システム・技術・産業

2017年6月20日 (火)

777・787・A350等、航空機一般の話題・55

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:あと30年は戦える? 米海軍「スーパーホーネット」大規模改修でさらにスーパーに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「空飛ぶ司令部」 米軍のE4B、竜巻で2機損傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F-35、パリ航空ショーで「ようやく」その実力をアピール - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ航空ショー、ボーイングがエアバス下す エンブラエルはイヌワシE195-E2でアピール - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩国基地、極東最大級に=米艦載機が来月以降移駐 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、200人削減 トランプ氏が雇用維持掲げた工場 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ボーイングVSエアバス」LCC市場で火花 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】エアバス、総2階建て「A380」型機の効率向上型「A380plus」のコンセプト説明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】新型旅客機 ボーイング 737 MAX 9型機が華麗なデモフライト - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:海自P-1、パリ航空ショー終え離陸 自衛隊機初の出展 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ボーイング、航空関連の商用・政府向けサービスの市場規模が今後10年で288兆6000億円と予測 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JAL、787-9新仕様機7月就航 ビジネスは足もと立体交差型 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:開発中の「797」型機の予想図を初公表、ボーイング - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JAL、最新ビジネスクラス「SKY SUITE III」を搭載したボーイング 787-9型機「SS9II」を7月31日から就航 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ボーイング、AIによる航空機自動操縦の実験を2018年開始。自動タキシングは実証実験の段階へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイングと川崎重工、航空機事業の協力強化合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川重「ボーイングにもっと食い込んで一緒にやっていきたい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ボーイング、787より小さく737 MAXより大きい新中型旅客機の開発を検討中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ボーイング、今後20年間の新造旅客機需要を約4万1000機、677兆1000億円と予測 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:機内で客室乗務員に暴行=航空法違反容疑で男逮捕―沖縄県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、「ワールド・エアライン・アワード」2部門を受賞 空港サービス世界一 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】新型旅客機 ボーイング 787-10型機がパリの空を飛ぶ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ANA、SKYTRAXの「2017 ワールド・エアライン・アワード」で2冠を獲得 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、737 MAX日本初受注へ ジャパンインベストメントアドバイザーから - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:カタール航空、「今年の航空会社」に 苦境の中での受賞 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:哨戒機「P1」輸出へ布石。マクロン仏大統領「素晴らしい機体だ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JALグループ、無料で国内線ネット接続 9月以降も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空自機事故「人的ミス」 米子空港 美保基地司令が報告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F35の飛行再開へ=原因不明のまま―米軍 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:自衛隊滑走路逸脱事故の原因公表 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

あと30年は戦える? 米海軍「スーパーホーネット」大規模改修でさらにスーパーに
6/24(土) 15:10配信 乗りものニュース

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大規模改修が決定したボーイングF/A-18E/F「スーパーホーネット」(画像:アメリカ海軍)。

さらにスーパーな「スーパーホーネット」誕生へ
 アメリカ海軍は2017年6月9日、現在保有する主力艦載戦闘機、ボーイングF/A-18E/F「スーパーホーネット」における大規模性能向上計画を決定しました。「ブロックIII」と呼ばれるその改修は既存機に対して行われ、ステルス能力などが付加される予定です。

【写真】「ブロックIII」を読み解くカギ「アドバンスド・スーパーホーネット」

 現代の戦闘機の戦闘能力は搭載する電子機器に大きく左右され、飛行性能自体はあまり重要視されません。よって戦闘機はまず最低限の能力を持った状態で配備され、以降は順次性能向上が行われるのが通常です。F/A-18E/Fもその例外ではなく、F/A-18E/F初期生産型の「ブロックI」と現行型の「ブロックII」では搭載レーダーや妨害装置などが異なり、ソフトウェアの改善などによって別の戦闘機と言ってもよいほど能力が向上しています。

 とはいえ「ブロックI」と「ブロックII」はよほどのマニアでないと見分けられないでしょう。しかし今回の「ブロックIII」では、あらたに航続距離の延長や生存性の改善といった項目が含まれており、その外見も大きく変化することが見込まれます。

F-35のようなずんぐりむっくり体形に?
 ボーイングは2011(平成23)年に、独自の海外輸出型として「アドバンスド・スーパーホーネット(当時の呼称はスーパーホーネットインターナショナルロードマップ)」コンセプトを発表しており、これが今回の「ブロックIII」を予想するうえでのヒントになるでしょう。

「アドバンスド・スーパーホーネット」の面白い特徴のひとつに「エンクローズドウェポンポッド」の採用があります。

 従来の戦闘機は主翼下などに空対空ミサイルや爆弾を吊るし搭載しますが、これはレーダー電波の反射源となりステルス性を損なうという欠点があります。そのためF-22やF-35などのステルス機では胴体内部に武装を格納しますが、発想としてはこれと同じものです。F/A-18E/Fにエンクローズドウェポンポッドを搭載し、その内部に内部に空対空ミサイルや誘導爆弾を格納することでレーダー反射を抑えます。

 もともとF/A-18E/Fはステルス性に配慮された設計を持ちますが、これによってさらに探知されにくくなる見込みです。

 さらにステルス性の向上と同時に空気抵抗の減少と燃料搭載量の増大を実現可能な、「コンフォーマルタンク」と呼ばれる密着型の燃料タンクを胴体上部に装着するため、かなり太ったような見た目になるかもしれません。

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F/A-18E/Fは1995(平成7)年に初飛行。1978(昭和53)年に初飛行したF/A-18とは名前が同じだけの別の機体である。(画像:アメリカ海軍)。

F-35を上回る部分も?
「ブロックIII」では機体の内部も大きく近代化され、新しいコンピューターの搭載や戦術ネットワークへの対応、そして操縦席も完全に一新される見込みで、これまで数個の小さいディスプレイで構成されていた計器盤は、ボーイングが提唱する1枚の大型タッチパネルを設置した次世代コックピットになるのではないかと推測されます。

 大型タッチパネルはF-35にも採用されていますが、F-35の計器盤の表示は単純な記号の組み合わせに過ぎません。一方F/A-18E/F用の次世代コックピットでは戦場の状況をまるでゲームの3DCGのように描写することで、パイロットに対して直観的にわかりやすい状況認識を与え、作戦の立案を助けることが可能になります。こうした面ではF-35を上回るでしょう。

 アメリカ海軍は2018年にF-35Cの初期作戦能力達成(実用化)を見込んでいますが、新しいF/A-18E/F「ブロックIII」はF-35Cと並んでアメリカ海軍における主力戦闘機の半分を担い続ける予定で、2046年ごろまで運用を見込みます。そしておそらく今後も「ブロックIV」などにアップグレードされ、「スーパーホーネット」はさらにスーパーな存在へ進化し続けることになるでしょう。


「空飛ぶ司令部」 米軍のE4B、竜巻で2機損傷
6/24(土) 13:37配信 AFP=時事

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米メリーランド州のアンドルーズ空軍基地で撮影した空軍の空中指揮機E4B。タラップを上っているのはベルギー訪問に向かうレオン・パネッタ国防長官(2013年2月20日撮影、肩書は当時、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】米空軍は23日、核爆発の電磁パルスや熱に耐えられるよう特別に強化された空中指揮機E4B2機が、竜巻で損傷したと発表した。

【写真】E4Bから見た富士山

 E4Bは冷戦(Cold War)時代の1970年代に製造されたボーイング(Boeing)747型機を改造した航空機。空中給油も可能な「空飛ぶ司令部」で、危機の際には何日も上空にとどまっていることができる。米国防長官の外遊に使われることもある。

 米空軍は現在E4Bを4機保有しているが、このうちの2機が16日、突発的に発生した竜巻によってネブラスカ(Nebraska)州のオファット空軍基地(Offutt Air Force Base)で損傷を受けた。この他にRC135偵察機も7機が軽度の損傷を受け、別の1機は検査が必要になった。【翻訳編集】 AFPBB News


F-35、パリ航空ショーで「ようやく」その実力をアピール
6/24(土) 8:10配信 BUSINESS INSIDER JAPAN

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F-35、パリ航空ショーで「ようやく」その実力をアピール

F-35は長らく「F-16など、従来の戦闘機のような機動性に欠ける」との批判に晒されてきた。だが、パリ航空ショーでのデモンストレーションは、そうした声を黙らせるだろう。

【画像】驚くべきことに、F-35は今回のすべての動作を戦闘状態の仕様で行った。

フルパワーでの離陸から、垂直上昇、そして木の葉のように下降する様子は、F-35が最高の戦闘機と同じような動きが可能であることを示した。事実、こうした動作は、最強の戦闘機F-22に倣ったものだ。

さらに驚くべきことに、F-35は今回のすべての動作を戦闘状態の仕様で行った。F-16は、ミサイルを搭載した状態でこのような動きはできない。一方、F-35は数千ポンドの爆弾やミサイルを内部ウェポンベイに搭載可能だ。

「初飛行から10年、F-35の能力と機動性を示す初めての機会となった。我々はようやくF-35の能力に関する長年の誤った情報を打ち砕くことができる」

テストパイロットのビリー・フリン(Billie Flynn)氏は、パリでAviation Weekに語った。

デモンストレーションの動画はUS版のページ(http://www.businessinsider.com/f-35-paris-air-show-video-2017-6)で。

[原文:Watch the F-35 pull mind-bending aerial tricks at the Paris Air Show]

(翻訳:増田隆幸)


パリ航空ショー、ボーイングがエアバス下す エンブラエルはイヌワシE195-E2でアピール
6/23(金) 22:20配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーで飛行展示を披露する737 MAX 9=17年6月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 世界最大級の航空ショーで奇数年に開催されるパリ航空ショーのうち、6月19日から始まった商談期間が22日で終わった。日本勢では、三菱航空機が開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の実機が初めて出展されたほか、海上自衛隊の哨戒機P-1も自衛隊機として初参加した。

【飛行展示を披露するA350-1000やE195-E2】

◆ボーイングがエアバス下す

 民間機2強の受注実績を見ると、ボーイングは確定受注とコミットメントを合わせて総数571機、カタログ価格による金額換算で総額748億米ドル(約8兆3200億円)となった。一方、エアバスは総数326機、397億米ドルの受注を獲得。このうち144機。185億米ドルが確定受注となった。

 日本企業から受注では、リース会社のジャパンインベストメントアドバイザー(JIA、7172)が737 MAX 8を10機発注する方針を固め、ボーイングと覚書(MoU)を締結した。

 リージョナル機を手掛けるブラジルのエンブラエルは、日本からはフジドリームエアラインズ(FDA/JH)がエンブラエル175(E175)を確定発注3機と購入権3機の最大6機の契約を締結。日本航空(JAL/JL、9201)からも、ジェイエア(JAR/XM)が運航するエンブラエル190(E190)を1機追加受注を獲得した。

 カナダのボンバルディアは、インドのLCCのスパイスジェット(SEJ/SG)がターボプロップ(プロペラ)機DHC-8-Q400を50機導入する基本合意(LoI)を結ぶなどの動きがあった。

 一方、実機を初出展したMRJは、LoIやMoUの締結を含めて新たな発表はなかった。

◆737 MAX 10と797

 新型機の動向では、ボーイングが737型機では胴体長が最長となる737 MAX 10の開発を発表した。

 737 MAXは737の発展型で、新型エンジンを採用。標準型は2016年1月29日に初飛行した737 MAX 8(1クラス189席)。737 MAX 8をLCC向けに座席数を増やした737 MAX 200(同200席)、もっとも胴体が短い機体で737-700の後継となる737 MAX 7(同172席)、胴体がもっとも長い737-900ERの後継機737 MAX 9(同220席)があり、737 MAX 10は5機種目となった。

 パリ航空ショー期間中、737 MAX 10はコミットメントを含めて326機を受注。このうち168機が確定受注だが、125機は既存受注分からの変更で、新規の確定受注は43機だった。

 ボーイングは会場に開発中の787-10と737 MAX 9を出展し、機内を公開。737 MAX 9は飛行展示を連日披露した。

 また、737 MAXと中大型機787の間に位置する「MOM(ミドル・オブ・ザ・マーケット)」の機体「797(仮称)」については、シルエットを“チラ見せ”。2025年以降の就航が計画されている。

◆A380plus

 エアバスはA380の改良版「A380plus」のコンセプトモデルを展示。パリ航空ショーが開かれているル・ブルジェ空港にある航空宇宙博物館に、エアバスから今年2月に寄贈されたA380の飛行試験機MSN4(登録番号F-WWDD)に、大型ウイングレットのモックアップを装着した。

 A380plusは、大型ウイングレットなどにより燃料消費量を最大4%抑えられる。また、客室内の改良による座席数増と合わせると、現行機と比較して1席あたりのコストを13%削減できるという。

 開発が決定すると2019年に初飛行し、2020年の引き渡し開始を計画している。

 会場にはA380plusのほか、A350-1000やA321neoの飛行試験機などが展示され、機内も公開された。

◆E195-E2とMRJ

 エンブラエルは、開発中の次世代リージョナルジェット機「E2」シリーズのうち、最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)などを出展。E2シリーズは、現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195の4機種で構成する「Eジェット」の後継機で、E175-E2とE190-E2、E195-E2の3機種で構成する。

 2018年の納入開始を目指すE190-E2のメーカー標準座席数(シートピッチ31インチ)は1クラス106席、2019年前半から納入予定のE195-E2は同132席、2020年納入開始予定のE175-E2は同88席としている。

 E2シリーズのキャッチコピーは「プロフィット・ハンター」。出展されたE195-E2の機首にはイヌワシが描かれ、多くの人の関心を引きつけた。19日から21日まで飛行展示を実施し、初日は大きな拍手が送られていた。

 実機の展示場所もボーイングの隣という好立地で、MRJはエアバスやボーイング、エンブラエルがまとまって展示されている場所からは、やや離れていた。

 E175を追加発注したFDAの鈴木与平会長は、E175を「無理がない。故障が少ない」と安定性の高さを評価。E195-E2を見た鈴木会長は、E2シリーズの完成度に好印象を抱いたという。

 MRJは日本の航空機として応援したいとしながらも、「真剣に考えているが我々は小さな会社。全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)の実績を拝見させていただいてから検討したい」と率直な思いを語った。

 三菱航空機の水谷久和社長は、「航空ショーで機体をお見せできて、身近な目標をクリアした。世界を代表する各社が集まっており、世界レベルではスタートラインについた」と話す。

 世界最大規模の航空ショーへの実機展示にこぎつけたMRJ。ボーイングとエアバスがしのぎを削るように、MRJがE2シリーズとリージョナルジェット機の市場を二分する日が訪れてほしいものだ。


岩国基地、極東最大級に=米艦載機が来月以降移駐
6/23(金) 19:27配信 時事通信

 米軍岩国基地の地元、山口県岩国市の福田良彦市長が23日、空母艦載機の厚木基地(神奈川県)からの移駐受け入れを表明した。

 7月以降、艦載機61機が段階的に移り、岩国基地は極東最大級の基地となる。日本政府は地元住民の理解を得るため交付金を大幅に拡充する方針だ。

 「日本が置かれた安全保障環境、特に北朝鮮の弾道ミサイルなどを考えれば、日米同盟の結束がこれまで以上に必要な時だ」。福田市長は23日の市議会で艦載機の移駐容認を表明した際、抑止力強化の意義を強調した。

 日米両政府が2006年に合意した在日米軍再編ロードマップ(行程表)に基づき、岩国基地へ装備の集約は着実に進んでいる。既に普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)から空中給油機が移駐。最新鋭ステルス戦闘機F35も順次配備されている。

 これに加え、米海軍横須賀基地を拠点とする原子力空母「ロナルド・レーガン」艦載機のFA18戦闘攻撃機などが厚木から移される。移駐が完了する来年5月ごろには、岩国基地の所属機は計120機超となり、嘉手納基地(沖縄県)の約110機と並ぶ規模となる。米軍は、北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の海洋進出をにらみ、岩国を重要拠点の一つとして運用していく考えだ。

 一方、艦載機の移駐に伴い、日本政府は岩国市や周辺市町への「米軍再編交付金」を拡充する方針。山口県に対しても、19年度までの「再編関連特別地域整備事業費」を延長し、交付額も現在の年間約20億円から上積みする方向で調整する。


ボーイング、200人削減 トランプ氏が雇用維持掲げた工場
6/23(金) 17:48配信 CNN.co.jp

ニューヨーク(CNNMoney) 米航空大手ボーイングは22日、CNNMoneyの取材に対しサウスカロライナ州の工場で約200人をレイオフ(一時解雇)すると認めた。この工場は今年2月、トランプ米大統領が米国の雇用を守ると約束する演説を行った場所だ。

同工場でレイオフが行われるのは、2009年にボーイング787型機の製造が始まって以来初めて。

2月にこの工場を訪れたトランプ大統領は、組立を行う労働者や管理職、経営幹部らに向かい、「私があなた方の大統領としてここに立っている主な理由の1つは雇用(を守ること)だ。私はけっしてあなた方を失望させたりしない」と語っていた。

だが3月、ボーイングはワシントン州の商用機工場でのリストラ計画を発表。この時、関係者は対象となるのは500人未満だとしていた。

これらの人員削減は、昨年12月に発表した全社レベルでのリストラ計画の一環。この時はライバルの欧州エアバスとの激しい競争や、新規受注の落ち込みが背景にあると説明している。

コスト削減のための人員整理は主に早期退職制度や自然減という形で、すでに今年初めから始まっていた。

リストラの理由についてボーイングは、航空会社への納入価格の引き下げで売り上げが落ちていることや、ウォール街対策として利幅を引き上げる必要があることを挙げている。

2月時点のボーイングの従業員数は世界で約14万7700人。その約半数が商用機部門で働いている。

現時点でホワイトハウスからのコメントは得られていない。


「ボーイングVSエアバス」LCC市場で火花
6/23(金) 10:22配信 ニュースイッチ

需要の7割、新機種開発で競う
 米ボーイングと欧エアバスの2大航空機メーカーが、拡大する格安航空会社(LCC)市場をめぐって激しいつばぜり合いを演じている。今後10―20年の航空機需要は小型機を軸に伸びる。その小型機を大量購入するのが新興国などのLCCだ。ボーイングやエアバスは小型機の開発競争を繰り広げるほか“航空機版IoT(モノのインターネット)”とも言える新しいサービスも打ち出す。2大メーカーの競争はLCCの台頭で新たな局面に入る。

 パリ北東部のル・ブルジェ空港で開催中の航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」。今回は、これまで以上にLCCをターゲットに据えた発表が相次いだ。小型機の主な購入者は東南アジアや中国のLCC。経済成長に伴う旅行需要の拡大に対応し、LCC各社は機数や機種のバリエーションを増やしている。

 ボーイングは新型小型機「737MAX」シリーズで胴体が最も長くなる新機種「737MAX10」を開発すると表明した。

 現在最長の737MAX9より1・68メートル長くなり、最大座席数は12席増の230席にできる。ケビン・マカリスター民間航空機部門社長兼最高経営責任者(CEO)は「単通路型機では最も経済性の良い機種」と鼻息が荒い。

 実はボーイングは新世代の小型機分野では劣勢の立場にある。エアバスの新型小型機「A320neo」シリーズは5月末時点で5053機もの受注を獲得している。対する737MAXシリーズは約3700機。大きく水をあけられており、737MAX10で巻き返しを狙う。

<航空機版IoT>

 主力小型機の競争で一歩先を行くエアバスは新たな動きを見せる。パリ航空ショー会場で打ち出した新サービス「スカイワイズ」。エアバス機の運航実績データを収集・分析。燃費を改善する操縦方法を提案したり、故障時期を予見したりできるようになる。

 そのサービスの第1号顧客として参加する4航空会社の中には、マレーシアのエアアジアや日本のピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)などLCC3社が名を連ねる。ピーチ・アビエーションは保有する18機全てがA320で、2016年にはA320neoなど13機を発注したエアバスの得意先。今回、航空機版IoTとも言える次世代サービスを先行提供するあたりにもLCCを重要視する姿勢がうかがえる。

 ボーイングはパリ航空ショーで発表した36年までの20年間の民間航空機の新型機需要4万1030機のうち、実に7割が単通路機、つまり小型機が占めると予想する。LCCをめぐる2大メーカーの競争は、さらに熱を帯びそうだ。

 また、今回のエアショーで正式発表はなかったが、ボーイングは将来機の開発も中小型機での検討に入った。機体の経済性やアフターサービスなどLCCを引きつける魅力的な機体開発をいかに進められるかが、ボーイングの小型機ビジネスを左右しそう。

 また、将来機ではボーイングに主翼や胴体など機体部品を供給する日本企業の参画形態も気になるところ。完成機の開発に成功した中国勢をにらみつつ、開発初期から参画して完成機メーカーの領域に近づけるかが注目だ。


【パリ航空ショー2017】エアバス、総2階建て「A380」型機の効率向上型「A380plus」のコンセプト説明
6/23(金) 6:51配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 仏エアバスは、パリ航空ショー2017の開催に合わせ、6月18日(現地時間)付けで総2階建て旅客機「A380」型機の効率向上モデルとなる「A380plus」型機の開発を発表。パリ航空ショー2017では、そのコンセプトに含まれるウィングレットのモックアップを取り付け、「A380plus」のロゴを記載した機体を展示した。

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 このベースとなっている機体は、2017年2月にル・ブルジェ空港に隣接するル・ブルジェ航空宇宙博物館への寄贈が発表され、2月14日に到着したMSN 4(登録記号:F-WWDD)。パリ航空ショー2017期間中にはA380型機の展示飛行も行なわれたが、そちらには飛行試験1号機のMSN 1(登録記号:F-WWOW)が使われた。

 エアバスは会期中の6月19日(同)、同機内においてAirbus Head of A380 Marketingのフランク・ヴェルメイル(Frank Vermeire)氏がコンセプトの説明を行なった。

 A380plusは、従来のA380型機から効率性と経済性を高めることを目的とした新パッケージであると説明しており、「新しいエンジンのオプションとなる『neo』とは異なるもの」と紹介。そのポイントを5項目に分けて説明した。

 1つ目は「4%の燃費削減」。翼端が上下に分かれ、上方に3.5m、下方に1.2mと、上下で4.7mの高さとなる形状に変更したウィングレットや、翼端近くのひねり、主翼上面の中央部分(リブ18~30の間)を最大で厚みを30mm増やすといった形状の変更や、主翼付け根(フェアリング)の最適化によって空力性能を改善。またエンジンも、より燃料消費効率のよいものとすることで4%の燃料消費節約が可能とする。説明会ではウィングチップの変更でどのぐらいの改善されるのか質問が出たが、ヴェルメイル氏は「これらが複合的に作用して4%の燃費節約となるため、それぞれの変更が何%になるかは説明できない」と話した。

 2つ目はシステムに関する改良で、インフライトエンタテイメント(機内エンタテイメント)システムを第4世代のものを採用することで、信頼性が向上するとともに重量も軽減。さらに4K解像度にも対応する。また、廃液タンクもツインタンクとすることで信頼性向上と軽量化を実現するほか、A350型機で採用されている燃料ポンプの採用で信頼性を向上。運航部分でもフライトオペレーションシステムを変更することで、より最適な経路や高度を選択できるようになり燃費改善につながるとした。

 3つ目は客室の見直し。4月にドイツのハンブルグで行なわれた「Aircraft Interiors Expo」で披露された「キャビン・イネーブラー(Cabin enablers )」をベースとした見直しにより最大で80席を増席できる。説明会ではどのような改良が何席の増席につながるかも説明があった。

 例えば、前方階段は乗客が2階に上がるための階段と下部のクルーレストの階段を組み合わせたモジュールとすることで20席を増加。後方階段も再設計により14席を増加させるほか、カートもより多く詰める。クルーの休憩室はパイロットとCA(客室乗務員)のエリアを統合した新たなユニットを用いることで3席増を実現する。

 また、アッパーデッキに側面に設けられている荷物の収納スペースを取り払うオプションを提供。これにより6席を確保できる。また、現在の標準仕様では8アブレストとなっているプレミアムエコノミーを9アブレストとすることで11席増。10アブレストのエコノミークラスを11アブレストとすることで23席を増加させる。

 ヴェルメイル氏は、「これらすべての変更により、これまで収益をもたらさなかった25m2のスペースから収益を上げることができるようになる」と説明する。

 さらに、説明会では10アブレストを11アブレストする手法について質問があり、ヴェルメイル氏は「10アブレストのエコノミーシートではシート幅が19インチのものを使っているが、今日では多くの航空会社が多くの航空機で18インチ幅のシートを使用している」と答え、すでに市場にも受け入れられているとの見解を示した。

 4つ目は最大離陸重量の増加で、80席を増加することに対応する意味もあり最大離陸重量を578トンへと向上。航続距離については80席を増席した状態で現在と同じ距離である8200nm(ノーティカルマイル、約1万5200km)、現在と同じ席数ならば300nm(約556km)伸ばすことができる。ヴェルメイル氏は「現在世界で使われているA380を平均すると497席、569トンの最大離陸重量で運用されている。A380plusはそれに80席を足した状態で、同じ路線をカバーできる」との運用上の考えを示した。

 5つ目は、メンテナンス間隔を広げ、メンテナンスコストを削減するというもの。これはEASA(European Aviation Safety Agency、欧州航空安全機関)の承認の下に対応するもの。現在運用されているA380にも適用される。2018年には、いわゆる簡易的なA整備についてはすでに飛行750時間ごとが1000時間に、C整備と呼ばれる重整備は24カ月または飛行1万2000時間から36カ月または飛行1万8000時間に間隔を広げることができるようになる。

 これら5つの改良により、シートあたりコストを13%抑えることができるようになるという。先述のとおり、現在は航空会社に説明を行なって、話し合いをしている段階で、開発の実施については詳しく言及できないとした。また、最後のメンテナンス間隔の変更は既存のA380にも適用可能だが、既存機の改造については主翼の形状変更などを例に挙げ、非常に多くの変更が必要になるので対応していないとしている。

■飛行試験1号機(MSN 1、F-WWOW)による飛行展示


【パリ航空ショー2017】新型旅客機 ボーイング 737 MAX 9型機が華麗なデモフライト
6/23(金) 6:00配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 米ボーイングは、最新鋭旅客機としてボーイング 787-10型機とともにボーイング 737 MAX 9型機をパリ航空ショーで展示している。その詳細は関連記事(ボーイング、「787-10」&「737 MAX 9」の飛行試験機内を公開)を見ていただきたいが、ボーイング 737 MAX 9についてはデモフライトを実施した。

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 ボーイングはこのパリ航空ショーで、ボーイング 737 MAX 9の長胴型である737 MAX 10の正式発表(関連記事:ボーイング、737シリーズの最新鋭機737 MAX 10型機を正式発表)も行なっており、ボーイング 737 MAX 9のデモフライトは、今後の受注にも影響する大事なプログラムになる。

 会期初日となる6月19日(現地時間)のデモフライトは、フランス マクロン大統領が会場を立ち去ったあとに実施。マクロン大統領の警備の関係でデモフライト時刻が若干ずれたものの、旅客機とは思えぬ急上昇や、大バンク角での旋回などを見せ、実績あるボーイング 737シリーズの最新鋭機らしく安定したフライトを実施した。

 特筆すべきはデモフライト時の静かさで、バイパス比が9と高く設計されたCFM International製のLEAP-1Bエンジンの性能がうかがえる。CFMのLEAP-1シリーズは、LEAP-1Aがエアバス A320neoなどに採用が決まっており、世界の2大ベストセラー機である、ボーイング 737シリーズ、エアバス A320シリーズの後継機がいずれもLEAP-1シリーズを採用した(エアバス系はPW1100G-JMも選択可能)ことで、航空史上における大ベストセラーエンジンになるだろう。


海自P-1、パリ航空ショー終え離陸 自衛隊機初の出展
6/23(金) 1:30配信 Aviation Wire

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パリ航空ショー初出展を終えル・ブルジェ空港を出発するP-1の機内から手を振る海上自衛隊員=17年6月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 自衛隊機として初めてパリ航空ショーに参加した海上自衛隊の哨戒機P-1(機体番号5508)が現地時間6月22日昼(日本時間同日夜)、会場のル・ブルジェ空港を離陸し、所属する厚木基地へ向かった。

【パリ航空ショーに初出展されたP-1】

 P-1は海上自衛隊の哨戒機P-3Cの後継機。航空自衛隊向けの輸送機C-2と共に、2001年度から同時開発。P-1は2012年9月25日に量産初号機(5503)が初飛行に成功し、2013年3月26日に防衛省へ納入した。

 自衛隊機初の出展となったパリ航空ショーには、当初は2機が参加予定だったが1機に変更。地上展示とともに実施予定だった飛行展示は、中止となった。

 P-1は、6月22日午前11時20分すぎ(日本時間同日午後6時20分すぎ)に駐機場を離れ、午後0時18分すぎ(同午後7時18分すぎ)に離陸した。出発時には、機内から地上のスタッフに手を振る隊員の姿が見られた。


【パリ航空ショー2017】ボーイング、航空関連の商用・政府向けサービスの市場規模が今後10年で288兆6000億円と予測
6/23(金) 0:00配信 Impress Watch

 米ボーイングは6月20日(現地時間)、フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で行なわれている航空産業の商談/展示会「パリ航空ショー2017」において「Service Market Outlook」というタイトルの記者説明会を実施し、航空関連の商用・政府向けサービスの市場規模が今後10年間で2兆6000億ドル(約288兆6000億円、1ドル=約111円換算)規模になると予測した。

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 ボーイングは今後20年間の新造旅客機需要を約4万1000機、約677兆1000億円と予測しているが、それに伴いパイロットの訓練や、地上係員の教育、航空会社からの業務のアウトソースが進み、航空関連のサービス事業が拡大していくと説明した。

■今後10年間の航空サービスビジネス全体の市場規模は288兆6000万ドルに

 ボーイング グローバルサービス部門 戦略担当副社長 デニス・フロイド氏は「CMOで説明したとおり、今後20年間の新造旅客機需要は約4万1000機、20年後の航空会社の保有機材は約4万7000機となり、現在よりも約2万3000機増える計算になる。となると、パイロットや技術者が必ず足りなくなり、その育成が必要になる。また、現在航空会社は経済性の観点から業務のアウトソースを進めており、今後もそれは増えていくだろう」と述べ、現在よりも航空サービスの市場が増えていく可能性が高いと述べた。

 そして、今後10年の航空サービスビジネスの市場規模として、2兆6000億ドル(約288兆6000億円)規模になると予測されるとし、そのうち民間向けが1兆5000億ドル(約166兆5000億円)、政府向け(軍事部門向け)が1兆1000億ドル(約122兆1000億円)になるとフロイド氏は述べた。ただし、政府向けに関しては、各国の軍事予算に依存することが多く、予測は難しく、それによっては大きく外れる可能性があるとした。

■飛行機の整備、乗務員や地上係員の訓練、そして情報サービスが大きな成長の柱になる

 フロイド氏によれば、今後航空サービスとしては柱になる事業は3つあると考えているという。「1つは飛行機の整備事業、2つめがパイロットや地上係員の訓練事業、そして3つめが情報サービスだ」と述べ、それぞれの事業で成長が見込めるとした。一番大きな市場になるのは整備事業で、整備だけでなく、飛行機のアップグレードなども含めて、従来はインハウス(社内)の整備が多かったが、それがアウトソースされる例が増えていくと説明した。

 また、情報サービスも成長が期待できる分野で、飛行機が作成したデータをビッグデータとして解析する手法などが使われることで、整備の効率を上げたり、航空会社の経営者が運航におけるパフォーマンスを改善したり、それを判断する材料にしたりといったように使われるだろうと述べた。訓練に関しても、増える保有機材に対応する新しいパイロットの訓練などが必要になるだろうとした。

 地域別の内訳に関しては、民間向けではアジア太平洋地域が一番多く、それについで北米、ヨーロッパになるという。政府向けに関しては、北米、なかでも米国向けがダントツに多く、それについで、中国が主要因のアジア太平洋地域、ロシアが主要因の欧州となるとフロイド氏は説明した。

 フロイド氏は「現在はグローバルで同じようなニーズが増えており、今後グローバルに同じようなソリューションが必要になる。それに伴って市場が成長していくだろう」と述べ、航空会社が同じような悩みを抱えており、それに適したサービスを提供していけば、航空向けサービスの市場がこれまでよりも拡大していくだろうとまとめた。


JAL、787-9新仕様機7月就航 ビジネスは足もと立体交差型
6/22(木) 22:31配信 Aviation Wire

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JALの777-200ERのビジネスクラスで初採用された「スカイスイートIII」=17年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)は6月22日、ボーイング787-9型機の新仕様機を国際線に投入すると発表した。7月31日から成田-クアラルンプール線(JL723/724便)に投入し、順次路線を拡大していく。

【新仕様ビジネスクラスは777-200ERと同じ】

 新仕様機の座席数は3クラス203席で、ビジネスクラス52席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー116席。既存仕様の787-9は3クラス195席で、ビジネスクラスのシートを変更することで座席数を8席増やした。

 既存の787-8や787-9と同じく、全クラスのラバトリー(洗面所)に温水洗浄機能付き便座「ウォシュレット」を装備。無線LANによる機内インターネット接続サービス「スカイWi-Fi」にも対応する。

 東南アジアなど中距離国際線を中心に投入する予定。時刻表では「SS9 II」と表記する。

◆ビジネスクラス

 ビジネスクラスの名称は「スカイスイートIII」。2016年6月に就航した777-200ERの新仕様機「スカイスイート777」で採用したシートを、787-9の機体に合わせた。

 フルフラットシートを斜めに配置する「ヘリンボーン配列」で、座席配列は全席から通路へアクセス出来る1-2-1席配列。シートを足もとで立体交差させ、内側に小物入れのある可動式アームレストを通路側に設ける。

 ベッドの長さは最大約198センチ、ベッド幅は約53センチ、シート幅は約51センチで、個人用モニターは17インチのものを採用する。収納式の大型ダイニングテーブルを備え、ノートパソコンで作業しやすくした。全席に電源コンセントと充電用USB端子を設けた。

◆プレミアムエコノミー

 プレミアムエコノミークラス「スカイプレミアム」と、エコノミークラス「スカイワイダー」は従来の787-9と同様のシートを採用する。

 プレミアムエコノミーは、2-3-2の横7席配列。主な機能やデザインはスカイスイート787と同じで、前席の背もたれが倒れてこない「フィックスド・バック構造」を採用している。

 シートピッチは約107センチ(42インチ)で、座席幅は約49センチ(19.4インチ)、個人モニターは12.1インチ(最前列のみ10.6インチ)となる。

◆エコノミー

 エコノミーは、横9席が世界的に主流となっている787のエコノミーの中で、既存機と同じ8席を維持。9席配列と比べて、シート幅は約5センチ広くなる。

 シート幅をプレエコ並みの約48センチ(19インチ)、シートピッチを現行の約79センチ(31インチ)より約5センチ広い約84センチ(33インチ)とすることで、快適性を訴求していく。足もとも機内エンターテインメントシステム(IFE)機器のボックスがなくなり、広くなった。

 個人モニターは10.6インチで、全席にパソコン用電源とUSB端子を備える。プレエコ並みのシート幅や足もとの広さで、快適性を訴求する。

 当初の運航路線は、成田-クアラルンプール線(火曜日除く)と成田-大連線(火曜日のみ)の2路線となる。


I開発中の「797」型機の予想図を初公表、ボーイング
6/22(木) 19:14配信 CNN.co.jp

パリ(CNNMoney) 米ボーイングは22日までに、新たな旅客機として開発中の「797」型機の予想図を初めて公表した。パリで開催中の「パリ航空ショー」で披露したもので、6年前に市場に投入された787型機以来の新機種となる。

707型機から60年続く700番台シリーズの最新型機となる。非公式の呼称である797型機の詳細は明らかにされていないが、機内に2通路を設け、乗客収容能力は220~270人。航続距離は最長で5200カイリ(約9620キロ)で、10時間超の路線への導入が可能とみられる。

同社の航空機開発担当幹部によると、翼や機体の材料は大半が炭素繊維複合材。航空会社への最初の納入は2025年ごろの見通しで、需要は20年余で4000機以上と見込んでいる。ニューヨーク、ロサンゼルス間の路線などで空港混雑を緩和出来る機材とし、米国と欧州の小都市を結ぶ中距離路線にも対応出来るとしている。

ボーイング社は797型機を単一通路型の737型機と長距離用の787型機の間の中間機種として位置付けている。797の最終設計案を詰める作業にも着手した。

同型機の売り込みについても既に57の航空会社などと協議を開始したとしている。インドの格安航空「スパイス・ジェット」も空港混雑からの負担を減らせる他、南アジアからの新たな路線開拓も視野に入れて797への関心を示した。

一方、ボーイングの競合企業である欧州エアバスは、797に対抗出来る機種は既に保持していると主張した。


JAL、最新ビジネスクラス「SKY SUITE III」を搭載したボーイング 787-9型機「SS9II」を7月31日から就航
6/22(木) 17:58配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 JAL(日本航空)は6月22日、ビジネスクラスのフルフラット型座席「JAL SKY SUITE III」を従来機より多く搭載するボーイング 787-9型機の導入を発表した。ビジネスクラスは従来機の44席から52席となり、総座席数は203席。プレミアムエコノミークラス(35席)とエコノミークラス(116席)の数は変わらない。

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 新たな客室仕様の機材も愛称は「JAL SKY SUITE 787」だが、時刻表では「SS9II」と表記される。

 SS9IIは成田~クアラルンプール線(火曜以外)や成田~大連線(火曜のみ)で運航し、7月31日から順次就航する。

新仕様のJAL SKY SUITE 787(SS9II)

ビジネスクラス:JAL SKY SUITE III、52席
プレミアムエコノミークラス:JAL SKY PREMIUM、35席
エコノミークラス:JAL SKY WIDER、116席


【パリ航空ショー2017】ボーイング、AIによる航空機自動操縦の実験を2018年開始。自動タキシングは実証実験の段階へ
6/22(木) 15:55配信 Impress Watch

 米ボーイングは6月21日(現地時間)、フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で行なわれている航空産業の商談/展示会「パリ航空ショー2017」において「Innovating for the future now」(未来に向けての革新的な取り組みの今)と題した記者説明会を行ない、同社が将来の飛行機に向けて開発している技術の概要を説明した。

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 このなかでボーイング 民間航空機部門 製品開発担当副社長 マイク・シネット氏は「現在ボーイングが注目している新しい技術的領域は3つある。それが自動化、よりエコを実現したデモ飛行機、先進的なコンセプトモデルの3つだ」と述べ、AIによる自動操縦、最新のエコ技術を利用したデモ飛行機によるエコ技術開発の進展、さらには音速ジェット機のような新しいコンセプトモデルの3つが重点領域として開発を行なっていると説明した。

■次世代の飛行機はマシンラーニングを活用したAIが操縦するようになる可能性、来年から実証実験も

 ボーイング 民間航空機部門 製品開発担当副社長 マイク・シネット氏は、ボーイングが開発している未来に向けての技術開発に関して説明を行なった。シネット氏は「現在ボーイングが注目している新しい技術的領域は3つある。それが自動化、よりエコを実現したデモ飛行機、先進的なコンセプトモデルの3つだ」と述べ、AIによる自動操縦、最新のエコ技術を利用したデモ飛行機によるエコ技術開発の進展、さらには音速ジェット機のような新しいコンセプトモデルの3つを重点領域として技術開発を行なっていると説明した。

 シネット氏は一番最初の話題として自動化について触れ、「現在自動運転車などが話題になりつつあり、飛行機も自動操縦になるのかとよく聞かれる。すでに飛行機ではオートパイロットという形で実現しているが、今後さらに自動化が進む可能性がある」と述べ、自動化への対応は必然になるとした。その理由としては「ボーイングの予測では次の20年に4万1000機の旅客機が増える見通し。それに対応するには約62万のパイロットが必要になる。そんなにパイロットを増やして安全を確保できるかと考えていけば、ある程度の自動化は必要になる」(シネット氏)とのとおりで、パイロットが増えることで今と同じレベルの安全性を確保するには、出来るところは自動化することが、結果的に安全性に寄与する可能性は高い。

 シネット氏によれば、ボーイングはすでに潜水船や宇宙船などで高い安全性での自動化を実現しており、旅客機でもそれを実現していくことが重要だとした。例えば、自動車の場合には、米国では2016年には自動車の死亡事故は4万件起きているが、スケジュールされた旅客機では1件も起きていないとし、仮に旅客機で自動化を行なうとしても、それと同じレベルの安全性を実現する必要があるとした。

 すでに旅客機では高高度に達したあとの自動操縦(オートパイロット)は実装されているが、それに加えて、自動操縦による離着陸などは難度が高いとされている。それを実現するには、飛行機側だけでなく、空港側のインフラなども含めて整備する必要があり、すべてに技術的なチャレンジがあると説明した。

 そうしたことを考慮に入れて、現在ボーイングが検討している自動操縦は3つの要素があるという。それが自動タキシング、マシンラーニングの飛行機への導入、高度システム保全の3つだ。タキシングとは飛行機が滑走路に向かうまで、あるいは着陸後に滑走路からゲートに向かうまでの地上滑走のことを意味しているが、それを自動で行なうというのが自動タキシングとなる。シネット氏は飛行機の自動化で一番最初に実現可能なのはこの自動タキシングだと考えており、複数のセンサーからくるデータを統合して処理するセンサーフュージョンなどの技術を活用して、自動タキシングの機能を来年には実証実験を始めたいとした。

 2つめがマシンラーニングの活用で、いわゆるAI(人工知能)による飛行機の自動操縦の実現だ。「現在はパイロットがすべての判断を下しているが、今後はある条件を入れると、同じように反応するというAIが実現できれば、機械が判断を下すようになる可能性がある。もちろんFAAのような認証機関に認証を受ける必要があるが、学習を加速させていくことで、AIによる自動操縦が実現できる可能性がある」とシネット氏は述べ、AIによる自動操縦も検討課題に登っていることを明らかにした。

 現在IT業界ではマシンラーニング、およびその一手法であるディープラーニングを利用したAIの実現に力を入れており、明日のコンピュータはAIにより自分で判断できるようになるとされている。AIは学習することで、信頼性や判断力などを向上させることが可能になっており、それがある一定レベルに達すると、人間の代わりにクルマの操縦などができるようになると考えられている。

 であれば、当然飛行機を操縦できるようになる可能性があるのも当然の成り行きで、その可能性があるとシネット氏は説明した。シネット氏によれば「来年実機テストを行なう」とのことで、さほど遠くない時期に実証実験が始まっていくことになりそうだ。

 ただし、シネット氏は「何よりも大事なことは安全性。追加の安全性を実現することは大きなチャレンジだ」と述べ、確実なデータの保全やシステムの安全性向上などにより、自動操縦になっても乗客などに安心感を与えることが重要だとした。

 また、社会の側にAIに対する不安があるのではないかという質問もでたが、「AIをどのように飛行機に実装するかはまだ決まっていないし、それを議論するのはまだ早い。しかし、今後10年間のあいだに自動運転車などさまざまな自動化が徐々に社会に受け入れられていけば、自動操縦に対する拒否感も薄れていくと考えられる。業界としては可能性を定義し、今と同じレベルの安全性を実現していくことが大事。

 例えば、昔は5人もパイロットが乗っていたが、今はコンピュータの進化などにより2人になっている。AIによる自動操縦が一般化すればそれが1人になるかもしれない」と述べ、まずは航空業界として、現在の人間が操縦する旅客機と同じレベルの安全性を技術的に実現していくことが重要だと説明した。

■2018年には777、2019年は787のecoDemonstratorが飛行予定

 シネット氏は、ボーイングが“ecoDemonstrator”と呼んでいる、技術開発用の飛行機を利用したテスト飛行プログラムに関しても説明した。ecoDemonstratorでは燃費や騒音などに関するテスト項目に従って、開発用の飛行機を飛ばして実証実験を行なってきた。これまで737、787、767などの機材を利用してテストが行なわれてきたが、来年の春には777を利用した実証実験を行ない、新しい素材やより効率のよい飛行などについての研究が行なわれるという。そして2019年には再び787を利用したテストが行なわれ、自動操縦やスマートキャビンに関する実証実験が行なわれると述べた。

 また、次世代の飛行機として、新しい空力デザインの飛行機、サメのひれのような薄い主翼を採用した飛行機、さらにはかつてのコンコルドのような超音速の飛行機などのデザインを紹介し、こうした従来の飛行機の概念を壊すような新しいデザインの飛行機も引き続き検討していると説明した。


ボーイングと川崎重工、航空機事業の協力強化合意
6/22(木) 13:06配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーで川崎重工との協力強化で合意したボーイング=17年6月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ボーイングと川崎重工業(7012)は現地時間6月21日、先進生産技術や将来の航空機事業での協力のあり方などについて、開催中のパリ航空ショーで協力強化に合意した。

 ボーイングが将来手掛ける航空機事業での協力体制のあり方を検討。既存の民間航空機事業についても、サプライチェーンの効率化や、コストダウンの共同実施などを進める。

 生産技術については、先進的な技術の研究開発を共同で進め、両社の関心が共通する分野での協業を進めていく。

 両社の協力関係は40年以上続いており、川重は767や777、787のプロジェクトに参画。ボーイングが開発中の777Xについても、川重は777Xの前部胴体と中部胴体、主脚格納部、後部圧力隔壁、貨物扉の製造を担当する。

 川重は777X用貨物扉の製造ラインを、5月に完成させた。同社では米国初となる航空機用部品の製造ラインで、今秋から本格稼働する。


川重「ボーイングにもっと食い込んで一緒にやっていきたい」
6/22(木) 11:08配信 ニュースイッチ

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米ボーイングのエバレット工場(ボーイング提供)

事業協力強化で合意、その先に見据えるもの
 フランス・パリ郊外で開催されている航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」で川崎重工業は、米ボーイングと民間航空機事業の協力強化で合意した。ボーイングが今後開発する航空機事業における協力の在り方を検討するほか、機体部品事業ではサプライチェーンの効率化やコスト削減を共同で進める。ボーイングは欧エアバスと激しい受注合戦を繰り広げており、川重と連携して競争力を高める狙いだ。

 川重はボーイング向けに胴体などを生産。対象機種は「767」から最新機の「777X」まで広範囲にわたる。今回の協業では先進の生産技術などを共同開発し、機体の生産コスト低減につなげる。また、川重にはボーイングの新機種開発に初期段階から関わることで、将来機への参画を有利に進める狙いもありそうだ。

<防需の誇りを民需へ>

 常務執行役員の並木祐之は、これまでとは違う心境で米国シカゴの地に降り立った。2016年11月。米ボーイングの本社に米ゼネラル・エレクトリックや三菱重工業など、世界の重工メーカーが一堂に会した。年1回ほど開催されるサプライヤーミーティングの一幕。並木が川崎重工業の航空機部門である航空宇宙カンパニーのトップとして臨む、初めてのミーティングだった。

 民間航空機分野で川重は、胴体などを手がけるティア1(1次サプライヤー)としての顔を持つ。メーン顧客であるボーイング向けは、78年から国際共同開発に参画。「767」「777」「787」向けなど、約40年にわたり実績を積み重ねてきた。

 ボーイングの主力工場を訪ねた並木は、スケールの大きさに言葉を失った。1日2機程度を組み上げる能力を持つ同工場。並木の頭にある思いがよぎる。「驚きとともにうらやましかった。航空機メーカーの目指す世界がそこにあった」。

 機体メーカーとして不動の地位を獲得した川重。ただ、あくまでサプライヤーの範ちゅうに留まる。並木は「当社が手がけるのはいくら大きくても、構造部品にすぎない」と真情を吐露する。

 それは機体部品だけでなく、機体全体をまとめる事業に近づけたい意思の表れでもある。「そうしないと我々の未来も限られてしまう」と並木。将来は「開発初期段階からの参画を目指す」と力を込める。

 実際、川重にはそのポテンシャルがある。防衛省向けでは、固定翼哨戒機「P1」や輸送機「C2」といった完成機を製造。並木は「年間数機とはいえ、これだけのことをやっているのは日本で当社だけ」と胸を張る。

 防衛省向けで培ったシステムインテグレーションの能力を生かし「ボーイングにもっと食い込んで一緒にやっていきたい」(並木)。防需の誇りは民需へと受け継がれていく。サプライヤーから完成機の領域へ―。飛躍の時を誓う。

<「民間エンジンで世界のメーンプレーヤーになりたい」>

 民間航空機用ジェットエンジンを丸ごと作れる能力を有しているが、自主ブランドを持たない日本。国産エンジンの開発は、日本の航空機産業の悲願だ。現在はIHIや川崎重工業、三菱重工業などが、欧米エンジンメーカーの国際共同事業に参画。部品製造を担うサプライヤーとしての地位を確立している。

 「民間航空機エンジンで世界のメーンプレーヤーになりたい」。川重の航空機エンジン部門を統括する常務取締役の久山利之は、虎視眈(たんたん)と“その時”に備える。

 米ゼネラル・エレクトリックや同プラット&ホイットニー(P&W)、英ロールス・ロイスといったエンジンメーカーと、対等な立場で開発の初期段階から関わることを目指す。

 久山は「いきなりオール国産とはいかない」とした上で、開発・製造を手がけるOEM(オリジナル・イクイップメント・マニュファクチャー)を志向。「2030年にはOEMの仲間入りをする」と力を込める。

 ただ、エンジン開発には高い技術力はもちろん、実績に裏打ちされた信頼性が不可欠。今後数年でその基盤固めを加速する。OEM参入の前提となる知見やノウハウ獲得に向け重要視するのが、エンジンの修理・整備(MRO)事業だ。

 久山は「早ければ21年度に民間エンジンのMRO事業に参入する」と計画を説明。航空機エンジンのMRO事業はこれまで防衛省向けに実施。「基盤になる技術はある」と自信を示す。

 このため、18年度にも明石工場(兵庫県明石市)内にMRO工場を新設する考え。まずはP&Wなどが開発し、欧エアバスの「A320neo」に搭載する「PW1100G―JM」のMROを手がける方針だ。

 とはいえ、先行する巨人たちと真っ向勝負するわけではない。推力10万ポンド級の大型エンジンではなく、「中・小型エンジンのプレーヤーを目指す」と久山。国産機が世界の空で、エンジン音を奏でる日を心待ちにする。
(敬称略)


【パリ航空ショー2017】ボーイング、787より小さく737 MAXより大きい新中型旅客機の開発を検討中
6/22(木) 1:06配信 Impress Watch

 米国の航空機メーカーボーイングは、6月19日~25日(現地時間)にフランス・パリで行なわれている航空展示会「パリ航空ショー2017」の2日目に記者説明会を開催し、同社の旅客機の開発状況などに関する説明を行なった。

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 このなかでボーイング 副社長 兼 飛行機開発事業部長 マイク・デラネイ氏は、ボーイング 787ファミリーとボーイング 737 MAXファミリーの間を埋めるような新しい中型機の開発を行なっており、早ければ2025年にも市場に投入する可能性があると説明した。デラネイ氏は具体的な製品名(それが噂されている797であるのかなど)については言及しなかったが、座席数が200席程度、ナローボディ級の中型機で、777や787などに採用されている新技術や素材などを応用する最新鋭機になると説明した。

■737 MAX、787-10、777Xの開発は順調に進展している

 ボーイング 副社長 兼 飛行機開発事業部長 マイク・デラネイ氏は「飛行機の開発には非常に長い時間がかかるが、現在のボーイングの戦略は非常にシンプルで、高効率、双発のエンジン、そして2地点をポイントツーポイントで結ぶのに適した旅客機を目指している」と述べ、同社が開発している旅客機は、燃費や費用対効果に優れており、双発のエンジンとすることで燃費がよく、そしてある2地点を結ぶのに適した飛行機を複数提供することで、航空会社が最適な選択をできるようにすると説明した。

 そのうえで、現在同社が提供中・開発中の旅客機について説明した。例えばボーイング 777ファミリーは、信頼性が高く、70の顧客が1457機のオーダーを入れるなど人気の飛行機になっている。

 また、ボーイング 787ファミリーの最新モデルとなるボーイング 787-10型機に関しては、ワイドボディ機のなかで最もシート単価が安く、シートあたりの燃費がエアバス A330neoと比較して25%、A350-900型機と比較して10%優れていると説明した。また、現在開発中の777X型機(777ファミリーで長胴型の最新製品)に関しては、競合となるA350-1000型機と比較して、12%燃費が優れているなどと説明した。

 そうしたボーイングの次世代製品の開発状況に関しては「737 MAX 8型機はEIS(Entry Into Service、就航を開始すること)になり、737 MAX 9型機の開発は予定どおりで4月13日に初フライトを終えている。737 MAX 7型機と200座席の737 MAX 8型機に関してはデザインを終えており、組み立ては今年の第4四半期から始まる予定だ」と述べ、737 MAXファミリーの開発は順調に進んでおり、今回のパリ航空ショーでは、737 MAX 10型機の正式発表を行なったと説明した(737 MAX 10型機に関しては既報のとおり)。

 また、787ファミリーの最新製品となる787-10型機に関しては、すでに3月31日に初フライトが行なわれており、今回の航空ショーでは実機が登場し、会場に展示されている。現在3機で試験飛行が行なわれており、2018年の前半にローンチカスタマーのシンガポール航空により初就航する予定となっているという。

 そして777ファミリーの最新鋭機となる777X型機に関しては、最初の稼働しないパーツの製造が始まっており、初期段階のデザインやレイアウトは90%が完了しているとデラネイ氏は説明し、「エンジンパートナーとなるGEは2つめのテストを終えてパフォーマンスデータを公開しており、ほかのパートナーも開発は順調だ」と述べ、ウイングフォールドテストと呼ばれる主翼を限界まで曲げてみるテストの様子のビデオなどが公開された。

■ナローボディで、777/787の技術を応用した新しい中型機を検討中、2025年の初就航を目指す

 また、今回のパリ航空ショーで発表した737 MAX 10型機についても触れ、競合となるエアバス A3xxneoと比較した。デラネイ氏は「737 MAX 10型機は、A321neo型機と比較すると燃費が5%ほど優れている」と述べ、同じ座席数で比較したときに737 MAXファミリーのほうにアドバンテージがあると主張した。

 そして航行距離に関しても「同じ標準タンクで比較した場合は737 MAXファミリーが優れており、追加タンクも1つまでであれば、737 MAXのほうが優れている」とし、A321ファミリーのほうが航行距離が伸びるのは追加タンクを複数搭載したときだけだと説明した。

 その後、ボーイングのラインアップに欠けているとされている200~250座席前後の中型機に関して触れ、「競合他社は航続距離が長い航空機をそれよりも短い路線に投入すればよいと説明をしている。飛行機のコストという観点では確かにそれも一理あるが、運航コストに関してはそうではない」と述べ、大型機で短い距離を運航したり、座席数が少ない路線を運航したりすると、運航コストが上がってしまい、航空会社にとって最善の選択ではないと説明した。このため、ボーイングでは787ファミリーのような、そこそこの大きさでそこそこの航続距離という製品を投入し、それが航空会社から支持されていると説明した。

 そのうえで、787よりは小さく、737 MAXより大きく、200~250程度の座席数で、中距離を飛ぶような新しい中型機の必要性について触れ、ボーイングがそうした飛行機の可能性を検討していると説明した。デラネイ氏によれば、ナローボディ級(単通路なのか、ナローボディながら双通路なのかはまだ決まっていないという)、777/787に使われた最新の技術を使い、第5世代の主翼技術、最新のデジタル技術、ハイブリッド(大型機と小型機のいいところ取り)で、最新の素材を活用した中型機を想定しており、現在仕様の検討などを行なっている段階だという。EIS(初就航)は2025年を想定しており、それに向けて今後正式発表、デザイン、製造などの段階を経ていくと説明した。

 ただし、現時点ではそれがどのような製品になるのか(例えば噂されているとおりに797という製品名になるのか)などを含めて、現時点では正式には何も決まっていないという。現時点ではさまざまな可能性を検討している段階ということで、具体的なことは何も発表されなかった。


【パリ航空ショー2017】ボーイング、今後20年間の新造旅客機需要を約4万1000機、677兆1000億円と予測
6/22(木) 0:00配信 Impress Watch

 米ボーイングは6月20日(現地時間)、フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で行なわれている航空産業の商談/展示会「パリ航空ショー2017」において記者会見を開催し、同社が例年公開している今後20年間の航空需要を予測する2017年最新市場予測(2017 CMO:Current Market Outlook)を発表した。

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 旅客機の製品寿命は10年以上と長く、一度設計・製造すると数十年は販売を続ける息の長い製品となる。このため数十年後の需要を予測し、それに見合った製品を供給していくことは、航空機メーカーにとって死活的に重要なことになる。そのため、各航空機メーカーとも需要予測には力を入れており、ボーイングはCMOとして、競合となるエアバスはGMF(Global Market Forecast)として需要予測をリリースしており、業界の動向予測についても両社は競争している状態だ。

 今回発表されたボーイングのCMOでは、今後20年間の新造民間航空機需要を約4万1000機、金額にして約6兆1000億ドル(約677兆1000億円、1ドル=約111円換算)と予測しており、引き続き強い需要がある見通しだとボーイングは説明している。

■2017年も引き続き航空需要は増加傾向、安定した成長が期待できる

 ボーイングのCMOを説明したのは、ボーイング 民間航空機部門 マーケティング担当副社長 ランディ・ティンゼス氏。マーケットの現状、そして2017年のCMO、製品戦略の3つに分けて説明を行なった。

 マーケットの現状に関しては、旅客需要や航空会社の利益は年々増え続けており、航空会社に供給された飛行機の数も2016年は2015年(762機)に比べて若干減って748機となったものの、依然として700機超という高いレベルに安定していると説明。2017年の市場予測について、旅客需要は6~7%成長、貨物需要は5~6%の成長、航空会社の利益も310億円と引き続き高いレベルになると予想した。

 そうした現状をふまえたうえで、今後の20年の予測となるCMOについてティンゼス氏は説明した。

 ティンゼス氏は20年前となる1997年のCMOとGMFについて触れ、「両社ともに総機数は下回っている。大きく差がついたのはその内訳で、ロングワイドボディ(ボーイング 777など)、スモールワイドボディ(ボーイング 787など)、単通路機(ボーイング 737など)の割合に関しては、CMOの方が結果に近い予測になっている。我々はLCCが成長すると予測し、競合は大型機の需要が来ると予想していたが、結論から言えばLCCが成長するという予測が正しかった」と述べ、ボーイングの方が比較的正確な予測を行ない、その結果として市場のニーズに近い製品展開を行なうことができるとアピールした。

■今後20年の需要は4万1000機超、6兆1000億米ドルの売り上げになるとボーイングは予想

 その上で2017年のCMOについて触れ、「今後20年は世界各国でGDPが2.8%増加し、航空会社の乗客は4.0%増え、航空貨物取扱量は4.2%増え、旅客運輸は4.7%成長すると予測される。特に中国の国内線が大きく成長すると予測されており、それに合わせてアジア市場が大きく成長するだろう」と説明した。

 ティンゼス氏によれば、今後20年間で4万1030機の旅客機需要が望めるとし、その金額は6兆1000億ドル(約677兆1000億円)の売上があるという。その内訳に関してだが、最も多い2万9530機が単通路機(90~230席)で、その次が小型ワイドボディ機(200~300席)で5050機、それに続いて中型/大型ワイドボディ機(300席以上)が3160機となっている。

 ティンゼス氏は、航空会社が所有する飛行機数は現在の倍の4万6950機になり、そのうち既存の飛行機の置き換えが1万7500機、新しく導入される成長分が2万3470機、現行機材の活用が5920機になると予想した。

CMOで予測する機数と金額

 その内訳だが、日本を含むアジアが1万6050機と一番大きく、それに次いで北米、ヨーロッパになるとした。アジアが一番大きな市場となるのは、中国の国内線など中国市場が大きく成長するためだという。

 貨物機に関してはラージサイズとミディアムサイズのワイドボディ機の需要がほとんどで、スタンダードサイズに関しては需要がないだろうと予測する。今後は、航空会社向けのさまざまなサービス領域が大きく成長すると考えており、今後20年間で8兆5000億ドル(約943兆5000億円)の売上が見込めるとしている。

地域別機数

 最後に、ティンゼス氏は同社の製品展開について触れ、ボーイング 777X、787、737 MAXなどの高効率機が今後も市場の中心になっていくという。ボーイング 747のような超大型機に関しては「経済性の問題で主流にはならないだろう。今後は777Xや787-10のようなワイドボディで長胴の機種が主流になっていくだろうと考えている」と述べ、今後もボーイング 747のような超巨大機を、ボーイング 787や今後登場する777Xが置き換えるトレンドは続くと述べた。


機内で客室乗務員に暴行=航空法違反容疑で男逮捕―沖縄県警
6/21(水) 20:28配信 時事通信

 飛行中の旅客機内で機長命令に従わず、客室乗務員に暴行したとして、沖縄県警豊見城署は21日、航空法違反容疑などで無職唐沢良雄容疑者(78)=長野県松本市=を逮捕した。

 「酔っていて記憶にない」と供述しているという。

 逮捕容疑は3月27日午後0時半ごろ、成田発マニラ行きの日本航空741便ボーイング767型機(乗客乗員190人)の機内で、40代の女性客室乗務員の顔を数回殴る暴行を加え、機長が禁止命令を出した後も続けた疑い。

 同署や日本航空によると、酒に酔って大声を上げていた同容疑者を注意した乗務員が顔を殴られた。同機は那覇空港に着陸して同容疑者を降ろした後、約4時間遅れでマニラに到着した。


ANA、「ワールド・エアライン・アワード」2部門を受賞 空港サービス世界一
6/21(水) 17:43配信 乗りものニュース

Ana
SKYTRAX社の2017年「ワールド・エアライン・アワード」で2部門を受賞したANA(2016年3月、恵 知仁撮影)。

「ワールド・ベスト・エアポートサービス」受賞
 ANA(全日空)は2017年6月20日(火)、SKYTRAX社(英)による2017年「ワールド・エアライン・アワード(World Airline Awards)」の授賞式典において、「ワールド・ベスト・エアポートサービス(World's Best Airport Services)」と、「ベスト・エアラインスタッフ・イン・アジア(Best Airline Staff in Asia)」の2部門で、最も優秀な航空会社として表彰されたと発表しました。

「ワールド・エアライン・アワード」は、航空・宇宙業界の国際見本市である第52回パリ航空ショーで開催。世界の航空会社を対象に、利用者の顧客満足度調査などに基づく評価により各部門賞が決定されています。

「ワールド・ベスト・エアポートサービス」は、空港サービス全般の評価が最も高い航空会社に贈られる賞です。

 ANAによると、同賞の受賞は5年連続6度目。同社では利用者がスムーズに搭乗できるよう自動チェックイン機や「ANA Baggage Drop(自動手荷物預け機)」の導入、成田空港や羽田空港出発ロビーのレイアウト刷新などに取り組んでいるといいます。

スタッフのサービス品質もアジアトップに
「ベスト・エアラインスタッフ・イン・アジア」は、空港スタッフや客室乗務員のサービス品質が最も優れている航空会社に贈られる賞です。アジアを拠点とする会社から選ばれます。

 ANAの受賞は3年連続4度目。同社では、17言語に対応する「ANAコミュニケーション支援ボード」の導入や、羽田空港での遠隔手話通訳サービス、接遇レベル向上を目的とした社内コンテストの実施などに取り組んでいます。

 なお、2017年の「The World's Top 10 Airlines」(世界の航空会社トップ10)は次のとおりです(カッコ内順位は2016年)。ANAは、2016年の5位から、今年は3位に上昇しています。

・1位:カタール航空(2位)
・2位:シンガポール航空(3位)
・3位:ANA(5位)
・4位:エミレーツ航空(1位、アラブ首長国連邦)
・5位:キャセイパシフィック航空(4位、香港)
・6位:エバー航空(8位、台湾)
・7位:ルフトハンザドイツ航空(10位)
・8位:エティハド航空(6位、アラブ首長国連邦)
・9位:海南航空(12位、中国)
・10位:ガルーダ・インドネシア航空(11位)

 ANAは、SKYTRAX社による航空会社の格付け「ワールド・エアライン・レーティング」で、最高評価の「5スター」を2013年から5年連続で獲得しています。同社は「日本で唯一、SKYTRAX社から最高評価『5スター』に5年連続で認定された航空会社として、安全を第一に、これからも高品質な空の旅を皆様にお届けしてまいります」としています。


【パリ航空ショー2017】新型旅客機 ボーイング 787-10型機がパリの空を飛ぶ
6/21(水) 14:59配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 米ボーイングは、最新鋭旅客機として、ボーイング 787-10型機とボーイング 737 MAX 9型機をパリ航空ショーで展示している。その詳細は関連記事(ボーイング、「787-10」&「737 MAX 9」の飛行試験機内を公開)を見ていただきたいが、この2機の展示はパリ航空ショーの大きな話題となっていた。

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 パリ航空ショーでは、各社が競うデモフライトがショーの華となっているが、ボーイングは737 MAX 9型機のデモフライトは実施したものの、より大型の機体となる787-10型機のデモフライト予定はなし。この787-10型機のフライトは、787-10型機が航空ショーから帰路に着く際しか見ることができないものとなっていた。

 そして、そのときは突然やってきた。6月20日15時45分ごろ(現地時間)、ボーイング 787-10型機がトーイングカーに押されて後退を始めた。日本ではボーイング 787-8型機が数多く飛んでおり、ある程度見慣れているものの、胴体部分をストレッチして長胴型となった787-10型機の大きさからくる迫力は格別のものだ。

 仕様上は、ボーイング 787-8型機が全長56.69m(186フィート)、787-9型機が6m(20フィート)延長した全長63m(206フィート)、787-10型機はそこからさらに5.5m(18フィート)延長した全長68.27m(224フィート)となる。座席数は標準仕様で、242席、290席、330席となっており、787-8型機からは90席以上と増えている。

 このトーイングカーに押し出され、その後けん引された787-10型機はパリ航空ショーのメインの通路を占拠しつつ滑走路へ向かって移動。メインの通路には観客が普通に歩いているが、観客らをロープでゆるく規制しつつの移動となっていた。

 滑走路エリアに到着後、なぜかタラップカーが取り付けられ人の出入りが始まる。テストフライト機だけにあれこれチェックしているようだった。滑走路に進入後は、通常の離陸を実施。パリ航空ショーでは、旅客機などで急角度の上昇が見られることもあるのだが、文字どおり“ふわっと”浮く感じで離陸。乗客が乗っていない飛行機とはいえ、驚くほど短距離で離陸し、そのままパリの空を飛び立っていった。


【パリ航空ショー2017】ANA、SKYTRAXの「2017 ワールド・エアライン・アワード」で2冠を獲得
6/21(水) 12:59配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で、航空産業の商談/展示会である「パリ航空ショー(International Paris Air Show)2017」が6月19日~25日(現地時間)開催されている。

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 会期2日目にあたる6月20日、ル・ブルジェ空港内のThe Musee de l'Air et de l' Espaceにおいて、航空格付け会社であるSKYTRAXが主催する「2017 ワールド・エアライン・アワード(The 2017 World Airline Awards)」が開催された。このワールド・エアライン・アワードは、世界の航空会社を、各地域、シートクラス、シート、機内食、サービスなどさまさまな側面から表彰するもので、71の表彰項目が用意されている。

 ANA(全日本空輸)はこのワールド・エアライン・アワードで、「ベスト・エアライン・スタッフ・アジア(Best Airline Staff Asia)賞」「ワールド・ベスト・エアポート・サービス(The World's Best Airport Services)賞」の2冠を獲得。ANA 執行役員 空港センター長の服部茂氏、客室センター 副センター長の石島好子氏が登壇し、スカイトラックス社長兼CEO エドワード・プレイステッド氏より表彰の盾を受け取った。

 今回ANAが受賞したベスト・エアライン・スタッフ・アジア賞は、アジア地域の航空会社でベストのエアラインスタッフであるというもの。地域で一番はもちろん優れたものだが、ワールド・ベスト・エアポート・サービス賞は世界で一番優れた空港サービスであるというもの。どちらも高い価値を持つといえるだろう。


ボーイング、737 MAX日本初受注へ ジャパンインベストメントアドバイザーから
6/21(水) 12:59配信 Aviation Wire

 ボーイングが737 MAXを日本企業から初受注する見込みとなった。リース会社のジャパンインベストメントアドバイザー(JIA、7172)が、737 MAX 8を10機発注する方針を固め、現地時間6月20日に覚書(MoU)を締結した。カタログ価格で総額11億2000万米ドル(約1248億円)で、JIAが航空機メーカーから直接購入するのは初めて。

 JIAは2006年9月設立。航空機のオペレーティング・リースや環境エネルギー事業などを手掛ける。航空機リース事業には2011年に参入し、子会社のJPリースプロダクツ&サービシイズ(JLPS)を通して、737や777など約60機のリース事業を展開している。

 白岩直人社長は737 MAX 8を選定した理由について、「信頼性が高く、リースで重要となる投資家や金融機関のリスクが少ない。ボーイングと一緒にマーケットを開拓していく」と語った。

 737 MAXは737の発展型で、新型エンジンを採用。標準型は2016年1月29日に初飛行した737 MAX 8(1クラス189席)。737 MAX 8をLCC向けに座席数を増やした737 MAX 200(同200席)、もっとも胴体が短い機体で737-700の後継となる737 MAX 7(同172席)、胴体が長い737-900ERの後継機737 MAX 9(同220席)があり、19日から開催中のパリ航空ショーでは、さらに胴体を伸ばした737 MAX 10(同230席)がローンチした。


カタール航空、「今年の航空会社」に 苦境の中での受賞
6/21(水) 11:54配信 CNN.co.jp

パリ(CNNMoney) 航空格付け会社スカイトラックスが毎年発表している「今年の航空会社」にカタール航空が選ばれ、パリ航空ショーで20日に表彰式が行われた。

カタールに対しては、サウジアラビアなど中東の近隣国が国交断絶を通告し、カタール航空も苦境に立たされている。

アラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビア、バーレーンはカタール便に対して領空も閉鎖したことから、カタール航空は52路線の中止を余儀なくされ、残る便も飛行時間が数時間長くなっているという。

カタール航空は長距離路線や超長距離路線への積極進出並びに新型機の導入で、世界の航空業界での存在感を高めてきた。乗客には豪華ラウンジや最先端のビジネスクラス座席を提供している。

スカイトラックスは乗客へのアンケートをもとに、毎年「ワールド・エアライン賞」を発表して世界の航空会社を表彰しており、同賞は「航空業界のアカデミー賞」とも呼ばれる。2016年の「今年の航空会社」にはエミレーツ航空が選ばれていた。

2017年のワールド・ベスト賞は、ファーストクラス部門でエティハド航空、エコノミークラス部門でタイ航空、格安航空部門でエアアジアが受賞。日本航空は「ベスト・エコノミークラス座席賞」を受賞した。


哨戒機「P1」輸出へ布石。マクロン仏大統領「素晴らしい機体だ」
6/21(水) 9:39配信 ニュースイッチ

P1
パリ航空ショーに初めて出展した哨戒機「P1」

防衛装備庁、パリ航空ショーに初出展
 防衛装備庁は航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」で19日(現地時間)、海上自衛隊の固定翼哨戒機「P1」を実機展示した。フランス政府の要請を受けての出展で、自衛隊機が民間機中心の海外航空ショーに実機を出展するのは初めて。日本政府が防衛装備品の輸出にかじを切った中で、P1は特に成果が期待される機種だ。製造を担う日本企業からは、出展を歓迎する声が上がる。

 パリ航空ショーの開幕間もない19日正午ごろ、パリ北東部の会場ル・ブルジェ空港では、P1の周囲に人だかりができていた。

 マクロン仏大統領が訪れたためだ。出迎えたのは若宮健嗣防衛副大臣。マクロン大統領は「素晴らしい機体だ」とP1をたたえ、若宮副大臣は「日仏の防衛協力の象徴にしたい」と応じたという。

 若宮副大臣は面会後、仏へのP1の輸出の可能性を記者団に問われると、「具体的にどう進むかわからないが、いろんなレベルで話があると期待している」と語った。

 日本政府は2014年、防衛装備移転三原則の運用を始め、防衛装備品の輸出条件を大幅に緩和した。だが、16年に豪州の潜水艦受注をめぐり仏に敗れるなど、これまで成果は出ていない。

 そうした中で期待を集めるのがP1だ。15年に英国の軍用機航空ショーに出展したのに続き、パリ国際航空ショーに乗り込んだ。

 P1の製造に携わるメーカーからは、出展を輸出につなげてほしいとの声が上がる。川崎重工業は岐阜県各務原市の工場でP1を製造する。

 16年度までに35機(2機は試作機)受注したが、政府が輸出に成功すれば、大幅なビジネス拡大が見込める。並木祐之常務執行役員は「国内では製造できる機数は限られる。輸出できれば非常に良いチャンス」と期待する。

 IHIはP1のエンジン「F7」を製造する。民間機向けは米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)など海外大手に部品を供給するのに対し、F7はIHIが全体をとりまとめる。松本直士執行役員は「日本でエンジンを製造する能力を維持できる」とF7を手がける意義を挙げつつ、「低空飛行できる優れた哨戒機なので、世界に向けたアピールになれば」と出展を歓迎する。

 防衛装備品は各国の安全保障にかかわるため、輸出は一筋縄ではいかない。日本と輸出先の関係だけでなく、競合相手といかに渡り合うかも重要になる。そうしたハードルはあるが、今回の実機展示はP1を世界に知ってもらう格好の機会になったと言える。
(パリ=戸村智幸)


JALグループ、無料で国内線ネット接続 9月以降も
6/20(火) 20:15配信 Aviation Wire

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9月以降も国内線ネット接続を無料提供するJALグループ=17年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)グループは6月20日、8月31日まで無料提供している国内線の無線LANによる機内インターネット接続を、9月以降も無料とすると発表した。

 JALが提供する機内Wi-Fiサービス「スカイWi-Fi」は、乗客が自分のスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどの無線LAN対応機器を使用して専用ページに接続する。ビデオ番組を視聴できるほか、インターネット接続も無料提供する。離陸後約5分で接続でき、離陸の5分前まで利用できる。

 対象機種はボーイング777-300型機と777-200、767-300、737-800の国内線機材。国際線機材での運航時は対象外となる。

 JALは2014年7月から国内線で機内Wi-Fiサービスを開始。2016年4月からは15分無料で接続できるキャンペーンを展開し、ことし2月からは、時間無制限で無料開放していた。

 JALグループの日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)は6月15日から、737-800の運航便で導入を開始。現在は同社向け初号機(登録番号JA01RK)のみで利用できる。現在所有する計4機に順次設定し、11月をめどに導入を完了する。

 JTAの場合、出発から到着まで利用できる。JAL同様、9月以降も無料で提供する。

 地方路線を担うジェイエア(JAR/XM)は、エンブラエル190(E190)型機とE170で機内Wi-Fiサービスを提供。ビデオ番組は視聴できるが、インターネットへの接続には対応していない。


空自機事故「人的ミス」 米子空港 美保基地司令が報告
6/20(火) 15:08配信 産経新聞

 航空自衛隊美保基地(鳥取県境港市)のC2輸送機が米子空港(同)で滑走路を外れた事故で、同基地は20日、地元の境港市に対し、事故は「パイロットの人的ミスに起因するものだった」と明らかにした。

 北村●二基地司令が中村勝治市長を訪ねて原因などを報告した。C2のパイロットが発進時、機体の位置や速度を機体のシステムに認識させる「慣性基準装置」のスイッチを入れ忘れたことに起因していた。

 パイロットが滑走路への移動途中で気づいて装置を作動させたことで誤った数値が入力され、「高速移動中」と誤認識されて、ステアリング(ハンドル)やブレーキ操作に制限がかかったという。

 北村司令は「パイロットは装置を途中で操作しても問題ないと思っていた。操作手順書などを見直し、教育を徹底したい」と陳謝した。中村市長は「C2導入から3カ月での事故に住民は不安を抱いている」と指摘。「安全の上にも安全を重ね、飛行再開は行政や住民の信頼を作り上げてからにしてほしい」と述べた。

●=鯖の魚が立


F35の飛行再開へ=原因不明のまま―米軍
6/20(火) 14:05配信 時事通信

 【ワシントン時事】米空軍は19日、一部の空軍基地で飛行を一時停止していた最新鋭ステルス戦闘機F35Aの飛行訓練を再開すると発表した。

 F35Aをめぐっては、アリゾナ州にあるルーク空軍基地で5月2日以降、パイロット5人が飛行中に低酸素症に似た症状を訴えた。同基地は飛行を停止し、製造元のロッキード・マーチンからエンジニアを呼ぶなどして原因究明を進めていた。

 同基地は「調査の結果、根本的な問題は見つからなかった」と説明。一定の高度での飛行を制限するなどの対策を取りながら飛行を再開するという。


自衛隊滑走路逸脱事故の原因公表
6/20(火) 13:44配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

防衛省は20日、鳥取県の米子空港で9日、航空自衛隊の輸送機が滑走路を外れた事故の原因を公表した。
6月9日、米子空港で、運用試験中のC-2輸送機が、緊急発進を想定した離陸訓練中に、滑走路を外れた。
防衛省によると、操作手順書では、速度などを計測する装置の起動を完了させてから、機体を動かすことになっているが、操縦士がその前に急いで機体を動かしたため、コンピューターが誤作動を起こしたという。
手順書には、「装置が起動する前に機体を動かしてはならない」と書かれているだけで、確認が必要な項目に、「装置の起動」が明記されていなかった。
航空自衛隊は、操作手順書の記述を見直すとともに、操縦士への教育を徹底するとしている。

2017年6月16日 (金)

三菱MRJ、パリ航空ショーに出展

三菱航空機(愛知県豊山町)は親会社の三菱重工業とともに、同社が開発中の国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を、現地時間6月19日からパリのル・ブルジェ空港で開催される「第52回パリ航空ショー」に初めて出展した。

出展されたのは、同機の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)で、現地時間6月15日(日本時間16日)に同空港に到着した。

この機体は去る3月13日に、愛知県営名古屋空港から飛行試験の拠点となっている米国ワシントン州モーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港へ向けて空輸され、現地で飛行試験に投入されていたが、このたびパリ航空ショー出展に備えて、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA)の塗装に米国で塗り替えられた。

なお、製造段階からANA塗装とされている飛行試験5号機(JA25MJ)は当面飛行せず、県営名古屋空港に隣接する三菱航空機最終組立工場で、設計変更点のプロトタイプとして機器配置の検討などに使用されている模様。

MRJは現在、世界各国の7社から計427機を受注(内訳は、確定受注が233機、オプション契約が170機、購入権契約が24機)、2020年初頭までに型式証明(TC)の取得を目指し、同年後半から量産機の納入を開始するとしている。

リンク:【パリ航空ショー2017】MRJの開発は2020年半ばの引き渡しに向けて順調 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、パリ航空ショー初出展終え離陸 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機がル・ブルジェ空港を出発、米国への帰途に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、現時点で新規受注なし。サプライズはあるか? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、初の国際航空ショー…受注なしの見通し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機内部を公開、初飛行で操縦桿を握った安村氏らがパリへフェリー - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、試験機の機内公開 水谷社長「将来のビジネスつなげたい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「MRJ」ようやく実機展示も、ライバルさらに上空へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱航空機、MRJの販売目標は1000機以上 20年間で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの実機お披露目 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの実機お披露目=パリ航空ショー開幕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの実機お披露目=パリ航空ショー - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱重工宮永社長「強い気持ちの表われ」 MRJ、ANA塗装でパリ航空ショーお披露目 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ航空ショー、きょう開幕。「MRJ」初の実機展示で顧客の反応は? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、パリ航空ショーで展示へ 納期順守をアピール - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、パリ航空ショーに初展示へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJを前にANAHD副会長 篠辺氏「おぉ、できてるじゃないか」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの試験機、パリ航空ショーで展示へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA塗装のMRJ、パリ航空ショー初出展 ル・ブルジェ空港で準備進む - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、欧州初登場=パリ航空ショーで展示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA塗装のMRJ、パリ到着 欧州初上陸、航空ショー初出展へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着 パリ・エアショーで展示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ がパリ到着…ANA塗装で欧州初上陸、エアショーに展示予定 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

【パリ航空ショー2017】MRJの開発は2020年半ばの引き渡しに向けて順調
6/23(金) 15:11配信 Impress Watch

 三菱重工業株式会社の子会社でMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の開発、製造、販売を行なう三菱航空機は6月19日(現地時間)、フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で開かれている航空産業の商談/展示会「パリ航空ショー2017」において記者会見を開催し、グローバルの報道関係者に向けてMRJの開発進展状況などに関して説明した。

【この記事に関する別の画像を見る】

 このなかで三菱航空機は、1月に発表した量産初号機引き渡しを2018年半ばから2020年半ばに延期したことに伴うスケジュール変更、さらには飛行試験の予定などに関して説明し、延期に伴って実施される装備品の配置変更に関してはすでにデザインが完了、電気配線の変更は予定どおりデザインプロセスが行なわれており、現在行なわれている試験飛行と合わせて、新しいターゲットとなる2020年半ばの量産初号機引き渡しに向けて、順調に進んでいるとアピールした。

■ローンチパートナーとなるANA塗装のMRJをもって、パリ航空ショーでの売り込みを目指す

 冒頭で挨拶に立った三菱航空機 取締役社長の水谷久和氏は「MRJのプログラムは徐々に進展しており、今回は我々のローンチパートナーとなるANA(全日本空輸)のカラーを塗装した試作機を持ち込んで、どの程度進展しているのかをお客さまにお見せしたいと考えた。今回は2人のチームリーダーから開発状況について説明していきたい」と述べ、今回三菱航空機がMRJをパリ航空ショーに持ち込んだことの目的を説明した。

 なお、質疑応答では、海外の報道関係者から同社が1月23日に量産初号機の引き渡しを2018年半ばから2020年半ばに延期したことを受けて、このショーで何をアピールしたいのかという質問もでたが、水谷氏は「今回来ているのは我々が開発がきちんと進んでいるということを理解をいただくことが大事だと考えている。すでにご注文をいただいているお客さまからは理解をいただいている。これから将来注文していただくお客さまに理解していただければいいと思っている」と答え、今回のパリ航空ショーに参加したのは、MRJの進展について説明し、潜在的な顧客にアピールする目的があると説明した。

■MRJはゼロから開発した飛行機となるため、過去のしがらみなく新しい世代の技術を採用できている

 引き続き、三菱航空機 営業本部 営業部長の福原裕悟氏が、MRJのリージョナルジェット(座席数が100席以下でハブ空港とローカル空港を結ぶような路線に投入されるジェット機)市場での位置付けや、そのセールスポイントなどについて説明した。福原氏は「今回初めてMRJを欧州に持ってくることができた。販売・マーケティングの観点からこのショーは重要であり、欧州の顧客に対してその高品質や高性能をアピールすることができると考えている」と述べ、MRJをパリ航空ショーに参加させた意義について説明した。

 続けて福原氏は、「リージョナルジェットは今後も年々成長していくと予想されており、2036年には1.6倍になると予想している。だからこそ我々はこの市場にコミットしていく。向こう約20年間に5000機の需要があると考えており、多くは北米、次いで欧州やアジアに需要がある」と述べ、MRJ開発の背景としてのリージョナルジェット市場の大きな可能性を語った。

 そのうえで、MRJの強みとして「MRJはクリーンシート(製品をゼロから開発すること)として設計されている。クリーンシートで設計できることがニューカマーの強みで、顧客のニーズに合わせた飛行機を提供することができる」と述べ、通常であれば従来製品の延長線上として設計されるのが飛行機開発の常道だが、新規参入した三菱航空機はゼロから設計することで、従来製品のしがらみがなく開発できることが強みだとした。それにより具体的なメリットとして、競合と比較して最大20%の低燃費のアドバンテージ、ノイズの低さなど環境への配慮、乗客への快適さの提供、最先端の15インチディスプレイを利用したコックピットデザインなどを挙げた。

■米国でのスコープ・クローズに対応するため、MRJ70からMRJ90へのコンバートも計画

 また、リージョナルジェットを米国で販売するうえでハードルの1つとなるスコープ・クローズ(Scope Clause)問題への対応についても触れた。スコープ・クローズとは、米国における航空会社とパイロットの労使協定の1つで、リージョナルジェットの座席数と重量に制限を設けるもの。米国では大手航空会社がリージョナルジェットをほかの航空会社に委託する場合があり、リージョナルジェットが大きな輸送力を持つと大手航空会社のパイロットの職域を侵すため、それを防ぐために設けられた規定。航空会社により規定は異なるが、最大76席、重量が8万6000ポンドということは共通している。

 MRJの場合、最初にリリースされるMRJ90は座席も重量も規定を超えてしまうため、それ以下のMRJ70というモデルを用意して対応する計画だ。福原氏によれば「現行のスコープ・クローズは2019年の末に改訂される予定で、そこで撤廃される可能性もある。このため、MRJ70をMRJ90にコンバートすることも可能にしている」と述べ、米国特有のニーズにもSKU構成を柔軟にすることで対応できるとアピールした。

 その後、福原氏はMRJの受注状況について説明し、ANAやJAL(日本航空)などの顧客を紹介した。また、スウェーデンのROCKTONとはまだ契約は結ばれていないが、交渉中であるとした。

 福原氏は「現在のリージョナルジェット市場はエンブラエルとボンバルディアの市場だが、現在のオーダーベースで考えれば、三菱は26%のマーケットシェアを獲れている」と説明し、三菱航空機が近い将来にシェアでエンブラエルについで第2位になれる可能性があると指摘した。

■スケジュール変更の原因となった装備品の配置はデザイン完了、電気配線のデザインは進行中

 引き続き、MRJの技術チームを率いている三菱航空機 プログラム・マネジメント・オフィス プログラム・ディレクターのアレクサンダー・ベラミー氏が登壇し、MRJの開発状況の進展に関する説明を行なった。

 ベラミー氏は「量産初号機の引き渡しのスケジュールを、装備品の配置変更と配線関連の設計変更のため、2018年半ばから2020年の半ばに変更したことを発表した。現在は飛行テストを行なっており、変更されたスケジュールでの引き渡しを実現するため全力で取り組んでいる」と述べ、1月23日に発表した設計変更によるスケジュールの変更について説明した。ベラミー氏は着任後にエンジニアリングチームを再編したことを明らかにし、各プロジェクトごとに責任者を配置して組織を整理したとした。

 MRJの開発状況については、認証要件を満たすように装備品の配置を変更することはすでにデザインが完了しており、電気関連の配線変更は、新たに開発チームを雇い、パートナーの協力を得ながら現在デザインが行なわれていると説明した。ベラミー氏によれば、パートナーはそうした飛行機の電気配線を専門に行なっているチームで、専用のツールと技術を利用して現在名古屋で開発を進めているということだった。

 今後のスケジュールについては、現在第1段階目の試験飛行を米国のモーゼスレイクで行なっており、そこに4機のテスト機を投入していくという。さらに第2段階目の試験飛行は最終的な型式証明の認証テストとなり、それは日本とモーゼスレイクで行なうことになるという。現在MRJ90の5機(10001、10002、10003、10004、10005)がテスト機として用意されており、10001~10004までがモーゼスレイクでの試験飛行に、10005が名古屋で地上テストに使われているとベラミー氏は説明した。また、最終的な型式証明の認証テストにはMRJ90が1機ないしは2機用意され、その後MRJ70のそれが用意されると説明した。

 認証機関による認証は、JCAB(国土交通省航空局)/FAA(米国連邦航空局)などの認証機関との協力のもとに行なわれており、JCABの最初のフライトは今夏に、FAAの最初のフライトは今年の終わりまでに、EASA(欧州航空安全機関)は現在検討中だとした。すでにエンジンとなるプラット・アンド・ホイットニー社の「PurePower Geared Turbofan PW1200Gエンジン」はFAAの型式証明を取得しており、それもMRJにとって大きな進展だとベラミー氏は指摘した。

 ベラミー氏は「再デザインや飛行テストは順調に進んでおり、予定どおり2020年の半ばに量産初号機を納入できるように進めたい」と述べ、再デザインによる延期はあったものの、その後は順調に進んでおり、2020年の半ばという新しい公約を守るべく開発を進めて行きたいとした。


MRJ、パリ航空ショー初出展終え離陸
6/22(木) 17:23配信 Aviation Wire

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パリ航空ショー初出展を終えル・ブルジェ空港を離陸するANA塗装を施したMRJの飛行試験3号機=17年6月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱航空機が開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が現地時間6月22日午前8時10分すぎ(日本時間同日午後3時10分すぎ)、第52回パリ航空ショーが開かれているル・ブルジェ空港を離陸し、米国の飛行試験拠点であるワシントン州モーゼルレイクへ向かった。

【パリを離れるMRJ3号機】

 MRJの実機が航空ショーに出展されたのは、今回が初めて。25日まで開かれているパリ航空ショーのうち、商談期間である22日までに受注発表には至らなかったが、三菱航空機の水谷久和社長は、機体を見学した来場者からの反応についていると評価をいただいた」と語った。

 今回展示した3号機の塗装は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに米国で塗り直された。現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に、飛行試験拠点である米ワシントン州グラントカウンティ国際空港内のモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発。カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港とグースベイ空港、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経て、15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)に、ル・ブルジェ空港へ到着した。

 22日にパリを出発した3号機は、モーゼスレイクへ戻った後は再び飛行試験に戻る。飛行試験は4機体制で進められており、2020年初頭までに機体の安全性を国が証明する型式証明(TC)の取得を目指し、合計2500時間におよぶ飛行試験を進める。三菱航空機によると、まもなく1000時間に達する見通し。

 一方、機体の再設計も同時に進められており、今秋には設計が固まる見込み。設計変更を反映した飛行試験6号機の製造開始は、年内を計画している。

 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばとなる見通しで、水谷社長によると、社内目標としては2019年を掲げているという。

 MRJはローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を発注したANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。


【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機がル・ブルジェ空港を出発、米国への帰途に
6/22(木) 15:59配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 三菱重工業と三菱航空機がパリ航空ショー2017で展示したMRJの飛行試験3号機「FTA-3(登録記号:JA23MJ)」が、6月22日(現地時間)の朝、フライトテストの地である米国に向けて出発した。

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 今回のパリ航空ショーで展示されている飛行試験機3号機は、会場では地上展示だけだったものの、自力でのフェリーフライトを経て6月15日(同)に、パリ航空ショー会場であるル・ブルジェ空港に到着。商談目的での展示であることから、23日から始まる一般デーを前に、会場をあとにした。

 一般デーを前に会場をあとにする展示機は珍しいことではなく、既報のとおりボーイング 787-10型機は会期2日目には会場をあとにしている。こうしたフェリーフライトの離陸時刻などは公表されていないが、MRJは22日8時過ぎに23滑走路から離陸。すぐにランディングギアを収納し、やや右に旋回しながらパリから旅立っていった。

 ちなみに、このJA23MJの飛行情報は、Flightradar24でも表示されているので、気になる人は追跡してみてもよいだろう。


MRJ、現時点で新規受注なし。サプライズはあるか?
6/21(水) 7:31配信 ニュースイッチ

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会見する水谷三菱航空機社長

三菱航空機、パリ航空ショーで
 【パリ=戸村智幸】三菱航空機(愛知県豊山町、水谷久和社長)は、航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」で19日(現地時間)、開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」の最新状況を説明した。ただ、2016年に英国で開かれた「ファンボロー国際航空ショー」の時のような受注発表はなく、国際航空ショー初の実機を披露した前日と対照的に、寂しい内容となった。

 「新しい注文を取るのはさることながら、実機を展示して開発作業がきちんと進んでいることを理解してもらうことが重要だ」。水谷社長は記者から新規受注がないことを質問されると、今回の目的が受注獲得ではないことを強調した。

 MRJの最新状況の説明会は、パリとファンボローの両国際航空ショーの初日の恒例行事。16年はスウェーデンの航空機リース会社ロックトンから、20機の受注(10機はオプション)で基本合意したことを華々しく発表した。しかし今回は開発と営業の両責任者による説明にとどまった。

 ただ、5度目の納入延期でMRJへの信頼低下が懸念される中で、実機を展示して存在をアピールすることが、今回の最大の目標だったと言える。

 水谷社長も事前に「会期中の受注は難しい」と表明していた。重要なのはこれからだ。今秋の完了を見込む設計見直しなど、今後の開発が順調に進み、受注活動につながることが期待される。

<解説>
 エアショーでの受注会見は開幕2日目や3日目に突然設定されることもあるので、現時点で本当に受注ゼロに終わるかは分からない。ただし「受注という目的よりも、見直した計画に基づいて開発していると認識してもらうことが重要」(エアショー前の取材に対する水谷社長談)などの発言からも、相当に厳しい状況であることは伝わってくる。サプライズがあるといいのだが。


MRJ、初の国際航空ショー…受注なしの見通し
6/21(水) 7:13配信 読売新聞

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多くの報道陣がMRJの取材に訪れ、関心の高さを示した=戸田雄撮影

 【パリ=戸田雄】世界最大規模の航空見本市「パリ国際航空ショー」が19日開幕し、三菱航空機は国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の実機を初めて展示した。

 開発が順調に進んでいることをアピールする狙いだが、今回の航空ショー期間中に新たな受注は獲得できない見通しだ。小型機の需要は今後拡大が見込めるものの、ライバル社との差は広がっている。

 「MRJの開発作業がきちんと進んでいるということを理解して頂くのが、一番重要なミッションだ」

 三菱航空機の水谷久和社長は19日の記者会見で、実機を展示する意義を強調した。親会社の三菱重工業は、MRJ事業を宮永俊一社長の直轄にし、グループを挙げて開発に取り組んできた。航空見本市に初めて実機を展示できたことで、「ようやくスタートラインに立てた」(水谷社長)形だ。


【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機内部を公開、初飛行で操縦桿を握った安村氏らがパリへフェリー
6/20(火) 22:27配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 三菱重工業と三菱航空機は、パリ航空ショー2017の会場でMRJの飛行試験3号機「FTA-3」の機内を公開した。既報のとおり、三菱重工業と三菱航空機は今回のパリ航空ショーでANA塗装が施された飛行試験機の3号機を地上展示。開幕前日にはANAホールディングスの篠辺副会長も同席した記者会見が行なわれた。

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 今回のパリ航空ショーで展示されている飛行試験機3号機は2016年11月22日に初飛行した機体で、通常はブラックストライプとMRJロゴが描かれたデザイン。今回の展示のために5月にANA塗装をし直した。現在、愛知県のMRJ最終組立工場で地上試験に使われている飛行試験5号機もANA塗装が施されており、一時的ではあるが、2機のANA塗装MRJが存在する状態になっている。

 ペイントはいわゆるトリトンブルーのANA塗装をベースに、前方に「MRJ Mitsubishi Regional Jet」のロゴがあしらわれたもの。MRJのハウスカラーの特徴である、歌舞伎の化粧をモチーフにしたコックピット窓枠の端の“隈取”も通常のANAカラーにはないMRJ独特のデザインだ。なお、今回のペイントはあくまで今回のショーのためのもので、実際の機体に採用されるかは決まっていない。

 機内は飛行試験機ということもあって、配線などもむき出しの状態。旅客機として利用する場合のイメージは、過去にお伝えしている記事の客室モックアップなどを参照してほしい。コックピットは4枚のディスプレイを用いたグラスコックピットで、ジョイスティックなどではなく操縦桿を用いている。

 後方には貨物エリアがある。多くの旅客機は筒状の機体を上下に分割し、上部を客室、下部を貨物エリアとしているが、MRJは貨物エリアを機体後方のみに装備。これにより、上下を分ける床の位置を下げて、客室エリアを広くしている。これもMRJの特徴の一つであり、飛行試験機では壁のない状態でその特徴を見ることができる。旅客機となる際には、貨物室と客室を隔てる部分にギャレーやラバトリーが設置されることになる。

 この飛行試験機3号機は、米国ワシントン州のモーゼスレイクにあるグラント・カウンティ国際空港をベースに試験が行なわれており、今回のパリ航空ショーには、カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港、同グースベイ空港、そして大西洋を越えてアイスランドのレイキャビクにあるケプラヴィーク国際空港を経由。レイキャビクからパリまではノンストップで飛行した。

 このフェリーフライトを担当したのは3名のパイロットで、うち1名は、2015年11月11日に県営名古屋空港で行なわれたMRJの初飛行で操縦桿を握ったチーフパイロットの安村佳之氏。初飛行後、安村氏は現在、モーゼスレイクでテスト飛行に従事しており、「私自身は300時間とちょっと。MRJ合計では1000時間近く」の飛行時間に達している。現時点での飛行レートは「4機の飛行試験機が3時間ほどの12~13時間ほどがピーク」とのことだが、これは「これからまだ上がっていく」としている。

 初飛行後からの改善点などを尋ねると、「日々いろいろなパイロットが飛んで、いろいろなコメントが出る。数え切れないほどのパイロットコメントをアップデートした」とのことで、基本的な操縦性は変わっていないものの、ハンドリングのアップデートにより飛ばしやすくなっているという。

 ちなみに、現在はアビオニクス(航空電子機器)や、操縦性に関わるスタビリティ&コントビリティのテストが中心になっているとのこと。安村氏の見解としては「飛行レートがだいぶ上がってきている。機体自体も、フラッター試験や加重試験などの外形上の主な試験は終わっていて、もうそれらのトラブルはないと思う。あとは内部の1個1個の機器の完成度が上がっていけば型式証明が取れると思う」とし、2020年納入というスケジュールを守れることに自信をのぞかせた。


MRJ、試験機の機内公開 水谷社長「将来のビジネスつなげたい」
6/20(火) 13:10配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーで公開されたMRJ飛行試験3号機のコックピット=17年6月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱航空機は現地時間6月19日、この日開幕した第52回パリ航空ショーで全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングをまとった飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)の機内を公開した。

【MRJ機内とパリ航空ショーで飛ぶE195-E2】

 5機あるMRJの飛行試験機のうち、3号機はアビオニクス試験とオートパイロット(自動操縦)試験、飛行特性試験に使用。19日の公開時は、機体前方は試験機器などがない状態で、中央から後方は技術者が機体の状態を観測する席が設けられていた。

 このほかの飛行試験機は、初号機(JA21MJ)はシステム試験、2号機(JA22MJ)は機能・性能試験、内装を施す4号機(JA24MJ)はインテリアや騒音、防氷試験に投入。初号機から4号機までは、米モーゼスレイクを拠点に試験を進めている。

 一方、当初国内でオートパイロット試験に使用する予定だったANA塗装を施した5号機(JA25MJ)は、県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で機器配置の見直しなどに使われている。

 パリ航空ショーが開かれているル・ブルジェ空港で会見した、三菱航空機の水谷久和社長は、今回の3号機出展について「開発がきちんと進んでいることを、実機を持ち込んで世界のみなさんにお示しし、理解をいただくことが重要なミッション」と説明。「開発の実態を実機を通して御理解いただき、将来のビジネスにつなげていくきっかけになれば」と述べ、パリでの受注は難しいとの見通しを示した。

 実機を持ち込んだものの、受注は厳しいとみられるMRJ。一方、リージョナルジェット機の市場をリードするブラジルのエンブラエルは、開発中の「E2」シリーズで最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)を出展。19日には当初20日に予定していた飛行展示を前倒しして実施。約6分間のフライトを終えると、会場からは拍手が沸き起こった。

 リージョナルジェットの王者エンブラエルに対し、開発がリードしていたはずのMRJは徐々に巻き返され、苦しい戦いが続いている。


「MRJ」ようやく実機展示も、ライバルさらに上空へ
6/20(火) 11:40配信 ニュースイッチ

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披露したMRJ試験3号機の前で握手する宮永三菱重工社長(中央)と篠辺ANAホールディングス副会長(左)ら

「これ以上の納入延期はしないという決意だ」(三菱重工社長)
 【パリ=戸村智幸】三菱重工業は19日(現地時間)に開幕した航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」で、開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」の実機を国際航空ショーで初めて展示した。開発遅れでMRJへの信頼低下が懸念される中、世界の航空機産業の晴れの舞台で実機を披露し、存在感を高める狙いだ。

 パリ北東部の会場、ル・ブルジェ空港で18日、米国ワシントン州の飛行試験拠点から持ち込んだMRJ試験3号機の披露会が開かれた。第1号顧客のANAホールディングス(HD)仕様に塗装された3号機の前面が、6月のパリにしては熱い日差しを白く反射してたたずんだ。

 披露会には宮永俊一三菱重工社長が出席した。5度の納入延期を経て、開発の主体が子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)から三菱重工に移った表れと言える。

 宮永社長は自らの出席が、「これ以上の納入延期はしないという決意だ」と表明。さらにANA仕様への塗装は自身の指示だと明かした上で、「顧客のために全力で開発していると強く示すため」と狙いを説いた。

 同席した篠辺修ANAHD副会長は「開発過程でさまざまなことが起きると覚悟して発注した」と納入延期に理解を示した上で、「我々の塗装になっているのを見て、できてきていると実感した」と感慨深げだった。

 今年1月の5度目の延期決定により、量産初号機の納入予定時期は2020年半ばへと2年間遅れた。これによるマイナスイメージを払拭(ふっしょく)しようと踏み切ったのが、実機展示だ。

 航空ショーではこれまで、実物大模型(モックアップ)の展示にとどまっていた。機体を持ち込むには、型式証明取得のための飛行試験を中断する必要があったからだ。

 水谷久和三菱航空機社長は「1日でも多く飛行試験をと言う人もいた」と反対意見があったことを明かした上で、「それよりも実機展示で生まれる期待感などプラス効果を採った」と強調した。宮永三菱重工社長も「機体を見てもらうことで商談が広がっていくと願っている」と今後の受注活動の弾みになることに期待する。

 ただ、初の実機展示が意義深いのは確かだが、航空ショーの華である飛行展示を実施しないのは残念だ。米ボーイングや欧エアバスは、開発中の新型機を飛行展示や内部公開でアピールする。一方、MRJは飛行試験への影響を考えると、実機を持ち込むのが限界だった。試験機の状態という理由で、内部も公開しない。

 では次はどうか。18年に英国で開かれる「ファンボロー国際航空ショー」での飛行展示について、宮永三菱重工社長は「来年はステップアップに努める」と前向きな姿勢を示しつつ、「そのときの状況でいろいろ相談しなければならない」と付け加えた。現段階では判断しようがないのだろう。開発が順調に進み、MRJが1年後に英国の空を舞うことに期待したい。

<解説>
 やっとスタートラインに立てた、という印象。MRJを含む民間航空機の開発において「エアショーデビュー」は大きな一歩だが、この先、型式証明までの険しい道のりはまだ残されている。ライバルも手強い。MRJは地上展示のみだが、ブラジルのエンブラエルは今回、開発中の「E2シリーズ」の地上展示と飛行展示を予定している。


三菱航空機、MRJの販売目標は1000機以上 20年間で
6/20(火) 7:21配信 ロイター

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 6月19日、三菱重工業子会社の三菱航空機は、2040年近辺までに国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を1000機以上、販売する方針を示した。写真はMRJのポスター、都内で2016年10月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[パリ 19日 ロイター] - 三菱重工業<7011.T>子会社の三菱航空機は、2040年近辺までに国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を1000機以上、販売する方針を示した。

同社は同機をパリ航空ショーで展示。顧客に対し順調な進捗(しんちょく)状況を示し、2020年半ばの納入計画に変更がないことを確認していた。

三菱航空の販売マーケティング担当副社長、福原裕悟氏は、同機の販売目標について「約20年間で1000機以上」と答えた。

福原氏は19日、現時点の納入計画は427機と明かしていた。

ローンチカスタマーのANAは18日、同納入計画にコミットしていると述べた。

また福原氏は、三菱航空がブラジルのエンブラエル<EMBR3.SA>やカナダのボンバルディア<BBDb.TO>に独占されているリージョナルジェット市場で、主要2社のうちの1社になることが目標と言及。「(同市場の)リージョナルジェット機需要は今後20年間で5000機以上とみている。リージョナルジェット市場はとても堅実で、グローバルな顧客基盤を作ることが目標」と述べた。


MRJの実機お披露目
6/19(月) 20:00配信 時事通信

 【パリ時事】隔年で開催される世界最大級の航空機見本市、第52回パリ国際航空ショーが19日、パリ郊外ルブルジェで開幕した。日本からは、三菱航空機(愛知県豊山町)が国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の実機を国際航空ショーで初めてお披露目した。


MRJの実機お披露目=パリ航空ショー開幕
6/19(月) 17:00配信 時事通信

 【パリ時事】隔年で開催される世界最大級の航空機見本市、第52回パリ国際航空ショーが19日、パリ郊外ルブルジェで開幕した。日本からは、三菱航空機(愛知県豊山町)が国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の実機を国際航空ショーで初めてお披露目した。

 同社の親会社である三菱重工業の宮永俊一社長は「MRJを披露するのにこれ以上の機会はない。ぜひ間近で見てほしい」としている。

 このほか、ホンダが小型ジェット機「ホンダジェット」を出展。日本政府が川崎重工業を中心に製造するP1哨戒機も展示され、活発な商談が交わされる見通しだ。

 航空ショーは25日まで。米ボーイングや欧州のエアバスをはじめとする航空機関連の約2300社が参加し、業界関係者や一般客ら約35万人の来場が見込まれている。


MRJの実機お披露目=パリ航空ショー
時事通信 6/19(月) 16:10配信

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世界最大級の航空機見本市、第52回パリ国際航空ショーが19日、パリ郊外ルブルジェで開幕した。日本からは、三菱航空機が国産初の小型ジェット旅客機MRJの実機(写真)をお披露目した=15日撮影(同社提供)


三菱重工宮永社長「強い気持ちの表われ」 MRJ、ANA塗装でパリ航空ショーお披露目
6/19(月) 12:58配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーで展示されるANA塗装をまとったMRJの前で握手を交わす三菱重工の宮永社長(中央)と三菱航空機の水谷社長(右)、ANAホールディングスの篠辺副会長=17年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱重工業(7011)と三菱航空機は現地時間6月18日、第52回パリ航空ショーが19日から開かれるパリのル・ブルジェ空港でMRJの飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)をお披露目した。ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングをまとい、ANAを傘下に持つANAホールディングス(9202)の篠辺修副会長も出席した。

【パリに出展されたANA塗装のMRJ】

 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。1日には、PW1200GがFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得した。

 当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画。開発遅延に伴い、2016年11月からは三菱重工の宮永社長直轄の開発体制に移行した。

 今回パリへ持ち込んだのは、5機あるMRJ90の飛行試験機のうち3号機で、飛行試験の拠点である米国のモーゼスレイクには、今年4月に到着。ANA塗装には米国で塗り直し、ル・ブルジェ空港には、15日夕方に到着した。

---記事の概要---
・宮永社長「かなりの完成度」
・ANA塗装「強い気持ちの表われ」
・100席以上の着手未定

◆宮永社長「かなりの完成度」

 機体の完成度について、三菱重工の宮永俊一社長は、「かなりの完成度に来ている。そこをぜひ見ていただきたい」と自信を示した。これまでの開発遅延については「1月にも説明したとおり、国際基準の中で機体を完成していくことに、知見が足りなかった。試行錯誤でやってきて、このように解決したと示したい」と、実機をパリへ持ち込んだ意図を説明した。

 宮永社長がパリ入りしたことについて、記者から今後の開発がこれ以上遅れない意思表示かを尋ねられると、宮永社長は「そういう風に理解していただいて結構。より安全な飛行機を完成させるため、最後の検証プロセスにある。飛行機がこんなに完成していますということを、御理解いただければありがたい」と語った。

 三菱航空機の水谷久和社長は、パリに機体を持ち込んだことについて、「航空ショーで機体をお見せできて、身近な目標をクリアした。世界を代表する各社が集まっており、世界レベルではスタートラインについた」と感想を述べた。

 今後の開発スケジュールをどのようにクリアしていくかについて、水谷社長は「2019年納入の社内目標は、スケジュールを変えるわけではない。1月の新体制発表以降、新しい体制をきっちり作って運用し、それなりに成果が出始めている。この延長線上でわれわれなりにがんばって行けば、計画を守れると信じている」と語った。

 今回MRJはパリ航空ショーへ初参加となるだけではなく、欧州での実機初お披露目となった。水谷社長は欧州市場について、「北米だけではなく、欧州にもと思っており、まずはMRJ90を仕上げる。開発状況に理解を深めていただき、将来に向けての話につながっていけばよいと思う」と述べた。

◆ANA塗装「強い気持ちの表われ」

 MRJの飛行試験機5機のうち、すでにANA塗装が施され、国内での飛行試験に投入する予定だった5号機(JA25MJ)は、当面飛行しない見通し。設計変更が進んでいることから、現在は県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で、機器配置の見直しなどに使われている。

 3号機をANA塗装でパリへ出展することは、宮永社長のトップダウンで決まった。「ANAには遅れを待っていただいて申し訳ない。機体開発がここまできていると、航空ショーでお客様のために全力でやっていることをお示しする、強い気持ちの表われだ」と理由を述べた。

 一方、MRJはANA以外にも北米市場などにも顧客がおり、機体の安全性を証明する型式証明(TC)を取得するまでは、航空機メーカーの自社デザインによるカラーリングで、航空ショーなどに持ち込むのが一般的だ。

 MRJを発注している他社との関係について、宮永社長は「米国のお客様は、ローンチカスタマーとメーカーの関係をよくご存じなので、(ANA塗装で出展したことを)理解していただけると思う。ネガティブではなく、喜んでいただけると信じている」と語った。

 ANAHDの篠辺副会長は、MRJのパリ航空ショー初出展について、「飛行機を設計してから製造するまでの最終盤にきたことを証明していただけた。我々のペイントがどの段階で見られるかが、ひとつのステップだ」と語った。

 また、宮永社長の直轄体制である点について、篠辺副会長は「ありがたい。三菱重工が総力を挙げて納期に向けて進めている」と評価した。

 MRJのANA塗装は、同社が運航するボーイング787型機と同様、機体前方に大きくMRJのロゴが描かれている。量産機のデザインについて、篠辺副会長は「MRJの文言をどういう形で表現するかは、別途検討する」と述べるにとどめた。

◆100席以上の着手未定

 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工に発注し、事業化が決定した。ANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。

 一方、MRJ最大のライバルである、ブラジルのエンブラエルが開発中の「E2」シリーズは、最初の機体となるE190-E2が、2016年2月25日にロールアウト。現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195の4機種で構成する「Eジェット」の後継機で、E175-E2とE190-E2、E195-E2の3機種で構成する。

 2018年の納入開始を目指す、E190-E2のメーカー標準座席数は1クラス106席、2クラス97席、2019年前半から納入予定のE195-E2は1クラス146席、2クラス120席、2020年納入開始予定のE175-E2は1クラス88席、2クラス80席。MRJと座席数で比較すると、MRJ90にとってE190-E2が、MRJ70はE175-E2が競合となる。

 今回のパリ航空ショーでは、エンブラエルはE2シリーズ最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)を出展。地上展示するほか、飛行展示も予定している。

 80席クラスの機体から、リージョナル機では大型となる100席を超える機体まで、E2シリーズは幅広い選択肢を航空会社に提案できる。

 三菱航空機では、長胴型のMRJ100Xを100席クラスで検討している。宮永社長は、「リージョナル機のコアマーケットは、MRJ90とMRJ70のクラス。技術的に成功させることの次に、事業として成功させることが重要だ。MRJ90とMRJ70をしっかり成功させる」と述べ、当面は100席以上のクラスに着手しない考えを示した。


パリ航空ショー、きょう開幕。「MRJ」初の実機展示で顧客の反応は?
6/19(月) 10:15配信 ニュースイッチ

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パリに向けて米国から出発するMRJ試験3号機(三菱航空機提供)

納入時期前倒しに挑戦、「2強目指せる」
 世界最大の航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」が19日、パリ郊外のル・ブルジェ空港で開幕する。英国で行う「ファンボロー国際航空ショー」との隔年開催の展示会。主催者によると今回は約2300社・団体が出展し、業界関係者向けの前半4日間には15万人の来場が見込まれる。25日までの開催で、後半3日間は一般来場者向け。

 出展する日本勢最大の目玉は、三菱重工業が開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」を実機展示することだ。主要航空ショーでの同実機展示は初めて。開発が遅れる中、実機を見せて世界の航空会社へのアピールを狙う。

 このほか、日本航空宇宙工業会(SJAC)と加盟12社や、各地の中小企業が出展する。また、東京都が中小企業グループと初出展し、海外メーカーからの受注獲得を目指す。中部地方の7企業・団体もドイツの航空宇宙産業クラスターの企業と交流する。

 パリ航空ショーは2年に一度、奇数年に開かれる世界最大の航空ショー。今回、米ボーイングが小型機「737MAX」の派生機種を事業化することが予想されたり、欧州エアバスが最新鋭大型機の飛行展示を予定したりしているが、日本で最も大きなトピックとなるのは、やはりMRJの実機出展だろう。

 世界の主要な航空ショーでは、メーカーは開発中の機体を展示してPRすることが多い。一方、これまでMRJの開発遅延に苦しんできた三菱航空機は、試験作業などを最優先するため航空ショーには実物大の客室模型(モックアップ)を出展してきた。MRJの実機が航空ショーに持ち込まれるのは初めてとなる。三菱航空機の親会社である三菱重工業の宮永俊一社長も現地に出向き、記者会見を行う予定。

 三菱航空機の水谷久和社長は、ローンチカスタマーであるANAホールディングスへの納入時期について「2019年を念頭に置いて作業している」と20年半ばからの前倒しを目指している。

 量産初号機の納入時期は、5度目の延期で18年半ばから20年半ばに遅れた。水谷社長は「めどが付いたと言えるほどではないが、社内では何とか19年に頑張ろうと話している」という。

 現在、今秋の完了予定で電気配線の見直しによる機体の設計変更作業を進めている。フランス企業とパートナー契約を結び、約20人の技術者を受け入れており「彼らの力をフル活用してきっちり仕上げたい」と水谷社長。

 パリ国際航空ショーに向けては、「エンブラエルが約5割のシェアだと思っている。ボンバルディアは4割だが100席以上に注力しており、我々ががんばっていけば、新しい2強の一角を形成できるのでは」(水谷社長)と意気込む。


MRJ、パリ航空ショーで展示へ 納期順守をアピール
6/19(月) 9:44配信 ロイター

[パリ 18日 ロイター] - 三菱重工業<7011.T>子会社の三菱航空機は約半世紀ぶりとなる国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の実機を19日開幕するパリ航空ショーで展示する。現地入りした幹部らは18日、2020年半ばの納入計画に変更がないことを確認した。

MRJは開発の遅れから初号機の納入予定が5度延期されているが、三菱重工業の宮永俊一社長は18日、記者団に対し「順調な進捗(しんちょく)状況を示すための展示」と説明。

また、同航空ショーで受注についての発表は予定していないと述べた。

三菱航空の販売マーケティング担当副社長、福原裕悟氏は昨年MRJ最大20機の発注契約を結んだスウェーデンの航空機リース会社ロックトンと欧州での販売で提携することに期待感を示した。

同氏はロイターに対し、「欧州では依然として多くの地域ジェット機が運航しており、それらに取って代わる絶好の機会」と述べた。

三菱航空機の水谷久和社長は納入時期を早める可能性があるか聞かれ、2020年半ばを目指しているが開発の前倒しに尽力していると語った。

初号機の納入先であるANAホールディングスの篠辺修副会長は「われわれは(MRJ)受け入れに向けて完全に用意ができている」と述べた。


MRJ、パリ航空ショーに初展示へ
6/19(月) 8:45配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

世界最大級のフランス・パリ国際航空ショーで初めて展示される、国産初のジェット旅客機「MRJ」が現地に到着し、関係者に公開された。
初めてヨーロッパに到着した「MRJ」。
披露されたのは、アメリカを拠点に試験飛行を続けているMRJの3号機で、最初の顧客、全日空の青を基調とした塗装が特別に施されている。
世界最大級のパリ航空ショーは、2,300を超える航空関連企業が出展。
三菱重工などは、MRJの実機を展示して、2020年の初納入に向けた開発の進捗(しんちょく)状況を世界にアピールしたい考え。
三菱重工の宮永俊一社長は「飛行機がこれだけできていますと、実際に見ていただきたい」と話した。
MRJは、「パリ国際航空ショー」で、19日から3日間、公開される。

東海テレビ/FNN


【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJを前にANAHD副会長 篠辺氏「おぉ、できてるじゃないか」
6/19(月) 6:24配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 三菱重工業と三菱航空機は、パリ航空ショー2017開幕を前日に控えた6月18日(現地時間)に記者会見を実施。両社代表者と、MRJのローンチカスタマーであるANA(全日本空輸)を代表して、ANA前社長で現在はANAHD(ANAホールディングス) 取締役副会長を務める篠辺修氏が同席した。

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 すでにお伝えしているとおり、三菱重工業と三菱航空機は、今回のパリ航空ショーでANA塗装が施された飛行試験機の3号機を地上展示している。同社で「FTA-3」と呼ばれる同機は2016年11月22日初飛行し、2017年4月1日に米国のモーゼスレイクに到着。元々はブラックストライプとMRJロゴが描かれたデザインだが、今回の展示のために5月に塗装し直したという。パリには6月15日(現地時間)に到着した。

 記者会見に臨んだ三菱重工業 取締役社長CEOの宮永俊一氏と、三菱航空機 取締役社長の水谷久和氏は、ともに開発の順調さと、リージョナルジェットに新たな快適性や安全性をもたらす機体であることを改めて説明。

 宮永氏は、「プロジェクトにかける思いとコミットメント。1月に2年遅れるということを説明したが、遅れると言いながらも飛行機はほとんどできているが、安全性の証明のために万全を期すために遅れる、でも飛行機はこれだけできているということを実際に見ていただきたいと思っていた」とし、忙しいテストフライトのスケジュールを合間をぬってパリ航空ショーに出展したことに喜びを示した。

 水谷氏は「パリのこの青空で実機をご覧いただくことができてうれしく思っている。関係者一同、準備を重ねてきた甲斐があった。順調に仕上がっている。1月にお約束したスケジュールを守るべく頑張る」と改めての決意を表明した。

 今回の展示について、多くの商談が予定されていることは認めつつも、セールスの観点以上に「ここまで来ていると見ていただくことが重要」であるとしており、宮永氏は「コミットメントを示すために来た」と強調。

 水谷氏は、一部で「納入を2019年に前倒しする」との発言が報道されたことについて、「スケジュールを前倒し、変更したような報道があったことは一部にあったことは、私の思いとずれていたところがあった。特になにかを変えるわけではなく、1月の発表以降、新しい体制をきっちり作って、それを運営して成果が出始めているので、その延長線上で頑張っていければ、今の計画を守れることになると信じている。そこに(前倒しが)付いてくるということ」と説明。「我々の社内のグループ目標として“少しでも早く”という気持ちをお伝えしたかった。三菱航空機として対外的に約束しているMRJの目標納期は2020年半ばで、変わっていない」とした。

 このほか記者会見では、MRJ 90と最終組立工場での製造がスタートしたMRJ 70に続く航空機の開発についても質問が出たが、宮永氏は「まずはMRJを素晴らしい飛行機に作り上げることが大事で、総合的な航空機メーカーとしての力を長く保てるような全体的なレベルを高める。それを続けることが一番大事。我々のコアなビジネスにするためのいろいろな形で努力していく」とし、まずは両モデルの生産で技術力やビジネスとして確立するノウハウなどを習得することが重要であるとした。

□ANAHD副会長 篠辺氏「(スケジュールの遅れは)ローンチカスタマーとして理解している」

 ローンチカスタマーのANAを代表して会見に臨席したANAホールディングス 取締役副会長を務める篠辺修氏は、今回の出展に対して三菱関係者の努力への敬意や、ANA塗装が施された機体の展示に喜びの言葉を述べ、「我々はエアラインとして受け入れの準備ができており、引き続きMRJプロジェクトの進展に期待する」とした。

 また、ANA塗装のMRJをバックに行なわれた囲み取材では、「(スケジュールの遅れについては)都度ご報告をいただいていたし、実際に飛行機が飛んできて、しかも私どものロゴが入ったものを見て『おぉ、できてるじゃないか』」としたほか、「これは飛行機の設計から製造にいたる過程のなかでの最終盤であることを証明いただけたと思っている。最初に受領することになる我々のペイントをいつ実際に見られるかは一つのステップ。大変に光栄でうれしい」とコメント。今回ANA塗装機が展示されたことを「この段階まで来たな、という安心材料」とした。

 またスケジュールの遅れについては、「飛行機を使う側としては万全な飛行機にしていただきたいので、そこはローンチカスタマーとして理解しているつもりなので、これから確実にスケジュールを刻んでいただければ。開発の過程で我々にはうかがい知れないことが今後もあるかも知れないが、それを覚悟したうえで発注している」と話し、ANA側は納期予定から逆算しての受け入れ体制の修正を進めているとした。


MRJの試験機、パリ航空ショーで展示へ
6/18(日) 18:46配信 読売新聞

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パリ航空ショーで初展示される三菱航空機のMRJ=戸田雄撮影

 【パリ=戸田雄】三菱航空機は19日から開催される世界最大規模の航空見本市「パリ国際航空ショー」で、国産ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の試験機を展示する。

 MRJの納入は当初予定の2013年から大幅に遅れており、実機を展示することで世界の航空業界関係者に開発の進行をアピールする狙いがある。

 展示されるのは、米国の開発拠点でテスト飛行を行っていた試験機で、初号機の納入先となっている全日本空輸の塗装が施されている。


ANA塗装のMRJ、パリ航空ショー初出展 ル・ブルジェ空港で準備進む
6/17(土) 19:12配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ空港で展示準備が進むANA塗装が施されたMRJの飛行試験3号機=17年6月17日午前 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 パリのル・ブルジェ空港では、現地時間6月19日から開かれる世界最大規模の航空ショー「第52回パリ航空ショー」の開催準備が進んでいる。実機の出展は初となる三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」も、17日午前は好天に恵まれた会場で、空調設備などの準備が進められていた。

【パリ航空ショー会場で展示準備が進むMRJ】

 三菱航空機は親会社の三菱重工業(7011)とともに、MRJの飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)を地上展示。MRJの航空ショー出展は初めてで、欧州初お披露目となる。今回は地上展示のみで、飛行展示は行わない。

◆米国でANA塗装に

 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。6月1日には、PW1200GがFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得した。

 今回展示する3号機の塗装は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに、米国で塗り直された。現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に、飛行試験拠点である米ワシントン州グラントカウンティ国際空港内のモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発。カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港とグースベイ空港、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経て、15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)に、ル・ブルジェ空港へ到着した。

 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工に発注し、事業化が決定。開発に手間取り、当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画している。開発遅延に伴い、2016年11月からは三菱重工の宮永俊一社長直轄の開発体制に移行した。

 MRJはANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。

 MRJの飛行試験機は現在5機。すでにANA塗装が施され、国内での飛行試験に投入する予定だった5号機(JA25MJ)は、当面飛行しない見通し。設計変更が進んでいることから、現在は県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で、機器配置の見直しなどに使われている。

◆宮永社長もトップセールス

 航空ショー開幕前日の18日には、三菱重工の宮永社長や三菱航空機の水谷久和社長、ANAホールディングス(9202)の篠辺修副会長が出席し、機体をお披露目する予定。三菱航空機はANA塗装機を出展することについて、ローンチカスタマーに敬意を表するためだとしている。

 今回で52回目となるパリ航空ショーは、1909年にスタート。防衛や航空、宇宙分野を中心とする約2300社が出展し、出展総面積は32万4000平方メートル、企業が重要顧客などをもてなすシャレー(山小屋の意)は330棟、出展航空機は150機にのぼり、会期中の来場者数は業界関係者が15万人、一般は20万人を見込んでいる。

 開催は奇数年で、偶数年はロンドン近郊でファンボロー航空ショーが開かれ、1年のうち大きな商談は両航空ショーで発表されることが多い。しかし規模で比べると、パリの出展者数はファンボローの1.5倍、来場者数も2倍と、パリが大きく上回っている。

 フランスの大統領や首相をはじめとする、各国政府などの公式視察団は300団体を予定。日本からはMRJのほか、海上自衛隊の哨戒機「P-1」の出展が予定されており、P-1は飛行展示を計画している。

◆E195-E2は飛行展示も

 一方、 MRJ最大のライバルである、ブラジルのエンブラエルが開発中の「E2」シリーズは、最初の機体となるE190-E2が、2016年2月25日にロールアウト。予定を前倒しして、3カ月後の同年5月23日に初飛行に成功し、同年7月11日からロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショーに飛行試験初号機(登録番号PR-ZEY)を持ち込んで地上展示した。

 E2シリーズは、現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195の4機種で構成する「Eジェット」の後継機。E175-E2とE190-E2、E195-E2の3機種で構成する。

 2018年の納入開始を目指すE190-E2のメーカー標準座席数は1クラス106席、2クラス97席、2019年前半から納入予定のE195-E2は1クラス146席、2クラス120席、2020年納入開始予定のE175-E2は1クラス88席、2クラス80席としている。

 MRJと座席数で比較すると、MRJ90にとってE190-E2が、MRJ70はE175-E2が競合となる。

 今回のパリ航空ショーでは、E2シリーズで最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)を出展。地上展示するほか、パリ航空ショーのウェブサイトによると飛行展示も予定している。

 三菱航空機は例年、客室を模したモックアップを会場に展示し、売り込みを図ってきたが、実機の展示はE2シリーズが先行した。今回実機を初めて展示することで、各国の関係者にアピールしていく。


MRJ、欧州初登場=パリ航空ショーで展示
6/16(金) 17:00配信 時事通信

 三菱航空機(愛知県豊山町)は16日、開発中の国産初の小型ジェット旅客機、MRJ(三菱リージョナルジェット)の試験機がパリ郊外のル・ブルジェ空港に到着したと発表した。米ワシントン州の開発拠点で試験飛行を行っている試験3号機で、欧州初登場となる。19日から同空港で開催されるパリ航空ショーで地上展示する。

 世界最大規模を誇るパリ航空ショーでの展示は初めてで、開催前日の18日から21日まで実際の機体を公開する。MRJは開発の遅れから初号機の納入予定の延期が続いているが、世界の航空業界関係者に開発の進捗(しんちょく)をアピールする。


ANA塗装のMRJ、パリ到着 欧州初上陸、航空ショー初出展へ
6/16(金) 9:07配信 Aviation Wire

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三菱重工と三菱航空機がパリ航空ショーに出展するANA塗装を施したMRJの飛行試験3号機(三菱航空機提供。水平出しとトリミングを当紙編集部で実施)

 三菱重工業(7011)と三菱航空機は現地時間6月15日(日本時間16日)、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が、パリのル・ブルジェ空港に到着したと発表した。19日から同空港で開かれるパリ航空ショーで、地上展示する。MRJの実機を出展するのは初めてで、欧州上陸も初となった。

【三菱航空機が公開したANA塗装MRJの写真】

 機体の塗装は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに、米国で塗り直された。現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に、飛行試験拠点である米ワシントン州グラントカウンティ国際空港内のモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発。カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港とグースベイ空港、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経て、15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)に、ル・ブルジェ空港へ到着した。

 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工に発注し、事業化が決定。開発に手間取り、当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画している。

 MRJはANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。

 MRJの飛行試験機は現在5機。すでにANA塗装が施され、国内での飛行試験に投入する予定だった5号機(JA25MJ)は、当面飛行しない見通し。設計変更が進んでいることから、現在は県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で、機器配置の見直しなどに使われている。

 パリ航空ショーは世界最大級の航空ショーで、世界各国から航空関係者や政府要人が集まる。三菱航空機は例年、客室を模したモックアップを会場に展示し、売り込みを図ってきた。

 今回の機体お披露目には、親会社の三菱重工業(7011)の宮永俊一社長や三菱航空機の水谷久和社長、ANAホールディングス(9202)の篠辺修副会長が出席を予定。三菱航空機では、ANA塗装機を出展することについて、ローンチカスタマーに敬意を表するためだとしている。

 MRJが航空ショーに参加するのは、今回が初めて。地上展示のみで、飛行展示は行わない。また、三菱航空機は15日、3号機がANA塗装となる様子を収めた動画を公式サイト「MRJ Progress Updates」で公開した。

 MRJ最大のライバルである、ブラジルのエンブラエルが開発中の「E2」シリーズは、最初の機体となるE190-E2が、2016年2月25日にロールアウト。予定を前倒しして、3カ月後の同年5月23日に初飛行に成功し、7月11日からロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショーに飛行試験初号機(登録番号PR-ZEY)を持ち込んだ。

 E2シリーズは、現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195で構成する「Eジェット」の後継機。E175-E2とE190-E2、E195-E2の3機種で構成する。今回のパリ航空ショーでは、E2シリーズで最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)を地上展示。同機は3月7日にロールアウトした。


MRJ、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着 パリ・エアショーで展示
6/16(金) 7:03配信 sorae.jp

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MRJ、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着 パリ・エアショーで展示

三菱重工株式会社と三菱航空機が開発・製造をすすめる国産ジェット旅客機「MRJ」は、パリ・エアショーでの展示へ向けて飛行試験機がパリ郊外のル・ブルジェ空港へと到着しました。
 
今回同空港へと到着したのは、MRJの3号機。ボディーカラーはローンチカスタマーのANA仕様となっており、試験飛行を行っていた米ワシントン州のグラント・カウンティ国際空港のモーゼスレイク・フライトテスト・センターからカナダ、アイスランドを経由し、初めてヨーロッパへと到着しました。
 
現在アメリカで型式証明の取得を目指しているMRJですが、2017年5月31日には搭載するP&W(プラット・アンド・ホイットニー)製の「PurePowerギヤードターボファンPW1200Gエンジン」がFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得。さらに、2020年半ばの納入が予定されていたMRJですが2019年に納入時期が前倒しされるという報道もあります。
 
これまで紆余曲折のあったMRJの開発ですが、いよいよ納入へとむけて詰めの時期へと入りつつあるのかもしれません。


MRJ がパリ到着…ANA塗装で欧州初上陸、エアショーに展示予定
6/16(金) 2:00配信 レスポンス

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ANA塗装のMRJ

三菱重工業および三菱航空機が開発・製造を進めるMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の飛行試験機が現地時間15日(日本時間16日)、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着した。MRJにとって初の欧州上陸だ。

[関連写真]

同機は19日から同空港で開催されるパリエアショーに展示される。到着した飛行試験機は3号機で、ローンチカスタマーである全日本空輸株式会社(ANA)の塗装が施されている。

3号機は現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に米ワシントン州グラント・カウンティ国際空港内の、飛行試験拠点であるモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発した。その後カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港、グースベイ空港と、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経由し、現地時間15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)にル・ブルジェ空港に到着した。

《レスポンス 高木啓》

2017年6月12日 (月)

777・787・A350等、航空機一般の話題・54

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:エアバス、新型の超大型旅客機「A380plus」公開 より省エネ・低コストに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空自C2輸送機事故、機長の操作手順ミスが原因 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、737 MAX 10ローンチ ライオンエアなど発注へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米子・空自機>滑走路逸脱は操作ミス…操縦士、手順誤る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバス、A380plus開発調査 大型ウイングレット装着、燃費4%減 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:原因は操作手順ミス=米子空港の輸送機事故―空自 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ボーイング、737シリーズの最新鋭機737 MAX 10型機を正式発表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】エアバス、総2階建て旅客機「A380」の効率向上型「A380plus」公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ロッキード、F35の11カ国への売り込みで近く合意へ=関係筋 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:数十年ぶりの大型投資、「MRJ」納期延期もかき消す受注力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ボーイング、「787-10」&「737 MAX 9」の飛行試験機内を公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ミネベアミツミ、パリ航空ショー出展 - 速報:Yahoo!ニュース.
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以下、参考のために同記事を引用

エアバス、新型の超大型旅客機「A380plus」公開 より省エネ・低コストに
6/20(火) 11:30配信 sorae.jp

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エアバス、新型の超大型旅客機「A380plus」公開 より省エネ・低コストに

エアバスはパリ・エアショーにて、総2階建ての新型超大型旅客機「A380plus」を公開しました。こちらはすでに運用されている「A380」のバリエーションとなります。
 
A380plusは新型の大型ウィングレットを採用し、燃料消費を4%低減。また座席あたりのコストも13%低下しています。このウィングレットは高さ4.7メートル(上方に3.5メートル、下方に1.2メートル)と大型のものです。
 
さらに新座席レイアウト「cabin enablers」により、80座席の追加が可能に。これには階段や乗務員の休憩区画の再設計、サイドウォールの収納の除去、そして9列仕様のプレミアムエコノミークラスと11列仕様のエコノミークラスが設定されています。
 
A380plusの最大離陸重量は578トンに増加。最大航続距離も8,200海里とA380から300海里増えています。


空自C2輸送機事故、機長の操作手順ミスが原因
6/20(火) 10:49配信 読売新聞

 米子空港(鳥取県境港市)で今月9日、航空自衛隊美保基地所属のC2輸送機が誘導路を外れて草地に突っ込んだ事故で、空自は20日、機長による操作手順のミスが原因とする調査結果を公表した。

 空自によると、機長は、機体が速度や姿勢を認識する「慣性基準装置」の作動完了を確認しないまま、機体を動かした。その結果、同装置は、機体が高速で移動していると誤って認識。事故防止のため、ステアリング(ハンドル)やブレーキの動作を制限する安全機能が働き、操縦が利かなくなったという。

 C2は空自の次期主力輸送機。今年3月、同基地に配備され、事故時は訓練中だった。C2の慣性基準装置は他の空自機と異なる仕様になっており、空自では、操作マニュアルの記載もわかりにくかったとして、操縦士の教育を徹底すると共に、マニュアルも改訂する。


ボーイング、737 MAX 10ローンチ ライオンエアなど発注へ
6/20(火) 10:44配信 Aviation Wire

 ボーイングは現地時間6月19日、パリで開かれている第52回パリ航空ショーで、737型機では胴体長が最長となる737 MAX 10の開発を発表した。

【パリでローンチした737 MAX 10】

 ゼネラル・エレクトリック(GE)系航空機リース会社のGEキャピタル・アビエーション(GECAS)が、従来発注した737 MAXのうち20機を737 MAX 10に変更。インドネシアのLCC、ライオン・エア(LNI/JT)を擁するライオングループなどが発注の意向を表明した。

 737 MAXは737の発展型で、新型エンジンを採用。標準型は2016年1月29日に初飛行した737 MAX 8(1クラス189席)。737 MAX 8をLCC向けに座席数を増やした737 MAX 200(同200席)、もっとも胴体が短い機体で737-700の後継となる737 MAX 7(同172席)、胴体がもっとも長い737-900ERの後継機737 MAX 9(同220席)があり、737 MAX 10は5機種目となった。

 737 MAX 10は、パリ航空ショーに出展している737 MAX 9の胴体を66インチ(約1.7メートル)延長し、最大1クラス230席仕様にできる。定員増加に伴いドアを追加し、翼や圧力隔壁なども改良する。エンジンは他の737 MAXと同様、CFMインターナショナル製LEAP-1Bを2基搭載する。

 ボーイングは、737 MAX 10XはA321neoと比較し、運航コストを座席または輸送距離あたりで5%削減するとしており、「これまでの中で、もっとも収益性の高い単通路機」と表現している。

 パリ航空ショーで737 MAX 10のローンチを発表したボーイングのケビン・マカリスター民間航空機部門社長兼CEO(最高経営責任者)は、「737 MAX 10をラインナップに加えることで、市場での柔軟性を最大限に発揮し、燃料消費効率を向上させることができる」とアピールした。

 19日に737 MAX 10の発注や導入意向を表明したのは、GECASやライオングループのほか、中国銀行系リース会社のBOCアビエーション、中国系リース会社のCDBアビエーション・リース・ファイナンス、独TUIグループ、チベット・ファイナンシャル・リーシング、インドのLCCのスパイスジェット(SEJ/SG)。ボーイングによると、10社以上の顧客から240機以上の引き合いがあるという。

 BOCアビエーションとCDBアビエーションは、それぞれ10機発注する覚書(MoU)をボーイングと締結。TUIは70機発注した737 MAX 8のうち、18機を737 MAX 10に変更した。チベットは、737 MAX 10を含む737 MAXファミリーを20機発注するMoUを結んだ。

 スパイスジェットは、737 MAX 10を40機発注する意向を示した。このうち20機が新規発注、残り20機が発注済みの737 MAX 8からの変更となる。


<米子・空自機>滑走路逸脱は操作ミス…操縦士、手順誤る
6/20(火) 10:36配信 毎日新聞

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滑走路を外れて草地(手前)に突っ込み、移動された航空自衛隊のC2輸送機=鳥取県境港市の米子空港で2017年6月9日、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 鳥取県境港市の米子空港で9日、航空自衛隊美保基地の新型輸送機C2が滑走路を外れたトラブルで、空自は20日、操縦士が発進前の操作手順を誤り、ステアリングやブレーキの動きを制限する安全装置が働いたことが原因だったと発表した。「機体には異常がなかった」としており、地元自治体などに原因を説明した上で運用試験を再開する方針。

 空自によると、ミスがあったのは、機体の位置や姿勢を計測する装置の操作。操縦士が装置の電源を入れたが、起動が完了する前に機体を動かした結果、高速で移動しているとコンピューターが誤って認識し、機体の横転などを防ぐための安全装置が作動した。

 この日は緊急発進の手順を確認する訓練をしていた。操縦席には装置が起動中という表示が出ていたが、見落としており、手順書にも十分な注意書きがなかったという。

 C2は9日午前6時40分ごろ、誘導路から滑走路に入った地点でステアリングなどが利かなくなり、滑走路を横切って草地に突っ込んで停止した。C2は3月に配備されたばかりで、トラブル後は運用試験を中止している。空自は今後、手順書の見直しや操縦士への教育徹底などを通して再発防止を図るとしている。【前谷宏】


エアバス、A380plus開発調査 大型ウイングレット装着、燃費4%減
6/20(火) 8:55配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーで公開されたA380plusに装備する大型ウイングレットのモックアップ=17年6月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアバスは現地時間6月18日、A380の改良版「A380plus」の開発調査を発表した。世界最大規模の航空ショー「第52回パリ航空ショー」初日の19日は、コンセプトモデルが公開された。大型ウイングレットなどを装備し、燃料消費量を最大4%抑えるほか、客室内の改良と合わせると、現行機と比較し、1席あたりのコストを13%削減できるようになる。

【パリで公開されたA380plusのコンセプトモデル】

 装着するウイングレットは高さ4.7メートルで、上向きのアップレットは3.5メートル、下向きのダウンレットは1.2メートル。空気抵抗を減少する設計を施した。

 今年4月、独ハンブルク開催された「エアクラフト・インテリアズ・エキスポ2017」で発表したA380向けの新客室オプション「キャビン・イネーブラー」では、最大78席を追加できるようにする。

 同オプションでは、階段の設計変更やクルーレスト(乗務員休憩室)の配置見直しなどにより、1列9席のプレミアムエコノミーや1列11席のエコノミーを追加する。現在のA380、標準座席数は4クラス497席。キャビン・イネーブラーを導入すると575席に増加できる。

 また、最大離陸重量(MTOW)を578トンに増加。航続距離を300海里(555.6キロ)延長できる。最大78席を増席した場合、現在の航続距離8200海里となる。

 パリ航空ショーの初日となった19日は、A380の飛行試験機MSN4(登録番号F-WWDD)に大型ウイングレットのモックアップを装着した、A380plusのコンセプトモデルを公開。MSN4は、パリ航空ショーが開かれているル・ブルジェ空港にある航空宇宙博物館に、エアバスから今年2月に寄贈された。

 会場の担当者によると、A380plusの開発が決まった場合、2019年に初飛行し、2020年の引き渡し開始を計画しているという。


原因は操作手順ミス=米子空港の輸送機事故―空自
6/20(火) 8:53配信 時事通信

 鳥取県境港市の米子空港で9日、航空自衛隊のC2輸送機が制御不能となって滑走路から外れた事故で、空自は20日、操縦士が機体装置の操作手順を誤り、ブレーキなどが効かなくなったことが原因と公表した。

 機体に異常は無かったとしている。

 事故は9日午前に発生。緊急発進を想定した模擬離陸の訓練中だったC2輸送機が、誘導路から滑走路へ右折する際に曲がり切れず、草地に突っ込んだ。けが人はいなかった。

 空自によると、機体の姿勢や速度を確認する「慣性基準装置」の作動準備中に機体を走行させたため、ハンドル操作やブレーキが制限された。操縦士は作動完了を目視で確認するのを怠った。

 操縦士向けの手順書には、同装置の操作順序を誤ると制御不能となる可能性があると明記されていなかった。空自は事故を受けて記載内容を見直すという。


【パリ航空ショー2017】ボーイング、737シリーズの最新鋭機737 MAX 10型機を正式発表
6/19(月) 21:39配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 米ボーイングは、6月19日~25日(現地時間)にフランス・パリで行なわれている航空展示会「パリ航空ショー2017」の初日に記者会見を開催し、同社が「業界最高クラスの効率、ナローボディとしては業界最高の収益性」とうたう737 MAXシリーズの最新鋭機で長胴タイプとなる「ボーイング 737 MAX 10」型機を正式に発表した。

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 同社によれば、GE子会社のリース会社GECAS(GE Capital Aviation Services)やシンガポールのリース会社BOC Aviationなど、すでに10社から240機の発注を受けており、そのほかの顧客に関しては今後明らかにすると説明した。

■国内線や近距離の国際線で使われるナローボディのボーイング 737 MAXシリーズ

 今回発表されたボーイング 737 MAX 10型機は、737 MAXシリーズの最新モデルにあたる。737 MAXシリーズは、ナローボディないしは単通路機と呼ばれる、機内の通路が1つしかない旅客機だ。各国の国内線や、近距離(日本でいえば東アジア内など)の国際線で利用されている737シリーズの後継機と位置付けている。また、アジアのLCCなどで導入が進んでいるエアバス A320neo型機の競合製品という側面も持っており、ボーイングにとっての戦略的製品の1つといえる。

 737 MAXシリーズは、787シリーズで使われている客室内装「ボーイング・スカイ・インテリア」を採用するなど、最新鋭機にふさわしい仕様になっており、燃費が従来の737シリーズに比べて大きく改善していることも特徴だ。

 737 MAXシリーズは、すでにMAX 7型機、MAX 8型機、MAX 9型機が正式に発表されており、今回発表されたMAX 10型機は4つ目のモデルになる。ボーイングによれば、仕様の違いは以下のようになるという。

ボーイング 737 MAX 7型機

シート数:172席、138席(2クラス時)
最長航行距離:3825nm(nm:ノーティカルマイル、7080km)
全長:35.56m
翼長:35.9m
エンジン:LEAP-1B(CFM International)

ボーイング 737 MAX 8型機

シート数:200席、162席(2クラス時)
最長航行距離:3515nm(6510km)
全長:39.52m
翼長:35.9m
エンジン:LEAP-1B(CFM International)

ボーイング 737 MAX 9型機

シート数:220席、178席(2クラス時)
最長航行距離:3515nm(6510km)※追加タンク装着時
全長:42.16m
翼長:35.9m
エンジン:LEAP-1B(CFM International)

ボーイング 737 MAX 10型機

シート数:230席、188席(2クラス時)
最長航行距離:3215nm(5960km)※追加タンク装着時
全長:43.8m
翼長:35.9m
エンジン:LEAP-1B(CFM International)

 今回発表したMAX 10型機はスペックからも分かるように機体の全長を延長した長胴型仕様であり、最大シート数は増えているが、その分重量が増えて航行距離は減っているのが特徴だ。

■10社240機の受注をすでに獲得、737の生産体制は2017年末までに月産47機、2020年までに月産57機へ拡大

 会場内で行なわれた記者会見には、ボーイング 会長兼社長兼CEO デニス・ミュレンバーグ氏、ボーイング 上級副社長で、ボーイングコマーシャルエアプレーン(BCA)社長兼CEOのケビン・マクアリスター氏が登壇し、ボーイング 737 MAX 10型機に関するビデオを流し、その後スピーチを行なった。

 BCAのマクアリスター氏は「ボーイング 737 MAXの最大の特徴は効率。737 MAXシリーズは最大で230人の乗客を一度に運ぶことができ、現在の商用機としては最も効率がよく、ナローボディ機としては最高の収益性を実現している。MAXファミリーは顧客の柔軟な運用に配慮して、MAX 10は乗客数、MAX 9はより遠くへ、MAX 8とMAX 7は特定市場へのシート構成など、顧客のさまざまなニーズに答えることができる」と述べ、ラインアップの特徴を解説。737 MAX 10型機は、そのなかでも座席数がほしいというニーズに応えるための製品だとした。

 マクアリスター氏は「ボーイング 737 MAX 10はすでに10を超える顧客から、240機を受注している。このパリ航空ショーにおいて徐々に明らかにされるだろう」と続けた。

 氏は記者会見では特に言及しなかったが、同社のプレスリリースによれば、GE子会社のリース会社GECAS(GE Capital Aviation Services)が10機、シンガポールのリース会社BOC Aviationが20機、TUI Groupが18機(従来の注文からのコンバージョン)、CDB Aviationが8機(737 MAX 8型機からの変更)、Tibet Financial Leasingが737 MAX 8型機と737 MAX 10型機を合わせて20機、などの受注状況を明らかにし、今後同社への注文状況を公開するサイトになる「Boeing Orders and Deliveries」に反映されるという。

 その後、挨拶に立ったデニス・ミュレンバーグ氏は「ボーイングの財務は健全で、旅客機には7.5兆ドル(日本円で約832兆円)の市場規模があり、今後もグローバルなGDPは増えていく傾向で、旅客機への投資も増えていく。ボーイングとしても研究開発に投資を行ない、737 MAXなどによって新しい価値を顧客に提供していきたい」と述べ、今後も新しい旅客機への研究開発への投資を行なっていくとした。ミュレンバーグ氏によれば、現在すでに737シリーズのバックオーダーは4000機を超えており、現在は月産42機の生産体制を、2017年末までに47機、さらに2020年までには57機へと拡大する計画であると明らかにした。


【パリ航空ショー2017】エアバス、総2階建て旅客機「A380」の効率向上型「A380plus」公開
6/19(月) 17:13配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 仏エアバスは、パリ航空ショー2017の開催に合わせ、6月18日(現地時間)付けで総2階建て旅客機「A380」型機の効率向上モデルとなる「A380plus」型機の開発を発表。パリ航空ショー2017で実機を展示している。

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 A380plus型機は、従来のA380から効率性と経済性を高めたとするモデルで、ウィングレットはより大きく、翼端を上下に分かれる形状に変更。上方に3.5m、下方に1.2mと、上下で4.7mの高さを持つようになった。そのほかのウィング、空力の見直しも行なわれ、燃料消費を最大4%節約するとしている。

 また、階段や乗務員の休憩室(クルーレスト)、サイドウォールなどの見直しで、客室を最適化。従来よりも最大で80席を追加で搭載できるようにしたという。同社はこれを「Cabin enablers」と表現している。

 このほか、メンテナンス間隔を広げ、メンテナンスコストも削減できるとしている。


ロッキード、F35の11カ国への売り込みで近く合意へ=関係筋
6/19(月) 15:38配信 ロイター

F35
 6月18日、米防衛大手ロッキード・マーチンは、ステルス戦闘機F35を11カ国に対して合計で440機売り込む商談の最終段階に入っている。写真は大西洋上空で訓練中のF35B。米海兵隊が2015年8月提供(2015年 ロイター)

[18日 ロイター] - 米防衛大手ロッキード・マーチン<LMT.N>はステルス戦闘機F35を11カ国に対して合計で440機売り込む商談の最終段階に入っている。販売額は合計で370億ドルを超え、F35の商談としては過去最高となる見通し。事情に詳しい2人の関係者が語った。

関係者によると、販売価格はまだ最終決定していないが、1機当たりの平均価格は8500万ドルと予想されている。

購入を検討している11カ国の代表者は先週、メリーランド州ボルティモアで購入条件を巡って協議した上、F35の部品を供給しているノースロップ・グラマン<NOC.N>のメリーランド州の工場を視察した。

11カ国は米国のほかオーストラリア、デンマーク、イスラエル、イタリア、日本、オランダ、ノルウェー、トルコ、韓国、英国。

交渉は、2018年から20年にかけて3段階に分けて購入する覚書を締結する方向で進められている。

覚書は、18年度に135機以上を1機当たり平均8800万ドル程度で調達(受け渡しは20年)するほか、19年度と20年度には年間の調達規模がそれぞれ150機以上に増える内容となっている。

19年度の平均価格はF35Aの場合、1機当たり8500万ドルとなる見込み。20年度は8000万ドルを下回る可能性があるという。これはF35の販売価格としては過去最低となる。

覚書で次年度分の契約が保証されることで、ロッキード側は規模の経済に伴う有利な条件を確保でき、生産単価を引き下げることが可能になる。


数十年ぶりの大型投資、「MRJ」納期延期もかき消す受注力
6/19(月) 15:20配信 ニュースイッチ

777x
ボーイング「777X」のイメージ

ナブテスコ・長田信隆副社長インタビュー 「777X」がけん引
 ―足元の受注環境は。
 「米ボーイングの小型機『737MAX』と大型機『777X』向け飛行姿勢制御装置の受注に成功した。777X向けでは、現行機『777』向けのほぼ倍増となる1機当たり35本を供給する。これに伴い売上高も2―3倍程度の伸びを期待している」

 ―大型受注に際し、基幹部品の投資も活発化しています。
 「主力拠点である岐阜工場(岐阜県垂井町)で100億円を投じ、三つの新工場棟を建設している。電気油圧サーボバルブ(EHSV)の専用棟や表面処理工場などだ。いずれの工場もIoT(モノのインターネット)を導入し、生産性や品質管理の質を高める」

 ―生産管理の手法についても、ボーイングなどから高い評価を受けています。
 「防衛省向けなど数が少ない部品に対しては変種変量生産、民間航空機向けなど一定量つくるものはラインで流す定量生産で対応している。ただ、二つの生産管理システムが存在すると混乱のもとにもなるので、将来的にはシステムの統合も検討している。IoTに加え、人工知能(AI)の活用もカギとなりそうだ」

 ―修理・整備(MRO)事業の進捗(しんちょく)は。
 「米連邦航空局(FAA)の規制緩和などもあり、MROへの参入企業が増えている。競争激化で価格破壊も起こりつつある。顧客のライフサイクルコストをいかに下げられるかが競争軸になる。飛行姿勢制御装置の開発や生産に携わる強みを生かし、技術支援なども含めて提案する」

 ―三菱重工業グループが開発する小型旅客機「MRJ」向けにも、飛行姿勢制御装置を供給します。開発の遅れで影響はありますか。
 「厳しいところはある。受注を当て込んで生産体制を整えており、本年度くらいから量産の売り上げを考えていた。当社は防衛省やボーイング向けなど多様な仕事を確保しており、業績への影響は軽微だ」

<記者の目>
 数十年ぶりの大型投資に踏み切ったナブテスコ。建屋や設備といったハードへの投資は一巡した。今後も需要増が期待できる小型機向けは、同社の成長エンジンとなるだろう。高い収益性を誇ってきたMRO事業の変化にどう対応していくかが今後の課題。他社とのアライアンスや物流網の拡大などが、処方箋となる。
(日刊工業新聞第一産業部・長塚崇寛)


【パリ航空ショー2017】ボーイング、「787-10」&「737 MAX 9」の飛行試験機内を公開
6/19(月) 12:11配信 Impress Watch

 米ボーイングは、パリ航空ショー2017開幕前日の6月18日(現地時間)、同ショーで展示するボーイング 787-10型機とボーイング 737 MAX 9型機を報道関係者向けに公開した。

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 ボーイングは今回のパリ航空ショーにおいて、ボーイング 787ファミリーの最新派生機であるボーイング 787-10型機を地上展示するほか、ボーイング 737の最新ファミリーであるボーイング 737 MAXファミリーのMAX 9型機の地上展示ならびに飛行展示を行なう予定になっている。

 2016年に英国で行なわれたファンボロー国際航空ショーではANA塗装のボーイング 787-9型機の展示も話題になったが、今回のパリ航空ショー2017では、ボーイング 787-10型機、737 MAX 9型機ともにボーイングのハウスカラーでの出展となっている。

 ボーイングではこの出展に際して、両機が編隊飛行する動画を公開している。

 いずれも機体は飛行試験機で、測定用機材のほか、機内のウエイトを調整するためのタンクなどが積まれた、旅客機として乗る際には見られない機内となっている。

■ボーイング 787-10型機

 ボーイング 787-10型機は、既存のボーイング 787-8型機/787-9型機の長胴型となり、ボーイング 787-9型機から胴体を5.5m延長。標準レイアウトで40席増となる330席クラスの航空機となる。

 2017年3月に初飛行し、2018年上半期にローンチカスタマーであるシンガポール航空への納入を目指す。国内ではANA(全日本空輸)が発注するほか、海外を含めて計9社が同機を発注している。

 コックピットはボーイング 787-8型機/787-9型機とほぼ同一だが、フラップには着陸時のみ使用するという17度、18度の目盛りがあるのが既存2モデルとの違いとなっている。

■ボーイング 737 MAX 9型機

 ボーイング 737 MAX 9型機は、ボーイング 737-900型機を置き換えるMAXシリーズの派生機で、2クラスで180席、モノクラスで220席クラスのモデル。現在受注しているMAXシリーズとしては最長胴のモデルで、2017年4月に初飛行した。

 ボーイング 737 MAXシリーズは5月に初号機となるボーイング 737 MAX 8型機を、インドネシアのマリンド・エアに納入。MAX 9型機は2017年中には飛行試験を終え、2018年からの納入開始を目指す。


ミネベアミツミ、パリ航空ショー出展
6/19(月) 11:33配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーに出展するミネベアミツミのブースイメージ(同社資料から)

 ミネベアミツミ(6479)は、6月19日から開催されるパリ航空ショーに出展する。航空宇宙向けベアリングのほか、乗客のシートベルトの装着状態を客室乗務員が手元のタブレット端末で確認できるセンサーなど、開発中の製品も参考出品する。

 ベアリングなどの機械加工品やモーター、センサーなどの電子機器を手掛けるミネベアは今年1月27日に、電子部品メーカーのミツミ電機を完全子会社化し、経営統合を実施。社名をミネベアミツミに変更した。

 パリショーでは、旧ミネベアと旧ミツミだけでなく、欧州のグループ会社も共同出展する。同社グループでは、ロッドエンドベアリングやスフェリカルベアリング、特殊ボールベアリング、ローラーベアリングなどの航空宇宙向けベアリングを、航空機の三大市場である欧州と北米、アジアで生産・供給できる唯一のベアリングメーカーであることをアピールする。

 参考出品する開発中の製品は2つ。乗客のシートベルト装着状態を、客室乗務員が手元のタブレット端末で集中監視できるバッテリーレスの無線スイッチ搭載シートベルトセンサーを出展。また、機内のラバトリー(化粧室)にあるゴミ入れのフタを触れることなく開閉できる、近接センサーと小型モーター動力機構による自動開閉機構を展示する。

 場所はホール3のStand B18。時間は19日から25日までの午前8時30分から午後6時まで。


P-1も準備完了 パリ航空ショー、19日開幕
6/18(日) 23:21配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーの展示エリアに搬入された海上自衛隊のP-1=17年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 世界最大規模となる航空ショー「第52回パリ航空ショー」の会場であるパリのル・ブルジェ空港では、現地時間6月19日の開幕に向け準備が進んでいる。

【パリ航空ショーの会場に並ぶP-1や787-10、737 MAX 9、E195-E2】

 日本からは三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験機が、全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングをまとって地上展示されるほか、海上自衛隊の哨戒機P-1が厚木基地から2機参加。P-1は地上展示だけではなく、飛行展示も実施する。

 また、ボーイングは開発中の787-10と737 MAX 9を出展。このうち、737 MAX 9は飛行展示も行う。エアバスは開発中のA350-1000と航空会社への引き渡しが始まったA321neoを出展し、総2階建ての超大型機A380とともに飛行展示を実施する。

 リージョナル機では、ブラジルのエンブラエルが次世代リージョナルジェット機「E195-E2」などを出展する。昨年英国で開かれたファンボロー航空ショーにE190-E2を出展した際は地上展示のみだったが、今回E195-E2による飛行展示も実施。カナダのボンバルディアは、小型旅客機「Cシリーズ」のうちCS300などを出展する。

 会場のル・ブルジェ空港は18日午後3時30分(日本時間午後10時30分)時点で、多くの展示機が揃いつつあるが、地元であるエアバスの機材は夕方の到着となる見通し。

 今回で52回目となるパリ航空ショーは、1909年にスタート。奇数年開催で防衛や航空、宇宙分野を中心とする約2300社が出展し、出展総面積は32万4000平方メートル、企業が重要顧客などをもてなすシャレー(山小屋の意)は330棟、出展航空機は150機にのぼり、25日までの会期中の来場者数は業界関係者が15万人、一般は20万人を見込んでいる。


【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJやボーイング/エアバス最新モデルが集合、パリ航空ショー2017開幕
6/18(日) 16:25配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で、航空産業の商談/展示会である「パリ航空ショー(International Paris Air Show)2017」が6月19日~25日(現地時間)に開かれる。世界最大級規模の航空ショーとして、英国ファンボローと1年おきに開催。前回は2015年6月15日~6月21日(同)に開催された。

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 軍事や民間、ハードウェアやソフトウェア、サービスなどを問わず航空関連産業の企業や団体が世界中から出展。会期の前半は主に商談の場として、後半の23日~25日は一般開放日として多くの人で賑わう。前回開催の2015年は商談目的の来場者が14万9947人、一般来場者が20万1637人だった(主催者発表)。

 2017年は、三菱重工業と三菱航空機が開発を進めるリージョナルジェット「MRJ」が展示される。これまでのエアショーでは客室モックアップの紹介などが中心だったが、ついに実機の展示が行なわれる。展示機は米国での試験に使用されている飛行試験機の3号機で、ローンチカスタマーのANA(全日本空輸)の塗装が施されている。飛行展示は予定されていないが、会場へは米国から飛行して、6月15日(現地時間)にル・ブルジェ空港に到着した。

 このほか、ボーイングは787型機の長胴型となる「ボーイング 787-10」型機の地上展示や、「ボーイング 737 MAX 9」型機の飛行展示。エアバスは「エアバス A321neo」型機と「エアバス A350-1000」型機を飛行展示と、両社の次世代機が会することになる。

 日本からは日本航空宇宙工業会(SJAC)の会員企業が出展。川崎重工業が製造し、海上自衛隊に納入している哨戒機「P-1」の売り込みを図り、同機の飛行展示を行なう予定になっている。

 トラベル Watchではパリ航空ショー2017の模様を随時お伝えする予定だ。


三菱重工の航空機エンジン子会社が期待する「MRJ」以外
6/18(日) 12:05配信 ニュースイッチ

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A320neo用のエンジンにも部品を供給(写真はエアバス提供)

三菱重工航空エンジン・島内克幸社長インタビュー
 ―航空機大手が豊富な受注残を抱えています。生産状況は。
 「工場はフル操業状態だ。欧州エアバスの主力小型機『A320』などに搭載される『V2500』用部品の生産量が最も多い。今後は次世代機『A320neo』に搭載する『PW1100G―JM』に軸足が移る。生産量は、より増える見込みで生産性向上など対応策を考える」

 ―複数の仕入れ先が共同で受注するクラスターの活用を進めています。
 「当社の協力会社では燃焼器用ケースなど部品ごとに三つのクラスターが立ち上がった。すでに部品出荷を始めたクラスターもある。いわゆる“ノコギリ型”ではなく、一括で加工してもらえるため効率が高まる。ただ、外に出す部分と、自分たちに残すキー技術は分けている」

 ―親会社の三菱重工業が4月に民間航空機の調達機能を神戸地区に集約した影響は。
 「当社は三菱重工に調達機能を委託していたが、4月に自社に取り込んだこともあり、影響はない。三菱重工の名古屋誘導推進システム製作所(愛知県小牧市)の協力会が解散したが、加盟企業以外とも取引しており、影響はない」

 ―国産小型ジェット旅客機「MRJ」のエンジン「PW1200G」の生産に参画します。
 「民間航空機の新型エンジンを日本で最終組み立てするのは我々が初めて。1基目の組み立て作業がいよいよ始まった。9月に組み立てを完了し、2018年1月には出荷できる予定だ。もっと早く始まる予定だったが、ようやく動きだした」

 ―エンジンの修理・整備(MRO)事業の状況は。
 「大型エンジン『PW4000』のMROは90年代から手がけ、累計200台の実績がある。MROの伸びを見込んで、16年度にはV2500でも始めた。月平均2台ほど手がけている。MROはユーザーである航空会社と直接やりとりできるのが魅力。彼らの意見を新規のエンジンの開発や生産にフィードバックできるからだ。今はV2500に集中するため、これ以上、手がけるエンジンの種類を増やす予定はない」

<記者の目>
 三菱重工がMRJの開発遅れにより航空機の機体事業で苦戦する中、好調を維持する。14年の分社化による発足後、仕入れ先のクラスター活動など、独自の取り組みが成果を上げつつある。4月には三菱重工の防衛向けエンジン事業を引き継いだ。規模のメリットやシナジー効果が期待される。
(日刊工業新聞社名古屋支社・戸村智幸)


ボーイング、787-10と737 MAX 9編隊飛行の動画公開
6/17(土) 18:20配信 Aviation Wire

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ワシントン州上空を編隊飛行する787-10(手前)と737 MAX 9(ボーイングの動画から)

 ボーイングは現地時間6月17日、パリのル・ブルジェ空港で19日に開幕する第52回パリ航空ショーに出展する787-10と737 MAX 9の編隊飛行を撮影した動画を公開した。

 2分5秒間の動画は、737 MAX 9の機首をアップで撮影したシーンからスタート。787-10の離陸シーンの後、737 MAX 9が急上昇する様子が続き、2機がワシントン州上空で編隊飛行を披露する。

 787-10は787では全長がもっとも長い超長胴型で、標準座席数は2クラスの場合、330席を設定。2月17日、初号機(登録番号N528ZC)を米サウスカロライナ州のノースチャールストン工場でお披露目し、3月31日に初飛行に成功した。初号機の引き渡しは、2018年を予定している。

 737 MAX 9は現行機種・737-900ERの後継機で、1クラス最大220席を設定。現地時間3月7日、初号機(N7379E)を米ワシントン州のレントン工場でロールアウトし、4月13日に初飛行に成功した。2018年の商業運航開始を目指す。

 ボーイングは、737 MAX 9を飛行展示し、787-10型機は地上展示する。また、米海軍の哨戒機P-8Aポセイドンと垂直離着陸輸送機V-22「オスプレイ」、AH-64アパッチ、大型輸送ヘリコプターCH-47チヌークも出展し、地上展示を予定している。


F-35は仮にレーダーに捕捉されても、ロシアにも中国にも撃ち落とせない ー 元パイロットが断言する理由
6/17(土) 7:10配信 BUSINESS INSIDER JAPAN

F117
F-35は仮にレーダーに捕捉されても、ロシアにも中国にも撃ち落とせない

F-117が湾岸戦争に投入されて名を上げて以来、当時のソ連をはじめ、アメリカを仮想敵国と見なす国々は、ステルス戦闘機への対抗策の研究を続けてきた。

【画像】アメリカ空軍の初期型ステルス戦闘機、F-117ナイトホーク

1999年、F-117がセルビア上空で1機撃墜されたことで、いわゆる「見えない戦闘機」のイメージが大きく損なわれてしまった。このことは長年にわたってアメリカ空軍の重要課題となってきた。

現在、ロシアと中国は高性能の超短波レーダー(VHF)や複数のレーダーを統合して使う技術を開発している。これらのレーダーは、適切な条件下では、F-22やF-35などアメリカの最新鋭ステルス戦闘機を探知することができる。

多くの人が、ステルス戦闘機はアメリカ空軍にとって無益であり、お金がかかり過ぎると声高に主張してきた。だがその一方で、元アメリカ海兵隊少佐ダン・フラットリー(Dan Flatley)氏は、ステルス戦闘機のパイロットがロシアや中国の対ステルス兵器を恐れない理由をBusiness Insiderに語った。

「敵は『キルチェーン』(標的の探知から破壊に至るまでのプロセス)を構築しなければならない」と、元F-35パイロットのフラットリー氏は語った。レーダーは物体を探知するだけ。つまり、ロシアのVHFレーダーがF-35を探知できたとしても、標的を特定し、追跡し、照準を定められるとは限らない。ミサイルを命中させるという一連のキルチェーンを実行できるわけではないと同氏は述べた。

「我々はキルチェーンのすべての段階を阻止しようとしているのではなく、そのうち1つを断ち切ればよい」

したがって、たとえ敵の赤外線捜索追尾システムがF-35を探知し、パイロットにその位置を知らせたとしても、追跡し、ミサイルの照準を定めることはできない。つまり、ロシアと中国が数百万ドルもの費用をかけて開発したシステムは、F-35の姿をほんの少し見えるようにしただけにすぎない。システムは、大きな視点から見ると無駄な出費になったかもしれない。

「常にすべてを食い止める必要はない。敵が費やしてきた膨大な時間と資金、そして我々を撃墜しようとする労力が実を結ばないようにすれば良いだけだ」と、フラットリー氏はキルチェーンについて述べた。

「多くの人が分かっていない。我々が『いつでも、どんな相手やあらゆるレーダーに対しても、決して見つかることはない』と言っているかのように思われている。我々はそんなことは言っていない」

フラットリー氏は、「見えない飛行機を持っているのはワンダーウーマンくらいだ」というF-35パイロットのジョークを教えてくれた。現実には、 F-35は金属と合金でできた巨大な飛行物体。レーダーを適切な場所で、適切なタイミングで照射すれば、機体を確実に探知できるだろう。ただ、撃墜できるかどうかは別の話だ。

そして、敵のレーダーがF-35の痕跡を探す一方で、F-35は敵のあらゆるレーダー照射を認識し、対空兵器や敵機を特定する。

フラットリー氏によると、旧来の戦闘機はミッション遂行中に極めて限られた選択肢しか選べなかったが、F-35は一度に何倍ものことを行うことができる。つまり、敵の戦闘機や地上部隊がF-35を探している間に、F-35は両方を撃滅することができる。

「我々はF-35が持つ性能に大きな自信を持っている。多くのデータや資料がそれを裏付けている」

ロシアはF-35を探知できると大々的に宣伝しているが、これは自国の戦略の一部が無力化されてしまったことへの対応策なのかもしれない。

F-35は、最も強固に守られた空域に侵入し、ミッションを遂行するために開発された。敵も手をこまねいていたわけではなく、F-35に対抗するために大幅な進歩を遂げている。それでもアメリカは計画通りにミッションを遂行できると確信しているとフラットリー氏は語った。

「F-35は、敵の戦闘機や地上の防衛システムに対するミッション遂行を期待されている。それが、納税者や市民の期待でもある」

またフラットリー氏は、アメリカがF-35に多大な労力を費やしてきたことを認め、断言した。

「その労力を無駄にはしない」

source:Staff Sgt. Aaron Allmon II/DoD、Lockheed Martin、Lockheed Martin

[原文:An F-35 pilot explains why Russia and China's counterstealth can't stop him]

(翻訳:Conyac)


エンブラエル、E195-E2出展 パリ航空ショー
6/16(金) 15:24配信 Aviation Wire

E195
パリ航空ショーに出展するE195-E2(エンブラエル提供)

 エンブラエルは、6月19日から25日までパリで開催される世界最大の航空宇宙ショー「パリ航空ショー」に、次世代リージョナルジェット機「E195-E2」などを出展する。

 旅客機E195-E2のほか、ビジネスジェット「レガシー450」、開発中の軍用機KC-390型機の3機種を出展。いずれも地上展示する。このほか、エールフランス・グループの地域航空会社、オップ! (HOP/A5)のERJ145も地上展示で出展する。

 E2シリーズは、現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195で構成する「Eジェット」の後継機で、E175-E2とE190-E2、E195-E2の3機種で構成する。E195-E2はシリーズ最大の機体サイズで、現地時間3月7日に初号機(登録番号PR-ZIJ)がロールアウトした。

 メーカー標準の座席数は1クラス132席、2クラス120席。E2シリーズは、三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の最大のライバルとなる。

 パリ航空ショーは2年に一度開催される世界最大の航空宇宙ショーで、1909年にスタート。52回目となる今回は、6月19日から25日までパリ郊外のル・ブルジェ空港で開かれる。

 ボーイングは開発中の737 MAX 9や787-10型機を出展。エアバスは、開発中の大型機A350-1000型機と、4月に引き渡しを開始した小型機A321neoなどを出展する。

 日本からは、MRJの実機を初出展。ローンチカスタマーであるANAのカラーをまとった飛行試験3号機(JA23MJ)が、現地時間6月15日にル・ブルジェ空港に到着した。機体を地上展示するが、飛行展示は行わない。また、海上自衛隊の哨戒機「P-1」も初出展となり、飛行展示を予定している。


ボンバルディア、CS300出展 パリ航空ショー、エア・バルティック塗装で
6/16(金) 13:12配信 Aviation Wire

Cs300
エア・バルティック塗装のCS300(ボンバルディア提供)

 ボンバルディアは、6月19日から25日までパリで開催される世界最大の航空宇宙ショー「パリ航空ショー」に、小型旅客機「Cシリーズ」のうちCS300などを出展する。

【ウエストジェット・アンコールのQ400】

 出展するCS300は、ラトビアのエア・バルティック(BTI/BT)塗装のもので、地上展示する。CS300はこれまでも航空ショーに出展し、前回の2015年は、ボンバルディアのコーポレートカラーで出展した。顧客塗装は初めて。

 カナダの地域航空会社、ウエストジェット・アンコール(WEN/WR)塗装のDHC-8-Q400も出展し、地上展示する。

 パリ航空ショーは2年に一度開催される世界最大の航空宇宙ショーで、1909年にスタート。52回目となる今回は、6月19日から25日までパリ郊外のル・ブルジェ空港で開かれる。

 ボーイングは開発中の737 MAX 9や787-10型機を出展。エアバスは、開発中の大型機A350-1000型機と、4月に引き渡しを開始した小型機A321neoなどを出展する。

 日本からは、三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の実機を初出展。ローンチカスタマーであるANAのカラーをまとった飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が、現地時間6月15日にル・ブルジェ空港に到着した。機体を地上展示するが、飛行展示は行わない。また、海上自衛隊の哨戒機「P-1」も初出展となり、飛行展示を予定している。


スクート、タイガーエアと7月合併へ
6/16(金) 9:25配信 Aviation Wire

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タイガーエアと合併するスクート=16年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 シンガポール航空(SIA/SQ)系LCCのスクート(SCO/TZ)は現地時間7月25日、シンガポールのタイガーエア(TGW/TR)と合併し、スクートブランドに統一する。

 現在、合併への最終調整を進めている。合併後はすべてをスクートとして運航する。正式な社名は合併後に発表する。航空会社名を2文字のアルファベットで表すIATA(国際航空運送協会)コードは「TR」、3文字で表すICAO(国際民間航空機関)コードは「TGW」に変更する。

 運航機材は、スクートのボーイング787型機に加え、タイガーエアのエアバスA320型機も保有。A320は2018年中ごろをめどに、スクート塗装に切り替える。

 合併により、ウェブサイトもスクートに統一。運航便のスケジュールは変更しない。

 両社はシンガポール航空傘下のLCCで、現在は持ち株会社「バジェット・アビエーション・ホールディングス」(BAH)が所有し、管理している。両社ともLCC各社の航空連合「バリューアライアンス(VALUE ALLIANCE)」に加盟している。


ユナイテッド航空、日本路線にも新ビジネス 睡眠重視「ポラリス」
6/15(木) 21:27配信 Aviation Wire

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ユナイテッド航空の777-300ERに搭載する新ビジネス「ユナイテッド・ポラリス」のモックアップ=17年6月15日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ユナイテッド航空(UAL/UA)は6月15日、新ビジネスクラスを設定したボーイング777-300ER型機の導入を、日本路線でも開始した。快適な睡眠を追求し、フルフラットシートに米百貨店の寝具を完備。ラウンジも順次リニューアルする。導入初日となった15日は、報道関係者向けに都内で新シートのモックアップを公開した。

【米百貨店と共同開発した寝具】

 新ビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス(Polaris、北極星)」を設定した777-300ERは計366席で、ビジネス60席、足もとが広いエコノミークラス「エコノミープラス」102席、エコノミー204席を設定。日本路線にはサンフランシスコ-成田線で導入を開始した。同路線は前日まで747-400で運航していた。

 ポラリスに導入するシートは既製品ではなく、オリジナルデザインのものを導入する。英Acumen Design Associates社と英Priestman Goode社が共同でデザインを手がけ、ゾディアック・シート・UKが製造。全席から通路へアクセス可能な全長約198センチ(6フィート6インチ)のフルフラットシートで、16インチのパーソナルスクリーンも備える。

 当初、777-300ERに搭載し、787-10やエアバスA350-1000型機、767-300、777-200に順次設定していく。

 寝具はニューヨークの百貨店、サックス・フィフス・アベニューと共同開発。全便でスリッパを用意し、12時間を超える路線では、オリジナルのパジャマも提供する。

 機内ではワインを赤と白を3種類ずつ用意。すべてテイスティングできるようにした。食事は地域色を取り入れたものを提供し、成田発便では、契約農家が育てたオーガニック野菜を使用したメニューを用意する。

 専用ラウンジは国内外9空港に設置する。仮眠スペースやシャワー設備などを完備し、リラックス空間を提供する。機内では食事せずに睡眠を取りたい利用客向けには、ラウンジでフルコースの食事を提供する。

 ラウンジは2016年12月、シカゴ・オヘア空港で開設。今後、2018年までに残り8カ所にオープンする。開設するのはロサンゼルスとサンフランシスコ、ヒューストン、ニューアーク、ダレス(ワシントン)の米国内5カ所と、成田、香港、ヒースロー(ロンドン)の国外3カ所で、成田は2018年末の開設を予定している。


最新鋭のステルス戦闘機「F-35A ライトニングII」、国内組み立て初号機のテストフライトを実施
6/15(木) 20:47配信 レスポンス

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6月13日午前9時30分、県営名古屋空港を離陸していく「F-35A ライトニングII」の国内組み立て初号機。

ロッキード・マーチン(LM社)と三菱重工業は、航空自衛隊が導入を進めている最新鋭のステルス戦闘機「F-35A ライトニングII」のうち、日本国内で最終組み立てを行った機体の初テストフライトを13日に実施した。

[関連写真]

F-35Aは、航空自衛隊が「F-4EJ ファントム」の後継として導入を開始した戦闘機。日本は開発に参加しておらず、これまで導入してきた戦闘機のようにライセンス生産も認められていないが、FACO(=Final Assembly and Checkout)と呼ばれる機体の最終組み立てと検査を行なう施設を三菱重工業・小牧南工場内に設置されることはアメリカ国防総省から容認された。海外で製造された胴体部や主翼などのパーツを集約し、名古屋のFACOで組み立てを行なう。

42機の導入が計画されている日本向けF-35Aは「AX」という型番が付与された。AX1からAX4まではアメリカ国内にあるLM社の工場で最終組み立てされているが、AX5以降の38機については名古屋で組み立てが行われる。ただし、AX5については日本でのテストフライトが実施された後、アメリカ国内へ移動させて製造品質等のチェックを行うことになっており、これが完了した後にはアメリカ国内で進められているパイロット養成訓練にも用いられることが予定されている。

F-35シリーズのテストフライトはLM社に所属するパイロットによって行われており、AX5もこれに則ったものとみられる。13日午前9時30分にFACOと隣接する県営名古屋空港を離陸し、約2時間の飛行で基本的な性能を確認するためのテストを行ったようだ。

三菱重工業が手掛けた国産旅客機「MRJ」や、日本が今後開発を進めていく次世代戦闘機に必要とされる技術を試すための実証機「X-2」は時間を掛けて数度の滑走テストを行った後、実際に離陸するというプロセスをとったが、今回のAX-5は滑走テストを行うこともなく、最初から時間の長いフライトを実施している。F-35シリーズはすでに多数の機体が生産されており、「フライトに必要な初期データはすでに取れており、規定どおりに製造されていれば問題なく飛べる」ということはあるのかもしれないが、MRJやX-2の難産ぶりを知る者にとっては非常に衝撃的だった。

LM社によるテストフライトは、同社の規定どおりならばあと3回が予定されている。

《レスポンス 石田真一》


デルタ航空、福岡ーホノルル直行便を夏季繁忙期に毎日運行
6/15(木) 19:36配信 sorae.jp

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デルタ航空、福岡ーホノルル直行便を夏季繁忙期に毎日運行

デルタ航空は、福岡ーホノルル線を6月14日から9月18日まで毎日運行します。これまで同線は週5便が運行されていました。
 
九州唯一のハワイへの直行便となる本線は、ボーイング767-300ER型機で運航。ビジネスクラス「デルタ・ワン」が25席、エコノミークラス「メインキャビン」が171席、足元が広い「デルタ・コンフォートプラス」が29席の計225席が設定されています。
 
6月の運行スケジュールは福岡発(19時10分)ーホノルル着(8時28分)のDL598、ホノルル発(12時45分)ー福岡着(翌日17時25分)のDL599です。


ユナイテッド航空の747、成田から日本最終便
6/14(水) 19:34配信 Aviation Wire

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成田を離陸するユナイテッド航空の747-400運航最終便=17年6月14日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ユナイテッド航空(UAL/UA)は6月14日、ボーイング747-400型機(登録番号N127UA)の日本路線での運航を終了した。最後の日本路線となったのはサンフランシスコ-成田線で、翌日からは777-300ERに変更する。

【成田に到着したユナイテッド航空の747-400】

 同社の747-400は3クラス374席で、ファースト12席、ビジネス52席、足もとが広いエコノミークラス「エコノミープラス」88席、エコノミー222席を設定。翌15日からは、777-300ER(366席:ビジネス60席、エコノミープラス102席、エコノミー204席)で運航する。

 到着最終便となったサンフランシスコからのUA837便が成田に到着すると、空港関係者らがスマートフォンで撮影する姿が多く見られた。成田へ747で乗り入れる航空会社は年々減り続け、ユナイテッド航空のほか、デルタ航空(DAL/DL)や台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)など、数社を残すのみとなった。関係者の1人は、「寂しくなる」とつぶやきながら、名残惜しそうにシャッターを切っていた。

 また、“最後の勇姿”を撮影しようと、サンフランシスコ行きUA838便が離陸するA滑走路を臨む第1ターミナル展望デッキには、多くの航空ファンが詰めかけた。

 ユナイテッド航空は現在、747-400を22機保有し、このうち20機をおもに北米-アジア間などの長距離路線に投入している。日本路線には2016年まで、シカゴ-成田線にも投入。サンフランシスコ-成田線が最後の路線となっていた。

 シカゴ-成田線は、747-400から777-200ER(269席:ファースト8席、ビジネス40席、エコノミープラス113席、エコノミー108席)に機材を変更している。

 ボーイングの発注リストによると、ユナイテッド航空は計68機の747を導入。1970年5月18日に747-100を初受領している。747-400は44機受領。2000年5月12日に受領した機体が最も新しい。

 747-400の後継機材について、同社では特定の機材を充当せず、777-300ERや787-8、787-9など、路線ごとに適合の機材を投入するという。

 ジャンボの愛称で親しまれた747は、燃油費の高騰や飛行機の技術的な進歩により、世界的に退役が進んでいる。日本では、全日本空輸(ANA/NH)が2014年3月31日に運航した那覇発羽田行きNH126便を最後に、旅客型が全機退役。現在日本国内で運航されている747は、政府専用機と日本貨物航空(NCA/KZ)の貨物型のみ。

 また海外の航空各社も、日本路線への投入を相次いで終了させている。2016年は、9月3日にKLMオランダ航空(KLM/KL)がアムステルダム-成田線で、10月1日にキャセイパシフィック航空(CPA/CX)が香港-羽田線での運航を終えている。


LCCでも全機ボーイング 787型機! スクートの快適なシートで台湾を旅してきた(その1)
6/14(水) 0:00配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 シンガポールを拠点として、多くの海外路線を運航しているLCCのスクート。一般的なLCCは、単通路のナローボディ機を使って短距離路線を中心に運航しているのに対し、スクートはすべての使用機材がワイドボディ(双通路)のボーイング 787型機で、中長距離路線を積極的に展開する点が大きな特徴。LCCのなかでも注目を集める存在になっている。今回、実際にスクートを利用して台湾に渡航してきたので、機材や座席の特徴、機内サービスなどを紹介する。

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■全機ボーイング 787型機を使用し、快適なシートや豊富な機内サービスを用意

 冒頭でも紹介したように、スクート最大の特徴は、全機材にボーイング 787型機を使用しているという点だ。一般的にLCCといえば、エアバス A320型機やボーイング 737型機などのナローボディ機を使用するのがほとんど。そして、よくいわれるのが、座席がかなり狭いという点だろう。実際にLCCのA320型機や737型機では、ほぼ最大限の座席を設置している場合が多く、いわゆるフルサービスキャリアの座席と比べると、シートピッチやシートの幅が狭かったり、背もたれのリクライニング角度が浅かったりする場合がほとんどだ。機材の航続距離も制限され、基本的にLCCは最長でも4時間程度の短距離路線への就航が中心となっている。

 それに対しスクートは、ボーイング 787型機を採用しているうえ、エコノミークラスのシートピッチは31インチ(78.74cm)、シートの幅は18インチ(45.72cm)と、フルサービスキャリアとほぼ同等のゆったりとした座席配置になっている。ナローボディ機を使用しているLCCのシートピッチは29インチ(約73.6cm)ほどなので、5cm以上もシートピッチが広いことになる。

 また、「スクートビズ」という、上位クラスのシートも設けられている。こちらは、フルサービスキャリアでのビジネスクラスやプレミアムエコノミークラスに相当する位置付けで、LCCとは思えないゆったりとしたシートを採用している。

 スクートビズのシートピッチは、最小で38インチ(96cm)と、足を組んでもまだ余裕のある広さ。2-4-2配列でシートの横幅が22インチ(58cm)と、こちらもゆったり。さらに、背もたれのリクライニングも20cmと深く、非常に快適な座り心地になっている。LCCながらこういった快適なシートが用意されているのは、やはり機内のスペースに余裕のある787型機を使っているからこそだろう。

 加えて、スクートビズでは機内食とドリンク1本(アルコールまたはソフトドリンク)も付いてくる。多くのLCCでは、機内食やドリンク類は基本的にすべて有料だが、スクートビズならフルサービスキャリアに匹敵するサービスも受けられる。

 このほかにも、エコノミークラスも含めてすべての座席に用意されている電源は、エコノミークラスでは有料となるのに対して、スクートビズは無料で利用できたり、機内持ち込み手荷物が2個合計15gまで、受託手荷物も1個30kgまでが無料だったりと、エコノミークラスに対してさまざまな部分で優遇されている。

 それでいて、スクートビズの料金はなかなか魅力的だ。もともとスクートはLCCなので割安な運賃が魅力だが、スクートビズの料金でも、同一路線のフルサービスキャリアのエコノミークラス同等以下。これは非常にお得といえるだろう。

 シートの快適さだけでなく、機内環境のよさも787型機ならではだ。一般的な旅客機の室内は湿度が20%以下で、時には10%を下回るほど極度の乾燥状態になっているのに対して、787型機では湿度が20~40%程度に保たれているため、肌や喉にやさしい。また、シート上の手荷物収納棚も余裕があり、比較的大きな荷物も問題なく収納できる。

 さらに、Wi-Fiサービスが用意され、機内でインターネットアクセスやSNSを楽しめたり(有料)、手持ちのスマートフォンやタブレットを利用して映画やテレビなどのエンタテイメントサービスを利用できたり(有料、スクートビズでは無料)という点も、ほかのLCCにはあまりない特徴だ。このように、LCCの枠を超えたサービスが提供されているのがスクートの大きな魅力だ。

■往路でスクートビズの快適さを体験!

 というわけで、今回の台湾渡航では、往路のTZ201便でスクートビズに座ってみた。

 まず、機内に入って感じたのは、やはりほかのLCCとは一線を画す機内環境だ。とりわけスクートビズは、感覚的にはフルサービスキャリアでのプレミアムエコノミークラスのシートに近いという印象で、これがLCCの機内とは到底思えないほどだった。革張りのシートは座り心地抜群。ヘッドレストも含めて適度なクッション性があり、3時間半ほどのフライトとはいえ、楽に過ごせると感じた。テーブルは肘掛け内に収納されているので、上部を開いて引き出せば利用可能。

 スクートビズの座席に座ると、まずウエルカムドリンクが配られる。配られるのは小さなミネラルウォーターではあったが、すべてのドリンクが有料で、持ち込みが禁止されていることも珍しくないLCCでは、これでもありがたい。

 そして、離陸後には機内食が配られる。機内食は、温かいメインディッシュとサイドメニューのサラダ、ミネラルウォーター、デザート、そしてドリンクが1本。内容は、21.99シンガポールドル(約1760円、1シンガポールドル=約80円換算)で販売されている「プレミアムセレクション」と同一だ。今回は、メインディッシュに「照り焼きチキンライス」を選択。メニューでは和風となっているが、どことなく東南アジアっぽい印象の味付けがおもしろい。ほかのメニューもシンガポールなどの東南アジア料理が中心になっているのは、シンガポールを拠点とするスクートらしい部分だ。

 食事を終えて、せっかくなので機内Wi-Fiサービスを利用してみることにした。機内Wi-Fiの利用は、手持ちのスマートフォンやタブレット、PCから機内のWi-Fiに接続し、表示されるWebサイトからプランごとの料金を支払うことで利用可能になる。料金は、容量20MBのライトプランが5ドル、1時間プランが11.95ドル、3時間プランが16.95ドル、24時間プランが21.95ドル(すべて米ドル)。今回は、3時間半ほどのフライトだったので3時間プランを選択した。

 スマートフォンで機内Wi-Fiに接続し、表示されるWebサイトから機内Wi-Fiメニューへと進み、プランを選択してクレジットカードで料金を支払う。すると、支払いが終了した直後からインターネットアクセスが可能となった。

 速度はそれほど速くなく、速度計測アプリでは測ろうとしてもエラーになって計測できなかった。とはいえ、速度が遅すぎて使い物にならないということはなく、WebアクセスやSNSの投稿といった程度であれば、まずまず不満なく利用できた。これなら、SNSで家族や友人とコミュニケーションを取るといった程度なら、まったく問題なく利用できるはずだ。料金はかかるが、機内で快適に過ごせるという意味で、機内Wi-Fiの存在はかなり大きい。もちろん、スクートビズだけでなく、エコノミークラスでも利用できるので、スクートに搭乗した場合には、ぜひ試してみてほしい。

■エコノミークラスの快適さも申し分なし

 続いて、エコノミークラスだ。今回は復路のTZ202便でエコノミークラスを選択してみた。快適さ追求なら往復スクートビズというところではあるが、今回は双方の違いを確認してみたかったので、エコノミークラスを選択。

 先に紹介しているように、スクートのエコノミークラスについては、配列やシートピッチなどの情報をあらかじめ得ていたため、いい感じに快適なんだろうと漠然と思っていたが、実際に座ってみると、やはりその考えは正しかった。

 筆者は身長が約180cmあるため、ナローボディ機を利用する一般的なLCCのエコノミークラスシートでは、座席に深く座ったとしても、膝が前席に触れそうになるといった感じでかなり窮屈だ。しかし、スクートのエコノミークラスシートは、膝から前席までこぶし1つ以上のゆとりがあった。頑張れば足も組めるほどで、LCCのシートとは思えないほどだ。

 エコノミークラスでは、スクートビズのように無料のドリンクや機内食のサービスはなく、シート電源も有料とはなるが、この座席なら個人的に文句はない。スクートが比較的長距離の路線を運航できているのも、ワイドボディの787型機を利用するとともに、ゆったりとしたシートが設置されているからだと、実際に利用することで如実に理解できた。皆さんも、機会があればぜひスクートで、快適かつお得な海外旅行を体験してみてもらいたい。LCCへのイメージが、きっと大きく変わるはずだ。

 次回は、桃園国際空港から台北市内への移動や、早朝の帰国便に搭乗するための台北での前夜の過ごし方などを紹介したいと思う。


<空自>新型輸送機C2 開発中にも同様のハンドル不具合
6/13(火) 20:46配信 毎日新聞

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滑走路を外れて草地(手前)に突っ込み、移動された航空自衛隊のC2輸送機=鳥取県境港市の米子空港で2017年6月9日、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 鳥取県境港市の米子空港で航空自衛隊美保基地(同市)の新型輸送機C2が草地に突っ込んだ9日のトラブルで、同機種が開発段階の2012年にステアリング(ハンドル)が利かなくなる不具合を起こしていたことが、航空幕僚監部への取材で分かった。今回のトラブルでも同様の不具合が起きており、空自は関連を調べている。

 米子空港でのトラブルは、離陸前の手順を確認する「模擬離陸訓練」で発生。誘導路から滑走路に入ろうとした際にステアリングやブレーキが利かず、滑走路を横切る形で草地に突っ込んだ。

 空幕によると、岐阜県各務原市の岐阜基地で開発中だった2機の技術実用試験をしていた12年6月、1機でステアリングに動作不良が見つかった。コンピューターソフトウエアの不具合と判明し、改修して正常に動作するようになったという。

 美保基地には今年3月、動作不良を起こしたものとは別の同機種3機が配備された。20年度までに同基地で計10機まで増やす計画だ。【阿部絢美】


デルタ航空、福岡-ホノルル期間増便 9月まで1日1往復
6/13(火) 16:41配信 Aviation Wire

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ホノルル-福岡線を期間増便するデルタ航空=12年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 デルタ航空(DAL/DL)は現地時間6月15日から、ホノルル-福岡線を期間増便する。1日1往復のデイリーで運航し、夏季需要の獲得を狙う。9月18日まで。

 同路線は現在、週5往復を運航。ホノルル発月曜と木曜、福岡発火曜と金曜を増便し、1日1往復を運航する。運航機材はボーイング767-300ER型機で計225席(ビジネス25席、コンフォートプラス29席、エコノミー171席)。

 福岡行きDL599便はホノルルを午後0時34分に出発し、翌日午後5時25分に到着する。ホノルル行きDL598便は福岡を午後7時10分に出発し、午前8時28分に到着する。

 同路線は2011年12月に運航を開始。2016年には就航5周年を迎えた。


ユナイテッド航空、成田ーサンフランシスコ線に「777-300ER」導入 ビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」設定
6/13(火) 16:15配信 sorae.jp

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ユナイテッド航空、成田ーサンフランシスコ線に「777-300ER」導入 ビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」設定

ユナイテッド航空は成田ーサンフランシスコ線にボーイング「777-300ER」を導入します。
 
導入時期は6月14日(現地時間)からで、サンフランシスコ発(11時45分)の成田着(翌日14時35分着)のUA837便、成田発(17時10分)のサンフランシスコ着(10時55分着)のUA838便が設定されています。

またこの777-300ERには、ビジネスクラスの「ユナイテッド・ポラリス」が60席設定されています。こちらは全座席が通路にアクセス可能となっており、また広々とした座席が特徴です。


エアバス、36年までに3万4900機需要予測 単通路機が大型化、超大型機は需要減
6/13(火) 9:47配信 Aviation Wire

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単通路機の大型化で受注が増えるA321neo=16年3月 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

 エアバスは、2017年から2036年までの20年間の民間航空機市場予測を現地時間6月9日に発表した。今後20年間で航空輸送量は年平均で4.4%ずつ増加し、100席以上の旅客機3万4170機と、10トン以上の貨物機730機の計3万4900機の新造機が必要との見通しを示した。昨年予測した3万3070機から1830機積み増した。

 カタログ価格で換算すると、総額5兆3000億ドル(約583兆円)相当。一方、2018年から月産3機を1機に減産するA380など超大型機については、20年間の新造機需要を74機下方修正した。

◆パイロット53万人必要

 現在世界で運航されている航空機1万8890機が2036年までに2倍以上に増加し、約4万機になると予測。1万2870機の経年機が、燃費の良い機体に置き換えられるとみている。

 航空輸送量の成長は、中国やインド、その他アジア各国、中南米のような新興市場で最大の伸びを見せると予測。北米や西ヨーロッパといった成熟市場における年間成長率3.2%の約2倍の成長率を見込んでいる。新興市場は現在、世界人口の74億人に対し64億人の人口となっている。

 アジア太平洋地域は、今後20年間で新造機引き渡しの41%を占める見通し。第2位の欧州が20%、第3位は北米の16%と続いている。中間層の人口が倍増して50億人になり、特に新興国で空の旅がより身近なものになるとみている。

 また、今後20年間で新造機の運航と整備には、パイロット53万人と整備士55万人が必要になるとの見通しを示した。

◆単通路機の大型化続く

 A330やA350 XWB、A380といったワイドボディー(双通路)機市場では、今後20年間で約1万100機、カタログ価格で総額2兆9000億ドル相当の旅客機と貨物機が必要になると予測している。新造機の引き渡し総数のうち29%、金額で54%を占める。

 このうち、A330やA350といった中大型機は昨年の予測より626機増の8686機、A380などの超大型機は74機減の1406機と予測している。

 A320neoなどナローボディー(単通路)機市場では、20年間で2万4807機(前年比1277機増)の新造機需要がある見通しで、カタログ価格換算では2兆4000億ドルにのぼる。新造機需要全体の71%、金額で46%を占める。

 エアバスによると、輸送量増加に伴い、航空会社が発注する機体サイズを大型化する傾向が続いているという。A320neoファミリーで座席数がもっとも多く設定できるA321neo(1クラス240席)は、2016年の単通路機引き渡し機数の41%、受注の65%を占めた。


米空軍、F35戦闘機を一時飛行停止 操縦士に低酸素症様の症状
6/13(火) 8:37配信 AFP=時事

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エストニアに向かう米軍のF35戦闘機(2017年4月25日撮影、同年6月12日提供、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】米空軍は現在、史上最も高額な航空機、F35ステルス戦闘機数十機の飛行を一時的に停止し、操縦士への酸素供給の問題を調査している。同軍が12日明らかにした。

【図解】F35統合打撃戦闘機

 米西部アリゾナ(Arizona)州にあるルーク空軍基地(Luke Air Force Base)のレベッカ・ヘイス(Rebecca Heyse)報道官(少佐)は声明で、同基地に所属する第56戦闘航空団(56th Fighter Wing)は「操縦士、整備士、医療専門家と、軍事・産業専門家らのチームの間で分析と情報共有を行うため、F35Aの飛行停止を継続する」と述べた。

 同型機をめぐっては、操縦士が低酸素症のような症状に見舞われる事案が先月2日から5件発生。今月9日に発生した直近の事案を受けて飛行が停止された。

 第56戦闘航空団は現在、55機のF35Aを有し、米空軍や、同型機を購入他国の空軍の操縦士に対する訓練に使っている。F35には今回飛行停止になった空軍型のF35Aのほか、短距離離陸垂直着陸が可能な海兵隊型のF35B、空母から運用できる海軍型のF35Cの3種類がある。

 同報道官は「一時飛行停止」の解除時期は分からないと述べる一方、一連の事案に重大なものはなく、操縦士は訓練を生かしてあらゆる問題を回避できたと強調した。

 F35の開発・調達では進捗の遅れや費用の超過、失敗が相次いでおり、2014年のエンジン火災の際にも飛行が停止されている。ほかにも、ソフトウエアのバグや機器の故障、脱出装置の欠陥といった問題が起きている。【翻訳編集】 AFPBB News


最新鋭ステルス戦闘機F-35A 国内生産初号機お披露目とその戦略的意味
6/13(火) 6:01配信 ホウドウキョク

FACO(機体の最終組み立てと検査を行う施設)を日本に置くことは森本敏・元防衛相の戦略的計画だった

アシスタント・千代島瑞希
日本国内で組み立てた初のF-35Aライトニング2戦闘機のお披露目式典が愛知県豊山町で行われました。

軍事評論家・岡部いさく氏
大きな扉が左右に開くとそこにドーンとF-35Aがいるという演出で(写真上)…実はこの航空自衛隊向けF-35Aは第5号機なんですね。1号機から4号機はアメリカで作られて航空自衛隊に引き渡されてからアメリカでテストと訓練に使われています。
能勢伸之解説委員
はい、今回セレモニーの画像をご覧ください。【画像参照】
「F-35A戦闘機(国内生産初号機)御披露目式」とありますがその下の英語の方です。
「F-35A Fighter ( Japan FACO First Aircraft ) Unveiling Ceremony 」とあります。日本におけるFACOの1号機だということなんです。

岡部氏
アンヴェーリングはヴェールをはがすという意味、そして今回日本が受け持ったのがFACOというんですが、Final Assembly and Check Out、機体の最終組み立てと検査を行う施設…だから、組み立て工場と思ってください。このFACOの中というのは厳重に守られていてほとんど見せてもらえない。

能勢解説委員
今後この機体は6月にロッキード・マーチン社のパイロットとアメリカ政府が契約しているパイロットで初飛行を行います。県営名古屋空港を離着陸し訓練区域を使用するということです。このF-35Aは防衛装備庁によりますとソフトウェアがブロック3iという段階の機体で、ブロック3fではないと…3fというのが本格実戦向きソフトウェアですが…それからイージス艦には日本独自の機能があるので、それを聞いたんですが、それはありませんとのことでした。

そのあとアメリカに空輸して訓練や試験をするそうですが、場所はメリーランド州の海軍基地。試験終了後アリゾナ州のルーク空軍基地に運ばれて、そこで航空自衛隊パイロットの飛行訓練に使用されます。そして平成30年度に日本に戻って三沢基地に配備です。

岡部氏
アメリカ軍もこの機体を使った試験をやるわけですね?

能勢解説委員
そうです。特に日本ではやることのできない電磁干渉試験を行うとのことです。

千代島
お披露目ではちゃんとお祓いもして、日本らしいですね。
あ、ここでさっそく#週刊安全保障にツイートが来ているので紹介しますね。
「masu」さんからいただきました。「そういえば、なんで日本にFACOがあるんだかさっぱりわからないから、教えてほしいです。あとイタリアにもあるのもなぜって感じですが…」とのことです。

能勢解説委員
はい、FACOが日本にできた件については、それを計画して実行してしまったご本人に来ていただいて伺ったことがありました。元防衛大臣の森本敏さんです。F-35はまずコンポーネントごとの生産があり、最終段階の組み上げと整備がこのFACOで行われると。そしてFACOについてはアメリカと共同開発国の協定でアメリカに一か所、それからヨーロッパに一か所…そのヨーロッパに一か所はイタリアということになっていたそうです。

けれども、日本としては戦略的な重要性を考えた場合にFACOを日本国内に置きたいとお考えになった。そうすればF-35の整備もできるしアメリカや他の国から要請があった場合にも対応するという戦略的重要性がうまれるかもしれないと。

岡部氏
そうですね。同じF-35ユーザークラブの中でも、FACOを持っていると持っていないとでは格が違う。重要な位置づけの意味合いも出てくる。そういうことを狙ってFACOをもってきたというのは、ある意味戦略的なgood jobかもしれませんね。

能勢解説委員
さてこの式典には若宮防衛副大臣が出席していたんですが、挨拶の中でこういう発言がありました。【画像参照】

「日本の領空を守るために、また国際社会の平和に貢献をするために」と、意味深な言葉を使っていらしたようです。

6月9日(金)「週刊安全保障」より


マレーシア航空、成田線にA380を導入へ 2017年8月から9月
6/12(月) 17:07配信 sorae.jp

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マレーシア航空、成田線にA380を導入へ 2017年8月から9月

マレーシア航空は2017年8月から9月にかけて、クアラルンプールー成田線にエアバスA380を導入します。
 
導入時期はクアラルンプール発の2017年8月10日から8月19日(成田発は8月11日から8月20日)のMH088/089便。そしてクアラルンプール発の9月7日~9月16日と、9月21日、9月22日のMH088/089便です。また9月には、マレーシア航空のソウル線にもA380が導入されます。
 
A380は総2階建ての超大型旅客機で、国内ではANAも2019年春からホノルル線への導入を決めています。一足早く、その乗り心地を試してみるのもいいかもしれませんね。


ユナイテッド航空、成田~サンフランシスコ線にボーイング 777-300ER型機導入
6/12(月) 13:26配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 ユナイテッド航空は、成田国際空港~サンフランシスコ国際空港線において6月15日からボーイング 777-300ER型機を導入する。

【この記事に関する別の画像を見る】

 ボーイング 777-300ER型機の導入は日本における同社運航便では初となり、座席数はビジネスクラスの「ユナイテッド・ポラリス」が60席、プレミアムエコノミークラスの「エコノミープラス」が102席、エコノミークラスの「ユナイテッド・エコノミー」が204席の合計366席となる。

■6月15日からボーイング 777-300ER型機を導入する
ユナイテッド航空の成田国際空港~サンフランシスコ国際空港線

UA838便:成田(16時55分)発~サンフランシスコ(10時40分)着
UA837便:サンフランシスコ(11時45分)発~成田(翌14時35分)着
※いずれもデイリー運航

 ボーイング 777-300ER型機の「ユナイテッド・ポラリス」は、フルフラットになる約198cmのベッドスペースや16インチのモニターを備え、米国の高級デパート「サックス・フィフス・アベニュー」の協力で開発した寝具類、英国の自然派ブランド「ソーホーハウス & Co.」のスパサロン向け「カウシェット」製品によるアメニティキットを導入している。

 ちなみに同路線で1983年から運航されてきた、通称「ジャンボ」で知られるボーイング 747型機(ユナイテッド・ポラリス・ファーストクラス12席、ユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラス52席、ユナイテッド・エコノミープラス88席、ユナイテッド・エコノミー222席、計374席)は、6月14日17時10分成田発のUA838便で日本路線から引退する。


安倍総理の御用達「政府専用機」内部にはシャワールームも!
6/12(月) 11:00配信 SmartFLASH

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写真:航空自衛隊

 日本国政府専用機(機種はボーイング747ー400)は、1993年2月の初任務以来、訪れた国は95カ国、寄港地は254カ所に上る。原則、任務機の離陸30分後に、副務機の一機も飛び立つ。万が一に備え、原則2機体制で運用されている。

 運用を担当するのは、航空自衛隊・特別航空輸送隊。空自千歳基地をベースとし、部隊は約150名。当然、乗組員は全員航空自衛官だ。

 政府専用機に詳しい航空写真家の大村基嘉氏が語る。

「乗務員だけで、飛行や通信・整備・荷物搭載など、すべての作業を完結できるようになっています。愛称の『Cygnus(白鳥座)』は、離陸が白鳥の離水に似ていることに由来しています」

 内部の様子を前方から見てみよう。

 コックピットには、操縦士2名のほか、航法士1名がいる。「航法士は燃料プランや飛行ルートなどを細かく指示。要人らの予定は分刻みなので、早くても遅くてもダメ」(大村氏)

 機内の最前部には天皇皇后両陛下や、総理らのための貴賓室があるが、詳細は非公開。リビング、シャワールーム、さらに個室を備え、執務をおこなうこともできるという。
「ホテルの一室がそのまま再現されているそうです」(大村氏)

 貴賓室の後方は秘書官席(11席)、会議室、事務スペースが続く。事務スペースには、デスク3席とOA機器(プリンター、FAX、コピー複合機)が完備されている。

 その後ろは小型個室で、ここは通常、官房副長官が使う。
 随行員室(33席)は、ビジネスクラスに相当。総理外遊の際は外務省職員が20人から30人随行する。

 いちばん後方にあるのが、一般客室(89席)で、おもに同行記者らが使用する。中央に記者会見席が設置されている。記者の座席はJALでいうプレミアムエコノミー。
「意外と座席が硬く、すぐに寝つけない。だから、帰りはひたすら酒を飲む」(政治部記者)という。

「CAなどを担当する空中輸送員は、自衛隊で唯一、微笑んで仕事をする職種だとか」(大村氏)

 乗組員が垣間見たという、要人たちのエピソードも……。

「あるとき天皇陛下に『浅漬けが食べたいのですが、ありますか』と聞かれ、乗組員は機転を利かせ、すぐさまキュウリを漬けてお出ししたそうです」(同前)

 機内2階が乗組員の部屋だ。コックピットの後方に、通信室や部隊員が搭乗する席がある。

「ねぎらいの挨拶に来たのは安倍総理と野田佳彦前総理。鳩山由紀夫、菅直人元総理は来なかった」(空自関係者)という。

 現行機は2019年3月で退役し、次期機ボーイング777‐300ERに替わる。大村氏は名残りを惜しむ。

「いまとなっては、日本最後の旅客型ジャンボ機です。せめて退役イベントは、盛大におこなってほしいですね」
(週刊FLASH2017年5月30日号)

2017年6月 5日 (月)

777・787・A350等、航空機一般の話題・53

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:「カタール断交」は空の便に巨大影響を与える - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ホノルルだけじゃない! 「ハワイの空」で激戦 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:航空機エンジンで“夢の技術”を手にしたGE - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米基地でF35を一時飛行停止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F35飛行を一時停止=操縦士、相次ぎ体に異常―米軍 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイングの17年5月、納入56機 受注13機 737 MAX、マリンド・エアに2機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバスの17年5月、納入60機 受注59機 A350、5機納入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大韓機「操縦室から煙」=けが人なし―福岡空港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福岡空港>大韓航空機から煙 滑走路を一時閉鎖 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:着陸前の大韓航空機「操縦室に煙」…消防車出動 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:C-2輸送機、米子空港で誘導路外れる ANA便3便欠航 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空自輸送機「C2」、誘導路外れ草地に…訓練中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米子空港>空自輸送機が滑走路外れる ブレーキ利かず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米子空港で自衛隊機が滑走路はずれる 草地で止まる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空自輸送機、誘導路外れる=模擬離陸の訓練中―鳥取・米子空港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、737 MAX 9飛行展示へ パリ航空ショー、787-10は地上展示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:世界最大の飛行機が初披露!空中発射プラットフォームとしてデビューへ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産F35 初号機公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:念願の国産戦闘機「F3」開発へのプロローグか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバス、A350-1000とA321neo飛行展示 パリ航空ショー、A380も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ステルス性能持つ「F35A」国産初号機を公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<三菱重工業>これが最新鋭ステルス戦闘機「F35A」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:公開されたF35A国内製造初号機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:最新ステルス戦闘機「F-35A」国産初号機が披露 三菱重工と米ロッキード・マーティン - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【レッドブル・エアレース千葉】ダグラス DC-3 と 零戦 の展示飛行やアクロバット飛行と、興味深いイベントが続々 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【レッドブル・エアレース千葉】レプリカではなくて貴重な実物、スペシャルアクティビティとしてゼロ戦が登場 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ノウハウ吸収が課題=ステルス機整備拠点に―F35製造参画の企業 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【初公開】117mの翼をもつ世界最大の飛行機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:航空機の疲労の研究開発動向を議論する「ICAF2017(国際航空疲労委員会)」が名古屋で開幕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F35ステルス戦闘機、三菱重工業工場で初公開 国内企業が製造参加 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:公開されたF35A国内製造初号機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:フィンエアー、A350日本本格導入 成田増便分に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:公開されたF35A国内製造初号機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F35、国内製造初号機公開 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

「カタール断交」は空の便に巨大影響を与える
6/11(日) 6:00配信 東洋経済オンライン

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自国を世界的な航空ハブとして整備することで急成長したカタール航空(筆者撮影)

 日本からの欧州への足として存在感が高まっている中東系航空会社。なかでもカタール航空は過去数年、破竹の勢いで世界中にネットワークを広げてきたが、周辺国との外交関係の断絶を受け、かつてないピンチに立たされている。

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 カタールはこれまで、自国を国際的な航空ハブとして整備し、世界各国の航空需要を取り込む政策を推し進めてきた。はたして、カタール航空はこの危機をどう乗り越えていくのだろうか。

■あの「ドーハの悲劇」の舞台

 カタールはアラビア湾に面した半島からなる国で、陸側の付け根はサウジアラビアとつながっている。日本人には「カタール」という国名よりも、「首都ドーハ」と言うほうがイメージが湧くかもしれない。24年前の1993年、サッカーワールドカップ(W杯)アメリカ大会への出場をかけた最終予選で、日本代表がイラクに終了間際のロスタイムで同点に追いつかれ敗退が決まった、あの「ドーハの悲劇」の舞台だからだ。

 6月5日、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、イエメン、バーレーン及びエジプトの5カ国は「カタールがテロ集団を支援し、地域の安定を脅かしている」として断交を表明。これらの国々はカタールとの直接の出入国を拒否。サウジアラビアは陸路国境を封鎖したほか、カタールとこれらの国々を結ぶ直行便の運航を停止しただけでなく、カタール機の上空通過も禁止する措置を取っている。

 その結果、カタール航空をはじめとするドーハ発着便は、バーレーンの管制空域にある限られた飛行ルートを使っての出入りを強いられている。

 改めてカタール航空とはどんな会社なのか。簡単に説明してみよう。

 社史を見ると、創業は1993年と比較的新しい。当初はエアバス「A310」2機を使い、周辺国へのフライトを飛ばしていたが、1995年にANAが使っていたボーイング「747」2機を導入するなどして業容を拡大。現在は、2階建ての「A380」をはじめ、「787ドリームライナー」を使用しているほか、2015年には「A350」を世界で初めて営業路線に投入している。つまり世界でも有数の新鋭機をそろえた航空会社と言えるだろう。

 就航都市は、周辺国との断交直前の時点で150を超えていた。カタールの首都・ドーハとニュージーランドのオークランドを結ぶ便は現時点で世界最長距離を飛ぶフライトで、約1万4500キロメートルを17時間30分余りかけて飛ぶ。そのほか、米国西海岸のロサンゼルスやサンフランシスコへの直行フライトもあり、いずれも16時間近い長丁場となる。

 日本へは目下、成田と羽田に乗り入れている。東京への便に先立つ2005年に関西空港便が就航したが、2016年3月末をもって同区間は運休となった。「西日本からトルコやエジプト、そして欧州各地に行くのに便利」と好評だっただけになくなってしまったのが惜しまれる。

■周辺国の空域からの締め出しが大きな痛手

 中東は地理的に見て、欧州とアジア・オセアニアの中間に当たることから、旅客や貨物の中継地点としての存在意義がますます高まっている。

 カタール航空をはじめ、UAEのエミレーツ航空、エティハド航空といった中東系航空会社が積極的にネットワークを広げたおかげで、日本から欧州に安価で行けるようになったほか、アフリカへの旅行が身近になった。さらに南米に向かうのに中東経由というルートも開拓されている。2階建て超大型機「A380」に乗れるのも中東系航空会社の楽しみといえるだろう。シャワーがあったり、個室対応だったりといった超豪華仕様の上級クラスも話題になっている。

 ところがカタール航空は、周辺国との断交を受け、最適ルートを飛ぶことができなくなった。飛行ルートをチェックできるサイトを見ると、カタールからイランを結ぶ経路上に、同社の飛行機がびっちり並んで飛んでいるのがわかる。どこに向かうにも、このルートを通ってアラビア半島から離れて行くしかないからだ。

 特にアフリカ方面行きは真南に向かえばよかったものが、いったん真北に向かい、東側に大きく迂回してから南下するというルートを取らされる。

「カタール断交」は空の便に巨大影響を与える
6/11(日) 6:00配信
 迂回を強いられる結果、飛行距離・時間が延び、燃料代をはじめとするさまざまな固定費がかさむが、その増加分の費用を利用者に転嫁するわけにもいかない。

 中東地域の航空事情に詳しいアナリストのアラン・ピアフォード氏は、「競合のエミレーツ航空は、今回の断交騒動でカタール航空から利用者が逃げると見越し、すでに欧州―アジア間のチケット代を上げてきている」としながらも、「カタール航空が市場シェアを維持するため、思い切って値段を下げてくる可能性も否めない」と説明。カタール航空は今後、コスト拡大が見込まれる中、安く売ってでも搭乗率を上げて生き抜く戦略に出ることになるという見方を示している。

 今回の断交を経て、同社のUAE便やサウジ便など1日当たり55便前後がタイムテーブルから消滅。アナリストの間では、同社が運航していた中東地域への近距離便がなくなる分を他の長距離便への需要で補うことは難しいことから「前年比で10%以上の減収は避けられない」との声も出ている。

■主要客層の「メッカ巡礼団」が運べない

 カタール航空にとってのさらに大きな痛手は、サウジアラビアへの「メッカ巡礼団」が運べなくなることだ。統計調査会社statistaの資料によると、同社の全供給座席数のうちサウジ便は約6%を占めているという。

 メッカへの巡礼(ハッジ)はイスラム教徒(ムスリム)が一生のうち1度は果たすべき義務とされる。サウジは基本的に観光客を迎え入れていないことから、日本人にはイメージが湧きにくいかもしれないが、中東系をはじめ、ムスリムが多く住む国の航空会社にとってサウジへの航空需要は大切な客源となっている。巡礼団は中東だけでなく、世界最大のムスリム人口を抱えるインドネシアをはじめマレーシアやインド、バングラデシュなどアジア各国、さらに欧州やアフリカからもやって来る。

 カタール航空としては、巡礼団の需要が離れたら、ムスリムの多い国々との便を減らす対応に迫られるだろう。たとえばインドネシアの首都・ジャカルタへは現在1日3往復も飛んでいるが、巡礼団がいなければ供給過剰になることは避けられない。

 英国の航空業界専門家のひとり、ジョン・ストリックランド氏は「欧州―アジア間の座席供給はダブつきぎみ。それに加え、各社間の競争が価格の下降圧力になっている」と解説、「今回の断交のあおりで、中東への需要の一部が別の会社に流れる可能性が大きい」と述べている。各社が乗り入れ都市や運航便数の見直しを図ることは必至だ。

 カタールは前述のように、陸ではサウジアラビアとのみつながっており、断交前は食料品、日用品をはじめ、あらゆる物資をサウジ経由で調達していた。断交を機に、カタールの商店では買い付け騒ぎが起きたほか、物資の調達は今後、空路と海路に頼らざるをえない状況となっており、物価の上昇は避けられない。

 ドーハの諸物価はもともと高く、空港での乗り継ぎ中に何かを食べるにもその値段の高さに二の足を踏む状況だった。今後、物資の供給不足などでその価格がさらに上がることだろう。

 カタールでは2022年にサッカーW杯の開催が決まっているが、「建築資材が調達できないなどの理由で施設建設が間に合わないのでは」という懸念も高まっている。外国人観光客数は2013年から毎年2割近くの増加と右肩上がりで伸びており、2022年には370万人と昨年の2倍強という目標を立てているが、この数字の達成も危ぶまれている。

■「乗り継ぎ需要」で経営を成り立たせてきたが…

 中東の航空会社は、自国を目的地としない旅行客も積極的に取り込み「乗り継ぎ需要」で経営を成り立たせてきたという経緯がある。ドバイとエミレーツ航空のコンビネーションはその好例と言えるだろう。

 ドバイは観光開発を進める一方、「乗り継ぎのついでに街にも滞在を」とエミレーツ航空は無料あるいは格安価格で宿泊プランを提供。「すぐに乗り継がないでドバイに泊まる客」がついでに観光を楽しむという図式が確立、それにより航空会社の利用客も増えるという好循環を生んできた。

 しかし、今回のような急激な状況変化に耐えるには相当な体力が必要そうだ。前述の専門家、ストリックランド氏はカタールについて「世界有数のハブを構築するため、豪華な空港や最新鋭の機材をそろえるための投資を進めていた」と指摘。「しかし、断交により上空通過が禁止されたことにより、ルート変更で飛行時間が延びるだけでなく、スケジュールが狂ってシームレスな乗り継ぎができなくなる」とビジネスモデルの崩壊を懸念する。

 中東経由のルートは日本の旅行客にとって、よりお得に欧州やアフリカに飛べる手段となっている。遠い国での外交問題が引き金となり、日本からの渡航コストがふくらむのは困りものだ。一時的な問題として解決するのか、それとも長期化するのか。今後の展開を見守りたい。


ホノルルだけじゃない! 「ハワイの空」で激戦
6/11(日) 6:00配信 東洋経済オンライン

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ハワイ島のコナ国際空港に降り立つハワイアン航空の「A330」型機(写真:ハワイアン航空)

 楽園ハワイの空が、ますます混戦の様相を帯びている。日本から直行便を飛ばす航空会社の戦いの場は、今やホノルルだけではない。

【写真】成田空港を離陸するJAL機。成田からホノルルへ1日4便運航している

 日本航空(JAL)は今年9月15日、成田空港からハワイ島コナへの直行便を7年ぶりに復活させる。1日1便の運航だ。

 以前は「コナだけでは集客が難しかったため」(JAL広報)、成田―コナ―ホノルル―成田という三角運航だった。当時はボーイングの「747-400」機、いわゆるジャンボ機だったことが大きい。

■旅行客はオアフ島以外にも向いてきた

 ハワイを訪れる日本人観光客は年間150万人前後。ハワイ州観光局によれば、そのうち6割ほどがリピーターだ。ハワイの主要な島は8つ。ホノルルのあるオアフ島だけでなく、他の島を旅したいという需要は小さくない。ハワイ島は州最大の島で、キラウエア火山など豊富な自然で知られる。直行便のなかった昨年でも、同島には年間14万人の日本人が訪れた。

 JALにとってハワイ路線は1954年に羽田―ホノルル―サンフランシスコ線を就航して以来、伝統のある「牙城」だ。傘下の旅行会社ジャルパックが家族旅行の需要を作ったほか、ホノルルマラソンへの協賛で閑散期の需要喚起にも取り組んできた。

 特にホノルル線は現在でも、成田から1日4便、関西国際空港、中部国際空港からそれぞれ1日1便を運航している。2017年夏期ダイヤではこれらに加え、繁忙期に成田、関空からそれぞれ1日1便を増便する気合いの入れようだ。

 2010年に経営破綻したJALは公的資金の注入を受け再建。これが全日本空輸(ANA)との競争環境をゆがめたとして、国土交通省は2012年、当時再上場を控えていたJALの新規投資や路線開設を制限する指針、通称「8.10ペーパー」を出していた。

 このペーパーが今年3月末に期限を迎え、JALは新規路線の開設が可能になった。4月1日の羽田―ニューヨーク線を皮切りに、9月1日からは成田―メルボルン(オーストラリア)線、そしてコナ線を就航する。

 JALのコナ進出を迎え撃つのが、米ハワイアン航空だ。同社は昨年12月、羽田―コナ線を週3便で就航している。

 「特に驚きはない」。東洋経済の取材に応えた同社のマーク・ダンカリーCEOには、焦りは見られない。「われわれはこの7年間で日本からのハワイ線において第2のプレイヤーになった。これまでもJALとは競争してきたし、コナでもJALと張り合う自信がある」。

 ハワイアンは2010年、日本に初進出。羽田空港における深夜早朝の発着枠が拡大した際に羽田―ホノルル線(週7便)を就航した。昨年夏には成田―ホノルル線(週7便)、12月には羽田での米国線発着枠拡大を受け、先述のコナ線を新規就航。ホノルル線も週4便分増やした。この1年で座席供給量を一気に拡大したのである。このほか新千歳や関西国際空港からも運航中だ。

■コナ線はホノルル線より搭乗率が低い

 「ハワイアンが就航して以来、マーケットの成長を刺激している」とダンカリーCEOは言う。ただ、ホノルル線の平均搭乗率が80%台後半に達しているのに対し、コナ線は平均70%台にとどまる。

 さらに9月からはJALが成田ーコナ線に週7便運航で参入する。航空業界関係者からは「それだけの需要があるのか」といった疑問の声が聞かれる。羽田空港発着の場合、国内線の乗り継ぎを使った需要を期待できるのに対し、成田の場合は大半を首都圏の客で埋めなければならないからだ。

 JALが運航する飛行機はボーイング「767」で、座席数は199。ハワイアンのエアバス「A330」の278席より小さいものの、デイリー運航だと規模は相当に大きくなる。

 ハワイアンの拡大もここで打ち止めになるわけではない。「日本路線はもっと増やしたいという野望がある」とダンカリーCEOは語気を強める。「ただ今年はこれ以上増やせない」。米国本土向けの「A321neo」機が今年後半に入ってくれば、現在本土に飛ばしているA330を来年には日本へと回せるようになるという。

 JALやハワイアンを含む各社のホノルル線は、成田・羽田だけでなく、中部、関西、福岡の各空港発着の便でも80~90%ほどの高い搭乗率を維持している。日本全体で増便の余地はまだありそうだ。

■ANAの大型機に他社はどう対抗するか

 2019年、ANAは超大型機「A380」3機の導入をホノルル線で予定する。地方から首都圏へ旅客を集め、500を超える席を埋める算段だ。

 これに対抗するJALやハワイアンの戦略として考えられるのが、「地方空港からのハワイへの直行便だ」(国内航空会社幹部)。ANAが首都圏へと呼び込む前に、地方から直接ハワイへ運んでしまうわけだ。JALは過去に福岡や新千歳、新潟から、ハワイアンは福岡、仙台からホノルルへ運航していたが撤退。こうした路線が復活する可能性もあろう。

 テロが多発する欧州は渡航者数が低迷しており、気候が安定し治安も良いハワイは観光需要の頼みの綱だ。今月末にはエアアジアXが関空から、LCC(格安航空会社)として初めてホノルル線に参入する。一部報道によれば、シンガポールのLCC、スクートも関空からの就航を検討中だという。

 ハワイの空をめぐる争いは、まだまだ収まりそうもない。


航空機エンジンで“夢の技術”を手にしたGE
6/10(土) 17:57配信 ニュースイッチ

3Dプリンターを加工に積極活用
 米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、航空機エンジン製造で3Dプリンターの活用を加速している。内部構造が非常に複雑な燃料ノズルや低圧タービンブレードの後段を3Dプリンターで作成することに成功。一体成形による部品点数の削減や耐久性の向上につなげた。品質とコストダウンを両立できる“夢の技術”を手にしたGE。航空機エンジンのトップメーカーとして一層の飛躍を誓う。

 GEは約10年前から、仏サフラン・エアクラフト・エンジンと燃費効率の高い新型エンジンの開発に着手した。仏エアバスの単通路型小型旅客機「A320ネオ」などに搭載する「LEAP(リープ)」エンジンだ。

 燃費向上のカギとなったのが、燃料ノズルだった。GEはエンジンの燃焼器に効率的に燃料を噴射できるノズルの開発を目指した。

 ただ内部構造が複雑な燃料ノズルの先端部には、溶接やロウ付けが必要な部品が20点以上あり、設計通りに製造するのは難しかった。

 そこで選択したのが3Dプリンターによる加工だった。GEは1990年代に3Dプリンターによる部品造形の研究開発を始めていた。

 試行錯誤を繰り返し、ニッケル合金を3Dプリンターで積層してノズルを完成。ノズルは20個ほどの部品で構成するが、これを一体成形で達成した。

 従来のノズルに比べて25%の軽量化とともに、4―5倍の耐久性を持たせた。ノズル製造に3Dプリンターの導入を決めたGEは、米アラバマ州にノズル製造の工場も整備した。

 GEとサフランの合弁会社でLEAPを製造するCFMインターナショナルは、これまでに1万2200台以上を受注している。

 米ボーイングの次世代大型旅客機「777X」に搭載されるGEの新型エンジン「GE9X」向けチタンアルミ製低圧タービンブレードの製造にも、3Dプリンターを用いる。

 ジェフ・イメルト会長兼最高経営責任者(CEO)は「現在3億ドル(約330億円)の3Dプリンター関連事業を、20年までに10億ドルに引き上げる」と期待を込める。


米基地でF35を一時飛行停止
6/10(土) 11:27配信 産経新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】米空軍広報部は9日、西部アリゾナ州のルーク空軍基地に配備されている最新鋭ステルス戦闘機F35Aを一時的に飛行停止とする措置を取ったことを明らかにした。

 基地当局者の説明では、5月2日~今月8日、F35を操縦していた搭乗員に酸素が円滑に供給されず、低酸素症のような症状を訴える事例が5件あった。いずれの場合も予備の酸素供給システムが作動し、機体を安全に着陸させることができたとしている。

 ロイター通信によると、基地では搭乗員らに低酸素症に関連する安全講習を行った上で、12日に飛行訓練を再開する予定。

 F35が配備されている他の基地では飛行禁止措置は取られていない。

 航空自衛隊は42機のF35を調達する計画で、ルーク基地では自衛隊の搭乗員の訓練も引き受けている。米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)には海兵隊仕様のF35Bが10機配備されている。


F35飛行を一時停止=操縦士、相次ぎ体に異常―米軍
6/10(土) 9:48配信 時事通信

 【ワシントン時事】米空軍は9日、最新鋭ステルス戦闘機F35Aを操縦していたパイロットが相次いで体の異常を訴えたとして、同戦闘機の飛行を一時停止すると発表した。

 日本の航空自衛隊は今年度からF35Aを配備する。飛行停止は現在、米軍基地1カ所だけで実施されており、空自の配備計画に影響が出るかは不透明だ。

 空軍によると、先月2日以降、西部アリゾナ州にあるルーク空軍基地で、F35Aを操縦していたパイロット5人が低酸素症に似た症状を訴えた。いずれも予備の酸素供給システムが起動し、パイロットは無事着陸した。

 ただ、同基地は「深刻な問題だと受け止めている」と述べ、原因が明らかになるまで飛行を差し止めた。


ボーイングの17年5月、納入56機 受注13機 737 MAX、マリンド・エアに2機
6/9(金) 15:11配信 Aviation Wire

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成田へ着陸するマリンド・エアの737 MAX 8=17年5月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ボーイングの2017年5月の引き渡しは56機(前年同月71機)、受注は13機(125機)だった。

 引き渡しの内訳は737が36機(前年同月47機)、747が1機(1機)、767が1機(0機)、777が6機(9機)、787が12機(14機)だった。

 737は36機中2機が737 MAXで、マレーシアのマリンド・エア(MXD/OD)に引き渡した。日本の航空会社では、日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)に737-800を1機引き渡した。

 787は12機中9機が787-9だった。日本の航空会社への引き渡しはなかった。

 受注は737が3機(前年同月124機)、747が0機(0機)、767が0機(0機)、777が0機(1機)、787が10機(0機)だった。

 737は匿名顧客から737-800を3機受注。787はすべて787-9で、カナダのウエストジェット(WJA/WS)から10機受注した。


エアバスの17年5月、納入60機 受注59機 A350、5機納入
6/9(金) 14:48配信 Aviation Wire

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シンガポール航空のA350-900=17年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアバスの2017年5月の引き渡しは60機(前年同月57機)となった。受注は59機(83機)だった。

 引き渡しの内訳は、A320シリーズが46機(前年同月48機)、A330シリーズが6機(3機)、A350シリーズが5機(3機)、A380が3機(3機)だった。

 A350はシンガポール航空(SIA/SQ)に2機、キャセイパシフィック航空(CPA/CX)とカタール航空(QTR/QR)、台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)に1機ずつ引き渡した。

 受注はA320シリーズが39機(前年同月77機)、A330シリーズが0機(0機)、A350シリーズが20機(6機)、A380が0機(0機)だった。

 A320は39機中4機がA320neoシリーズで、匿名顧客1社から4機を受注。A350は中国南方航空(CSN/CZ)から20機を受注した。


大韓機「操縦室から煙」=けが人なし―福岡空港
6/9(金) 11:41配信 時事通信

 9日午前10時20分ごろ、韓国・釜山発福岡行きの大韓航空783便ボーイング737―900型機(乗員乗客162人)から、着陸直前に「操縦室内で煙が上がっている」と福岡空港に連絡があった。

 同機は定刻の同22分に着陸し、けが人はいないという。

 着陸後に消防が確認したが、操縦室内に煙などは確認できなかった。大韓航空が原因を調べている。

 国土交通省福岡空港事務所によると、同空港の滑走路が約8分間閉鎖され、計19便の発着に遅れが出た。


<福岡空港>大韓航空機から煙 滑走路を一時閉鎖
6/9(金) 11:38配信 毎日新聞

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操縦席から煙が発生したとみられる大韓航空機=福岡市博多区の福岡空港で2017年6月9日午前11時、津村豊和撮影

 9日午前10時20分ごろ、福岡市博多区の福岡空港に着陸しようとしていた韓国・釜山発の大韓航空783便のパイロットから「コックピット(操縦室)から煙が出ている」と福岡空港の管制官に連絡があった。航空機はその約2分後に着陸した。乗員乗客計162人にけがは確認されていない。消防車などが出動し、滑走路が8分間閉鎖された。

 国土交通省大阪航空局福岡空港事務所によると、航空機はボーイング737-900型。午前9時34分に釜山を出発し、福岡空港の北側約13キロを飛行中、パイロットが管制官に異常を連絡した。着陸後、機体の外側で煙は確認できていないが、パイロットは「着陸した後に煙は消えた」と話しているという。

 同機に搭乗していた北九州市八幡西区の男性会社員(51)は「機内に煙やにおいはなく、韓国語で乗務員が『落ち着いてください』と声をかけたので、乗客が慌てることはなかった」と話した。【蓬田正志、佐野格】


着陸前の大韓航空機「操縦室に煙」…消防車出動
6/9(金) 11:08配信 読売新聞

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トラブルがあった大韓航空機(9日午前、福岡空港で)=大野博昭撮影

 9日午前10時20分頃、福岡空港(福岡市)に着陸しようとしていた韓国・釜山(プサン)発の大韓航空783便(ボーイング737―900型機)のパイロットから管制官に「コックピット内から煙が出ている」と連絡があり、同便は約2分後に着陸した。

 国土交通省福岡空港事務所によると、火は確認されず、乗客乗員162人にけがはなかった。

 同空港では、消防車4台が出動し、滑走路が約8分間閉鎖された。この影響で同空港発着の計19便に最大39分の遅れが出た。パイロットは同事務所に対し、「コックピットパネルから煙が出た。着陸後には消えた」と説明しているという。

 同機に乗っていた北九州市八幡西区の会社員男性(51)は「(機内では)煙も臭いも感じなかった。何が起きたのか分からない」と困惑していた。


C-2輸送機、米子空港で誘導路外れる ANA便3便欠航
6/9(金) 9:43配信 Aviation Wire

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航空自衛隊のC-2輸送機=16年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 6月9日朝、米子空港で航空自衛隊のC-2輸送機が誘導路から外れるトラブルがあり、滑走路が閉鎖された。けが人はなかった。この影響で、全日本空輸(ANA/NH)の米子発着便3便が欠航した。

 欠航となったのは、羽田を午前6時55分に出発する米子行き始発のNH381便、米子を午前7時20分発の羽田行き始発NH382便と、次便の米子午前8時50分発羽田行きNH384便の計3便。滑走路の運用は午前9時38分に再開したが、羽田午前9時35分発の米子行きNH383便も出発が遅れ、午前10時発となる見通し。

 欠航による影響者数は470人で、NH381便が168人(幼児2人含む)、NH382便が141人、NH384便が161人だった。

 誘導路を外れたC-2は、鳥取県の美保基地所属。訓練のため米子から離陸する予定だった。航空自衛隊では、詳しい状況を調べている。

 C-2は川崎重工業(7012)が手掛け、機体全体の約7割が国産。全長43.9メートル、全幅44.4メートル、全高14.2メートルで、最大積載量はこれまでの輸送機C-1の約3.8倍となる約30トン、最大離陸重量は同3.1倍の141トンとなり、国産の航空機では最大の大きさとなる。


空自輸送機「C2」、誘導路外れ草地に…訓練中
6/9(金) 8:52配信 読売新聞

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誘導路を外れて草地に突っ込んだ輸送機「C2」(9日午前、鳥取県境港市で)

 9日午前6時40分頃、鳥取県境港市の米子空港で、航空自衛隊美保基地所属の輸送機「C2」が訓練中、誘導路を外れて草地に突っ込んだ。

 乗員6人にけがはなかった。

 同基地によると、C2は離陸までの動作を確認する訓練を実施中、誘導路から滑走路へ右折進入しようとしたところ、ステアリング(ハンドル)とブレーキが利かなくなったという。

 同空港は美保基地と民間航空会社の共用飛行場。事故のため、滑走路が約3時間閉鎖され、同空港発着の民間機計3便が欠航した。

 「C2」は航空自衛隊の次期主力輸送機。美保基地には3月に3機が初配備され、来年9月の運用開始を目指して訓練を続けていた。


<米子空港>空自輸送機が滑走路外れる ブレーキ利かず
6/9(金) 8:41配信 毎日新聞

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滑走路を外れて草地(手前)に突っ込み、移動された航空自衛隊のC2輸送機=鳥取県境港市の米子空港で2017年6月9日午前9時11分、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 9日午前6時40分ごろ、鳥取県境港市の米子空港で、航空自衛隊C2輸送機が訓練のため誘導路から滑走路に入る際にブレーキなどが利かなくなり、滑走路を横切って草地に突っ込んだ。乗っていた隊員6人にけがはなかった。機体に大きな破損はなく、火災は起きていない。

 輸送機は空港を共用している航空自衛隊美保基地に所属。同基地によると、当時は滑走路を走り、離陸せずに再び駐機場に戻る「模擬離陸訓練」をしていた。誘導路から右手に曲がって滑走路に入ろうとしたが、曲がりきれず草地に数十メートル突っ込んだ。操縦していた隊員は「ブレーキとステアリング(ハンドル)が途中で利かなくなった」と話したといい、同基地が原因を調べている。

 米子空港は事故直後から約3時間にわたって閉鎖され、米子-羽田間の全日空計3便が運航を取りやめた。

 C2は老朽化したC1の後継として防衛省が開発した新型輸送機で、長さ43.9メートル、幅44.4メートル、高さ14.2メートル。同基地には今年3月に3機が配備されたばかりで、来年9月までの予定で運用試験中だった。2020年度までに同基地で計10機まで増やす計画だ。

 C2輸送機を巡っては01年度から開発を始めたものの、地上試験で機体の強度不足が判明し、配備が5年遅れた経緯がある。配備後のトラブルは初めて。

 航空幕僚監部は「機材トラブルや操縦ミスなどが考えられるが、今後乗員の聞き取りや現場の状況を確認して調べる」としている。【小野まなみ、長宗拓弥】


米子空港で自衛隊機が滑走路はずれる 草地で止まる
6/9(金) 8:37配信 産経新聞

 航空自衛隊美保基地によると、9日午前6時40分ごろ、鳥取県境港市の米子空港で、同基地所属のC2輸送機が誘導路から滑走路に入る際、滑走路を横断して草地で停止した。ステアリングとブレーキが利かなくなったという。けが人はなかった。同空港は直後から滑走路が閉鎖されている。


空自輸送機、誘導路外れる=模擬離陸の訓練中―鳥取・米子空港
6/9(金) 8:02配信 時事通信

 9日午前6時40分ごろ、鳥取県境港市の米子空港で、「模擬離陸」の訓練のため誘導路から滑走路へ向けて移動していた航空自衛隊のC2輸送機が制御を失い、草地に突っ込んだ。

 空自美保基地によると、けが人はいないという。

 空自によると、C2輸送機は3月に全国で初めて配備され、運用試験段階。この日は6人が乗り、実際に離陸はせず離陸前の手順を確認する訓練中だった。

 機体は、誘導路から滑走路へ右折しようとしたところ、曲がり切れずに滑走路を横切り、南側の草地に進入したという。操縦やブレーキが効かなかった可能性がある。

 稲田朋美防衛相は閣議後の記者会見で「心配と迷惑を掛け申し訳ない。原因確認を急ぎ、再発防止に取り組む」と語った。

 米子空港は、美保基地と民間の共用飛行場。空港は一時滑走路を閉鎖したが、機体を移動させ、同9時40分ごろ運航を再開した。同空港によると、影響で全日空の計3便が欠航した。


ボーイング、737 MAX 9飛行展示へ パリ航空ショー、787-10は地上展示
6/6(火) 17:06配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーで飛行展示を予定している737 MAX 9=17年4月 PHOTO: Paul Weatherman/Boeing

 ボーイングは、6月19日から25日までパリで開催される世界最大の航空宇宙ショー「パリ航空ショー」に、開発中の737 MAX 9などを出展する。

【地上展示予定の787-10】

 737 MAX 9は飛行展示、787-10型機は地上展示する。また、米海軍の哨戒機P-8Aポセイドンと垂直離着陸輸送機V-22「オスプレイ」、AH-64アパッチ、大型輸送ヘリコプターCH-47チヌークも出展し、地上展示を予定している。

 737 MAX 9は現行機種・737-900ERの後継機で、1クラス最大220席を設定。現地時間3月7日、初号機(登録番号N7379E)を米ワシントン州のレントン工場でロールアウトし、4月13日に初飛行に成功した。2018年の商業運航開始を目指す。

 787-10は787では全長がもっとも長い超長胴型で、標準座席数は2クラスの場合、330席を設定。2月17日、初号機(N528ZC)を米サウスカロライナ州のノースチャールストン工場でお披露目し、3月31日に初飛行に成功した。初号機の引き渡しは、2018年を予定している。

 日本の航空会社では全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が3機発注している。ANAは2019年度から2020年度にかけて受領し、全機を国内線に投入する。

 パリ航空ショーは2年に一度開催される世界最大の航空宇宙ショーで、1909年にスタート。52回目となる今回は、6月19日から25日までパリ郊外のル・ブルジェ空港で開かれる。

 エアバスは、開発中の大型機A350-1000型機と、4月に引き渡しを開始した小型機A321neoなどを出展し、飛行展示する。

 日本からは、三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の実機を初出展。ローンチカスタマーであるANAのカラーをまとった機体を地上展示するが、飛行展示は行わない。また、海上自衛隊の哨戒機「P-1」も初出展となり、飛行展示を予定している。


世界最大の飛行機が初披露!空中発射プラットフォームとしてデビューへ
6/6(火) 16:00配信 ニューズウィーク日本版

マイクロソフト共同創業者ポール・アレンが創設

マイクロソフトの共同創業者であるポール・ガートナー・アレン氏が創設した宇宙輸送ベンチャー企業『ストラトローンチ・システムズ』は、地表から高度2,000キロメートルまでの、いわゆる"地球低軌道(LEO)"へのアクセス手段として、空中発射プラットフォームの開発に取り組んできた。

数年間の開発期間を経て、2017年5月31日、この革新的なプラットフォームがカリフォルニア州モハーヴェ砂漠で初めて公となり、"世界最大の飛行機"としても世界中から注目を集めている。

117.3メートルの翼幅

世界最長となる117.3メートルの翼幅を持つこの巨大な双胴機は、全長72.5メートルで、地上から垂直尾翼までの高さが15.2メートル。重さ226.8トンの機体にはボーイング747型機から転用したエンジン6基が搭載され、249.5トンまでのロケットを半径1,852キロメートル圏内に輸送できるよう設計されている。

離着陸や専用格納庫への移動などには28本の車輪からなる着陸装置が備えられており、軌道にロケットを送り込んだら、地上に戻り、ロケットを積み替え、燃料を補給して、再び上空へ向かう仕組みだ。

より安く効率的にロケットを発射できる

この航空機型のプラットフォームは、従来の垂直打ち上げ方式に比べて、打ち上げまでに要する時間が短いうえ、天候の影響を受けづらく、より安く効率的にロケットを発射できるのが利点。これによって地球低軌道へのアクセスが開かれれば、より多くの衛星を配備でき、衛星から得られるより多くの情報やデータを、気候変動の原因究明や農業生産性の可視化など、様々な分野に活用できると期待されている。

『ストラトローンチ・システムズ』では、このプラットフォームの公開日に給油テストを実施しており、今後、地上テストやエンジンの試運転などを経て、2019年にはロケットの空中打ち上げを実施する方針だ。

【参考記事】重さ64グラム!世界最小かつ最軽量の人工衛星をインドの青年が開発

ジェフ・ベゾフ、リチャード・ブランソンも

宇宙開発に積極的に取り組んでいる有名実業家は、アレン氏にとどまらない。アマゾン・ドット・コムの共同創業者であるジェフ・ベゾフ氏は航空宇宙企業『ブルーオリジン』を創設し、再利用型ロケットを開発。また、ヴァージン・グループ会長のリチャード・ブランソン氏は、宇宙旅行会社『ヴァージン・ギャラクティック』から2017年3月に分社化した『ヴァージン・オービット』で、小型衛星に特化したソリューションの開発に着手している。世界の富豪たちを中心とする宇宙への挑戦は、ますます活発となりそうだ。


国産F35 初号機公開
6/6(火) 7:55配信 産経新聞

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初公開された国内生産初号機のF35ステルス戦闘機=5日午前、愛知県豊山町(彦野公太朗撮影)(写真:産経新聞)

 航空自衛隊に配備される最新鋭のF35ステルス戦闘機のうち、国内企業が製造に参加した初の機体が5日、愛知県豊山町の三菱重工業小牧南工場で公開された。敵のレーダーに探知されにくいステルス性を備えているのが特徴で、防衛省は平成36年までに42機を取得する計画だ。ロシアや航空戦力の増強を進める中国に対し、米軍とともに優勢を確保する狙いがある。

 F35は老朽化したF4戦闘機の後継機。米ロッキード・マーチン社が米国内で製造した機体は4機が引き渡され、航空自衛隊のパイロットが米本土の空軍基地で訓練を行っている。残る38機は国内企業が製造に参加し、今年度中に計2機が防衛省に納入される。

 F35は、敵のレーダーに発見されにくく、他の航空機や艦艇との情報共有能力が向上した第5世代機。


念願の国産戦闘機「F3」開発へのプロローグか
6/6(火) 7:09配信 ニュースイッチ

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「F35A」公開、最新鋭ステルスの国内製造初号機
 航空自衛隊が導入するF35A最新鋭ステルス戦闘機の国内製造初号機が5日に三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で、公開された。F35は今年度中に空自三沢基地(青森県三沢市)に配備される。

 F35は、米英豪など9カ国が共同開発し、米ロッキード・マーチン社が中心に製造。日本の企業は開発に参加していないが、組み立てなどの製造過程の一部を担う。

 空自は42機調達するが、4機は米政府の有償軍事援助(FMS)で完成機を調達。残る38機は三菱重工が米国から輸入した部品を最終的に組み立て、検査し納入する。今回公開された国内製造機は空自隊員の操縦訓練のため、米本土で使用される。

 F35は全幅約11メートル、全長約16メートル。敵のレーダーに探知されにくいのが特長で、機体は継ぎ目の段差をなくし丸みを帯びている。高度なセンサーを備えミサイルの探知、追尾能力もあるとされる。

 空自に導入される機体は、エンジン部品をIHIが、レーダー部品などを三菱電機がそれぞれ製造に参画する計画になっている。

<解説>
 航空自衛隊では、札幌オリンピックの年(1972年)に導入し、かなり老朽しているF4ファントム戦闘機の退役を先延ばしにしてきた。その置き換えとなるF35Aが、ようやく本格的に配備される。この新鋭機の実際の性能と、日本企業が組み立てで学ぶ生産技術が、念願の国産戦闘機(仮称・F3)開発の決断につながると思われる。


エアバス、A350-1000とA321neo飛行展示 パリ航空ショー、A380も
6/5(月) 21:35配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーで飛行展示を予定しているA350-1000=17年5月 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

 エアバスは、6月19日から25日までパリで開催される世界最大の航空宇宙ショー「パリ航空ショー」に、開発中の大型機A350-1000型機などを出展する。

【A350やA321neoがデモンストレーション】

 飛行展示を実施するのは、A350-1000と小型機A321neo、総2階建ての超大型機A380、グループの防衛宇宙部門エアバス・ディフェンス・アンド・スペースの軍用輸送機A400M。A350-1000とA321neoは、航空ショー初出展となる。4機種とも、地上展示も行う。

 A350-1000はA350 XWBファミリーの長胴型で、エアバスの双発旅客機では最大の機種。エンジンはロールス・ロイス製Trent XWB-97を2基搭載している。胴体を延長したことで、標準型のA350-900よりも乗客を40人以上多く乗せることできる。主脚のタイヤは、従来の1脚あたり4本から同6本に増やした。

 メーカー標準座席数は、標準型のA350-900が3クラス325席であるのに対し、A350-1000が同366席。最大席数は440席となっている。

 日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)が31機のA350 XWBを2013年10月7日に確定発注。A350-900が18機、A350-1000が13機で、このほかにオプションで25機を購入する。2019年にA350-900の初号機が国内線に就航する予定で、現在保有する777を6年程度で置き換える。

 A321neoは、小型機A321に新型エンジンを搭載し、燃費や航続距離などを改善した機体。1クラス時の標準座席数は240席で、標準型のA320neoの189席より51席多い。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(PW)製「PW1100G-JM」と、CFMインターナショナル製「LEAP-1A」のいずれかを選択できる。

 日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が、26機発注済み。2017年度から2023年度にかけて受領する。ANAは、A380も2019年度から3機導入し、成田-ホノルル線に投入する。

 エアバス・ディフェンス・アンド・スペースはA400Mのほか中型輸送機C295、戦闘機ユーロファイター「タイフーン」を、エアバス・ヘリコプターズはH130や、同社が設計した設計するアビオニクス「Helionix」装備のH135、H145Mなどの展示を予定している。

 パリ航空ショーは2年に一度開催される世界最大の航空宇宙ショーで、1909年にスタート。52回目となる今回は、6月19日から25日までパリ郊外のル・ブルジェ空港で開かれる。

 日本からは、三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の実機を初出展。ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーをまとった機体を地上展示するが、飛行展示は行わない。また、海上自衛隊の哨戒機「P-1」も初出展となり、飛行展示を予定している。


ステルス性能持つ「F35A」国産初号機を公開
6/5(月) 19:59配信 読売新聞

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公開されたF35Aの国内生産第1号機(5日午後、愛知県豊山町の三菱重工業小牧南工場で)=中根新太郎撮影

 航空自衛隊の次期主力戦闘機「F35A」の国内生産初号機が完成し、5日、愛知県豊山町の三菱重工業小牧南工場で公開された。

 今後、試験飛行などを行う予定で、国内生産機は順次、青森県三沢市の空自三沢基地に配備される。

 F35Aは全長約16メートル、全幅約11メートルで最大速度マッハ1・6。機体が電波を反射しにくい形状で、敵のレーダーから捕捉されにくいステルス性能を持つ。空自はF4戦闘機の後継機として42機を導入する予定。米ロッキード・マーチン社が納入済みの4機を除き、残り38機の最終組み立てと検査を同工場で行う。

 同工場で行われた完成式典で若宮健嗣(けんじ)・防衛副大臣は「卓越した能力を有する先進的な機体。日米双方の技術やノウハウの向上にも資する」と述べた。


<三菱重工業>これが最新鋭ステルス戦闘機「F35A」
6/5(月) 19:51配信 毎日新聞

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関係者と報道陣に公開されたF35Aの国内生産初号機=愛知県豊山町の三菱重工業小牧南工場で2017年6月5日、兵藤公治撮影

 ◇国内生産初号機が完成、愛知の小牧南工場で公開

 最新鋭ステルス戦闘機F35Aの国内生産初号機が完成し5日、愛知県豊山町の三菱重工業小牧南工場で日米の関係者に公開された。

 米ロッキード・マーチンなどが開発し、全長16メートル、最高速度マッハ1.6。政府はF4戦闘機の後継となる次期主力戦闘機として、42機の調達を決定しており、4号機までは米国の工場で既に完成した。残りは小牧南工場が部品を輸入して組み立てる。今年度中にさらに1機が完成する。初号機の調達価格は1機140億円。今後、レーダーやエンジンの関係部品を三菱電機、IHIから調達する。

 式典には日米両政府関係者、米軍、航空自衛隊幹部ら計約300人が出席。屋外に引き出された機体の前で、両国の共同プロジェクトによる完成を祝った。

 初号機は飛行テストを経て米国へ空輸され、飛行性能の確認や訓練の後、空自三沢基地(青森県)に配備される。【山田一晶】


公開されたF35A国内製造初号機
時事通信 6/5(月) 19:37配信

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三菱重工業で最終的に組み立てられ、公開されたF35A最新鋭ステルス戦闘機の国内製造初号機=5日、愛知県豊山町


最新ステルス戦闘機「F-35A」国産初号機が披露 三菱重工と米ロッキード・マーティン
6/5(月) 19:34配信 sorae.jp

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最新ステルス戦闘機「F-35A」国産初号機が披露 三菱重工と米ロッキード・マーティン

航空自衛隊向けの最新ステルス戦闘機「F-35A」の国産初号機が、三菱重工と米ロッキード・マーティンによって2017年6月5日に公開されました。同機は青森県の三沢基地に配備される予定です。
 
合計42機の航空自衛隊への納入が予定されているF-35Aですが、2016年にはアメリカのフォートワース工場で生産された初号機が公開。そして愛知県の小牧南工場では、三菱重工によって38機がライセンス生産される予定です。
 
F-35Aはロッキード・マーティンの最新戦闘機「F-35 ライトニングII」の通常離陸機タイプで、ステルス性能と高いネットワーク中心作戦能力が特徴。老朽化した航空自衛隊の「F-4」戦闘機との置き換えが予定されています。また山口県の岩国基地には、短距離離陸・垂直着陸機(STOVL)タイプとなる米軍の「F-35B」が配備されています。


【レッドブル・エアレース千葉】ダグラス DC-3 と 零戦 の展示飛行やアクロバット飛行と、興味深いイベントが続々
6/5(月) 19:31配信 レスポンス

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乾いた柔らかいエンジン音を伴い、目の前を通り過ぎていく零式艦上戦闘機

今年のレッドブル・エアレース千葉大会では、今までにない見所があった。それは、レースの合間に様々な展示飛行が行われていることだ。そこに登場したのが、70年以上も前に製造されたダグラス「DC-3」や、かつて日本軍の主力艦上戦闘機だった「零式艦上戦闘機」だ。

[関連写真]

ダグラスDC-3は、エアレースのチーム/選手のスポンサーでもある時計メーカーのブライトリングが所有する機材で、製造は1940年というから実に77年前の機体ということになる。

DC-3は3日、可能な限り低めに飛んで来場者にその姿を披露。ゆったりとし飛行する姿は優美というかエレガントさも伝えてくる感じだった。DC-3は決勝レースが行われる4日も仙台空港から飛来し、エレガントな飛行で来場者を再び魅了してくれそうだ。

そして、もう一つのスペシャルな企画が「零戦」こと零式艦上戦闘機の展示飛行だ。零戦はレプリカの除けば世界4機しかない“貴重品”で、そのうちの1機を日本人が所有。新たにライセンスを取得した日本人パイロットが「零戦里帰りプロジェクト」の一環として3日の展示飛行を行った。

零戦はスカイツリーの方角から千葉方面へと飛来し、独特のエンジンフードの造りにより遠目にもすぐにその存在に気付くことができた。残念ながら脚は出っぱなしのテスト飛行となってしまったが、それでも2週目には機体を左右に振るなどして存在感をアピール。エンジン音は乾いたサウンドながらどこか柔らかい心地よさ。目の前を通り過ぎる頃にはその音がピークとなり、その響きに思わず拍手を送りたくなる気分となった。

DC-3や零戦の展示飛行は決勝が行われる4日にも開催予定となっているが、天候等の理由により、スケジュールは変更される可能性もあるので、主催者のホームページで確認することオススメする。

《レスポンス 会田肇》


【レッドブル・エアレース千葉】レプリカではなくて貴重な実物、スペシャルアクティビティとしてゼロ戦が登場
6/5(月) 19:30配信 レスポンス

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「零戦」がついにやってきた(6月3日、レッドブル・エアレース千葉)。

レッドブル・エアレース千葉大会において「熱心な航空ファンからはレース機よりも注目されたかもしれない」のが、スペシャル・サイドアクトとして披露されることになった「零式艦上戦闘機」だ。第二次世界大戦の真っ只中である1942年に三菱重工業が製造した「二二型」で、終戦後にパプアニューギニアで発見された残骸から復元されている。

[関連写真]

一般的には「ゼロ戦(零戦)」という通称の方が知られており、レプリカを除いては世界に4機しか存在していない。このうちの1機は日本人が所有していて「零戦里帰りプロジェクト」の一環として今回のフライトが決まった。

実は昨年の千葉大会においても同プロジェクトによる零戦の飛行は検討されていたという。この際には零戦の展示飛行ライセンスを有しているアメリカ人の高齢パイロットが体調を崩して大会の直前に帰国することになり、直前で中止になってしまったが、今回はライセンスを新たに得た日本人パイロットが操縦桿を握ることになり、エアレース会場での飛行がついに実現した。

3日は予選終了後の夕方に登場。会場をゆっくりとしたペースで飛行した。4日は決勝レース(ラウンド・オブ・14)直前の昼間に登場する予定だ。

《レスポンス 石田真一》


ノウハウ吸収が課題=ステルス機整備拠点に―F35製造参画の企業
6/5(月) 19:03配信 時事通信

 日本の戦闘機の生産は、三菱重工業小牧南工場(愛知県)が2011年に航空自衛隊のF2戦闘機の最終号機を引き渡した後、いったん途絶えた。

 空自が導入するF35A最新鋭ステルス戦闘機の最終組み立てなどに参画したことで、レーダーに発見されにくいステルス機のシステムや技術に接することが可能になった。

 しかし、F35は米国の先端軍事技術が結集された軍事機密の塊で、日本側はどこまでノウハウを吸収できるかが課題だ。

 「これまで経験したことがない高度なセキュリティー体制の構築などさまざまな課題があった」。三菱重工の幹部はF35の製造施設の整備についてこう表現し、極めて秘匿性の高い機体を扱うことをにじませた。

 防衛省によると、三菱重工はステルス性を向上させるための塗装や、ステルス性を確認する検査なども担っている。いずれも高度な情報保全が求められる作業だ。

 日本は9カ国が参加したF35の国際共同開発には参加していない「後発組」。今回公開された国内製造初号機の単価は約140億円で、完成機を米国から輸入するより40億円以上高い。製造ラインの維持や米国企業からの技術支援などから割高になっている。

 それでも「第五世代機と呼ばれる最先端の戦闘機の生産に関わることは防衛産業の基盤を維持していく上で重要」(防衛省幹部)。

 防衛省は現在、空自のF2戦闘機の後継機検討のために、国産のステルス実証機「X2」を開発中だ。開発は三菱重工が主体となり、エンジンをIHIが担当している。F2の後継は国際共同開発か国産か決まっていないが、F35の生産に関わる経験が、日本の次期戦闘機選定にどこまで反映されるのかも注目される。


【初公開】117mの翼をもつ世界最大の飛行機
6/5(月) 17:50配信 WIRED.jp

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IMAGE COURTEY OF STRATOLAUNCH SYSTEMS

マイクロソフトの共同創業者ポール・アレンが、両翼端117mとなる世界最大の「ロケット打ち上げ用の飛行機」の写真を公開した。飛行機は複数の人工衛星用ロケットを抱えて飛行し、上空から打ち上げる計画だ。

【初公開】世界記録を20m上回った世界最大の飛行機

マイクロソフトの共同創業者であるポール・アレンが2011年に共同で設立した宇宙航空会社ストラトローンチ・システムズは、立ち上げの当初こそ注目を集めたが、ここ数年は目立った成果を上げていなかった。

だがアレンは2017年5月31日、同社が開発した世界最大の飛行機の写真を初めて公開した。これらの写真を見る限り、同社の事業は順調に進んでいるようだ。

この飛行機の両翼端は385フィート(約117m)。史上最長であり、それまでの世界記録を約20m上回っている。エンジンは、「ボーイング747」機で使われているプラット・アンド・ホイットニー製のエンジンを6基搭載(ボーイング747は4機)。最大重量は130万ポンド(約590t)で、50万ポンド(約227t)の荷物積載が可能だという。

同機は、ロケットを上空まで運んで発射するための再利用可能なシステムとして開発されており、1回のミッションで複数のロケットを、異なる軌道や角度で発射できるようになるという。航続距離は2,000海里(3,704km)となる予定だ。

この飛行機の格納庫があるモハーヴェ空港は、カリフォルニア州のモハーヴェ砂漠にある。その格納庫から同機が屋外に移動されたのは今回が初めてのこと。アレンによれば「燃料テスト」のためだという。このテストは製造工程の最終段階で行うもので、その後は離陸テストや飛行テストに移ることになる。

発射装置の詳細はほとんど明らかになっていないが、アレンが2015年に設立したヴァルカン・エアロスペースは2016年10月、ストラトローンチ・システムズが開発する飛行機に関して、ヴァージニア州ダレスに本拠を置く航空宇宙・防衛企業のオービタルATKと提携している。オービタルはこの飛行機を利用して、人工衛星を打ち上げるロケット「ペガサスXL」を空中発射する計画だ。このロケットは、最大1,000ポンド(約454kg)の小型衛星を低軌道に乗せることができるという。

1953年生まれで現在64歳のアレンは、自ら執筆した自伝『ぼくとビル・ゲイツとマイクロソフト アイデア・マンの軌跡と夢』で述べているように、子どものころからロケットが大好きだった。ロバート・A・ハインラインのSF小説を読み、アポロ計画に夢中になり、「マーキュリー・セヴン」(1959年にNASAによって選抜された7名の宇宙飛行士)の宇宙飛行士の名前をすべて暗記しているほどだったという。


航空機の疲労の研究開発動向を議論する「ICAF2017(国際航空疲労委員会)」が名古屋で開幕
6/5(月) 15:18配信 Impress Watch

 ICAF2017(国際航空疲労委員会:International Committee on Aeronautical Fatigue and Structural Integrity)が名古屋市の愛知県産業労働センター「ウインクあいち」で6月5日に開幕、9日までの日程がスタートした。

 各国持ちまわりで隔年開催されるICAFは、航空機メーカーや航空会社などの研究者が参加し、金属疲労など航空機の疲労の研究開発動向を議論する場。

■5日間の日程には、MRJの見学も盛り込まれる

 ICAF2017の5日間の日程のうち、6月5日と6日がカンファレンス、7日~9日がシンポジウムとなる。途中、テクニカルツアーとして三菱航空機のMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の工場見学なども予定される。海外からの参加が多く、期間中、講演や展示ブースの説明は英語で行なわれる。

 ICAF2017では研究開発を議論するほか、メーカー、研究者、航空会社などが一堂に会することで新たな交流を生み出し、それぞれの立場からの意見交換が活発になることも目的の一つ。

 初日に行なわれた開幕の挨拶では、ICAF2017の委員長で東京大学教授の武田展雄氏が、ICAF2017のサマリー、スケジュールなどを説明。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の航空技術部門 部門長の伊藤文和氏はJAXAの概要などを説明した。

 JAL(日本航空) 整備本部副本部長 兼 JALエンジニアリング 常務取締役の北田裕一氏は、「オペレーターとして航空機疲労の何十年もの整備経験があるなかで、疲労に対する品質の向上を見てきた」と、製造や研究開発に携わった人に感謝を述べ、1985年に起こった御巣鷹山の墜落事故については「自分たちの役割を自覚するとともに、自分たちの経験を共有して貢献したい」と希望を語った。

■JALは金属疲労による不具合の検査風景や作業行程を紹介

 展示コーナーにブースを出展したJALは、金属疲労による不具合を発見するための検査風景の紹介や、JALにおける疲労検査・修理事例、作業行程などを紹介した。そして1985年の墜落事故の展示を行なっている「安全啓発センター」をパネルで紹介した。

 展示では、疲労検査の修理事例を紹介。ボーイング 767型機の交換したパーツを展示し、交換を行なうための準備の詳細や行程などを紹介している。また、VRのゴーグルを置き、ボーイング 767型機のWheel Well内の検査の模様や、小型機の検査の様子などを全方位の映像で紹介した。

 JALでは整備ノウハウの蓄積を強調、ICAF2017参加者にアピールすることで、今後、JALのノウハウをメーカーや研究者に役立ててもらうことを狙う。その結果、航空機の安全性や信頼性を高めるほか、整備しやすい機体となることを期待している。

 一方で、1985年の墜落事故の展示を行なっている「安全啓発センター」の紹介にもICAF2017の参加者が注目、今回の来日中に、安全啓発センターの見学を決めるなど、実際の事故経験の共有にも進展があった。

 なお、展示ブースはほかの日本企業も出展。ANA(全日本空輸)はフライトの長短距離による疲労の進み具合の実例を紹介、疲労に対する整備要件などを提案した。


F35ステルス戦闘機、三菱重工業工場で初公開 国内企業が製造参加
6/5(月) 14:53配信 産経新聞

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神事が執り行われ、初公開された国内生産初号機のF35ステルス戦闘機=5日午前、愛知県豊山町(彦野公太朗撮影)(写真:産経新聞)

 国内企業が製造に参加した最新鋭のF35ステルス戦闘機が5日、愛知県豊山町の三菱重工業小牧南工場で初公開された。防衛省は平成36年までに42機を取得する計画。ロシアや航空戦力の増強を進める中国に対し、米軍とともに優勢を確保する狙いがある。

 F35は老朽化したF4戦闘機の後継機で、第5世代戦闘機に位置づけられる。米ロッキード・マーティン社製の機体はすでに4機が引き渡されており、航空自衛隊のパイロットが米西部アリゾナ州の空軍基地で訓練を行っている。残る38機は国内企業が製造に参加し、今年度中に計2機が防衛省に納入される。

 F35は、他の航空機や艦艇と情報共有できる能力が向上。空自は通常の滑走路で離着陸するA型を運用する。米海兵隊は垂直離着艦できるB型10機を今年1月、米軍岩国基地(山口県)に配備した。


公開されたF35A国内製造初号機
時事通信 6/5(月) 13:11配信

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三菱重工業で最終的に組み立てられ、公開されたF35A最新鋭ステルス戦闘機の国内製造初号機=5日午後、愛知県豊山町


フィンエアー、A350日本本格導入 成田増便分に
6/5(月) 13:09配信 Aviation Wire

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放水アーチで歓迎を受けるフィンエアーAY71便初便=17年6月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 フィンエアー(FIN/AY)は現地時間6月4日、ヘルシンキ-成田線を期間増便し、運航を開始した。週4往復を増便し、エアバスA350-900型機を投入する。通年運航の1日1往復と合わせ、週11往復を設定する。日本時間5日には、同社の日本路線に初めて定期導入したA350(登録番号OH-LWF)が到着した。

 ヘルシンキ発は日曜と月曜、水曜、金曜を設定。成田発はそれぞれ翌日となる。成田行きAY71便はヘルシンキを午後4時45分に出発し、翌日午前8時5分に到着する。折り返しのヘルシンキ行きAY72便は成田を午前9時50分に出発し、午後1時50分に到着する。

 初便となったAY71便は254人が利用。運航乗務員3人、客室乗務員11人で運航した。

 フィンエアーはA350-900を19機発注済みで、2015年10月に初号機(OH-LWA)を受領し、現在までに9機を受領済み。2023年末までに全機がそろう。座席数は297席で、ビジネス46席とエコノミーコンフォート43席、エコノミー208席の3クラス構成となっている。

 ヘルシンキ-成田線は、1日1往復をA330-300で通年運航している。同社の日本路線は成田のほか関西と中部(セントレア)の2路線を通年で1日1往復ずつ、福岡は夏期限定で週3往復を運航している。いずれもA330で運航しているが、フィンエアーの永原範昭(ながはら・ひろあき)日本支社長は、将来的には日本路線すべてにA350を投入する意向を示した。

 関空線には7月11日から10月末まで投入し、10月からは成田線の通年運航分にもA350を定期導入する。

 フィンエアーは2016年10月、ヘルシンキ-成田線にA350を初導入。機材変更により一時的に投入した。


公開されたF35A国内製造初号機
時事通信 6/5(月) 13:07配信

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三菱重工業で最終的に組み立てられ、公開されたF35A最新鋭ステルス戦闘機の国内製造初号機=5日午後、愛知県豊山町


F35、国内製造初号機公開
時事通信 6/5(月) 13:07配信

F35ax
航空自衛隊が導入するF35A最新鋭ステルス戦闘機の国内製造初号機が5日、三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で、公開された。F35は今年度中に空自三沢基地(青森県三沢市)に配備される。

2017年6月 1日 (木)

三菱MRJ、あれこれの話題・7

15年11月11日に初飛行した三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中の国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」は、現在形式証明の取得など量産機の製造に向けた飛行試験を続行中で、そうした開発進展状況のニュースについては逐次ご紹介しているが、ここではMRJに関するその他の話題をご紹介する。

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リンク:【パリ航空ショー2017】MRJの開発は2020年半ばの引き渡しに向けて順調 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、パリ航空ショー初出展終え離陸 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機がル・ブルジェ空港を出発、米国への帰途に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、次の機種は?「座席数100は需要がある」(三菱航空機社長) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ試験6号機、年内製造開始へ 水谷社長「スケジュールしんどくなる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、現時点で新規受注なし。サプライズはあるか? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、初の国際航空ショー…受注なしの見通し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機内部を公開、初飛行で操縦桿を握った安村氏らがパリへフェリー - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、試験機の機内公開 水谷社長「将来のビジネスつなげたい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「MRJ」ようやく実機展示も、ライバルさらに上空へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱航空機、MRJの販売目標は1000機以上 20年間で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの実機お披露目 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの実機お披露目=パリ航空ショー開幕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの実機お披露目=パリ航空ショー - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱重工宮永社長「強い気持ちの表われ」 MRJ、ANA塗装でパリ航空ショーお披露目 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ航空ショー、きょう開幕。「MRJ」初の実機展示で顧客の反応は? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、パリ航空ショーで展示へ 納期順守をアピール - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、パリ航空ショーに初展示へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJを前にANAHD副会長 篠辺氏「おぉ、できてるじゃないか」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの試験機、パリ航空ショーで展示へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA塗装のMRJ、パリ航空ショー初出展 ル・ブルジェ空港で準備進む - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、欧州初登場=パリ航空ショーで展示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA塗装のMRJ、パリ到着 欧州初上陸、航空ショー初出展へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着 パリ・エアショーで展示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ がパリ到着…ANA塗装で欧州初上陸、エアショーに展示予定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「MRJ」納入、19年に前倒し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ巻き返しへ!パリ航空ショーの焦点 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:型式証明を取得、パリ航空ショー出展も正念場続く「MRJ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、電気配線変更にLatecoere社選定 機体整備で米2社とも契約 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ整備、米2社と正式契約 電気配線は仏社 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

【パリ航空ショー2017】MRJの開発は2020年半ばの引き渡しに向けて順調
6/23(金) 15:11配信 Impress Watch

 三菱重工業株式会社の子会社でMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の開発、製造、販売を行なう三菱航空機は6月19日(現地時間)、フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で開かれている航空産業の商談/展示会「パリ航空ショー2017」において記者会見を開催し、グローバルの報道関係者に向けてMRJの開発進展状況などに関して説明した。

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 このなかで三菱航空機は、1月に発表した量産初号機引き渡しを2018年半ばから2020年半ばに延期したことに伴うスケジュール変更、さらには飛行試験の予定などに関して説明し、延期に伴って実施される装備品の配置変更に関してはすでにデザインが完了、電気配線の変更は予定どおりデザインプロセスが行なわれており、現在行なわれている試験飛行と合わせて、新しいターゲットとなる2020年半ばの量産初号機引き渡しに向けて、順調に進んでいるとアピールした。

■ローンチパートナーとなるANA塗装のMRJをもって、パリ航空ショーでの売り込みを目指す

 冒頭で挨拶に立った三菱航空機 取締役社長の水谷久和氏は「MRJのプログラムは徐々に進展しており、今回は我々のローンチパートナーとなるANA(全日本空輸)のカラーを塗装した試作機を持ち込んで、どの程度進展しているのかをお客さまにお見せしたいと考えた。今回は2人のチームリーダーから開発状況について説明していきたい」と述べ、今回三菱航空機がMRJをパリ航空ショーに持ち込んだことの目的を説明した。

 なお、質疑応答では、海外の報道関係者から同社が1月23日に量産初号機の引き渡しを2018年半ばから2020年半ばに延期したことを受けて、このショーで何をアピールしたいのかという質問もでたが、水谷氏は「今回来ているのは我々が開発がきちんと進んでいるということを理解をいただくことが大事だと考えている。すでにご注文をいただいているお客さまからは理解をいただいている。これから将来注文していただくお客さまに理解していただければいいと思っている」と答え、今回のパリ航空ショーに参加したのは、MRJの進展について説明し、潜在的な顧客にアピールする目的があると説明した。

■MRJはゼロから開発した飛行機となるため、過去のしがらみなく新しい世代の技術を採用できている

 引き続き、三菱航空機 営業本部 営業部長の福原裕悟氏が、MRJのリージョナルジェット(座席数が100席以下でハブ空港とローカル空港を結ぶような路線に投入されるジェット機)市場での位置付けや、そのセールスポイントなどについて説明した。福原氏は「今回初めてMRJを欧州に持ってくることができた。販売・マーケティングの観点からこのショーは重要であり、欧州の顧客に対してその高品質や高性能をアピールすることができると考えている」と述べ、MRJをパリ航空ショーに参加させた意義について説明した。

 続けて福原氏は、「リージョナルジェットは今後も年々成長していくと予想されており、2036年には1.6倍になると予想している。だからこそ我々はこの市場にコミットしていく。向こう約20年間に5000機の需要があると考えており、多くは北米、次いで欧州やアジアに需要がある」と述べ、MRJ開発の背景としてのリージョナルジェット市場の大きな可能性を語った。

 そのうえで、MRJの強みとして「MRJはクリーンシート(製品をゼロから開発すること)として設計されている。クリーンシートで設計できることがニューカマーの強みで、顧客のニーズに合わせた飛行機を提供することができる」と述べ、通常であれば従来製品の延長線上として設計されるのが飛行機開発の常道だが、新規参入した三菱航空機はゼロから設計することで、従来製品のしがらみがなく開発できることが強みだとした。それにより具体的なメリットとして、競合と比較して最大20%の低燃費のアドバンテージ、ノイズの低さなど環境への配慮、乗客への快適さの提供、最先端の15インチディスプレイを利用したコックピットデザインなどを挙げた。

■米国でのスコープ・クローズに対応するため、MRJ70からMRJ90へのコンバートも計画

 また、リージョナルジェットを米国で販売するうえでハードルの1つとなるスコープ・クローズ(Scope Clause)問題への対応についても触れた。スコープ・クローズとは、米国における航空会社とパイロットの労使協定の1つで、リージョナルジェットの座席数と重量に制限を設けるもの。米国では大手航空会社がリージョナルジェットをほかの航空会社に委託する場合があり、リージョナルジェットが大きな輸送力を持つと大手航空会社のパイロットの職域を侵すため、それを防ぐために設けられた規定。航空会社により規定は異なるが、最大76席、重量が8万6000ポンドということは共通している。

 MRJの場合、最初にリリースされるMRJ90は座席も重量も規定を超えてしまうため、それ以下のMRJ70というモデルを用意して対応する計画だ。福原氏によれば「現行のスコープ・クローズは2019年の末に改訂される予定で、そこで撤廃される可能性もある。このため、MRJ70をMRJ90にコンバートすることも可能にしている」と述べ、米国特有のニーズにもSKU構成を柔軟にすることで対応できるとアピールした。

 その後、福原氏はMRJの受注状況について説明し、ANAやJAL(日本航空)などの顧客を紹介した。また、スウェーデンのROCKTONとはまだ契約は結ばれていないが、交渉中であるとした。

 福原氏は「現在のリージョナルジェット市場はエンブラエルとボンバルディアの市場だが、現在のオーダーベースで考えれば、三菱は26%のマーケットシェアを獲れている」と説明し、三菱航空機が近い将来にシェアでエンブラエルについで第2位になれる可能性があると指摘した。

■スケジュール変更の原因となった装備品の配置はデザイン完了、電気配線のデザインは進行中

 引き続き、MRJの技術チームを率いている三菱航空機 プログラム・マネジメント・オフィス プログラム・ディレクターのアレクサンダー・ベラミー氏が登壇し、MRJの開発状況の進展に関する説明を行なった。

 ベラミー氏は「量産初号機の引き渡しのスケジュールを、装備品の配置変更と配線関連の設計変更のため、2018年半ばから2020年の半ばに変更したことを発表した。現在は飛行テストを行なっており、変更されたスケジュールでの引き渡しを実現するため全力で取り組んでいる」と述べ、1月23日に発表した設計変更によるスケジュールの変更について説明した。ベラミー氏は着任後にエンジニアリングチームを再編したことを明らかにし、各プロジェクトごとに責任者を配置して組織を整理したとした。

 MRJの開発状況については、認証要件を満たすように装備品の配置を変更することはすでにデザインが完了しており、電気関連の配線変更は、新たに開発チームを雇い、パートナーの協力を得ながら現在デザインが行なわれていると説明した。ベラミー氏によれば、パートナーはそうした飛行機の電気配線を専門に行なっているチームで、専用のツールと技術を利用して現在名古屋で開発を進めているということだった。

 今後のスケジュールについては、現在第1段階目の試験飛行を米国のモーゼスレイクで行なっており、そこに4機のテスト機を投入していくという。さらに第2段階目の試験飛行は最終的な型式証明の認証テストとなり、それは日本とモーゼスレイクで行なうことになるという。現在MRJ90の5機(10001、10002、10003、10004、10005)がテスト機として用意されており、10001~10004までがモーゼスレイクでの試験飛行に、10005が名古屋で地上テストに使われているとベラミー氏は説明した。また、最終的な型式証明の認証テストにはMRJ90が1機ないしは2機用意され、その後MRJ70のそれが用意されると説明した。

 認証機関による認証は、JCAB(国土交通省航空局)/FAA(米国連邦航空局)などの認証機関との協力のもとに行なわれており、JCABの最初のフライトは今夏に、FAAの最初のフライトは今年の終わりまでに、EASA(欧州航空安全機関)は現在検討中だとした。すでにエンジンとなるプラット・アンド・ホイットニー社の「PurePower Geared Turbofan PW1200Gエンジン」はFAAの型式証明を取得しており、それもMRJにとって大きな進展だとベラミー氏は指摘した。

 ベラミー氏は「再デザインや飛行テストは順調に進んでおり、予定どおり2020年の半ばに量産初号機を納入できるように進めたい」と述べ、再デザインによる延期はあったものの、その後は順調に進んでおり、2020年の半ばという新しい公約を守るべく開発を進めて行きたいとした。


MRJ、パリ航空ショー初出展終え離陸
6/22(木) 17:23配信 Aviation Wire

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パリ航空ショー初出展を終えル・ブルジェ空港を離陸するANA塗装を施したMRJの飛行試験3号機=17年6月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱航空機が開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が現地時間6月22日午前8時10分すぎ(日本時間同日午後3時10分すぎ)、第52回パリ航空ショーが開かれているル・ブルジェ空港を離陸し、米国の飛行試験拠点であるワシントン州モーゼルレイクへ向かった。

【パリを離れるMRJ3号機】

 MRJの実機が航空ショーに出展されたのは、今回が初めて。25日まで開かれているパリ航空ショーのうち、商談期間である22日までに受注発表には至らなかったが、三菱航空機の水谷久和社長は、機体を見学した来場者からの反応についていると評価をいただいた」と語った。

 今回展示した3号機の塗装は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに米国で塗り直された。現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に、飛行試験拠点である米ワシントン州グラントカウンティ国際空港内のモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発。カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港とグースベイ空港、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経て、15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)に、ル・ブルジェ空港へ到着した。

 22日にパリを出発した3号機は、モーゼスレイクへ戻った後は再び飛行試験に戻る。飛行試験は4機体制で進められており、2020年初頭までに機体の安全性を国が証明する型式証明(TC)の取得を目指し、合計2500時間におよぶ飛行試験を進める。三菱航空機によると、まもなく1000時間に達する見通し。

 一方、機体の再設計も同時に進められており、今秋には設計が固まる見込み。設計変更を反映した飛行試験6号機の製造開始は、年内を計画している。

 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばとなる見通しで、水谷社長によると、社内目標としては2019年を掲げているという。

 MRJはローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を発注したANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。


【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機がル・ブルジェ空港を出発、米国への帰途に
6/22(木) 15:59配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 三菱重工業と三菱航空機がパリ航空ショー2017で展示したMRJの飛行試験3号機「FTA-3(登録記号:JA23MJ)」が、6月22日(現地時間)の朝、フライトテストの地である米国に向けて出発した。

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 今回のパリ航空ショーで展示されている飛行試験機3号機は、会場では地上展示だけだったものの、自力でのフェリーフライトを経て6月15日(同)に、パリ航空ショー会場であるル・ブルジェ空港に到着。商談目的での展示であることから、23日から始まる一般デーを前に、会場をあとにした。

 一般デーを前に会場をあとにする展示機は珍しいことではなく、既報のとおりボーイング 787-10型機は会期2日目には会場をあとにしている。こうしたフェリーフライトの離陸時刻などは公表されていないが、MRJは22日8時過ぎに23滑走路から離陸。すぐにランディングギアを収納し、やや右に旋回しながらパリから旅立っていった。

 ちなみに、このJA23MJの飛行情報は、Flightradar24でも表示されているので、気になる人は追跡してみてもよいだろう。


MRJ、次の機種は?「座席数100は需要がある」(三菱航空機社長)
6/22(木) 8:28配信 ニュースイッチ

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パリ航空ジョーで実機展示したMRJ

水谷社長インタビュー「土俵に乗った実感」
  【パリ=戸村智幸】三菱航空機(愛知県豊山町)の水谷久和社長は21日、航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」会場で日刊工業新聞社の取材に応じ、開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」を実機展示したことについて、「ブラジルのエンブラエルなど競合と実機を並べて展示できた。開発が土俵に乗っていると実感を持てた」と意義を強調した。

 さらに「MRJがここまでできていると見てもらった意義がある。開発スケジュールをきっちり守る過程で、実機展示が布石になって商談に発展する可能性はある」と今後の受注への期待をあらためて示した。

 座席数88のMRJ90に続き、同76のMRJ70を開発するが、そのMRJ70の試験機の投入時期は「90の開発状況を踏まえていつごろ形にできるか判断する」と明言しなかった。

 また2機種の後の次世代機種の開発については「座席数100の機種は需要がある。50席の機種は70でカバーできる見方もある。100と50のどちらを開発するか、市場をどう見通すかが重要になる」と述べた。


MRJ試験6号機、年内製造開始へ 水谷社長「スケジュールしんどくなる」
6/22(木) 0:31配信 Aviation Wire

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17年内に飛行試験6号機の製造開始が検討されるMRJ=16年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱航空機の水谷久和社長は現地時間6月21日、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験機について、6機目の製造を年内に始める意向を示した。第52回パリ航空ショーが開かれているル・ブルジェ空港で、Aviation Wireの単独インタビューに応じた。

 MRJの飛行試験機は現在5機。初号機(登録番号JA21MJ)から4号機(JA24MJ)までの4機は、米国の飛行試験拠点であるモーゼスレイクで試験を実施しており、5号機(JA25MJ)は県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で、地上試験などに使われている。

 パリ航空ショーには、アビオニクス試験とオートパイロット(自動操縦)試験、飛行特性試験を実施している3号機(JA23MJ)を出展。米国で全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに塗り直して持ち込んだ。

 水谷社長は新たな飛行試験機について、「今年のしかるべき時期には製造に着手しないと、デリバリー(引き渡し)スケジュールがしんどくなる」と述べた。

 現在の納期は2020年半ばを計画。2020年初頭までに、機体の安全性を国が証明する型式証明(TC)の取得を目指す。6号機は現在進めている設計変更を反映し、TC取得に向けた飛行試験を米国で進めていく。


MRJ、現時点で新規受注なし。サプライズはあるか?
6/21(水) 7:31配信 ニュースイッチ

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会見する水谷三菱航空機社長

三菱航空機、パリ航空ショーで
 【パリ=戸村智幸】三菱航空機(愛知県豊山町、水谷久和社長)は、航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」で19日(現地時間)、開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」の最新状況を説明した。ただ、2016年に英国で開かれた「ファンボロー国際航空ショー」の時のような受注発表はなく、国際航空ショー初の実機を披露した前日と対照的に、寂しい内容となった。

 「新しい注文を取るのはさることながら、実機を展示して開発作業がきちんと進んでいることを理解してもらうことが重要だ」。水谷社長は記者から新規受注がないことを質問されると、今回の目的が受注獲得ではないことを強調した。

 MRJの最新状況の説明会は、パリとファンボローの両国際航空ショーの初日の恒例行事。16年はスウェーデンの航空機リース会社ロックトンから、20機の受注(10機はオプション)で基本合意したことを華々しく発表した。しかし今回は開発と営業の両責任者による説明にとどまった。

 ただ、5度目の納入延期でMRJへの信頼低下が懸念される中で、実機を展示して存在をアピールすることが、今回の最大の目標だったと言える。

 水谷社長も事前に「会期中の受注は難しい」と表明していた。重要なのはこれからだ。今秋の完了を見込む設計見直しなど、今後の開発が順調に進み、受注活動につながることが期待される。

<解説>
 エアショーでの受注会見は開幕2日目や3日目に突然設定されることもあるので、現時点で本当に受注ゼロに終わるかは分からない。ただし「受注という目的よりも、見直した計画に基づいて開発していると認識してもらうことが重要」(エアショー前の取材に対する水谷社長談)などの発言からも、相当に厳しい状況であることは伝わってくる。サプライズがあるといいのだが。


MRJ、初の国際航空ショー…受注なしの見通し
6/21(水) 7:13配信 読売新聞

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多くの報道陣がMRJの取材に訪れ、関心の高さを示した=戸田雄撮影

 【パリ=戸田雄】世界最大規模の航空見本市「パリ国際航空ショー」が19日開幕し、三菱航空機は国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の実機を初めて展示した。

 開発が順調に進んでいることをアピールする狙いだが、今回の航空ショー期間中に新たな受注は獲得できない見通しだ。小型機の需要は今後拡大が見込めるものの、ライバル社との差は広がっている。

 「MRJの開発作業がきちんと進んでいるということを理解して頂くのが、一番重要なミッションだ」

 三菱航空機の水谷久和社長は19日の記者会見で、実機を展示する意義を強調した。親会社の三菱重工業は、MRJ事業を宮永俊一社長の直轄にし、グループを挙げて開発に取り組んできた。航空見本市に初めて実機を展示できたことで、「ようやくスタートラインに立てた」(水谷社長)形だ。


【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機内部を公開、初飛行で操縦桿を握った安村氏らがパリへフェリー
6/20(火) 22:27配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 三菱重工業と三菱航空機は、パリ航空ショー2017の会場でMRJの飛行試験3号機「FTA-3」の機内を公開した。既報のとおり、三菱重工業と三菱航空機は今回のパリ航空ショーでANA塗装が施された飛行試験機の3号機を地上展示。開幕前日にはANAホールディングスの篠辺副会長も同席した記者会見が行なわれた。

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 今回のパリ航空ショーで展示されている飛行試験機3号機は2016年11月22日に初飛行した機体で、通常はブラックストライプとMRJロゴが描かれたデザイン。今回の展示のために5月にANA塗装をし直した。現在、愛知県のMRJ最終組立工場で地上試験に使われている飛行試験5号機もANA塗装が施されており、一時的ではあるが、2機のANA塗装MRJが存在する状態になっている。

 ペイントはいわゆるトリトンブルーのANA塗装をベースに、前方に「MRJ Mitsubishi Regional Jet」のロゴがあしらわれたもの。MRJのハウスカラーの特徴である、歌舞伎の化粧をモチーフにしたコックピット窓枠の端の“隈取”も通常のANAカラーにはないMRJ独特のデザインだ。なお、今回のペイントはあくまで今回のショーのためのもので、実際の機体に採用されるかは決まっていない。

 機内は飛行試験機ということもあって、配線などもむき出しの状態。旅客機として利用する場合のイメージは、過去にお伝えしている記事の客室モックアップなどを参照してほしい。コックピットは4枚のディスプレイを用いたグラスコックピットで、ジョイスティックなどではなく操縦桿を用いている。

 後方には貨物エリアがある。多くの旅客機は筒状の機体を上下に分割し、上部を客室、下部を貨物エリアとしているが、MRJは貨物エリアを機体後方のみに装備。これにより、上下を分ける床の位置を下げて、客室エリアを広くしている。これもMRJの特徴の一つであり、飛行試験機では壁のない状態でその特徴を見ることができる。旅客機となる際には、貨物室と客室を隔てる部分にギャレーやラバトリーが設置されることになる。

 この飛行試験機3号機は、米国ワシントン州のモーゼスレイクにあるグラント・カウンティ国際空港をベースに試験が行なわれており、今回のパリ航空ショーには、カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港、同グースベイ空港、そして大西洋を越えてアイスランドのレイキャビクにあるケプラヴィーク国際空港を経由。レイキャビクからパリまではノンストップで飛行した。

 このフェリーフライトを担当したのは3名のパイロットで、うち1名は、2015年11月11日に県営名古屋空港で行なわれたMRJの初飛行で操縦桿を握ったチーフパイロットの安村佳之氏。初飛行後、安村氏は現在、モーゼスレイクでテスト飛行に従事しており、「私自身は300時間とちょっと。MRJ合計では1000時間近く」の飛行時間に達している。現時点での飛行レートは「4機の飛行試験機が3時間ほどの12~13時間ほどがピーク」とのことだが、これは「これからまだ上がっていく」としている。

 初飛行後からの改善点などを尋ねると、「日々いろいろなパイロットが飛んで、いろいろなコメントが出る。数え切れないほどのパイロットコメントをアップデートした」とのことで、基本的な操縦性は変わっていないものの、ハンドリングのアップデートにより飛ばしやすくなっているという。

 ちなみに、現在はアビオニクス(航空電子機器)や、操縦性に関わるスタビリティ&コントビリティのテストが中心になっているとのこと。安村氏の見解としては「飛行レートがだいぶ上がってきている。機体自体も、フラッター試験や加重試験などの外形上の主な試験は終わっていて、もうそれらのトラブルはないと思う。あとは内部の1個1個の機器の完成度が上がっていけば型式証明が取れると思う」とし、2020年納入というスケジュールを守れることに自信をのぞかせた。


MRJ、試験機の機内公開 水谷社長「将来のビジネスつなげたい」
6/20(火) 13:10配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーで公開されたMRJ飛行試験3号機のコックピット=17年6月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱航空機は現地時間6月19日、この日開幕した第52回パリ航空ショーで全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングをまとった飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)の機内を公開した。

【MRJ機内とパリ航空ショーで飛ぶE195-E2】

 5機あるMRJの飛行試験機のうち、3号機はアビオニクス試験とオートパイロット(自動操縦)試験、飛行特性試験に使用。19日の公開時は、機体前方は試験機器などがない状態で、中央から後方は技術者が機体の状態を観測する席が設けられていた。

 このほかの飛行試験機は、初号機(JA21MJ)はシステム試験、2号機(JA22MJ)は機能・性能試験、内装を施す4号機(JA24MJ)はインテリアや騒音、防氷試験に投入。初号機から4号機までは、米モーゼスレイクを拠点に試験を進めている。

 一方、当初国内でオートパイロット試験に使用する予定だったANA塗装を施した5号機(JA25MJ)は、県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で機器配置の見直しなどに使われている。

 パリ航空ショーが開かれているル・ブルジェ空港で会見した、三菱航空機の水谷久和社長は、今回の3号機出展について「開発がきちんと進んでいることを、実機を持ち込んで世界のみなさんにお示しし、理解をいただくことが重要なミッション」と説明。「開発の実態を実機を通して御理解いただき、将来のビジネスにつなげていくきっかけになれば」と述べ、パリでの受注は難しいとの見通しを示した。

 実機を持ち込んだものの、受注は厳しいとみられるMRJ。一方、リージョナルジェット機の市場をリードするブラジルのエンブラエルは、開発中の「E2」シリーズで最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)を出展。19日には当初20日に予定していた飛行展示を前倒しして実施。約6分間のフライトを終えると、会場からは拍手が沸き起こった。

 リージョナルジェットの王者エンブラエルに対し、開発がリードしていたはずのMRJは徐々に巻き返され、苦しい戦いが続いている。


「MRJ」ようやく実機展示も、ライバルさらに上空へ
6/20(火) 11:40配信 ニュースイッチ

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披露したMRJ試験3号機の前で握手する宮永三菱重工社長(中央)と篠辺ANAホールディングス副会長(左)ら

「これ以上の納入延期はしないという決意だ」(三菱重工社長)
 【パリ=戸村智幸】三菱重工業は19日(現地時間)に開幕した航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」で、開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」の実機を国際航空ショーで初めて展示した。開発遅れでMRJへの信頼低下が懸念される中、世界の航空機産業の晴れの舞台で実機を披露し、存在感を高める狙いだ。

 パリ北東部の会場、ル・ブルジェ空港で18日、米国ワシントン州の飛行試験拠点から持ち込んだMRJ試験3号機の披露会が開かれた。第1号顧客のANAホールディングス(HD)仕様に塗装された3号機の前面が、6月のパリにしては熱い日差しを白く反射してたたずんだ。

 披露会には宮永俊一三菱重工社長が出席した。5度の納入延期を経て、開発の主体が子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)から三菱重工に移った表れと言える。

 宮永社長は自らの出席が、「これ以上の納入延期はしないという決意だ」と表明。さらにANA仕様への塗装は自身の指示だと明かした上で、「顧客のために全力で開発していると強く示すため」と狙いを説いた。

 同席した篠辺修ANAHD副会長は「開発過程でさまざまなことが起きると覚悟して発注した」と納入延期に理解を示した上で、「我々の塗装になっているのを見て、できてきていると実感した」と感慨深げだった。

 今年1月の5度目の延期決定により、量産初号機の納入予定時期は2020年半ばへと2年間遅れた。これによるマイナスイメージを払拭(ふっしょく)しようと踏み切ったのが、実機展示だ。

 航空ショーではこれまで、実物大模型(モックアップ)の展示にとどまっていた。機体を持ち込むには、型式証明取得のための飛行試験を中断する必要があったからだ。

 水谷久和三菱航空機社長は「1日でも多く飛行試験をと言う人もいた」と反対意見があったことを明かした上で、「それよりも実機展示で生まれる期待感などプラス効果を採った」と強調した。宮永三菱重工社長も「機体を見てもらうことで商談が広がっていくと願っている」と今後の受注活動の弾みになることに期待する。

 ただ、初の実機展示が意義深いのは確かだが、航空ショーの華である飛行展示を実施しないのは残念だ。米ボーイングや欧エアバスは、開発中の新型機を飛行展示や内部公開でアピールする。一方、MRJは飛行試験への影響を考えると、実機を持ち込むのが限界だった。試験機の状態という理由で、内部も公開しない。

 では次はどうか。18年に英国で開かれる「ファンボロー国際航空ショー」での飛行展示について、宮永三菱重工社長は「来年はステップアップに努める」と前向きな姿勢を示しつつ、「そのときの状況でいろいろ相談しなければならない」と付け加えた。現段階では判断しようがないのだろう。開発が順調に進み、MRJが1年後に英国の空を舞うことに期待したい。

<解説>
 やっとスタートラインに立てた、という印象。MRJを含む民間航空機の開発において「エアショーデビュー」は大きな一歩だが、この先、型式証明までの険しい道のりはまだ残されている。ライバルも手強い。MRJは地上展示のみだが、ブラジルのエンブラエルは今回、開発中の「E2シリーズ」の地上展示と飛行展示を予定している。


三菱航空機、MRJの販売目標は1000機以上 20年間で
6/20(火) 7:21配信 ロイター

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 6月19日、三菱重工業子会社の三菱航空機は、2040年近辺までに国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を1000機以上、販売する方針を示した。写真はMRJのポスター、都内で2016年10月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[パリ 19日 ロイター] - 三菱重工業<7011.T>子会社の三菱航空機は、2040年近辺までに国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を1000機以上、販売する方針を示した。

同社は同機をパリ航空ショーで展示。顧客に対し順調な進捗(しんちょく)状況を示し、2020年半ばの納入計画に変更がないことを確認していた。

三菱航空の販売マーケティング担当副社長、福原裕悟氏は、同機の販売目標について「約20年間で1000機以上」と答えた。

福原氏は19日、現時点の納入計画は427機と明かしていた。

ローンチカスタマーのANAは18日、同納入計画にコミットしていると述べた。

また福原氏は、三菱航空がブラジルのエンブラエル<EMBR3.SA>やカナダのボンバルディア<BBDb.TO>に独占されているリージョナルジェット市場で、主要2社のうちの1社になることが目標と言及。「(同市場の)リージョナルジェット機需要は今後20年間で5000機以上とみている。リージョナルジェット市場はとても堅実で、グローバルな顧客基盤を作ることが目標」と述べた。


MRJの実機お披露目
6/19(月) 20:00配信 時事通信

 【パリ時事】隔年で開催される世界最大級の航空機見本市、第52回パリ国際航空ショーが19日、パリ郊外ルブルジェで開幕した。日本からは、三菱航空機(愛知県豊山町)が国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の実機を国際航空ショーで初めてお披露目した。


MRJの実機お披露目=パリ航空ショー開幕
6/19(月) 17:00配信 時事通信

 【パリ時事】隔年で開催される世界最大級の航空機見本市、第52回パリ国際航空ショーが19日、パリ郊外ルブルジェで開幕した。日本からは、三菱航空機(愛知県豊山町)が国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の実機を国際航空ショーで初めてお披露目した。

 同社の親会社である三菱重工業の宮永俊一社長は「MRJを披露するのにこれ以上の機会はない。ぜひ間近で見てほしい」としている。

 このほか、ホンダが小型ジェット機「ホンダジェット」を出展。日本政府が川崎重工業を中心に製造するP1哨戒機も展示され、活発な商談が交わされる見通しだ。

 航空ショーは25日まで。米ボーイングや欧州のエアバスをはじめとする航空機関連の約2300社が参加し、業界関係者や一般客ら約35万人の来場が見込まれている。


MRJの実機お披露目=パリ航空ショー
時事通信 6/19(月) 16:10配信

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世界最大級の航空機見本市、第52回パリ国際航空ショーが19日、パリ郊外ルブルジェで開幕した。日本からは、三菱航空機が国産初の小型ジェット旅客機MRJの実機(写真)をお披露目した=15日撮影(同社提供)


三菱重工宮永社長「強い気持ちの表われ」 MRJ、ANA塗装でパリ航空ショーお披露目
6/19(月) 12:58配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーで展示されるANA塗装をまとったMRJの前で握手を交わす三菱重工の宮永社長(中央)と三菱航空機の水谷社長(右)、ANAホールディングスの篠辺副会長=17年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱重工業(7011)と三菱航空機は現地時間6月18日、第52回パリ航空ショーが19日から開かれるパリのル・ブルジェ空港でMRJの飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)をお披露目した。ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングをまとい、ANAを傘下に持つANAホールディングス(9202)の篠辺修副会長も出席した。

【パリに出展されたANA塗装のMRJ】

 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。1日には、PW1200GがFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得した。

 当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画。開発遅延に伴い、2016年11月からは三菱重工の宮永社長直轄の開発体制に移行した。

 今回パリへ持ち込んだのは、5機あるMRJ90の飛行試験機のうち3号機で、飛行試験の拠点である米国のモーゼスレイクには、今年4月に到着。ANA塗装には米国で塗り直し、ル・ブルジェ空港には、15日夕方に到着した。

---記事の概要---
・宮永社長「かなりの完成度」
・ANA塗装「強い気持ちの表われ」
・100席以上の着手未定

◆宮永社長「かなりの完成度」

 機体の完成度について、三菱重工の宮永俊一社長は、「かなりの完成度に来ている。そこをぜひ見ていただきたい」と自信を示した。これまでの開発遅延については「1月にも説明したとおり、国際基準の中で機体を完成していくことに、知見が足りなかった。試行錯誤でやってきて、このように解決したと示したい」と、実機をパリへ持ち込んだ意図を説明した。

 宮永社長がパリ入りしたことについて、記者から今後の開発がこれ以上遅れない意思表示かを尋ねられると、宮永社長は「そういう風に理解していただいて結構。より安全な飛行機を完成させるため、最後の検証プロセスにある。飛行機がこんなに完成していますということを、御理解いただければありがたい」と語った。

 三菱航空機の水谷久和社長は、パリに機体を持ち込んだことについて、「航空ショーで機体をお見せできて、身近な目標をクリアした。世界を代表する各社が集まっており、世界レベルではスタートラインについた」と感想を述べた。

 今後の開発スケジュールをどのようにクリアしていくかについて、水谷社長は「2019年納入の社内目標は、スケジュールを変えるわけではない。1月の新体制発表以降、新しい体制をきっちり作って運用し、それなりに成果が出始めている。この延長線上でわれわれなりにがんばって行けば、計画を守れると信じている」と語った。

 今回MRJはパリ航空ショーへ初参加となるだけではなく、欧州での実機初お披露目となった。水谷社長は欧州市場について、「北米だけではなく、欧州にもと思っており、まずはMRJ90を仕上げる。開発状況に理解を深めていただき、将来に向けての話につながっていけばよいと思う」と述べた。

◆ANA塗装「強い気持ちの表われ」

 MRJの飛行試験機5機のうち、すでにANA塗装が施され、国内での飛行試験に投入する予定だった5号機(JA25MJ)は、当面飛行しない見通し。設計変更が進んでいることから、現在は県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で、機器配置の見直しなどに使われている。

 3号機をANA塗装でパリへ出展することは、宮永社長のトップダウンで決まった。「ANAには遅れを待っていただいて申し訳ない。機体開発がここまできていると、航空ショーでお客様のために全力でやっていることをお示しする、強い気持ちの表われだ」と理由を述べた。

 一方、MRJはANA以外にも北米市場などにも顧客がおり、機体の安全性を証明する型式証明(TC)を取得するまでは、航空機メーカーの自社デザインによるカラーリングで、航空ショーなどに持ち込むのが一般的だ。

 MRJを発注している他社との関係について、宮永社長は「米国のお客様は、ローンチカスタマーとメーカーの関係をよくご存じなので、(ANA塗装で出展したことを)理解していただけると思う。ネガティブではなく、喜んでいただけると信じている」と語った。

 ANAHDの篠辺副会長は、MRJのパリ航空ショー初出展について、「飛行機を設計してから製造するまでの最終盤にきたことを証明していただけた。我々のペイントがどの段階で見られるかが、ひとつのステップだ」と語った。

 また、宮永社長の直轄体制である点について、篠辺副会長は「ありがたい。三菱重工が総力を挙げて納期に向けて進めている」と評価した。

 MRJのANA塗装は、同社が運航するボーイング787型機と同様、機体前方に大きくMRJのロゴが描かれている。量産機のデザインについて、篠辺副会長は「MRJの文言をどういう形で表現するかは、別途検討する」と述べるにとどめた。

◆100席以上の着手未定

 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工に発注し、事業化が決定した。ANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。

 一方、MRJ最大のライバルである、ブラジルのエンブラエルが開発中の「E2」シリーズは、最初の機体となるE190-E2が、2016年2月25日にロールアウト。現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195の4機種で構成する「Eジェット」の後継機で、E175-E2とE190-E2、E195-E2の3機種で構成する。

 2018年の納入開始を目指す、E190-E2のメーカー標準座席数は1クラス106席、2クラス97席、2019年前半から納入予定のE195-E2は1クラス146席、2クラス120席、2020年納入開始予定のE175-E2は1クラス88席、2クラス80席。MRJと座席数で比較すると、MRJ90にとってE190-E2が、MRJ70はE175-E2が競合となる。

 今回のパリ航空ショーでは、エンブラエルはE2シリーズ最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)を出展。地上展示するほか、飛行展示も予定している。

 80席クラスの機体から、リージョナル機では大型となる100席を超える機体まで、E2シリーズは幅広い選択肢を航空会社に提案できる。

 三菱航空機では、長胴型のMRJ100Xを100席クラスで検討している。宮永社長は、「リージョナル機のコアマーケットは、MRJ90とMRJ70のクラス。技術的に成功させることの次に、事業として成功させることが重要だ。MRJ90とMRJ70をしっかり成功させる」と述べ、当面は100席以上のクラスに着手しない考えを示した。


パリ航空ショー、きょう開幕。「MRJ」初の実機展示で顧客の反応は?
6/19(月) 10:15配信 ニュースイッチ

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パリに向けて米国から出発するMRJ試験3号機(三菱航空機提供)

納入時期前倒しに挑戦、「2強目指せる」
 世界最大の航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」が19日、パリ郊外のル・ブルジェ空港で開幕する。英国で行う「ファンボロー国際航空ショー」との隔年開催の展示会。主催者によると今回は約2300社・団体が出展し、業界関係者向けの前半4日間には15万人の来場が見込まれる。25日までの開催で、後半3日間は一般来場者向け。

 出展する日本勢最大の目玉は、三菱重工業が開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」を実機展示することだ。主要航空ショーでの同実機展示は初めて。開発が遅れる中、実機を見せて世界の航空会社へのアピールを狙う。

 このほか、日本航空宇宙工業会(SJAC)と加盟12社や、各地の中小企業が出展する。また、東京都が中小企業グループと初出展し、海外メーカーからの受注獲得を目指す。中部地方の7企業・団体もドイツの航空宇宙産業クラスターの企業と交流する。

 パリ航空ショーは2年に一度、奇数年に開かれる世界最大の航空ショー。今回、米ボーイングが小型機「737MAX」の派生機種を事業化することが予想されたり、欧州エアバスが最新鋭大型機の飛行展示を予定したりしているが、日本で最も大きなトピックとなるのは、やはりMRJの実機出展だろう。

 世界の主要な航空ショーでは、メーカーは開発中の機体を展示してPRすることが多い。一方、これまでMRJの開発遅延に苦しんできた三菱航空機は、試験作業などを最優先するため航空ショーには実物大の客室模型(モックアップ)を出展してきた。MRJの実機が航空ショーに持ち込まれるのは初めてとなる。三菱航空機の親会社である三菱重工業の宮永俊一社長も現地に出向き、記者会見を行う予定。

 三菱航空機の水谷久和社長は、ローンチカスタマーであるANAホールディングスへの納入時期について「2019年を念頭に置いて作業している」と20年半ばからの前倒しを目指している。

 量産初号機の納入時期は、5度目の延期で18年半ばから20年半ばに遅れた。水谷社長は「めどが付いたと言えるほどではないが、社内では何とか19年に頑張ろうと話している」という。

 現在、今秋の完了予定で電気配線の見直しによる機体の設計変更作業を進めている。フランス企業とパートナー契約を結び、約20人の技術者を受け入れており「彼らの力をフル活用してきっちり仕上げたい」と水谷社長。

 パリ国際航空ショーに向けては、「エンブラエルが約5割のシェアだと思っている。ボンバルディアは4割だが100席以上に注力しており、我々ががんばっていけば、新しい2強の一角を形成できるのでは」(水谷社長)と意気込む。


MRJ、パリ航空ショーで展示へ 納期順守をアピール
6/19(月) 9:44配信 ロイター

[パリ 18日 ロイター] - 三菱重工業<7011.T>子会社の三菱航空機は約半世紀ぶりとなる国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の実機を19日開幕するパリ航空ショーで展示する。現地入りした幹部らは18日、2020年半ばの納入計画に変更がないことを確認した。

MRJは開発の遅れから初号機の納入予定が5度延期されているが、三菱重工業の宮永俊一社長は18日、記者団に対し「順調な進捗(しんちょく)状況を示すための展示」と説明。

また、同航空ショーで受注についての発表は予定していないと述べた。

三菱航空の販売マーケティング担当副社長、福原裕悟氏は昨年MRJ最大20機の発注契約を結んだスウェーデンの航空機リース会社ロックトンと欧州での販売で提携することに期待感を示した。

同氏はロイターに対し、「欧州では依然として多くの地域ジェット機が運航しており、それらに取って代わる絶好の機会」と述べた。

三菱航空機の水谷久和社長は納入時期を早める可能性があるか聞かれ、2020年半ばを目指しているが開発の前倒しに尽力していると語った。

初号機の納入先であるANAホールディングスの篠辺修副会長は「われわれは(MRJ)受け入れに向けて完全に用意ができている」と述べた。


MRJ、パリ航空ショーに初展示へ
6/19(月) 8:45配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

世界最大級のフランス・パリ国際航空ショーで初めて展示される、国産初のジェット旅客機「MRJ」が現地に到着し、関係者に公開された。
初めてヨーロッパに到着した「MRJ」。
披露されたのは、アメリカを拠点に試験飛行を続けているMRJの3号機で、最初の顧客、全日空の青を基調とした塗装が特別に施されている。
世界最大級のパリ航空ショーは、2,300を超える航空関連企業が出展。
三菱重工などは、MRJの実機を展示して、2020年の初納入に向けた開発の進捗(しんちょく)状況を世界にアピールしたい考え。
三菱重工の宮永俊一社長は「飛行機がこれだけできていますと、実際に見ていただきたい」と話した。
MRJは、「パリ国際航空ショー」で、19日から3日間、公開される。

東海テレビ/FNN


【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJを前にANAHD副会長 篠辺氏「おぉ、できてるじゃないか」
6/19(月) 6:24配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 三菱重工業と三菱航空機は、パリ航空ショー2017開幕を前日に控えた6月18日(現地時間)に記者会見を実施。両社代表者と、MRJのローンチカスタマーであるANA(全日本空輸)を代表して、ANA前社長で現在はANAHD(ANAホールディングス) 取締役副会長を務める篠辺修氏が同席した。

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 すでにお伝えしているとおり、三菱重工業と三菱航空機は、今回のパリ航空ショーでANA塗装が施された飛行試験機の3号機を地上展示している。同社で「FTA-3」と呼ばれる同機は2016年11月22日初飛行し、2017年4月1日に米国のモーゼスレイクに到着。元々はブラックストライプとMRJロゴが描かれたデザインだが、今回の展示のために5月に塗装し直したという。パリには6月15日(現地時間)に到着した。

 記者会見に臨んだ三菱重工業 取締役社長CEOの宮永俊一氏と、三菱航空機 取締役社長の水谷久和氏は、ともに開発の順調さと、リージョナルジェットに新たな快適性や安全性をもたらす機体であることを改めて説明。

 宮永氏は、「プロジェクトにかける思いとコミットメント。1月に2年遅れるということを説明したが、遅れると言いながらも飛行機はほとんどできているが、安全性の証明のために万全を期すために遅れる、でも飛行機はこれだけできているということを実際に見ていただきたいと思っていた」とし、忙しいテストフライトのスケジュールを合間をぬってパリ航空ショーに出展したことに喜びを示した。

 水谷氏は「パリのこの青空で実機をご覧いただくことができてうれしく思っている。関係者一同、準備を重ねてきた甲斐があった。順調に仕上がっている。1月にお約束したスケジュールを守るべく頑張る」と改めての決意を表明した。

 今回の展示について、多くの商談が予定されていることは認めつつも、セールスの観点以上に「ここまで来ていると見ていただくことが重要」であるとしており、宮永氏は「コミットメントを示すために来た」と強調。

 水谷氏は、一部で「納入を2019年に前倒しする」との発言が報道されたことについて、「スケジュールを前倒し、変更したような報道があったことは一部にあったことは、私の思いとずれていたところがあった。特になにかを変えるわけではなく、1月の発表以降、新しい体制をきっちり作って、それを運営して成果が出始めているので、その延長線上で頑張っていければ、今の計画を守れることになると信じている。そこに(前倒しが)付いてくるということ」と説明。「我々の社内のグループ目標として“少しでも早く”という気持ちをお伝えしたかった。三菱航空機として対外的に約束しているMRJの目標納期は2020年半ばで、変わっていない」とした。

 このほか記者会見では、MRJ 90と最終組立工場での製造がスタートしたMRJ 70に続く航空機の開発についても質問が出たが、宮永氏は「まずはMRJを素晴らしい飛行機に作り上げることが大事で、総合的な航空機メーカーとしての力を長く保てるような全体的なレベルを高める。それを続けることが一番大事。我々のコアなビジネスにするためのいろいろな形で努力していく」とし、まずは両モデルの生産で技術力やビジネスとして確立するノウハウなどを習得することが重要であるとした。

□ANAHD副会長 篠辺氏「(スケジュールの遅れは)ローンチカスタマーとして理解している」

 ローンチカスタマーのANAを代表して会見に臨席したANAホールディングス 取締役副会長を務める篠辺修氏は、今回の出展に対して三菱関係者の努力への敬意や、ANA塗装が施された機体の展示に喜びの言葉を述べ、「我々はエアラインとして受け入れの準備ができており、引き続きMRJプロジェクトの進展に期待する」とした。

 また、ANA塗装のMRJをバックに行なわれた囲み取材では、「(スケジュールの遅れについては)都度ご報告をいただいていたし、実際に飛行機が飛んできて、しかも私どものロゴが入ったものを見て『おぉ、できてるじゃないか』」としたほか、「これは飛行機の設計から製造にいたる過程のなかでの最終盤であることを証明いただけたと思っている。最初に受領することになる我々のペイントをいつ実際に見られるかは一つのステップ。大変に光栄でうれしい」とコメント。今回ANA塗装機が展示されたことを「この段階まで来たな、という安心材料」とした。

 またスケジュールの遅れについては、「飛行機を使う側としては万全な飛行機にしていただきたいので、そこはローンチカスタマーとして理解しているつもりなので、これから確実にスケジュールを刻んでいただければ。開発の過程で我々にはうかがい知れないことが今後もあるかも知れないが、それを覚悟したうえで発注している」と話し、ANA側は納期予定から逆算しての受け入れ体制の修正を進めているとした。


MRJの試験機、パリ航空ショーで展示へ
6/18(日) 18:46配信 読売新聞

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パリ航空ショーで初展示される三菱航空機のMRJ=戸田雄撮影

 【パリ=戸田雄】三菱航空機は19日から開催される世界最大規模の航空見本市「パリ国際航空ショー」で、国産ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の試験機を展示する。

 MRJの納入は当初予定の2013年から大幅に遅れており、実機を展示することで世界の航空業界関係者に開発の進行をアピールする狙いがある。

 展示されるのは、米国の開発拠点でテスト飛行を行っていた試験機で、初号機の納入先となっている全日本空輸の塗装が施されている。


ANA塗装のMRJ、パリ航空ショー初出展 ル・ブルジェ空港で準備進む
6/17(土) 19:12配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ空港で展示準備が進むANA塗装が施されたMRJの飛行試験3号機=17年6月17日午前 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 パリのル・ブルジェ空港では、現地時間6月19日から開かれる世界最大規模の航空ショー「第52回パリ航空ショー」の開催準備が進んでいる。実機の出展は初となる三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」も、17日午前は好天に恵まれた会場で、空調設備などの準備が進められていた。

【パリ航空ショー会場で展示準備が進むMRJ】

 三菱航空機は親会社の三菱重工業(7011)とともに、MRJの飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)を地上展示。MRJの航空ショー出展は初めてで、欧州初お披露目となる。今回は地上展示のみで、飛行展示は行わない。

◆米国でANA塗装に

 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。6月1日には、PW1200GがFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得した。

 今回展示する3号機の塗装は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに、米国で塗り直された。現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に、飛行試験拠点である米ワシントン州グラントカウンティ国際空港内のモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発。カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港とグースベイ空港、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経て、15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)に、ル・ブルジェ空港へ到着した。

 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工に発注し、事業化が決定。開発に手間取り、当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画している。開発遅延に伴い、2016年11月からは三菱重工の宮永俊一社長直轄の開発体制に移行した。

 MRJはANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。

 MRJの飛行試験機は現在5機。すでにANA塗装が施され、国内での飛行試験に投入する予定だった5号機(JA25MJ)は、当面飛行しない見通し。設計変更が進んでいることから、現在は県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で、機器配置の見直しなどに使われている。

◆宮永社長もトップセールス

 航空ショー開幕前日の18日には、三菱重工の宮永社長や三菱航空機の水谷久和社長、ANAホールディングス(9202)の篠辺修副会長が出席し、機体をお披露目する予定。三菱航空機はANA塗装機を出展することについて、ローンチカスタマーに敬意を表するためだとしている。

 今回で52回目となるパリ航空ショーは、1909年にスタート。防衛や航空、宇宙分野を中心とする約2300社が出展し、出展総面積は32万4000平方メートル、企業が重要顧客などをもてなすシャレー(山小屋の意)は330棟、出展航空機は150機にのぼり、会期中の来場者数は業界関係者が15万人、一般は20万人を見込んでいる。

 開催は奇数年で、偶数年はロンドン近郊でファンボロー航空ショーが開かれ、1年のうち大きな商談は両航空ショーで発表されることが多い。しかし規模で比べると、パリの出展者数はファンボローの1.5倍、来場者数も2倍と、パリが大きく上回っている。

 フランスの大統領や首相をはじめとする、各国政府などの公式視察団は300団体を予定。日本からはMRJのほか、海上自衛隊の哨戒機「P-1」の出展が予定されており、P-1は飛行展示を計画している。

◆E195-E2は飛行展示も

 一方、 MRJ最大のライバルである、ブラジルのエンブラエルが開発中の「E2」シリーズは、最初の機体となるE190-E2が、2016年2月25日にロールアウト。予定を前倒しして、3カ月後の同年5月23日に初飛行に成功し、同年7月11日からロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショーに飛行試験初号機(登録番号PR-ZEY)を持ち込んで地上展示した。

 E2シリーズは、現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195の4機種で構成する「Eジェット」の後継機。E175-E2とE190-E2、E195-E2の3機種で構成する。

 2018年の納入開始を目指すE190-E2のメーカー標準座席数は1クラス106席、2クラス97席、2019年前半から納入予定のE195-E2は1クラス146席、2クラス120席、2020年納入開始予定のE175-E2は1クラス88席、2クラス80席としている。

 MRJと座席数で比較すると、MRJ90にとってE190-E2が、MRJ70はE175-E2が競合となる。

 今回のパリ航空ショーでは、E2シリーズで最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)を出展。地上展示するほか、パリ航空ショーのウェブサイトによると飛行展示も予定している。

 三菱航空機は例年、客室を模したモックアップを会場に展示し、売り込みを図ってきたが、実機の展示はE2シリーズが先行した。今回実機を初めて展示することで、各国の関係者にアピールしていく。


MRJ、欧州初登場=パリ航空ショーで展示
6/16(金) 17:00配信 時事通信

 三菱航空機(愛知県豊山町)は16日、開発中の国産初の小型ジェット旅客機、MRJ(三菱リージョナルジェット)の試験機がパリ郊外のル・ブルジェ空港に到着したと発表した。米ワシントン州の開発拠点で試験飛行を行っている試験3号機で、欧州初登場となる。19日から同空港で開催されるパリ航空ショーで地上展示する。

 世界最大規模を誇るパリ航空ショーでの展示は初めてで、開催前日の18日から21日まで実際の機体を公開する。MRJは開発の遅れから初号機の納入予定の延期が続いているが、世界の航空業界関係者に開発の進捗(しんちょく)をアピールする。


ANA塗装のMRJ、パリ到着 欧州初上陸、航空ショー初出展へ
6/16(金) 9:07配信 Aviation Wire

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三菱重工と三菱航空機がパリ航空ショーに出展するANA塗装を施したMRJの飛行試験3号機(三菱航空機提供。水平出しとトリミングを当紙編集部で実施)

 三菱重工業(7011)と三菱航空機は現地時間6月15日(日本時間16日)、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が、パリのル・ブルジェ空港に到着したと発表した。19日から同空港で開かれるパリ航空ショーで、地上展示する。MRJの実機を出展するのは初めてで、欧州上陸も初となった。

【三菱航空機が公開したANA塗装MRJの写真】

 機体の塗装は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに、米国で塗り直された。現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に、飛行試験拠点である米ワシントン州グラントカウンティ国際空港内のモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発。カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港とグースベイ空港、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経て、15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)に、ル・ブルジェ空港へ到着した。

 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工に発注し、事業化が決定。開発に手間取り、当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画している。

 MRJはANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。

 MRJの飛行試験機は現在5機。すでにANA塗装が施され、国内での飛行試験に投入する予定だった5号機(JA25MJ)は、当面飛行しない見通し。設計変更が進んでいることから、現在は県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で、機器配置の見直しなどに使われている。

 パリ航空ショーは世界最大級の航空ショーで、世界各国から航空関係者や政府要人が集まる。三菱航空機は例年、客室を模したモックアップを会場に展示し、売り込みを図ってきた。

 今回の機体お披露目には、親会社の三菱重工業(7011)の宮永俊一社長や三菱航空機の水谷久和社長、ANAホールディングス(9202)の篠辺修副会長が出席を予定。三菱航空機では、ANA塗装機を出展することについて、ローンチカスタマーに敬意を表するためだとしている。

 MRJが航空ショーに参加するのは、今回が初めて。地上展示のみで、飛行展示は行わない。また、三菱航空機は15日、3号機がANA塗装となる様子を収めた動画を公式サイト「MRJ Progress Updates」で公開した。

 MRJ最大のライバルである、ブラジルのエンブラエルが開発中の「E2」シリーズは、最初の機体となるE190-E2が、2016年2月25日にロールアウト。予定を前倒しして、3カ月後の同年5月23日に初飛行に成功し、7月11日からロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショーに飛行試験初号機(登録番号PR-ZEY)を持ち込んだ。

 E2シリーズは、現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195で構成する「Eジェット」の後継機。E175-E2とE190-E2、E195-E2の3機種で構成する。今回のパリ航空ショーでは、E2シリーズで最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)を地上展示。同機は3月7日にロールアウトした。


MRJ、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着 パリ・エアショーで展示
6/16(金) 7:03配信 sorae.jp

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MRJ、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着 パリ・エアショーで展示

三菱重工株式会社と三菱航空機が開発・製造をすすめる国産ジェット旅客機「MRJ」は、パリ・エアショーでの展示へ向けて飛行試験機がパリ郊外のル・ブルジェ空港へと到着しました。
 
今回同空港へと到着したのは、MRJの3号機。ボディーカラーはローンチカスタマーのANA仕様となっており、試験飛行を行っていた米ワシントン州のグラント・カウンティ国際空港のモーゼスレイク・フライトテスト・センターからカナダ、アイスランドを経由し、初めてヨーロッパへと到着しました。
 
現在アメリカで型式証明の取得を目指しているMRJですが、2017年5月31日には搭載するP&W(プラット・アンド・ホイットニー)製の「PurePowerギヤードターボファンPW1200Gエンジン」がFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得。さらに、2020年半ばの納入が予定されていたMRJですが2019年に納入時期が前倒しされるという報道もあります。
 
これまで紆余曲折のあったMRJの開発ですが、いよいよ納入へとむけて詰めの時期へと入りつつあるのかもしれません。


MRJ がパリ到着…ANA塗装で欧州初上陸、エアショーに展示予定
6/16(金) 2:00配信 レスポンス

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ANA塗装のMRJ

三菱重工業および三菱航空機が開発・製造を進めるMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の飛行試験機が現地時間15日(日本時間16日)、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着した。MRJにとって初の欧州上陸だ。

[関連写真]

同機は19日から同空港で開催されるパリエアショーに展示される。到着した飛行試験機は3号機で、ローンチカスタマーである全日本空輸株式会社(ANA)の塗装が施されている。

3号機は現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に米ワシントン州グラント・カウンティ国際空港内の、飛行試験拠点であるモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発した。その後カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港、グースベイ空港と、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経由し、現地時間15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)にル・ブルジェ空港に到着した。

《レスポンス 高木啓》


「MRJ」納入、19年に前倒し
6/14(水) 7:34配信 ニュースイッチ

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水谷社長

 三菱航空機(愛知県豊山町、水谷久和社長)の水谷社長は、日刊工業新聞などの取材に応じ、国産小型ジェット旅客機「MRJ」のANAホールディングスへの納入時期について「2019年を念頭に置いて作業している」と20年半ばからの前倒しを目指す考えを示した。

 量産初号機の納入時期は、5度目の延期で18年半ばから20年半ばに遅れた。水谷社長は「めどが付いたと言えるほどではないが、社内では何とか19年に頑張ろうと話している」とした。

 現在、今秋の完了予定で電気配線の見直しによる機体の設計変更作業を進めている。フランス企業とパートナー契約を結び、約20人の技術者を受け入れており「彼らの力をフル活用してきっちり仕上げたい」と強調した。

 また、19日に開幕する世界最大規模の航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」でMRJの実機を世界の主要航空ショーで初めて展示することについて「開発が前に進んでいると実感してもらえるはず」と意気込みを示した。

 パリ航空ショーでは「受注という目的よりも、見直した計画に基づいて開発していると認識してもらうことが重要」と述べ、会期中の受注獲得にはこだわらない考えを示した。


MRJ巻き返しへ!パリ航空ショーの焦点
6/13(火) 8:16配信 ニュースイッチ

実機の初出展、歴史的なポイントに
 世界最大の航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」が19―25日の7日間、パリ郊外のル・ブルジェ空港で開催される。主催者によれば、世界から航空機や部品メーカーなど2300社・団体が出展。商談者を対象とする前半4日間の「トレードデー」には15万人の来場が見込まれる。

 日本企業でも国産小型旅客機「MRJ」を開発する三菱航空機(愛知県豊山町)や、ビジネスジェット「ホンダジェット」を開発するホンダ、防衛省などが出展者リストに名を連ねており、国際的な商談や情報発信に臨む。

<MRJは歴史的な実機初出展>

 パリ航空ショーは2年に一度、奇数年に開かれる世界最大の航空ショー。今回、米ボーイングが小型機「737MAX」の派生機種を事業化することが予想されたり、欧州エアバスが最新鋭大型機の飛行展示を予定したりしているが、日本で最も大きなトピックとなるのは、やはりMRJの実機出展だろう。

 世界の主要な航空ショーでは、メーカーは開発中の機体を展示してPRすることが多い。一方、これまでMRJの開発遅延に苦しんできた三菱航空機は、試験作業などを最優先するため航空ショーには実物大の客室模型(モックアップ)を出展してきた。MRJの実機が航空ショーに持ち込まれるのは初めてとなる。三菱航空機の親会社である三菱重工業の宮永俊一社長も現地に出向き、記者会見を行う予定だ。

<MRJ開発トップが語った「人種のるつぼ」>

 5月、三菱航空機はパリ航空ショーに先立ち、航空専門ニュースサイト「AIN online」にスポンサード・コンテンツ(広告記事)を掲載。MRJのチーフエンジニアを務める岸信夫副社長名で、開発の状況を今後の方針を明らかにした。

 それによると、現在、社内に計13人いるプログラム責任者は、10カ国の異なる国々の出身者で構成されているという。三菱航空機は、過去に何度もプログラムが遅れる要因となった「型式証明」の取得作業を加速するため、2016年から外国人技術者の採用を大幅に増加。約2000人の従業員のうち600人程度は外国人で占められている。岸副社長は同じ広告記事の中でこう述べた。「グローバルの航空専門家は、日本人の設計・製造リーダーと密接に協調している。我々はこれを『三菱航空機のるつぼ』と呼んでいる」。

 三菱航空機は、日本人だけでは突破の難しかった民間航空機開発という壁を、海外の経験者を交えることで乗り越えようとしているのだ。

 MRJの開発は長らく“苦戦”が伝えられてきた。2015年11月11日の初飛行後も、三菱航空機は2度にわたり納期を延期。経営陣の交代もあった。しかし同社は、今回のパリ航空ショーに開発中のMRJの実機を持ち込むことで、開発計画が着実に進んでいることを世界にアピールする考え。実機の初展示は、設計や製造現場の士気向上にも大いに寄与しそうだ。

 もっとも、単に機体を出展するだけでは華々しさこそあれ、収益にすぐつながる“実入り”はほとんどない。パリ航空ショーでは当然、MRJの大型受注も期待されるところだ。


型式証明を取得、パリ航空ショー出展も正念場続く「MRJ」
6/3(土) 17:28配信 ニュースイッチ

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ANA仕様の試験5号機など4機の製造工程(三菱重工業提供)

設計変更完了に向け一歩一歩、量産時期は不透明
 三菱重工業と米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)は、三菱重工グループで開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」に搭載するP&W製のエンジン「PW1200G」が米国連邦航空局(FAA)の型式証明を取得、MRJの商業運航に向け、PW1200Gの信頼性が認められた。PW1200Gは約6000時間の運転で性能、耐圧、耐荷重などのデータを取得し、15種類以上の試験に成功した。

 さらに北米におけるMRJの機体MROサービス(メンテナンス、リペア、オーバーホール)のパートナーとして、「HAECO Americas」と「PEMCO World Air Services」の2社と契約を結んだ。

 また6月19日からフランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港でで開かれる世界最大級の航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」に試験機を出展する。飛行試験3号機を持ち込む計画で、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA)のカラーリングに米国で塗り直し、客室の内装を変更して航空会社やリース会社など関係者向けに公開する。

 4月に就任した三菱航空機の水谷久和社長は、今後の開発計画については秋までとする設計見直しを「必ず成し遂げる」と強調。増員した外国人技術者の知見を生かし、「当面の開発はうまくいく」(同)と手応えを示す。延期の原因となった電気配線はこのほど作業のパートナーとして「Latecoere Interconnection Systems」を選定した。

 一方、量産計画について水谷社長は「17年の時点では見えず、まだ時間がかかる」という。愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)近くの最終組立工場では、量産初号機の納入先であるANA仕様に塗装された試験5号機など4機が2本のラインに並び、組み立て作業が進む。国内での飛行試験に投入する予定だった5号機は、当面飛行しない見通しだ。

 延べ床面積約4万4000平方メートルの最終組立工場には最大12機を置けるが、4機では空きスペースが目立つ。4機は米国で飛行試験中の試験1―4号機に続く機体。

 ただ、4機の今後は不透明だ。試験5号機以外の3機は量産機として製造していたが納入延期に伴い、試験機に転用される見通し。変更内容を反映した機体で試験したいからだ。

 量産機から試験機に転用された後についても流動的だ。三菱航空機の岸信夫副社長は「試験機専用にするか、試験後に顧客に納入するか検討している」と話す。

 また、納入延期前には20年に月産10機まで増やすと掲げていた量産計画についても、「計画全体の遅れに伴って見直しており、現時点でいつ開始とは言えない」(高口宙之三菱重工MRJ事業部長)状況。

 型式証明は取得したものの事業の正念場は続く。


MRJ、電気配線変更にLatecoere社選定 機体整備で米2社とも契約
6/2(金) 17:47配信 sorae.jp

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MRJ、電気配線変更にLatecoere社選定 機体整備で米2社とも契約

三菱航空機は6月1日、MRJ Newsletterにて、リージョナルジェット「MRJ」の電気配線の設計変更作業のパートナーとしてLatecorere社を選定したと発表しました。
 
現在MRJは2017年1月に発表された設計課題の解決にむけて動いています。三菱航空機はLatecoere社とエキスパートチームを結成し、最先端の設計ツールを導入して共に課題に当たることとなります。
 
また、北米におけるMRJの機体MROサービス(メンテナンス、リペア、オーバーホール)のパートナーとして、HAECO Americas 社と PEMCO World Air Services 社と契約を結んだことも発表しています。これにより、さらにカスタマーサポートの品質が向上することが期待できるとのこと。
 
なお、現在MRJはモーゼスレイク・フライトテストセンターで試験機4機が型式証明取得に向け、テストを続けています。さらに、MRJに2基搭載されるP&W製の「PW1200G」エンジンはFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得しています。


MRJ整備、米2社と正式契約 電気配線は仏社
6/1(木) 18:34配信 Aviation Wire

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モーゼスレイクにある拠点で試験を進めるMRJ(三菱航空機提供)

 三菱航空機は、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の試験を、米ワシントン州モーゼスレイクにある飛行試験拠点で進めている。MRO(整備・改修・オーバーホール)を担う米2社と正式契約を締結し、電気配線の開発プログラムのパートナーに仏社を選定した。

 MROサービスは、HAECOアメリカとPemcoワールドエアサービスの米国2社と正式契約。北米でのMROを担う。三菱航空機は2016年7月、英国で開催されたファンボロー航空ショーで、2社との基本合意を発表していた。

 MRJは一部装備品の配置などを変更し、電気配線全体を最新の安全性適合基準を満たす設計への変更を進めている。設計変更の作業パートナーに仏Latecoere Interconnection Systems社を選定。両社で設計課題の解決に取り組む。

 6月1日には、搭載するプラット・アンド・ホイットニー(PW)製新型エンジン「PW1200G」がFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得したと発表した。

2017年5月27日 (土)

777・787・A350等、航空機一般の話題・52

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:F35、国内製造初号機公開=三菱重工が最終組み立て―17年度に空自配備・愛知 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:フィンエアー、成田~ヘルシンキ線夏期増便、エアバス A350-900型機就航セレモニー開催 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:会場から「おかえり」の声 レッドブル・エアレース千葉で零戦がエキシビション飛行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【レッドブル・エアレース千葉 2017】決勝日の6月4日に飛来した零戦(零式艦上戦闘機)動画 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバス、バイオ燃料でA350デリバリーフライト キャセイ機で実用化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:幕張の空に零戦が飛んだ! - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:世界最大のロケット打ち上げ用航空機「ストラトローンチ」披露 MS創業者が指揮 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:零戦、70年ぶりに東京湾飛ぶ 日本人パイロットが操縦、エアレース参加 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:零戦、東京湾上空でデモ飛行 現存する4機の中の1機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ゼロ戦復元機が展示飛行 レッドブル・エアレース千葉大会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「札幌もA330投入する」ハワイアン航空社長に聞く事業戦略 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ゼロ戦が東京湾上空を飛行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:零戦が東京湾上空に…「空のF1」デモ飛行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:幕張の空を零戦が、アパッチが舞う 「レッドブル・エアレース」に3万5千人が熱狂 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「零戦」が幕張の空を舞う 「レッドブル・エアレース」開幕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【レッドブル・エアレース千葉 2017】東京湾上空を零戦が飛んだ。決勝日6月4日も飛行予定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エア・カナダ、中部-バンクーバー就航 週4往復、12年ぶり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:世界最大117mの翼長を持つ空中ロケット発射輸送機が初の野外テスト - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中露がボーイング、エアバスの本丸に殴り込み - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:全日空機、エンジン不具合で引き返し…那覇空港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エンジン不具合で引き返し=伊丹行き全日空機―那覇 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<全日空>エンジン異常で緊急着陸 那覇空港に引き返す - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【レッドブル・エアレース千葉 2017】零戦の展示飛行、6月3日予選終了後と4日決勝前の2回を予定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米ユナイテッド、安全に懸念の旅客機を運用 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:世界最大の航空機公開、ロケットを空中輸送し発射 米 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:焦点:ロシアの新型ジェット旅客機、業界に大変革をもたらすか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本の航空機生産額、2兆円超えも民間機の減速鮮明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:F-35のパイロットが語る「ステルス機の絶対的な心理的優位」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【レッドブル・エアレース】零戦が日本人パイロットによって日本の空を飛ぶ 予定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JAL、成田発のオーストラリア・メルボルン線を9月1日、ハワイ・コナ線を15日開設 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JAL、成田2路線9月就航へ メルボルンとコナ パリ10月運休 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:名機DC-3、福島に飛来 元ANAパイロットとCA招待「柔らかい乗り心地」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「777X」で試される航空機サプライヤーの“工場力” - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、2014年から始めたMPL訓練で誕生した副操縦士1期生8名が乗務開始 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

F35、国内製造初号機公開=三菱重工が最終組み立て―17年度に空自配備・愛知
6/5(月) 13:01配信 時事通信

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航空自衛隊が導入するF35A最新鋭ステルス戦闘機の国内製造初号機が5日、三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で、公開された。F35は今年度中に空自三沢基地(青森県三沢市)に配備される。

 航空自衛隊が導入するF35A最新鋭ステルス戦闘機の国内製造初号機が5日、三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で、公開された。

〔写真特集〕ステルス戦闘機 F35

 F35は今年度中に空自三沢基地(青森県三沢市)に配備される。

 F35は、米英豪など9カ国が共同開発し、米ロッキード・マーチン社が中心に製造。日本の企業は開発に参加していないが、組み立てなどの製造過程の一部を担う。

 式典で、若宮健嗣防衛副大臣は「安全保障環境が一層厳しさを増す中で、F35Aの着実な取得は日本の防衛にとって重要な意義がある」と述べた。

 三菱重工の阿部直彦・執行役員は「引き続きロッキード・マーチン社とともに機体の製造に取り組み、安全で品質の高い製品を生み出す」と述べた。愛知県営名古屋空港(豊山町)で今月中旬にもF35の飛行試験を行う。

 空自は42機調達するが、4機は米政府の有償軍事援助(FMS)で完成機を調達。残る38機は三菱重工が米国から輸入した部品を最終的に組み立て、検査し納入する。今回公開された国内製造機は空自隊員の操縦訓練のため、米本土で使用される。


フィンエアー、成田~ヘルシンキ線夏期増便、エアバス A350-900型機就航セレモニー開催
6/5(月) 11:53配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 フィンエアーは6月5日~10月28日の夏期期間中、成田~ヘルシンキ線を週4便増便し、同路線をエアバス A350-900(A350 XWB)型機で運航する。

【この記事に関する別の画像を見る】

 その初便となるAY071便は、乗客254名、乗員14名で6月4日16時45分(現地時間)にヘルシンキを発ち、6月5日8時5分に成田へ着陸。2台の消防車からウォーターキャノンで祝福を受けた。

AY071便:ヘルシンキ(16時45分)発~成田(08時05分)着、月・水・金・日曜運航
AY072便:成田(09時50分)発~ヘルシンキ(13時50分)着、月・火・木・土曜運航

 AY071便が92番スポットに駐機すると、8時30分からは成田空港第2ターミナルで就航セレモニーを開催した。

 主催者を代表してフィンエアー 日本支社長 永原範昭氏が登壇し、「フィンエアーはこれまでの週7便に加えて本日から週4便を増便し、計11便が成田からヘルシンキへ運航します。これにより、10月までの期間限定でありますが、日本からは週に28便がヘルシンキへ飛ぶことになります。この数字は、日本に就航しているヨーロッパ系の航空会社では最大です。

 フィンエアーは現在、日本航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空と共同事業を展開しており、これらの路線を組み合わせることでより自由度の高い旅行を楽しんでいただけます。今後も日本の皆さまにフィンランド、そしてフィンエアーが就航する70以上の都市にお出かけいただきたいですし、ヨーロッパ各国の皆さまに日本を訪れていただけることを期待しております」と述べた。

 続いて、来賓から駐日フィンランド大使 ユッカ・シウコサーリ氏が登壇し、「昨年、日本からは23万1000人がフィンランドを訪れました。18%増という数字です。フィンエアーは成田、名古屋、関西、福岡から就航しており、東京オリンピックまでにはあと2カ所くらい増えてくれるのではと楽しみにしています。また、観光だけでなく、ビジネス、そして文化的交流も活発になってくれることを期待しています」と、2020年に向けてさらなる増便に期待を寄せた。

 国土交通省 東京航空局 成田空港事務所 成田国際空港長 木村茂夫氏は、夏期増便とA350-900型機の投入を祝福し、「日本におけるヨーロッパにもっとも近い空港であるヘルシンキとの路線が拡充され、しかも最新鋭機であるA350型機の投入をお祝いできることは、空港関係者として大きな喜びです。

 また、政府観光局の資料によると、2016年はフィンランドから2万4000人が日本を訪れており、対前年度は4.6%増で、増加傾向にあるとのことです。今回の増便、最新鋭機の投入によって、より便利で快適な空の移動が実現し、両国間の往来がますます盛んになることを期待しています」と述べた。

 最後に関係者がステージに上がり、テープカットを行なってセレモニーは閉幕した。なお、現在フィンエアーが保有するエアバス A350-900型機は9機で、10月以降成田~ヘルシンキ線はすべて同型機で運航する。


会場から「おかえり」の声 レッドブル・エアレース千葉で零戦がエキシビション飛行
6/5(月) 11:25配信 ねとらぼ

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会場に登場した零戦(零式戦闘機二二型)

 6月3日から4日まで千葉県・海浜幕張公園でレッドブル・エアレース千葉2017が行われ、エキシビションに零戦(零式艦上戦闘機)やダグラスDC-3などが登場しました。

【パイロットの顔も見える零戦と、DC-3の画像全17枚】

 今回登場した零戦は世界中に4機しか現存しない(レプリカを除く)という実機のうち、現在も飛ぶことができる唯一の機体で、日本の歴史を振り返り平和を願う「零戦里帰りプロジェクト」の一環として復元されたもの。

 パイロットを務めたのは、アメリカ在住でキャリア40年以上の飛行教官の柳田一昭さん。日本人パイロットの操縦によって「零戦」が日本の空へ里帰りすることは歴史上初の出来事です。最高時速540.8キロを誇るという機体は、大きく旋回したりして会場を沸かせました。

 世界初の大量輸送向き商業旅客機・ダグラスDC-3も優雅に登場。会場に登場したのは、2008年にスイスの時計メーカー「ブライトリング」が修復したもので、2017年3月からワールドツアー中です。

 また陸上自衛隊(防衛省)のヘリコプター「アパッチ・ロングボウ(AH-64D)」と「ヒューイ(UH-1J)」は2機編隊で登場。千葉市消防航空隊ヘリコプター「おおとり1号」「おおとり2号」などとともに会場を盛り上げました。


【レッドブル・エアレース千葉 2017】決勝日の6月4日に飛来した零戦(零式艦上戦闘機)動画
6/5(月) 8:27配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 千葉県の千葉県立幕張海浜公園で開催された「レッドブル・エアレース千葉 2017」の会場上空を零戦(零式艦上戦闘機)が飛行した。6月3日~4日の2日間で計2回、零戦が東京湾上空を飛行した。

【この記事に関する別の画像を見る】

 6月3日は予選終了後の17時30分ごろ零戦が飛来、6月4日は決勝前の12時30分ごろに零戦が飛来した。両日とも東京スカイツリー方面から飛来、会場上空を2周して飛び去って行った。

 今回飛行した零戦は「零戦里帰りプロジェクト」の一環として飛行したもので、機体は三菱重工業が1942年に製造した零式艦上戦闘機二二型で、全長9.06m、全幅12m、重量1863kg、最高速540.8km/h。南太平洋のパプアニューギニアに残された残骸から復元されたもので、世界に現存する4機(レプリカを除く)のうち、現在も空を飛ぶことのできる貴重な1機という。


エアバス、バイオ燃料でA350デリバリーフライト キャセイ機で実用化
6/5(月) 8:22配信 Aviation Wire

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キャセイパシフィック航空のA350-900=17年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアバスは、キャセイパシフィック航空(CPA/CX)に15機目のA350-900型機を引き渡した際、香港へのデリバリーフライトにバイオ燃料を10%混合したジェット燃料を使用した。

 15号機は現地時間6月1日に、A350の最終組立工場がある仏トゥールーズを出発し、香港へ向かった。エアバスによると、キャセイパシフィック航空向けのA350は、2016年5月に引き渡した初号機からバイオ燃料を混合しているという。

 バイオ燃料をデリバリーフライトに使うアイデアは、キャセイパシフィック航空が2015年にエアバスへ提案。エアバスは石油ガス会社のトタルとともに、燃料製造から顧客への機体納入までのサプライチェーンを1年前に構築し、トゥールーズで新造機を引き渡す際に、バイオ燃料を混合するオプションを2016年から提供している。

 キャセイパシフィック航空向けのA350で、これまでの15機すべてのデリバリーフライトでバイオ燃料を混合できたことで、エアバスは低二酸化炭素排出燃料のサプライチェーン構築が可能であることを証明したとしている。

 独ハンブルクや米モービルからの新造機引き渡しについては、2018年からバイオ燃料の使用を開始できる見通し。


幕張の空に零戦が飛んだ!
6/5(月) 8:16配信 ニュースイッチ

A6m310
復元された零式艦上戦闘機二二型

パプアニューギニアで発見された残骸から復元
 4日に幕張海浜公園(千葉市美浜区)で開かれたレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ。室屋義秀選手が昨年に続いて母国で優勝し、会場は大いに盛り上がった。

 今大会ではレースに加え、スペシャル・サイドアクトとして、「零式艦上戦闘機(零戦)」や往年の旅客機「ダグラスDC-3」も東京湾を舞った。特に零戦の登場は多くのファンを沸かせ、大会をさらに盛り上げた。

 今回飛行した零戦は、三菱重工業が1942年に製造した零式艦上戦闘機二二型。パプアニューギニアで発見された残骸から復元されたもので、レプリカを除けば世界に4機しかないうちの貴重な1機だ。

 当初搭載されていた中島飛行機の「栄エンジン」は修復不可能で、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のエンジンを搭載。当時の設計図を元に、38万時間という作業時間を費やして飛行可能な状態に修復したという。 

 零戦が見えると多くの観客が立ち上がり、その勇姿を収めようとカメラのシャッターを切り続けた。目の前を翼を振りながら迫り来る迫力に静まりかえるシーンも。

 「熱いレースに加え、零戦飛行などより多くの人が楽しめるような様々なアクティビティも充実し、地元でも喜んでもらえる大会になってきた」(レッドブルエアレースのエリック・ウルフ氏)。レッブル・エアレースは一部のファンだけの娯楽でなく、地元のイベントとなりつつある。


世界最大のロケット打ち上げ用航空機「ストラトローンチ」披露 MS創業者が指揮
6/5(月) 8:06配信 sorae.jp

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世界最大のロケット打ち上げ用航空機「ストラトローンチ」披露 MS創業者が指揮

マイクロソフトの共同創立者ことポール・アレンが率いるストラトローンチ・システムズ社は、モハベ砂漠にて世界最大のロケット打ち上げ用航空機を初公開しました。
 
ストラトローンチ(Stratolaunch)と名付けられたこの航空機、なんと翼幅が約120mと世界最大の航空機となります。機体重量は約23万kgで、最大離陸重量は約59万kg。ボーイング 747のエンジンを6つ搭載し、機体には28個の車輪が取り付けられているのです。
 
ストラトローンチは、ロケットを搭載して上空へと飛び立ち、空中からロケットを打ち上げます。すでにオービタルATKが「ペガサスXL」ロケットの打ち上げ契約を昨年10月に結んでいるとのこと。このペガサスXLは、2016年12月にジェット機「スターゲイザー(L-1011 )」から打ち上げられ、気象観測衛星「CYGNSS」を軌道に投入しています。
 
計画によれば、ストラトローンチの初飛行は2019年。安価な小型衛星の打ち上げ手段としての、今後が期待されます。


零戦、70年ぶりに東京湾飛ぶ 日本人パイロットが操縦、エアレース参加
6/4(日) 22:21配信 Aviation Wire

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レッドブル・エアレースに参加し東京湾上空を飛行する零戦=17年6月3日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

 零戦(ゼロ戦)の愛称で呼ばれる零式艦上戦闘機22型(製造番号:三菱第3858号)が、6月3日と4日に千葉県の幕張海浜公園で開かれた「レッドブル・エアレース千葉2017」に特別参加した。東京湾上空を零戦が飛行したのは、約70年ぶりとなった。

【東京湾上空を飛ぶ零戦】

 今回飛行した零戦は、三菱重工業(7011)が1942年に製造。全長9.06メートル、全幅12メートル、重量1863キロ、最高時速540.8キロで、1970年代にパプアニューギニアで発見された残骸をロシアで復元した。エンジンは、オリジナルの栄エンジンが修理できる状態ではなかったため、プラット・アンド・ホイットニー(PW)社製のものに換装されている。

 現存する飛行可能な零戦の復元機体は、レプリカを除くと全世界で4機で、すべてが米国籍。エアレースへの参加は、零戦の永年保存を目指すゼロエンタープライズ・ジャパン(東京・品川区)が立ち上げた「零戦里帰りプロジェクト」の一環で実施した。機体はゼロエンタープライズの米国法人が所有している。

 東京湾上空の里帰りフライトでは米国在住の日本人パイロット、柳田一昭さん(66)が操縦桿を握った。

 ゼロエンタープライズは2016年5月、鹿児島県内で零戦の試験飛行を実施。熊本地震の復興支援で、熊本空港にも着陸している。

 レッドブル・エアレースは、レースパイロットが飛行技術を競う世界選手権大会で、唯一の日本人パイロットである室屋義秀選手も出場。室屋選手は4日、昨年に続いて優勝して今季2勝目を挙げ、年間総合順位で1位となった。大会には零戦のほか、世界一周に挑戦しているダグラス(現ボーイング)DC-3型機(登録番号HB-IRJ)や、陸上自衛隊のヘリコプターなども参加した。


零戦、東京湾上空でデモ飛行 現存する4機の中の1機
6/4(日) 15:55配信 AFP=時事

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「レッドブル・エアレース千葉2017」で東京湾上空をデモ飛行する零戦(2017年6月3日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】旧日本軍の戦闘機「零式艦上戦闘機(零戦、ゼロ戦)」が3日、航空機レース「レッドブル・エアレース千葉2017(Red Bull Air Race World Championship 2017)」の企画でデモ飛行を行い、東京湾(Tokyo Bay)上空を飛んだ。レプリカを除けば世界に4機しか現存しない飛行可能な零戦の1機で、パプアニューギニアで発見された残骸から復元された。【翻訳編集】 AFPBB News

【関連写真】東京湾上空を飛ぶ「零戦」


ゼロ戦復元機が展示飛行 レッドブル・エアレース千葉大会
6/4(日) 10:16配信 千葉日報オンライン

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レース後、展示飛行を行ったゼロ戦

 3日開幕した「空のF1」と呼ばれる小型プロペラ機のレース「レッドブル・エアレース」千葉大会。レース後、千葉市美浜区の幕張海浜公園前の海上コースでは、旧日本海軍の零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の復元機が展示飛行した。

 機体は1942年製で、70年代にパプアニューギニアで発見され、カナダ製のエンジンを搭載して修復した。飛行を企画した「零戦里帰りプロジェクト」の責任者唐木芳典さん(59)は「日本が誇る技術遺産であるゼロ戦の姿を後世に継承していきたい」と話した。


「札幌もA330投入する」ハワイアン航空社長に聞く事業戦略
6/3(土) 21:51配信 Aviation Wire

 日本人に人気の高いハワイから、羽田など日本の3都市4空港へ乗り入れるハワイアン航空(HAL/HA)。2016年冬ダイヤからは、ホノルルから羽田へ週11往復のほか、ハワイ島・コナからも週3往復運航している。

【A330新仕様機の機内】

 日本航空(JAL/JL、9201)は9月、成田-コナ線を7年ぶりに復活させ、全日本空輸(ANA/NH)は2019年春から成田-ホノルル線にエアバスA380型機を投入し、大量輸送を計画するなど、ハワイ路線の競争激化が予想される。

 これら競合となる航空2社への対応策や、A330-800neo導入の進捗、改称が話題となったダニエル・K・イノウエ(ホノルル)国際空港の現状など、日本の営業チームのねぎらいを兼ねて来日したマーク・ダンカリー社長兼CEO(最高経営責任者)に話しを伺った。

◆コナ週3往復が適正

──2016年12月に開設したコナ-羽田線、状況は。

ダンカリー社長:日本から直接、コナに飛ぶことができる路線ができたことで、利用者からの評判も良い。私たちもエキサイトして取り組んでいる。小規模な市場で、1日平均で114人が利用している。

 新たな市場で、これから進化していくことになる。私たちも、時間をかけて育てていくものと捉えている。日本からハワイへ向かう利用客の95%はホノルルへ行く。

──現在は週3往復を運航している。増便は。

ダンカリー社長:それぞれの市場に対し、どれくらいの頻度が適正なのか、継続的に評価しており、現在の規模であれば、週3往復が最適解だ。利用者の反響にも満足している。利用者の中には、コナとオアフ(ホノルル)どちらにも行きたい人もいる。諸島内路線のサービスもできるので、こうしたニーズを叶えることもできる。

◆札幌にもA330新仕様機

──日本路線では、札幌線以外にA330-200の新仕様機を導入している。札幌線への展開は。

ダンカリー社長:今後投入していく。具体的な日程は検討中だが、2018年前半になるだろう。新仕様機には、フルフラットシートのビジネスクラスと、「エクストラコンフォート」と呼ぶプレミアムエコノミーを導入している。

 札幌線は2012年に就航した。日本のチーム(ハワイアン航空のスタッフ)も頑張り、需要を押し上げてくれた。旅客数も伸び、満足している。

──撤退した福岡と仙台、再就航の見込みは。

ダンカリー社長:日本でのサービス拡大を考えている。就航地は発表する段階ではない。(18機導入予定の)A321neoの納入が遅れ、年内の就航が厳しい状況だ。

──A321neoを受領後に日本路線を拡充する、ということか。

ダンカリー社長:正確に言うと、A321neoを日本路線に投入する、ということではない。現在米本土には、A330を運航している。それをA321neoに変更し、日本路線に充当する。

 日本のチームが頑張ってくれたおかげで、ここ数年伸びてきている。日本市場は戦略的に重要なので、機材が許す限り成長させていきたい。

──2019年に受領予定のA330-800neo、進捗は。

ダンカリー社長:6機を発注しているが、製造元(エアバス)と交渉している最中だ。A330neoが適切か、ほかの機材が適切かを交渉中で、決定事項ではない。今のところお伝えする事柄はない。

◆JAL/ANA対抗策

──JALが成田-コナ線を9月に就航させると、コナ線の寡占が崩れる。対抗策や考えは。

ダンカリー社長:航空業界で競争することは、当たり前のこと。私たちは羽田を発着していること、出発・到着時間が利用者にとって都合の良い時間帯であること、コナからの乗り継ぎなど、アドバンテージがある。

──ANAが2019年春からA380を成田-ホノルル線に投入し、1便につき最大600人近く運べるようになる。マイルでの特典航空券や廉売などが考えられるが、対抗策は。

ダンカリー社長:JALもANAも素晴らしい会社であり、競合としてリスペクトしている。日本の利用者にとって魅力的な航空会社であると思う。この2社と競合するのは当然のことで、今後も続いていくものだと思う。日本市場でハワイアン航空が成功できているのは、私たちにアドバンテージがあるからだ。

 私たちはハワイアンスタイルのサービスを提供し、「ハワイ体験」を求める日本の利用客から評判が良い。機内ではビジネスクラスのフルフラットシート、プレミアムエコノミーでは足元の広い席を用意し、(エコノミーとは異なる)アメニティも提供している。日本語を話す客室乗務員も乗務している。

──ANAの対抗策として、増便などを考えているか。

ダンカリー社長:いくつかアイデアはある。A321neoを2018年に受領するまでは期待できないが、整ってくれば発表できる。

──ホノルル国際空港は4月、ダニエル・K・イノウエ元上院議員の功績を讃え、名称を「ダニエル・K・イノウエ国際空港」に変更した。

ダンカリー社長:米国では重要なインフラ施設に、そのコミュニティに貢献した政治家の名前を付けることは、よくあること。ハワイでは、イノウエ元上院議員以上に貢献した人は、いないのではないか。名前を冠されるのは、適切なことだ。認知度はこれから上がっていくだろう。


ゼロ戦が東京湾上空を飛行
時事通信 6/3(土) 19:22配信

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旧日本軍の戦闘機「ゼロ戦」の飛行が3日、千葉市の幕張海浜公園で行われた。プロペラ機でタイムを競う「レッドブル・エアレース千葉2017」のイベントの一環。


零戦が東京湾上空に…「空のF1」デモ飛行
6/3(土) 19:19配信 読売新聞

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東京湾の上空を飛行する零戦(3日午後5時30分、千葉市美浜区で)=大石健登撮影

 「空のF1」とも呼ばれるレース専用飛行機の国際大会「レッドブル・エアレース」の第3戦が3日、千葉市美浜区の幕張海浜公園で開幕した。

 同日の予選レース後、会場では旧日本軍の零式艦上戦闘機(零(ゼロ)戦)を復元した飛行機がデモ飛行を行い、観客約3万5000人の注目を集めた。

 この零戦(全長約9メートル、全幅12メートル)は、1970年代にパプアニューギニアで主翼や胴体の一部が見つかり、米国などで飛行できるように復元されたもの。主催者によると、東京湾上空を零戦が飛ぶのは戦後初という。機体は轟音(ごうおん)を響かせながら大きく旋回したり、機体をほぼ垂直に傾けながら飛んだりして、ファンを沸かせた。

 レースには昨年の日本大会で初優勝した室屋義秀選手(44)が出場。トップから0秒324遅れの54秒933で、予選は4位だった。4日に決勝が行われる。


幕張の空を零戦が、アパッチが舞う 「レッドブル・エアレース」に3万5千人が熱狂
6/3(土) 18:51配信 産経新聞

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レッドブルエアレースの会場に飛来した陸上自衛隊のAH-64「アパッチ」攻撃ヘリコプター。パイロンのすぐ側を通過した=3日午前、千葉・美浜区の幕張海浜公園(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)

 「空のF1」と呼ばれる世界的航空レース「レッドブル・エアレース千葉2017」が3日、千葉市美浜区の県立幕張海浜公園で始まった。

【写真で見る】幕張「レッドブル・エアレース」

 レースは、コース全長約4キロ、高さ25メートルの障害物の間を最高時速350キロですり抜けタイムを競う3次元スポーツ。世界8都市を転戦するシリーズ第3戦で、千葉では今回で3年連続の開催となる。

 初日のこの日は予選が行われ、約3万5千人の観客が目の前で繰り広げられるレースパイロットの操縦技術に釘付けとなった。初のアジア人パイロットで千葉大会2連覇のかかるの室屋義秀選手(44)は、14選手中4位の好位置につけ、4日の決勝で逆転優勝を目指す。

 メインのエアレース以外にも、第二次世界大戦期に日本海軍の主力艦上戦闘機だった零戦や、民間旅客機界の名作機DC-3などの展示飛行などのイベントも行われ、航空ファンらから歓声を浴びていた。

 東京から友人2人と来たという坂東聖博さん(32)は「飛行機との距離感が近く、すごく迫力があった」と興奮気味だった。


「零戦」が幕張の空を舞う 「レッドブル・エアレース」開幕
6/3(土) 18:17配信 J-CASTニュース

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日本人パイロットによる「零戦」の「里帰りフライト」が実現した。後方は「パイロン」と呼ばれるレース用の障害物だ

 単発プロペラ機がコースを通過する時間を競う「レッドブル・エアレース」が2017年6月3日、幕張海浜公園(千葉市美浜区)で開幕した。エアレースが日本で開催されるのは今回が3回目。今回は旧日本軍の主力戦闘機「零戦」や往年の名旅客機として知られるDC-3型機も登場し、大勢の観客を沸かせた。

【画像】往年の名機「DC-3」もお目見え

■約38万時間かけて飛行可能な状態に復元

 零戦は、優れた機動性かから戦時中は英米から「ゼロ・ファイター」として恐れられたが、レプリカを除くと4機しか現存しない。そのうちの1機、三菱重工業が1942年に製造した「零式艦上戦闘機22型」が「里帰り」を果たした。ソロモン海戦(1942年)で撃墜されたとみられ、1970年代に南太平洋のパプアニューギニアで発見された残骸を、約38万時間かけて飛行可能な状態に復元した。当初搭載されていた中島飛行機製の「栄エンジン」は修理不能で、新たに米航空機エンジン大手、プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社のエンジンを積み直した。操縦したのは、米国在住の飛行教官の柳田一昭さん(66)。これまでも、戦後に米国人パイロットの手で零戦が日本の空を飛んだことはあったが、日本人パイロットによる「里帰り飛行」は初めてという。

DC-3は1940年製造、アメリカン航空などで活躍
 1935年に初飛行した往年の旅客機「ダグラスDC-3」も幕張の空を舞った。世界で最初の大量輸送に向いた本格的な商業用旅客機だと考えられており、1万6000機以上が製造された。今でも150機程度が飛行可能な状態だとみられている。今回飛来した機体は1940年に製造され、アメリカン航空などで世界各地を飛行。2008年にスイスの時計メーカー「ブライトリング」が修復し、17年3月に始まったワールツアーの一環として「来日」中。これまでに熊本、神戸、福島で飛行している。

 「エアレース」は6月3日には予選が行われ、14機が2回ずつ飛行。このタイムをもとに6月4日に行われる本選の組み合わせが決まった。6月4日には14機が優勝を目指して争うほか、零戦とDC-3も改めて飛行予定。


【レッドブル・エアレース千葉 2017】東京湾上空を零戦が飛んだ。決勝日6月4日も飛行予定
6/3(土) 18:10配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 千葉県の千葉県立幕張海浜公園で開催されている「レッドブル・エアレース千葉 2017」で6月3日、会場となる東京湾上空を零戦(零式艦上戦闘機)が飛行した。

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 この日会場では予選が行なわれており、予選終了後の17時30分ごろ、東京スカイツリー方面から零戦が飛来、会場上空を2周して飛び去って行った。

 今回飛行した零戦は「零戦里帰りプロジェクト」の一環として飛行したもので、機体は三菱重工業が1942年に製造した零式艦上戦闘機二二型で、全長9.06m、全幅12m、重量1863kg、最高速540.8km/h。南太平洋のパプアニューギニアに残された残骸から復元されたもので、世界に現存する4機(レプリカを除く)のうち、現在も空を飛ぶことのできる貴重な1機という。

 なお、零戦の飛行は明日も予定されており決勝前の12時30分ごろ飛行予定。

 レッドブル・エアレース千葉 2017では、決勝日6月4日は13時から14名のパイロットによる対戦「Round of 14」、その勝者7名と敗者の中から最速タイムを記録した1名を加えた対戦「Round of 8」、その勝者4名の中から最後に優勝者を決定する「Final 4」が実施される。

 なお、競技時間等のスケジュールは、天候等により大幅に変更となる可能性があるので、最新の情報は公式サイトで確認していただきたい。


エア・カナダ、中部-バンクーバー就航 週4往復、12年ぶり
6/2(金) 17:46配信 Aviation Wire

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放水アーチで歓迎を受けるエア・カナダ ルージュのAC1955便初便=17年6月2日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 エア・カナダ(ACA/AC)は現地時間6月1日、バンクーバー-中部(セントレア)線の運航を開始した。最大週4往復運航する。2005年以来およそ12年ぶりの乗り入れとなる。日本時間2日には、バンクーバー発AC1955便初便(ボーイング767-300ER型機、登録番号C-GEOU)が中部に到着した。

【離陸するバンクーバー行きAC1956初便】

 観光路線を主体とする系列のエア・カナダ ルージュ(ROU/RV)が運航する。機材は767-300ERで、座席数は282席(プレミアム24席、エコノミー258席)となる。

 運航スケジュールは、AC1955便が月曜と火曜、木曜、土曜の運航で、バンクーバーを午後0時45分に出発して翌日午後3時15分に中部へ到着。AC1956便は火曜と水曜、金曜、日曜に運航し、中部を午後4時40分に出発して午前9時55分にバンクーバーへ到着する。

 AC1955便の月曜発は2017年6月19日から9月25日まで、折り返しとなるAC1956便の火曜発は6月20日から9月26日までの運航予定となっている。

 中部国際空港会社は、就航を記念しカナダフェアを開催。メープルシロップやサーモン、エビなど、カナダ産食材を使用した料理を空港内のレストランなど提供する。6月2日から30日まで。

 ルージュは2013年7月1日に運航を開始したフルサービス航空会社で、日本路線は2015年5月に就航したバンクーバー-関西線に続いて2路線目。羽田や成田に就航しているエア・カナダよりも1席あたりの運航コストが30%低いことから、エア・カナダ本体では就航が難しい都市へはルージュが乗り入れている。

 カナダからの中部路線は11年7カ月ぶりで、エア・カナダがバンクーバーから乗り入れていた。2005年4月27日から5月28日までは週3往復、翌29日から同年10月29日までは週7往復を運航していた。


世界最大117mの翼長を持つ空中ロケット発射輸送機が初の野外テスト
6/2(金) 14:30配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 航空宇宙関連の輸送機を手がけている米Stratolaunch Systemsは5月31日(現地時間)、約117mという世界最大の翼長を持つ飛行機「Stratolaunch」の燃料テストのため、今回初めてハンガー外での動作が行なわれたことを発表した。

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 Stratolaunchは、合計28個もの車輪を持ち、機首から機尾まで約72m、全高約15m、そして約117mの翼長を備えた大型飛行機。ボーイング747のエンジンを6基搭載する。

 胴体が2つあるが、その間にロケットを搭載するようになっており、地球の低軌道(高度2,000km以下)に向けて衛星などの空中発射を行なえるのが特徴。低軌道上における空中発射の場合、地上での発射と違って場所や悪天候の影響を受けることがなく、より低コストにロケットの打ち上げが可能になるとしている。本体を含めた飛行可能な最大重量は約589トンで、約294トンの積載量を誇る。

 Stratolaunchは今後数週間から数カ月で飛行経路テストなどを行なう予定。最初のデモンストレーションは2019年早期に実施する予定としている。

 Stratolaunch Systemsは元Microsoft共同創設者のポール・アレン氏が2011年に設立した会社である。


中露がボーイング、エアバスの本丸に殴り込み
6/2(金) 6:10配信 JBpress

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イルクートのイルクーツク航空機工場で初飛行した「MC-21」(統一航空機製造企業/イルクート提供)

 5月28日、ロシアの新型旅客機「MC-21」が初飛行した。先立つ5月5日に中国で「C919」が初飛行をしている。旅客機では後発組となるロシアと中国が、相次いで旅客機を生み出した。これから戦いを挑んでいく対象のボーイング、エアバスも交えつつ、この2機種を比較してみる。

■ 同じクラスの共通点の多い旅客機

 MC-21、C919ともだいたい150人が乗れる飛行機である。運行距離が5000キロ程度の路線に投入されることもあり、近距離便だけでなく近隣国への国際線でも利用されている。

 現在はボーイングの「737」とエアバスの「A320」がこの市場を二分し、それぞれ年間500機製造しており合計で年間1000機となる。旅客機の市場の中で、このサイズの市場が数的には最も大きい。

 ちなみに150人が乗れる飛行機は日本のリージョナルジェット「MRJ」よりも1ランク大きいクラスであり、日本の生産割合が多く準国産機として話題になった「ボーイング787」よりも1ランク小さいクラスである。

 MRJのクラスの旅客機の生産数は年間200機弱、787のように200人以上の乗客の乗る旅客機では年間400機弱である。

 リージョナルジェットは地方航空会社が利用する航空機となる。一方、150人乗りクラスの旅客機は、LCCと並び日本では日本航空や全日空が自社便として運行していることも分かるとおり、フラグシップキャリアも利用する機体で、航空会社の主力として扱われる機種である。

 であるからこそ、これまで大型機も製造できる2大航空機メーカーが独占してきた。当然、主力機種になるものなので、選定も慎重になり、実績のあるボーイングやエアバスが有利である。これは新規参入者にとってはリージョナルジェットよりも高い参入障壁につながる。

 この市場ではMC-21とC919が新規参入したが、737とA320も「737MAX」、「A320neo」というエンジンを最新型に交換するマイナーチェンジが行われ、今後10年の役者が揃った感じである。

 MC-21とC919は非常に似ている。もっとも、同じ市場を目指しているので基本的な仕様は既存のボーイングやエアバスの機体とも類似になる。

 各々の基本派生を比べると乗客150人から165人の間、航続距離は5500キロから7000キロの間に入っている。乗客から見ると、横6列配置で胴体の真ん中に通路が1本走る客室は4機種共通である。

 MC-21とC919は機体の作り方でも共通点がある。双方とも機体そのものは自国で製造し、装備品と呼ばれる機器類(例えば操縦システム、油圧機器など)は輸入品を使用する(MC-21では脚や空調システムの一部などが国産化されているため、C919よりは国産化が進んでいるが、それでも装備品が輸入品中心であることには変わりない)。

 実は、こうした機器類はロックウェルコリンズ、ターレス、リープヘル、UTCエアロスペースシステムズなどの737やA320の機器類を作っている企業が供給しており、機種によって多少の差はあるが、基本的には似たようなメーカーが似たような機器を供給している。

 エンジンはMC-21では国産のエンジンを選択できるが、初飛行した機体が搭載し広く選択されると思われるのは米国製の「PW1400G」である。C919では米国のGEとフランスのスネクマの合弁企業が開発した「LEAP-1C」というエンジンを利用する。ちなみにPW1400Gはインターフェースを除くとA320neoの「PW1100G」と全く同じエンジンである。

 PW1400Gがファンとシャフトの間に変速ギアを入れているなどの差があるが、A320neoにおいて同系列のPW1100GとLEAP-1Aが選択式になってことが示すとおり、双方とも低燃費を売りとする最新のエンジンである。737MAXでは「LEAP-1シリーズ」の「LEAP-1B」を搭載する。150人クラスの旅客機は、PW1100GかLEAP-1シリーズを共用している。

 気になる品質については、両国ともボーイングやエアバスと同レベルの部品を作ることは可能である。

 その証拠として、MC-21の最終組立と操縦室周辺など一部の部品の製造を行うイルクートの工場では、A320の胴体の部品も製造しているし、737では尾翼などが中国製である。ロシアも中国もボーイング社やエアバス社の品質チェックを通る部品を製造し、ボーイングやエアバスの旅客機生産に使われているのである。

 MC-21もC919も似たようなサイズと航続距離であり、同じような欧米のメーカーが製造する部品や最新の低燃費エンジンを搭載し、ボーイングやエアバスの機体構造部品を製造できる国内工場で生産している。両機種は極めて類似性の高い機種と言うことができるが、既存のボーイング機やエアバス機とも共通性が多い。

■ MC-21とC919の相違点

 では、MC-21とC919に全く同じであるかと言うと、両機種の将来を大きく変える可能性がある違いも存在する。

 MC-21の製造元であるイルクートとその親会社である統一航空機製造企業の言うMC-21の“売り”は(1)機体の価格が安いこと、(2)燃費が良く運行コストが安いこと、(3)1人あたりの機体幅が大きいので乗客により広く快適なスペースが提供できることの3つである。

 機体そのものの価格については、確かにMC-21のカタログ価格は737やA320よりも安い。しかし、カタログ価格通りに販売されることは稀なので、参考程度にとどまる。実際の販売が始まって商談の様子が漏れ聞こえてくるまでは判断できない。

 C919についてはカタログ価格が公表されていないが、カタログ価格が公表されていたとしても事情は同じである。海外市場の同じ土俵で勝負するわけではないので、C919の価格は不透明であり続けるのではという気もする。

 問題は本当に安く作れるかということである。特に通貨ルーブルが下がった後のロシアでは人件費が安いものの、ロシアの製造業を見た日本の製造業関係者からはサイクルタイム(1つの工程の開始から終了までの時間)が長いと指摘されることが多い。例えば、射出成型機のようにサイクルが見やすい機械の前に立っているとそれがよく分かる。

 一方で、航空機産業はロシアの製造業の中では特に優秀で、ロシアの製造には時間がかかる傾向を現場でも十分認識しており、対策を行おうとしていた。結果は量産が進むまで判断は難しいが、ボーイングやエアバスよりも低コストで機体を作れる可能性は十分にある。

 1人あたりの機体の幅についてはMC-21がC919、A320、737と比べて広いのだが、その差はこのクラスの旅客機で2番目のA320と比較して1人あたり2センチである。乗客としては少しでも広い方がありがたいものの、直接の顧客である航空会社に対してどれだけの訴求力を持つかは微妙なところである。

 燃費は航空会社の利益を直接左右するものなので訴求力は大きい。燃費に影響する要素はエンジン、空力設計、機体の重量などである。

 エンジンについてはMC-21とC919は別のエンジンを採用しているが、双方とも同世代の最新エンジンであり、極端な差とはならないと思われる。これは既存のライバルである737とA320のマイナーモデルチェンジバージョンも同じである。

 空力設計は軍用機も含め多くの航空機を自力開発してきたロシアが中央流体力学研究所にノウハウを蓄積している。経験の差からロシアに軍配が上がることが推察される。

 機体重量を左右する要素として材質がある。議論があるところでもあるが、アルミ合金から炭素繊維複合材に変えると軽量化されるというのが定説である。

 MC-21では主翼と尾翼を複合材化しているが、C919では尾翼と一部胴体にとどまり、複合材化比率はMC-21が最も高い。ボーイング737では複合材化されているのは2次構造部材にとどまり限定的であり、A320も尾翼にとどまるので、MC-21がボーイング、エアバスを含む他のライバル機種に対し明らかに優位に立っていると言える点である。

 当初計画通りの重量を達成できるかは開発が終わらないとはっきりしないが、MC-21は複合材使用を増やしていることにより機体重量が軽いためライバル機種に対し燃費という重要な要素で優位に立つ可能性を持っている。

 一方、C919ではこの点では737に対して複合材使用率は多いがA320より複合材使用率が多くはない。当然、MC-21と比較すると複合材使用率は少ない。

 ここでもう1つ指摘する必要があるのは、以前の記事で紹介したとおり、MC-21では単に複合材化しただけではなく、技術動向上世界最先端となるVaRTM法を用いて主翼の1次構造部材を製造している。

 この製法はオーストリアのFACCからの技術移転で入手したものであり、MC-21の主翼のサイズの部品を十分な品質で製造できるようになることにはロシアにおける技術開発の努力が必要だった。

 単に後追いであるだけではない先進性を持っていることはロシアの底力を見せるものであるが、C919にはそのようなことはない。

 中国では製造をすることはできても、開発力はそこまでいっていないと思わせることはほかにもある。C919は一流とみなされる形式証明を取得しないのではないかと言われていることである。これは販売段階で決定的要素となり得る。

 形式証明はモデル毎の当局の認定である。形式証明がなければ、事実上、運航することができないので、航空会社では旅客機を買うことができない。本来形式証明は国ごとであるが、形式証明を出す本格的な審査をできる国は限られる。

 実態は米国のFAAと欧州のEASAの形式証明を取り込むため、この両機関の形式証明を取得することが世界中の航空会社に販売できることにつながる。

 中国でもCAACという認定機関があるが、CAACの形式証明が通用する国はアフリカ、南米などの一部の途上国に限られる。中国は「ARJ-21」という78人乗りの旅客機を開発したがFAA、EASAの形式証明が取得できていない。

 また、それ以前にソ連時代のウクライナが開発した「アントノフ24」を下敷きに「MA60」という旅客機を開発した。同様の状況なので中国と一部の途上国にしか販売できていない。C919も同じことになるだろう。

 一方、MC-21はEASAの形式証明取得に向けて準備を進めている。ロシアは1990年代の経済停滞期から脱した後、スホーイスーパージェットを開発している。EASAの形式証明も取得し、メキシコ、アイルランドの航空会社に販売している。

 MC-21のメーカーはイルクート社でスホーイスーパージェットのメーカーはスホーイであるが、親会社は同じ統一航空機製造企業で、両社の経験は共有される。

 MC-21は複合材製主翼で新技術を使っているため形式証明を取得する作業には苦労が伴うのではないかとする声もある。苦労するにしても形式証明を取得するだけの技術力はあるので、EASAの形式証明を取得し広く海外へ販売していくことができるようになると予想できる。

 では、販売においてMC-21が圧倒的に有利かと言うと必ずしもそう言い切れない。C919では中国という国の量的な大きさが大きな追い風になるからだ。MC-21のバックオーダーが175機であるのに対し、C919のバックオーダーはすでに570機だそうだ。

 海外で通用する形式証明がなくても、C919は中国の航空会社からの注文である程度の受注を確保できる。一方、MC-21は輸出にある程度成功しなければ、販売数を稼げない。

 MC-21とC919の相違点を比較すると、MC-21の技術的な優位性が見えてくる。MC-21が海外に販売できる製品であるのに対し、C919は中国国内向け製品となることが予想される。

 とはいえ、MC-21にとっても海外との商談を成立させることは楽ではなく、中国国内市場は大きい。販売面でMC-21が有利と断定できない。

■ MC-21とC919をどう評価するか

 MC-21とC919を比較すると、技術面から言えばMC-21の方がはるかにレベルの高い飛行機と言えるだろう。MC-21にはボーイング737やエアバスA320と比べても先進的な部分がある。

 一方で、航空機のビジネスは技術だけでは決まらない。旅客機という高価な商品で冒険をするリスクは避けたいので、実績が重要である。この点ではMC-21はボーイングやエアバスに対し、後発となるので実績の壁を乗り越えていくことには苦労が伴うだろう。エアバスも1970年代の立ち上げ当初は販売に大変苦労をしている。

 対するC919は海外市場で通用する形式証明が取れそうにないので、中国の外では既存の機種ともMC-21とも同じ土俵に立てない。C919は中国とその関連市場に引きこもる飛行機である。しかし、中国市場は大きく、これまでの実績も問われないので、すでに大きな受注が約束されているのである。

 どうもスタート地点では飛行機としてのできの良し悪しにかかわらず、C919が販売面で優位に立っているようだ。

 それでも飛行機として優れているのはMC-21である。ボーイング737やエアバスA320のような機種に成長する素質がある。新規参入で実績がないという壁を乗り越えることができれば、一流の航空機として世界市場で勝負していくことになるだろう。


全日空機、エンジン不具合で引き返し…那覇空港
6/1(木) 23:27配信 読売新聞

 1日午後5時40分頃、那覇発大阪(伊丹)行き全日空770便(ボーイング777―200型、乗員乗客405人)が、鹿児島県・奄美大島付近の上空を飛行中、右エンジンに不具合が発生したため引き返し、約50分後に那覇空港に着陸した。

 けが人はなかった。

 この影響で、同便は欠航となり、同空港を発着する後続の計10便に最大28分の遅れが出た。全日空が、原因を調べている。


エンジン不具合で引き返し=伊丹行き全日空機―那覇
6/1(木) 21:59配信 時事通信

 1日午後5時40分ごろ、那覇空港から伊丹空港に向かっていた全日空770便(ボーイング777―200型機)で、右側エンジンに不具合が起きた。

 同機は緊急事態を宣言、那覇空港に引き返した。乗客乗員405人にけがはなかった。

 那覇空港事務所や全日空によると、同機は午後5時18分に離陸。鹿児島県・奄美大島の南約19キロを航行中、右側のエンジンのオイル量が低下したとの表示が出たため、同エンジンを停止させた上で引き返した。

 乗客は別の機体に乗り換え、関西空港に向け出発した。同社が原因を調べている。


<全日空>エンジン異常で緊急着陸 那覇空港に引き返す
6/1(木) 21:22配信 毎日新聞

 1日午後5時40分ごろ、鹿児島県・奄美大島付近上空を飛行中の那覇発伊丹行き全日空770便(ボーイング777-200型、乗員乗客405人)が右側エンジンに異常が発生したため、那覇空港に引き返して約50分後に緊急着陸した。けが人はなかった。

 この影響で那覇空港は後続の計10便に最大28分の遅れが出た。【中村敦茂】


【レッドブル・エアレース千葉 2017】零戦の展示飛行、6月3日予選終了後と4日決勝前の2回を予定
6/1(木) 18:35配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 6月3日~4日開催の「レッドブル・エアレース千葉 2017」に登場予定の零戦(零式艦上戦闘機二二型)の展示飛行等スケジュールが公式Webサイトで公開された。

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 公式Webサイトのスケジュールによると、零戦の展示飛行は6月3日のマスタークラス予選終了後(17時15分前後)、6月4日の「マスタークラスRound of 14」開始前(12時30分頃)の2回。

 零戦の展示飛行のほかにも、6月3日~4日の両日11時から陸上自衛隊のヘリコプター「アパッチ・ロングボウ(AH-64D)」「ヒューイ(UH-1J)」が2機編成で登場。6月3日の土曜日は千葉市消防航空隊の消防ヘリコプター「おおとり」が2機編成で救難デモンストレーションを実施する。

「ブライトリング DC-3 ワールドツアー」で世界1周中のブライトリング「DC-3」も、6月3日(15時30分ごろ)、6月4日(14時30分ごろ)に登場する。

 なお、零戦とDC-3は通常よりも高度を下げて低空周回(ローパス)しながら飛行するので、観覧エリア外から見ることはできないとのこと。競技時間等のスケジュールは、天候等により大幅に変更となる可能性があるので、最新の情報は公式サイトで確認していただきたい。


米ユナイテッド、安全に懸念の旅客機を運用
6/1(木) 18:16配信 CNN.co.jp

ニューヨーク(CNNMoney) 米連邦航空局(FAA)は1日までに、米大手ユナイテッド航空が滞空性能の安全性が確認されていない機材を運用していた疑いがあるとして罰金43万5000ドル(約4829万円)を科す措置を求めた。

問題の機材は米ボーイング社製の747型旅客機で、同社は2014年、燃料ポンプの圧力スイッチを交換したが修理に必要な点検をせずに再び運航させたとしている。FAAによると、国内外の計23便に使い、FAAが問題点を指摘した後も2便に就航させた可能性があるという。

これに対しユナイテッドの報道担当者は問題点が判明後、必要な措置を直ちに講じたと主張。問題発生の経緯についてはFAAと密接に協力して調べているとも述べた。

ユナイテッド航空は今年これまで、メディアが糾弾する不祥事やトラブルが目立ち、4月には座席譲渡を拒否した乗客の強制排除問題が発生。その後も輸送したウサギが死ぬ騒ぎなども起きていた。


世界最大の航空機公開、ロケットを空中輸送し発射 米
6/1(木) 16:45配信 CNN.co.jp

(CNN) 衛星搭載のロケットを空中に輸送し、その後発射させる性能を持つ双胴型の航空機「ストラトローンチ」が5月31日、米カリフォルニア州モハベにある基地で初めて公開された。世界最大の航空機としている。

翼長は385フィート(約117メートル)、高さは50フィート、重さ50万ポンド(約227トン)の荷物積載が可能。エンジンは米ボーイング社の747型ジャンボ機が使っていた6基を備え、車輪の数は28個。

同機は米マイクロソフトの共同創業者ポール・アレン氏が設立した企業が開発したもので、今後は地上では初めてとなる燃料実験の他、整備、点検、燃料補給などの試験もモハベの航空宇宙基地で続ける予定。

開発企業幹部によると、早ければ2019年の空中発射実験を目標にしている。

アレン氏は昨年、再利用が可能なストラトローンチ開発について、衛星製造と発射時期の間にあり続ける長期の期間の大幅な削減が狙いと強調していた。同氏はまた、宇宙開発でより割安な低軌道の利用を提案してもきた。

同機は滑走路から離陸し、商業旅客機の一般的な巡航高度に達した後、ロケットを空中発射する。ロケットが軌道に到達した時刻には、ストラトローンチは滑走路に着陸し、再度の荷物搭載、再給油や再利用に備えるとしている。

今回のプロジェクトはアレン氏の企業「バルカン・エアロスペース」とバート・ルータン氏が創業した企業「スケールド・コンポジッツ」が推進している。


焦点:ロシアの新型ジェット旅客機、業界に大変革をもたらすか
6/1(木) 11:29配信 ロイター

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 5月29日、今月初飛行に成功したロシアの新型ジェット旅客機は、米ボーイングと欧州のエアバスによる2大支配に挑むには苦戦を強いられるかもしれないが、未来のジェット旅客機に大変革をもたらす可能性がある。写真は同新型ジェット旅客機「MS21」。イルクーツクで28日撮影。提供写真(2017年 ロイター/PR Department of Irkut Corporation/Handout via REUTERS)

[パリ 29日 ロイター] - 今月初飛行に成功したロシアの新型ジェット旅客機は、米ボーイングと欧州のエアバスによる2大支配に挑むには苦戦を強いられるかもしれないが、未来のジェット旅客機に大変革をもたらす可能性がある。

ロシアの統一航空機製造会社(UAC)が開発した単通路型旅客機「MS21」は、高コストのオートクレーブと呼ばれる複合材硬化炉を使わず、軽量の炭素繊維複合材で造られた主翼で飛行する初の旅客機だ。

同機は、複合材を用いた航空機建造において、より安価で早い方法を探し求める欧米ライバルたちがすでに検討しているテクノロジーの試金石となると、航空業界の幹部やサプライヤーらは指摘する。

ボーイングは次期大型旅客機「777X」向けの主翼を製造するのに世界最大のオートクレーブを建設したが、最もよく売れている737型小型機と大型機の中間に位置づけされる新型中型機(NMA)の選択肢を模索している。

「NMAの一部がオートクレーブを使用せずに製造される可能性は十分ある」と、同プロジェクトに詳しい人物はこう話した。

ボーイングの広報担当者は中型機の市場機会を研究中だとし、詳しくは語らなかった。

関係筋によると、NMAに使用するテクノロジーとしてボーイングが何を選択するかは、2030年以降に登場が見込まれ、今世紀後半になっても残るであろう次世代の737型機の基礎を築くものになるという。

ボーイングはまだ明らかにしていないが、業界筋によると、戦略のなかには座席数160─210席のジェット旅客機3機が含まれ、NMA開発で使われるのとほぼ同じ製造システムで建造されるという。

どちらも30年にわたり建造され、さらに20─30年間就航する可能性が高い。したがって、現在のテクノロジーの選択が今後75年間という壮大な年月の旅客機建造の鍵を握ることになる。

ボーイングの中型ジェット旅客機への対抗策を検討するエアバスも、このテクノロジーについて注視していると、CNNが先月報じた。 エアバスは同報道についてコメントしなかった。

<極めて重大な決断>

航空業界では1970年代から複合材が使用されているが、過去10年で特に大きな進歩を遂げた。ボーイング787型機(ドリームライナー)とエアバスA350型機が就航を開始し、大部分の金属部品が軽量の炭素繊維に代わり、燃料費を軽減できるようになった。

長距離ジェット旅客機では、燃料費が安く済めば、たとえ航空機の建造費が高くついても、それは価値あることだ。他方、NMAや未来の737型機のような、燃料が少なくて済む短距離航空機の場合、建造費を安く抑える方法を見いだすことがより重要になる。また、オートクレーブの使用を回避することもその一助となり得る。

オートクレーブを必要としないテクノロジーに賭けるのは、航空宇宙産業への比重を高めつつある米ヘクセル<HXL.N>やベルギーのソルベイ<SOLB.BR>、日本の東レ<3402.T>など、複合材を提供するサプライヤーにとっても大きなギャンブルだ。

最近パリで開催された見本市では、ヘクセルとソルベイはオートクレーブを使用しない部品の試作品を展示。量産供給に向け準備をしているという。

「オートクレーブを使用せずに、いかに早く部品を量産できるかは、航空産業における大きな課題の1つだ」とヘクセルのビジネス開発マネジャー、ヘンリ・ジラルディ氏は語る。ただし、旅客機メーカーは性能の低下は受け入れないだろうと付け加えた。

ボーイングのドリームライナーとエアバスのA350型機には、樹脂を含浸させた「プリプレグ」と呼ばれる炭素繊維が使われている。機体の部品として使われ、巨大なオートクレーブで加工される。

専門家によると、こうした部品の製造コストは、アルミニウムと比べ、30─40%程度高いという。

一方、オートクレーブを使わない新しい技術では炭素繊維織物基材を積層し、真空圧で樹脂を注入する。その後、加圧せずオーブン内で硬化させるこのプロセスは金属よりも25%のコスト増が見込まれるため、最終的には、この増加分を大幅に減らすか、なくす必要がある。

造船会社や風力発電メーカーは何年もこの技術を使用している。航空業界でも、主要ではない部分の部品では同技術が使われていた。

カナダのボンバルディアが自社の「Cシリーズ」で同技術を一部使用していたが、ロシアの新型機が主翼で採用するまで飛行に必要不可欠な部品で使われることは珍しかった。

ロシア製のMS21は、まだ大量受注はないものの、欧米大手が最近アップグレードしたモデルにとらわれず未来の航空機を考え始めたこの時期において、最新のトレンドの波に乗っていると言える。

「これ(MS21)は素晴らしいテクノロジーを体現している。実際に主要な構造部品として使われているのだから」と、同機に材料を提供しているソルベイ・コンポジットマテリアルズで戦略プロジェクトのグローバルディレクターを務めるフランク・ニキッシュ氏は語った。

同氏は、MS21の主翼がボーイング737型機やエアバスA320型機の大きさに匹敵することに注目している。

とはいえ、コストを下げるには一段の努力を要する。また、複合材料メーカーでは、航空機メーカーが考える建造ペースをサポートする態勢がまだ整っていない。

業界筋によると、ボーイングは1カ月あたり20─30機の中型機建造が予想されている。これは同社787型機の約2倍のペースにあたる。また、737型機やA320型機の後継機は、1カ月あたりの建造数が60─80機近くに設定される可能性が高いという。

提案されているボーイングの新たな中型機は、広く期待されている複合材を使いながら、以前よりもスピードアップした生産体制に業界が移行できるかどうかの試金石になると、ニキッシュ氏は指摘する。

だが、航空機メーカーによる厳しいコスト、性能、生産目標は、3方面での進展を必要とする。それは、より安価な材料、オートメーションの拡大、新技術を確実に機能させるためのコンピューターシミュレーションである。

「プリプレグ技術は、日々の知識に基づいて40年進化を続けてきた。だが新たなプロセスを導入するには、われわれはまずデータバンクを駆使して、それを予測できなければならない」とヘクセルのジラルディ氏は述べた。

(Tim Hepher記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)


日本の航空機生産額、2兆円超えも民間機の減速鮮明
5/31(水) 10:28配信 ニュースイッチ

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米ボーイングのエバレット工場(ボーイング提供)

ボーイングなどからコスト削減要求
 日本航空宇宙工業会がまとめた2016年度の航空機生産(速報値)の総額は、前年度比4・1%減の2兆427億円だった。民間航空機向け部品が大型機の需要減少で落ち込んだ。ただ、防衛や宇宙分野が底堅く推移し、2年連続で2兆円を超えた。

 16年度の生産額の内訳は民間向けが同10・9%減の1兆1788億円、防衛向けが同12・5%増の5270億円、宇宙分野が同0・3%減の3369億円。吉永泰之会長(SUBARU〈スバル〉社長)は「航空宇宙は経済を活性化する先端技術産業だ。こうした使命を肝に銘じ、産業発展に努める」という。

 右肩上がりを続けてきた民間航空機。世界市場は今後20年間で、現状比倍増の5兆ドル規模への拡大が見込まれる。米ボーイングと欧エアバスの2強を軸に、各社の受注競争は激しさを増す。

 日本メーカーと縁が深いのがボーイングだ。大型機「777」や大幅な軽量化が図られた中型機「787」など向けに、胴体や翼などメーンの機体部品から、足回りや内装など幅広い分野を担当。777で21%、787は35%を日本メーカーが担う。次期大型機『777X』でも21%での参画が決まっており、日本勢の地位は盤石となっている。

 ただ、堅調に見えた民間航空機市場にも変化の兆しが出ている。ここにきて、ボーイングとエアバスが相次いで大型機の減産を打ち出した。新興国の景気減速による需要減や、格安航空会社(LCC)の台頭に伴う小型機需要の拡大などが背景にある。

 777の受注は14年の283機をピークに、15年は58機で着地。ボーイング首脳は「必要に応じてさらに減産する可能性もある」と示唆する。エアバスも昨年、大型機「A380」の生産ペースを15年の27機から、18年までに年間12機に減らすと発表した。原油安で燃料価格が低下し、燃費性能の高い新型機への更新を先延ばしにしていることも響く。

 大型機の需要減や利幅の小さな小型機の好調を受け、機体メーカーはサプライヤーに対し、15―20%程度のコスト削減を要求している。このため、コスト圧力は大手とともに中小企業まで波及。事業成長とコストダウンの両立は、中小サプライヤーの大きな課題となっている。


F-35のパイロットが語る「ステルス機の絶対的な心理的優位」
5/31(水) 7:10配信 BUSINESS INSIDER JAPAN

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給油訓練を行うF-35B

元アメリカ海兵隊少佐ダン・フラットリー(Dan Flatley)氏は、F/A-18戦闘機で、初めてステルス戦闘機と対峙した時に感じた無力感を決して忘れることはないだろう。

【画像】F-35のパイロットとF-18のパイロットが得る情報量の間には、埋めようのないギャップがある

「私は、友軍のラプター(F-22ステルス戦闘機)が至近距離を飛行しているという連絡をAWAC(早期警戒管制機)から受けた時の不安を忘れられない」と同氏はBusiness Insiderとの電話インタビューで語った。

「私はF-22を捕捉することも、自分自身を守ることもできなかった」

長年の訓練を経て培った集中力と、極限の緊張感の中で養った状況判断力にもかかわらず、彼は恐怖を感じた。

F-22を目視で確認する以前に、フラットリー氏はすでに冷静さを失っていた。これが実際の戦闘であれば、効果的な戦闘を行える状態ではなかった。

数年後、フラットリー氏はF-35ステルス戦闘機のパイロットとなり、さらにはこうした第5世代戦闘機のパイロット訓練カリキュラムを開発することになった。この時彼は、ステルス戦闘機が持つ、圧倒的な心理的優位性を理解した。

F-35は史上最も高価な戦闘機として知られる。開発計画の遅延や予算の大幅な超過は、政権批判のための絶好の材料となっている。これに対してフラットリー氏は、ステルス戦闘機の真の威力は、値段で換算できるものではないと語った。

「情報量の格差がいかに重要かということを、ほとんどの人は分かっていない」と同氏。F-35と旧来の戦闘機の間に、スピードや旋回能力、射程距離において大きな性能差はない。だが、F-35のパイロットとF-18のパイロットが得る情報量の間には、埋めようのないギャップがある。

F-35には6台のカメラが機体のまわりに搭載されており、パイロットのヘルメット・ディスプレイには、周囲の様子が映し出される。また、F-14以来、採用されている赤外線レーダーや、数マイル先の状況を驚くべき鮮明さで表示するセンサー技術が使われている。

そして極め付きは、ステルス性能だ。F-35はあらゆる状況を把握しつつ、逆にほぼ誰からも察知されない。

AWACsに援護された旧来の戦闘機は「F-35が存在する可能性を警戒することはあっても、F-35が実際にどこにいるかは分からない」とフラットリー氏。

同氏によると、情報量で圧倒的に不利な場合、パイロットは視野や思考が極めて狭くなる。

「全てがF-35に見えてくる。レーダーで関知したものや、通信も全てをステルス戦闘機と関連づけてしまう。対応不可能な脅威を排除しようしてしまう」

戦闘において、ステルス戦闘機がもたらす恐怖と猜疑心は、「旧来の戦闘機や、敵に対して効力があるものすべて」に大きな効果をもたらすと、フラットリー氏は、改修されたF-16やF-15、さらにはロシアのS-400を例にあげた。

素晴らしく優秀なパイロットであっても、F-35が持つ心理的な優位性にはかなわない。

「彼らのスキルや技術は関係ない。技術的な格差があまりにも大きい。私はF-18のパイロットたちが目の前で旋回し、背後を晒す様子を見ることができる。なぜなら、彼らは私に全く気づかないから」

そして最終的に「我々の行動に対して、全く的外れな対応をとる結果になる。敵はステルス戦闘機を撃墜することに躍起になって必ずミスを犯し、我々に付け入る隙を与えることになる」とフラットリー氏は結んだ。

[原文:An F-35 pilot explains how the stealth fighter can have a crushing psychological effect on the enemy]

(翻訳:忍足亜輝)


【レッドブル・エアレース】零戦が日本人パイロットによって日本の空を飛ぶ 予定
5/30(火) 21:45配信 レスポンス

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写真提供:零戦里帰りプロジェクト

6月3~4日に千葉市の幕張海浜公園と近隣上空で行なわれる「レッドブル・エアレース千葉2017」において、ゼロエンタープライズ・ジャパンが所有する「零戦」が飛行する。

[関連写真]

里帰り飛行で操縦桿を握るのはアメリカ在住、キャリア40年以上の飛行教官の柳田一昭氏(66歳)。日本人パイロットの操縦によって「零戦」が日本の空へ里帰りするのは初の出来事だ。東京湾の空を飛ぶのも約70年ぶりになるだろう。

今回飛行する「零式艦上戦闘機(零戦)」は三菱重工業が1942年に製造した零式艦上戦闘機二二型だ。全長9.06メートル、全幅12メートル、重量1863kg、最高速度540.8km/hというスペック。南太平洋のパプアニューギニアに落ちていた残骸から復元されたもので、世界に現存する4機(レプリカを除く)のうち、現在も空を飛ぶことのできる貴重な1機だ。

今回の飛行は「零戦里帰りプロジェクト」の一環でもある。

《レスポンス 高木啓》


JAL、成田発のオーストラリア・メルボルン線を9月1日、ハワイ・コナ線を15日開設
5/29(月) 17:35配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 JAL(日本航空)は、2017年度路線便数計画を変更し、9月1日から成田~オーストラリア・メルボルン線、9月15日から成田~ハワイ・コナ線を開設することを発表した。

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 コナ線は2010年10月以来、約7年ぶりの運航。いずれも毎日運航される。

■JALが9月1日から毎日運航する成田~メルボルン線

JL773便:成田(10時30分)発~メルボルン(21時55分)着 ※10月1日~28日は22時55分にメルボルン着
JL774便:メルボルン(00時05分)発~成田(09時05分)着 ※10月2日~28日は00時35分にメルボルン発、08時35分に成田着

 オーストラリア第2位の人口を擁する都市、ビクトリア州メルボルンに就航することで、既存の成田~シドニー線とともにオセアニア地区でのネットワークをさらに強化していくという。

 既存の成田~シドニー線は成田を夜出発しシドニーに朝到着、シドニーを朝出発し成田に夕方到着というダイヤのため、成田を朝出発しメルボルンに夜到着、メルボルンを夜出発し成田に朝到着する新路線を開設することで、利用客の選択肢が増えることになる。

 機材はボーイング 787-8型機(SS8)で、ビジネスクラスはJAL SKY SUITEで38席、プレミアムエコノミークラスはJAL SKY PREMIUMで35席、エコノミークラスはJAL SKY WIDER IIで88席の合計161席。

■JALが9月15日から毎日運航する成田~コナ線

JL770便:成田(21時25分)発~コナ(10時15分)着 ※10月1日~28日は10分早着
JL779便:コナ(12時15分)発~成田(翌16時00分)着 ※10月1日~28日は10分早発

 JALは成田から1日4便、関西国際空港から1日1便、セントレア(中部国際空港)から1日1便の合計6便のオアフ島・ホノルル線を運航しているが、ハワイ島・コナ線の運航は同社では2010年10月以来約7年振りとなる。

 ハワイ島はビッグアイランドの名称で知られ、自然が豊富でハワイ諸島でも人気のディスティネーションとなっている。

 機材はボーイング 767-300ER型機(SS6)で、ビジネスクラスはSKY SUITE IIで24席、エコノミークラスはSKY WIDER IIで175席の合計199席。

 また、この発表において成田~パリ線(JL415/416)を10月29日から運休するとしている。ちなみに羽田~パリ線のデイリー運航は継続される。


JAL、成田2路線9月就航へ メルボルンとコナ パリ10月運休
5/29(月) 17:18配信 Aviation Wire

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9月に成田2路線を開設するJAL=16年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)は5月29日、9月に成田-豪メルボルン線とハワイ島・コナ線を開設すると発表した。メルボルンへの乗り入れは初めて。コナは2010年10月以来、およそ7年ぶりに再就航する。また、10月から成田-パリ線を運休する。

◆メルボルン9月1日から

 成田-メルボルン線は9月1日から、1日1往復を運航する。運航機材はボーイング787-8型機の新仕様機「スカイスイート787(SS8)」(161席:ビジネス38席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー88席)を投入する。

 メルボルン行きJL773便は成田を午前10時30分に出発し、午後9時55分に到着する。成田行きJL774便はメルボルンを午前0時5分に出発し、午前9時5分に到着する。メルボルン発は現地時間9月2日から運航を開始する。

 JALがメルボルンに乗り入れるのは初めて。JALが運航する豪州路線は、成田-シドニー線に続く2路線目となる。シドニー早朝着・午前発とは異なるスケジュールを設定することで、利用客の利便性向上を図る。

 成田-メルボルン線は現在、JALと同じ航空連合「ワンワールド・アライアンス」に所属するカンタス航空(QFA/QF)が、週6往復を運航している。

◆コナは往復とも直行

 成田-コナ線は9月15日から、1日1往復を直行便で運航する。運航機材は767-300ER「スカイスイート767(SS6)」(199席:ビジネス24席、エコノミー175席)を投入する。

 コナ行きJL770便は成田を午後9時25分に出発し、午前10時15分に到着する。成田行きJL779便はコナを午後0時15分に出発し、翌日午後4時に到着する。

 JALのハワイ路線は現在はホノルル線のみで、成田から1日4往復、関西と中部(セントレア)からは1往復ずつ運航している。羽田からも1日1往復を運航していたが、4月1日に羽田-ニューヨーク線を就航したことで、発着枠の関係により同日から運休。成田発着に変更している。

 コナ線は1996年6月から、週3往復で運航を開始。成田発はコナへ直行し、コナからはホノルルを経由し運航していた。2010年10月の運休まで三角運航を継続し、1日1往復を運航していた。

 コナからの日本路線は、ハワイアン航空(HAL/HA)が2016年12月20日から、羽田への乗り入れを開始。週3往復を深夜便で運航している。

◆パリは羽田集約

 成田-パリ線は、10月29日の冬ダイヤから運休する。パリ線は羽田発着に集約し、1日1往復の運航を継続する。

 JALの成田-パリ線は現在、1日1往復を787-8(SS8)で運航している。同路線はフランス国内で発生したテロの影響を受け需要が大幅に低迷し、2016年と2017年は、それぞれ1月から2月にかけて期間運休した。

 同路線は全日本空輸(ANA/NH)も運航していたが、2015年10月25日から運休し、羽田に集約している。

◆3月末で監視終了

 JALは3月31日まで、国土交通省航空局(JCAB)が2012年8月10日に示した文書「日本航空への企業再生への対応について」(いわゆる8.10ペーパー)に基づき、新規の大型投資や新路線開設が監視対象になっていた。

 JALは2010年1月19日に経営破綻。企業再生支援機構の支援により、2012年9月19日に東京証券取引所第1部へ2年7カ月ぶりに再上場を果たした。再上場により、機構は保有する1億7500万株をすべて売却し、出資した3500億円の約2倍にあたる額を国庫に返納している。


名機DC-3、福島に飛来 元ANAパイロットとCA招待「柔らかい乗り心地」
5/28(日) 22:35配信 Aviation Wire

Dc3
福島空港でブライトリングのDC-3をバックに記念撮影に応じる(右から)元ANA客室乗務員の林道子さん、元ANAパイロットの昼間才蔵さん、客室乗務員の初代制服を着用した福島空港の地上係員=17年5月26日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

 世界一周に挑戦しているダグラス(現ボーイング)DC-3型機(登録番号HB-IRJ)が5月26日と27日、福島空港で地元の子供たちを招待して遊覧飛行した。かつてDC-3を運航していた全日本空輸(ANA/NH)のパイロットと客室乗務員も26日に招待され、当時を懐かしんだ。

【福島を飛ぶDC-3】

◆「パイロットになりたい」

 DC-3は、1935年12月17日に初飛行した双発のプロペラ機。今回飛来した機体の維持・保存を支援しているスイスの高級時計メーカー、ブライトリングによると、DC-3は1万6000機以上が製造され、うち487機は日本でライセンス生産されたが、現在飛行できる機体は世界で約150機だという。日本では、ANAなどが運航した。

 今回飛来したDC-3は、77年前の1940年3月9日に初飛行し、これまでの飛行時間は約7万4500時間。アメリカン航空(AAL/AA)向けに製造された機体で、第二次世界大戦中の1942年から44年までは、米軍に輸送機として徴用された歴史を持ち、戦後は再び民間の航空会社で活躍した。現在はブライトリングのカラーが施されている。

 コックピットは、シートや航法装置、無線機以外はオリジナルの状態を保っている。客室の座席数は通常23席だが、日本飛来時は14席。長距離を飛行する際、機内に追加の燃料タンクを設置できるようにするためだという。

 ブライトリングでは、機体が77歳を迎えたことを記念し、世界一周に挑戦するワールドツアーを実施。3月9日にスイスのジュネーブを出発後、東欧や中東、インド、東南アジアを経由して、4月29日に日本最初の寄港地となる熊本へ到着した。翌30日と5月1日は熊本城や阿蘇山の上空を飛行し、5月5日は岩国基地(山口県)のフレンドシップデーの会場に地上展示され、19日から21日までの3日間は、神戸・大阪上空を飛行した。

 福島空港では、神戸に続いてフランシスコ・アグーロ機長とラファエル・ファブレ機長が操縦を担当。26日は3回予定していたフライトのうち、午前中の1回目は雲が低くタキシングのみだったが、2回目と3回目は離陸後に郡山上空を飛行し、福島へ戻った。

 3回目に搭乗した子供たちは、アグーロ機長らの計らいにより、上空でコックピットを見学。子供たちが「パイロットになりたい」と言ってくれたことを喜んでいた。

◆柔らかい乗り心地

 かつてANAのDC-3に乗務し、今回招待を受けたのは元パイロットで神奈川県在住の昼間才蔵さん(81)と、元客室乗務員で東京都在住の林道子さん(76)。ANAは前身となる日本ヘリコプター輸送時代の1955年11月15日に、DC-3を東京(羽田)-名古屋(小牧)-大阪(伊丹)線に就航させた。

 1961年2月入社の昼間さんは、同年11月にDC-3のライセンスを取得し、副操縦士として乗務。その後はビッカース・バイカウントや日本航空機製造YS-11A、ボーイング727、747に乗務した。1963年4月入社の林さんも、DC-3に乗務していた。

 昼間さんは、「時速250キロと、今の新幹線より遅い速度で飛行していたので、その分風を柔らかく感じました。その後はDC-3よりも速い航空機に乗務しましたが、速度が速くなればなるほど、当たる風がよりゴツゴツと感じるんです。DC-3は柔らかい乗り心地という印象でした」と振り返る。

 林さんは、「この機体は1940年生まれなので、私のお姉さんなんだなと感じましたね。実機を目の前にして、心が震えました。体験搭乗させていただきましたが、エンジンの響きと、床が斜めになっている点などが懐かしく、とても感激しました」と喜ぶ。

 「厳しい訓練が終わり、最初のフライトも一人乗務でとても緊張したことを思い出しました。ですが、DC-3はとても安心感がありましたね」(林さん)と、新人時代を思い出していた。

 アグーロ機長らと福島の子供たちがふれあったことについて、昼間さんは「英語で会話したり、コックピットを見せてもらった体験が、子供たちの将来にどういう影響を与えるのかが気になりますね。きっと素晴らしい体験になったのでは」と、未来のパイロット誕生に期待を寄せた。

 機内がきれいだと感心した様子の林さんは、「こんなに大切にされいるんですね」と、喜んでいた。

 DC-3は今後、6月3日と4日に千葉県幕張で開かれる「レッドブル・エアレース千葉2017」に参加。その後、太平洋を横断して米国全土を巡り、グリーンランドとアイスランドを経由して欧州へ戻る。9月に開催される「ブライトリング・シオン・エアショー2017」が、世界一周のゴールとなる。


「777X」で試される航空機サプライヤーの“工場力”
5/27(土) 10:31配信 ニュースイッチ

777x
ボーイングの次期大型機「777X」

川重、岐阜工場をスマートファクトリー化
 川崎重工業は航空機部品工場を、次世代工場「スマートファクトリー」化する。まずは岐阜工場(岐阜県各務原市)の米ボーイングの次世代大型機「777X」向け機体部品の生産ラインに、電子荷札(ICタグ)などを用いて部品の生産状況を可視化する。数千に上る部品をIoT(モノのインターネット)で一元管理し、生産性向上やトレーサビリティー(履歴管理)促進につなげる。10月に試験運用を始め、2019年度に一部ラインへ本格採用を目指す。

 岐阜工場は4月から、777Xの前部・中部胴体向けスキンパネル(外板)の主要部品を生産している。スキンパネルの加工工場とサブ組立工場の一部にIoTシステムを構築し、10月にも試験運用を始める。投資額は約2億円。

 システムはロボットの稼働状況や作業員の手作業による作業の進捗(しんちょく)状況など複雑な生産ラインの情報をデジタル化する。部品加工などを委託する100社弱の協力会社もネットワーク化し、サプライチェーン全体で管理することも検討する。

 現場作業者にはタブレット(携帯型情報端末)を持たせ、手元で状況を確認できるようにする。タブレットは数十台を試験的に採用し、最終的には最大3000台の導入を視野に入れる。

 岐阜工場はボーイング向けのほか、ヘリコプターや防衛省向け航空機を製造しており、数十万点の部品を生産している。IoTで生産状況を随時管理することで、組み立てなど後工程に効率良く部品を供給する。

三菱重工は広島に混流ライン
 一方、「777X」向け胴体部品について今秋から本格生産に入る三菱重工業。広島製作所江波工場(広島市中区)で自動化を軸とする生産ラインを構築し、1ラインで13種類を製造する混流生産を始める。小型機を主力とする格安航空会社(LCC)の台頭などで、大型機需要は踊り場を迎えている。抜本的な生産改革で機体部品事業の収益性を高める。

 三菱重工は現行機「777」と同様、777Xでも後部と尾部胴体を担当する。すでに新ラインで試験生産を開始し、本格稼働に向けた工程検証に着手した。

 三菱重工はサイズの異なる13種類の胴体パネルを製造し、ボーイングに供給する。777向けパネルの製造では、種類ごとに13本のラインを並列に設置していた。さらに巨大な組み立て治具に固定してリベット(びょう)打ちなどの作業をしていた。

 この手法では、機種ごとに治具が異なるため、生産数が落ちると面積当たりの生産効率も低下する。777Xではロボットによる自動化と混流生産によって、生産性を向上する。

 工程検証では作業量が異なる13種類のパネルを効率的に流す順番や、ラインが停止した際の迅速な復旧方法などを確立する。穴あけやリベット打ちなどにはロボットを導入。生産現場の作業者は他部門に振り向け、パネル生産の固定費を抑える。

 大型機需要の調整局面は、しばらく続くという見方が支配的だ。ボーイングは777Xでサプライヤー各社に、従来比2割程度のコストダウンを要請しているもよう。

 同様に機体部品を手がけるSUBARUスバルなどもは777X向けの工場を新たに設置して、生産効率を高める。川重は岐阜工場で得た知見を生かし、航空機の機体部品を製造する名古屋第一工場(愛知県弥富市)や米リンカーン工場(ネブラスカ州)にも導入。その後、他の事業部門に導入し、全社でスマート工場化を進める計画だ。


ANA、2014年から始めたMPL訓練で誕生した副操縦士1期生8名が乗務開始
5/27(土) 8:00配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 ANA(全日本空輸)は5月26日、2014年に導入した新訓練方式によって8名の副操縦士が誕生し、順次乗務を開始していることを公表した。同日、その1期生の中川雄介氏が乗務にあたる様子を羽田空港で取材した。

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 新訓練方式は、「MPL(Multi-crew Pilot License、准定期運送用操縦士資格)」取得のために始められたもの。従来は、1人乗り小型機の機長業務から始めてさまざまなライセンスを取得、訓練期間に約36カ月ほど要していたところを、MPL訓練では初期段階から2人乗り(機長と副操縦士)航空機の操縦士育成を前提としている点で異なる。訓練期間が約27~30カ月と短縮されることに加え、機長との連携を早期からじっくりと学ぶことができ、副操縦士の効果的な育成が行なえるという。

 MPLの制度は2006年にICAO(国際民間航空機関)で規定され、日本では2011年に法制化、2012年から施行している。なお、JAL(日本航空)もMPL訓練を導入しており、この3月に1期生が初フライトを迎えた様子は本誌でもお伝えした。

 ANAのMPL訓練プログラムの基礎訓練は、ルフトハンザ航空の100%子会社である「Lufthansa Aviation Training」(旧Lufthansa Flight Training)に委託している。訓練生はまずドイツ・ブレーメンでGround School(座学)を修め、米国アリゾナ州フェニックスでシミュレータや単発機の操縦を学ぶCore Phase、再びブレーメンで小型ジェットの操縦を学ぶBasic Phaseを経て、MPLの学科試験を受験する。

 訓練の後半は日本で行なわれ、シミュレータなどのIntermediate Phase、実機によるAdvanced Phaseを修了すれば晴れてMPLを取得。実機でのOJT(On the Job Training、職場内研修/職場内教育)に移る。

 なお、ANAのMPL訓練は現在9期生56名まで(1期生含む)進んでおり、すべてボーイング 777型機の副操縦士として訓練を受けている。中川氏は2012年4月入社で、2年ほど貨物事業室での地上勤務を経て、2014年9月からMPL訓練を開始。2017年5月に副操縦士の発令を受けた。

 この日、中川氏が乗務したのは羽田14時10分発~福岡16時00分着のNH257便。13時から機長の小島敏裕氏とともに同社事務所内でブリーフィングを実施、13時40分ごろに外観検査を始め、14時11分にブロックアウト、プッシュバックを開始し、14時27分に離陸した。パイロット(運航乗務員)2名、CA(客室乗務員)9名、乗客296名(幼児6名)だった。

 余談だが、当初は取材当日(5月26日)が中川氏の初フライトとなるはずだったが、急遽5月22日のNH996便(那覇~羽田線)に乗務することとなり、本日は2日目のフライトだった。機長とのブリーフィング後、取材陣からコメントを求められた中川氏は、「訓練で鍛えていただいたので、心の準備はできていました」とこの日も非常に落ち着いていた。MPL訓練1期生ということで前例がなかったことについては、「分からないことはすべて自分たちで調べる必要がありましたが、それが逆に強みになっていると思います」とコメント。どんな操縦士になりたいかという質問に対しては、「よい意味で目立たない存在であること。仕事を淡々と正確にこなせることが大事」と理想像を語った。

2017年5月15日 (月)

陸上自衛隊の連絡偵察機LR-2、函館空港周辺で行方不明

防衛省によると、緊急患者の収容のため丘珠空港(札幌市)から函館空港(函館市)へ向かった陸上自衛隊北部方面航空隊所属のLR-2連絡偵察機が、15日午前11時47分ごろ、函館空港の西方約20キロの上空でレーダーから消え、管制官との連絡が途絶えた。同機には男性自衛官4人が搭乗していた。自衛隊や海上保安庁が周辺を捜索している。

同機は午前11時20分に丘珠空港を離陸、予定では同50分に函館空港に着陸して急患を収容し、丘珠空港へ戻ることになっていた。
通信が途絶えた地点は山中で、同機は着陸体勢に入ったあたりだったという。当時、函館空港周辺は雨やもやがかかる天候状況だった。

リンク:陸自機墜落 ボイスレコーダー発見【北斗市】 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:陸自偵察機墜落、事故機のボイスレコーダー回収 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<陸自機墜落>ボイスレコーダーを現場で発見、回収 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:音声記録装置を回収=墜落の陸自機残骸から―北海道 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:陸自機墜落、実況見分始まる【北斗市】 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<陸自機墜落>陸自事故調が音声装置捜索 北斗市の現場 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:自衛隊機墜落で事故調査 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボイスレコーダー回収へ、陸自の事故調が現地に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:陸自機が墜落、4人死亡【北斗市】 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:自衛隊機墜落 4人の死亡確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:災害派遣中に起きた墜落事故。自衛隊で一番多い派遣任務、知っていますか? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<陸自機墜落>4人死亡 北海道の山中、谷の斜面に衝突か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:陸自機とみられる残骸 4遺体収容 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:陸自機4人死亡確認…北海道・北斗の山に墜落か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<陸自機墜落>乗員4人全員の死亡確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:発見された陸自機の破片 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:陸自機が発見された現場 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:不明機の4人全員死亡=山中に機体、大破―北海道北斗市・防衛省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:不明の自衛隊機か 機体の一部発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:搭乗員か、陸自制服男性4人発見…身元確認急ぐ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<陸自機不明>墜落か 残骸近くで4人発見、全員心肺停止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:不明の自衛隊機か、機体発見 北海道北斗市の山中、4人不明 1800人態勢で捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:搭乗員か陸自制服姿の男性2人発見…安否は不明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<陸自機不明>墜落か、残骸発見 北斗市の山中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:陸自機不明、墜落か 厚沢部と茂辺地付近捜索【北斗市】 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<陸自機不明>捜索続く 函館周辺、1700人態勢 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:不明陸自機発見か=北海道北斗市の山中―防衛省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<陸自機不明>函館西方に墜落の可能性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:4人乗り陸自機不明、事故の可能性で捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:患者空輸に向かう陸自機不明に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救急搬送のため飛んだ陸上自衛隊機が墜落か 患者は救急車で病院に到着 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【更新】陸上自衛隊機が北海道のダム付近に墜落か。隊員4人の安否不明、60人態勢で捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<陸自偵察機不明>墜落可能性も 防衛省が山中捜索 函館 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:自衛隊機、連絡途絶える - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:陸自機、函館空港周辺で連絡途絶える 4人搭乗 急患輸送で出動中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<陸自>函館周辺飛行中、偵察機の連絡途絶える - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:乗員4人の陸自連絡偵察機、管制官との連絡途絶 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:陸自機、連絡途絶える=4人乗り、墜落か―北海道・函館周辺 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

陸自機墜落 ボイスレコーダー発見【北斗市】
函館新聞電子版 5/23(火) 9:40配信

 【北斗】陸上自衛隊北部方面航空隊のLR2連絡偵察機(プロペラ機)の墜落事故から1週間となった22日、陸自事故調査委員会(事故調)は、北斗市茂辺地の袴腰山(標高616メートル)近くの墜落現場(標高300メートル以上)で、原因解明の鍵となるボイスレコーダーを発見、回収した。

 陸自北部方面総監部広報室によると、22日は事故調メンバーを含む隊員110人が午前10時から捜索、調査を続けていた。午後1時35分、散乱した機体のそばで事故調メンバーが機器を発見。レコーダーのモデル番号から、機体に搭載されていたものと分かったという。発見当時の状況や今後の解析、公表時期などについては確認中としている。

 陸自機は15日午前、札幌丘珠空港から函館空港に向けて飛行中、管制塔のレーダーから消え、翌16日に墜落機体と搭乗していた男性隊員4人が遺体で見つかった。

 18日には機体が事故直前、電気系統不具合による修理点検のため、フライトレコーダーが外されていたことが判明。事故の原因解明につながるとしてコックピット内の会話が録音されたボイスレコーダーの捜索を続けていた。


陸自偵察機墜落、事故機のボイスレコーダー回収
読売新聞 5/22(月) 20:14配信

 北海道北斗市の山中に陸上自衛隊のLR2連絡偵察機が墜落し、乗員4人が死亡した事故で、陸自は22日、事故機のボイスレコーダーを回収した。

 陸自によると、22日午後1時35分頃、墜落現場の山中で、事故調査委員会の調査員が事故機の残骸の中から発見した。録音の内容は1か月程度で解析できる見通しという。機体の動きを記録するフライトレコーダーは、電気系統の故障で飛行前に取り外されていた。


<陸自機墜落>ボイスレコーダーを現場で発見、回収
毎日新聞 5/22(月) 19:22配信

 陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)所属のLR2連絡偵察機が北海道北斗市の山中で墜落し、乗員4人が死亡した事故で、陸自の事故調査委員会は22日、同機のボイスレコーダーを現場で発見し、回収した。今後、操縦士らの交信記録の解析を進め、事故原因を究明する方針。

 陸自によると、ボイスレコーダーは22日午後1時35分ごろ、墜落した同機の残骸の中から調査委の隊員が発見した。交信記録が復元可能かどうかは「確認中」としている。

 LR2は15日午前11時47分ごろ、緊急搬送の必要な患者を函館空港で収容するため、同空港の西約33キロを計器飛行中に管制官と交信してから連絡が途絶え、約1分後にレーダーから消えた。フライトレコーダー(飛行記録装置)は不具合のため、事故当日は外されていた。【前谷宏】


音声記録装置を回収=墜落の陸自機残骸から―北海道
時事通信 5/22(月) 19:18配信

 陸上自衛隊の連絡偵察機LR2が北海道山中で墜落した事故で、陸自の事故調査委員会は22日、大破した機体の残骸からボイスレコーダーを回収した。

 調査委は、操縦室内や管制との会話が残されているか解析を進める。

 同機は15日、緊急患者の搬送のため函館空港へ計器飛行していたところ、着陸寸前の午前11時47分ごろに管制官との交信が途絶え、消息を絶った。17日、袴腰山(北斗市)の東方で大破した機体と乗員4人の遺体が発見された。


陸自機墜落、実況見分始まる【北斗市】
函館新聞電子版 5/18(木) 9:43配信

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事故調査などのため現場に入る自衛隊や道警車両(17日午前8時45分ごろ、北斗市茂辺地で)

 【北斗】陸上自衛隊北部方面航空隊のLR2連絡偵察機(プロペラ機)の墜落事故を受け、陸自は17日午前11時から、道警とともに北斗市袴腰山(標高616メートル)付近の墜落現場(標高300メートル以上)で実況見分を行い、午後3時に同日の現場作業を終えた。陸自によると、この日は機体の飛散範囲の把握で「(調査初日において)一定の成果を果たすことができた」と説明した。18日以降も墜落現場を調べる。

 陸自は16日、50人規模の事故調査委員会(委員長=湯浅悟郎陸上幕僚副長)を組織した。

 墜落現場での本格的な調査には、陸自が50人、道警が60人を動員。乗員4人の関連品などの捜索をした。墜落現場までは、落ち葉と泥のぬかるんだ悪路で急な登りのため、現場での調査開始時刻の午前11時に間に合わせるため、早朝から早めに頂上を目指す調査メンバーもいた。

 陸自北部方面総監部広報室の岡欣司報道班長は現場につながる登山口で「任務遂行中の4人の同志の命を失うという重大な事故となった。今後は調査委が事故の原因を究明し、再発防止策の計画を進める」と説明した。

 陸自はヘリで上空からも調査。墜落地点は切り立った尾根で、破片が集中していたところは、茶色の土が目立っているが、樹木がもとからなかった可能性もある。機体などの飛散状況について、岡報道班長は「詳細に分析し発表するため、現時点で具体的な数値は答えられない」と述べた。

 原因解明の軸となるボイスレコーダーについて、自衛隊関係者は「見つかっているか、いないか、探しているか、いないかの情報は入っていない」とした。

 陸自機は15日午前、札幌丘珠空港を離陸し、函館空港に向けて飛行中、管制塔のレーダーから消え、翌16日に墜落機体と搭乗していた男性隊員4人が遺体で見つかった。

通常方向とは逆向き斜面に墜落

 機体の破片などは切り立った尾根付近の斜面に散乱している。斜面は東から南方向に開けており、函館空港とほぼ対面した向き。

 通常、航空機は函館空港に西側から着陸体勢を取る場合、機首を空港のある東側に向けて徐々に高度を下げていくが、陸自機は正常な進行方向とは逆向きの斜面に墜落しており、墜落直前の飛行ルートの分析が、原因究明のポイントになりそうだ。


<陸自機墜落>陸自事故調が音声装置捜索 北斗市の現場
毎日新聞 5/18(木) 1:11配信

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事故原因解明や遺留品の捜索のため事故現場に向かう自衛隊の車両=北海道北斗市で2017年5月17日午前11時23分、安達恒太郎撮影

 陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)所属の双発プロペラ機LR2が北海道北斗市の山中に墜落し、乗員4人が死亡した事故で、陸自の事故調査委員会が17日、現地入りした。操縦室の会話を録音したボイスレコーダー(音声記録装置)などの遺留品を捜索し、事故原因の解明を進める。

 捜索には調査委と北部方面警務隊約60人と道警約60人が参加。現場を中心に機体の破片の飛散状況を確認した。調査委は18日以降、函館空港のレーダーに記録されている事故機の飛行航跡や高度、速度なども分析し、調査結果を4カ月以内に防衛相に報告する。

 事故機は15日午前11時23分ごろ、札幌市の丘珠空港を出発。函館空港の西約33キロを計器飛行中、同47分ごろに管制官と交信をしたのを最後に連絡が途絶え、その約1分後にレーダーから機影が消えた。フライトレコーダー(飛行記録装置)は事故当日、電気系統の不具合で機体から外されており、ボイスレコーダーなどの分析が原因解明の焦点となる。【安達恒太郎】


自衛隊機墜落で事故調査
ホウドウキョク 5/17(水) 18:41配信

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(写真:ホウドウキョク)

北海道・北斗市の山中に15日、自衛隊機が墜落し、隊員4人が死亡した事故で、17日、自衛隊の事故調査が行われている。
この事故は15日、北海道から患者の搬送要請を受け、札幌から函館空港に向かっていた陸上自衛隊機が行方不明になり、16日、北斗市の山中に墜落しているのが見つかったもので、乗員4人全員が死亡した。
陸上自衛隊は50人からなる事故調査委員会を立ち上げ、17日午前、墜落現場を調べているほか、ボイスレコーダーの回収などを進めているとみられる。

北海道文化放送/FNN


ボイスレコーダー回収へ、陸自の事故調が現地に
読売新聞 5/17(水) 11:28配信

 北海道北斗市の山中に、陸上自衛隊のLR2連絡偵察機が墜落し、乗員4人が死亡した事故で、陸自の事故調査委員会は17日午前、現地で調査を始めた。

 事故原因解明のため、操縦室内の会話を録音するボイスレコーダーの回収を急ぐ。

 この日の調査には、自衛隊約50人、道警約60人が参加。午前8時半頃から、自衛隊や警察の車両が、同機が墜落した北斗市の袴腰(はかまごし)山(616メートル)から東約3キロの山中に向かった。現場を中心に、ボイスレコーダーを捜索したり、破片の飛散状況を調べたりし、事故原因の特定を進める。

 防衛省によると、同機には飛行データを記録するフライトレコーダーと、ボイスレコーダーが搭載されているが、フライトレコーダーは電気系統の故障のため、飛行前に取り外されていた。

 道警によると、17日の現地調査は夕方まで行う予定で、18日以降も続けるという。


陸自機が墜落、4人死亡【北斗市】
函館新聞電子版 5/17(水) 9:45配信

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袴腰山付近で自衛隊機の破片の中で状況を調べる関係者ら(16日午後1時19分、田中陽介撮影)

 【北斗】陸上自衛隊北部方面航空隊のLR2連絡偵察機が15日、飛行中に消息を絶った事故で、自衛隊や道警などは16日午前10時40分ごろ、北斗市の袴腰山東側の山中で偵察機が墜落しているのを発見し、午後1時50分ごろまでに搭乗していた自衛官の男性4人を現地で発見、収容した。陸路で陸上自衛隊函館駐屯地に移送したが、同日夕までに4人全員の死亡が確認された。

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地図

 死亡が確認されたのは、機長の高宮城効(たかみやぎ・いさお)1等陸尉(53)、副操縦士の柳田智徳3等陸佐(41)、整備士の岡谷隆正2等陸曹(42)、玉木宏伸3等陸曹(28)の4人。

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4人が運ばれたとみられる車両が函館駐屯地に搬送される(16日午後4時45分ごろ、三好若奈撮影)

 自衛隊は16日午前5時ごろ、北斗市茂辺地の道道29号から袴腰山(標高616メートル)方面の約9キロ地点に拠点を置いて捜索に当たった。計約1700人、車両260台、航空機14機態勢で、空自北部航空方面隊(青森県三沢)が上空から、陸自北部方面総監部(札幌)が地上を捜索。道警は函館方面本部と函館中央署から計80人、消防は南渡島消防事務組合から48人、函館市消防本部から7人が出たほかヒグマ出没に備えてハンター5人が出動し、茂辺地自然体験の森がある戸田の沢を中心に午前7時25分ごろから捜索した。

 断続的に雨が降るなど悪天候の中、午前10時40分ごろ、標高300メートル以上の斜面で消息を絶った機体らしき破片を発見し、午後1時50分ごろまでに機体発見現場近くで服装などから自衛官とみられる4人全員が見つかった。

 函館空港事務所などによると、同機は急病患者を収容するため札幌・丘珠空港を離陸し函館空港に向かっていたが、15日午前11時47分ごろに通信が途絶え、1分後にレーダーから機影が消えた。

 防衛省によると、機体は4月中旬まで定期点検を受けており、事故前に異常やトラブルの報告はなかったという。

 陸上自衛隊は近く、事故調査委員会を組織し、現地調査などで原因究明に当たる。陸自北部方面総監部広報室の岡欣司報道班長は4人が発見されたことについて「一昼夜かかったが、発見できて良かった」と話した。


自衛隊機墜落 4人の死亡確認
ホウドウキョク 5/17(水) 8:32配信

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(写真:ホウドウキョク)

15日から消息を絶っていた陸上自衛隊の偵察機は、16日、北海道・北斗市の山中に墜落しているのが見つかり、乗っていた4人全員の死亡が確認された。
消息を絶っていた陸上自衛隊の連絡偵察機「LR2型機」は、16日午前、北斗市にある袴腰山の東側の山中に墜落しているのが見つかった。
偵察機には、機長の高宮城 効1等陸尉(53)、柳田智徳3等陸佐(41)、岡谷隆正2等陸曹(42)、玉木宏伸3等陸曹(28)の4人が乗っていたが、全員の死亡が確認された。
稲田防衛相は「4名の隊員の命が失われたことに関して、防衛大臣として痛恨の極み」と述べた。
陸上自衛隊は16日、事故調査委員会を設置、今後、本格的に原因究明を進める。

北海道文化放送/FNN


災害派遣中に起きた墜落事故。自衛隊で一番多い派遣任務、知っていますか?
BuzzFeed Japan 5/17(水) 6:10配信

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Kyodo / Newscom

5月15日に北海道北斗市の山中に自衛隊機が墜落し、男性隊員4人が心肺停止状態で見つかった事故。任務は北海道知事の災害派遣要請を受けたものだった。その内容は「急患輸送」。離島や高度医療を受けられない地方部から、患者を輸送する任務だ。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

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統合幕僚監部 / Via mod.go.jp

聞きなれないかもしれないが、実は自衛隊の災害派遣の中でもっとも多い。
統合幕僚監部の資料を見ると、2008年以降、つねに7割以上を占めていることがわかる。

防衛省のホームページによると、急患輸送の災害派遣は、以下の3要件が基準となっている。

・公共性(公共の秩序を維持するため、人命または財産を社会的に保護しなければならない必要性があること)
・緊急性(差し迫った必要性があること)
・非代替性(自衛隊の部隊が派遣される以外に他の適切な手段がないこと)

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統合幕僚監部 / Via mod.go.jp

1年あたりの平均(過去5年分)は409件にもなる。
島の多い県(長崎や鹿児島、沖縄)からの要請が多く、2016年度は約85%だったという。

内訳は多い方から順に沖縄が132件、鹿児島が102件、長崎が89件、東京が38件、北海道が26件だった。

また、任務に携わるのは陸上自衛隊の占める割合が大きい。2016年度は約52%だった。

都道府県によってはドクターヘリなどのサービスが十分に揃っていないため、自衛隊がその代替を担っている状況だ。

169
時事通信

具体的には、どのようなケースがあるのだろうか。たとえば、今回の派遣はこのような内容だった。
北海道庁危機対策課によると、函館五稜郭病院に入院していた50代の男性患者の容態が悪化した。

専門的な治療を受けるため、札幌医科大学附属病院に搬送する必要があった。双方の距離は300km以上あり、車では4時間以上かかる道のりだ。そのために災害派遣を要請したという。

墜落した自衛隊機は、本来であれば午前11時50分ごろに函館空港に到着する予定だった。最終的に男性は救急車で搬送され、午後6時20分頃に札幌の病院に到着したという。

島しょ地域や山中など厳しい環境下で、急患輸送の任務に当たる。事故は1990年以降4件目だ。
2007年3月には徳之島山中に陸上自衛隊第101飛行隊のヘリが墜落、陸上自衛隊員4人が死亡している。

また、1994年12月には北海道奥尻島に向かっていた航空自衛隊千歳救難隊のヘリが墜落し、隊員5人が死亡。

1990年2月には、陸自第101飛行隊の飛行機が遭難し、隊員4人と民間医師が行方不明となった。


<陸自機墜落>4人死亡 北海道の山中、谷の斜面に衝突か
毎日新聞 5/16(火) 22:31配信

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墜落した機体周辺で続く救助作業=北海道北斗市で2017年5月16日午後1時16分、梅村直承撮影

 陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)所属の双発プロペラ機・LR2が15日、北海道函館市の函館空港付近で消息を絶った事故で、北海道警などは16日、同空港の西約30キロの北斗市の山中で機体の一部を発見し、乗員4人の死亡を確認した。事故機は高度計や速度計などを使って操縦する計器飛行中に谷の斜面に衝突したとみられ、陸自は同日、事故調査委員会を設置して詳しい原因を調べる方針。

 死亡したのは機長の高宮城効(たかみやぎ・いさお)1等陸尉(53)と副操縦士の柳田智徳3等陸佐(41)、整備士の岡谷隆正2等陸曹(42)と玉木宏伸3等陸曹(28)。

 機体の一部が見つかったのは北斗市の袴腰(はかまごし)山(616メートル)付近から東へ約3キロ地点の標高約300メートルの山中で、同日午前10時40分ごろ、道警や消防などの捜索隊員が発見した。周辺の樹木は倒され、機体の破片が広範囲に散らばっていた。同午後0時40分過ぎに乗員2人を発見し、残る2人も同2時までに見つかった。4人は発見時、心肺停止状態だった。

 同機は緊急搬送が必要な患者を函館空港で収容するため、15日午前11時23分ごろ、札幌市の丘珠空港を離陸。同47分ごろ、函館空港に着陸するため同空港の西約33キロの高度約900メートルを飛行中、管制官と交信したのを最後に連絡が途絶え、その1分後にレーダーから機影が消えた。当時は悪天候だった。

 防衛省によると、同機は2009年9月製造。今年4月中旬の定期点検の際には異常がなかった。

 事故当日の飛行前点検でフライトレコーダー(飛行記録装置)に電気系統の不具合があり、事故当日は機体から外されていた。【真貝恒平、澤俊太郎、前谷宏】

 ◇専門家「機体トラブルか」

 陸上自衛隊機が墜落した北海道北斗市の現場は、着陸を予定していた函館空港から約30キロ西の山中。同空港管制との交信は、到着予定時刻の直前まで通常通りだった。消息を絶った15日正午ごろは雨やもやの影響で見通しが悪く、専門家は操縦ミスか急な機体トラブルが原因で山に激突したのではないかと見ている。

 国土交通省などによると15日午前11時47分、函館空港の管制官が「高度3500フィート(約1000メートル)を維持して進入を」と指示。パイロットから「了解」と応答があったが、1分後に機影が消えた。墜落現場は渡島半島中央部の山地で、機体が見つかったのは谷の急斜面。標高は300メートル前後だった。

 墜落機が所属していた陸自北部方面航空隊(札幌市)によると、函館空港周辺は低気圧の影響で雲が低く垂れこめ、当初から高度計や速度計などを使って操縦する「計器飛行」の計画だった。出発前の午前11時の時点で、同空港の雲の高さは約500フィート(約150メートル)と計器飛行の最低条件200フィート(約60メートル)を満たしていたという。

 元日本航空機長で航空評論家の小林宏之さんは「天候と他のトラブルが重なったのでは。計器を見誤ったか不具合があったほか、急な機体トラブルが起きたことも考えられる」と指摘。同じく元日航機長の杉江弘さんは「機体トラブル以外では、高度処理やコースを誤った可能性が考えられる。自衛隊機は有視界飛行が多く計器飛行の訓練の機会が少ないため、不慣れな操縦だったかもしれない」との見方を示した。【三沢邦彦、今井美津子】


陸自機とみられる残骸 4遺体収容
ホウドウキョク 5/16(火) 19:08配信

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(写真:ホウドウキョク)

消息を絶った陸上自衛隊機の機体の残骸が見つかった北海道・北斗市の袴腰山周辺では、乗員の4人の遺体が見つかった。
機体の残骸が見つかった現場は、函館空港から西におよそ25km地点の山中。
警察と消防が、地上から発見した。
偵察機は15日に、北海道から患者の緊急搬送の要請を受け、札幌の丘珠空港から函館空港に向かっていたところ、函館空港から西におよそ32kmの地点で消息を絶った。
現場近くからは乗員4人の遺体が見つかり、陸上自衛隊・函館駐屯地に搬送された。


陸自機4人死亡確認…北海道・北斗の山に墜落か
読売新聞 5/16(火) 19:06配信

 防衛省は16日、函館空港(北海道)西側の山林上空で消息を絶った陸上自衛隊のLR2連絡偵察機の残骸と、搭乗していた陸自隊員4人全員の遺体を確認したと発表した。

 陸自は事故調査委員会を設置し、人為的ミスや機体の不具合がなかったか墜落原因の究明に乗り出した。

 同省によると、4人はいずれも陸自北部方面航空隊所属で、機長の高宮城効(たかみやぎいさお)1等陸尉(53)、副操縦士の柳田智徳3等陸佐(41)、整備担当の岡谷隆正2等陸曹(42)と玉木宏伸3等陸曹(28)。同機の残骸と共に、北斗市西部の袴腰(はかまごし)山(616メートル)から東約3キロの山中で発見された。

 同機は15日午前11時23分頃、札幌丘珠(おかだま)空港を離陸し、約25分後、レーダーから消えた。北海道知事の要請で急患輸送を行うため、函館空港へ向かっている途中で、着陸に向けた態勢に入っていた。


<陸自機墜落>乗員4人全員の死亡確認
毎日新聞 5/16(火) 18:33配信

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墜落したと見られる自衛隊機の捜索に向かう自衛隊員=北海道北斗市で2017年5月16日午前8時27分、梅村直承撮影

 陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)所属の双発プロペラ機LR2が北海道北斗市の山中に墜落した事故で、防衛省は16日午後6時過ぎ、乗員4人全員の死亡を確認したと発表した。

 自衛隊や道警、地元消防は同日、約1700人態勢で捜索を実施。午前10時40分ごろ、陸自機が消息を絶った北斗市の袴腰山(616メートル)から東3キロの山中で、機体の一部を発見した。午後2時前までに乗員4人を見つけ、陸上自衛隊函館駐屯地に搬送されたが、いずれも心肺停止状態だった。

 墜落した陸自機は緊急搬送が必要な患者を函館空港で収容するため、15日午前11時23分に札幌市の丘珠空港を離陸。同48分ごろ、函館空港の西約33キロ、高度約900メートルで管制官との連絡が途絶えた。【真貝恒平】


発見された陸自機の破片
時事通信 5/16(火) 16:43配信

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陸上自衛隊の連絡偵察機LR2の機体の破片と、捜索する航空自衛隊のヘリコプター=16日午後0時20分ごろ、防衛省・自衛隊提供


陸自機が発見された現場
時事通信 5/16(火) 16:43配信

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陸上自衛隊の連絡偵察機LR2の大破した機体が発見された現場の山周辺=16日午後0時20分ごろ、防衛省・自衛隊提供


不明機の4人全員死亡=山中に機体、大破―北海道北斗市・防衛省
時事通信 5/16(火) 16:30配信

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陸上自衛隊の連絡偵察機LR2の機体の破片と、捜索する航空自衛隊のヘリコプター=16日午後0時20分ごろ、防衛省・自衛隊提供

 陸上自衛隊北部方面航空隊所属の連絡偵察機LR2が北海道の上空で消息を絶った事故で、防衛省は16日、北斗市の袴腰山東側の山中で、大破した同機の機体を発見した。

 搭乗していた陸自隊員とみられる4人全員も発見、救助したが、いずれも死亡が確認された。

 防衛省などによると、道警と消防などの捜索隊と航空自衛隊のヘリコプターが同日午前、山頂から東に約3キロの山中付近で、機体らしき破片を確認。塗装などから同機と断定した。近くを捜索していた陸自隊員らが同日午後、陸自の服装の4人を相次いで発見した。

 現場には白と灰色に塗装された同機の破片が散乱し、辺りの樹木がなぎ倒されていた。

 同省によると、死亡したのは機長の高宮城効1等陸尉(53)、副操縦士柳田智徳3等陸佐(41)、整備員岡谷隆正2等陸曹(42)、同玉木宏伸3等陸曹(28)。

 同機は15日、北海道の要請を受け、容体が急変した函館市内の入院患者を空路で搬送するため、札幌丘珠空港から函館空港へ向かっていた。着陸寸前の午前11時47分ごろ、突然通信が途絶え、1分後にレーダーから機影が消えた。

 管制官との交信で、機体故障といった異常は伝えられず、遭難信号も発信されなかった。

 道によると、患者は心疾患のある50代男性で、15日中に救急車で札幌医科大病院に搬送された。


不明の自衛隊機か 機体の一部発見
ホウドウキョク 5/16(火) 15:40配信

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(写真:ホウドウキョク)

行方がわからなくなっていた陸上自衛隊の連絡偵察機の機体の一部とみられるものを、FNNのヘリが発見した。
15日、北海道で消息を絶った陸上自衛隊の連絡偵察機の捜索が、16日も行われている。
16日午前11時20分ごろ、FNNのヘリが撮影した映像では、行方がわからなくなっている陸上自衛隊の連絡偵察機の機体の一部とみられるものが、山中にはっきりと確認できる。
消息を絶っているのは、陸上自衛隊北部方面航空隊所属の連絡偵察機「LR-2」型機で、15日、北海道から患者の緊急搬送の要請を受け、札幌の丘珠空港から函館空港に向かっていたところ、函館空港から北西方向におよそ32kmの地点でレーダーから消えた。
連絡偵察機には、機長の高宮城 効陸尉(53)など、男性自衛官4人が乗っていた。

北海道文化放送/FNN


搭乗員か、陸自制服男性4人発見…身元確認急ぐ
読売新聞 5/16(火) 14:29配信

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山中で見つかった自衛隊機の一部(16日午後1時49分、北海道北斗市で、読売チャーターヘリから)=川口正峰撮影

 防衛省は16日、函館空港(北海道)西側の山林上空で消息を絶った陸上自衛隊のLR2連絡偵察機の破片と、搭乗員とみられる陸自の制服姿の男性4人を北斗市内の山中で発見したと発表した。

 同省は安否と身元の確認を急いでいる。

 同機には、機長の高宮城効(たかみやぎいさお)1等陸尉(53)、副操縦士の柳田智徳3等陸佐(41)、いずれも整備担当の岡谷隆正2等陸曹(42)と玉木宏伸3等陸曹(28)の計4人が搭乗していた。

 この日の捜索は、連絡偵察機がレーダーから消えた同市西部の袴腰(はかまごし)山(616メートル)周辺を重点的に実施。同省などによると、まず、警察や消防が午前10時40分頃、同山頂から東約3キロの地点で破片を発見し、同11時過ぎに空自の救難ヘリが上空からも確認した。ヘリから救難隊員がロープで降下し、午後0時40分頃、搭乗員とみられる男性2人を見つけた。破片は、標高三百数十メートルの地点に広範囲に散らばっているという。


<陸自機不明>墜落か 残骸近くで4人発見、全員心肺停止
毎日新聞 5/16(火) 13:34配信

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雨が降りしきるなか自衛隊機の捜索に向かう自衛隊員ら=北海道北斗市で2017年5月16日午前5時58分、梅村直承撮影

 16日午前10時40分ごろ、北海道南部の北斗市の山中で、15日に消息を絶った陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)所属の双発プロペラ機・LR2の機体とみられる残骸と、付近で乗員とみられる4人が見つかり、全員心肺停止の状態。現場付近では広範囲に樹木が倒壊しているといい、墜落の際になぎ倒された可能性がある。

 残骸を見つけたのは、道警や消防などの捜索隊員ら。午前10時40分ごろ、レーダーから消えた北斗市の袴腰山(標高616メートル)付近から東へ約3キロ地点の山中で発見し、同11時6分ごろには自衛隊のヘリコプターも目視で確認した。

 捜索の現地指揮所が設けられた北斗市の「茂辺地自然体験の森」付近では、大勢の報道陣が待機。機体らしきものが発見されたという一報がもたらされると、一帯は騒然とした雰囲気に包まれた。

 16日の捜索は早朝から、陸自と道警、地元消防など1700人態勢で再開。消息が分からなくなった北海道南部の厚沢部(あっさぶ)町と北斗市の境界付近の山間部を中心に始まった。

 自衛隊は、15日は悪天候で飛ばせなかったヘリや小型機を、天候の回復を待って投入。地上からは陸自隊員計約1600人と車両約260台で「ローラー作戦」を展開した。北部方面総監部広報室の担当者は残骸発見前、「全ての捜索手段を駆使する」と語っていた。

 消息を絶ったLR2は、緊急搬送が必要な患者を函館空港で収容するため、15日午前11時23分ごろ、札幌市の丘珠空港を離陸。同48分ごろ、函館空港の西約33キロ、高度約900メートルで管制官との連絡が途絶え、レーダーからも消えていた。【山田泰雄、真貝恒平】


不明の自衛隊機か、機体発見 北海道北斗市の山中、4人不明 1800人態勢で捜索
産経新聞 5/16(火) 11:44配信

 防衛省は16日午前、北海道で15日に消息を絶った陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)のLR2連絡偵察機の機体の一部を発見したと発表した。発見場所は北海道北斗市の袴腰山付近。自衛隊は1800人態勢で捜索を行っており、連絡がとれなくなっている機長の高宮城効(たかみやぎ・いさお)1等陸尉(53)ら乗員4人の安否確認を急ぎ、機体の回収も行う。

 16日午前10時40分ごろ、山中で捜索にあたっていた警察と消防がLR2の機体の破片を見つけた。連絡を受けた防衛省は航空自衛隊の救難ヘリコプターUH60を現場上空に派遣し、11時6分ごろ機体を確認した。

 陸自北部方面総監部によると、LR2の機体が発見されたのは北斗市の袴腰山の山頂から東に3キロの山中という。

 LR2は15日午前11時47分ごろ、函館市の函館空港西方約30キロを飛行中、レーダーから消え、管制官との連絡が途絶えた。

 北海道知事の災害派遣要請に基づき、同23分に札幌市の丘珠(おかだま)空港を離陸。同50分に函館空港に着陸し、函館市内の病院に入院していた患者や医師、付添人を乗せて丘珠空港に戻る予定だった。

 高宮城機長のほかに▽副操縦士、柳田智徳3等陸佐(41)▽整備士、岡谷隆正2等陸曹(42)▽同、玉木宏伸3等陸曹(28)が搭乗していた。

 自衛隊と警察、消防が15日午後1時すぎから機体の捜索にあたったが、雨が断続的に降るなど天候が悪く、発見は難航していた。


搭乗員か陸自制服姿の男性2人発見…安否は不明
読売新聞 5/16(火) 11:38配信

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陸自機の捜索に向かう自衛隊員(16日午前6時25分、北海道北斗市で)=守谷遼平撮影

 防衛省は16日、函館空港(北海道)西側の山林上空で消息を絶った陸上自衛隊のLR2連絡偵察機の破片と、陸自の制服姿の男性2人を北斗市内の山中で発見したと発表した。

 2人は搭乗員とみられるが、安否は確認されていない。自衛隊などは捜索を続けると共に、ほかの搭乗員の発見も急いでいる。

 同機には、機長の高宮城効(たかみやぎいさお)1等陸尉(53)、副操縦士の柳田智徳3等陸佐(41)、いずれも整備担当の岡谷隆正2等陸曹(42)と玉木宏伸3等陸曹(28)の計4人が搭乗していた。

 この日の捜索は、連絡偵察機がレーダーから消えた同市西部の袴腰(はかまごし)山(616メートル)周辺を重点的に実施。同省などによると、まず、警察や消防が午前10時40分頃、同山頂から東約3キロの地点で破片を発見し、同11時過ぎに空自の救難ヘリが上空からも確認した。


<陸自機不明>墜落か、残骸発見 北斗市の山中
毎日新聞 5/16(火) 11:29配信

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雨が降りしきるなか自衛隊機の捜索に向かう自衛隊員ら=北海道北斗市で2017年5月16日午前5時58分、梅村直承撮影

 16日午前10時40分ごろ、北海道南部の北斗市の山中で、15日に消息を絶った陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)所属の双発プロペラ機・LR2の機体とみられる残骸が見つかった。現場付近では広範囲に樹木が倒壊しているといい、墜落の際になぎ倒された可能性がある。自衛隊や道警などが空と陸から同機かどうかの確認を急ぐとともに、機長の高宮城効(たかみやぎいさお)1等陸尉ら乗組員4人の行方を捜している。

 残骸を見つけたのは、道警や消防などの捜索隊員ら。午前10時40分ごろ、レーダーから消えた北斗市の袴腰山(標高616メートル)付近から東へ約3キロ地点の山中で発見し、同11時6分ごろには自衛隊のヘリコプターも目視で確認した。

 捜索の現地指揮所が設けられた北斗市の「茂辺地自然体験の森」付近では、大勢の報道陣が待機。機体らしきものが発見されたという一報がもたらされると、一帯は騒然とした雰囲気に包まれた。

 16日の捜索は早朝から、陸自と道警、地元消防など1700人態勢で再開。消息が分からなくなった北海道南部の厚沢部(あっさぶ)町と北斗市の境界付近の山間部を中心に始まった。自衛隊は、15日は悪天候で飛ばせなかったヘリや小型機を、天候の回復を待って投入。地上からは、陸自隊員計約1600人と車両約260台で「ローラー作戦」を展開した。北部方面総監部広報室の担当者は残骸発見前、「全ての捜索手段を駆使する」と語っていた。

 消息を絶ったLR2は、緊急搬送が必要な患者を函館空港で収容するため、15日午前11時23分ごろ、札幌市の丘珠空港を離陸。同48分ごろ、函館空港の西約33キロ、高度約900メートルで管制官との連絡が途絶え、レーダーからも消えていた。【山田泰雄、真貝恒平】


陸自機不明、墜落か 厚沢部と茂辺地付近捜索【北斗市】
函館新聞電子版 5/16(火) 9:56配信

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厚沢部町の鶉ダム入り口付近で捜索状況の連絡を取り合う関係者(15日午後4時20分ごろ)

 【厚沢部、北斗】15日午前11時45分ごろ、札幌の丘珠空港から函館空港に向かっていた陸上自衛隊のLR2連絡偵察機が、厚沢部町鶉ダム付近上空で消息を絶った。捜索関係者によると偵察機は墜落した可能性が高く、自衛隊は鶉ダムと北斗市茂辺地を結ぶ中間にある袴腰山(標高616メートル)付近を中心に陸自、空自計約900人態勢で夜通し捜索している。15日午後11時現在、有力な手掛かりは得られていないが、陸自は山麓の茂辺地地区を拠点に捜索するとしている。

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機影が消えたものと同形の偵察機

 防衛省などによると、偵察機は北部方面航空隊に所属し、操縦士含め10人乗りのプロペラ機。当時は陸上自衛官の操縦士2人、整備員2人の計4人の男性隊員が搭乗していた。

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地図

 函館市内の病院に入院する50代男性患者を札幌に搬送する際、悪天で道のヘリが出られず、自衛隊が道の要請を受けて午前11時23分に丘珠空港を離陸した。その後、同48分に函館空港の西約30キロ、高度約900メートル付近の山中で機影が消えたという。函館空港事務所によると、同機は同11時54分に函館空港に到着予定だった。同省によると、偵察機は3時間50分飛行できるだけの燃料を搭載していたという。

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道南の主な航空機事故

 函館地方気象台によると、函館空港の午前11時から正午にかけての天気は雨、東の風9~10メートル。視程は6~7キロ、雲の高さは150~180メートルだった。機体が消息を絶ったと見られる現場に近い北斗市本町のアメダスでは同時刻の天気は雨、南東の風6メートル。視程についてはわかっていない。

 自衛隊と警察、消防などは当初、鶉ダムの周辺で捜索していたが徐々に範囲を広げ、袴腰山付近を中心に探している。厚沢部と茂辺地をつなぐ道道29号があるものの、現在、厚沢部側からは土砂崩れの影響で通行止めとなっている。

 函館海上保安部は巡視艇2隻を出し、知内町矢越岬から函館市汐首岬までの海域を捜索したほか、関係する漁協などから情報収集を行ったが有力な手掛かりは得られず、午後5時15分にこの日の捜索を打ち切った。海保は16日の捜索を未定としているが、新たな手掛かりがあれば再開するという。

 航空自衛隊千歳基地(千歳市)は、同千歳救難隊の救難捜索機と救難ヘリ各1機を出し、上空から捜索にあたる。道警函館方面本部は、自衛隊と協力して情報収集を進め、16日午前6時から茂辺地付近で捜索を開始する。


<陸自機不明>捜索続く 函館周辺、1700人態勢
毎日新聞 5/16(火) 8:59配信

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悪天候の中、捜索の準備を進める消防職員たち=北海道北斗市の「茂辺地自然体験の森」で2017年5月16日午前5時38分、山田泰雄撮影

 陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)所属の双発プロペラ機・LR2が北海道函館市の函館空港付近で消息を絶った事故で、道警と地元消防は16日朝、捜索を再開した。陸上自衛隊は前日夜から捜索を続けており、合わせて約1700人態勢の捜索隊が機体や機長の高宮城効(たかみやぎ・いさお)1等陸尉ら乗組員の発見を急いでいる。

 捜索は、消息が分からなくなった北海道南部の厚沢部(あっさぶ)町と北斗市の境界付近の山間部を中心に継続。現地指揮所が設けられた北斗市の「茂辺地自然体験の森」付近では16日朝、雲が低く垂れ込めており、激しい雨も断続的に降って山の稜線も見えない状況となった。

 自衛隊は捜索にヘリ3機を投入すると共に、隊員計約1600人、車両約260台で地上からも「ローラー作戦」を展開。北部方面総監部広報室の担当者は「ロストした位置から航空機の行動を分析し、すべての捜索手段を駆使する」と語った。

 一方、地元の消防職員約40人、道警約80人も4班に分かれて山中へ入った。クマと遭遇の危険もある中、ハンターの先導を受けながら、車両で沢沿いの林道を進んでいった。

 陸自機は緊急搬送が必要な患者を函館空港で収容するため、15日午前11時23分ごろ、札幌市の丘珠空港を離陸。同48分ごろ、函館空港の西約33キロ、高度約900メートルで管制官との連絡が途絶えた。【山田泰雄、真貝恒平】


不明陸自機発見か=北海道北斗市の山中―防衛省
時事通信 5/16(火) 5:28配信

 陸上自衛隊北部方面航空隊所属の連絡偵察機LR2が北海道の上空でレーダーから消えた事故で、防衛省は16日、北斗市の袴腰山東側の山中で同機の機体らしき物を発見したと発表した。

 自衛隊が現場周辺で確認を急いでいる。

 防衛省などによると、道警と消防などの捜索隊が同日午前10時40分ごろ、機体の破片のような物を発見。同11時5分ごろ、航空自衛隊のヘリコプターが、山頂から東に約3キロの山中で、上空からLR2の機体らしき物を確認したという。

 陸自や道警などが同日朝から、航空機のほか陸上から約1800人態勢で捜索していた。

 防衛省によると、同機は15日午前11時47分ごろ、緊急患者の収容のため函館空港(北海道函館市)へ向かっていたところ通信が途絶え、1分後レーダーから消えた。機長の高宮城効1等陸尉(53)ら4人の陸自隊員が搭乗していた。

 交信では、機体故障といった異常は伝えられず、遭難信号も発信されなかった。同機の燃料が持つのは同日午後3時10分ごろまでだったという。

 同省によると、北海道知事からの災害派遣要請に基づき、同日午前11時50分ごろに函館空港で患者を乗せた後、札幌丘珠空港(札幌市)へ搬送する予定だった。


<陸自機不明>函館西方に墜落の可能性 
毎日新聞 5/15(月) 22:27配信

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行方不明となった陸上自衛隊の双発プロペラ機「LR2」の同型機=陸上自衛隊提供

 15日午前11時48分ごろ、函館空港(北海道函館市)の西約33キロで、陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)所属の双発プロペラ機・LR2(乗員4人、全長14.22メートル)がレーダーから消えた。同機は緊急搬送の必要がある患者を収容するため、函館空港に向け飛行中で、防衛省は墜落した可能性があるとみて、警察や消防などと周辺を捜索している。

 防衛省などによると、同機は、函館市に入院中の患者を運ぶよう北海道知事から災害派遣要請を受け、15日午前11時23分に丘珠空港(札幌市東区)を離陸。函館空港への着陸態勢に入ろうとしていた地点で管制官との連絡が途絶え、レーダーからも消えた。

 現場は北海道厚沢部(あっさぶ)町と北斗市にまたがる山中とみられ、同機はレーダーから消えた時点で高度約900メートル付近を飛行していた。管制官との直前の交信ではトラブルを示すようなやり取りは確認されていない。

 同機には機長の高宮城効(たかみやぎ・いさお)1等陸尉(53)ら操縦者2人と、整備士2人の計4人の男性陸上自衛官が乗っていた。飛行計画では午前11時50分に函館空港に着陸した後、患者を乗せて午後0時20分に離陸し、30分後に丘珠空港へ戻る予定だった。患者は陸路で搬送され、無事という。

 気象庁によると、15日正午ごろの函館空港周辺は、低気圧の接近に伴い雲が上空約200メートル付近まで垂れこめていた。視界は約7キロで見通しの悪い状態だった。防衛省によると、同機は当時、操縦者の肉眼で周囲を確認する「有視界飛行」ではなく、計器の情報や管制官の指示を基に飛ぶ「計器飛行」をしていたとみられる。

 同機には約3時間50分飛行できる燃料しかなく、河野克俊・統合幕僚長は記者会見で「燃料は非常に厳しい。行方不明になった機体と人員の捜索を第一に考えたい」と話した。【前谷宏】

 ◇搭乗していた陸上自衛官

 高宮城効1尉(53)=機長▽柳田智徳3佐(41)=副操縦士▽岡谷隆正2曹(42)▽玉木宏伸3曹(28)

 ◇LR2

 連絡偵察用の小型双発プロペラ機。陸上自衛隊に所属し、患者の緊急輸送などの災害派遣でも使用されている。乗員は操縦者2人を含め最大10人で、全長14.22メートル、全幅17.65メートル。巡航速度は時速約440キロで、航続距離は約2900キロ。米国のビーチクラフト社製で、1999年度以降、これまでに8機配備されている。

 ◇消息を絶ったのは、なだらかな山が連なる山間部

 陸自機が消息を絶ったのは、北海道渡島半島中部の厚沢部町付近で、標高1000メートル以下のなだらかな山が連なる山間部。付近は当時、雨が降っており、雲が低く、山にもやがかかった状態だったとみられる。

 北部方面航空隊によると、機長の高宮城効1等陸尉は10年以上の飛行経験があり、同方面隊での勤務は長かった。同型機の操縦には慣れていたという。当該機は14日午後5時に隊員搬送のために中標津空港を出発し、同6時過ぎに丘珠空港に到着。機体点検でトラブルなどの報告はなかったという。

 陸自機による患者搬送は今年度初めてだったが、昨年度は4件あった。道によると、この日は午前9時ごろ、函館市消防から搬送要請があり、道のヘリでの搬送を検討したが、強風などの悪天候から断念。道警など他機関に連絡したところ、自衛隊から受け入れの連絡があった。札幌管区気象台によると、函館市周辺は朝から大雨や濃霧、雷注意報が出され、正午ごろは風速6~7メートルだった。

 捜索は自衛隊のほか、道警や海上保安部なども参加。消息を絶った厚沢部町の鶉(うずら)ダム周辺や隣接する北斗市茂辺地付近を中心に行ったが、道警や消防による陸上の捜索は午後6時前に打ち切った。自衛隊は捜索活動を継続し、道警などは16日午前6時から再開する。【山田泰雄、源馬のぞみ】


4人乗り陸自機不明、事故の可能性で捜索
読売新聞 5/15(月) 21:44配信

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林道の捜索から戻り、情報を伝える陸自隊員(15日午後5時7分、北海道北斗市で)=佐々木大輔撮影

 15日午前11時48分頃、救急患者の搬送要請を受けた陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)所属のLR2連絡偵察機が、函館空港の西約30キロの山林地帯上空で消息を絶った。

 同機にはパイロットや整備士の男性自衛官4人が乗っていた。防衛省は、事故に遭った可能性があるとみて捜索している。

 同省によると、同機には機長の高宮城効(たかみやぎいさお)1等陸尉(53)のほか、副操縦士の柳田智徳3等陸佐(41)、いずれも整備担当の岡谷隆正2等陸曹(42)と玉木宏伸3等陸曹(28)が乗っていた。

 同機は、北海道知事の要請を受け、函館市の病院に入院中の男性患者を札幌市の病院へ移送するため、同日午前11時23分頃、札幌丘珠(おかだま)空港を離陸。同50分頃、函館空港に着陸予定だったが、同47分頃に交信した直後、北斗市上空付近でレーダーから消えた。周辺は当時、天候不良だったため、同機は計器だけを頼りに操縦する「計器飛行」中で、同空港から進入コースなどを示す電波を受けていた。


患者空輸に向かう陸自機不明に
ホウドウキョク 5/15(月) 18:11配信

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(写真:ホウドウキョク)

15日昼ごろ、陸上自衛隊の航空機が、北海道の函館空港付近を飛行中、管制官との連絡が途絶えたことがわかり、防衛省で、くわしい状況の確認を急いでいる。
連絡が途絶えているのは、陸上自衛隊・北部方面航空隊所属のLR-2連絡偵察機。
防衛省によると、この航空機は15日、函館市の病院に入院中の患者の状態が悪化したため、北海道知事から空輸の要請を受けたもので、札幌市の丘珠空港を飛び立ち、正午前に函館空港の西およそ30kmの上空で、管制官との連絡が途絶えた。
偵察機には4人が乗っていて、現地の天候は、悪かったという。
防衛省では、救援隊を現地に向かわせ、捜索活動にあたるとともに、くわしい状況の確認を急いでいる。


救急搬送のため飛んだ陸上自衛隊機が墜落か 患者は救急車で病院に到着
BuzzFeed Japan 5/15(月) 16:14配信

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陸上自衛隊

5月15日午前11時47分ごろ、北海道上空を飛んでいた陸上自衛隊の「LR2連絡偵察機」がレーダーから消えた。防衛省が発表した。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】

北海道南部の厚沢部町にある鶉ダム付近に「墜落か」とNHKが報じている。北海道LR2連絡偵察機は、4人が乗っており、札幌丘珠空港を離陸し、レーダーから消えたのは函館空港へ向かう途中だった。

患者の救急搬送のため
飛行は、北海道知事の災害派遣要請を受け、患者の救急搬送のためだった。

患者の搬送は、どうしたのか。BuzzFeed Newsは北海道庁に問い合わせた。

北海道庁危機対策課によると、函館市内の函館五稜郭病院に入院していた50代の男性患者の容態が悪化した。

専門的な治療を受けるため、札幌市の札幌医科大学附属病院に搬送しようと、函館空港で陸上自衛隊の当該機を待っていた。しかし、当該機はこなかった。

男性は重症であり、急遽、救急車で同病院に搬送する対応をとった。午後6時20分頃、容態はさらに悪化することなく、到着したという。

一方で、消息がわからなくなった隊員の安否などは、まだ不明の状態だ。現場付近には消防や、航空自衛隊の救難ヘリや捜索機が向かうなど、懸命な捜索活動が続けられているという。


【更新】陸上自衛隊機が北海道のダム付近に墜落か。隊員4人の安否不明、60人態勢で捜索
BuzzFeed Japan 5/15(月) 15:48配信

5月15日午前11時47分ごろ、北海道上空を飛行していた陸上自衛隊の「LR2連絡偵察機」がレーダーから消えた。防衛省が発表した。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

複数の報道によると、LR2連絡偵察機は午前11時20分に札幌丘珠空港を離陸し、函館空港へ向かう途中だった。NHKは「北海道南部の厚沢部町にある鶉ダム付近に墜落か」と報じている。

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陸上自衛隊

道庁によると、飛行は、北海道知事の災害派遣要請を受けたもの。函館市内の病院に入院していた男性患者(50代)の容態が悪化し、専門的な治療のために空輸する目的だったという。

午後6時現在も、機体は見つかっておらず、隊員の安否は不明のままだ。

NHKによると、陸上自衛隊は60人態勢で現場付近を捜索。航空自衛隊もヘリや捜索機を出したほか、消防も協力しているという。


<陸自偵察機不明>墜落可能性も 防衛省が山中捜索 函館
毎日新聞 5/15(月) 15:39配信

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LR2連絡偵察機=陸上自衛隊提供

 15日午前11時47分ごろ、北海道函館市の函館空港の西約30キロの上空で、陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市東区)に所属する双発プロペラ機のLR2連絡偵察機(乗員4人)がレーダーから消えた。防衛省は同機が墜落した可能性もあるとみて、周辺の山中を捜索している。

 防衛省によると、同機は15日午前10時50分ごろ、函館市で入院中の患者の容体が悪化したため、北海道知事から緊急で空輸するよう災害派遣要請があり、同11時20分ごろ、札幌市東区の丘珠空港を離陸。函館空港へ着陸態勢に入ったあたりでレーダーから消え、管制官との連絡も途絶えた。同機には陸上自衛官の男性4人が乗っていたという。

 同機は当時、高度約900メートルを飛行していたとみられる。飛行計画では午後0時20分ごろに患者を乗せて函館空港を離陸し、30分後に丘珠空港へ戻る予定だった。現場周辺では航空自衛隊の救難ヘリなどが状況を確認中だが、悪天候で見通しの悪い状況という。【前谷宏】


自衛隊機、連絡途絶える
時事通信 5/15(月) 14:41配信

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15日午前、陸上自衛隊北部方面隊所属の連絡偵察機LR2(写真)が、緊急患者の空輸のため函館空港へ向かう途中、管制官との連絡が途絶えた。墜落した可能性もあるとみて状況確認を進めている=陸上自衛隊提供


陸自機、函館空港周辺で連絡途絶える 4人搭乗 急患輸送で出動中
産経新聞 5/15(月) 14:03配信

 15日午前11時47分ごろ、陸上自衛隊北部方面航空隊所属のLR2連絡偵察機が、緊急患者を迎えにいくために飛行中、函館空港の西方約20キロの上空でレーダーから消え、管制官との連絡が途絶えた。同機には男性自衛官4人が搭乗していた。自衛隊や海上保安庁が周辺を捜索している。

 防衛省によると、LR2は午前11時20分に札幌市の丘珠空港を離陸。予定では同50分に函館空港に着陸して急患を収容し、丘珠空港へ戻ることになっていた。

 通信が途絶えた地点は山中で、LR2は着陸体勢に入ったあたりだったという。当時、函館空港周辺は雨やもやがかかる天候状況だった。


<陸自>函館周辺飛行中、偵察機の連絡途絶える
毎日新聞 5/15(月) 13:59配信

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LR2連絡偵察機=陸上自衛隊提供

 15日午前11時47分ごろ、陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市東区)所属のLR2連絡偵察機が、北海道函館市の函館空港周辺を飛行中に管制官との連絡が途絶えた。防衛省が行方を捜している。

 防衛省によると、同機は同日午前11時20分ごろ、函館市で入院中の患者の容体が悪化し、緊急搬送する必要があったため、北海道知事からの災害派遣要請を受けて、札幌市東区の丘珠空港を出発。予定では同50分ごろに函館空港に着陸し、30分後に再び丘珠空港に向かう予定だった。LR2はプロペラ機で乗員は4人だという。【前谷宏】


乗員4人の陸自連絡偵察機、管制官との連絡途絶
読売新聞 5/15(月) 13:53配信

 15日午前11時47分頃、陸上自衛隊の連絡偵察機LR2(乗員4人)が、北海道・函館空港近くを飛行中に管制官との連絡が途絶えた。

 防衛省によると、偵察機は同日午前11時20分頃、札幌丘珠空港を離陸し、函館市内の病院に入院中の患者を移送するため、函館空港に向かっていた。航空自衛隊の救難ヘリなどが現場に向かい、事故の有無などについて調べている。


陸自機、連絡途絶える=4人乗り、墜落か―北海道・函館周辺
時事通信 5/15(月) 13:52配信

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15日午前、陸上自衛隊北部方面隊所属の連絡偵察機LR2(写真)が、緊急患者の空輸のため函館空港へ向かう途中、管制官との連絡が途絶えた。墜落した可能性もあるとみて状況確認を進めている=陸上自衛隊提供

 15日午前11時45分ごろ、陸上自衛隊北部方面隊所属の連絡偵察機LR2が、緊急患者の収容のため函館空港(北海道函館市)へ向かう途中、管制官との連絡が途絶えた。

 防衛省によると、陸自隊員4人が乗っており、墜落した可能性もあるとみて捜索している。

 同省などによると、搭乗していたのは機長の高宮城効1等陸尉(53)、副操縦士柳田智徳3等陸佐(41)、整備員岡谷隆正2等陸曹(42)、同玉木宏伸3等陸曹(28)。患者は乗っておらず、陸路で搬送された。

 同機は、状態が悪化し専門治療が必要な患者を函館市の病院から搬送するため、北海道知事から災害派遣要請を受け、午前11時23分に札幌丘珠空港(札幌市)を離陸。同50分に函館空港へ到着して患者を収容する予定だった。

 管制官との交信は、着陸段階に入っていた同47分の連絡を最後に途絶し、同48分に函館空港の西約30キロの山中上空でレーダーから消えた。自衛隊や道警などは、北斗市の不二山と袴腰山の周辺を捜索している。

 交信では機体故障など異常の訴えはなく、飛行していた高度を超える山などの障害物は確認されていない。4月中旬の定期整備の際に、機体に異常はなかったという。

 道によると、天候不良で道のヘリを飛ばせないため、自衛隊に出動を要請した。気象庁によると、函館空港周辺は当時、弱い雨が降り、やや強い風が吹いていた。上空は風向きや風速が変わりやすい状態だった。

 陸自ホームページによると、LR2は米ビーチクラフト社製の双発プロペラ機で、「ハヤブサ」の愛称で呼ばれる。全長約14メートル、乗員は最大10人。連絡偵察を主な任務としているが、ストレッチャーも搭載し急患搬送にも使われる。

2017年5月 9日 (火)

777・787・A350等、航空機一般の話題・51

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:ANA、新訓練方式の副操縦士 777で乗務開始 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日航、国際線見直しへ=監視終了、ハワイや豪に路線 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:人工知能が、ジェット機を人間より安全快適に飛ばせる日が近づいてきた - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大分県宇佐市>零戦実物大模型を寄贈 四日市・大分LC - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アメリカン航空、日本就航30周年 成田で放水アーチ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ユナイテッド航空の747、日本路線6月で終了 成田発UA838便 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川重、日米でボーイング次期大型機「777X」の生産準備着々 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米F-15C、早期退役か? 空自主力機と同型 背景に厳しい台所事情 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川崎重工、米国に777X貨物扉製造ライン完成 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:到着機と出発機が鉢合わせ、誘導路40分動けず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:管制ミスで27便が遅延=航空機同士対面、動けず―那覇空港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:操縦士の技能、フライトデータで「即時」評価 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エミレーツ航空17年3月期、29年連続黒字 A380に新機内ラウンジ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANAの787初号機、初の2回目重整備終え復帰 初便は羽田発マニラ行き - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:時間に追われてツラい、そして孤独 航空機整備士の働き方を変えた神アプリ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新政府専用機 客室乗務員が訓練 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:次期政府専用機、ANAで自衛官初訓練 777モックアップで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、次期政府専用ボーイング 777-300ER型機の教育訓練を実施 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:A350-1000、初の長距離飛行 12時間、ヴァージンCAらと - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:開発中のエアバスA350-1000、ヴァージンの客室乗務員と飛行試験を実施 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:SUBARUの航空機生産が劇的に効率化した理由 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANAの787、ロシアに緊急着陸 エンジン不具合で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:成田発の全日空機が緊急着陸=ロシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東レ、航空機向け炭素繊維不調。米工場の稼働延期 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「零戦」がレッドブル・エアレース千葉2017で飛行! 6月3~4日に幕張で開催 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シンガポール航空、A350にバイオ燃料 サンフランシスコ線、17時間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ゼロ戦がレッドブル・エアレースに登場 復元された貴重な実機が東京湾の空へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ゼロ戦、70年ぶりに東京湾上空舞う 6月3、4日、幕張エアレースで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱重工、17年3月期純利益37.4%増 宮永社長「完成機メーカー並みの企画力必要」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:零戦、70年ぶり千葉の空へ 「レッドブル・エアレース千葉2017」にて レッドブル - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:零戦、東京湾上空を飛行 6月、レッドブル・エアレース参加へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ターキッシュエア、ノートPC無料貸出 米英行きビジネス、電子機器持ち込み制限で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:A350-1000、高温燃料でエンジン試験 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「A320で編隊飛行できるのはピーチだけ」 特集・ピーチ社員から見た就航5周年(4) - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

ANA、新訓練方式の副操縦士 777で乗務開始
5/26(金) 21:57配信 Aviation Wire

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出発前に機体をチェックする中川副操縦士=17年5月26日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)は5月26日、訓練効率を向上させ、訓練期間を短縮した新方式「MPL(マルチクルー・パイロット・ライセンス)」で合格した副操縦士の乗務を本格的に開始した。

【ブリーフィング中の副操縦士】

◆ANA初のMPL副操縦士

 MPLは、訓練の初期段階から機長と副操縦士の2人乗務(マルチクルー)を前提に訓練することで、航空会社のパイロット養成に適したもの。従来よりも訓練期間が約半年短縮されるほか、2人のパイロットがチームで運航する能力を、訓練の初期段階から身につけられる。

 乗務を開始したのは、中川雄介(なかがわ・ゆうすけ)副操縦士(28)。26日は羽田発福岡行きNH257便(ボーイング777-200型機、登録番号JA705A)に乗務した。同便は羽田第2ターミナル59番スポットを定刻より1分遅れの午後2時11分に出発し、乗客296人(ほか幼児6人)が利用した。中川副操縦士は、小島敏裕(こじま・としひろ)機長と乗務し、客室乗務員9人と運航した。

 中川副操縦士は、2012年4月に入社。貨物事業室での地上配属を経て、同年9月からMPL訓練を開始した。2017年5月20日、777の副操縦士発令を受け、22日の那覇発羽田行きNH996便に、スタンバイ(待機)の副操縦士として初めて乗務した。

◆ANAのMPL基礎訓練、ルフトハンザグループに委託

 MPL訓練は、基礎訓練と実用機訓練に分別される。ANAは基礎訓練をルフトハンザグループの独ルフトハンザ・アビエーション・トレーニングに委託。ブレーメンでの座学後は米フェニックスに渡り、1段階目が単発機とシミュレーターを使用した「コア・フェーズ」、2段階目はブレーメンに戻り、シミュレーターと小型ジェットを使用した「ベーシック・フェーズ」を進める。

 2段階終了後、MPLの学科試験を受験。3段階目からは国内に戻り、シミュレーターを使用した「インターメディエート・フェーズ」、4段階目は、シミュレーターと実機を使用した「アドバンスト・フェーズ」を進め、MPLを取得する。

 中川副操縦士と同期のMPL1期生は8人。現在、9つのコースが進行中で、56人が受講している。

 MPLは2006年にICAO(国際民間航空機関)で規定され、日本でも2012年に法制化された制度で、海外では複数の航空会社で導入され、すでにMPLを取得した副操縦士が運航に従事している。ANAは2014年9月から導入。これまでは約36カ月かかっていた養成期間を、約27カ月から30カ月に短縮できるようになった。

 MPL訓練は、日本の航空会社では日本航空(JAL/JL、9201)が初めて導入。ことし2月からは合格した副操縦士が乗務を開始している。


日航、国際線見直しへ=監視終了、ハワイや豪に路線
5/26(金) 15:00配信 時事通信

 日本航空は今秋以降の国際線の路線見直しの検討を始めた。新規路線を制限する国土交通省の経営監視が3月末に終了したのを受け、オーストラリアや米ハワイへの路線開設を検討する。テロ事件で観光需要が低迷するフランスや、韓国については減便を視野に入れる。

 豪州とハワイは、欧州で相次ぐテロ事件の影響が少なく、堅調な需要を維持している。豪州は現在、自社運航は1日1便の成田―シドニー線だけだが、第2の都市メルボルンと成田を結ぶ路線を新設。ハワイは、2010年以来となる成田からハワイ島・コナへの路線を復活させる方向だ。19年春にエアバスの超大型旅客機「A380」を投入する全日本空輸に対抗する。


人工知能が、ジェット機を人間より安全快適に飛ばせる日が近づいてきた
5/24(水) 12:30配信 WIRED.jp

人工知能が、空へも本格的に進出し始めた。航空機のセンサーが生み出す膨大なデータから整備士の走り書きまで分析し、さらには飛行機の操縦まで学習する。その先には、緊急事態や悪天候にも対応する「完全なる自動操縦」まで見えてきた。

飛行機で「真ん中の席」を選びたくなる画期的なシート

さまざまな分野で活用が始まっている人工知能(AI)が、空にまで本格的に進出しようとしている。航空便の遅延を予測し、より効果的な遅延の回避策を空港や航空会社に示すアルゴリズムの開発が、すでに進んでいるのだ。英イージージェットやエミレーツ航空などの航空会社は、発券プロセスの簡易化や機内体験のパーソナライズなどにAIを活用している。だが、AIが活用されていく場所の“本命”は、コックピットだ。

ボーイングとカーネギーメロン大学(CMU)は2015年、航空宇宙データ分析研究所を設立した。機械学習によって、山のようにある航空機関連のデータを活用するのが目的だ。

「航空機には大量のセンサーが搭載されており、秒単位で膨大な量のデータが生み出されています。しかも現在の分析手法では処理が間に合わないほど大量に蓄積されているのです」。そう語るのは、CMUのコンピューター科学者で同研究所のプロジェクトリーダーを務めるジェイミー・カーボネルだ。

こうした膨大なデータの処理には、さまざまな形式のデータに対応できるAIが最適解となる。AIなら、センサーのデータのように書式が厳格に決められているものだけでなく、整備士の走り書きまで解読できるからだ。

しかし、たとえすべてのデータを把握して理解するアルゴリズムができたとしても、完全な予測を妨げる要因は存在しうるだろう。そこでカーボネルは、こうした要因を特定し、予測に足りないデータをリクエストできる賢いAIエンジンを開発しようと考えている。

「同じルートを同じ構成で飛んでいる航空機が2機ある。しかしなぜか燃料消費の表示値が異なるとしましょう。われわれが目指すのは、すべてのパラメーターをクロスチェックして詳細に分析できるシステムです。パイロットの訓練方法や気象データといった、『パフォーマンスに影響している可能性が高いが手元にないデータ』を見つけだし、それを手配できるようにするのです」

人為的ミスもフォローする自動操縦
さらに高度な研究も進められている。緊急時の航空機の操縦を、AIにサポートさせようというのだ。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の、ハイサム・バオマーとピーター・ベントレーらのチームが開発中のオートパイロットは、熟練パイロットのやり方を学習して、似た状況で同じように振る舞う危機管理対応を行うという。

「ストレス、情報過多、あるいは訓練不足などによって引き起こされる人為的ミスの因子に立ち向かうことで、安全性を高めていきたいと考えています」とバオマーは語る。

現在のオートパイロットは、緊急時以外の基本的な操縦は完璧にこなすが、水平直線飛行から外れると弱点が露呈する。例えば、強い乱気流が原因でオートパイロットが解除されたり、修正を試みてもかえって問題が悪化したりすることがあるのだ。人間のパイロットたちはオートパイロットを常に監視し、緊急時に介入するよう訓練されているが、当然のことながら人間が間違うこともある。

バオマーは、何が起きても確実に正しく対処し、同時に何が起きているのかをコックピット内の人間に把握させられるようなAIベースのオートパイロットの構築を目指している。「インテリジェント・オートパイロットシステム」と名づけられたバオマーらの技術は、人間のパイロットと同じ訓練を受ける。

研究チームは現在、デスクトップ版のフライトシミュレーター「X-Plane」の高性能プロ向けヴァージョンを使って、悪天候やエンジンの故障・出火、緊急着陸や旋回といった状況下でのボーイング777型機の操縦法をオートパイロットに教えている。

これは「教師あり機械学習」に基づいている。まだ経験のないオートパイロットを、航空学校に通う人間の実習生のように扱うのだ。「まず学習課題を人間の教官がやってみせ、システムにそれを観察させます。すると、ニューラルネットワークを通して学習モデルが生まれます。そのうえで、オートパイロットに操縦をすべて委ね、教師のやり方をまねるのを今度はわたしたちが観察するのです」と、バオマーは説明する。

これまでのところ、システムの成績は上々だ。操縦に慣れていない機種を飛ばしたり、当初のトレーニングにはなかった気象条件に対処したりもできている。これを受けて研究チームは今後、産業用のフライトシミュレーターや遠隔操縦の無人航空機(UAV)へのシステムの導入を目指し、航空業界にアプローチする考えという。

最後にたちはだかる「規制」という障害
航空機への配備までの道のりについてバオマーは、実際にはテクノロジーよりも技術導入の許可を得るプロセスのほうが難題だと言う。「妥当性の確認と検証のプロセスはとても大規模でコストもかかります。それでも新技術を航空機に導入するには、安全のための要件として必ず実施しなければなりません」

規制上の障害をクリアしたら、こうしたシステムは人間のパイロットの時代と“その次の時代”とをつなぐものになるだろう。コックピットの自動化が進み、操縦桿とラダーペダルで航空機を操縦する日々は急速に終わりに近づいている。ヒューマンエラーの心配なく航空機を飛ばせることの魅力が証明されるかもしれない。

しかし、それでもまだ道半ばだ。自動操縦と手動操縦が併存する間は、パイロットが航空機をきちんと管理できるようにうまくコントロールする必要がある。このギャップを埋めていくうえでも、AIは極めて重要な位置を占めるだろう。


<大分県宇佐市>零戦実物大模型を寄贈 四日市・大分LC
5/24(水) 8:41配信 毎日新聞

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宇佐市に寄贈された原寸大の零戦模型=宇佐市提供

 大分県宇佐市の四日市・大分ライオンズクラブ(LC、渡辺利幸会長)が、零式艦上戦闘機の実物大模型(全長9.1メートル、幅11メートル)を市に寄贈した。市は2020年度にオープン予定の「平和ミュージアム」敷地内にある市指定史跡「城井一号掩体壕(えんたいごう)」での展示を検討している。

 同LCは結成55周年記念事業として、初期のモノレール開発に携わり、ラジコン飛行機などが趣味の宮崎県日向市の松島安則さん(73)から、購入した。松島さんは、日本の飛行機技術の粋を集めた零戦が大好きで、原寸大模型を、5年かけ制作したという。

 零戦には21型や32型など数種類の型式があるが、今回寄贈された模型は52型と呼ばれるもの。繊維強化プラスチック製で、右翼の一部とマフラーが付いておらず、まだ未完成だ。今後、同LCが仕上げる予定。

 市によると、戦争末期の1945年7月、零戦飛行隊の零戦52型が鹿児島基地から宇佐海軍航空隊に移動し、掩体壕などに格納されていた。このため、市は平和ミュージアムの展示品として最適と判断している。【大漉実知朗】


アメリカン航空、日本就航30周年 成田で放水アーチ
5/23(火) 12:31配信 Aviation Wire

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成田で日本就航30周年を祝う放水アーチをくぐりダラスへ向かうアメリカン航空AA176便(同社提供)

 アメリカン航空(AAL/AA)が5月22日、日本就航30周年を迎えた。成田空港では、午前10時28分に71番ゲートから出発したダラス・フォートワース行きAA176便(ボーイング777-200ER型機、登録番号N762AN)が消防車の放水アーチで見送られ、30周年を祝った。

 アメリカン航空の日本就航初便は1987年5月22日、テキサス州ダラスから到着。日本路線の運航を始めた。

 現在は直行便を1日5往復運航しており、成田空港へはダラス、ロサンゼルス、シカゴから、羽田空港にはロサンゼルスから昼間時間帯に乗り入れている。


ユナイテッド航空の747、日本路線6月で終了 成田発UA838便
5/22(月) 17:04配信 Aviation Wire

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日本での運航を終了するユナイテッド航空の747=16年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ユナイテッド航空(UAL/UA)は、ボーイング747-400型機の日本路線への投入を、6月で終了する。日本発の最終便は、6月14日成田発サンフランシスコ行きUA838便となる。

【尾翼に「U」をデザインした旧塗装747】

 すべての路線からの退役は、10月末を予定している。

 同社の747-400は3クラス374席で、ファースト12席、ビジネス52席、足もとが広いエコノミークラス「エコノミープラス」88席、エコノミー222席を設定。翌15日からの同路線は、777-300ER(366席:ビジネス60席、エコノミープラス102席、エコノミー204席)に変更する。

 ユナイテッド航空は現在、747-400を22機保有。このうち20機を、おもに北米-アジア間などの長距離路線に投入している。日本路線には2016年まで、シカゴ-成田線にも投入していたが、現在はサンフランシスコ-成田線のみで運航している。

 シカゴ-成田線は、747-400から777-200ER(269席:ファースト8席、ビジネス40席、エコノミープラス113席、エコノミー108席)に機材を変更している。

 ボーイングの発注リストによると、ユナイテッド航空は計68機の747を導入。1970年5月18日に747-100を初受領している。747-400は44機受領。2000年5月12日に受領した機体が最も新しい。

 747-400の後継機材について、同社では特定の機材を充当せず、777-300ERや787-8、787-9など、路線ごとに適合の機材を投入するという。

 ジャンボの愛称で親しまれた747は、燃油費の高騰や飛行機の技術的な進歩により、世界的に退役が進んでいる。日本では、全日本空輸(ANA/NH)が2014年3月31日に運航した那覇発羽田行きNH126便を最後に、旅客型が全機退役。現在日本国内で運航されている747は、政府専用機と日本貨物航空(NCA/KZ)の貨物型のみ。

 また海外の航空各社も、日本路線への投入を相次いで終了させている。2016年は、9月3日にKLMオランダ航空(KLM/KL)がアムステルダム-成田線で、10月1日にキャセイパシフィック航空(CPA/CX)が香港-羽田線での運航を終えている。


川重、日米でボーイング次期大型機「777X」の生産準備着々
5/22(月) 7:55配信 ニュースイッチ

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米国に整備していた航空機機体部品の製造ライン

貨物扉の製造、今秋から米国で生産
 川崎重工業は米国現地法人のリンカーン工場(ネブラスカ州)で整備していた、米ボーイングの次期大型旅客機「777X」用貨物扉の製造ラインを完成した。月内に試験製造に着手し、今秋から本格的に製造を始める。岐阜工場(岐阜県各務原市)、名古屋第一工場(愛知県弥富市)に続く、航空機関連の主力工場の一つとなる。

 製造ラインは同工場の既存建屋内の約2800平方メートルエリアに整備した。投資額は約15億円。川重として初めて、米国に設置した航空機用部品の製造拠点となる。自社製塗装ロボットのほか、打鋲(びょう)の対象範囲が拡大したオートリベッター(自動打鋲機)など最新鋭の設備を導入。高品質で高効率な生産体制を構築した。

 今後は777Xの前部胴体や中部胴体の製造を担う名古屋第一工場内の新工場と同様に、ICT(情報通信技術)やIoT(モノのインターネット)などのインフラ整備を計画している。

<岐阜に胴体用の新工場>

 一方、今夏をめどに、岐阜工場(岐阜県各務原市)内に「777X」向け胴体部品の新工場を建設する。777Xの前部・中部胴体向けスキンパネル(外板)を生産する。777X向けは岐阜工場と、2月完成の名古屋第一工場(愛知県弥富市)内の新工場で分担する。投資額は名古屋の新設分と合わせて約250億円。岐阜の新設で、同社の777X向け設備投資は一巡する。

 同社は今夏までに777X向け胴体生産を始める。これに合わせ生産拠点を整備してきた。岐阜工場内に機械加工工場とサブ組立工場の2棟を新設する。機械加工工場では切削加工機を導入し、アルミニウム合金製のフレームなどを製造する。サブ組立工場では、胴体パネルにストリンガー(補強材)を取り付けるための穴あけ加工などを手がける。

 岐阜工場では現行機「777」向けスキンパネルを生産している。777X向けでも、胴体パネルの曲げ加工や表面処理、塗装作業のほか、パネルにストリンガーやシアタイ(胴体部品)の取り付けに、既存設備を活用する。

 777X向け胴体生産は、岐阜工場で胴体パネルとフレーム加工を担当。名古屋第一工場内の新工場で、自社製ロボットや大型の数値制御(NC)自動打鋲機(オートリベッター)を使って最終組み立てを行う。

スマート工場のとっかかりに
<解説>
 民間航空機向け機体部品を手がける川崎重工業。メーン顧客の米ボーイングは欧エアバスと激しい受注競争を繰り広げ、コストダウン要求は年々厳しさを増している。単なるプライスダウンはできない。川重には乾いたぞうきんを絞るような生産改善を進めてきた自負がある。さらにボーイングと一緒になった取り組みが不可欠になる。例えば検査工程。一度も不具合が発生していない工程での検査を、簡便化するといった取り組みだ。

 胴体などを手がける名古屋第一工場。6月の製造開始に向け、生産設備の設置作業を始めた。新工場の完成は航空機部門に留まらず、川重グループ全体への波及効果が期待できる。新工場はIoTモノのインターネットなどを活用したスマート工場のとっかかり。自動で穿孔(せんこう)位置を認識する自社製ロボット、画像センシング技術や制御技術を駆使した新規開発設備を導入。IoTに必要な通信インフラも整備する。


米F-15C、早期退役か? 空自主力機と同型 背景に厳しい台所事情
乗りものニュース 5/21(日) 10:19配信

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アメリカ空軍のF-15C「イーグル」(画像:アメリカ空軍)。

米空軍、F-15Cの退役を前倒しに?
 2017年5月現在、アメリカ空軍では、かつて「最強」とうたわれた主力制空戦闘機F-15C「イーグル」の退役を前倒しにし、性能にやや劣るものの安価なF-16をもってこの代替にするべきではないか、という案が検討されています。

【写真】空自の主力F-15J

 アメリカは世界でもっとも多くの防衛費を投じている国ですが、その反面国家財政における監査制度は極めて厳格であり、高い透明性が求められます。税金の無駄遣いが許容されないため、アメリカ軍とはその膨大な兵力を、ある意味では世界でもっとも厳しい台所事情によって支えているともいえます。

 F-15Cは原型機のF-15Aが1970年代に導入されはじめ、現在もなお200機以上がアメリカ空軍に在籍中であり、沖縄県の嘉手納基地をはじめ日本、米本土、欧州に配備されています。配備開始から長い時がたちもはや老朽機ともいえる存在ですが、レーダーや電子戦システムなどの搭載機器、ミサイルなどはほぼまるごとアップグレードされており、いまもなお世界有数の強い戦闘機であり続けています。

 ではなぜ、その空中戦に強いF-15Cを退役させなくてはならないのでしょうか。それはF-15Cには「空中戦しかできない」という欠点があるからです。

早期退役のもっともな理由とその否定材料になる驚きの現状
 これまでF-15は強敵が予想される空域において、ここぞというときの「切り札」として実戦投入されてきました。しかしながらF-15Cがいくら強いとはいっても、アメリカ空軍にはすでにF-15Cを圧倒する空中戦性能を誇るステルス戦闘機F-22「ラプター」が200機近く配備されており、また昨年からは最新鋭のF-35A「ライトニングII」の配備が開始されるなど、F-15の「切り札」としての価値は相対的に失われてしまっています。

 それならば、多少は性能に劣っても空中戦から対地攻撃まであらゆる任務をこなせる「マルチロールファイター(多用途戦闘機)」であり、しかも維持費のかからないF-16に置き換えたほうが予算を圧縮できます。そして浮いた費用をF-35Aなど別の用途に使えば総合的に見て空軍の能力は向上することが見込めます。

 現在F-15Cの平均年齢はすでに30歳に達しており、2017年にはついに1万飛行時間に到達した最初の機体もあらわれました。F-15Cは開発当初4000飛行時間(20年の運用に相当)の耐久性が求められ、最終的には8000飛行時間の寿命があたえられました。ところが極めて頑丈な機体は設計値を倍上回る1万6000飛行時間の寿命を実現できることが見込まれています。ゆえにもっとも酷使した1万飛行時間達成機でさえ、あと30年は使える寿命が残されている計算になります。

空自主力と同型機は2040年の空も飛ぶ?
 残り30年もの寿命が見込まれるため、実際にF-15Cを早期退役させるかどうかはいまのところ不明です。またアメリカ空軍はA-10C「サンダーボルトII」攻撃機の早期退役を何度も計画しておきながら、ことごとくキャンセルしたこともありますから、F-15C早期退役案も立ち消えとなってしまう可能性は十分にあります。

 F-15を開発したボーイング社も、将来型F-15Cのコンセプト「F-15 2040C」なるプランを公表しており、F-15Cの性能向上契約をもぎ取ろうと必死のアピールを行っています。

 航空自衛隊ではF-15Cと同じタイプであるF-15Jを主力戦闘機として運用しており、そしてF-15Jはこの先数十年にわたって主力であり続ける予定です。そのためアメリカ空軍からF-15Cが消えてしまうという事態は、日本にとっても決して他人事ではありません。

 30年近くにわたり最強戦闘機として君臨したF-15Cは、いま大きな岐路に立たされようとしています。


川崎重工、米国に777X貨物扉製造ライン完成
Aviation Wire 5/20(土) 9:56配信

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川重の米リンカーン工場に完成した777X用貨物扉製造ライン(同社提供)

 川崎重工業(7012)は5月19日(現地時間18日)、米国にボーイング777X型機用貨物扉の製造ラインを完成させ、開所式を開いた。川重では米国初となる航空機用部品の製造ラインで、試験製造を今月から始め、今秋より本格的に製造を開始する。

 777X用貨物扉の製造ラインは、米国の現地法人Kawasaki Motors Manufacturing Corp., U.S.A.(KMM)のリンカーン工場(ネブラスカ州)に完成。同工場にある既設建屋内の約2800平方メートルの敷地に、2015年12月から整備を進めてきた。

 製造ラインには、自社製塗装ロボットや、リベット打ちの対象範囲が拡大したオートリベッター(自動打鋲機)など、最新鋭の設備を導入して自動化を推進。品質向上やコスト削減につなげていく。

 川重によると、今後は名古屋第一工場敷地内に新設した777Xの前部胴体や中部胴体の製造を手掛ける新工場と同じく、将来のスマートファクトリー化に向け、ICT/IoTなどのインフラ整備を計画しているという。

 同社では777X用貨物扉の製造を契機に、リンカーン工場を米国での航空機用部品の主要製造拠点と位置付け、民間航空機事業の拡大に向けた取り組みを進めていく。


到着機と出発機が鉢合わせ、誘導路40分動けず
読売新聞 5/20(土) 0:03配信

 19日午後2時半頃、那覇空港の滑走路東側の誘導路上で、仙台空港から到着した全日空1863便(ボーイング767型機)が、上海に出発予定で約200メートル先に待機していた中国東方航空2086便(エアバス321型機)と鉢合わせになり、約40分間、移動できなくなった。

 この影響で那覇空港を離着陸する計27便に最大で約1時間の遅れが出た。

 国土交通省那覇空港事務所によると、管制官が中国東方航空機に誤った場所で待機するよう指示したのが原因という。同事務所は「再発防止に努めたい」としている。


管制ミスで27便が遅延=航空機同士対面、動けず―那覇空港
時事通信 5/19(金) 22:24配信

 19日午後2時30分ごろ、那覇空港(那覇市)の誘導路で、仙台発の全日空の旅客機1863便(ボーイング767型機)と、上海行き中国東方航空の旅客機2086便(エアバス321型機)が向き合う状態になった。

 管制官の指示ミスが原因で、27便が最大約1時間遅延した。乗客乗員にけがはなかった。

 国土交通省那覇空港事務所によると、管制官が離陸前の中国東方航空機に対し、誤った待機場所を指示したことが原因。着陸して駐機場に移動しようとしていた全日空機と誘導路で対面状態となり、両機は約40分間、動けない状態になった。


操縦士の技能、フライトデータで「即時」評価
ウォール・ストリート・ジャーナル 5/19(金) 14:22配信

 米国の航空各社は、航空機がリアルタイムで記録するフライトデータから最大限の恩恵を得ようと、斬新な手法を編み出している。これには、着陸時の安全性向上から顧客との関係改善に至るまで、さまざまな狙いがある。

 デルタ航空は機体の離陸および着陸後、操縦技能に対する客観的なフィードバックをパイロットにほぼ即時に提供するシステムを使用している。サウスウエスト航空とアメリカン航空も今夏、同様の取り組みを始める見通しだ。

 このシステムは胴体が長い機体を扱う操縦士を対象にしており、フィードバックは自動で紙に印刷されるもののあれば、計器パネルにデジタル表示されるものもある。胴体が極めて長い航空機を扱う際には特別な注意が必要だ。機首を急速ないし高く上げすぎたり、着陸時の速度が数ノットでもずれていたりすると、機体の後部が地面に接触する恐れが非常に高まるからだ。

 デルタでボーイング737型機やエアバスA320型機の機長を務めるリッチ・ケイナー氏は、「狙いは、ほぼ即時にフィードバックを提供」し、操縦士にパフォーマンスの比較を促すことだと述べた。

 デルタは、こういった追加情報の提供が尻もち事故の比率に影響を及ぼしているかについては言及を控えた。

 この取り組みは、現代の航空機が日常的に記録するデータを即時利用するメリットをあらためて示すものだ。航空機はエンジンの動き、乱気流との遭遇から機内エンターテインメントの不具合に至るまでのさまざまなデータを記録している。

 航空会社幹部は今、特定分野のフライトデータを従来よりも迅速に使いたいと考えるようになっている。尻もち事故への意識を高めたいという気持ちがあるからだ。

 最も包括的なアプローチを採用しているように見えるのはデルタだ。同社はボーイングおよびエアバス製の300機を超える単通路機に対して同システムを導入してきた。

 これらの航空機の操縦士は、離陸および着陸時に記録された機首の正確な角度や機体の速度などが記録されたプリントを受け取ることができる。このプリントは、離陸の数分後と着陸滑走を終えた後に出てくるようになっている。

 ケイナー機長は「これが乗務員の事故を予防する姿勢につながっていると思いたい」と述べた。

 同機長によると、デルタは他のデータの活用も検討している。特にひどい乱気流を経験した乗客を特定し、会社としてのおわびを個別に送るといったことだ。

 アメリカン航空の安全担当者は今夏、ボーイング757および767型機の胴体延長モデルの操縦室のディスプレーに、自動でフライトデータを送信するシステムを稼働させる意向だ。操縦士には、これをプリントアウトする選択肢も提供される。

 サウスウエスト航空の広報担当者によると、向こう数カ月内に同社の全航空機でも同じようなデータ送信システムの運用が始まる予定。サウスウエストが飛ばしているのはボーイング737型機のみで、操縦室にはプリンターがない。

 ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスは、さまざまな胴体延長モデルを飛ばしているが、操縦士たちによると、一部のボーイング767型機は既に実際に離陸した角度を記録したプリントが出てくるようになっているという。


エミレーツ航空17年3月期、29年連続黒字 A380に新機内ラウンジ
Aviation Wire 5/19(金) 11:43配信

 エミレーツ航空(UAE/EK)などエミレーツ・グループは、2017年3月期通期連結決算で25億AEDディルハム(約6億7000万米ドル、約745億1900万円)の利益を計上した。前期(16年3月期)比で70%減となったものの、29年連続で黒字を達成した。

 売上高は2%増の947億AEDディルハム(258億米ドル)、現預金残高は19%減の191億AEDディルハム(52億米ドル)。同社によると、2種類の満期債券の償還と、機材関連資産への投資に起因するものだという。

 エミレーツ航空単体の売上高は、851億AEDディルハム(232億米ドル)。ドル高進行により、利益は過去最高となった前期と比べ82%減となる13億AEDディルハム(3億4000万米ドル)、利益率は1.5%だった。

 燃料費は6%増となる210億AEDディルハム(57億米ドル)で、総オペレーション・コストは8%増加。オペレーション・コストに占める燃料費の割合は、前期の26%に対し現在も25%と、最大の比率を占めているという。

 機材面では、エアバスA380型機19機とボーイング777-300ER型機16機の計35機を受領。27機を退役させた。これにより、3月末時時点での保有機数は259機となった。

 1年間で過去最大規模となる退役と新造機の受領により、平均機齢は従来の74カ月(6年2カ月)から大幅に下がり63カ月(5年3カ月)になった。エミレーツによると、業界平均は140カ月(11年8カ月)だという。

 7月からは、機内ラウンジに改良を加えたA380を投入。今後受領予定の777Xには、仏タレスの機内エンターテインメントシステム(IFE)を導入する。


ANAの787初号機、初の2回目重整備終え復帰 初便は羽田発マニラ行き
Aviation Wire 5/17(水) 20:46配信

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マニラ行きNH869便として羽田を出発するANAの787初号機JA801A=17年5月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 世界で最初に就航したボーイング787型機となる、全日本空輸(ANA/NH)の787-8初号機(登録番号JA801A)が5月17日、2回目となるCチェック(重整備)を終えて運航に復帰した。

【重整備中のANAの787】

 初号機は2011年8月6日製造。製造番号は34488、ライン番号は0008で、エンジンはロールス・ロイス製トレント1000-A2(推力2万8940kg)を2基搭載し、同年9月25日に受領した。中距離国際線仕様機で、座席数は就航当初は264席だったが、2013年10月の改修で222席に変わり、2015年11月の改修で現在の240席(ビジネス42席、エコノミー198席)になった。

 最初の商業フライトは、世界初の787による運航便である、2011年10月26日の成田発香港行きチャーター便のNH7871便。2014年6月には、世界初となる787のCチェックを、羽田の格納庫で実施した。

 また、就航当初は、白いボディーに濃紺のアクセントが入る特別塗装だったが、今年2月に通常塗装に変更。787の再塗装も、初号機がANA初となった。

◆機体の完成度向上

 Cチェックは、1年半から2年ごとに行われる整備で、自動車の車検に例えられる。機体の配管や配線、エンジンなどの内部構造点検など、整備箇所は機内外の多岐にわたる。

 初号機は3月31日にドックイン(格納庫入り)し、4月1日からANAの787初となる2回目のCチェックが始まった。世界で初めて就航した787であるこの機体は、すべての787の中でもっとも長期間飛んでいる。このため、ボーイングの担当者も来日し、より安全な機体となるよう、初号機から得られた情報をANAと分析している。

 今回の整備に携わる、ANAの整備センター 機体事業室 機体計画部 フリート計画チームの世良繁幸さんによると、水平尾翼の開口部分の改修が、主な作業項目のうちの一つになるという。各整備項目の適用により、機体の完成度がさらに高まる。

 「787固有のCチェックでの作業は、ノートパソコンを使った機体制御系ソフトウェアのプログラム変更などで、機体がコンポジット(炭素繊維複合材)でできている以外は同じです」(世良さん)と、コンピューターやコンポジットに関する事柄以外は、他機種のCチェックとほぼ変わらないという。

◆羽田発マニラ行きで復帰

 4月14日、Cチェックが行われている羽田の格納庫では、初号機のまわりに足場が組まれ、エンジンも外された状態で作業が進められていた。機内もカーペットがはがされ、シートやラバトリー(化粧室)などがところどころ外されていた。

 就航3日前の5月14日に再び格納庫を訪れると、ほとんどの足場は外され、機内もシートなどが元通りになり、整備士がエンジンカウルの表面をクリーニングしていた。

 2回目のCチェック後の初便となったのは、17日の羽田発マニラ行きNH869便。羽田の110番スポット(駐機場)を午前9時50分に出発し、マニラには午後1時28分に到着した。

 ANAは2004年4月26日、ローンチカスタマーとして787を50機購入すると決定。標準型の787-8を36機、長胴型の787-9を44機、超長胴型となる787-10を3機の計83機を発注済みで、787の発注数としては世界最多となっている。

 17日時点で、787-8は36機全機を受領済み、787-9は22機が引き渡され、787-10は2019年度から納入が始まる。


時間に追われてツラい、そして孤独 航空機整備士の働き方を変えた神アプリ
ITmedia エンタープライズ 5/17(水) 15:55配信

 閉ざされた環境で孤独に、そして大忙しで作業する――。そんな航空整備士たちの働き方を変えたiPhoneアプリがある。JALエンジニアリングとIBMが現場の声を聞きながら開発したものだ。

【画像】整備士の働き方を変えた神アプリ

 両社は、どうやって現場の課題を洗い出し、どのような形でアプリに実装したのか。IBM Watson Summit 2017の講演に登壇したJALエンジニアリング IT企画部の部長を務める西山一郎氏が説明した。

●膨大な作業を1人きりで 整備士の孤独な戦い

 2009年に設立された航空機整備会社のJALエンジニアリングは、親会社である日本航空の整備作業を担う企業だ。海外エアラインの発着整備も行っており、現在、世界50社超の企業から、エンジンなどの整備を受託している。従業員数は約4000人、その中には外国人スタッフも少なくない。

 整備士は、航空会社が旅客サービスを提供する上でとても重要な役割を果たしている。安全性や、飛行機を予定通りに運行させる定時性の確保はもちろん、快適な機内環境を常に提供できるよう、機体の機能や信頼性を維持し、向上させることも整備士の仕事。西山氏は、「電子部品の整備や劣化した部品の交換などを行う部品整備だけでなく、各空港で行っている運航整備などの機体整備が不可欠」と話す。

 この機体整備には大きく分けて2つの種類がある。1つは、年に1度行う「点検重整備」。航空機を格納庫に入れて、1週間ほど機能を止めたうえで隅々まで整備する。車で言うところの車検のようなものだ。もう1つは、航空機が到着してから離陸するまでの間に行う「運航整備」だ。

 西山氏によれば、後者の運行整備にはさまざまな制約があるという。国家資格を持つ整備士が担当しなければならない上、その国家資格が飛行機の機種別に存在していることから、日々の運航整備を確実に行うためには、資格を取得するための人材育成に加えて、整備士を効率的に配置していくことが求められるのだ。

 運航整備には、機体の周りをぐるりと一周して、航空機のエンジンに鳥がぶつかっていないか、雷に打たれてダメージを受けていないかなどを確認する「サークルチェック」のほかに、乗務員が不具合を記録する「ログブックの確認」などがある。

 これらの作業で問題が確認された場合は即座に修理を行い、航空機が予定通りに出発できるようにしなければならない。しかし、作業は基本的に整備士が1人で行っているにもかかわらず、整備時間は大型機のボーイング777でも50分しか与えられない。

 「ほとんどの作業を1人で行うことが求められており、それが困難な場合は無線機で報告するという形式になっています。整備士の味方は、この無線機のみ。作業に携わる整備士は、閉ざされた環境で孤独に作業をしているのです」(西山氏)

 こうした作業環境を改善するために、検討が始まったのがモバイルアプリの導入だった。「ちょうどその頃、IBMから航空業界向け標準アプリの共同開発を持ちかけられたのです」(同)

 運航・客室乗務員向けの航空業界標準アプリは既に存在していたが、整備用の業界標準アプリはまだなく、「開発すれば運航整備の環境を劇的に変えられるのではないか」と考えた西山氏は開発に取り組むことを決意。業界標準のiOSアプリをIBMとAppleで共同開発するFCPという枠組みの中で、運行整備用アプリの開発が始まった。

 アプリ開発で重視したのは、「現場主導のIT開発」。過去、それを怠って苦い経験をしたことから気を配ったという。「以前、開発したソフトウェアは、“開発優先”で現場の意見を尊重しなかったために、機能は優れていたが使ってもらえなかった。そんなことは、もうしてはならないと思ったのです」(西山氏)

 JALエンジニアリングは、モバイルアプリの開発にあたって、主に3つのキーワードを意識していた。1つ目は、場所を選ばず情報にアクセスできる「スマート」。2つ目は作業を悩ませることのない「シンプル」。3つ目は他社とも協力しやすい「スタンダード」だ。

 アプリにこうした機能を持たせるために設置したのが、「モバイルバックエンドサーバ」だ。従来は、整備に必要な「整備基幹システム」「フライト情報」「マニュアル送付用サーバ」などを確認するには、それぞれのシステムに個別にアクセスする必要があった。しかし、それらの全てをモバイルバックエンドサーバとアダプターでつないだことによって、整備士はiOS端末から社内LANを経由して、情報をスムーズに取得することが可能になったという。

 こうして完成したのが、整備士用の「Inspect & Turn」と、バックオフィスのコントローラー用の「Assign Tech」という2つのアプリ。これを使うことで、整備士とバックオフィスのやりとりが簡易になったと西山氏は話す。

 空港では同じ時間に20~30便が離着陸を繰り返しており、バックオフィスはこれら全ての情報を管理し、整備士をアサインする必要がある。その際にAssign Techを利用すれば、発着便の情報がすぐ表示されるだけでなく、現在、出社している整備士のスキルを確認したうえで、適切なスタッフを選んでアサインすることが可能になる。

 また、整備士用アプリのInspect & Turnには、Assign Techによってアサインされた航空機の情報が表示されるようになっており、整備士が資料を探す手間を省いてくれる。整備中に撮影した写真や動画はバックオフィスと共有することも可能だ。

 こうした新たなシステムによって、従来、必要だった整備士へのアサイン時の確認が不要になったほか、機体整備中の状況も可視化されるようになったという。

 「バックオフィスからわざわざ、応援が必要かどうかを聞かなくても、飛行機の整備状況がリアルタイムで分かるようになりました。何事もない飛行機のことを気にしなくてよくなり、対応すべきところに集中できるようになったのです」(西山氏)

 「モバイルソリューションはわれわれの職場環境に、非常にうまくマッチしました」――。西山氏は、こう振り返る。現場スタッフの声を聞きながら開発したアプリは、導入から1週間後には、みなが自然に使っていたという。「システムは“使う人が使いやすいように”開発すべきだと痛感しましたね」(西山氏)


新政府専用機 客室乗務員が訓練
ホウドウキョク 5/16(火) 7:11配信

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(写真:ホウドウキョク)

2019年の就役に向け、テークオフした。
2019年度から運用予定の次期政府専用機に、客室乗務員として搭乗する航空自衛官の訓練が15日、東京都内で始まった。
訓練は、次期政府専用機と同型の「ボーイング777」のシミュレーターを持つ、全日空の訓練センターで始まり、航空自衛隊特別航空輸送隊の自衛官5人が、搭乗口のドアの操作方法や、乗務員同士の連絡、機内アナウンスに使うインターホンの使い方などを学んだ。
今後も訓練を受ける数十人の自衛官が、2019年度から、次期政府専用機に客室乗務員として乗務し、首相らの海外出張をサポートすることなる。


次期政府専用機、ANAで自衛官初訓練 777モックアップで
Aviation Wire 5/15(月) 22:09配信

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ANAの777モックアップでオーバーヘッドビンの構造を確認する特別航空輸送隊の佐藤一等空尉=17年5月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 防衛省は5月15日、2019年度に導入予定の次期政府専用機に乗務する自衛官の訓練を、都内にある全日本空輸(ANA/NH)の訓練施設で開始した。

【訓練の様子を見る】

 次期政府専用機は、2014年8月にボーイング777-300ER型機が選定され、2019年度に2機導入。現在の747-400は退役する。整備や教育、訓練についても、委託先が日本航空(JAL/JL、9201)からANAに移った。

◆「歴史は諸君から始まる」

 今回ANAの施設で訓練を受けたのは、航空自衛隊で政府専用機を運航する特別航空輸送隊(千歳基地)に所属する空中輸送員5人。民間機の客室乗務員にあたる空中輸送員の任務は、乗客の接遇や緊急事態発生時の安全確保のほか、荷物の搭載卸下(しゃが)や機体の重量重心位置の管理なども担う。

 防衛省では、今年度から2018年度にかけて、次期政府専用機に乗務する空中輸送員の養成を計画。現在の隊員が機種移行する際は3日間、新たに選抜された隊員向けには1カ月程度の訓練を実施する。

 3日間の機種移行訓練では、777の機体に関する講習やドア操作の座学と実技、搭降載作業、重量重心位置の管理に関する講義のほか、実機作業を見学する。新隊員向けには、ボーイング機の基礎知識や機内食サービスなど、自衛隊機と異なる点に関する訓練も受ける。

 15日はANAでの初の訓練を実施。特別航空輸送隊が属する航空支援集団の司令官で、政府専用機の運用責任者である小城(こじょう)真一空将は、開講式で空中輸送員に「航空自衛隊の空中輸送員の777にかかる歴史は諸君から始まる。後に続く多くの隊員の先達となれるよう、限られた期間だが精進してほしい」と訓示した。

 空中輸送員の訓練を受託したANAの山本ひとみ客室センター長は、「高い品質の訓練を目指していきたい」とあいさつした。

◆インターホンで苦労

 ANAの訓練施設内にある777のモックアップ(実物大模型)では、ANAの教官がドア操作や機内アナウンスで使うインターホン、オーバーヘッドビン(手荷物収納棚)の扱い方、ラバトリー(化粧室)やギャレー(厨房設備)の構造について、空中輸送員に講義した。

 特別航空輸送隊所属4年目の佐藤光沙一等空尉は、「インターホンの形状が現有機と大きく違い、取り出したり戻す際の機構が異なるので、習熟が必要と感じた」と感想を語った。

 インターホンは、民間機では客室乗務員が座る席の真横に設置されているため、不自然な体勢で取り出さなければならず、訓練でも隊員が苦労していた点だった。「現有機はベテランも乗っているので、肩が上がらないときついのでは」と述べた。

 小柄な佐藤隊員は、現在の政府専用機とは形状が異なるオーバーヘッドビンを閉める際、足かけに乗っていた。「少し高めなので、背を伸ばして安全に収納できるようにしたい」と話した。後輩には佐藤隊員よりも小柄な隊員もいるといい、訓練でポイントを習熟したいという。

 佐藤隊員は「習熟して後輩に教えていく立場になるので、しっかり勉強していく」と決意を語った。

 防衛省では、今月下旬に第2陣の訓練を計画。今回と同様、機種転換訓練を予定しているという。


ANA、次期政府専用ボーイング 777-300ER型機の教育訓練を実施
Impress Watch 5/15(月) 20:21配信

 ANA(全日本空輸)は5月15日、全日空訓練センター(東京都大田区)において、特別航空輸送隊 空中輸送員の教育訓練を実施、その様子を報道公開した。

【この記事に関する別の画像を見る】

 特別航空輸送隊 空中輸送員とは、政府専用機において乗客の接遇、荷物搭載卸下業務、重量重心位置の管理、緊急事態発生時における搭乗者の安全確保などの業務を行なう隊員のこと。

 政府専用機は現在ボーイング 747-400型機がその任に就いているが、2019年度(平成31年度)からは次期型機としてボーイング 777-300ER型機の導入が決定しており、同機の機体整備および教育訓練をANAが受託。今回の訓練はその一環として行なわれたもの。

 訓練開始前に行なわれた開講式では、まずANA 取締役執行役員 客室センター長 山本ひとみ氏が登壇。空中輸送員の訓練については2016年6月から防衛省と協議してきたと前置きし、「我が国最高峰の安全と保安、サービス品質を目指していく」と説明。「日本の空の安全、保安を最高レベルで提供できるように尽力していく」と語った。

 続いて航空自衛隊 航空支援総隊 司令官 小城真一空将が登壇。2014年(平成26年)に次期政府専用機が決定して以来、ANAと密接な連携のもとさまざまな準備に取り組んできたとし、「計画どおり教育を開始できることは大きな喜び」とコメント。

 今後、「2019年に予定されているボーイング 777型機の運用開始に向け、これまで以上に密接な官民の連携のもと、この一大事業を完遂すべくしっかりと本事業を進めていく」とした。また、訓練を受ける隊員に向け「航空自衛隊の航空輸送員のボーイング 777型機にかかる歴史は諸君から始まります。あとに続く多くの隊員のよき目標、先達となれるよう限られた期間であるけれども教育に集中し、精進してしっかりと所要の目的を挙げることを強く要望する」と檄を飛ばした。

 今回の訓練には特別航空輸送隊 空中輸送員の幹部自衛官1名、空曹自衛官4名(内訳は女性2名、男性3名)が参加。ANAが訓練で使用している実物大のモックアップを使い、ドアやヘッドセット、ギャレーなどの操作を学んだ。訓練は3日間にわたって行なわれ、実技のほか座学、実機作業などを通じてボーイング 777-300ER型機への習熟を深める。訓練終了後は同任務に就くほかの隊員の教官役も務めることになるという。

 モックアップでの訓練終了後、女性自衛官はインターホンの操作やオーバーヘッドコンパートメントの高さなど「現有機と異なる部分がある」と問題点を挙げ、「(ボーイング 777-300ER型機の)情報を得つつ、機内の接遇についてしっかりと計画を立てていく必要がある」と、今後の方針についてコメントした。


A350-1000、初の長距離飛行 12時間、ヴァージンCAらと
Aviation Wire 5/15(月) 15:40配信

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初の長距離飛行に臨むA350-1000=17年5月 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

 エアバスは、大型機A350 XWBの長胴型となるA350-1000型機で初となる長距離飛行を、現地時間5月11日に実施した。仏トゥールーズを離陸し、12時間飛行した。

 長距離の飛行試験に投入したのは飛行試験2号機(MSN065、登録番号F-WLXV)で、エアバスの飛行テストクルー10人と、A350-1000を発注しているヴァージン アトランティック航空(VIR/VS)の客室乗務員13人を含む、エアバス従業員ら310人が搭乗。空調や照明、防音環境、機内エンターテインメント(IFE)、ギャレー、電気システム、ラバトリー、排水システムなどを確認した。

 A350-1000はエアバスの双発旅客機では最大の機種。エンジンはロールス・ロイス製Trent XWB-97を2基搭載している。胴体を延長したことで、標準型のA350-900よりも乗客を40人以上多く乗せることできる。主脚のタイヤは、従来の1脚あたり4本から同6本に増やした。

 エアバスでは、派生型のA350-1000は量産初号機の引き渡し開始まで、より短期間での到達を見込む。3機の飛行試験機を使って約1年間の試験を実施し、2017年末までの商業飛行開始を目指す。

 初号機(登録番号F-WMIL)は2016年11月に、3号機(F-WWXL)は今年1月に、2号機(F-WLXV)は2月に初飛行した。2号機には客室を備え、世界各地で飛行試験を実施する。

 A350-1000は4月末現在、12顧客から計211機の受注を獲得している。ヴァージン アトランティック航空は2016年7月、A350-1000を12機発注したと英国で開催されたファンボロー航空ショーで発表。2019年前半に最初の機体を受領し、長距離国際線の現行機材であるボーイング747-400型機とA340-600を置き換える。

 日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)が31機のA350 XWBを2013年10月7日に確定発注。A350-900が18機、A350-1000が13機で、このほかにオプションで25機を購入する。2019年にA350-900の初号機が就航する予定で、現在保有する777を6年程度で置き換える。


開発中のエアバスA350-1000、ヴァージンの客室乗務員と飛行試験を実施
sorae.jp 5/15(月) 15:21配信

フランスの航空機メーカー・エアバスは、5月11日に開発中のジェット旅客機A350-1000が初期長距離飛行を実施したことを発表した。

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A350-1000の胴体は全長約74mで、ライバルのボーイング777-300とほぼ同じ。

A350-1000はエアバスの最新鋭大型ジェット旅客機A350-900の胴体を約7m延長した機体で、乗客を40名程度多く乗せることができる。A350-900は2015年から運行されており、A350-1000は2017年中の運行開始を予定している。またA350シリーズは日本航空が初めて発注したエアバス機(※)でもある。

※経営統合前の日本エアシステムから継承したエアバス機を運用したことはあるが、日本航空としての発注は初。

試験飛行に充てられたA350-1000の機体ナンバー MSN065は、エアバスの飛行テストクルー10名とヴァージン アトランティック航空の客室乗務員13名、乗客役を務めるエアバス従業員の287名を乗せてフランス・トゥールーズのエアバス開発拠点を離陸。離陸前のケータリングサービスを含む通常の航空便と同様なサービスを実施しながら地中海から北欧、北海、イギリス、ポルトガルを経由して12時間飛行した後、トゥールーズに着陸した。この間、客室乗務員と乗客は客室のあらゆる設備をチェックしたが、この飛行はA350-1000の型式証明取得に必要な試験ではなく、航空会社による運航に向けて機内設備の完成度を高める目的で行われた。

なお日本航空はA350-900を18機、A350-1000を13機、オプション(仮契約)25機を発注しており、2019年から就航する予定だ。


SUBARUの航空機生産が劇的に効率化した理由
ITmedia エンタープライズ 5/15(月) 13:00配信

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SUBARUの前身は1917年に創立された飛行機研究所、後の中島飛行機だ。航空機開発事業はSUBARUのルーツともいえる

 「インプレッサ」や「フォレスター」といった人気車種を展開する国産自動車メーカー「SUBARU」。この5年で売上高を倍にするなど、業績面で快進撃を続けているが、そんな同社が、航空機の開発、生産を手掛けていることを知る人はあまり多くはない。

【画像】生産性が著しく下がっていた現場を変えたシステム

 JAXAや自衛隊、防衛省などから個別に案件を受注し、1機あたり1万点超える部品を管理しながら、設計とテストを繰り返す。そんな複雑すぎる業務フローに混乱する現場をどうにかしようと、立ち上がった人がいた。SUBARU 航空宇宙カンパニー 情報システム部 次長の野中剛志さんだ。

 もともとは生産計画を行う部門にいたという野中さんだが、あまりにも情報が整理、共有できておらず、生産性が著しく下がっている現場の現状を見て、改革に向けたプロジェクトを立ち上げた。ここには、航空機開発特有の事情があるのだという。

●開発と量産が同時並行で行われる航空機開発の現場

 試作を経て設計が決まってしまえば、一気に大量生産へと進む自動車とは異なり、少量生産になりやすい航空機は、開発と量産の境目が曖昧になり、設計図が次々と変わっていくと野中さんは話す。

 「私も10年くらい前には、防衛省関係のプロジェクトに関わっていました。航空機の開発は5年や6年といった、非常に長いスパンで行われますが、その工程は予定よりも大体遅れてしまうんです。テストの結果、ある部分が強度不足だったと分かれば、全体の設計を見直しますし、それに伴って必要な部品も変わります。情報が絶えず変化するので、何がどう遅れているのか、どの程度遅れているのか、何か手を打たないといけないのか、といったことを定量的に把握するのが難しいのです」(野中さん)

 絶えず状況が変化するうえ、情報が部署ごとにバラバラに散らばっており、情報伝達がうまくいかないことも大きな問題だった。例えば、資材部が設計情報を元に部品を発注したのに、部品が届くころには設計情報が更新されていて、必要な部品が変わっていた――。こんなトラブルが起きるのは日常茶飯事で、生産性が下がるだけではなく、部署間のコミュニケーションも険悪なムードになってしまっていた。

 そんな状況を見かねた野中さんが、開発情報の一元化に取り組み始めたのは2008年のこと。設計情報や部品の一覧表、それにひもづく調達状況や日程、コストといったさまざまな情報をRDBでつなぎ合わせたのだ。Accessで作ったそのシステムを「一元君」と名付けて公開したところ、部門間のトラブルは目に見えて減ったという。

 この成果をもとに、工場内で量産体制に入っている機種や部品についても、同様に管理しようとしたところ、早晩大きなカベにぶつかってしまった。

 「航空機は息が長く、40年前に開発した飛行機でも現役で飛んでいますし、生産し続けているものもあります。ボーイング767だったり、777だったり、自衛隊のヘリコプターだったり……比較的新しい787まで、さまざまな機種が合わさるとレコードが百万単位になってしまい、データサイズが膨らんでAccessで扱いきれない量になってしまったんです」(野中さん)

 その解決策として出てきたのがBIだった。ERPシステムの導入時から付き合いのあるベンダーに相談したところ、BIを勧められたのがきっかけだ。さまざまな製品を検討したが、手軽さやライセンス形態などを考慮した結果、クリックテックの「QlikView」を導入するに至った。

 「実は別のBIツールを導入する直前までいっていたんですが、テスト導入をしたときにデータモデルを提示する部分でてこずっていました。QlikViewはデータモデルの設計などをすっ飛ばして集計結果を出すことができ、ツールの見た目も良かったのが印象に残っています。扱うレコード数でライセンス形態が決まる製品もありますが、QlikViewはユーザー数で決まります。弊社の場合、今後航空機の機種が増えることを想定すると、後者の方が価格を抑えられると考えました」(野中さん)

 野中さんのこだわりで、データの閲覧については工場の従業員全員ができる体制にし、データ作成や編集を行うのは20人程度と想定してアカウントを購入した。簡易的なデータベースを作成できるというメリットもあったため、業務改革プロジェクトの予算でシステムを構築できたという。そして、稼働用のサーバと合わせてQlikViewを2013年の10月に発注。年内には稼働を開始したそうだ。

●非公式組織「ICTリーダー会」を発足

 BIツールを導入した後に野中さんが行ったのは「パワーユーザー探し」だ。業務部門でも扱えるとはいえ、誰もがすぐに使えるようになるわけではない。そこで野中さんが目を付けたのが社内の“有名人”だ。

 「私たちの文化として、良くも悪くもExcelで何でもやってしまうというものがあります。ExcelのマクロとかSQLとかAccessで何とか業務を回していく。ERPのデータ自体は取得できるので、それを使って業務ツールを自作する人が各部署にいたんです。そういう人たちを“有名人”と呼んでいました。まずは彼らに声をかけ、QlikViewの講習を受けてもらいました」(野中さん)

 彼らはExcelのマクロで夜中じゅう計算させたり、Accessで8時間ずっとクエリを回していたりとさまざまな苦労を味わっている。SQLを普段から扱っていることもあって、少し知識を与えれば、あっという間にQlikViewの使い方を習得したという。そんなパワーユーザーを集め、野中さんは非公認の組織「ICTリーダー会」を発足させた。

 ICTリーダー会では月に一度、QlikViewのノウハウや自作ツールを紹介したり、悩みを相談したりするミーティングを開催している。野中さんが“有名人”に声をかけて回ったところ、各部署から計15人ほどが集まった。10代から50代、新入社員から部長まで、老若男女が参加する非公式な組織で「来る者拒まず、去る者追わず」がコンセプトだ。業務が忙しければ出席しなくていいし、逆にQlikViewに興味があれば、誰でも参加できる。

 「定年退職した有名人の“技”を受け継ぐ新人がいたりと本当に面白い組織ですよ。最近の会議で紹介されたのは、現場の作業工数を確認するツールですね。弊社では、従業員の作業時間を確認するのにタイムスタンプを使っていますが、全作業者のデータ入力や、上長の承認状況を見える化し、もれなくフォローするためのものです」(野中さん)

 このような業務に直結した可視化ツールなどを各自作成しており、その数は約700個ある。全社的なメリットがあるようなツールについては、ICTリーダー会で協議の上、社内ポータルから簡単にアクセスできる「公式ツール」になるという。現在では70個ほどが公式ツールに選ばれている。改善やアップデートの要望がある場合は、ツールの作成者に直接連絡をする仕組みだ。

 ポータルトップには、ツールの利用回数のランキングを表示しており、利用頻度が高いツールは一目で分かるようになっている。上位のツールは、業務になくてはならない存在になっており、それがツール作成者のモチベーションにつながっているそうだ。

●納期順守率を「強制可視化」、パートナー企業の意識が変わる

 QlikViewを導入してから、「現場業務の改善事例が増えた」と野中さんは話す。航空宇宙カンパニーで行われている改善事例の発表会では、毎回どこかの部署からQlickViewを使った事例が出てくるようになった。今ではパワーユーザー用のアカウント数も買い足しているという。

 実際に大きな効果を上げているのが部品の納期だ。部品を供給するパートナー企業の納期順守率を可視化し、資材担当部署の入口に設置しているディスプレイにランキング形式で表示するようにした。導入前は平均で6割程度だった順守率が、今では8割を超えているそうだ。

 「やっていること自体は、情報をまとめて見せているだけに過ぎませんが、それでも大きな効果があると感じました。パートナー企業も含めて情報を共有していくことで、よりよい結果に向かって進めるのだと思っています」(野中さん)

●分析よりも「可視化」の方が効果が高い

 ビッグデータを分析するというよりも、身近な業務のデータを可視化することで効率化やビジネス支援につなげる。これが同社のセルフサービスBI活用法だ。こちらの方がビジネス的なインパクトが大きいと野中さんは話す。

 「確かに将来予測などの分析は、できないよりはできた方がいいですし、今後もそれを否定するつもりはありません。しかし、弊社のような受注生産型の工場では、それ以前に情報が見えないことで右往左往したり、生産性が下がっていたりしているケースが非常に多い。高度な分析よりも単純な可視化の方が恩恵を受ける人が多く、投資効果が高いんです」(野中さん)

 無理に普及させようとしない、というのも大きな学びの1つという。ニーズがない人にスキルを教えようとしたところで、結局は使わないため成果につながらない。社内講習会を頼まれたりしたこともあったが、ニーズがなければ「ふーん」で結局終わってしまう。そのため、出席者に対して、仕事上困っている課題やそれにまつわるデータを持ってくるように依頼しているそうだ。

 「本当に困っている人はすぐに成果が出るので、こんなことができるようになったって周りに言うじゃないですか。そうすると『じゃあ俺もやってみようかな』と次の動きにつながるわけです。その小さな成功体験を積み上げていくのが、挫折しないコツかなと思っています」(野中さん)

●業務部門とIT部門を飛び越える視点

 今は情報システム部の次長だが、生産計画部門から移ってきた野中さんは“IT畑”の出身ではない。業務部門とIT部門、両者を経験しているからこそ見える視点があるという。

 「情報システム部門の中だけでは、現場のニーズは見えにくいです。『こういうことで困ってる』と言われたときに分からない、想像ができないですね。現場仕事で苦労した経験があってこそ、道具としてITが使えるというところはあります。情報システム部門の管理者になって気付いたのは、部門は違えど、みんな似たようなことで苦しんでいて、似たようなツールを作って解決しようとしている事例が実に多いということ。

 こんなツールが欲しいんです、と言われたときに『それはQlikViewで解決できるんじゃない?』と返せるようになりました。ユーザー部門にいるとニーズが見える。情報システム部門にいると会社全体を俯瞰できる。両者のメリットがあるので今は非常にやりやすいですね。1つの事例を水平展開したり標準化することで、無駄なIT投資を抑えられると感じています」(野中さん)

 野中さんのように、業務部門からIT部門に移ってくるケースは少ないが、徐々に増えてきており、IT部門全体の意識も変わりつつあるそうだ。セキュリティや予算管理など、ユーザー部門にとって“ブレーキ役”だった部署が、ビジネス支援の投資を積極的に行う組織になりつつある。

 「元から情報システム部門にいた人はコストの計算に強く、リターンの計算が強いのは現場経験がある人ということかもしれないですね。両者の融合が進めば、さらにさまざまな価値を生み出せると思います」(野中さん)

 セルフサービスBIを単にデータ分析のツールとして使うだけではなく、業務改革のプラットフォームと運用しているSUBARU。業務部門とIT部門の連携という面でも、参考になる部分は多いのではないだろうか。


ANAの787、ロシアに緊急着陸 エンジン不具合で
Aviation Wire 5/13(土) 12:32配信

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ロシアに緊急着陸した機体と同型機のANAの787-9=16年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)の成田発デュッセルドルフ行きNH209便(ボーイング787-9型機、登録番号JA871A)が5月12日、ロシア・イルクーツク州のブラーツク空港に緊急着陸した。乗客は代替機に乗り換え、13日午前にブラーツクを再出発した。

 NH209便は12日午前11時3分、乗客121人(幼児2人含む)と乗員12人(パイロット3人、客室乗務員9人)を乗せて成田を出発。ANAによると、左側エンジンの油量が低下したため、同日午後4時51分(日本時間)、ブラーツク空港に緊急着陸した。

 代替機は同型機の787-9(JA836A)で、羽田を13日午前3時30分(日本時間)に出発し、ブラーツクには同日午前9時(現地時間午前8時)に到着した。準備が整い次第、デュッセルドルフへ向けて再出発する。

 ANAによると、代替機によるNH209便はブラーツクを日本時間13日午前11時30分(現地時間同日午前10時30分)に出発。デュッセルドルフには13日午後6時40分(現地時間同日午前11:40)の到着を予定している。

 成田-デュッセルドルフ線に投入している787-9は長距離国際線仕様機で、座席数は3クラス215席(ビジネス48席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー146席)。エンジンは英ロールス・ロイス製トレント1000を搭載する、ANAは整備部門の社員を現地に派遣し、不具合の原因究明を始めた。


成田発の全日空機が緊急着陸=ロシア
時事通信 5/12(金) 18:07配信

 【モスクワ時事】成田空港を12日午前に離陸し、ドイツ・デュッセルドルフに向かっていた全日空209便(ボーイング787型機)が同日、ロシア・シベリアのブラーツク空港に緊急着陸した。

 乗客121人、乗員12人にけがはなかった。

 全日空によると、ロシア上空を飛行中にエンジンオイル量の低下を示す表示があったため、緊急着陸した。


東レ、航空機向け炭素繊維不調。米工場の稼働延期
ニュースイッチ 5/11(木) 14:14配信

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ボーイングの次期大型機「777X」にも炭素繊維が使われる予定

事業の下振れも
 東レは米国の炭素繊維新工場(サウスカロライナ州)の稼働を、当初予定していた2017年5月頃から1年程度遅らせる。

 供給先の米ボーイングが中型旅客機「787」の増産を遅らせるなど航空機向け需要の大幅な減退を受け、生産調整が必要だと判断した。日覚昭広社長が10日明らかにした。

 東レは航空機向け炭素繊維の在庫滞留により、日米の既存工場でも17年初から約20%の減産を実施していた。

 16年度の炭素繊維複合材料事業は航空機向けの苦戦を受け、営業利益が前年度比約34%減った。高値販売が期待できる航空機向けの出荷が落ち込めば、同事業の営業利益が下ぶれる可能性はある。


「零戦」がレッドブル・エアレース千葉2017で飛行! 6月3~4日に幕張で開催
sorae.jp 5/11(木) 13:10配信

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「零戦」がレッドブル・エアレース千葉2017で飛行! 6月3~4日に幕張で開催

世界各地で熱戦が繰り広げられる、「レッドブル・エアレース」。そして6月3日~4日に千葉県立幕張海浜公園にて開催される「レッドブル・エアレース千葉2017」のスペシャル/サイドアクトとして、「零戦(ゼロ戦)」が飛行することになりました!
 
この零戦の飛行は、「零戦里帰りプロジェクト」の一環で復元/整備が進められてきました。機体は正式には「零式艦上戦闘機二二形」となり、パプアニューギニアに落下していたものを復元しています。現在存在する4機の零戦のうち、飛行可能な貴重な1機です。
 
零戦の飛行を含めた会場パフォーマンス(予選・決勝、零戦、DC-3ほか)の観覧には、「レッドブル・エアレース千葉2017」のチケットを持ち観覧エリアに入る必要があります。また天候などによって、イベントが中止される可能性もあります。
 
ベンチチケットの購入は、こちらのレッドブル・エアレースの公式サイトからどうぞ。21世紀に、零戦が日本で飛行する姿をこの目で見られるとは思いませんでした。


シンガポール航空、A350にバイオ燃料 サンフランシスコ線、17時間
Aviation Wire 5/10(水) 20:04配信

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バイオ燃料を給油するシンガポール航空のA350(同社提供)

 シンガポール航空(SIA/SQ)はCAAS(シンガポール民間航空庁)と協同で、バイオ燃料を使用した商業運航を開始した。サンフランシスコ線に投入しているエアバスA350-900型機(253席:ビジネス42席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー187席)に給油し、今後3カ月間で12便を運航する。

 使用したバイオ燃料は使用済みの食用油から精製した「HEFA」で、従来のジェット燃料を混合したものを使用した。シンガポール航空とCAASは、プロジェクトを「グリーンパッケージ」と命名した。

 初便となったのは、現地時間5月1日のサンフランシスコ発シンガポール行きSQ31便で、午前11時21分に出発し、翌日午後7時10分に到着。206人が利用した。

 シンガポール航空は、シンガポール-サンフランシスコ線を10月23日に開設。これまでの経由便から直行便に切り替えて運航を開始した。同路線はおよそ1万3600キロで、シンガポール発が15時間45分、サンフランシスコ発が17時間15分かかる。同社の米国直行便は3年ぶり。

 シンガポール航空はA350-900を67機発注し、4月末現在で12機を受領している。2015年10月には、A350-900の航続距離を延長した超長距離「A350-900ULR(Ultra-Long Range)」を発注し、ローンチカスタマーとなった。2018年に受領し、ニューヨークなど、北米直行便に投入する見込み。


ゼロ戦がレッドブル・エアレースに登場 復元された貴重な実機が東京湾の空へ
ねとらぼ 5/10(水) 17:08配信

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ゼロ戦

 「レッドブル・エアレース千葉2017」で、ゼロ戦が飛行するスペシャル・サイドアクトが開催。世界で4機しか存在しない(レプリカを除く)実機の1つが、東京湾の空を飛行します。

【画像】空を飛ぶゼロ戦

 「零戦里帰りプロジェクト」の協力で実現。機体は1970年代にパプアニューギニアにて残骸の状態で発見されたもので、第2次世界大戦中にソロモン海戦で撃墜されたとみられています。当時の設計図を元に復元・修理がなされ、1999年には映画「パールハーバー」の撮影に用いられました。

 大会は6月3日(予選)と4日(決勝)、千葉県立幕張海浜公園にて開催。ゼロ戦のパフォーマンスは海側の観覧エリアから見られます。チケット価格は税込6000円から。公式サイトで購入を受け付けています。


ゼロ戦、70年ぶりに東京湾上空舞う 6月3、4日、幕張エアレースで
千葉日報オンライン 5/10(水) 11:42配信

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東京湾を飛行予定のゼロ戦(提供:零戦里帰りプロジェクト、撮影:鈴木健児)

 6月3、4日に千葉市美浜区の幕張海浜公園前の海上コースで開催される小型プロペラ機による「レッドブル・エアレース千葉2017」で、レースの合間にゼロ戦が飛行する。実行委員会が9日発表した。当時の日本の航空技術の粋を集めた名機が、約70年ぶりに東京湾の上空を舞う。

 実行委によると、飛行するゼロ戦は1942年に三菱重工業が製造し、最高時速540キロにも達する「零式艦上戦闘機二二型」。南太平洋のパプアニューギニアで見つかった残骸から復元した。レプリカを除き現存する4機のうち、飛行できる貴重な1機だという。

 日本人パイロットが操縦する予定で、レースの合間のスペシャル・サイドアクトとして飛行する。実行委は「かつて日本が誇った技術を見直し、社会全体がさらなる飛躍を遂げる機会になれば」としている。

 同ゼロ戦は、ものづくりの国である日本の歴史を振り返り平和を願う「零戦里帰りプロジェクト」に取り組む日本人が所有。昨年1月には鹿児島・海上自衛隊鹿屋基地で、初めての試験飛行を行った。

 「空のF1」と呼ばれるエアレースは世界各地で行われ、国内では3年連続で幕張で開催される。日本からは昨年の幕張大会で初優勝した室屋義秀選手(44)が参戦している。

 今年は世界トップクラスのレースパイロット14人が、全8戦で総合優勝を競う。幕張大会は浦安市に造られる滑走路から小型機が飛び立ち、幕張の海上コースで速さと技術を競う。室屋選手は米・サンディエゴで行われた第2戦で優勝しており、第3戦幕張大会での連覇が期待される。


三菱重工、17年3月期純利益37.4%増 宮永社長「完成機メーカー並みの企画力必要」
Aviation Wire 5/10(水) 9:36配信

 三菱重工業(7011)が5月9日に発表した2017年3月期通期の連結決算は、純利益が前期(16年3月期)比37.4%増の877億2000万円だった。売上高は3兆9140億1800万円(前期比3.3%減)、営業利益は1505億4300万円(51.4%減)、経常利益は1242億9300万円(54.4%減)となった。2018年3月期通期の純利益は、2017年3月期比14.0増の1000億円を見込む。

 航空関連では、ボーイング777型機の減産により生産に余裕が生じている中で、社員のスキル向上や設備刷新を進め、完成機メーカー並みの企画力を持つ組織作りを目指す。

◆航空と防衛宇宙

 セグメント別のうち航空関連を含む交通・輸送は、受注高が4151億円(前期比1919億円減)、売上高が5153億円(331億円減)、営業損益は519億円の赤字(前期は545億円の黒字)だった。

 売上高は民間機の減産などにより、前期を下回った。営業利益は民間機を中心とした円高影響や777の減産、コストダウンの計画未達、子会社の三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の開発費増加などが、減益要因となった。

 三菱重工ではボーイング787型機の複合材主翼を製造するほか、777の後部胴体などを担当。777の後継となる777Xでは、後部と尾部胴体の開発・製造を担う。このほか、英ロールス・ロイス製エンジンの燃焼器モジュールや、低圧タービンブレードなどを手掛けている。

 777関連の製造など「Tier1事業」(1次請け)については、減産が当面続くとして、生産ラインの大幅改善などを推進していく。777の2016年の引き渡しは99機(前年は98機)と前年並みだったが、純受注は17機(同58機)と大幅に減少している。

 三菱重工の小口正範常務は、5月9日に都内で開いた決算説明会で、同社全体の受注高と売上高の動きについて、「長納期の売上が増えてきたことで、受注と売上が2年程度ずれている。2016年度は、ある種の踊り場的な状況が起きていた」と分析した。

 宮永俊一社長は、「Tier1事業は明らかに量が減っている。787の主翼はコンスタントだが、777が減っている。(航空会社が導入する)機体の小型化と、777Xが出るまでの谷間」と減収要因を説明した。

 MRJは、全日本空輸(ANA/NH)への量産初号機の引き渡し時期について、5度目の延期を1月23日に発表。2年延期し、2020年半ばとなった。MRJの開発遅延に関する対策は、2018年度上期を目途に推進していく。

 Tier1事業の不振やMRJの量産開始の遅れにより、名古屋地区では中期の低操業対策を打つ。約6600人のうち、すでに約700人を社内の他部署や社外へ派遣しており、時期を見て元の職場へ戻す。同時に、社員のスキル向上につながる教育や、設備の刷新や工場再編を進めていく。

 宮永社長は、Tier1事業とMRJについて「ある意味で会社の今後を左右するもの。うまくいけば、しっかりしたものになる」と語った。「Tier1事業はそのまま続くとは思っていない。レベルを上げていかなければならず、完成機メーカー並みの企画力が必要」と、今後競合との競争に打ち勝つ上で、ボーイングなど完成機メーカーと肩を並べられるレベルの企画力が不可欠だとの認識を示した。

 設備の自動化など刷新については、「今後はリベット打ちの技術よりも、その設備をメンテナンスする能力が求められる」(宮永社長)と、自動化した生産ラインを維持していく能力の必要性を語った。

 また、MRJを開発する三菱航空機の人員については、現在の約2850人を2018年4月には20%削減する。現在は機体の安全性を証明する国の型式証明(TC)取得が課題だが、開発の進捗を見て、TC関連の外国人専門家などの人数を減らしていく。

 防衛・宇宙は、受注高が7021億円(前期比2544億円増)、売上高が4706億円(144億円減)、営業利益が279億円(21億円増)となった。売上高は、宇宙機器が増えて飛昇体が減少。営業益は、増収に伴い増益となった。

◆18年3月期通期予想

 2018年3月期の通期業績見通しは、売上高が4兆1500億円(17年3月期比6.0%増)、営業利益は2300億円(52.8%増)、経常利益は2100億円(69.0%増)、純利益は1000億円(14.0%増)と、増収増益を予測している。

 受注高については、Tier1事業の不振などの要因により、従来計画の5兆5000億円を4兆5000億円に引き下げた。売上高についても、計画では5兆円だったが4兆1500億円に見直した。

 セグメント別見通しのうち、航空・防衛・宇宙は、売上高が6500億円(17年3月期比534億円減)、営業利益は100億円(91億円増)を見込む。Tier1対策やMRJの損失幅が、一部改善するとの見方を示した。


零戦、70年ぶり千葉の空へ 「レッドブル・エアレース千葉2017」にて レッドブル
乗りものニュース 5/10(水) 7:20配信

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零式艦上戦闘機22型はレプリカをのぞき、現存するのは世界でも4機のみ(画像:零戦里帰りプロジェクト 撮影:鈴木健児)。

零戦、70年ぶり東京湾の空へ
 エナジードリンクメーカー、レッドブルが主催する「レッドブル・エアレース2017」、その千葉大会が6月3日(土)、4日(日)の2日にわたり、千葉県立幕張海浜公園(千葉県美浜区)にて開催されます。これに関しレッドブルは2017年5月9日(水)、同大会のスペシャル・サイドアクトとして、旧日本帝国海軍の「零型艦上戦闘機」通称「零戦」が70年ぶりに千葉の空を舞うと発表しました。

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 機体はゼロエンタープライズ・ジャパン社(東京都品川区)の取締役、石塚政秀さん個人が所有する「零式艦上戦闘機22型」で、三菱重工業が1942(昭和17)年に製造し、パプアニューギニアに墜落していた残骸から復元されたものです。今回のイベント参加は、ゼロエンタープライズ・ジャパン社が進めている、機体の日本への里帰りと国内での永年動態保存(飛行できる状態での保存)を目指す「零戦里帰りプロジェクト」の一環です。

 レッドブルは「東京湾上空を『零戦』が優雅に飛行する姿をご覧いただくことで、かつて日本が誇った技術を見直し、日本の航空業界、社会全体がさらなる飛躍を遂げる貴重な機会になればとの願いが込められています」としています。

●レッドブル・エアレース千葉2017
・日程:2017年6月3日(土)予選、4日(日)決勝
 開場10時、競技開始13時
・会場:千葉県立幕張海浜公園
・チケット:スタートゴールエリア 予選6000円(税込)、デラックスエリア 2DAYS 3万円(税込)ほか各種。購入はオフィシャルサイトへ。

 なおチケットは発売中のため、すでに売り切れの券種もあります。上記の例は2017年5月9日(火)時点で販売中のものですが、購入の際はオフィシャルサイトなど公式の情報を確認してください。


零戦、東京湾上空を飛行 6月、レッドブル・エアレース参加へ
Aviation Wire 5/9(火) 21:12配信

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鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋基地に着陸する零戦(零戦里帰りプロジェクト提供)

 レースパイロットが飛行技術を競うモータースポーツ「レッドブル・エアレース」に、零式艦上戦闘機(零戦)が特別参加する。日本の航空技術を結集したかつての名機が、東京湾上空を飛行する。

 6月3日と4日に、幕張海浜公園(千葉・美浜区)で開催されるエアレース「レッドブル・エアレース千葉2017」に参加する。零戦の永年保存を目指すゼロエンタープライズ・ジャパン(東京・品川区)が立ち上げた「零戦里帰りプロジェクト」の一環で実施する。

 今回飛行する零戦は、三菱重工業(7011)が1942年に製造した零式艦上戦闘機22型(製造番号:三菱第3858号)で、全長9.06メートル、全幅12メートル、重量1863キロ、最高時速540.8キロ。パプアニューギニアに落ちていた残骸から復元した。現在はゼロエンタープライズの米国法人が所有している。

 ゼロエンタープライズは2016年5月、鹿児島県内で零戦を試験飛行。同月には、熊本地震の復興支援で熊本空港にも着陸した。


ターキッシュエア、ノートPC無料貸出 米英行きビジネス、電子機器持ち込み制限で
Aviation Wire 5/9(火) 19:27配信

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米英行きでノートPCを無料で貸し出すターキッシュエアラインズ=13年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)は、イスタンブール発の米国行きと英国行き路線で、ノートパソコンを無料で貸し出す。一部電子機器の機内持ち込み制限を受けたもので、搭乗ゲートで電子機器を預け入れたビジネスクラス利用客が対象となる。

 米国行きは、現地時間5月6日から貸し出しを開始。英国行きは12日から導入する。貸し出すノートパソコンはキーボード付属のタッチスクリーン式で、折りたたんでタブレットとしても使用できる。シャットダウン時に利用履歴などを自動削除する機能も搭載した。

 米政府と英政府は3月25日から、中東地域からの一部到着便について、携帯電話を超えるサイズの電子機器の機内持ち込みを制限している。乗客はノートパソコンやタブレット端末、携帯ゲーム機などを預け入れる必要がある。

 持ち込み制限を受け、ターキッシュエアラインズは米国行き機内で機内Wi-Fiを無料提供している。英国行きは対象外となる。

 ターキッシュエアラインズはボーイング777-300ER型機の機内で、機内Wi-Fiを提供している。ビジネスクラスは無料で利用できるが、エコノミークラスは通常、1時間あたり9.99ドル、24時間で14.99ドルかかる。

 同社の米国線はロサンゼルスやサンフランシスコ、ニューヨーク、マイアミなど、英国線はロンドン(ヒースロー、ガトウィック)、マンチェスター、バーミンガムなどに乗り入れている。


A350-1000、高温燃料でエンジン試験
Aviation Wire 5/9(火) 13:34配信

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英カーディフで高温燃料でのエンジン試験に臨むA350-1000=17年5月4日 PHOTO: Polly Thomas

 エアバスは、大型機A350 XWBの長胴型となるA350-1000型機の燃料システム試験を実施した。気温の高い国での運航を想定し、高温の燃料での作動状況を確認した。

 英・ウェールズのカーディフ空港で、現地時間5月3日と4日に試験した。43度以上の高温燃料を1日2回給油し、エンジンやシステム状況をチェックした。

 A350-1000はエアバスの双発旅客機では最大の機種。エンジンはロールス・ロイス製Trent XWB-97を2基搭載している。胴体を延長したことで、標準型のA350-900よりも乗客を40人以上多く乗せることできる。主脚のタイヤは、従来の1脚あたり4本から同6本に増やした。

 エアバスでは、派生型のA350-1000は量産初号機の引き渡し開始まで、より短期間での到達を見込む。3機の飛行試験機を使って約1年間の試験を実施し、2017年末までの商業飛行開始を目指す。

 初号機(登録番号F-WMIL)は2016年11月に、3号機(F-WWXL)は今年1月に、2号機(F-WLXV)は2月に初飛行した。2号機には客室を備え、世界各地で飛行試験を実施する。

 A350-1000は4月末現在、12顧客から計211機の受注を獲得している。日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)が31機のA350 XWBを2013年10月7日に確定発注。A350-900が18機、A350-1000が13機で、このほかにオプションで25機を購入する。2019年にA350-900の初号機が就航する予定で、現在保有するボーイング777型機を6年程度で置き換える。


「A320で編隊飛行できるのはピーチだけ」 特集・ピーチ社員から見た就航5周年(4)
Aviation Wire 5/9(火) 12:31配信

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アクロバット飛行からピーチのパイロットに転身した横山さん。夢はA320で編隊飛行だ=17年2月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 今年のゴールデンウィークも5月5日のこどもの日には、航空会社が空港などで子供向けのイベントを開いた。子供たちにとってパイロットや客室乗務員といった空の職業は、いつの時代も人気の的だ。

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 3月1日に就航5周年を迎えたピーチ・アビエーション(APJ/MM)にも、多くのパイロットがいる。ほかの航空会社や自衛隊の出身者もいれば、これまで旅客機とは別の分野で空を飛んできたパイロットもいる。

 本特集では、就航当時からピーチに在籍するさまざまな職種の社員に、入社に至ったきっかけや、5年間の仕事を振り返ってもらっている。第1回と第2回は、ブランドや社内システムに携わる、オフィスでの仕事が中心の社員に登場してもらい、第3回では新卒採用された女性整備士に話を聞いた。

 第4回目となる今回は、ピーチが就航した2012年の暮れ、12月1日に入社した運航本部乗員部の副操縦士、横山真隆。「もともとはエアラインに興味がなかった」という横山は、なぜピーチのパイロットになったのだろうか。(文中敬称略)

---記事の概要---
・アクロバット飛行から転身
・A320で編隊飛行を
・180人の20倍、30倍の命を背負う

◆アクロバット飛行から転身

 広告代理店のパイロットとして、航空ショーなどでアクロバット飛行をやっていた横山。ニュースを見て存在を知ったピーチには、就航直後の2012年春にエントリーした。

 「エアラインの世界を見てみようと、前職を辞めることにしました。この会社は、どこにも属していない会社(記者注:取材当時。17年4月からANAホールディングスの連結子会社)。人に夢を与える会社だと思ったんです」と、ピーチを選んだ理由を挙げる。

 横山は、ピーチの採用試験のうち、これまで航空会社では操縦したことがないパイロットを採用する1期生の一人。実際に入社すると、「飛ばし方を含め、すべてが違って新鮮。そして、会社自体が面白い。外から見ていたよりも、やりがいがある」と感じた。

 旅客機では当然のように使用する「オートパイロット」(自動操縦)も、頭に描いていたものとは違ったようだ。

 「オートパイロットを使っていても、計器をモニターし続けなければならないので、自分で操縦しているような感覚ですね」と話す。「どんどん国際線を飛ぶようになると、エアラインのパイロットになったんだなと、実感が湧いてきました」と、同じ飛行機を飛ばすパイロットでも、違いを感じるようになった。

 しかし横山は、単にエアラインのパイロットになりたかった訳ではなかった。ピーチは従来の概念を壊しながら、国内初のLCCとしてさまざまな市場を開拓したり、新しい取り組みにチャレンジしてきた。「会社自体が面白い」と言うように、横山が夢を実現するためには、ピーチでなければならなかった。

◆A320で編隊飛行を

 「飛行機って、無条件に人に夢だったり、勇気だったり、活力を与えるんですよ。ある監督さんのアニメ映画、だいたい飛ぶものが入ってますよね?」と、横山はいたずらっぽく笑う。

 横山がピーチを選んだ理由の一つが、会社自体が面白いこと、社員が面白いと感じたことに対して、チャレンジできる社風だった。横山は自分が抱いている夢を実現するには、日本の航空会社ではピーチしかないと感じたという。その夢の一つが、ピーチの機材である、エアバスA320型機を使った編隊飛行だ。

 「海外では、車で言うとレーシングカーのような、小さい飛行機で若手はアクロバット飛行をやります。そして、経験を積んだおじいちゃんたちが“この飛行機でやるの?”という大きな機体でアクロバットをやっています。僕もそういうことをやってみたいという、夢があるんです。この会社だったら、チャレンジしたら出来るんじゃないか、とね。もちろん、まずはキャプテンに昇格しなければなりませんが」と、熱く語る。

 パリで開催されるパリ航空ショーや、ロンドン近郊で開かれるファンボロー航空ショーでも、エアバスA380型機やボーイング787型機が、まるで戦闘機のような高い機動性を駆使して、ダイナミックなデモンストレーション・フライトを披露する。軍用機と旅客機の編隊飛行も、航空ショーや建国記念式典などでは、おなじみの光景だ。

 「アクロバットや編隊飛行は、目の錯覚も利用しているんです。地上から見ると、ぶつかるのでは、というシーンも、安全な距離を保っています」と説明する。

 小松空港のように、自衛隊と民間機の共用空港で航空祭が開かれる際は、アナウンスで民間機のキャプテンの名前や行き先などが紹介される。しかし、海外のようなダイナミックなショーの実現には、さまざまな課題がある。

 「ピーチのA320で、編隊飛行をやってみたい。うちのキャプテンの中には、自衛隊で編隊飛行の経験者もいるんですよ。A320で編隊飛行が出来るのは、日本ではピーチしかない」と、将来の実現に向け、密かにプランを練る。

◆180人の20倍、30倍の命を背負う

 入社から5年が過ぎた横山に、ピーチに入社して良かったかを尋ねると、「もちろん!」と即答だった。「副操縦士に昇格して4年目。他社よりも飛べるので、成長する機会がありますね」と、パイロットにとって重要な飛行時間を、伸ばしていける良さを感じている。

 会社の規模も、就航前は100人程度だった社員数が今では1000人に届こうという勢いだ。「会ったことがない人が増えました(笑)。これからは大学を出たばかりの人にどう教えていくのか、5年後、10年後どうなるのかを、考えていかないといけないですね」と、これまでとは会社の規模感が変わってきている中で、就航当時からの社風を伝えていく難しさもあるようだ。

 就航10年に向けた次の5年、横山はどのようなパイロットを目指すのか。

 「まずはキャプテンに昇格します。入社前とは違い、今はお客様の命を守る立場。定員の180人の家族や友人を考えれば、20倍、30倍の人の命を背負っています。日々責任を持って運航するのがこの世界です。これからというより、引き続きそういう意識で飛びます」。

 航空会社の機体による編隊飛行は、実現するまでの課題が多いだろう。しかし、横山はピーチの社風に可能性を賭けている。

2017年4月16日 (日)

777・787・A350等、航空機一般の話題・50

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:JAL、東京-クアラルンプール就航50周年 787-9が成田出発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、国際線はリゾート強化 17-20年度中期計画、ピーチとバニラ連携に懸念も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「飛行機のタイヤ」は、なぜパンクしないのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米空軍KC-46A、3号機が飛行試験開始 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA機内で暴れたアメリカ国籍の男性、降機を求められて職員に暴行 現行犯逮捕され送致 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エア・カナダ、中部-バンクーバー6月就航 北米各地へ乗継も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ハワイアン航空、機体デザイン変更 16年ぶりロゴも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ロシア機乱気流に突入、バンコク上空で乗客27人負傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ロシア機、乱気流で27人負傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、「攻め」を継続する中期経営計画の最新施策を発表、LCCとのマルチブランド化加速など - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、17年1-3月期の純利益19%増 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JALの新たな成長戦略は、なぜ「控えめ」なのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JAL、国内線からA350導入 19年度から777置き換え - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「笑顔のシロイルカ」エアバス、ベルーガXLのデザイン決定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政府専用機の内部公開…宮根キャスター「タダと思っていたんです、記者は」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:関西・航空機産業 最前線/サプライヤー、要求される「図面読み、英語力、スピード感」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:セントレア、787展示施設の起工式 18年夏開業へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルーガXLは「笑顔のクジラ」デザインに エアバスの超大型輸送機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱重工、今秋から「777X」胴体部品を生産。広島に混流ライン - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【安全の舞台裏 JAL】スライドは安心感があるけど速い---救難訓練体験 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【安全の舞台裏 JAL】滑走路を逸脱、海上へ---救難訓練体験 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA、次の新規路線を決めるのは「B787」だ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【安全の舞台裏 JAL】ビルの中に飛行機があった!---救難訓練体験 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ブルーインパルスが熊本にエール - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ブルーインパルス>熊本城上空を展示飛行 6万人が歓声 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:世界で数人“戦闘機カメラマン”徳永克彦の仕事とは? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイングは改良版F-18を準備中、F-35に匹敵するのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、日本の航空機需要35年までに700機 25%は市場成長 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エア・ドゥ、767後継機選定へ 新路線は19年度、中期計画ローリングプラン - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ航空ショー、6月19日開幕 P-1とMRJ出展へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:A350-1000、水浸しで走行試験 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シルク・ウェイ、737 MAXを10機発注 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイングやMRJにも。島津製作所の強みは機械加工と表面処理 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:飛行機の「オーバーブッキング」なぜ起こる? そのとき、日本の航空会社の対応は - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

JAL、東京-クアラルンプール就航50周年 787-9が成田出発
Aviation Wire 5/8(月) 12:47配信

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就航50周年を迎え、横断幕を手にしたJAL社員に見送られて成田を出発するクアラルンプール行きJL723便=17年5月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)の東京-クアラルンプール線が5月8日、就航50周年を迎えた。

【成田を出発するJALの787-9】

 JALは1967年5月8日に、東京-クアラルンプール間を香港、バンコク経由で結ぶ定期便を開設。当時の機材はダグラスDC-8-32型機だった。

 その後、経由地変更やシンガポール延伸などを経て、1980年11月にダグラスDC-10型機による直行便を運航開始。1978年5月20日に成田空港が開港後は、東京の出発地は羽田から成田に変わり、1993年11月からは現在と同じ週7往復(1日1往復)のデイリー運航となった。

 現在の機材はボーイング787-9型機「スカイスイート787」で、2016年9月1日から投入。変更前は、ボーイング767-300ER型機の新仕様機「スカイスイート767」(2クラス199席:ビジネス24席、エコノミー175席)で運航していた。787-9の座席数は3クラス195席で、ビジネス44席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー116席と、総座席数は767から減ったものの、プレミアムエコノミーの新設やビジネスクラスの増席など、上級クラスの席数が増えた。

 8日は成田空港の搭乗口で、50年前の4代目制服と5代目、6代目制服を着用した客室乗務員が、クアラルンプール行きJL723便(787-9、登録番号JA862J)の乗客に記念品を手渡した。乗客114人と乗員11人(パイロット2人、客室乗務員9人)を乗せたJL723便は、横断幕を持ったJAL社員らに見送られ、 定刻の午前11時20分に62番スポットから出発した。

 JALでは2016年11月12日に東京-ニューヨーク線、今年4月20日に東京-モスクワ線がそれぞれ就航50周年を迎えた。


ANA、国際線はリゾート強化 17-20年度中期計画、ピーチとバニラ連携に懸念も
Aviation Wire 5/8(月) 6:09配信

Akame
導入準備が本格化するANAのA380=17年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、2016-2020年度中期経営計画の2017年度ローリング版を4月28日に発表した。2020年度の売上高は2兆1600億円、営業利益は2000億円、営業利益率は9.3%を目標に掲げ、国際線の収入は2015年度比40%増の7200億円規模、LCC事業は9.6倍の2000億円規模を目指す。

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 ANAHDは2月24日、当時持分法適用会社だったLCCのピーチ・アビエーション(APJ/MM)を連結子会社化すると発表。出資比率を38.7%を67.0%に引き上げ、4月に子会社化した。旧エアアジア・ジャパンを前身とする100%子会社のバニラエア(VNL/JW)と合わせ、グループ内に2社のLCCを子会社として擁することになった。

 2社のLCCも含むANAグループの総機材数は、2016年度末の268機が2020年度には335機に増える。今回の中期計画では、フルサービス航空会社(FSC)であるANAと、LCCの2社をどのように成長させていくのだろうか。

◆国際線:リゾート強化

 ANAの国際線生産量は、2017年度の座席供給量を示すASK(有効座席キロ)647億7800万席キロを、2020年度は約3割増加させる。羽田と成田両空港を拠点とする「首都圏デュアルハブ戦略」を継続し、羽田の深夜早朝枠も活用した展開を図る。

 短距離国際線には、2016年12月に受領を開始したエアバスA320neoを投入し、2019年度からは成田-ホノルル線に総2階建ての超大型機エアバスA380型機を就航させる。

 日本航空(JAL/JL、9201)との競争が激しいホノルル路線には、ビジネスクラスにフルフラットシートを採用したボーイング787-9型機を投入。グループ会社のANAセールスと連携して新たなリゾート需要開拓や、アジアの後背地需要の取り込みを進める。

◆国内線:プレミアムクラス刷新へ

 一方で、国内線生産量は2017年度のASK584億5500万席キロを、2020年度は約2%減らす。2016年11月に就航したエアバスA321ceoを、2017年度は4機導入。高需要期は大型機の稼働率を高め、低需要期は小型機を活用する機材運用「ピタッとフリート」を推進することで、収益性を高める。

 また、普通席にプラス9000円で提供している上位クラス「プレミアムクラス」を刷新する。一方、三菱航空機が開発を進めているリージョナルジェット機「MRJ」については、言及しなかった。

◆LCC:ピーチのノウハウ共有懸念

 ピーチとバニラについては、独自性を維持すると強調。機材はともにエアバスA320型機(1クラス180席)を使用しており、2017年度はピーチは2機増機して20機体制、バニラは3機増機して15機体制にする。

 2017年度の生産量は、ピーチが78億席キロ、バニラが49億8000席キロで、2020年度はそれぞれ約2.2倍に増やす。

 ピーチは今夏に仙台空港を、2018年度に新千歳空港を拠点化し、機材を夜間駐機出来るようにして機材稼働率を高め、路線網を柔軟に組めるようにする。一方、バニラは就航当初から計画していた、片道7000から8000キロの中距離LCC市場への進出検討を本格化させる。

 ANAHDはLCC事業について、両社の連携による徹底した効率化を進めるとしている。しかし、国内初のLCCとして数々の成功事例を築き上げてきたピーチにとっては、独自ノウハウがバニラやANAに流出する危険性もあり、ANAHDが対応を誤れば、優秀な人材の流出につながりかねない。

 ANAHD上席執行役員の芝田浩二グループ経営戦略室長は、「出せるものは知見を伝授して欲しいというのが、親の気持ち」と、親会社としての本音をのぞかせた。

  ◇ ◇ ◇

 A380により、JALの牙城であるハワイへ攻め込むANA本体の国際線強化と、ピーチの子会社化によるLCC事業の強化が、2020年度の目標達成に向けた大きな柱となる。

 中期計画の期間中には、整備などを受託した次期政府専用機の運用が始まり、次期長距離国際線機材となるボーイング777X(777-9)の導入に向けた準備も本格化してくることから、多様な課題を円滑に進めていく舵取りが求められる。


「飛行機のタイヤ」は、なぜパンクしないのか
WIRED.jp 5/6(土) 11:10配信

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PHOTO: JAROMAR CHALABALA / 123RF

離着陸のたびに何度も滑走路に衝突し、機体の重量を支える飛行機のタイヤ。その驚くほど高い耐久性はどのように生み出されているのか?

「飛行機が凍るのを防ぐテクノロジー」 は砂漠の虫がヒント

飛行機の着陸時、「タイヤのパンク」には、まずお目にかかることがない。しかし、それは考えてみるとすごいことだ。航空機のタイヤは何度も何度も時速270km近い速度で滑走路に接触し、小さめのオフィスビルほどの重量を支えながら機体を停止させる。それが着陸ごとに行われるのだ。

一般的な旅客機のタイヤ1本は、38トンの重量に耐えられる。リトレッド(地面と接触するトレッド部分の張り替え)が必要になるまでに約500回の着陸が可能で、リトレッドはタイヤの寿命までに7回繰り返せる。

「ボーイング777」には14本、「エアバスA380」には22本のタイヤが使われている。世界最大の輸送機である「An-225」には32本のタイヤが必要だ。

ミシュラン・エアクラフト・タイヤで主任テストエンジニアを務めるリー・バーソロミューによると、驚くほど高いこの耐久性を実現させる鍵は、空気圧を最大にすることにあるという。航空機用タイヤには200psiと、自動車用タイヤの6倍近い圧力で空気が入れられる。戦闘機「F-16」のタイヤでは320psiにもなる。

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IMAGE COURTESY OF MICHELIN

バーソロミューによると、航空機用タイヤの強度が高いのは、サイドウォール(タイヤの側面)が特に分厚いからではなく、トレッドの下に埋め込まれた糸によるものだという。通常はナイロンの糸が使われ、最近ではアラミド繊維が使われているものもある。またケーシング(ゴムで被覆された、タイヤの骨格を形成する部材)の層により、荷重を支えて空気圧に耐える力が生まれる。

航空機の着陸直後、タイヤは転がるのではなくスリップする。タイヤの回転速度が機体の速度に一致するまでは、タイヤが滑走路を引きずるかたちで機体は進むのだ。タイヤの磨耗のほとんどはこのときに発生するが、最も丈夫なタイヤは時速460kmでの接触まで耐えるとされている。

ミシュランでは、新しい種類のタイヤの開発や、ちょっとした改良をテストする際には、まずコンピューターによるシミュレーションを行い、次に試作品を作成する。続いて離陸、着陸、タキシング(航空機が自らの動力で地上を移動すること)のシミュレーションを行い、荷重を超過した場合や、強制的に速度制限を超えた場合にタイヤがどうなるかをテストする。

「空気の入れ過ぎによってタイヤをパンクさせることはまず不可能です」とバーソロミューは説明する。「実のところ、タイヤに空気を入れ過ぎたとしても、タイヤの前に車輪が破損してしまうのです」


米空軍KC-46A、3号機が飛行試験開始
Aviation Wire 5/4(木) 11:08配信

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初飛行するKC-46Aの3号機=17年4月29日 PHOTO: Tim Stake/Boeing

 ボーイングは現地時間5月2日、米空軍向けKC-46A空中給油・輸送機の3号機(登録番号N884BA)が飛行試験に入ったと発表した。

 KC-46Aは旅客機の767-200型機を母機とした空中給油・輸送機で、試験機は空中給油装置を装備していない「767-2C」と、装備する機体を製造している。2014年12月28日に767-2Cの初号機(EMD-1)が初飛行に成功した。

 3号機は第2初期低レート生産機で、4月29日に初飛行。レーダーや無線塔など電磁波の影響を受ける環境でも安全に運用できるよう、試験を進めていく。ボーイングは767-2Cを1機KC-46Aに改修しており、近く4機で飛行試験を実施する体制を整える。

 KC-46Aの給油方式は、米空軍機が採用するフライングブーム方式のほか、米海軍・海兵隊機のプローブ・アンド・ドローグ方式の2形式に対応。ブームはフライ・バイ・ワイヤ方式の最新型で、給油オペレーター席には24インチの高解像度3Dディスプレイが備えられる。また、前部胴体上部には自らブーム方式で給油を受けられる給油口を備える。

 コックピットは787と同様15インチ・ディスプレイを装備し、乗員は4人から15人としている。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製PW4062を搭載する。最大離陸重量は41万5000ポンド、搭載燃料は21万2299ポンド。空中給油のほか、輸送機として人員や物資、負傷者を運べる。

 これまでに1600飛行時間の試験を実施。戦闘機F-16、戦闘攻撃機F/A-18、垂直離着陸攻撃機AV-8B、攻撃機A-10、大型輸送機C-17、空中給油・輸送機KC-10と、1200回以上の空中給油試験を行った。

 ボーイングはワシントン州シアトルのエバレット工場で、2027年までに米空軍向け179機を製造する。

 KC-46Aは、航空自衛隊も3機導入する計画。防衛省は2015年10月23日、新たな空中給油・輸送機としてKC-46Aを選定した。2020年度以降、鳥取県の美保基地に配備を予定している。


ANA機内で暴れたアメリカ国籍の男性、降機を求められて職員に暴行 現行犯逮捕され送致
ねとらぼ 5/3(水) 18:06配信

 5月1日夕方ごろ、機内でトラブルを起こして降機させられた40代のアメリカ国籍の男性が、全日空の男性職員への傷害容疑で現行犯逮捕。5月3日に送致されていたことが分かりました。

【画像:激しく殴り合う乗客と騒然とする機内】

 最初のトラブルが起こったのは、成田空港発ロサンゼルス行きの全日空6便ボーイング777機。赤いアロハシャツを着た外国人男性と黒いTシャツを着た外国人男性が互いにパンチを繰り出しあい、機内が騒然となったとのこと。

 この様子はFacebookなどにも投稿されており、約1分20秒の動画内では、激しい殴り合いから逃れるように座席を移動する乗客の様子や、二人の間に仲裁に入るキャビンアテンダントの姿が写っており、機内には赤ちゃんの泣き声が響いていました。

 このうち片方の男性が降機を求められたとのことですが、空港内で再び全日空の男性職員に暴力をふるい、現行犯逮捕されました。成田空港警察署によると、けがをした男性職員は軽症、アメリカ人男性は5月3日に送致されたとのことです。警察は動画内のどちらの男性が逮捕されたのかは明らかにしていませんが、逮捕された男性が飲酒していた事実を明らかにしました。

 なお撮影者は「彼がなぜ暴れたのかは分からない」とのことですが、海外メディアに対して、撮影を途中で止めて仲裁に入ったと語っています。

 また当時は雷雨が発生していたため遅延が発生していたことも分かっており、このトラブルによってさらに遅れが発生したとの情報もあります。


エア・カナダ、中部-バンクーバー6月就航 北米各地へ乗継も
Aviation Wire 5/2(火) 17:32配信

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6月に中部へ就航するエア・カナダ ルージュ=15年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エア・カナダ(ACA/AC)が、バンクーバー-中部(セントレア)線を6月に開設する。10月下旬までの夏ダイヤ期間の定期直行便で、バンクーバー発AC1955便が現地時間1日、中部発AC1956便が日本時間2日に就航し、最大週4往復運航する。

◆ルージュ日本2路線目

 観光路線を主体とする系列のエア・カナダ ルージュ(ROU/RV)が運航。機材はボーイング767-300ER型機で、座席数は280席(プレミアム24席、エコノミー256席)となる。

 運航スケジュールは、AC1955便が月曜と火曜、木曜、土曜の運航で、バンクーバーを午後0時45分に出発して翌日午後3時15分に中部へ到着。AC1956便は火曜と水曜、金曜、日曜に運航し、中部を午後4時45分に出発して午前10時にバンクーバーへ到着する。

 ルージュは2013年7月1日に運航を開始したフルサービス航空会社で、日本路線は2015年5月に就航したバンクーバー-関西線に続いて2路線目。羽田や成田に就航しているエア・カナダよりも1席あたりの運航コストが30%低いことから、エア・カナダ本体では就航が難しい都市へはルージュが乗り入れている。

 エア・カナダのカリン・ロヴィネスク社長兼CEO(最高経営責任者)は、「名古屋から就航している北米の都市はデトロイトしかない。バンクーバーから西海岸への接続需要が取れるのではないか」と意気込む。

◆マリオットを研究

 カナダから米国へ入国する際、入国審査をカナダで済ますことができ、同日乗継の場合は荷物の受け取りやカナダへの入国が不要だ。

 エア・カナダのベンジャミン・スミス旅客部門担当社長は「米国の国内線と同じように乗り継げる」と、利便性を強調。ルージュについては、「マリオットなどの(ブランド展開について)研究を重ねた結果、似たようなことができるのではと考えた」と述べ、さまざまなブランドを展開するホテルなどを参考に、本体との住み分けを進めたという。

 エア・カナダは、7月1日にカナダが建国150周年を迎えるのに合わせ、新しい機体デザインや新制服を2月に発表。これまでの薄緑色をベースとするものから大きく変わり、白地に黒を基調としたデザインに変わる。スミス氏は「できるだけ早く塗り替えたい」という。

 また、ラウンジへの投資を進めており、「モントリオールやバンクーバー(9月新装開業)では、国際線ラウンジは3倍の広さになる。トロントでは2つ目のラウンジ新設に向けて工事を進めており、レストランのシェフを選んでいる」(スミス氏)と、サービス向上に向けた取り組みを紹介した。

 ロヴィネスク社長は、「カナダの航空会社というより、北米の航空会社と認識していただきたい」と、北米での乗り継ぎ利便性の高さを強調する。

 カナダから名古屋へはカナディアン航空(エア・カナダが吸収合併)が、県営名古屋空港(小牧)へ11年前まで乗り入れていた。バンクーバー線は、カナダへの渡航需要の取り込みだけではなく、乗り継ぎの良さをどこまで訴求できるかがカギとなりそうだ。


ハワイアン航空、機体デザイン変更 16年ぶりロゴも
Aviation Wire 5/2(火) 12:52配信

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新デザインを施したハワイアン航空のA330(イメージ、同社提供)

 ハワイアン航空(HAL/HA)は現地時間5月1日、新ロゴと機体デザインを発表した。機体には、パカラナのレイをデザイン。ロゴは背景にあった花模様を取り除き、女性のイラストを際立たせた。2020年までに順次導入する。

【ロゴの変遷と従来の機体デザイン】

 新デザインはボーイング717型機(登録番号N488HA)から導入を開始し、2017年から受領を開始するエアバスA321neoにも施す。

 尾翼などに描かれているブランドロゴ「プアラニ(空の花)」は、頭に付けたハイビスカスの色を鮮やかにした。背景の花模様はシンプルな円形にし、ロゴ文字も細い書体に変更した。ロゴ変更は2001年以来16年ぶり。

 また2017年からは新制服を導入。力を合わせることを意味するハワイ語「クウ・マコウ」をテーマに、社員やデザインスタジオのスタッフなどが検討を重ねたもので、客室乗務員や地上係員など5000人が着用する。

 ハワイアン航空は現在、A330-200を23機、767-300ERを8機、717を20機所有している。2017年第4四半期からはA321neoの受領を開始し、2020年までに18機を保有する見込み。また、子会社のオハナ・バイ・ハワイアンはATR42-500型機を3機運航している。


ロシア機乱気流に突入、バンコク上空で乗客27人負傷
ロイター 5/2(火) 12:06配信

 モスクワ発バンコク行きのロシア・エアロフロート航空の定期便が5月1日、乱気流に巻き込まれ、少なくとも27人の乗客が負傷した。骨折や擦り傷など、負傷したのは殆どがロシア人の乗客だった。
 エアロフロートのボーイング777機は、バンコク到着の約40分前にエアポケットに突入したが、エアロフロートによると、当日バンコク上空は快晴で、エアポケットの予測は困難だったという。
 バンコク行きは1日2便あり、タイはロシア人観光客の人気ホリデースポットだとか。

(タイ、バンコク、5月1日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)


ロシア機、乱気流で27人負傷
ホウドウキョク 5/2(火) 10:40配信

ロシアからタイに向かっていた旅客機が1日、乱気流に巻き込まれ、27人が負傷した。
ロシアの首都モスクワから、タイのバンコクに向かっていた、アエロフロート・ロシア航空の「ボーイング777」が1日、乱気流に巻き込まれ、27人が負傷した。
機内で撮影された映像には、通路に倒れた人や、散乱する食器などが映っている。
航空会社や、タイのロシア大使館によると、乱気流は着陸のおよそ40分前に発生し、当時、多くの乗客がシートベルトをしていなかった。


ANA、「攻め」を継続する中期経営計画の最新施策を発表、LCCとのマルチブランド化加速など
トラベルボイス 5/1(月) 19:30配信

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ANAが中期計画の最新内容を発表

ANAグループは2017年4月28日、2017年から2020年度まで4年間にわたる中期経営施策「ローリング版2017」を発表した。昨年発表した5年間の中期経営戦略にもとづき、最新の事業状況や市場変化などを踏まえてとりまとめたもの。

【画像】「ローリング版2017」の全体像

同グループでは、2020年度までの戦略の柱として、引き続き「エアライン事業領域の拡大」と「新規事業の創造と既存事業の成長加速」、「攻めのスピード経営の実践」を設定。加えて、安全性のさらなる堅持や基本品質にこだわり、人材への投資も積極的に推進。成長ステージに向けた備えを強化する考えを示している。

エアライン事業では、ANAとLCC事業とのマルチブランド化を積極展開。機材数は2016年度末の268機から、2020年度にはピーチを含め335機程度を目指すとしている。

特に成長が著しいアジアをターゲットに、中距離LCC市場への進出するほか、ANA国際線分野ではリゾート・プレジャーマーケットを強化・開拓。羽田空港と成田空港のデュアルハブを前提に、2020年に向けてA320neo、B777-9X、B787-10などの最新機材を順次投入する。

国内線では、2017年度にA321neoを4機導入。需要に応じた機材稼働最大化の取り組みに加え、LCC事業と連携をおこない、訪日・ミレニアル世代の取り込みを進める計画とした。また、バニラエアとピーチの両ブランドは、今後も本邦LCCとして独立性を重視した工夫やサービス展開を実施する方針としている。

ノンエア事業では、ANAブランドが保有する資産の最大活用やICTなどの新技術の導入を行い、将来的な収益向上に寄与。グループが持つ顧客データ分析を踏まえ、メディアやEC、金融、ライフスタイルに応じた価値創造を目指す。

これらの施策に加え、徹底したコストマネジメントをおこなうことで、2017年度の売上高目標は1兆9100億円、営業利益は1500億円に設定。2020年度は当初発表の数字を据え置き、売上高2兆1600億円、営業利益2000億円、営業利益率9.3%、ROE(自己資本利益率)9.8%、ROA(総資産利益率)7.6%を目標値に設定している。


ボーイング、17年1-3月期の純利益19%増
Aviation Wire 5/1(月) 13:08配信

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17年1-3月期の純利益が19%増となったボーイング=17年3月31日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 ボーイングの2017年1-3月期(第1四半期)決算は、純利益は前年同期比19%増の14億5100万ドル(約1619億9000万円)だった。売上高は7%減の209億7600万ドル、営業利益は13%増の20億2400万ドル、年金や退職金給付の経費を除外した中核営業利益は1%増の17億900万ドルだった。

 民間航空機部門は、売上高は引き渡し機数減により1%減の143億500万ドルで、営業利益率は1.3ポイント上昇し8.5%だった。キャンセル分を差し引いた純受注機数は198機、受注残は約5700機で、金額ベースでは70億ドル減少し、4170億ドルとなった。

 1-3月期中、小型機737の発展型となる737 MAX 9の初号機(登録番号N7379E)をロールアウトし、737 MAX 8はFAA(米国連邦航空局)から型式証明を取得。2017年3月末までに計3703機の受注を獲得している。現地時間3月31日には、787型機では全長がもっとも長い超長胴型「787-10」の初飛行に成功した。

 2017年度の業績見通しは、9.10から9.30ドルとしていた1株当たり予想中核利益の見通しを、9.20から9.40ドルに引き上げた。そのほか、引き渡し機数の見通しについては、変更なし。業績見通しは、予想売上高は905億から925億ドル、民間航空機部門の予想売上高は625億から635億ドル、予想営業利益率は9.5から10.0%で、予想引き渡し機数は760から765機となっている。


JALの新たな成長戦略は、なぜ「控えめ」なのか
東洋経済オンライン 4/30(日) 8:00配信

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利益を重視する日本航空(JAL)と、規模を追求するANAホールディングス。国内2大エアラインの戦略は正反対だ(撮影:尾形文繁)

 日本航空(JAL)はあくまでも「利益重視」の慎重な姿勢を崩さなかった。

 JALは4月28日に発表した新たな中期経営計画で、国際線の座席供給量(座席数と輸送距離を掛け合わせた数値)を2020年度までの4年間で2割強増やすことを明らかにした。植木義晴社長は具体的な路線計画を明示しなかったが、「最も需要が伸びる東南アジアと北米間の(日本を経由する)乗り継ぎ路線を中心に、バランスを取りながらネットワークを拡大したい」と意気込む。

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 国際線の成長に5%程度の国内線供給量の伸びと、航空関連の新規事業の収益を加え、2020年度に売上高で1兆5000億円(2016年度比16%増)、営業利益は1800億円程度(同5%増)を計画する。

■5年を経て“足かせ”が外れた

 2010年に経営破綻し、国からの3500億円の出資など公的支援を受けて再建したJAL。この支援が全日本空輸(ANA)との競争環境をゆがめたとして、国土交通省は2012年、当時再上場を控えていたJALの新規投資や路線開設を制限する指針、通称「8.10ペーパー」を出していた。

 このペーパーが今年3月末に期限を迎え、JALの“足かせ”はようやく外れた。戦略の自由度が格段に増す。

 だが、国際線の拡大ペースは特段大きく変わるわけではない。実は過去5年間の国際線供給量も17%ほど増えている。成田を発着するボストン、サンディエゴ、ダラス・フォートワース(いずれも米国)、ヘルシンキ(フィンランド)などへの路線を新規開設していたためだ。

 計画策定を率いた経営企画本部長の西尾忠男・常務執行役員は国際線に関して、「いたずらに規模を追わず、供給量は市場全体の成長ペース並みに増やす」と説明する。中期計画の資料を見ると、JALの試算した総需要の伸び率よりも同社の伸び率のほうが控えめだ。

 慎重な姿勢は、航空機の調達計画にも表れている。国際線の機材数は2016年度末で84機。2020年度末は92機で、8機の増加にとどまる。退役機材もあるので、この数字以上に米ボーイングの中型機「787-9」や欧州エアバスの大型機「A350」といった最新機材が入ってくる。1機当たりの平均座席数は増える見込みだ。新規で路線を設けるよりも、既存路線で座席数を増やすほうを優先するとみられる。

成長に慎重な本当の理由
 背景にあるのが前回の中期計画から引き継がれた「営業利益率10%以上」という目標だ。規模を拡大した揚げ句、座席を埋めるための安売りで利益が出なくなるのは避けたい。過去5年間を平均すると14%ほどの利益率だった。「エアラインとしては高い利益率だったと自負している」(植木社長)。

 実際、航空業界の国際機関であるIATA(国際航空運送協会)によれば、業界全体における過去5年間の営業利益率は5%強。燃油費や為替レートの変動だけでなく、テロや伝染病などのイベントリスクにさらされやすい航空会社が高い利益率を維持するのは難しい。

 「引き続きフルサービスキャリア(FSC)事業を磨き上げる」。植木社長が語る、利益率を維持するためのJALの基本姿勢だ。2016年度末の利益剰余金は6500億円弱と、競合のANAホールディングスの倍の水準。豊富な資金力で座席やラウンジなど、FSCならではのサービスを充実させ差別化する方針だ。

■LCCを取り込むANA、一線を画すJAL

 アジアの空では今、各国のLCC(格安航空会社)が参入し過当競争となっている。利益が出ないなら無理をする意味はない、というのがJALのスタンスだ。今回の中期計画では、JALが33%を出資するLCCのジェットスタージャパンにはまったく触れられていない。その理由について、「LCCは自社のコア領域とは考えていないため」(西尾常務)としている。

 一方、競合のANAホールディングスはLCC事業を成長戦略の中核に据える。もともと100%子会社だったバニラエアに加え、この4月にピーチ・アビエーションも子会社化した。2020年度にはLCCの売上高として、現状の2倍以上の2000億円規模を見込む。アジアだけでなく米国西海岸まで飛べる中距離LCCへの参入も検討する。

 ANAHDは機材数を2016年度末の268機から、2020年度には335機前後と60機以上も増やす。FSCでもLCCでも規模拡大でシェアを取るという姿勢。イベントリスクは付きまとうが、需要拡大の波に乗れば高い利益が出る。JALとは正反対だ。

 控えめなJALの姿勢に対し、株式市場からは「ここ数年で訪日観光や出張需要が高まった。目の前にある成長機会をもっと取っていってほしい」(シティグループ証券の姫野良太アナリスト)といった声も聞かれる。配当性向の引き上げなど株主還元は強化したが、豊富な手元資金をどう使うか、十分な説明があったとはいえない。

 競争が一層激化する中、あくまでサービス重視を掲げるJAL。今後も高い利益率を維持できるか、植木社長以下、経営陣の真の実力が試されることになる。


JAL、国内線からA350導入 19年度から777置き換え
Aviation Wire 4/28(金) 22:54配信

 日本航空(JAL/JL、9201)は、エアバスA350-900型機を国内線から導入すると、4月28日に正式発表した。

【JAL塗装のA350イメージイラスト】

 JALは2013年10月7日、A350を最大56機導入すると発表。2019年に就航し、ボーイング777型機を6年程度で置き換える。確定発注は標準型のA350-900が18機、長胴型のA350-1000が13機の計31機で、このほかにオプションで25機を購入する契約を締結した。オプション分は、正式発注時に2機種のどちらかを選択できる。

 旧日本エアシステム(JAS)が合併前に導入し退役済みのA300を除くと、JALがエアバス機を運航するのは初めて。メーカー標準座席数は、A350-900が3クラス325席、A350-1000が同366席となっている。

 JALが現在保有する777は40機で、すべて購入機。国内線用は777-200が12機と777-300が4機の16機で、国際線用は777-200ERが11機と777-300ERが13機の24機となっている。国内線は羽田と札幌、伊丹、福岡、那覇を結ぶ幹線、国際線は777-200ERを東南アジアやホノルルなどの中距離路線、777-300ERを欧米の長距離路線に投入している。

 座席数は、国内線用の777-200が3クラス375席で、ファースト14席、クラスJ82席、普通席279席。777-300が2クラス500席で、クラスJ78席、普通席422席となっている。

 国際線用機材は、777-200ERが新仕様機「スカイスイート777」の場合3クラス236席で、ビジネス42席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー154席。777-300ERが4クラス244席で、ファースト8席、ビジネス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー147席となる。

 JALの国内線機材は2016年11月に、新仕様機「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」への改修が完了。2014年5月に初号機が就航して以来、約2年半で全77機の改修を終えた。

 スカイネクストは、全クラスに本革シートを導入。普通席は背もたれを従来と比べて薄くした新型シートに入れ替えた。また、有料でスタートした機内Wi-Fiサービス「スカイWi-Fi」を、8月31日まで無料で提供している。

 すでにJALはA350のパイロット育成を進めており、エアバスがシンガポールに開設した訓練施設「エアバス・アジア・トレーニング・センター(AATC)」を活用している。JALにとって初のエアバス機であり、初のロールス・ロイス製ジェットエンジンを搭載する機体となる。

 運航距離が短く離発着回数の多い国内線から導入し、パイロットや整備士の練度を高めていく。


「笑顔のシロイルカ」エアバス、ベルーガXLのデザイン決定
Aviation Wire 4/27(木) 21:31配信

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19年に就航するベルーガXLのイメージイラスト(エアバス提供)

 エアバスは、パーツ輸送を担う次世代大型輸送機「Beluga XL(ベルーガXL)」のデザインを現地時間4月25日に発表した。胴体前方に目、コックピット周辺に口を描き、シロイルカを意味するベルーガが笑顔を浮かべているデザイン「Smiling Beluga XL(スマイリング・ベルーガXL)」で、社員投票で選ばれた。

【ベルーガとベルーガXLの写真】

 ベルーガXLは、1996年1月に就航した現行の大型輸送機A300-600ST「ベルーガ」の後継機。A350 XWBファミリーの増産に伴い、2014年11月に開発が発表された。

 ベースとなる機体はA330-200F貨物機が選ばれ、5機製造する。コンポーネントや機器は既存のものを再利用するが、コックピットや貨物室などは新規開発となる。

 エンジンは現行のベルーガは米GE製CF6だったが、英ロールス・ロイス製トレント700を選定。現行機より輸送力を30%向上させ、A350の主翼を2つ同時に運べるようにする。機体断面は1メートル広くなり、ペイロードも12%増える。

 初号機は2018年に初飛行し、2019年の運用開始を予定。既存のベルーガは新型機と順次入れ替え、2025年までに退役する見通し。

 エアバスでは、一般的なものから型にはまらないものまで、6つのデザイン案を社員に提示。選ばれた「スマイリング・ベルーガXL」は、社員から40%以上の票を得た。

 ベルーガXLは、欧州各地で製造されるエアバス機のパーツを、仏トゥールーズや独ハンブルクの最終組立工場などへ運ぶ。


政府専用機の内部公開…宮根キャスター「タダと思っていたんです、記者は」
スポーツ報知 4/27(木) 16:28配信

 27日放送の日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」(月曜~金曜・後1時55分)で政府専用機の内部が公開された。

 同番組が特別許可を得て政府専用機を管理運航しているのは航空自衛隊で今回、格納庫がある北海道の千歳基地を取材した。機体はジャンボの愛称で知られる「ボーイング747」。民間の同型機は約400席も専用機は約150席で内部は特別装備となっている。機長、乗員、整備士はすべて航空自衛官。内部に入るために任務運行以外は土足厳禁で取材では靴カバーをして内部に入った。

 皇族や首相に同行する記者団が乗る客室は一般客室と呼ばれ、通常のプレミアムエコノミーの座席程度の広さがある。同行する記者は運賃が派生するという。一般客室には、機内で会見ができるよう記者会見席が設置されている。省庁の担当者らが座る座席は、通常のビジネスクラス相当で33席が配置。さらに個室型の事務作業室もある。実際の運行時にはプリンター、FAX、コピーも積み込まれるという。打ち合わせを行う会議室も設置され、2階はクルー専用の座席がある。

 皇族と首相専用の特別室は、撮影がNGだったが番組では「情報によると、大勢で食事ができる広いスペース、首相夫人のための個室、シャワー設備もあると言われている」と紹介した。政府専用機は不測の事態に備え常に2機で運行している。今の専用機はあと2年で終了し2019年にボーイング777と交代になる。

 宮根誠司キャスター(53)は、内部の構造よりも「タダと思っていたんです記者の人は。お金払うんですね」と同行する取材陣に運賃が派生することに驚いていた。


関西・航空機産業 最前線/サプライヤー、要求される「図面読み、英語力、スピード感」
日刊工業新聞電子版 4/27(木) 14:35配信

 関西を航空機産業の拠点に―。近畿経済産業局が企業や自治体と協力し立ちあげた「関西航空機産業プラットフォーム」を舞台に、サプライチェーンの構築に動いている。世界の民間航空機市場は2014年からの20年間で4兆―5兆ドルへとほぼ倍増する見通し。15年度の国内航空機生産額も1兆8219億円と5年間で1・8倍に成長した。その中で関西の存在感を高めることは可能なのか。プラットフォームの活動成果などを追った。(大阪編集委員・青木俊次)

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拡大する航空機市場を取り込めるか(川崎重工業の航空機エンジン組み立て作業)

品質向上・人材育成に手応え
【行政が支援】
 プラットフォームは16年に設立。新産業創造研究機構(NIRO=神戸市中央区)を事務局に、航空機産業からの受注を目指す神戸航空機産業クラスター研究会や次世代型航空機部品供給ネットワークなど6クラスターの構成企業など約100社が参加する。発注側からは川崎重工業、島津製作所、新明和工業、神戸製鋼所、住友精密工業、三菱重工業の6社が参加。大阪府・市、京都府・市、兵庫県、神戸市などの行政や関西経済連合会、大阪商工会議所などの経済団体が脇を固める。
 プラットフォームでは航空機の組み立てなどを担う発注側の大手企業の要求に応えられるサプライチェーンの構築を目指している。1年目の16年度はマッチング事業で発注企業4社から29件のニーズが開示され、これに東北から九州まで35社84件が応募。22社で面談が実現した。商談には至らなかったが「改善により見積もり依頼の可能性あり」が10社に達した。
 行政も支援を強めている。神戸市は建物や設備の新設への補助の上限額を3000万円に引き上げ「15年度以降、9件が利用している」(経済観光局)。神戸市立工業高等専門学校では4月から航空分野の教育を始めた。3年次生から機械加工や組み立てなど、4―5年次生から英語教育、CAD/CAM講習、見学研修などを実施し、航空機産業へ人材を供給する。

【一定の成果】
 兵庫県は10月に国内初の航空機関連産業向け非破壊検査員トレーニングセンターを兵庫県立工業技術センター(神戸市須磨区)に開設予定で、中小企業向けに検査員の育成に力を入れる。
 プラットフォームの活動で、航空機産業への参入を狙う中小企業は一定の成果を挙げている。金属加工業のオオナガ(兵庫県稲美町)の大長勝社長は「(航空機産業の品質マネジメント規格である)JISQ9100などへの取り組みや指導を受け、年間の不具合が6分の1の10件に減った」と喜ぶ。
 ステンレス材などを手がける能勢鋼材(大阪市旭区)の能勢義男取締役も「航空機産業の“作法”の浸透や、JISQ9100への取り組みで、社員に自主改善意欲が見られるようになった」と、品質向上に加え人材育成にもつながったと目を細める。

参入企業まだまだ足りず、設備投資拡大が必要
【新たな課題】
 ただ参入を果たした企業には新たな課題ものしかかる。航空宇宙用ボルト、ナットを製造する寺内製作所(京都市伏見区)では「間接人員が4割程度とコスト高。解決には、生産、品質管理での技術アップと、それに伴う設備が必要」(山本賀則社長)と、設備投資を拡大する必要性に迫られている。旭金属工業(京都市上京区)は「生産が半減中の(ボーイング)777を補うために海外受注を目指す」(中村止専務)とし、事業の変動の大きさに苦慮する。
 関西に拠点を置く大手メーカーの地元での取引は拡大したのか。神戸製鋼所の松原弘明常務執行役員は「現在9社と面談している。今後はチタン鍛造部材などの鍛造金型や熱処理にも協力企業を広げたい」と期待する。
 新明和工業は16年度に海外で一貫生産が可能なサプライヤーを数社立ち上げたが、国内でもプラットフォームを通じてサプライヤーを開拓した。田中克夫航空機事業部次長は「4社と取引できた。今後は国内でも(一貫生産を)立ち上げたい」と意気込む。
 一方、川崎重工業の山田勝久ガスタービンビジネスセンター長が「(企業数が)まだまだ足りない。スピード感をもって取り組んで欲しい」と指摘。島津製作所の藤本滋明航空機事業部副事業部長は「サプライヤーには図面を読む能力を含む英語力を」と、参入を狙う中小企業のレベルアップを期待する。

【取り組み加速】
 プラットフォームの取り組みだけでは限界もある。日本政策投資銀行関西支店の山口健一調査役は「投資から回収まで時間がかかる航空機産業の構造・特徴を金融機関が深く理解する必要がある」という。
 関西(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県、福井県)で航空機産業の12―14年平均年間出荷額は1340億円。全国シェア約8・5%で増加傾向にあるが、同地域の製造業中に占める比率は0・28%で自動車産業の約20分の1。
 プラットフォームでは2年目の17年度、企業に派遣する専門家を現在の10人から20人程度に倍増。マッチングやフォローの手法も見直し、16年度は22件だった発注企業と受注企業の面談件数も30―40社に増やす考え。航空機産業のサプライチェーンを関西に根付かせるには、これらの取り組みをさらに加速することが必要だ。

新産業創造研究機構・牧村理事長、“ノコギリ型発注”脱却を
 プラットフォームの事務局を担う新産業創造研究機構(NIRO)の牧村実理事長に課題や今後を聞いた。

―現在の課題を教えてください。
「航空機産業に関わる大手企業の課題は、旅客需要拡大による民間航空機・航空エンジンの生産量の大幅増に対応すること。それには生産部門に負担がかかる、工程ごとに発注先が異なる従来の“ノコギリ型発注”から脱却し、完成部品を一括発注できる中核企業の育成が急務だ」
―プラットフォームへの参画は中小企業にどんなメリットがありますか。
「航空機産業は設備や認証取得など初期投資はかかるが、長期受注が確保できる。市場拡大による受注量増加に加え、生産効率化や技術の高度化などの波及効果も期待できる」
―今後の取り組みについて。
「生産技術、QCD(品質、費用、納期)のノウハウ、品質マネジメントシステムの構築、『NADCAP』などの認証取得を支援する。不足している熱処理や非破壊検査など特殊工程に強い企業の発掘や、高度技術人材の育成、将来的には複合材などの先進素材の加工にも取り組み、基盤を強化したい」
―関西の航空機産業の将来について。
「航空機産業に関わる中堅・中小企業、それらをけん引する素材、機体、エンジン、装備品など大手企業がそろっている。企業、自治体、経済団体が一丸で航空機需要を取り込めれば、航空機産業の拠点になりうる」


セントレア、787展示施設の起工式 18年夏開業へ
Aviation Wire 4/27(木) 13:46配信

 中部国際空港会社は4月27日、ボーイング787-8型機の飛行試験初号機(ZA001、前登録番号N787BA)を展示する複合商業施設「Flight of Dreams」(フライト・オブ・ドリームス)の起工式を開いた。

【起工式の写真を見る】

 Flight of Dreamsは、2018年夏に開業予定。空港会社が整備を進めているLCC用新ターミナルビルと、愛知県が建設を予定するコンベンションセンターとの間にある、開港以来更地となっている敷地に建てる。

 建物は、地上3階建てで高さ24メートル、建築面積は5000平方メートル、延床面積は1万平方メートル。1階が機体をはじめ、製造工程や飛行機が飛ぶ仕組みなどを学べる展示エリアで、2階と3階をフードコートなどが入居する商業施設にする。

 このほかフードコートエリアも整備し、シアトルを中心とした米国グルメを提供。ボーイングのグッズショップ「ボーイングストア」を、米国外では初めて常設する。

 設計は日建設計(東京・千代田区)で、東急建設(1720)が施工。今冬には、機体を施設へ移動する。移動の時期は今後調整して決める。

 空港会社の友添雅直社長は、「冬の機体移動は、見ものになると思う」と、移動の様子を一般公開したいとの意向を示した。

 機体は2015年6月22日にシアトルからセントレアへ到着し、同年7月7日にボーイングから空港会社へ贈られた。その後、屋外で保管されていることから、塗装などに痛みがみられるようになってきた。友添社長は「美しい機体を再現したい」と述べ、化粧直しをした上で展示するという。


ベルーガXLは「笑顔のクジラ」デザインに エアバスの超大型輸送機
sorae.jp 4/27(木) 13:00配信

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ベルーガXLは「笑顔のクジラ」デザインに エアバスの超大型輸送機

以前からその形状やシロイルカを意味する名称から、「イルカっぽい」と呼ばれていたエアバスの次世代超大型輸送機「ベルーガXL」。その機体デザインが同社従業員の投票により、「笑顔のクジラ」に決定されました。
 
このデザインを決めるために、社内で案を募っていたエアバス。そして投票の結果、今回の「Smiling BelugaXL(スマイリング・ベルーガXL)」が選ばれたのです。こんなカワイイクジラが空から飛んできたら、それだけで幸せな気分になってしまいそうですね。
 
なお、ベルーガXLはエアバスの「A330-200」をベースにした機体で、その巨大な胴体部分には「A350 XWB」の翼を2つも搭載することが可能です。また、前モデルの「ベルーガ」からは6トンペイロードが増加しています。
 
ベルーガXLは2019年に運用が開始される予定です。ベルーガは過去に日本に立ち寄ったこともありますが、このベルーガXLもいつか日本の地に降り立つ日がくるのでしょうか?


三菱重工、今秋から「777X」胴体部品を生産。広島に混流ライン
ニュースイッチ 4/27(木) 7:52配信

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ボーイングの次期大型機「777X」

1ラインで13種類を製造、抜本的な生産改革で収益性高める
 三菱重工業は広島製作所江波工場(広島市中区)で計画している米ボーイングの次期大型旅客機「777X」向け胴体部品について、今秋に本格生産に入る。生産にあたり、自動化を軸とする生産ラインを構築し、1ラインで13種類を製造する混流生産を始める。小型機を主力とする格安航空会社(LCC)の台頭などで、大型機需要は踊り場を迎えている。抜本的な生産改革で機体部品事業の収益性を高める。

 三菱重工は現行機「777」と同様、777Xでも後部と尾部胴体を担当する。すでに新ラインで試験生産を開始し、本格稼働に向けた工程検証に着手した。

 三菱重工はサイズの異なる13種類の胴体パネルを製造し、ボーイングに供給する。777向けパネルの製造では、種類ごとに13本のラインを並列に設置していた。さらに巨大な組み立て治具に固定してリベット(びょう)打ちなどの作業をしていた。

 この手法では、機種ごとに治具が異なるため、生産数が落ちると面積当たりの生産効率も低下する。777Xではロボットによる自動化と混流生産によって、生産性を向上する。

 工程検証では作業量が異なる13種類のパネルを効率的に流す順番や、ラインが停止した際の迅速な復旧方法などを確立する。穴あけやリベット打ちなどにはロボットを導入。生産現場の作業者は他部門に振り向け、パネル生産の固定費を抑える。

 大型機需要の調整局面は、しばらく続くという見方が支配的だ。ボーイングは777Xでサプライヤー各社に、従来比2割程度のコストダウンを要請しているもよう。同様に機体部品を手がける川崎重工業やSUBARU(スバル)は777X向けの工場を新たに設置して、生産効率を高める。


【安全の舞台裏 JAL】スライドは安心感があるけど速い---救難訓練体験
レスポンス 4/26(水) 11:45配信

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インストラクターによる模範滑降。実際は下端に補助員が立つ。

航空会社では乗務員が日常から客室救難訓練を行なっており、JAL(日本航空)の客室救難訓練の実技を乗客役として体験した。ラフト(ゴム製いかだ)による水上への避難に続いて、スライドを滑り降りての避難訓練だ。不謹慎な比較かもしれないが、公園の滑り台とどう違うのか楽しみだ。

[関連写真]

訓練は飛行中に機内で発煙、緊急着陸、地上に避難という設定だ。訓練機内には実際にスモークが発生する。かなり濃い。「コンサートで使用しているものです。毎日吸っていますが健康に影響はございません」と、安全訓練グループの藤原万利子インストラクターが説明する。 ラフト避難と同様の手順でドアを開ける。スライドも展開済みだ。

実技に先立って説明された、スライド滑降時の姿勢は次の通り。1. 足は肩幅に広げて安定を図る。2. 前傾姿勢でスピードが出過ぎないようにする。3. 手も前に突き出して持ち上げ、スライドとの摩擦でやけどしないようにする。

最近は機内持ち込み荷物が増える傾向にあるが、スライド避難時には持ち出さない。邪魔になるのはもちろんだが、滑降時に荷物を抱えて仰向けになるとスピードが出すぎるという。では、なぜ、スピードの出過ぎを戒めるのか。避難者はスライド下端、地面に着いたら走って事故機から遠ざからなければならない。滑降のスピードが出すぎると、スライドから地面に降りるときに背中から落ちたり転んだりして、すぐに次の行動に移れないからだ。大勢がスムーズに避難できるように一人ひとりが注意したい。

スライド上端に立つ。777だと2階と3階の間ぐらいの高さになる。傾斜は想像していたほどきつくない。記者が子供の頃に遊んだ街中の公園の滑り台の方がよほど急だった。同じ公園では、子供達がもつれて遊ぶうち横から下の砂場に転落するケースがときどきあったが、スライドは左右の“壁”が高く、横から落ちそうな気配もない。反面、手すりのように伝って滑降できないので、両足を適度に広げて姿勢を安定させる必要があるわけだ。また事前の説明にあったように、伝って滑降したら摩擦で手をやけどするだろう。

いよいよ滑降だ。スライド上端に腰を下ろす。ビデオなどでは、避難者が次々と機体から飛び出すが、今回の訓練は初めての体験なので、スピードが出過ぎないように、またきちんと体勢をとれるように、いったん座ってから滑り始めることにする。では……。

は、速い!! あっという間に下に着いてしまった。公園の滑り台だとズリズリと滑り始めてだんだん速度がつくものだが、スライドでの滑降はいきなりトップスピードだ。スライド下端の傾斜がゆるい部分で減速することもない。あらかじめ前傾姿勢をとって、下に着いたらすぐに走り出せるようにしておく必要があるのだ。これでも訓練用ということで、スピードが出過ぎないようなカバーを敷いているという。

このように手心がくわえられていたものの、正しい滑走姿勢で滑ったため滑り降りる道具としてスライドに不安はまったく感じられなかった。

★スモークを焚いての訓練を実施。濃い。
★スライドは街の公園の滑り台と同じ。揺れない。勾配も急ではない。
★正しい姿勢だときれいに着地できる。

取材協力:JAL(施設見学)

《レスポンス 高木啓》


【安全の舞台裏 JAL】滑走路を逸脱、海上へ---救難訓練体験
レスポンス 4/25(火) 12:30配信

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ラフトへの移乗訓練

航空会社では運航の安全を堅持するため、乗務員が常日頃から救難訓練を行なっている。日本航空(JAL)がこの訓練を媒体に体験させてくれるという。概要説明が終わりいよいよ実技だ。記者は客室救難訓練の実技を乗客役として体験した。

[関連写真]

体験した訓練課目はラフト(ゴム製いかだ)による水上への避難、スライドによる地上への避難、酸素マスクの展開落下、非常食の試食。案内をしてくださったのは安全訓練グループの藤原万利子インストラクターと管野美紀子インストラクターの2人。

実技を始める前に準備体操をして体をほぐす。階段を使って“地上”へ降りると、床は全面にマットが敷かれ、階段の手すりなど要所にもマットが張られている。体操はラジオ体操で、音声は海外の乗務員向けに動作の指示や掛け声が英語になっている。聞き慣れた日本語バージョンよりややテンポが速いようだ。記者の普段の運動が不足しているせいでそう感じたのではない。

最初の実技はラフトによる水上への避難。機内に戻りシートベルトを締めて座席で待機する。前方の動画ディスプレイ画面から、海岸にある空港へ着陸するシチュエーションだということがわかる。

着地した直後機体が向きを変えてしまい、滑走路から外れて海へ向かう。効果音付き。と、その瞬間、乗務員(の役のインストラクター)は「頭を下げて! Heads Down!」と大声で叫び、乗客に衝撃防止姿勢をとるよう指示する。肉声なのは、一刻を争うためと、客室乗務員自身も衝撃防止姿勢をとるためである。初期訓練で新人が苦労するのが、この大声を出すということだそうだ。

機体の姿勢が安定したら、乗客乗員はライフベストを身につける。膨らます前はペラペラのシートに何本かのストラップが繋がっている状態で、前後を確認したり、ストラップの先を見つけるのにちょっと手間取った。頭から被ったり、バックルを締めるといった個々の作業はごく簡単なので、落ち着こう。

乗務員は乗客に説明しながら自らのライフベストを装着すると、ドアを開けてラフトを展開する準備をする。機外に火災や燃料漏れがないか、ラフトを展開するスペースがあるか、水位は問題ないかなど窓から安全を確認、次いでドアモードがオートマチックになっていることを確認、ドアを開ける。ドアを開けるとドア内部に格納されていたラフトに一気に空気が送り込まれて、水面に展開される仕組み。

機内放送でも耳にするドアモードの「オートマチック」とは、ラフトの「自動」展開のことなのだ。通常の乗り降りではドアを「マニュアル」モードにして、ドアを開けてもラフトが展開しないようにしておく。今回は訓練なので、展開済みのラフトがプールに浮いている。また、訓練用機体はボーイング777を模しているが、ラフト訓練用のドアは787仕様になっていて、2種類のドア訓練ができる。

ライフベストはドアから脱出する直前で膨らます。紐を引くと、シリンダーに圧縮されていた炭酸ガス(二酸化炭素)がライフベストを膨張させる。これも簡単な動作で、瞬時に膨らむ。座席や通路で膨らますと身動きが取りづらくなるし、足元も見えにくくなるので、機外に出る直前まで膨らまさないこと。

ライフベストを着て水に浮くところまでは体験しなかったが、浮力は充分にありそう。かなり膨張するため首回りはちょっときつい。

ラフトに移乗する。船底がブヨブヨして歩きにくいのは想定内、素材そのものも滑りやすいので注意が必要だ。素材が滑りやすいのはラフトがスライドも兼ねているからで、このラフトはより正確には「スライドラフト」と呼ばれる。翼の上の非常口のスライドはスライド単機能なので「スライド」だけで呼ばれる。

ラフトは、船底が柔らかい以外、全体の構造はしっかりしている。人が乗り移る時やラフト内を移動するときは不安定になり注意が必要だ。B777のスライドラフトの定員は最大81人、サバイバルキットは搭載されているが、非常食は機内から搬出する。

★客室乗務員は大声を出す訓練をする。
★ライフベストの装着は簡単なので慌てない。
★ライフベストは機内で膨らますと動きにくいし、周りも見えにくい。

取材協力:JAL(施設見学)

《レスポンス 高木啓》


ANA、次の新規路線を決めるのは「B787」だ
東洋経済オンライン 4/25(火) 6:00配信

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ANAが運航するB787は、新たな就航地開拓のカギとなる機体だ(撮影:尾形文繁)

2015年度、国際線の旅客数で日本航空(JAL)を抜いた全日本空輸(ANA)。羽田、成田両空港を拠点に、北米、欧州、アジアの全方位で路線を拡大し、この5年で就航都市は29から49となり、1日当たりの便数も4割増えた。
主要な国際都市にはひととおり路線を就航させてきた。一方で、昨年は国内線においてシステムサーバー故障による大量欠航や手荷物の積み忘れ、定員超過など、トラブルが相次いだ。4月に就任した平子裕志新社長は、ANAの課題をどのように認識し、この先の戦略をどう描いているのか。

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■国内線でトラブルが相次いだ

 ――ここ数年はかなりハイペースで路線を拡大してきた一方で、国内ではトラブルに見舞われた。

 2020年の東京五輪前には羽田の発着枠が再び広がる。これに向けて今後1~2年は「踊り場」となる。拡大してきた体制の足場を固める。

 まず取り組みたいのは、現場力の回復だ。社員に対し、社長としての最初のメッセージとして伝えている。昨年国内で発生した一連の不具合を反省しなければならない。現地、現物、現実の「三現主義」に基づいて、現場を回り、実態の把握に努めたい。

 ――対策として考えられることは。

 まず原因と結果をしっかり分析し、再発防止に努めるということ。さらに重要なのは、未然に防止することだ。ヒヤリハットの段階で、トラブルの芽を潰さなければならない。社員には自分の能力や経験をフル回転させて、普段見過ごしがちなことを再確認してほしい。

 ──路線数は踊り場に入るものの、今後新規路線はどのように就航させていきたいと考えているか。

 われわれは成田と羽田をハブ空港に位置づけ、日本人だけでなく、アジアと北米を行き来する外国人の需要を重視している。成田では夕方、羽田では朝と深夜の時間帯にアジアと北米の便が接続するようにダイヤを組んだ。乗り継ぎの選択肢が1日3つになったことは非常に大きい。

 だがほかのアジアのハブ空港に比べて、路線ネットワークが十分でないという悔しさがある。たとえば中国への乗り入れは韓国の仁川(インチョン)よりも随分と少ない。政治的なことも無視できないが、中国はさらに路線を展開できる余地がある。

就航地はどう決める?
 ――この3月には米デルタ航空と韓国の大韓航空が太平洋路線において、共同事業(運賃やダイヤを2社で調整し収入を共有する提携)を行うことに合意した。仁川とのハブ競争をどう切り抜けるか。

 われわれは米ユナイテッド航空と共同事業でよい関係を築いている。これから先、デルタと大韓がどう作り込んでいくかが成功のカギとなるだろう。ダイヤをきちんと調整し、仁川での乗り継ぎ時間を短くできるか。現時点のダイヤを見ると、うまくマッチしているとは思えない。今後の動向を注視したい。

■B787と他社提携で新規路線が好調

 ──就航地はどう決めていくか。

 カギとなるのが、米ボーイングの航空機「787」だ。現在57機を保有しているが、今後さらに20機以上増やす。(座席数を250前後に抑えた)中型機でありながら、長距離を飛べる機体だ。

 これまで(の長距離路線)は、ハブ空港とハブ空港をつなぐのが主流だったが、ハブから支線を飛ばしていたような都市にも直行便を運航できるようになった。つまり、需要がそれほど大きくなくても採算が取れる。柔軟な路線展開が可能になった。

 サンノゼ(米国)、ブリュッセル(ベルギー)、デュッセルドルフ(ドイツ)といった787の路線は十分に利益貢献している。今後模索するのも、こうした路線になっていく。

 以前は就航後の半年が苦しかったが、最近は就航直後でも搭乗率が(一般に損益分岐点となる)7割を超えている。やはり海外の航空会社と提携していることが大きい。北米路線はユナイテッド、欧州路線は独ルフトハンザドイツ航空と共同で販売し、集客力で支えてもらっている。われわれのマーケティング力だけでは限界がある。

 ──2019年にはハワイ・ホノルル線に超大型機「A380」を導入する。リゾートも重視する理由は? 

 結局、客層は同じで、普段出張で貯めたマイルを使ってハワイに行く人は非常に多い。マイルを貯めて使って……という好循環が顧客との持続的関係を築く。一番人気のハワイ線に大型機を入れて、マイルを交換しづらい繁忙期でも席を取りやすくなることをうたっていきたい。高齢者が増えてくれば、観光路線に対する関心も高まると考え、手を打っている。

 ホノルルだけでなく、ハワイには主要な島が8つあるし、ミクロネシアや東南アジア、オセアニアにもリゾートは多く、就航する可能性はある。マイルの好循環を広げていきたい。

業界の潮目が変わってきた
 ──昨年、ANAはベトナム航空に出資した。米国大手も中国の航空会社に出資するなど、近年は資本提携が目立つ。

 「スターアライアンス」のような航空連合や他社との共同事業は、株を持たない提携だった。ただ世界経済の不確実性は高まっている。航空業界での資本提携は(外資規制があるので)子会社化ではなく少額出資にとどまるが、時代の流れなのだろう。今後主流になるかはわからないが、ある程度経営に入り込み、資本による強固な絆があれば、国の事情に左右されず長期の関係が築ける。

 ベトナム航空は、国が同社の株を民間に放出するというタイミングでわれわれが手を挙げた。

 ベトナムはインドシナ半島の中核国。現地の最大手と組むことで東南アジアに布石を打つ。コードシェア(共同運航)や空港業務受託など、広範な提携で相乗効果は出てきている。

■JALを注視するが、競合は世界にいる

 ――国内を見れば、公的資金で再建されたJALの新規就航や投資を国土交通省が制限する通達(通称「8.10ペーパー」)が3月末に期限を迎えた。日本のライバルとしてどう向き合っていくか。

 (ペーパーの効力が切れた後、)彼らがどのような戦略を仕掛けてくるか、非常に関心を持って見ていく。財務体質にはかなり格差がある。この格差を利用し、われわれからするとありえないようなことをやってきたとしたら、物申させていただく。

 反面、JALだけがライバル企業ではない。JALだけを意識することなく事業を進めていくのが、今後の大きなポイントになるだろう。

 ――平子社長自身が考える、戦略の参考にしたいエアラインはあるか。

 米LCC(格安航空会社)のサウスウエスト航空はよい。社風がいい。客室乗務員が面白いアナウンスをするなど、ユーモアの精神に富んだ会社だと思う(笑)

 ユーモアがなくなるとぎすぎすした会社になってしまう。そうした企業文化を参考にするのは非常に意義がある。

 ――ANAにはユーモアが足りない? 

 2~3年前に社内で盛り上がったものに、「ANAマジック」という言葉がある。お客様の満足を感動に変えるようなサービスを提供しようというムーブメントだった。

 だがサウスウエストはそれがもっと進化したものを持っている。わざわざマジックと言わなくても、そういう精神が社員の中に浸透し、ユーモアが自然と出てきているのだから。

 そういう意味では(この4月にANAホールディングスが子会社化したLCCの)ピーチ・アビエーションの存在は大きい。(関西ならではの)ユーモアを感じる社風だ。そのまま倣えとは言わないが、そういう発想で仕事をしてよいのではないかと思う。


【安全の舞台裏 JAL】ビルの中に飛行機があった!---救難訓練体験
レスポンス 4/24(月) 12:30配信

J1tc
建物の中にボーイング777?!

実際に本番で体験するのはごめんこうむるが、でもやってみたいことの一つが、飛行機からの脱出だろう。スライドで滑り降りたり、ラフトで水に浮いたりしたいと思っている人は少なくないはずだ。飛行機に乗ると離陸前にビデオや客室乗務員が説明するあれだ。

[関連写真]

航空会社では乗務員が常日頃から客室救難訓練を行なっている。JAL(日本航空)がこの訓練を媒体に体験させてくれるという。しかも非常食の試食もできるという。これは行かねばなるまい。ある晴れた春の日、東京羽田空港整備場の一角、JAL第一テクニカルセンターへいそいそと向かった。

案内されてエレベーターを乗り継ぎ、渡り廊下を通り、1室のドアをあけて驚いたのは、そこに飛行機があったこと。もちろん実物ではないが、実物に近づけて作られたボーイング777だった。床の高さから上の機首部分が部屋の中にあるのだ。しかも機体のドアから中に入ると客室まで再現されている。訓練用だから実物が再現されているのは当たり前と言えば当たり前だが……。

そしてさらに驚いたことに、入口の部屋からは壁で仕切られて見えなかったのだが、機体のドアの外にはラフト訓練用のプールがあり、また別のドアはスライド訓練用の高低差のある、小学校の体育館ほどのスペースに通じていたのだ!

座席に座り、客室教育訓練部安全訓練グループの高木裕美子グループ長の説明を聞く。JALの客室救難訓練には初期訓練、型式訓練、復帰訓練、定期救難訓練と合わせて4種類があるそうだ。

初期訓練は新人対象に入社後に行われる、いわゆる新人訓練。日本人CAの場合、2か月間の訓練終了後国内線を乗務できるようになる。約1年間の国内線乗務の後、約1か月の国際線移行訓練を経て、国際線乗務が可能になる。海外で採用される海外基地乗務員の場合は3カ月通しの訓練となる。

客室救難訓練は初期訓練の中で早い時期に2週間ほどかけて行なう。「早い時期に行う理由は、安全について自覚を持つため。客室乗務員は保安要員でもあり、客室救難訓練を修了しないと客室乗務員の資格を持てず、制服を着てのサービス訓練もできない」と高木グループ長。

装置の取り扱い方法は機材によって手順が異なるので、乗務できる飛行機の資格を得るために行なうのが型式訓練、そして傷病休業や育児休職などで乗務しない期間が半年以上になったら行なうのが復帰訓練だ。

定期救難訓練は年に1回、誕生日月を基準に前後3カ月のタイミングで行なう。JALの全客室乗務員約6000人が毎年訓練を行ない、スライド滑走やラフト移乗の訓練も必ず行なう。救難訓練後の審査に通らないと乗務ができなくなる。

最近は地上職の社員も緊急時に援助者として協力するための研修を実施している。高木グループ長は「より多くの社員が緊急時に適切な行動が取れるように、地上職社員向けの研修を強化したい」と説明する。

★新人は救難訓練を終了しないとサービス訓練できない。
★全客室乗務員が年1回、訓練する。
★現役乗務員も定期審査に通らないと乗務できない。

《レスポンス 高木啓》


ブルーインパルスが熊本にエール
ホウドウキョク 4/24(月) 7:36配信

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(写真:ホウドウキョク)

航空自衛隊のブルーインパルスが、アクロバット飛行で被災地にエールを送った。
地震からの復興支援のため実現した、ブルーインパルスの熊本での展示飛行。
メイン会場の熊本城二の丸広場には、およそ6万人の観客が集まった。
熊本での飛行は、熊本城築城400年の祝賀式典以来、実に10年ぶり。
披露された7種類のパフォーマンスの中には、復興への思いを込めた「不死鳥・フェニックスローパス」と呼ばれる演技も盛り込まれた。
ブルーインパルスは、地震で甚大な被害を受けた益城町のほか、西原村や南阿蘇村の上空も飛行し、被災地・熊本に空からエールを送った。

テレビ熊本/FNN


<ブルーインパルス>熊本城上空を展示飛行 6万人が歓声
毎日新聞 4/23(日) 21:32配信

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地震からの復興を祈念しての飛行で、熊本城上空に円を描くブルーインパルス=熊本市中央区で2017年4月23日午前11時21分、津村豊和撮影

 航空自衛隊の曲技飛行隊「ブルーインパルス」が23日、熊本城(熊本市中央区)の上空を展示飛行した。熊本地震で被災した熊本城の現状などを全国に伝える目的。6機が約30分間にわたって円やハート形などの航跡を快晴の空に描くと、熊本城二の丸広場に集まった約6万人から歓声が上がった。

【写真】地震復興を祈念して熊本城上空を飛行するブルーインパルス

 家族4人で観覧した熊本市北区の松本晃典(あきのり)さん(31)は、熊本地震で勤務先の病院が被災して別の病院に職場を移らざるを得なかったといい「ブルーインパルスが復興への力をくれた」と話した。

 ブルーインパルスが所属する松島基地(宮城県)は東日本大震災で被害を受けたが、同隊は九州新幹線全線開業イベントのため九州に移動していて被災を免れた。熊本県での展示飛行は、熊本城築城400年で祝賀飛行した2007年4月以来10年ぶり。【中山裕司】


世界で数人“戦闘機カメラマン”徳永克彦の仕事とは?
文春オンライン 4/23(日) 11:00配信

 全世界で“神業”と賞賛され、30年以上のキャリアを誇る航空写真家・徳永克彦氏。美しく迫力ある戦闘機の写真は、どのように撮影されるのか。“空撮職人”としての徳永氏の仕事を、ノンフィクションライター武田頼政氏が描く。今年3月1日に発売された戦闘機の写真集『蒼空の視覚 Super Blue3』から、選りすぐりの作品も特別公開。

◆ ◆ ◆

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ダッソー・ミラージュ2000-5FとラファールM(生産国フランス)三角翼の両機だが設計思想は手前のミラージュは10年以上古い

年間300日は撮影や交渉で海外へ
 徳永克彦は、戦闘機空撮カメラマンとして世界屈指の存在である。これまで欧米、ロシア、中東、アジアに至るまで、34ヵ国の空海軍を訪れ、60機種以上の戦闘機を撮影してきた。学生時代から頭角を現し、以来搭乗記録は30年間で1,900時間を超える。年間300日以上は撮影やその事前交渉で世界各地を飛び回る多忙な日々を送っている。

 数十フィートの超低空から何万フィートもの高空を、時に音速を超えるスピードで駆けぬける戦闘機。後席に乗って撮影するのは1機数十億円から100億円もの機体だ。そしてその一度のフライトには数百万円から1,000万円の血税が投じられる。

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ダッソー・ラファールC(生産国フランス)メーカーの哲学は「性能の優れた航空機は美しい」

飛行中、「もう10cm左へ」と指示することも
 無駄な機動など許されず、一瞬の錯誤が空中衝突を引き起こす。徳永はそれぞれの機体の飛行特性を知り尽くし、命と金のかかったフォトミッションを安全に“設計”する。そのための事前ブリーフィングは詳細を極める。相手の希望を叶えるべく、被写体となる航空機の飛行特性とそのミッションを徹底的に研究し、その上で実現可能かつセーフティな飛行計画を練る。それは1フライトで10~20パターンほど。速度、高度、太陽の位置から割り出すポジション取り、果ては旋回のG(重力加速度)数値すら指定する。

 いかなる悪条件であってもベストを尽くすが、パイロットにも相応の操縦技量を求める。飛行中、「もう10cm左へ」と言われて面食らう操縦士など、徳永のフォトミッションでは珍しくもない。

 実戦経験のある戦闘機乗りは一様に保守的だが、“空撮職人”の徳永には、撮影のための“演出飛行”を彼らに納得させる長年の知識と経験がある。

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ミコヤンMiG-21bis-D(生産国ロシア)クロアチア空軍の飛行服を着て自撮りする徳永氏

戦闘機カメラマンは世界で2、3名
 徳永が米空軍のジェット練習機に搭乗して初めて空撮を行ったのは21歳の時。当時は毎月のように新型戦闘機が発表されていたころで、航空カメラマンの仕事は多かった。ところがベトナム戦争から数次に及ぶ中東戦争などを経て、戦闘機は急激に進化し、予算的にも一国が独力で開発し得る規模をはるかに超えており、いまや新鋭戦闘機の開発は十数年に一度の頻度となった。予算規模が膨らむにつれて広報用の撮影ミッションは厳格さを増している。当然ながら、戦闘機の空撮を主たる表現手段としているプロカメラマンは淘汰され、いまや徳永を含めて世界で2、3名に限られる。

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ボーイングF/A-18F スーパーホーネット(生産国アメリカ)グアム島沖合で空母キティホークから離艦する一瞬を捉える

衝撃的なシーンにも立ち会った
 ソ連の崩壊とともに長き東西冷戦の時代は終わりを告げ、禁忌の向こう側にいた東側の戦闘機たちはことごとく姿を現し、徳永の活動範囲はロシアから中東、アフリカ、あるいはインドや中南米へと拡がっていった。

 米空軍F-22ステルス戦闘機との空戦訓練では、徳永が乗る通常機編隊が知らぬ間に「全機撃墜」されるという衝撃的なシーンにも立ち会っている。そうした体験が現役パイロットたちへの迫力となる。

 戦闘機の機動はときに10Gにも達する過酷さだ。徳永はそれにひたすら耐えながら、狙いすました時を待つ。理詰めのミッションであればこそ、思わぬ“奇跡の一瞬”が訪れる。

 彼が手練れの戦闘機パイロットたちの絶大な信頼を勝ちえている理由は、そこにあるのだろう。『蒼空の視覚 Super Blue3』(廣済堂出版)。好評発売中。13,500円(税込)

写真=徳永克彦


ボーイングは改良版F-18を準備中、F-35に匹敵するのか
BUSINESS INSIDER JAPAN 4/22(土) 7:10配信

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アドバンスドスーパーホーネットのコンセプト図

トランプ大統領の昨年12月のツイートで、戦闘機製造に関わる人々は動揺した。

「ロッキードマーティン(Lockheed Martin)のF-35には膨大な費用がかかり、大幅にコストが超過する。だからボーイング(Boeing)にそれに匹敵するF-18スーパーホーネットの見積もりを依頼した!」

F/A-18スーパーホーネットがF-35に“匹敵する”という見解は、すぐさま強い反論にさらされたが、ロッキードマーティンは数10億ドル(約1000億円)の株価を失った。

『間違っています。あなたが“同等”というF-18にF-35 の代役は務まりません』という記事が、ブレイキングディフェンス(Breaking Defense)に掲載された。

ポピュラーサイエンス(Popular Science)の記事は、『空母をクルーズ船に切り替えられないように、F-35をF-18に切り替えることはできない』としている。

米海兵隊で、F-35B飛行隊の前司令官だったデビッド・バーク中佐(Lt.Col. David Berke)は、時代にそぐわなくなった戦闘機を改良してF-35の代わりにするというのは明らかに非常識だと、Business Insiderに語った。

事実、誰もが指摘したのはF/A-18にはないF-35の特徴の1つであるステルス性だ。

しかし米国、そして他の国々も、F-35の能力を補完するために最先端の改良をF/A-18に施すことを視野にいれている。この改良により、たとえステルス性が備わっていなくても、一部の分野ではF-35よりも優れた能力を発揮するかもしれない。

ボーイングでF/A-18プログラムの統括責任者を務めるダン・ギリアン(Dan Gillian)氏は、「たとえF-35Cが導入されたとしても、米空母航空団は2040年代までF/A-18シリーズを発進させ続けるだろう」とBusiness Insiderに語った。同社は海軍航空機の「ギャップを埋める」ことを重点に、多くの改良を計画している。

ギリアン氏とボーイングのチームは、最先端の技術で改良されたF/A-18を「アドバンスドスーパーホーネット(Advanced Super Hornet)」と呼んでいる。F/A-18スーパーホーネットを改良したものだ。そしてF/A-18スーパーホーネットは、オリジナルのF/A-18を改良したものだ。ギリアン氏によると、ボーイングは「オリジナルのF/A-18をスーパーホーネットに改良する時点で、パワー、冷却システム、重量などに改良の余地を残した設計を施しており、長年の変化に対応させることが可能だ」

「我々はF-18 に関して、時間的、コスト的な蓄積がある」とギリアン氏。絶えず時間的、コスト的超過に直面しているF-35とは対照的だ。事実、最近の報告書によると海軍用のF-35は新たな問題に直面し、その修復には数年、そして数10億ドル(約数千億円)かかる。

いくつかの限定契約によりアドバンスドスーパーホーネットの部品の導入が進められるなか、ギリアン氏は、アドバンスドスーパーホーネットを遅くとも2020年代初頭までに送り出すことができると述べている。たとえF-35とF/A-18の設計コンセプトが異なるミッションを反映しているとしても、価格、効能、能力に関しては比較可能であることは間違いない

[原文:Boeing has an updated F-18 in the works - here's how it's 'comparable' to the F-35]


ボーイング、日本の航空機需要35年までに700機 25%は市場成長
Aviation Wire 4/21(金) 16:38配信

 ボーイングの100%子会社で、航空機ファイナンスを手掛けるボーイング・キャピタル・コーポレーション(BCC)のアジア太平洋地域を担当するフォスター・S・アラタ副社長は、日本での航空機需要は2035年までに約700機あり、このうち20-25%が市場の成長によるもので、75-80%が置き換え需要によるものとの見通しを示した。

 4月20日、都内で会見したアラタ副社長によると、2016年から2035年までの19年間の新造機需要は世界で3万9620機、金額ベースで5兆9000億ドル(約645兆円)にのぼる。

 このうち、全体の71%を占める2万8140機が737などの単通路機(ナローボディー機)、13%が787-8など小型の双通路機(ワイドボディー機)で5100機、777など中型の双通路機は9%にあたる3470機で、6%がエンブラエルやMRJなどのリージョナルジェット機で2380機、1%が747-8など大型の双通路機で530機としている。金額ベースで見ると、51%が単通路機で3兆ドルを占める。

 アラタ副社長は、世界市場の動向について「非常に良い状態」と述べ、「地域別では北東アジアの伸びが顕著だ」と語った。

 日本市場では、1970年以降導入されたジェット機のうち、約85%がボーイング機。現在10社の航空会社が475機を運航しており、受注残は74機となっている。

 約700機とする2035年までの日本の航空機需要は、単通路機と双通路機が約320機ずつ、リージョナルジェットが残りで約60機となる見込み。

 日本の航空機ファイナンスの現状について、アラタ副社長は「かつては世界の半分を日本が供給していた。景気後退もあり、日本の金融機関はグローバルでは航空機ファイナンスの規模を縮小したが、日本の航空会社へ引き渡される機体については、継続的に大きく関わっている」と述べた。

 また、エアバスA320型機や737が使われている日本のLCC市場については、「現在は全体の8%だが、20%まで成長するだろ」と見通しを語った。


エア・ドゥ、767後継機選定へ 新路線は19年度、中期計画ローリングプラン
Aviation Wire 4/21(金) 9:43配信

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エア・ドゥの767=16年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エア・ドゥ(ADO/HD)は、2015-18年度中期経営戦略を見直し、2019年度までのローリングプランを4月19日に発表した。4機あるボーイング767-300型機は2機を同型機で更新し、残る2機は2018年度中に後継機を選定。国内線の新路線は、2019年度開設を目指す。

 現在の機材は13機で、中型機の767-300が4機、小型機の737-700(1クラス144席)が9機。767は、767-300ER(286席と289席)と767-300(1クラス288席)が各2機ずつとなっている。このうち2機は2018年度下期に同型機へ更新し、残り2機は2018年度中に後継機を選定する。

 路線計画は国際線チャーター便で実績を積み、将来的に国際線定期便の就航を目指す。国内線は、2019年度に新路線開設を計画。13機体制で機材稼働率を向上させる。

 売上高は、2017年度は488億円、2018年度は490億円、2019年度は500億円を想定。営業利益は2017年度が20億円、2018年度が22億円、2019年度が23億円、経常利益は2017年度が13億円、2018年度が15億円、2019年度が16億円とし、純利益は2017年度が9億円、2018年度が10億円、2019年度は11億円を目指す。

 営業利益率は、2017年度が4.1%、2018年度は4.5%、2019年度は4.6%を計画。ユニットコストは現在9円台後半で、1990年代の規制緩和で誕生した「新規航空会社」と定義される中堅4社の中では高止まりしていることから、「さらなる低減を実現する」と表記したものの、具体的な数値の言及は避けた。

 エア・ドゥは期間中の2018年12月20日に、就航20周年を迎える。


パリ航空ショー、6月19日開幕 P-1とMRJ出展へ
Aviation Wire 4/19(水) 9:03配信

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15年のパリ航空ショーでデモ飛行を終えて着陸するエアバスのA380=15年6月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 パリで2年に一度開催される世界最大の航空宇宙ショー「パリ航空ショー」が、6月19日から25日までル・ブルジェ空港で開かれる。日本からは三菱航空機のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験機や、海上自衛隊の哨戒機「P-1」の出展が計画されている。

【ル・ブルジェ空港で開かれるパリ航空ショー】

 今回で52回目となるパリ航空ショーは、1909年にスタート。防衛や航空、宇宙分野を中心とする約2300社が出展し、出展総面積は32万4000平方メートル、企業が重要顧客などをもてなすシャレー(山小屋の意)は330棟、出展航空機は150機にのぼり、会期中の来場者数は業界関係者が15万人、一般は20万人を見込んでいる。

 フランスの大統領や首相をはじめとする、各国政府などの公式視察団は300団体を予定。日本も防衛省が機体を初出展することから、稲田朋美防衛大臣の視察が検討されている。

 日本からは防衛省のほか、三菱航空機や重工各社などが加盟する一般社団法人・日本航空宇宙工業会(SJAC)、東京都、グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ(GNI)、石川県産業創出支援機構などが出展。GIFAS(フランス航空宇宙工業会)のギィ・ボノー日本代表は、「P-1やMRJが出展されるだろう」と、日本からの実機展示に期待を寄せた。

 パリ航空ショーは奇数年開催で、偶数年はロンドン近郊でファンボロー航空ショーが開催され、1年のうち大きな商談は両航空ショーで発表されることが多い。しかし規模で比べると、パリの出展者数はファンボローの1.5倍、来場者数も2倍と、パリが大きく上回っている。

 フランス見本市協会によると、パリ航空ショーはほかの展示会と比べて出展料が安く、顧客満足度が高いという。このため、初出展する東京都も、キャンセル待ちでの出展となった。

 都は都内の中小企業を中心とした企業コミュニティー「TMAN(Tokyo Metropolitan Aviation Network)として出展。複合材や金属加工などを手掛ける中小企業と、海外の航空機関連メーカーとのマッチングを行う。

 GNIは、名古屋を中心に半径約100キロの経済圏「グレーター・ナゴヤ」の域内企業と、航空機関連メーカーとの連携に向けたマッチングを進めていく。

 また、三菱航空機は本紙既報の通り、MRJの飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)にローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)の塗装を施し、パリ航空ショーへ初出展する見通し(関連記事)。

 2015年に開かれた前回、主な日本関係では日本航空(JAL/JL、9201)グループの日本エアコミューター(JAC/JC)が、仏ATRのターボプロップ機ATR42-600型機を8機確定発注し、1機をオプション契約。また、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)が国内LCCとして初めてエアバスA320型機を自社購入で3機発注した。


A350-1000、水浸しで走行試験
Aviation Wire 4/18(火) 14:01配信

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水しぶきを上げて走行するA350-1000の試験機=17年4月 PHOTO: JF. Bramard, cambulle/Airbus

 エアバスはこのほど、大型機A350 XWBの長胴型となるA350-1000型機の走行試験をフランス南部で実施した。水浸しの地面を走行し、予定どおりに作動することを確認した。

【イストル空軍基地で試験に臨むA350-1000】

 フランス南部のイストル空軍基地で実施した走行試験で、水浸しの地面を時速80ノット(約148キロ)から140ノットで加速。5回繰り返し、検証した。

 A350-1000はエアバスの双発旅客機では最大の機種。エンジンはロールス・ロイス製Trent XWB-97を2基搭載している。胴体を延長したことで、標準型のA350-900よりも乗客を40人以上多く乗せることできる。主脚のタイヤは、従来の1脚あたり4本から同6本に増やした。

 エアバスでは、派生型のA350-1000は量産初号機の引き渡し開始まで、より短期間での到達を見込む。3機の飛行試験機を使って約1年間の試験を実施し、2017年末までの商業飛行開始を目指す。

 初号機(登録番号F-WMIL)は2016年11月に、3号機(F-WWXL)は今年1月に、2号機(F-WLXV)は2月に初飛行した。2号機には客室を備え、世界各地で飛行試験を実施する。

 A350-1000は3月末現在、211機の受注を獲得している。日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)が31機のA350 XWBを2013年10月7日に確定発注。A350-900が18機、A350-1000が13機で、このほかにオプションで25機を購入する。2019年にA350-900の初号機が就航する予定で、現在保有するボーイング777型機を6年程度で置き換える。


シルク・ウェイ、737 MAXを10機発注
Aviation Wire 4/18(火) 20:53配信

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シルク・ウェイが発注した737 MAX=16年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ボーイングは、アゼルバイジャンのシルク・ウェイ・エアラインズ(AZQ/ZP)から737 MAX 8を10機受注したと、現地時間4月14日に発表した。カタログ価格で総計11億ドル(約1195億8100万円)相当。ボーイングの受注実績では、これまで匿名顧客からの発注とされてきたもの。

 シルク・ウェイ・エアラインズは現在、イリューシンIL-76、IL-76TD-90の貨物型を保有。シルク・ウェイ・エアラインズを傘下に持つシルク・ウェイ・グループは、767-300Fを2機、747-400Fと747-8Fを3機ずつ保有している。

 737 MAXは3月末現在、86顧客から3703機を受注している。


ボーイングやMRJにも。島津製作所の強みは機械加工と表面処理
ニュースイッチ 4/17(月) 12:10配信

防衛が8割。民間向け開拓へ航空機メーカーとの共同研究も
 島津製作所の航空機器事業では、フライト・コントロール・システムやエア・マネジメント・システム、コックピットのヘッドアップディスプレー(HUD)などの搭載機器を中心に展開している。売上高比率は防衛関連が80%、民間航空機関連が20%となっており民間部門の割合が低い。今後の市場規模、成長性を考えると民間分野の比率を高めることが航空機器事業の成長に欠かせない。

 民間航空機向けは、油圧、電動系のアクチュエーター、これらに関係する機械部品を手がけている。例えば、「ボーイング747―8」の高揚力装置を製造している。これは翼のフラップを動かすアクチュエーターで、翼の形状を変化させて飛行機の着陸時に揚力を増やす役割があり、低速での滑走路への進入が可能になる。同社とは1次請けや2次請けとなるケースがある。

 生産、修理は京都本社・三条工場と米国のシマヅプレシジョンインスツルメンツ(SPI、カリフォルニア州)で行っている。SPIは米ハネウエル向け製品と米ボーイングの一部製品の組み立て、修理、修理部品の販売を行っている。SPIでは部材の表面処理の設備を導入中だ。航空機部品は耐食性を求められ、複数回表面処理が行われる。今後は機械加工と表面処理を手がけて強みを出し民間分野の受注を伸ばす。

 航空機部品は軽さと強度が必要で、薄く、硬く、粘りがある材料を使うため加工も難しくなる。「MRJ」に採用されているラック&ピニオンという部品は、変形を見越し加工する必要があり難易度は高いが、ギアの加工は強みでもある。「生産できるのは、グローバルでも3―4社しかない」(安藤修専務執行役員航空機器事業部長)という。

 航空機メーカーは仕様を出し、設計から外部に任せる部品がある。こうした受注をするためにも航空機部品の設計力を高める必要がある。また部品受注にも設計図面を読む力、工程管理、製造技術が必要になり日常の積み重ねが欠かせない。新たな機種の受注に関わるには「10年以上先の航空機を見越して、航空機メーカーとの共同研究も重要になる」(同)という。

<取材メモ>
 島津製作所の航空機器事業の始まりは1936年(昭11)にさかのぼる。航空機器事業部設立からでも60年の歴史がある。ボーイングには76年に初納入し長い実績もある。航空機器事業の16年3月期の売上高は288億円。同社の航空分野が伸びることで、中小企業が加工の一部を担うなど航空機器分野への参入できる可能性も高まる。国内の航空機器産業の裾野の拡大にもつながる。


飛行機の「オーバーブッキング」なぜ起こる? そのとき、日本の航空会社の対応は
乗りものニュース 4/16(日) 7:00配信

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ANA国内線のボーイング737-800は約170席、ボーイング777-200は約400席ある(2016年3月、恵 知仁撮影)。

「公共交通機関」である飛行機、そのための「オーバーブッキング」
 飛行機を予約しているのに、当日空港に行ってみると満席で搭乗できない、という場合があります。

【写真】オーバーブッキング時、空港に現れた「ご案内」、その内容は?

 航空会社が意図的に所定の座席数よりも多く予約を受け付けているためで、「オーバーブッキング」と呼ばれます。それをする理由について、ANA(全日空)に聞きました。

――なぜ席数より多く予約を受け付けるのでしょうか?

 公共交通機関として、当該便でより多くのお客様にサ-ビスをご提供するためです。便の予約をしていても当日、空港へお越しにならない方がいらっしゃいます。たとえば100席あるうち90人しか集まらなければ、その便にはあと10人乗れたわけです。過去の統計から、特定の曜日や便において数名のお客様がお越しにならない可能性が高いとわかっていながら、その座席を空席で運航することは、「公共交通機関」として、お客様の利便性にそむくことになると考えます。

 また、たとえば100席のところ90席では計算上、ひとりあたりの運賃が高くなります。より多くの座席をご利用いただくことにより、より低価格な運賃を設定することも可能になるのです。

――席数に対しどのくらい予約を受け付けるか、どう見極めているのでしょうか?

 路線によっても、曜日や時間によっても異なります。たとえば、1日1便しかないような離島の便で、当日になって乗れないことがあっては、お客様にご納得いただけません。ある程度の便数があり、次の便にご案内しやすい路線などで設定しています。

オーバーブッキング発生時、ANAはどう対応? 「協力マイル」もらえることも
――オーバーブッキングが発生したとき、どのような対応をするのでしょうか?

 当社(ANA)では、オーバーブッキングが発生した場合に、自主的に便の変更へご協力いただけるお客様を募る「フレックストラベラー制度」を設けています。ご協力いただけるお客様には、所定の「協力金」をお支払いしたうえで、当日の別便あるいは翌日の便、もしくはほかの航空会社の便や、新幹線などの代替交通手段に振り替えていただきます。航空券の払戻しをご希望の場合も同様で、手数料も不要です。代替の交通手段でご旅行いただいたとしても、目的地までは必ずお運びします。代替の交通費や宿泊費はすべて、当方で負担します。

――オーバーブッキングは実際、どのくらい発生するのでしょうか?

 たとえば2016年4月から6月のあいだ、当社では958席分のオーバーブッキングがあり、うち793名のお客様が、自主的に振り替えへ応じて下さいました。

――自主的に応じてくれる人がいなかった場合、どうなるのでしょうか?

 搭乗ゲートでご協力を募る案内を掲示し、お客様にご納得いただけるまで、誠心誠意、お願いをしています。

※ ※ ※

 ちなみにANAの「協力金」は、代替交通手段への振り替えが当日であれば1万円で、翌日以降であれば2万円。「ANAマイレージクラブ」会員は、あらかじめ「AMCフレックスパートナー」に登録しておくと、「協力金」の代わりに「協力マイル」で受け取ることもでき、この場合は当日で7500マイル、翌日以降で1万5000マイルです。こうした「フレックストラベラー制度」は、JAL(日本航空)などでも設けられています。

2017年4月 3日 (月)

三菱MRJ3号機、米へフェリーフライト

三菱航空機(愛知県豊山町)は4月3日、同社が開発中の国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が3月13日午前、愛知県営名古屋空港から飛行試験の拠点となっている米国ワシントン州モーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港へ向けて出発、現地時間3月31日(日本時間4月1日)に到着したと発表した。
米国へ向かうのは、昨年9月に出発した1号機(登録番号JA21MJ)11月に出発した4号機(JA24MJ)12月に出発した2号機(JA22MJ)に続き4機目となり、これで同国で飛行試験を行なう機体は全機がそろった。

同機は4号機(JA24MJ)2号機(JA22MJ)と同じ南回りのルートを飛行、名古屋空港からグアム国際空港、マーシャル諸島マジュロ国際空港、ホノルル国際空港、サンノゼ国際空港を経由して、モーゼスレイク・グラントカウンティ国際空港へ到着した。

三菱航空機の親会社である三菱重工業は1月23日、MRJ」の量産初号機の納入時期について、5度目の延期となる2020年半ばにすると発表。納入の半年前にあたる、2020年初頭までに型式証明(TC)の取得を目指す。

残る全日本空輸(ANA/NH)塗装の5号機(JA25MJ)は、県営名古屋空港に隣接する最終組立工場内にあり、設計変更による機器配置の見直しなどに使用される見通し。

リンク:MRJ、3号機が米国到着 4機で飛行試験、5号機は設計変更用に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産ジェット「MRJ」3号機、北米へフェリーフライト完了 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

MRJ、3号機が米国到着 4機で飛行試験、5号機は設計変更用に
Aviation Wire 4/3(月) 15:54配信

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モーゼスレイクのグラントカウンティ空港へ着陸するMRJの飛行試験3号機(三菱航空機提供)

 三菱航空機は4月3日、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が、飛行試験の拠点となる米国モーゼスレイクへ現地時間3月31日(日本時間4月1日)に到着したと発表した。

【MRJ 3号機の写真を見る】

 三菱航空機では、5機ある飛行試験機のうち、4機を米国へ持ち込む。すでに初号機(JA21MJ)と2号機(JA22MJ)、4号機(JA24MJ)は到着済みで、3号機の到着により全機がそろった。

 3号機は、日本時間3月13日午前9時23分に県営名古屋空港(小牧)を出発。グアム国際空港、マーシャル諸島マジュロ国際空港を経て、現地時間13日午後11時13分(日本時間14日午後6時13分)にホノルル国際空港へ到着した。

 ところが、ホノルルから次の経由地であるサンノゼ国際空港へ向かって離陸した際に、コックピットに油圧低下の表示が出たため、引き返した。着陸後に機体を確認したところ、油圧の細い配管が破断しており、油が漏れていた。

 改修後に試験飛行を1回実施し、現地時間3月31日午前5時23分(同4月1日午前0時23分)にホノルルを離陸し、サンノゼを経由してモーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港に現地時間3月31日午後7時24分(同4月1日午前11時24分)に到着した。名古屋からの総フライト距離は1万4000キロ、総飛行時間は19時間48分だった。

 3号機は今後、モーゼスレイクを拠点に飛行試験を進めていく。

 三菱航空機の親会社である三菱重工業(7011)は1月23日、MRJ」の量産初号機の納入時期について、5度目の延期となる2020年半ばにすると発表。納入の半年前にあたる、2020年初頭までに型式証明(TC)の取得を目指す。

 残る全日本空輸(ANA/NH)塗装の5号機(JA25MJ)は、県営名古屋空港に隣接する最終組立工場内にあり、設計変更による機器配置の見直しなどに使用される見通し。


国産ジェット「MRJ」3号機、北米へフェリーフライト完了
sorae.jp 4/3(月) 14:42配信

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国産ジェット「MRJ」3号機、北米へフェリーフライト完了

三菱航空機は、現在開発をすすめている国産ジェット旅客機「MRJ」飛行試験3号機の北米へのフェリーフライトが完了したことを発表しました。
 
MRJ3号機は3月13日に県営名古屋空港を出発し、グアム国際空港、マーシャル諸島マジュロ国際空港、ホノルル国際空港、サンノゼ国際空港を経由。そして4月1日にグラント・カウンティ国際空港へと到着しました。総フライト距離は約1万4000 km、総飛行時間は19時間48分とのことです。
 
これにより、MRJは初号機、2号機、3号機、4号機がアメリカへと渡ったことになります。また今後はグラント・カウンティ国際空港に設けた飛行試験拠点にて、飛行試験を継続する予定です。

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