やまびこ1号」と「やまびこ2号」、今回墜落した県の「アルプス」の合わせて3機。救難以外では医療関係で県のドクターヘリ2機が松本市と佐久市を拠点に活動しています。

 県の消防防災航空センターで運航してきた「アルプス」は、全国でも秋田、高知、岐阜各県と並んで4県が「自前」でパイロットやヘリなどすべてを賄う「自主運航」。運航を民間委託する自治体が多いなかで、防災ヘリの活動は長野県でも重視されてきました。

 今回の墜落事故で死亡した搭乗員は、県の消防防災航空センターに属するパイロット1人、整備士1人、消防隊員7人。同センターはパイロット3人、整備士3人、隊員8人を抱えていましたが、そのうち隊員のほとんど、数少ないパイロットと整備士も2人失い、訓練によって高い技術を持っていたスタッフの多くがいなくなりました。唯一のヘリも失くし、同センターは機能しない状態です。

 2016年の「アルプス」の出動件数は、山岳などでの救助活動87件、山火事への散水などの火災防御12件、大雪などでの災害応急11件など111件に上り、ほぼ3日に1回の頻度。救助は前年比14件増えています。八ヶ岳連峰や奥穂高、北アルプスなど山岳での救助や捜索のほか、大雪や豪雨による孤立地域への物資補給、御嶽山噴火や土砂災害などの調査も行っています。こうした活動では県警と連携することもあり、長野県の救難・防災体制の要でした。

 長野県は北海道、岩手県、福島県に次ぎ全国で4番目の広い県域(約13500平方キロメートル)を持ち、春以降は乾燥による山火事、夏は山岳遭難なども多発。県警と県の3機のヘリはフル稼働することも。このため今回の事故で人員とヘリを失った影響は深刻です。

 県はまだ具体策を示していませんが、救難・防災対策の後退を防ぐために隣接県との協定に基づくヘリ出動支援の要請や、民間ヘリへの委託なども検討課題になると見られています。

防災ヘリ墜落、長野県の救難体制に打撃 多くの隊員とヘリ失う
THE PAGE 3/7(火) 19:10配信

 一部には「自主運航」にこだわらず、恒久的な民間への委託なども含め検討し、柔軟な対応ができるようにすべきだとの意見もあり、事故をきっかけにヘリ運用の基本を問う動きも出そうです。県によると、全国では防災ヘリを自主運航とせず、パイロットや機材などを民間に委託している自治体が大半の39道県を占めます。

 7日夕県庁で開いた部局長会議で阿部守一知事は「亡くなられた方々のご家族に寄り添っていきたい。救急救命体制の維持に努めるため他県の協力を得るようにし、その後の方向性についても早急に検討したい」と述べました。

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説


100m離れた尾根の木に接触の跡
ホウドウキョク 3/7(火) 15:08配信

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(写真:ホウドウキョク)

長野県の防災ヘリ墜落事故で、現場近くの尾根の木に、ヘリが接触したとみられる痕跡が見つかった。
7日午前、松本市の鉢伏山の麓では、国の航空事故調査官や警察の捜査員を乗せた車両が次々と現場に向かい、調査や鑑識活動を本格化させている。
機体は大破しており、6日までに乗員9人全員の死亡が確認された。
一方、現場から100メートルほど離れた尾根では、カラマツの木にヘリが接触したとみられる跡や、破片が見つかっている。
ヘリは、救助訓練のため、5日午後に離陸し、臨時ヘリポートで隊員を降ろすことになっていたが、到着せず、離陸から15分ほどの間に墜落したものとみられている。
県警は、捜査本部を設置し、業務上過失致死の疑いも視野に、捜査する方針。

長野放送/FNN


墜落ヘリ、林接触か…現場から100m地点に跡
読売新聞 3/7(火) 12:10配信

 長野県の山中に5日、同県消防防災ヘリコプターが墜落し、搭乗していた9人全員が死亡した事故で、墜落現場から北西に約100メートル離れた尾根筋のカラマツ林に、機体が接触したとみられる痕跡があることが、県警への取材でわかった。

 県警は、何らかの理由で高度を下げたヘリのメインローター(主回転翼)が林に接触し、墜落した可能性があるとみている。

 県警は7日、松本署に126人態勢の捜査本部を設置し、業務上過失致死容疑で現場検証を始めた。運輸安全委員会の調査官3人も同日、鉢伏(はちぶせ)山(1928メートル)の墜落現場に入った。県警とともに機体やその破片などを回収して詳しく調べるほか、死亡した消防隊員の1人が離陸から墜落までを撮影した小型カメラの映像解析も進める。


長野防災ヘリ墜落 長野県警が捜査本部設置 2人の死因も判明、パイロットは心臓・大動脈損傷
産経新聞 3/7(火) 11:56配信

 長野県の山中に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し消防隊員ら搭乗員9人全員が死亡した事故で、県警は7日、業務上過失致死の疑いがあるとみて松本署に捜査員約120人体制の捜査本部を設置した。県警は現場付近の尾根側の木に機体が接触したとみられる痕跡を把握しており、墜落経路を特定する手掛かりになるとみて周囲の状況を調べている。

 県警は6日、鉢伏山(1929メートル)斜面の墜落場所(標高約1700メートル)から約100メートル上部のカラマツ林の樹木に回転翼が接触したとみられる複数の傷を確認したという。

 司法解剖の結果、9人のうち2人の死因が判明。消防隊員の甲田道昭さん(40)は全身打撲に起因する多発外傷、パイロットの岩田正滋さん(56)は心臓・大動脈損傷と分かった。2人はいずれも即死だったとみられる。岩田さんの死因が病気によるものか事故によるものかは不明で、今後解明を進める。

 隊員らが所属する県消防防災航空センターによると、搭乗員の1人が機内で離陸から墜落までを撮影したビデオ映像から、ヘリは救助訓練に入る前に墜落したとみられている。離陸後、交信不能になるまでの約15分間に何らかのトラブルが起きた可能性がある。


<長野ヘリ墜落>回転翼、木に接触か…現場近くに痕跡
毎日新聞 3/7(火) 11:49配信

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長野県の消防防災ヘリコプターの墜落現場を調べる捜査員ら=長野県松本市の鉢伏山で2017年3月7日午前10時9分、本社ヘリから

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、墜落現場近くの尾根側の山林に機体が接触したとみられる痕跡があることが7日、捜査関係者への取材で分かった。木が倒れ、周辺に機体の一部とみられる破片が落ちているという。ヘリ回転翼が木に接触した可能性があり、県警が調べている。

 県警は7日、松本署に捜査本部を設置。業務上過失致死容疑を視野に126人態勢で捜査する。同日朝、捜査員が現場に入り、機体周辺の状況を調べた。ヘリを運航していた県消防防災航空センター(松本市)からも事故状況を聞く。

 運輸安全委員会の航空事故調査官も同日、現場入りし、事故原因の調査を始めた。

 木が倒れていた場所は墜落現場北側で、現場より標高が高い斜面。訓練予定地の高ボッチ山に向かう途中で何らかの理由で回転翼が木に衝突したとみられる。県警はこうした痕跡や、隊員のヘルメットに付いていた小型カメラで撮影された映像の分析を進める。

 ヘリは山岳遭難救助の訓練のため5日午後1時半ごろに松本空港(松本市)を離陸。約15分後に無線での応答がなくなった。

 県警は7日、死亡した甲田道昭さん(40)=長野県上田市=は全身を強く打ったことによる多発外傷、パイロットの岩田正滋さん(56)=松本市=は心臓・大動脈損傷が死因だったと発表した。2人とも即死だった。【三上剛輝、川辺和将】


<長野県>唯一の防災ヘリ失う 大規模火災、隣県ヘリ頼りに
毎日新聞 3/7(火) 10:24配信

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墜落した長野県の消防防災ヘリ「アルプス」=長野県のホームページから

 長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」の墜落事故を受け、阿部守一知事は6日、隣接する6県と相互に結んでいる防災ヘリの応援協定を見直す方針を示した。県唯一の防災ヘリを失い、大規模火災などの際は、当面は近隣県の防災ヘリに頼ることになる。

 県によると、県は防災ヘリ1機、県警ヘリ2機、ドクターヘリ2機を所有していた。このうち火災に対応できるのはアルプスだけだった。県は新潟、富山、岐阜、群馬、山梨、静岡の6県と防災ヘリの相互応援協定を結んでいるが、他県に派遣を要請できるのは、所有するヘリが機体点検中の場合や、他の救助活動をしている時などに限られている。今後、協定内容の見直しに向け、各県に協力を求める方針。また他の近隣県にも同様の協定締結や協力を求めていく。

 県の担当者は「救助が必要のない救急時はドクターヘリ、山岳遭難は県警ヘリでカバーできるが、火災の際は他県か自衛隊に要請するしかなくなった。県民の安全のためにできる限り協力してもらえるよう努める」と話した。

 アルプスは1997年に装備品も含めて計約7億8000万円で導入。2016年の出動は計111件で、うち山岳救助を含めた救助活動が最多の87件、次いで火災対応12件、災害応急7件、救急活動5件だった。【稲垣衆史】


事故調査官ら現地調査=長野県警が捜査本部―原因究明が本格化・防災ヘリ墜落
時事通信 3/7(火) 10:18配信

 長野県松本市と岡谷市にまたがる鉢伏山(1929メートル)に、県の消防防災ヘリコプターが墜落し、消防隊員ら9人が死亡した事故で、運輸安全委員会の航空事故調査官が7日午前、墜落現場に入り現地調査を行った。

 機体の破損の状態や周辺の木の折れ方を確認するなど原因究明を本格化させる。

 県警は同日、松本署に捜査本部を設置し、現場検証した。業務上過失致死容疑を視野に126人体制で捜査する。また、司法解剖の結果、パイロット岩田正滋さん(56)の死因は心臓・大動脈損傷、消防隊員甲田道昭さん(40)は全身打撲による多発外傷と発表した。2人とも即死だった。残る7人も順次司法解剖する。

 県消防防災航空センターは6日、現場で発見された、乗員のヘルメットに装着された小型カメラで撮影した墜落までの映像を県警に任意提出。県警や事故調査官は今後、この映像の解析を進める。

 同センターによると、カメラは訓練風景を撮影するためヘルメットに装着されていたが、たまたま離陸時から録画されていた。録音機能はあるが、音声は入っていなかったという。

 6日に取材に応じた福田公爾航空事故調査官(53)は、映像について「(原因究明に向け)非常に参考になる」と述べた。その上で、この映像のほか管制レーダーの記録や機体の整備状況などから原因究明を進める考えを示した。


調査官、きょうヘリ墜落現場へ
ホウドウキョク 3/7(火) 8:46配信

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(写真:ホウドウキョク)

長野・松本市で起きた県の消防防災ヘリの墜落事故は、6日の捜索で9人全員の死亡が確認された。7日、国土交通省の調査官が事故現場を訪れ、原因調査が本格化する。
5日午後、松本市の鉢伏山で起きた県の消防防災ヘリの墜落事故は、5日に見つかった3人に続き、6日朝から残る6人の救助活動が行われた。
6人は機体の中から見つかり、全員の死亡が確認された。
また、隊員がヘルメットに着けていたカメラに、離陸から墜落までの映像が映っていたことがわかった。
福田公爾航空事故調査官は「映像だけ残っていたのであれば、非常に(調査の)参考になる」と話した。
7日午前、国土交通省の航空事故調査官3人が事故現場を訪れ、原因調査が本格化する。

長野放送/FNN


<長野防災ヘリ墜落>訓練前にトラブルか カメラの映像回収
毎日新聞 3/7(火) 0:10配信

 長野県松本市入山辺の鉢伏山(1929メートル)の斜面に、県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し5人が死亡した事故で、県警は6日、新たに4人の死亡を確認した。これでヘリに搭乗していた消防隊員ら9人全員が死亡した。県は、乗っていた隊員が撮影した小型カメラの映像を回収。映像によると、救助訓練を開始する前に墜落していた。ヘリは離陸から約15分後に連絡がとれなくなっており、県警などは、訓練開始前に何らかのトラブルがあったとみて調べる。

 県警や自衛隊、消防などは6日早朝、地上から約100人の救助隊員を投入し、ヘリコプターでも隊員を輸送し、標高約1700メートルの斜面で救助に当たった。

 新たに死亡が確認されたのは、大工原正治さん(42)=松本市神林=ら消防隊員3人と整備士の清水亮太さん(45)=同。

 県によると、ヘリは山岳遭難救助訓練のため、5日午後1時半に松本空港(松本市)を離陸。10~15分後に鉢伏山から約4キロ離れた高ボッチ山でヘリを下降させて着陸し、隊員1人を降ろして訓練を始める予定だった。しかし、隊員を降ろした後に県消防防災航空センターに入るはずの無線連絡がなかった。

 映像は後部に搭乗していた隊員のヘルメットに付いていた小型カメラで撮影され、5日に回収された。音声はなかったが、離陸時から事故までの様子が記録され、機外の様子が映っていた。同種の訓練は今年度13回目で、離陸前の点検で機体に問題はなかったという。【川辺和将、滝川大貴、稲垣衆史】

 ◇知人ら願い届かず

 願いは届かなかった--。犠牲となった9人を知る人たちは早すぎる死を悼んだ。

 元長野県消防学校校長の塚原富夫さん(68)は、事故で犠牲となった9人のうち、7人が教え子だった。「名前が明らかになるにつれ、一人一人の顔が頭に浮かんで、胸が締め付けられた。小口、高嶋、大工原……。みんな名前を聞けば顔を思い出してしまう」

 塚原さんは1979~2009年、消防学校で多くの消防士を育てた。指導役として年5~6回は同校を訪れていたパイロットの岩田正滋さん(56)=松本市神林=も旧知の間柄。「熟練で信頼できた。事故原因は分からないが、今後の教訓にしてほしい」と語った。

 長野市消防局から県に派遣されていた瀧澤忠宏さん(47)=松本市島内=は4月、同局に戻る予定だった。瀧澤さんは海外の災害に派遣される国際消防救助隊に登録するなど、意欲的に任務に取り組んでいた。同局の桜井篤次長(58)は「救助するはずの人たちが逆に救助されることになり、つらい思いをしたと考えると胸が痛くなる」と話した。

 大工原正治さん(42)=松本市神林=は、派遣元の佐久広域連合消防本部によると、00年の同本部発足と同時に消防士に採用された。04年の新潟・中越地震、11年の東日本大震災では現地に派遣され、救助活動に携わった。同本部の小平学消防長(58)は「先輩を立て、後輩を導く気配りができる人だった。本部に戻って力を発揮してもらいたかった」と惜しんだ。

 松本市神林に自宅がある整備士の清水亮太さん(45)は、妻、子ども2人の4人家族。近所の男性(69)は「子煩悩なお父さんだった。町内では先頭に立ってごみ拾いをする責任感の強い人だった」と振り返った。

 小口浩さん(42)=塩尻市広丘郷原、高嶋典俊さん(37)=松本市村井町南3=の派遣元、松本広域消防局も悲しみに包まれた。2人とも山岳遭難救助隊を希望し、念願かなっての県消防防災航空センターへの派遣中だった。「2人は優秀だった。本当に立派だった」。元消防局長で上司の男性はうつむいた。【武田博仁、西銘研志郎、安元久美子】


長野防災ヘリ墜落 岩田正滋さん、「アルプスに魅せられ」長野で働く
産経新聞 3/6(月) 21:51配信

 パイロットの岩田正滋さん(56)は、県の広報で「アルプスの山々に魅せられた」と長野で働き始めた理由を語っていた。警視庁航空隊でも勤務。20年間無事故で信頼も厚かった。

 松本空港近くの隊員寮に住み、近隣住民によると生活態度のしっかりしたまじめな人柄だったという。近くの60代主婦は「背筋をぴんと伸ばし、さっそうと歩く姿が目に浮かぶ。もう見られないなんて…」と嘆いた。


長野防災ヘリ墜落 甲田道昭さんの父「話したいこと、まだまだたくさんあった」
産経新聞 3/6(月) 21:49配信

 上田地域広域連合消防本部に所属する甲田道昭さん(40)の父、明さん(67)=長野県上田市=は5日夜、松本市内の病院で遺体と対面した。「酒でも酌み交わしながら、話したいことがまだまだたくさんあった。こんなことになり、やりきれない」

 道昭さんが消防に興味を持ったのは中学生のころ。実家の目の前の家で火災があり、果敢に炎に立ち向かう消防隊員の姿に憧れた。就職後は「市民の生命と財産を守るのが仕事」と責任感を持って取り組んでいた。精鋭がそろう消防防災航空隊への出向は、家族にとって誇らしかった。

 妻と3人の子供を連れて実家を訪れたときは、子煩悩な父親ぶりも見せた。「先月、『もうすぐ航空隊の任務は終わるけど、最後まで気を緩めたらだめだよ』と話したばかりだった。優しいあの子のことを思い出すと、涙が止まらない」


長野防災ヘリ墜落 滝沢忠宏さんの恩師「たーちゃん、死んじゃだめだ」
産経新聞 3/6(月) 21:47配信

 長野県消防防災航空隊の消防隊長として先頭に立っていた最年長の滝沢忠宏さん(47)は、まじめで面倒見がいい性格だったという。年1回の競技会では腕の力だけでロープを登る競技を得意とした。他の隊員を集めて練習会を開くこともあり、技術を磨くことに余念がなかった。

 「立派な後輩だった。尊敬できる部下だった。悔しい。悔しい…」。前任の篠ノ井消防署時代の上司で、長野市消防局の山越洋課長補佐(53)は大粒の涙をこぼした。

 高校時代に野球部のコーチとして指導した後昭雄(うしろ・あきお)さん(71)は「『超』が付くほどまじめなやつだった」と語る。内野手として誰よりも前向きに練習に汗を流し、部員たちから「たーちゃん」と呼ばれ、慕われていた。

 約1週間前に地元で会った。「空から戻ってこいや。もうヘリコプター下りろよ」「うん。そろそろかな」。任期は今月末に満了する予定だった。

 庭に咲いた花や、実った柿を持ってきてくれたときの笑顔が忘れられない。ニュースで事故を知ったとき、後さんはテレビに「おい、たーちゃん。死んじゃだめだ!」と叫んだという。「あいつなら何とか生き残ってくれると信じてたんだ…」


長野防災ヘリ墜落 大工原正治さん、「心」と「体」兼ね備えた隊員
産経新聞 3/6(月) 21:47配信

 大工原正治さんが所属していた佐久広域連合消防本部の小平学消防長(58)は、「航空隊派遣は本人の希望で、充実しているようだった。活躍を期待していただけに残念極まりない」と話した。

 技術と身体能力に優れていた一方、防災活動でも積極的に意見を出していたといい、小平消防長は「冷静沈着な『心』と、すばらしい『体』を兼ね備えた隊員だった」とたたえた。


長野防災ヘリ墜落 伊藤渉さん、意欲的な仕事ぶり 救命士の資格も取得
産経新聞 3/6(月) 21:46配信

 北アルプス広域消防本部に所属していた伊藤渉さん(35)は、救助隊のほか救急救命士の資格を取得して救急現場にも駆けつけるなど仕事に意欲的だった。

 幼い頃は「ウルトラマンになりたい。人助けをしたい」と周囲に話していたという。「おとなしいけれど心のしっかりした子だった」と親族の女性。同本部の同僚は「若手を引っ張っていくはずだったのに」と肩を落とした。


長野防災ヘリ墜落 高嶋典俊さん、優しい人柄 「ヘリに乗る」と誇らしげに
産経新聞 3/6(月) 21:42配信

 松本広域消防局から派遣されていた高嶋典俊さん(37)は、他人の子供もかわいがる優しい人柄だった。近所の男性(43)によると、高嶋さんが娘たちと遊んでいると近所の子供も自然と集まってきた。「子供と同じ目線で楽しんでいた」と振り返る。

 休みの日でも後輩を指導するために仕事に出かけ、約1年前に「ヘリに乗ることになった」と誇らしげに話していたという。


長野防災ヘリ墜落 清水亮太さん、子煩悩の優しい父親 隣の子供も学校送る
産経新聞 3/6(月) 21:41配信

 整備士の清水亮太さん(45)は優しく子煩悩な父親で、地域住民からも信頼されていた。隣に住む自営業、山岸和明さん(69)によると、清水さんは妻、小学2年の息子と3歳くらいの娘との4人暮らし。毎朝、自分の子だけでなく、山岸さんの孫も学校へ送っていた。雪が積もった休日には公園でそり遊びもした。

 山岸さんは「自分の家族のようにかわいがってくれた」と話す。


長野防災ヘリ墜落 伊熊直人さん、寡黙で頼られる存在「レスキューへの思い熱かった」
産経新聞 3/6(月) 21:41配信

 伊熊直人さん(35)は特に救助隊としての活動歴が長く、平成23年の東日本大震災では発生直後に宮城県入りして救助、捜索活動に従事した。航空隊も自ら志願し、長野市消防局から派遣された。仕事を寡黙にこなし、現場でもデスクワークでも頼られる存在だったという。

 派遣元の同僚男性(36)は「レスキューに対する思いは熱かった。惜しい人を亡くした」と目頭を押さえた。


長野防災ヘリ墜落 「痛かったよね」小口浩さんの母、遺体にそっと上着
産経新聞 3/6(月) 21:36配信

 松本広域消防局から派遣されていた小口浩さん(42)は、まじめで愛される人柄だった。「絶対に生きていると信じていたのに…」。母、まさ子さん(66)=長野県塩尻市=は、松本市内の病院で変わり果てた息子と対面した。

 墜落機体から運び出された遺体は、あまりに傷だらけで、顔をなでると手に黒い油が付いた。「寒かったよね」「痛かったよね」。家族は声をかけながら冷たい遺体にそっと上着をかけた。

 子供の頃から体格が周囲より大きく、小、中、高と剣道で鍛えた。小中学生の息子2人、娘1人がおり、航空隊へ派遣されてからは、出勤時に「子供の顔、見納めかもね」と覚悟するようにつぶやくことも度々あった。

 平成26年に長野・岐阜県境で起きた御嶽山噴火でも出動。「日没までには山を下る。絶対に誰にもけがをさせない」と、常に隊員が安全に活動できるよう気を配っていたという。

 まさ子さんは「こんな姿になる瞬間まで、きっとみんなを救おうとしていたのだと思います。ただ、ただ、まじめな子でした」と涙を浮かべた。


死亡した隊員、墜落まで小型カメラで撮影…発見
読売新聞 3/6(月) 21:12配信

 長野県の山中に5日、同県消防防災ヘリコプターが墜落した事故で、県警などの捜索隊は6日朝、機体内で6人を発見し、死亡を確認した。

 事故機に乗っていた9人全員が死亡した。6日午後には国の運輸安全委員会の調査官が県内入りしており、7日から事故原因の解明を本格化させる。

 総務省消防庁などによると、記録が残る1974年以降の防災ヘリの事故で最悪の犠牲者数。民間ヘリでは、宮崎県日向市で90年9月、10人が死亡する事故があった。

 長野県によると、死亡した消防隊員の1人がヘルメットに小型のCCD(電荷結合素子)カメラを装着し、離陸から墜落までの機内や機外を動画撮影していた。撮影時間は「30分までいかない」という。カメラは事故現場で見つかり、県警に提出された。

 6日に身元が確認されたのは、▽伊藤渉さん(35)(長野県松本市)▽岩田正滋さん(56)(同)▽小口浩さん(42)(同県塩尻市)▽清水亮太さん(45)(松本市)▽大工原正治さん(42)(同)▽高嶋典俊さん(37)(同)▽滝沢忠宏さん(47)(同)。


長野防災ヘリ墜落 「9人は全員知り合い、なぜこんなことに…」救助支援の山梨の副隊長
産経新聞 3/6(月) 20:07配信

 長野県の消防防災ヘリコプター「アルプス」の墜落事故で、山梨県消防防災航空隊は長野県の要請を受け、5、6の両日、県防災ヘリ「あかふじ」で救助支援のため出動した。

 5日は現場到着が日没に近く、この日の救助活動が終了。長野から救助で来ていた隊員1人を松本空港まで送り届けて、活動を終えた。

 6日は午前6時、機長、副操縦士、整備士、隊員4人の計7人を乗せ、山梨県甲斐市の基地を出発。同20分に松本空港に到着した。この後、約12キロ離れた鉢伏山の墜落現場へ、長野の消防隊5人と機材を3回に分けてピストン輸送した。

 あかふじは現場では着陸せず、上空40メートルで約10分間ホバリングしながら、人員や機材を降ろした。

 渡辺亮副隊長(40)は地上の様子について「膝上ぐらいまで根雪が残る山中。機体はまだ裏返った状態だった。消防隊が周辺の木を切り倒し、ヘリが作業するポイントを作ってくれていた」との状況を話した。

 天候は曇りで、上空は時折強い風が吹き、機長が機体の向きを変えながら空中でホバリングしたという。

 午前11時半すぎ、作業にあたった消防隊員2人を松本空港まで輸送し、任務を終了。午後12時45分すぎに基地に帰着した。

 墜落した長野県消防航空隊と本県の消防航空隊は、運航不能時の協定を結んでおり、合同訓練の機会も多く、交流が深い。

 渡辺さんは、亡くなった9人について「全員知り合い。消防大学校での同期生もいた。なぜこんなことに…」と声を詰まらせた。

 その上で「(事故は)本来あってはいけないこと。うちも3月末で隊員が変わるが、注意点をしっかり引き継いでいかなければならない」と亡き空の仲間たちを思い、厳しい表情で話した。


長野の防災ヘリ墜落、搭乗9人全員が死亡 離陸10数分後にトラブルか
THE PAGE 3/6(月) 20:03配信

 長野県の消防防災ヘリ墜落事故で、長野県警などは6日午後までに墜落機内で発見した6人の死亡を確認しました。これで搭乗者9人全員が死亡する事故となりました。

 「長野県消防防災ヘリコプター事故対策本部」(本部長・阿部守一知事)は6日午前10時、事故発生時の概要を発表。それによると、墜落した消防防災ヘリ「アルプス」は5日午後1時31分に訓練のため松本空港を離陸。午後2時25分にヘリを運航する消防防災航空センターから県の危機管理部に「アルプスと40~50分間連絡が取れない」と連絡がありました。

 情報収集を依頼された県警が同3時12分に鉢伏山付近の斜面に墜落している消防防災ヘリ「アルプス」を発見しました。「アルプス」は松本空港を離陸後10数分後にトラブルが発生したとみられています。

 亡くなった9人の搭乗者は次の通り(県内各地から派遣の消防職員を含む)
 ▽岩田正滋さん(56)=長野県消防防災航空センター・パイロット▽清水亮太さん(45)=同整備士▽滝澤忠宏さん(47)=長野市消防局▽伊熊直人さん(35)=同▽小口浩さん(42)=松本広域消防局▽高嶋典俊さん(37)=同▽甲田道昭さん(40)=上田地域広域連合消防本部▽大工原正治さん(42)=佐久広域連合消防本部▽伊藤渉さん(35)=北アルプス広域消防本部

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説


「ジェット岩田」と親しまれ=墜落ヘリのパイロット―山岳関係者ら落胆・長野
時事通信 3/6(月) 16:20配信

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消防防災ヘリコプター墜落事故で死亡したパイロットの岩田正滋さん=インターネット版「広報ながのけん」より

 消防防災ヘリコプター墜落事故で死亡したパイロットの岩田正滋さん(56)は、1997年から長野県の消防防災航空隊に所属していた。

 困難な山岳救助に長く携わり、「ジェット岩田」と慕われた熟練パイロットの死に、山岳関係者は「残念だ」と落胆を隠せない。

 「操縦は一番信頼できた。彼が来たら大丈夫、そんな人だった」。山岳ガイドの村上周平さん(60)=同県富士見町=は、岩田さんの人となりを振り返り、「安全面は特にシビアにやっていたはず。信じられない」と沈んだ声で話した。

 村上さんによると、「ジェット岩田」のあだ名で呼ばれ、ヘルメットには出動回数を示す星をつけていた。「救助に対する強い使命感、現場への思いがあった」
 山岳救助技術の講師も務める村上さんにとって、消防隊員らは「仲間」。雪中で一夜をしのぐ技術やロープの使い方を熱心に学ぶ姿を思い出しながら、「みんな人を助ける熱意があった。こんなことになって」と声を詰まらせた。

 鉢伏山近くの山荘オーナー近岡年さん(66)は10年ほど前、地上の様子を調べに来た岩田さんと会ったのを覚えている。山荘で近岡さんに航空隊のTシャツなどをプレゼントし、一緒だった隊員の分もコーヒー代を払う岩田さんに「親分肌なのかな」と感じた。

 それ以来、訓練のため週に何度も飛来するヘリに親しみを込めて手を振った近岡さん。事故のニュースに、「まさか岩田さんが」と感じた不安が現実となり、「勤勉でまじめな人だったと思う。残念だ」と悔しそうにつぶやいた。


離陸15分以内に異常か=墜落までの映像残る―防災ヘリ9人死亡・長野
時事通信 3/6(月) 15:40配信

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長野県の消防防災ヘリコプターが墜落した現場で救助活動に当たる消防隊員ら=6日午前(埼玉県消防防災課提供)

 長野県の松本市と岡谷市にまたがる鉢伏山(1929メートル)に、訓練中の県の消防防災ヘリコプターが墜落し、乗っていた消防隊員ら9人全員が死亡した事故で、ヘリが離陸から約15分の間に何らかのトラブルを起こした可能性があることが6日、県への取材で分かった。

 乗員のヘルメットに装着したカメラに、離陸から墜落までの映像が残されていたことも判明。県警や運輸安全委員会の航空事故調査官らは今後、映像や機体の状況などを詳しく調べ、墜落原因の究明を本格化させる。

 県によると、ヘリは5日午後1時半ごろ、松本市の信州まつもと空港を離陸。15分ほどの距離にある同県塩尻市の高ボッチ高原の臨時ヘリポートで搭乗員1人を降ろし、訓練を始める予定だった。

 しかし、県消防防災航空センターに訓練開始の連絡がなく、同45分から断続的に約40分間、無線で呼び掛けたが応答がないため、県警に通報。県警のヘリが同3時10分ごろ墜落しているのを発見した。

 県警によると、ヘリは裏返った状態で大破し、テールローターが折れていた。国土交通省によると、ヘリには飛行データを記録するフライトレコーダーや、パイロットの会話を録音するボイスレコーダーは搭載されていなかった。

 同センターによると、機体右後部にいた隊員が訓練の様子を撮影するためヘルメットに着けたCCDカメラが、5日に現場で発見された。音声は確認できなかったが、墜落の衝撃で画像が乱れる様子などが映っていたという。


ヘリ墜落死亡事故 「優しいあの子を思い出すと涙止まらない」犠牲の甲田さん父
産経新聞 3/6(月) 15:27配信

 長野県の山中で、9人乗りの県の消防防災ヘリコプターが墜落した死亡事故。亡くなった甲田道昭さん(40)の父、明さん(67)=同県上田市=が6日、産経新聞の取材に応じ、「酒でも酌み交わしながら、話したいことがまだまだたくさんあった。こんなことになり、やりきれない」と肩を落とした。

 明さんによると、道昭さんが消防の仕事に興味を持ったのは中学生のころ。実家の目の前の家で火災があり、果敢に炎に立ち向かう消防隊員の姿に憧れた。就職後は「消防は市民の生命と財産を守る仕事」と責任感を持って取り組んでいたという。

 妻と3人の子供を連れて実家を訪れた際には、子煩悩な父親ぶりも見せていた。明さんは「先月会ったとき、『もうすぐ航空隊の任務は終わるけど、最後まで気をゆるめたらだめだよ』と話したばかりだった。優しいあの子のことを思い出すと、涙が止まらない」と声を震わせた。

 6日に死亡が確認されたパイロットの岩田正滋さん(56)は、松本空港(同県松本市)近くの隊員寮に住んでおり、近所の住民らは「生活態度のしっかりとした真面目な人柄だった」と口をそろえる。

 寮には今も洗濯物が干したままになっている。近くの無職、橋本和子さん(78)は「1人で草むしりしたり、洗濯物を干したりする姿をよく見た」。出勤する岩田さんと挨拶をよく交わしたという近くの60代主婦は「背筋をぴんと伸ばし、さっそうと歩く姿が今も目に浮かぶ。それがもう見られないなんて…」と声を落とした。


ヘリ、離陸15分でトラブルか…呼びかけ応じず
読売新聞 3/6(月) 14:51配信

 墜落した長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」は、5日午後1時31分に県営松本空港(松本市)を離陸後、同45分頃までに、南東約10キロの高ボッチ高原臨時ヘリポート(塩尻市)に着陸し、搭乗者9人のうち1人をいったん降ろすはずだった。

 だが、臨時ポート着陸予定時刻に無線連絡がなく、県消防防災航空センターが約30分にわたって何度も呼びかけたものの、応答はなかったという。このため県は、離陸から15分前後の間に、何らかのトラブルが起きたとみている。

2017年3月 5日 (日)

長野県で県防災ヘリが墜落、乗員9人全員死亡

5日午後3時10分ごろ、長野県松本と岡谷の両市にまたがる鉢伏(はちぶせ)山(1928メートル)付近の山中で、男性9人が乗った訓練中の県消防防災ヘリコプター「アルプス」(ベル412EP型、定員15人)が墜落し、大破しているのを県警ヘリが発見した。

5日、機内から3人が心肺停止状態で搬送され、病院で死亡が確認された。他に機内で2人を発見したが、呼びかけに応じなかった。県警は日没により救助をいったん中断し、6日早朝、上空と地上から、機内の2人の救助と行方不明の4人の捜索した結果、全員の死亡が確認された。

長野県によると、墜落したヘリは県消防防災航空センター所属で、操縦士、整備士各1人のほか、県内各消防本部から同センターに派遣されている消防隊員7人が搭乗していた。搭乗していた方々は次の通り。
機長・岩田正滋さん(56) 整備士・清水亮太さん(45) 長野市消防局・瀧澤忠宏さん(47) 上田地域広域連合消防本部・甲田道昭さん(40) 長野市消防局・伊熊直人さん(35) 佐久広域連合消防本部・大工原正治さん(42) 松本広域消防局・小口浩さん(42) 松本広域消防局・高嶋典俊さん(37) 北アルプス広域消防本部・伊藤渉さん(35)

長野地方気象台によると、長野県内は5日午前は晴れ、午後は薄曇りで、強い風は観測されていなかった。

墜落したヘリは1997年に導入され、今年2月に定期点検を受けたばかりだった。
国土交通省は航空事故に認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官3人を現地に派遣する。

リンク:<長野防災ヘリ墜落>機体内6人死亡確認 9人全員が死亡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>新たに2人の死亡確認 4人が心肺停止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>9人全員死亡確認 肩震わせる同僚ら - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>残る6人は心肺停止状態 機体内で発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 甲田さんの父「やりきれない」 操縦士の岩田さん、まじめな人柄 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>搭乗者の9人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野の9人乗り防災ヘリ墜落3人死亡、100人態勢で捜索再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 機体内で6人発見 2人が心肺停止、4人は呼びかけに応じず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ墜落、搭乗の9人全員の死亡を確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ墜落、乗員の捜索・救助活動を再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ墜落 雪の斜面の木々なぎ倒し機体大破 周辺に部品散乱 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:操縦男性は「ベテラン」パイロット - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ墜落 残る6人捜索再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ墜落、機体は無残な姿…県「痛恨の極み」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:一刻争い、未明に出発=防災ヘリ事故、救助隊―長野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>死亡した3人の残る1人の身元判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ墜落、9人全員死亡=新たに6人発見―長野県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 阿部知事「痛恨の極み、全力で救出」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 ヘリに搭乗していた方々 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<防災ヘリ墜落事故>過去に岐阜と埼玉でも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>雪山に砕けた機体 訓練中、応答途絶え - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 航空評論家 青木謙知氏「雪の白さで距離感失い木立と接触か」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 3人死亡に「痛恨の極み」「使命感持っていた隊員だった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪深い山、消防車阻む=山荘男性「こんなことに…」―ふもとに慌ただしさ・長野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救助難航に焦燥感=知事「痛恨の極み」―防災ヘリ墜落事故・長野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>3人死亡確認、6人は機内か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:3人死亡確認 50代男性即死状態 上空からの救助活動は打ち切り 長野防災ヘリ墜落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:50代男性死亡を確認 長野防災ヘリ墜落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ墜落現場で5人発見、安否不明 長野防災ヘリ墜落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>9人搭乗、3人心肺停止 救助訓練中に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:9人乗り県防災ヘリ墜落=3人死亡、6人安否不明―消防隊員ら訓練中、山中に・長野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野県防災ヘリが山中に墜落 9人搭乗か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野>県防災ヘリ墜落 9人搭乗 塩尻で遭難訓練中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ墜落、3人死亡…残る6人安否不明 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<長野防災ヘリ墜落>機体内6人死亡確認 9人全員が死亡
毎日新聞 3/6(月) 13:47配信

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長野県中部・鉢伏山付近の山中に墜落した長野県の消防防災ヘリコプターの周囲で続く捜索活動=2017年3月6日午前9時20分、本社ヘリから

 長野県松本市と岡谷市にまたがる鉢伏山(1929メートル)で9人が乗った県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し3人が死亡した事故で、長野県警などの救助隊は6日、機体内からいずれも心肺停止状態で6人を救助したが、全員の死亡を確認した。県警は、業務上過失致死容疑も視野に事故原因を調べる。

 5日に死亡が確認された消防隊員の伊熊直人さん(35)と甲田道昭さん(40)の2人に加え、パイロット、岩田正滋さん(56)▽整備士、清水亮太さん(45)▽長野市消防局、瀧澤忠宏さん(47)▽北アルプス広域消防本部、伊藤渉さん(35)▽松本広域消防局、小口浩さん(42)▽同局、高嶋典俊さん(37)▽佐久広域連合消防本部、大工原正治さん(42)の7人の死亡が確認された。

 県などによると、6日は地上では県警機動隊や県内各消防署の隊員ら約100人が午前4時、ふもとの塩尻市から救助に向け出発し、午前8時ごろに現場に到着。県警や自衛隊、山梨県など他県のヘリコプターでも隊員を輸送した。

 県などによると、ヘリは山岳遭難の救助訓練に向かうため5日午後1時半ごろ松本市の松本空港を離陸したが、約15分後には無線の応答がなくなった。訓練で隊員を降ろした場合に県消防防災航空センターに無線で入るはずの連絡がなかったことから最初の降下までに墜落した可能性がある。

 また、県によると飛行の高度などを記録するフライトレコーダーはヘリには搭載されていなかった。【稲垣衆史、川辺和将】


<長野防災ヘリ墜落>新たに2人の死亡確認 4人が心肺停止
毎日新聞 3/6(月) 12:55配信

 ◇機体内から6人救助したが… 死者は計5人に

 長野県松本市と岡谷市にまたがる鉢伏山(1929メートル)で9人が乗った県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し3人が死亡した事故で、長野県警などの救助隊は6日、機体内からいずれも心肺停止状態で6人を救助したが、消防隊員の伊藤渉さん(35)=松本市島内=と高嶋典俊さん(37)=松本市村井町南3=の死亡が確認された。また、県警は5日に死亡が確認された3人のうち、残る1人をパイロットの岩田正滋さん(56)=松本市神林=と確認したと発表した。県警は、業務上過失致死容疑も視野に事故原因を調べる。

 5日に死亡が確認されたのは、岩田さん以外に、消防隊員の伊熊直人さん(35)と甲田道昭さん(40)の2人。

 県などによると、6日は地上では県警機動隊や県内各消防署の隊員ら約100人が午前4時、ふもとの塩尻市から救助に向け出発し、午前8時ごろに現場に到着。県警や自衛隊、山梨県など他県のヘリコプターでも隊員を輸送した。

 県などによると、ヘリは山岳遭難の救助訓練に向かうため5日午後1時半ごろ松本市の松本空港を離陸したが、約15分後には無線の応答がなくなった。訓練で隊員を降ろした場合に県消防防災航空センターに無線で入るはずの連絡がなかったことから最初の降下までに墜落した可能性がある。

 また、県によると飛行の高度などを記録するフライトレコーダーはヘリには搭載されていなかった。【稲垣衆史、川辺和将】


<長野防災ヘリ墜落>9人全員死亡確認 肩震わせる同僚ら
毎日新聞 3/6(月) 12:14配信

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救助活動に向かう警察官ら=長野県塩尻市の県総合教育センターで2017年3月6日午前3時55分、三上剛輝撮影

 無事の願いは届かなかった--。長野県中部の山中で訓練飛行中に墜落した県消防防災ヘリ「アルプス」。搭乗していた消防隊員らの家族らは無事を祈り続けたが、9人の死亡が確認された。6日早朝から再開された捜索・救助活動に参加した同僚たちも肩を震わせた。

 ◇悲しみにくれる同僚ら

 死亡が確認された9人の人柄を知る同僚や近所の人たちは悲しみに暮れた。

 甲田道昭さん(40)=上田市上田=を県消防防災航空センターに派遣していた上田地域広域連合消防本部は6日、記者会見を開いた。甲田さんは1997年に上田市に消防職員として採用され、2000年から上田地域広域連合消防本部の救助隊。14年から現職だった。

 「快活な人柄で上司にも部下にも信頼されていた。非常に困難な現場には指名したいと思うような信頼があった」。同本部の松井正史次長(58)は語った。今月いっぱいで県派遣の任期を終え、復帰する予定だった。松井次長は「航空隊に入れる隊員は少ない。大いにフィードバックしてくれると思っていた」と惜しんだ。

 長野市消防局から派遣されていた伊熊(いくま)直人さん(35)=松本市神林=は、志願して県消防防災航空センターに出向していた。同局の桜井篤次長(58)は「航空隊は危険な思いをしながらの任務。使命感が強く、人命救助に信念を持っていたと思う」と振り返った。海外の災害に派遣される国際消防救助隊にも登録されたことがある。桜井次長は「優秀な職員を失った」と話した。

 パイロットの岩田正滋さん(56)=松本市神林=の近所に住む30代女性は、「車のタイヤが雪にはまってしまった時、外にいた岩田さんがすぐに駆けつけて助けてくれた」と優しい人柄を語る。別の女性は「いつも散歩の時にあいさつしてくれた。きびきびして、パイロットらしい人でした」と話した。

 6日朝からの捜索で救助された伊藤渉さん(35)と高嶋典俊さん(37)の2人は家族が悲しみの対面をし、本人と確認した。【安元久美子、西銘研志郎、ガン・クリスティーナ】

 ◇再開捜索活動に100人以上の救助隊員ら参加

 6日早朝に再開された捜索活動には100人以上の救助隊員らが参加。午前9時半ごろまでに機内に閉じ込められていた6人を救助したが、全員が心肺停止の状態だった。

 事故が起きた鉢伏山のふもと、長野県塩尻市の県総合教育センターに集まった消防、県警、自衛隊の約100人は夜明け前の午前4時ごろ、険しい表情で救助に必要な機材を車に積み込み地上からの救助に向け出発した。

 5日は積雪があり地上からの捜索は断念された。同日夜から登山道につながる車道の除雪が進められ、救助隊員は6日、現場から直線距離で約1キロ離れたふもとの山小屋まで車で移動し、徒歩で現場へ向かった。県警や自衛隊、山梨県など他県のヘリコプターも午前6時ごろから松本市の松本空港などを次々に離陸した。

 墜落現場の積雪も深く、救助隊員の腰まであった。雪を取り除く必要があるが、6人が取り残された機体は動かせなかった。救助隊員らは近くの木と機体をロープでつないで機体を固定し、雪をかき分けた。スプレッダーと呼ばれる特殊な機械を使い、ひしゃげた機体をこじ開けるなどして6人を救助した。【三上剛輝、川辺和将】

 ◇なぜ「アルプス」は墜落したのか

 なぜ「アルプス」は墜落したのか。飛行経路や墜落時の状況はまだ分かっていない。

 長野県などによると、山岳遭難の救助訓練に参加したアルプスは5日午後1時半すぎ、松本市の松本空港を離陸。約10~15分後に鉢伏山南側の高ボッチ山付近で遭難者役の隊員を上空からロープを使って救助する訓練に向かう途中だった。

 しかし、救助訓練の開始前後に県消防防災航空センターへ予定されていた無線連絡はなく、離陸から約15分後から応答がなくなっていた。救助訓練を始める直前までに何らかのトラブルが起きた可能性が高い。【稲垣衆史】


<長野防災ヘリ墜落>残る6人は心肺停止状態 機体内で発見
毎日新聞 3/6(月) 11:48配信

 長野県松本市と岡谷市にまたがる鉢伏山(1929メートル)で9人が乗った県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し3人が死亡した事故で、長野県警などの救助隊は6日、機体内から6人を救助したが、いずれも心肺停止の状態だった。県警は今後、業務上過失致死容疑も視野に事故原因を調べる。

 県などによると、この日の捜索は計約120人態勢で始まった。地上からは県警機動隊や県内各消防署の隊員ら約100人が午前4時、ふもとの塩尻市から救助に向け出発し、午前8時ごろに現場に到着。県警や自衛隊、山梨県など他県のヘリコプターでも隊員を輸送した。

 また、県警は6日、前日に死亡が確認された3人のうち、消防隊員の伊熊直人さん(35)と甲田道昭さん(40)以外のもう一人を、パイロットの岩田正滋さん(56)=長野県松本市神林=と確認したと発表した。

 県などによると、ヘリは山岳遭難の救助訓練に向かうため5日午後1時半ごろ松本市の松本空港を離陸したが、約15分後には無線の応答がなくなった。訓練で隊員を降ろした場合に県消防防災航空センターに無線で入るはずの連絡がなかったことから、最初の降下までに墜落した可能性がある。

 また、県によると飛行の高度などを記録するフライトレコーダーはヘリには搭載されていなかった。【稲垣衆史、川辺和将】


長野防災ヘリ墜落 甲田さんの父「やりきれない」 操縦士の岩田さん、まじめな人柄
産経新聞 3/6(月) 11:26配信

 長野県の山中で消防隊員ら9人乗りの県の消防防災ヘリコプターが墜落した事故で、亡くなった甲田道昭さん(40)の父、明さん(67)=同県上田市=が6日、産経新聞の取材に応じた。明さんは「酒でも酌み交わしながら、話したいことがまだまだたくさんあった。こんなことになり、やりきれない」と肩を落とした。

 明さんによると、道昭さんが消防の仕事に興味を持ったのは中学生のころ。実家の目の前の家で火災があり、果敢に炎に立ち向かう消防隊員の姿に憧れた。就職後は「消防は市民の生命と財産を守る仕事」と責任感を持って取り組んでいたという。

 妻と3人の子供を連れて実家を訪れた際には、子煩悩な父親ぶりも見せていた。明さんは「先月会ったとき、『もうすぐ航空隊の任務は終わるけど、最後まで気をゆるめたらだめだよ』と話したばかりだった。優しいあの子のことを思い出すと、涙が止まらない」と声を震わせた。

 6日に死亡が確認されたパイロットの岩田正滋さん(56)は、松本空港(長野県松本市)近くの隊員寮に住んでおり、近所の住民らは「生活態度のしっかりとした真面目な人柄だった」と口をそろえる。

 寮には今も洗濯物が干したままになっている。近くの無職、橋本和子さん(78)は「一人で草むしりしたり、洗濯物を干したりする姿をよく見た」。出勤する岩田さんと挨拶をよく交わしたという近くの60代主婦は「背筋をぴんと伸ばし、さっそうと歩く姿が今も目に浮かぶ。それがもう見られないなんて…」と声を落とした。


<長野防災ヘリ墜落>搭乗者の9人
毎日新聞 3/6(月) 11:08配信

 長野県中部の鉢伏山付近の山中で5日にあった県消防防災ヘリコプター墜落事故で、ヘリコプターの搭乗者は以下の9人。

<県職員>

▽パイロット、岩田正滋さん(56)

▽整備士の清水亮太さん(45)

<県消防防災航空センターに派遣>

 上田地域広域連合消防本部、甲田道昭さん(40)

▽長野市消防局、伊熊直人さん(35)

▽同局、瀧澤忠宏さん(47)

▽北アルプス広域消防本部、伊藤渉さん(35)

▽松本広域消防局、小口浩さん(42)

▽同局、高嶋典俊さん(37)

▽佐久広域連合消防本部、大工原正治さん(42)


長野の9人乗り防災ヘリ墜落3人死亡、100人態勢で捜索再開
THE PAGE 3/6(月) 9:50配信

Alps
[写真]墜落した長野県の消防防災ヘリ(長野県のホームページから)

 長野県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が5日午後、同県岡谷市、松本市などにまたがる鉢伏山(はちぶせやま・1929メートル)に墜落しました。5日夜までの捜索で3人を救助した後、いずれも死亡を確認。同県、県警、自衛隊は6日早朝から100人以上の態勢で残る6人の救助活動を再開、ヘリによる上空からの捜索も始めました。

高度な操縦技術求められる救難ヘリ
 長野県は5日、救助・捜索のため「長野県消防防災ヘリコプター事故対策本部」(本部長・阿部守一知事)を設置。対策本部によると、6日午前4時から消防58人、県警17人、自衛隊(松本駐屯地)34人の合わせて109人による地上隊が塩尻市の拠点、長野県総合教育センターを出発、救助活動を再開しました。

 同時に近隣県などにも支援を求め、山梨、岐阜、埼玉各県や自衛隊などを含め合わせて5機のヘリコプターが6日から出動。一部は同日午前5時過ぎから、上空からの捜索を始めました。

 鉢伏山はなだらかな形で、南側の高ボッチ山とともに長野県民にはよく知られた山。対策本部によると、雪などによりこの日の救助・捜索は高ボッチ山からのコースを取っています。

 墜落した長野県の消防防災ヘリコプターはベル412EP型で、定員15人。最大全装備重量5398キログラム、航続距離783キロメートル、限界高度6096メートル。エンジンは双発タービンで最大出力1800馬力。機体の全長は17・1メートル。

 消防防災ヘリは5日午後に鉢伏山周辺で山岳遭難救助の訓練を予定していたと見られ、県営松本空港を出発した後、連絡を絶ちました。

 遭難救助などのヘリコプターは、救助地点で空中にとどまるホバリングなどの特別の状態を維持することが多く、極めて高度な操縦技術が求められています。

 山岳遭難の救助では高山で空気の密度が低い上、悪天候下の突風、吹雪、視界不良などを克服しながらの操縦技術が求められることもあり、ベテラン操縦士の殉職の例もあります。

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説


長野防災ヘリ墜落 機体内で6人発見 2人が心肺停止、4人は呼びかけに応じず
産経新聞 3/6(月) 9:45配信

 長野県の消防防災ヘリ墜落事故で、県警は6日朝、鉢伏山付近に墜落した機体内で男性6人を発見した。

 うち2人を救出したが、心肺停止の状態で、同県松本市内の病院に搬送する。残りの4人も呼びかけに応じないという。


防災ヘリ墜落、搭乗の9人全員の死亡を確認
読売新聞 3/6(月) 9:32配信

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墜落した防災ヘリの周辺で救出活動をする県警などの捜索隊(6日午前9時55分、長野県で、読売ヘリから)=中村光一撮影

 長野県の山中に5日、9人が搭乗した長野県消防防災ヘリコプターが墜落、3人が死亡した事故で、県警などの捜索隊は6日午前8時頃、機体内で残る6人を発見し、全員の死亡を確認した。

 一方、県警は6日、5日に死亡が確認された3人のうち身元のわからなかった1人について、操縦士・岩田正滋(まさじ)さん(56)(松本市神林)と発表。機体内で6日に見つかり、死亡が確認された6人のうち2人は、北アルプス広域消防本部・伊藤渉さん(35)(同市島内)、松本広域消防局・高嶋典俊さん(37)(同市村井町南)と明らかにした。残る4人の身元確認を急いでいる。

 県によると、国の運輸安全委員会が6日午後、同県内に入り、事故原因の究明に向けて調査を始める予定だ。墜落したヘリには、飛行データを記録するフライトレコーダーは搭載されていなかったという。


防災ヘリ墜落、乗員の捜索・救助活動を再開
読売新聞 3/6(月) 8:49配信

 長野県松本、岡谷の両市にまたがる鉢伏(はちぶせ)山(1928メートル)付近の山中に、山岳救助訓練中のヘリが墜落した事故で、県警などは6日早朝、上空と地上から乗員の捜索・救助活動を再開した。

 県警の発表によると、墜落したヘリは県消防防災航空センター所属で、操縦士、整備士各1人のほか、県内各消防本部から同センターに派遣されている消防隊員7人が搭乗。5日午後3時12分、山中で大破した状態で発見された。

 機内から3人が心肺停止状態で見つかり、搬送先の病院の医師が死亡を確認。5日のうちに身元が特定された松本市神林、伊熊直人さん(35)(長野市消防局)と同県上田市上田、甲田道昭さん(40)(上田地域広域連合消防本部)に加え、6日未明には、もう1人が、同センター所属の操縦士・岩田正滋さん(56)と確認された。

 5日日没までの捜索では、死亡した3人のほかに、機内で2人の姿が確認されている。


防災ヘリ墜落 雪の斜面の木々なぎ倒し機体大破 周辺に部品散乱
産経新聞 3/6(月) 7:55配信

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最近の主なヘリ墜落死亡事故(写真:産経新聞)

 雪が積もる山の斜面に、大破した機体があおむけに横たわっていた。長野県で5日に発生した9人乗りヘリコプターの墜落事故。乗っていたのは救助訓練中の消防隊員らだった。3人が死亡、他の2人も呼び掛けに応じない惨事。住民らは「一体何が」と絶句し、県職員は硬い表情で「人命救助の使命感を持つ隊員たちなのに…」。残る4人の安否確認も急がれる。

 墜落現場の周囲では救助隊員らが懸命の捜索に当たった。現場は葉を落とした樹木が立ち並ぶ雪山。墜落したヘリは木々をなぎ倒し、完全に折れた尾部の上に、あおむけの機体がのっている状態だった。操縦席は完全につぶれ、周辺には部品が散乱。数人の捜索関係者が事故状況を確認する中、見つかった事故機の搭乗者を、救助に来たヘリがつり上げて搬送した。

 ふもとの宿泊施設の男性従業員(59)は「初心者がハイキングで登るような山で、山岳事故は聞いたことがない。救助訓練でこんな事故が起きるなんて」と驚いた様子だった。

 信州大病院(同県松本市)は、同病院で死亡確認したのは50代男性と明らかにし、担当者は搬送時の男性の様子について「頭、首、胸に外傷があり、ほぼ即死状態だった」と説明した。他の男性2人が搬送された相沢病院(同)では、救急医療担当者が「名前などは確認できたが、それ以上のことは分からない」と疲れた様子で話していた。

 長野県危機管理部(長野市)では、情報収集に追われる職員や県警関係者が慌ただしく出入り。詰めかけた40人を超える報道陣の問いかけにも口を結んだままだった。

 「まだ情報の確認が取れていない」「急いで調べる」。同部の前で捜索状況を説明する担当者は、報道陣からの矢継ぎ早の問いかけに焦燥の色を深めた。

 3人の死亡を発表した同部消防課の前沢直隆総務係長は「痛恨の極みだ。山岳遭難の救助や山火事消火などの出動に使命を持ってあたっていた隊員たちであり、非常に残念だ」と唇をかんだ。

 県消防防災航空センター(松本市)は平成9年に発足し、県営松本空港(同)を拠点に消防防災ヘリを運用。3人のパイロットが在籍しているが、現時点で出動できるのは発足時から操縦桿(かん)を握り、事故機に搭乗していたベテランの1人だけ。ドクターヘリの普及など全国的にパイロット不足が深刻化する中、2人は養成中だった。


操縦男性は「ベテラン」パイロット
ホウドウキョク 3/6(月) 7:51配信

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(写真:ホウドウキョク)

今回墜落した防災ヘリを操縦していた岩田正滋さん(56)は、ベテランのパイロットだった。
パイロットの岩田さんは、墜落した防災ヘリを操縦していて、搬送先の病院で死亡が確認された。
長野県によると、岩田さんは、これまでのフライト時間が5,100時間に及ぶというベテランパイロットだった。
一方、機体は2月末、300時間ごとの整備を終えて戻ってきたばかりで、不具合があったという情報はない。
墜落したヘリは、鉢伏山付近で訓練を行うことになっていた。
しかし、「要救助者役」の隊員を下ろすはずだった臨時ヘリポートには、15分ほどで到着するはずなのにやって来ず、連絡を取るも、応答がなかったという。

長野放送/FNN


防災ヘリ墜落 残る6人捜索再開
ホウドウキョク 3/6(月) 7:49配信

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(写真:ホウドウキョク)

残り6人の救出に向けて、6日朝から捜索が再開された。
捜索隊は、警察や消防などあわせて109人態勢で、午前4時、麓の長野・塩尻市にある県の施設を出発した。
県の消防防災ヘリが墜落したのは、鉢伏山の斜面。
県によると、ヘリは訓練に向かうため、5日午後1時半すぎに松本空港を出たが、その後、地上との連絡が途絶え、通報を受けた県警のヘリが午後3時すぎ、墜落を確認したという。
乗っていたのはパイロット、整備士、隊員7人のあわせて9人で、このうち3人がヘリで病院に収容され、死亡が確認された。
その後、身元はいずれも隊員の伊熊直人さん(35)と甲田道昭さん(40)、そしてパイロットの岩田正滋さん(56)と確認された。
ほかに機体の中で2人が発見されたが、呼びかけには応じず、意識不明の状態だった。
残り6人の捜索は、地上のほか、日の出とともにヘリからも行われる。

長野放送/FNN


ヘリ墜落、機体は無残な姿…県「痛恨の極み」
読売新聞 3/6(月) 7:12配信

 雪が残る山肌に、上下逆さまにひっくり返った機体が無残な姿をさらしていた。

 9人が乗った長野県消防防災ヘリが同県中部の山中に墜落し、3人の死亡が確認された5日の事故。6人の安否は確認されないまま日没を迎え、同日の捜索は終了した。ヘリに乗っていたのは、人命救助に使命感を持つ隊員たち。県危機管理部の担当者は「痛恨の極み」と唇をかんだ。県警や消防は6日朝から捜索を再開する。

 ヘリの操縦席など乗員がいたとみられるスペースはつぶれ、後部ローター付近はなくなっていた。県警や消防などの救助隊が3人を収容した際、機内に別の2人がいるのを確認したが、声をかけても反応はなかったという。収容された3人は搬送先の病院で死亡が確認された。


一刻争い、未明に出発=防災ヘリ事故、救助隊―長野
時事通信 3/6(月) 6:58配信

 長野県の消防防災ヘリコプターが墜落した事故で、県警と自衛隊、消防で編成された救助隊約100人は6日午前4時ごろ、同県塩尻市の救助活動の前線拠点から、雪深い現場に向けて出発した。

 救助隊員たちは薄暗い中、一様に険しい表情で、赤色灯を付けた車両に乗り込んだ。

 県警などによると、救助隊は現場まで直線距離で1キロ程度の山小屋までは車で入り、徒歩で山中を急いだ。

 一方、県庁の危機管理部では、職員が徹夜で救助活動の調整に当たり、県警と自衛隊が午前5時すぎにヘリによる救助活動を決定。松本市内の空港からピストン輸送で救助隊員やロープなどを運んだ。

 現場では、ヘリから降下した自衛隊員らが、チェーンソーの火花が漏れたオイルに引火しないよう注意しながら、周囲の樹木を伐採。機体をロープで固定し、地面や雪を掘り起こすなどして救助に当たったという。


<長野防災ヘリ墜落>死亡した3人の残る1人の身元判明
毎日新聞 3/6(月) 4:40配信

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墜落した長野県の防災ヘリ=2017年3月5日午後5時23分、本社ヘリから

 長野県警は6日、県中部の鉢伏山付近の山中で5日にあったヘリコプター墜落事故で死亡した3人のうち、残る1人は長野県松本市神林、県職員、岩田正滋さん(56)と発表した。岩田さんはパイロットを務めていた。


ヘリ墜落、9人全員死亡=新たに6人発見―長野県警
時事通信 3/6(月) 4:39配信

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長野県の山中で消防防災ヘリコプターが墜落した事故で、県警と自衛隊、消防は6日、残る6人を発見し病院に搬送したが、いずれも死亡が確認され、乗員9人全員が死亡した。写真は搭乗員を搬送する消防隊員ら=松本市

 長野県の岡谷市と松本市にまたがる鉢伏山(1929メートル)の山中で、消防隊員ら9人が乗った県の消防防災ヘリコプターが墜落した事故で、県警と自衛隊、消防は6日、機体の中で残る6人を発見し、病院に搬送したが、いずれも死亡が確認された。

 5日に死亡が確認された3人を含む乗員9人全員が死亡した。

 新たに死亡が確認されたのは、消防隊員の伊藤渉さん(35)=松本市島内=や高嶋典俊さん(37)=同市村井町=ら。

 墜落した防災ヘリにはパイロット1人と整備士1人、消防隊員7人が搭乗。大破した機内で見つかった3人が5日に収容され、いずれも死亡が確認された。同日中に身元が判明した2人以外の1人は6日、パイロットの岩田正滋さん(56)=松本市神林=と判明した。

 ヘリは5日午後1時半ごろ信州まつもと空港(松本市)を離陸。墜落現場近くの上空で、山岳遭難の救助を想定した降下訓練を行い、午後3時すぎに戻る予定だった。離陸直後の交信を最後に連絡が取れなくなり、午後3時10分ごろ鉢伏山に墜落しているのが確認された。

 墜落したヘリは1997年に導入され、300時間の飛行ごとの点検を2月に実施したばかりだった。パイロットの岩田さんは飛行5100時間のベテランだった。

 現場は深い積雪があり、除雪により救助ルートを確保しながら捜索した。運輸安全委員会は航空事故調査官3人を6日に現地に派遣。事故の状況を詳しく調べる。


長野防災ヘリ墜落 阿部知事「痛恨の極み、全力で救出」
産経新聞 3/6(月) 0:04配信

 長野県の消防防災ヘリコプター墜落事故を受け、阿部守一知事は5日夜、県庁で記者会見し「事故は大変な出来事であり、痛恨の極みだ。亡くなられた方に心より哀悼の意を表すとともに、山中にいる職員の家族に心からお見舞い申し上げる。全力で救助、救出を行っている」と言葉を震わせた。

 「山岳県」の同県で山岳遭難事故の救助や救出活動に大きな役割を果たしてきたアルプスの事故に「(搭乗していたのは)多くの山岳救助をはじめ、人命救助に頑張ってきた職員たちだ。こうなったことは、本当に残念だ」と声を落とした。

 その上で「私も何度も防災ヘリに搭乗した。厳しい環境の中で頑張ってくれている。こうした取り組みに報いることができるように全力で頑張りたい」と強調した。


長野防災ヘリ墜落 ヘリに搭乗していた方々
産経新聞 3/5(日) 22:43配信

 5日に墜落した長野県消防防災ヘリに搭乗していた方々は次の通り。各消防本部は派遣元。

 機長、岩田正滋さん(56)▽整備士、清水亮太さん(45)▽長野市消防局、瀧澤忠宏さん(47)▽上田地域広域連合消防本部、甲田道昭さん(40)=死亡確認▽長野市消防局、伊熊直人さん(35)=同▽佐久広域連合消防本部、大工原正治さん(42)▽松本広域消防局、小口浩さん(42)▽松本広域消防局、高嶋典俊さん(37)▽北アルプス広域消防本部、伊藤渉さん(35)


<防災ヘリ墜落事故>過去に岐阜と埼玉でも
毎日新聞 3/5(日) 22:33配信

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長野県中部・鉢伏山付近の山中に墜落し大破した長野県の消防防災ヘリ(下)。上は救助にあたる長野県警のヘリ=2017年3月5日午後5時15分、本社ヘリから

 防災ヘリコプターの墜落事故は、これまでにも起きている。

 岐阜県高山市の北アルプス奥穂高岳で2009年9月、病死した登山者の遺体を収容中の県防災ヘリ「若鮎2」が墜落し、県防災航空センター職員3人が死亡した。

 国土交通省が11年10月にまとめた最終報告書は、救助者をつり上げるホバリング中に若鮎2の高度が下がり、主回転翼が岩壁に接触したと指摘。急峻(きゅうしゅん)な山岳地帯での救助経験がない操縦士を出動させた運航管理に問題があったとし、他の自治体にもマニュアルの再点検を求めた。

 10年7月には埼玉県秩父市の奥秩父山系ブドウ沢で、滝つぼに転落した女性を救助中の県防災ヘリ「あらかわ1」が墜落。搭乗7人のうち、パイロットとレスキュー隊員、消防隊員の計5人が死亡した。救助を待っていた女性も亡くなった。

 国交省は12年2月、搭乗者の見張りが不十分で後部回転翼が樹木を巻き込んだことや、救助に使うワイヤの長さを活用せずにヘリが高度を下げたことが事故につながったとする最終報告書をまとめた。この事故を取材するため入山した日本テレビの記者とカメラマンも遭難し、死亡している。【鈴木一生】


<長野防災ヘリ墜落>雪山に砕けた機体 訓練中、応答途絶え
毎日新聞 3/5(日) 22:31配信

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墜落した長野県の防災ヘリ=2017年3月5日午後5時23分、本社ヘリから

 白い雪に覆われた長野県の山中で5日、無残な機体をさらす県消防防災ヘリコプター「アルプス」。墜落の衝撃を物語るように、機体は大破していた。懸命の救出作業を続けた消防隊員ら。いったい何が起きたのか。山岳遭難救助訓練中の惨事に関係者は言葉を失った。

 「おかしい」。ヘリと無線で交信していた長野県消防防災航空センターの職員が異変を感じたのは午後1時45分ごろだった。センターによると、午後1時半に松本空港を離陸した際はいつもと変わらず「離陸した」という無線が入った。だが、約15分後、「JA97NA、こちら防災航空長野です」と呼びかけてもヘリから返事はなかった。何度呼びかけても同じだった。

 ヘリを操縦していたのは県職員のパイロット、岩田正滋さん(56)。県によると、岩田さんはセンターの前身、消防防災航空分室が設置されアルプスが運航を始めた1997年からパイロットとして活躍し、総飛行時間は5100時間のベテラン。

 今回の訓練は、けがをした登山者の引き上げ救助を想定。墜落現場となった長野県の鉢伏山付近でも頻繁に実施していた。当時の気象条件も悪くなく、センターの男性職員は「こちらが原因を知りたいぐらい何が起きたか分からない」と困惑する。

 センターには、一部の搭乗者の家族が待機し、職員から状況の説明を受けると、ショックを受けた様子だったという。

 現場は松本市と岡谷市の境界近く。墜落現場には深い積雪があり、機体は林の中で上下逆さになっていた。操縦席付近は大破し、機体の一部が焼け焦げ、散乱していた。現場は登山道がなく、地上からの救助活動は難航。ヘリによる救出を続け、3人を収容したものの、午後8時過ぎに捜索はいったん打ち切られた。

 現場近くの高ボッチ高原の塩尻市側ふもとでは、車両1台が冬季通行止め区間を進んだが、現場にたどり着けず、除雪車数台が山へ向かった。ふもと近くで旅館を営む男性(59)は「ヘリが何機も飛んでいく音がして、何事かと思った」と心配そうに話した。

 死亡した男性1人が搬送された信州大学医学部付属病院(松本市)は5日夜、記者会見した。男性は蘇生措置が行われたが、約30分後に死亡が確認された。死因は頭と首、胸を強く打ったことによる多発性外傷とみられ、やけどはなかった。

 長野県は、対策本部を設置。阿部守一知事は「大変な出来事が生じ、痛恨の極み。亡くなられた方々には心より哀悼の意を表します。全力で救助活動を行いたい」と述べた。

 アルプスは、米国製「ベル412EP型」(15人乗り)で、全長17.1メートル、航続距離は783キロ。松本空港を拠点に、山岳遭難者の救助や急病者の救急搬送などに当たっていた。【巽賢司、松澤康、小川直樹】

 ◇情報収集追われ

 アルプスに搭乗していたのは、県職員のパイロットと整備士1人ずつのほか、県内の消防隊員7人。2人は長野市消防局の所属で、同局は情報収集のため、職員6人を松本市にある県消防防災航空センターに派遣した。同局の込山忠憲次長は「訓練内容などは把握していないが厳しい状況だ」と話した。

 佐久広域連合消防本部(佐久市)の1人も搭乗しており、同本部は「詳しく分からず、情報収集のために職員を派遣した」とした。【加古ななみ、鈴木一生、町田徳丈】

 ◇訓練、厳しい条件でも

 中部地方の自治体で防災ヘリのパイロットを務めたことがある男性操縦士は「訓練でできないことは本番ではできない。訓練は本番以上に厳しい条件で行うことがある」と話し、低空飛行などの訓練時に事故が発生する可能性を指摘した。

 この操縦士によると、防災ヘリは飛行時間1500時間以上のベテランがパイロットを務めるケースが多い。救助者のつり上げやホバリング(空中停止)には専門技術が必要とされ、過去に起きた岐阜、埼玉の両県防災ヘリの事故もホバリング関係だった。「知らず知らずに山肌へ近付き過ぎてしまうなど、不測の事態は起き得る」という。さらに「厳しい状況下では、一つの機体トラブルで事故につながることもある」と話した。【芳賀竜也】


長野防災ヘリ墜落 航空評論家 青木謙知氏「雪の白さで距離感失い木立と接触か」
産経新聞 3/5(日) 21:44配信

 航空評論家、青木謙知(よしとも)氏の話

 「現場上空付近では降下訓練を行う予定だったということだが、現場の状況などから積もっていた雪の白さが視覚的に影響して、操縦士が木立と機体との距離感を失い、メーン、テールのいずれかのローターが接触してバランスを崩したのではないか。操縦士がベテランかどうかは関係なく、過去にも山岳での救助や救助訓練のとき、同様の原因の事故が何度も起きている」


長野防災ヘリ墜落 3人死亡に「痛恨の極み」「使命感持っていた隊員だった」
産経新聞 3/5(日) 21:43配信

 9人が登場していた長野県の消防防災ヘリが5日、同県内の山中で墜落し、3人の死亡が確認された。長野県(長野市)危機管理部では、情報収集に追われる職員や県警関係者が慌ただしく出入り。いずれも険しい表情で、詰めかけた40人を超える報道陣の問いかけにも口を結んだままだった。

 「まだ情報の確認が取れていない」「急いで調べる」。同部の前で捜索状況を説明する担当者は、報道陣からの矢継ぎ早の問いかけに焦燥の色を深めた。

 3人の死亡を発表した同部消防課の前沢直隆総務係長は「痛恨の極みだ。山岳遭難の救助や山火事消火などの出動に使命を持ってあたっていた隊員たちであり、非常に残念だ」と唇をかんだ。

 県消防防災航空センター(松本市)は平成9年に発足し、県営松本空港(同)を拠点に消防防災ヘリを運用。3人のパイロットが在籍しているものの、現時点で出動できるのは発足時から操縦桿(かん)を握り、事故機に登場していたベテランの1人だけ。ドクターヘリの普及など全国的にパイロット不足が深刻化する中、2人は養成中だった。

 28年の活動実績は、111件の緊急出動があり、山岳遭難の救助活動が半数近い66件を占めている。


雪深い山、消防車阻む=山荘男性「こんなことに…」―ふもとに慌ただしさ・長野
時事通信 3/5(日) 20:40配信

 長野県の消防防災ヘリコプターが墜落した事故で、現場となった同県岡谷市と松本市にまたがる鉢伏山に通じる道は、積雪のため通行止めになり、消防隊が徒歩で現場に向かうなどし、山のふもとは慌ただしい空気に包まれた。

 「暗くなっても、ヘリが4機ぐらい旋回していた」。鉢伏山頂近くの山荘オーナーで、松本市に住む近岡年さん(66)は、ふもとから救助活動を見守った。

 近岡さんによると、山頂付近は積雪が多く、山荘も11月~翌年4月は閉鎖に。ただ、道に迷う人はいても、「遭難はまずない」という。

 消防防災ヘリの訓練を見たこともある近岡さん。「真面目にやっているなと思ったが、こんなことに…」と驚きを隠さなかった。

 松本広域消防局からは、消防隊員20人以上が消防車など6台で現場に向かったが、積雪のため途中から車を降り、徒歩で現場を目指した。

 ふもとの温泉旅館オーナーの男性(68)=塩尻市=によると、午後4時ごろ、消防車や救急車が次々に山頂方向に急行したという。

 警察官も駆け付けて規制線を設けた。「何があったかと思ったが、忙しそうで警察官には声を掛けられなかった」と話す。

 その後、知人から「ヘリが落ちたらしい」と聞いたという。鉢伏山からは4キロ以上離れているためか、「全く気がつかなかった」と話し、搭乗者の安否を気遣った。


救助難航に焦燥感=知事「痛恨の極み」―防災ヘリ墜落事故・長野
時事通信 3/5(日) 20:35配信

 長野県の消防防災ヘリコプターが墜落した5日、長野市の長野県庁には阿部守一知事ら幹部が相次いで慌ただしく登庁し、搭乗していた9人の安否確認に追われた。

 現場は雪深いといい、救助隊が現場に入るのは容易ではなく、捜索はいったん打ち切られた。職員らは焦燥感を募らせた。

 県によると、ヘリは午後1時45分ごろから、無線の呼び掛けに応答しなくなったという。県は午後3時12分に「消防防災ヘリ事故対策本部」を設置。自衛隊に派遣要請し、山梨県にもヘリによる捜索支援を依頼した。

 幹部らは危機管理部のある部屋に詰めた。しかし、ヘリによる捜索は日没で打ち切られ、地上からの捜索も腰ぐらいまでの雪で難航。救助活動は午後8時10分ごろに打ち切られた。

 阿部知事は記者団に「県の消防防災ヘリが訓練中に事故を起こすという大変な出来事が生じてしまったことは痛恨の極みだ」と話した。その上で、「多くの山岳救助をはじめ、人命救助に頑張ってもらった職員の救助救出に全力で当たる」と硬い表情で語った。

 救助された3人の死亡が確認されたことが報告されると、県幹部は「人命救助の使命感を持った人たちだっただけに、痛恨の極みだ。残念だ」と唇をかんだ。

 他に現場で2人が発見されたが、呼び掛けに応じないという。


<長野防災ヘリ墜落>3人死亡確認、6人は機内か
毎日新聞 3/5(日) 19:48配信

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長野県中部・鉢伏山付近の山中に墜落した長野県の消防防災ヘリ=2017年3月5日午後5時23分、本社ヘリから

 5日午後3時ごろ、長野県中部にある鉢伏山(1929メートル)付近の山中にヘリコプターが墜落していると県に通報があった。県警が上空から捜索したところ、同県松本市と岡谷市の境界付近の斜面に墜落している県消防防災ヘリコプター「アルプス」を発見。ヘリは山岳遭難の救助訓練中で、県警によると、乗っていた消防隊員ら男性9人のうち3人の死亡が確認され、機体内にいる2人は呼びかけに応じない状態。残る4人も機体に取り残されているとみられるが、県警などの捜索・救助活動は日没で打ち切られ、6日朝から再開される予定。

 長野県によると、同機は5日午前、長野、岐阜県境の乗鞍岳で人命救助を行った後、訓練現場に向かうため松本空港を午後1時半すぎに離陸。約15分後から無線に応答しなくなっており、離陸直後に異変が起きた可能性がある。国土交通省は6日、航空事故調査官3人を現地に派遣する。

 9人は、県消防防災航空センターに派遣中の▽長野市消防局の瀧澤忠宏さん(47)▽同局の伊熊直人さん(35)▽北アルプス広域消防本部の伊藤渉さん(35)▽松本広域消防局の小口浩さん(42)▽同局の高嶋典俊さん(37)▽上田地域広域連合消防本部の甲田道昭さん(40)▽佐久広域連合消防本部の大工原正治さん(42)の消防隊員7人と、県職員でパイロットの岩田正滋さん(56)と整備士の清水亮太さん(45)の2人。うち伊熊さんと甲田さんの死亡が確認された。

 長野地方気象台によると、訓練当時、現場一帯は晴れており、風に関する注意報も出ていなかった。【安元久美子、ガン・クリスティーナ、芳賀竜也】


3人死亡確認 50代男性即死状態 上空からの救助活動は打ち切り 長野防災ヘリ墜落
産経新聞 3/5(日) 19:26配信

 長野県の消防防災ヘリコプター墜落事故で、県警は3人の死亡を確認した。他に2人を発見したが、呼びかけに応じないという。

 信州大病院によると、同病院で死亡が確認された50代の男性の死因は、頭部などを強く打った多発外傷で、ほぼ即死状態だった。

 県によると、県などによるヘリを使った上空からの救助活動は午後6時すぎ、日没のため打ち切った。

 墜落現場の鉢伏山は松本市と岡谷市の境界付近。


50代男性死亡を確認 長野防災ヘリ墜落
産経新聞 3/5(日) 18:51配信

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長野県塩尻市高ボッチ高原の斜面に墜落した同県防災ヘリ「アルプス」(長野県HPから)(写真:産経新聞)

 長野県の県消防防災ヘリ墜落事故で、県はヘリから搬送された1人の死亡を確認した。搬送先の病院によると、男性との情報がある。

 県によると、死亡したのは意識不明だった3人のうちの1人で、50代の男性。残り2人もいずれも男性で30代と40代。


ヘリ墜落現場で5人発見、安否不明 長野防災ヘリ墜落
産経新聞 3/5(日) 17:38配信

 長野県塩尻市の県消防防災ヘリ墜落事故で、県警は3日、墜落現場で5人を発見した。安否などは不明。

 県によると、防災ヘリには県職員の男性9人が搭乗。内訳はパイロット1人、整備担当者1人、消防隊員7人という。


<長野防災ヘリ墜落>9人搭乗、3人心肺停止 救助訓練中に
毎日新聞 3/5(日) 17:23配信

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墜落した長野県の防災ヘリ=2017年3月5日午後5時23分、本社ヘリから

 長野県に入った連絡によると、5日午後2時半ごろ、同県の山中で救助訓練中の県防災ヘリコプターが消息を絶った。県警が空から捜索したところ、同県岡谷市の高ボッチ高原付近で墜落しているヘリを発見した。同ヘリには県職員ら9人が乗っている。消防庁によると、うち3人が心肺停止の状態という。

 高ボッチ高原への市道「高ボッチ線」は1月から積雪や凍結のため閉鎖中。


9人乗り県防災ヘリ墜落=3人死亡、6人安否不明―消防隊員ら訓練中、山中に・長野
時事通信 3/5(日) 16:40配信

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長野県の岡谷市と松本市にまたがる鉢伏山に墜落した消防防災ヘリ「アルプス」(長野県公式ホームページより)

 5日午後3時10分ごろ、長野県の岡谷市と松本市にまたがる鉢伏山(1929メートル)の山中で、県の消防防災ヘリコプターが墜落しているのを県警のヘリが発見した。

 防災ヘリには消防隊員ら県職員9人が乗っており、うち3人は県警ヘリに救助され松本市内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。残る6人の安否は不明だがうち2人は意識がない状態で、県警や消防などが救出を急いでいる。

 県警や県によると、死亡が確認されたのは消防隊員伊熊直人さん(35)=松本市神林=、同甲田道昭さん(40)=同県上田市上田=。もう1人はパイロットの岩田正滋さん(56)とみられる。

 墜落したのは消防防災ヘリ「アルプス」(ベル412EP型、定員15人)で、パイロットと整備士各1人、消防隊員7人を乗せ、同日午後1時半ごろ信州まつもと空港(同県松本市)を離陸。現場近くの前鉢伏山でロープを使い地上に下りる訓練をした後、午後3時すぎに戻る予定だった。離陸直後に1回交信があった後、連絡が取れなくなり、離陸から約1時間後に県が県警に通報した。

 県警はヘリに収容した3人のほか、機体の一部に体を挟まれた状態の2人を発見したが、呼び掛けには応じなかったという。日没や積雪により5日は上空、地上からの救出活動を打ち切り、6日早朝から再開する。

 県によると、搭乗していた9人はいずれも男性の県職員で、うち消防隊員7人は、長野県内の広域消防本部などから県に派遣されていた。パイロットの岩田さんはベテランで、主に山岳救助を担当していた。

 墜落したアルプスは1997年に導入され、今年2月に定期点検を受けたばかりだった。

 長野地方気象台によると、長野県内は5日午前は晴れ、午後は薄曇りで、強い風は観測されていなかった。

 国土交通省は航空事故に認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官3人を現地に派遣する。


長野県防災ヘリが山中に墜落 9人搭乗か
産経新聞 3/5(日) 16:38配信

 長野県によると、5日午後3時10分ごろ、同県塩尻市の高ボッチ山東側斜面で県の防災ヘリコプターが墜落しているのを県警が確認した。9人が搭乗していたとみられる。県警や消防が安否確認を急いでいる。


<長野>県防災ヘリ墜落 9人搭乗 塩尻で遭難訓練中
毎日新聞 3/5(日) 16:35配信

 5日午後3時ごろ、長野県塩尻市の高ボッチ高原で冬季遭難訓練を行っていた県の防災ヘリコプターが消息を絶った。県警が空から捜索したところ、現場付近に墜落しているヘリコプターを発見した。同ヘリには県職員と県内各地から訓練に参加した消防隊員ら計9人が乗っており、安否が気遣われている。

 午後4時半現在、県警などが空と地上から救助・確認作業を行っている。高ボッチ高原に至る市道「高ボッチ線」は1月から積雪や凍結のため閉鎖中。


防災ヘリ墜落、3人死亡…残る6人安否不明
読売新聞 3/5(日) 16:16配信

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長野県防災ヘリの墜落現場付近(5日午後5時17分、長野県で、読売ヘリから)=佐藤俊和撮影

 5日午後3時10分頃、長野県松本、岡谷の両市にまたがる鉢伏(はちぶせ)山(1928メートル)付近の山中で、男性9人が乗った訓練中の県消防防災ヘリ「アルプス」が墜落し、大破しているのを県警ヘリが発見した。

 機内から3人が心肺停止状態で搬送され、病院で死亡が確認された。他に機内で2人を発見したが、呼びかけに応じなかった。県警は日没により救助をいったん中断し、6日早朝、上空と地上から、機内の2人の救助と行方不明の4人の捜索に向かう。

 県によると、墜落したヘリは県消防防災航空センター所属で、操縦士、整備士各1人のほか、県内各消防本部から同センターに派遣されている消防隊員7人が搭乗していた。県警の発表によると、死亡した3人のうち2人は松本市神林、伊熊直人さん(35)(長野市消防局)と同県上田市上田、甲田道昭さん(40)(上田地域広域連合消防本部)。

2017年2月25日 (土)

777・787・A350等、航空機一般の話題・47

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:イラン航空、A330-200初号機受領 大量発注分初の双通路機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:欧エアバスとのパートナーシップ、国内航空機産業の飛躍期待高まる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイングのコスト削減要求に日本の航空機メーカーが出す答え - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<羽田整備工場見学>見上げる巨大機体 一般向けが大人気 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:787ロゴ消え他機種と統一 特集・ANA787初号機JA801Aリペイント(後編) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ユナイテッド航空CEOが語る「ジャンボジェット時代の終焉」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、737 MAX 10Xの開発検討 A321neoに対抗 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、小型ジェット機「737 MAX 9」をロールアウト - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ルフトハンザ・カーゴ、貨物増便で旅客運休補完 オーストリア航空撤退でも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新千歳空港>米貨物機が緊急着陸 「片方のエンジン停止」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米貨物機が緊急着陸=エンジン停止、けが人なし―新千歳 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:A350のパイロット養成拠点ハブ 特集・シンガポールのエアバス訓練施設 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバスの17年2月、受注なし 納入49機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバスに秋波を送る“日の丸航空機”産業の狙い - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本がステルス機「三菱X-2」を開発するワケ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ウミガメA380、ANAがホノルル線に投入へ---2019年春 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、2019年にホノルル線に就航するエアバス A380型機の特別塗装機「FLYING HONU」発表、導入3機すべてを特別塗装に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANAのA380、デザインは「空飛ぶウミガメ」 成田-ホノルル19年就航 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:A380特別塗装デザイン - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:全日空、成田-ホノルル線にA380 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:19年春、A380運航開始=成田―ホノルル線に投入・全日空 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:おめめパッチリ。ANAの「エアバスA380特別塗装機」 ウミガメモチーフの「FLYING HONU」に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、エアバス A380型機の特別塗装機は「FLYING HONU(ホヌ)」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、日本の航空会社で初導入の超大型機エアバスA380、「空飛ぶウミガメ」に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:戦闘機めぐる台湾の本音は? 次世代型ステルス機開発表明、その裏側 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:さよなら”鯖”塗装 特集・ANA787初号機リペイント(前編) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:いつかは…。“防衛の川重”が夢見る完成機メーカーへの挑戦 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:エア・カリブ、A350初号機受領 仏初導入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ウォーレン・バフェットが米航空大手に“1兆円以上”を投資 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JAL、737-800運航から10年 CA、式典で歴代制服 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANAの787初号機、通常塗装で登場 初の再塗装機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<エアバス>JAL機長ら最新鋭機シミュレーターを体験 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、英国に欧州初の同社工場開業へ - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

イラン航空、A330-200初号機受領 大量発注分初の双通路機
Aviation Wire 3/13(月) 21:24配信

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イラン航空に引き渡されたA330-200=17年2月 PHOTO: P. Masclet, Master Films/Airbus

 エアバスは現地時間3月10日、国営のイラン航空(IRA/IR)にA330-200型機(登録番号EP-IJA)を仏トゥールーズで引き渡したと発表した。2016年12月に大量発注したエアバス機のうち、初の双通路機となった。

【イラン航空が受領したA330の写真を見る】

 イラン航空は12月22日、エアバス機を100機発注。内訳は、A320従来型(A320ceo)が6機、A320neoが32機、A321ceoが8機で、単通路機はA320ファミリーを計46機発注した。双通路機はA330ファミリーがA330-200とA330-900neoを含む計38機、A350 XWBは長胴型のA350-1000を16機の計54機を発注した。

 両社間の契約は、11月に認可された米国の財務省外国資産管理室(OFAC)の輸出許可を前提としている。米国の技術が10%以上使用された製品は、OFACの認可が必要になる。エアバスは、EU(欧州連合)や米国などの監査機関と調整して、包括的共同作業計画(JCPOA)を遵守し、OFACの認可が履行される条件を保証していくとしている。

 この契約のうち、最初の納入となったのはA321(登録番号EP-IFA)で、1月11日に引き渡された。今回受領したA330-200は、エンジンはロールス・ロイス製トレント700を搭載し、座席数は2クラス238席(ビジネス32席、エコノミー206席)となっている。

 イラン航空は2016年12月、ボーイング機80機の導入でも合意。内訳は737 MAX 8が50機、777-300ERと777-9Xが15機ずつで、2018年から受領を開始する。

 現在は747やA300などを所有しているものの、機材の老朽化が進んでいる。


欧エアバスとのパートナーシップ、国内航空機産業の飛躍期待高まる
日刊工業新聞電子版 3/13(月) 14:50配信

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エアバスの求める技術に日本企業の商機がある(A380、エアバス提供)

機材調達でエアバスの存在感
 欧州とのパートナーシップによって、わが国航空機産業の新たな飛躍を期待したい。

 経済産業省とフランス航空総局が覚書を結び「日エアバス民間航空機産業協力ワークショップ」を立ち上げた。政府支援の下、材料や航空システム、製造技術などの分野で欧エアバスと日本企業の連携を橋渡しする。

 戦後、わが国の航空機産業は米軍機の修理で再開し、防衛航空機のライセンス生産で産業基盤を構築。米ボーイングとの国際共同開発などで民間機事業を広げ、国産小型ジェット旅客機「MRJ」など完成機へと発展させてきた。いずれも米国とのつながりが深い。

 全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)の保有機材もボーイングからの調達を軸としてきたが、近年はエアバスの存在感が高まっており、変化の兆しがみてとれる。

 年率約5%で増加する旅客需要を背景に、世界の民間航空機市場は今後20年間で約5兆ドル規模へと倍増する見通しだ。日本勢もボーイング向けを中心に約1兆8000億円規模へと順調に成長してきたが、生産額は米国の約11分の1にすぎない。

 日本企業とエアバスとの取引規模は年間約10億ユーロ(約1200億円)程度にとどまっており、伸びしろは大きい。エアバス側も「日本企業は品質、納期順守に優れているのが特徴。取引をさらに拡大したい」(エアバス・ジャパンのステファン・ジヌー社長)と期待する。

 ただサプライヤーが米欧の2大航空機メーカーの仕事を両立させるには、新たな生産ラインを含めた長期安定供給のための新規投資が必要となる。

 その点、日仏政府は次世代航空機に焦点を当て、通信やロボット、電動化などの革新的技術を持つ他業界からの参入を促す新しいアプローチをとった。これまで縁のなかったリコーなどが関心を示しているという。

 品質保証をはじめ、航空機部品に求められる国際的な認証取得のハードルは高い。官民一体となり、日欧双方の航空機産業振興につながる橋頭堡(ほ)を築いてもらいたい。


ボーイングのコスト削減要求に日本の航空機メーカーが出す答え
ニュースイッチ 3/12(日) 14:22配信

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米ボーイングの「787」胴体を製造する世界最大級の複合材硬化用オートクレーブ

川重、新工場はIoTで武装。検査工程などを簡略化
 「QCD(品質・コスト・納期)にもっと磨きをかけよう」。2016年4月に航空機部門のトップに就いた常務執行役員の並木祐之は、現場にこう語りかけた。民間航空機向け機体部品を手がける川崎重工業。メーン顧客の米ボーイングは欧エアバスと激しい受注競争を繰り広げ、コストダウン要求は年々厳しさを増している。

 「単なるプライスダウンはできない」(並木)。川重には乾いたぞうきんを絞るような生産改善を進めてきた自負がある。「あとはボーイングと一緒になった取り組みが不可欠になる」と強調する。

 例えば検査工程。一度も不具合が発生していない工程での検査を、簡便化するといった取り組みだ。並木は「ボーイングの決め事だから、当社では判断できない」とした上で、「さらにコストダウンを進めるにはこれしかない」と続ける。

 民間航空機の胴体などを手がける名古屋第一工場(愛知県弥富市)。ボーイングの次世代大型機「777X」向け胴体の量産開始や、中・大型機「787」の増産対応など大イベントを控える。

 17年2月、第一工場内で建設していた「777X」向け胴体の新工場が完成。6月の製造開始に向け、生産設備の設置作業を始めた。新工場の完成は航空機部門に留まらず、川重グループ全体への波及効果が期待できる。

 並木は新工場を「IoT(モノのインターネット)などを活用したスマート工場のとっかかり」と表現する。自動で穿孔(せんこう)位置を認識する自社製ロボット、画像センシング技術や制御技術を駆使した新規開発設備を導入。IoTに必要な通信インフラも整備する。

 技術開発本部とも連携し「ここで得た知見やノウハウを他部門の工場に広げたい」と並木。副社長の井城讓治は「自社で試して形になれば外販できる」とその先を見通す。スマート化の進捗(しんちょく)次第では、ボーイングの高い要求に応えられるかもしれない。生産改善に終わりはなく、これは製造業の宿命でもある。
(敬称略)


<羽田整備工場見学>見上げる巨大機体 一般向けが大人気
毎日新聞 3/12(日) 8:09配信

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間近で機体を見学する参加者ら=東京都大田区羽田空港のJAL格納庫で篠崎真理子撮影

 フェンス越しに、すぐ近くを走行していく巨大な旅客機。ここは羽田空港(東京都大田区)にある、航空各社の格納庫などが並ぶ「新整備場地区」だ。同地区で日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)が、一般を対象に飛行機の機体整備工場見学を実施している。機体を間近に見られるとあって、予約開始後すぐに“満席”になる人気ぶりだ。【篠崎真理子】

【エアバス】JAL機長ら最新鋭機シミュレーターを体験

 ヘルメットを着用して格納庫へ入る。目の前にJALの所有機では最大の「ボーイング777」が定期点検のため駐機していた。ガイド役の元キャビンアテンダント(客室乗務員)の杉原久乃さん(42)が「航空機の定期点検は、人間ドックのようなものです」と解説した。間近で見る旅客機は巨大で、見上げるばかりだ。

 JALでは見学を、空に興味を持ってもらうための「ミュージアム」と見立てて、「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」と名付けて開催している。航空教室で航空機の飛ぶ仕組みや羽田空港の概要などを学び、続いて格納庫を見学する流れだ。この日は子どもが参加しており、航空教室では「羽田空港は2~3分に1回発着がある日本一忙しい空港です」「主翼の中に積む燃料は、満タンにするとドラム缶約900本分。水に例えると、2年半の間、毎日お風呂に入れる量です」などと、わかりやすく説明してくれた。

 格納庫では、点検中の航空機の周りに足場が組まれ、作業員が上部で作業できるようになっている。客室や操縦席の点検や整備のほか、タイヤやエンジンの交換作業も行われるという。

 格納庫からは、ごう音とともに滑走路を離着陸する航空機を見ることができ、迫力満点。庫内には1960年代の主力機で、美しい姿から「空の貴婦人」と呼ばれた「DC8」機の機首部分が保存されている。「ビートルズが来日した際に使われた機種です」。杉原さんはそう説明した。

 子どもにもわかりやすい説明が中心だったが、航空機ファンだという相模原市緑区の横溝彰広さん(65)は「ファンでも十分満足できた」と笑顔だった。

 別の日に、山口県立岩国工業高校の生徒たちと一緒に、ANAの機体工場見学にも参加した。格納庫には、ボーイング社製では最新鋭の「787」機も駐機。787は従来の航空機とは違い、先進的な炭素繊維複合素材が多用されていることなどが説明されると、熱心にメモを取る生徒も。

 「乗り物の部品を作る仕事に就きたい」という同校2年の岡崎健太朗さん(17)は、「機種によって、いろいろなエンジンが使われていることがわかった。将来の参考になりました」と話していた。

 ◇メモ【工場見学】

 工場見学参加はJAL、ANAとも無料だが、事前予約が必要。両社とも対象は小学生以上で、小学生の場合、成人の同行が必要。JALは年末年始を除く毎日4回開催。1回につき100人まで見学可能。所要時間は約1時間40分。予約は見学希望日の6カ月前の午前9時半からウェブサイト(https://www.jal.co.jp/kengaku/)で受け付ける。ANAは月~金曜(祝日などは除く)に1日4回開催。1回につき80人まで見学可能。所要時間は約1時間半。予約は見学希望日の6カ月前の午前9時半からサイト(http://www.ana.co.jp/group/kengaku/)で。両社とも東京モノレール「新整備場」駅下車徒歩。


787ロゴ消え他機種と統一 特集・ANA787初号機JA801Aリペイント(後編)
Aviation Wire 3/10(金) 19:10配信

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特別塗装から通常デザインに塗り直されたANAの787-8初号機=17年2月28日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

 白いボディーに濃紺のアクセントが入ることから、航空ファンからは“鯖”(サバ)塗装とも呼ばれ、親しまれてきた全日本空輸(ANA/NH)のボーイング787-8型機の初号機(登録番号JA801A)。2011年の就航以来まとってきた特別塗装から、同社の通常デザインに塗り替えられた。リペイント(再塗装)後の初便は、3月1日夜の羽田発上海(浦東)行きNH967便となった。

【787初号機の写真を見る】

 ANAの787のデザインは、大きく分けて3つ。初号機と2号機(JA802A)の特別塗装と、ANAの通常デザインに加えて前部胴体に「787」と大きく描いた787ロゴ塗装、他機種と同じ通常デザイン塗装だ。

 特別塗装機は、ANAの通常デザインで用いられているブルーよりも濃い色が後部胴体に配され、前部胴体には「787」と描いて最新鋭機をアピール。その後、登録番号JA803AからJA824Aまでの機体は、ANAの通常デザインに加えて前部胴体に「787」と大きく描いた787ロゴ塗装機となった、

 通常塗装機は、2014年2月6日に引き渡されたJA825Aから。ANA機の通常塗装は、2013年8月からプロダクトサービスブランド「インスピレーション・オブ・ジャパン(Inspiration of Japan)」のロゴを取り入れている。

 JA825A以降の塗装も「IoJロゴ」が入っており、787ロゴ塗装機は機体中央に「IoJ」ロゴを加えている。

 初号機の塗装作業は、15日からANAホールディングス(9202)が出資する整備会社MROジャパンの格納庫で実施。胴体と垂直尾翼、エンジンカバーをリペイントした。

 本写真特集の後編では、商業運航復帰前日の2月28日に公開された、通常塗装の外観を取り上げる。


ユナイテッド航空CEOが語る「ジャンボジェット時代の終焉」
BUSINESS INSIDER JAPAN 3/9(木) 20:10配信

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「ボーイング747-400」。ジャンボジェットの愛称で親しまれた。

2017年1月、ユナイテッド航空は「ボーイング747-400」の“引退”を発表した。

【ジャンボジェットの愛称で親しまれた「ボーイング747-400」】

同社はアメリカの大手航空会社の中で、「ジャンボ」の愛称で知られる同機をまだ運行している数少ない会社。当初の予定より1年早い2017年末で運行をやめる。

747の後継機として「ボーイング777-300ER」を導入。「787ドリームライナー」「エアバスA350」同様、同社の長距離路線に投入する。

先日、ユナイテッド航空のCEOオスカー・ミュノツ(Oscar Munoz )氏はBusiness Insiderとの単独インタビューに応じた。

インタビューの中で、ミュノツ氏は「『空の女王』の愛称で親しまれた747型機の引退は、実務上の観点から決定したこと」と話す。

インタビューからの抜粋は以下の通り。

BI:「747-400」の“引退”を早めると発表されました。その背景を教えていただけますか?

ミュノツ氏:747はもう時代遅れのものになりつつあります。長い間、当社にとっては主力機でしたが、いよいよメンテナンスが難しくなってきました。特に部品問題。必要な部品がなかなか入手できないのです。現在は世界中にある古い機体から(部品を取り外して)調達している状況です」

BI:747の後継機は?

ミュノツ氏:その話題になるたびに、「ドリームライナーを見ましたか?」と答えています。2階建ての大きな機体ではないかもしれませんが、わたしたちが提供する新しいタイプのビジネスクラスにぴったりの機体です。サービスはさらに向上し、座席も快適になります。当社は新型機を導入し、次世代へ飛び立ちます」

[原文:United Airlines CEO explains why the Boeing 747 jumbo jet will soon go away(UAL, BA)]

(翻訳:十河亜矢子)


ボーイング、737 MAX 10Xの開発検討 A321neoに対抗
Aviation Wire 3/8(水) 21:55配信

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737 MAX 10Xのイメージイラスト(ボーイングのサイトから)

 ボーイングは現地時間3月6日、単通路機737型機では胴体長が最長となる737 MAX 10Xの開発を検討していることを明らかにした。すでに一部の航空会社には、導入を働きかけている。次世代小型機市場で、エアバスのリードを許しているボーイングは、ラインナップの見直しで巻き返しを図る。

【737 MAXの写真を見る】

 737 MAXは737の発展型で、新型エンジンを採用した4機種で構成。標準型は2016年1月29日に初飛行した737 MAX 8(1クラス189席)で、日本の航空会社も多数導入している737-800の後継となる。737 MAX 8をLCC向けに座席数を増やした737 MAX 200(同200席)、もっとも胴体が短い機体で737-700の後継となる737 MAX 7(同172席)、胴体がもっとも長い737-900ERの後継機737 MAX 9(同220席)がある。

 開発を検討している5機種目の737 MAX 10Xは、7日にロールアウトした737 MAX 9の胴体を延長し、1列で6席ある座席を2列増やすことで12席上積みする。

 ボーイングは2016年7月、737 MAX 7の設計を一部見直した。737-700と同じだった胴体長を、前部胴体を約0.8メートル(30インチ)、後部を約1.2メートル(46インチ)の合わせて約1.9メートル(76インチ)延長。1列6席の座席を2列増やして12席上積みした。737 MAX 10Xも12席増となることから、全長は同程度長くなるとみられる。

 737 MAX 9や737 MAX 10Xと競合するのは、エアバスのA321neoで、メーカー標準の座席数は1クラス236席、2クラス185席。1クラス232席程度を計画している737 MAX 10Xであれば、A321neoと同程度の乗客を運べるようになる。

 ボーイングは、737 MAX 10XはA321neoと比較し、運航コストを座席または輸送距離あたりで5%削減するとしており、「これまでの中で、もっとも収益性の高い単通路機」と表現している。

 一方、エアバスはギャレー(厨房設備)やラバトリー(化粧室)の配置を最適化することで、LCCで採用されている高密度シート配列であれば、240席程度まで増やせるとアピールしている。

 ボーイングは、737 MAX 8の量産初号機引き渡しは、今年4-6月期(第2四半期)を計画。737 MAX 9は2018年、737 MAX 7と737 MAX 200は、2019年の商業運航開始を目指す。737 MAX 10Xは、開発が今年スタートした場合、2020年に就航できる見通し。

 1月末時点で、737 MAXファミリーは世界の83顧客から3612機の受注を獲得。一方のA320neoファミリーは、5063機を2月末時点で受注しており、次世代小型機の受注はエアバスがリードしている。

 また、737 MAXと787の間に位置する「MOM(ミドル・オブ・ザ・マーケット)」の機体である757の後継機については、737 MAX 10Xとは市場が異なるとの見方を、ボーイングは示している。

 757は中型の双通路機767と同時開発された中型単通路機。座席数は、標準型の757-200が2クラス仕様で約200席、胴体を延長した757-300が約250席となっている。エアバスは、A321neoの最大離陸重量を引き上げた「A321LR」で、757の置き換え需要を取り込み始めている。


ボーイング、小型ジェット機「737 MAX 9」をロールアウト
sorae.jp 3/8(水) 20:39配信

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ボーイング、小型ジェット機「787 MAX 9」をロールアウト

ボーイングは3月7日(現地時間)、最新ジェット機の「737 MAX 9」をロールアウトしました。初飛行は今年の5月を予定しています。
 
ボーイング 737 MAXはナローボディの小型ジェット機で、そのなかでも737 MAX 9は長胴型となるバリエーションです。最大220人の旅客が搭乗可能で、最大航続距離は3,515マイル。ニューヨークからロンドンなどの航路が設定可能となっています。また、より小さな737 MAX 8は2015年12年にロールアウトをはたしています。
 
737 MAXはこれまで約3,600機の受注を受けていますが、そのうちで737 MAX 9が占めるのは220機ほどです。一方、エアバスのA321neoはより受注を伸ばしています。
 
ボーイング 737 MAX 9は2018年から運行予定。また、今後は737 MAX 7や737 MAX 8の200人バージョンとなる737 MAX-200の登場も控えています。


ルフトハンザ・カーゴ、貨物増便で旅客運休補完 オーストリア航空撤退でも
Aviation Wire 3/8(水) 20:07配信

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1月から増便し旅客便運休分を補完したルフトハンザ・カーゴ=16年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ルフトハンザ・カーゴ(GEC/LH)のミヒャエル・フォアヴェルク東・中部日本地区シニアダイレクター日本代表は3月8日、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)の旅客便・フランクフルト-成田線の運休について、貨物線用便を増便して補完していると述べた。

 ルフトハンザ・カーゴは貨物便として、フランクフルト-成田-仁川-フランクフルト線を週6便運航しているが、1月23日から週1便を増便。現在は週7便をボーイング777F貨物機で運航している。

 一方で、旅客便を運航するルフトハンザ ドイツ航空は、成田への唯一の自社運航路線だったフランクフルト線を、需給調整により1月10日の成田発便から暫定運休。3月26日から始まる2017年夏ダイヤでも運休を決定し、冬ダイヤ以降の運航再開は未定となっている。同路線は旅客機の床下(ベリー)スペースで貨物を運んでいた。

 フォアヴェルク・シニアダイレクターは「1月23日から週7便に引き上げ、輸送力を増強した」とし、運休による輸送力の減少を補っていると説明。3月26日からの夏ダイヤでは、旅客便のミュンヘン-羽田線を週5往復から1日1往復に増便することから、同路線でも補完する考えを示した。

 1月に就任したフォアヴェルク・シニアダイレクター以前に、日本市場を管轄していたミヒャエル・シュトルマー前日本・韓国支社長は、「(16年9月に撤退したグループの)オーストリア航空(AUA/OS)のウィーン-成田線も貨物を運んでいた。撤退により週100トンの輸送力を失った」とし、貨物便の増便は、フランクフルト-成田線の旅客便運休前に決定していたと説明した。

 ルフトハンザ ドイツ航空はフランクフルト-成田線を週3往復、エアバスA340-300型機(251-298席)で運航していた。一方の羽田路線は、フランクフルトから1日1往復をボーイング747-8型機(340-364席)で、ミュンヘンからはA340-600(281-297席)で運航し、それぞれ航空貨物を輸送している。


<新千歳空港>米貨物機が緊急着陸 「片方のエンジン停止」
毎日新聞 3/8(水) 18:22配信

 8日午前10時40分ごろ、北海道・新千歳空港で、米アラスカ州アンカレジ空港発関西国際空港行きの米国貨物機がエンジントラブルのため緊急着陸した。乗員3人にけがはなく、ほかの便の欠航や遅延もなかった。国土交通省新千歳空港事務所によると、トラブルのあった機体は運輸会社「ユナイテッド・パーセル・サービス」のボーイング767-300型機。同7時半ごろ、同機から「(二つあるエンジンのうち)片方のエンジンが止まった」と空港に連絡があったという。【日下部元美】


米貨物機が緊急着陸=エンジン停止、けが人なし―新千歳
時事通信 3/8(水) 12:38配信

 8日午前10時40分ごろ、米国アンカレジから関西空港に向かっていた米ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)の貨物機(ボーイング767型機、乗員3人)が、北海道・新千歳空港に緊急着陸した。

 右側のエンジンが停止したという。けが人はいなかった。

 国土交通省新千歳空港事務所によると、貨物機は太平洋上を飛行中の午前7時15分ごろ、右の翼にあるエンジンが停止。緊急事態を宣言し、新千歳空港のB滑走路に着陸した。このトラブルによるダイヤの乱れはない。UPSが詳しい原因を調べている。


A350のパイロット養成拠点ハブ 特集・シンガポールのエアバス訓練施設
Aviation Wire 3/7(火) 22:14配信

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シンガポールのエアバス・アジア・トレーニング・センターに設置したA350シミュレーター内部=17年2月10日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 エアバスが2016年4月にオープンした、運航乗務員の訓練施設「エアバス・アジア・トレーニング・センター(AATC)」。A350 XWB用など6基のフルフライト・シミュレーター(FFS)を設置し、年間1万人程度の訓練を見込む。エアバス機全機種のタイプ・レーティング訓練(機種ごとの資格取得訓練)やリカレント訓練(再飛行訓練)ができる。

【高度や速度などを表示するヘッドアップディスプレイ】

 AATCはエアバスが55%、シンガポール航空(SIA/SQ)が45%出資しており、投資額は1億米ドル(約113億8900万円)。広さは9250平方メートルで、シンガポール北東部のセレター空港そばにあるセレター・エアロスペース・パークに位置する。

 FFSは現在6基で、A330とA350用が2基ずつ、A380とA320用が1基ずつ。2019年までにA350とA320用を1基ずつ増やし、合わせて8基で運用する。将来の需要増に備え、10基まで設置できるようにした。

 移行訓練用の固定訓練機器「APT(エアバス・パイロット・トランジション)」は、2019年までに6基設置。計器類をタッチパネルで再現した訓練用コックピットで、現在はA380用やA350用など、各機材向けのAPTを稼働させている。

 2035年までの20年間で、アジア太平洋地域の航空需要は著しく成長し、世界の需要をけん引する。今後、A350の訓練拠点のハブを目指すAATCを、写真特集で取り上げる。


エアバスの17年2月、受注なし 納入49機
Aviation Wire 3/7(火) 16:01配信

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エア・カリブのA350-900=17年2月 PHOTO: P. Pigeyre, Master Films/Airbus

 エアバスの2017年2月の引き渡しは49機(前年同月46機)となった。受注は0機(2機)だった。

 引き渡しの内訳は、A320シリーズが39機(前年同月39機)、A330シリーズが4機(4機)、A350シリーズが5機(1機)、A380が1機(2機)だった。

 A350はキャセイパシフィック航空(CPA/CX)とルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)、シンガポール航空(SIA/SQ)、カタール航空(QTR/QR)に1機ずつ引き渡した。リース会社エアキャップにも1機引き渡し、仏エア・カリブ(FWI/TX)がリース導入した。

 受注はなかった。前年同月はA320シリーズが2機だった。


エアバスに秋波を送る“日の丸航空機”産業の狙い
ニュースイッチ 3/7(火) 12:10配信

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エアバスの求める技術に日本企業の商機がある(A380、エアバス提供)

ボーイング減産。次世代機開発に使える技術で思惑一致
 今月1日、経済産業省とフランス航空総局(DGAC)は、都内で欧エアバスと日本企業の協力強化を支援する覚書に署名した。フランス政府を代表してシュバイツァー日仏特別代表は「民間航空機分野での産業交流促進を目的とし、2013年に始めた年に1度の対話が定着した。協力強化の新たなステージに入る」と話す。

 日系サプライヤーによるエアバス向けの部品供給は増加しているが、年間約10億ユーロ(約1190億円)にとどまり、ボーイング向けの5分の1程度とみられる。経産省は自動車やITなど他業界からの参画を促し、取引拡大を目指す狙いだ。

 今回の覚書に基づき「日エアバス民間航空機産業協力ワークショップ」が設立される。経産省は「広範な日本企業が、優れた技術を搭載した魅力ある航空機の実現に貢献できる。経産省としても全面的に支援する」(井原巧経産大臣政務官)ととにかく前向きだ。

 エアバス・ジャパンのジヌー社長は「日本は次世代機開発に向けた技術や研究開発、デジタル革新のような分野で協業を促進する主要な拠点」とエールを送る。

 民間企業でも動きが広がっている。リコーや関西ペイント、住友ベークライトも今回の日仏接近を契機にエアバスとの取引を目指している。

 エアバスは通信などを駆使した客室技術、ロボットによる自動組み立て、光ファイバーによる損傷検知技術、3次元(3D)プリンターの活用、環境対応塗装、油圧を代替する電動化技術などを求めている。

 リコーは飛行安定性を高める画像解析技術を、関西ペイントは環境性・耐久性の高い塗装技術を、住友ベークライトは軽量内装パネルなどを提示する見通しだ。また、産業技術総合研究所(産総研)はロボット技術での連携を目指す。

<ボーイング中心の産業構造に変化の兆し>

 現状、日本の民間航空機産業はボーイングとの取引が中心となっている。特に機体構造については、三菱重工業や川崎重工業、富士重工業などが参画するなど実績は多い。

 エアバスと日本企業の取引は、ジャムコが炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製フロアアビームを、横河電機がコックピットディスプレーモジュールを、パナソニックが機内エンターテインメントシステムを納入するなど複数の企業が実績を重ねており、納入は増加傾向にあるが、まだまだ取引拡大の余地はあるとみている。

 経産省はエアバスの要望に応じる形で、機体構造、ジェットエンジン以外への日本企業の参画を促すため、今後、自動車やITなど他業界にも呼びかけていく。

<解説>
 日本の航空機産業のボーイング依存は長年の課題。過去、エアバスの新機種の開発時に日本側は参画を求められたが、ボーイングの仕事を気にして断った経緯がある。

 今の時期にエアバスと日本の航空機産業が近づく理由はただひとつ、エアバスの次世代機開発に使える技術であるはずだ。現在、日本もボーイングの減産で苦しい時期にある。

 エアバスも機体開発のコストを分担して欲しいという気持ちを持っている。「日本好き」で知られるエアバスのブレジエCEOの在任中に何とか一つでも契約に結びつくことを願う。
(日刊工業新聞名古屋支社・杉本要)


日本がステルス機「三菱X-2」を開発するワケ
Book Bang 3/7(火) 9:00配信

2016年の航空自衛隊による緊急発進(スクランブル)は1189回でした。中でも中国機に対する緊急発進の回数は842回と圧倒的で、前年比で81%増と1991年の統計後では最多を記録しています。緊急発進で用いられるのが戦闘機ですが、航空自衛隊はF-4EJ改の後継としてF-35の装備を決めています。そんな中、防衛装備庁は2016年4月、「三菱X-2」を先進技術実証機として初飛行させました。このX-2は将来的に国産戦闘機の開発につながる可能性のある機体として注目されています。そこでここでは、このステルス機・三菱X-2とはどんな機体なのか、その開発にはどんな意味があるのかを、『知られざるステルスの技術』の著者で、航空評論家の青木謙知氏に語っていただきました。

三菱X-2とは何か
 2016年4月22日に初飛行した三菱X-2は、国産初の自衛隊向け技術実証機です。この技術実証機の目的は、将来の戦闘機に必要になると思われる各種の新技術を、実際の飛行評価試験を通じて見きわめ、また「必要なものを日本で開発できるか」などを確認することにあります。

 このため、X-2は一見すると戦闘機に見えますが、実用戦闘機よりはかなり小さく、今の機体規模ではレーダーなどの電子機器や、各種の兵器を搭載するスペースはありません。これらも実際の航空機を使っての開発作業は必要ですが、地上だけでできるもののありますし、他の戦闘機などを活用することも可能です。

 しかし、X-2で重要なテーマに挙げられているステルス性(レーダーに探知されにくい技術)や新世代の戦闘機用エンジン、推力変向式排気口による高運動性などは、既存機を改造・改修して試せるものではありませんから、X-2のような技術実証機が必要になったのです。

高度な機密は同盟国にも教えない
 これまで、日本にこのような航空機がなかった大きな理由は、それぞれの時代における戦闘機用の新技術が、それほど複雑ではなかったからです。航空力学にしても電子機器技術にしても、これまでの理論や技術の積み重ねの延長上にあり、比較的簡単に理解ができました。また、日本は、アメリカの各世代の主力戦闘機をライセンス生産できたので、そこから学び取れることは多かったのです。

 しかし、今日の最新世代である第5世代戦闘機や、それに続く将来の戦闘機では、あらゆる技術が大きく飛躍すると考えられていて、単に経験と実績だけでたどり着けるものではなくなると考えられています。加えて、これらの新しい高度技術は、各国が厳しい管理態勢を敷くようになり、公式・非公式を問わず、入手が困難になっています。

 アメリカの高レベルの同盟国である日本が、ロッキード・マーチンF-22ラプターの導入を熱望し、販売を求めたものの、アメリカが最後まで首を縦に振らなかったのは、その好例です。日本は、F-15まではごく一部の電子戦装置以外は技術供与が認められ、レーダーやエンジンも含めて全体をライセンス生産できました。しかし今、新戦闘機技術に関する状況は、その時代とは様変わりしました。

 このような機密管理の厳しい高度技術の1つが、ステルス性です。基本的には、自身に照射されたレーダー電波を発信源に戻さない技術であり、戻らないレベルが高ければ、レーダー反射断面積(RCS)が小さく、ステルス性高いということになります。これは、機体形状の工夫や機体工作上の処理、特殊な内部構造や素材、さらには機体コーティングなどで達成できることは知られています。

 しかし、何をどのように取り入れて、それらをどう組み合わせていけばRCSを極小化できるのかは、各国で高レベルの機密扱いになっています。ですから、そのデータを取得し、将来開発することになるかもしれない新戦闘機に適用するには、独自に技術開発と研究、そして試験を行わなければならないのです。

技術・ノウハウの伝承を途絶えさせてはいけない
 さらに、実用機ではないものの、X-2のような高レベルの試験機を開発・製造することは、日本の航空技術界にシステム・インテグレーションを行う機会をもたらすことにもなります。

 戦闘機に限らず、近年の航空機は高度技術を活用した複雑なシステムで構成されています。これらをうまく機能し合うようにしながら、1つの航空機にまとめ上げるのがシステム・インテグレーションです。各種技術の開発力とともに、一体化させて機能するようにさせられる能力の習得が必要であり、X-2の開発はそのチャンスをもたらしています。システム・インテグレーションについては、一世代前の戦闘機になりますが、三菱F-2の開発においても重要なテーマとされ、当時の開発陣はその技術などを習得しました。

 ただ、こうしたノウハウを伝え続けていくことは難しく、常に伝承が可能になる機会を設けるのが最も効果的です。X-2は、この伝承を可能にする存在であり、ハード面だけでなく、知識・経験などといったソフト面でも、日本の航空産業界にとって重要な役割を果たすものです。

 防衛省や航空自衛隊は、独自に将来の戦闘機像を描いています。またアメリカやヨーロッパなどでも、F-22やF-35などに続く第6世代戦闘機に関する研究が当然進められていますが、現時点ではそれがどのようなものになるのか、まったく予測が付きません。ただ、使われる技術が逆戻りすることはありませんから、第5世代戦闘機の重要な要素である高いステルス性やセンサー融合、ネットワークへの接続性は、間違いなくより高いレベルのものとなって導入されます。

 今日、パイロットに各種の情報をもたらすセンサーは、レーダーと電子光学装置(赤外線、レーザー、TV)が用いられています。これらに代わるものが登場する可能性はきわめて低いのですが、それらの能力向上は当然あり得ます。攻撃用センサーの情報と防御用センサーの情報を、今以上に融合できるようになれば、パイロットの状況認識力はさらに高まり、より効果的な作戦行動と、高い生存性を同時に得られるようにもなるでしょう。こうしたセンサー関連の研究や試験は、X-2では行われず、X-2の作業と並行して別途進められています。

 防衛省ではX-2について、約2年間の飛行試験を行って、使われている各種技術について評価し、今後の方向を決めていくことにしています。

SBCrOnline 2017年3月7日 掲載


ウミガメA380、ANAがホノルル線に投入へ---2019年春
レスポンス 3/6(月) 20:32配信

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ANA、ウミガメA380をホノルル線に投入へ

ANAグループは3月6日、2019年春から東京=ホノルル線に投入する、総2階建ての超大型機エアバスA380の特別塗装デザインと愛称を発表した。

[入賞作品]

ANAは昨年秋、ホノルル線に投入するA380(合計3機)の特別塗装デザインを公募。応募総数2197作品の中から大賞に選ばれたのは、機体に「ハワイの青い海でゆったりとくつろぐホヌ(ウミガメ)の親子」を描いた東京都の増岡千啓(ちひろ)さんの作品。増岡さんには東京=ハワイ線ビジネスクラス・ペアチケットがプレゼントされる。

ウミガメの親子が描かれる特別塗装機の愛称は、「空飛ぶウミガメ」という意味を持つ「FLYING HONU」に決定。ウミガメはハワイでは非常に神聖な生き物とされ、見つけると幸福や繁栄がもたらされると言われている。

《レスポンス 日下部みずき》


ANA、2019年にホノルル線に就航するエアバス A380型機の特別塗装機「FLYING HONU」発表、導入3機すべてを特別塗装に
Impress Watch 3/6(月) 19:44配信

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写真:Impress Watch

 ANA(全日本空輸)は3月6日、2019年に成田~ホノルル線に就航を予定しているエアバス A380型機の特別塗装デザインを発表した。ウミガメの親子をモチーフとしたデザインで、「空飛ぶウミガメ」を意味する「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」の愛称が付けられた。

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 この機体デザインは、2016年10月7日~11月30日に行なわれた「A380ホノルル線導入記念 機体デザインコンテスト」から選ばれたもの。期間中に2197作品の応募があり、うち4割は海外からの応募だったという。そのなかから大賞に選ばれたのが、東京都の増岡千啓さんがデザインしたもので、「ウミガメの家族」をコンセプトに、「ハワイの青い海でゆったりとくつろぐホヌ(ウミガメ)の親子」を描いた。

 ハワイで「ホヌ」と呼ばれるウミガメは、ハワイでは神聖な生き物で、ウミガメを見ることができると幸福や繁栄が訪れるということで愛されているという。ANAの機体も、乗客に幸福が訪れるよう願いを込めて「空飛ぶウミガメ」を意味する「FLYING HONU」と名付けられた。

FLYING HONUのデザイン

 6日に行なわれたデザイン発表会で挨拶したANA代表取締役社長の篠辺修氏は、「最後には私も加わって審査をしたが、レジャー、ハワイ、海、青……みたいなイメージだったので、『あ、カメか』という感じで、万年生きるからよいかと。あとから聞くとカメはハワイでは神聖なもので、日本でも同様なので、とてもよいのではないか」と選考の理由を紹介。

 エアバス A380型機に特別塗装を施すことについては、「少し変わったことをやりたい。機体に従来のANAペイントじゃつまらないのではないか」とのことで一般公募したという。導入される3機すべてが、今回のウミガメをモチーフにした特別塗装機になる予定とのことだが、同一のデザインとなるかは未定という。

 デザインした増岡千啓さんは、ハワイに「青い空、青い海、毎日が楽しくて、言ってみれば竜宮城のようなところのイメージ」を抱き、「実際に行ったときの一番の思い出はシュノーケリングをして、ウミガメを見たときのことが一番頭のなかに残っていた」という。そこで、「竜宮城はカメに乗って行ったので、カメをモチーフにした」と、ウミガメをモチーフにした理由を紹介。

 さらに、「モチーフをウミガメに決めてからは、イメージが続々湧いてきて、浦島太郎も1人で行ったから話せる人がいなくて、最後は寂しくなって玉手箱を開けてしまったのでは。もし家族で行ったら、楽しい思い出ばかりが残って、玉手箱も開けることはなかったのでは。カメ1匹ではなくて、3匹の親子を描こうと思ってこのデザインができあがった」と説明した。

 ちなみに、篠辺氏は「機内などもいま国際線で飛ばしているものとは違う雰囲気を出せればと思っているので、これらもできあがり次第、紹介していきたい。今日は機体の塗装だけになるが、今後もご期待いただきたい」とし、機内のコンセプトは詳細は話せないとしつつ「ファミリーを意識しようと思っている」とコメント。この点でもウミガメのファミリーのデザインはマッチしている。

 発表会にはハワイ州観光局(Hawaii Tourism Athority) COOのランディ・バルデモア(Randy Baldemor)氏とミスハワイ2016のアリソン・チュー(Allison Chu)さんも来場。バルデモア氏は「ハワイ路線に初めてエアバス A380型機が就航し、ホノルル国際空港にお迎えできることに興奮している」とし、ハワイの観光業におけるANAの重要性に言及。1月のハワイ渡航者数で日本市場がもっともよい数字であったことへの貢献などに感謝を述べた。

 篠辺氏はこのハワイ路線について、「搭乗率が9割を超えており、2017年度からはボーイング 787型機を投入するなど競争力を高めていく」とコメント。この搭乗率の高さから、「マイレージの特典航空券でもハワイは人気があるが、座席数が足りず『とれない』という意見もいただいている」とするほか、「(身近な例として)JALさんと比べると座席数は3分の1。A380型機を3機入れても、まだ今のJALさんの座席数に届かないはず」とし、エアバス A380型機導入により一挙の増席を図ることで、これまで乗りたいと思っていた人が乗れなかった人に対する搭乗機会創出の重要性を強調した。


ANAのA380、デザインは「空飛ぶウミガメ」 成田-ホノルル19年就航
Aviation Wire 3/6(月) 17:57配信

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増岡さん(左)がデザインしたANAのA380特別塗装機「FLYING HONU」の模型=17年3月6日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)をはじめとするANAグループは3月6日、2019年春に就航予定の超大型機エアバスA380型機の特別塗装デザインを発表した。2016年10月の弊紙既報の通り、成田-ホノルル線に投入する。

【A380特別塗装の写真を見る】

◆ファースト付きA380をハワイへ

 ANAを傘下に持つ持株会社のANAホールディングス(ANAHD、9202)は、A380の新造機を3機導入。エンジンはロールス・ロイス製トレント900を選定した。座席数は500席から600席の間で検討を進めている。

 ファーストクラスを設定すると共に、家族連れを意識した内装を取り入れ、成田を夜出発してホノルルへ昼前に到着する便に投入する。ANAグループは、日本で初めてA380を運航する航空会社となる。

 特別塗装は全機に施す。今回公開されたのは初号機のもので、デザインを2016年10月7日から11月30日まで募集。世界各国から2197作品の応募があり、東京都の自営業・増岡千啓(ちひろ)さんのデザインが大賞に選ばれた。

 増岡さんは「ウミガメの家族」をコンセプトに、ハワイの青い海で、ゆったりとくつろぐウミガメの親子を描いた。「妻が応募していたのを見て、別々に応募した。妻も喜んでくれた」と話す増岡さんには、東京-ハワイ線ビジネスクラスのペア航空券がプレゼントされた。

 ウミガメはハワイ語で「ホヌ」の愛称で親しまれ、ハワイでは神聖な生き物とされている。ウミガメを見ることが出来ると、幸福や繁栄が訪れると言われていることから、ANAでは特別塗装機の愛称を「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」と名付けた。

 ANAの篠辺修社長は「2000を超える応募のうち、4割が海外からだった。カメは万年生きるので、いいかなと思った。ハワイでは神聖なものとされており、日本もそうなので良いのではないか」と、選定理由を説明した。

◆ファミリー層を意識

 世界最大のA380運航会社である中東のエミレーツ航空(UAE/EK)では、3クラス489席(ファースト14席、ビジネス76席、エコノミー399席)、2クラス615席(ビジネス58席、エコノミー557席)の機材を運航している。

 シートなど、A380の内装について篠辺社長は、「まだ固まっていないので、(発表は)早くても年末か1年後くらいになるのでは」と述べ、「コンセプトはファミリーを意識し、既存の飛行機では用意できなかったものをご用意したい」と語り、家族向けのシートを投入する考えを示した。

 ファーストクラスについては、「入れる。(以前の計画と比べて)どのくらい変化しているかは、お待ちいただきたい」(篠辺社長)と述べるに留めた。

 特別塗装は、3機すべてに施すという。「3つとも同じかどうかは、若干幅を持たせた」と篠辺社長は語り、初号機のデザインを基に、3機が異なる塗装になる可能性もあるという。

 ANAのハワイ路線は、成田-ホノルル線が1日2往復と、羽田-ホノルル線が1日1往復の計3往復。一方、競合の日本航空(JAL/JL、9201)は、東京-ホノルル線を1日4往復、関西と中部からホノルル線を1日1往復ずつと、2倍の便数を運航している。JALの牙城であるハワイに500席以上の機材を導入することで、勝負に出る。

 篠辺社長は「ロードファクター(座席利用率)は、どれも9割とよく乗っていただいている。提供座席数のシェアは小さいので、A380を3機入れても十分乗っていただける」と語った。

 一方、ハワイ路線の特典航空券が取りにくい、という声がマイルを貯めている利用者から寄せられていることについて、「増便しても200席くらいでは全然足らないので、こういう飛行機を入れることにした」(篠辺社長)と話し、マイル会員へのサービス改善につなげる姿勢を示した。

 また、提供座席数が大幅に増えることで客単価の下落につながるのではとの見方については、「一番身近な例でJALさんと比べると、3分の1にも達してない。A380が全機入っても、JALさんには届かないはずで、供給過多の手前だと思う」と語った。

 投入路線について、篠辺社長は「成田-ホノルル線から。羽田は滑走路など制約がある」と述べた。


A380特別塗装デザイン
時事通信 3/6(月) 17:07配信

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全日本空輸が成田―ホノルル線に投入する超大型旅客機A380にあしらう特別塗装のデザイン。中央は考案者の男性=6日午後、東京都港区


全日空、成田-ホノルル線にA380
時事通信 3/6(月) 17:07配信

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全日本空輸は6日、欧州航空機大手エアバス製の超大型旅客機「A380」を2019年春から成田-ホノルル線に就航させると発表した。写真は、機体に描かれた「ウミガメの家族」の特別塗装デザイン=東京都港区


19年春、A380運航開始=成田―ホノルル線に投入・全日空
時事通信 3/6(月) 17:00配信

 全日本空輸は6日、2019年春に欧州航空機大手エアバスの超大型旅客機「A380」を成田―ホノルル(米ハワイ州)線に投入すると発表した。羽田―ホノルル線での運航も検討する。

 A380は、500前後の座席数を持つ世界最大の旅客機。全日空は昨年、3機の購入を発表していた。6日記者会見した篠辺修社長は「ホノルル線は成田、羽田発着便とも搭乗率は9割と好調だ」と話し、「(A380を投入しても)座席数が供給過多になることはない」と自信を示した。


おめめパッチリ。ANAの「エアバスA380特別塗装機」 ウミガメモチーフの「FLYING HONU」に
sorae.jp 3/6(月) 15:10配信

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おめめパッチリ。ANAの「エアバスA380特別塗装機」 ウミガメモチーフの「FLYING HONU」に

ANA(全日本空輸)が2019年春から導入する、世界最大の旅客機となる「エアバスA380」。本機は東京ーホノルル線へと導入されるのですが、その特別塗装デザインと愛称「FLYING HONU」が決定されました。
 
ANAは昨年にA380のデザインコンコンテストを開催しており、世界中から2,197点の応募がありました。そしてそのトップに輝いたのは、東京都の増岡千啓さんがデザインした「ウミガメの家族」をコンセプトにしたデザイン。ハワイ語のウミガメを意味する「ホヌ」と、A380の巨体を爽やかに綾取るデザインがうまくマッチしていますね。
 
エアバスA380は総2階建てが特徴のワイドボディ/4発機で、ANAは3機を発注しています。また大型機らしい快適な乗り心地が評判で「A380に乗れる路線を選べるウェブサイト」なども用意されたことがあります。
 
今回のデザイン決定にあわせ、ANAセールスから「ANA旅行積立ハワイ限定プラン」も4月13日に登場予定。こちらは積立プランの最大年利を3.8%に設定したオトクなプランとなっています。

上のイラストは入賞作品の4点。どれもハワイをイメージした、色鮮やかなものに仕上がっています。


ANA、エアバス A380型機の特別塗装機は「FLYING HONU(ホヌ)」
Impress Watch 3/6(月) 14:20配信

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写真:Impress Watch

 ANA(全日本空輸)グループは3月6日、2019年春に東京~ホノルル線に導入予定のエアバス A380型機特別塗装機のデザインを発表した。2016年10月~11月に公募していたもので、2197作品の中から「ハワイの青い海でゆったりとくつろぐホヌ(ウミガメ)の親子」を描いたデザインを採用、愛称を「FLYING HONU(ホヌ)」と決定した。

【この記事に関する別の画像を見る】

 機体に描く大賞に決定した「ハワイの青い海でゆったりとくつろぐホヌ(ウミガメ)の親子」は東京都の増岡千啓(ちひろ)さんがウミガメの家族をコンセプトとして描いたもの。増岡さんには東京~ハワイ線のビジネスクラスペアチケットがプレゼントされる。

 ANAによれば、ハワイ語で「ホヌ」となるウミガメは神聖な生き物とされ、ウミガメを見ると幸福や繁栄が訪れると言われている。特別塗装機に乗ってハワイへ旅する人にも幸福が訪れるよう願い、愛称を“空飛ぶウミガメ”の意味の「FLYING HONU」としたという。

 今回のデザイン決定により、ANAセールスでは「ANA旅行積立ハワイ限定プラン」を4月13日に発売予定。年利をA380にちなんで3.8%とし、通常の積立プランの最大3%より好条件とした。ハワイを目的地としたANAセールス海外旅行商品、ANA国際航空券、ANA DUTY FREE SHOPで利用できる。


ANA、日本の航空会社で初導入の超大型機エアバスA380、「空飛ぶウミガメ」に
乗りものニュース 3/6(月) 14:16配信

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A380の特別塗装機「FLYNG HONU」のモデルプレーンを手に持つ増岡さん(右から3人目)。右から2人目がANAの篠辺社長(2017年3月6日、恵 知仁撮影)。

ハワイのイメージは「竜宮城」
 ANA(全日空)が日本の航空会社として初めて導入し、2019年春に東京~ホノルル線で運航を開始する予定の超大型旅客機エアバスA380型機。それを記念した機体デザインコンテストの大賞が2017年3月6日(月)、発表されました。

【写真】A380型機「空飛ぶウミガメ」モデルプレーンのアップ

 世界中から寄せられた2197作品より大賞に選ばれたのは、「ウミガメの家族」をコンセプトに「ハワイの青い海でゆったりとくつろぐホヌ(ウミガメ)の親子」を描いた、東京都の増岡千啓(ますおかちひろ)さんの作品。この特別塗装が施されたA380型機、愛称「FLYNG HONU」が2019年春より東京~ホノルル線で運航される予定です。

「早く実際にペイントされた機体を見て、『でっかいカメ』を実感できたらと思います」(大賞の増岡千啓さん)

 大賞に選ばれた増岡さんにとって、ハワイのイメージは青い空、青い海、まるで「竜宮城」のようなところといい、シュノーケリングでウミガメを見たことが一番大きなハワイの思い出とのこと。そこから今回、「竜宮城」へ連れて行ってくれる「カメ」を、ホノルル線へ就航するA380型機にデザインしたといいます。

ANAがウミガメを選んだ理由は? A380型機にちなんだ年利3.8%のプランも
 ANAによると、ハワイ語で「ホヌ」の愛称で親しまれるウミガメは、同地では大変神聖な生き物で、ウミガメを見られると幸福や繁栄が訪れるといわれ、広くハワイの人々に愛されているとのこと。そこでこの特別塗装機に乗ってハワイへ旅をする人にも幸福が訪れるよう願いを込め、特別塗装機の愛称を「空飛ぶウミガメ」という意味を持つ「FLYING HONU」にしたといいます。

「従来のANAのペイントではつまらないというところから、公募を行いました。万年生きるカメは日本でも神聖な存在です。またひとつ違った雰囲気を出せればと思います」(ANA 篠辺 修社長)

 なお特別塗装機のデザイン公募にあたって、そのデザインはホノルル線に就航することから「レジャー」の方向で考えていたとのこと。またこのデザイン決定を記念し、ANAセールスは通常の積立プランの最大年利3%(サービス額率)をA380型機にちなみ3.8%にした「ANA旅行積立ハワイ限定プラン」を、4月13日(木)に発売する予定です。また大賞の増岡さんには、東京~ハワイ線のビジネスクラスペアチケットが贈られました。


戦闘機めぐる台湾の本音は? 次世代型ステルス機開発表明、その裏側
乗りものニュース 3/5(日) 11:00配信

Tafk
漢翔航空工業 IDF「経国」はアメリカがF-16を売ってくれないため仕方なく独自開発した戦闘機である。台湾製ミサイル「天剣二型」「天剣一型」を搭載する(関 賢太郎撮影)。

台湾、次世代ステルス戦闘機の独自開発を示唆
 2017年1月24日(火)、台湾の馮世寛(※寛は正しくは旧字体)国防部長(防衛大臣に相当)が、次世代型ステルス戦闘機の開発について、独自に行う方針を明らかにしました。

【写真】アクロバットチーム機はメイドイン台湾

 台湾はかねてより、ロッキード・マーチン社(アメリカ)製ステルス戦闘機F-35「ライトニングII」の通常離着陸型F-35A、垂直離着陸型F-35Bを導入したいものと見られていましたが、アメリカの前オバマ政権は中国への配慮から、台湾へのF-35の輸出に慎重な姿勢を堅持し続け、現在に至っています。

 それどころかアメリカはこれまで、F-16「ファイティング・ファルコン」の最も高性能なタイプである「F-16C ブロック50/52」仕様機の輸出さえ許可しませんでした。ただ、その代替としてすでに台湾空軍に配備されている145機の「F-16A ブロック20」を「F-16V」仕様に性能向上させることで両者は合意に達しています。

 一方、2017年1月に誕生したアメリカのトランプ新大統領は、就任以前より台湾に好意的な態度を見せており、台湾へのF-35売却がありうるのではないかという見方も根強くあります。台湾があらためてF-35の導入を求めアメリカ側へ働きかけているという報道もたびたび行われていますが、現在のところ売却に向けた公式のアナウンスはないので、今後どうなるかは不明です。

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台湾空軍の主力F-16Aは、新型のF-16Cを売ってもらえなかったため仕方なく導入した。写真翼端に装備するAIM-120高性能ミサイルも当初は使えなかった(関 賢太郎撮影)。

「かつての最強空軍のひとつ」が直面する問題
 馮国防部長によるステルス戦闘機開発方針の示唆は、中国の軍拡に対抗可能な高性能戦闘機を欲していながらも、台湾の特殊な政治事情からこれを入手できない現実が大きく影響しているものと推測されます。

 台湾空軍はかつて、「世界で最も空中戦に強い空軍」のひとつでした。1950年代から60年代のあいだは、台湾海峡において中国空軍とのドッグファイトを何度も経験し、その都度勝利しており、台湾空軍の公式記録によると撃墜・損失比43:2で圧勝しています。また昨今においても、実弾射撃には至らない、追い返すだけのドッグファイトが何度も生じていることが知られています。

 しかし近年は中国の著しい追い上げもあって、戦闘機の性能における質的優勢を保てなくなりつつあり、数で劣る台湾空軍にとって非常に苦しい状況に追い込まれようとしています。

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アメリカがF-16Cを売ってくれなかったため、台湾空軍は仕方なく「幻象2000-5」を導入したが、慣れないフランス製で整備コストが高く稼働率も低いことが問題に(関 賢太郎撮影)。

戦闘機の独自開発は経験済みだが…
 台湾にとってアメリカが新鋭戦闘機を売ってくれないという事例は、実はこれが初めてではありません。1980年代にF-16の導入を希望した際もアメリカが中国を刺激することを恐れ、売ってくれないという問題に直面していました。

 そのため台湾は90年代に入ってから仕方なく独自にIDF「経国」を開発、実用化し、130機を生産しました。その後ようやくF-16が手に入ることになりましたが、アメリカは当時最新鋭の「F-16C ブロック30/32」ではなく、性能に劣る現在の「F-16A ブロック20」しか許可しなかったので、フランスから高性能なダッソー社製「幻象2000-5(ミラージュ2000-5)」を60機購入しなければなりませんでした。

 台湾による次世代戦闘機開発は、「経国」や「幻象2000-5」を導入せざるを得なかった20年から30年前の経緯を彷彿とさせます。とはいえ次世代戦闘機の開発難易度は「経国」のころに比べて格段に高くなっており、特に開発費として数兆円を要することなどから、一国での単独開発は極めて困難になっています。仮に本気で台湾が次世代戦闘機開発を目指すならば、ある程度の性能で妥協したとしても、それは果てしなく厳しい道のりとなるでしょう。

 当面のあいだは既存のF-16AをF-16V仕様へ改修することによって、中国側に対抗可能な性能を得ることができますが、やはり圧倒的に強く今後20年から30年は「生き残る」ことを保証できるF-35がほしくて仕方がないというのが、台湾国防部の本心なのではないでしょうか。


さよなら”鯖”塗装 特集・ANA787初号機リペイント(前編)
Aviation Wire 3/4(土) 21:34配信

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再塗装するため特別塗装をはがす作業が進むANAの787-8初号機=17年2月20日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 白いボディーに濃紺のアクセントが入ることから、航空ファンからは“鯖”(サバ)塗装とも呼ばれ、親しまれてきた全日本空輸(ANA/NH)のボーイング787-8型機の初号機(登録番号JA801A)。世界で初めて商業運航を行った787であるこの機体は、2号機(JA802A)とともに、特別塗装が施された。

【再塗装中の787の写真を見る】

◆3種類の787デザイン

 ANAの787のデザインは、大きく分けて3つ。初号機と2号機の特別塗装と、ANAの通常デザインに加えて前部胴体に「787」と大きく描いた787ロゴ塗装、他機種と同じ通常デザイン塗装だ。

 特別塗装機は、ANAの通常デザインで用いられているブルーよりも濃い色が後部胴体に配され、前部胴体には「787」と描いて最新鋭機をアピール。その後、登録番号JA803AからJA824Aまでの機体は、ANAの通常デザインに加えて前部胴体に「787」と大きく描いた787ロゴ塗装機となり、2014年2月6日に引き渡されたJA825A以降が、通常デザイン塗装機となっている。

 初号機は2011年8月6日製造。エンジンはロールス・ロイス製トレント1000-A2を2基搭載し、同年9月25日に受領した。中距離国際線仕様機で、座席数は就航当初は2クラス264席(ビジネス12席、エコノミー252席)だったが、2013年10月の改修で2クラス222席(ビジネス42席、エコノミー180席)に変わり、2015年11月の改修で現在の2クラス240席(ビジネス42席、エコノミー198席)になった。

 最初の商業フライトは、世界初の787による運航便となった、2011年10月26日の成田発香港行きチャーター便のNH7871便。特別塗装での最後の商業フライトは、プノンペンを2月12日夜に出発した成田行きNH818便で、14日に成田空港から整備工場のある伊丹空港へフェリー(回送)された。

◆伊丹でリペイント

 初号機の塗装作業は、15日からANAホールディングス(9202)が出資する整備会社MROジャパンの格納庫で実施。同社では、ANAのさまざまな特別塗装機も手掛けている。今回の787初号機は、胴体と垂直尾翼、エンジンカバーをリペイント(再塗装)した。

 787は胴体が炭素繊維複合材で出来ていることから、ペイント層が777や767など従来機と異なる。従来機は、下地塗装の上に表面塗装を施していたのに対し、787は下地と表面塗装の間に、溶剤で塗装を除去できるようにする「中間塗装」が用いられている。

 今回の作業では、ANAにとって初めての787の再塗装となることから、表面塗装を削って再塗装を実施。中間塗装の状態や、作業手法などを検証した。特別塗装はサンダー(研磨機)を使い、塗装の厚みを確認しながら削っていった。

 機体表面に施された特別塗装を削って除去後、機体を洗浄して削った粉や脂分を落とし、塗装する下地を準備した。今回は従来型塗料に変えて、次世代塗装システム「BC/CC(ベースコート/クリアコート)」を採用。洗浄後の機体に色が付いている「ベースコート」を塗り、その上からクリアコートを施して塗装を保護している。

 ANAによると従来型塗料と比べて耐候性に優れ、長期間の退色防止とつやを長持ちさせられるという。ANAの787では、機体の登録番号がJA801AからJA874Aまでが従来型塗料で、JA875A以降はBC/CCで塗装されて引き渡されている。

 本写真特集の前編では、特別塗装をサンダーで削る作業を中心に取り上げる。


いつかは…。“防衛の川重”が夢見る完成機メーカーへの挑戦
ニュースイッチ 3/4(土) 9:42配信

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昨年防衛省に納入した輸送機「C2」量産型初号機

「てがけるのはいくら大きくても、構造部品にすぎない」
 常務執行役員の並木祐之は、これまでとは違う心境で米国シカゴの地に降り立った。2016年11月。米ボーイングの本社に米ゼネラル・エレクトリックや三菱重工業など、世界の重工メーカーが一堂に会した。年1回ほど開催されるサプライヤーミーティングの一幕。並木が川崎重工業の航空機部門である航空宇宙カンパニーのトップとして臨む、初めてのミーティングだった。

 民間航空機分野で川重は、胴体などを手がけるティア1(1次サプライヤー)としての顔を持つ。メーン顧客であるボーイング向けは、78年から国際共同開発に参画。「767」「777」「787」向けなど、約40年にわたり実績を積み重ねてきた。

 ボーイングの主力工場を訪ねた並木は、スケールの大きさに言葉を失った。1日2機程度を組み上げる能力を持つ同工場。並木の頭にある思いがよぎる。「驚きとともにうらやましかった。航空機メーカーの目指す世界がそこにあった」。

 機体メーカーとして不動の地位を獲得した川重。ただ、あくまでサプライヤーの範ちゅうに留まる。並木は「当社が手がけるのはいくら大きくても、構造部品にすぎない」と真情を吐露する。

 それは機体部品だけでなく、機体全体をまとめる事業に近づけたい意思の表れでもある。「そうしないと我々の未来も限られてしまう」と並木。将来は「開発初期段階からの参画を目指す」と力を込める。

 実際、川重にはそのポテンシャルがある。防衛省向けでは、固定翼哨戒機「P1」や輸送機「C2」といった完成機を製造。並木は「年間数機とはいえ、これだけのことをやっているのは日本で当社だけ」と胸を張る。

 防衛省向けで培ったシステムインテグレーションの能力を生かし「ボーイングにもっと食い込んで一緒にやっていきたい」(並木)。防需の誇りは民需へと受け継がれていく。サプライヤーから完成機の領域へ―。飛躍の時を誓う。
(敬称略)


ANA、石垣行きでひなまつりフライト 外国人客にもひなあられ
Aviation Wire 3/3(金) 15:40配信

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石垣へ向け出発するNH91便=17年3月3日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)は3月3日、運航業務のほとんどを女性スタッフが担当する「ひなまつりフライト」を実施した。対象便となったのは羽田発石垣行きNH91便で、これまでの伊丹行きNH33便から変更した。出発前に、女性スタッフが利用客にひなあられなどを配った。

【トーイングカーにも装飾】

 NH91便(ボーイング787-8型機、登録番号JA816A)は乗客324人(幼児7人含む)を乗せ、羽田を午前11時34分に離陸した。運航乗務員は2人、客室乗務員は7人。男性機長を除く8人が女性で、副操縦士は後藤瑞希(ごとう・みずき)さんが務めた。

 羽田空港第2ターミナル61番搭乗口付近では、客室乗務員や地上係員、整備士ら女性スタッフ11人が、利用客にひなあられやステッカーなどを配った。女の子のほか、大きな男性客などにも手渡した。

 出発時に機体を押し出すトーイングカーや、荷物を運搬するコンテナを、花のイラストなどで装飾。駐機場ではスタッフが横断幕を掲出し、利用客を見送った。スタッフは桃色の手袋を着用し、記念フライトに彩りを添えた。

 ANAのひなまつりフライトは、部門横断型での実施としては、今回は2014年以降4回目となった。過去3回は3月3日にちなみ、羽田発伊丹行きNH33便での実施していた。同便は夕方に出発し、ビジネス客の利用が多いことから、今回は午前に出発し、観光客の多い石垣行きを対象便とした。

 NH91便は幼児を含む家族連れや、外国人観光客らが多く利用。スタッフが外国人客にひなあられを渡すと、同行者が日本の風習を説明する姿も見られた。


エア・カリブ、A350初号機受領 仏初導入
Aviation Wire 3/3(金) 12:19配信

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エア・カリブのA350-900=17年2月 PHOTO: P. Pigeyre, Master Films/Airbus

 エアバスは現地時間2月28日、仏エア・カリブ(FWI/TX)がA350-900型機を受領したと発表した。エア・カリブはリース導入し、3月2日から運航を開始する。フランスの航空会社がA350を受領するのは初めて。

【特徴的なA350の翼端】

 エア・カリブのA350-900は3クラス389席(ビジネス18席、プレミアムエコノミー45席、エコノミー326席)を設定。リース会社エアキャップからのリースで導入する。

 3月2日から、カリブ海にあるフランス海外県への路線に投入。パリ・オルリー発着のポワント・ア・ピートル(グアドループ)線とフォール=ド=フランス(マルティニーク)線で運航を開始し、現在投入しているA330と併用する。

 エア・カリブは2013年12月、標準型のA350-900と長胴型のA350-1000を3機ずつ導入すると発表。A350-900は米国の航空機リース会社ILFC(インターナショナル・リース・ファイナンス・コーポレーション、当時)からのリースで導入し、A350-1000は自社購入で導入する。

 現在は長距離路線用にA330-200を1機、A330-300を4機を導入。A350-900は4月までに計2機を受領する。

 エア・カリブはオルリーを拠点とし、フランス海外県を中心としたカリブ海への路線を運航している。仏領ギアナのカイエンヌのほか、キューバのハバナなどにも乗り入れている。

 フランスの航空会社では、エールフランス航空(AFR/AF)がA350-900を21機発注している。

 エアキャップは2014年、ILFCを買収した。


ウォーレン・バフェットが米航空大手に“1兆円以上”を投資
BUSINESS INSIDER JAPAN 3/2(木) 21:10配信

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アメリカン航空のボーイング777

この半年で2回、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイは米航空業界へ数十億ドル(数1000億円)を投資した。

【画像付の詳しい記事はコチラからご覧いただけます】

アメリカン航空、 デルタ航空、ユナイテッド航空、そして サウスウエスト航空 への投資額は、合計で100億ドル(約1兆円以上)近くになる。

この動きは、つい2013年まで米航空業界 を「投資家の底なし沼」と呼んでいたバフェットにとっては、驚くべき方針転換である。

しかし、バフェットの米航空大手4 社への投資姿勢は一貫しており、注目に値する。これまでの投資額は、アメリカン航空に21億ドル(約2400億円)、ユナイテッド航空に22億(約2500億円)、サウスウエスト航空に24億ドル(約2700億円)、そしてデルタ航空には30億ドル(約3400億円)だ。

数ある航空各社の中から1社を選んでいるのではなく、彼は航空大手4社に投資を分散させている。この行動は、米航空業界全体が強くなっていることを表しているが、逆に利用者の立場では、会社間の違いがほとんどないことを浮き彫りにしている。

過去10年で、米航空業界の動向は大きく様変わりした。米航空大手4社は、金融危機後の輸送能力調整、人件費抑制および燃料価格の低下に支えられ、この2年は過去最高益を記録した。

また、米国内線では市場を争う競争相手が減少した。

2000年には、アメリカウエスト航空、USエアウェイズ、TWA、エアトラン航空、コンチネンタル航空、ATA、ノースウエスト航空などで米国の空は“混雑していた”が、2016年までには航空大手4社と合併もしくは買収され、これらの会社は消えてしまった。

結果として、独自路線(ヴァージン・アメリカ、ジェットブルー)、ローカル・ブランド(アラスカ航空、ハワイアン航空)、そして超格安LCC(スピリット航空、フロンティア航空)を除き、航空大手はたった4社間での競争となった。

これは国内・海外、両方の路線を持つフルサービスの航空会社である、アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空の3社に特に顕著だ。例えば2015年初め、デルタ航空はマイレージ・プログラムを飛行距離ベースから、フライトの運賃ベースへと変更した。

すると、ユナイテッド航空とアメリカン航空もすぐに後に続き、デルタ航空と同じ変更を発表した。

エコノミークラスの料金や荷物手数料に関しても、足並みを揃えた。

その結果、 大手4社の国内線はほぼ同じになった。どの航空会社に搭乗しても、機内サービス、アメニティ、座席の広さは同じだ。

一般的に、こうした同一性はマーケットの働きによるものだ。航空業界は非常に資本集約型の産業であり、ビジネスサイクル、為替変動、世界経済の動向や地政学リスクに敏感だ。

その中で、サウスウエスト航空はどちらかと言うと我が道を行くタイプ。他の3社とは違い、同社はボーイング737、1機種のみを運行させて低コストビジネスモデルを追求している。さらに同社は海外路線に参入せず、手荷物手数料やビジネスクラスの導入を見送ることで差別化を図っている。

今のところ航空大手4社は世界でもっとも収益性の高い航空会社だが、40年以上、利益を出し続けているサウスウエスト航空以外は、経営破綻から再生してまだ間もないのだ。

幸いにも最近の業界再編の流れは、現状の航空会社各社をいっそう強くした。2008年のデルタ航空とノースウェスト航空の合併は大成功だった。合併後の新会社は高業績をあげただけでなく、運行の優秀さでも業界のトップだ。現在、米大手航空4社の中で最強と見なされている。

2010年のユナイテッド航空の合併は、財政面、労使問題そして経営陣の度重なる交代が伴い、極めて困難な案件だった。幸運にもCEOのオスカー・ムノズ(Oscar Munoz)のもと、この1年で、労使問題およびパフォーマンスの問題解決に向けて大きな前進を遂げている。

サウスウエスト航空による2010年のエアトラン航空の買収は、ダラスを拠点とする同社のミシシッピ以東への進出努力が実ったものだ。

アメリカン航空とUSエアウェイズの合併手続きの完了により、世界最大の新航空会社が誕生した。新会社は社風やオペレーションの違いに取り組まなければならないが、アメリカン航空の効率的な国内線ネットワークはライバル会社にとっては手ごわい。

全体としてみると、米航空大手4社は、ほぼ世界航空大手4社でもあり、投資対象として好条件にある。4社がバフェットから投資を受けるのは当然の流れだ。

(敬称略)

source:Delta、United Airlines

[原文:Warren Buffett's $10 billion airline investment reveals everything you need to know about the industry]

(翻訳:Conyac)


JAL、737-800運航から10年 CA、式典で歴代制服
Aviation Wire 3/1(水) 15:36配信

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利用客の搭乗を待つ羽田発宮崎行きJL689便=17年3月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)は3月1日、ボーイング737-800型機の運航開始から10周年を迎えた。導入10周年を記念して羽田空港などで記念イベントを開催し、導入当時の制服を着用した客室乗務員らが登場した。

【歴代制服着用の客室乗務員】

◆737機長「操縦しやすい」

 JALは2007年3月1日、737-800の運航を羽田発着の2路線で開始。山口宇部と宮崎の各線で、導入10周年イベントは、午前10時羽田発宮崎行きJL689便(737-800、登録番号JA338J)で実施した。

 イベントには737機長のほか、歴代制服を着用した客室乗務員も参加。運航開始当時の9代目のほか、737を多く運航していたジャルエクスプレス(JEX/JC、当時)の制服姿でも登場し、JL689便の利用客にステッカーやストラップなどの記念品を配った。

 これまで747や767などに乗務し、現在は737-800を操縦し10年目を迎える川村求(かわむら・もとむ)機長(49)は、「これまでの機材と比較し、737-800はもっとも操縦しやすい機種」と話した。

 導入記念イベントは羽田のほか、山口宇部と宮崎の計3空港でも開催した。

◆50機導入、すべて現役

 JALは2005年2月4日、737-800を含む737NG(次世代型737)の導入を決定。737-400やマクドネル・ダグラス(現ボーイング)MD-80型機、MD-90などからの機材更新で、当時30機を確定発注し、10機をオプションとしていた。

 2006年11月14日に初号機(JA301J)を受領し、翌年3月1日から国内2路線で運航を開始した。現在は国内線各地のほか、近距離国際線にも投入している。座席数は国内線用が2クラス計165席(クラスJ20席、普通席145席)、国際線用が2クラス計144席(ビジネス12席、エコノミー132席)。

 1月末現在、JALグループで計53機の737-800を保有し、このうちJALは50機を運航している。これまで、737-800の退役機はない。後継機も未定で、JALによると「しばらくは飛び続ける」という。

 残り3機は、グループの日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)が運航。2016年1月に初号機(JA01RK)が那覇に到着し、同年2月から運航を開始した。2020年3月末までに計12機を導入し、737-400からの機材更新を図る。


ANAの787初号機、通常塗装で登場 初の再塗装機
Aviation Wire 2/28(火) 22:52配信

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特別塗装から通常デザインに塗り直されたANAの787-8初号機=17年2月28日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)は2月28日、通常デザインに再塗装したボーイング787-8型機の初号機(登録番号JA801A)を、報道関係者に公開した。ANAが787の機体を塗り直すのは今回が初めて。2011年の就航以来まとってきた特別塗装から、同社の通常デザインに塗り替えられた。

【機体の写真を見る】

◆伊丹で再塗装

 ANAは2004年4月26日、ローンチカスタマーとして787を50機購入すると決定。標準型の787-8を36機、長胴型の787-9を44機、超長胴型となる787-10を3機の計83機を発注済みで、787の発注数としては世界最多となっている。

 ANAの787は、初号機と2号機(登録番号JA802A)の2機が特別塗装機で、JA803AからJA824Aまでが前部胴体に「787」と大きく描いた787ロゴ塗装機。2014年2月6日に引き渡されたJA825A以降が、通常デザイン塗装機となっている。

 初号機は2011年8月6日製造。製造番号は34488、ライン番号は0008で、エンジンはロールス・ロイス製トレント1000-A2を2基搭載し、同年9月25日に受領した。中距離国際線仕様機で、座席数は就航当初は2クラス264席(ビジネス12席、エコノミー252席)だったが、2013年10月の改修で2クラス222席(ビジネス42席、エコノミー180席)に変わり、2015年11月の改修で現在の2クラス240席(ビジネス42席、エコノミー198席)になった。

 最初の商業フライトは、世界初の787による運航便である、2011年10月26日の成田発香港行きチャーター便のNH7871便。2014年6月には、世界初となる787の重整備(Cチェック)を羽田の格納庫で実施した。

 特別塗装での最後の商業フライトは、プノンペンを2月12日夜に出発した成田行きNH818便。14日に、成田空港から整備工場のある伊丹空港へフェリー(回送)された。

◆表面削り再塗装

 初号機の塗装作業は、15日からANAホールディングス(9202)が出資する整備会社MROジャパンの格納庫で実施。全日空整備を前身とする同社は、映画『スター・ウォーズ』に登場する新キャラクター「BB-8」をデザインした「BB-8 ANA JET」(777-300ER、JA789A)など、ANAの特別塗装機を手掛けている。今回の787初号機は、胴体と垂直尾翼、エンジンカバーを再塗装した。

 787は胴体が炭素繊維複合材で出来ていることから、ペイント層が777や767など従来機と異なる。従来機は、下地塗装の上に表面塗装を施していたのに対し、787は下地と表面塗装の間に、溶剤で塗装を除去できるようにする「中間塗装」が用いられている。

 今回の作業では、ANAにとって初めての787の再塗装となることから、表面塗装を削って再塗装を実施。中間塗装の状態や、作業手法などを検証した。

 機体表面に施された特別塗装を削って除去後、機体を洗浄して削った粉や脂分を落とし、塗装する下地を準備した。今回は従来型塗料に変えて、次世代塗装システム「BC/CC(ベースコート/クリアコート)」を採用。洗浄後の機体に色が付いている「ベースコート」を塗り、その上からクリアコートを施して塗装を保護している。

 ANAによると従来型塗料と比べて耐候性に優れ、長期間の退色防止とつやを長持ちさせられるという。ANAの787では、機体の登録番号がJA801AからJA874Aまでが従来型塗料で、JA875A以降はBC/CCで塗装されて引き渡された。


<エアバス>JAL機長ら最新鋭機シミュレーターを体験
毎日新聞 2/26(日) 10:00配信

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A350XWBのフル・フライト・シミュレーター(FFS)=シンガポールのエアバス・アジア・トレーニング・センターで2017年2月、大村基嘉氏撮影

 エアバス社(本社・フランス)はこのほど、シンガポールの「エアバス・アジア・トレーニング・センター(AATC)」を報道陣に公開した。同社の新型旅客機「エアバスA350XWB」を導入する日本航空(JAL)の機長らも招待され、A350XWBのフル・フライト・シミュレーター(FFS)を体験した。【米田堅持】

 ◇777後継のA350

 エアバスA350XWBは長距離路線も飛行可能な大型双発旅客機で、3クラス装備の標準的な客室仕様は、基本型のA350-900が315席、長胴型のA350-1000が369席。日本の航空会社では、2013年にJALが確定31機(A350-900を18機、A350-1000を13機)と、オプション25機を発注している。JALはボーイング777の後継機と位置づけており、19年の導入を予定している。

 ◇正面に操縦かんなし

 体験では、元フランス大統領専用機のパイロットでAATCのセンター長を務めるヤン・ラルデ氏が教官役となり、普段はボーイング767を操縦しているJALの山岡孝史機長(57)にレクチャーした。エアバス機のコックピットは、座席正面に操縦かんがなく、サイドスティックと呼ばれる姿勢入力装置で操縦する。

 エアバス機独特の操作を体感した山岡機長は「(エンジン出力を自動でコントロールする)オートスロットルもシステムにうまく入っていて、着陸前の最終進入で速度コントロールが楽だった」と語った。

 ◇独特のヘッドアップディスプレー

 また、HUD(ヘッドアップディスプレー)と呼ばれる装置もエアバス独特だ。計器の主要情報を目の前の透明なディスプレーに投影して表示させ、パイロットが外の景色に視線を残したまま操縦できる。しかし山岡機長は「はじめは長年のくせで下の計器パネルを見てしまいがちで、飛行機の姿勢や出力を適切に合わせるのが難しかったが、HUDを見るように言われて従うと、姿勢を飛行機が指示してくるポインターにあわせるだけで飛びやすくなった」と違いを感じ取っていた。

 ◇アジア・太平洋地域の需要急増に対応

 エアバスによると、メーカーの異なるボーイング767などから機種移行する場合は25日以上の訓練が必要だが、エアバス機同士の移行では機種間の共通性を高く持たせているため、最短8日間の訓練で済むようになっているという。16年4月にオープンしたシンガポールのトレーニングセンターには、現在6基のシミュレーターが設置されており、A330とA320用が2基ずつ、A380用が1基、A350用が3基と、A350用が最も多い。

 今後、19年までにA350とA320用を1基ずつ増設予定で、将来的にはさらに2機増設して10機体制にすることが可能だ。訓練は英語で行うが、サポートスタッフは多言語に対応しており、3月には日本語のサポートスタッフを採用することにしている。訓練受託している航空会社は、現在28社だ。

 航空機需要はアジア・太平洋地域で特に急増すると予測されていて、エアバス機だけで現在運航中の5700機が今後20年で1マン4700機規模に拡大するとしている。同地域に必要なパイロット総数は現在の6万8000人から17万6000人規模になり、機体数の増大と退職者により、今後20年間に必要な新規パイロットは23万2000人と試算されている。

 パイロット養成の需要の高まりを受けて、エアバスは14年度のシンガポール・エアショーでAATCの建設を発表。アジア・太平洋地域のハブとなっているシンガポールに施設を置き、シンガポール航空との合弁会社にすることで、エアラインでの運航知識を生かしたコスト効果の高い訓練を航空会社に提供することにしている。


ボーイング、英国に欧州初の同社工場開業へ
AFP=時事 2/25(土) 15:19配信

【AFP=時事】米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)は24日、同社の欧州初となる工場を英国で開業する計画を発表した。ブレグジット(Brexit、英国のEU離脱)を控えた同国の製造業にとって後押しとなる。

 2000万ポンド(約28億3000万円)を投じ、30人を雇用するこの工場はイングランド(England)北部シェフィールド(Sheffield)に建設される予定。来年から従業員の募集を開始するという。

 声明によると、シェフィールドの工場は、同社の短距離機737型機や広胴機777型機の翼の部品を供給することになる。

 ボーイング・ヨーロッパ(Boeing Europe)のマイケル・アーサー(Michael Arthur)社長は声明の中で「英国で高付加価値の部品の製造を開始するというわが社の決定は、われわれの仕事の変革であり、この地でボーイングが成長し、英国の長期的繁栄を支援するためのボーイングの献身を示すさらなる実例でもある」と述べた。

 この声明が出される前、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は米国企業に対し、生産拠点を海外に移転した場合、商品を再輸入する際にかなりの税を課すと警告していた。

 ボーイングは24日、英国での工場計画について「生産効率を高め、サプライチェーンのコストを引き下げるために、主要な駆動部品やシステムを米国や英国の自社工場で製造開始するためのより広範な計画の一環」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

2017年2月23日 (木)

北海道・室蘭本線で貨物列車の機関車脱線

23日午前4時ごろ、北海道のJR室蘭線・洞爺-有珠駅間で、隅田川貨物駅発札幌貨物ターミナル行きの貨物列車(19両編成、運転士1人)の先頭機関車が脱線した。運転士にけがはなかった。

JR北海道によると、運転士が洞爺駅を発車後、車両に異常を感じ、停車して調べたところ、先頭機関車後部の車輪2軸(1ボギー)が脱線していた。この影響で室蘭線は伊達紋別-長万部駅間の上下線で運転を見合わせている。運転再開には大幅に時間を要する見込み。

リンク:<室蘭線脱線>「安定した運行しないと困る」…利用客 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<室蘭線脱線>12キロ前、台車部品落下…1日半ぶり復旧 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:室蘭本線で貨物列車脱線 運転再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR貨物脱線、2・5キロ前からレール破損 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JR室蘭線>貨物列車の脱線、運転士が異音気付く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR室蘭線で脱線 特急など運休 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<室蘭線脱線>特急など44本運休「運転再開には時間」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR貨物の列車脱線=特急運休、けが人なし―北海道 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JR室蘭線>伊達紋別-長万部で運転見合わせ 再開に時間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:貨物列車の先頭車両脱線、特急など運休…北海道 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JR室蘭線>貨物列車が脱線 けが人なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:室蘭本線で貨物列車脱線 一部区間で終日運転見合わせ(23日10時半現在) - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<室蘭線脱線>「安定した運行しないと困る」…利用客
毎日新聞 2/24(金) 22:06配信

 貨物列車が脱線したJR室蘭線は、特急「北斗・スーパー北斗」が通常は1日12往復運行されるなど札幌と函館を結ぶ大動脈の一部。24日夕に1日半ぶりに復旧し、利用客はほっとした表情を浮かべた。

 JR函館駅ではこの日、駅員たちが改札の前で一部料金の払い戻しや特急運行の案内をしていたが、大きな混乱はなかった。

 運転再開を待っていた函館市の会社員、関村匠さん(23)は「JRはよく利用するので安定した運行をしてもらわないと困る」と話し、函館を午後6時前に出発する臨時特急で札幌に向かう手続きをしていた。【遠藤修平】


<室蘭線脱線>12キロ前、台車部品落下…1日半ぶり復旧
毎日新聞 2/24(金) 22:06配信

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脱線した貨物列車=北海道洞爺湖町で2017年2月23日、横尾誠治撮影

 北海道洞爺湖(とうやこ)町のJR室蘭線で貨物列車が脱線した事故で、JR貨物道支社は24日、現場から函館方向に約12.6キロ離れた地点で、脱線した機関車の車体と台車を固定するボルトなどの部品を発見したと発表した。台車の破損が確認されており、国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官が落下部品と事故原因との関連を調べている。JR北海道は現場付近の復旧を終え、不通だった長和-長万部間の運転を24日夕、再開した。【野原寛史、横尾誠治】

 JR貨物によると、発見された部品は「六角ボルト」や「回り止め」など4種類。事故当日の23日午後4時半ごろ、大岸-豊浦間の線路上に約20メートルにわたって落ちていたのを社員が見つけた。24日、脱線した機関車の部品と確認された。

 これらの部品には、車体と台車をつなぐ役割がある。脱線した機関車では台車の「Z型けん引リンク」と呼ばれる部分の一部が垂れ下がったままとなっており、脱線現場の手前で約2・4キロにわたりレールや踏切の敷板、枕木などが損傷していた。JR北海道による昨年12月の検査ではレール幅は基準以内で、事故前日の目視点検でも異常はなかった。

 このため鉄道事故調査官が今後、台車からの部品の脱落と脱線の関連を調べる方針。

 鉄道事故調査官3人は24日、脱線した機関車や現場付近のレールの損傷具合を詳しく調べたほか、貨物列車の男性運転士らから聞き取りを実施した。機関車は札幌市内の施設に移されており、25日も調査が続く見通し。

 現場では、復旧に向けて23日夜から枕木交換などの作業が続き、24日午後5時過ぎに運行を再開。午後6時半ごろに札幌発函館行きの臨時特急列車が通過した。25日は始発から通常通りの運行となる予定。

 貨物列車の脱線を巡っては、2012年4月にJR江差線(当時)であった事故でも、車両のブレーキの部品が落ちていた。


室蘭本線で貨物列車脱線 運転再開
レスキューナウニュース 2/24(金) 17:00配信

昨日、洞爺~有珠駅間で発生した貨物列車脱線事故の影響で、室蘭本線は長万部~長和駅間の運転を見合わせていましたが、特急列車・普通列車ともに運転を再開しました。なお、明日25日は始発から平常通り運行する予定です。

■2012年以降、JR北海道での脱線事故による運転見合わせの配信事例(★は貨物列車)
2012年2月16日★石勝線・東追分駅構内
2012年2月29日 函館本線・八雲駅構内
2012年3月 7日 留萌本線・箸別~増毛駅間
2012年4月26日★江差線(津軽海峡線)・泉沢~釜谷駅間
2012年9月11日★江差線(津軽海峡線)・泉沢~釜谷駅間
2013年8月17日★函館本線・山越~八雲駅間
2013年9月19日★函館本線・大沼駅構内
2014年6月22日★江差線(津軽海峡線)・札苅駅構内
2015年5月29日★根室本線・新富士駅構内


JR貨物脱線、2・5キロ前からレール破損
読売新聞 2/24(金) 12:53配信

 JR室蘭線で23日未明に起きた貨物列車の脱線事故では、現場の約2・5キロ手前から、レールなどの鉄道設備が破損していた。

 国の運輸安全委員会は現地調査を開始。JR北海道本社(札幌市)でも2回にわたって緊急の記者会見が開かれるなど、緊迫した雰囲気に包まれた。

 ■枕木175本損傷

 「列車事故を起こさないため様々な対応をしてきたが、このような事故が起き大変申し訳ない。原因を究明し、しっかり対応したい」。同日午後6時からJR北本社で始まった記者会見。西野史尚副社長は苦渋の表情で深々と頭を下げた。

 西野副社長によると、最初に傷が見つかったのは、貨物列車の先頭から約2・5キロ離れた地点の部品だった。ここから現場に向かって約50メートル進んだ踏切付近では、左のレールに縦5ミリ、横1センチ、深さ1ミリの傷が確認された。この辺りを通過した際、運転士は異音を聞いた。同様の傷は2・4メートル間隔で現場まで続いていた。


<JR室蘭線>貨物列車の脱線、運転士が異音気付く
毎日新聞 2/23(木) 22:01配信

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脱線した1両目の車体を中心に調査する鉄道事故調査官ら=北海道洞爺湖町で2017年2月23日午後1時40分ごろ、横尾誠治撮影

 23日午前4時ごろ、北海道洞爺(とうや)湖町のJR室蘭線北入江信号場構内で、隅田川駅(東京都)発札幌貨物ターミナル行きの貨物列車(19両編成)が脱線した。現場は室蘭線洞爺-有珠間の左カーブで、状況から停止位置の約2.4キロ手前で脱線していた可能性もある。同路線は本州と道内各地を結ぶ貨物輸送の大動脈で、国の運輸安全委員会が事故原因の調査を始めた。

 JR北海道によると、洞爺駅を出発後間もなく、50代の男性運転士が異音を感じた。しばらく走行したものの、断続的に異音がするため停車・確認したところ、2両連結の機関車の先頭車両の車輪6軸のうち、後方2軸の車輪が数十センチ脱線していた。運転士にけがはなかった。

 停止位置の約2.4キロ手前からはレールに2.4メートルの間隔で傷(直径約1センチ)があり、踏切4カ所の敷板やレール、枕木175本、自動列車停止装置(ATS)関連機器が損傷していた。このため、約2.4キロ手前から脱線し、車輪がぶつかって損傷した可能性もあるという。

 JR貨物北海道支社によると、脱線した機関車の台車には破損やゆがみがあり、一部の部品は外れかけていた。同社は脱線の前から破損やゆがみがあった可能性もあるとみて、脱線との因果関係を調べている。

 現場付近は昨年12月2日、検測車でレール幅を検査。今月15日と脱線前日の22日に社員が目視点検し、いずれも異常は確認されなかった。脱線の9~42分前に通過した上下貨物列車は異常がなく、脱線当時の線路上に積雪や着氷、人為的ないたずらと見られる痕跡もなかったという。

 この事故で、室蘭線はこの日、長和-長万部駅間の上下線で終日運転を見合わせ、札幌と函館を結ぶスーパー北斗など特急24本を含む計44本が運休した。JR北は伊達紋別-長万部間で代行バスを運行して対応した。先頭車両は運輸安全委の調査後に撤去するため、24日も運休が続く見通し。

 線路を管理するJR北の西野史尚副社長は記者会見し、「大変なご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわびしたい」と謝罪した。【野原寛史】

 ◇JR北海道管内の最近の主な事故◇

2011年 5月 占冠村の石勝線第1ニニウトンネルで、特急スーパーおおぞらが脱線・炎上し、79人が負傷

  12年 4月 木古内町の江差線で貨物列車の一部が脱線。脱線後約1.8キロ走行し、線路に戻る

      9月 木古内町の江差線で貨物列車の一部が脱線

  13年 7月 八雲町の函館線で走行中の特急北斗から出火し、緊急停止。けが人はなし

      9月 七飯町の函館線大沼駅構内で貨物列車の貨車4両が脱線。その後、レール幅の異常放置や検査記録改ざんが発覚し、事件に発展

  14年 6月 木古内町の江差線で貨物列車が脱線

  15年 4月 青函トンネルを走行中の特急スーパー白鳥から煙が上がり、緊急停車。乗客124人が5時間以上かけて地上に避難

     12月 旭川市の函館線嵐山トンネルで火災が発生し、架線などが焼けた

  16年 4月 青函トンネルを走行中の北海道新幹線が緊急停止。線路内に金属片が落下したのが原因


JR室蘭線で脱線 特急など運休
ホウドウキョク 2/23(木) 15:19配信

貨物列車が脱線し、特急列車など44本が運休するなど、影響が広がっている。
貨物列車が脱線したのは、北海道のJR室蘭線で、洞爺駅から有珠駅の間。
23日午前4時ごろ、札幌方面に向かっていた貨物列車の運転士が、異音がしたため、停車して点検したところ、先頭車両の機関車の車輪が、進行方向の右側に、数十cm脱線していた。
けが人はいなかった。
現場で、枕木が破損しているのが見つかったが、脱線の原因はわかっていない。
また、この影響で、特急列車など44本が運休した。
運輸安全委員会の調査官も道内入りし、調査にあたる方針。

北海道文化放送/FNN


<室蘭線脱線>特急など44本運休「運転再開には時間」
毎日新聞 2/23(木) 13:38配信

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先頭の機関車後部が脱輪して立ち往生した貨物列車=北海道洞爺湖町で

 23日午前4時ごろ、北海道洞爺湖(とうやこ)町のJR室蘭線洞爺-有珠間の北入江信号場構内で、隅田川(東京都)発札幌貨物ターミナル(札幌市)行き貨物列車(19両編成)先頭の機関車が脱線した。乗員は運転士1人で、けがはなかった。国の運輸安全委員会は鉄道事故調査官を派遣し事故原因を調べる。

 JR北海道などによると、現場は緩やかな左カーブ。運転士が洞爺駅を出て間もなく異音を感じ、しばらくそのまま走ったが異音が続くため停車した。脱線したのは2両連結した機関車の前方車両で、車輪6軸のうち後方2軸の車輪が線路右側に数十センチずれていた。停車地点の手前約2キロの区間で踏切の敷板などに損傷が見つかり、脱線した車輪が当たった可能性がある。

 現場付近は昨年11月30日に検測車でレール幅を検査し、脱線前日には目視で点検したが、いずれも異常は確認されなかった。

 事故の影響でJR室蘭線は、伊達紋別-長万部駅間の上下線で運転を見合わせた。23日午前10時時点で、札幌と函館を結ぶ特急スーパー北斗など44本の運休が決まり、JR北は「運転再開には時間を要する」としている。同線は、本州と道内各地を結ぶ貨物輸送の大動脈。

 JR北では、脱線事故が相次いでいる。2011年5月、占冠(しむかっぷ)村の石勝線で特急スーパーおおぞら(6両編成)が脱線してトンネル内で炎上し79人が負傷した。

 13年9月には、七飯(ななえ)町の函館線大沼駅構内で18両編成の貨物列車の6~9両目が脱線。同社の保線職員が基準値を上回るレールの異常を放置していたことや、レール検査データの改ざんが全社規模で常態化していたことが発覚した。【横尾誠治、三沢邦彦、野原寛史】


JR貨物の列車脱線=特急運休、けが人なし―北海道
時事通信 2/23(木) 12:40配信

 23日午前4時ごろ、北海道洞爺湖町のJR室蘭線で、洞爺―有珠間を走行中のJR貨物の貨物列車(19両編成)の先頭車両が脱線した、と運転士からJR北海道の指令センターに連絡があった。

 けが人はなかった。

 この事故でJR室蘭線の長和―長万部間が上下線とも運転を見合わせ、札幌と函館を結ぶ特急列車24本を終日運休とした。運輸安全委員会が事故調査官3人を派遣し原因を調べている。

 JR貨物によると、運転士は現場から約2キロ手前の地点で異音を感知。音はいったん消えたが、再び聞こえたため停止し目視したところ、先頭の機関車後部にある四つの車輪が進行方向右側に30~50センチ外れていた。


<JR室蘭線>伊達紋別-長万部で運転見合わせ 再開に時間
毎日新聞 2/23(木) 7:41配信

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先頭の機関車後部が脱輪して立ち往生した貨物列車=北海道洞爺湖町で

 23日午前4時ごろ、北海道洞爺湖町のJR室蘭線の洞爺-有珠間で、隅田川(東京都)発札幌貨物ターミナル(札幌市)貨物列車(19両編成)先頭の機関車が脱線した。乗員は運転士1人で、けがはなかった。

 JR北海道によると、現場は北入江信号所付近。運転士が洞爺駅を発車後、車両に異常を感じて停車し確認したところ、機関車の車輪が進行方向の右側に十数センチ脱線していたという。

 この影響でJR室蘭線は、伊達紋別-長万部駅間の上下線で運転を見合わせている。同日午前7時半時点で、札幌と函館を結ぶ特急スーパー北斗など特急を中心に30本の運休が決まり、同社は「運転再開には大幅に時間を要する」と見ている。【三沢邦彦】


貨物列車の先頭車両脱線、特急など運休…北海道
読売新聞 2/23(木) 7:12配信

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脱線した貨物列車(23日午前、北海道洞爺湖町で)=清水健司撮影

 23日午前4時頃、JR室蘭線の洞爺駅(北海道洞爺湖町)―有珠駅(同伊達市)間を走行中の貨物列車(19両編成)の運転士から、JR北海道の指令センターに「機関車が脱線した」と連絡があった。

 けが人はいなかった。国の運輸安全委員会は、鉄道事故調査官3人を現地に派遣し、調査を始めた。

 JR北によると、先頭の機関車の後部にある車輪二つが進行方向の右側に脱線した。事故の影響で、室蘭線は長和―長万部(おしゃまんべ)間で運転を見合わせたほか、札幌―函館間の特急「スーパー北斗」など40本以上が運休した。


<JR室蘭線>貨物列車が脱線 けが人なし
毎日新聞 2/23(木) 6:26配信

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脱輪した先頭機関車の後部付近を調べるJR関係者=北海道洞爺湖町で

 23日午前4時ごろ、JR室蘭線の洞爺-有珠駅間で、隅田川(東京都)発札幌貨物ターミナル(札幌市)の貨物列車(19両編成、運転士1人)の先頭車両が脱線した。運転士にけがはなかった。

 JR北海道によると、運転士が洞爺駅を発車後、車両に異常を感じ、停車して調べたところ、先頭機関車部分の車輪が脱線していたという。この影響で室蘭線は伊達紋別-長万部駅間の上下線で運転を見合わせている。JR北によると、「運転再開には大幅に時間を要する」としている。【三沢邦彦】


室蘭本線で貨物列車脱線 一部区間で終日運転見合わせ(23日10時半現在)
レスキューナウニュース 2/23(木) 6:00配信

洞爺~有珠駅間で発生した貨物列車脱線事故の影響で、室蘭本線は終日、長万部~長和駅間の運転を見合わせます。
この影響で、函館~新函館北斗~札幌駅を結ぶ、特急スーパー北斗号・北斗号は全列車が運休となります。

■2012年以降、JR北海道での脱線事故による運転見合わせの配信事例

2012年2月16日 石勝線 貨物列車脱線事故 東追分駅構内
2012年2月29日 函館本線 脱線事故 八雲駅構内
2012年3月7日 留萌本線 脱線事故 箸別~増毛駅間
2012年4月26日 江差線(津軽海峡線) 貨物列車脱線事故 泉沢~釜谷駅間
2012年9月11日 江差線(津軽海峡線) 貨物列車脱線事故 泉沢~釜谷駅間
2013年8月17日 函館本線 貨物列車脱線事故 山越~八雲駅間
2013年9月19日 函館本線 貨物列車脱線事故 大沼駅構内
2014年6月22日 江差線(津軽海峡線) 貨物列車脱線事故 札苅駅構内
2015年5月29日 根室本線 貨物列車脱線事故 新富士駅構内

2017年2月13日 (月)

777・787・A350等、航空機一般の話題・46

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:ボーイング:初の欧州製造拠点を英国に設立へ-社内の部品製造強化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ルフトハンザの成田運休、NAA夏目社長「事実上の撤退、残念」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東レ新工場、本格稼働 能美市、旅客機向け素材生産 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ボーイング787-10」ロールアウト 伸びやかな機体を披露 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:カンタス航空、成田へ767F貨物便 24日にチャーター便着 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、羽田-クアラルンプールに787-9 7月末から、プレエコ新設 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ氏、ボーイングFA18スーパーホーネットの大型発注示唆 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍晋三首相、F35値下げでトランプ氏に感謝 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプでかすむ航空機産業「日米トモダチ作戦」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F35値下げで安倍首相が感謝=米大統領 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、787-10お披露目 ANAも発注 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「米国製を買って、米国人雇え」トランプ氏 ボーイング工場で演説 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<トランプ大統領>ボーイング工場で絶賛 実は海外部品7割 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空自パイロットがF35初操縦 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空自パイロット、F35初飛行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空自パイロット、F35初飛行=ステルス機、訓練先米国で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東レの新工場、21日本格稼働 旅客機向け複合材生産 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F35、さらに15%値下げ=1機96億円以下に―米国防総省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:飛行機を「鷹の目」で点検 ANAがドローン使った実証実験 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:航空機の生産効率をグーンとアップさせた川崎重工の実力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバス、A380飛行試験機を寄贈 仏博物館に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ボーイング787-10」2月17日に初号機ロールアウト 米ノース・チャールストンにて - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリの博物館に超大型機A380寄贈、来年から展示へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、ボーイング787を「ドローンで機体点検」 検証画像を公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、ドローンで被雷点検 伊丹で787使い検証 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANAの787初号機、通常塗装へ 伊丹に到着、15日から再塗装 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA ボーイング 787-8初号機「JA801A」のドローン「AS-MC-02P」空撮映像 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、ドローンを活用した機体整備点検作業のデモンストレーションを公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、ボーイング 787-8初号機「JA801A」の特別塗装をリペイントへ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JAL767機長、A350シミュレーター体験 「コツつかめば操縦しやすい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本の航空機産業がシンガポールから学ぶべきこと - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川崎重工、「777X」向け新工場で6月から部品生産 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川重、最新鋭機の新工場完成 米ボーイング777Xの胴体製造 愛知 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川崎重工、777X向け新工場完成 6月稼働へ - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

ボーイング:初の欧州製造拠点を英国に設立へ-社内の部品製造強化
Bloomberg 2/24(金) 21:27配信

米航空機メーカーのボーイングは、同社として欧州初となる製造拠点を英国・イングランド北部のシェフィールドに建設する計画を明らかにした。欧州連合(EU)離脱準備を進める英製造業に信任票を投じる格好だ。

同工場は2000万ポンド(約2820億円)を投じて建設され、主力短距離機「737」と広胴機「777」向けに、フラップを駆動させるアクチュエーション・システム関連の部品を供給する。

ボーイングは24日の発表資料で、生産性向上と品質管理の強化、サプライチェーン費用の削減を目指し、アクチュエータ関連部品の社内製造を増強する計画を進めるものだと説明。シェフィールドでは当初30人雇用し、来年から採用活動を始める。

原題:Boeing to Open Its First European Plant -- in Post-Brexit U.K.(抜粋)


ルフトハンザの成田運休、NAA夏目社長「事実上の撤退、残念」
Aviation Wire 2/23(木) 19:01配信

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成田への運航を継続するスイス インターナショナル エアラインズ(手前)と運休中のルフトハンザ=16年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 成田国際空港会社(NAA)の夏目誠社長は2月23日、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)のフランクフルト線運休について、「事実上の撤退となったことは大変残念」と述べ、運航再開については「情報を持ち合わせていない」とした。

 ルフトハンザは需給調整により、成田への唯一の自社運航路線だったフランクフルト線を、1月10日の成田発便から暫定運休。3月26日から始まる2017年夏ダイヤでも運休を決定し、冬ダイヤ以降の運航再開は未定となっている。

 現在は羽田にフランクフルトとミュンヘンから2路線を運航している。羽田へ乗り入れる場合、成田からも同じ国へ向かう便を残すという紳士協定、いわゆる“成田縛り”の例外を国土交通省航空局(JCAB)から受けている。

 夏目社長は「1978年5月の開港以来、ルフトハンザ運航していただいた」と述べ、「1月9日の運航を最後に、自社運航便が事実上の撤退となったことは大変残念だと思っている」としながらも、引き続きルフトハンザ側に働きかけていく意向を示した。

 冬ダイヤ以降での運航再開については、「情報を持ち合わせていない。聞いていない」と述べるに留めた。

 ルフトハンザのドナルド・ブンケンブルク日本支社長は、2017年冬ダイヤ以降の成田便について、「冬ダイヤのステータスは現在、『評価中』となっている」とし、「仮に冬以降も成田便を再開しないと判断したとすると、例外の適用を再度申請しなければならない」と述べている。さらに「羽田と成田に同時就航したため、座席数の余剰が発生した」と続け、「このことから、1月での暫定運休を判断した」と理解を求めている。

 成田からのドイツ路線は日系航空各社による2路線のみで、日本航空(JAL/JL、9201)がフランクフルト線を、全日本空輸(ANA/NH)がデュッセルドルフ線を1日1往復ずつ運航している。ルフトハンザはANAが運航するデュッセルドルフ線でコードシェア(共同運航)を実施している。

 ルフトハンザは自社便での運航を休止しているが、グループ会社のスイス インターナショナル エアラインズ(SWR/LX)が、チューリッヒ-成田線を1日1往復運航している。

 ルフトハンザはフランクフルト-成田線を週3往復、エアバスA340-300型機(251-298席)で運航していた。一方の羽田路線は、フランクフルトから1日1往復をボーイング747-8型機(340-364席)で、ミュンヘンから週5往復をA340-600(281-297席)で運航している。


東レ新工場、本格稼働 能美市、旅客機向け素材生産
北國新聞社 2/21(火) 15:39配信

 東レは21日、能美市の石川工場で、テープ状の炭素繊維複合材「スリットテープ」を生産する新工場を本格稼働した。米ボーイング社の旅客機「787」向け素材を生産する。東レが国内にスリットテープの生産設備を設けるのは初めてで、米国内の既存工場と合わせ、安定的な供給体制を構築する。

 スリットテープは炭素繊維複合材を細く裁断した素材で、ボーイング787の胴体に使用される。東レは今後、川崎重工業を通じて順次供給を始める。

 21日はスタート式と祝賀会が行われ、須賀康雄常務複合材料事業本部長や薬師寺一幸石川工場長、谷本正憲知事、酒井悌次郎能美市長らが出席した。


「ボーイング787-10」ロールアウト 伸びやかな機体を披露
sorae.jp 2/21(火) 13:02配信

78710
「ボーイング787-10」ロールアウト 伸びやかな機体を披露

ボーイングは2月17日、ボーイング787のなかでも最も全長の長い「ボーイング787-10」のロールアウトを米サウスカロライナ州のノース・チャールトンにて行いました。
 
ドリームライナーの愛称でもおなじみボーイング787ですが、その胴体延長型となるボーイング787-10は最大の搭乗人数、そして省エネ性能を達成しています。
 
長胴型となるボーイング787-9にくらべるとボーイング787-10は全長が5.5メートル長く、また2クラスの場合で330人の収容が可能。機内はさらに広くなっており、追加のバゲージなどを収容することも可能です。

ボーイング787-10の最大航行距離は1万1910kmと787-9に比べて若干短くなっていますが、競合機とくらべて10%の燃費向上、そして旧型機と比べれば25%の燃費向上を果たしています。
 
ボーイング787-10は149機のオーダーを受け付けており、ローンチカスタマーはシンガポール航空となっています。また日本のANAホールディングスも機材を3機発注しており、2019年~2020年に運用が始まる予定です。


カンタス航空、成田へ767F貨物便 24日にチャーター便着
Aviation Wire 2/20(月) 20:11配信

 カンタス航空(QFA/QF)は2月20日、成田空港へ24日に運航予定の貨物チャーター便について、最終的な運航スケジュールを明らかにした。ボーイング767-300F型貨物機を使い、成田到着は午後5時25分を予定している。

 成田行きQF7537便はシドニーを現地時間24日午前9時5分に出発し、午後5時25分着。折り返しはメルボルン行きQF7536便で、成田を24日午後8時20分に出発して、翌25日午前8時10分に到着する。

 1月に公表された運航スケジュールでは、成田行きの便名はQF7535便だったが、QF7537便に変更。到着時刻も1時間30分早まった。カンタス航空では、天候などの事情で予告なくスケジュール変更が生じる可能性があるとしている。

 カンタス航空が運航する旅客便の日本路線は、シドニー-羽田線、ブリスベン-成田線、メルボルン-成田線の3路線。羽田線はボーイング747-400型機、成田2路線はエアバスA330-300型で運航している。


ANA、羽田-クアラルンプールに787-9 7月末から、プレエコ新設
Aviation Wire 2/20(月) 11:41配信

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羽田-クアラルンプール線に就航するANAの787-9=16年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)は、羽田-クアラルンプール線にボーイング787-9型機を7月31日から投入する。現在の787-8から大型化し、プレミアムエコノミークラスを設定する。

 787-9を投入するのは、1日1往復運航している羽田-クアラルンプール線NH885/NH886便。座席数は中距離国際線仕様の246席で、ビジネス40席、プレミアムエコノミー14席、エコノミー192席の3クラス構成となる。

 現在の機材は787-8の中距離国際線仕様機で、座席数は2クラス240席(ビジネス42席、エコノミー198席)。787-9への機材変更で座席数は6席増にとどまるが、プレミアムエコノミークラスが新設されることで、客単価引き上げや、マイレージサービスの上級会員向けにエコノミークラスからのアップグレードサービスを提供できるようになる。

 ANAは2004年4月26日、ローンチカスタマーとして787を50機購入すると決定。標準型の787-8を36機、長胴型の787-9を44機、超長胴型となる787-10を3機の計83機を発注済みで、787の発注数としては世界最多となっている。

 ANAは2015年9月、成田からクアラルンプールへの直行便を開設し、13年ぶりに乗り入れを再開。成田からは2002年1月14日まで、バンコク経由で運航していた。羽田-クアラルンプール線は、2016年10月30日に深夜便として開設した。


トランプ氏、ボーイングFA18スーパーホーネットの大型発注示唆
Bloomberg 2/20(月) 8:07配信

トランプ米大統領は17日、米ボーイングの戦闘機FA18スーパーホーネットの大型発注を示唆した。サウスカロライナ州のボーイング施設を訪れた機会を利用して、米軍の最新鋭戦闘機F35を製造する米ロッキード・マーチンにコスト削減を促した。

ボーイングの787(ドリームライナー)新型機公開イベントで、トランプ大統領は「われわれは真剣に大型発注を検討している。そうなる可能性があると思う」と述べた。

米国防総省は生産と並行して開発を続けているロッキードF35と、1990年代に設計されたスーパーホーネットとの性能比較を進めている。トランプ大統領はコスト超過と納入遅れでF35を批判しており、スーパーホーネットの価格が相対的に安いことを理由にF35の一部を代替する可能性を示唆した。

トランプ大統領は「価格が下がらなければ」代替するだろうと記者団に発言。「F18は素晴らしい戦闘機であり、これにステルスの性能が加わる」と語った。

原題:Trump, With Praise for Boeing CEO, Hints at Big Fighter-Jet Deal(抜粋)


安倍晋三首相、F35値下げでトランプ氏に感謝
産経新聞 2/19(日) 20:57配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は18日、南部フロリダ州メルボルンでの演説で、米ロッキード・マーチン社製の最新鋭ステルス戦闘機F35を値下げしたことについて安倍晋三首相から感謝されたことを明らかにした。

 トランプ氏によると、今月上旬の日米首脳会談で安倍首相からいきなり「ありがとう」と言われ、「何のことだ」と聞いたところ、「F35で何百万ドルも節約してくれた」と答えたという。

 F35について、トランプ氏はかねてから開発・製造コストの高騰を問題視し、ロッキード・マーチン社側と価格引き下げを交渉。国防総省は3日、日本の航空自衛隊向けの4機を含む90機分のF35の調達費用に関し、ロッキードが7億2800万ドル値下げすると発表した。

 トランプ氏は「私は同盟国の分もまとめて交渉した。メディアは決して私に感謝しないが、日本は感謝している」と述べた。


トランプでかすむ航空機産業「日米トモダチ作戦」
ニュースイッチ 2/19(日) 12:10配信

「ボーイングの雇用を減らしている」という論理に飛躍すると厄介に
 米ボーイングは17日にサウスカロライナ州の自社工場で、中型機「787」の3機種目となる「787―10」のロールアウト(完成披露)式典を開いた。トランプ大統領ら政府要人も出席。ボーイングのデニス・ミュイレンバーグ最高経営責任者(CEO)はプレスリリースで、「この場所はあと数年で、近代的な航空機生産工場に様変わりする。787を世界中に届け、数千人の雇用を作り出す」と高らかに宣言し、米国内での雇用増を重視するトランプ大統領に寄り添う姿勢を見せた。

<「787が米国内に新たな雇用を生み出す」>

 ボーイングは西海岸のワシントン州に主力工場を置く。ただ、787の二つ目の組立工場として、南東部サウスカロライナ州にも09年に進出を決定。17日にロールアウトした「787―10」は、サウスカロライナ州の工場だけで生産される予定だ。このこともあり、式典では「787が米国内に新たな雇用を生み出す」という点ばかりが強調された。

 ただ、皮肉にも「787」は歴史上、ボーイングが最もアウトソーシング(外部調達)を進めた機種だ。ボーイングは機体構造のうち約35%を日本企業と共同開発し、生産を委託。金属に代わる機体の主要材料として、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を重量ベースで全体の約半分に採用し、炭素繊維は日本の東レから調達している。

 ボーイング幹部は、日本で787を説明する時には必ずと言っていいほど「メード・ウィズ・ジャパン」と持ち上げる。主翼は三菱重工業、前部胴体などを川崎重工業、中央翼を富士重工業が製造し、いずれも名古屋地区の工場から米国に空輸で送っている。このほかボーイングはイタリアの企業にも胴体や尾翼の生産を任せている。

 787を最初に発注したのも日本の全日本空輸(ANA)だ。2011年に初号機を受け取り、大々的なPRを展開したことは記憶に新しい。

 初期型のANA向け787は機体前方に大きく「787」の文字を描き、日本における知名度向上に一役買った。バッテリー問題で一時期は運用停止していたことがあったものの、「メード・ウィズ・ジャパン」の787は、間違いなくボーイングの主力機種の一つとして世界中を飛び回っている。

<日本の航空機産業は踊り場に>

 トランプ大統領の就任より少し前から、日本の航空宇宙産業は踊り場にさしかかっていた。日本航空宇宙工業会が2016年11月にまとめた業界大手25社の生産や輸出の見通しによると、16年度の生産額は1兆7643億円と、09年度以来7年ぶりに前年を下回る見通しだ。

 ボーイングは大型機「777」を17年から減産すると発表しており、生産数は従来の月8・3機(年100機)から月7機に減る。加えて、海外報道によれば17年8月からはさらに「月5機」に減らす計画だという。

 ボーイングは20年の就航をめどに777の新型機種を開発しており、既に航空会社からの受注の多くは新型機に移行している。開発が完了するまでの間、現行機種の生産ペースは徐々に落とし、生産をつなぎとめる考えだ。

 日本の重工メーカーは対応に追われる。三菱重工の宮永俊一社長は2月2日、2016年4―12月期の決算発表の席で「777の仕事が落ちていくことははっきりしている」と話し、主力工場を構える名古屋地区の生産再編などを進める考えを示した。

 一方、川崎重工の富田健司常務は1月31日の決算発表会見で、「777の減産や円高で航空宇宙部門の16年度売上高は減るが、生産性向上に伴うコストダウンが寄与する」とし、同部門の営業利益見通しを引き上げた。

 2016年10月、愛知県半田市に777の次世代機向けの新工場を完成した富士重工。航空宇宙部門を率いる永野尚専務執行役員は16年夏、日刊工業新聞の取材に「需要の谷間だが、この期間は歯を食いしばるしかない」と述べている。

ボーイングとトランプの距離は?
 ここ数年、日本の各社の売上高増を引っ張ってきた777の減産に加え、787でも「メード・ウィズ・ジャパン」がかすんできている。ボーイングは米国を代表する製造業のひとつであり、トランプ大統領が誕生した現在では雇用に対する社会的な責任も一段と増している。

 そうした中、今後懸念されるのは日本からの航空機部品輸入に対するボーイングのスタンスの変化だ。トランプ氏は昨年12月、大統領就任を前にツイッターで、政府専用機「エアフォース・ワン」(ボーイング747型機)のコストが高すぎると批判し、発注をキャンセルするとした。

 12月下旬にトランプ氏と会談したボーイングのミュイレンバーグCEOは値下げ交渉に応じる姿勢を見せたことが現地報道で伝えられている。
 
 先にも示した日本航空宇宙工業会のまとめでは、日本の航空宇宙産業の輸出比率(輸出額/生産額)は約6割にもなる。その多くはボーイング向けの機体製造だ。欧州エアバス向けの取引が少ない日本の航空機産業は、ボーイングに大きく依存する。

 トランプ大統領の前にすっかりしぼんでしまった「メード・ウィズ・ジャパン」の標語だが、それがトランプ向けのパフォーマンスにとどまるのか、はたまたボーイングが実際の部品調達でも「アメリカ・ファースト」を強めるのか。日本の業界関係者は固唾をのんで推移を見守っている。

<解説>
 トランプ氏はこれまで大企業の投資や輸入車など目立つものを批判している。それに比べれば航空機部品の日本からの輸入が多いことは大統領にとって現在は重要ではないかもしれない。それが「ボーイングの雇用を減らしている」という論理に飛躍すると厄介になる。

 トヨタ自動車はトランプ氏に批判された際に米国への雇用貢献をアピールする方法をとったが、航空機部品の輸出の場合はそれができない。だとすれば日本の技術がボーイングを支え、業績を助けている、等の言い方が必要になる。ボーイングが米国第一に過剰反応しないことを願う。


F35値下げで安倍首相が感謝=米大統領
時事通信 2/19(日) 10:17配信

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は18日、先の日米首脳会談で、日本も配備する最新鋭ステルス戦闘機F35の値下げについて安倍晋三首相から感謝されたと明らかにした。

 フロリダ州での集会演説で触れた。

 大統領は「安倍首相が訪れた際に『ありがとう』と言ったので、『何のことか』と聞いたら、F35で何百万ドルも節約してくれたということだった」と述べた。「メディアが決して感謝しないのは分かっているが、日本は感謝している」とも語った。

 米英など9カ国が共同開発したF35について、トランプ大統領は就任前、「コストは制御不能になっている」と主張。就任後に製造元のロッキード・マーチン社とコスト削減で合意した。


ボーイング、787-10お披露目 ANAも発注
Aviation Wire 2/18(土) 13:41配信

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ノースチャールストン工場でお披露目された787-10(ボーイング提供)

 ボーイングは現地時間2月17日、787型機では全長がもっとも長い超長胴型「787-10」の初号機(登録番号N528ZC)を、米サウスカロライナ州のノースチャールストン工場でお披露目した。式典にはドナルド・トランプ大統領らが招かれた。今後数週間で初飛行する見通し。

【787-10の写真を見る】

 787-10は、標準型の787-8、長胴型の787-9に続く787ファミリーで3機種目となる機体で、全長は787-9と比べて5.5メートル長い68.3メートルと、3機種のうち最長となる。前部胴体は約13メートルで、787-9と比べて3メートル長く、約7メートルの787-8と比べると約2倍。中胴も787-9と比べ、3メートル長い。

 ボーイングは、787-9の胴体をそのまま延長することから、効率性と共通性の高さをアピール。設計と部品の95%は787-9と同一で、製造上の複雑さやコスト、リスクが生産システム全体で軽減され、航空会社に運航上のメリットをもたらすという。

 標準座席数は2クラスの場合、787-9より40席多い330席。航続距離は1万1910km(6430海里)で、双通路機(ワイドボディー機)により運航されている路線の90%以上をカバーできる。置き換え対象となる航空機と比べて燃費が25%以上向上し、次世代の競合機と比較しても10%以上優れているとしている。

 787の生産ラインは、ワシントン州シアトルのエバレットと、ノースチャールストンの2カ所あり、787-10はすべてノースチャールストンで製造。初号機の引き渡しは、当初計画通りの2018年を予定している。

 787の受注機数は、1月末時点で3機種合わせて1202機。内訳は787-9が635機でもっとも多く、787-8が418機、787-10が149機。787-10を発注した9顧客のうち、日本の航空会社では全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が3機発注している。ANAは2019年度から2020年度にかけて受領し、全機を国内線に投入する。

 また、すでに30機発注済みのシンガポール航空(SIA/SQ)が、2月9日に19機を追加発注している。


「米国製を買って、米国人雇え」トランプ氏 ボーイング工場で演説
AFP=時事 2/18(土) 12:53配信

【AFP=時事】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は17日、米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)の旅客機「787ドリームライナー(787 Dreamliner)」の最新型の公開に合わせてサウスカロライナ(South Carolina)州にある同社工場を視察し、演説で「米国製品を買って米国人を雇え。これがわれわれのスローガンだ」と呼び掛けた。

 トランプ大統領は、米国企業が生産拠点を国外に移転することを阻止し、貿易で「不正行為」を働いている国を追及するとした公約に改めて言及。歓声を上げる聴衆に「われわれが欲しいのは、米国人の手によって米国で作られた製品だ」と述べた。

 さらにトランプ氏は「わが国の中で製造することがもっと簡単でなければならないし、国外へ出ていくことをもっと難しくしなければならない。企業にはわが国から出て行ってほしくない」「そんなことは二度と起こさせない。信じてほしい。もしも企業が従業員を解雇し、他の国へ行くというならば、非常に重いペナルティーが科されるだろう」と述べた。

 また、法人税を削減する公約についても、改めて「雇用に打撃を与える規制を大幅に緩和する」意向を明らかにした。

 ボーイングは米南部に位置する同州で7500人の従業員を雇用しており、787ドリームライナーを製造しているこのボーイング・サウスカロライナ工場にはうち2828人が勤務している。同工場の従業員に対し、国際機械整備士・航空宇宙産業労働組合(IAMAW)は労組結成を打診していたが、今月14日、全従業員の74%に上る圧倒的多数が反対票を投じてこの提案を却下した。

 米南部では昔から労組結成に反対する風潮が根強く、欧州や日本の自動車メーカーが工場を進出させる要因となっている。【翻訳編集】 AFPBB News


<トランプ大統領>ボーイング工場で絶賛 実は海外部品7割
毎日新聞 2/18(土) 11:16配信

 ◇787旅客機を「夢を実現した」旅客機と

 【ワシントン会川晴之】トランプ米大統領は17日、米南部サウスカロライナ州ノースチャールストンにあるボーイングの旅客機工場を視察した。日本でも就航する中型旅客機ボーイング787ドリームライナーを前に「米国人労働者が、米国の工場で、米国製の製品を造ることを望んでいる」と訴え、787旅客機を「夢を実現した」旅客機と絶賛した。

 だが787は、日本のほか英仏伊などが参加した国際共同開発機。海外製部品の割合は7割近くに達する。中でも日本は35%を担当。三菱重工業、川崎重工業、富士重工業の3社が主翼、胴体パネルなどを担当する。

 またこの日、トランプ氏が「カーボンファイバーを使っているんだ!」と褒めたように、世界で初めて炭素繊維複合体(日本の東レが製造)を機体の多くに使用し軽量化を実現した。

 トランプ氏は「米国製品を購入せよ! 米国人を雇用せよ!」がキャッチフレーズ。今回、その主張に最適の地を選んだはずだが、図らずも日本製など海外製品の優秀性を強調することになった。


空自パイロットがF35初操縦
時事通信 2/18(土) 9:06配信

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F35最新鋭ステルス戦闘機の航空自衛隊への配備に向けた米国での訓練で、空自パイロットが初めて操縦するF35戦闘機=7日、米アリゾナ州ルーク空軍基地(米空軍提供)


空自パイロット、F35初飛行
時事通信 2/18(土) 9:06配信

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防衛省が導入するF35最新鋭ステルス戦闘機の配備に向け、米国で訓練中の航空自衛隊のパイロットが18日までにF35を操縦し、初飛行した。写真は空自パイロットが操縦するF35=7日、アリゾナ州、米空軍提供


空自パイロット、F35初飛行=ステルス機、訓練先米国で
時事通信 2/18(土) 4:10配信

 防衛省が導入するF35最新鋭ステルス戦闘機の配備に向け、米国で訓練中の航空自衛隊のパイロットが18日までに、F35を操縦し、初飛行した。

 空自は2017年度にF35を三沢基地(青森県)に配備する。

 訓練は米アリゾナ州ルーク空軍基地で実施されており、空自の2等空佐のパイロットが今月7日(現地時間)、初飛行した。現地には空自の整備員も派遣され、訓練を受けている。


東レの新工場、21日本格稼働 旅客機向け複合材生産
北國新聞社 2/18(土) 1:44配信

 東レは21日、能美市の石川工場で、テープ状の炭素繊維複合材「スリットテープ」を生産する新工場を本格稼働する。ボーイング社の旅客機「787」向けに製造する。

 スリットテープは炭素繊維複合材を数ミリから数センチ幅に切断した素材で、航空機の胴体や翼の曲面部位などに使われる。これまで米国の子会社で加工し、日本国内の787向け需要は輸入で対応していた。日米に2つの拠点を設けることで、安定供給を図る。

 21日はスタート式が行われ、須賀康雄常務らが出席する。


F35、さらに15%値下げ=1機96億円以下に―米国防総省
時事通信 2/17(金) 14:33配信

 【ワシントン時事】米国防総省で最新鋭ステルス戦闘機F35の開発責任者を務めるボグダン空軍中将は16日、下院軍事委員会で証言し、空軍仕様のF35Aの価格が「2019会計年度(18年10月~19年9月)には、1機当たり8000万~8500万ドル(約91億~96億円)に下がるだろう」と述べた。

 最新の合意価格から最大15%強の値下げとなる。


飛行機を「鷹の目」で点検 ANAがドローン使った実証実験
J-CASTニュース 2/17(金) 13:07配信

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ドローンは10分間かけて自動飛行した(エアロセンス提供)

 無人飛行機(ドローン)の活用が航空業界にも広がってきた。全日空(ANA)は2017年2月14日、大阪・伊丹空港内の格納庫で、ドローンを使った整備の実証実験の様子を公開した。

【画像】翼の上も点検できる

 ドローンという「鷹の目」の活用で整備の効率化が見込めるといい、今後は格納庫の外での実験などを通じて実用化に向けた検証を進める。

■高所作業車より素早く点検できる

 飛行機に雷が落ちると、機体に傷やへこみができる場合がある。これまでは、飛行中に落雷があった便は、目的地に到着してから高所作業車を近づけて屋根や翼にダメージがないか確認する必要があった。落雷に限らず、点検作業にドローンを活用することで、高所作業車よりも作業時間の短縮が期待できる。その分、点検作業が原因の便の遅れを減らすことにもつながる。

 今回の実証実験は、ソニーと自動運転技術開発ベンチャー「ZMP」の合弁企業、「エアロセンス」とANAが共同で行った。ドローンは全高16.9メートルのボーイング787型機の屋根や翼の上を、秒速1メートルで約10分間かけて自動飛行した。今後は、安全性の検証や画像データの分析を進める。庄内空港(山形県)の空港ランプエリア内でも実験する。飛行機の点検や整備の方法は米ボーイング社などメーカーと調整する必要がある上、空港周辺でドローンを飛ばすには航空法上の様々な制約がある。こういった実験を通じて、実用化に向けたハードルをひとつずつクリアしていきたい考えだ。

 ANAでは

  「ドローンが社会に浸透するためのインフラ整備に関わることで、将来的な方向性を見極めながら、本格的な事業化を検討して行きたい」

と期待している。


航空機の生産効率をグーンとアップさせた川崎重工の実力
ニュースイッチ 2/17(金) 12:10配信

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民間向けヘリコプターを生産する岐阜工場

航空機のモノづくりにバイク生産のノウハウ
川崎重工業は1999年に、ブラジル航空機メーカーであるエンブラエルのリージョナルジェットの開発・生産に参画した。主翼や中央翼など主要部位を担当したが、「増産やコストダウン要求は、ビジネスとして成立しないものだった」と副社長の石川主典は振り返る。生産性と高い品質が求められる航空機部品。常識を覆す要求に、04年当時の責任者はある決断をする。

<「匠の技」から標準化へ>

 2輪車や油圧機器など、量産系に適用していた独自の生産技術「カワサキプロダクションシステム(KPS)」の導入に踏み出した。「これをやっていなかったら、今の航空宇宙カンパニーはないに等しい」。石川はこう断言する。

 ただ、量産品と航空機では生産思想が異なる。ラインで生産する量産品と、一つの場所でじっくり組み上げる航空機部品。「生産技術はまったく違うと思っていた」という石川の言葉通り、航空機部門でのKPS導入には反発もあった。

 現場で問題が発生すれば、匠(たくみ)の技でなんとかやりくりする。航空機の現場では「問題を起こさないのが良い職場」(石川)という風潮がまん延していた。

 KPSは各作業者・工程の標準時間を設定。5分から10分間隔の細かな作業時間を定め、決められた通りにこなすのが鉄則だ。安定して目標時間を短くできれば、それがチャンピオンタイムとなる。例えば、岐阜工場(岐阜県各務原市)では04年にKPSを導入。民間向けヘリコプターの組み立てで、1機当たりの工数を3分の1に減らせた。

<超円高時代は「血のにじむコスト削減」>

 石川は「KPSはものすごく体系的で、航空機部門にも大きな改善効果をもたらした」と強調。「KPS以前のやり方には、もう戻れない」と続ける。

 米ボーイングの中大型機「787」向け胴体部品の生産開始時は、1ドル=80円台の超円高時代だった。「血のにじむようなコスト削減をやった」と石川。それは地道な改善活動の積み重ねだ。ここでも、KPSが大きく貢献したことは言うまでもない。
(敬称略)

【解説】
 航空機産業のモノづくりの現場を見て回ると分かるのだが、最先端の材料や高い加工精度を実現している一方、生産技術は驚くほどローテク。

 記事にもあるように、その道何十年の「匠」を中心に、多くの人が手作業で一生懸命つくっている。量産数の少なさもあるのだろう。

 匠の技の伝承は大事だが、航空機市場の拡大を踏まえると、もっともっと生産工程は自動化・標準化できそうだ。
(日刊工業新聞名古屋支社・杉本要)


エアバス、A380飛行試験機を寄贈 仏博物館に
Aviation Wire 2/16(木) 18:03配信

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博物館への寄贈が決定したA380=16年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアバスはA380型機など、飛行試験機4機をフランス国内の博物館2カ所に寄贈する。現地時間2月14日には、トゥールーズにあるエアバスの工場から博物館のあるパリ郊外のル・ブルジェに移送した。

 寄贈するのはA380を2機、A320(製造番号MSN1、登録番号F-WWBA)とA340-600(MSN360、F-WWCA)が1機ずつ。A380はMSN2(F-WXXL)とMSN4(F-WWDD)で、14日はA380(MSN4)を移送した。

 ル・ブルジェ空港にある航空宇宙博物館に到着後、展示に向け準備を進める。一般公開は2018年となる見込み。

 残り3機は現在、トゥールーズのエアバス工場にあり、2年以内にトゥールーズのアエロスコピア航空博物館に寄贈する。


「ボーイング787-10」2月17日に初号機ロールアウト 米ノース・チャールストンにて
sorae.jp 2/16(木) 9:55配信

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「ボーイング787-10」2月17日に初号機ロールアウト 米ノース・チャールストンにて

米ボーイングは2月14日、開発を進めてきた中型ジェット機「ボーイング787-10」のロールアウトを2月17日に行うと明かしました。ロールアウトは米サウスカロライナ州のノース・チャールストンにて行われます。
 
ボーイング787の胴体延長型となる787-10は2013年6月にローンチされました。787-8、787-9、787-10のバリエーションの中で最も機体が大きく、また省エネ性能も高くなっています。
 
すでに787-10は9社の航空会社から149機が旅客機として発注されており、ANA(全日本空輸)も3機の787-10を発注しています。ANAによる787-10の導入は2019年~2020年を予定。これにより、ANAは787-8、787-9、787-10をすべて揃える航空会社となります。


パリの博物館に超大型機A380寄贈、来年から展示へ
ロイター 2/15(水) 15:35配信

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 2月14日、フランスのル・ブルジェ航空宇宙博物館に、エアバス製の超大型機A380の飛行試験機が寄贈された。来年から一般向けに展示される。写真は2009年6月撮影(2017年 ロイター/Pascal Rossignol)

[パリ 14日 ロイター] - フランスのル・ブルジェ航空宇宙博物館に14日、エアバス製の超大型機A380の飛行試験機が寄贈された。ボーイング747型機などとともに展示される。

この試験機は製造4機目のもので、2005年に2機目として実際に運行した。

エアバスが博物館に試験機を寄贈するのは初めて。同機は、展示に向けて数カ月かけて改装を行う技術者ら50人を乗せ、トゥールーズからル・ブルジェに到着。2018年に展示が始まる。

A380型機は、エコノミー仕様で最大853人の輸送が可能な世界最大級のジャンボ機。就航から10年にも満たないが、当初の期待通りの成果は得られておらず、より小型のジェット機へと需要がシフトしている。

A380型機の将来性を疑問視する声も強まっているが、エアバスは、同機にはまだ将来があるとし、展示と今後の展開の関係を否定した。


ANA、ボーイング787を「ドローンで機体点検」 検証画像を公開
sorae.jp 2/15(水) 10:36配信

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ANA、ボーイング787を「ドローンで機体点検」 検証画像を公開

ANA(全日本空輸)とエアロセンス株式会社は2月14日、ドローンを利用したボーイング787の整備点検作業のデモンストレーションを行い、その空撮画像を公開しました。
 
現在航空機の整備点検は、整備士が目視で傷や凹みを確認しています。そして今回の検証は、ドローンによる空撮と画像解析技術を利用することで整備品質の向上、さらには点検時間の短縮を目指したものです。これにより、航空便の遅延や欠航が減らせるなどのメリットが想定されています。

今回の検証は、伊丹空港に隣接するMRO Japna社の敷地で行われました。ドローンの飛行ルートはあらかじめプログラムされており、作業の効率化を目指しています。このような高所での作業は時間と危険を伴うので、ドローンの活用はまさにうってつけです。
 
またエアロセンスは、ソニーと株式会社ZMPによる合弁会社。以前には固定翼ドローンを発表しており、業務用や産業用の物流や管理ソリューションの提供を目指しています。今後は山形県庄内空港にて空港ランプエリア内で検証が続けられるとのことで、航空業界とドローン業界のパートナーシップの発展に期待が寄せられています。


ANA、ドローンで被雷点検 伊丹で787使い検証
Aviation Wire 2/15(水) 10:26配信

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ANAの787の近くを飛び立つエアロセンスのドローン=17年2月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)は2月14日、雷が落ちた部位の点検など機体の整備作業にドローンを活用する実証実験を、ソニー(6758)などが出資するエアロセンス(東京・文京区)と共同で実施した。伊丹空港の格納庫前に駐機したボーイング787-8型機(登録番号JA801A)の上をドローンが飛び、機体を撮影した。

【787の上を飛ぶドローンの写真を見る】

 機体が被雷した際にできた傷やへこみは、現在は整備士が高所作業車に乗り、目視検査している。機体の上をドローンが飛行して撮影し、エアロセンスのドローン技術を活用して画像を解析する。ドローンを活用することで検査精度と整備品質を向上させ、点検時間を短縮することで、運航便の遅延や欠航の発生を抑えるようにしていく。

 機体上空を飛ばす実証実験に先立ち、1月25日に、庄内空港のランプエリアで機体がない状態で検証。ランプエリアでドローンを飛ばす際の特性を把握した。

 14日は、ANAホールディングス(9202)が出資する整備会社MROジャパンが伊丹空港に構える格納庫で検証。787の全高とほぼ同じ地表から16メートルと20メートルの高さを、ドローンが秒速1メートルで13分間飛んだ。

 ドローンには、787の上空を飛行するルートをプログラムして自律飛行させ、搭載したカメラが機体外観を撮影した。3月にも伊丹で機体上空を飛ばして検証を進め、庄内空港での本格検証を目指す。

 今回使用したドローンは、エアロセンスの自律型マルチコプター「AS-MC-02P」。GPSや慣性センサーにより、自律飛行制御を実現している。搭載したカメラはソニー製デジタルカメラ「DSC-QX30」で、有効画素数約2040万画素の1/2.3型CMOSセンサーで撮影する。撮影した画像データは操作用ノートパソコンを介してサーバーへ送られ、データ解析が行われる。

 ANAでは今後、運用ルールやシステムを構築し、2021年以降の本格運用を目指す。ANAによると、今回は787を製造するボーイングと連携した検証ではなく、今後結果を報告し、ボーイングとドローンを使った整備のあり方を検討していくという。

 一方、機体メーカー単独の動きでは、エアバスが機体製造や整備時のドローン活用の検証を進めている。


ANAの787初号機、通常塗装へ 伊丹に到着、15日から再塗装
Aviation Wire 2/14(火) 22:40配信

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伊丹に着陸するANAの787初号機=17年2月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)は2月14日、ボーイング787-8型機の初号機(登録番号JA801A)を再塗装するため、成田空港から整備工場のある伊丹空港へフェリー(回送)した。ANAが787の機体を塗り直すのは今回が初めて。2011年の就航以来まとってきた特別塗装から、同社の通常塗装に塗り替えられる。

【787初号機の写真を見る】

 ANAは2004年4月26日、ローンチカスタマーとして787を50機購入すると決定。標準型の787-8を36機、長胴型の787-9を44機、超長胴型となる787-10を3機の計83機を発注済みで、787の発注数としては世界最多となっている。

 14日時点で、787-8は36機全機を受領済み(エバレット工場製32機、チャールストン4機)、787-9は21機が引き渡され、787-10は2019年度から納入が始まる。

 ANAの787は、初号機と2号機(登録番号JA802A)の2機が特別塗装機で、JA803AからJA824Aまでが前部胴体に「787」と大きく描いた787ロゴ塗装機。JA825A以降が通常塗装機となっている。

 初号機は2011年8月6日製造。製造番号は34488、ライン番号は0008で、エンジンはロールス・ロイス製トレント1000-A2(推力2万8940kg)を2基搭載し、同年9月25日に受領した。中距離国際線仕様機で、座席数は就航当初は264席だったが、2013年10月の改修で222席に変わり、2015年11月の改修で現在の240席(ビジネス42席、エコノミー198席)になった。

 最初の商業フライトは、世界初の787による運航便である、2011年10月26日の成田発香港行きチャーター便のNH7871便。2014年6月には、世界初となる787の重整備(Cチェック)を羽田の格納庫で実施した。

 特別塗装での最後の商業フライトは、プノンペンを2月12日夜に出発した成田行きNH818便。12日時点の総飛行時間は1万3684時間33分、総サイクル数は4932サイクルにのぼる。

 14日のフェリーフライトの成田発伊丹行きNH9041便は、午前9時54分に成田の422番スポット(駐機場)を出発。午前10時11分にA滑走路(RWY34L)から離陸した。午前11時8分に伊丹のB滑走路(RWY32L)へ着陸し、同14分に2番スポットへ到着した。

 初号機の塗装作業は、15日からANAホールディングス(9202)が出資する整備会社MROジャパンの格納庫で行われ、機体全体を塗り直す。

 全日空整備を前身とする同社は、これまでにANAの「東北FLOWER JET」(737-800、JA85AN)や、映画『スター・ウォーズ』に登場する新キャラクター「BB-8」をデザインした「BB-8 ANA JET」(777-300ER、JA789A)、「スター・ウォーズANAジェット」(767-300ER、JA604A)、創立60周年記念の「ゆめジェット」(767-300、JA8674)など、ANAの特別塗装機も手掛けている。

 MROジャパンは、2月3日に大阪航空局から787の整備や改造に必要な限定変更承認書を取得。航空法第20条第1項第4号に基づく航空機整備改造認可の限定に、787を追加した。

 ANAが787を塗り直すのは初めてで、作業は2週間程度掛かる見通し。


ANA ボーイング 787-8初号機「JA801A」のドローン「AS-MC-02P」空撮映像
Impress Watch 2/14(火) 21:46配信

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写真:Impress Watch

 ANA(全日本空輸)は2月14日、伊丹空港に隣接するMRO Japanの大阪事業所格納庫前において、ドローンを活用した機体整備点検作業の実用化に向けたデモンストレーションを実施した。

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 その模様は関連記事「ANA、ドローンを活用した機体整備点検作業のデモンストレーションを公開」を参照していただきたいが、その際に撮影された映像や写真がエアロセンスから報道向けに提供されたので、ここに掲載する。

 ドローンはエアロセンスの自立型マルチコプター「AS-MC-02P」で、ソニー製のレンズスタイルカメラ「DSC-QX30」が装着されている。全体写真がないのは飛行高さ制限があるためで、詳細は先ほどの関連記事を参照していただきたい。本記事では、ANAのボーイング 787-8初号機「JA801A」を上空から見た映像や写真を確認していただきたい。


ANA、ドローンを活用した機体整備点検作業のデモンストレーションを公開
Impress Watch 2/14(火) 20:58配信

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写真:Impress Watch

 ANA(全日本空輸)は、伊丹空港に隣接するMRO Japanの大阪事業所格納庫前において、ドローンを活用した機体整備点検作業の実用化に向けたデモンストレーションを実施し、報道陣に公開した。

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 今回のデモンストレーションは、ANAと、ドローンを利用した各種サービスを提供しているエアロセンスとの協業により実施されたもの。デモンストレーションに先立ち、ANAのデジタル・デザイン・ラボのチーフ・ディレクターである津田佳明氏から、今回のデモンストレーションの概要が説明された。

 ANAは2016年4月から、新技術活用によるイノベーション創出を推進するための組織「デジタル・デザイン・ラボ」を立ち上げており、そのなかで「バーチャルハリウッド」と呼ばれる社内提案制度から、ドローンを活用した事業の可能性を検討するプロジェクトが立ち上がったと説明。

 ANAの長年の有人旅客機オペレーションのノウハウが、ドローンインフラに貢献できるのではないかと考えており、将来顧客への新しい価値を提供することで、新たな収益事業に成長させたいという。

 現在政府は、2021年以降の本格的な商業化開始を目標として、ドローン技術の向上やインフラ整備などを進めている。そういったなかANAも、その政府が取り組んでいるスケジュールに合わせて取り組みを進めていくという。

 まず、日本無人機運航管理(JUTM)コンソーシアムに設立メンバーとして参画し、ドローンを活用した社会基盤構築に積極的に取り組んでいるという。また、BtoBやBtoCへの商業化を目指したトライアルも繰り返していく計画。さらに、ANAの業務プロセス内でのドローンの活用も検討していくという。

 今回のデモンストレーションは、ANA業務プロセス内でのドローン活用を想定したもので、飛行中に被雷した機体の点検作業に活用するという内容。飛行中に被雷した機体は、被雷による機体損傷の有無を点検し、必要なら修理をしなければ、次のフライトに入れないという。

現在の点検作業では、ゴンドラに作業員が乗り、目視で確認しているため、作業に時間がかかったり、危険な環境で作業を行なう必要があったりと、さまざまな問題がある。その作業を、ドローンを使って行なうことで、作業の短時間化や省力化につなげたいという。

 今回のデモンストレーションに先立ち、1月25日に秋田県の庄内空港において、作業車の上にドローンを飛行させて、駐機エリアでの特性を確認。そして今回、初めて実際の航空機の上にドローンを飛行させたデモンストレーションを実施することになった。

 エアロセンスの取締役CTOである佐部浩太郎氏によると、今回のデモンストレーションでは、人手による目視が困難な飛行機上面にドローンを飛行させ、写真を撮影して確認することが目的とのこと。実際に旅客機上部にドローンを飛行させて写真を撮影、画像データを加工処理し、最終的に画像の確認までが行なわれた。

 ドローンは、あらかじめ設定された飛行ルートを飛行する。飛行ルートは、航空機上部から10mほどの高さで、機体前方から後方に向かって、毎秒約1mほどの速度で左右にジグザグに移動するように設定。

 ただし空港では、制限表面と呼ばれる高さ制限が設定されており、制限表面を超える高さにドローンは進入できないため、常に制限表面以下の高度での飛行となる。そして、飛行中に航空機上面の写真が撮影される。

 現場には、操作用の端末が置かれ、端末を操作したり、風などの環境を計測したりする現場オペレータがつくことになるが、ドローンの飛行はすべて自立飛行となり、現場オペレータが操縦することはない。

 そして、撮影した写真は、飛行終了後にクラウドサーバへと転送され、画像処理が行なわれたあとに確認が可能となる。クラウドサーバでは、画像解析に合わせて、画像をつなぎ合わせて大きな1枚の画像を生成したり、3Dモデルを作成したりできるという。

 デモンストレーションに使用されたドローンは、エアロセンスの自立型マルチコプター「AS-MC-02P」。このドローンには、GPSや慣性センサーなどが搭載され、あらかじめ設定された飛行ルートを自律制御で飛行できる。

また、機体撮影用として、ドローン下部にソニー製のレンズスタイルカメラ「DSC-QX30」を装着。このカメラによって、1ピクセルあたり約2mmほどの解像度で機体を撮影できるため、細かな部分まで機体の状況をチェック可能という。

 航空機はボーイング 787型機「JA801A」。世界で初めて商用フライトに投入された、ANAのボーイング 787型初号機で、ドック入りに合わせて利用。なお、このJA801Aは、今回のドック入りで特別塗装から通常塗装へと変更される予定。

 デモンストレーションでは、ドローンを2回飛行させて検証が行なわれた。当日は比較的強い風が吹くコンディションだったが、2回ともドローンは大きく姿勢を乱すことなくスムーズに航空機上部を飛行した。

 なお、安全性を優先し、風速10mを超える風が吹いている場合には、ドローンの飛行を行なわないように設定しているという。また、ドローン自体は防滴仕様のため、多少の降雨でも問題なく飛行できるが、点検作業で利用するには高品質な写真を撮影する必要があるため、好天時のみの運用になる可能性が高いとのこと。

 今後は3月中に再度MRO Japanの大阪事業所格納庫前で今回同様に航空機上空を飛行させる計画。その後は、場所を庄内空港に移し、本格的な検証作業を開始する予定。また、ドローンを利用した機体整備点検作業を実現するには、航空機メーカーをはじめとした関係各所からの承認を受ける必要があるため、その承認に向けた各種取り組みも行なっていくという。


ANA、ボーイング 787-8初号機「JA801A」の特別塗装をリペイントへ
Impress Watch 2/14(火) 20:43配信

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写真:Impress Watch

 ANA(全日本空輸)は、ボーイング 787-8型機の初号機として納入されていた登録記号「JA801A」のリペイントを実施する。その作業のため、2月14日に大阪・伊丹空港に隣接するMRO Japanの整備場へドックインした。

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 JA801Aは、ボーイング 787-8型機のローンチカスタマーであるANAが、2011年9月25日に世界で初めて受領し、商用運航を実施した機体。2機目の導入機となる「JA802A」とともに、機体後方を青を基調に白いラインを施した(一部では“鯖”の愛称でも知られる)特別塗装機として注目を集めた機体だ。

 受領順としては3番目となった「JA805A」からトリトンブルーを用いたANAの通常塗装になったが、機体前方に「787」と大きくマーキング。この「787」ロゴも2014年1月に納入された「JA824A」までの24機(JA801A、JA802A含む)に施された。

 ANAでは今後、ブランド統一の観点からこれらの特別塗装も順次、通常のANAデザインへリペイントしていく意向で、このたび、同社のボーイング 787型機にとっても初めてのこととなるリペイント作業が、導入初号機であるJA801Aで行なわれることになった。

 JA801Aは導入直後は一時国内線で運用されたが、客室は導入時より国際線仕様となっていた。最初は264席仕様、2013年10月の客室改修で222席仕様となったのち、2015年11月からは240席(ビジネスクラス42席、エコノミークラス198席)仕様機となって現在にいたる。特別塗装機としてのJA801Aは、2月12日のNH818便(プノンペン~成田線)が最後の営業運航となった。

 2月14日に成田空港から回航(フェリーフライト)が行なわれ、11時08分に伊丹空港に着陸。いったん伊丹空港の2番スポットに駐機したあと、MRO Japanのドックへと移動した。リペイントは、そのMRO Japanで実施。作業期間は2週間程度を見ているという。

 ドックイン直前、特別塗装機としては最後のときを迎えた「JA801A」の姿を写真で紹介する。


JAL767機長、A350シミュレーター体験 「コツつかめば操縦しやすい」
Aviation Wire 2/14(火) 12:21配信

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A350のフルフライト・シミュレーター体験後、親指を立てるJALの山岡機長(左)とAATCのラルデGM=17年2月10日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 2019年にエアバスA350 XWBを導入する日本航空(JAL/JL、9201)は、エアバスがシンガポールに開設した運航乗務員の訓練施設を視察した。ボーイング767型機を運航する機長が現地を訪れ、A350 XWBのフルフライト・シミュレーター(FFS)を体験。「コツをつかめば操縦しやすい」と話した。

【A350シミュレーターの写真を見る】

◆767機長、A350体験

 JALで767を担当する山岡孝史機長(57)が、訓練施設「エアバス・アジア・トレーニング・センター(AATC)」でA350のFFSを体験した。山岡機長がこれまで操縦してきた747などのボーイング機には、操縦桿(コントロールホイール)がある。一方のA350をはじめとするエアバス機には操縦桿がなく、操縦席の脇にサイドスティックが左右各席に1本ずつ備わっている。

 FFS体験後、山岡機長は「操縦桿がないことに違和感がある」と話し、「最初はどのように操作するか分からなかった。操縦桿の感覚で右に倒したり左に倒したりすると、飛行機が暴れる」と振り返った。「ある程度の姿勢になったときに、サイドスティックから手を離し、力を抜く」ことで機体はスムーズに進むようで、「コツをつかめば操縦しやすい」とした。

 当初、違和感があった操縦桿のない操縦席は「広く感じた」ようで、「チャート表などを広げても計器類が隠されることがない」と話した。

 今回のシミュレーター操作では、ジャック・シラク氏とニコラ・サルコジ氏の2人のフランス元大統領の専属パイロットを務めた、AATCのヤン・ラルデ・ゼネラルマネージャー(GM)が教官となり、マカオから香港(RWY07)に向かうルートを飛行。山岡機長はラルデGMから指示を受け、操縦した。

 A350には、高度や速度などの情報がパイロットの正面に映し出される「ヘッドアップディスプレイ(HUD)」が備わっている。山岡機長は「HUDはJALの787にも装備されている。私自身は初めての経験」と話し、「今は前面の計機を見つつ、外の滑走路などを見ている。(HUDがあることで)外を見ながら、気象状況や滑走路の方向などを確認できる」とHUDの利便性を説明。「目線を動かすことはあまりよくない。1カ所の方向を見つつ、情報を得られるのは楽だ」とした。

 「最初に乗務したのは(1970年代の)747。計機の数が多くて、エンジン関連だけでも数十個あった」と乗務開始当初を振り返った山岡機長は、「その後、767や747-400に導入された『グラスコックピット』では、大型ディスプレイで表示した」と技術の発展を説明した。操縦中に目線を動かすこと好ましくないとし、「(グラスコックピットは)物理的に目線を動かさなくていいが、HUDはさらにそれを補ってくれる」と述べた。

◆2カ月かかるボーイング機の移行訓練

 AATCでは、ボーイング機の運航資格があるパイロットがA350などエアバス機へ移行する場合、25日程度で移行できるとしている。山岡機長によると、767から777など、ボーイング機どうしでの移行訓練には2カ月程度かかるという。「ボーイング機は手厚く訓練している」とした上で、「訓練の時間が短いのは、乗員にとっても負担が減る」とした。

 整備士は777とA350など、複数機種の整備資格を保有できるが、パイロットは1機種のみ同時限定で取得できる。JALでは767から777に移行した乗務員が、767に復帰するケースもあったようで、その場合は2カ月以上かかる復帰審査を受けなければならないという。

 山岡機長は「私は難しい機体で育った人間」とし、「今後の世代は、コンピューター化されている機体で育つ。(技術よりも)飛行管理能力などが求められるのではないか」と述べた。

◆機種ごとのコンセプト学んで

 ことし58歳の山岡機長は、自身が将来的にA350を担当する可能性について「間もなく定年を迎える」と話し、「そこで一旦、以降のキャリアをどうするか考える。健康であればやりたい」と乗務に意欲を示した。

 今後、A350に移行するパイロットには「787に移行したときも、HUDではなく前方の計機をついつい見てしまう」と具体例を挙げ、機種特有の機能をいかに習得するかがカギ、と述べた。「緊急事態などが発生した場合、以前の機種の言葉がつい出てしまう」と続け、「(機種ごとの)違いやコンセプトをしっかり学んでほしい」とエールを送った。


日本の航空機産業がシンガポールから学ぶべきこと
ニュースイッチ 2/14(火) 11:40配信

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実際の経路の操縦を疑似体験できる中型機「A350XWB」の訓練設備

エアバスがパイロット養成支援、修理・整備も集積進む
 欧州エアバスがアジア・太平洋地域の航空機需要拡大で予想されるパイロット不足対策に乗り出している。2016年4月にシンガポールに開設した飛行訓練施設「エアバス・アジア・トレーニング・センター(AATC)」が、17年中にはフル稼働状態になる。航空会社28社と利用契約を結んでおり、パイロットの養成を支援して需要拡大を取り逃がさない戦略だ。

 「航空機が膨大に増えるので、訓練が重要になる。アジア・太平洋地域の需要に対応する」―。ヤン・ラルデAATCゼネラル・マネージャーはAATC開設の狙いを説く。

 同地域は経済成長や格安航空会社(LCC)の台頭で、航空機需要が世界平均を上回るペースで拡大する。それに伴い、深刻なパイロット不足が見込まれる。国際民間航空機関(ICAO)は、同地域で必要なパイロットが30年には約23万人と10年時点の4・5倍になると予想する。

 AATCはエアバスの4番目にして最大の訓練施設だ。シンガポール航空との共同出資で、約1億ドル(約113億円)を投じて開設した。全機種の訓練が可能で、17年には許容人数の年間1万人を受け入れる計画。アジアでは1997年開設の北京に次ぐ施設となる。

 目玉は6基ある疑似操縦設備「フル・フライト・シミュレーター(FFS)」だ。コックピットを再現した室内で操縦かんや機器を操作し、CG画面を見ながら実際の飛行経路を疑似操縦できる。雷など気象条件を設定できるほか、離着陸時に身体にかかる負荷も体感できる。

 FFSは機種別にあり、6基中2基が中型機「A350XWB」用だ。19年までに追加する2基中1基も同機種用で、AATCは同機種の訓練施設の意味合いが強い。ラルデゼネラル・マネージャーは「A350XWBのハブとなる施設を目指す」と意気込む。

<「A350XWB」アジア・太平洋地域の需要取り込む>

 同機種に注力するのは、アジア・太平洋地域の需要拡大を取り込む機種だからだ。エアバスは35年には、同地域で運航する航空機が現在の約5700機から約1万4700機に増えると予想する。

 その中心と見込むのが、A350XWBなど双通路型の中・大型機種だ。同地域では米国、欧州行きなど長距離路線が多く、航続可能距離が長い機種が必要になるため。エアバスは35年までに世界で引き渡される双通路型4390機のうち、同地域分が46%を占めると見込む。

 「こつをつかめば操縦しやすい。初めての機種なので期待している」。日本航空のベテラン機長、山岡孝史運航本部副本部長はAATCでA350XWBを疑似操縦した印象を語る。同社は19年から6年ほどかけ、同機種を31機導入する。エアバス機の発注は初めてで、AATCの利用を検討している。

 米ボーイングも07年、シンガポールに自社でアジア最大の訓練施設を開設し、中型機「787」など3機種の訓練を実施している。パイロット不足への対策というサービス面での競争も激化しそうだ。

【解説】
 国土の狭いシンガポールだが、訓練施設だけでなく、アジア太平洋地域のエアラインの修理・整備でも航空機産業の集積が進んでいる(日本の全日空や日本航空も機体修理の一部はシンガポールに委託)

 日本は重工メーカーを中心に機体・エンジンの製造では強みを発揮しているが、こうした周辺産業の取り込みではシンガポールに学ぶべき点が多い。


川崎重工、「777X」向け新工場で6月から部品生産
ニュースイッチ 2/14(火) 8:39配信

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名古屋第一工場に完成した「777X」向け新工場

名古屋第一工場内に
 川崎重工業が名古屋第一工場(愛知県弥富市)で建設していた米ボーイングの最新鋭大型旅客機「777X」向け新工場を完成した。新工場では777X向けの前部胴体と中部胴体のパネル組み立てを行う。自動で穿孔(せんこう)位置を認識する自社製ロボットのほか、画像センシング技術や制御技術を駆使した新規開発設備などを導入する。2017年6月の製造開始に向け、生産設備の設置作業も始めた。

 新工場はボーイング「777」や「787」向け機体部品を製造する、名古屋第一工場内の空きスペースに建設した。延べ床面積は約1万3000平方メートル。将来のスマート工場化に向けて、ICT(情報通信技術)やIoT(モノのインターネット)インフラも整備する。

 外板と補強部品をボルトで結合する穴を自動で穿孔するドリルロボットには、自社開発した画像センシング技術を採用。正確な位置への穴あけを可能にした。


川重、最新鋭機の新工場完成 米ボーイング777Xの胴体製造 愛知
神戸新聞NEXT 2/14(火) 7:30配信

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ボーイング「777X」の前・中部胴体を組み立てる新工場=愛知県弥富市(川重提供)

 川崎重工業(神戸市中央区)は13日、航空機製造拠点の名古屋第1工場(愛知県弥富市)で、新工場棟が完成したと発表した。米ボーイングの最新鋭大型旅客機「777X(トリプルセブン・エックス)」の前・中部胴体を作る専用工場で、今年6月に稼働する。

 新棟は鉄骨造りで高さ18メートル、床面積約1万3千平方メートル。画像の読み取りや制御など先端技術を注入して自社開発したロボットを配置し、アルミ合金パネルの組み立て工程などで自動化を進めた。岐阜工場の新設備を含めて250億円を投じる。

 月1機分のペースで生産し、稼働後は機数を増やす。同工場では1992年以来、「777」や中型機「787」の胴体部分を製造する。(高見雄樹)


川崎重工、777X向け新工場完成 6月稼働へ
Aviation Wire 2/13(月) 20:40配信

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川崎重工の名古屋第一工場777X組立工場(同社提供)

 川崎重工業(7012)は2月13日、ボーイング777Xの胴体を製造する新工場の竣工式を開いた。名古屋第一工場(愛知県弥富市)内に建設を進めてきたもので、自動で穴開け位置を認識する自社製ロボットや、リベット打ちの対象範囲が拡大したオートリベッター(自動打鋲機)など、自社開発技術を駆使した最新設備を投入し、自動化を進めてコストダウンを図る。

【記事の写真を見る】

 川重は777Xの前部胴体と中部胴体、主脚格納部、後部圧力隔壁、貨物扉の製造を担当。新工場では、前部胴体と中部胴体のパネル組立を行う。

 新工場は2015年9月に着工し、名古屋第一工場北工場の敷地内に建設を進めてきた。建物延床面積は約1万3000平方メートル(全長202メートル、幅53メートル、高さ18メートル)で、現在は6月の製造開始に向け、生産設備の設置作業が本格化している。

 主な設備として、胴体外板(スキン)を継ぎ合わせて自動締結する「スキンスプライス・リベッター」(パネル結合用自動打鋲機)、胴体外板と補強部品(フレーム)を自動締結する「フレームアッセンブリ・リベッター」(フレーム結合用自動打鋲機)、胴体外板と補強部品をボルトなどで結合するための穴を自動で穿孔(せんこう)する「ドリルロボット」(大口径穿孔用ロボット)、胴体外板と補強部品を自動で仮締結する「タッキングロボット」(フレーム仮結合用ロボット)を導入する。

 いずれも、自社開発した画像センシング技術や制御技術などを駆使した最新設備。リベッターは、従来よりも複雑な部位をリベット止めしたり、狭い場所で正確な動きが可能になった。ドリルロボットは、新開発した画像センシング技術で正確な位置への穴開けを実現し、タッキングロボットは狭い場所で正確な作業が出来る。これらの新設備を投入することで、工程の自動化を進めていく。

 777Xは777-8と777-9の2機種で構成。777-9は今年から生産を開始し、初号機の引き渡しは2020年を予定している。3クラスの標準座席数は777-8Xが350-375席、777-9Xが400-425席、航続距離は777-8が8700海里(1万6110キロメートル)、777-9は7600海里(1万4075キロメートル)を計画しており、エンジンは米GE製GE9Xを2基搭載する。

 日本の製造分担割合は、現行の777と同じ主要構造部位の約21%。川重のほか、三菱重工業(7011)と富士重工業(7270)、新明和工業(7224)、日本飛行機の5社が参画する。

 担当部位も777を基本的に踏襲。川重が前部胴体と中部胴体、主脚格納部、貨物扉を担当するほか、三菱重工が後部胴体と尾部胴体、乗降扉を、富士重工が中央翼、中央翼と主脚格納部の結合、主脚扉、翼胴フェアリング(前部)を、新明和が翼胴フェアリング(中・後部)を、日飛が主翼構成品の製造を担当する。主翼の炭素繊維複合材は、東レ(3402)が供給する。

 エンジンのGE9Xについては、IHI(7013)が低圧タービン部品などを担当。内装では、ジャムコ(7408)がラバトリー(化粧室)を独占受注している。

 日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が、2014年7月31日に20機の777-9を777-300ERの後継機として確定発注。今月に入り、シンガポール航空(SIA/SQ)が777-9を20機発注している。

2017年1月28日 (土)

777・787・A350等、航空機一般の話題・45

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:全日空・成田-メキシコ線、15日就航 「出足は上々」もトランプ政策が懸念材料 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバス、シンガポールの訓練施設公開 A350シミュレーター - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エア・カナダ、新塗装と新制服お披露目 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シンガポール航空、ボーイングのワイドボディ機を39機正式発注で基本合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F35、垂直着陸訓練を開始 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F35、垂直着陸訓練を開始=佐世保の強襲艦搭載控え―岩国基地 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川崎重工、ボーイング「777X」胴体用の新工場建設へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シンガポール航空、ボーイングに39機を仮発注 138億ドル規模 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シンガポール航空、777Xを20機発注 787-10は19機追加 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:実習に本物の航空機エンジン 構造や仕組み学ぶ 銚子・千葉科学大 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング767に搭載の実物エンジン購入 千葉科学大、学びに生かす - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング:シンガポール航空からワイドボディー機受注-138億ドル - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:Airbus、A380型機の飛行試験機をパリのル・ブルジェ航空宇宙博物館で展示へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、787のメキシコ用新エンジン公開 高地に対応 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、標高2200m超のメキシコシティ就航に備え、ロールスロイスの新エンジンを搭載するボーイング 787-8型機を準備 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:飛行時間は17時間半…世界最長の定期航空便、カタール航空が運航開始 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:スイス国際航空、777成田導入「時間かかる」 A340、改修で運航継続 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱重工、777減産で生産ライン改善へ 16年4-12月期、純損失112億円 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救難飛行艇「US2」後継機の検討本格化 防衛省、低価格で輸出目指す - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米政府:F35調達価格は82億ドル、大統領の要求でコスト引き下げ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救難飛行艇の後継機検討 防衛省 低価格化で輸出目指す - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩国基地に到着した早期警戒機E2D - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米海軍の早期警戒機E2D - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:早期警戒機E2Dが岩国到着=空母艦載機、主力移駐前に訓練―米海軍 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアアジアX、関空からハワイ夏就航 大手は新仕様機で対抗 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:LOTポーランド航空、787-9導入へ 18年3月、3機リース - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ米大統領、F35計画で6億ドル経費削減=ロッキードと合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:タイ国際航空、中部A380投入記念でキャンペーン 3月2日から限定運航 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那覇空港>空自F15、前輪外れ立ち往生…滑走路一時閉鎖 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F15、前輪外れ立ち往生…那覇空港が一時閉鎖 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空自機タイヤ外れる=滑走路2時間閉鎖―那覇空港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那覇空港で自衛隊戦闘機の前輪が外れ立ち往生 滑走路は2時間閉鎖 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ノルウェー空軍トップに初の女性、「男女平等」の新たな節目 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:コスト削減へF35計画検証=新「エアフォース・ワン」も―米国防長官 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

全日空・成田-メキシコ線、15日就航 「出足は上々」もトランプ政策が懸念材料
産経新聞 2/13(月) 19:58配信

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全日空が成田-メキシコシティ線で飛ばすボーイングB787-8(同社提供)(写真:産経新聞)

 全日本空輸は、成田とメキシコ市を結ぶ新路線を15日就航させる。日本企業1000社が進出しているメキシコへ国内航空会社が直行便を飛ばすのは初めてだけに、月内の予約率は70%と上々の出足だ。ただ、トランプ米大統領がメキシコでの米国向け製品の生産に対する非難を繰り返している。全日空の親会社、ANAホールディングス(HD)は「ヒトやモノの流れがどう変化するか注視する必要がある」(平子裕志取締役)と、トランプ氏の今後の出方に神経をとがらせている。

 新路線は毎日1便運航。両都市間の距離は約1万1300キロと全日空路線で最長となり、機材は燃費性能が高いボーイングB787-8を使う。

 かつて両都市間には日本航空がカナダ・バンクーバー経由の路線を就航させていたが、経営破綻時に廃止した。現在、メキシコのアエロメヒコが週5便を直行、来月には毎日運航へと増やす。

 ただ、「信頼性が高い日系の直行便を望む声は強く、あえて米ダラスやヒューストンで乗り継ぐビジネス客も少なくなかった」(航空関係者)という。

 一方、メキシコ進出企業への批判を繰り返す“トランプ砲”に対し、日清紡HDが自動車部品の新工場建設を見送るように、日系企業の戦略にも影響が出始めている。ANAHDの平子取締役は「現時点で便数などを見直す考えはない」と強調するが、“ドル箱”となることが約束されていた新路線の就航に水が差された格好だ。


エアバス、シンガポールの訓練施設公開 A350シミュレーター
Aviation Wire 2/13(月) 18:50配信

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シンガポールのエアバス・アジア・トレーニング・センターに設置したA350のフルフライト・シミュレーター=17年2月10日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 エアバスは、シンガポールに開設した同社では世界最大規模のパイロット訓練施設を、日本の報道関係者に公開した。A350 XWB用など6基のフルフライト・シミュレーター(FFS)を設置し、年間1万人程度の訓練を見込む。現地時間2月10日に開かれた見学会には、A350を導入する日本航空(JAL/JL、9201)の関係者も参加した。

【A350シミュレーター内部】

◆19年までにシミュレーター8基

 2016年4月にオープンした訓練施設「エアバス・アジア・トレーニング・センター(AATC)」は、エアバス機全機種のタイプ・レーティング訓練(機種ごとの資格取得訓練)やリカレント訓練(再飛行訓練)ができる。エアバスが55%、シンガポール航空(SIA/SQ)が45%出資しており、投資額は1億米ドル(約113億8300万円)。広さは9250平方メートルで、シンガポール北東部のセレター空港そばにあるセレター・エアロスペース・パークに位置する。

 FFSは現在6基で、A330とA350用が2基ずつ、A380とA320用が1基ずつ。2019年までにA350とA320用を1基ずつ増やし、合わせて8基で運用する。将来の需要増に備え、10基まで設置できるようにした。

 移行訓練用の固定訓練機器「APT(エアバス・パイロット・トランジション)」は、2019年までに6基設置。計器類をタッチパネルで再現した訓練用コックピットで、現在はA380用やA350用など、各機材向けのAPTを稼働させている。

 AATCのヤン・ラルデ・ゼネラルマネージャー(GM)によると、ボーイング機の運航資格があるパイロットの場合、移行に25日程度かかるという。エアバス機の運航資格を所有している場合は、8日間で済むと説明した。

 AATCは航空会社28社と契約。JALやシンガポール航空、タイ国際航空(THA/TG)などアジア太平洋域内の航空会社のほか、フィンエアー(FIN/AY)やエチオピア航空(ETH/ET)など欧州やアフリカの航空会社も利用する。

 現在はEASA(欧州航空安全局)とCAAS(シンガポール民間航空庁)から認定を受けている。CAAC(中国民用航空局)からの認定取得に向け調整が進んでいるほか、JCAB(国土交通省航空局)とも2018年から調整する。

 FFSがあるトレーニング施設は現在5カ所あり、AATCは4カ所目の訓練施設として開設。このほかに仏トゥールーズと米マイアミ、中国・北京の施設が稼働しており、AATC開設後の2016年9月、メキシコシティにもオープンした。このほか、独ハンブルクとインド・バンガロールに、エンジニアリングとメンテナンスの訓練センターを設けている。

◆成長著しいアジア太平洋地域の航空需要

 エアバスは、アジア太平洋地域の2016年から2035年までの20年間の航空需要を、年5.5%で成長すると予測し、世界の需要をけん引するとしている。また、20年間でアジアで1万3460機の新造機需要があると予測している。

 域内のパイロット数は現在の6万8000人から17万6000人に拡大すると予測。必要な新規のパイロットは、退職などによる減少分があることから、23万2000人を見込んでいる。

◆「A350訓練拠点のハブ目指す」

 ラルデGMは「AATCはアジア太平洋地域にあることが重要」と説明し、A350の訓練拠点のハブを目指すとした。A350などの双通路機はアジアで需要が高く、双通路機にフォーカスしたという。また、「シンガポールは航空会社にとって拠点のようなところ」と述べ、シンガポールに訓練施設を設置することの重要性を強調した。

 シンガポール航空との共同出資について、ラルデGMは「シンガポール航空はA380を運航するほか、A350をアジアで2番目に受領した重要な顧客」とし、「早い段階からエアバス機を導入し、専門性を持っている。AATCのインストラクターにもなれる」と語った。

 AATCはFFSのみを貸し出す「ドライリース」と、FFSのほか教官やカリキュラムなどをパッケージで提供する「ウェットリース」の2種類を用意する。

 JALは2013年10月7日、31機のA350 XWBを確定発注。A350-900が18機、A350-1000が13機で、このほかにオプションで25機を購入する。2019年にA350-900の初号機が就航する予定で、現在保有するボーイング777型機を6年程度で置き換える。


エア・カナダ、新塗装と新制服お披露目
Aviation Wire 2/13(月) 11:43配信

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エア・カナダの新塗装の787-9(同社提供)

 エア・カナダ(ACA/AC)は、7月1日にカナダが建国150周年を迎えるのに合わせ、新しい機体デザインや新制服を現地時間2月9日に発表した。

【機体や制服の写真を見る】

 新デザインは、白地に黒を基調としたもので、これまでの薄緑色をベースとするものから大きく変わった。赤いメープル(カエデ)を黒い垂直尾翼や、白い前部胴体にあしらっている。胴体底部は垂直尾翼と同じく黒とし、コックピット周辺もアクセントとして黒を取り入れている。

 新制服は今年後半から着用開始予定。カナダのデザイナー、クリストファー・ベイツ氏によるもので、チャコールグレーや黒を基調に、赤をあしらっている。

 9日のお披露目では、新塗装の787-8の前に新制服を着用した客室乗務員らが並んだ。


シンガポール航空、ボーイングのワイドボディ機を39機正式発注で基本合意
レスポンス 2/13(月) 11:30配信

78710
ボーイング787-10

シンガポール航空は2月9日、ボーイング777-9を26機(正式発注20機とオプション6機)、787-10を25機(正式発注19機とオプション6機)発注することで基本合意したと発表した。

[関連写真]

シンガポールに本拠を置く大手航空会社が巨額を投じてワイドボディ機(客室に通路が2本ある機材)を拡充する背景には、今後10年間でさらなる成長を遂げながら、保有機材の近代化を進めたいという思惑がある。シンガポール航空はボーイング777-9を長距離路線、787-10を中距離路線に投入する予定。

シンガポール航空は今回発注で基本合意したボーイング777-9を2021-22年、787-10を2020-21年の会計年度から順次受領する。また、同航空が2013年6月に正式発注した30機の787-10は2018-19年の会計年度から引き渡しが始まる。

《レスポンス 日下部みずき》


F35、垂直着陸訓練を開始
時事通信 2/12(日) 15:37配信

F35b
岩国基地に配備された米海兵隊のF35B最新鋭ステルス戦闘機が垂直着陸訓練を同基地で開始したことが12日、海兵隊への取材で分かった。写真は垂直着陸のためホバリングするF35B戦闘機=3日、米海兵隊提供


F35、垂直着陸訓練を開始=佐世保の強襲艦搭載控え―岩国基地
時事通信 2/12(日) 14:51配信

 岩国基地(山口県岩国市)に配備された米海兵隊のF35B最新鋭ステルス戦闘機が垂直着陸訓練を同基地で開始したことが12日、海兵隊への取材で分かった。

 F35は沖縄県の空域でも飛行訓練を始めており、訓練が本格化している。

 垂直着陸訓練は1月31日から始まった。今秋に佐世保(長崎県)に配備される強襲揚陸艦「ワスプ」の艦載機として運用されることに備えたもので、海兵隊は「操縦士の着艦技量を高める」などとしている。


川崎重工、ボーイング「777X」胴体用の新工場建設へ
ニュースイッチ 2/11(土) 16:12配信

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名古屋第一工場と岐阜工場で胴体を生産(写真は名古屋第一工場内の777向け胴体の製造ライン)

今夏、岐阜で生産。投資は一巡か
 川崎重工業は今夏をめどに、岐阜工場(岐阜県各務原市)内に、米ボーイングの次世代大型旅客機「777X」向け胴体部品の新工場を建設する。777Xの前部・中部胴体向けスキンパネル(外板)を生産する。777X向けは岐阜工場と、2月完成の名古屋第一工場(愛知県弥富市)内の新工場で分担する。投資額は名古屋の新設分と合わせて約250億円。岐阜の新設で、同社の777X向け設備投資は一巡する。

 川崎重工業は今夏までに777X向け胴体生産を始める。これに合わせ生産拠点を整備してきた。

 岐阜工場内に機械加工工場とサブ組立工場の2棟を新設する。機械加工工場では切削加工機を導入し、アルミニウム合金製のフレームなどを製造する。サブ組立工場では、胴体パネルにストリンガー(補強材)を取り付けるための穴あけ加工などを手がける。

 岐阜工場では現行機「777」向けスキンパネルを生産している。777X向けでも、胴体パネルの曲げ加工や表面処理、塗装作業のほか、パネルにストリンガーやシアタイ(胴体部品)の取り付けに、既存設備を活用する。

 777X向け胴体生産は、岐阜工場で胴体パネルとフレーム加工を担当。名古屋第一工場内の新工場で、自社製ロボットや大型の数値制御(NC)自動打鋲機(オートリベッター)を使って最終組み立てを行う。

 米現地法人のリンカーン工場(ネブラスカ州)では、777X向け貨物扉を生産する。既設建屋内の約2800平方メートルのエリアを整備。オートリベッターや塗装ロボットを導入し、貨物扉を効率的に組み立てる。

 777Xは777の後継機で、20年の初号機引き渡しを計画する。足元で320機を受注しており、17年に製造を開始する予定。川重と同様に機体製造に参画する三菱重工業や富士重工業なども、生産設備の整備を進めている。


シンガポール航空、ボーイングに39機を仮発注 138億ドル規模
ロイター 2/10(金) 13:34配信

[シンガポール/パリ 9日 ロイター] - シンガポール航空<SIAL.SI>は9日、ボーイング<BA.N>のワイドボディー機39機を仮発注したと発表した。発注額は138億ドル。

ボーイングのライバル、エアバス<AIR.PA>にとっては痛手となる。

シンガポール航空は「777─9」型機20機と「787─10」型機19機の発注についてボーイングと基本合意した。両機種について追加オプションもあり、発注数は最大で51機となる可能性がある。

エアバスは、座席数406のボーイング「777─9」型機に対抗する機種として、400席の「A350」型機の開発を検討している。シンガポール航空が同機種の最初の顧客になるとの見方もあったことから、今回の仮発注を受けて開発案の先行きが不透明となる。


シンガポール航空、777Xを20機発注 787-10は19機追加
Aviation Wire 2/10(金) 6:24配信

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シンガポール航空が発注した777-9のイメージイラスト(ボーイング提供)

 シンガポール航空(SIA/SQ)は現地時間2月9日、ボーイング777-9型機と787-10を合計39機発注した。内訳は新規発注の777-9が20機、追加発注の787-10が19機で、カタログ価格で総額138億ドル(1兆5000億円)相当。また、777-9と787-10を6機ずつオプション発注しており、すべて確定発注すると51機にのぼる。

 777-9は、各社が長距離国際線に投入している777-300ERの後継機「777X」ファミリーを構成する機種。777Xはメーカー標準座席数が3クラス350-375席の777-8と、400-425席の777-9の2機種から成る、航続距離は777-8が8700海里(1万6110km)、777-9は7600海里(1万4075km)を計画しており、エンジンは米GE製GE9Xを2基搭載する。

 ボーイングでは、777-8はエアバスA350-1000型機と競合し、777-9には直接競合する機体はないとしている。また、787との共通性を向上させるため、コックピットの改善を進めている。航空各社への引き渡しは、2020年に始まる見通し。

 787-10は、787ファミリーで3機種目となる超長胴型で、初飛行は2017年、航空各社への引き渡し開始は2018年を予定。787の前部胴体は、標準型である787-8が約7メートル、787-10が約13メートルと、787-10は787-8と比べて約2倍の長さで、787ファミリー最長の機体となる。

 長胴型の787-9の胴体をそのまま延長することから、ボーイングは効率性と共通性の高さをアピールする。メーカー標準座席数は2クラス構成の場合、787-9より40席多い330席。航続距離は6430海里(1万1910km)で、双通路機(ワイドボディー機)により運航されている路線の90%以上をカバーできる。

 ボーイングの受注状況によると、1月末時点で777Xは306機、787-10は149機の受注を各社から獲得。シンガポール航空は、2013年6月に787-10を30機発注済みで、受領開始は2018年を予定している。

 シンガポール航空が今回発注した777-9は2021年から、追加発注となる787-10は2020年から受領を計画している。

 また、シンガポール航空はエアバスの最新鋭機A350-900を67機発注済みで、A350の最大顧客。2015年10月には、A350-900の航続距離を延長した超長距離型「A350-900ULR(Ultra-Long Range)」を発注し、ローンチカスタマーになっている。


実習に本物の航空機エンジン 構造や仕組み学ぶ 銚子・千葉科学大
千葉日報オンライン 2/9(木) 12:02配信

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ボーイング767型機で使われたエンジンを搬入する関係者=8日、銚子市の千葉科学大学マリーナキャンパス

パイロットや航空整備士の養成に取り組む千葉科学大学(銚子市)に8日、中型旅客機「ボーイング767型機」に搭載されていたジェットエンジンが運び込まれた。国内の航空会社が、昨年退役した航空機のエンジンを有償提供。同校で実習に活用される。

 エンジンは米国プラットアンドホイットニー社が製造し、30年間使用されてきた。重量は4トンで、2万馬力相当の出力がある。

 同校の航空技術危機管理学科(現・工学技術危機管理学科、4月から名称変更)の学生が、エンジンの構造や仕組みについて学ぶ際に使用する。かつてパイロットとして同型機を操縦していた同校の山田光男教授(67)は「同僚が大学に来てくれたような、うれしい気持ち。実物で教えることで、学生たちの実感も沸く」と力を込めた。

 同校では3月にも、最新型の飛行訓練装置を搬入するという。


ボーイング767に搭載の実物エンジン購入 千葉科学大、学びに生かす
産経新聞 2/9(木) 7:55配信

 千葉科学大(銚子市潮見町)に8日、航空技術を学ぶための教材として購入したボーイング767型機のジェットエンジン1基が搬入された。整備士やパイロットなど航空機の運航に関わる人材を育成する航空技術危機管理学科で、実習などに活用される。

 エンジンは昨夏に退役した国内大手航空会社の機体に搭載されていたものを、有償で譲り受けた。米プラット・アンド・ホイットニー社が1986年に製造。直径3メートル、長さ7メートル、重さ4トンで、最大出力は20トン(2万馬力)。

 この日は、成田空港の整備工場からトレーラーで運ばれてきたエンジンを、キャンパス内にある格納庫前でつり降ろして台車に載せた後、同学科の学生らが手で押しながら庫内に収めた。

 航空機整備の実習などを担当する同学科の山梨明教授(62)は「エンジンの設計や構造を学ぶ上で、学生の理解度が飛躍的に向上するだろう」と期待を込める。

 このエンジンの搭載機を操縦したことがあるという元機長の山田光男教授(67)は「かつての同僚が大学に来たような気分で、また一緒に仕事ができると思うとうれしい。信頼性が非常に高いエンジンであり、実物にふれることで学生にプロ意識を芽生えさせたい」と話している。


ボーイング:シンガポール航空からワイドボディー機受注-138億ドル
Bloomberg 2/9(木) 7:03配信

米ボーイングは、シンガポール航空からワイドボディー機39機を受注した。シンガポール航空はコスト削減のため今後10年で燃費効率の優れた機種への変換を進める。

同社の9日の発表によれば、シンガポール航空は2020年就航予定の777-9型機を20機、787-10型機を19機それぞれ購入する。購入額は表示価格ベースで138億ドル(約1兆5500億円)。

ブルームバーグ・ニュースはボーイングが近く、シンガポール航空からワイドボディー機少なくとも35機を受注すると8日に報じていた。

原題:Boeing Wins $13.8 Billion Wide-Body Jet Order From Singapore Air(抜粋)


Airbus、A380型機の飛行試験機をパリのル・ブルジェ航空宇宙博物館で展示へ
Impress Watch 2/8(水) 17:44配信

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写真:Impress Watch

 Airbusは2月7日(現地時間)、航空遺産保管への貢献の一環として、エアバス A380型機の試験機「MSN4」ほか、4機を2つの博物館へ譲渡することを発表した。

 譲渡するのは、エアバス A380型機の試験機「MSN2」「MSN4」、A320型機の試験機「MSN1」、A340-600型機の試験機「MSN360」の4機。

 このうち、A380型機の「MSN4」は、パリ航空ショーの会場としても知られるル・ブルジェ空港に隣接する「ル・ブルジェ航空宇宙博物館」へ譲渡され、2月14日(同)に現地に到着する。その後、保存ならびに展示のための改装を施されたのち、2018年から一般展示が行なわれる予定。

 そのほかの3機は、Airbusの工場があるフランス・トゥールーズにある博物館「エアロスコーピア」へ譲渡。2年かけて整備が進められる博物館北側のエリアに展示されるとしている。


ANA、787のメキシコ用新エンジン公開 高地に対応
Aviation Wire 2/8(水) 11:39配信

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コックピットのモニター右上にエンジン名が「TRENT 1000-L」と表示されたANAの787-8=17年2月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)は2月8日、新路線の成田-メキシコシティ線に投入するボーイング787-8型機用の新エンジンを、成田空港で公開した。標高2000メートルを超えるメキシコシティ国際空港(ベニート・フアレス国際空港)では、通常のエンジンは乗客数などに制約が生じるが、気象条件によっては満席で離陸できる。

【新エンジンを搭載した787の写真を見る】

 成田-メキシコシティ線は、2月15日に1日1往復で就航予定。成田を夕方、メキシコシティを深夜に出発する。座席数は2クラス169席(ビジネス46席、エコノミー123席)となる。

 新エンジンは、ANAが導入している787全機が採用している英ロールス・ロイス製トレント1000の改良型。長距離国際線用787-8のうち、4機(登録番号JA820A、JA823A、JA827A、JA828A)が新エンジン「トレント1000-L」を2基搭載する。

 メキシコシティ空港の標高は2230メートルと、世界の主要空港の中でも高高度の空港で、富士山の五合目に匹敵。酸素が薄く、通常の長距離国際線用787-8のエンジンでは離陸時に燃焼効率が低下してしまうため、乗客数を定員より少なくするなど運航に制約が生じる。

 トレント1000-Lは、787の長胴型で787-8よりも機体重量が重い787-9用トレント1000のハードウェアをベースに、高高度の空港での離陸に適したチューニングを施した。ANAによると、離陸時の推力が約6%上がることで、寒い時期であれば満席でもメキシコシティ空港を離陸できるという。

 新エンジンを搭載する787-8は、全機が以前から運航している機体。1月26日から羽田空港の格納庫で改修を順次始めた。エンジンカウルなどは従来のものを使い、コックピットのエンジン名が表示される画面には、「TRENT 1000-L」と表示される。

 すでに3機の改修を終えており、成田-メキシコシティ線が就航する15日までに4機が揃う。いずれもメキシコシティ線専用ではなく、長距離国際線用787-8が就航している全路線に投入される。

 ANAは2004年4月26日、ローンチカスタマーとして787を50機購入すると決定。1月末時点で標準型の787-8を36機、長胴型の787-9を44機、超長胴型となる787-10を3機の計83機を発注済み。787の発注機数としては世界最多となっている。エンジンは全機がトレント1000を採用した。

 現在57機保有しており、このうち787-8が36機、787-9が21機となっている。


ANA、標高2200m超のメキシコシティ就航に備え、ロールスロイスの新エンジンを搭載するボーイング 787-8型機を準備
Impress Watch 2/8(水) 10:17配信

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写真:Impress Watch

 ANA(全日本空輸)は、2月15日に成田~メキシコシティ線に就航する。この路線就航に合わせ、所有するボーイング 787-8型機のうち4機に、ロールスロイスの新エンジン「Trent 1000-L」を搭載する作業を進めている。2月8日時点で3機の換装が終わり、まずは4機を用意する計画だ。

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 新たな就航先となるメキシコシティ国際空港は、標高が2200mを超える高地にあるという特徴を持つ。このため空気中の酸素濃度が低く、低地に比べてエンジンの最大推力が下がる。推力が上がらないということは、離陸時の滑走において、同じ距離で到達できる速度が遅くなり、飛行機を持ち上げる揚力が弱くなる。つまり、低地に比べて離陸時に持ち上げられる重量が少ないという状況が生まれる。

 今回、ANAが採用したロールスロイスの「Trent 1000-L」は、ボーイング 787型機で使われている「Trent 1000ファミリー」の1モデルで、高地において高い推力を出せるようチューニングしたもの。ボーイング 787-9型機に使われているエンジンのハードウェアをベースにチューニングを加えたものだという。定格最大推力は変わらないが、高地における実際の推力では、推測値で6%ほど高まり、2万ポンドほど離陸時の重量を増せる見込みになるという。

 このエンジンを搭載するのは、ANAが所有するボーイング 787-8型機のうち4機で、JA820A、JA823A、JA827A、JA828Aとなる。飛行機自体はすでに運用を行なっていた機体で、羽田空港の整備場でエンジンのみ換装を行なっている。2月15日の就航以降、メキシコシティ線にはこのいずれかが利用されることになる。

 なお、高地対応のエンジンを搭載しても、メキシコシティ出発便では重量制限が発生し、提供座席数などに制限を設ける便もある。実際、現地時間2月16日発の折り返し初便では制限がかかっているという。重量制限は主に季節によって変わってくる。これは酸素濃度に影響を与えるもう一つの要因である気温に応じてのもので、酸素濃度が薄くなる気温が高い季節は重量制限が厳しく、酸素濃度が高くなる気温が低い季節は全座席を販売する便もあるそうだ。

 2月15日に就航するANAのメキシコシティ線は、国内航空会社では現時点で唯一のメキシコへのノンストップ直行便で、毎日運航する。今冬期スケジュールではANAの最長路線。航空券は2016年11月から販売を開始した。

ANAの成田~メキシコシティ線運航ダイヤ

NH180便:成田(16時40分)発~メキシコシティ(13時55分)着
NH179便:メキシコシティ(01時00分)発~成田(翌日06時35分)着(※現地時間2月16日就航)


飛行時間は17時間半…世界最長の定期航空便、カタール航空が運航開始
レスポンス 2/8(水) 6:30配信

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オークランド空港に着いたカタール航空機初便を歓迎

カタール航空は2月5日、民間の定期航空便としては世界最長となる、ドーハとニュージーランドのオークランドを結ぶ直行便を1日1往復で開設した。

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ドーハ=オークランド線の飛行時間は片道最大17時間30分、飛行距離は同1万4535キロに上る。カタール航空の歴史に残る初便は、ニュージーランドの祝日「ワイタンギデー」に当たる6日、オークランド空港に到着した。

フライトスケジュールは次の通り。ドーハを2時50分に出発し、オークランドに翌日5時に到着。オークランドを14時40分に出発し、ドーハに22時10分に到着。飛行時間は片道16時間10分~17時間30分。使用機材は2クラス259席のボーイング777。

《レスポンス 日下部みずき》


スイス国際航空、777成田導入「時間かかる」 A340、改修で運航継続
Aviation Wire 2/7(火) 21:20配信

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成田路線で運航を継続するスイス インターナショナル エアラインズのA340=16年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 スイス インターナショナル エアラインズ(SWR/LX)のドナルド・ブンケンブルク日本支社長は2月7日、ボーイング777-300ER型機の成田路線導入について、「時間がかかる」との認識を示した。

 同社は2016年1月、777-300ER(340席:ファースト8席、ビジネス62席、エコノミー270席)の同社向け初号機(登録番号HB-JNA)を受領。成田路線にも導入するエアバスA340-300型機(219席:ファースト8席、ビジネス47席、エコノミー164席)からの機材更新を進めている。

 ブンケンブルク支社長によると、スイスの本社には777の導入先を決定する「リスト」が存在するという。現在A340-300で運航しているチューリッヒ-成田線については、「候補に挙がっていて精査している」としながらも「本社と話をしたが、タイミングの問題。導入してほしいと手を挙げたが、待たされる気がする」との見通しを示した。

 また、現在保有するA340については、2018年の終了予定で改修を進めているという。ファーストとビジネスは777と同等のシートを導入し、改修後は3クラス223席(ファースト8席、ビジネス47席、エコノミー168席)となる。

 エアバスの発注リストによると、A340-300は1月末現在で14機保有している。ボーイングの発注リストによると、777-300ERは2016年12月現在で6機を受領済み。2018年までに10機を導入する。

 1日1往復を運航するチューリッヒ-成田線は、ルフトハンザグループで唯一の成田路線となっている。グループのルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)はフランクフルトから乗り入れていたが、需給調整のため、1月10日の成田発便から暫定運休。2017年夏ダイヤ(3月26日から10月28日まで)でも運休を継続する。

 スイスの日本支社長は、同じグループのルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)のブンケンブルク日本・韓国支社長が、1月1日から兼務している。


三菱重工、777減産で生産ライン改善へ 16年4-12月期、純損失112億円
Aviation Wire 2/6(月) 9:45配信

 三菱重工業(7011)の2016年4-12月期(第3四半期)の連結決算は、純損益が112億4000万円の赤字(前年同期は533億8900万円の黒字)だった。売上高は2兆6942億6100万円(前年同期比4.9%減)、営業利益は684億8200万円(63.1%減)、経常利益は509億6800万円(70.8%減)となった。2017年3月期の通期見通しは据え置いた。

 航空関連では、ボーイング777型機の減産などにより、大江工場をはじめ生産ラインの大幅な刷新などの対策を進め、競争力強化を目指す。

---記事の概要---
・交通輸送と防衛宇宙
・17年3月期通期予想

◆交通輸送と防衛宇宙

 セグメント別のうち航空関連を含む交通・輸送ドメイン(事業領域)は、売上高が3605億円(前年同期比452億円減)、営業損益は283億円の赤字(前年同期は445億円の黒字)だった。

 売上高は民間航空機の減少などにより、前年同期を下回った。営業利益は民間機を中心とした円高影響や777の減産、コストダウンの計画未達、子会社の三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の開発費増加などが、減益要因となった。

 三菱重工ではボーイング787型機の複合材主翼を製造するほか、777の後部胴体などを担当。777の後継となる777Xでは、後部と尾部胴体の開発・製造を担う。このほか、英ロールス・ロイス製エンジンの燃焼器モジュールや、低圧タービンブレードなどを手掛けている。

 777関連の製造など「Tier1事業」(1次請け)については、減産が当面続くとして、生産ラインの大幅改善などを推進していく。777の2016年の引き渡しは99機(前年は98機)と前年並みだったが、純受注は17機(同58機)と大幅に減少している。

 名古屋航空宇宙システム製作所(名航)の大江工場は、神戸や広島地区へ生産ラインの再配置をしながら老朽化対策を急ぎ、一貫生産ラインの構築を進める。また、ロボティクスやAI技術導入を進め、設備を近代化する。

 宮永俊一社長は、2月2日に都内で開かれた決算説明会で、大江工場について「壊さないと絶対リニューアルできない。神戸は777の姉妹工場のようなもので、広島には次世代機の工場がある」として、大掛かりな刷新を目指す考えを示した。

 サプライチェーンについても見直しを図り、交通・輸送ドメインの民間機事業部調達部を、4月に予定している組織改編で、バリューチェーン本部民間機調達センターを新設。サプライヤーの集約など、調達プロセスを見直す。

 生産ライン改善などにより、20%のコスト削減を目標とする競争力強化や、設備の近代化などよる品質や納期の改善を進めていく。また、生産や調達についても弾力的に対応できる体制を整える。

 Tier1事業の対策は、商船事業の改革と共に2018年度中ごろまでを目途に推進。宮永社長は「民間機は2017年までに片付ける」として、Tier1対策は年内にも一定レベルに到達させる意向を示した。

 一方、米国での飛行試験を開始したMRJは、全日本空輸(ANA/NH)への量産初号機の納入開始を2018年中ごろとしていたが、1月23日に5度目の延期を発表。2年延期し、2020年半ばとなった。

 宮永社長はMRJの納入延期について、「受注が大きく減るとは予想していない」と見通しを述べた。

 防衛・宇宙ドメインは、売上高が3101億円(前年同期比159億円減)、営業利益が191億円(1億円減)となった。売上高は飛昇体が減少したものの、営業益は前年同期並みを確保した。

◆17年3月期通期予想

 2017年3月期の通期業績見通しは据え置いた。売上高は4兆円(16年3月期比1.2%減)、営業利益は2400億円(22.5%減)、経常利益は1800億円(33.9%減)、純利益は1000億円(56.7%増)を見込む。

 セグメント別見通しも据え置き。このうち交通・輸送は、売上高が5000億円(16年3月期比485億円減)、営業損益は250億円の赤字(16年3月期は545億円の黒字)、防衛・宇宙は売上高が4500億円(16年3月期比350億円減)、営業利益が280億円(同22億円増)を見込む。

 為替レートは1ドル110円、1ユーロ120円を想定している。

 一方、4月1日から現在5つに分けている事業領域を、「パワードメイン」「インダストリー&社会基盤ドメイン」「航空・防衛・宇宙ドメイン」の3つに再編する。

 現在、航空機事業を担う航空・防衛・宇宙ドメインは当面ドメイン長を置かず、宮永社長直轄で早期の体制確立と収益安定化を目指す。


救難飛行艇「US2」後継機の検討本格化 防衛省、低価格で輸出目指す
夕刊フジ 2/4(土) 16:56配信

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救難飛行艇「US2」(写真:夕刊フジ)

 防衛省が、世界最高水準の性能を有する海上自衛隊の救難飛行艇「US2」の後継機の検討に本格着手したことが分かった。US2の性能を維持しながら、1機あたり約140億円ともいわれる機体の価格を引き下げる方針で開発を行う。政府の財政負担を減らすと同時に、インドや東南アジア諸国への輸出促進や安全保障面での協力強化にもつなげる狙いがある。

 関係者などによると、防衛装備庁や海上幕僚監部は、US2を製造している新明和工業(兵庫県宝塚市)との間で後継機の基本構想に関する検討を開始。名称は「US3」などが想定される。

 US2は2013年6月、ヨットで太平洋を横断中だったニュースキャスターの辛坊治郎氏らが遭難した際、波の高さ4メートルの中、救助に成功したことで知られる。


米政府:F35調達価格は82億ドル、大統領の要求でコスト引き下げ
Bloomberg 2/4(土) 4:54配信

ホワイトハウスは3日、ロッキード・マーチンの最新鋭ステルス戦闘機「F35」90機を最大82億ドル(約9256億円)で調達すると発表した。トランプ米大統領はF35計画はコストがかさみ「制御不能」だと批判しており、コストの削減を主張していた。

国防総省の発表資料によると、前回の契約と比べて今回は7億2800万ドルのコストが引き下げられた。これはトランプ大統領が当初述べていた6億ドルの削減を上回る規模となった。

ホワイトハウスのスパイサー報道官は報道陣に対し「これはトランプ大統領が米国民にもたらした新たな勝利だ」と述べた。

原題:Lockheed Wins $8.2 Billion F-35 Contract After Trump Intervenes(抜粋)


救難飛行艇の後継機検討 防衛省 低価格化で輸出目指す
産経新聞 2/3(金) 7:55配信

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海上自衛隊の救難飛行艇「US2」 (海上自衛隊提供)(写真:産経新聞)

 防衛省が、世界最高水準の性能を有する海上自衛隊の救難飛行艇「US2」の後継機の検討に本格着手したことが2日、分かった。後継機はUS2の性能を維持しながら機体の価格を引き下げる方針で開発を行う。政府の財政負担を減らすと同時に、インドや東南アジア諸国への輸出促進や安全保障面での協力強化にもつなげる狙いがある。

 防衛省関係者などによると、防衛装備庁や海上幕僚監部は、US2を製造している新明和工業(兵庫県)との間で後継機の基本構想に関する検討を開始。名称は「US3」などが想定されている。

 検討に際しては現性能を維持しつつ、1機あたり約140億円ともいわれるUS2の価格をどこまで引き下げられるかが最大の課題だ。個々の部品をより安価なものに差し替えたり、製造方法に工夫を加えるなどして、コストダウンを図ることが考えられるという。

 US2をめぐっては、南シナ海やインド洋などで中国の一方的な海洋進出に直面し、日本のシーレーン(海上交通路)上にも位置するインドや東南アジア諸国が、導入に向けて高い関心を示している。

 防衛装備移転三原則によって、日本と安全保障面での協力関係がある国に救難や輸送、警戒などに関する装備品を輸出できるようになり、US2も「敵味方識別装置」を装備したままで輸出が可能となったことも追い風となった。

 政府は、US2などの防衛装備品の輸出を成長戦略の柱であるインフラ輸出と位置付け、関連施設の建設や機体整備、要員の訓練などと一体的に売り込むパッケージ型の輸出も想定している。

 ただ、US2は機体の価格が最大のネックとなっていまだに交渉成立には至っていないことから、後継機の開発と並行で進める方針だ。


岩国基地に到着した早期警戒機E2D
時事通信 2/2(木) 18:57配信

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米軍岩国基地に到着した米海軍の早期警戒機E2D=2日午後、山口県岩国市


米海軍の早期警戒機E2D
時事通信 2/2(木) 18:57配信

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米軍岩国基地に到着した米海軍の早期警戒機E2D=2日午後、山口県岩国市


早期警戒機E2Dが岩国到着=空母艦載機、主力移駐前に訓練―米海軍
時事通信 2/2(木) 16:56配信

 米海軍の早期警戒機で、空母に搭載されるE2D「ホークアイ」5機が2日、米軍岩国基地(山口県岩国市)に到着した。

 在日米軍再編に伴う空母艦載機の厚木基地(神奈川県)から岩国への移駐を前に、岩国で先行訓練を実施する。

 E2Dは厚木基地の空母艦載機E2Cの後継機。レーダー探知能力などが向上し、中国軍機に対する警戒監視などに投入されるとみられる。1月に配備された海兵隊の最新鋭F35Bステルス戦闘機10機に続き、岩国基地の戦力が一段と強化される。

 E2Dを運用する第125早期警戒飛行隊隊長のダニエル・プロハースカ中佐は同基地で記者会見し、「日米両国間の重要な関係をさらに強化すると確信している」と述べた。

 中国四国防衛局によると、E2Dは岩国基地で2、3カ月間、訓練。その後、横須賀基地(神奈川県)を拠点とする空母「ロナルド・レーガン」に搭載される。

 厚木基地から岩国基地への空母艦載機の移駐は日米両政府が2006年に合意。主力の戦闘攻撃機FA18スーパーホーネットなど艦載機計61機が今年11月から来年5月にかけて段階的に移る。

 移駐後の岩国基地の米軍機は120機を超え、空軍では極東最大の嘉手納基地(沖縄県)の100機を上回る規模となる。軍人、軍属、家族の計約3800人が岩国に移住する。


エアアジアX、関空からハワイ夏就航 大手は新仕様機で対抗
Aviation Wire 2/2(木) 12:37配信

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関空からホノルルへ就航するエアアジアX=16年8月 PHOTO: Yuya SHINO/Aviation Wire

 エアアジアX(XAX/D7)は、夏から関西空港経由のクアラルンプール-ホノルル線を開設する。日本からの以遠権を用いるもので、2月10日にエアアジアグループのトニー・フェルナンデスCEO(最高経営責任者)が来日し、正式発表する。

【JALは新仕様機投入】

 日本とマレーシアは、2011年2月にオープンスカイ(航空輸送の自由化)に合意。2013年からは、首都圏空港(羽田・成田)以外の空港について、以遠権が自由化された。エアアジアXの場合、現在週10往復運航しているクアラルンプールー関西線を以遠権により延伸し、ホノルルへ週4往復乗り入れる計画だ。

 機材は現在と同様、エアバスA330-300型機(377席:プレミアム・フラットベッド12席、エコノミー365席)となる見込み。

 エアアジアXは2015年4月、米国運輸省(DOT)に関西ーホノルル線の就航を申請。今年1月24日にFAA(米国連邦航空局)から承認を得たと発表した。マレーシア国民の約6割がイスラム教徒であることから、米国当局に安全対策を証明することに時間がかかったようだ。

 エアアジアXが計画通り運航を開始すると、関空からのLCCによるハワイ就航は初めて。早ければ6月にも就航する見込みで、運賃は大手と比べて3割以上安い価格を目指す。

 関空からのハワイ路線は、日本航空(JAL/JL、9201)とハワイアン航空(HAL/HA)、デルタ航空(DAL/DL)がホノルル線を各社1日1往復運航。JALは1月9日からビジネスクラスに新シートを導入した国際線用ボーイング777-200ER型機の新仕様機「スカイスイート777」を投入しており、ハワイアン航空も3月から新仕様のエアバスA330-200型機を就航させる。

 低価格を売りにするエアアジアXがホノルル線を開設することで、関空からハワイへの選択肢が広がりそうだ。


LOTポーランド航空、787-9導入へ 18年3月、3機リース
Aviation Wire 2/1(水) 23:41配信

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787-9を導入するLOTポーランド航空(写真は標準型の787-8)=16年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 LOTポーランド航空(LOT/LO)は現地時間1月31日、ボーイング787-9型機を3機リース導入すると発表した。米航空機リース会社アビエーション・キャピタル・グループ(ACG)とリース契約で合意した。初号機は2018年3月に受領し、ニューヨークやシカゴなどの高需要路線に投入する。

 LOTの787-9は計294席を設定する。ビジネス24席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー249席で、現在保有する標準型の787-8(252席:ビジネス18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー213席)と比較すると、計42席増加する。エンジンは英ロールスロイス製トレント1000を採用する。

 同社は現在787-8を6機保有し、北米やアジアなど長距離路線に投入している。7月と8月には1機ずつを受領し、計8機を完納予定となっている。

 4月からは長距離路線拡大を図り、ロサンゼルスとニューアークへの乗り入れを開始。7月にはクラクフ-シカゴ線を直行便で開設するほか、成田とソウル(仁川)の2路線を増便する。


トランプ米大統領、F35計画で6億ドル経費削減=ロッキードと合意
時事通信 1/31(火) 0:33配信

 【ニューヨーク時事】トランプ米大統領は30日、最新鋭ステルス戦闘機F35の配備計画をめぐり、6億ドル(約680億円)のコストを削減できると明らかにした。

 同機を製造する米航空機大手ロッキード・マーチンと合意に至ったという。ホワイトハウスで記者団に語った。

 トランプ氏は昨年12月、1機当たり1億ドル(約114億円)以上とされるF35のコストについて「制御不能だ」とツイッターで批判。同業のボーイングに乗り換える姿勢もちらつかせて値下げを再三迫っていた。

 米英など9カ国が共同開発したF35は今月、米軍岩国基地(山口県岩国市)に米国外で初めて配備された。航空自衛隊も空軍仕様の42機を調達し、三沢基地(青森県)に配備する計画。


タイ国際航空、中部A380投入記念でキャンペーン 3月2日から限定運航
Aviation Wire 1/30(月) 20:16配信

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中部便に投入するタイ国際航空のA380=13年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 タイ国際航空(THA/TG)は、3月のバンコク-中部(セントレア)線にエアバスA380型機を期間限定で投入するのを記念し、往復航空券などをプレゼントするキャンペーンを展開する。中部発のA380運航便の利用客を対象に、計380人にプレゼントする。

 同社は3月2日から25日まで、バンコク-中部線にA380(3クラス計507席:ファースト12席、ビジネス60席、エコノミー435席)を初投入する。1日最大2往復運航する同路線のうち、深夜にバンコクを出発するTG644便と、午前に中部を出発するTG645便に導入する。

 プレゼント対象となるのは、午前11時中部発のTG645便搭乗者で、キャンペーンサイトからエントリーする。日本で購入し発券した有償航空券が対象で、パッケージツアーでの購入も対象となる。

 中部-タイ間のエコノミー往復ペア航空券と、ヒルトン名古屋のペア宿泊券をそれぞれ1組2人ずつ、名古屋市のタイ料理レストラン「サイアムガーデン」の食事券5000円分を8人に、オリジナルのタンブラーを100人に、オリジナルのステッカーを270人にプレゼントする。

 搭乗期間は3月2日から25日まで。応募期間は3月2日から4月30日まで。

 タイ国際航空は当初、A380での中部乗り入れを3月1日日から開始すると発表していたが、2日から投入する。また2日の出発初便では、搭乗者全員に記念品をプレゼントする。

 同便は現在、ボーイング777-300型機(計364席:ビジネス34席、エコノミー330席)で運航している。3月26日以降は777-300に戻す。


<那覇空港>空自F15、前輪外れ立ち往生…滑走路一時閉鎖
毎日新聞 1/30(月) 15:51配信

 30日午後1時20分ごろ、沖縄県の那覇空港で、滑走路を共用している航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機の前脚の車輪が外れ、滑走路上で停止した。このため滑走路が閉鎖され、民間機に影響が出た。同3時9分に再開した。当時は4機が訓練飛行するため滑走路に向かっていた。【町田徳丈】


F15、前輪外れ立ち往生…那覇空港が一時閉鎖
読売新聞 1/30(月) 15:37配信

 30日午後1時20分頃、那覇空港の滑走路で、航空自衛隊那覇基地(那覇市)所属のF15戦闘機の前輪が外れ、動けなくなった。

 滑走路は一時閉鎖されたが、同3時10分頃に再開した。


空自機タイヤ外れる=滑走路2時間閉鎖―那覇空港
時事通信 1/30(月) 14:47配信

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那覇空港の滑走路でタイヤが外れ、けん引される航空自衛隊のF15戦闘機=30日午後、那覇市(航空幕僚監部提供)

 30日午後1時20分ごろ、那覇空港(那覇市)の滑走路で、訓練中の航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機のタイヤが外れるトラブルがあった。

 国土交通省那覇空港事務所によると、滑走路を一時閉鎖し、一部の民間機が目的地を変更するなどした。F15を移動させ、同3時10分ごろ閉鎖を解除した。

 同事務所によると、F15は離陸のため移動中、前輪のタイヤが外れ、滑走路上で動けなくなった。航空幕僚監部によると、同機は空自第9航空団第204飛行隊所属で、通常の訓練中だった。


那覇空港で自衛隊戦闘機の前輪が外れ立ち往生 滑走路は2時間閉鎖
BuzzFeed Japan 1/30(月) 14:39配信

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F15戦闘機(時事通信)

那覇空港で、1月30日午後1時19分ごろ、航空自衛隊那覇基地のF15戦闘機が滑走路上で故障した。午後2時30分現在も、滑走路が閉鎖され、立ち往生している。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

那覇空港事務所によると、4機編隊で訓練離陸のために滑走路に入ったところ、4番目のF15の前足(ノーズギア)のタイヤが外れ、動けなくなったという。

午後2時半現在、滑走路上で燃料を抜くなどの作業を実施している。移動までは滑走路を閉鎖する。

到着便については、出発地に戻ったり、目的地変更をしたりしている便が「かなりの量出ている」という。

広報担当者はBuzzFeed Newsの取材に、「自衛隊機が出発時に滑走路上で擱座するというのは、知る限り初めて」と話した。

Twitterには、滑走路で作業をしている自衛隊車両を撮影した写真などもアップされている。


ノルウェー空軍トップに初の女性、「男女平等」の新たな節目
AFP=時事 1/28(土) 14:58配信

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ノルウェー北部のボーデ空軍基地を飛び立つノルウェー空軍のF16戦闘機(2011年3月21日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】男女平等の面で世界トップクラスとされるノルウェーで27日、同国史上初めて空軍トップに女性が指名された。

 トーニャ・スキナーランド(Tonje Skinnarland)少将(49)は、昨年10月に前任者が死去して以来、暫定的に空軍トップの職務に就いていた。スキナーランド少将の軍歴は30年に及ぶが、パイロットとしての経験はない。

 ノルウェー空軍が近代化を推し進めF16戦闘機の最新鋭ステルス戦闘機F35への置き換えが差し迫る中での指名となった。

 ノルウェー軍では1990年代前半から女性のジェット戦闘機パイロット、ヘリコプターパイロット、潜水艦艦長が誕生している。今回の人事は「男女平等」に向けた新たな節目となる。

 ノルウェーは昨年から男女両方に兵役を義務付け、北大西洋条約機構(NATO)加盟国として初めて女性の徴兵を行っている。しかしポジションには限りがあるため、軍に残れるのは最もやる気のある人だけだ。

 昨年夏の徴集兵の約3分の1が女性だった。彼女たちは軍の結束を強めるため、男女混合の兵舎に入ることが多い。【翻訳編集】 AFPBB News


コスト削減へF35計画検証=新「エアフォース・ワン」も―米国防長官
時事通信 1/28(土) 8:36配信

 【ワシントン時事】マティス米国防長官は26日、米航空機大手ロッキード・マーチンの最新鋭ステルス戦闘機F35と、ボーイングが製造を予定する大統領専用機「エアフォース・ワン」の新型機について、コスト削減に向け計画を検証するよう指示した。

 国防総省のデービス報道部長が27日、発表した。

 このうちF35に関し、マティス長官は、ボーイングのFA18戦闘攻撃機を改良した場合に、性能やコストの面で代替案となり得るか調査すると表明した。

 トランプ大統領はかねて、1機当たり1億ドル(約115億円)以上とされるF35のコストを「制御不能だ」と批判。大統領専用機についても「費用が40億ドル(約4600億円)を超え、制御不能だ。注文をキャンセルする」と主張し、価格引き下げを迫っていた。

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