災害

2017年8月16日 (水)

東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2249

引き続き、2011年3月11日に発生した、東日本大震災ならびに東電福島第一原発事故に関連するニュース記事を伝達します。

今後も引き続き、随時追加します。

リンク:飯舘村で7年ぶり花火大会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:復興のメロディー響く=福島青年管弦楽団、タイで公演 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<東日本大震災>「思い出の品」東京で出張返却会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ふるさとへ、帰れぬ遺骨=原発事故の帰還困難区域―改葬選ぶ住民も・福島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:除染費不正、安藤ハザマ調査委「詐欺に当たらず」 月内にも報告書 特捜部と対立の結論 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<避難解除地域>家守る苦肉の「柵」 野生動物、駆除に限界 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:最近も被曝事故…「原子力の世界」に「安全文化」根づくのは難しい - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「凍土遮水壁」を全面凍結へ - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

飯舘村で7年ぶり花火大会
8/19(土) 21:20配信 読売新聞

319
7年ぶりに飯館村の夜空を彩る花火(19日午後7時18分、福島県飯館村で)=関口寛人撮影

 東京電力福島第一原発事故による避難指示がこの春、大半の地域で解除された福島県飯舘村で19日、7年ぶりの花火大会が開かれた。

 古里の夜空によみがえった約250発に、村民から歓声が上がった。

 村北東部にあるダム湖を会場に毎年7月、「森と湖のまつり」の前夜祭として開催されていたイベント。村によると、住民登録がある村民5977人(今月1日時点)のうち村内居住者は466人で、帰還はまだ進んでいないが、花火大会だけでも復活させようと企画された。地元区長の高木正勝さん(58)は「にぎわいを取り戻すためにも続けていきたい」と話していた。


復興のメロディー響く=福島青年管弦楽団、タイで公演
8/19(土) 6:03配信 時事通信

317
福島青年管弦楽団が18日夜、バンコクのサイアム・ピックガネーシャ・シアターでコンサートを開いた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興を目指す被災地の思いを乗せたメロディーが会場内に響いた。

 【バンコク時事】福島県の中高生らでつくる福島青年管弦楽団が18日夜、タイ・バンコクのサイアム・ピックガネーシャ・シアターでコンサートを開いた。

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興を目指す被災地の思いを乗せたメロディーが会場内に響いた。

 「震災直後にタイから寄せられた支援に対する心からの感謝を、私たちの音楽を通じて伝えたい」。楽団を代表してパーカッションの佐藤弥生さん(15)=福島高1年=が英語であいさつすると、会場は大きな温かい拍手に包まれた。

 約2時間の公演で40人の団員は、グリンカ作曲の「ルスランとリュドミラ」序曲、チャイコフスキー作曲の「交響曲第5番」などを数百人の聴衆の前で堂々と演奏。バンコク交響楽団のメンバーや学生合唱団のタイ人音楽家も加わり、唱歌「ふるさと」や、昨年10月に死去したプミポン前国王が作曲した楽曲で共演した。

 楽団のキャプテンでコンサートミストレスの斎藤ゆきみさん(17)=橘高3年=は公演後、「福島の元気をタイの人に届けたいという思いを音に込めた。(聴衆に)伝わったかなと思う」と振り返った。コントラバスの菊地野乃さん(14)=福島大付属中3年=は「自分たちらしい演奏ができた。すごく楽しかった」と笑顔を見せた。

 団員の思いは聴衆にも届いたようだ。大学教員デチャさん(64)は「被災した団員の心の傷が癒えつつあることや、感謝の気持ちが感じ取れ、とても感動した」と話していた。


<東日本大震災>「思い出の品」東京で出張返却会
8/18(金) 18:40配信 毎日新聞

 東日本大震災の津波で流された写真や位牌(いはい)など「思い出の品」を持ち主に返そうと、岩手県陸前高田市が18日、初めて東京都内で出張返却会を開いた。同市出身者ら6人が訪れ、亡き家族や自身の写真を見つけては、大事そうに持ち帰った。

 都内に住む鷹股誠吾さん(41)は行方不明の母親(当時64歳)の約30年前の写真を見つけ「こんなに若い日のカラー写真は初めて」としみじみ。また、ピースサインをする自身の写真も見つけ「子供時代の写真がやっと2枚になりました」。同行した息子(4)に「これがばあちゃん、こっちはパパだよ」と話しかけていた。

 21日までと9月1~4日、新宿区の飯田橋セントラルプラザで。【小国綾子】


ふるさとへ、帰れぬ遺骨=原発事故の帰還困難区域―改葬選ぶ住民も・福島
8/18(金) 7:06配信 時事通信

 東京電力福島第1原発事故で、原則として立ち入りが禁止されている福島県内の帰還困難区域。

 高い放射線量に阻まれ、帰れないのは住民だけではない。避難先で亡くなった人たちの遺骨は区域内で埋葬が進まず、寺に預けたり、墓を移したりする住民も多い。区域内にある浪江町の長安寺は、原発事故後に設けた別院で檀家(だんか)の遺骨約100柱を預かっている。

 福島市にある長安寺別院。剣道場を改装した部屋に、浪江町の墓に埋葬されるはずだった多くの遺骨が祭られている。「放射線量が高い所に仏様を埋葬したくないというのが皆さんの思い」。住職の横山周豊さん(76)が住民の気持ちを代弁する。

 南相馬市の女性(66)は12日、お盆の供養のため姉の遺骨がある別院を訪れた。姉は震災後に亡くなったが、浪江町の墓が帰還困難区域内にあるため遺骨を預けた。

 震災前に亡くなった姉の夫は町内の墓地に埋葬されている。「夫婦別々でかわいそう。一緒にしてあげたいとは思うが…」。女性はしんみりと話した。

 帰還困難区域に入るには、市町村に事前に申し込む必要がある。女性は「お盆だけでも自由に入れるようにしてほしい」とこぼした。震災後、義兄の墓参りは一度もできていないという。

 墓を別の場所に移す「改葬」を選ぶ人もいる。長安寺では約500の檀家のうち2割が改葬した。浪江町出身で東京都在住の菅野勲さん(50)は震災2カ月前に亡くなった父親の遺骨を埋葬する直前に、原発事故が起きた。「お骨だけ墓に入れて避難することは心情的にできない。墓も古くなっているし、改葬を検討している」と話す。

 改葬によって、ふるさとと縁が切れることを心配する人もいる。親族の遺骨を預ける都内の男性(57)は「帰還困難区域に指定されても、ふるさとはふるさと。先祖代々の土地で、改葬は全く考えていない」と語った。

 横山住職は「『死んだらふるさとに帰りたい』と言い残して亡くなった檀家もいる。誰かが仏様のお世話をしないと」と話した。


除染費不正、安藤ハザマ調査委「詐欺に当たらず」 月内にも報告書 特捜部と対立の結論
8/17(木) 10:54配信 産経新聞

 東京電力福島第1原発事故の除染事業をめぐる除染費不正取得事件で、東京地検特捜部の家宅捜索を受けた準大手ゼネコン「安藤ハザマ」(東京)の調査委員会が「詐欺には当たらない」とする調査結果を月内にも同社に報告することが16日、分かった。作業員の宿泊費について、領収書改竄(かいざん)による水増し分を含め自治体から受け取った金額が、実際に下請けに支払った額より約4千万円も低く「過大請求や不正受給はなかった」と結論付けたが、詐欺容疑で捜査する特捜部と真っ向から対立する内容となった。

 ■領収書保存せず

 除染費の不正取得疑惑は6月、産経新聞の報道で明らかになった。福島県いわき市と田村市が発注した事業で、同社東北支店(当時)の男性社員が1次下請け会社に作業員の宿泊費の改竄領収書作成を指示。水増しした金額の書類を両市に提出していた。水増し額は計約8千万円に上る。

 東日本大震災の復興事業では平成24年、早期復興のため全国から作業員を確保する必要があり、宿泊費については特例で領収書か宿泊金額が分かる証明書を提出すれば、実費精算を認める通達を国が出していた。

 関係者によると、安藤ハザマ側は当初、自治体側から宿泊費は給付しないとの説明を受けたといい、そのため、領収書を保存していなかったという。

 ■「迷惑がかかる」

 その後、宿泊費も支払われることになったが、実費精算ではなく、自治体側と一律一人当たり1泊3500円とする方向で合意、総額も協議して決めたという。男性社員が改竄領収書を自治体に提出したのはその後だったといい、改竄によって、支払われる宿泊費は増えていないと主張している。

 安藤ハザマ側に支払われた総額は、いわき市分が約3億2600万円、田村市分が約2億200万円だったが、同社が実際に下請けに支払った総額より約4千万円も低かったという。

 男性社員は特捜部の任意聴取に、自治体から領収書を求められた時期が遅かったとし、「下請けから集めきれなかった領収書の穴埋めのために改竄して帳尻合わせをした」「領収書が足りないと自治体の担当者に迷惑がかかると思った」と説明しているという。

 男性社員は「特捜部の聴取を受けるまで、実費精算だとは知らなかった」とも話しているという。

 これに対し、田村市の担当者は「領収書が改竄されていなければ、宿泊費は計算し直して少なくなっていた可能性がある」と反論する。いわき市も、改竄領収書による不適切な支払いだったとの認識だ。

 ■「詐欺罪は成立」

 家宅捜索から約2カ月。特捜部は詐欺容疑での立件に向け、捜査を進めている。ある検察幹部は「実際と異なる額を請求していること自体が欺罔(ぎもう)行為に当たり、仮に受給額が宿泊費の実費に満たなかったとしても、詐欺罪は成立する」との見解だ。

 欺罔行為とは、相手をだまして錯誤に陥れることを指す。特捜部は、実費とは異なる金額の書類を自治体側に提出し、請求した行為に犯意があるとみているもようだ。

 国の通達では、宿泊費の振込額が記載された証明書類があれば請求できるとしており、領収書が全てそろっていなかったからといって、領収書を改竄する必要はないというのが特捜部の見方だ。

 別の検察幹部は「受給額が宿泊費の実費より低いというが、数千万円単位の実費を請求せずに、事業を受注することなんてことがあるのか」と疑問視している。


<避難解除地域>家守る苦肉の「柵」 野生動物、駆除に限界
8/16(水) 21:07配信 毎日新聞

307
帰還住民が暮らす民家をイノシシの侵入から防ごうと、約50メートル四方の敷地を丸ごとフェンスで囲う自治体職員たち=福島県浪江町で、尾崎修二撮影

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が解除された地域で、街中にすみ着いた野生動物から帰還者の生活を守ろうと、人家を丸ごと柵で囲う作戦が試験的に始まった。避難指示期間中に市街地で生まれ育った動物の個体数が増え続けた一方で、解除後の住民の帰還率が2割程度と低いことが背景にあるという。駆除にも限界があり、当面、街を動物とすみ分ける試行錯誤が続きそうだ。

 「『人間が檻(おり)に入る』なんて冗談みたいだけど、イノシシの侵入が防げるならありがたい」。避難先から夫と福島県浪江町の自宅に戻った40代女性が、50メートル四方の敷地をぐるりと囲った高さ1.2メートルの鉄製フェンスを見ながら言った。

 フェンスは、県などが原発事故で避難を強いられた周辺12市町村を対象に試験的な設置を始めたもので、女性は「イノシシは毎夜のように来る。群れで現れたり納屋を開けようとしたり、怖い思いを毎日してきた」と歓迎した。町も効果を検証した上で、宅地へのフェンス設置費用を補助する施策を検討する。

 福島県内の避難指示は今春までに、大熊町や双葉町などの帰還困難区域を除くほとんどの地域で解除された。だが、避難の長期化で、イノシシが市街地の竹やぶや川沿いの草むらを寝床にしたり、ハクビシンやアライグマは民家の天井裏をすみかにしたりしてしまった。

 帰還した人の多くが「趣味の家庭菜園を荒らされないか」「イノシシに襲われないか」と不安を感じている。こうした状況は、帰還率が上がらない一因にもなっているという。

 除染の一環でやぶを刈ったり、荒廃した家屋の解体が進んだりして動物がすみづらい環境になってきてはいる。だが、市街地で生まれ、山の生活を知らない個体への代替わりが進んでおり、昼間に街に出現する頻度は減っても、山に戻すのは容易ではないという。

 富岡町では、町に委託された猟友会員が町内約30カ所にわなを仕掛け、捕獲を続けている。だが、12人の会員は大半が60~70代と高齢で、現在も町外に避難しており、活動には限界がある。

 福島の野生動物を調べている東京農工大の奥田圭助教(野生動物管理学)は、「戻った住民が使う場所と動物が暮らす場所を把握し、効率よく、長く続けられる対策を模索するしかない」と話す。【尾崎修二】


最近も被曝事故…「原子力の世界」に「安全文化」根づくのは難しい
8/16(水) 10:00配信 産経新聞

 「安全文化」という言葉が原子力の世界で改めて重みを増している。原子力規制委員会は原発再稼働に向けた安全審査などで、組織の安全文化を評価基準に取り込むための検討チームを7月に設置した。東京電力柏崎刈羽原発の審査に当たっても経営トップを呼んだり、委員長が現場に出向いたりと技術審査以外のアプローチが目立つ。ただ、最近も茨城県大洗町の被曝(ひばく)事故など安全文化が問われる事態は繰り返されており、改善への道は険しい。(社会部編集委員 鵜野光博)

 ■現場とトップの姿勢を問う

 「経営陣の考えがどこまで現場に浸透して、現場の人はどんな風に思っているのか。柏崎刈羽の現地に赴いてお聞きしたい」

 7月10日、規制委の田中俊一委員長は東電幹部との意見交換会で、柏崎刈羽原発の安全文化を自分の目で確認する意向を示した。27、28両日には審査中の原発を委員長として初めて視察。面会した職員一人一人に「福島第1原発事故のときにどこにいたか」「事故を起こした東電社員としてどうすべきか」などの質問をしたという。

 現場に足を運ぶ一方で、田中氏は会見などで「トップマネジメントは安全文化の基本だ」と繰り返し、東電幹部との意見交換会では「福島第1原発の廃炉に向けた主体性が見えない」と厳しく注文。6月に作業員5人が内部被曝した日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」での事故についても、「最終的には理事長まで考え方をただす必要がある」(7月5日の規制委定例会合)とトップの姿勢を問う考えを示している。

 同事故では、核燃料物質の貯蔵容器の点検を簡易作業台で行ったことや、プルトニウムなどを包んだバッグが劣化している可能性を認識しながら対策しなかった管理の甘さなどが問題視されている。

 ■チェルノブイリ事故で重要性認識

 原子力分野の安全文化という概念は、国際原子力機関(IAEA)が1985(昭和60)年に設立した国際原子力安全諮問グループ(INSAG)が、86年のチェルノブイリ原発事故についての報告書で取り上げ、国際的に議論されるようになった。

 規制委によると、日本では安全文化について旧原子力安全・保安院が平成19年に制定した保安検査用のガイドラインがあり、要素としてトップの指導力や、「常に問いかける姿勢」「報告する文化」など14の項目を定めている。ただ、設置許可審査用のガイドラインはなく、IAEAは昨年、規制委などに「人的および組織的要因を設計段階で体系的に考慮することの要求」を課題として提示。規制委はこれを受け、リスク管理の専門家などを入れた検討チームを設置した。

 ■「文化」の評価難しい?

 7月27日の初会合で、規制委の伴信彦委員はガイドラインについて「検査官、審査官の持つべき視点や事業者の状況把握について、抽象的過ぎず細か過ぎず設定できれば」とイメージを説明。電力事業者側から「安全文化は評価が難しい」という声が出る一方で、横浜国立大大学院の野口和彦教授は「安全文化は『醸成するもの』で客観的に評価できないイメージがあるが、IAEAが言う『カルチャー・フォー・セーフティー』(安全のための文化)は意志をもって仕組みを構築する要素がたくさん入っている」と指摘した。

 勝田忠広・明治大准教授は「安全文化で最初に思い浮かぶのは(被曝事故を起こした)原子力機構。今から作ろうとするガイドがすでにあったら彼らはああいう問題を起こさなかったのか。一つの例として考えては」と提案した。

 ガイドラインは30年度前半の制定を目指し、32年度から適用される予定。再稼働に向けた安全審査にとどまらず、合格後の保安検査など広く活用する方針で、原発以外の原子力施設も対象となる。


「凍土遮水壁」を全面凍結へ
8/16(水) 8:05配信 ホウドウキョク

原子力規制員会は、福島第1原発の汚染水対策の1つ、凍土遮水壁について、全面凍結することを認可した。
福島第1原発では、地下水が建屋に流れ込み、汚染水が増え続けているため、周囲の土を凍らせて壁を作る「凍土遮水壁」によって、地下水の量を減らす計画を進めている。
規制委員会はこれまで、地下水の水位が急激に下がることを懸念して、一部の凍結を認めていなかったが、凍土壁の止水効果が想定よりも少ないことなどから、全ての凍結を認めた。
東京電力は、8月22日から凍結を始める予定だが、増え続ける汚染水の量がどの程度減るのかは不透明。

2017年8月 7日 (月)

東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2248

引き続き、2011年3月11日に発生した、東日本大震災ならびに東電福島第一原発事故に関連するニュース記事を伝達します。

今後も引き続き、随時追加します。

リンク:被災ローカル線、集客に汗=「雄大な風景見に来て」―観光シーズンの南阿蘇鉄道 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「凍土壁」完成へ、工事認可=福島第1の汚染水対策―規制委 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<玄海3号機>九電、4回目の補正書提出 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「先祖に申し訳ない」お墓、今もバラバラに壊れたまま 熊本地震後2度目の盆 修繕費用、被災者に負担重く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<遺産>1億3000万円、被災地団体に寄付 子供の教育に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島原発>凍土壁 遮水効果はっきりせず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:汚染水処理装置でルール逸脱=昨年3月、影響なし―福島第1 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:千葉、神奈川で震度3 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔地震〕千葉県・神奈川県で震度3、津波の心配なし(8/14) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第二原発、事務棟から煙…放射線量変化なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<除染事業>宿泊領収書巡り対立 安藤ハザマと東京地検 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<復興祈願祭>「田植え踊り」に涙 福島・浪江で6年半ぶり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島・富岡>これが古里 7年ぶり夏祭り 花火1500発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:カード1枚で本人確認=避難者の高速無料化―国交省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第1原発で「不発弾」発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<南阿蘇>バイト不足深刻 地震で大学一時移転、学生不在 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第一原発の敷地内で不発弾発見、陸自が回収 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第1敷地に不発弾か=廃炉作業に影響なし―東電 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:千葉県北西部が震源の地震、1都5県で震度3 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島第1原発>敷地内に不発弾か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:関東で震度3 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<地震>千葉県北西部で震度3 津波の心配なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・茨城県・栃木県で震度3の地震発生(8月10日 09:36) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔地震〕関東の広い範囲で震度3、津波の心配なし(8/10) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米山・新潟知事>福島原発事故検証「3~4年かかる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:原発新設求める声も=エネルギー計画、議論開始―経産省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:もんじゅ廃炉、月末に申請=福井県知事と会談―林文科相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島原発事故>汚染車190台、敷地外へ 一部流通 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:汚染可能性の2台、行方不明=福島第1事故時の通勤車両 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「日本への渡航に注意喚起」の記事も…「二重に申し訳ない」福島2号機調査で謝罪した東電ミスの波紋 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:原子力事業者からの提供額に誤り=規制委審査会の山中委員―規制庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相「復興に全力を」=全閣僚に指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:埋設廃棄物で放射能計測ミス=4300本、影響なし―日本原燃 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<うごく七夕>新たな街並み照らす 岩手・陸前高田 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

被災ローカル線、集客に汗=「雄大な風景見に来て」―観光シーズンの南阿蘇鉄道
8/16(水) 5:22配信 時事通信

304
南阿蘇鉄道のトロッコ列車(右)と、アニメの人気キャラクターなどが描かれたラッピングトレイン。同社関係者は「夏は阿蘇が美しく映える季節。ぜひ訪れて」と呼び掛けている=5日撮影、熊本県高森町の高森駅

 昨年4月の熊本地震で被災したローカル線「南阿蘇鉄道」が、集客に汗を流している。

 1年4カ月が過ぎたが全線運行再開はできておらず、乗客は激減。緑が覆う雄大な風景が阿蘇に広がる観光シーズンに、同社関係者は「夏は阿蘇が美しく映える季節。ぜひ訪れて」と呼び掛けている。

 熊本県高森町の高森駅と同県南阿蘇村の立野駅間の17.7キロを結ぶ南阿蘇鉄道は、地震で線路が流失するなどし全線不通に。約3カ月後に高森―中松間7.1キロで運行再開したが、全線の半分以上が依然不通だ。関係者は一日も早い完全復旧を望むが、全線開通は早くても5年後という。

 熊本市などからの観光客を運ぶJR豊肥線と接続する立野駅が使用不能なため、2015年度に約26万人だった乗客は16年度は4万人に減少。運輸収入も7分の1に落ち込み、赤字に転落した。「外国人観光客が増えていたときに地震が来た。全国からの寄付金で16年度は小幅の赤字に抑えたが、17年度は厳しい」と同社の中川竜一総務課長はため息をつく。

 苦境の中、同社は15人いた従業員を8人に削減。出版社と組み、「ドラえもん」などアニメの人気キャラクターを漫画家ら117人が描いたラッピングトレインを運行させるほか、列車全体を貸し切り運行できる権利「南阿蘇鉄道貸切権」をネットオークションで発売するなど、工夫を凝らして注目を集める策を展開。絵はがきセットといった「復興支援グッズ」や、大学生と地元レストランが共同で考案した駅弁を販売するなど、乗客や地域の支援も得て集客努力を続けている。

 中川課長によると、今夏、休日で多い日は約300人が利用、トロッコ列車は予約で満席になることもある。しかし15年7~8月の1日平均乗客数は700人で、地震前の水準には及ばない。

 夏休みシーズン中、トロッコ列車からは雄大な眺めを味わえ、沿線では林の中を豊富な湧き水が流れる景観やブルーベリー狩りなども楽しめる。中川課長は「緑一面の水田や青葉の茂った高原などの車窓風景と沿線観光をぜひ楽しんで」とアピールしている。


「凍土壁」完成へ、工事認可=福島第1の汚染水対策―規制委
8/15(火) 19:22配信 時事通信

 原子力規制委員会は15日、東京電力福島第1原発の放射能汚染水対策として、1~4号機周囲の土壌を凍らせて汚染水の流入抑制を図る「凍土遮水壁」の完成に向け、最後まで残っていた1カ所の凍結工事を認可した。

 東電は22日から、未凍結部分の工事に着手する方針。


<玄海3号機>九電、4回目の補正書提出
8/15(火) 19:18配信 毎日新聞

 九州電力は15日、玄海原発3号機(佐賀県玄海町)の詳細設計を定めた「工事計画」の補正書(修正文書)を原子力規制委員会に提出した。工事計画の補正書提出は4回目。

 主な修正内容は、圧力を逃がす安全弁など動作を伴う機器の耐震性について、揺れを従来想定の2割増の厳しい条件にして詳細評価し、「機能を満足することを確認した」と追記した。10日までの規制委とのやり取りを反映させた。

 一方、未提出となっている玄海4号機の工事計画の補正書について九電は「3号機の審査内容を反映させる作業を進めている」とした。3、4号機の再稼働は今冬以降になる見通し。【石田宗久】


「先祖に申し訳ない」お墓、今もバラバラに壊れたまま 熊本地震後2度目の盆 修繕費用、被災者に負担重く
8/15(火) 11:56配信 西日本新聞

302
倒壊した家屋は取り壊され、更地が目立つ熊本県益城町(2017年4月撮影)

 熊本地震の被災地は、昨年の震災後2度目のお盆を迎えたが、壊れたままの墓も目立つ。修繕費用は全壊で数百万円かかることもあるとされ、生活再建が道半ばの被災者にとって、家計への負担が大きい。14日で地震から1年4カ月。復旧を諦め、改葬して納骨堂での永代供養に切り替えるといった動きも目立つようになっている。

 「先祖に申し訳ないとは思うが、住まいの再建が最優先。何らかの補助制度があればよいのだが…」。地震で代々の墓がバラバラになったという益城町の梅田隆義さん(81)は、仮設住宅で苦しい表情を浮かべた。

 熊本市でも、同様に頭を抱えている被災者はたくさんいる。昨年7~9月に市内7カ所の公営墓地の被災状況を調べたところ、計1万8120区画のうち5割超の9828区画で、墓石が崩れるなどしていた。

 ある墓地関係者は「熊本県内では、数十万基に被害が生じた可能性もあるのでは」と推定する。

 熊本市石材商工業組合によれば、墓の修繕費用の相場は、墓石の再利用が難しい全壊状態で200万円以上。半壊の場合でも、数十万円以上かかるという。

 市には墓の修繕を助成する制度がない。こうした中、墓の建て直しを諦めて納骨堂に遺骨を移したり、墓石の代わりに樹木を墓標として埋葬し直したりすることを検討する動きが出ている。

 宗教法人が運営する熊本市の公園墓地「菩提(ぼだい)樹苑」では、他人の遺骨と一緒に埋葬する合葬墓に関する相談が、地震前と比べて3割ほど増えた。

 同施設の木村光宏霊園部長は「維持管理費が少なくてすむ方法に、関心が集まっている」と指摘する。

=2017/08/15付 西日本新聞朝刊=


<遺産>1億3000万円、被災地団体に寄付 子供の教育に
8/15(火) 10:23配信 毎日新聞

 東日本大震災の遺児らの学資支援事業をしているNPO法人「東日本大震災こども未来基金」(仙台市)に、昨年12月に亡くなった愛知県豊橋市の女性から約1億3000万円の遺産が寄付された。同基金は女性の遺志に基づき、心のケアなど幅広く子供たちの支援に寄付金を充てる方針。理事長の高成田享・仙台大教授(震災復興論)は「被災した子供の体と心を元気にしたい」と準備を進めている。【本橋敦子】

 この女性は91歳で亡くなった忠内政恵さん。家族はなく、国立病院の事務職を勤め上げた後、老人介護施設で最晩年を過ごした。施設関係者によると、遺産を「被災地の子供に教育を受けてもらうために使いたい」と話していたといい、財産管理を任されていた弁護士を通じて今年3月、基金に寄付された。

 施設関係者は「家や土地などを売却した金や貯金と聞いている」と話す。忠内さんは、戦時中に十分な教育を受ける機会がなく苦労した経験を語っていたという。

 ◇心のケアへ遊び場提供

 寄付金は学資支援拡充に使われるほか、震災を経験した子供が心的外傷後ストレス障害(PTSD)や運動不足を抱える事例があることを踏まえ、被災地の子供を支援する団体の助成に活用する。心のケアを目的に子供の遊び場を作る活動をしている一般社団法人「プレーワーカーズ」(宮城県名取市)への助成は先月開始。遊具を運ぶための車「あそぼッカー」を修理した同法人の須永力(つとむ)代表理事は「被災地を応援する気持ちが巡り巡って届いたと思うとうれしい」と話す。

 忠内さんは「福島から避難した子供を支援してほしい」とも遺言していたといい、同基金は県外避難した子供の支援も視野に対象となる団体を探す。団体の公募は来年度から始める予定。


<福島原発>凍土壁 遮水効果はっきりせず
8/15(火) 7:30配信 毎日新聞

299
冷却液を流す配管が1~4号機を取り囲むように設置されている=2016年6月、小出洋平撮影

 ◇規制委は週内にも認可 国費345億円投入 近く完成

 東京電力福島第1原発1~4号機の周囲の土を凍らせて壁を築き、地下水の流出入を遮断する「凍土遮水壁(凍土壁)」について、原子力規制委員会は週内にも、全面凍結を認可する。当初は汚染水抑制の「切り札」とされ、世界でも類のない対策がようやく完成するが、国費345億円がつぎ込まれながら遮水効果ははっきりしない。浄化後の処理水の行方もめどが立たず、事故から6年半近くが経過してもなお、汚染水問題が廃炉作業に立ちふさがる。【柳楽未来、岡田英】

 「凍土壁はかなり効果が出てきていると実感している」。7月末の記者会見で東電福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏・最高責任者は強調した。しかし、遮水効果を具体的に問われると「いくつとは言えない」と歯切れが悪かった。

 凍土壁は、1~4号機を囲むように1568本の凍結管を地下30メートルまで打ち込み、氷点下30度の冷却液を循環させて造る。管の周囲の土が凍ることで壁となり、地下水が原子炉建屋に流れ込むのを防ぐ。工事には延べ26万人が従事した。東電は昨年3月に凍結を開始し、既に全長約1・5キロの99%以上を凍らせ、残りは7メートルの区間だけだ。

 事故当初、1日約400トン発生していた汚染水は現在では約130トンにまで減ったが、凍土壁以外にも原子炉建屋の脇にある約40本の井戸(サブドレン)から地下水をくみ上げるなどの対策を併用した結果だ。東電は凍土壁単独の効果を示せておらず、「サブドレンが主役で、凍土壁はその補助程度の効果だろう」(原子力規制庁幹部)との見方もある。汚染水発生を減らす「切り札」との位置づけは大きく後退し、凍土壁が完成しても汚染水発生量が劇的に減るとは考えにくい。

 凍土壁の建設は2013年5月、外部有識者による政府の「汚染水処理対策委員会」が複数の大手ゼネコンから提案された案の中から選び、東電に指示した。その年の秋には、20年東京五輪招致のヤマ場が控えており、国が前面に出て汚染水対策に当たっていることを国際的にアピールする狙いがあった。

 民間企業の事故の後処理に税金をつぎ込めば国民の反発を招きかねないが、対策委関係者は「過去に例のないチャレンジング(挑戦的)な凍土壁なら国費を出せるという実情があった」と明かす。凍土壁は小規模な実用例はあるが、1.5キロにも及ぶ規模や年単位の長期の維持は例がなかった。

 当時、政府・東電は、粘土で壁を造るなどの方法に比べ、凍土壁は建設にかかる時間が短く、不都合が起こった場合、解かせば元に戻せるなどのメリットがあると説明した。しかし、規制委は凍土壁によって地下水がせき止められて原子炉建屋周辺の地下水位が下がれば、建屋内の汚染水が逆流して漏れ出すことを懸念。効果や影響を見ながら段階的に凍結していく方針を取ったため、当初15年度内としていた完成予定は大幅に遅れた。

 さらに遮水効果についても、計画を認可する規制委の審査で有識者から懐疑的な意見が相次いだ。今回認可されるのも、「遮水効果を上げていないから(地下水位が下がって汚染水が逆流することはなく)安心して凍結を進められる」(更田(ふけた)豊志・規制委員長代理)という皮肉な理由からだ。

 凍土壁は年間に十数億円の維持費がかかる上、維持管理に携わる作業員の被ばく量も多い。原子炉建屋の地下の損傷部をすべて修復するめどはたっていない。浅岡顕・名古屋大名誉教授(地盤力学)は「このままでは効果の薄い凍土壁をずっと維持しないといけなくなる。別の種類の壁を検討すべきだ」と指摘する。

 ◇浄化後の処理水80万トン 行き場なく

 汚染水問題では、浄化後の処理水の扱いも東電を悩ませている。

 汚染水は62種類の放射性物質を除去できる「多核種除去設備」で処理するが、トリチウムだけは原理的に除去できない。トリチウムは宇宙線によって自然界でも生み出されているほか、世界各地の原子力施設からも海に放出されている。規制委は「安全上問題ない」として処理水を海洋放出すべきだとの立場だが、風評被害を懸念する地元漁業関係者を中心に反対が根強い。東電は第1原発敷地内にタンクを次々と建設して処理水をため続けており、その量は80万トンに迫る。

 先月中旬、東電の川村隆会長が複数の報道機関のインタビューで、海洋放出について「(東電として)判断はもうしている」と発言したと共同通信が報道すると、漁業関係者らが一斉に反発。東電は「科学的に問題ないという規制委の見解と同じだという趣旨で述べたもので、(海洋放出するという)方針を述べたものではない」と釈明したが、怒りは収まっていない。

 「福島県民が一丸となって風評対策をやっている最中。慎重な対応をしてもらいたい」「東電の会長は本当に福島のことを知っているのか」。先月末に福島県いわき市で経済産業省が開いた「廃炉・汚染水対策福島評議会」でも、参加した自治体や地元商工会の代表から厳しい声が相次いだ。

 経産省は昨年11月、リスク評価や社会学の専門家らも交えた委員会を設置し、処理水の処分方法を検討している。これまでに5回の会合を開き、議論を進めているが、意見集約はまだできていない。政府関係者は「そう簡単に『放出させてほしい』とは言えない。結論を出すには時間がかかるだろう」と話した。


汚染水処理装置でルール逸脱=昨年3月、影響なし―福島第1
8/15(火) 0:47配信 時事通信

 東京電力は14日、福島第1原発で発生した放射能汚染水を処理するセシウム吸着装置が昨年3月の4日間、運転上のルールを逸脱する状態だったと発表した。

 汚染水の処理などに影響はなかったとしている。

 東電によると、第1原発には放射性セシウムを吸着する装置が2基あり、ルールでは、うち1基が動作可能なことが求められる。

 2基のうち、片方の装置は4系列ある処理設備をまとめて1基と見なしているが、ストロンチウムも除去できるように改造したことで実質2系列に減り、ルール上は1基と見なせなくなった。

 東電は、すぐに4系列に戻せればルールに適合すると考えていたが、別の工事を計画中に原子力規制庁から指摘を受けた。過去の状況を調べた結果、2基のうち改造した装置だけを運用した昨年3月24~28日の4日余りはルールを逸脱していたと判断した。


千葉、神奈川で震度3
8/14(月) 18:28配信 時事通信

 14日午後6時11分ごろ、千葉県北西部を震源とする地震があり、千葉、神奈川両県で震度3の揺れを観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約110キロ、地震の規模(マグニチュード)は4.5と推定される。主な各地の震度は次の通り。

 震度3=千葉県南房総市、横浜市
 震度2=福島県玉川村、水戸市、宇都宮市、前橋市、埼玉県加須市、東京都千代田区、山梨県南アルプス市、静岡県伊豆市。


〔地震〕千葉県・神奈川県で震度3、津波の心配なし(8/14)
8/14(月) 18:15配信 レスキューナウニュース

気象庁によると、14日18:11頃、千葉県北西部を震源とするM4.5の地震があり、千葉県南房総市、神奈川県横浜市神奈川区などで震度3の揺れを観測しました。
この地震による津波の心配はありません。

■発生事象
・発生日時 :8月14日18:11頃
・震源地  :千葉県北西部(北緯35.8度、東経140.0度)
・震源の深さ:約110km
・地震の規模:M4.5(推定)

■震度3以上が観測された市町村(*印は気象庁以外の震度観測点)
【震度3】
・千葉県 :南房総市谷向*
・神奈川県:横浜市神奈川区神大寺*、三浦市城山町*、大和市下鶴間*


福島第二原発、事務棟から煙…放射線量変化なし
8/14(月) 11:39配信 読売新聞

 14日午前8時5分頃、福島県楢葉町の東京電力福島第二原発構内にある事務本館1階の機械室から煙が出ているのを社員が見つけ、119番した。

 消防署員が駆けつけたが、炎は出ておらず、消火活動は行われなかった。

 東電の発表では、事務本館は同原発1号機から約200メートル離れており、周囲の空間放射線量に変化はないという。機械室には空調機器などがあり、東電などが原因を調べている。


<除染事業>宿泊領収書巡り対立 安藤ハザマと東京地検
8/13(日) 6:50配信 毎日新聞

 東京電力福島第1原発事故に伴う除染事業を巡り、準大手ゼネコンの安藤ハザマ(本社・東京)が除染作業員の宿泊領収書を改ざんし、発注元の福島県いわき市と田村市から宿泊費の支払いを受けたとされる問題で、詐欺容疑で捜査を進めている東京地検特捜部と、同社側の見解が対立している。特捜部は、東日本大震災の復興事業に関する特例を悪用して不正な利益を得たとみているが、同社側は「領収書改ざんは事実だが、不正受給はしていない」と主張する。

 同社は6月9日、同社社員が下請け業者に指示して宿泊単価を増やしたり、作業員の人数を実際より多く見せかけたりした領収書を作成させていたと発表。いわき市に約5300万円、田村市に約2700万円水増しした書類をそれぞれ提出していたと説明した。

 特捜部は同19日に同社本社などを家宅捜索。関係者の事情聴取を進めるなど捜査を続けている。

 一方、今回の問題を受けて同社が事実の解明を依頼した弁護士らでつくる調査委員会は、今のところ、調査結果を発表していないが、関係者によると「不正受給はなかった」とする報告書がほぼまとまったという。

 同社調査委と特捜部の見解の違いの前提となるのが、国が2012年に出した通達だ。通達は、自治体が発注する除染事業では各地から作業員を確保する必要があるため、宿泊費については「領収書」か「宿泊金額が分かる証明書」を提出すれば、実費精算を認めると定めている。

 関係者によると、同社側は「実際に作業員は宿泊していたものの、精算する段階で入手できていない領収書があったため、改ざんしてつじつまを合わせた」と主張。精算時点で自治体側との事業契約額全体は既に決まっていたとして、「改ざんして請求した分を含めると、ちょうど契約金額に達していた。結果として不正受給はしていない」としている。

 これに対し、検察側は、国の通達が「領収書」でなくても「宿泊金額が分かる証明書」があれば足りるとしている点に着目。検察幹部は「領収書がなくても、下請け業者への振込額が分かる証明書があればそのまま請求できるのに、あえて領収書の改ざんをしている点で不自然さはぬぐえない」と指摘する。特捜部は、公費である除染事業費を過大に詐取していたとの疑いを強めている。【飯田憲、平塚雄太、巽賢司】


<復興祈願祭>「田植え踊り」に涙 福島・浪江で6年半ぶり
8/12(土) 19:00配信 毎日新聞

287
東日本大震災とその後の東京電力福島第1原発事故による避難指示で荒れ果てた請戸地区で、6年半ぶりに披露された「請戸田植え踊り」=福島県浪江町で2017年8月12日午後1時13分、喜屋武真之介撮影

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が一部を除き今年3月に解除された福島県浪江町の請戸(うけど)地区で12日、復興祈願祭が開かれ、同地区の伝統芸能「請戸田植え踊り」が6年半ぶりに古里で披露された。請戸地区は東日本大震災で壊滅的な被害を受け、その後に続いた避難指示で復興は遅れ今も荒れ地が広がる。変わり果てた古里で披露された伝統の舞に、涙を流す地元住民の姿も見られた。

 請戸田植え踊りは300年以上の歴史を持ち、毎年2月に開かれる「安波(あんば)祭」で同地区の※野(くさの)神社に奉納されてきた。しかし、原発事故後は立ち入りが困難となり、代わりに避難先の仮設住宅などで披露されてきた。請戸芸能保存会の佐々木繁子副会長(67)は「多くの人が亡くなったこの請戸で、田植え踊りを奉納したかった。なんとかここで踊りを継承していきたい」と話した。【喜屋武真之介】(※はくさかんむりに召)


<福島・富岡>これが古里 7年ぶり夏祭り 花火1500発
8/11(金) 21:27配信 毎日新聞

285
帰還困難区域を除き避難指示が解除された富岡町の空を7年ぶりに彩った花火=福島県富岡町で2017年8月11日午後8時3分、喜屋武真之介撮影

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が今年4月、大部分で解除された福島県富岡町で11日、7年ぶりに夏祭りが開かれた。約400人の町民らが盆踊りの輪をつくるなど古里の夏の風情を楽しんだ。フィナーレには東日本大震災犠牲者の追悼と復興への願いを込めた花火1500発が夜空に大輪を咲かせた。

 富岡町の人口は約1万3300人だが、仕事など生活基盤が避難先に移っていたり、医療・福祉施設の不足など町内の生活への不安があったりして、帰還した住民は約200人。それでもこの日は避難先から子ども連れら多くの町民が集まった。

 同県いわき市で両親と暮らす稲元佳奈子さん(24)は今春、町民らでつくる太鼓グループに加入し、この日初めて演奏した。「たくさんの人が集まって一緒に祭りが楽しめた。これからも古里の富岡を大事にしたい」と話した。

 花火は岩手、宮城、福島の3県を中心に開かれたイベント「ライトアップニッポン」の一環で、全国15カ所で計1万発が打ち上げられた。【尾崎修二】


カード1枚で本人確認=避難者の高速無料化―国交省
8/10(木) 19:57配信 時事通信

 国土交通省は10日、東京電力福島第1原発事故の避難者を対象とした高速道路の無料化について、新たに顔写真付きのカードを1枚交付し、出口料金所で提示してもらう方式の導入を検討すると発表した。

 本人確認の時間を短縮し、利便性向上につなげる。

 同省によると、現在は被災証明書や運転免許証を同時に提示してもらい本人確認を行っているが、1台当たり約40秒かかり、料金所の渋滞を招いていた。カード1枚のみ提示する方式に切り替えることで、約20秒に短縮できると見込んでいる。

 福島県や関係市町村と協議した上、今秋から申請者へのカード交付開始を目指す。新たな方式の導入と併せ、現在は2018年3月31日までとなっている無料化の期限を2年延長することも検討する。


福島第1原発で「不発弾」発見
8/10(木) 19:09配信 ホウドウキョク

10日朝、福島第1原発の敷地内で不発弾のような物が見つかり、警察が確認を急いでいる。
不発弾のような物が発見されたのは、福島第1原発2号機の原子炉建屋から西側に1kmほど離れた場所。
発見場所の南側と東側の200メートル四方で現在、立ち入りが禁止されている。
東京電力によると、10日午前7時半ごろに、福島第1原発の駐車場の造成工事をしていた協力会社の作業員が、土の中から発見したという。
福島第1原発の周辺は、かつて飛行場だった場所で、空襲も受けていた。
警察は、不発弾とみられる物の写真を自衛隊に送り、確認を急いでいる。


<南阿蘇>バイト不足深刻 地震で大学一時移転、学生不在
8/10(木) 14:20配信 毎日新聞

 熊本地震で被害が大きかった南阿蘇村を含む熊本県・阿蘇地域の観光施設で、アルバイト不足が深刻だ。貴重な人材だった東海大阿蘇キャンパス(南阿蘇村)の農学部の学生が校舎などが被災したため、今も地元を離れてしまっている。お盆を控え夏休みも本番といきたいが、経営者らの表情はさえない。

 「求人を出しても反応がない」。南外輪山の眺めが評判の総合福祉温泉センター「ウィナス」の松野裕治社長(55)の表情は沈む。地震後は一部施設の営業を休止して少人数でやりくりしているが、それでも深夜の人手が足りていない。地震前は東海大生が5人で一つのグループを組み、深夜帯は交代で受付や浴槽清掃などをしてくれていた。松野社長は「従業員の勤務シフトを見直して乗り切るしかない」と話す。

 同村の農園なども深刻だ。観光ぶどう園の「ノースグレープファーム」では、シーズンになると東海大生約50人がブドウの袋掛けなどをしてくれた。同園の北正純社長は「今後は労働力確保のため外国人を入れないと農業はやれない。村にも外国人の就労規制緩和などをお願いしたい」と危機感を募らせる。

 南阿蘇村に限った話ではない。同県阿蘇市の動物園「阿蘇カドリー・ドミニオン」も例年、夏場には学生アルバイトを雇っていた。同園は「チラシを1万部配布しても応募がない。時給アップも考えたいが、今のアルバイトの時給との兼ね合いもあり、難しい」と難局を乗り切るのに必死だ。

 学生不在に加え、被災後の環境変化も労働力不足に影響しているようだ。ハローワーク阿蘇(阿蘇市)の担当者は「鉄道や国道57号の遮断が続いていることも影響しているのではないか」と阿蘇地域へのアクセス面を指摘する。

 農学部の学生らは現在、熊本市内のキャンパスで学んでいるが、来年度中には南阿蘇に実習施設が整備される予定。経営者らは阿蘇の夏が再び活気づく日を待ち望んでいる。【杉山恵一】


福島第一原発の敷地内で不発弾発見、陸自が回収
8/10(木) 13:36配信 読売新聞

 東京電力福島第一原発の敷地内で10日、不発弾が見つかり、陸上自衛隊の不発弾処理班が信管がないことを確認し、回収した。

 旧日本陸軍の50キロ爆弾とみられるという。

 東電の発表によると、不発弾は長さ約85センチ、直径約15センチの円筒形。10日午前7時半頃、原発1~4号機から約1キロ離れた場所で、駐車場整備のために地面を掘っていた作業員が見つけた。半径200メートルの範囲が一時立ち入り禁止となったが、廃炉作業への影響はなかった。現場周辺には戦時中、旧日本陸軍の飛行場があったという。


福島第1敷地に不発弾か=廃炉作業に影響なし―東電
8/10(木) 11:25配信 時事通信

 東京電力は10日、福島第1原発の敷地内での駐車場の造成工事中に、地中から不発弾のような物体が見つかったと発表した。

 福島県警双葉署によると、物体は長さ約85センチ、幅約15センチで、形状から不発弾の可能性が高く陸上自衛隊に鑑定を依頼する。東電は工事を中止し、周囲200メートルの立ち入りを禁止したが、約1キロ離れた原子炉での廃炉作業に影響は出ていない。

 東電によると、10日午前7時半ごろ、駐車場造成のため地面を掘削していた下請け企業の作業員が物体を発見した。現場は第1原発の事務本館から北西に約400メートル離れた場所で、周辺は原発事故に伴い帰還困難区域に指定されており、住民はいない。

 双葉町教育委員会によると、第1原発の敷地には戦時中、陸軍の飛行場があり、攻撃を受けたこともあったという。


千葉県北西部が震源の地震、1都5県で震度3
8/10(木) 11:21配信 読売新聞

 10日午前9時36分頃、千葉県北西部を震源とする地震があり、東京都や同県など関東地方の1都5県で震度3を観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約70キロ、マグニチュードは4・9と推定される。この地震の影響で、東海道新幹線は東京―小田原間で約6分間、運転を見合わせた。主な各地の震度は次の通り。

 ▽震度3 茨城県笠間市、栃木県鹿沼市、さいたま市、千葉市、東京都千代田区、横浜市など


<福島第1原発>敷地内に不発弾か
8/10(木) 11:10配信 毎日新聞

 東京電力は10日、福島県大熊町の福島第1原発敷地内で不発弾とみられるものが見つかったと発表した。県警が確認作業を進めており、不発弾だった場合は処理方法を検討する。周囲は立ち入り禁止になったが、廃炉作業などへの影響は出ていないという。

 10日午前7時半ごろ、原発敷地の西端で駐車場の整備工事中、地面を掘削していた協力会社の作業員が地中から見つけた。長さ約85センチ、直径約15センチの円筒状で、羽根のようなものがついている。発見地点は、事故を起こした1~4号機から約1キロ離れている。

 県歴史資料館によると、第1原発周辺には戦時中、陸軍の飛行場があり、周囲では米軍機による空襲があったという。【曽根田和久】


関東で震度3
8/10(木) 10:02配信 時事通信

 10日午前9時36分ごろ、千葉県北西部を震源とする地震があり、東京や千葉、神奈川など関東地方の1都5県で震度3の揺れを観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約70キロ。地震の規模(マグニチュード)は4.9と推定される。主な各地の震度は次の通り。

 震度3=茨城県つくば市、栃木県鹿沼市、さいたま市、千葉市、東京都千代田区、横浜市
 震度2=福島県白河市、前橋市、山梨県北杜市、長野県南牧村、静岡県熱海市。


<地震>千葉県北西部で震度3 津波の心配なし
8/10(木) 9:57配信 毎日新聞

 10日午前9時40分ごろ、千葉県北西部を中心に震度3を記録する地震があった。気象庁によると、震源は千葉県北西部で、震源の深さは約70キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は4.9と推定されている。津波の心配はないという。

 震度3を記録した地域は以下の通り。

【茨城県】笠間市▽小美玉市▽取手市▽つくば市▽坂東市▽つくばみらい市

【栃木県】鹿沼市▽真岡市▽市貝町▽壬生町▽下野市

【埼玉県】久喜市▽春日部市▽草加市▽志木市▽八潮市▽富士見市▽三郷市▽幸手市▽吉川市▽伊奈町▽宮代町▽杉戸町▽さいたま大宮区▽さいたま中央区▽さいたま南区▽さいたま緑区▽白岡市

【千葉県】長南町▽千葉中央区▽千葉花見川区▽千葉美浜区▽市川市▽船橋市▽野田市▽柏市▽八千代市▽鎌ケ谷市▽浦安市▽白井市

【東京都】千代田区▽台東区▽墨田区▽江東区▽品川区▽大田区▽渋谷区▽北区▽荒川区▽足立区▽葛飾区▽江戸川区▽小平市

【神奈川県】鶴見区▽神奈川区▽中区▽保土ケ谷区▽磯子区▽港北区▽戸塚区▽港南区▽旭区▽緑区▽瀬谷区▽瀬谷区▽青葉区▽川崎区▽中原区▽宮前区▽藤沢市▽大和市▽座間市▽綾瀬市


東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・茨城県・栃木県で震度3の地震発生(8月10日 09:36)
8/10(木) 9:48配信 ウェザーニュース

 08月10日 09:36 東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・茨城県・栃木県で震度3の地震が発生しました。

震源地:千葉県北西部
マグニチュード:4.9
震源の深さ:約70km
この地震による津波の心配はありません

震度3:
【茨城県】
笠間市石井 笠間市中央 笠間市下郷 小美玉市上玉里 茨城古河市仁連 取手市寺田 取手市井野 牛久市城中町 つくば市小茎 坂東市岩井 つくばみらい市福田

【栃木県】
鹿沼市晃望台 真岡市石島 市貝町市塙 壬生町通町 下野市田中 下野市笹原

【埼玉県】
久喜市下早見 春日部市粕壁 春日部市金崎 春日部市谷原新田 草加市高砂 志木市中宗岡 八潮市中央 富士見市鶴馬 三郷市中央 幸手市東 吉川市吉川 伊奈町小室 宮代町笠原 杉戸町清地 さいたま大宮区天沼町 さいたま大宮区大門 さいたま中央区下落合 さいたま南区別所 さいたま緑区中尾 白岡市千駄野

【千葉県】
長南町長南 千葉中央区中央港 千葉中央区千葉市役所 千葉中央区都町 千葉花見川区花島町 千葉美浜区ひび野 市川市南八幡 船橋市湊町 野田市鶴奉 柏市旭町 八千代市大和田新田 鎌ケ谷市新鎌ケ谷 浦安市日の出 浦安市猫実 白井市復

【東京都】
東京千代田区大手町 東京台東区千束 東京墨田区横川 東京墨田区吾妻橋 東京墨田区東向島 東京江東区青海 東京江東区越中島 東京江東区東陽 東京江東区森下 東京江東区亀戸 東京江東区枝川 東京品川区北品川 東京品川区平塚 東京大田区本羽田 東京渋谷区本町 東京北区神谷 東京荒川区荒川 東京足立区神明南 東京足立区千住中居町 東京葛飾区立石 東京葛飾区金町 東京江戸川区中央 東京江戸川区船堀 小平市小川町

【神奈川県】
横浜鶴見区馬場 横浜鶴見区末広町 横浜神奈川区神大寺 横浜神奈川区広台太田町 横浜中区山手町 横浜中区山下町 横浜中区山吹町 横浜中区日本大通 横浜保土ケ谷区上菅田町 横浜磯子区洋光台 横浜港北区日吉本町 横浜戸塚区平戸町 横浜戸塚区鳥が丘 横浜港南区丸山台東部 横浜旭区上白根町 横浜旭区川井宿町 横浜緑区十日市場町 横浜瀬谷区中屋敷 横浜瀬谷区三ツ境 横浜青葉区市ケ尾町 川崎川崎区宮前町 川崎川崎区千鳥町 川崎中原区小杉町 川崎宮前区宮前平 藤沢市辻堂東海岸 大和市下鶴間 座間市緑ケ丘 綾瀬市深谷


〔地震〕関東の広い範囲で震度3、津波の心配なし(8/10)
8/10(木) 9:45配信 レスキューナウニュース

気象庁によると、10日09:36頃、千葉県北西部を震源とするM4.9の地震があり、茨城県北部、茨城県南部、栃木県南部、埼玉県北部、埼玉県南部、千葉県北東部、千葉県北西部、東京都23区、東京都多摩東部、神奈川県東部で震度3の揺れを観測しました。
この地震による津波の心配はありません。

■発生事象
・発生日時 :8月10日09:36頃
・震源地  :千葉県北西部(北緯35.8度、東経140.1度)
・震源の深さ:約70km
・地震の規模:M4.9(推定)

■震度3以上が観測された市町村(*印は気象庁以外の震度観測点)
【震度3】
・茨城県 :笠間市石井*、笠間市中央*、笠間市下郷*、小美玉市上玉里*、茨城古河市仁連*、取手市寺田*、取手市井野*、牛久市城中町*、つくば市小茎*、坂東市岩井、つくばみらい市福田*
・栃木県 :鹿沼市晃望台*、真岡市石島*、市貝町市塙*、壬生町通町*、下野市田中*、下野市笹原*
・埼玉県 :久喜市下早見、春日部市粕壁*、春日部市金崎*、春日部市谷原新田*、草加市高砂*、志木市中宗岡*、八潮市中央*、富士見市鶴馬*、三郷市中央*、幸手市東*、吉川市吉川*、伊奈町小室*、宮代町笠原*、杉戸町清地*、さいたま大宮区天沼町*、さいたま大宮区大門*、さいたま中央区下落合*、さいたま南区別所*、さいたま緑区中尾*、白岡市千駄野*
・千葉県 :長南町長南*、千葉中央区中央港、千葉中央区千葉市役所*、千葉中央区都町*、千葉花見川区花島町*、千葉美浜区ひび野、市川市南八幡*、船橋市湊町*、野田市鶴奉*、柏市旭町、八千代市大和田新田*、鎌ケ谷市新鎌ケ谷*、浦安市日の出、浦安市猫実*、白井市復*
・東京都 :東京千代田区大手町、東京台東区千束*、東京墨田区横川、東京墨田区吾妻橋*、東京墨田区東向島*、東京江東区青海、東京江東区越中島*、東京江東区東陽*、東京江東区森下*、東京江東区亀戸*、東京江東区枝川*、東京品川区北品川*、東京品川区平塚*、東京大田区本羽田*、東京渋谷区本町*、東京北区神谷*、東京荒川区荒川*、東京足立区神明南*、東京足立区千住中居町*、東京葛飾区立石*、東京葛飾区金町*、東京江戸川区中央、東京江戸川区船堀*、小平市小川町*
・神奈川県:横浜鶴見区馬場*、横浜鶴見区末広町*、横浜神奈川区神大寺*、横浜神奈川区広台太田町*、横浜中区山手町、横浜中区山下町*、横浜中区山吹町*、横浜中区日本大通*、横浜保土ケ谷区上菅田町*、横浜磯子区洋光台*、横浜港北区日吉本町*、横浜戸塚区平戸町*、横浜戸塚区鳥が丘*、横浜港南区丸山台東部*、横浜旭区上白根町*、横浜旭区川井宿町*、横浜緑区十日市場町*、横浜瀬谷区中屋敷*、横浜瀬谷区三ツ境*、横浜青葉区市ケ尾町*、川崎川崎区宮前町*、川崎川崎区千鳥町*、川崎中原区小杉町*、川崎宮前区宮前平*、藤沢市辻堂東海岸*、大和市下鶴間*、座間市緑ケ丘*、綾瀬市深谷*


<米山・新潟知事>福島原発事故検証「3~4年かかる」
8/9(水) 19:59配信 毎日新聞

 柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働に慎重姿勢を示している新潟県の米山隆一知事は9日、県庁で記者会見し、再稼働に同意するかどうかの議論の前提としている東京電力福島第1原発事故の原因の検証について「3、4年も議論すれば科学的にコンセンサス(合意)に達する」と述べ、改めて3~4年かかるとの見方を示した。

 一方で、「それ以上の議論は(結論のでない)禅問答になる。その時点で、知事が責任を持って政治決断する」と述べた。検証後に再稼働に同意するかどうかについては「いずれの結果もありうる」と中立姿勢を示した。

 また、福島の農畜産物への風評被害を踏まえ、検証で県内農林水産業への影響を検討する考えも示した。

 東京電力ホールディングス(HD)は柏崎刈羽原発の再稼働を収益改善の柱と位置づけており、新たな経営再建計画で再稼働を早くて2019年度以降と想定している。【片平知宏】


原発新設求める声も=エネルギー計画、議論開始―経産省
8/9(水) 17:44配信 時事通信

 経済産業省は9日、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会(会長・坂根正弘コマツ相談役)を開き、中長期的な国のエネルギー政策の方針を定めた「エネルギー基本計画」の見直しに向けた議論を始めた。

 原発再稼働の促進や再生可能エネルギーのコスト抑制などが主な課題となる。複数の有識者委員からは原発の新設や建て替えの早期検討を求める声も上がった。

 年度内をめどに一定の結論を取りまとめる。世耕弘成経済産業相は会議冒頭のあいさつで、「(現計画の)策定から3年しか経過しておらず、計画の骨格を変える段階にはない」と指摘。今回は小幅な見直しにとどめる考えを改めて示した。

 基本計画は、法律で3年ごとに見直しを検討することが定められている。2014年4月に決定した現計画では原発を「重要なベースロード電源」と位置付けた。政府は計画に基づき策定した30年度の電源構成割合の目標で、原発を20~22%(16年度推計は2%程度)、再エネを22~24%(同15%程度)としている。しかし、これまでに再稼働した原発は5基のみ。目標達成に必要とされる30基程度にはほど遠い。

 会議では、委員から「今の段階で数値を見直す必要はない」との意見が出た。一方、廃炉が決まったり、原則40年の運転期限が近づいたりする原発も多いことを踏まえ、新設や建て替えについて「議論をしないと原発という選択肢が日本から消えてしまう」といった声も聞かれた。ただ、経産省は今回、新設や建て替え方針を計画に盛り込むことには慎重な姿勢だ。


もんじゅ廃炉、月末に申請=福井県知事と会談―林文科相
8/9(水) 16:22配信 時事通信

 林芳正文部科学相は9日、廃炉の方針が決まっている高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)をめぐり、文科省で西川一誠・同県知事と会談した。

 この中で文科相は「今月末に原子力規制委員会に廃止措置計画の認可申請を行う準備を進めている」と伝え、県側の理解を求めた。

 世耕弘成経済産業相も西川知事と会談。林、世耕両氏は、地域振興策の具体化に向けて関係省庁間の連携を進める考えを示した。

 一連の会談で西川知事は、もんじゅ廃炉について「一方的な方針変更と受け止めており、(国の原子力政策に)不信感がある」と表明。雇用対策やエネルギー関連研究施設の誘致支援などを求めた。


<福島原発事故>汚染車190台、敷地外へ 一部流通
8/9(水) 11:55配信 毎日新聞

 東京電力福島第1原発事故が起きた2011年3月11日に同原発の敷地内にあった車両のうち、社員の自家用車など約460台が放射線検査を受けず外部に持ち出され、うち約190台はその後の調査で国の基準を超える汚染を計測したことが分かった。東電によると、一部は中古市場で売られていたほか、今も行方が分からない車両が2台ある。

 事故当時、敷地内には約1700台の車両があり、うち約600台は東電や協力企業の従業員が通勤に使う自家用車だった。放射線検査を11年3月23日に始めるまでの12日間は、ノーチェックで外部に持ち出せる状態だった。

 汚染を知らないまま中古車として購入した人が被ばくする恐れがあることから、経済産業省は12年2月、東電に追跡調査を要請。東電は敷地内に車両を置いていた社員や協力企業にアンケートを実施するなど本格的な調査を行い、その結果、15年4月までに約460台が外部へ持ち出されたことを確認した。うち約190台の放射線量が国の基準を超えており、現在の基準の10倍近く汚染されている車両もあった。基準を超える汚染があった車両は全て回収し、福島県の帰還困難区域にある東電の敷地内に保管している。

 東電は車両の解体など処分方法を検討しており、「所在が分からない2台についても引き続き調査し、適切に対応したい」と話している。【尾崎修二】


汚染可能性の2台、行方不明=福島第1事故時の通勤車両
8/9(水) 11:32配信 時事通信

 東京電力は9日、福島第1原発事故の発生時に同原発敷地内にあった東電社員らの通勤用マイカー約460台のうち、2台が行方不明となっていることを明らかにした。

 東電が警戒区域の外に持ち出された車約460台を追跡調査したところ、約190台で国の基準を上回る放射能汚染が確認されている。不明の2台も汚染の可能性がある。

 東電は、東日本大震災が発生した2011年3月11日から同22日まで、車体表面の放射線量を調べるスクリーニングを実施しておらず、汚染された車が自由に出られる状態だった。経済産業省の要請を受け、東電は12年2月から追跡調査を実施、国の基準1万3000CPM(1分当たりの放射線検出回数)を超えた車を回収し、東電敷地内で保管している。

 追跡調査では、計測値が10万CPMを超えた車もあった。東電は所在不明の2台について「引き続き調査し、発見次第、線量を確認する」としている。


「日本への渡航に注意喚起」の記事も…「二重に申し訳ない」福島2号機調査で謝罪した東電ミスの波紋
8/9(水) 9:30配信 産経新聞

282
福島第1原発2号機で調査の準備をする作業員=2月9日(国際廃炉研究開発機構提供)(写真:産経新聞)

 「650シーベルトは、80シーベルトの誤りでした」-。東京電力は2月に福島第1原発2号機で行った原子炉格納容器内調査で毎時650シーベルトという高い放射線量が推計される場所があったとした発表を、半年後の7月末に大幅に下方修正した。原因は機器の設定ミスなど。2月の発表時には海外メディアで「福島原発で放射線量が上昇」という誤報も発生するほど衝撃的だった。東電は「ご心配をおかけした上に、数値も間違っていた。二重に申し訳ない」と謝罪した。(社会部編集委員 鵜野光博)

■「設定変更」元に戻さず

 東電が訂正したのは7月27日の定例会見。投入した堆積物除去ロボットが撮影した画像のノイズを基に、一定の明るさ以上のノイズを放射線の影響によるものとして推定した。しかし、この「一定の明るさ」が低く設定されていたため、線量が大きく推定されたという。

 東電によると、ロボットは工場から現場に持ち込まれた際には正しい設定値だったが、作業員が調査前の動作試験で設定値を低く変更し、元に戻さないまま調査を行った。さらに、推定値の対象として設定する放射性物質を、本来はセシウム137とすべきだったのをコバルト60としたことも、過大な数字の原因になったという。

 設定を見直した結果、原子炉圧力容器真下に向かう機器交換用レールで毎時650シーベルトとされた推定値は同80シーベルトに、圧力容器を支える土台外側での毎時530シーベルトは同70シーベルトに訂正された。

 レール上では線量計による実測値も発表されていたが、これも当初の毎時210シーベルトから同70シーベルトに訂正された。ロボットに搭載した4個の線量計のうち2個の測定値を基に算出したが、そのうちの1個が他の線量計より常に高い値を示していたことが確認。各線量計の測定値の平均から算出し直したという。

■海外メディア混乱も

 会見した福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者は、ノイズ分析の設定について「元に戻さなかった理由は、われわれにも分からない。現場でいじるべきものではない」「(設定変更は)指示として出ていなかった。そこから曖昧だった」などと苦しい説明を重ねた。

 下方修正された数値でも放射線量が極めて高いことに変わりはないが、2月に発表された「毎時650シーベルト」のインパクトは大きく、国内のメディアは大きな見出しでこれを報道。海外では米ニュースサイト「ギズモード」が「事故のあった福島原発で放射線量が上昇」といった見出しの記事を掲載した。国内の中国情報サイト「レコードチャイナ」は「福島原発内で高い放射線量、中国外交部が日本への渡航に注意喚起」との記事を掲載。米原子力学会が「多くのメディアが発電所の放射線量が上昇したと伝えているが、明らかな間違いだ」とする意見をサイトに掲載するなど混乱を招いた。

 増田氏は「650という数字も環境への影響の有無を申し添えずに出してしまって皆さんにご心配をおかけしたのに、その値も間違っていたので、二重に申し訳なく思っている」と謝罪。「速報性を重視した」としつつ、「前の調査でもっと低い数値が出ており、もう少し考察してから言うべきだった」と反省の弁。「今後は環境や地元に影響を与えるかどうかをしっかりと説明した上で、間違いがないようにしたい」と述べた。


原子力事業者からの提供額に誤り=規制委審査会の山中委員―規制庁
8/8(火) 13:24配信 時事通信

 原子力規制庁は8日、原子力規制委員会に核燃料関連施設の安全性について助言する審査会の委員だった山中伸介大阪大副学長が、原子力関連の事業者から資金提供を受けたとしてホームページで公表していた金額に誤りがあったと発表した。

 山中氏は2014年5月から審査会の委員を務め、今年9月に規制委の委員に就任予定。誤った情報は国会の同意人事の資料としても使われていた。

 規制庁によると、14年度に共同研究などで2社から受け取った計約245万円について、申告していなかった。書類作成時に抜け落ち、山中氏の確認も不十分だった。

 一方、16年度の計上額に、対象外の経費が含まれていることも判明。14~16年度の資金提供額は、差し引きで約150万円増え、計1609万円余りとなった。

 山中氏は規制庁を通じ「不注意により関係者に多大な迷惑を掛け、弁解の余地もなく深くおわびする」とのコメントを出した。同庁も謝罪し、再発防止に努めるとした。


安倍首相「復興に全力を」=全閣僚に指示
8/8(火) 11:33配信 時事通信

 政府は8日、全閣僚で構成する復興推進会議(議長・安倍晋三首相)を首相官邸で開いた。

 第3次安倍第3次改造内閣の発足後初めての開催。東日本大震災からの復興に関し、安倍首相は「閣僚全員が復興相であるとの意識を共有して、(省庁間の)縦割りを打ち破り、一日も早い被災地の復興に向けて全力を尽くしてほしい」と指示した。

 首相は「復興は内閣の最重要課題だ。被災から6年以上が経過し、復興の総仕上げや福島の本格的な復興に向け、確固たる道筋を付ける重要な局面を迎えている」と強調。東京電力福島第1原発事故に伴う風評被害対策などを重要課題に挙げた。


埋設廃棄物で放射能計測ミス=4300本、影響なし―日本原燃
8/7(月) 21:05配信 時事通信

 日本原燃は7日、原発から出る低レベル放射性廃棄物を受け入れる同社の埋設センター(青森県六ケ所村)に運び込まれた廃棄物のうち、電力4社からのドラム缶約4300本について、搬出時の放射能計測が誤っていた可能性があると発表した。

 4社が計算し直した結果、いずれも放射能は規定より低く、周辺環境に影響はないとしている。

 原燃などによると、計測ミスがあったのは中国電力島根原発(松江市)、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)、北陸電力志賀原発(石川県志賀町)、日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)の4原発から出た低レベル放射性廃棄物。

 廃液や使用済み配管などが入ったドラム缶で、いずれも搬出前に日立GEニュークリア・エナジー製の検査装置で測定した表面の放射線量から放射能を計算。基準を下回ったとして搬出された。

 ところが、計測プログラムに欠陥があり、まれにデータの一部が欠落することが判明。2000年以降に計測し、埋設センターに搬出された4社計2万2400本のドラム缶のうち、4272本はデータが誤っている可能性があることが分かった。島根原発が最も多く、3448本を占めた。

 4社は当時測定したドラム缶の表面線量の記録から放射能を計算し直し、いずれも管理基準を下回っていることを確認したと説明している。


<うごく七夕>新たな街並み照らす 岩手・陸前高田
8/7(月) 21:02配信 毎日新聞

276
かさ上げされた新しい街並みを照らしながら練り歩く山車=岩手県陸前高田市で2017年8月7日午後6時38分、喜屋武真之介撮影

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市で7日、山車の美しさを競って練り歩く伝統の「うごく七夕」があった。同市では今年4月、かさ上げ地に商業施設が完成。時折、強い雨が降る中、色鮮やかな電飾をまとった山車が新しい街並みを照らした。

 うごく七夕には市内各地区の11台が参加。市中心部がかさ上げされ、急勾配を上らなければならない地区もあったが、地元住民らは「よーい、よい」とかけ声を上げながら、巨大な山車を力強く引いていた。【喜屋武真之介】

九州北部で猛烈な雨・19

九州北部では5日午後、活発な梅雨前線の影響で局地的に猛烈な雨が降った。

福岡、大分、佐賀各県では線状の降水帯がほぼ東西に停滞。気象庁は記録的短時間大雨情報を相次いで発表し、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。

午後1時40分までの1時間には福岡県の朝倉市付近や大刀洗町付近で120ミリ以上の雨が降ったとみられる。午後3時までの1時間には朝倉市や小郡市、筑前町の付近で120ミリ以上、大分県日田市の一部で約110ミリ、午後3時40分までの1時間には佐賀県鳥栖市付近で120ミリ以上の雨が降ったと推定される。

福岡県の朝倉市や筑前町などと大分県の中津市や日田市など、佐賀県基山町、熊本県産山村には土砂災害警戒情報が出された。

福岡県や県警などによると、有明海沿岸で見つかった女性2人を含む男女3人の死亡者の身元が17日、新たに判明し、福岡、大分両県の死者は計35人となった。両県では警察や自衛隊が行方不明者7人の捜索を続けている。

以上、時事通信の報道による。

13番目の記事
14番目の記事
15番目の記事
16番目の記事
17番目の記事
18番目の記事

リンク:<九州豪雨>流木でウッドキャンドル 地域復興の灯に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>仮設住宅で新生活スタート 福岡の被災地 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ほっとした」仮設住宅の鍵渡し 豪雨被災の福岡県朝倉市と東峰村 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>生活再建へ鍵が届いた…仮設住宅、入居可能に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「一俵でもどうにか」豪雨耐えた稲守れ 手掘りで水路を「復活」 福岡県東峰村で支援プロジェクト - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨の氾濫被害域 流木で3.7倍拡大 東京理科大教授シミュレーション - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仮設住宅57戸が完成 九州豪雨被災地の朝倉市、東峰村 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「全てが厳しい状況」伝統300年・小鹿田焼の里、悲鳴 豪雨被害、陶土も取れず 民陶祭開催ピンチ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:両陛下、豪雨被災地訪問へ…10月下旬を検討 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:両陛下、10月に豪雨被害の九州訪問へ 11月は口永良部島など離島へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:両陛下「10月豪雨被災地入り」で調整 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:両陛下、九州豪雨の被災地訪問へ=福岡、大分に10月―宮内庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<両陛下>九州北部豪雨の被災地訪問へ 10月27日で検討 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福岡県で局地的大雨 朝倉では復旧工事中の河川氾濫 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>赤谷川に砂防ダム新設 16日から工事 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>復興後押し弁当 被災地の食材で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨 復旧拒む「厄介者」をキャンドルに 観光協会事務局長の挑戦 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「このくらいの雨なら大丈夫」避難渋る高齢者救う共助 九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仮設住宅、全希望世帯が入居へ 九州豪雨被災の福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>農業施設修繕費の8割補助 福岡県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「塊が池から襲ってきた」異様な光景 流木『凶器』防ぐ決め手なく 九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部・秋田豪雨を激甚災害指定に決定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:豪雨被災企業の金利引き下げ=中小企業庁が支援拡充 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨を激甚災害指定 閣議決定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:名物「鵜飼い」今年は断念 毎年3千人の観光客 豪雨で被災の福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「力になりたい」豪雨で被災 伝統の小石原焼、コンビニで代理販売 福岡県久留米市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部豪雨を激甚指定=補助率かさ上げ―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「まだしてなかったの?」九州北部豪雨でネットに書き込み 安倍政権の激甚災害指定は遅かったのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「どうしようもなかった」孤立集落の同時多発に対応できず 役場も孤立 九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風5号>九州上陸免れ、豪雨被災地の避難勧告も解除 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部豪雨1カ月 激しい雨1000ミリ、流木20万トン、崩れ落ちた山300カ所 注目は「谷底平野」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風一過、青空に安堵 豪雨被災地の避難指示・勧告全て解除 復旧作業再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川覆う流木20万トン 手つかずの傷痕痛々しく 九州豪雨1カ月 朝倉市山間部 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<九州豪雨>流木でウッドキャンドル 地域復興の灯に
8/19(土) 12:18配信 毎日新聞

318
豪雨の流木を加工し、ウッドキャンドル作る里川さんの知人ら=里川径一さん提供

 ◇あさくら観光協会事務局長 寄付金一部を復旧に

 九州北部豪雨の流木をキャンプでの照明などに使う「ウッドキャンドル」に活用し、地域復興につなげる取り組みを、福岡県朝倉市のあさくら観光協会事務局長、里川径一(みちひと)さん(41)が始めた。インターネット上で支援を募ったところ目標の10倍に迫る475万9000円が集まった。支援者にウッドキャンドルを送り、寄付金の一部を復旧に充てるなどして元々、地域資源だった木々を復興の灯として生かす。

 ウッドキャンドルは30~40センチの長さに切った丸太にチェーンソーで切り込みを入れたもの。着火剤を入れて燃やすとろうそくのように中心部から炎があがる。鍋を置けばコンロのように使え調理も可能だ。

 里川さん宅は豪雨時に孤立した同市黒川地区にあり住民に犠牲者も出た。里川さん家族は無事だったが、屋内に土砂が入り込み流木が道路をふさいだ。だが、流木も「元々は地域の大切な資源」。復興のため生かせないかと考え、知人がかつて作っていたウッドキャンドルを思いつき、先月から50万円を目標にインターネット上で寄付や協力を呼びかけた。

 集まった資金は工賃などに使い、残りは地域の復旧に充てる。1万円以上の寄付者にはウッドキャンドルや特産の梨などの返礼品を送る計画で8月末まで受け付ける。地域の住民らが流木集めを手伝い、福岡県筑前町の木工会社の協力で試作品も完成。まずは返礼品として約500個を作り、商品化も検討するという。年末には追悼と復興を願いウッドキャンドルをともす企画も予定している。

 里川さんは「個人で始めたが被災した住民同士がつながり始めた。ウッドキャンドルが各地で防災や森や山の現状を考えるきっかけになればうれしい」と話す。【青木絵美】


<九州北部豪雨>仮設住宅で新生活スタート 福岡の被災地
8/18(金) 21:04配信 毎日新聞

 九州北部豪雨で大きな被害を受けた福岡県朝倉市と同県東峰村で18日、応急仮設住宅の入居が始まった。豪雨から約1カ月半を避難所や親族宅で暮らしてきた被災者たちは、室内の雰囲気を確認したり荷物の運び入れをしたりして、新しい生活をスタートさせた。

 朝倉市の杷木(はき)小学校では運動場に仮設住宅40戸が完成。入居に先立ち、森田俊介市長が「仮設住宅入居で一歩前に進んだ。市は全ての被災者を一生懸命支援する」とあいさつした。杷木中2年の林紗季さん(14)は同市杷木林田の自宅が大規模半壊となり、近くにある母恵子さん(55)の実家に身を寄せていたが、入居を前に「大人数での生活はリズムも違って不便な面もあったので安心した」と話した。

 同市杷木寒水(そうず)の自宅が全壊し、避難所生活を送っていた秦志緒里さん(22)は荷物を自室に運び入れながら「避難所生活にも慣れてきたけど、やっぱり家に住めるのはうれしい」と語った。東峰村でも完成した17戸で入居ができるようになった。

 朝倉市と東峰村では同日、追加の仮設住宅計43戸の建設も始まり、9月17日には入居ができる予定。朝倉市の追加分が予定より8戸減少したため、両市村の仮設住宅は計100戸となる。入居は最長2年。【遠山和宏】


「ほっとした」仮設住宅の鍵渡し 豪雨被災の福岡県朝倉市と東峰村
8/18(金) 12:16配信 西日本新聞

 九州豪雨で被災した福岡県の朝倉市と東峰村で18日、先行して完成した仮設住宅57戸の入居説明会があり、被災者に鍵が渡された。入居者の中には早速、仮設住宅の部屋を見て、ほっとした表情の人も。豪雨から40日余り。被災者は新たな生活の場を得て生活再建への第一歩を踏み出した。

 説明会があったのは朝倉市の杷木小運動場の40戸と、東峰村の旧宝珠山小運動場の17戸。朝倉市の説明会には、入居予定の全40世帯が出席した。森田俊介市長は「仮設住宅入居で一歩前に進んだ。市はすべての被災者への支援を一生懸命努める」と述べた。

 東峰村の説明会では渋谷博昭村長が「ようやく一家だんらんで暮らせる空間ができた。復旧、復興に向けて新たな一歩を踏み出してほしい」と励ました。

 説明会後、朝倉市の会社員女性(61)は「ほっとした。ただ、仮設住宅の期限は2年なので、その後の不安もある」と話した。

 残り43戸の仮設住宅は9月中旬の完成予定。

=2017/08/18 西日本新聞=


<九州豪雨>生活再建へ鍵が届いた…仮設住宅、入居可能に
8/18(金) 11:12配信 毎日新聞

 九州北部豪雨で大きな被害を受けた福岡県の朝倉市と東峰村で18日、応急仮設住宅の鍵が被災者へ引き渡された。同日から入居可能となり、生活再建に向けて被災者が一歩を踏み出す。

 運動場に仮設住宅40戸が完成した朝倉市の杷木(はき)小学校では、入居予定の住民が体育館に集まり、県の担当者から注意事項などの説明を受けた。仮設は木造平屋で間取りは2DKや3Kなどで、鍵を受け取った人たちは仮設に入って部屋の中を確認していた。22戸の仮設が建設される東峰村でも、既に完成した17戸について鍵が渡された。

 また同日、東峰村の残り5戸と朝倉市の追加分の38戸の建設に着手した。朝倉市の追加分が予定より8戸減ったため、両市村の仮設は計100戸となる。入居は最長2年。

 豪雨によって全半壊した住宅の戸数は17日現在で、朝倉市が917棟、東峰村が62棟にのぼる。今も朝倉市で372人、東峰村で10人が避難所生活を送っている。他に親族宅などに身を寄せている被災者もいるとみられる。

 杷木小の仮設に入居する矢野延孝さん(70)は朝倉市杷木白木の自宅が土砂や倒木に襲われ、大規模半壊した。福岡県うきは市の長男(41)宅に身を寄せており、「仮設住宅入居によって気兼ねなく生活ができるというほっとした気持ちと、(仮設団地には)知っている人が少ないという不安な気持ちが半々です」と話した。【遠山和宏】


「一俵でもどうにか」豪雨耐えた稲守れ 手掘りで水路を「復活」 福岡県東峰村で支援プロジェクト
8/18(金) 11:09配信 西日本新聞

 九州豪雨で農地にも大きな被害が出た福岡県東峰村で、土砂に埋まった農業用水路から土砂をかき出す「いぜあげ緊急支援プロジェクト」が進められている。地元の方言で水路を指す「いぜ」を通水させ、豪雨に耐えた稲がこの秋も黄金色に輝くようにと村の有志やボランティアが連日スコップを握り締めている。

 村にはスーパーもコンビニもない。「半自給自足の家が多く、田んぼが生きがいのおじいちゃん、おばあちゃんに山あいの暮らしを続けてもらいたい」。自身も村内で農業を営む実行委員長の柳瀬弘光さん(36)は今月初旬、そんな思いで有志6人と活動を始めた。

 村災害ボランティアセンターと連携し、17日までに延べ400人が参加。重機が入れない小さな水路もあり、すべて手掘りで23本の水路を「復活」させた。1カ月ぶりに水路に水が流れた瞬間、村の男性(93)は「稲が喜ぼ」と手塩にかけた田んぼをいとおしく見つめていたという。

 道の駅小石原近くの金丸伸一郎さん(61)の田んぼ脇でも16日、柳瀬さんやボランティア10人が幅50センチ、深さ70センチの水路を埋め尽くす土砂や岩をひたすら掘り出し、通水。7月の豪雨時、一面が泥水に漬かり、今年の収穫は諦めていたという金丸さんは「一俵でもどうにかとの思いだった。田んぼを守れてうれしい」と笑顔を見せた。

 当初予定の場所は今月中に終わる見通しだが、作業の要望があり次第、実施する。

=2017/08/18付 西日本新聞朝刊=


九州豪雨の氾濫被害域 流木で3.7倍拡大 東京理科大教授シミュレーション
8/18(金) 10:21配信 西日本新聞

314
流木あり

 九州豪雨で氾濫した筑後川水系の北川(福岡県朝倉市)について、東京理科大の二瓶泰雄教授(河川工学)は、大量の流木があったため、流木がなかった場合に比べて氾濫の被害域が3・7倍に広がったとするシミュレーション結果をまとめた。

⇒流木があった場合とない場合の氾濫域

 北川は、下流の本陣橋(朝倉市杷木志波)の橋脚や橋桁に大量の流木が引っかかり、川の流れがせき止められた。川から氾濫した濁流は周辺の地域に流れ込み、住宅や道路が土砂で埋まった。

315
流木なし

 シミュレーションは、北川に流木がなく、本陣橋で流れがせき止められなかったと仮定。流木がなくても、川の容量を超える降水量だったために川は氾濫し、本陣橋の上流付近などで流域約2万平方メートルに水があふれたとの結果が出た。大量の流木があると想定した場合、氾濫域は約7万5千平方メートルに広がり、その差は3・7倍。氾濫域の水深では最大3メートルの差が生じたとみられる。

 二瓶教授は土木学会と九州大の豪雨合同調査団の一員として被災地の現地調査を重ねており、他の河川も流木により氾濫域がより広がったとみている。

 福岡県の推計によると、九州豪雨で住宅や有明海に押し寄せた流木は、同県だけで少なくとも20万トン超に上る。二瓶教授は「北川のような小さな河川では流木がなくてもあふれた可能性は十分高いが、流木で氾濫が大幅に助長されたと言える。被害拡大を食い止める流木対策が急務だ」と指摘している。

=2017/08/18付 西日本新聞朝刊=


仮設住宅57戸が完成 九州豪雨被災地の朝倉市、東峰村
8/17(木) 12:37配信 西日本新聞

309
旧宝珠山小運動場に完成した仮設住宅。スロープや手すりを備える福祉型も2戸ある=17日午前10時半、福岡県東峰村

 九州豪雨で大きな被害が出た福岡県の朝倉市と東峰村で、避難生活を送る住民のための仮設住宅のうち57戸が完成し17日、県が報道関係者に公開した。自宅が全半壊するなどした被災者が、2年を期限に18日から入居するという。

 完成したのは、朝倉市の杷木小運動場の40戸と、東峰村の旧宝珠山小運動場の17戸。いずれも木造で1DK、2DK、3Kの3種類の間取りが整えられた。

 朝倉市の仮設住宅には各戸にエアコンやカーテンを設置し、食器などの生活用品も17日午後に搬入される。東峰村のうち2戸は車いすで利用できるようバリアフリー対応とした。いずれも敷地内には住民のコミュニケーション拠点として集会所を建設中で、9月下旬に使用できる見込み。

 県は残りの仮設住宅の建設も急ぎ、9月末までの工事完了を目指す。

=2017/08/17 西日本新聞=


「全てが厳しい状況」伝統300年・小鹿田焼の里、悲鳴 豪雨被害、陶土も取れず 民陶祭開催ピンチ
8/17(木) 11:16配信 西日本新聞

308
熊本地震で壁面が崩れ、九州豪雨でさらに崩壊が進んで陶土を取ることができなくなった小鹿田焼の採土場

 2年続きの災害で、大分県日田市小野地区の国指定重要無形文化財「小鹿田(おんた)焼」の窯元が苦境に立たされている。昨年4月の熊本地震では崖崩れで陶土が取れなくなり、今年7月の九州豪雨では陶土を砕く唐臼の多くが被災。毎年10月の展示即売会「民陶祭」の開催も危ぶまれ、300年以上の伝統が息づく民陶の里から悲鳴が上がっている。

 窯元でつくる小鹿田焼協同組合によると、7月5日の豪雨で集落を流れる大浦川が増水し、44基ある唐臼の6割以上が損壊するなどして動かなくなった。原材料になる良質なマツの入手も困難で、坂本工理事長は「全てが厳しい状況」と苦しい胸の内を明かす。

 集落内にある唯一の採土場は、熊本地震による崖崩れで陶土が取れなくなっていた。復旧工事が始まる直前の豪雨で、崖はさらに崩壊し、工事開始のめどは立っていない。各窯元には最大2、3カ月分の陶土しか残っていなかった上に、水害で虎の子の陶土の多くが流失。完全になくなった窯元もある。

 豪雨では集落へ通じる県道も被害を受けた。アスファルトが剥がれてアクセスが難しくなり、陶芸ファンら観光客の足も遠のいている。組合は、唐臼などへの直接的被害をはじめ、陶器生産が滞ることによる組合全体の被害額を約4千万円と推計。生産ができない状態が続けば被害額はさらに膨らむ恐れもある。

 窯元は、既に陶器製作を再開。今月5日には共同窯に豪雨後初めての火入れをするなど、復興へ歩みだした。ただ、坂本理事長は「こんな状況で民陶祭ができるだろうか。開催については市の意見も聞き、結論を出したい」と慎重だ。

=2017/08/17付 西日本新聞朝刊=


両陛下、豪雨被災地訪問へ…10月下旬を検討
8/17(木) 9:23配信 読売新聞

 天皇、皇后両陛下が10月下旬、今年7月の九州北部豪雨の被災地をお見舞いするため、福岡、大分の両県を訪問される方向で宮内庁が検討していることが16日わかった。

 両陛下は10月28~30日、全国豊かな海づくり大会に出席するため、福岡県を訪問される予定になっている。この日程を1日前倒しした同月27日に同県朝倉市や大分県日田市に入り、被災者や救助活動に従事する関係者と面会される方向で検討が進められているという。

 両陛下は豪雨被害が発生した直後の7月7日、お見舞いの気持ちを福岡、大分の両県知事に河相周夫(ちかお)侍従長を通じて伝達された。同庁幹部によると、両陛下はその後も被災地を案じ、訪問したい気持ちを示されていたという。


両陛下、10月に豪雨被害の九州訪問へ 11月は口永良部島など離島へ
8/17(木) 8:05配信 産経新聞

 天皇、皇后両陛下が11月中旬にも、鹿児島県の屋久島や奄美群島の与論島、沖永良部島(おきのえらぶじま)を訪問される方向で調整が進められていることが16日、宮内庁関係者への取材で分かった。平成27年5月に爆発的な噴火が起きた口永良部島(くちのえらぶじま)を上空から視察するほか、被災者と面会される可能性もある。地域の伝統文化に触れられる機会も設ける予定。宮内庁は近く、同県や地元自治体と具体的な日程を詰めることにしている。

 一方、両陛下が九州北部豪雨で甚大な被害を受けた福岡、大分両県を見舞うため、10月下旬に両県を訪問されることも検討。同時期に福岡県で開かれる「全国豊かな海づくり大会」の行事に臨席するのに先立ち、被災地に入られる。

 両陛下は同大会のため10月28~30日に福岡県を訪問する予定を1日早め、同27日に豪雨被害で死傷者が出た同県朝倉市と大分県日田市を訪れ、被災者らをいたわられる。両陛下は発生当初から被害の拡大を憂慮し、早い段階に現地を見舞うことを望まれていた。

 ■ご慰問、強く望まれ

 天皇陛下が10~11月、皇后さまとともに九州の豪雨被災地や離島を相次いで訪問される計画が明らかになった。陛下は長年、自然災害の被災地見舞いに心を砕き、昨年8月のビデオメッセージでは離島に寄せる思いを吐露されている。譲位の時期を見据え、象徴天皇としての歩みを再確認される旅になりそうだ。

 「日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました」。陛下は昨年8月、譲位の意向を示したビデオメッセージでこう述べ、離島に寄せてきた強い思いを明かされている。

 宮内庁関係者は「光が当たりにくい離島にも地域の文化があり、それを大切にする人々の生活を知ることが象徴の務めだと考え、国内の隅々にまで気を配られてきた」と補足する。

 天皇、皇后両陛下は即位後15年で47都道府県全てを巡られた。その中には、地域医療を視察された長崎県の福江島などの離島も含まれる。今回、屋久島は45年ぶり、与論島、沖永良部島は初のご訪問となる。

 両陛下はまた、平成3年の雲仙普賢岳噴火(長崎県)を皮切りに自然災害の被災地に度々足を運び、不自由な避難生活を送る被災者らをねぎらわれてきた。23年の東日本大震災の被災地には、昨年まで6年連続で訪問されている。

 昨年4月の熊本地震の際は1カ月後に日帰りの強行日程でご慰問。九州北部豪雨の被災地も早期に見舞うことを望まれたが、「行方不明者の捜索が続くなどしており、予定があった福岡県訪問に合わせて調整してきた」(側近)という。

 宮内庁関係者は「譲位を前に、被災地訪問と未踏の地への訪問をかなえられる2つの旅。陛下もご自身の歩みに改めて向き合われるでしょう」と話した。


両陛下「10月豪雨被災地入り」で調整
8/16(水) 23:28配信 ホウドウキョク

天皇皇后両陛下が、九州北部の豪雨で大きな被害を受けた福岡県と大分県を、2017年10月に訪れ、被災者を見舞われる方向で調整が進んでいることがわかった。
両陛下は、7月に起きた九州北部豪雨の被災地の状況に心を痛め、現地の活動に支障のない、できるだけ早い時期に、被災者を見舞うことを希望されていた。
両陛下は、「全国豊かな海づくり大会」に出席するため、10月28日から3日間の日程で福岡県を訪れる予定だったが、関係者によると、1日早く現地入りして、被害が大きかった福岡・朝倉市と大分・日田市の被災者を見舞われる方向で、調整が進んでいるという。
また、11月には、両陛下の以前からの希望で、鹿児島県の屋久島や奄美群島の訪問も検討されているという。


両陛下、九州豪雨の被災地訪問へ=福岡、大分に10月―宮内庁
8/16(水) 19:40配信 時事通信

 天皇、皇后両陛下が10月、九州北部豪雨で大きな被害を受けた福岡、大分両県の被災地を訪問される方向で検討が進められていることが16日、宮内庁への取材で分かった。

 同庁によると、両陛下は豪雨による被害に心を痛め、適切な時期の被災地訪問を希望していた。当初は「第37回全国豊かな海づくり大会」出席のため10月28日に福岡県入りする計画だったが、現地入りを1日早め、同27日に福岡県朝倉市と大分県日田市を訪れる方向で検討が進んでいるという。

 現地では両県の知事から被災状況の説明を受けた後、被災者を見舞うほか、災害対応に尽力した警察や消防などの関係者もねぎらうことが想定されている。27日夜は北九州市のホテルに宿泊し、翌日以降は予定通り海づくり大会の式典や関連行事に出席し、30日に帰京する見通しという。


<両陛下>九州北部豪雨の被災地訪問へ 10月27日で検討
8/16(水) 19:37配信 毎日新聞

 天皇、皇后両陛下が九州北部豪雨の被災者を見舞われるため、10月27日に福岡県朝倉市と大分県日田市の訪問を宮内庁が検討していることが分かった。訪問は両陛下の強い希望という。

 両陛下は「全国豊かな海づくり大会」に出席するため、10月28~30日に福岡県を訪問することが以前から調整されていた。これに合わせて1日早く同県入りし、被災地を訪れることを検討している。

 また、両陛下は11月にも、鹿児島県の屋久島などを訪問することを同庁が検討している。屋久島では2015年5月に火山噴火があった口永良部(くちのえらぶ)島の住民との面会も調整している。【高島博之】


福岡県で局地的大雨 朝倉では復旧工事中の河川氾濫
8/16(水) 14:10配信 西日本新聞

306
赤谷川からあふれて住宅の敷地内に流れ込んだ水の排水作業をする住民=16日午前7時半すぎ、福岡県朝倉市杷木林田

 暖かく湿った空気の影響で、福岡県内は15日深夜から16日未明にかけて局地的な大雨に見舞われた。福岡市西区の小呂島(おろのしま)では16日午前2時50分までの1時間に85・5ミリの猛烈な雨が降り、観測史上最高(2014年以降)を記録。各地で公共交通機関に影響が出たほか、7月の九州豪雨で被害を受けた同県朝倉市では復旧工事中の河川が氾濫した。

 小呂島では同日午前3時半までの3時間雨量が175ミリに達した。福岡市によると、島内の民宿近くの道路で土砂流出が確認されたが、けが人はいないという。

 JR九州によると午前5時半ごろから同50分にかけ、同県嘉麻市などの3駅で雨量計が基準値を超え、後藤寺線、原田線、日田彦山線で、一部区間を走る代行バスも含めて上下計25本に運休や遅れが生じ、約900人に影響が出た。九州豪雨後から迂回(うかい)運行している朝倉市-同県東峰村間の西鉄路線バスも計2便が部分運休した。

=2017/08/16 西日本新聞=


<九州北部豪雨>赤谷川に砂防ダム新設 16日から工事
8/15(火) 18:32配信 毎日新聞

 国土交通省は15日、九州北部豪雨で氾濫した福岡県朝倉市の赤谷川流域に砂防ダムを新設すると発表した。赤谷川は県管理河川だが、上流に堆積(たいせき)している土砂や流木が流出することによる2次被害を防止するため、県の要請を受けて16日から工事に着手する。来年3月の完成を目指す。

 国交省によると、砂防法は、都道府県による工事が技術的に困難な場合などに国交省が直接施工できると定めている。砂防ダム新設は小川洋知事が10日に要請しており、国交省は赤谷川流域に砂防ダムの他、流木などを取り除く鉄製ワイヤネット4基などを設置する。事業費約28億円のうち3分の2を国が負担する。【蓬田正志】


<九州北部豪雨>復興後押し弁当 被災地の食材で
8/15(火) 18:25配信 毎日新聞

303
九州北部豪雨の被災地の食材を使った「元気だし!あさくら弁当」=福岡市博多区の福岡県庁で2017年8月7日、西嶋正法撮影

 九州北部豪雨の被災地の食材を使った弁当「元気だし!あさくら弁当」が福岡県筑前町の農産物直売所「ファーマーズマーケットみなみの里」で販売されている。

 復興の後押しになればと筑前町と同県朝倉市、東峰村の直売所が連携して開発。東峰村産のシイタケの肉詰め、朝倉市で取れたアユの甘露煮など9種類のおかずを詰めた。

 販売価格500円のうち150円は被災地への義援金に充てられる。みなみの里の担当者は「ワンコイン弁当で被災地を応援しませんか」とPRしている。31日まで。【西嶋正法】


九州豪雨 復旧拒む「厄介者」をキャンドルに 観光協会事務局長の挑戦
8/12(土) 13:20配信 西日本新聞

286
流木をウッドキャンドルにする作業を見守る里川径一さん(左)

 九州豪雨で被災した福岡県朝倉市のあさくら観光協会事務局長里川径一(みちひと)さん(41)が、集落に横たわる流木を使った「ウッドキャンドル」作りを始めた。復旧を阻む「厄介者」を片付けながら、地域の元気につなげようという試み。インターネットのクラウドファンディング(CF)で資金を募ったところ、多くの人が共感し、全国から善意が寄せられている。

【写真】朝倉の川を覆うおびただしい量の流木

自宅も住めなくなり 胸を痛めた大量の流木に着想
 ウッドキャンドルは野外活動で炭やまき代わりに使われる。長さ数十センチの丸太に深い切り込みを入れ、できた溝に着火剤などで点火。丸太が内部からゆっくりと燃え、上に鍋を置けば煮炊きができ、暖を取ることもできる。里川さんは豪雨が襲った7月5日、市中心部の観光協会事務所にいた。自宅がある同市黒川は大きな被害を受け、里川さん宅にも土砂が流入し、住めなくなった。後日、集落を見に行くと崩れた道路や橋、壊れた家々が目に飛び込んできた。中でも衝撃を受けたのが大量の流木。胸を痛めるうちに、ウッドキャンドルの着想を得た。

「地域のために自分たちができること」
 避難先の妻の実家で暮らす里川さん。「観光協会の事務局長ではなく、避難生活をする被災者個人」の活動として7月末、工具類の購入費などの資金を募るCFを始めた。支援金1万円でウッドキャンドルのほか地元産ナシ、市内の原鶴温泉の化粧水などから選べる返礼品を用意。既に目標の50万円の3倍に当たる150万円超が届いたという。

 里川さんと友人たちは住民の協力も得て、まず約50本の流木を集め、8月9日から知人の工務店でウッドキャンドル作りに取り掛かった。販路の開拓などは手探りだが、利益が出れば地元に還元するつもりだ。

 里川さんは「被災した人に製作を頼んで生活費の一部にしてもらうとか、子ども向け木工教室を開くとか、いろいろなアイデアがある。地域のために自分たちができることとして活動を続けていきたい」と話す。

 資金募集のアドレスはhttps://readyfor.jp/projects/asakurawoodcandle

=2017/08/12付 西日本新聞朝刊=


「このくらいの雨なら大丈夫」避難渋る高齢者救う共助 九州豪雨
8/10(木) 10:40配信 西日本新聞

 福岡県東峰村の室井保子さん(86)は村役場から徒歩5分ほどの自宅に1人暮らし。あの日、猛烈に降り続いた雨は午後2時すぎ、小康状態になった。そこに民生委員を務める近所の男性が訪れる。

 男性は「おばちゃん逃げないけんよ」とせかした。ミシンで縫い物をしていた室井さんは「行かなくちゃいけませんかねえ」と渋った。それでも「高齢の1人暮らしだから」と強く説得され、自宅を後にした。

 2日後の7月7日。避難所から歩いて帰った室井さんは自宅周辺の光景に目を疑った。路肩は崩れ、そばのJR大行司駅は駅舎に土砂が流れ込み、ぺしゃんこに。「あの時、避難しなかったら…」。恐ろしさがこみ上げてきた。

 「このくらいの雨なら大丈夫」「もう年だし」「避難所では眠れん」-。危険が迫っても避難しようとしない人の存在は、災害のたびに指摘されてきた。

 今回の犠牲者にも、逃げるよう促されたが動かず、自宅とともに土砂にのみ込まれた人がいる。結果的に助けられず、痛恨の思いを抱える人も少なくない。

「周囲の声掛け」有効
 「人には物事をいいように解釈する性質がある。人間ドックで引っ掛かっても再検査しない人が多いのと同じです」。地域防災に詳しい滝本浩一・山口大大学院准教授はこう指摘する。人が危険を認めようとしないのは、精神の安定を保つため。心理学で「正常化の偏見」と呼ばれる。

 この克服には「周囲の声掛け」が有効だ。「人間ドックの再検査も家族や周囲に説得されると行く。防災も共助が自助を促す」と滝本准教授は説く。

 東峰村の室井さんを救ったのも「共助」だった。村は一昨年、避難が困難な要援護者をリストアップし、一緒に逃げる人を決めていた。男性が室井さん宅を訪ねたのもそのためだった。

地域防災力の維持は「風化」との闘い
 実践例はほかにもある。氾濫した花月川沿いの大分県日田市吹上町は、定年退職者や個人事業主などを支援員とし、高齢者や障害者などに割り振っていた。今回、約60人の要援護者全員を避難させ、人的被害を出さなかった。

 同県中津市耶馬渓町の宮園集落では、自治委員らが低地や水路近くに暮らす人から順に連絡し、公民館長が車で高齢者を移送した。いずれも2012年の九州北部豪雨を教訓に、きめ細かな備えをしていた。

 ただ、地域防災力の維持は「風化」との闘いだ。

 14年に77人の犠牲者を出した広島土砂災害。広島市の八木ケ丘町は災害後、集会所に設置した雨量計の数値に基づき、避難を促す仕組みを整えた。だが避難者は徐々に減り、最近は3人のことも。町内会の宮上清澄会長は言う。「人は数年で忘れるし、慣れる」

 「異次元豪雨」から1カ月がたち、九州は本格的な台風シーズンを迎えた。個人の弱さを克服し、自分たちの命を守るため、地域ぐるみで手だてを講じる時だ。


仮設住宅、全希望世帯が入居へ 九州豪雨被災の福岡県朝倉市
8/10(木) 9:42配信 西日本新聞

284
杷木小の運動場で建設が進む仮設住宅

 福岡県朝倉市の3カ所に県が建設する九州豪雨被災者の仮設住宅のうち、杷木小運動場の52戸の抽選会が9日、市役所であった。建設が先行する40戸に当たった人は19日から入居できる。1カ月を超す避難生活を終える見通しが立った被災者は、ほっとした表情を見せた。

 19日から新しい暮らしを始められることになった杷木林田の男性(65)は「仮設住宅を拠点に生活再建を前に進めたい」と喜んだ。杷木寒水(そうず)の60代男性は、入居が遅れる人を気遣って「杷木は人の結びつきが強い土地なので、互いに協力していきたい」と話した。

 朝倉市に建設される仮設住宅は83戸(8日現在)で、3世帯が辞退した。希望世帯は全て入居できる。市によると、43戸は9月中をめどに入居できるという。杷木小以外の2カ所は、それぞれ同時期に完成する予定なので抽選をしない。

 東峰村では、旧宝珠山小運動場に県が22戸の仮設住宅を建て、希望する全世帯が入居する。このうち17戸は19日から入居できる見通し。

=2017/08/10付 西日本新聞朝刊=


<九州北部豪雨>農業施設修繕費の8割補助 福岡県
8/9(水) 12:46配信 毎日新聞

 福岡県の小川洋知事は9日、九州北部豪雨で被災した農林漁業者への支援策を発表した。ビニールハウスなどの農業施設修繕費の8割を補助し、農業用機械の購入や修理、養殖施設の修復費などの半額を県などが負担する。総額は120億円程度になる見通しで、9月議会に提案する補正予算案に盛り込む方針。

 他にも、被災した果樹の移植▽野菜、花卉(かき)の苗の購入▽土壌改良▽流出した牧草やわらに代わる飼料の購入▽農地の復旧--などの費用の半額を補助する。林業支援で作業道の復旧費の一部を補助し、スイゼンジノリの培養やふ化直前のアユの卵の放流も実施する。

 農林漁業者が経営再建のために運転資金を確保したり、施設や機械を購入したりするために農協などから融資を受けた際、県や市町村が利子を5~7年間負担する。

 豪雨による県内の農林水産業の被害額は287億円(7月23日時点)。このうち農業153億円、林業133億円で、さらに増える見通しだ。小川知事は「農林漁業者に一日も早く事業再開の意欲を持ってもらえるよう、農林水産業をしっかり支え、復旧させていきたい」と話した。【西嶋正法、合田月美】


「塊が池から襲ってきた」異様な光景 流木『凶器』防ぐ決め手なく 九州豪雨
8/9(水) 10:13配信 西日本新聞

283
無数の流木と土砂に襲われた集落。復旧はなかなか進まない=7月27日、福岡県朝倉市杷木寒水

 「異次元豪雨」は流木がその被害を拡大させた。推計総量21万立方メートル。福岡ヤフオクドーム(福岡市)のグラウンドに敷き詰めれば18メートルもの高さになる大量の樹木が斜面ごと崩れ、土砂とともに流れ下った。

 福岡県朝倉市杷木寒水(そうず)。7月5日夜、寒水川近くの女性は窓越しに、橋に流木が積み上がっている異様な光景を目にした。別の男性は「流木は複数の橋で建物の1階くらいの高さになっていた」という。

 せき止められた川は一気にあふれ、流木は「凶器」と化して集落を襲った。

 夫と自宅の庭に出ていた塚本潔子さん(69)は突然の濁流にのまれた。とっさに庭木にしがみついたが、夫は流された。救助された潔子さんは自宅脇の小屋に避難した。

 翌朝。長さ10メートルもの流木が何本も小屋の土台ブロックを突き破っていた。「思い出すのも恐ろしい。夫が助かったのがせめてもの救い」と振り返る。

ダムの限界超えた異常な雨量
被災地には、濁流で樹皮と枝がそぎ落とされ丸太のようになった流木が今も横たわる。ほとんどはスギなどの人工林だ。

 大分県日田市森林組合は市内約30カ所の土砂崩れ現場を調べた。倒木は6割が推定樹齢40年以上。被害箇所の3割は最近5年以内に間伐もされ、保水力は高かったという。

 同組合参事の和田正明さん(57)は豪雨の翌日、現地で大量に立ち上る白い蒸気を目撃した。「雨はしっかりと吸収されていた。緑のダムの限界をはるかに超えた異常な雨量だった」とみる。だとすれば-。

 国策で進められた植林により、人工林に覆われた急斜面は日本中にある。流木被害はどこで起きてもおかしくない。

「民家は一瞬で跡形もなくなった」
 治山・治水対策で被害を防ぐことはできないのか。

 朝倉市の寺内ダムは今回、流木1万立方メートルを食い止める機能を果たした。ただ、水資源機構の担当者は「流木がさらに多ければ放流口に引っかり、放流に影響を及ぼす恐れもあった」と明かす。

 水をため込んで下流域を守るダムは同時に、巨大なリスクもため込む。もし決壊すれは、膨大なダム湖の水が大洪水を引き起こす。

 それを想起させたのが、流量に耐えきれず決壊した同市山田の「山の神ため池」。そばに住む久保山正清さん(60)は「流木の塊が池から襲ってきた。民家は一瞬で跡形もなくなったらしい」。集落では3人が犠牲になった。

 砂防ダムが流木を防いだケースも一部にあった。だが福岡県内の整備率は4月現在で18%にとどまる。整備費は1カ所当たり2億~5億円で、県砂防課は「全集落を守るには100年以上かかるかもしれない」。

 九州大の小松利光名誉教授(防災工学)は「今回の豪雨は流木の脅威を見せつけた。これを防ぐのは困難だということを前提に、避難のあり方などソフト面の減災に防災施策の重点を移すべきだ」と訴える。


九州北部・秋田豪雨を激甚災害指定に決定
8/8(火) 16:08配信 ホウドウキョク

281
(写真:ホウドウキョク)

九州地方と秋田県を襲った豪雨災害について、政府は8日の閣議で、激甚災害への指定を決定し、災害復旧に必要な自治体の費用を、国が支援することになった。
菅官房長官は、「九州北部豪雨、秋田県の豪雨、この夏の梅雨前線などによる災害の激甚災害の指定を受けて、被災地においては、財政面の不安なく、災害復旧に取り組んでいただきたい」と述べた。
菅官房長官は、会見で「1日も早い復旧を目指せるように、政府として万全を期したい」と述べた。
政府は、8月2日に全国的に梅雨明けしたことから、激甚災害指定の作業を進めてきた。
激甚災害指定が決定したことで、災害の復旧事業に対する国庫補助率が、最大で9割程度まで引き上げられる。


豪雨被災企業の金利引き下げ=中小企業庁が支援拡充
8/8(火) 12:19配信 時事通信

 中小企業庁は8日、九州北部の豪雨で被災した中小企業への支援策を拡充すると発表した。

 政府による激甚災害指定を受けた福岡県の朝倉市と東峰村の被災企業を対象に、日本政策金融公庫と商工中金が実施している災害復旧貸し付けの金利を引き下げるほか、信用保証枠も拡充する。

 さらに周辺の福岡県添田町と大分県日田市を対象に、被災した企業の販路開拓資金や商店街の復旧資金の一部を補助する。


九州豪雨を激甚災害指定 閣議決定
8/8(火) 12:13配信 西日本新聞

280
福岡県朝倉市の寺内ダムへと注ぐ川には今もなお、おびただしい量の流木が残る=4日(本社ヘリから)

 政府は8日、九州豪雨を含む6~7月の豪雨災害を一括して激甚災害に指定することを閣議決定した。道路などのインフラ被害では、福岡県朝倉市、東峰村、添田町、大分県日田市の4市町村が、中小企業支援では朝倉市、東峰村がそれぞれ「局地激甚災害」に指定された。農地などの農業復旧事業は、地域を限定せず支援する。

 激甚災害の支援対象は、公共土木施設や農地、中小企業者などで、復旧事業の国庫補助率を1~2割かさ上げしたり、融資条件を緩和して企業が再建資金を借りやすくしたりする。今回は6月7日~7月27日の梅雨前線や台風3号による豪雨を一連の災害と捉え、被害額を算定した。

 内閣府によると、3日時点の集計で、道路などのインフラ被害の復旧見込み額は、朝倉市132億2千万円、東峰村20億円、添田町7億8千万円、大分県日田市58億4千万円。中企業被害額は、朝倉市93億円、東峰村10億9千万円だった。

 農業被害の復旧事業の見込み額は、全国で約207億7千万円。内訳は、福岡県約119億円、大分県約25億円など。

=2017/08/08 西日本新聞=


名物「鵜飼い」今年は断念 毎年3千人の観光客 豪雨で被災の福岡県朝倉市
8/8(火) 11:59配信 西日本新聞

 九州豪雨の影響で中断していた福岡県朝倉市の原鶴温泉名物「鵜(う)飼い」について、鵜匠、屋形船運航業者、原鶴温泉旅館協同組合が7日、会合を開き、今年の再開を断念すると決めた。筑後川の濁りが続き、土砂が流れ込んで屋形船を川に下ろせないため。今後、温泉街などの催しで簡易プールを使った鵜飼いショーを予定しており、来年の再開に向けてPRしていく。

 鵜飼いは江戸時代から続く筑後川の伝統漁法。原鶴温泉では夏の風物詩として毎年約3千人の観光客を集める。今年は筑後川水系のアユ漁が解禁された5月20日に始まり、9月末まで続く予定だったが、豪雨で屋形船の一部が流され、船着き場にも土砂がたまって運航できなくなっていた。

 7日の会合では、筑後川が元の流れに戻る時期が見通せないため、今年の再開を諦めた。今後、川の状況改善、鵜匠や船頭、屋形船への支援を国、県、市に要望していく一方、各旅館は通常通りに営業しており、鵜飼いショーを通じて「元気な原鶴温泉」をアピールすることも確認した。

 井上善博組合長は「残念だが、安全第一。来年は必ず再開させたい」と話した。

=2017/08/08付 西日本新聞朝刊=


「力になりたい」豪雨で被災 伝統の小石原焼、コンビニで代理販売 福岡県久留米市
8/8(火) 11:12配信 西日本新聞

279
店内で小石原焼の作品を販売している久保田そよ子さん

 福岡県久留米市大善寺町宮本のコンビニ「Yショップ大善寺店」の店主久保田そよ子さん(67)が、九州豪雨で被害を受けた東峰村の伝統工芸「小石原焼」を店内で販売している。そばには村の観光マップや被災状況を伝える写真を置いており、久保田さんは「微力でも東峰村を応援することができれば」と話している。

 伝統技法「飛びかんな」の文様が施された湯飲み、小鉢、茶わん……。約100点の陶器類は、久保田さんと20年来の交流がある東峰村の「上鶴窯」の窯元和田守夫さん(63)が手掛けた。豪雨で和田さんの窯は無事だったが、近くの道路が寸断され、客足が遠のいた。

 「素晴らしい作品ばかり。店で売りましょうか」と提案した久保田さん。2日、大分県日田市の夜明ダムを経由し、2時間半かけて窯にたどり着いた。道中は車が泥に埋もれ、流木が散乱していた。「自然豊かな東峰村に人が戻ってくるよう、力になりたい」との思いを強くした。

 売り上げの全額を和田さんに贈るほか、被災地支援の募金箱も置いた。

=2017/08/08付 西日本新聞朝刊=


九州北部豪雨を激甚指定=補助率かさ上げ―政府
8/8(火) 10:53配信 時事通信

 政府は8日の閣議で、福岡、大分両県など九州北部を中心に大きな被害をもたらした梅雨前線などによる豪雨被害について、激甚災害の指定を決めた。

 指定対象とするのは6月7日~7月27日までの梅雨前線や台風3号による被害。農地の被害は被災地域を限定せず、全国を指定対象とした。

 また、福岡県朝倉市、東峰村、添田町、大分県日田市を市町村単位の「局地激甚災害」に指定。道路や橋など公共土木施設の復旧事業を支援する。朝倉市と東峰村については事業再建を目指す中小企業に対し、融資保証枠の拡充なども行う。

 激甚災害に指定されると、被災自治体が実施する公共施設や農地などへの災害復旧事業への国庫補助率が1~2割程度かさ上げされる。


「まだしてなかったの?」九州北部豪雨でネットに書き込み 安倍政権の激甚災害指定は遅かったのか
8/8(火) 10:39配信 産経新聞

278
子供たちは警察官に抱きかかえられながらパトカーの待つ安全な場所に向かった=7月6日午後、福岡県朝倉市(恵守乾撮影)(写真:産経新聞)

 福岡、大分両県に甚大な被害をもたらした7月の九州北部豪雨。政府は発災から1カ月以上たった8月8日の閣議で激甚災害に指定する。しかし、政府は発災から約2週間後の7月21日、福岡県朝倉市と東峰村、添田町、大分県日田市の4市町村について激甚災害指定する見通しを示していた。指定が正式に決まる閣議決定の前に見通しを示すのは異例の対応だったが、インターネット上では「まだ指定していなかったの?」「対応が遅いのでは」といった批判も相次いで書き込まれた。果たして、安倍晋三政権の災害対応は遅かったのか-。

 「被害額が基準を満たしたものについて速やかに指定見通しを公表した。運用上可能な限り、公表が早くできるような体制を作った」。松本純防災担当相(当時)は7月21日の記者会見で、指定見通しの公表に至った経緯をこう説明した。

 災害発生1週間後の同月12日には、外遊を切り上げて帰国した安倍首相が大分、福岡両県の被災現場を視察した。首相は土石流や流木などによる大きな被害を目の当たりにし、激甚災害の指定について「一刻も早く行いたい。国、自治体が一緒になって最短で作業を進めていく」と表明した。異例の指定見通しの公表は、この首相の表明を踏まえてのものだ。

 激甚災害に指定された場合、被災自治体は公共土木施設の災害復旧費用の国庫補助率が引き上げられるほか、農地や公立社会教育施設、私立学校施設の復旧でも国から財政的な支援を受けることができるようになる。今回の九州北部豪雨でも政府は指定後に橋や道路、農業施設などの復旧事業に対する国の補助率を通常より1~2割程度引き上げ、被災自治体を財政面で支援する。

 災害発生から今回の見通しの表明までに約2週間を要した。その間、被災地の過酷な現状が連日報道されており、ネット上の「対応が遅い」といった批判にもつながった。ただ、過去の豪雨災害のケースと比較すると、今回の対応が遅かったというわけではない。

 平成26年7月9、10日に長野県南木曽町や宮崎県椎葉村を襲った台風8号と梅雨前線による暴風雨・豪雨の被害では、約1カ月後の同8月15日に激甚災害指定が閣議決定され、農地などの災害復旧事業を補助する特別措置が適用された。27年8月24~26日の台風15号でも、被害の大きかった三重県大台町と紀北町の指定の閣議決定は約1カ月後の同9月25日だった。

 こうした災害で指定に時間がかかる理由の一つは被災した自治体側が被害の状況を把握し、復旧費用を算出して国に報告することが求められていることが挙げられる。災害からの復旧にかかる費用が、指定の基準を満たしているかを確認するためだ。

 また、梅雨の期間の豪雨災害では、被害が全国各地に広がる可能性がある。そのため、豪雨災害の被災自治体を激甚災害指定する場合は各地の梅雨明けを待ち、被害状況が確定した後に指定されていた。

 今回の九州北部豪雨では各被災自治体から早期指定を求める要望が相次いだ。そのため、現地に入った国土交通省の緊急災害対策派遣隊「TEC-FORCE(テックフォース)」が防災ヘリコプターからの航空写真やドローンを活用し、農地に堆積している土砂を推計。被災自治体が被害状況をいち早く把握できるように支援し、被災自治体の復旧費用の調査を簡素化した。さらに梅雨明けを待たずに、基準に達したことが判明した地域から指定見通しを公表することとした。

 日田市の担当者は「被害額の算定やテックフォースによる支援など、弾力的な運用をしてもらえた。(指定見通しを受けて)市としても財政面の不安なく、どんどん復旧事業を進められるし、住民にも『国が支援してくれる』という心強いメッセージになる」と国の対応を評価する。激甚災害の早期指定をめぐっては法改正を求める声も上がっているが、内閣府の担当者は「激甚災害の早期指定の必要性は認識しており、不断の検討を行っている。現段階では運用方法を改善するなどして早期指定を実現していきたい」としている。

 毎年のように各地で相次ぐ豪雨被害。同じ地域で、間を置かず次の災害が発生するケースも想定される。被災自治体が財政面での不安なく復旧復興に取り組み、同じ被害を繰り返さないよう素早く備えるためにも、今後も国の迅速な対応と継続的な支援が必要だ。(政治部 大島悠亮)


「どうしようもなかった」孤立集落の同時多発に対応できず 役場も孤立 九州豪雨
8/8(火) 10:19配信 西日本新聞

277
九州豪雨で孤立した小鹿田集落で、河川の水があふれた高さを示す住民の男性=7月28日、大分県日田市
 九州北部を襲った豪雨は道路を寸断し、福岡、大分両県で数十カ所が孤立した。豪雨災害で、これだけの規模で同時多発的に孤立が起きたことはほとんどなかった。

 大分県日田市の小鹿田(おんた)集落は1週間孤立した。

 「田舎だから米や野菜はある。一番困ったのは水」。地元自治会長の坂本均さん(63)が振り返る。15世帯約30人が残された集落では、井戸水をくむ各家庭の電動ポンプが停電で動かなくなった。

 風呂などにためていた水は調理や飲料で減った。集落では発電機で水をくみ上げたが、その燃料もわずか。極力水を使わないよう、坂本さんは米をとがず、ガスの火で炊いて食べた。「ぬか臭いけど仕方なか」。電気復旧までの3日間、庭の池の水で食器を洗い、風呂も洗濯も我慢した。

 孤立した福岡県東峰村の岩屋地区では、岩屋公園管理棟に二十数人が身を寄せた。周囲を流れるのは茶色く濁った水。近くの湧き水で住民は救われた。ホースで引いて飲用にし、食材を持ち寄ったり防護ネットでシカを捕まえたりして、道路が通じるまでの3日間をしのいだ。

村全体の孤立解消まで5日かかった
 特に孤立集落が多かったのは、山の上にある東峰村だった。5地区で最大252世帯706人が身動きがとれなくなった。

 役場は孤立集落の同時多発に対応できなかった。7月5日の夕方から電気も電話も止まり、夜には携帯電話も不通に。職員は約50人。濁流のため庁外に出られず、役場そのものが孤立した。孤立集落がどれだけあるのか、到底把握できない。村職員は「どうしようもなかった」と振り返った。

 雨が落ち着いても二次災害の恐れがあり、職員は容易に孤立集落へ近づけなかった。6日から入った自衛隊などによって徐々に道は開けたが、村全体の孤立解消まで5日かかった。

住民の「自助」が不可欠
 東峰村の山あいにある福井地区と村の中心部を結ぶ道は豪雨による土砂崩れで一時、通行禁止となった。車1台がようやく通れるようになった道は赤茶けた土砂にまみれ、流木や石が散乱する。道路沿いには、スギが傾いた急斜面が迫る。

 復旧した道はまだ危険で、豪雨に耐えた道路も周囲の地盤が緩んでいる。村のハザードマップでは、多くの道路の脇が「土砂災害警戒区域」の黄色に染まっており、その周辺にはさらに危険な赤の区域が点在する。谷あいの道路はおろか、山側の迂回路(うかいろ)まで寸断されて孤立を経験した住民らは、再びの豪雨や台風におびえる。

 対策はあるのか。東峰村のある職員は率直に言う。「災害を防ごうと山を切り開こうにも、財源に乏しい。現時点では、災害が起きそうな場合、3日分ぐらいの食料を自分で準備し、早めに避難所に来てもらうしかない」。避難所に食料などを備蓄する「公助」に加え、住民の「自助」が不可欠だと強く訴えた。


<台風5号>九州上陸免れ、豪雨被災地の避難勧告も解除
8/7(月) 20:00配信 毎日新聞

 台風5号が予想よりも進路を東側にとったことで、九州上陸は免れた。九州北部豪雨で被害が大きかった福岡県朝倉市、東峰村と大分県日田市では一時、計6139世帯1万6088人に避難指示が出たが7日朝に解除された。朝倉市では豪雨から続いていた避難勧告もすべて解除され、被災者らは胸をなで下ろした。

 朝倉市黒川の農家、原田郁馬さん(48)は「自宅の片付けもそのままにして、梨の収穫を続けている。台風の被害がでなくてよかった」と語った。また、約1週間前に避難先から自宅に戻ったという同市黒川の理容業、林紀子さん(75)は「前日から一時電気が止まって携帯電話の電波も入らず、暑くて大変だった。これから台風の時期なので今後も心配だ」と話した。

 朝倉市にはなお5人の行方不明者がおり、中断した県警などによる捜索活動は8日に再開する予定。一方、市の災害ボランティアセンターは受け入れ準備が間に合わないため8日まで休止する。9日以降の再開は天候の状況などをみて決める。【佐野格、遠山和宏】


九州北部豪雨1カ月 激しい雨1000ミリ、流木20万トン、崩れ落ちた山300カ所 注目は「谷底平野」
8/7(月) 15:39配信 産経新聞

275
豪雨で押し寄せた流木を撤去する自衛隊員ら=7月6日午後、福岡県添田町(松本健吾撮影)(写真:産経新聞)

 8月5日で発生から1カ月となった九州北部豪雨では、福岡県朝倉市で全国的に近年でも例がない24時間1000ミリもの雨が降っていたことが気象庁のレーダー解析で判明した。その後の各機関の調査で300カ所以上で山が崩れ、流木量約20万トンと推計されるなど被害の全容が徐々に明らかになってきた。本来は命名の基準には満たないが、「雨の降り方が特徴的で顕著な被害が出た」として、気象庁はこの豪雨を「平成29年九州北部豪雨」と名付けた。“規格外”の雨量に苦慮した形だ。ただ、同様の災害は過去にも例があり、これらに共通する「谷底平野」という地形に注目する声も上がる。

■解析雨量1000ミリの恐怖

 共同通信の報道によると、気象庁が朝倉市に最初の「記録的短時間大雨情報」を出した1分後の7月5日午後1時29分、朝倉市内の事務所で仕事中の建設業、田中耕起さん(53)の携帯電話が鳴った。

 電話の相手は、北に2キロ離れた同市杷木松末の自宅にいた妻の加奈恵さん(63)で、「車が流れた。近くの橋も道路もない」と切迫した声が耳に飛び込んだ。

 「川が決壊して庭が流れた」「流木が押し寄せている」。通話のたびに状況は悪化。最後の着信は同日午後6時24分、加奈恵さんが何か言おうとするが、震えて言葉にならない。田中さんは振り返る。「あの時、もう家が流され始めたんだ」

 午後1時過ぎから強まった雨脚は一気に猛烈な雨となり、午後4時にはピークを迎えた。気象庁の朝倉市の観測点では5日の24時間雨量は516ミリ。降り始めから13時間で平年の7月の1カ月分(354・1ミリ)をはるかに上回った。

 だが、その後の気象庁のレーダー解析で、同市で降った雨は24時間で最大1000ミリまで及んでいたことが判明。隣接する東峰村や大分県日田市では24時間最大600ミリと解析された。

 尋常でない雨量が狭い範囲に集中し、林野庁の調査では福岡、大分両県の上空から300カ所以上で山が崩れているのを確認。同支所の担当者は「谷という谷が全て崩れ、土色の山肌をさらしていた」と振り返る。福岡県の推計では約20万トンの流木が発生した。

■狭い範囲に集中

 ただ、死者30人以上の被害が出ながら気象庁が今回の災害を「平成29年7月九州北部豪雨」と命名したのは発生2週間後。「基準に達していればすぐに命名した」(同庁)という。

 気象庁が気象災害に命名する際の基準は「損壊家屋1千棟以上、浸水1万棟以上」という建物被害の目安がある。ただ、今回は被害範囲が限定的で建物軒数が損壊約750棟、浸水約1800棟と基準に至っていなかった。

 気象庁は基準ができた平成16年以降、初めて基準未満の災害に命名することにした。職員は「雨の降り方が特徴的で被害が顕著だった」と命名理由を明かす

■予想できた場所では?

 想定外の雨量が集中した今回の豪雨。どうすれば身を守れるのか。現地調査した静岡大防災総合センターの牛山素行(もとゆき)教授(災害情報学)は「谷底平野」という地形に注目する。

 谷底平野とは、川の上流から中流にかけ、両岸に土砂が堆積してできる平坦(へいたん)な低地で氾濫の際に浸水する。牛山教授が朝倉市の赤谷川流域を調べたところ、洪水による家屋損壊42軒が全て谷底平野だったという。

 同様の地形での被災は23年の紀伊半島豪雨、昨年の岩手県岩泉町を襲った台風10号など前例がある。牛山教授は「雨量は予測不能でも、予想も付かない場所で家が流されたのではない。判断の遅れが生死を分けたのだろうが、地形的特徴を事前に知っておくことも重要だ」と指摘した。


台風一過、青空に安堵 豪雨被災地の避難指示・勧告全て解除 復旧作業再開
8/7(月) 11:53配信 西日本新聞

 九州豪雨で被災した福岡県の朝倉市と東峰村、大分県日田市は7日朝、台風5号による二次被害を警戒して6日に出していた避難指示・勧告を全て解除した。3市村とも台風による目立った被害は確認されておらず、台風一過の青空の下、被災者は生活と郷土の復旧・復興に向けた作業を再開した。

 東峰村は午前6時に避難指示・勧告を解除。前夜から続いていた国道211号と県道52号線の全面通行止めも解除した。

 日田市も同6時40分、小野など3地区に出していた避難指示を避難準備情報に変更。市内37カ所にあった指定避難所は、3地区の7カ所を残して閉鎖した。

 朝倉市では杷木地区で同5時半ごろに小雨が降った程度で、夜明けとともに晴れ間が広がった。市は同7時に避難指示を解除するなどし、避難所12カ所のうち6カ所を閉じた。

 同市杷木寒水の柿農家の梶原将嗣さん(75)は朝から、1カ月前の豪雨で床下にたまった泥をかく作業を再開した。前夜は避難所でテレビの気象情報を見守り、台風の進路を気にしながら過ごした。「一時はどうなるかと思ったけど一安心。収穫前の柿に被害もなくてよかった。へこたれてる場合じゃない。少しでも早く家を元通りにしたい」とタオルで額の汗を拭った。

=2017/08/07 西日本新聞=


川覆う流木20万トン 手つかずの傷痕痛々しく 九州豪雨1カ月 朝倉市山間部
8/7(月) 11:40配信 西日本新聞

274
寺内ダムへと注ぐ川には今もなお、おびただしい量の流木が残る=4日(本社ヘリから)

 ダムに注ぐ川を、おびただしい流木が埋め尽くしていた。九州豪雨から1カ月がたっても手つかずの傷痕が痛々しかった。

 4日、福岡県朝倉市の上空を本社ヘリで飛んだ。筑後川水系にある寺内ダム一帯では、大量の流木に目を奪われた。県の推計では被災地全域で少なくとも20万トン。処理が本格化するのはこれからだ。

 同市杷木志波の道目木(どうめき)集落では、川は流れを変え、道は消えていた。同県東峰村の奥地にも、災害の爪痕は生々しい。ただ、細い道が整備され、重機が見えた。がれき撤去は緒に就いたばかりだろうが、それでも、復興への一歩に違いない。

=2017/08/06付 西日本新聞朝刊=

2017年8月 3日 (木)

九州北部で猛烈な雨・18

九州北部では5日午後、活発な梅雨前線の影響で局地的に猛烈な雨が降った。

福岡、大分、佐賀各県では線状の降水帯がほぼ東西に停滞。気象庁は記録的短時間大雨情報を相次いで発表し、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。

午後1時40分までの1時間には福岡県の朝倉市付近や大刀洗町付近で120ミリ以上の雨が降ったとみられる。午後3時までの1時間には朝倉市や小郡市、筑前町の付近で120ミリ以上、大分県日田市の一部で約110ミリ、午後3時40分までの1時間には佐賀県鳥栖市付近で120ミリ以上の雨が降ったと推定される。

福岡県の朝倉市や筑前町などと大分県の中津市や日田市など、佐賀県基山町、熊本県産山村には土砂災害警戒情報が出された。

福岡県や県警などによると、有明海沿岸で見つかった女性2人を含む男女3人の死亡者の身元が17日、新たに判明し、福岡、大分両県の死者は計35人となった。両県では警察や自衛隊が行方不明者7人の捜索を続けている。

以上、時事通信の報道による。

12番目の記事
13番目の記事
14番目の記事
15番目の記事
16番目の記事
17番目の記事

リンク:「こんなこと異例だ」届かなかった避難指示 飛び交う怒号 情報伝達に大きな課題 九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「また避難」台風で151人、疲労の色濃く 豪雨被災地の大分県日田市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「まだ増える」家屋被害数1196件 九州豪雨1ヵ月、全容見えず 福岡県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:水田復活へばく大費用/九州豪雨1カ月リポ(下) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:全域に避難指示と勧告=台風5号警戒で―朝倉市と東峰村 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨1カ月>被災各地で追悼 献花台に手合わせ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風接近 豪雨被害の住民から不安の声 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風5号>九州豪雨の被災地も緊張 避難所新たに開設へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨の被災地、募る台風への不安=二次災害警戒し備え―福岡・大分 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部豪雨から5日で1カ月 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:豪雨被災の記録SNSで=福岡県東峰村の地元局男性―「今撮るべきものを」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「もう死ぬる」濁流津波のよう 脱出、救出…紙一重【九州豪雨1ヵ月】 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:犠牲者悼み被災地で黙とう=九州北部豪雨から1カ月―福岡・朝倉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨1カ月>各地で追悼 なお不明者の捜索続く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:妻待つ夫の後悔と決意/九州豪雨1カ月リポ(上) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「この土地を離れない」=九州北部豪雨で40年連れ添った夫亡くす―福岡・朝倉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>被災事業所310超 朝倉など4商工団体まとめ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>集落守った独自放送 判断基準は「岩」 大分 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>車内に泥水浸入・道路冠水 西鉄バス運転手機転 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>犠牲者河川沿い集中 土砂や流木で被害拡大 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:スターフライヤー、九州北部豪雨で546万円寄付 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:猛暑の被災地、捜索続く=台風接近に不安も―福岡県朝倉市・九州北部豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:流木処理18年度末に完了=20.5万トン、燃料などに―福岡県・九州北部豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨 8日に激甚災害決定へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風5号「早めに安全確保を」=豪雨・地震被災地は特に警戒―気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被害額288億円、遠い再生=農林水産業、離農加速も―福岡・九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:小鹿田焼の里、復旧へ一歩=被災窯元に全国から支援―大分・日田 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:生活再建、道のり長く=避難なお500人超―台風災害警戒・九州豪雨、5日で1カ月 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:豪雨被害、8日に激甚指定=政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>久しぶりの友に笑顔 被災小学生が夏休み登校 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新仮設道路が6日開通 対面通行可能に、全長300メートル 大分県日田市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「食いぶちもどうなるか…」見えぬ生活再建 豪雨避難者550人「涙も出ない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「何とかそれてほしい」被災住民祈る 不気味な動きの台風 重機7倍、復旧急ぐ 福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>発生から1カ月 避難生活1200人以上 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

「こんなこと異例だ」届かなかった避難指示 飛び交う怒号 情報伝達に大きな課題 九州豪雨
8/7(月) 10:37配信 西日本新聞

 福岡県朝倉市役所別館に7月5日に設置された災害対策本部。雨漏りのために床は水浸しで、多くの職員ははだしで室内を動き回った。「避難指示を出すぞ」「避難所は準備できているのか」。市幹部の怒号が飛び交った。

 雨の勢いは市の対応速度を上回っていた。市は地区ごとに順次避難指示を出し、午後7時10分、全域に拡大。朝倉市甘木の安部千富さん(41)の自宅はその約4時間前、水路からあふれた水に囲まれていた。自宅は周囲より土地がやや低く、玄関の扉は水圧で開かなかった。119番しても「救助要請が多くて行けません。自力で避難を」。自宅に閉じ込められたまま一夜を過ごした。安部さんのような家は少なくなかった。

 市は気象情報や住民の通報などから「総合的に判断」し、避難指示を出したという。だが、根拠の一つ、気象情報を出す気象台そのものが戸惑っていた。

正確な予測難しく
 福岡管区気象台は、猛烈な雨が降ったとして、午後1時28分から断続的に「記録的短時間大雨情報」を発表し、災害への警戒を呼び掛けた。横光雅種主任予報官らはこのころから、数十年に1度の雨として「特別警戒警報」を出すことも念頭に置いていた。

 朝倉市周辺の上空では積乱雲が次々と発生し、帯状に連なる「線状降水帯」ができていた。線状降水帯によってどれだけ大雨が続くのか、今の技術では正確な予測は難しく、この時の判断は「線状降水帯は3時間もすれば消滅するか、移動するだろう」。地中にたまった雨の推定量も警報の発表基準を満たしていなかった。

 しかし、線状降水帯は居座り続けた。「こんなこと異例だ」。横光主任予報官らは雨が続くと判断し、福岡県に大雨特別警報を出した。午後5時51分。午後3時ごろの大雨のピークは過ぎていた。

情報どうやって届けるか
 「命を守るための行動をとってください」。テレビのアナウンサーの呼び掛けは朝倉市黒川地区にある宮園集落には届かなかった。

 朝倉市では午後3時ごろから停電が発生。山あいの宮園集落でもテレビはつかなかった。市内では、防災行政無線の屋外スピーカーの一部が不具合を起こし、避難指示などを伝える「コミュニティ放送」も一部で放送できなかった。

 宮園集落の50代男性は夜、自宅に止めていた車に乗り込み、豪雨情報を伝えるラジオに耳を傾けた。だが、その音も雷鳴でかき消された。携帯電話も通じない。明るくなると、山肌が崩れ、集落を出入りする道は崩れ落ちていた。

 この男性が、隣の北小路集落で女性ら3人が流されたことを知ったのは豪雨の2日後。「そこまでひどいのか」。男性は災害の再発を恐れ、集落の人たちを説得して回り、7日のうちに18人全員がヘリで地元を離れた。

 「何かあれば避難しようと思っていたが、状況が分からないままだった」。危機を伝える情報をどうやって確実に届けるか、大きな課題が浮かび上がる。

=2017/08/06付 西日本新聞朝刊=


「また避難」台風で151人、疲労の色濃く 豪雨被災地の大分県日田市
8/7(月) 10:14配信 西日本新聞

273
日田市小野地区で開通した新たな仮設道路。台風5号接近で避難する住民や復旧工事の車などが通っていた

 台風5号の接近に伴い、九州豪雨の被災地、大分県日田市は6日朝、市内全域に避難準備情報を出し、市内37カ所に避難所を開設。午後5時には大鶴、小野、東有田地区に避難指示を出し、同日夕には81世帯151人が避難した。避難した人たちは度重なる災害への不安に疲労の色を濃くしている。

 大鶴地区の堀俊紀さん(70)は、九州豪雨では自宅に少し水が入った程度だったが早めに大鶴公民館に避難した。「豪雨の直後だから。いつもの台風とは違うよ」。堀孝義さん(66)も「豪雨は昼間だったけど、この台風は(接近するのが)夜だから」と不安を募らせた。

 日田市友田の坂本集落は集落を流れる二串川に架かる橋に流木がひっかかるなどして川が氾濫。集落内29軒の大半が浸水被害を受け、ひどいところは床上1メートル以上も水に漬かった。

 5年前も11軒が被害に遭った集落の高村稔さん(70)は「不安はいったいいつまで続くのか。台風が何事もなく過ぎてくれることを祈るばかりだ」と話していた。

=2017/08/07付 西日本新聞朝刊=


「まだ増える」家屋被害数1196件 九州豪雨1ヵ月、全容見えず 福岡県
8/7(月) 9:57配信 西日本新聞

 福岡県朝倉市、東峰村を中心に甚大な被害をもたらした九州豪雨は発生から1カ月が過ぎたが、県内ではいまだ被害の全容が見えていない。特に朝倉市では罹災(りさい)証明書発行のための家屋被害調査が途中の段階にあり、県によると「今後も被害件数が増えるとみられる」という。

 県のまとめによると、6日午前9時現在の家屋被害は1196件。内訳は全壊が168件、半壊591件、床上浸水21件など。家屋被害件数は3日の県のまとめで初めて千件を超えてからも増加を続けている。

 朝倉市では7月18日から、東峰村では同21日から罹災証明書発行がスタートしており、その基となる家屋被害調査が進む。それに伴い、朝倉市の半壊の件数が7月26日の県のまとめで前日の1件から272件に急増するなど、被害実態の解明が進んでいる。

 ただ、今月5日時点で朝倉市が受け付けた罹災証明書申請は累計2086件に対し、発行は1694件(いずれも非住家を含む)にとどまっている。

=2017/08/07付 西日本新聞朝刊=


水田復活へばく大費用/九州豪雨1カ月リポ(下)
8/7(月) 8:39配信 日刊スポーツ

272
豪雨の影響で動かなくなった福岡県朝倉市山田の三連水車。今月2日復旧したが、約1カ月間、水の供給源を失った農地への影響は深刻だ=7月28日、朝倉市山田(撮影・清水優)

 九州北部豪雨は、地域の農業にも深刻な影響を与えている。福岡県朝倉市の日本最古の実働する水車で、国指定史跡の「三連水車」と水車が設置されている「堀川用水」は、今月2日の復旧まで、土砂と流木で水路が詰まり、約1カ月間、農地に水を送れない状態が続いていた。多くの水田の稲が豪雨の濁流に流され、稲が残った水田でも長期間干上がった影響は深刻だ。泥に覆い尽くされた水田の農家は「復興の費用を考えると、現実的ではない。農業をやめる人が多く出る」とみている。

【地図】豪雨で被害を受けた朝倉市と水車付近図

 筑後川右岸から北に約1キロ。国道386号沿いに広がっていた水田は、あぜの高さで広がる土の平面に変わり果てていた。近づくと表面が乾いており、ヒビが入っている。朝倉市菱野で6代続く農業藤井謙二さん(62)は、数十本だけ残った稲を見下ろしながら苦い表情で言った。「粒子の細かい土が50センチは積もっとる。復旧には1反1000万円は掛かるとじゃないか。受益者負担は1割。うちは6反だから600万円。これから600万払って稲作ると思うか?」。

 三連水車からの水で潤っていた水田だった。用水はようやく復旧したが、土で固まった田には何の意味もない。土が入らなかった近所の田も干上がっていた期間に稲が枯れ始めた。畑の作物も、冠水による窒息で枯れた。水車は回転を始めたが、水車から田畑へ続く暗きょ部分の用水の詰まりもある。個人でどうこうできる規模の災害を通り越している。「国会も加計学園やらより復興を先にしてもらいたい。権力闘争のアホばっかりじゃ」。国の対応の遅さが腹立たしい。

 三連水車に関する最古の記録は、228年前にさかのぼる。1789年(寛政元)の文書に二連水車を三連に増設したとある。筑後川の右岸側に堀川用水を引く山田堰(せき)ができたのが1663年(寛文3)。350年以上前から地域の農地を潤してきた用水だったが、豪雨が運んだ土砂や流木で詰まり、農地への水の供給が止まった。

 堰や水車を管理する山田堰土地改良区の坂田誠治事務局長(59)によると、山田堰の堀川用水の恩恵を受けていた農地は650ヘクタール。農家の世帯数は1200世帯にも上る。稲は3割以上が土砂に埋まったり、流されたりする被害に遭った。流されずに残った稲も立ち枯れが進んだ。普段の収穫量はとうてい見込めない。

 水は通ったが、土に埋まった水田も多い。地域の農業関係者は「高齢化が進む中で、農地の復旧に資金をかけて米を作れる人がどれだけいるか。離れる人は相当出る。用水は(雨水などの)排水もかねている。このままでは、ただの排水路になってしまう用水も出てくるのでは」と話した。【清水優】

 ◆朝倉市の水車群 筑後川右岸の水面より高い農地に送水する装置。筑後川から山田堰で取水した水を堀川用水に流し、上流から菱野の三連水車、三島の二連水車、久重の二連水車の計7基の水車があり、35ヘクタールの農地に送られる。1780年代には運用されていた。田植えから稲刈りまで稼働し、冬から春に補修管理を行っている。観光資源としても有名で、1990年に国の史跡に登録された。山田堰の取水量は毎秒4トン。650ヘクタールの農地を潤してきた。


全域に避難指示と勧告=台風5号警戒で―朝倉市と東峰村
8/6(日) 15:55配信 時事通信

 九州北部豪雨で大きな被害が出た福岡県の朝倉市と東峰村では、台風5号の接近に備え、全域に避難指示と避難勧告が出された。

 大分県日田市の一部地域にも避難指示が発令された。

 福岡県で避難指示が出されたのは、朝倉市の杷木・朝倉両地区や東峰村の岩屋地区。豪雨による被害が大きかったことから、土砂災害の警戒が必要と判断された。


<九州豪雨1カ月>被災各地で追悼 献花台に手合わせ
8/5(土) 21:45配信 毎日新聞

270
九州北部豪雨の犠牲者宅などで土砂の除去作業を手伝い、供えた花束の前で手をあわせる男性=福岡県朝倉市で2017年8月5日午後6時57分、和田大典撮影

 福岡、大分両県で36人が犠牲となった九州北部豪雨から5日で1カ月を迎えた。被災地では住民らが土砂に流された犠牲者の自宅跡などで冥福を祈った。5人が行方不明の福岡県朝倉市では九州に台風が迫る中、捜索が続いた。

 福岡県朝倉市杷木志波で犠牲になった足立曙光(しょうみつ)さん(70)の自宅跡には、妹の森岡式部さん(63)が訪れ「たくさん飲んでね」とビールをまいた。流された家の跡を前に「一瞬のことだったんだろう」と哀れみ、手を合わせた。

 同市黒川では、江藤由香理さん(26)、友哉ちゃん(1)親子ら3人が犠牲になった民家前の献花台で住民が手を合わせた。隣が実家の会社員、渕上淳伸さん(39)は「安らかに眠ってほしい。1カ月たったが、復興は進まず時間は止まった状態」と話した。

 朝倉市役所と同県東峰村役場、大分県日田市役所では幹部らが黙とう。朝倉市の森田俊介市長は「必ず朝倉の地はよみがえる。安心して生活できる地域につくり直す」と述べた。

 両県では住宅775棟が全半壊(4日時点)。なお1200人以上が避難生活を送り、仮設住宅の建設が進められている。東峰村では5日、断水復旧を受けて陸上自衛隊が撤収した。【佐野格、山下俊輔、中村清雅】


台風接近 豪雨被害の住民から不安の声
8/5(土) 21:10配信 ホウドウキョク

大分・日田市では、台風接近への備えが続いている。住民からは、不安の声も上がっている。
日田市役所では5日、原田啓介市長や市の幹部が集まり、7月の豪雨で亡くなった3人に黙とうをささげた。
被害のひどかった大鶴地区では、台風接近に備え、ボランティアが土のうを作って、各家庭に配布していた。
6・7日は、台風の影響で、ボランティアの受け付けは中止が決まっている。
被災地で進む雨への備え。
ただ、住民からは、不安の声も聞かれた。
住民は「台風が少しでも近づいたら、勧告が出る前に、早めに逃げようと思っている」と話した。
日田市は6日、市内37カ所に避難所を開設し、台風の進行状況に応じて避難勧告などを出すことにしている。


<台風5号>九州豪雨の被災地も緊張 避難所新たに開設へ
8/5(土) 20:59配信 毎日新聞

269
台風による記録的な大雨で冠水した国道58号=鹿児島県奄美市で2017年8月5日午後4時7分、神田和明撮影

 強い台風5号の強風域に入った鹿児島県・奄美地方は5日、豪雨に見舞われ土砂崩れや浸水などの被害が出た。台風は6日昼過ぎに九州南部に上陸する恐れがあり、九州北部豪雨の被災地も警戒を強めている。

 奄美地方では道路の冠水などが相次ぎ、島南部の瀬戸内町では、土砂崩れによる通行止めで6集落が孤立した。奄美市でも市道沿いの高さ60メートル、幅30メートルの崖が崩れたため2集落計113世帯178人が孤立した。

 奄美市名瀬の国道58号では冠水による交通規制を実施し、地元の消防団員らが通行車両を誘導するなどしていた。近くの住民は「早く台風が去ってくれれば」とうんざりした様子で話した。

 九州北部豪雨被災地の福岡県朝倉市杷木星丸の和田稲実(いなみ)さん(75)は台風による2次災害を防ごうと、豪雨で崖崩れが起きた自宅裏の斜面をブルーシートで覆った。

 2枚のブルーシートを数日前に妻とともに2時間以上かけて取り付けた。和田さんは「山肌が出ているので台風でどうなるのか。すぐ通り過ぎてくれればいいが、数日降り続ければ1カ月前と同じようになるのではないか」と不安を口にした。

 朝倉市は台風接近に備え住民に食料や日用品を確保してすぐに避難できる態勢を整えるよう防災行政無線で呼びかけた。夜間の避難は危険として6日の日中に避難情報を出す方針で、避難所も新たに5カ所を開設する。【神田和明、山下俊輔、中村清雅】


九州豪雨の被災地、募る台風への不安=二次災害警戒し備え―福岡・大分
8/5(土) 17:57配信 時事通信

268
台風5号の接近に備え、土のうをつくる消防団員=5日午後、福岡県朝倉市

 福岡県と大分県で計36人が犠牲となった九州北部豪雨から5日で1カ月となった。

 被災地では現在も行方不明者5人の捜索が続き、今もなお500人以上が避難生活を強いられている。強い台風5号が接近する中、住民たちは不安を募らせながら土のうを積んだり、窓に板を打ち付けたりして二次災害への備えに追われた。

 豪雨で大きな被害が出た福岡県朝倉市の杷木林田地区では、消防団員約30人が川の脇に堆積する土砂を使って、急ピッチで土のうをつくっていた。会社員林義祐さん(60)は「雨が降るだけで不安で胸が苦しくなる」と災害に対する恐怖感を吐露した。

 同地区の女性(58)は台風に備え、豪雨被害で扉がなくなった家の玄関に膝の高さほどの土のうを敷き詰めた。「ボランティアの協力もあって、やっと土砂を取り除いたのに、また入ってしまう」とつぶやいた。

 多くの家屋が土砂の被害を受けた杷木寒水地区。実家の1階部分の壁が壊されるなどした会社員伊藤保彦さん(51)は、窓枠にくぎで木の板を打ち付けていた。「せっかく床下が乾いたのに、雨風が入ってくるのは困る」と不安げな様子。「台風がそれてくれればいいのだが」と話した。

 今後の生活への不安も大きい。杷木林田地区で被災した住宅には高齢者夫婦や、1人暮らしのお年寄りが多いという。1人で暮らす時川千代子さん(80)は「まだ先のことは考えられないが、こげんことになるなら、もうここには住めない」と声を落とした。

 朝倉市は5日午前から災害対策会議を開催。夜間の避難は危険なため、早い段階から避難に関する情報を出すことを確認した。

 一方、豪雨で甚大な被害が出た大分県日田市は5日午後に災害対策本部会議を開き、台風接近に備え、6日午前9時に高齢者らに避難開始・避難準備情報を発令することを確認した。防災無線などを通じて、避難情報に直ちに従うよう住民に呼び掛けている。


九州北部豪雨から5日で1カ月
8/5(土) 16:09配信 ホウドウキョク

267
(写真:ホウドウキョク)

福岡・大分両県で死者36人を出した九州北部豪雨から、5日で1カ月。被災地では、厳しい暑さの中、復旧作業が続いている。
5日午前9時すぎには、早くも気温が33度を超えた福岡・朝倉市では、土埃(ぼこり)が舞う中、被災者や全国から駆けつけたボランティアが、家財道具の搬出や床下の泥出し作業に追われている。
被災者は「どれも大変ですよ。あとこれが何年続くのか」と話した。
7月5日の九州北部豪雨では、福岡県内で33人が死亡し、現在も5人が行方不明となっていて、午前10時には犠牲者に黙とうがささげられた。
7日の未明には、台風5号が被災地に接近する見込みで、被災者にとっては気が休まらない日々が続くとみられる。


豪雨被災の記録SNSで=福岡県東峰村の地元局男性―「今撮るべきものを」
8/5(土) 14:26配信 時事通信

 九州北部豪雨で甚大な被害に見舞われた福岡県東峰村の様子を記録し、SNSで発信し続ける男性がいる。

 地元ケーブルテレビ「東峰テレビ」プロデューサーの岸本晃さん(63)だ。「今撮るべきものを撮る」。同局では臨時的にライフライン情報を流していたが、4日からは記録した映像を短い特別番組として放送している。

 「どんなですか?」。7月末、岸本さんはビデオカメラとスマートフォンを手に、坂本国次さん(79)が経営するナシ園の取材に訪れた。隣接する山の土砂崩れで被害を受けた坂本さんは、カメラの前で「50年ナシ農家をしているが、こんな災害はなかった」と語った。

 兵庫県出身の岸本さんは、熊本県の民放テレビ局に勤め、地域おこしの番組などを手掛けた。2010年、村の依頼で東峰テレビ開局から総合プロデューサーに。「住民ディレクター」を提唱し、地域の住民同士がカメラを向け合った飾り気のない日常風景が各家庭に届けられる。

 豪雨が襲った7月5日は東京に出張中だった。翌朝急いで戻ったが、寸断された道に阻まれ、村の取材を始められたのは夕方。それからは毎日、村中を走り回る。「自分たちで発信しないと誰も覚えていてくれない。1日1回、何かは伝え続けようと思った」。スマホに収めた動画や写真を、個人のフェイスブックで発信している。

 未曽有の水害から1カ月。岸本さんは「この村の人はたくましい。これだけたくましい人がいれば復興できる」と語る。今後も「被災現場の今」を伝え続けるつもりだ。


「もう死ぬる」濁流津波のよう 脱出、救出…紙一重【九州豪雨1ヵ月】
8/5(土) 12:09配信 西日本新聞

265
瞬く間に濁流があふれ返った道路=7月5日午後5時26分、福岡県朝倉市杷木星丸

 山の谷間にある福岡県朝倉市杷木志波の道目木(どうめき)集落。7月5日午後5時すぎ、坂本貫二さん(80)と妻イツ子さん(78)はずぶぬれで飛び込んできた近所の坂本秀雄さん(60)に「逃げたほうがいい」と促され、家を出た。

 道路には既に、茶色の水が勢いよく流れていた。「どこに逃ぐるか」。うろたえるうち、水かさは増していく。近くを流れる幅約3メートルの川には大木が流れていた。ドーン、ドーン。雷鳴に交じり、木が橋にぶつかる音が集落に響いていた。

 真っ黒な雲から猛烈な雨が降り続く。近所の6人で集まり、山際を目指した。貫二さん夫妻は手をつなぎ、膝丈まで増した濁流に足を踏ん張りながら、隣家の車庫と倉庫の間に入り込んだ。そこを抜ければ、身を守れそうな斜面まで3メートル。だが、流れてきた洗濯機で出口をふさがれた。高さ1メートルを超える津波のような濁流が後ろから押し寄せてきたのは、そのときだった。

 土砂でせき止められていた雨水が上流から一気に流れ込んできたとみられる。貫二さんは背後から足をすくわれ、イツ子さんは完全に流れにのみ込まれた。「もう死ぬる」。そう思ったとき、流された貫二さんは、先に斜面に着いていた秀雄さん親子に腕を引っ張り上げられた。固く手を握っていた妻も助かった。貫二さんは全身傷だらけ。妻は全身泥まみれだった。

 後ろを付いてきていた坂本俊一さん(76)は倉庫付近にもたどり着けず、濁流の中に取り残されていた。「こっち、こっち」。叫び声に俊一さんは2回うなずき、その後、見えなくなった。遺体が見つかったのは1週間後だった。

   ◇    ◇

 九州北部を襲った豪雨から5日で1カ月。これまで経験したことのない“異次元豪雨”はどこでも起きうるような状況にある。当時を振り返りながら、課題を考えたい。

266 福岡県朝倉市杷木林田の集落。濁流が民家や倉庫などを押し流し、周辺は土砂に埋まったままだ=4日午後1時58分(本社ヘリから)

「離れ離れで流されるくらいなら一緒に」
 福岡県朝倉市杷木林田。赤谷川沿いに自宅を構える久保山朝満さん(64)は妻と、少し高い場所にある隣の親類宅に逃げ込んでいた。7月5日午後3時半ごろ、川からあふれ出た濁流が集落内を流れだしていた。それでも5年前の九州北部豪雨で無事だった隣家なら大丈夫だと思っていた。

 バチーン。午後4時ごろ、玄関のガラス戸が割れ、濁流が流れ込んできた。「しもうた。今度は駄目かもしれん」。水かさは一気に増し、腰まで漬かった。「離れ離れで流されるくらいなら一緒に」。妻には目が届く所にいるよう指示した。どこまで水かさは増すのか。身動きはとれず、親類夫妻とともに待つしかなかった。

 意外にも10分ほどで水かさは下がった。外を見て驚いた。赤谷川も集落もおびただしい砂に埋もれていた。濁流は畑や田んぼ、家々を押し流し、赤谷川から約30メートル離れた所に新しく大きな川ができていた。その流れに向け、水が引いていたのだ。

結果的に住民の判断が正しかった
 5日、市の対策本部だけで救援を求める287件の通報が殺到した。対策本部に詰めた職員らは経験したことのない雨を想像できず、一部の現場は混乱した。

 午後6時前、市東部の松末(ますえ)地域コミュニティ協議会の事務所に避難していた住民ら約10人が、近くの松末小に移動を始めたとの情報が対策本部に入った。

 松末小の脇には5年前に氾濫した乙石川が流れ、背後には山が迫る。電話を受けた本部側は「松末小は危ない。なぜ、とどまれという指示を無視するのか」「麓の避難所に移動を」と声を上げた。

 だが、住民らは松末小を選んだ。無事に一夜を過ごした住民らは翌日、協議会事務所の半分が濁流で削り取られているのを目の当たりにする。対策本部が避難所への移送手段と考えたマイクロバスも道路寸断で使えなかった。

 避難者の一人は「事務所前の道路を流れる水が尋常でなく、少しでも高台にある松末小の方がいいと思った」。結果的に住民の判断が正しかった。

生死の分かれ目は紙一重だった
 対策本部が浸水や道路寸断を把握できない中、市内の19消防分団約870人は通報を受け、不明者の安否確認や救助に向かった。

 「すまんが行ってくれんか」。5日午後7時すぎ、市消防団の山内明団長(54)は河辺義弘16分団長(42)ら7人に出動を命じた。

 現場は同市宮野の八坂集落。住民十数人が孤立していた。途中、深さ1メートルほどの濁流があった。団員は「怖い」とためらったが、河辺分団長は「大丈夫。行ける」と励まし、消防車で突っ込んだ。集落にたどり着き、住民を救出。戻ってきた消防車のナンバープレートは濁流の水圧でぐにゃりと曲がっていた。

 団員は普段は会社員や公務員、自営業者。救出には成功したが、山内団長は出動命令が正しかったのか答えを出せずにいる。「イチかバチかだった」。万一のことが起きる恐れもあった。今回の豪雨で、大分県日田市では消防団員1人が犠牲となった。

 住民も行政も消防団も、手探りの対応を迫られた未曽有の豪雨。危険は人々の目前に迫り、生死の分かれ目は紙一重だった。心構え、準備、判断、対策…。重い課題が突き付けられている。

=2017/08/05付 西日本新聞朝刊=


犠牲者悼み被災地で黙とう=九州北部豪雨から1カ月―福岡・朝倉
8/5(土) 11:44配信 時事通信

264
36人が犠牲となり、5人が行方不明になっている九州北部豪雨から1カ月を迎えた5日、甚大な被害が出た福岡県朝倉市では、市役所の災害対策本部で、職員らが黙とうをささげた。

 36人が犠牲となり、5人が行方不明になっている九州北部豪雨から1カ月を迎えた5日、甚大な被害が出た福岡県朝倉市では、市役所の災害対策本部で、職員らが黙とうをささげた。

 午前10時、市内には防災無線を通じた呼び掛けが流れた。対策本部の職員らは、犠牲者を悼んで約1分間黙とうした。

 森田俊介市長は「朝倉の地は必ずよみがえり、昔より安全な地域として安心して生活できる地域につくり直す」と力を込めた。接近する台風5号については新たな避難所開設準備などの体制を整えているとし、「2次被害が発生しないよう懸命に努力している」と話した。

 杷木林田地区では、坂本行俊さん=当時(79)=ら家族3人が犠牲になった家の跡地に住民が集まり、黙とうをささげた。安陪誠之さん(40)は「天国でゆっくりしてほしい」と話した。副区長の林隆信さん(68)は犠牲になった3人に対し「安心して暮らせる地区にする。復興に尽くす」と誓った。

 九州北部豪雨では福岡県で33人、大分県で3人が死亡。福岡県朝倉市では5人が行方不明になっている。


<九州豪雨1カ月>各地で追悼 なお不明者の捜索続く
8/5(土) 10:44配信 毎日新聞

263
集落の犠牲者に花束を手向け、手を合わせる住民たち=福岡県朝倉市杷木志波で2017年8月5日午前8時7分、津村豊和撮影

 福岡、大分両県を襲った九州北部豪雨は5日、発生から1カ月となった。両県の死者は36人を数え、福岡県朝倉市では5人がなお行方不明のままだ。被災地ではこの日朝から各地で住民らが手を合わせ、犠牲者の冥福を祈った。また、警察などが不明者の捜索を続けた。

 朝倉市は死者30人(同県うきは市の1人を含む)と被害が集中した。4人の死者が出た杷木志波(はきしわ)の道目木(どうめき)集落では、公民館跡に近所の住民らが訪れ、花を手向けて犠牲者を悼んだ。

 手を合わせた坂本茂代さん(61)は「4人ともなんで助からなかったのか。その思いしかない。安らかに眠ってほしい」と悲しげに話した。妻と避難した直後に自宅が流されたという足立正男さん(72)は「まさかこんなことが起きるなんて。この集落もなくなってしまうかもしれない」と流木や土砂が積み上がったままの集落を見渡した。

 朝倉市は午前10時に防災行政無線で黙とうを呼びかけた。市役所で森田俊介市長らが黙とうし、避難所の被災者や現場で捜索にあたる警察官らも目を閉じて祈った。同県東峰村でも正午に村内一斉の黙とうがあった。

 4日時点で、住宅の被害は両県で全半壊775棟が明らかになっており、避難所など自宅外で暮らす避難者も1200人以上に上る。被災地では台風5号の接近を受け、2次災害を防ぐための応急工事が急ピッチで進められた。【佐野格、中村敦茂】


妻待つ夫の後悔と決意/九州豪雨1カ月リポ(上)
8/5(土) 9:48配信 日刊スポーツ

 福岡、大分両県で36人の死者を出した九州北部豪雨から、今日5日で1カ月。いまだに福岡県朝倉市の5人の行方が分かっていない。同市杷木(はき)松末の建築業、田中耕起さん(53)は地域に残り、安否不明の妻加奈恵さん(63)の帰りを待っている。行政の防災対策や災害対応に疑問を抱き、訴訟を検討していることを明かした。豪雨発生直後に取材した清水優記者(42)が再び被災地を訪れ、今日から3日連続で現状をリポートする。

 先月24日、田中さんは筑後川の一斉捜索を自衛隊のヘリから見守った。「有明海まで行った。彼女たち5人が着とったもんとか、見つかる可能性はあると思うとったが。何も見つからんかった」。妻の帰りを待ち続けて1カ月。「生存の見込みは少ないじゃろうけど。旦那が諦めてはいかん。家族が諦めてはいかん」。強い言葉だった。

 先月5日朝。玄関を出て、庭の前の乙石川にかかる小さな橋を渡り、仕事に出た。川沿いの道を約2キロ下り、乙石川が赤谷川に合流する松末小学校付近の事務所が職場だ。事務所付近もひどい雨だった。自宅の加奈恵さんから、午後1時半ごろから15回ほど電話があった。「庭が流された」「橋が動いてる」。助けに行こうとしたが、事務所も既に濁流に囲まれていた。励まし続けたが、午後6時半ごろ、連絡が途絶えた。

 同日の豪雨は、川幅数メートルだった乙石川を10倍以上の幅の濁流に変えた。川沿いの道路も家も棚田も濁流に消え、水が引いた後には、土砂と流木、がれきが広がっていた。田中さん宅があった所には、コンクリートの基礎しかなかった。

 50年に1度といわれた5年前の豪雨災害後、自宅のある中村地区の区長として、乙石川流域の復旧事業に関わった。「これ以上の豪雨はないやろと、復旧だけやった。間違うとった。あの時、防災対策工事も乗っけて、川幅や川底を1メートルでも下げとれば、少しは…」。強く後悔している。

 日がたつにつれ、乙石川に水位計が未設置で、森林の手入れも行き届かず、防災情報を放送する戸別受信機の中継基地も断線していたことなどが報じられた。市が、杷木松末の住民に避難指示を出したのは同日午後4時40分。その時、自宅からの避難は可能だったのか。「下流の状況見て避難指示出したころには、上流はメチャクチャよ。年寄りが軽トラで避難所まで行けると思うか?」。

 行政の対策、対応に不備があった疑いがあるのでは…。徹底した検証が必要と考えている。「場合によっては裁判を起こそう思うとる。原告1人でもやらにゃいかん」。想定を超えた豪雨だとしても、どうすれば、かけがえのない命を守れるか。強い後悔を胸に、闘うつもりだ。【清水優】

 ◆朝倉市 福岡市から南東約40キロ、福岡県中南部にある。江戸時代に福岡と大分を結ぶ日田街道の宿場町として栄えた。06年3月、甘木市(あまぎし)、朝倉町、杷木町(はきまち)が合併して成立。九州最大の河川、筑後川の中流に位置し、主産業は農業。面積246・71平方キロ。6月末現在の人口は5万4412人。森田俊介市長。先月5日の豪雨で29人死亡、5人行方不明、5人負傷。住家の全壊は103棟、半壊は468棟。現在も約500人が避難している。


「この土地を離れない」=九州北部豪雨で40年連れ添った夫亡くす―福岡・朝倉
8/5(土) 9:36配信 時事通信

262
九州北部豪雨から1カ月。まだ大量の流木が残る山間部の集落=5日午前、福岡県朝倉市

 九州北部豪雨で、福岡県朝倉市宮野の浦塚フミ子さん(67)は夫の茂弘さん(70)を亡くした。

 市内の避難所での生活も1カ月となり、昼間は厳しい暑さの中、土砂にまみれた家屋の片付けをしている。親族は「また水害が起きたらどうする」と転居を勧めるが、フミ子さんは「お父さんが命を懸けて守ろうとした家。この土地を離れたくない」と力強く語った。

 記録的な豪雨が襲った7月5日の午後3時ごろ、自宅横にある橋に流木が次々と引っ掛かり、幅3メートルほどの小川をせき止めた。取り除こうとしたが手に負えず、裏手の山から濁流や流木が家に押し寄せた。水を逃がすため、家の周りのブロック塀を取り除いている最中、ふと目を離した瞬間に、2メートル隣で作業をしていた茂弘さんの姿が消えた。

 直後、腰までだった水位が一瞬にして胸まで上昇。近くにいた知人の男性がとっさにフミ子さんの手を引き、近所の家に避難させた。安否確認しようと電話をしてきた娘に「お父さんがいなくなった」と声を震わせ伝えた。茂弘さんは翌日、家の前で見つかり、死亡が確認された。

 茂弘さんに嫁いでこの場所に来たのは42年前。一時は8人の大家族だった。茂弘さんは長く農協に勤め、定年後は夫婦で柿や野菜などを育てて出荷していた。集落の中では若い方で、みんなに頼られる存在だったという。

 フミ子さんは「一生懸命で、娘、息子思いだった」と振り返る。

 自宅は山に近く、比較的高い所にある。「土砂崩れはあったとしても、この辺りで水害はないだろう」。5年前に近くで豪雨災害があったとき、2人でそう話した。フミ子さんは「それなのに…。本当に一瞬だった」と目に涙を浮かべた。


<九州豪雨>被災事業所310超 朝倉など4商工団体まとめ
8/5(土) 9:22配信 毎日新聞

 九州北部豪雨で大きな被害があった福岡県朝倉市と東峰村、大分県日田市の四つの商工団体は4日、計310以上の事業所が大雨や土砂災害で被害を受けたと明らかにした。被災事業所が会員の3、4割に上る商工団体もあり、深刻な被害で廃業や移転を検討する事業者もでているという。各団体は引き続き調査をしており、被災事業者数が増える可能性がある。

 朝倉市商工会(主に旧朝倉町と旧杷木町)の調査によると、会員約460のうち3割にあたる140超の事業所が流木を含む土砂などで被害を受けた。金融支援の相談は約30事業所にとどまっており、同商工会は「まだ復旧作業に専念している事業所も多い。支援に努めたい」。

 朝倉商工会議所(主に旧甘木市)は約940の会員中、4日現在で26事業所の被災が判明した。うち4割程度がいまも休業している。2012年の九州北部豪雨と同様の被害を受け、移転を検討している事業者もいる。また、東峰村商工会(会員数118)は全体の4割を超える50以上の事業所が被災。被害額は少なくとも12億円に上るという。廃業を検討する事業者もでている。

 一方、日田商工会議所(約1800)によると、7月下旬の調査で少なくとも約100事業所の被災が判明した。【浅川大樹、神崎修一】


<九州豪雨>集落守った独自放送 判断基準は「岩」 大分
8/5(土) 8:35配信 毎日新聞

 死者36人を出した九州北部豪雨が発生から1カ月を迎えた。今なお5人の行方が分からず、最愛の人の姿を求めて濁流の後を捜す家族がいる。一方、あの日、過去の教訓を胸に犠牲者を出さなかった集落があった。さまざまな思いが交錯する被災地を、また台風が襲おうとしている。被災者の不安は尽きない。

 九州北部豪雨で大きな被害を受けた大分県日田市大鶴地区の上宮町集落(39世帯102人)では、市が避難指示を出す約5時間半前から3回にわたって住民に避難を呼びかけ人的被害をゼロに抑えた。集落の住宅の約7割が全壊や床上浸水などの被害を出しながら住民がスムーズに避難できたのは、集落独自の基準で避難を判断したおかげだった。

 「この放送を最後に町内の災害対策本部は大鶴公民館に移ります。私も避難します。豪雨が続いていて危険です。早めに避難してください」。7月5日午後3時過ぎ、上宮町で自治会長を務める藤井隆幸さん(68)は自宅から告知放送システムを通じて各家庭に避難を呼びかけた。午後1時台から始めた放送はこれで3回目だった。

 この日、上宮町では午後1時過ぎから猛烈な雨が降り始めた。市中心部ではまだ雨が降っていなかったが、限られた道路しかない山間部は避難の基準が中心部とは違う。「市から指示が出る前に自分たちで早め早めに判断しなければ」。藤井さんは、こまめに自宅裏の鶴河内川の水位や、気象庁の降水予報システム「ナウキャスト」をチェックして避難を呼びかけるタイミングを計っていた。

 最も頼りにしていた基準は、自宅裏の鶴河内川にある岩だった。「あの岩が隠れたら大水が来る」。小学生の頃から祖父母に川の水位がこの岩を越えたら避難するよう教えられていた。今回もこの岩が川の水で隠れたのを確認して避難を呼びかける放送を始めた。

 3回目の放送を終えた藤井さんは、車を持たない近所の60代女性ら2人を乗せ、自宅から約4キロ下流の大鶴公民館に向かった。市が大鶴地区などに避難指示を出したのは午後6時45分だったが、放送を聞いた集落の住民の多くは早めに避難していた。8世帯が自宅にとどまったが、翌6日には藤井さんが自衛隊と徒歩で集落に戻って全員の無事を確認した。

 今年1月、災害時に避難誘導や救助・救命活動などをする防災士の資格を取得したばかりだったという藤井さん。資格取得の講習で最初に言われたのは「自助」の大切さだったという。藤井さんは「私たちを救った岩は今回の豪雨で流されてしまったが、鶴河内川の堤防など新たな避難の目安を設定して地区で伝えていこうと考えている」と話した。【安部志帆子】


<九州豪雨>車内に泥水浸入・道路冠水 西鉄バス運転手機転
8/5(土) 8:13配信 毎日新聞

 7月5日午後5時半ごろ、福岡県朝倉市杷木地区。豪雨による土砂流出で、国道386号の一部区間は泥流に覆われていた。現場に差し掛かった西日本鉄道の路線バス車内に泥水が浸入した。

 「バスを安全な場所へ」。緊迫した雰囲気の中、60代の運転手は4人の乗客に「大丈夫ですか」と話し掛けながら、冠水区間を慎重に通り抜けた。終点の杷木営業所まで無事に送り届けた。運転手は「乗客の安全を第一に、という考えしかなかった」。

 西鉄は大雨や台風の際、本社から各バス営業所に気象情報を発信している。現地の管理者は路線をパトロールして状況を把握し、出発前に運転手と情報を共有して注意喚起する。道路冠水の場合は、水深30センチ、長さ50メートル以上で運行管理者の指示を仰ぎ、土砂災害や河川氾濫で安全確保できなければバスの運行を中止することになっている。ただ、急激な状況変化があれば、現場判断に委ねる場合もある。

 今回は短時間の局地的な豪雨で、運行中止に至るまでに西鉄バス3台が道路冠水に遭遇した。うち2台は高速道路の通行止めで迂回(うかい)中の高速バスだった。夜間の移動はリスクが伴うと判断し、朝倉市の三連水車に近い駐車場で一夜を明かした。西鉄は「運転手の日々の訓練と経験が生きた」としている。

 西鉄の倉富純男社長は「危機的な状況の中、現場は安全第一で使命を果たした」と振り返った。今後、集中豪雨の発生に備えてバスの運行基準見直しや、社員の安否確認システムの改良を検討する方針だ。【石田宗久】


<九州北部豪雨>犠牲者河川沿い集中 土砂や流木で被害拡大
8/5(土) 8:00配信 毎日新聞

261
九州北部豪雨の発生から1カ月を前に、筑後川でゴムボートを使って行方不明者を捜索する警察、消防隊員=福岡県うきは市で2017年8月4日午前10時49分、野田武撮影

 福岡、大分両県を襲った九州北部豪雨で、死者36人のうち、約8割にあたる28人の自宅や被災当時の滞在先とみられる場所が河川沿いだったことが、毎日新聞の取材で分かった。行方不明者も5人全員が河川沿いだった。専門家は、記録的な大雨で流出した大量の土砂と流木が増水した川伝いに流れ下り、被害を広げたとみている。

 両県の発表などを基に毎日新聞の取材を合わせて分析した。その結果、死者と行方不明者計33人が河川から約100メートル以内に自宅や滞在先があった。

 最も被害が集中していたのは、福岡県朝倉市の赤谷川で12人、その支流の乙石川が7人、小河内川が3人だった。いずれも集中的な豪雨により山腹崩壊が多発した同市東部の山域を流れていた。河川沿いの犠牲者の自宅周辺では、河川からあふれ出した大量の土砂と流木が住宅を押し流すなど被害が多発していた。

 福岡県警などによると、河川沿いに自宅や滞在先があった死者28人の死因は、気道に土砂が詰まるなどの窒息死が20人で最も多く、水死が6人、外傷性ショック死が2人だった。

 九州大大学院の田井明准教授(河川工学)は「豪雨災害では土砂崩れなどによって斜面近くで犠牲者が多いのが一般的だが、今回は記録的な大雨が続いて大量の土砂や流木が勢いよく流出したため、斜面から離れた場所まで被害が拡大したと考えられる。中山間地で同様の被害を完全に防ぐハード対策は難しく、行政は早めの避難を促すことが重要だ」と指摘した。【遠山和宏】


スターフライヤー、九州北部豪雨で546万円寄付
8/4(金) 21:08配信 Aviation Wire

259
九州北部豪雨で義援金を寄付するスターフライヤー=16年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は、九州北部で7月5日から発生した豪雨での被災者支援で、義援金を寄贈する。同社マイレージ会員からのマイル寄付のほか、社員からの募金などを合わせ、546万1199円を寄付する。

 同社は7月14日から31日まで、マイレージサービス「スターリンク」会員に、マイルでの寄付を呼びかけた。寄付は1マイル単位で受け付け、終了までに2147件から335万5841マイルが集まった。1マイルを1円として換算し、335万5841円を寄付する。

 このほか、スターフライヤーは義援金として200万円を寄付。社内に募金箱を設置し、社員から10万5358円が集まった。合計額の546万1199円を、同社が本社を置く北九州市を通じ、社会福祉法人中央共同募金会へ寄付する。


猛暑の被災地、捜索続く=台風接近に不安も―福岡県朝倉市・九州北部豪雨
8/4(金) 18:30配信 時事通信

 九州北部豪雨で大きな被害が出た福岡県朝倉市では、4日も35度を超す猛暑の中、行方不明者の捜索が行われたほか、ボランティアがスコップで住宅から泥をかき出す姿が至る所で見られた。

 一方、台風5号の接近による大雨や二次災害の恐れもあり、被災者らは不安を募らせている。

 朝倉市杷木古賀では、県警などが重機を使ってがれきや土砂を掘り起こし、行方不明者の手掛かりを探索。同市黒川では、建築職人らが専門技術を生かして災害ボランティアを行うネットワーク「DRT JAPAN」が、重機でがれきを撤去するなどしていた。メンバーで熊本市の消防士渡辺英典さん(57)は「熊本地震の時に助けてもらった。今回は私が手伝いたい」と話した。

 杷木寒水で自宅の片付けをしていた伊藤孝子さん(60)は台風について、「考えると恐ろしい。上陸しないことを祈るしかできません」とため息をついた。夫の友三郎さん(68)は「片付けの道具が流されないようにするのが関の山。打つ手がない」と肩を落とした。

 杷木池田に住む運送業の星タミイさん(60)は豪雨による住宅被害は免れたものの、「台風で被害が広がるのが心配」と表情を曇らせた。


流木処理18年度末に完了=20.5万トン、燃料などに―福岡県・九州北部豪雨
8/4(金) 17:55配信 時事通信

 福岡県は4日、九州北部豪雨で大量発生した流木について、2018年度末までに処理を終える目標を発表した。

 燃料や紙、セメントの原料として売却するほか、再利用できない分は焼却し、約20.5万トンを処理する計画だ。

 県が九州の企業などに照会したところ、31の工場や施設が流木受け入れの意向を示した。具体的には発電事業者が約7.5万トン、製紙工場が約3.5万トン、セメント工場が約3万トン、資材メーカーなどが約0.5万トンを受け入れ、残る約6万トンは県内の焼却場で処分する。希望する個人や団体への提供も検討している。


九州豪雨 8日に激甚災害決定へ
8/4(金) 17:45配信 ホウドウキョク

258
(写真:ホウドウキョク)

九州地方を襲った豪雨災害の激甚災害の指定について、菅官房長官は会見で、8月8日の閣議で決定する方針を示した。
菅官房長官は「次の閣議に諮るべく、激甚指定、作業を進めているところです」と述べた。
菅官房長官は会見で、8月2日に全国で梅雨明けしたことを受け、九州北部豪雨の激甚災害への指定を、8日の閣議で正式に決める方針を明らかにした。
指定を受けると、被災自治体が行う災害の復旧事業に対する国庫補助率は、最大で9割程度まで引き上げられる。


台風5号「早めに安全確保を」=豪雨・地震被災地は特に警戒―気象庁
8/4(金) 16:18配信 時事通信

 南鳥島近海で7月21日に発生した台風5号は周囲の高気圧との位置関係により西へ迷走、小笠原諸島近海を経て奄美地方に接近した。

 気象庁は5号が6日に進路を北へ転じ、同日夜に九州に接近して上陸する恐れがあるとみている。

 気象庁の松本積主任予報官は「台風の動きが遅く、大雨や暴風が長時間続く恐れがある。風雨が強まる前に、早めに安全を確保してほしい」と注意を呼び掛けている。九州北部豪雨や熊本地震の被災地では土砂災害などに特に警戒が必要としている。

 九州や奄美・沖縄などの沿岸では、波がうねりを伴って高くなっており、台風が接近すると海上は大しけとなる。5日から8日は大潮に当たり、台風の進路に近い港湾や沿岸では高潮による浸水にも警戒する必要がある。

 夏休みの旅行や帰省のシーズンだが、松本主任予報官は「予定を変更して台風の進路に近づかないようにするか、早めに安全な場所に移動してほしい」と話した。


被害額288億円、遠い再生=農林水産業、離農加速も―福岡・九州豪雨
8/4(金) 14:56配信 時事通信

 福岡県は、九州北部豪雨による農林水産業の被害額が朝倉市を中心に少なくとも288億円に上ると推計している。

 既に2012年の豪雨被害の額(255億円)を上回っており、土砂崩れで通行止めになっている山間部の調査が進めばさらに膨らむ見通しだ。被災した高齢の生産者からはJAなどに離農の相談も寄せられている。

 被害の主な内訳は、農業が約154億円、森林・林業が約133億円、水産業が約8000万円。このうち農業は農地や施設の被害が大半を占める一方、農作物も朝倉市特産のネギなど野菜が約7億円、柿や梨など果樹と米がそれぞれ約4億円の被害を受けた。

 中でも果樹は再生に時間がかかるとみられている。JA筑前あさくらによると、朝倉市は山の斜面を利用した柿栽培が盛んで、近年はアジアの富裕層向けの輸出も増えていた。かき部会長の関屋純男さん(58)によると、程度の差はあるが、約430軒の柿農家のほぼすべてが被災した。自身も柿園の一部を土砂崩れで失い、園に通じる私道も崩落し、復旧に億単位の資金が必要とみている。

 被害の大きい園が元通りになるには7~8年必要で、収入面の不安も大きい。関屋さんは「年配の人が結構いる。水害を機に離農する人もいると思う」と言葉少な。実際に、同JAには離農の相談が相次いでおり、「何とか平地で栽培を再開できるよう支援していきたい」と引き留めに懸命だ。

 朝倉市や東峰村は県内有数の林業地帯。県のまとめでは前回豪雨の3倍近い641カ所の山腹崩壊が確認された。朝倉森林組合参事の窪山拓司さん(50)は「山自体が崩れ、表土が流れている。そこに木を植え直して育つのかが心配」と懸念する。組合として被害状況を把握し切れておらず、復旧の見通しは立たない。

 水産業では、筑後川のアユなどの養殖施設が被害を受けた。福岡県内水面漁連(福岡市)によると、川の水が濁り、餌となるコケもなくなり、回復は見通せない。朝倉市の原鶴温泉では夏の風物詩、鵜(う)飼いも中止しており、再開のめどは立っていない。


小鹿田焼の里、復旧へ一歩=被災窯元に全国から支援―大分・日田
8/4(金) 14:50配信 時事通信

 九州北部豪雨で被災した大分県日田市源栄町は、国の重要無形文化財である「小鹿田焼(おんたやき)」を300年以上作り続ける民芸の里。

 住宅の被害はほぼなかったが、陶器の原料となる土を砕く臼が甚大な被害を受けた。「できることから始めよう」。窯元らは、全国からの支援を励みに作業の一部を再開。復旧へ歩みだした。

 「ギィー…ゴトッ」。山あいの静かな集落に音が響く。窯元の柳瀬晴夫さん(65)宅の唐臼(からうす)だ。ししおどしに似た構造で、水の重さで3メートル以上ある木製のきねを上下させ、土を細かく砕く。小鹿田焼は、足でろくろを回しながら器に金具の先端を当てて施す「飛び鉋(かんな)」と呼ばれる紋様など、手作りの素朴な温かみが特長だ。

 集落に10軒ある窯元でつくる小鹿田焼協同組合によると、川に流されるなどして、豪雨直後は唐臼45基全てが停止。16基は完全に壊れた。柳瀬さん宅でも、土砂や流木が水路をふさぎ、3基のうち再開できたのは1基のみだ。

 柳瀬さんは1日、豪雨前にこしらえてあった土を乗せ、約1カ月ぶりにろくろを回した。「一生懸命作った物を喜んでもらえるとうれしいから」。お客さんのことが頭に浮かぶという。片付けのボランティアや、はけを仕入れる京都の業者などから届く支援物資も背中を押した。

 本格的な復旧への道のりは長い。唐臼を造る大工が集落に1人しかいない上、材料となるマツの木材は入手困難。昨年の熊本地震で崩れた採土場の復旧も終わっておらず、日田市の担当者は「完全復旧に3年はかかる」と話す。

 各窯元が軒先で器を直売する10月の「民陶祭」は、年間売り上げの3分の1を占めるが、今年は中止も検討されているという。組合は先月20日から支援金の募集を開始。支援金と共に「生活に潤いを与えてくれる小鹿田焼の復興を応援したい」などのメッセージが全国から届く。窯元の黒木昌伸さん(38)は「直接お見舞いの電話もいただき、頑張らにゃいかんという気持ち」と話している。


生活再建、道のり長く=避難なお500人超―台風災害警戒・九州豪雨、5日で1カ月
8/4(金) 14:20配信 時事通信

 福岡、大分両県で36人の死者を出した九州北部豪雨災害は、5日で発生から1カ月。

 両県ではなお計約540人が避難生活を送り、最も多くの死者が出た福岡県朝倉市では依然5人が行方不明で、猛暑の中の捜索活動が続く。道路や河川が大量の土砂と流木で埋まり、復旧作業が難航している地域もあり、生活再建への道のりは長い。

 強い台風5号が九州に接近しており、被災地では二次災害を防ぐ作業が懸命に進められている。

 朝倉市では、7地区の約4000世帯1万人以上に対する避難勧告が継続し、約500人が避難所での生活を余儀なくされている。7月5日の記録的豪雨の後も断続的に激しい雨が降っており、市災害対策本部の担当者は「土砂災害の危険があり、全面解除の見通しは立っていない」と話す。

 避難者には高齢者も多い。市の保健師グループが毎日巡回するが、長期化に伴う心的外傷後ストレス障害(PTSD)や感染症が懸念される。福岡県も精神科医らの災害派遣精神医療チーム「DPAT」を派遣している。生活再建への不安や不眠を訴える被災者が多いという。

 応急仮設住宅は、小学校の運動場や球場などに計80戸建設する予定。うち40戸は18日に完成し、19日にも入居が始まる。既に69戸(3日現在)の応募があり、足りない場合は増設を検討する。

 台風5号接近に伴い、国土交通省は豪雨で氾濫した赤谷川流域の朝倉市杷木地域で、重機をこれまでの7倍に当たる35台に増やして、流木の撤去や住宅周辺に土のうを積む作業を急いだ。同省筑後川河川事務所の担当者は「二次災害を防ぐため、今まで以上に作業を急がないといけない」と話した。

 福岡県は4日午後、県庁で災害対策本部会議を開催。小川洋知事や県幹部職員らが冒頭、豪雨の犠牲者に1分間の黙とうをささげた。小川知事は「台風5号が接近しており、緊張感を持って臨みたい。二次被害の発生防止に努めていただきたい」と指示した。

 一方、豪雨で甚大な被害が出た大分県日田市では避難所の物資の備蓄状況を確認。仮設道路が台風の被害に遭わないよう、土砂ダムの排水路に沿って石を詰めた袋を設置する作業も進められた。


豪雨被害、8日に激甚指定=政府
8/4(金) 12:38配信 時事通信

 菅義偉官房長官は4日の記者会見で、九州北部を中心に見舞われた豪雨被害について、8日の閣議で激甚災害に指定すると明らかにした。

 指定対象は全国の農地と、福岡県朝倉市、東峰村、添田町、大分県日田市の4自治体の道路や橋など公共インフラ。菅氏は被害が大きかった福岡、大分両県での対応について「生活再建のほかに流木対策、インフラの復旧など、早期の復旧復興のため全力で取り組んでいる」と説明した。


<九州豪雨>久しぶりの友に笑顔 被災小学生が夏休み登校
8/4(金) 12:02配信 毎日新聞

 九州北部豪雨で校舎が被災した福岡県朝倉市の松末(ますえ)小学校(27人)の児童が夏休み登校日の4日、同じ杷木(はき)地区にある杷木小学校に集まった。豪雨から5日で1カ月がたつが、松末小は土砂や流木が流入し復旧のめどは立っていない。今も避難所で過ごす児童もおり、学校は心身ケアのため個人面談を実施した。

 児童らは安全のため警察官に見守られ、保護者らと登校した。いつもとは違う学校だが、久しぶりに友達と顔を合わせ笑顔。学校側が「ふれあい活動」の時間を設け、児童たちはのびのびと校内の遊具で遊んだり、鬼ごっこをしたりして駆け回った。併せて実施した個人面談では睡眠や食欲などについて尋ねた。【井上卓也】


新仮設道路が6日開通 対面通行可能に、全長300メートル 大分県日田市
8/4(金) 10:28配信 西日本新聞

257
6日に開通予定の新たな仮設道路。急ピッチで工事が進められている

 県は、大分県日田市小野地区の県道宝珠山日田線で整備中の新たな仮設道路(幅6メートル、全長約300メートル)について、6日午後3時に開通すると発表した。

 九州豪雨による大規模な土砂崩れで通行止めとなった現場では、7月15日に仮設道路(幅6メートル、全長約300メートル)が開通。しかし集落内の市道を経由して再び県道に接続するため、片側交互通行で昼間のみ、2トントラック以下しか通れなかった。新たな仮設道路の開通で、規制はなくなり、終日対面通行が可能になる。

 県は、降雨や、土砂崩れが起きた斜面の状況などによっては安全確保のため、通行止めにすることもある、としている。

=2017/08/04付 西日本新聞朝刊=


「食いぶちもどうなるか…」見えぬ生活再建 豪雨避難者550人「涙も出ない」
8/4(金) 10:12配信 西日本新聞

 慣れ親しんだわが家で暮らしたい。だが、被災から1カ月たとうとしているのに、片付けさえままならない。九州豪雨で被災した福岡県の朝倉市、東峰村、大分県日田市では、計550人が避難生活を余儀なくされている。「いつまで続くんかね…」。生活再建はまだ見えない。

 炎天下、朝倉市杷木星丸の日隈伸次さん(71)は泥にまみれながら自宅を掃除していた。7月5日の豪雨で乙石川が氾濫し、家が濁流に襲われた。生涯学習センターらくゆう館(同市杷木池田)で避難所生活を送りながら、片付けのため、毎日通っている。

 ボランティアの手を借りて床下の土砂は撤去した。直後、7月31日の大雨で再び浸水。建物は無事だったが、改修工事は順番待ちが続く。「盆には家族全員で集まりたいけどな」。日焼けした顔に疲労がにじむ。

 豪雨は生活の糧も奪った。「家も農機具もなんもかんも流された。この年齢では、他の仕事は見つからんし」。朝倉市黒川で農業を営む町田実さん(64)も避難先の総合市民センター「ピーポート甘木」で肩を落とす。自宅は流され、ヘリコプターで救助された。集落に20軒ほどあった民家はほとんど残っていない。道路も寸断されたままだ。

 農機具など全てそろえるには1千万円以上かかる。1ヘクタール以上ある田畑の修復費も計算できない。仮設住宅には真っ先に応募したが、外れれば避難所に残るしかない。「家も決まらんし、食いぶちもどうなるか分からん。涙も出らんよ」

 病気や障害のある避難者もいる。杷木中に身を寄せる男性(59)=朝倉市杷木寒水=は脊髄損傷で手足が不自由だ。頼れる身内はおらず、被災したアパートは家主が取り壊しを決めた。2万5千円だった家賃は、障害者年金が支えの男性にとって払える限界だった。仮設住宅や「みなし仮設」に入れても、行政の補助は2年で切れる。

 ソーシャルワーカーと相談し、長く住める物件を探している。「役所は頑張ってくれているし、わがままを言ったらいかん。ただ、途方に暮れている市民がいることも知ってほしい」。慣れ親しんだ杷木にとどまれるかどうか、まだ分からない。

=2017/08/04付 西日本新聞朝刊=


「何とかそれてほしい」被災住民祈る 不気味な動きの台風 重機7倍、復旧急ぐ 福岡県朝倉市
8/4(金) 9:52配信 西日本新聞

256
台風5号の接近に備え、急ピッチで進む流木や土砂の撤去作業=3日午後2時すぎ、福岡県朝倉市杷木林田

 国土交通省九州地方整備局は3日、九州豪雨で氾濫した福岡県朝倉市の赤谷川の応急復旧工事現場を報道陣に公開した。非常に強い台風5号が被災地に近づきつつあり、重機を7月の7倍に増やして二次災害を防ぐ作業を急ぐ。自然の猛威を思い知ったばかりの住民たちは、不気味な動きの台風を注視している。

 赤谷川流域では、大量の流木や土砂でせき止められた川の水が田畑をのみ込んで新たな河道をつくり、川が2本に分かれた状態。流量は弱まったように見えるが、水は濁っている。川底に砂が堆積する状況が今も続いているという。

 台風直撃なら氾濫など二次被害の恐れがあり、現場では着工時(7月19日)の7倍近い計35台のショベルカーが作業。流木の撤去や護岸材の設置を急ピッチで進めた。九地整の担当者は「流路を確保する復旧工事が台風対策につながるが、あまりにも早く台風がやって来ている。最大限、工事を急ぎたい」と話す。

 がれきなどの災害ごみが強風や再びの豪雨で凶器と化す恐れもある。この日も多くの被災者が、炎天下で自宅の片付けに追われた。

 同市杷木林田で特産「富有柿」を栽培する農家の熊谷和之さん(70)は、まだ青い実が台風で落ちたり、枝が折れたりしないよう竹で補強する作業に汗を流した。「豪雨に見舞われたばかりでこんなに早く台風におびえることになるとは。何とか進路がそれてほしい」と祈るように話した。

=2017/08/04付 西日本新聞朝刊=


<九州北部豪雨>発生から1カ月 避難生活1200人以上
8/3(木) 20:50配信 毎日新聞

255
土砂や流木が流れ込んだ住宅の片付けをする住民=福岡県朝倉市杷木林田で2017年8月3日午後4時31分、津村豊和撮影

 福岡、大分両県を襲った九州北部豪雨は5日で発生から1カ月となる。36人の犠牲者を出し、なお5人の行方不明者がいる被災地では、現在も避難所や公営住宅など自宅以外での避難生活を余儀なくされている人が両県で計1200人以上に上る。親族宅などに身を寄せている被災者もおり、実態はさらに多いとみられる。

 両県などの3日までの集計によると、学校や公共施設に開設された避難所に入る人は、福岡県朝倉市251世帯503人▽同県東峰村12世帯22人▽大分県日田市11世帯26人--の計274世帯551人。両県の公営・公的住宅には99世帯242人が入っている。

 また、自治体が民間アパートなどを借り上げる「みなし仮設」の入居者(一部予定者含む)は両県で162世帯471人。対象は自宅が全壊、もしくは流失した被災者だが、大分県日田市は半壊や床上浸水した被災者にも独自に対象を広げた。

 住宅被害は調査が進むにつれて膨らみ、両県で全半壊は744棟を数え、約2週間前の136棟から大幅に増加した。福岡県朝倉市と東峰村では仮設住宅計99戸の建設を計画している。一部は着工済みで、19日以降入居が始まる予定だ。【中村敦茂】

2017年7月31日 (月)

東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2247

引き続き、2011年3月11日に発生した、東日本大震災ならびに東電福島第一原発事故に関連するニュース記事を伝達します。

今後も引き続き、随時追加します。

リンク:復興への願い 折り鶴に込め 杜の都「仙台七夕まつり」開幕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:茨城で地震続発…次はどこで起きるのか? 早川名誉教授、関東から東北8日まで引き続き警戒を - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:茨城で震度3 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大洗被ばく>ポリ容器内部に茶色っぽい試料多数 画像公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:容器内部の写真公表=作業員被ばく事故―原子力機構 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:住民側が即時抗告=伊方原発差し止め却下で―松山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「安心して暮らせる環境整備」=福島知事に就任あいさつ―中川環境相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震で被災した長陽大橋ルート、8月27日に応急復旧完了の予定…南阿蘇村までの所要時間を大幅短縮 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第1、原子炉付近の地下水位急低下=汚染水漏出は確認されず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首都直下“M7級”警戒 関東地方で震度4続発、専門家「首都圏は地震の巣のようなもの」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:関東で震度3 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<地震>茨城県南部で震度3 津波の心配なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島原発事故>双葉町帰還困難区域 22年一部解除目指す - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:副題「フクシマの未来予想図」削除も内容は? テレ朝・ビキニ事件特番をネット注視 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難解除、22年春目標=「復興拠点」計画案を提示―福島・双葉町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<原子力規制委>大洗被ばく事故「レベル2」 暫定評価 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:事故評価は「レベル2」=原子力機構作業員被ばく―規制委 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:スクールバスで50分の通学時間は半分に 阿蘇復旧へ道開けた 長陽大橋27日開通に地元喜び - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:3号機建屋にカバー設置=プール燃料取り出しに向け―福島第1 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:茨城で震度4観測する地震2回 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JAふくしま>皇室に贈る「献上桃」 180個を厳選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県で震度4の地震発生 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:茨城震源、震度4相次ぐ=未明は広範囲揺れ―気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<地震>茨城県などで震度4 津波の恐れなし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔地震〕関東地方の広域で震度4、津波の心配なし(8/2) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島、関東で震度4=津波の心配なし―気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<地震>茨城県で震度4 津波の恐れなし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔地震〕関東・東北の広い範囲で震度4、津波の心配なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本・南阿蘇>阿蘇長陽大橋、27日に開通 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:みなし仮設、社員寮に転用=避難者が虚偽申請―福島県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<美浜原発1号機>廃炉に本格着手 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島県>釣り人の割合が全国最下位 影落とす原発事故 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:関電、MOX燃料の製造契約=震災後で全国初 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:デブリ回収、格納容器底部を先行=廃炉支援機構が計画案―福島第1 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

復興への願い 折り鶴に込め 杜の都「仙台七夕まつり」開幕
8/6(日) 22:27配信 産経新聞

271
「仙台七夕まつり」が開幕し、色鮮やかな七夕飾りや短冊が訪れた人たちの目を楽しませた=6日午後、仙台市(桐原正道撮影)(写真:産経新聞)

 杜の都の夏を彩る「仙台七夕まつり」が6日、仙台市で開幕した。市中心部のアーケードは、約1・7キロにわたり、豪華絢爛な吹き流しで彩られたほか、東日本大震災からの復興を願い、小中学生が作った8万8千羽の折り鶴も飾られた。8日まで。

 仙台七夕の歴史が学べる七夕伝承館や短冊に願い事を書くコーナーも設けられ、夕方までに、昨年初日よりも4万人多い48万6千人が訪れた。3日間で約215万人の人出を見込む。

 夫婦で訪れた兵庫県西宮市の桧山邦昭さん(72)は色とりどりの吹き流しに、「大きくてきれい。桜の季節にも東北を旅行したが、また訪れたい」と話した。


茨城で地震続発…次はどこで起きるのか? 早川名誉教授、関東から東北8日まで引き続き警戒を
8/5(土) 16:56配信 夕刊フジ

 茨城を震源とする不気味な地震が相次いでいる。3日の昼過ぎにもマグニチュード(M)4・5(推定)が発生し、2日から3日までにM4以上の地震が3度、最大震度4を2度も記録した。まだ地震は続くのか。起きるならどこなのか。地震予測の専門家は茨城を含む関東地方から東北にシグナルが出ていると警戒する。

 3日の地震は午後1時45分ごろ、茨城県南部、深さ約50キロを震源として発生。茨城、埼玉、千葉などで震度3を計測した。2日の2度の揺れを含めて立て続けの印象だ。

 日本地震予知学会の会長で電気通信大名誉教授の早川正士氏は、これらが起きる兆候を事前にキャッチ、自らが主宰する地震予測サイト『予知するアンテナ』(会員制)で発表していた。

 「南東北から関東地方にかけて揺れを感じる地震がありそうだったため、1日の時点で(『予知するアンテナ』に)情報を出した。茨城が最も揺れる兆候があったため、警戒が必要な地域として茨城を赤字で示していた」と話す。

 早川氏は、地震が起こる約1週間前、前兆現象として起きる地殻のヒビ割れに着目。このヒビが発生させる電磁波が地球上空の電離層に与える影響を分析し、発生場所と地域を割り出している=別項。

 1日発表の予測では8日までの間に茨城、千葉、福島、宮城にかけて、陸ならM5・0程度、海底の場合はM5・5程度とシミュレーション。発表翌日と翌々日、この予測通りに地震が発生した。

 ゾッとするほど当たるこの分析、次はどこで起きるのか。

 早川氏によると、先の茨城、千葉、福島、宮城は8日まで引き続き警戒が必要。このほか、「青森、岩手のあたりでも兆候が出ている。規模は陸ならM5・0程度、海底ならM5・5程度をみられる」(早川氏)。こちらはこの1週間が危ないという。備えだけはしっかりしておきたい。

 【早川氏の理論】地震が起こる約1週間前、前兆現象として地殻のヒビ割れが起こる。このヒビが電磁波を発生させ、地球上空の電離層に作用する。電離層は通常、上空60キロメートル~800キロメートルに存在するが、電磁波の影響を受けると地上に数キロメートル近づく。地上から送信される電波は電離層ではね返り、再び地上で受信されるため、異常があった場合は、電波の送受信がいつもより短時間で行われることになる。各地の観測所で得られた結果から地震の震源地と発生時期を予測している。


茨城で震度3
8/5(土) 8:10配信 時事通信

 5日午前7時55分ごろ、茨城県北部を震源とする地震があり、同県東海村で震度3の揺れを観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約60キロ。地震の規模(マグニチュード)は4.1と推定される。


<大洗被ばく>ポリ容器内部に茶色っぽい試料多数 画像公開
8/4(金) 21:31配信 毎日新聞

260
ステンレス容器内のポリ容器に保管されていたプルトニウムやエポキシ樹脂が混じった試料=日本原子力研究開発機構提供

 日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター(茨城県大洗町)の作業員被ばく事故で、原子力機構は4日、破裂したビニール袋を収めたステンレス容器の内部の画像を公開した。ビニール袋の中にあるポリ容器には、エポキシ樹脂やプルトニウムなどが混ざった茶色っぽい試料が多数入っていた。

 原子力機構によると、ステンレス容器は事故後に同センター内の別室にある密閉型の作業台に移して保管。今月1日から容器内部の確認作業を進めていた。ポリ容器のふたと本体はテープ状のもので固定されていたが、事故でテープは裂け、蓋が外れていたという。

 原子力機構は試料の詳しい分析を進め、9月末までに原子力規制委員会に最終報告書を提出する。

 事故は6月6日に発生。作業員がステンレス容器を開けた際に中のビニール袋が破裂し、核燃料物質が飛散。5人が内部被ばくした。【鈴木理之】


容器内部の写真公表=作業員被ばく事故―原子力機構
8/4(金) 21:09配信 時事通信

 日本原子力研究開発機構の大洗研究開発センター(茨城県大洗町)で放射性物質の点検中に容器が破裂し、作業員5人が被ばくした事故で、原子力機構は4日、容器の内部を撮影した写真を公開した。

 
 原子力機構によると、放射性物質は金属製容器に保管されていたが、内部は樹脂で固めた放射性物質を直接納めたポリ容器(高さ23センチ、直径9.4センチ)を2重のビニール袋で包み、開口部を溶着して密封していた。

 金属製容器は事故後、放射性物質を飛散させないように別の部屋で保管されていたが、原子力機構は事故原因を調べるため、2日と3日に容器内部を調査し内容物を回収した。

 機構によると、破裂した二つの袋はいずれも溶着した部分が裂けており、外袋の裂け目から内側の袋の一部が飛び出していた。

 機構は、長期間の保管中にポリ容器や樹脂が放射線で分解され、生じたガスが袋内部にたまって破裂したと推定しており、回収した放射性物質の分析を進める。


住民側が即時抗告=伊方原発差し止め却下で―松山
8/4(金) 18:07配信 時事通信

 愛媛県の住民が四国電力伊方原発3号機(同県伊方町)の運転差し止めを求めた仮処分申請で、住民側は4日、申し立てを却下した松山地裁決定を不服として、高松高裁に即時抗告した。

 
 松山地裁は7月21日の決定で、原子力規制委員会の新規制基準に「不合理な点はない」と判断。伊方3号機の安全性を認めた規制委の審査についても「看過し難い誤りはない」と認定した。

 伊方3号機をめぐっては、他に広島、大分、山口の3地裁・支部でも住民らが運転差し止めの仮処分を申請。広島地裁は3月に申し立てを却下し、住民側は広島高裁に即時抗告した。

 愛媛県庁で会見した住民側の中川創太弁護士は「高松高裁は住民をばかにせず、血の通った判断をしてほしい」と強調した。


「安心して暮らせる環境整備」=福島知事に就任あいさつ―中川環境相
8/4(金) 17:16配信 時事通信

 中川雅治環境相は4日、就任後初めて福島県を訪問し、県庁で内堀雅雄知事と会談した。

 中川氏は「まずは安心して暮らしていける環境をしっかりと整備していきたい」と述べ、東京電力福島第1原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設(福島県双葉町、大熊町)の用地取得に力を入れる考えを示した。

 内堀知事は会談で「福島の原子力災害対応は現在進行形で、有事だ」と強調。中間貯蔵施設の整備や放射線量の高い帰還困難区域の環境回復などを課題に挙げ、協力を求めた。

 中川氏は会談後、記者団に「いろいろな課題があるが、県、関係自治体の首長と連携し、一致団結して対応する」と語った。


熊本地震で被災した長陽大橋ルート、8月27日に応急復旧完了の予定…南阿蘇村までの所要時間を大幅短縮
8/4(金) 8:16配信 レスポンス

国土交通省は、熊本地震で大きな被害を受けた長陽大橋ルート(村道栃木~立野線)が8月27日に、応急復旧工事が完了し、開通できる見込みと発表した。今回の開通で南阿蘇村中心部と立野地区との間で生じていた大きな迂回が解消される。

[関連写真]

長陽大橋ルートは、熊本地震で大きな被害を受け、大規模災害復興法に基づく国の代行事業として橋梁や法面などの復旧工事を進めてきた。昼夜24時間体制で復旧作業を進めてきた結果、8月27日に応急復旧工事が完了し、開通できる見込みとなった。

南阿蘇村役場までの所要時間は、熊本インターチェンジから約35分、立野交差点から約10分となり、これまでの俵山トンネルルートに比べて25~30分程度の時間短縮となる。

《レスポンス レスポンス編集部》


福島第1、原子炉付近の地下水位急低下=汚染水漏出は確認されず
8/3(木) 20:20配信 時事通信

 東京電力は3日、福島第1原発4号機の近くにある地下水くみ上げ用の井戸の水位が急低下し、原子炉建屋の地下に滞留する高濃度汚染水の水位より低くなったと発表した。

 水位が逆転すると汚染水が外に漏れ出す恐れがあるが、東電は井戸水から放射性セシウムは検出されず、汚染水の漏出は確認されていないとしている。

 水位の逆転が確認されたのは初めて。東電は同日、運転上のルールを逸脱した状態だったとして原子力規制庁に報告した。

 水位低下は、4号機の原子炉建屋から南西に11メートル離れた井戸で2日午後6時半ごろ発生。約90秒で水位が2.2メートル下がり、建屋の滞留水より約1メートル低くなった。井戸は自動停止し、水位は徐々に回復して20分余りで逆転状態が解消した。


首都直下“M7級”警戒 関東地方で震度4続発、専門家「首都圏は地震の巣のようなもの」
8/3(木) 16:56配信 夕刊フジ

 関東地方で2日未明から早朝にかけ、広範囲にわたり震度4を記録する地震が立て続けに起きた。気象庁は緊急地震速報を発表して警戒を呼び掛けるなど緊張が走った。専門家は「首都圏は地震の巣のようなもので、今回以上に大きな揺れが発生しても全くおかしくない」と警鐘を鳴らしている。

 一発目の揺れは多くの人が寝静まる真夜中だった。2日午前2時2分ごろ、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉の6県で震度4、東京都内で同3を記録。震源地は茨城県北部で震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・5と推定される。

 その約5時間後、同じ茨城県の南部の深さ約50キロを震源に、M4・6と推定される地震が発生。茨城、栃木、埼玉、千葉の4県で再び震度4を計測した。

 夕刊フジで「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」(木曜)を連載する武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏は「震源地となった茨城県を含む首都圏は太平洋プレート、北米プレートそしてフィリピン海プレートがぶつかり合い、直下型の地震が発生する世界でもまれな『地震の巣』といえる。今回の地震は3・11の余震ではない。これまで、たまたまこの地域で落ち着いていた地震活動が通常に戻ったとみるべきだろう」と話す。

 今後、どのような地震が首都圏で発生する恐れがあるのか。

 「この周辺では昔から、3つのプレートに起因する大きな震災が発生している。大きなものでは、死者1万人近くを出したマグニチュード7・1の安政江戸地震。ここ100年の間では大正年間にマグニチュード7・0を記録した竜ヶ崎地震などがある。首都の真下で大規模な直下型地震が起こる恐れも十二分に考えられる」

 茨城、栃木をはじめ、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の1都6県でM7級の大地震がいつ起きてもおかしくないという。備えだけは万全にしておきたい。


関東で震度3
8/3(木) 14:05配信 時事通信

 3日午後1時45分ごろ、茨城県南部を震源とする地震があり、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉の各県で震度3の揺れを観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約50キロ。地震の規模(マグニチュード)は4.5と推定される。主な各地の震度は次の通り。

 震度3=茨城県土浦市、常総市、宇都宮市、群馬県大泉町、埼玉県熊谷市、千葉県野田市
 震度2=東京都千代田区、横浜市。


<地震>茨城県南部で震度3 津波の心配なし
8/3(木) 14:02配信 毎日新聞

 3日午後1時45分ごろ、茨城県南部を中心に震度3を記録する地震があった。気象庁によると、震源の深さは約50キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は4.5と推定されている。この地震による津波の心配はないという。

 震度3を記録したのは以下の地域。

 【茨城県】笠間市▽小美玉市▽土浦市▽石岡市▽坂東市▽筑西市▽かすみがうら市▽桜川市▽常総市▽つくばみらい市

 【栃木県】宇都宮市▽足利市▽栃木市▽佐野市▽真岡市▽益子町▽下野市

 【群馬県】大泉町▽邑楽町

 【埼玉県】熊谷市▽行田市▽加須市▽本庄市▽羽生市▽久喜市▽川口市▽春日部▽宮代町

 【千葉県】野田市


<福島原発事故>双葉町帰還困難区域 22年一部解除目指す
8/2(水) 21:09配信 毎日新聞

253
双葉町の復興拠点案

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町は2日、放射線量が高い「帰還困難区域」の一部について2022年春ごろまでに避難指示を解除し、住民の帰還を目指すことを明らかにした。同県7市町村に残る帰還困難区域のうち解除の計画が示されたのは初めてとなる。

 同町によると、町域の96%を占める帰還困難区域に再び人が住めるようにする「特定復興再生拠点」(復興拠点)の認定へ向け、国に申請する計画に盛り込んだ。復興拠点は、改正福島復興再生特措法で定められ、国は自治体が策定した計画を認定した上で、拠点の除染やインフラ整備を集中的に進め、今後5年をめどに避難指示を解除する。

 計画では、JR双葉駅周辺を含む555ヘクタールの整備を求め、面積は町域の11%にあたる。原発事故前に多数の住民が住んでいた区域を中心に設定し、住宅団地などを整備する方針だ。

 一方、町北東部にあり、放射線量が比較的低い「避難指示解除準備区域」については、19年度末ごろまでに、避難指示を先行解除することも目指す。ただ先行解除後も住民の居住は想定せず、第1原発の廃炉に関わる企業などの誘致を予定している。【乾達】


副題「フクシマの未来予想図」削除も内容は? テレ朝・ビキニ事件特番をネット注視
8/2(水) 19:59配信 J-CASTニュース

 テレビ朝日が2017年8月6日放送予定の報道ドキュメンタリー「ザ・スクープスペシャル」の特別番組タイトルを、8月1日に変更したことが分かった。

 「ビキニ事件63年目の真実~フクシマの未来予想図~」となっていたものから「フクシマの未来予想図」の部分を削除した。ビキニ事件と福島の原発事故は意味が異なるという苦情を受けてのものだが、ネット上の関心は、タイトルは変わったが番組内容は「福島を貶めるものになっていないか」に移っている。

■「体に異常のある子供が生まれるということも度々あった」

 J-CASTニュースがテレビ朝日にどうして削除をしたのか、この削除によって番組内容は変更になるのか、と17年8月2日に取材したところ、削除の理由について同社広報部は、

  「視聴者のみなさまからなどからご意見を頂く中で、誤解を生じかねないと考え、サブタイトルは昨日削除しました。番組内容については、放送前なのでお答えは控えさせていただきます」

と回答した。

 「ビキニ事件63年目の真実~フクシマの未来予想図~」のタイトルへの批判が激しくなったのは7月30日から。ビキニ事件というのは太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁で米国が1954年3~5月にかけ行った水爆実験。多くの住民が被曝し、1954年3月1日には広島型原子爆弾約1000個分という水素爆弾が投じられ、日本のマグロ漁船・第五福竜丸など死の灰を浴び被曝した船は1000以上とされている。番組ウェブサイトには第五福竜丸乗組員の証言が掲載され、

  「あの時、ビキニ事件をうやむやにしたことがフクシマの悲劇を生みだした」

と書いている。また、山口豊アナウンサーは同サイトのブログで、是非この番組を見て頂きたいと宣伝し、ビキニ環礁で行った水爆実験で深刻な放射能汚染を受けたロングラップ島での取材を通じ、

  「島での生活でも甲状腺がんや乳がんなど深刻な病気を患う島民が相次ぎ、女性は流産や死産が続いたそうです。中には、体に異常のある子供が生まれるということも度々あったそうです」

という事が分かった、と書いている。

 こうした告知に対し、ネット上ではビキニ事件と福島の原発事故にどんな関係があるのか、ビキニ事件と同じような健康被害が起きるというのか、などといった疑問が噴出した。

「中身もフクシマがーって言ってないんか?」
 ツイッターや掲示板には、

  「実際に核実験した土地と福島を御丁寧に『フクシマ』とカタカナ表示し、比較する意図って…」
  「大変だ大変だ!福島はビキニと同じだーーー!」
  「いつまで 福島に呪いをかける気なのかね」

などといったことが書き込まれ騒動へと発展していき、前述のとおり8月1日にサブタイトルが削除されることとなった。

 テレ朝が「フクシマ~」部分のタイトルを削除したことから、ネット上での関心は番組内容へと移っている。ツイッターや掲示板には、

  「あとは当日放送される本編の内容のファクトチェックだな」
  「タイトルから削除しただけで、中身はいちいち福島を持ち出す『風評被害歓迎』サブリミナル番組なんでしょ?」
  「タイトルだけ変えていけるんかいな?中身もフクシマがーって言ってないんか?」

などと書き込まれ、視聴者は心配を募らせている。


避難解除、22年春目標=「復興拠点」計画案を提示―福島・双葉町
8/2(水) 18:25配信 時事通信

 東京電力福島第1原発事故による全域への避難指示が続く福島県双葉町は2日、帰還困難区域に整備する「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)の整備計画案を明らかにした。

 復興拠点の避難指示解除の目標時期について、「2022年春ごろまで」と明記した。復興拠点の計画案は、帰還困難区域を抱える市町村で初めて。

 復興拠点は、5月に成立した改正福島復興再生特別措置法に定められたもので、国の負担でインフラ整備と除染を実施する。

 双葉町の計画案では、帰還困難区域約4900ヘクタールのうち、約555ヘクタールを復興拠点とした。19年度までに交通インフラを整備し、JR双葉駅周辺などを先行解除して往来を確保。住宅団地などを整備した上で、22年春ごろの復興拠点全域の避難解除を目標とした。解除から5年後には居住人口約2000人を目指す。


<原子力規制委>大洗被ばく事故「レベル2」 暫定評価
8/2(水) 11:41配信 毎日新聞

200
職員ら男性5人が被ばくした日本原子力研究開発機構の大洗研究開発センター燃料研究棟=茨城県大洗町で2017年6月7日、本社ヘリから西本勝撮影

 日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター(茨城県大洗町)の作業員被ばく事故について、原子力規制委員会は2日、原子力事故の国際評価尺度(INES)で、レベル0~7の8段階で下から3番目となる「レベル2(異常事象)」と暫定評価した。9月末に提出予定の原子力機構の最終報告書を待って正式な評価を出す。

 ◇「施設外への放出なく」

 規制委は、作業員の1人に法定限度(年50ミリシーベルト)を超える被ばくがあった一方、施設外への放射性物質の放出がなかった点を踏まえ、レベル2と評価した。

 国内では、1991年に関西電力美浜原発2号機(福井県)で蒸気発生器の細管が破断し、国内の原発で初めて緊急炉心冷却装置が作動した事故や、停止中の北陸電力志賀原発1号機(石川県)が一時的に臨界になった事故(99年)がレベル2だった。

 事故は6月6日に発生。作業員が核燃料物質が入ったステンレス製容器を開けた際、中のビニール袋が破裂し、5人が内部被ばくした。密閉されていない作業台で作業していたことや、ビニール袋の劣化の可能性を認識しながら対策をしないなど、原子力機構の管理体制の甘さが問題となっている。【鈴木理之】


事故評価は「レベル2」=原子力機構作業員被ばく―規制委
8/2(水) 11:36配信 時事通信

 原子力規制委員会は2日、日本原子力研究開発機構の大洗研究開発センター(茨城県大洗町)で起きた作業員の被ばく事故について、国際原子力事故評価尺度(INES)で8段階のうち下から3番目の「レベル2」(異常事象)に当たると暫定評価した。

 事故は6月6日、同センターの燃料研究棟で放射性物質の点検中に発生。金属製容器の内側のビニール袋が破裂し、作業員5人の体内から微量のプルトニウムなどが検出された。最も内部被ばくが多かった作業員は、今後50年間の累積で100ミリシーベルト以上200ミリシーベルト未満と推定された。

 規制委は、法定年間限度(50ミリシーベルト)を超えているものの、「レベル3」(重大な異常事象)に相当する年間限度の10倍に達していないことなどから、レベル2にとどめた。


スクールバスで50分の通学時間は半分に 阿蘇復旧へ道開けた 長陽大橋27日開通に地元喜び
8/2(水) 11:24配信 西日本新聞

251
地元首長の視察に合わせ報道陣に公開された阿蘇長陽大橋。復旧工事は24時間態勢で進められている=6月、熊本県南阿蘇村

 石井啓一国土交通相は1日の記者会見で、昨年4月の熊本地震で損傷し不通となった熊本県南阿蘇村の阿蘇長陽大橋の復旧工事が進み、27日に開通予定になったと発表した。開通により村中心部と立野地区の間での迂回(うかい)が解消され、九州自動車道熊本インターチェンジ(IC)-南阿蘇村役場の所要時間は60分から35分に短縮。市民生活や観光客の利便性が向上し、復興に向けた大きな一歩になると期待される。

 熊本地震で南阿蘇村の阿蘇大橋が崩落するなど村中心部と熊本市方面を結ぶ幹線道路は寸断されており、現在は県道の俵山トンネルを通る迂回ルートとなっている。村が管理する阿蘇長陽大橋(全長276メートル)は、阿蘇大橋の約1キロ南側にある。地震で橋を支える土台が沈下するなどの損傷を受けたため、国交省が2013年施行の大規模災害復興法を初めて適用し、復旧工事を代行していた。

 阿蘇大橋の代替ルートとなる阿蘇長陽大橋が開通すれば、南阿蘇村の立野交差点と村役場の距離は32キロから7キロに、所要時間は40分から10分に短縮される。国交省は27日、村で開通式を行う予定で調整している。

 熊本地震で阿蘇大橋が崩れ落ち、JR豊肥線と国道57号も途絶したままの熊本県阿蘇地域は、阿蘇長陽大橋の復旧で、通勤通学など生活の利便性が格段に向上する。秋の行楽期を控え観光客の回復にも期待を寄せる地元では「ようやく復旧を実感できる」と喜びの声が上がった。

 南阿蘇村では、二つの大橋が不通となり、村中心部と分断された立野地区は全357戸が長期避難世帯に認定され、多くの住民が隣町に暮らす。立野地区の上村健区長(67)は「長陽大橋が通れば村役場も近くなり、復旧を実感できる」。スクールバスで約50分だった通学時間はほぼ半分に。南阿蘇西小の山下洋教頭は「児童や保護者の負担が軽くなる」と喜ぶ。

 村唯一の救急指定病院だった阿蘇立野病院は、4月に再開した週1回の診療を橋の開通に合わせて月曜-土曜に拡大する方針。担当者は「村の医療体制の強化につなげたい」と入院患者の受け入れ準備も進める。

 立野地区は橋の開通に加え、8月末に水道の仮復旧が見込まれる。復興へ歩みを進める一方で、長期避難世帯の認定解除には、急斜面の安全確保などの条件もある。吉良清一村長は「まだクリアすべき課題がある」と気を引き締めた。

 阿蘇長陽大橋の復旧は、昨年12月に熊本市方面と南阿蘇を結ぶ俵山トンネルルートが復旧したのに続く朗報。ただし、主要国道や鉄路の完全復旧の時期は見通せず、本格的な観光復興は道半ば。阿蘇市観光課の秦美保子課長は「阿蘇地域を周遊する新たなルートになる。国道57号の復旧まで地域で協力して盛り上げたい」。

=2017/08/02付 西日本新聞朝刊=


3号機建屋にカバー設置=プール燃料取り出しに向け―福島第1
8/2(水) 11:08配信 時事通信

 東京電力は2日朝、福島第1原発3号機の使用済み燃料プールに保管されている核燃料の取り出しに向け、原子炉建屋上部を覆うカバーの設置工事を報道陣に公開した。

 カバー設置には、燃料を取り出す装置を風雨などから守り、放射性物質を外部へ漏らさない目的がある。

 鉄骨でできたカバーは、高さ約17.5メートル、長さ約57メートルのかまぼこ型。福島県いわき市の作業場から16分割して海上輸送し、7月31日から建屋への設置作業を始めた。

 2日朝は、分割されたカバーの二つ目を遠隔操作のクレーンで建屋上部に持ち上げ、作業員十数人がカバーを固定した。


茨城で震度4観測する地震2回
8/2(水) 10:57配信 ホウドウキョク

2日午前7時16分ごろ、茨城県南部を中心に震度4の地震を観測した。この地震で、津波の心配はない。
気象庁によると、午前7時16分ごろに、やや強い揺れを観測した。
震度4は、茨城・笠間市、土浦市、石岡市、筑西市、栃木・栃木市、鹿沼市、小山市、真岡市、埼玉・春日部市、千葉・野田市などとなっている。
気象庁によると、震源地は茨城県南部で、震源の深さはおよそ50km、地震の規模を示すマグニチュードは4.6と推定される。
揺れを観測した茨城県などでは、午前2時すぎにも、茨城県北部を中心に震度4の地震を観測している。


<JAふくしま>皇室に贈る「献上桃」 180個を厳選
8/2(水) 8:28配信 毎日新聞

248
皇室へ献上する桑折町産の桃を選ぶ関係者=福島県桑折町のJAふくしま未来桑折総合支店で2017年8月1日午後1時55分、曽根田和久撮影

 桃の産地として知られる福島県桑折町のJAふくしま未来桑折総合支店で1日、皇室に贈る「献上桃」を選び出す作業があった。生産者らが色や形のいい180個を厳選し、丁寧に箱詰めした。

 JAによると、桑折町で収穫した桃は1994年以降、福島第1原発事故があった2011年を含めて毎年皇室に贈られている。この日は、早朝に収穫したメイン品種「あかつき」約18万個の糖度や硬さを光センサーを使って測定し、480個を選別。この中から色むらがなく、形が丸い180個を選び抜いた。

 今年は小ぶりながらも、糖度の高い桃ができたという。高橋宣博町長は「24年連続の桃の献上は町民にとって誇りです」と話した。

【曽根田和久】


埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県で震度4の地震発生
8/2(水) 7:24配信 ウェザーニュース

08月02日 07:16 埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県で震度4の地震が発生しました。

震源地:茨城県南部
マグニチュード:4.6
震源の深さ:約50km

この地震による津波の心配はありません

震度4:
【茨城県】
笠間市石井 土浦市常名 石岡市柿岡 境町旭町 坂東市馬立 筑西市舟生 桜川市真壁

【栃木県】
栃木市岩舟町静 鹿沼市晃望台 小山市神鳥谷 真岡市石島 益子町益子

【埼玉県】
春日部市粕壁

【千葉県】
野田市鶴奉

震度3:
【茨城県】
水戸市金町 水戸市千波町 水戸市内原町 日立市十王町友部 笠間市中央 笠間市下郷 笠間市笠間 ひたちなか市南神敷台 茨城町小堤 常陸大宮市北町 常陸大宮市山方 常陸大宮市野口 那珂市福田 那珂市瓜連 城里町石塚 城里町阿波山 小美玉市小川 小美玉市堅倉 小美玉市上玉里 土浦市藤沢 土浦市田中 茨城古河市下大野 茨城古河市仁連 石岡市若宮 石岡市八郷 結城市結城 下妻市本城町 下妻市鬼怒 取手市寺田 牛久市城中町 つくば市天王台 つくば市研究学園 つくば市小茎 茨城鹿嶋市鉢形 茨城鹿嶋市宮中 阿見町中央 八千代町菅谷 五霞町小福田 守谷市大柏 坂東市岩井 坂東市山 坂東市役所 稲敷市江戸崎甲 稲敷市結佐 筑西市下中山 筑西市門井 かすみがうら市上土田 かすみがうら市大和田 桜川市岩瀬 桜川市羽田 常総市新石下 常総市水海道諏訪町 つくばみらい市加藤 つくばみらい市福田

【栃木県】
宇都宮市明保野町 足利市大正町 栃木市旭町 栃木市大平町富田 栃木市藤岡町藤岡 佐野市葛生東 鹿沼市今宮町 小山市中央町 真岡市田町 真岡市荒町 市貝町市塙 下野市石橋 下野市田中 下野市笹原

【群馬県】
館林市美園町 館林市城町 板倉町板倉 群馬明和町新里 邑楽町中野

【埼玉県】
熊谷市大里 行田市本丸 加須市騎西 加須市大利根 羽生市東 鴻巣市中央 鴻巣市川里 鴻巣市吹上富士見 久喜市下早見 久喜市青葉 久喜市栗橋 川越市新宿町 春日部市金崎 春日部市谷原新田 上尾市本町 草加市高砂 和光市広沢 桶川市上日出谷 北本市本町 蓮田市黒浜 幸手市東 宮代町笠原 杉戸町清地 さいたま北区宮原 さいたま見沼区堀崎 さいたま岩槻区本丸

【千葉県】
山武市埴谷 千葉花見川区花島町 野田市東宝珠花 成田市花崎町 成田市中台 習志野市鷺沼 柏市旭町 柏市柏 八千代市大和田新田 我孫子市我孫子 鎌ケ谷市新鎌ケ谷 浦安市日の出 印西市大森 白井市復


茨城震源、震度4相次ぐ=未明は広範囲揺れ―気象庁
8/2(水) 7:24配信 時事通信

 2日午前2時2分ごろ、茨城県北部を震源とする地震があり、福島県白河市と、水戸市など関東地方の広い範囲で震度4の揺れを観測した。

 午前7時16分ごろにも、茨城県南部を震源とする地震があり、同県土浦市などで震度4を観測した。

 気象庁によると、1回目の震源の深さは約10キロで地震の規模(マグニチュード)は5.5と推定。2回目は震源の深さ約50キロ、マグニチュードは4.6と推定される。

 東京電力によると、福島第1、第2原発に異常は確認されていない。

 午前2時2分ごろの地震の主な各地の震度は次の通り。

 震度4=福島県白河市、水戸市、宇都宮市、群馬県渋川市、埼玉県宮代町、千葉県柏市
 震度3=宮城県角田市、福島市、茨城県守谷市、栃木県日光市、前橋市、さいたま市、千葉市、東京都千代田区。


<地震>茨城県などで震度4 津波の恐れなし
8/2(水) 7:23配信 毎日新聞

 2日午前7時16分ごろ、茨城、栃木、埼玉、千葉県で震度4を記録する地震があった。気象庁によると、震源地は茨城県南部で、震源の深さは約50キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は4.6と推定される。この地震による津波の心配はないという。

 ◇震度4を記録した地域は以下の通り。

 茨城県笠間市、土浦市、石岡市、境町、坂東市、筑西市、桜川市、栃木県栃木市、鹿沼市、小山市、真岡市、益子町、埼玉県春日部市、千葉県野田市


〔地震〕関東地方の広域で震度4、津波の心配なし(8/2)
8/2(水) 7:20配信 レスキューナウニュース

気象庁によると、2日07:16頃、茨城県南部を震源とするM4.6の地震があり、関東地方の広域で震度4の揺れを観測しました。この地震による津波の心配はありません。
なお02:02頃には、茨城県北部を震源とするM5.5・最大震度4を観測する地震があり、その前後には茨城県北部と南部を震源とする地震が相次いでいます。

■発生事象
・発生日時 :8月2日07:16頃
・震源地  :茨城県南部(北緯36.1度、東経140.0度)
・震源の深さ:約50km
・地震の規模:M4.6(推定)

■震度4以上が観測された市町村(*印は気象庁以外の震度観測点)
【震度4】
・茨城県 :笠間市石井*、土浦市常名、石岡市柿岡、境町旭町*、坂東市馬立*、筑西市舟生、桜川市真壁*
・栃木県 :栃木市岩舟町静*、鹿沼市晃望台*、小山市神鳥谷*、真岡市石島*、益子町益子
・埼玉県 :春日部市粕壁*
・千葉県 :野田市鶴奉*

■直近の茨城県を震源とする地震状況(2日08:00現在)
<茨城県南部>
・02日07:16 M4.6 北緯36.1度、東経140.0度 約50km 最大震度4
・02日00:38 M3.6 北緯36.0度、東経140.1度 約60km 最大震度2

・31日11:37 M2.9 北緯36.0度、東経140.2度 約60km 最大震度1
・28日22:31 M3.4 北緯36.3度、東経140.0度 約70km 最大震度1
・26日01:07 M3.2 北緯36.1度、東経139.9度 約50km 最大震度2

※茨城県南部を震源とする最大震度4以上を観測した地震は、2016年9月7日13:28頃発生したM4.9(水戸市などで最大震度4)以来。
※東日本大震災以降、震度4以上が30回発生(うち震度5強1回、5弱6回)。

<茨城県北部>
・02日05:22 M3.2 北緯36.8度、東経140.6度 約10km 最大震度1
・02日04:32 M3.1 北緯36.8度、東経140.5度 約10km 最大震度1
・02日03:24 M2.8 北緯36.8度、東経140.5度 約10km 最大震度1
・02日02:02 M5.5 北緯36.8度、東経140.6度 約10km 最大震度4

・20日10:15 M4.0 北緯36.7度、東経140.7度 約10km最大震度2

※茨城県北部を震源とする最大震度4以上を観測した地震は、2017年4月20日04:46頃発生したM4.2(日立市などで最大震度4)以来。
※東日本大震災以降、震度4以上が34回発生(うち震度6弱1回、5強2回、5弱7回)。

<茨城県沖>
・30日23:28 M4.1 北緯36.4度、東経141.1度 約50km 最大震度2
・29日17:23 M3.5 北緯36.4度、東経141.0度 約40km 最大震度1
・29日11:31 M2.6 北緯36.5度、東経140.7度 約60km 最大震度1
・28日16:16 M5.0 北緯36.3度、東経141.9度 ごく浅い 最大震度1
・25日09:52 M3.7 北緯36.4度、東経141.0度 約30km 最大震度1

※茨城県沖を震源とする最大震度4以上を観測した地震は、2017年1月18日17:19頃発生したM4.2(東海村で最大震度4)以来。
※東日本大震災以降、震度4以上が48回発生(うち震度6強1回、5弱3回)


福島、関東で震度4=津波の心配なし―気象庁
8/2(水) 2:13配信 時事通信

 2日午前2時2分ごろ、茨城県北部を震源とする地震があり、福島県白河市と、水戸市、宇都宮市、千葉県柏市など関東地方の広い範囲で震度4の揺れを観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約10キロ。地震の規模(マグニチュード)は5.5と推定される。この地震による津波の心配はない。

 東京電力によると、福島第1、第2原発に異常は確認されていない。

 主な各地の震度は次の通り。

 震度4=福島県白河市、水戸市、宇都宮市、群馬県渋川市、埼玉県宮代町、千葉県柏市
 震度3=宮城県角田市、福島市、茨城県守谷市、栃木県日光市、前橋市、さいたま市、千葉市、東京都千代田区。


<地震>茨城県で震度4 津波の恐れなし
8/2(水) 2:09配信 毎日新聞

 2日午前2時2分ごろ、茨城県北部を中心に震度4を記録する地震があった。気象庁によると、震源地は茨城県北部で、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.5と推定される。この地震による津波の心配はない。

 震度4を記録した地域は以下のとおり。

 【福島県】白河市郭内▽棚倉町▽矢祭町戸塚▽矢祭町

 【茨城県】水戸市▽日立市▽常陸太田市▽高萩市▽笠間市▽ひたちなか市▽東海村▽大子町▽常陸大宮市▽那珂市▽小美玉市▽土浦市▽石岡市▽龍ケ崎市▽下妻市▽取手市寺田▽つくば市▽坂東市▽筑西市▽かすみがうら市▽桜川市▽鉾田市▽常総市▽つくばみらい市

 【栃木県】大田原市▽宇都宮市▽鹿沼市

 【群馬県】渋川市

 【埼玉県】宮代町

 【千葉県】香取市▽野田市▽柏市


〔地震〕関東・東北の広い範囲で震度4、津波の心配なし
8/2(水) 2:05配信 レスキューナウニュース

気象庁によると、2日02:02頃、茨城県北部を震源とするM5.5の地震があり、福島県から関東地方の広い範囲で震度4の揺れを観測しました。
この地震による津波の心配はありません。

■発生事象
・発生日時 :8月2日02:02頃
・震源地  :茨城県北部(北緯36.8度、東経140.6度)
・震源の深さ:約10km
・地震の規模:M5.5(推定)

■震度4以上が観測された市町村(*印は気象庁以外の震度観測点)
【震度4】
・福島県 :白河市郭内、棚倉町棚倉中居野、矢祭町戸塚*、矢祭町東舘*
・茨城県 :水戸市金町、水戸市千波町*、水戸市内原町*、日立市助川小学校*、日立市十王町友部*、常陸太田市町屋町、常陸太田市町田町*、常陸太田市大中町*、常陸太田市金井町*、常陸太田市高柿町*、高萩市安良川*、高萩市下手綱*、笠間市石井*、笠間市中央*、笠間市笠間*、ひたちなか市南神敷台*、ひたちなか市東石川*、東海村東海*、大子町池田*、常陸大宮市北町*、常陸大宮市山方*、常陸大宮市上小瀬*、那珂市福田*、那珂市瓜連*、小美玉市小川*、小美玉市堅倉*、小美玉市上玉里*、土浦市常名、土浦市藤沢*、土浦市田中*、石岡市柿岡、石岡市若宮*、石岡市八郷*、龍ケ崎市役所*、下妻市鬼怒*、取手市寺田*、取手市井野*、取手市藤代*、つくば市天王台*、つくば市研究学園*、つくば市小茎*、坂東市馬立*、坂東市山*、筑西市舟生、筑西市門井*、かすみがうら市上土田*、桜川市真壁*、桜川市羽田*、鉾田市汲上*、常総市新石下*、常総市水海道諏訪町*、つくばみらい市加藤*、つくばみらい市福田*
・栃木県 :大田原市湯津上*、宇都宮市明保野町、鹿沼市晃望台*
・群馬県 :渋川市赤城町*
・埼玉県 :宮代町笠原*
・千葉県 :香取市羽根川*、香取市仁良*、野田市鶴奉*、柏市旭町、柏市柏*


<熊本・南阿蘇>阿蘇長陽大橋、27日に開通
8/1(火) 20:47配信 毎日新聞

 国土交通省九州地方整備局は1日、昨年4月の熊本地震後、復旧工事をしていた熊本県南阿蘇村の阿蘇長陽大橋が今月27日に開通すると発表した。熊本市からのメインルートである国道57号から南阿蘇方面に向かう際、大きく迂回(うかい)をしいられている状況が解消する。

 長陽大橋は崩落した阿蘇大橋の南側にあり、地震で橋の土台が沈み込むなどしたため通行できなくなった。開通により九州道熊本インターチェンジから南阿蘇村役場までの車での所要時間は1時間から35分に短縮される。

 長陽大橋は村道だが、国が大規模災害復興法に基づいて復旧工事を進めていた。【遠山和宏】


みなし仮設、社員寮に転用=避難者が虚偽申請―福島県
8/1(火) 16:53配信 時事通信

 福島県は1日、東京電力福島第1原発事故による避難者向けに民間住宅を借り上げた「みなし仮設」をめぐり、大熊町から避難した50代の男性が虚偽申請していたと発表した。

 男性が借りた部屋は勤務先の飲食店の社員寮に転用され、男性は別の仮設住宅に住んでいた。県は男性と会社に約472万円の損害賠償を請求。刑事告訴も検討する。

 県によると、男性は2012年4月、南相馬市のアパートの部屋をみなし仮設として大熊町に利用申請した。自分は一度も居住せず、鍵を飲食店運営会社の総務担当者に渡したまま、同10月ごろに退職した。同担当者は別の従業員を住まわせ、月6万円の家賃を県に負担させていた。

 今年4月、虚偽申請を忘れていた男性が再びみなし仮設の利用を町に申請したことで、不正が発覚した。


<美浜原発1号機>廃炉に本格着手
8/1(火) 12:17配信 毎日新聞

246
美浜原発1号機(手前)、2号機=本社ヘリから加古信志撮影

 関西電力は1日、廃炉が認可された美浜原発1号機(福井県美浜町)で、配管などに付着した放射性物質を薬品で除去する「系統除染」に取りかかり、本格的な廃炉作業を始めた。系統除染は1カ月程度で終え、2号機も11月ごろに始める。廃炉に伴う加圧水型軽水炉の系統除染は国内初。

 除染は作業員の被ばく量を減らすためのもので、原子炉を冷却していた1次系の配管などを解体する前に、放射線量を約30分の1に下げる。除染する配管の長さは1号機が約1.4キロ、2号機が約1.7キロ。関電や仏原子力大手「アレバ」の社員ら約170人態勢で行う。【近藤諭】


<福島県>釣り人の割合が全国最下位 影落とす原発事故
8/1(火) 8:40配信 毎日新聞

 総務省が発表した2016年社会生活基本調査で1年間に一度でも釣りをしたと答えた人が、福島県は6.5%にとどまり、前回調査(11年)に続いて47都道府県で最下位となった。調査は5年に1回で、福島第1原発事故前の調査(06年)は23位だった。原発事故の影響で川魚の出荷制限が続いているほか、東日本大震災の大津波で沿岸部の岸壁などが被害を受け、海釣りをする人が減ったことも背景にあるようだ。

 調査は、全国の10歳以上の約19万人を対象に、調査票やオンラインで回答を求めた。約17万9000人が回答し、このうち県内は約4000人だった。

 1年間に一度でも釣りをした人は全国的に減少傾向にあり、県内も01年が15.7%(17位)、06年が10.6%(23位)だった。さらに、原発事故後の11年10月に実施した前回調査では6.1%(46位、群馬県と同率最下位)に急落した。

 県内では事故後、7種の川魚が放射性セシウムの基準値を超えたため、国の出荷制限が指示された。会津地方の只見川や猪苗代湖、東白川郡を流れる久慈川などで解除が進んだ一方、中通りや浜通りは、出荷制限が続く水系・魚種も多い。

 中通りを流れる阿武隈川は地元の太公望に親しまれてきた。だが、現在はヤマメやイワナなどの出荷制限が続いており、阿武隈川漁協(福島市)は今年度も、本支流で釣りや漁業を禁止した。

 同漁協の堀江清志事務局長は「地域の子どもに川の生態系などを学んでもらう自然学習塾も10年続けていたが、原発事故後は中止のままだ。釣りができない影響は経済的な話だけではない」と話す。

 一方、同じ社会生活基本調査の中で、釣りと好対照の結果だったのはキャンプだ。過去1年間に一度でもキャンプをしたと答えた人の割合は、06年5.5%(24位)▽11年3.4%(40位)▽16年5.2%(25位)--とV字回復を見せた。11年は原発事故に伴うキャンプ場の除染などが影響したとみられる。【尾崎修二】


関電、MOX燃料の製造契約=震災後で全国初
7/31(月) 21:00配信 時事通信

 関西電力は31日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)で使うウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の製造契約を、原発用燃料会社の原子燃料工業(東京)と結んだと発表した。2011年3月の東日本大震災後、電力会社がMOX燃料の製造契約を結ぶのは全国で初。

 関電によると、原燃工は燃料の設計などを担当し、製造は仏原子力大手アレバのグループ工場に委託する。製造するのは32体で、3、4号機で16体ずつ使う。

 関電がこれまでに高浜3、4号機で使うMOX燃料の製造契約を結んだのは、08年3月と同年11月の2回。契約締結から海外での製造を経て高浜原発に到着するまで、2、3年かかった。


デブリ回収、格納容器底部を先行=廃炉支援機構が計画案―福島第1
7/31(月) 20:31配信 時事通信

 東京電力福島第1原発事故で、溶け落ちた核燃料(デブリ)を1~3号機の原子炉内から回収する作業について、廃炉作業を支援する原子力損害賠償・廃炉等支援機構は31日、格納容器の底にたまったデブリから先行するとした計画案をまとめ、政府の廃炉・汚染水対策会議に示した。

 
 底部だけに水を張る「気中工法」で、側面から底部にアクセスするのが合理的としている。政府は今後、具体的な検討を進め、9月をめどに方針を決定する。

 計画案では、ロボット調査などで原子炉内部の情報が集まってきたと指摘。上部からよりも側面からの方が底部への距離が短く、使用済み燃料プールから核燃料を取り出す作業も並行して行えるとした。

2017年7月27日 (木)

東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2246

引き続き、2011年3月11日に発生した、東日本大震災ならびに東電福島第一原発事故に関連するニュース記事を伝達します。

今後も引き続き、随時追加します。

リンク:関電、MOX燃料製造の契約締結 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難地域ゼロが復興の本質=福島知事講演―内外情勢調査会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<関西電力>1日料金値下げ 新電力も一斉に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島原発>「気中工法」で燃料デブリ取り出し 初の方針案 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:モルタル注入で原子炉補強=実物大試験 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:原子炉補強試験 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:モルタル注入で原子炉補強=第1原発廃炉へ、実物大試験 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東海村の原発で重大事故の避難訓練 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「核のごみ」処分場建設へ...地図公表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<柏崎刈羽原発>異例視察の規制委員長「東電の変化感じた」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:震災復興予算、36%も使い残し…2016年度 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島沿岸部へ先端産業、関係閣僚会議が初会合 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首長「関わりたくない」=核のごみ処分場候補地マップ受け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:柏崎刈羽の聞き取り終了=規制委員長「大きな判断材料」―新潟 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:最適地、国土の3割=核のごみ最終処分へ地図―市町村の半数・政府公表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<核ごみマップ>適地は国土の65% 政府が公表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:災害に負けない国づくり 全国知事会議「岩手宣言」採択 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島沿岸部に新産業集積を=関係閣僚会議が初会合 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島に負担掛けない=核のごみ最終処分で除外―経産相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:最終処分場の適地公表へ=「核のごみ」で閣僚会議―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:復興予算、36%未執行=用地取得の調整難航―16年度 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中越沖地震10年で追悼花火=新潟県柏崎市〔地域〕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相、被災地の海産物PR - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本城の大天守最上階、解体完了…8月から再建 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>熊本城大天守 来夏に市の再建工事終了へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難でなり手不足…楢葉町議選、定数割れ無投票 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<首相>福島・いわきのウニ試食 復興をアピール - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島・楢葉町議選>立候補者定数以下 欠員1で無投票当選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:核燃料、大半落下か=3号機の透視調査―福島第1 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島原発>3号機原子炉「溶け落ち核燃料残っておらず」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:楢葉町議選、初の定数割れ=11人が無投票当選―福島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<全国知事会>震災からの復興は道半ば 「岩手宣言」を採択 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩手、宮城で震度3 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中間貯蔵施設、具体策を=福井知事、経産相に要請 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

関電、MOX燃料製造の契約締結
7/31(月) 20:01配信 時事通信

 関西電力 <9503> は31日、原発用燃料会社「原子燃料工業」(NFI、東京)と高浜原発3、4号機(福井県高浜町)で使うウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の製造契約を締結したと発表した。2011年3月の東日本大震災後、電力会社がMOX燃料の製造の契約を結ぶのは全国初。


避難地域ゼロが復興の本質=福島知事講演―内外情勢調査会
7/31(月) 19:57配信 時事通信

 福島県の内堀雅雄知事は31日、福島市内で開かれた内外情勢調査会で、「FUKUSHIMAの未来」と題して講演した。

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難地域をめぐり、「海外では『福島に人が住めるのか』と言われた」とのエピソードを紹介。実際は現在までに県面積の3%に縮小したと指摘した上で、「7市町村に及ぶ避難地域をゼロにすることが福島復興の本質だ」と語った。

 内堀知事は「復興、地方創生のキーワードは一つしかない。『挑戦』だ」と強調。鏡石町の町立図書館から眺められる田んぼアートや、三島町の廃校舎を利用した宿泊施設を紹介。「革新するイノベーションと共に、既にあるものを生かすリノベーション、これらを国内外に伝えるコミュニケーションが大事だ」と訴えた。

 県内の農産品に根強く残る風評被害について会場から質問を受けると、「今なお輸入規制をかける国があり、簡単には解けない」と分析。東南アジアなどで規制が緩和され、県産品の輸入が増えていることから、「共感してくれる国に対して重点的に働き掛ける」との考えを示した。


<関西電力>1日料金値下げ 新電力も一斉に
7/31(月) 19:35配信 毎日新聞

 関西電力は1日から電気料金を家庭向けで平均3.15%、企業向けで平均4.9%値下げする。新規事業者(新電力)も対抗して一斉に値下げする。

 関電は7月28日に都市ガスとセットで契約する家庭の電気料金を2%割り引く追加の値下げ策も発表し、他社に流出した顧客を取り戻したい考えだ。

 新電力では、大阪ガスが都市ガスとセットで長期契約した場合の電気料金を2%程度値下げ。コープこうべ(神戸市)は、値下げで関電との価格差が約4%から5%前後に拡大する。大阪いずみ市民生活協同組合(堺市)や京都生活協同組合(京都市)も値下げする。

 通信会社のジュピターテレコム(JCOM)やソフトバンク、KDDIは、関電に連動して料金を変動させる仕組みで、多くの契約世帯で8月からも関電より数%割安になる。

 “越境”で攻める東京電力エナジーパートナーも、9月から関西圏で初めて値下げに踏み切る。関電は大飯原発3、4号機(福井県)を再稼働させ、今年度中に2度目の本格的な値下げをする予定で、料金競争は今後も続きそうだ。【土屋渓】


<福島原発>「気中工法」で燃料デブリ取り出し 初の方針案
7/31(月) 18:53配信 毎日新聞

239
福島第1原発の燃料デブリ取り出しで柱となる工法

 東京電力福島第1原発1~3号機で溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の取り出し技術を検討している原子力損害賠償・廃炉等支援機構は31日、工法の方針案を初めて示した。3基とも原子炉格納容器を水で満たさない「気中工法」で、格納容器底部のデブリを優先して横側から取り出す工法を重点的に進める。

 福島県いわき市で開かれた「廃炉・汚染水対策福島評議会」で、山名元理事長が立地自治体の首長らに説明した。政府・東電は9月、この案を基に取り出し方針を決定し、廃炉工程表を改定する。

 3基とも格納容器底部には一定量の水がたまっている。気中工法ではデブリに水を掛け流しながら、ロボットアームなどを遠隔操作してデブリを切り出して回収する。放射線の遮蔽(しゃへい)やデブリを切り出した際に生じる粉じんの飛散防止などが課題となる。

 また格納容器底部のデブリから取り出すほうが作業効率などがよいと判断。格納容器に横から穴を開け、底部のデブリを優先的に取り出すべきだとした。

 機構は、放射線を遮ることができる水で格納容器を満たす「冠水工法」も検討したが、事故で損傷した格納容器の補修や汚染水の漏えい防止が難しく、「実現には課題が多い」として見送った。【柳楽未来】


モルタル注入で原子炉補強=実物大試験
時事通信 7/31(月) 17:24配信

238
国際廃炉研究開発機構(IRID)は31日、東京電力福島第1原発の廃炉に向け、実物大模型を使って圧力抑制室の下の空間にモルタルを流し込む試験を実施した。写真は、注入作業を監視する作業員=福島県楢葉町


原子炉補強試験
時事通信 7/31(月) 17:24配信

237
東京電力福島第1原発の実物大模型で行われた原子炉補強試験で、モルタルをミキサーに投入する作業員=31日午前、福島県楢葉町


モルタル注入で原子炉補強=第1原発廃炉へ、実物大試験
7/31(月) 17:16配信 時事通信

 国際廃炉研究開発機構(IRID)は31日、東京電力福島第1原発の廃炉に向け、実物大模型を使って圧力抑制室の下の空間にモルタルを流し込む試験を実施した。

 圧力抑制室は原子炉の脚部を取り巻くドーナツ状の構造物。溶け落ちた核燃料(デブリ)を取り出す作業を行うため、モルタル注入で原子炉を補強する技術を検証する。

 福島県楢葉町に建設された実物大模型は、上から見ると円形となっている原子炉の8分の1を切り出した形状。水と混合したモルタルをポンプで模型の最上階まで送り、ホースを通して約10メートル下の空間に送り込んだ。

 実際の現場は放射線量が高いため、試験ではホース接続後は遠隔操作で注入状況を監視した。モルタルの注入量は約140立方メートル。数カ月で完全に固まる見通しで、その後に強度を確認する。

 東電などは、廃炉作業中にデブリを冷却する水を漏らさないため、損傷した圧力抑制室にコンクリートを流し込んで穴を埋める工法を検討中。これにより原子炉が重くなると、大地震発生時に脚部がつぶれる恐れがあるため、モルタル注入で補強する必要がある。


東海村の原発で重大事故の避難訓練
7/31(月) 8:18配信 ホウドウキョク

茨城・東海村の原子力発電所で、重大な事故の発生を想定した避難訓練が初めて行われた。
この訓練は、落電により東海第2原子力発電所の外部電源が喪失し、原子炉を冷却する機能が失われたという想定で行われ、住民などおよそ500人が参加した。
災害対策本部では、国や県とテレビ会議を開き、被害状況を共有したほか、防災無線などを使い、住民に避難を呼びかけた。
指定された避難施設に集まった住民は、用意されたバスに乗り込み、避難する手順を確認した。


「核のごみ」処分場建設へ...地図公表
7/28(金) 22:14配信 ホウドウキョク

いわゆる「核のごみ」の最終処分場の建設に向けた、地図が公表された。
政府は、高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場の候補地を決めるための「科学的特性マップ」を、初めて公表した。
火山などがある地域はオレンジ色、鉱物資源が分布する地域は灰色に塗られ、処分場建設には「好ましくない特性がある」としている。
一方で、火山などの影響が少ないうえに、「核のごみ」の輸送が容易な沿岸部は、濃い緑色に塗られ、処分場の候補地になり得る地域として示されている。
政府は、濃い緑色の地域を含む、およそ900の自治体を中心に、秋ごろから説明会を行う予定。


<柏崎刈羽原発>異例視察の規制委員長「東電の変化感じた」
7/28(金) 19:16配信 毎日新聞

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は28日、再稼働の前提となる安全審査が進められている東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)で、現場担当者から原発の安全対策に対する考え方などを聴取した。原子力規制委の委員長が現場に出向いて意見を聞くのは異例。田中委員長は「まだ十分とは言えないが、東電の姿勢の変化や、『変わらなければいけない』という自覚は感じた」と述べた。

 この日、田中委員長は規制委の伴信彦委員らとともに6、7号機を訪れ、安全対策工事を担当する作業員に福島第1原発事故の教訓などを直接尋ねた。また、柏崎刈羽原発の設楽親所長からも意見を聞いた。柏崎刈羽原発の再稼働について、田中委員長は「今回の意見聴取は、判断材料の一つになる。(安全審査の評価は)経営陣の安全に対する考え方も含めて検討したい」と語った。

 田中委員長は、東電が福島第1原発事故を起こしたことを重要視。「自ら組織の体質を確認するため」として、審査が終盤を迎えている6、7号機について、27日から意見を聞いていた。【柳楽未来】


震災復興予算、36%も使い残し…2016年度
7/28(金) 19:13配信 読売新聞

 復興庁は28日、2016年度の東日本大震災復興予算の執行状況を発表した。

 総額4兆6345億円のうち、36・1%にあたる1兆6735億円は年度内に執行されず、使い残した。

 地元との調整に時間がかかり、まちづくりが予定より遅れたケースが相次いだことが主な要因としている。未執行分のうち1兆1426億円は17年度に繰り越す。


福島沿岸部へ先端産業、関係閣僚会議が初会合
7/28(金) 18:31配信 読売新聞

 政府は28日、福島県沿岸部へ先端産業を集積させる「福島イノベーション・コースト構想」を推進する関係閣僚会議の初会合を首相官邸で開き、原発廃炉やロボットに関する研究拠点の整備などに重点的に取り組む基本方針を決定した。

 構想は、東京電力福島第一原子力発電所事故で被害を受けた産業基盤の再構築や地域再生が狙い。5月に成立した改正福島復興再生特別措置法にも盛り込まれた。安倍首相は会合で「福島復興の切り札だ。受け身ではなく能動的に取り組んでいく」と述べた。

 基本方針は、再生可能エネルギーに関する事業の具体化、特許料や国有研究施設を低額で使用できる特例措置の活用なども掲げた。


首長「関わりたくない」=核のごみ処分場候補地マップ受け
7/28(金) 17:59配信 時事通信

 政府が「核のごみ」の最終処分場の建設候補地に関するマップを示したことを受け、「適地」とされた自治体の首長からは「受け入れる余地はない」「関わりたくない」との厳しい反応が相次いだ。

 原発立地自治体からも「既に社会的責任は果たしている」との理由で、国に適切な対応を求める声が出た。

 高知県では、全34市町村で一部地域や全域が最適地とされた。同県は南海トラフ巨大地震が起きた場合、沿岸自治体での津波被害が予測されており、尾崎正直知事は「地震対策という人命に関わる問題に取り組んでいる県としては、最終処分場を受け入れる余地はない」とコメントした。

 10年前に立地調査に応募しながら住民の反対で取り下げた同県東洋町は、全域が最適地に。松延宏幸町長は「住民感情を真っ二つにした経験をした」と当時を振り返り、「関わりを持ちたくない。関心を示していると誤解されたら大変だ」と強調。津波を考慮していない地域分けには「こんな方法しかなかったのかな」と疑問を呈した。


柏崎刈羽の聞き取り終了=規制委員長「大きな判断材料」―新潟
7/28(金) 17:42配信 時事通信

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は28日、再稼働の前提となる審査が終盤を迎えている東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)で、設楽親所長ら幹部や作業員を対象に2日間にわたった聞き取り調査を終えた。

 終了後、取材に応じた田中委員長は6、7号機の審査への影響について「一つの大きな判断の材料として考慮すべきこと。経営との関係も含め判断していく」と話した。

 規制委事務局の原子力規制庁によると、田中委員長らは7号機の安全対策工事などを視察。協力企業を含む作業員ら約20人から、福島第1原発事故の経験をどう生かしているかなどについて聞き取りを行った。

 報道陣に公開された設楽所長との意見交換では、田中委員長が「東電には下からの意見を上がきちんと反映できる体質が今まで欠けていた」と指摘。「本社と現場をつなぐ責任者としての覚悟は」と質問すると、設楽所長は「しっかりやらなければいけない。それが私の責任だ」と答えた。


最適地、国土の3割=核のごみ最終処分へ地図―市町村の半数・政府公表
7/28(金) 15:05配信 時事通信

 政府は28日、原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)を地下深くに埋設する最終処分場の建設候補となり得る地域を示した全国地図「科学的特性マップ」を公表した。

 火山や活断層の有無など科学的な条件に基づき最も適性が高いと分類した地域は、国土面積全体の約30%に上った。市区町村別では約900と全国の自治体の半数に最適地が存在することになる。

 最適地を含め、適性があると区分した地域は全体の約65%を占めた。政府は「相対的に実現性が高い」(経済産業省幹部)とする最適地の沿岸地域を中心に、秋口から全国で説明会を実施し、最終処分問題の周知を図る。その後、処分場の選定調査受け入れを複数の自治体に打診する方針だが、難航は必至とみられる。

 原発事故を起こした東京電力福島第1原発がある福島県については、「負担をお願いする考えはない」(世耕弘成経済産業相)として、候補地から外す方向だ。

 政府が公表した地図は200万分の1の縮尺で、適性の有無などに基づき4色に塗り分けられた。火山や活断層周辺、大規模な隆起・侵食が想定される場所、軟弱な地層、地下資源が分布する場所など全体の約35%を、「好ましくない特性がある」として適地から除外した。

 それ以外の約65%の地域を「好ましい特性がある」と位置付けた上で、核のごみ輸送時の安全性を重視し、海岸から20キロ以内を最適地とした。

 2007年に候補地としていったん名乗りを上げたものの、住民の猛反発で取り下げた高知県東洋町も最適地に区分した。使用済み核燃料の再処理工場が立地する青森県六ケ所村周辺も最適地となったが、政府は同県を最終処分場としないとの約束は順守する方針だ。

 一方、昨年4月に町長が処分場受け入れを「選択肢の一つ」と発言した佐賀県玄海町の大部分のほか、東京都心や大阪府中心部は、地下資源の存在などから「好ましくない」と位置付けた。


<核ごみマップ>適地は国土の65% 政府が公表
7/28(金) 15:00配信 毎日新聞

235
科学的特性マップの色分けの基準

 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定で、政府は28日、地質学的条件から適否を推定して日本地図を塗り分けた「科学的特性マップ」を公表した。適地とされたのは国土面積の約65%、適地を持つ市区町村は全体の8割超の約1500自治体に上る。

 一方、最終処分場を作らない確約を国と唯一結んでいる青森県について、世耕弘成経済産業相は同日の閣議後の会見で「約束を順守する」と候補地から除外する考えを示した。東京電力福島第1原発事故からの復興途上である福島県についても「負担をお願いする考えはない」と述べた。候補地から事実上外れる。

 政府は核のごみを地下300メートルより深い地層に埋設処分する方針。マップは最終処分場選定に向けた基礎資料で、既存の地質学的なデータから処分場の適性度合いを4種類に塗り分けた。

 「火山から15キロ以内」や「活断層付近」など地下の安定性に懸念があったり、「石炭・石油・ガス田」があったりして「好ましくない特性があると推定される」地域は、国土の約35%を占めた。

 これら以外の地域は「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い」地域で国土の約65%に及ぶ。このうち、海岸から20キロ以内の沿岸部は、廃棄物の海上輸送に便利なことからより好ましいとされ、全体の約30%を占めた。

 最終処分場選定を巡っては、国が2015年5月、建設に向けた調査を受け入れる自治体を公募する方式から、安全性などを科学的に検討した適地から国が複数の候補地を選んで受け入れを打診する方式に転換した。

 政府はマップ提示後、9月ごろから自治体向けの説明会を実施する方向で調整中。その後、数年かけ自治体の意向を探りながら複数の候補地を選び、(1)文献調査(2年程度)(2)概要調査(4年程度)(3)精密調査(14年程度)--の3段階で建設場所を決めたい考えだ。

 科学的特性マップは資源エネルギー庁のウェブサイト(http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/kagakutekitokuseimap/)に掲載される。【岡田英】


災害に負けない国づくり 全国知事会議「岩手宣言」採択
7/28(金) 14:18配信 産経新聞

 東日本大震災の被災地で初めての全国知事会議が27日、盛岡市で開幕した。初日は(1)被災地に寄り添い、支え続ける(2)災害を風化させず、次世代につなげる(3)あらゆる災害に負けない「千年国家」を創り上げる-ことの3つの柱からなる「岩手宣言」を採択した。

 宣言は震災からの復興が道半ばであることに加え、昨年4月の熊本地震や九州北部の豪雨など大災害が相次ぐ中、国を挙げて対応を強化するのが狙い。

 岩手県の達増拓也知事は「災害に負けない国づくりは全ての都道府県にとって重要。理念の実現のためにも力強く復興を進める」と強調した。宮城県の村井嘉弘知事も「大災害を全てなくすことはできないが、被害を最小限にすることはできる。共に国に働き掛けよう」と呼びかけた。

 福島第1原発の廃炉などの課題を抱える福島県の内堀雅雄知事は「依然として有事の状況で復興を成し遂げるのは長い戦いが続く。中長期的な財源確保、人的支援が不可欠」と支援の継続を求めた。

 この日は、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際の住民避難に備え、自治体が取るべき対応を明確にすることも要望。南米原産の強毒アリ「ヒアリ」の侵入防止策の強化も訴えた。


福島沿岸部に新産業集積を=関係閣僚会議が初会合
7/28(金) 12:05配信 時事通信

 政府は28日、福島県沿岸部での新産業集積を目指す「福島イノベーション・コースト構想」の実現に向け、関係閣僚会議の初会合を首相官邸で開いた。

 安倍晋三首相は「構想に対する地元の期待は大きく、まさに福島復興の切り札だ」と述べ、政府一体となって取り組むよう指示した。

 構想は福島県の沿岸部に位置する15市町村でロボットや廃炉に関する最先端の研究開発拠点を整備する計画。5月に成立した改正福島復興再生特別措置法にも盛り込まれた。


福島に負担掛けない=核のごみ最終処分で除外―経産相
7/28(金) 11:56配信 時事通信

 世耕弘成経済産業相は28日の閣議後記者会見で、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の問題について「福島県に何か負担をお願いする考えはない」と語り、最終処分場の候補地から除外する方針を示した。

 政府は同日の閣僚会議で、最終処分場の候補となり得る地域を示す地図を公表することを決定した。世耕経産相は福島県について「政府は原発事故の収束と復興に全力を挙げて取り組んでおり、相応の配慮が必要だ」と強調した。同県では地図の説明会を行わない意向だ。


最終処分場の適地公表へ=「核のごみ」で閣僚会議―政府
7/28(金) 10:47配信 時事通信

 政府は28日午前、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分に関する閣僚会議を開いた。

 最終処分場の候補地となり得る地域を示す地図を同日午後に公表することを決めた。処分場選定は行き詰まっているが、政府はこの地図公表を「長い道のりの最初の一歩」と位置付け、国民や地域の理解を得ていきたい考えだ。

 菅義偉官房長官は閣僚会議の席で「最終処分は現世代で解決の道筋を付けていく必要がある」と強調。「国民や地域の理解を深められるよう、取り組みを強化していく」と述べた。

 核のごみは放射能レベルの低下に長い期間を要するため、政府は地下深くの安定した岩盤に埋めて処分することにしている。今回の地図は処分場選定に向け、科学的な観点から適性を明らかにするのが狙い。


復興予算、36%未執行=用地取得の調整難航―16年度
7/28(金) 10:07配信 時事通信

 復興庁は28日、2016年度の東日本大震災復興予算の執行状況を公表した。

 総額4兆6345億円のうち、36.1%に当たる1兆6736億円が年度内に使われなかった。土地区画整理事業に伴う用地取得などで地元との調整に時間がかかったことが要因。未執行率は前年度(34.1%)を上回り、依然として3割を超える水準だった。

 事業別では、被災者の生活支援事業の執行率は77.8%だった一方、住宅再建やまちづくり関連事業は51.4%、産業振興・雇用関連事業は58.4%でいずれも5割台にとどまった。

 16年度予算の未執行分のうち、事業に着手できなかったり、規模を縮小したりしたことで生じた「不用額」は5309億円で、残る1兆1426億円は17年度に繰り越した。繰越額で最も多かったのは災害復旧の公共事業費で4049億円。


中越沖地震10年で追悼花火=新潟県柏崎市〔地域〕
7/28(金) 9:54配信 時事通信

232
2007年の新潟県中越沖地震から10年を迎え、同県柏崎市で犠牲者の追悼と復興支援への感謝を込めた花火が打ち上げられた。三尺玉を含む花火が打ち上がると、詰め掛けた観客から大きな歓声が上がった=26日

 2007年の新潟県中越沖地震から10年を迎え、同県柏崎市で犠牲者の追悼と復興支援への感謝を込めた花火が打ち上げられた。毎年行われる花火大会の一幕。

 三尺玉を含む花火が海辺から打ち上がると、詰め掛けた観客から大きな歓声が上がった。柏崎市は最大震度6強を観測し、14人が死亡。約1700人が重軽傷を負い、家屋や商店街に大きな被害が出た。

 大会は、海上で打ち上がる迫力ある彩り豊かな花火が特徴。約1万5000発が打ち上げられ、20万人が来場した。


安倍首相、被災地の海産物PR
7/28(金) 8:27配信 ホウドウキョク

風評被害の払拭(ふっしょく)に向け、被災地の海産物をPRした。
安倍首相は、「たっぷりありますね」、「大変プリプリしていて、おいしいですね。栄養があって、元気がつきそうな」と語った。
安倍首相は27日、海産物の風評被害払拭に取り組む、福島・いわき市の市長などの表敬を受けた。
安倍首相は、特産物のムラサキウニの「貝焼き」を試食し、「プリプリしていておいしい。栄養があって元気がつきそうだ」と絶賛した。
また、安倍首相は、東日本大震災の影響で休業していた、いわき市の「薄磯海水浴場」が7年ぶりに再開したとの説明を受け、風評被害に負けず、観光客でにぎわうよう、エールを送った。


熊本城の大天守最上階、解体完了…8月から再建
7/28(金) 8:13配信 読売新聞

231
最上階部分の解体を終えた熊本城の大天守(右)(27日午前、熊本市中央区で)=江口朋美撮影

 昨年4月の熊本地震後、立ち入りが規制されている熊本城(熊本市中央区)の復旧工事現場が27日、報道陣に公開された。

 工事用ネットで覆われた天守閣大天守は、最上階部分の解体作業を終え、8月から再建に向けた作業が始まる。

 1960年に鉄筋コンクリートで再建された大天守(地上6階、地下1階)は、地震で瓦が落ち、柱が損傷するなどした。特に被害が大きかった最上階は5~6月に解体を終え、天守閣の高さは地震前より約7メートル低くなった。現在は、シートや足場で覆われ、残った屋根瓦の撤去などを進めている。今後は鉄骨を組み直す作業に移る。小天守の1階部分も解体予定で、大天守は2019年、小天守は21年の復旧を目指している。


<熊本地震>熊本城大天守 来夏に市の再建工事終了へ
7/27(木) 23:34配信 毎日新聞

230
熊本城の大天守の最上階は解体され、再建工事の準備が進む=熊本市中央区の熊本城で2017年7月27日午前10時5分、城島勇人撮影

 熊本市は27日、昨年4月の熊本地震で損壊した熊本城天守閣の大天守(6階建て)最上階の再建工事を来夏に終えることを明らかにした。被災した熊本城の主要建造物では最も早く再建され、来夏には屋根にしゃちほこのある大天守が再び姿を見せることになる。

 熊本市は同日、熊本城の復旧工事の進捗(しんちょく)状況を報道陣に公開した。天守閣のうち大天守の最上階と1階の入り口部分、更に小天守(4階建て)1階の大部分を再建する。大天守は既に解体され、8月から再建工事に入る。現在、大型クレーン車を使って大天守と小天守の屋根瓦計約9万枚を取り外し、損傷状態を調べるなど工事の準備中。瓦職人8人が天守閣近くで、取り外された瓦が再利用できるかなどを確認していた。

 市は2036年までの20年計画で城全体の再建工事を進め、復興のシンボルとする大天守は19年、小天守は21年の完成を目指す。市の担当者は「大天守最上階の再建工事は最優先でやっている。地震前の姿をできる限り早く市民や観光客に見せて、復興をアピールしたい」と話した。【城島勇人】


避難でなり手不足…楢葉町議選、定数割れ無投票
7/27(木) 21:58配信 読売新聞

 任期満了に伴う福島県楢葉町の町議選(定数12)が27日告示され、立候補の届け出は11人にとどまり、定数割れの無投票当選が決まった。

 県選管によると、補選などを除く県内市町村議選の定数割れは、記録が残る1963年以降初めて。東京電力福島第一原発事故で多くの住民が避難生活を続けており、町議のなり手不足につながったとみられる。

 立候補したのは、現職9、元議員1、新人1の計11人。選挙人名簿登録者数は6306人(26日現在)。町は2020年4月に任期満了となる町長選に合わせて補選を行う。

 町は原発事故で全町避難し、15年9月に避難指示が全域で解除された。しかし今年6月末現在、町内に居住しているのは震災当時の約2割の1740人にとどまる。地域の結びつきがかつてより薄くなっており、ある当選者は「地縁血縁に頼りにくくなり、選挙に臨むのが難しくなった」と話した。


<首相>福島・いわきのウニ試食 復興をアピール
7/27(木) 21:09配信 毎日新聞

 安倍晋三首相は27日、福島県いわき市の清水敏男市長らと首相官邸で会い、名物のウニの貝焼きを試食した。東日本大震災からの復興をアピールする「いわき海産物・海水浴場PRキャンペーン」の一環。首相は「ぷりぷりしていておいしい。元気もつきそう」と歓迎した。

 清水氏から薄磯海水浴場が15日、7年ぶりに海開きしたとの報告を受けた首相は「ぜひこの夏は薄磯海水浴場に行きましょう」と呼びかけた。【竹内望】


<福島・楢葉町議選>立候補者定数以下 欠員1で無投票当選
7/27(木) 20:43配信 毎日新聞

 福島県楢葉町議選(定数12)が27日告示され、現職9、元職・新人各1人の計11人が立候補したが定数に満たず、全員の無投票当選が決まった。同県内の市町村議一般選挙で定数割れになるのは、記録が確認できる1963年以降で初。楢葉町は福島第1原発事故による避難指示が一昨年9月に解除された後も住民の帰還が思うように進んでおらず、町政の担い手も不足している現状が明らかになった。

 楢葉町議選は56年の町発足以来、無投票になったことはなく、全町避難が続いていた2013年8月の前回選も15人が立候補した。公職選挙法により、今後の町議会は欠員1のままで開く。

 町内の居住者は6月末時点で1740人。人口の24%に過ぎない。自宅の再建に伴い今年4月に福島県いわき市から帰還して立候補し、初当選した岩間尊弥(たかみ)さん(48)は「避難先に暮らす人が町を語っても、有権者の支持を得るのは難しく、立候補しにくい状況がある」と話す。現職の草野公雄さん(68)は「町に帰る人を増やすような施策を進めるしかない」と語った。【乾達】


核燃料、大半落下か=3号機の透視調査―福島第1
7/27(木) 19:46配信 時事通信

 東京電力は27日、宇宙線を利用して福島第1原発3号機の内部を透視した結果、原子炉圧力容器内に核燃料がほとんど見つからなかったと発表した。

 事前の解析では、核燃料の半分程度が圧力容器に残っているとみられていたが、大半が溶け落ちた可能性がある。

 5月に開始した透視調査は、宇宙線が大気に飛び込む際に発生する「ミュー粒子」を利用。溶け落ちた核燃料(デブリ)のように密度の大きい物体があると黒い影が映る仕組みだが、圧力容器の位置には目立った影が見られなかった。

 東電は今月19~22日、水中ロボットを格納容器に投入して調査を実施。圧力容器から溶け落ちて構造物と混ざり合ったデブリとみられる物体が、格納容器内に散らばっている様子を撮影した。


<福島原発>3号機原子炉「溶け落ち核燃料残っておらず」
7/27(木) 19:31配信 毎日新聞

 ◇東京電力が透視調査の途中経過発表

 福島第1原発3号機を「ミュー粒子」で透視調査している東京電力は27日、原子炉圧力容器内の核燃料は事故で溶け落ち、内部にほとんど残っていないとの途中経過を発表した。底付近に一部が残っている可能性はあるが、大きな物体は見えていないという。

 また、1~2月に2号機で行ったロボット調査で、格納容器内の放射線量をカメラのノイズから最大で毎時約650シーベルトと推定したが、その後の解析で同約80シーベルトだったと訂正した。線量計で測定した同約210シーベルトも同約70シーベルトだったという。【柳楽未来】


楢葉町議選、初の定数割れ=11人が無投票当選―福島
7/27(木) 19:06配信 時事通信

 任期満了に伴う福島県楢葉町議選が27日告示され、11人が立候補を届け出たが、定数12に達しなかったため、全員が無投票当選した。

 町選挙管理委員会によると、町議選での定数割れは初めて。

 同町は東京電力福島第1原発事故に伴い、町内のほぼ全域に避難指示が出されていたが、2015年9月に解除された。しかし、住民の帰還率は今年7月1日時点で24%にとどまっている。

 事故後2度目の町議選で、前回は15人が立候補したが、今回は現職9人、元職と新人各1人だった。町選管は「今後、定数削減を検討することになるかもしれない」としている。


<全国知事会>震災からの復興は道半ば 「岩手宣言」を採択
7/27(木) 18:32配信 毎日新聞

 全国知事会議が27日、盛岡市で始まり、災害に強い国土づくりに国・地方が総力を挙げて取り組むべきだとする「岩手宣言」を採択した。東日本大震災後、被災3県での同会議開催は初。

 岩手宣言は、震災からの復興は道半ばとし、被災県への復興庁移転と、災害への備えから復旧・復興までを担う防災庁(仮称)の創設を提言。また、震災被災地の支援継続▽防災教育の充実▽住宅耐震化や高速道路整備の推進--などの実現を求めた。

 この日は他に、「孤立社会から共生社会へ」をテーマに、東京一極集中の是正や少子高齢化対策などについて議論した。

 最終日の28日は岩手県沿岸の被災地を視察する。【藤井朋子】


岩手、宮城で震度3
7/27(木) 18:22配信 時事通信

 27日午後5時45分ごろ、岩手県沿岸南部を震源とする地震があり、岩手県と宮城県で震度3の揺れを観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約70キロ、地震の規模(マグニチュード)は4.3と推定される。主な各地の震度は次の通り。

 震度3=岩手県大船渡市、宮城県気仙沼市
 震度2=岩手県陸前高田市、宮城県石巻市。


中間貯蔵施設、具体策を=福井知事、経産相に要請
7/27(木) 17:47配信 時事通信

 福井県の西川一誠知事は27日、世耕弘成経済産業相と敦賀市内で会談し、使用済み核燃料の中間貯蔵施設の県外立地について、「電力事業者を指導監督する立場にとどまらず、前面に立って具体的な対策を進めてほしい」と要請した。

 経産相は「今後も官民が協力して進めていきたい」と応じた。

 原発から出る使用済み核燃料をめぐり、福井県は中間貯蔵施設の県外立地を求めている。同県に美浜、大飯、高浜の3原発を保有する関西電力は2020年ごろに県外で中間貯蔵施設の計画地点を確定、30年ごろの操業開始を目指している。

2017年7月26日 (水)

九州北部で猛烈な雨・17

九州北部では5日午後、活発な梅雨前線の影響で局地的に猛烈な雨が降った。

福岡、大分、佐賀各県では線状の降水帯がほぼ東西に停滞。気象庁は記録的短時間大雨情報を相次いで発表し、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。

午後1時40分までの1時間には福岡県の朝倉市付近や大刀洗町付近で120ミリ以上の雨が降ったとみられる。午後3時までの1時間には朝倉市や小郡市、筑前町の付近で120ミリ以上、大分県日田市の一部で約110ミリ、午後3時40分までの1時間には佐賀県鳥栖市付近で120ミリ以上の雨が降ったと推定される。

福岡県の朝倉市や筑前町などと大分県の中津市や日田市など、佐賀県基山町、熊本県産山村には土砂災害警戒情報が出された。

福岡県や県警などによると、有明海沿岸で見つかった女性2人を含む男女3人の死亡者の身元が17日、新たに判明し、福岡、大分両県の死者は計35人となった。両県では警察や自衛隊が行方不明者7人の捜索を続けている。

以上、時事通信の報道による。

11番目の記事
12番目の記事
13番目の記事
14番目の記事
15番目の記事
16番目の記事

リンク:「玄関に水」→「浸水で孤立」→「妹夫婦流された」 九州豪雨の迫る恐怖刻一刻 市民から寄せられた287件の「SOS」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「自宅が流されそう」九州豪雨SOS、287件 雨に伴い2度ピーク 福岡県朝倉市対策本部 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部豪雨 死者36人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨、死者36人に=福岡の女性遺体、身元判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>被災地への旅行割引 福岡県が料金の一部負担 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:朝倉の国史跡『三連水車』1カ月ぶり稼働 住民ら歓声 豪雨乗り越え、ゆっくり力強く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>三連水車、復興へ始動…国内最古、28日ぶり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「こんなことになるとは」開通の応急道路崩落 九州豪雨・福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>重機職人集団がボランティア 復旧の大きな力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新たに朝倉で女性1人の遺体、豪雨犠牲者か 九州豪雨 3市村大雨、避難指示も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:行方不明者の氏名、公表か非公表どうする? 災害時、割れる自治体判断 専門家「明文化が必要」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>九電が流木受け入れ 火力発電燃料で利用へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR九州の久大線、来年夏めど復旧 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>朝倉市「越水」把握遅れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<都道府県管理河川>水位計7割超が未設置 費用負担大きく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>被災地に再び避難指示 記録的短時間大雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:久大線、来年夏めど復旧=工事期間拡大へ調整急ぐ―JR九州 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>久大線・光岡-日田間、来夏復旧へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>朝倉市で女性1遺体 身元確認急ぐ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR九州、久大本線の全線復旧は1年後めど…日田彦山線63カ所で被害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新たに女性遺体発見=朝倉市で―九州北部豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>道の駅がボランティア宿営地 福岡・うきは - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>心肺不明1人発見 朝倉市の川 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仮設住宅の受け付け開始 福岡県朝倉市で80戸 九州北部豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国天然記念物「黄金色の竹」ピンチ 土石流直撃、群生地の8割被害 福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>福岡と大分の流木は17万トン - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>産直アプリで義援金 生産者が売り上げ寄付 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>益城が恩返しの義援金…日田・朝倉へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>朝倉・杷木地区で水道「安全宣言」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「前例ない」埋まった河川どう復旧? 悩む現場、工事方針決まらず 九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「早く持ち主に」豪雨で仏像“漂着” 住民男性が発見 福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災職員も心身限界 役場泊まり込み常態化 東峰村、九州豪雨3週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:一番早く見舞を…台湾、九州豪雨被災地に義援金 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨3週間>続く道路寸断 生活再建の足かせに - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

「玄関に水」→「浸水で孤立」→「妹夫婦流された」 九州豪雨の迫る恐怖刻一刻 市民から寄せられた287件の「SOS」
8/3(木) 12:02配信 西日本新聞

 「濁流に囲まれ、逃げられない」。北部九州を豪雨が襲った7月5日、福岡県朝倉市の災害対策本部に市民から287件の「SOS」が寄せられた。その記録をたどると、事態が刻一刻と悪化し、市全域に被害が拡大していく様子が、市民の不安や恐怖とともに浮かび上がる。

 「朝倉市付近で1時間雨量約110ミリ」。5日午後1時28分、福岡管区気象台は記録的短時間大雨情報を発表。市役所の電話が鳴り始めたのは、その2分後だった。

 通報は当初、山間部周辺が目立ち「玄関周辺に水がたまりだしている」(午後1時31分、杷木星丸)などだった。午後2時には甚大な被害が出た杷木松末(ますえ)地区から「乙石川が氾濫しそう」。その23分後には同地区から「川が流木であふれている」と、今回の災害で特徴的だった流木被害を伝えていた。

 山の豪雨が下流域に達したとみられる午後3時ごろからは、市役所本庁がある市西部の住宅地に被害が広がっていく。「川の水があと少しで堤防を越えそう」「道路から水が噴き出している」「早く来てくれ」などの通報が相次いだ。午後3時50分には、佐田川上流の寺内ダムが放流するサイレンが鳴っているとして「どうしたらいいか」との通報が複数寄せられた。

 このころ、山間部では雨脚が若干弱まり、避難活動が一段落して被害状況の確認が進んだとみられる。黒川地区は集落が孤立し、午後4時20分には「県道が分断され、上にも下にも行けない」など救助を求める通報が続いた。

 再び雨が強まった日暮れから夜にかけては、市内全域から通報があり、被害状況もひどくなった。「女性が軽トラの荷台の上にいる」(午後6時57分、大福地区)▽「床上浸水で孤立」(同7時18分、蜷城(ひなしろ)地区)▽「流されてきた家が自宅に直撃した」(同30分、杷木志波地区)▽「1階は浸水。2階で身動きが取れない」(同35分、杷木松末地区)

 その後、通報は悲鳴に変わる。「家が動いている。近所の電柱に登っている」(午後9時6分、大福地区)▽「人が乗った車が流されている」(同10分、杷木地区)▽「妹夫婦が流されて安否が分からない」(午後10時20分、黒川地区)

 濁流のために道路は各地で寸断され、現場確認は困難を極めた。市災害対策本部は「未確認情報」としながらも警察や消防、自衛隊と情報を共有し、できる範囲での救助活動につなげた。市担当者は「通報があっても現場に行けなかった。携帯電話の充電が切れたり、水没したりして連絡できない人もいるだろう」と悔しそうに話した。

=2017/08/03付 西日本新聞朝刊=


「自宅が流されそう」九州豪雨SOS、287件 雨に伴い2度ピーク 福岡県朝倉市対策本部
8/3(木) 10:00配信 西日本新聞

 北部九州が豪雨に見舞われた7月5日、甚大な被害を受けた福岡県朝倉市の災害対策本部に寄せられた救援を求める通報の全容が分かった。通報件数は計287件に上り、降雨状況によって2度、通報のピークがあった。当初は山間部を中心に崖崩れや河川氾濫に関する通報が多く、時間の経過とともに下流域でも床上浸水や孤立を訴える電話が増え、2度目のピーク時に自宅の流失や家族の安否不明などさらに深刻な「SOS」が急増した。市災害対策本部は、今後の災害対応に生かすため通報内容などを検証していく方針。

 通報287件のうち222件で受信時刻を記しており、最初に記録された通報は午後1時半だった。同市では午後3時38分までの1時間雨量として観測史上最大の129・5ミリを記録しており、1時間当たりの通報件数も午後3時台が31件と最多。通報は午後5時台に16件、同6時台に18件といったん減ったが、再び雨脚が強まった午後7時台に29件、同8時台に24件と2度目のピークを迎えた。

 通報の発信地は午後2時台には、山間部の杷木松末(ますえ)地区や黒川地区、宮野地区が目立ち、「床上浸水した」「川が氾濫しそう」「崖崩れが起きた」など。午後3~4時台には下流域から浸水や道路冠水の通報が増えるとともに、山間部で被害が次々に判明し「家が半壊した」などの内容が目立った。

 2度目のピークとなった午後7時台からの通報では被害がさらに深刻化。市内全域から「自宅が流されそうだ」「避難できない。道路も分からない」など身の危険を訴える通報が目立ち、「家族が電話に出ない」と親族の安否を気遣う通報も増えた。

 北部九州を襲った豪雨で朝倉市では29人が死亡。全体の犠牲者のうち約8割が同市に集中し、5人が行方不明となっている。

 同市は2012年7月の九州北部豪雨で防災担当部署の電話回線がパンクした反省から、新たな災害対応システムを導入。市役所本庁や杷木支所などのすべての部署で通報を受理し、統一書式「災害時電話受付メモ」を記し、市本庁で集約するようにした。

 県警や消防、自衛隊と情報共有し、救助活動に生かされたほか、避難勧告や避難指示を出す判断材料の一つとなった。事後には被災状況の確認を行い「現場報告書」を作成。この報告書は人的被害や建物被害の速報値の基礎資料となった。

=2017/08/03付 西日本新聞朝刊=


九州北部豪雨 死者36人に
8/3(木) 8:00配信 ホウドウキョク

254
(写真:ホウドウキョク)

福岡・朝倉市の用水路で7月31日に遺体で見つかった女性の身元が判明し、九州北部豪雨の死者は、これで、福岡・大分両県で、あわせて36人となった。
朝倉市山田の用水路では、7月31日午前、女性1人が心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認された。
福岡県は、遺体は行方がわからなくなっていた、朝倉市杷木松末の樋口操子さん(85)であると発表した。
九州北部豪雨による死者は、福岡と大分県あわせて36人、行方不明者は5人となった。
一方、稼働を停止していた朝倉市のシンボル「三連水車」が、土砂や流木の撤去作業を終え、2日、再び回り始めた。
「この子が(水車)回ってほしい、回ってほしいと言っていたので」、「かっこいい」といった声が聞かれた。
小川福岡県知事は「回り続けて、しっかり水を地域に提供してもらいたい。そして、元気も届けてもらいたい」と述べた。
およそ1カ月ぶりに勢いよく動き始めた三連水車は、被災地に元気を与える復興のシンボルとなったもよう。


九州豪雨、死者36人に=福岡の女性遺体、身元判明
8/2(水) 18:23配信 時事通信

 九州北部豪雨で、福岡県朝倉市で見つかった女性1人の遺体の身元が2日、新たに判明した。

 豪雨による死者は福岡県33人、大分県3人の計36人となった。

 福岡県などによると、7月31日に朝倉市山田の用水路で発見され、その後死亡が確認された女性が樋口操子さん(85)=同市杷木松末=と判明。豪雨の行方不明者は同市の5人となる。


<九州豪雨>被災地への旅行割引 福岡県が料金の一部負担
8/2(水) 12:30配信 毎日新聞

 福岡県の小川洋知事は2日の定例記者会見で、九州北部豪雨の被災地や周辺地域の旅行代金を割り引く「ふくおか応援割」をお盆前に始めると発表した。風評被害を解消し、夏休みや秋の観光シーズンに向けて旅行需要を喚起する狙いだ。【西嶋正法】

 対象地域は同県朝倉市、東峰村、添田町、うきは市。旅行会社がこの4市町村での宿泊や観光を組み込んだツアーを企画する際、料金の一部を県が補助する。補助額は宿泊付きが1人3000円、日帰りが同2000円。期間は1月末までで、2万3000人の誘客を目指す。関連予算5800万円を9月補正予算案に計上する。

 県によると、被災地周辺の旅館やホテルの被害はほとんどなく、通常通り営業しているが、7月20日時点で約1万1500人のキャンセルが出たという。

 ◇小石原焼共同窯復旧整備も補助

 また、小川知事は、豪雨被害を受けた東峰村の小石原焼の早期復興を図るための支援策も発表した。同村が伝統産業会館に設置する「共同窯」について、整備費900万円の半額を補助する。共同窯は被災した窯元が使用し、非常時の代替窯としても活用する。県によると、被災地では浸水するなどした窯元が20を超えるという。


朝倉の国史跡『三連水車』1カ月ぶり稼働 住民ら歓声 豪雨乗り越え、ゆっくり力強く
8/2(水) 11:45配信 西日本新聞

252
地域住民らに見守られ、試験通水でゆっくり動き出した国史跡「三連水車」=2日午前6時すぎ、福岡県朝倉市菱野

 九州豪雨で被災した福岡県朝倉市菱野の国史跡「三連水車」がある堀川用水路で2日早朝、試験通水が始まり、豪雨発生後初めて3基の水車がゆっくりと回りだした。江戸時代から農村を支え、豪雨を乗り越えて力強く動きだした地域のシンボルは、かろうじて被害を免れた田畑に水を送る。地元の関係者や住民は歓声を上げ、久々に笑顔を見せた。

【動画】国史跡「三連水車」は流木、がれきに覆われ無残な姿に

 午前5時、水車を管理する山田堰(ぜき)土地改良区の役員が水門を開くと、まだ茶色く濁った水が下流の水車へと勢いよく流れた。しかし水底に汚泥がたまった水車は、なかなか動かない。

 「頑張れ! 頑張れ!」。役員や近所の住民が水車へ声援を送り、流量を増やして手押しで勢いをつけると、同6時すぎにバシャバシャと水音を立てて回り始めた。不安そうに見守っていた人々に笑顔が広がり、拍手が湧いた。

 午前11時半ごろ、本格的な通水が始まった。改良区の徳永哲也理事長(70)は「あと1週間遅ければ田んぼは立ち枯れていた。うれしい」。駆け付けた小川洋知事も「田畑に水を届けるだけでなく、地域の皆さんに元気をくれる。復旧復興を急ぎたい」と力を込めた。

=2017/08/02付 西日本新聞夕刊=


<九州豪雨>三連水車、復興へ始動…国内最古、28日ぶり
8/2(水) 10:41配信 毎日新聞

250
土砂や流木が取り除かれ、再び動きだした三連水車=福岡県朝倉市で2017年8月2日午前8時42分、津村豊和撮影

 九州北部豪雨で大量の流木や土砂に襲われ停止していた福岡県朝倉市の国史跡の三連水車が2日朝、28日ぶりに動き始めた。実働する国内最古の水車で、230年近く地元の水田を潤してきた水車が再び動き出すと、見守った人々から歓声や拍手がわいた。

 7月5日の豪雨で水路にたまった流木や土砂の撤去作業がようやく終わり、この日午前5時に近くの筑後川から用水路に水を引き入れた。長く泥水につかっていたために最初は動かず、数人で回す手助けをしたところ、約1時間後に自力で回り始めた。

 今後は三連水車と下流の2基の二連水車で、用水路より高い水田35ヘクタールに10月中旬まで水を送る。しかし、現地ではいまだ土砂に覆われた田畑が多い。水車が再び動き出すのを見守った福岡県の小川洋知事は「一日も早く農業を復旧していきたい」と話した。【勝野昭龍】


「こんなことになるとは」開通の応急道路崩落 九州豪雨・福岡県朝倉市
8/2(水) 9:35配信 西日本新聞

249
7月31日夕の大雨で崩れた県道52号の応急道路=1日午後3時、福岡県朝倉市杷木松末

 福岡県朝倉市松末(ますえ)地区で7月31日夕の大雨で崩落した県道52号は同日朝、工事や復旧などの車両が通行可能となったばかりだった。重機が入れず、手作業でがれきの撤去などをしていた住民は一夜明けた1日、「やっと片付けや集落の復旧が進むと思っていたのに」と肩を落とした。

 崩落場所は松末小近くの乙石川と赤谷川の合流地点。県朝倉県土整備事務所によると、7月5日の豪雨で、流木や土砂が流れ込み、数メートルにわたって崩れた。流れが変わった乙石川の水を流すパイプを設置し、その上に砂利をのせるなどして31日朝に応急工事が完了。緊急車両に限り、同県東峰村まで通行が可能となったが、夕方の大雨で川の水位が上がり、流れ込んだ水が応急道路を削り取ってしまったという。

 親族の家が県道近くの集落にある女性(67)は「昨日は車両が通っていたのに、こんなことになるとは」と絶句。崩落現場のそばに自宅がある70代の男性は「道がないと復旧もなんもできん。早く通れるようにしてほしい」と訴えた。

 同事務所は「住民にとって道路は必要なので、全力で対応に当たっている」と話す一方、「応急道路は本来、緊急車両用。大雨が降ると、別の応急道路も崩れる可能性がある。危険を感じたら近づかないでほしい」と呼び掛けている。現在、朝倉市と東峰村の5路線で応急工事が行われている。

=2017/08/02付 西日本新聞朝刊=


<九州豪雨>重機職人集団がボランティア 復旧の大きな力
8/1(火) 12:50配信 毎日新聞

247
重機を使って、土砂に埋まった小屋の梁を取り除く「DRT JAPAN」のメンバーら=福岡県朝倉市杷木地区で2017年7月24日、高芝菜穂子撮影

 九州北部豪雨の被災地に、重機などの専門的な技術を持った「職人」たちがボランティアとして全国から駆けつけている。豪雨で山から流出した大量の流木や土砂の搬出には手作業では限界があり、専門家集団の技術力が復旧への大きな力となっている。【高芝菜穂子】

 被害が甚大な福岡県朝倉市杷木地区などで活動している専門家集団のボランティア・ネットワーク「DRT JAPAN」(黒沢司代表世話人)は、新潟県中越地震(2004年)の被災地支援に駆けつけた人々などによって07年に結成。東日本大震災や熊本地震などでも、被災現場に重機を持ち込んで復旧に力を尽くしてきた。

 杷木地区では災害3日後の7月8日に活動を始めた。全国から建築業や土木業、造園業などで働く約30人が集まり、道路や住宅からの土砂の撤去や、埋まった車の取り出しなどに従事。民家の床下の泥を出すための床はぎ、住宅補修のアドバイスなどもしている。

 女性競艇選手の松瀬弘美さん(47)は浜松市から参加。重機の運転免許を持ち、農機具のエンジンの分解や組み立てもできる。休暇中に九州で豪雨災害が起き、「役に立ちたい」と被災地に入った。

 杷木地区の自営業男性(68)方には川からあふれた濁流が押し寄せ、長さ約15メートルの流木が壁を突き破ったほか、1.5メートルほど土砂に埋まった。松瀬さんらDRTの4人は、母屋の近くにある、土砂に押しつぶされた小屋の梁(はり)を重機やチェーンソーで取り除き、男性が仕事道具などを取り出すのを手伝った。男性は「泥が多すぎて手に負えず、途方に暮れていた時に来てもらい、助かった」と話す。

 DRT代表の黒沢さんは「手に職を持っている人たちが、社会貢献で被災地に関わる動きをもっと広げていきたい」と語る。


新たに朝倉で女性1人の遺体、豪雨犠牲者か 九州豪雨 3市村大雨、避難指示も
8/1(火) 10:40配信 西日本新聞

245
復旧活動が進むも、九州豪雨の傷跡が残る福岡県朝倉市の松末地区=23日午後

 九州豪雨による行方不明者6人の捜索が続く福岡県朝倉市で31日、新たに女性1人が心肺停止状態で見つかり、死亡が確認された。豪雨犠牲者の可能性もあるとみて県警が身元確認を進めている。大分県日田市や福岡県東峰村、朝倉市では同日午後に激しい雨が降り、一部地域に避難指示が出された。

【動画】「田んぼも死んでしまう」国史跡『三連水車』も無残な姿に

 福岡県警などによると、女性の遺体が見つかったのは朝倉市山田の用水路で国史跡「三連水車」の近く。31日午前10時すぎ、重機で補強工事をしていた作業員の男性が発見した。死因は窒息死。九州豪雨では福岡、大分両県で計35人の死亡が確認されている。

 日田市では同日午後2時前ごろから雨が降り始め、気象庁によるレーダー解析で1時間に120ミリの降水を観測、同庁は記録的短時間大雨情報を出した。朝倉市、東峰村でも大雨となり、3市村は最大で約4300世帯、約1万700人に避難指示を出した。朝倉市松末(ますえ)地区では、大雨で31日午前に通行可能になったばかりの県道が一部崩壊し、再び通行止めとなった。

 近くの公民館に避難した日田市上宮町の坂本義紀さん(68)は「また土砂崩れがないか心配。みんなうんざりしよる」。朝倉市の指定避難所で同市杷木古賀の女性(69)は「避難するのはもう何回目だろうか」と疲れた表情で話した。

 一方、朝倉市では同日、応急仮設住宅80戸の入居申し込みの受け付けが始まり、この日は被災した34世帯から申し込みがあった。夫の実家に身を寄せているという同市杷木寒水の石井みどりさん(35)は「長女が高校受験なので早く環境を整えてあげたい」と話した。

=2017/08/01付 西日本新聞朝刊=


行方不明者の氏名、公表か非公表どうする? 災害時、割れる自治体判断 専門家「明文化が必要」
8/1(火) 10:29配信 西日本新聞

244
突然の豪雨となり、避難指示が出された朝倉市の杷木地区=31日午後3時40分、福岡県朝倉市杷木星丸の松末小学校

 死者・行方不明者が40人を超える九州豪雨で、被災地の福岡県朝倉市は捜索を続ける行方不明者の氏名を公表していない。災害時の不明者の氏名を巡っては、手掛かりを求めて公表することもあれば、朝倉市のようにプライバシーの視点から慎重なケースもあり、自治体で扱いが異なる。ただ、多くは基準を設けておらず、専門家は「明文化しておくべきだ」と指摘する。

 九州豪雨では、犠牲者の身元が特定された後に氏名が公表され、不明者については「家族の精神的負担やプライバシーに配慮した」(朝倉市)として非公表となっている。

 77人が犠牲になった2014年の広島土砂災害では、広島市が発生5日後に当時不明だった28人の氏名を公表。「市長のトップダウンで決めた。早期の安否確認につながった」(広島市)という。

 関西大の山崎栄一教授(災害法制)は「災害時の不明者情報は個人情報保護条例の例外規定の対象で提供は可能。人命救助など公共性が高い場合は素早い対応ができるよう、自治体は公表の基準を事前に定めておくべきだ」と話す。

「家族の意向を踏まえながら公表を考えるべき」
 しかし九州の各県と県庁所在市、政令指定都市計15自治体のうち、公表の基準を設けているのは鹿児島県のみ。「ケース・バイ・ケースで判断する」とする自治体が多く、長崎県と長崎市は「公表する立場にない」。佐賀県は「不明者の数が多ければ、公表するケースも考えられる」という。

 鹿児島県は14年、地域防災計画に「可能な限り安否情報を回答するよう努める」と明記。配偶者などからのDV(ドメスティックバイオレンス)を受ける懸念がある場合は「加害者などに居場所が知られることのないよう個人情報の管理を徹底する」としている。

 熊本市は昨年の熊本地震を受けて基準策定を進める。当時、市には不明者の問い合わせが相次いだが回答はできず「対応するためにも明確なガイドラインが必要」と感じたという。

 静岡大の牛山素行教授(災害情報学)は「匿名のまま不明者が見つからない場合、人々の記憶にも残りにくくなり、災害の教訓も薄れる恐れがある」と説明。「家族の意向を踏まえながら公表を考えるべきだ」としている。

=2017/08/01付 西日本新聞朝刊=


<九州豪雨>九電が流木受け入れ 火力発電燃料で利用へ
8/1(火) 9:02配信 毎日新聞

 ◇3期連続の黒字確保 17年4~6月期

 九州電力が31日発表した2017年4~6月期連結決算は、最終(当期)利益が前年同期比6.1%減の202億9600万円で、3期連続で黒字を確保した。原油価格が前期よりも高い水準で推移しているが、燃料費は数カ月ずれて電気料金に反映される仕組みのため、収支を約190億円押し下げた。

 売上高は6.4%増の4572億7800万円で、2期ぶりの増収だった。他社への電力販売増加などが寄与した。経常利益は33.2%減の253億2900万円で、3期連続の黒字だった。18年3月期の利益予想は、玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)の再稼働時期が見通せないとして、引き続き「未定」とした。

 一方、九電の瓜生道明社長はこの日の記者会見で、九州北部豪雨による流木処理が課題との認識を示し、流木の一部を石炭火力の苓北発電所(熊本県苓北町)で受け入れる意向を明らかにした。廃材などから作る固形燃料「木質バイオマス」として利用し、石炭燃料に混ぜていく。

 今回の豪雨では福岡、大分両県で計約17万トンの流木が発生。九電は「別の事業者が流木を細かくすることが前提」としたうえで、年間2.5万トンの受け入れ余地があるという。苓北発電所は15年度から年間5000トンの木質バイオマスを混ぜて発電している。

 また、九電は九州北部豪雨の被害額(今後の設備投資額含む)が数十億円に上る見通しを明らかにした。福岡県朝倉市と東峰村、大分県日田市の3自治体で発生した土砂崩れによって電柱約600本が倒壊したほか、電線800カ所が切断するなどしたという。【浅川大樹】


JR九州の久大線、来年夏めど復旧
8/1(火) 6:00配信 時事通信

 JR九州 <9142> は31日、九州北部豪雨で鉄橋が流され一部不通となった、福岡県久留米市と大分市を結ぶ久大線について、2018年夏をめどに復旧させるとの見通しを発表した。当初は3年程度かかる恐れがあるとみられていたが、国土交通省との調整を急ぎ、渇水期に限られている工事期間を拡大する。


<九州北部豪雨>朝倉市「越水」把握遅れ
8/1(火) 2:35配信 毎日新聞

243
杷木林田地区を流れる赤谷川沿い。豪雨前は二つの橋(写真左上と下)を結ぶように川は流れていたが、その流れが大きく変わった=福岡県朝倉市で2017年7月12日、本社ヘリから森園道子撮影

 福岡、大分両県で35人が死亡、6人が行方不明となっている九州北部豪雨。猛烈な雨になった7月5日午後5時過ぎ、福岡県朝倉市杷木(はき)林田の坂本貴志さん(46)は、両親と祖母がいる赤谷川沿いの自宅に向かった。しかし、既に橋が川に沈んで進めなかった。

 約2時間後、山道を遠回りして自宅手前約100メートルまで近付いたが、家は既に濁流にのまれていた。両親と祖母は死亡した。

 この日、朝倉市では午後2時25分ごろに「赤谷川が越水している」との通報が市災害警戒本部に飛び込んでいた。赤谷川を管理する福岡県は水位計を設置しておらず、ある市職員は「川の状況を把握するすべがなかった」と唇をかんだ。

 朝倉市と同県東峰村で、堤防が壊れるなどした県管理18河川のうち、赤谷川など17河川に水位計がなかった。県河川課は「(通信機能などを備える)水位計は1台数千万円かかり、どこにでもつけるわけにはいかなかった」と説明する。

 水位計がない都道府県管理の河川は、過去にも大きな被害をもたらしている。昨年8月の台風10号で、岩手県岩泉町では県管理の小本川が氾濫し、認知症高齢者グループホームの利用者9人が犠牲となった。ホームから約4キロ下流には水位計があったが、上流部にはなかった。

 小本川の氾濫を受けた内閣府の有識者検討会は昨年12月、「国や都道府県は水位計などの効果的な配置を検討しなければならない」と報告書で提言した。ところが、国土交通省河川環境課は「水位計は重要だが、都道府県に設置を求めるまでには至っていない」のが現状だ。【志村一也、中里顕】


<都道府県管理河川>水位計7割超が未設置 費用負担大きく
8/1(火) 2:30配信 毎日新聞

 全国の都道府県管理の2万1004河川のうち、7割以上に水位計が設置されていないことが、都道府県への取材で分かった。国管理の109水系の本流にはすべて設置されているのに対し、都道府県管理の中小河川で設置が進んでいない実態が浮かび上がった。

 7月の九州北部豪雨では福岡県朝倉市と東峰村、大分県日田市で各県管理の32河川が氾濫するなどして甚大な被害が出た。うち30河川で自治体が水位計を設置していなかったため、毎日新聞が同月下旬、47都道府県に、管理する河川数や水位計設置数などを聞いた。

 その結果、都道府県が管理する計2万1004河川に対し、設置台数は計4986台だった。1河川に複数の水位計を設置しているケースもあるが、1河川に1台設置と想定して設置河川数の最大値をとった場合でも、その設置率は2割強。7割以上の河川が未設置と推計される。

 多くの自治体が「水位計の必要性は認識している」としながらも、未設置の理由として通信機能がある水位計が高額であることや管理コストなどがかかることを挙げた。一方、東京都と埼玉県では設置台数が河川数を上回るなど、大都市圏で設置が進んでいる傾向もうかがえた。

 九州大大学院の矢野真一郎教授(河川工学)は「山間部の中小河川は後回しにされてきた。災害が起きてから設置が進むことが多いが、豪雨はどこで発生するか分からず、災害前から設置を進めていくべきだ」と指摘する。【遠山和宏】


<九州北部豪雨>被災地に再び避難指示 記録的短時間大雨
7/31(月) 20:36配信 毎日新聞

242
大雨で側溝から水があふれ出す道路=福岡県朝倉市杷木寒水で2017年7月31日午後5時19分、森園道子撮影

 九州北部は31日、大気の状態が非常に不安定となり、気象庁は大分県日田市で午後3時20分までの1時間に約120ミリの記録的短時間大雨情報を出した。九州北部豪雨の被災地の同市と福岡県朝倉市、同県東峰(とうほう)村は一時、4305世帯1万695人に避難指示を出した。豪雨後の避難指示は7月15日までに解除されていた。日田市と東峰村では31日夜までにすべて解除された。

 朝倉市の避難所「サンライズ杷木(はき)」には夕方、住民が次々と身を寄せた。道目木地区の足立文博区長(53)は「重機でならして集落に入る道を作ってもらったばかりだったのに、流れてしまったかもしれない」と不安げな表情で雨を見つめた。

 日田市の桂林公民館には、土砂ダムが発生した小野地区鈴連(すずれ)町の住民らが避難した。帰宅を諦め、市内の仕事場から直接避難した井下利男さん(67)は「道がだめになると家に帰れない。またこんなことになるとは」とため息をついた。

 山口県下関市でも1時間に約100ミリの記録的短時間大雨情報が出され、山陽新幹線は県内の厚狭-新下関間で午後4時50分ごろから1時間近く運転を見合わせた。【川上珠実、安部志帆子】


久大線、来年夏めど復旧=工事期間拡大へ調整急ぐ―JR九州
7/31(月) 20:35配信 時事通信

 JR九州は31日、九州北部豪雨で鉄橋が流され一部不通となった、福岡県久留米市と大分市を結ぶ久大線について、2018年夏をめどに復旧させるとの見通しを発表した。

 当初は3年程度かかる恐れがあるとみられていたが、国土交通省との調整を急ぎ、渇水期に限られている工事期間を拡大する。


<九州北部豪雨>久大線・光岡-日田間、来夏復旧へ
7/31(月) 20:25配信 毎日新聞

 JR九州は31日、九州北部豪雨で橋りょうが流失して不通の久大線の光岡(てるおか)-日田(いずれも大分県)間について来夏をめどに復旧させると発表した。橋りょう建設に3年かかるとみていたが、国土交通省との検討の結果、約1年で復旧可能と判断した。橋りょう流失の理由については、橋脚に流木が引っかかり、ダムのような状況になったためと説明した。

 一方、不通となっている日田彦山線の添田(福岡県)-夜明(大分県)間は復旧に相当の期間がかかるとしている。

 また同日、久大線を走る豪華寝台列車「ななつ星in九州」は8月22日~来年2月末、日豊線の代替ルートで運行すると発表した。【石田宗久】


<九州北部豪雨>朝倉市で女性1遺体 身元確認急ぐ
7/31(月) 19:53配信 毎日新聞

 福岡県警は31日、福岡県朝倉市の用水路で女性1人の遺体が見つかったと明らかにした。九州北部豪雨の被災者の可能性もあるとみて身元確認を急ぐ。

 県警によると、同日午前10時すぎ、朝倉市山田の用水路で遺体が浮いているのを災害復旧作業中の男性が発見。死因は窒息死だった。九州北部豪雨では福岡、大分両県で35人の死者が確認され、朝倉市でなお6人の行方が分かっていない。【吉住遊】


JR九州、久大本線の全線復旧は1年後めど…日田彦山線63カ所で被害
7/31(月) 18:43配信 レスポンス

241
橋脚が倒壊した久大本線の花月川橋りょう。JR九州は2018年夏をめどに復旧に取り組む考えを示した。

JR九州は7月31日、九州北部豪雨の影響で一部区間が不通になっている久大本線について、2018年夏をめどに復旧に取り組むと発表した。同様に一部が不通となっている日田彦山線は被害の発生した場所が多く、復旧時期のめどは立っていない。

[関連写真]

久大本線は光岡~日田間(大分県日田市)2.4kmで花月川橋りょうが流失。同区間で列車の運転を見合わせ、バスによる代行輸送が行われている。JR九州は「国土交通省水管理・国土保全局様、九州地方整備局様からのご配慮により、早期復旧に向けた条件が整いました」とし、2018年夏をめどに復旧に取り組む考えを示した。

日田彦山線も豪雨の影響で添田(福岡県添田町)~夜明(日田市)間29.2kmが不通。7月31日に大行司~日田間で代行バスの運転を開始した。被害状況の把握はおおむね終了しており、63カ所で被害が確認されたという。JR九州は「現在、復旧方法の検討を行っており、復旧には相当の期間を要する見込みです」としている。

《レスポンス 草町義和》


新たに女性遺体発見=朝倉市で―九州北部豪雨
7/31(月) 14:40配信 時事通信

 九州北部豪雨で、福岡県警は31日、同県朝倉市で新たに女性1人の遺体が見つかったと発表した。

 同市では6人が行方不明になっており、県警は身元確認を急いでいる。

 県警によると、31日午前10時ごろ、復旧工事をしていた男性(56)が同市山田の用水路に人が浮いているのを発見。その後死亡が確認された。豪雨災害ではこれまで、福岡、大分両県で計35人が死亡している。 


<九州北部豪雨>道の駅がボランティア宿営地 福岡・うきは
7/31(月) 14:00配信 毎日新聞

 九州北部豪雨被災地へのボランティアが延べ2万人を超える中、被災地の福岡県朝倉市の隣に位置しながら大きな被害を免れた同県うきは市の「道の駅うきは」(浮羽町山北)がボランティアの宿営地として活用されている。市が今月から敷地を開放し、朝倉市内で宿泊施設を確保できなかった他県からのボランティアらが集まっている。

 日が傾きかけた午後5時過ぎ、朝倉市や同県東峰村で土砂の撤去作業を終えた人々が続々と道の駅に張られたテントに戻ってきた。熊本地震の被災地でボランティアの宿泊場所が不足したことから、うきは市が11日から開放し、テントや車中泊で25日までに少なくとも37組が利用した。

 バケツで服を洗濯していた橋爪正宜(まさのぶ)さん(71)は24日夕に兵庫県加西市の自宅から車で駆けつけたが、朝倉市内のホテルは満室だった。道の駅敷地内の水道には「災害ボランティア水道」の張り紙があり「こうして洗濯できるので助かりますね」と話す。

 阪神大震災の時に勤務先の神戸市で横倒しになった電車や倒壊した家屋から上がる炎を目の当たりにして以来、東日本大震災や各地の豪雨被災地で泥のかき出しなどを手伝ってきた。「災害が起きると、見て見ぬふりできなくなってしまった。でも、年齢的にも最後のボランティアかもしれない。困っている人たちに少しでも寄り添いたい」と語った。

 福島県郡山市出身で、昨年4月から熊本県西原村に住んでボランティアをしている弧池(こいけ)信秀さん(43)は、豪雨発生直後は車で片道2時間かけて日帰りで被災地に通っていた。ボランティア仲間から道の駅が開放されていることを聞き、テントを持ち込んで泊まり込むようになった。重機で土砂や流木を撤去する作業をし「沈んだ表情だった地元の人々が、毎日顔を合わせるうちに少しずつ笑ってくれるようになった」と喜ぶ。

 うきは市住環境建設課の橋口仁参事(41)は「朝倉、大分県日田市に隣接する市として協力できることは何でもやりたい。当面、ニーズがある限りは開放を続けたい」と話した。【川上珠実】


<九州北部豪雨>心肺不明1人発見 朝倉市の川
7/31(月) 12:58配信 毎日新聞

 福岡県警は31日、福岡県朝倉市の川で新たに1人が心肺停止状態で見つかったと明らかにした。九州北部豪雨の被災者の可能性もあるとみて身元確認を急ぐ。

 県警によると、同日午前10時前後に、朝倉市山田の川の中で災害復興作業中の男性が発見した。九州北部豪雨では福岡、大分両県で35人の死者が確認され、朝倉市でなお6人の行方が分かっていない。【吉住遊】


仮設住宅の受け付け開始 福岡県朝倉市で80戸 九州北部豪雨
7/31(月) 11:49配信 西日本新聞

 九州豪雨で被災した福岡県朝倉市で31日、応急仮設住宅の入居希望者の受け付けが始まった。80戸を建設予定だが、希望が上回れば県に追加整備を要請する。8月6日まで受け付け、9日に入居者が決定する。

 災害救助法に基づく措置。募集するのは杷木小グラウンド40戸、朝倉球場20戸、みんなの広場20戸で、コミュニティー維持のため、優先的に入居できる地域を定めている。市内2カ所で受け付け、市役所1階の窓口には午前9時の開始前から被災者が訪れていた。

 1人で暮らしていた自宅が流された朝倉市黒川の農業、町田実さん(64)は1DKを申し込んだ。「アパートを借りてぽつんといるより、顔見知りがいた方が会話ができる」と話した。

 また、朝倉市は31日、災害見舞金などの受け付けを8月1日午後1時から、市役所と2支所で始めると発表した。家が半壊以上だったり、亡くなったりしたケースが対象になる。

=2017/07/31 西日本新聞=


国天然記念物「黄金色の竹」ピンチ 土石流直撃、群生地の8割被害 福岡県朝倉市
7/31(月) 9:52配信 西日本新聞

240
土石流などで深刻な被害を受けた国の天然記念物「久喜宮のキンメイチク」の竹林=福岡県朝倉市杷木寒水

 福岡県朝倉市杷木寒水(そうず)に自生するマダケ(真竹)の変異種で、国の天然記念物「久喜宮(くぐみや)のキンメイチク(金明竹)」の群生地が、九州豪雨の土石流や流木によって深刻なダメージを受けていることが分かった。被害は群生地の8割に及び、朝倉市教育委員会が対応を協議している。

 キンメイチクは幹の部分が黄金色に輝き、緑色の縦筋が入るのが特徴。その美しさから珍重され、1927年に同市の米山(591メートル)中腹にあった群生地が国の天然記念物に指定された。だが、近年になって枯死状態となり、少し離れた神社「文字社」境内の群生地が追加指定されていた。

 今回被害を受けたのは、文字社境内の群生地。土石流の直撃で文字社は倒壊し、数百本あった境内のキンメイチクも多くが折れて倒れたり、地下茎ごと流失したりしている。残ったキンメイチクも、舞い上がる砂ぼこりに覆われて輝きを失い、一部は葉が枯れかけているように見える。

 周囲は不明者の捜索が続き、倒壊家屋やひしゃげた車が点在している。「ご神木」としてキンメイチクを管理する文字社の梶原明彦宮司は「地下茎が生きていれば再生は可能。地域の宝を何とか守りたい」と話している。

=2017/07/31付 西日本新聞朝刊=


<九州豪雨>福岡と大分の流木は17万トン
7/28(金) 20:22配信 毎日新聞

 ◇国土交通省九州地方整備局が調査結果発表

 国土交通省九州地方整備局は28日、九州北部豪雨による福岡、大分両県の流木発生量が約21万立方メートル(17万トン)に上ったとの調査結果を発表した。被害が甚大だった福岡県朝倉市、東峰村、大分県日田市にある10河川の流域を対象に、土砂崩れなどにより林が消失した面積を航空写真で調べて推定した。

 発生域別では、山腹崩壊によるものが13万3000立方メートル(10万7000トン)、土石流などで浸食されたのが5万9000立方メートル(4万7000トン)で、全体の9割を占めた。

 今回の豪雨では、福岡県が県内だけで少なくとも36万立方メートル(20万トン)と見積もっていた。ただ、流木を一時保管する仮置き場がどの程度必要か速やかに判断するため、被害が大きかった二つの河川の流木量をベースに他の河川分も計算した県に対し、九地整は10河川を精査しており、より実態に近いとみられる。【蓬田正志】


<九州北部豪雨>産直アプリで義援金 生産者が売り上げ寄付
7/28(金) 16:45配信 毎日新聞

236
採れたて野菜の詰め合わせをチャリティー商品として発送する大野村農園の菊地陽子さん(左)=福島県相馬市大坪で2017年7月28日、尾崎修二撮影

 生産者から新鮮な野菜や魚を購入できるオンラインサービス「ポケットマルシェ」を活用し、九州北部豪雨の被災地への義援金を集めるチャリティー販売が行われている。生産者が野菜などを無償で提供し、配送料を除く売上金を寄付する。東日本大震災で被災した漁師や農家など全国約30の生産者・団体が参加し、7月31日午後9時まで注文を受け付けている。チャリティー販売に参加している福島県相馬市の大野村農園は「震災後は全国の人が農業ボランティアに来てくれた。少しでも恩返しになれば」と話す。

 岩手県花巻市の企業が昨年9月に始めたポケットマルシェは仲介業者を通さず、生産者から宅配便で直接送るため、注文主の手元に素早く届く。さらにホームページやスマートフォンを通じて購入者と生産者が直接やりとりできるのも魅力で、これまでに約270の生産者・団体が登録した。

 豪雨災害の支援を始めたきっかけは、ポケットマルシェに登録する福岡県朝倉市杷木地区の柿農家が土砂崩れで被災したこと。現場を視察した運営会社の代表らが協議し、全国の登録農家に参加を呼び掛けた。

 菊地将兵さん(32)は東日本大震災直後にふるさとの相馬市へ戻って「大野村農園」を設立し、自然農法にこだわった養鶏や野菜の無農薬栽培に妻陽子さん(33)と取り組んでいる。震災翌年から農園で働くボランティアを募集したところ、全国から多くの人が集まった。「相馬市を応援したい気持ちの人が大勢来てくれた」と感謝の気持ちを持ち続けている菊地さんは、7月15日に始まったチャリティー販売に参加し、これまでに1605円の野菜の詰め合わせセットが約20箱売れた。

 チャリティー販売は、郡山市の農園「美農然(みのぜん)」のトマトやコメ、津波被災した宮城県南三陸町のウニや石巻市のホヤ、岩手県大船渡市のホタテなどが出品されいる。売上金は運営会社がまとめ、朝倉市の社会福祉協議会に寄付する。【尾崎修二】


<九州豪雨>益城が恩返しの義援金…日田・朝倉へ
7/28(金) 13:54配信 毎日新聞

 熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県益城(ましき)町の仮設団地自治連合会長、吉村静代さん(67)らは28日、九州北部豪雨で被災した生徒が多く通う大分県日田市の大明(だいめい)、戸山両中学に義援金20万円ずつを渡す。地震の時に激励を受けたお礼で、福岡県朝倉市にも派遣職員から支援を受けた恩返しとして義援金36万円を贈った。【福岡賢正】

 義援金は吉村さんが自治連合に加入する16団地(1215世帯、3122人)に提案した。「これまで手を差し伸べられるばかりだったが、少しでも恩返しができれば、私たち自身が一歩前に踏み出せる」と呼びかけたところ、約2週間で集まった。

 日田市のボランティアチームは被災直後から益城町で被災家屋の片付けや農業支援などを実施。昨年のクリスマス前には大明中など同市の5中学校の生徒70人がサンタクロースに扮(ふん)し、熊本県最大のテクノ仮設団地の全517戸で、街頭募金で買った激励メッセージ入りの菓子袋(500円相当)を手渡した。

 吉村さんは「私たちも住宅再建など課題はたくさんあるが、差し伸べられた無数の手に支えられて何とかここまできた。できることはわずかでも、被災したばかりで前が見えない人たちを少しでも励ますことができれば、自分たちも前を向ける」と話した。


<九州豪雨>朝倉・杷木地区で水道「安全宣言」
7/28(金) 13:52配信 毎日新聞

 福岡県朝倉市は九州北部豪雨で浄水場に土砂が流れ込むなどした杷木(はき)地区で水道が安全に飲めるようになったとして28日午前「安全宣言」を出した。被害の大きかった松末(ますえ)などを除き杷木地区の約1600世帯のうち約1400世帯の水道が復旧。福岡県内の断水はほぼ解消した。

 豪雨では氾濫した赤谷川沿いにある杷木浄水場が土砂と流木で埋まった。橋を通る配水管も10カ所以上が流され、杷木地区では5日以降、給水が止まっていた。19日から試験通水を始めたが、使用は飲用以外に限られ水質検査で安全を確認した。

 杷木林田の道岡京子さん(79)は、早速台所でコップに水をつぎ「水が飲めるようになり普通の生活に戻った感じがする」と話していた。【中村清雅、宮城裕也】


「前例ない」埋まった河川どう復旧? 悩む現場、工事方針決まらず 九州豪雨
7/28(金) 11:00配信 西日本新聞

233
土砂や流木で河道が埋まった福岡県朝倉市杷木林田の赤谷川=25日午後

 台風シーズンを迎え、九州豪雨の被災地で河川の応急復旧が喫緊の課題となっている。福岡県朝倉市では10カ所が土砂や流木で埋まり、新たな大雨が降ると二次災害を起こす危険性があるからだ。国と県は除去作業を急ぎ、土のうを積んで防ぐ方針だが「大きな川がいくつも埋まった災害は前例にない」(九州地方整備局)こともあり、復旧完了の時期は見通せていない。

 27日午後、朝倉市杷木林田の赤谷川で、土砂に埋まっていた河道に土色の水が流れ始めた。改正河川法の「権限代行制度」が初めて適用され、特に被害が大きかった赤谷川、乙石川、大山川は19日から、管理する県に代わって国土交通省が工事を進めてきた。

234
土砂の撤去が進み、暫定的に流れ始めた赤谷川=27日午後

「復旧のスピードと安全をどう両立するか。悩ましい」
 ただし、元の川幅に比べると半分以下。一気に流すと負荷がかかるため、田んぼなどがあった場所にも水を流しているという。筑後川河川事務所の原田隆二河川環境課長は「既存の護岸や取水施設を生かすためにも元に戻すのが基本だが、何しろ土砂の量が多過ぎて…」と頭を抱える。

 「昔は真っすぐ流れていた。被災した後の流れを生かしてほしい」。赤谷川の周辺住民には、そう訴える人もいる。猛烈な勢いで山を下ってきた濁流が蛇行していた場所からあふれ、川は直線的に姿を変えた。

 徳島大の武藤裕則教授(河川工学)は「災害後の流路の方が自然なら、そのまま維持するのが有用だ」と指摘する。一方、県河川課は「改良工事は視野に入れているが、流路の方針は決まっていない」と説明する。流れを変えたり、幅を広げたりするには私有地の買収も必要となり、交渉などに時間を要するためだ。

 県によると2012年の九州北部豪雨で、河川施設の被害額は212億円。303カ所で復旧工事(総事業費83億円)を進め、本年度中に完了する予定だった。

 その矢先の豪雨禍。今回は23日時点で被害額が409億円と推計され、前回以上の時間と費用がかかりそうだ。ある県幹部は「復旧のスピードと安全をどう両立するか。悩ましい」と打ち明ける。

=2017/07/28付 西日本新聞朝刊=


「早く持ち主に」豪雨で仏像“漂着” 住民男性が発見 福岡県朝倉市
7/27(木) 10:07配信 西日本新聞

229
九州豪雨で流れてきたとみられる仏像。現在は朝倉市杷木林田の東林田地区のほこらに安置されている

 九州豪雨で大きな被害が出た福岡県朝倉市杷木林田の東林田地区で、豪雨によって流れてきたとみられる仏像が見つかり、地区住民が所有者を捜している。住民らは「地区では見たことがない仏像。早く持ち主に返して祭ってほしい」と願っている。

【動画】もの凄い勢いで濁流が道路にまで流れこむ様子

 見つかった仏像は高さ約40センチの金属製で、目立った傷みはない。豪雨被害で大量の土砂が堆積し、流れが変わった赤谷川沿いに埋もれていたのを、19日に犬の散歩をしていた住民男性が発見した。掘り起こして汚れを落とし、現在は東林田公民館隣のほこらに安置している。

 仏像を管理している時川冨美子さん(60)は「豪雨によって上流から流されてきたのではないか」と話す。住民らは所有者からの連絡を待っている。

=2017/07/27付 西日本新聞朝刊=


被災職員も心身限界 役場泊まり込み常態化 東峰村、九州豪雨3週間
7/27(木) 9:55配信 西日本新聞

 九州豪雨発生から26日で3週間となり、被災地の自治体職員の疲弊も色濃くなっている。他自治体から応援職員を受け入れているものの、罹災(りさい)証明書発行など被災者の生活再建に直結する仕事に加え、非常時に備えた当直業務もあり、休日が取りにくい状況が続く。過去の災害でも職員の過労が問題になっており、識者は「災害業務は応援職員が担うという全国的な備えが必要だ」と指摘する。

 人口約2200人に職員約60人の福岡県東峰村。災害対策本部を設置してからは夜間も十数人が出勤し、現在も6人が当直に当たる。夜間の緊急事態は減ったとはいえ、役場に泊まり込んで翌日の業務をするのが常態化しているという。

 「職員の健康管理は重要だが、緊急時は住民の不便を解消させるのが最優先」と眞田秀樹総務課長。県や県内市町村から約30人の応援を受けるが、初めて直面する業務に必要な人員の想定は難しく、応援要請の判断に苦慮しているという。

 避難所の運営、断水の応急処置、被害家屋調査…。緊急対応から復旧へと状況が変わるにつれ、業務は増加。21日からは罹災証明書の発行も始まり、新たに村が要請した県職員が事務作業を担った。

 村職員の一人は「自宅周辺の土砂は気掛かりだが、応援職員が働いている中で休むのは気が引ける」と気を張る。職員数が少ないため、仕事の掛け持ちが多いのも負担になっている。

 過去の災害でも応援職員の受け入れのあり方は課題となった。熊本地震で被災した熊本県南阿蘇村では、部署によって人員が偏るなど効率的な配置ができなかった。同村の浅尾鎮也総務課長は「発生から時間がたち通常業務が増えると、災害対応との両立が負担になる」と課題を指摘する。

 復旧に向けた手順を定める「業務継続計画(BCP)」や、被災時に想定される業務と応援要請の内容をリストアップしておく「受援計画」の策定が全国で進む。しかし豪雨被害が大きかった福岡県朝倉市、東峰村、大分県日田市はいずれも自治体独自の計画は未策定だった。福岡県から東峰村に派遣中の職員は「手探りでやるしかないが、少しでも地元職員の負担を減らせれば」と作業に追われた。

=2017/07/27付 西日本新聞朝刊=


一番早く見舞を…台湾、九州豪雨被災地に義援金
7/26(水) 20:45配信 読売新聞

228
26日、東京都港区の日本台湾交流協会で義援金を手渡す謝長廷代表(左)=笹子美奈子撮影

 台湾当局は26日、九州北部の豪雨災害の被災地に、計200万円の義援金を送った。

 台北駐日経済文化代表処代表(駐日大使に相当)の謝長廷氏が日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会に義援金を寄贈した。同協会を通じて特に大きな被害を受けた福岡、大分両県に各100万円を届ける。

 謝氏は「台湾で災害があった時、日本はいつもいち早く援助してくれるので、今回の災害で台湾が一番早く見舞金を届けたかった。被災地の一日も早い復興を祈っている」と述べた。


<九州北部豪雨3週間>続く道路寸断 生活再建の足かせに
7/26(水) 20:10配信 毎日新聞

 九州北部豪雨は26日で発生から3週間となったが、福岡県朝倉市などでは県管理道路の11カ所で通行止めが続いている。住民は避難所との行き来に苦労し、生活再建の足かせとなっている状態だ。県は復旧工事を急ぐが担当者は「道路が流されるなど被害は大きく再開の見通しは立たない」としている。

 「2日に1回は水をやりに戻らないといけない。体力がいつまで持つか……」。同市杷木松末(はきますえ)の本村地区で園芸店を営み、ランなど約2000株を栽培する岩下幸夫さん(68)は疲れた表情で話す。避難所から自宅まで通常、車で約40分だが、今は県道が寸断され東峰村経由で約1時間半。雨が降れば舗装されていない応急道路はぬかるむため、天気を気にしながら夕方には引き返す。「生活を立て直すために早く復旧してほしい」と訴える。

 県道が複数箇所で崩落し車で入れない同市杷木志波(しわ)の平榎(ひらえのき)地区。道路損壊区間ははしごで川沿いに下りて歩かなければならない。柿農家の日野洋さん(65)は土砂崩れで柿木の3分の1を失った。残った柿の手入れや農道復旧のため定期的に戻っている。「梅雨の前後は特に消毒などが必要。やらないと減収につながる」と焦りをにじませる。

 県によると、豪雨直後は県管理道路の計33カ所で通行ができなくなり仮復旧が進んだものの、橋が流されるなどした区間は不通のままだ。県道路維持課は「台風が来ると再び土砂崩れなどが起きる恐れがある。主要路線だけでも今月末までに復旧させたいのだが」と頭を悩ませる。

 復旧が進まず地区の衰退を懸念する声もあがる。杷木松末の石詰(いしづめ)地区の小嶋喜治区長(61)も、片付けなどのために途中20分以上歩き自宅に戻っている。18世帯のうち半数の住宅が土砂に流された。「戻りたい気持ちは住民共通だろうが、車も通れない現実を見て軽々しく口にできない雰囲気がある」【川上珠実、柿崎誠、宮城裕也、西嶋正法】

2017年7月21日 (金)

九州北部で猛烈な雨・16

九州北部では5日午後、活発な梅雨前線の影響で局地的に猛烈な雨が降った。

福岡、大分、佐賀各県では線状の降水帯がほぼ東西に停滞。気象庁は記録的短時間大雨情報を相次いで発表し、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。

午後1時40分までの1時間には福岡県の朝倉市付近や大刀洗町付近で120ミリ以上の雨が降ったとみられる。午後3時までの1時間には朝倉市や小郡市、筑前町の付近で120ミリ以上、大分県日田市の一部で約110ミリ、午後3時40分までの1時間には佐賀県鳥栖市付近で120ミリ以上の雨が降ったと推定される。

福岡県の朝倉市や筑前町などと大分県の中津市や日田市など、佐賀県基山町、熊本県産山村には土砂災害警戒情報が出された。

福岡県や県警などによると、有明海沿岸で見つかった女性2人を含む男女3人の死亡者の身元が17日、新たに判明し、福岡、大分両県の死者は計35人となった。両県では警察や自衛隊が行方不明者7人の捜索を続けている。

以上、時事通信の報道による。

10番目の記事
11番目の記事
12番目の記事
13番目の記事
14番目の記事
15番目の記事

リンク:豪雨不明者 重機使い捜索続く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>捜索は重機中心 不明なお6人 発生3週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部豪雨 農林水産被害は計332億円 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨 自衛隊の捜索任務終了 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部豪雨、重機使い捜索…福岡で6人不明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:農林水産被害332億円=九州北部豪雨など―山本農水相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>農産物直売所、20日ぶり再開 福岡・朝倉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「続けるのはもう無理だ」ナシ名産地、壊滅的状態 豪雨被害、高齢化に追い打ち - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福岡県、九州豪雨被害1197億円 戦後最大規模に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:豪雨不明6人、5カ所から骨?発見 捜索態勢縮小へ 復旧に軸足 福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>文化財に被害 文化庁の担当者現地入りへ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>25日から重機中心の捜索へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:豪雨被害額1197億円=福岡県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>福岡最古の仏堂「普門院本堂」被害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>「被災者に文化財保護を」県立甘木歴史資料館 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「正直、涙が出そうに」入隊して初めての災害派遣が故郷に…自衛官、古里復興に全力 九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「まだ6人の行方が分からない」九州豪雨、集中捜索 不明者家族も上空から見守る 福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>一斉捜索、不明者家族も見守る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:森林保全、たなざらし 5年前の豪雨後計画、宙に浮く推進協 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>朝倉市松末地区、初めての説明会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「豪雨」有明海で流木やごみ回収 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:猛暑の中、不明者捜索や復旧作業 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>度重なる被害、移住悩む住民 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>仮設40戸を増設 福岡・朝倉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日田祇園祭>勇壮、華麗に山鉾巡行 文化遺産登録後、初 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:豪雨被災の大分・日田で山鉾巡行…復興願い乗せ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨の不明者、有明海沿岸部で合同捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>朝倉に臨時FM局 災害情報など発信 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>災害に負けない…日田祇園祭 山鉾9基が巡行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>朝倉の「鵜飼い」がピンチ 屋形船も流され… - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「道がいる。道を造らな」3日かけ住民が2.5キロ“復興の道” 豪雨で孤立、乗り切った集落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>激甚災害指定は大きな後押し 両知事 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>流木が復旧作業の「壁」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>娘の自宅訪ね、一緒に犠牲 89歳男性 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

豪雨不明者 重機使い捜索続く
7/26(水) 17:03配信 ホウドウキョク

227
(写真:ホウドウキョク)

九州北部豪雨から、26日で3週間。自衛隊が捜索を打ち切った被災地では、重機を使った行方不明者の捜索が続けられている。
九州北部豪雨で亡くなった人は、福岡・大分両県で35人にのぼり、福岡県では、いまだ6人の行方がわかっていない。
また、被災者が元の生活に戻るには、ほど遠い状況が続いている。
被災した人は、「田んぼは、ヘドロで、からからになって、ひび割れしてます。これから再建して、ここに住むという気力もないし」と語った。
一方、朝倉市の小学校では、40戸の仮設住宅の建設が、急ピッチで進められている。
県は、8月18日の完成を目指していて、さらに別の場所に40戸建設することを決めている。
一方、大分・日田市では、ボランティアによる片付け作業が続いている。
26日は、宮崎県の消防学校の学生40人が、被害の大きかった大津留地区で作業にあたっている。
日田市では、すでに午前中から30度を超えていて、参加者は大粒の汗を流しながら、農業用水路にたまった土砂を取り除いていた。


<九州北部豪雨>捜索は重機中心 不明なお6人 発生3週間
7/25(火) 22:44配信 毎日新聞

 九州北部豪雨は26日で発生から3週間を迎えた。福岡、大分両県の死者は35人を数え、5年前の九州北部豪雨を上回る惨事となったが、福岡県朝倉市ではなお6人の行方が分かっていない。不明者は17日から見つかっておらず捜索活動は難航しているが、家族や知人らは一日も早い再会を待ちわびている。

 朝倉市では25日、警察と消防の約400人が重機で捜索を始めた。前日まで自衛隊など延べ約4万5000人を投入して人力中心で進めていたが、自衛隊の捜索終了と共に重機中心に移行した。1日約2000人態勢から規模は大きく縮小したが、これまであまり使わなかった重機で土砂や流木を取り除きながら不明者を捜した。

 住人4人が犠牲になり、なお1人が行方不明になっている同市杷木松末の石詰地区では午前11時ごろ、2階建て住宅の周りに堆積(たいせき)した高さ4メートルほどの土砂を重機でかき出し始めた。久留米消防署の松本信治・消防課長補佐は「住宅でせき止められた土砂の中に不明者の手がかりがあるかもしれない。地元消防として不明者を早く家族に会わせたい」と話した。

 市災害対策本部によると、行方不明6人はいずれも同市杷木の住人。豪雨が降った5日は全員が自宅やその付近にいたことが家族から確認できている。それにもかかわらず捜索が長期化していることについて、鶴田浩総務部長は「土砂や流木が一気に押し寄せ、遠方に流されている可能性がある。遺体が50キロ以上離れた有明海でも見つかった例もあり、捜索範囲が広く絞り込めない」と説明する。

 17日から不明者の捜索に進展がない中、24日に最後の大規模活動として自衛隊や警察、消防など約2600人が一斉捜索をして5カ所で骨が見つかったが、すべて不明者のものではないと判明した。

 厳しい状況に置かれながらも、不明者の家族らは早期発見を願っている。25日に重機で捜索にあたった地元消防団員の伊藤丈夫さん(46)は自身も自宅が土砂で流されたが、5日の豪雨後は住民の避難誘導や不明者の捜索を続ける。「みんな世話になった知っとる人ばかりだけん。何とか早く捜したい」。そう言って汗をぬぐった。

 今も土砂に押しつぶされたまま手つかずの家が残る同市杷木松末では、行方不明の女性(85)の近所に住む有隅智恵さん(38)が祈るように話した。「優しいおばちゃんで、2月に私たちが引っ越してきた時に『明るくなってうれしい』と喜んでくれた。早く見つけてあげてほしい」【柿崎誠、遠山和宏、中村清雅、川上珠実】


九州北部豪雨 農林水産被害は計332億円
7/25(火) 21:01配信 ホウドウキョク

九州北部豪雨など、各地で相次ぐ大雨による農林水産関係の被害について、山本農林水産相は、32府県であわせて332億円にのぼったことを明らかにした。
山本農水相は「豪雨災害、各所で起こっている。7月24日時点で、32府県から332億円の被害が発生している」と述べた。
また、山本農水相は「農産物の冠水、農業ハウスの損壊、農地・農業用施設の損壊、林道の崩壊などが各地で起きている」として、適切な措置をとっていく考えを示した。
一方、先週末から大雨となっている秋田県や新潟県については、「大雨が継続しており、被害の全容は把握には至っていない」と述べた。


九州豪雨 自衛隊の捜索任務終了
7/25(火) 18:00配信 ホウドウキョク

226
(写真:ホウドウキョク)

九州北部を襲った豪雨で行方不明となっている、福岡・朝倉市の6人について、自衛隊が24日で捜索の任務を終え、市長に活動を報告した。
朝倉市役所では25日朝、行方不明者の捜索にあたってきた自衛隊の各部隊が、朝倉市の森田俊介市長に活動状況を報告した。
自衛隊は、延べ2万5,000人を動員して行った捜索の任務を、24日で終え、今後は、被災した人たちへの給水や入浴など、生活支援に特化する。
森田市長は「行方不明者の捜索と復旧を、同時にやらないといけない。今回、捜索の方法を転換した」と述べた。
一方、警察や消防は、重機を使って土砂を取り除く作業を続けているが、行方がわからない6人に関する有力な手がかりは見つかっていない。


九州北部豪雨、重機使い捜索…福岡で6人不明
7/25(火) 13:48配信 読売新聞

 九州北部を襲った豪雨災害で、福岡県朝倉市では25日、警察や消防など約440人態勢で重機を使った行方不明者の捜索が始まった。

 自衛隊は被災者の入浴や給水などの生活支援に重点を移し、捜索態勢は大幅に縮小された。

 25日の捜索は、大量の土砂が堆積している筑後川水系の赤谷川流域などで実施。パワーショベルなどの大型重機12台を投入し、土砂を取り除きながら行方不明者を捜した。福岡県内では朝倉市の6人が行方不明になっている。


農林水産被害332億円=九州北部豪雨など―山本農水相
7/25(火) 12:55配信 時事通信

 山本有二農林水産相は25日の閣議後記者会見で、九州北部豪雨など各地の大雨による農林水産関係の被害額が32府県で合計332億円に上ったことを明らかにした。

 6月30日から24日までの被害が対象で、現在も続いている東北や北陸の大雨は含まれていない。

 農水相は「全容を把握するには至っていない」と説明した上で、「農産物の冠水あるいは農業ハウスの損壊、農地・農業用施設の損壊、林地や林道の崩壊、こうしたものが各地域で起こっている」と指摘。被害についての情報収集を急ぎ、復旧・復興を支援する考えを示した。


<九州豪雨>農産物直売所、20日ぶり再開 福岡・朝倉
7/25(火) 11:17配信 毎日新聞

225
被災地の農産物直売所「三連水車の里あさくら」が営業を再開し、久しぶりに地元の野菜などが並んだ=福岡県朝倉市で2017年7月25日午前10時35分、上入来尚撮影

 九州北部豪雨で大きな被害を受けた福岡県朝倉市山田にある農産物直売所「三連水車の里あさくら」が25日、豪雨から20日ぶりに再開した。通常より1時間遅い午前9時に開店すると、買い物客は朝倉産の新鮮な農作物を買い求めていた。

 観光名所の三連水車の近くにある直売所は、近郊の農家など約530人が出荷した旬の野菜や果物などを販売している。泥水が入った建物や土砂で覆われた駐車場の復旧作業が終わり、直売所前を通る国道の片側通行規制も解除されたことから、再開を決めた。

 被災した農家も多く、この日の出荷量は通常の3分の1程度だったが、手塩にかけた農産物を店頭に並べた農家は再開を喜んだ。店内では土用の丑(うし)の日に合わせウナギのかば焼きも売られた。

 コメを出荷した同市比良松の農家、古賀常文さん(67)はブルーベリーを育てるビニールハウスや水田に土砂が入ったが、一部は収穫できた。「これからは桃やブドウなど旬の果物が出始める時期。朝倉の農産物を味わってほしい」。館長の桜木和弘さん(59)は「朝倉は豪雨で大きなダメージを受けたが、少しずつ元の姿に戻していくことで市民を勇気づけたい」と話した。【山下俊輔】


「続けるのはもう無理だ」ナシ名産地、壊滅的状態 豪雨被害、高齢化に追い打ち
7/25(火) 10:53配信 西日本新聞

224
土砂と流木に埋もれたナシ園をぼうぜんと見詰める久保山さん夫婦=22日午前、福岡県朝倉市杷木林田

 九州豪雨は収穫期を迎えた福岡県朝倉市特産のナシにも打撃を与えた。市の生産量の2割を占める杷木、黒川両地区では、ナシ園はほぼ壊滅的な状態に。「続けるのはもう無理だ」。生産者の高齢化に、大量の土砂や流木が追い打ちをかけ、地域のナシ生産に深刻な影を落としている。

 炎天下の杷木林田。赤谷川沿いの自宅に押し寄せた土砂撤去に、ナシ農家の夫婦が汗を流していた。久保山哲男さん(76)と良子さん(73)。川の形を変えるほどの豪雨で自宅内には約1メートルの土砂が積もり、隣接するナシ園も9割は果樹が流失。残るナシの木も土砂と流木に埋まった。

 「土砂で根まで酸素が行かんから、生育が不安。収穫はできんかも」。大阪で大工をしていた哲男さんは1980年代前半にUターン。父親のナシ園を手伝い、60歳ごろに受け継いだ。良子さんは「何十年もかけて大きな木になり、おいしいナシが実るようになったのに」と肩を落とす。

 杷木、黒川地区はナシの名産地。杷木林田では、50年ほど前は約70世帯のうち約40世帯がナシ農家だった。だが、高齢化や後継者不足が進み、現在は数軒程度。哲男さんは「せめて80歳までは頑張りたい」と思ってきたが、もうナシ園を立て直す力はない。「今季収穫できたなら、その後は伐採するつもり」。無念そうに土砂を見詰めた。

 JA筑前あさくらや他の生産者によると、杷木林田以外でもナシは後継者のいない高齢農家が多い。豪雨被害が甚大だった両地区では、廃業の続出が懸念されるという。

      ◇

 JA筑前あさくらの若手ナシ農家でつくる青年部の約10人が24日、福岡市中央卸売市場青果市場で今季の本格的な出荷とナシの試食会を開き、関係者に特産のナシをアピールした。

 青年部副会長の飯田幸一さん(46)によると、東京や関西の仲買人から出荷できるか心配する声が上がっており「厳しいが、地域一丸でおいしいナシを提供し、踏ん張っていることを伝えたい」と意気込んだ。

日田ナシ、被害1億2600万円
 大分県日田市でも小野地区や夜明地区を中心に、ナシ園へ土砂が流れ込んだり、のり面が崩壊したりする被害があった。市農業振興課によると、被害額は1億2600万円(18日現在)で、今年は、例年3000トンの出荷量のうち1割ほどが減少する見込みという。

 この他に、JAおおいた日田梨部会によると、土砂で園の柵が破損し、シカやイノシシの食害も発生。小野梨組合長の森口嗣男さん(56)は「小野では16軒の組合員全てが豪雨で被害を受けた。どうにか食害を食い止めたい」と話している。

=2017/07/25付 西日本新聞朝刊=


福岡県、九州豪雨被害1197億円 戦後最大規模に
7/25(火) 10:08配信 西日本新聞

216
筑後川を捜索する自衛隊や消防隊の隊員=24日午前10時15分ごろ、福岡県朝倉市の両筑橋付近

 福岡県は24日、九州豪雨による県内の被害総額が1197億円に上ると発表した。商工関係の被害は全容がつかめていないため、総額は増える可能性がある。物価の違いで単純比較はできないが、1991年の台風19号による被害(約1158億円)を上回り、県内で戦後最大規模になることが確実になった。

 23日までに確認した被害状況(国、市町村管理分も含む)を基に算出した。項目別の被害額は、河川施設約409億円、道路施設約275億円、農業約154億円、森林・林業約132億円の順に多い。

 河川や道路に港湾などを加えた土木関係の被害額は約793億円で、5年前の九州北部豪雨(約345億円)の2倍以上になった。

 大分県の被害総額は15日時点で206億円。

=2017/07/25付 西日本新聞朝刊=


豪雨不明6人、5カ所から骨?発見 捜索態勢縮小へ 復旧に軸足 福岡県朝倉市
7/25(火) 9:59配信 西日本新聞

223
赤茶けた川の中を横一列になって慎重に捜索する自衛隊員と警察官=24日午後0時半ごろ、福岡県朝倉市杷木星丸

 九州豪雨で6人の不明者がいる福岡県朝倉市は24日、自衛隊や警察などによる集中捜索を行い筑後川や赤谷川など5カ所から骨とみられる物が見つかった。県警が不明者との関連を調べる。市によると、今後は捜索態勢を大幅に縮小し、重機を使った復旧作業が本格化する。

 県警などによると、骨とみられる物は、同県うきは市や朝倉市の筑後川付近の3カ所と、朝倉市杷木林田と杷木星丸の赤谷川周辺2カ所で発見された。人骨かどうかは不明。県警がDNA型鑑定などをする。

これまで捜索に延べ4万4700人を動員
 この日の捜索には、自衛隊や警察など約2600人を動員。不明者3人の家族が、自衛隊のヘリコプターで上空から活動を見守った。終了後に森田俊介市長が記者会見し、2千人規模で続けてきた捜索態勢を500人ほどに縮小させると明らかにした。

 森田市長は「不明者の捜索で復旧作業にも限界があった。被災者には一日も早い生活再建が必要で、道路や川の二次災害の危険性を除去しないといけない」と話した。今後は土砂を重機で取り除くなどインフラ復旧を進めながら、警察や消防が不明者捜索に当たる。

 市災害対策本部はこれまで捜索に延べ約4万4700人を動員。筑後川や有明海なども含め、29人の遺体が見つかった。福岡、大分両県の死者は計35人。

=2017/07/25付 西日本新聞朝刊=


<九州北部豪雨>文化財に被害 文化庁の担当者現地入りへ
7/25(火) 8:28配信 毎日新聞

 九州北部豪雨に伴う川の氾濫や土砂崩れなどのため、大分県内で多くの文化財に被害が出ている。県教育委員会のまとめでは、国指定、国登録文化財と県指定文化財を合わせて被災した文化財は17件に上る。文化庁や県教委は被害状況の詳しい調査を始めている。【池内敬芳】

 被災した文化財があるのは日田市内が14件と大部分を占め、中津市の耶馬渓地域にも3件ある。国指定が11件、国登録が4件、県指定が2件。

 江戸期の町家が建ち並ぶ日田市中心部の「日田市豆田町伝統的建造物群保存地区」は大部分が床下浸水したほか、雨漏りの被害もあった。国の史跡になっている「広瀬淡窓旧宅」でも1棟が床下浸水して数センチの泥がたまり、畳を上げてかき出したという。

 国の重要文化的景観となっている「小鹿田焼の里」では川の流れを利用して陶土を作る「唐臼」が多数破損。国の登録有形文化財の「井上家住宅」は床下浸水のほか、川沿いの庭園の土砂が削られ、塀が破損した。

 また、中津市にある国の名勝「耶馬渓」では、国道212号沿いののり面や橋の崩落、多数の護岸や、サイクリングロードの柵の損壊などの被害が確認されている。

 県教委は25日に小鹿田焼の里で陶芸家らから被害状況を聞き取るほか、文化庁の担当者も来月現地に入り、対策を検討する予定という。


<九州豪雨>25日から重機中心の捜索へ
7/24(月) 23:22配信 毎日新聞

222
筑後川流域で行方不明者の一斉捜索をする警察官ら=福岡県朝倉市で2017年7月24日午前10時56分、本社ヘリから田鍋公也撮影

 九州北部豪雨で、依然として6人が行方不明になっている福岡県朝倉市の筑後川などで24日、警察や消防、自衛隊などによる一斉捜索があった。河川などの5カ所で骨が見つかったが、人のものか動物のものか不明で、県警が今後鑑定する。各組織から大量動員する捜索は今回が最後で、25日から重機を中心にした捜索に移行する。

 重機による捜索は県警や消防があたり、自衛隊は給水などの生活支援に移行する。森田俊介市長は「行方不明者全員の発見に今後も全力を尽くす」と語った。

 福岡県は24日、九州北部豪雨による県内の被害額が23日現在で少なくとも1197億円と発表した。2012年の豪雨時(521億円)の2倍を超えており、今後さらに増える見込み。内訳は河川施設409億円▽道路施設275億円▽農業154億円▽森林・林業132億円--など。【川上珠実、西嶋正法】


豪雨被害額1197億円=福岡県
7/24(月) 19:55配信 時事通信

 福岡県は24日、九州北部豪雨による県内の被害額は計1197億円程度に上るとの概算結果を公表した。

 被害額は今後増える可能性もある。

 被害額には、県管理施設に加え国、市町村管理の施設を含む。内訳は河川施設が409億円程度、道路施設が275億円程度で、土砂流入、山腹崩壊により農地や森林などに被害が出て、農林水産業は288億円程度となっている。


<九州豪雨>福岡最古の仏堂「普門院本堂」被害
7/24(月) 19:49配信 毎日新聞

219
流木などで埋まった「普門院本堂」の敷地の一角=福岡県朝倉市杷木志波の普門院で2017年7月22日、柿崎誠撮影

 九州北部豪雨で、鎌倉時代建造で福岡県内最古の仏堂建築物とされる「普門院本堂」=同県朝倉市杷木志波、国指定重要文化財=に被害が出た。本堂の一部が豪雨で流れ出た土砂や大きな石、流木に覆われ、その撤去に追われている。本堂以外の敷地内はほぼ手つかず状態で、復旧のめどは立っていない。

 「あれ、お地蔵様の位置が違う」。5日午後から続いた豪雨が小康状態になった6日朝、一夜を明かした庫裏から外に出た住職の才田亮舜(りょうしゅん)さん(69)は自分の目を疑った。普段は石台の上に立つ地蔵を見上げて拝むのに、才田さんのほうが地蔵より頭一つ高く、見下ろす格好になった。

 自分の足元に視線を移すと、大量の黒い土砂が流れ込み、敷地全体が数十センチから1メートル近く高くなっていた。

 1913年に指定された国重文の本堂は、屋根の四隅が反った宝形造りの総本瓦ぶき。堂内にも平安時代半ばから後半に作られたとされる国重文の木造十一面観音立像がある。

 5日の豪雨で、本堂は縁側の下が高さ50センチほどの土砂に覆われた。本堂内にある木像には被害はなかった。県文化財保護課の国生知子・技術主査は「本堂は県内最古で、木像も畿内の影響を受けた作風が美しい。本堂も仏像も非常に価値が高い」と話す。

 才田さんと同課などは協議し、2次被害の発生などを考慮して木像の搬送を最優先。大手運輸会社の美術品輸送の専門部隊に依頼し、木像を慎重に梱包(こんぽう)し、14日に九州歴史資料館(同県小郡市)に移した。

 本堂の縁側の下やその周辺の土砂の撤去は進めているが、参道や池は土砂の撤去はほぼ手つかずのまま。台風襲来時に備え、応急措置として本堂から周辺に水の流れ道をつくる作業にあたっている。

 杷木志波地区では犠牲者が出ており、朝倉市内の6人が今も行方不明で捜索が続く。才田さんは「これだけ甚大な被害が出ており、人命や住宅の再建が最優先。寺の復旧はできる限り自力で乗り切っていきたい」と語る。【柿崎誠】


<九州豪雨>「被災者に文化財保護を」県立甘木歴史資料館
7/24(月) 19:42配信 毎日新聞

 九州北部豪雨で甚大な被害が出た福岡県朝倉市にある県立甘木歴史資料館は、被災者に文化財保護を呼びかけている。損壊した家屋に眠る文化財は「地域の宝」だが、家屋解体などの復旧作業の中で災害廃棄物と一緒に処理されることを危惧。同館の担当者は「捨ててしまう前に、まず相談を」と話す。

 同県教委文化財保護課によると、豪雨によって同市内では、石橋の崩壊など国や県の指定文化財9件の被害が確認されている。甘木歴史資料館の遠藤啓介副館長(42)は「指定されていなくても、歴史的価値がある文化財が各家庭に眠っている可能性はある。戦前から終戦直後にかけての写真なども資料性が高い」と訴える。

 保護活動は、同館の本館に当たる九州歴史資料館(同県小郡市)と協力して実施。これまで被災者から、江戸時代のものを含む古文書約80点などが寄せられている。

 甘木歴史資料館は当面、保護活動については休みなく続けていく予定だ。問い合わせは同館(0946・22・7515)。【中里顕】


「正直、涙が出そうに」入隊して初めての災害派遣が故郷に…自衛官、古里復興に全力 九州豪雨
7/24(月) 18:17配信 西日本新聞

217
被災地の災害派遣について、同僚に説明する陸上自衛隊小郡駐屯地の平山和代さん=20日正午すぎ、福岡県小郡市

 九州豪雨で甚大な被害が出ている福岡県朝倉市で、行方不明者の捜索や復旧作業に取り組む同市出身の自衛隊員がいる。陸上自衛隊小郡駐屯地(福岡県小郡市)第103施設器材隊2曹の平山和代さん(41)と、陸自第7高射特科群(長崎県大村市)2曹の吉田哲也さん(33)。2人は、傷ついた古里に心を痛めながらも「任務が最優先」と、不明者の救出と故郷の復興に全力を尽くす。

 平山さんは朝倉市烏集院(うすのいん)の出身。5~7日に被災地に入ったが、自衛隊に入隊して初めての災害派遣が故郷になった。

 豪雨が発生した5日午後8時、先遣隊として小郡駐屯地から約30キロ離れた朝倉市の杷木支所を目指し小型四輪駆動車で進んだ。道はところどころ冠水し、前へ進めない。「故郷が大変なことになっている」。そう感じつつ到着したのは翌午前4時ごろだった。

 派遣の直前、実家で1人暮らしの母(66)に連絡を取った。「今帰る途中だが動けない」。その会話を最後に音信不通になっていた。不安を募らせながらも「任務を投げ出すわけにはいかない」と、福岡県久留米市に住む弟に母を委ね、活動に集中。民家に取り残された高齢の男性を救助した。6日に母の無事は確認できたが実家の1階には大量の土砂が流れ込んだという。

 平山さんは現在、駐屯地に戻り、派遣隊員の後方支援をしている。「1人の力は小さいが地元のために何でもしたい」と話している。

218
松末小の校舎にたまった土砂をかき出す吉田哲也さん(中央)=19日午後1時ごろ、福岡県朝倉市杷木星丸

「正直、涙が出そうになりました」
 吉田さんは朝倉市杷木久喜宮の出身。14日から断続的に被災地で活動する。記憶にある川沿いの道は氾濫によりすっかり形を変えていた。「ショックでした。正直、涙が出そうになりました」

 実家は奇跡的に被害を免れたが、同市内の母方の実家は土砂に埋もれた。「こっちは大丈夫だから」と話す母。すぐにでも片付けに向かいたいと思ったが、捜索、土砂撤去、給水支援など自衛隊員を待ち続ける多くの被災者がいる。

 1階部分が土砂で埋もれるなど大きな被害を受けた松末(ますえ)小で土砂の撤去作業に取り組んだ。同小は母校の中学校区にあり、友人もいる。「一刻も早く行方不明者を捜し出したい。そして元の故郷に戻れるよう、自衛隊員として、出身者としてできることをしたい」。表情を引き締めた。


「まだ6人の行方が分からない」九州豪雨、集中捜索 不明者家族も上空から見守る 福岡県朝倉市
7/24(月) 12:10配信 西日本新聞

216
筑後川を捜索する自衛隊や消防隊の隊員=24日午前10時15分ごろ、福岡県朝倉市の両筑橋付近

 九州豪雨で大きな被害を受け、なお6人が行方不明となっている福岡県朝倉市の災害対策本部は24日、警察や自衛隊など約2600人を動員し、筑後川や有明海で集中的に捜索した。集中捜索は2回目で、前回より態勢を600人増やし、捜索範囲も拡大した。

 朝倉市と同県久留米市に架かる両筑橋付近では、午前10時から消防隊や自衛隊員らが捜索。消防の潜水隊が川に潜り、自衛隊はゴムボートで川底や川岸を見て回った。甘木・朝倉消防署の仲道優署長は「まだ6人の行方が分からない。捜索活動に全力を尽くしたい」と話した。

 不明者の家族も自衛隊のヘリコプターに乗り、上空から捜索を見守った。対策本部は25日から態勢を切り替え、重機を使った捜索、復旧活動に重点を移す方針で、家族にも説明しているという。

 筑後川や有明海沿岸ではこれまでに6人が遺体で見つかっており、犠牲者は福岡、大分両県で計35人。

=2017/07/24 西日本新聞=


<九州北部豪雨>一斉捜索、不明者家族も見守る
7/24(月) 10:48配信 毎日新聞

215
捜索を見るため行方不明者の家族を乗せた自衛隊ヘリ。後方は山田地区=福岡県朝倉市で2017年7月24日午前11時2分、本社ヘリから田鍋公也撮影

 九州北部豪雨で依然として6人が行方不明になっている福岡県朝倉市の河川などで24日午前10時から、警察や消防、自衛隊などの一斉捜索が始まった。行方不明者の家族もヘリコプターに乗り上空から見守った。

 約2600人態勢で、行方不明者の居住地区の赤谷川、乙石川流域や、筑後川、有明海の河口などを中心に実施。消防の潜水隊が初めて投入され、茶色く濁った筑後川に入った。森田俊介朝倉市長は市役所の災害対策本部で「ご家族、市民に発見の報告を届けることができるよう捜索に全力をつくしてほしい」と訓示した。

 これまでは人力による捜索が中心だったが、土砂の堆積(たいせき)が3~5メートルに達する場所もあり難航している。一斉捜索で不明者が発見されなかった場合には25日から重機主体の捜索に移行する方針。【柿崎誠、川上珠実】


森林保全、たなざらし 5年前の豪雨後計画、宙に浮く推進協
7/24(月) 10:20配信 西日本新聞

178
今年の豪雨翌日の6日、大量の流木で埋め尽くされた福岡県朝倉市杷木寒水の田畑や住宅地

 雨による土砂災害で筑後川上流域の大木が下流や海に流れ、被害が増大した九州豪雨。2012年7月の九州北部豪雨でも同様の事態に陥った。九州最大河川の筑後川流域の福岡、大分、佐賀、熊本各県の自治体は当時、森林保全に取り組む組織の設立を目指したが、負担金などで折り合いが付かず、事実上のたなざらし状態が続く。教訓が生かされなかっただけに、専門家は早急な対策を訴える。

 今回の九州豪雨では、スギを中心とした人工林が集落や有明海などに押し寄せた。福岡県は、朝倉市などから出た流木を20万トン超に達すると推計する。

 5年前の九州北部豪雨でも大量の流木が発生した。林野庁によると、林野被害は福岡、大分、熊本3県で計2921カ所、約386億円。有明海にも約2万9千立方メートルが流れ込んだ。流木が橋に引っ掛かり河川の氾濫を引き起こしたり、橋桁を破壊したりしたケースもあり、今回の豪雨被害と共通する。

 九州北部はスギなどの人工林が多いが、管理者不足で木の育成放棄も深刻化し、根こそぎ崩れやすい。12年11月、筑後川流域の福岡県久留米市をはじめ、今回の九州豪雨で甚大な被害が出た同県朝倉市、大分県日田市など4県の11市町は「筑後川水源保全推進協議会」の設立に向けた準備会を開催。北部九州河川利用協会(久留米市)の協力で保全計画を策定した。

 計画は「水源を守る責任は川の水を利用する全域にある」を理念に(1)管理できない森林を基金で買い上げる「森林トラスト」制度の設立(2)しっかり根を張る広葉樹の拡大(3)流域木材の活用促進-を柱として、14年度から10年かけて取り組む先駆的な試みだった。

 だが、その後すべての流域自治体(4県48市町村)に参加を呼び掛けたところ、賛同は30市町にとどまった。「大きな負担金は厳しい」「市町村レベルで動くのはいかがなものか」などとして5市町が不参加、13市町村が未定とした。会の設立は結局、休止となり、計画も「今のところ動きはない」(久留米市広域行政推進課)という。

 北部九州河川利用協会の山本隆利専務理事(68)は「機運が高まった当時がチャンスだった。今度こそ、再発防止のために必要な仕組みを作るべきだ」と語る。九州大の久保田哲也教授(治山学)は「山が荒れると水害時の洪水量が増えて土砂崩れも招く。上流から下流までは運命共同体。自治体の垣根を越え、流域全体できちんと考えるべきだ」と呼び掛けている。

=2017/07/24付 西日本新聞朝刊=


<九州豪雨>朝倉市松末地区、初めての説明会
7/24(月) 0:01配信 毎日新聞

 九州北部豪雨で13人が犠牲になり、今も5人が行方不明となっている福岡県朝倉市の松末(ますえ)地区の住民説明会が23日、市立杷木(はき)小であった。避難で分散した住民が一堂に集まるのは初めて。150人以上が参加し、仮設住宅やインフラ復旧などについて市に要望した。

 冒頭、参加者全員で犠牲者に黙とうをささげた。市内では依然6人が行方不明で、うち5人が同地区の住民。森田俊介市長は「不明者捜索と復旧を同時並行で進める。河川や山など復旧に向けた工程表を近く示したい」などと説明した。

 住民からは「農業再開のめどがたたない。農地や河川、水路など抜本的に見直してほしい」という要望や「道路が寸断されて今も集落に車で入れない。早急に仮設道路を作ってほしい」などの切実な声が寄せられた。

 自治組織「松末地域コミュニティ協議会」の伊藤睦人(むつと)会長(72)は「皆が再会して、抱き合って泣いた。現実を見て地区を離れるという声も聞くが、住民同士が知恵を出し合い、今日を再生の第一歩にしたい」と話した。【柿崎誠】


「豪雨」有明海で流木やごみ回収
7/23(日) 13:52配信 ホウドウキョク

214
(写真:ホウドウキョク)

福岡県沖の有明海で23日朝、漁業者などが、九州北部豪雨で流れ込んだ流木や、ごみの回収作業を行った。
回収作業は、ノリの養殖に支障が出るのを防ごうと行われた。
23日は、周辺の漁協から、およそ320隻が出て、海面に浮いた流木や、ごみを集め、国や県の清掃船に積み込んだ。
福岡県によると、豪雨で発生した流木は、朝倉市と東峰村の川に堆積しているものだけで、およそ20万トンと推定されていて、海などに流れたものを含めると、量はさらに多くなるとみられている。


猛暑の中、不明者捜索や復旧作業
7/23(日) 11:13配信 ホウドウキョク

九州北部豪雨から2週間余り。猛暑の中、行方不明者の捜索や復旧作業が行われた。
今回の豪雨での福岡、大分両県の死者は35人。
依然、福岡・朝倉市で6人の行方がわからない中、行方不明者の捜索や復旧作業が行われ、朝倉市の一部では、敷地内の蛇口から水が出るなど、少しずつ復旧を実感できるようになってきた。
朝倉市の住民は「あっ、出た。やった。あー、出た出た」と話した。
また、福岡・朝倉市と東峰村には22日、1日でおよそ1,800人のボランティアが支援に訪れた。
ボランティアは「熊本出身で来たが、助け合いというか恩返しという意味で参加した」と話した。
住民は「大変ありがたく思います。本当にありがとうございました。助かります」と話した。
大分・日田市でも、最高気温が36.1度と厳しい猛暑日の中、500人を超えるボランティアが住宅の土砂の撤去などに汗を流していた。
一方、ユネスコの無形文化遺産に登録された、およそ300年の歴史を持つ「日田祇園」が22日始まった。
勇壮な9基の山鉾(やまぼこ)が街を練り歩き、復旧作業が進む市内に、威勢のいいかけ声とおはやしが響き渡った。
日田祇園は、23日まで行われる。


<九州北部豪雨>度重なる被害、移住悩む住民
7/22(土) 20:06配信 毎日新聞

 2012年に続く九州北部豪雨で再び大きな被害に見舞われた大分県日田市。被災者らは5年前の豪雨について「数十年に1度の大雨」と聞かされて復興を進めてきただけに今回の被害に落胆を隠せない。「移住するしか道はないのか」。度重なる被害に住み慣れた土地を手放すべきか悩む日々が続いている。

 「家が土地ごと流されとるぞ。川になっとる」。日田市大鶴地区の林業、藤井清成さん(57)は5日の豪雨で自宅から避難した後、近所の住人からそう聞かされてがくぜんとした。確認すると自宅は宅地もろとも流されて跡形もなくなり、その上を川が流れていた。

 かろうじて残っていたのは、隣接する倉庫の屋根部分だけ。もともと川は自宅のすぐ横を流れていたが、豪雨で橋の欄干に流木が詰まってせき止められ、流れが変化。新たな川が自宅を押し流した。

 5年前の豪雨でも近くで土砂崩れが起き、約2日間の避難所生活を送った。この時は床下浸水で収まった自宅を失ったショックは大きい。「生まれ育って57年間住み続けた家。集落に残って自宅を建て直したいが、これほど頻繁に災害に遭うのは恐ろしい。残るか、移住するか、気持ちは半々」と肩を落とす。

 同市小野地区の会社員、山本一二(いちじ)さん(63)も5年前の豪雨で近くの小野川が氾濫して自宅1階部分が浸水した。その後に小野川は護岸整備され、県土木事務所の担当者から「100年に1度の豪雨にも耐えられる」と聞かされた。しかし、今回の豪雨は想像を超えた。小野川は濁流と化して整備された護岸を崩し、自宅は基礎部分がえぐられて傾いた。

 山本さんは40年前の交通事故で左足が義足となり、右足にもまひが残る。車椅子生活になってもいいようにと1989年に自宅をバリアフリーに改築していた。住み慣れた土地でもあり、本音では移住したくないが、傾いた自宅を建て直すか決めかねている。「今回はものの見事にやられた」。山本さんは言葉を続けられなかった。

 日田市では今回の豪雨で死者3人、負傷者4人、住宅被害1177件が出ている。「前回の豪雨被害からようやく平常に戻ったと感じていたのに、今回また心を打ち砕かれた。雨が降る度に落ち着かない」。大鶴地区の集落で自治会長を務める藤井隆幸さん(68)も頭を抱える。今後、避難を判断する目安にするため、雨量を常時チェックできる雨量計を設置するよう行政に求めるつもりだ。「集落の高齢率は約5割。集団移転なども話題になるが年寄りには厳しいだろう。自主避難するタイミングを以前より早めるなどして身を守るしかない」【近松仁太郎、土田暁彦】


<九州北部豪雨>仮設40戸を増設 福岡・朝倉
7/22(土) 19:41配信 毎日新聞

 九州北部豪雨で福岡県は21日、朝倉市に仮設住宅40戸を増設すると発表した。既に着工した分を含めると仮設住宅は80戸に倍増するが、市は必要戸数を200~400戸としており、県は今後も増設する見通しだ。

 今回増設するのは、同市頓田の「みんなの広場」と同市宮野の市朝倉球場の各20戸。森田俊介市長は「集落単位で同じ所に行きたいという被災者の意向になるべく沿うような形にしたい」と話した。

 県は東峰村でも17戸を建設している。【中里顕】


<日田祇園祭>勇壮、華麗に山鉾巡行 文化遺産登録後、初
7/22(土) 19:09配信 毎日新聞

208
町並みを巡行する絢爛豪華な山鉾=大分県日田市で2017年7月22日午前、津村豊和撮影

 九州北部豪雨で被災した大分県日田市の日田祇園祭が22日、市内の隈・竹田、豆田両地区で始まり、山鉾(やまぼこ)9基が小京都の町並みを勇壮、華麗に巡行した。曳山(ひきやま)行事のユネスコ無形文化遺産登録後、初めて迎える晴れ舞台となった。

 日本遺産で国の重要伝統的建造物群保存地区でもある豆田地区は、九州北部豪雨で多くの商家や民家が床上・床下浸水した。被災を考慮し9基が勢ぞろいする20日の「集団顔見世」は中止されたが、22日からの本祭は自然災害や厄よけの願いを込めて始まった祭り本来の趣旨を尊重し実施することとした。

 「豪雨禍に負けるな! 日田は元気だ」との思いを込めた山鉾は午前から30度を超える暑い日差しの中、豆田八坂神社前を次々に出発。優雅な祇園ばやしの調べに乗り、天領時代の面影が色濃い町並みを熱く巡行した。

 両地区とも、ちょうちんを一斉にともす23日夜の「晩山」競演でクライマックスを迎える。【楢原義則】


豪雨被災の大分・日田で山鉾巡行…復興願い乗せ
7/22(土) 18:53配信 読売新聞

210
「日田祇園祭」が始まり、街中を巡行する山鉾(22日午前9時5分、大分県日田市で)=秋月正樹撮影

 豪雨災害の被災地・大分県日田市で22日、約300年の歴史を持つ国重要無形民俗文化財の「日田祇園祭」が始まった。

 午前中は高さ約10メートルの山鉾(やまぼこ)8基が街中を巡行した。

 国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録後、初開催。今回の豪雨で、山鉾を持つ8町のうち豆田地区の4町はほぼ全域が浸水被害に遭い、祇園祭直前に山鉾が集結する「集団顔見世(かおみせ)」が中止になっていた。

 被災した自宅の後片づけなどで参加を見送った人もいるが、豆田下町山鉾振興会長の波多野平(ひとし)さん(71)は「祇園は災厄を退治する祭礼。これからの無病息災を願って山鉾を引き回したい」と力を込めた。

 祇園祭は23日まで。22、23日夜には、ちょうちんをともした山鉾「晩山(ばんやま)」が巡行する。


九州豪雨の不明者、有明海沿岸部で合同捜索
7/22(土) 13:09配信 読売新聞

209
ゴムボートで有明海を捜索する消防隊員(22日午前、福岡県大牟田市沖で)=木村歩撮影

 九州北部を襲った豪雨災害で、第7管区海上保安本部(北九州市)と福岡県警、福岡県南部の消防本部は22日、有明海沿岸部で行方不明者の合同捜索を行った。

 豪雨では朝倉市の6人が行方不明となっているが、約2時間の捜索で不明者は発見できなかった。

 三つの機関による海上での合同捜索は初めて。朝倉市を流れる筑後川の河口から半径5キロ圏内の有明海で実施した。7管の巡視艇や県警の警備艇、消防のゴムボート3隻の計5隻が投入されたほか、7管のヘリコプターが上空からも捜した。

 一方、朝倉市災害対策本部は22日、不明者の自宅やその周辺で実施していた自衛隊による強化捜索活動を21日で終了したと発表した。自衛隊や消防、警察などによる通常の捜索は継続する。


<九州豪雨>朝倉に臨時FM局 災害情報など発信
7/22(土) 12:06配信 毎日新聞

 九州北部豪雨で被災した福岡県朝倉市は21日夜、市内で被害が大きかった杷木地域をエリアとする臨時災害FM「あさくらさいがいエフエム」(周波数88.7メガヘルツ)を開局し、放送を始めた。罹災(りさい)証明書の手続きや水道の復旧状況など被災者に役立つ情報を届ける。

 インターネットや避難所での掲示などに加え、生活再建に向けた情報をより細かく伝えようと、九州総合通信局から臨時目的放送局として免許を受けた。情報を繰り返し流し、内容は毎日更新する。

 21日午後7時からの最初の放送でマイクに向かったのは市人事秘書課の足立祐子さん(42)。アナウンス経験は無かったが「被害がとても大きい中、必要な情報が少しでも伝われば」と緊張しながらもしっかりと原稿を読み上げた。放送後「市民の皆さんの『前を向いていこう』という姿勢に自分も勇気をもらっている。放送で復興に貢献できれば」と話した。【井上卓也】


<九州豪雨>災害に負けない…日田祇園祭 山鉾9基が巡行
7/22(土) 11:18配信 毎日新聞

208
町並みを巡行するきらびやかな山鉾=大分県日田市で2017年7月22日午前、津村豊和撮影

 ◇勇壮、華麗に ユネスコ無形文化遺産登録後、初の晴れ舞台

 九州北部豪雨で被災した大分県日田市の日田祇園祭が22日、市内の隈・竹田、豆田両地区で始まり、山鉾(やまぼこ)9基が小京都の町並みを勇壮、華麗に巡行した。曳山(ひきやま)行事のユネスコ無形文化遺産登録後、初めて迎える晴れ舞台となった。

 豆田地区は、九州北部豪雨で多くの商家や民家が床上・床下浸水した。被災を考慮し9基が勢ぞろいする20日の「集団顔見世」は中止されたが、22日からの本祭は自然災害や厄よけの願いを込めて始まった祭り本来の趣旨を尊重し実施することとした。

 「豪雨禍に負けるな! 日田は元気だ」との思いを込めた山鉾は午前10時過ぎ、31.2度の真夏日の中、豆田八坂神社前を次々に出発。優雅な祇園ばやしの調べに乗り、天領時代の面影が色濃い町並みを熱く巡行した。

 両地区とも、ちょうちんを一斉にともす23日夜の「晩山」競演でクライマックスを迎える。【楢原義則】


<九州豪雨>朝倉の「鵜飼い」がピンチ 屋形船も流され…
7/22(土) 11:06配信 毎日新聞

207
鵜を見つめ「早く鵜飼いを復活させたい」と話す梶原日出夫さん=福岡県朝倉市杷木志波で2017年7月21日、徳野仁子撮影

 九州北部豪雨で被災した福岡県朝倉市の原鶴温泉の夏の風物詩「鵜(う)飼い」が中断を余儀なくされている。鵜を使って筑後川の魚を取る伝統的な漁法で見物客でにぎわうが、豪雨で川に土砂がたまり、見学用の屋形船も流され、再開のめどはたたない状態だ。

 「いつまでも澄み切らんね」。自宅前を流れる茶色く濁った川を見つめ、朝倉市杷木(はき)志波で代々、鵜匠(うしょう)を営む梶原日出夫さん(61)はため息をついた。

 5日の豪雨で、8羽を飼育する小屋に水と土砂が流れ込み、鵜をかごに入れて高台に一時避難させた。小屋内の泥はかき出したが、川に大量の土砂が流れ込んだことで鵜の餌となるアユなどの魚が減った可能性がある。「5年前の豪雨でも魚の量が半分以下に減り、戻りきらないうちに追い打ちをかけられた」と声を落とす。

 原鶴温泉の鵜飼いは、他の地域のようなかがり火ではなくライトで照らす。鵜が魚を捕らえる瞬間を間近ではっきりと見ることができ「鵜が魚を捕らえると客からわっと歓声が上がる」。例年5月から9月までで、夏休みの今の時期がシーズン本番で一番にぎわう時期。だが「川の濁りがとれ、安全を確認しないと再開できない。今年は厳しいかもしれない」。

 見物客を乗せる屋形船も流された。約20年にわたって船頭を務めてきた朝倉市杷木久喜宮(くぐみや)の林定本さん(73)は5日、船が流されないように筑後川の船着き場で船をロープで鉄柱や木に結びつけて深夜まで見守った。目の前で2隻が流され、1隻は下流の同県柳川市で見つかったものの、鉄のアンカーが折れ曲がるなど破損していた。船着き場は今も土砂がたまったままだ。

 豪雨後「何か手伝えることありませんか」と県内外の昔の客や知人から電話があった。「楽しみにしてくれるお客さんのためにも、何とか再開できれば」。流木があたってはがれた船の塗装などを直しながら、清流が戻る日を待つ。【川上珠実】


「道がいる。道を造らな」3日かけ住民が2.5キロ“復興の道” 豪雨で孤立、乗り切った集落
7/22(土) 6:00配信 西日本新聞

205
重機で整備した道路で被災当初を振り返る熊谷義春さん(右)=20日午前7時ごろ、福岡県東峰村

 「道がいる。道を造らな」。福岡県東峰村の竹集落は5日の九州豪雨で村中心部につながる県道が土砂に埋もれ、孤立状態に陥った。電気も水道も断たれた住民たちは力を合わせ、重機を操り、草を刈り、3日間かけて“脱出路”を切り開いた。豪雨から2週間が過ぎ、暮らしの再建が本格化する中、自ら開いた活路は住民たちを支える「復興の道」となっている。

 竹集落は、旧宝珠山村地区の中で役場から最も遠い山あいにある。国の「日本の棚田百選」にも選ばれたのどかな景色が広がり、33世帯84人が暮らす。

 5日の豪雨では、近くを流れる宝珠山川が激流と化した。複数の家屋が流失し、泥や倒木が流れ込んだ住宅もあった。同地区では3人が亡くなった。下流域の県道は複数の場所が土砂で埋まり、集落は孤立した。

 住民らは集落内の公共施設に避難。約20人が身を寄せた公園管理棟では、自宅から発電機を持ち込み、岩の間から湧き出る水を引いた。熊谷義春区長(50)は「日頃から助け合ってきた集落。みんな、自然に役割分担した」と話す。米や野菜を持ち寄って自炊し、わなに掛かった鹿も食べた。

 「何とか村役場まで行かなければ」。豪雨から一夜明け、普段は利用しない林道をたどったが、至る所で崖崩れが起き、樹木が倒れていた。熊谷忠夫さん(60)が重機に乗り込み、男たちが中心となって土砂や倒木を撤去。道路脇の草も刈り、私有地を含めた約2・5キロの道を切り開いていった。被災4日目の夕方、車1台がようやく通れる迂回(うかい)路が完成した。熊谷さんは「道ができ、皆の不安が解消された」と振り返る。

 迂回路の開通後、状況は徐々に改善。自衛隊からの物資提供のほか、村の協力で近くのキャンプ場でシャワーが浴びられるようになった。看護師の女性は、高齢者の「お薬手帳」を取りまとめ、隣接する大分県日田市まで行き、薬を処方してもらった。

 20日朝、熊谷区長は「孤立状態を乗り切れたのは、一人一人がやるべきことをやった結果。災害はどこでも起こりうる」と話し、自分たちで切り開いた迂回路を通って、ふもとの勤務先に向かった。


<九州北部豪雨>激甚災害指定は大きな後押し 両知事
7/21(金) 21:20配信 毎日新聞

 九州北部豪雨が激甚災害に指定される見通しとなったことを受け、福岡県の小川洋知事は記者団に「復旧事業や取り組みについて財政面で心配せずにやれるのは心強い。各種復旧事業にこれからも迅速にしっかり取り組んでいきたい」と述べた。大分県の広瀬勝貞知事は「本格的な復旧に向けて大きな後押し。5年前にも(水害が)あり、『またか』という気持ちが強い。堤防のかさ上げなど、少しでも強靱(きょうじん)化をしていきたい」と語った。【西嶋正法、池内敬芳】


<九州北部豪雨>流木が復旧作業の「壁」
7/21(金) 21:15配信 毎日新聞

201
被災直後に大量の流木が流れ込んだ朝倉市山田の交差点。流木は道路脇に寄せられたが、手旗信号による片側交互通行が続いている=福岡県朝倉市山田で2017年7月21日午後3時13分、徳野仁子撮影

 九州北部豪雨で流れ出た大量の流木が被災地の復旧作業の大きな「壁」となっている。流木の量は福岡県の確認分だけで東京ドームの3分の1に相当する36万立方メートル(20万トン)以上と推計。被災地の至るところで流木が数メートルの高さで山積みにされて処理は進んでいない。処理ペースを速めようと、同県などは21日までに流木を一時保管する仮置き場を計25カ所確保。しかし土砂に埋まったものもあり、流木の総量は今も不明で、全面復旧の時期も見通せない状況だ。

 5日の豪雨で同県朝倉市と東峰村の多くの山で崖崩れが発生し、土砂とともに樹齢40年超を含む大量の大木が各河川に流れ込んだ。流木は道路や橋を損壊し、川でつながる有明海にも散乱した。

 同県によると、5年前の九州北部豪雨で出た災害廃棄物は流木の他にがれきなども含め約6万5000トン。今回は流木だけで20万トン以上にのぼる。しかも今回の推計では土砂に埋まったり海に流れたりした流木は対象外で、実際の量はもっと多いとみている。

 流木処理は国管理の河川や海は国が担当するほか、県管理の道路や河川は県が担当、農地などは市町村が担当となっている。福岡県は空き地などの1次仮置き場にまず流木を保管。その後により広い2次仮置き場に移し、そこで流木を破砕するなどして焼却する計画だ。

 両市村に設置された1次仮置き場9カ所が稼働しているが、処理ペースを速めるために、県などは21日までに両市村以外の「久留米・うきは工業用地」(久留米市田主丸町)など16カ所を新たに確保した。

 県は「必要な流木を当面保管できる場所は確保できた」としているが、警備員の配置などに調整が必要で、16カ所の開設時期は未定。また、2次仮置き場の設置場所はどこも決まっていない。

 流木についてはバイオマス燃料や建築資材への利活用も検討するが、水にぬれたり泥や傷が付いたりした木材は買い手が少なく、県の担当者は「大半は焼却せざるを得ないのではないか」と話す。

 流木は被災地の人々の生活再建の大きな妨げになっている。豪雨で川の水が道路へあふれた朝倉市山田の国道386号交差点。重機が入って流木や土砂の撤去作業が進んでいるが、交差点脇には3メートルを超える流木の山が今も積み上がり、国道は片側交互通行の規制が続いている。

 近くの国道脇でモモを栽培する同市菱野、妹川一さん(65)の畑にも流木が数え切れないほど横たわっている。「とても人の手では動かせない」とため息をつく。収穫量は大幅に減る見通しだ。「いつになれば流木を撤去でき、元の畑に戻るのか。本当に疲れました」とつぶやいた。【西嶋正法、井上卓也】


<九州北部豪雨>娘の自宅訪ね、一緒に犠牲 89歳男性
7/21(金) 19:01配信 毎日新聞

 九州北部豪雨で佐賀県の筑後川で遺体で見つかり、20日に身元が判明した福岡県うきは市浮羽町の小塩正さん(89)は、豪雨が襲った5日に朝倉市杷木星丸に住む娘の本河くに子さん(59)の自宅を訪ねていた。本河さんも遺体で発見されており、2人は豪雨で発生した土砂と流木によって家ごと押し流されたとみられる。

 21日、うきは市の自宅には喪服姿の親族が次々と集まった。孫の小塩康弘さん(42)は「高齢ながら足腰もしっかりしてしゃきしゃきと動き、自分のことは何でも自分でやっていた」と語った。体調が不安定だった本河さんを気にかけていたといい、5日も自ら車を運転して朝倉市に向かったという。

 亡くなった小塩さんについて、知人の大力正義さん(76)は「若いころは養蚕業を営んでいた。集落の会合でも、いつも静かに酒を飲んでいた。おとなしくてまじめな人だった」としのんだ。【川上珠実】

2017年7月20日 (木)

東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2245

引き続き、2011年3月11日に発生した、東日本大震災ならびに東電福島第一原発事故に関連するニュース記事を伝達します。

今後も引き続き、随時追加します。

リンク:三反園知事就任1年、「脱原発」かすむ公約 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大飯原発>再稼働、12月以降に 安全対策工事ずれ込む - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:来年4月にも作業開始=もんじゅ燃料取り出し―原子力機構 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東電有識者委が終了=経産相「改革は実行段階」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<東電>原発事故検証「全力で対応」 新会長、新潟知事表敬 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島第1原発事故>燃料デブリ取り出し方針「9月に決定」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「地元本位で対話」強調=東電社長、新潟・柏崎市長らと会談 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:9月に取り出し方針=福島第1原発の溶融燃料―世耕経産相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<政府>SPEEDI、利用避難に「不確実性やリスクある」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第1原発3号機「デブリ」映像初公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島3号機>機器などにデブリか ロボット撮影4分間動画 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:40年超原発、計27億円加算=老朽8基の5市町に―交付金、原則に「逆行」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:内部の底で「溶けた核燃料」確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:対馬で韓国放射線監視、国内初の設置 規制委、70キロ先に古里原発、北朝鮮核も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島3号機調査終了 底部にデブリ散在か 格納容器に小石のような堆積物 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:格納容器底、溶融燃料か=3号機で堆積、水中ロボ調査―福島第1 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被ばく事故「核燃料用ではない」容器 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島3号機調査 「デブリの可能性高い」 格納容器に垂れ下がる塊 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第1原発3号機 格納容器内部にデブリ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<伊方3号機停止認めず>車ない住民「死を待つしか」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:圧力容器下に溶融燃料か=3号機、水中ロボで発見―福島第1 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:伊方3号機 運転差し止め認めず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<原子力機構被ばく>ポリ容器分解し水素ガス発生 中間報告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ポリ容器は目的外使用=原子力機構「不適切」―被ばく事故 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:茨城で震度3 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<伊方3号機>停止認めず、住民の申し立て却下 松山地裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:伊方原発3号機、差し止め申請を却下…松山地裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:伊方原発差し止め認めず=新基準「不合理な点ない」―松山地裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:また東日本大震災の“復興マネー”が食い物に…性善説の審査 地元自治体「裏切られた思い」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大飯原発再稼働で住民説明会=町長「理解深まる」―福井・おおい町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第1原発、22日にも3号機格納容器内調査 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災地発の文学賞=東北テーマに―仙台市の出版社など - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:復興補助金2億5千万円詐取 太陽光発電関連会社役員2人、詐欺容疑で逮捕 東京地検特捜部 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<復興補助金詐欺>精密機器開発の社長ら逮捕 東京地検 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

三反園知事就任1年、「脱原発」かすむ公約
7/27(木) 10:03配信 読売新聞

 鹿児島県の三反園訓(みたぞのさとし)知事は28日で就任1年を迎える。

 保守的な地盤で、自民党が推す現職を破って初めて誕生した民間出身知事だが、「脱原発」を始めとする主要な公約はかすみ、就任時の勢いは感じられない。

 「県民が主役、県民ファーストの政治を行おうと走り続けた1年だった」。26日の定例記者会見で、就任1年の所感を問われた三反園氏は、こう語った。

 当初、最も注目を集めたのは九州電力川内(せんだい)原子力発電所(薩摩川内市)への対応だった。昨年8月以降、熊本地震の影響を点検するため、即時の一時停止を九電社長に2度にわたって要請。一時停止は拒まれたものの、九電からは定期検査とは別の特別点検や、要支援者の避難用車両配備などの確約を得た。26日の会見でも、「九電にさまざまな要請をし、整備が進む状況になった」と自己評価した。


<大飯原発>再稼働、12月以降に 安全対策工事ずれ込む
7/26(水) 21:43配信 毎日新聞

 関西電力は26日、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の安全対策工事の完了時期が、今月中から8月以降にずれ込むと発表した。今秋以降としていた再稼働も12月以降になりそうだ。

 関電によると、原子炉の下に増設する1次冷却水漏れ検知機器の設置工事の認可が、26日までに原子力規制委員会から下りなかったため。工事は3、4号機にそれぞれ1個ずつ増設して各2個とするもので、5日間で終える予定だった。

 関電は2013年7月、3、4号機の工事計画の認可を規制委に申請。しかし誤字脱字など書類に不備があり、今月18日に4回目の補正書提出をした。規制委は「補正書が提出されたばかりで慎重に審査している」としている。【高橋一隆】


来年4月にも作業開始=もんじゅ燃料取り出し―原子力機構
7/26(水) 19:47配信 時事通信

 日本原子力研究開発機構は26日、廃炉が決まった高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)について、約5年半後の2022年末までに核燃料を取り出すとした工程案を明らかにした。

 年度内に燃料移動用の設備を点検し、来年4月にも燃料の移送作業に着手する。

 同日開かれた原子力規制委員会の検討会で報告した。原子力機構は近く廃止措置(廃炉)計画を規制委に提出する方針。

 もんじゅは原子炉容器にウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料など370体が、炉外燃料貯蔵槽(EVST)に160体が、いずれも冷却材のナトリウムに漬かった状態で保管されている。機構は6月に示した廃炉の基本方針で、5年半後までに全てを水の保管プール(燃料池)に移送すると期限を定めた。


東電有識者委が終了=経産相「改革は実行段階」
7/26(水) 10:39配信 時事通信

 経済産業省は26日、有識者で構成する「東京電力改革・1F問題委員会」(東電委員会)を開き、6月に就任した東京電力ホールディングスの川村隆会長と小早川智明社長から経営方針を聴取した。

 世耕弘成経済産業相は「事業計画とこれを実現する(新経営)体制が整い、東電改革はいよいよ実行あるのみの段階となった」と総括。今回で東電委を終了することを明らかにした。

 会合では、委員から転じた川村会長が、福島第1原発事故収束への対応、事業の再編・統合に向けた枠組み作りなどを挙げ、「おおむね1年以内に判断が必要となる重要な経営課題の議論をスピードアップする」と発言したという。

 東電委は昨年10月以降、福島第1原発の廃炉や賠償費用確保に向けた改革案を検討。昨年末の提言は東電の新たな経営再建計画に反映された。


<東電>原発事故検証「全力で対応」 新会長、新潟知事表敬
7/25(火) 20:49配信 毎日新聞

 東京電力の川村隆会長と小早川智明社長は25日、新潟県庁(新潟市中央区)を訪れ、6月の就任後初めて米山隆一知事と面会した。米山知事は原子力規制委員会の安全審査が進む柏崎刈羽原発6、7号機について「福島第1原発事故の検証なしに再稼働の議論はできない」と県の姿勢を改めて説明し、川村会長は「検証に全力で対応し、地元に信頼されるよう会社改革を進めていきたい」と応じた。

 川村会長は約15分間の会合で、隠蔽(いんぺい)体質が指摘される社内風土改革に取り組む姿勢を強調。米山知事は「お互いに真っすぐなボールを投げ合える関係を築きたい」と話した。

 小早川社長は知事との面談に先立ち、柏崎刈羽原発が立地する柏崎市の桜井雅浩市長らとも面会。再稼働の条件として1~5号機のいずれかの廃炉計画を2年以内に出すよう求めた桜井市長に対し、小早川社長は「意見交換を続けたい」と述べるにとどめた。【堀祐馬、内藤陽】


<福島第1原発事故>燃料デブリ取り出し方針「9月に決定」
7/25(火) 19:22配信 毎日新聞

 東京電力福島第1原発事故で溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の取り出し方針について、世耕弘成経済産業相は25日の記者会見で「9月をめどに決定したい」と述べた。

 炉心溶融を起こした1~3号機の燃料デブリの取り出し技術を検討している原子力損害賠償・廃炉等支援機構は、3基とも原子炉格納容器を水で満たさない「気中工法」を柱に、原子炉格納容器の横に開けた穴から取り出すなど有力な方法の概要を今月内にも示す。これを踏まえ、国と東電は取り出し方針を決める。

 現行の廃炉工程表では、今年6月をめどに取り出し方針を決めるとしていた。【岡田英】


「地元本位で対話」強調=東電社長、新潟・柏崎市長らと会談
7/25(火) 11:26配信 時事通信

 東京電力ホールディングス(HD)の小早川智明社長は25日午前、就任後初めて柏崎刈羽原発(新潟県)が立地する柏崎市の桜井雅浩市長と会談した。

 小早川社長は「地元本位で対話を続けられるようにしたい」と強調した。

 また会談終了後、原子力規制委員会の審査が進む同原発6、7号機の再稼働について記者団が質問したのに対し、同社長は「安全対策をするステージにおり、申し上げる段階にない」と述べるにとどめた。

 桜井市長は柏崎刈羽原発の運転再開を条件付きで容認する立場。会談では、再開する条件の一つとして、「1~5号機の(いずれかの)廃炉(に向けた)計画を今後2年以内にお出しいただきたい」と要請。小早川社長は「しっかりと意見交換を重ねていきたい」と語った。

 同社長は刈羽村の品田宏夫村長も訪問した。原発再稼働に積極的な品田村長は「地元のパートナーとして応援する立場で発電所と共存していく」と語った。


9月に取り出し方針=福島第1原発の溶融燃料―世耕経産相
7/25(火) 10:31配信 時事通信

 世耕弘成経済産業相は25日の閣議後記者会見で、東京電力福島第1原発の事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)に関し、「9月をめどに取り出し方針を決定する」と表明した。

 政府はこれまで、方針の決定時期を今年夏頃としていた。

 東電は先週実施した水中ロボットによる調査で、同原発3号機の原子炉格納容器の底部にデブリとみられる物体を発見した。

 世耕経産相は会見で、「数多くの貴重な情報が得られた」と東電による調査を評価。撮影した画像データなどの分析に基づき、デブリの取り出し方針を決める考えを示した。


<政府>SPEEDI、利用避難に「不確実性やリスクある」
7/24(月) 22:31配信 毎日新聞

 政府は24日、局長級職員でつくる原子力災害対策関係府省会議を開き、原発事故時に放射性物質の拡散を予測するSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)を、避難のタイミングや方向の決定に使うには不確実性やリスクがあるとする見解を改めて確認した。

 SPEEDIを巡っては、原子力規制委員会が避難に使えないとする一方で、政府は「自治体が自らの責任で使うのは妨げない」とする方針を昨年3月11日に決定した。避難に使えるかどうか明確にするよう、自治体側から求められていた政府が検討し、結局、規制委と同じ結論になった。

 ただし、自治体の裁量で使うことはこれまで通り認める。政府によると、東京電力柏崎刈羽原発が立地する新潟県などは使う方針だという。事故時の避難を巡って規制委と自治体で判断が分かれ、混乱が起きる懸念は解消されていない。【酒造唯】


福島第1原発3号機「デブリ」映像初公開
7/24(月) 22:08配信 ホウドウキョク

221
(写真:ホウドウキョク)

東京電力は、福島第1原発3号機の内部で、溶けた核燃料とみられるものを撮影した動画を公開した。
撮影されたのは、3号機の格納容器の底で、岩のような塊が見えるが、東京電力は、「デブリ」と呼ばれる溶けた核燃料の可能性が高いとしている。
デブリは、内部に全体的に広がっていて、ロボットが近づくと、スクリューの影響で剥がれ落ちるなど、全てが固まっているような状態ではないことがわかる。
デブリとみられるものは、上から垂れ下がっていたり、外れて落ちた格子状の床と合わさっていたり、さまざまな状態で散らばっていたという。
国と東電は、夏にデブリの取り出し方針を決める予定となっている。


<福島3号機>機器などにデブリか ロボット撮影4分間動画
7/24(月) 20:58配信 毎日新聞

220
原子炉の真下付近の画像。ボルトらしい物にデブリとみられる塊(左側)がこびりついている。何であるか不明のオレンジ色の斑点もある=国際廃炉研究開発機構提供の動画より

 ◇東京電力が新たに公開

 東京電力は24日、福島第1原発3号機の事故で溶け落ちた燃料(燃料デブリ)などの状態を調べるため、原子炉格納容器内でロボット撮影した新たな動画約4分間を公開した。機器や骨組みなどにデブリとみられる溶岩のような塊があちこちに付着している様子が映っていた。

 ロボットはがれきの間を縫うように水中を進み、原子炉の真下にある機器などに溶岩のような塊をとらえた。底に近付くと、ロボットのスクリューで砂のような粒子が視界を遮るほど舞い上がった。オレンジ色の斑点が広範囲にあるのも映し出したが、何であるかは不明という。塊などをデブリと確認するには採取しなければならないが、見通しは立っていない。

 東電は19、21、22日の計3日間、ロボットで調査した。計約16時間の動画撮影のうち、この日は21日と22日の分を公開。静止画はそれぞれの調査当日に公開した。19日にもその日の動画と静止画を公開したが、デブリらしいものは映っていなかった。【柳楽未来】


40年超原発、計27億円加算=老朽8基の5市町に―交付金、原則に「逆行」
7/24(月) 7:12配信 時事通信

 運転開始から40年超の老朽原発を抱える福井県美浜町など5市町に、電源立地地域対策交付金の加算分として2016年度までに計27億円が交付されたことが23日、立地自治体などへの取材で分かった。

 交付金は40年を超えた原発の立地市町村に年1億円上乗せされるが、老朽原発の存続を事実上後押しする仕組みに専門家からは、「廃炉を促すべきなのに逆行している」と批判が出ている。

 原子炉等規制法は、原発の運転期間を原則40年に制限している。

 これまでに国内で40年を超えたのは東京電力福島第1原発1号機(福島県大熊町)、日本原子力発電敦賀原発1号機(福井県敦賀市)、関西電力美浜原発1~3号機(同県美浜町)、同高浜原発1、2号機(同県高浜町)、中国電力島根原発1号機(松江市)の計8基。このうち美浜3号機と高浜1、2号機を除いた5基は廃炉となった。

 5基は40年を超えてから廃炉となるまで、交付金が年1億円加算された。福島第1原発1号機が立地する大熊町は計2億円▽敦賀1号機がある敦賀市は計6億円▽美浜原発がある美浜町は廃炉の1、2号機と存続する3号機で計11億円▽高浜1、2号機がある高浜町には計5億円▽島根1号機がある松江市は計3億円―が上乗せされた。

 美浜3号機と高浜1、2号機は、原子力規制委員会の審査で20年間の運転延長が認められている。3基が期限まで存続すれば加算額は累計で60億円となる。

 40年超の原発について交付金が加算される仕組みは10年度から始まった。経済産業省資源エネルギー庁は「なぜ、このような制度になったか把握はしていない」としている。

 原発と自治体の関係に詳しい朴勝俊・関西学院大教授は「原発は古くなるほど危険なのに、交付金を加算するのはいやらしい。廃炉が地元のメリットになる制度に変えるべきだ」と話している。


内部の底で「溶けた核燃料」確認
7/23(日) 10:59配信 ホウドウキョク

東京電力は、福島第1原発3号機の、格納容器内部の底の部分に、溶けた核燃料とみられる大きな塊が確認されたと発表した。
東京電力は会見で「(底部に)行ってみたところ、かなり堆積物というか、上から落っこちてきた構造物と、溶融して固まったものが散在している状況」と話した。
画像には岩のような大きな塊が映っているが、これが「デブリ」と呼ばれる溶けた核燃料とみられる。
高さは1メートルほどとみられ、東京電力は格納容器の底の中央部分に、溶け落ちた核燃料が構造物と混ざり合って大きな塊になったとしている。
また、格子状の床が外れて落ちている様子や、大きな配管が破損しているなど、格納容器の底にはデブリとみられるものや、落下してきた構造物が散らばっていたという。
国と東電は、夏にデブリの取り出し方針を決める予定だが、あらためて廃炉の厳しい状況がわかったとも言える。


対馬で韓国放射線監視、国内初の設置 規制委、70キロ先に古里原発、北朝鮮核も
7/23(日) 10:37配信 西日本新聞

212
対馬北端から約70キロの距離にある古里原発=6月上旬、韓国・釜山市

 原子力規制委員会が、長崎県・対馬北端に、韓国の原発事故や北朝鮮による核実験に備えた放射線監視装置(モニタリングポスト)を、年内にも設置することが分かった。事務局の原子力規制庁によると、海外の原発事故や核関連対応に絞った監視装置の設置は国内初となる。

 対馬北端は、原子炉が複数ある韓国の古里(コリ)原発(釜山市、蔚山市)から約70キロの距離にある。100キロ以上離れた玄海原発(佐賀県玄海町)より近く、北朝鮮情勢も緊迫しているため、規制庁によると「朝鮮半島に最も近い対馬で、不測の事態をすぐに検知できる態勢を整えるべきだと判断した」という。

213
地図

 設置を計画するのは、対馬北端の2次離島(大きな離島の周辺に点在する小島)、海栗(うに)島にある航空自衛隊分屯基地の敷地内。対馬では、島北端から約50キロ南の厳原町に、環境省が放射線を含む大気中の汚染物質を測定する装置を置いているが、国内での原発事故や大気汚染の監視が主な目的。規制庁は「対馬は南北に長く、新たな装置で観測網を充実させたい」としている。規制委は既に、対馬市に設置方針を伝えている。

 韓国では昨年秋、南東部で韓国最大規模の地震が発生、原発事故への不安が対馬でも高まりつつある。対馬市の比田勝尚喜市長は「朝鮮半島で原発事故などがあれば、風向きによっては島民に放射線被害が懸念される」として早期設置を求めている。

=2017/07/23付 西日本新聞朝刊=


福島3号機調査終了 底部にデブリ散在か 格納容器に小石のような堆積物
7/23(日) 7:55配信

 東京電力は22日、福島第1原発3号機の格納容器内で水中ロボットを使った3回目の調査を行い、格納容器の底に小石のような数多くの堆積物や、砂状、岩状の物体が落ちている様子を撮影するのに成功した。東電はこれらの物体を「原子炉中で溶けた金属と燃料が混じっている可能性が高い」としており、溶け落ちた核燃料(デブリ)が、さまざまな形状で格納容器内に広がっている可能性があることが確認された。

 デブリとみられる物体は、21日に行われた2回目の調査で初めて撮影された。この日の調査では、約6・4メートルの水がたまった格納容器の底にロボットが潜り、構造物などが落下した底部に何度か着座。脱落した作業用足場の上に、砂状の物体が降り積もっている様子なども撮影した。19日に開始した調査はこの日で終了した。

 東電の木元崇宏原子力・立地本部長代理は22日夜の会見で「これまでイメージとしてしか分からなかった格納容器内の構造物が、どのように散在しているかが画像で得られたことは非常に大きい」と評価した。

 撮影されたものがデブリかどうかについては「可能性として申し上げているのにすぎない」と断定を避けたが、「核燃料が溶け落ちていることは分かっているので、溶融した形状の物があることはデブリに近いと考えている」と述べた。

 国と東電はデブリの取り出し方針を今夏に決定する予定で、平成33年に1~3号機のいずれかでデブリ取り出しに着手する目標を掲げている。木元氏は「得られた膨大な画像を解析し、デブリの取り出し方針の決定に生かしてもらいたい」と述べた。

 この日は午前5時ごろに調査を開始し、正午前に終了。ロボットは格納容器内から回収された。


格納容器底、溶融燃料か=3号機で堆積、水中ロボ調査―福島第1
7/22(土) 21:44配信 時事通信

211
東京電力福島第1原発3号機の格納容器下部で水中ロボットが撮影した岩状の物体=22日(国際廃炉研究開発機構提供)

 東京電力は22日、福島第1原発3号機の原子炉格納容器の底部で、溶け落ちた核燃料(デブリ)とみられる物体を発見したと発表した。

 圧力容器から落ちて固まったような溶融物や炉内の構造物などが散在し、堆積していた。水中ロボットを使った3回目の調査で撮影した。

 3号機は圧力容器にあった核燃料の大半が溶け落ちたと推定されており、前日の調査で圧力容器下部でデブリとみられる物体が初めて見つかった。東電は水中ロボによる調査を終了。撮影した画像を分析し、物体がデブリかどうか確認を進める。

 格納容器内には原子炉を冷却した水がたまっている。水深は6.4メートルあり、水中ロボは圧力容器を支える土台の内側に潜った。

 東電によると、床面から1~2メートルの高さで溶融物や構造物などがあり、溶けた核燃料が混ざっている可能性が高い。圧力容器の真下には、高さ1メートル程度の岩状の物体があった。脱落した作業用足場の一部も確認された。

 東電の木元崇宏原子力・立地本部長代理は記者会見で「イメージでしか分からなかった物を、画像で捉えた意義は非常に大きい」と述べた。

 政府と東電は今夏、燃料の取り出し方針を決める予定。3号機の調査で初めてデブリの可能性が高い物体を捉えることができたが、同時に炉内の損傷の大きさも明らかになり、燃料取り出しが難航するのは確実だ。

 水中ロボは19日に内部に進入。21日に圧力容器の下部などを撮影した。22日はさらに深く潜航し、堆積した構造物の上に何度か降りた。


被ばく事故「核燃料用ではない」容器
7/22(土) 11:12配信 ホウドウキョク

保管していた容器が、事故の原因となった可能性が出てきた。
茨城・大洗町にある研究施設で6月、核燃料を入れたビニールバッグが破裂して、作業員が被ばくした事故で、日本原子力研究開発機構は、核燃料を入れていたポリエチレン製の容器や、混入していた接着剤などが化学反応を起こしてガスが発生したため、破裂したと推定した。
容器は本来、核燃料を入れるためのものではなかったという。
また、今回と同様に、核燃料に有機物が混入しているか、ポリエチレン製の容器などに入っているものが少なくとも349個あり、原子力機構は、対応を検討している。


福島3号機調査 「デブリの可能性高い」 格納容器に垂れ下がる塊
7/22(土) 7:55配信 産経新聞

 東京電力は21日、福島第1原発3号機の原子炉格納容器内で2回目となる水中ロボット調査を行い、圧力容器下部から鍾乳石のように垂れ下がる物体や、格納容器の壁側に堆積した物体の撮影に成功した。溶け落ちた核燃料(デブリ)の可能性が高いとしている。デブリであれば、平成23年3月の同原発事故以来、映像で確認されたのは初めて。

 東電の木元崇宏原子力・立地本部長代理は「写真では明らかに原子炉の中から構造物が溶けて出てきている。核燃料が溶けて落下し、周りの金属構造物と一緒になっていると考えるのが自然だ」と述べ、デブリの可能性が高いと判断した理由を説明した。

 調査は午前5時から約6時間にわたって実施。19日の1回目調査より奥にロボットを進め、損傷が激しい作業用足場の壁側付近や、圧力容器の底部を見上げるように撮影した。

 東電は当初2回の予定だった調査を3回に増やし、22日には格納容器の底までロボットを潜らせる予定。格納容器内では足場など複数の構造物が底に落ちているとみられ、障害物が多いため、有線で操作する水中ロボットが回収できない可能性もあるとしている。


福島第1原発3号機 格納容器内部にデブリ
7/21(金) 23:45配信 ホウドウキョク

204
(写真:ホウドウキョク)

東京電力などは、福島第1原発3号機の格納容器内部の調査で、「デブリ」と呼ばれる、溶けた核燃料のようなものを確認できたと発表した。
撮影されたのは、事故前に核燃料があった原子炉圧力容器の真下で、つららのように垂れ下がったものや、内部の壁には溶けた物体が冷えて固まったようなものが確認できる。
東電は、事故で溶け落ちた核燃料と、周辺の構造物が合わさった核燃料デブリの可能性が高いとしていて、事故後、デブリが確認できたのは、初めてとなる。
また、下にあった格子状の床は、少なくとも半分以上なくなっていて、構造物が落下している状況が確認できたという。
22日は、デブリが溶け落ちているとみられる、底部の調査を行う予定。


<伊方3号機停止認めず>車ない住民「死を待つしか」
7/21(金) 22:29配信 毎日新聞

 稼働中の四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、松山地裁は21日、同県の住民11人が運転差し止めを求めた仮処分の申し立てを却下した。

 「裁判官には人の命を守る判断をしてもらいたかった」

 伊方原発から西に約20キロ、伊予灘を望む愛媛県伊方町松に住む山下長松さん(86)、トメ子さん(86)夫妻は、原発運転差し止めの申し立てを却下した松山地裁の決定を伝えるテレビ画面を見つめ、静かに語った。

 県の避難計画では、伊方原発で重大事故が起きた際、原発以西の住人は状況に応じて船で愛媛県内外に避難すると想定。山下夫妻の自宅から港までは、峠を越えて車で約20分かかるが、自家用車はなく、「事故が起きればここで死を待つしかない」。

 避難計画に関連し、久保井恵子裁判長は決定の中で、継続した訓練の必要性や課題が見つかった際の見直しを求めた。伊方町の高門清彦町長は「司法判断を厳粛に受け止める」とした上で、避難行動計画は「訓練によって検証、反省し、より良いものに改善する努力を続けたい」とした。

 申立人や弁護団からは、広島地裁などに続き申し立てが繰り返し退けられたことに怒りの声が上がった。

 大分地裁に仮処分申請中の中山田さつきさん(63)=大分県杵築市=は地裁前で「不当決定」の垂れ幕を見て、「本当に残念。司法は『福島』を忘れたのか。事故をなぜ教訓にしないのか」と肩を落とした。

 各地の原発訴訟に関わってきた河合弘之弁護士は「新規制基準は世界最高水準という論理で、四電の主張をそのまま認めた」と批判。申立人の松浦秀人さん(71)は「電力会社に『忖度(そんたく)』した決定だった」と皮肉った。

 一方、町内で食堂を経営する高齢男性は「原発の運転が停止すれば、町の経済も止まるので、停止せずに良かった」と話した。【成松秋穂、山口桂子】


圧力容器下に溶融燃料か=3号機、水中ロボで発見―福島第1
7/21(金) 21:28配信 時事通信

203
水中ロボットが撮影した東京電力福島第1原発3号機の圧力容器下部。溶融物が垂れて固まったように見える=21日(国際廃炉研究開発機構提供)

 東京電力は21日、福島第1原発3号機の原子炉格納容器内を水中ロボットで調べたところ、核燃料を納めていた圧力容器の下部に、溶融物が垂れて固まったような物体を確認したと発表した。

 東電は、炉心溶融(メルトダウン)で溶け落ちた核燃料(デブリ)が含まれている可能性が高いとみている。

 東電は今後、デブリかどうか確定する手法を検討する。確定すればメルトダウンが起きた1~3号機で初めてで、デブリの取り出し方法を検討する基礎的な情報になる。

 水中ロボが撮影した画像では、圧力容器下部で制御棒を出し入れする装置の金具周辺に、溶け落ちた物体が垂れ下がっていた。圧力容器を支える土台付近では、オレンジ色や黒い溶融物が積み重なっている様子が確認できた。

 東電の木元崇宏原子力・立地本部長代理は記者会見で「明らかに原子炉から溶融物が出ており、高温になった燃料が金属を溶かした可能性がある」と指摘した。

 圧力容器の真下には格子状の作業用足場があるが、21日に全体の約半分の範囲を調査した限りでは確認できなかった。圧力容器から溶け落ちた燃料や構造物とともに脱落したとみられる。

 水中ロボによる調査は19日に続き2回目で、東電は当初の予定を延長し22日も調査を継続。圧力容器の真下でさらに深く潜り、格納容器の底にデブリが積もっていないかなどを調べる。


伊方3号機 運転差し止め認めず
7/21(金) 21:24配信 ホウドウキョク

202
(写真:ホウドウキョク)

伊方原発3号機の運転を止めるよう求めた、仮処分の申し立てが退けられた。
愛媛県内の住民11人が、伊方原発3号機の運転差し止めを求めた仮処分の申し立てで、松山地裁は21日、住民側の申し立てを退けた。
住民側は、伊方原発は活断層の中央構造線断層帯に近く、四国電力の基準地震動は過小評価だと主張していたが、松山地裁は「基準地震動の算定に不合理な点は認められず、過小ではない」などと判断した。
住民側は、今回の決定を不服として、即時抗告する方向で検討している。


<原子力機構被ばく>ポリ容器分解し水素ガス発生 中間報告
7/21(金) 20:45配信 毎日新聞

200
職員ら男性5人が被ばくした日本原子力研究開発機構の大洗研究開発センター燃料研究棟=茨城県大洗町で2017年6月7日、本社ヘリから西本勝撮影

 日本原子力研究開発機構は21日、大洗研究開発センター(茨城県大洗町)で発生した被ばく事故の調査報告書(中間)を原子力規制委員会に提出した。核燃料物質が入ったビニール袋の破裂原因について、内部のプルトニウムが出す放射線で核燃料物質に含まれる樹脂や、袋の中にあったポリ容器などが分解し、水素ガスが発生したためと推定した。

 報告書では、ガス発生の原因ともなったポリ容器について、核燃料物質を保管する目的のものではなかったと指摘。21日に記者会見した原子力機構の担当者はポリ容器の使用について「長期間の保管としては適切ではなかった」と釈明した。

 原子力機構は当初、最終報告書を8月下旬に規制委に提出するとしていたが、現場の復旧作業の遅れなどから9月下旬にずれ込む見通しを示した。【鈴木理之】


ポリ容器は目的外使用=原子力機構「不適切」―被ばく事故
7/21(金) 19:17配信 時事通信

 日本原子力研究開発機構の大洗研究開発センター(茨城県大洗町)で放射性物質が入った容器の点検中、作業員5人が被ばくした事故で、放射性物質の保管に使われていたポリ容器は、作業中に出る紙などの放射能汚染ごみを一時保管する容器を流用したものだったことが分かった。

 機構が21日、原子力規制委員会に提出した事故の中間報告書で明らかにした。機構はポリ容器の放射線分解で発生したガスが事故の一因とみており、「適切ではなかった」としている。

 原子力機構によると、放射性物質はボルトで封をされた金属製容器に保管されていたが、内部は放射性物質を直接納めたポリ容器(高さ23センチ、直径9.4センチ)を2重のビニール袋が包む構造になっていた。

 機構は放射性物質に含まれていた樹脂や、ポリ容器の材質が放射線で分解されてガスが発生し、ビニール袋に充満して破裂した可能性が高いと推定。不適切なポリ容器で長期保管したことが事故につながったとみている。


茨城で震度3
7/21(金) 16:32配信 時事通信

 21日午後4時7分ごろ、千葉県北西部を震源とする地震があり、茨城県つくば市で震度3の揺れを観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約60キロ、地震の規模(マグニチュード)は4.3と推定される。

 主な各地の震度は次の通り。


<伊方3号機>停止認めず、住民の申し立て却下 松山地裁
7/21(金) 13:36配信 毎日新聞

198
四国電力伊方原発3号機(右)=愛媛県伊方町で2017年3月、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 稼働中の四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、松山地裁は21日、同県の住民11人が運転差し止めを求めた仮処分の申し立てを却下した。久保井恵子裁判長は「原子力規制委員会の新規制基準は最新の科学的知見を踏まえ、四電による地震の揺れの想定も合理的」と述べ、住民側の主張を退けた。住民側は高松高裁に即時抗告する方針。

 3号機を巡っては、広島、大分両地裁、山口地裁岩国支部でも仮処分が申請され、広島地裁は今年3月、差し止めを認めない決定を出していた。

 東日本大震災を受けて停止中だった3号機は2015年7月、規制委の安全審査に合格。同10月に伊方町長ら地元同意を得て昨年8月に5年ぶりに再稼働した。

 決定では、福島第1原発事故後に策定された新規制基準の妥当性を検討。住民側は「福島第1原発事故の原因究明が不十分」と主張したが、久保井裁判長は「国や電力会社の調査で原発事故の基本的な事象は整理され、それを踏まえて新規制基準は作られた」とし、問題ないとした。

 四電は耐震設計で想定する最大の揺れ(基準地震動)について、伊方原発近くを通る中央構造線断層帯などが約480キロにわたって連動した場合を考慮し、650ガル(ガルは加速度の単位)に設定。久保井裁判長は「地盤など詳細な調査がされ、計算式も合理的。過小評価はない」とした。阿蘇山などの噴火による降灰対策も妥当だとした。

 伊方原発は東西約40キロの細長い佐田岬半島の付け根に立地し、原発以西に約4700人が居住。土砂災害警戒区域内に放射線防護施設を設けたケースもあり、住民側は避難計画の不備を指摘していた。決定は「放射性物質からの防護措置、陸路や海路での住民輸送体制を整えている」と認定する一方、「今後も継続した訓練や対策の見直しが必要」と指摘した。

 決定後、住民側の薦田伸夫・弁護団長は「福島第1原発事故の悲劇に目を塞ぎ、司法の責任を忘れた許し難い決定」と批判。四電は「安全性は確保されているという主張が認められた」とのコメントを出した。【花澤葵、木島諒子、山口桂子】


伊方原発3号機、差し止め申請を却下…松山地裁
7/21(金) 13:28配信 読売新聞

 四国電力伊方原子力発電所3号機(愛媛県伊方町)を巡り、松山地裁は21日、運転差し止めの仮処分を求めた愛媛県の住民11人の申し立てを却下した。

 久保井恵子裁判長は、東京電力福島第一原発事故後に原子力規制委員会が定めた新規制基準について「不合理な点はない」と述べた。住民側は決定を不服として、高松高裁に即時抗告する方針。

 住民側は昨年5月、3号機で重大事故が起きれば、放射線被曝(ひばく)の危険にさらされ、人格権を侵害されるとして仮処分を申し立てた。

 新規制基準について、住民側は「福島事故の原因解明も十分でない中で策定された」と批判。四電側は「福島事故の教訓や最新の科学的知見を踏まえて策定され、合理的」と反論した。

 原発の耐震設計の基本となる基準地震動(想定される最大の揺れ)については、四電は650ガル(ガルは加速度の単位)と定めたが、住民側は北約5キロに国内最大級の活断層帯・中央構造線断層帯が通るとして「過小評価だ」と主張した。


伊方原発差し止め認めず=新基準「不合理な点ない」―松山地裁
7/21(金) 13:20配信 時事通信

 稼働中の四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)は大地震で事故を起こす恐れがあるとして、住民11人が運転差し止めを求めた仮処分申請で、松山地裁は21日、住民側の申し立てを却下した。

 久保井恵子裁判長は「原発の新規制基準に不合理な点はない」と判断した。住民側は決定を不服として、高松高裁に即時抗告する方針。

 伊方3号機は新規制基準に基づく原子力規制委員会の審査に合格し、昨年8月に再稼働した。広島地裁は今年3月、伊方3号機の差し止めを求めた住民側の仮処分申請を却下している。

 住民側は、伊方原発が南海トラフ巨大地震の震源域にあり、近くには長大な中央構造線断層帯があると指摘。四国電が耐震設計の基になる基準地震動(想定される最大の揺れ)を過小評価していると主張した。

 久保井裁判長は決定で、四国電が周辺海域などの詳細な調査を行い、複数のケースを想定して評価したと認定。「不合理な点は認められない」とし、伊方3号機の安全性を認めた規制委の審査に「看過し難い誤りはない」と判断した。


また東日本大震災の“復興マネー”が食い物に…性善説の審査 地元自治体「裏切られた思い」
7/21(金) 7:55配信 産経新聞

 東日本大震災の“復興マネー”を食い物にした事件がまた明らかになった。逮捕されたのは震災以降、導入が進む再生可能エネルギーの関連会社の役員ら。東京電力福島第1原発事故の風評被害を乗り越え、企業誘致に力を入れてきた地元自治体は「復興という思いから誘致したのに裏切られた思いだ」と憤った。

 東北新幹線とJR東北線に挟まれた福島県白河市の小高い山の上に、鉄骨2階建ての工場が完成したのは平成25年12月だった。県によると、総工費3億8100万円余りで計画され、3分の2に当たる約2億5410万円の補助金が支払われた。

 県や市によると、CKUの白河工場の建物面積は約850平方メートル。同社代表取締役の谷川章太容疑者らが出席した完工式典では、鈴木和夫市長が祝辞を述べ、祝い事には欠かせない特産品の白河だるまが谷川容疑者に手渡されたという。

 CKUがだまし取ったとされる補助金は、雇用を創出し、原発事故からの復興を後押しするのが目的だった。「何とか雇用を広げたいという気持ちで誘致したのに、なんてことをしてくれたのか」。CKUへの期待が大きかっただけに、市の担当者の落胆も大きい。

 CKUは27、28年、市の企業立地奨励金約500万円も受け取っているが、今回の事件を受け、市は支給が適正だったか調査に乗り出す方針だという。

 《某老人施設》《某パチンコ施設》《某遊休地施設》…。CKUのホームページには、太陽光パネルが写った画像がいくつも並び、「施工事例」として紹介されているが、いずれも「某」と表現されていた。

 民間の信用調査機関によると、資本金は1千万円。本社は大阪府岸和田市で、従業員は10人余。太陽光発電関連の設計・施工のほか、エアコンなどに使用する熱交換器の研究開発も行っているとしている。

 今回のような復興事業を狙った事件は後を絶たない。27年5月に国の自家発電補助事業費約5億円を不正受給したとして、発電会社社長が詐欺容疑で逮捕された。今年6月には原発事故の除染事業で、作業員の宿泊費を水増し請求したなどとして、東京地検特捜部が詐欺容疑で準大手ゼネコン「安藤ハザマ」(東京)の本社を家宅捜索した。

 CKUは、白河工場について「新型熱交換器の技術開発・量産拠点」として申請していた。国民の税金が原資となっている補助金だけに、支給に対するチェック態勢も改めて問われそうだが、県によると、書類審査が中心だという。県の関係者は「審査の段階では分からなかった。性善説で成り立っている」と話した。


大飯原発再稼働で住民説明会=町長「理解深まる」―福井・おおい町
7/20(木) 22:11配信 時事通信

 福井県おおい町は20日夜、原子力規制委員会が新規制基準に適合していると認め、関西電力が再稼働を目指す大飯原発3、4号機(同町)に関する住民説明会を開いた。

 2基の再稼働には福井県とおおい町の同意が必要で、中塚寛町長は説明会の内容、住民や町議会の考えなどを踏まえて再稼働の可否を判断する。

 中塚町長は終了後、住民の理解は「徐々に、確実に深まりつつある」と指摘。「確認すべきはしっかりと確認しながら最終的な判断をしたい」と述べた。

 この日は町内の区長、商工会など各種団体の代表者、一般住民ら計200人が参加した。資源エネルギー庁幹部は規制委が新基準に適合すると判断した原発は再稼働を進めるという政府方針を説明し、内閣府は避難計画の概要を提示。関電は新基準によって強化された地震や津波の安全対策を紹介した。


福島第1原発、22日にも3号機格納容器内調査
7/20(木) 19:45配信 産経新聞

 東京電力は20日、福島第1原発3号機の水中ロボットによる原子炉格納容器内調査について、21日の2回目に加えて22日にも3回目の調査を行うと発表した。

 溶け落ちた核燃料(デブリ)がある可能性が高い格納容器底部は22日に調査する。


被災地発の文学賞=東北テーマに―仙台市の出版社など
7/20(木) 17:37配信 時事通信

 仙台市の出版社が20日、記者会見し、「仙台短編文学賞」を創設すると発表した。

 東日本大震災の被災地から次世代の文学を生み出す狙いで、大賞賞金は10万円。受賞作は「小説すばる」(集英社)などに掲載される。

 地元紙の河北新報社と同市の出版社「荒蝦夷」「プレスアート」で構成する実行委員会が主催する。東北をテーマにした400字詰め原稿用紙25~35枚程度の短編小説が対象で、募集期間は8月1日~12月15日。選考委員は同市在住の作家佐伯一麦さんが務め、来年3月に受賞作を発表する。


復興補助金2億5千万円詐取 太陽光発電関連会社役員2人、詐欺容疑で逮捕 東京地検特捜部
7/20(木) 13:09配信 産経新聞

 福島県が交付する復興企業立地補助金約2億5千万円をだまし取ったとして、東京地検特捜部は20日、詐欺容疑で、大阪府岸和田市の熱交換器・太陽光発電関連会社「CKU」代表取締役、谷川章太(35)=同市=と、兄で同社取締役の谷川茂利(38)=東京都台東区=の両容疑者を逮捕した。CKUは熱交換器の研究・製造拠点となる白河工場を設置するとして、福島県から補助金の採択を受けていた。

 逮捕容疑は、平成24年12~26年9月ごろ、同社が福島県白河市に建設する工場の機械設備の購入などをめぐり、福島県庁で虚偽の購入金額を記載した請求書を提出。26年9~10月に虚偽の補助金交付請求書などを知事に提出、同11月に「ふくしま産業復興企業立地補助金」約2億5千万円をだまし取ったとしている。

 登記簿などによると、同社は資本金1千万円。大阪府の本店のほか、東京や白河市に事務所、営業所がある。福島県によると、補助金は24年当時、1億円以上の設備投資や地元で新規に5人以上雇用した場合、200億円を上限に交付していた。


<復興補助金詐欺>精密機器開発の社長ら逮捕 東京地検
7/20(木) 12:36配信 毎日新聞

 東日本大震災からの産業復興を支援する福島県の補助金をだまし取ったとして、東京地検特捜部は20日、精密機器開発製造会社「CKU」(本店・大阪府岸和田市)の社長、谷川章太容疑者(35)=同市=と、兄で同社役員、谷川茂利容疑者(38)=東京都台東区=を詐欺容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は、2012年12月~14年10月、同県白河市に建設予定の工場に備える機械設備の購入費などを偽った請求書を県に提出し、「ふくしま産業復興企業立地補助金」約2億5000万円をだまし取ったとしている。

 同補助金は、原発事故に見舞われた同県の雇用改善などを目指し、県内での工場新設や設備拡大にかかった費用を補助する制度。県によると、12年度に始め、今年3月末までに計375件、約1562億円を交付した。【巽賢司、平塚雄太】

2017年7月19日 (水)

九州北部で猛烈な雨・15

九州北部では5日午後、活発な梅雨前線の影響で局地的に猛烈な雨が降った。

福岡、大分、佐賀各県では線状の降水帯がほぼ東西に停滞。気象庁は記録的短時間大雨情報を相次いで発表し、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。

午後1時40分までの1時間には福岡県の朝倉市付近や大刀洗町付近で120ミリ以上の雨が降ったとみられる。午後3時までの1時間には朝倉市や小郡市、筑前町の付近で120ミリ以上、大分県日田市の一部で約110ミリ、午後3時40分までの1時間には佐賀県鳥栖市付近で120ミリ以上の雨が降ったと推定される。

福岡県の朝倉市や筑前町などと大分県の中津市や日田市など、佐賀県基山町、熊本県産山村には土砂災害警戒情報が出された。

福岡県や県警などによると、有明海沿岸で見つかった女性2人を含む男女3人の死亡者の身元が17日、新たに判明し、福岡、大分両県の死者は計35人となった。両県では警察や自衛隊が行方不明者7人の捜索を続けている。

以上、時事通信の報道による。

9番目の記事
10番目の記事
11番目の記事
12番目の記事
13番目の記事
14番目の記事

リンク:被災ライバル店の野菜販売=「復興の明るい光に」―福岡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部豪雨、激甚災害に指定…防災相が発表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>熱々の支援お届け 福岡・朝倉の避難所 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:梅雨明け後に激甚指定=松本防災相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>激甚災害、4市町村を指定へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>東峰村で仮設入居の受け付け開始 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>被災者の心のケア課題 精神科医や看護師が巡回 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:激甚災害4市町村指定へ 九州豪雨被害1000億円超 死者35人に、新たに1人確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「雨の音怖い」九州豪雨、心にも傷 不眠や食欲不振、いらいら増加 ケアへ専門家ら面談 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨 死者35人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボランティアツアー緩和へ…九州北部豪雨で政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川岸で発見の男性、身元判明…豪雨死者35人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨、死者35人に=筑後川の遺体身元判明―佐賀県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>避難勧告8割解除 福岡・朝倉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:有明海の流木回収へ=地元漁連、国と連携―福岡県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:筑後川下流で豪雨不明者捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:壊滅状態の集落、復興か移転か悩む住民 避難所で会合 九州北部豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:筑後川の下流から有明海へ30キロ、不明者捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>福岡・朝倉8割で避難勧告解除 梅雨明けで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>筑後川を一斉捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>殉職消防団員悼む祇園囃子 大分・日田 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州北部豪雨>朝倉特産の淡水ノリ被害 販売量確保に不安 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「せっかくかき出した土砂が…」雨で作業中断、焦る住民 再び住宅に流れ込む事態も 九州豪雨2週間、福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「酒造り諦めない」=泥水流入も5日で再開―大分・日田の老舗蔵元 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>3河川の土砂撤去 国交省が権限代行制度を適用 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部豪雨と命名…目安達しないが教訓のため - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<気象庁>「九州北部豪雨」と命名 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「九州北部豪雨」と命名=大雨では2年ぶり―気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雨で中止のボランティア活動再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部豪雨から2週間で黙とう - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ミツバチ25万匹が全滅=100年超の養蜂場―福岡・朝倉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仮設住宅の建設始まる=豪雨被害の朝倉市など―福岡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安否不明の7人、捜索続く…九州豪雨から2週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨発生2週間 避難者ら、犠牲者にささぐ黙とう 朝倉市と東峰村、仮設住宅着工 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

被災ライバル店の野菜販売=「復興の明るい光に」―福岡
7/21(金) 15:01配信 時事通信

199
福岡県筑前町のライバル店、「みなみの里」店舗前で販売される、被災した朝倉市山田の直売所「三連水車の里あさくら」の野菜=16日撮影

 豪雨被害で営業停止を余儀なくされた福岡県朝倉市の農産物直売所に、隣の筑前町のライバル店が手を差し伸べた。

 「少しでも復興の明るい光になれば」と、相手の商品の野菜を置く特設コーナーを店舗前に設置。窮地のライバルを「全面支援」している。

 朝倉市山田の直売所「三連水車の里あさくら」には豪雨の影響で大量の土砂が流れ込んだ。困り果てた桜木和弘館長(59)が近隣の店に電話で協力を求めたところ、手を挙げたのが「みなみの里」の蘇木雅浩館長(56)だった。

 蘇木さんによると、三連水車の里は約9年前にみなみの里がオープンした際、運営方法などをいろいろと助言してくれた。両店は、スタッフ同士が互いを「ライバル」と呼び合うが、蘇木さんは「そのときの恩返しの意味もある」と説明する。

 筑前町では雨による被害は少なかったが、客足は普段の3分の1程度まで落ち込んだ。みなみの里のスタッフ福丸美央さん(50)は「三連水車の里に協力していることが報道で取り上げられ、うちも無事だと知ってもらえた。客足も戻り、こちらが助けられている」とほほ笑んだ。

 朝倉市では豪雨災害を機に廃業を考えている農家も多いという。福丸さんは「販売所はいつでも売れる態勢を示し続けるのが使命。農家さんの心だけは途切れさせたくない」と力を込める。


九州北部豪雨、激甚災害に指定…防災相が発表
7/21(金) 12:40配信 読売新聞

 松本防災相は21日、閣議後の記者会見で、九州北部豪雨による福岡、大分両県の被害などを激甚災害に指定すると発表した。

 農業関連施設、公共土木施設、中小企業などの被害額を査定した結果、20日時点で激甚災害の指定基準を上回ることが判明した。閣議決定は全国の梅雨明けを待って行う。指定により、災害復旧事業への国庫補助率は、通常の7~8割程度から最大9割程度にまで引き上げられる。

 農業関連の復旧については、九州北部豪雨を含め、今年の梅雨時期の豪雨による全国の被害に「激甚災害」を適用。全国の復旧にかかる査定見込み額は約66億円で、うち、福岡県は約27億円、大分県は約15億円。

 公共土木施設については、福岡県朝倉市、添田町、東峰村、大分県日田市を対象として「局地激甚災害」に指定する。中小企業への復旧支援は、朝倉市と東峰村に適用する。


<九州豪雨>熱々の支援お届け 福岡・朝倉の避難所
7/21(金) 12:38配信 毎日新聞

197
避難所になっている杷木中で、豚汁の炊き出しを作る日本赤十字社のスタッフら=福岡県朝倉市で2017年7月21日午前10時35分、徳野仁子撮影

 九州北部豪雨の被災地、福岡県朝倉市で避難所になっている市立杷木中学校で21日、日本赤十字社のボランティア20人が被災者に約200食分の豚汁を振る舞った。栄養のバランスが偏りがちな避難所生活が2週間以上になる被災者は、豚肉やニンジンなどがたっぷり入った熱々の豚汁をおいしそうにほおばった。

 杷木中の避難者は21日午前9時現在で市内最多の84世帯163人。当初はおにぎりやパンなどが提供されたが、現在は朝倉市が弁当を1日3食出している他、ボランティアによる炊き出しがある。この日は日本赤十字社のボランティアが駐車場にテントと大量の食材を持ち込み、大きな鍋で調理して発泡スチロールのおわんによそうと被災者に笑顔で手渡していた。

 赤十字社の担当者は「弁当だけではビタミン類などが不足し、災害関連死の危険性が高まる。食事支援は今後ますます重要になる。しっかり食べて心も温まってほしい」。ボランティアの朝倉市金丸の三笠美奈子さん(73)は「自宅は被害を免れたが、想像もしなかった大規模災害に遭った地元のために何かできないかと思って参加した。野菜いっぱいの豚汁で少しでも真心が伝わればうれしい」と額に汗を浮かべていた。

 6日から避難している朝倉市杷木寒水の男性(59)は「暑さと不規則な食生活が続いて便秘の症状が出ている。住宅再建の見通しはなく、正直しんどさは増すばかりだが、こんな時に温かい豚汁をいただき感謝しかない」。自宅が床下浸水した朝倉市杷木星丸の伊藤邦敏さん(69)は「避難生活の長期化と弁当中心の食生活で体調不良を訴える人も多い。食が細い高齢者にとって野菜たっぷりの汁物は本当にありがたい」と話した。【柿崎誠】


梅雨明け後に激甚指定=松本防災相
7/21(金) 12:33配信 時事通信

 松本純防災担当相は21日の閣議後の記者会見で、九州北部を中心に大きな被害をもたらした梅雨前線による全国の豪雨被害について、梅雨明け後に激甚災害に指定すると発表した。

 農地の被害は全国が指定対象となり、公共土木施設の被害は福岡県朝倉市、東峰村、添田町、大分県日田市を対象とする。


<九州豪雨>激甚災害、4市町村を指定へ
7/21(金) 12:29配信 毎日新聞

196
川にたまった土砂や流木を除きながら行方不明者を捜索する自衛隊員=福岡県朝倉市杷木古賀で2017年7月21日午前9時15分、徳野仁子撮影

 松本純防災担当相は21日の閣議後記者会見で、福岡、大分両県に大きな被害をもたらした九州北部豪雨に関し、福岡県朝倉市、東峰村、添田町、大分県日田市を市町村単位で定める「局地激甚災害」に指定する方針を明らかにした。内閣府によると、20日現在の公共施設の復旧費は、福岡県朝倉市50億円▽東峰村10億円▽添田町7億円▽大分県日田市56億円、中小企業の被害額は朝倉市93億円▽東峰村11億円--の見込み。

 また、梅雨期に被害を受けた農地の復旧費についても、地域を特定せず激甚災害に指定する。20日現在の被害は福岡県27億円、大分県15億円で全国で66億円に上る。梅雨や台風3号で全国的な被害が出ており、松本氏は指定の時期について「梅雨後に被害額を確定し、速やかに閣議決定する」と述べた。

 激甚災害に指定されると、公共施設や農地などの復旧事業に対する国の補助率が1~2割程度引き上げられ、被災自治体の負担が軽くなる。【金森崇之】


<九州豪雨>東峰村で仮設入居の受け付け開始
7/21(金) 12:23配信 毎日新聞

 九州北部豪雨で大きな被害を受けた福岡県東峰村で21日、仮設住宅の入居受け付けが始まった。県が旧宝珠山小グラウンドの17戸の建設に着手しており、約1カ月後の完成に向けて準備を進める。被災地では同県朝倉市の40戸を合わせて計57戸の建設が始まっているが、入居を受け付けるのは東峰村が初めて。

 同村では罹災(りさい)証明書の発行も始まった。21日までに計176件の罹災証明書の申請を受けている。村役場には罹災証明書の発行と仮設住宅の申し込み、生活再建に関する相談が一括してできるコーナーが設けられ、被災者が次々に訪れた。

 自宅1階が土砂や流木で埋まり、罹災証明書を受け取りに来た東峰村福井の主婦、熊谷広子さん(59)は「村内に住みたい気持ちはある。全壊という認定だったので、仮設住宅に入るかどうかこれから夫と考えたい」と話した。【中村清雅】


<九州豪雨>被災者の心のケア課題 精神科医や看護師が巡回
7/21(金) 11:40配信 毎日新聞

 九州北部豪雨の被災地で避難生活が長引き、被災者の心のケアが課題となっている。被災のショックや疲労から不眠、食欲不振などを訴える人が目立ってきており、福岡、大分両県で医師や看護師らが巡回を強化している。今後、長期的にきめ細かいサポートができるかが問われそうだ。【円谷美晶、西嶋正法、田畠広景、青木絵美】

 「この先、どこに住めばいいのかと考えると眠れない」。自宅が流され、福岡県朝倉市内の避難所に身を寄せる同市杷木林田の女性(80)はそう言って心身の不調を訴えた。心臓も患っており、週2回程度のリハビリも通えず、足も痛むという。

 こうした被災者の話に耳を傾けるため、県看護協会は15日から朝倉市と同県東峰村に災害支援ナース33人を避難所に派遣している。災害支援ナースは被災者ケアについて研修を受けた看護師で、その一人の岡崎敦子さん(37)は血圧を測りながら被災者から話を聞く。「家や人が流される光景を思い出し眠れない」「家を失って先が見えない」など不眠や不安を訴える声が多いという。

 福岡県は、精神科医や保健師らで構成する災害派遣精神医療チーム(DPAT)を朝倉市と東峰村に派遣し、避難所などで被災者の心のケアに当たっている。20日現在、県内の避難者は625人だが、同日までに不眠や疲れなどを訴える相談が87件寄せられた。必要に応じて被災者に医療機関をあっせんする方針だ。

 大分県日田市では、大分大学医学部付属病院の精神科医らで構成されたDPATが9~18日に避難所でケアを続けた。延べ42人の男女に面接し、以前から抱える精神的な問題や被災の影響による不眠や不安を把握。今後は地元の医師や保健師らにDPATが得た情報を伝え、自宅に戻った被災者らを含めた長期的なケアを続ける予定だ。県西部保健所の池辺淑子所長は「先の見えない不安や膝や腰の痛みといった心身両面の負担が被災者を苦しめている。ケアが必要な人を把握し、きめ細かい支援を続けていきたい」と話している。

 福島県立医科大の前田正治教授(災害精神医学)は「時間がたってから、うつ病が引き起こされることもある。地域の保健師を中心に住民を回ったり、かかりつけ医が被災者の声を受け止めたりすることが重要。行政や専門機関は支援する側を支える体制作りも求められる」と話した。


激甚災害4市町村指定へ 九州豪雨被害1000億円超 死者35人に、新たに1人確認
7/21(金) 9:56配信 西日本新聞

178
発生翌日の6日、大量の流木で埋め尽くされた福岡県朝倉市杷木寒水の田畑や住宅地

 政府は九州豪雨を激甚災害に指定することを決めた。松本純防災担当相が21日に表明する。なお国内で豪雨被害の恐れもあることから、閣議決定は全国の梅雨明けを待って行う。また激甚指定の根拠にもなる道路、河川、農産物などの被害額について、福岡県で5年前の九州北部豪雨を大きく上回る900億円程度に達する見通しとなっていることが県関係者への取材で判明。公表済みの大分県の約206億円と合わせ、被害総額が1千億円を超えるのが確実となった。

 福岡県によると佐賀県みやき町の筑後川岸で16日に発見された遺体は福岡県うきは市浮羽町田篭の小塩正さん(89)と確認された。大分県を含めた犠牲者は35人、行方不明者は福岡県の6人となった。

 閣議決定に先立つ激甚指定の表明には、被災自治体の財政面での不安を払拭(ふっしょく)する狙いがある。指定されると災害復旧事業に対する国庫補助率は最大9割程度まで引き上げられる。

 政府は農地などの復旧については九州豪雨を含め、全国で被害が相次いだ豪雨に「激甚災害」を適用。公共土木や公立学校施設などの復旧は福岡県朝倉市、添田町、東峰村、大分県日田市を対象として「局地激甚災害」に指定する。また朝倉市、東峰村を対象に被災中小企業への復旧支援を適用する。

 九州豪雨の被害額は一部地域での調査が進んでおらず、全体額は今後さらに増える可能性がある。福岡県は調査を急ぎ、来週早々にも公表したい考え。

 同県関係者によると、19日時点での被害総額は約830億円だが、東峰村で農地の調査がほとんどできておらず、森林被害の全容もつかめていない。県幹部は20日、調査が進めば被害額は900億~1千億円程度になる可能性もあるとの見方を示した。九州北部豪雨の県内被害額は670億円だった。

 大分県の15日時点での被害額は約206億8千万円。熊本、福岡、大分3県で死者31人を出した九州北部豪雨の被害総額は約2千億円で、大分県は502億円だった。

 インフラ復旧では20日、福岡県朝倉市が断水中の杷木地区の1654戸について7月末までに8~9割の世帯が解消される見通しになったと発表した。東峰村でも58戸の断水が22日までに解消される見通し。

=2017/07/21付 西日本新聞朝刊=


「雨の音怖い」九州豪雨、心にも傷 不眠や食欲不振、いらいら増加 ケアへ専門家ら面談
7/21(金) 9:50配信 西日本新聞

 雨の音が怖い。夜が眠れない。こんな訴えが、九州豪雨で家族を亡くしたり、家や古里を失ったりした人たちから出始めている。災害などの直後には誰にでも起こりうる反応だが、長期化すると、心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ病となって生活再建にも影響が及びかねない。保健師や精神科医、スクールソーシャルワーカーらは避難所などを回って心のケアに努めている。

 「思い出すだけで手が震え、頭が痛くなるんです」。壊滅的被害を受けた福岡県朝倉市の黒川地区から避難した40代女性のあの日の記憶は鮮明だ。

 5日夕、車で帰宅する際、公民館に避難する近所の6人を乗せた。その直後に前方は橋が落ち、後方は土砂崩れで、車1台分を残して道が消えた。いつ自分たちも流されるか…。真っ暗な車中で夜を明かし、翌朝、道なき道を歩いて梨畑にたどり着いた。午後3時ごろ、ようやくヘリコプターに救助された。「『九死に一生』が1日で3回あったような感じでした」

 自宅や田畑、ほれ込んで移り住んだ「第二の故郷」を失っただけでなく、豪雨で知人を亡くしたショックも重なった。日中は避難所で過ごしながら生活再建の手続き。疲れているのに、寝付けない。ご飯を食べてもおいしいと感じられなくなった。「涙も出ない。これは現実なの、って。感情をフリーズ(凍結)してなんとか生きています」

 朝倉市、福岡県東峰村、大分県日田市では今も約700人が体育館などで避難生活を送る。不眠や食欲不振を訴える人も少なくなく、心理的ケアが必要と思われる人は、精神科医らでつくる各県の災害派遣精神医療チーム(DPAT)が面談している。

 福岡県DPATによると、19日までの5日間で延べ約80人と面談。親しい人を亡くすなどした数人にフラッシュバックや悪夢などの症状が続いており、経過を見守っている。大分県DPATも9~18日に日田市で延べ42人と面談した。

 一方で、子どもについては「雨の音を怖がる」「母親から離れたがらない」「『電気を消さないで』と訴える」といった相談が自治体に寄せられている。朝倉市の松末(ますえ)小や東峰村の小中一貫校では、帰宅できなくなった児童生徒らが停電した校舎で夜を明かしたこともあり、カウンセラーらがケアを続けている。

 大規模な土砂災害が発生した日田市小野地区の小野小は、全児童33人の約半数が避難生活を送る。教諭らが、児童と面談したところ「いらいらすることが増えた」と答えるなど気になる変化があった。冷川善幸校長は「今は元気でも、しばらくしてふさぎ込んでしまうケースもあると聞く。長期的に見守りたい」と話している。

=2017/07/21付 西日本新聞朝刊=


九州豪雨 死者35人に
7/21(金) 7:48配信 ホウドウキョク

195
(写真:ホウドウキョク)

九州北部豪雨で行方不明になっていた男性の死亡が、20日夜に確認された。今回の豪雨で亡くなった人は、35人となった。
福岡県は、7月16日に佐賀・みやき町の筑後川で見つかった男性の遺体について、福岡・うきは市の小塩 正さんと判明したと発表した。
これで今回の豪雨で亡くなった人は、大分県の3人とあわせて、35人となった。
また、今も6人の行方がわかっていない。
20日は、筑後川の下流域などで集中捜索が行われたが、行方不明者の発見には至らなかった。


ボランティアツアー緩和へ…九州北部豪雨で政府
7/21(金) 7:33配信 読売新聞

 九州北部を襲った豪雨災害で、政府は、被災地支援目的の有料ボランティアツアーについて、旅行業の登録をしていない団体にも実施を認める方針を固めた。

 今後の災害でも適用する。被災地でのボランティア活動を後押しすることが狙いで、近く都道府県に通知を出す。

 旅行業の登録をしていない団体が宿泊費や交通費を徴収する行為は、旅行業法違反に当たる。昨年4月の熊本地震でも、NPO法人などが有料のボランティアツアーを企画したが、旅行業法に抵触するかどうかの不安から観光庁には問い合わせが相次いでいた。同庁は同年5月、団体が旅行業の登録をするか、旅行業者に委託するよう、都道府県に指導を求める通知を出したが、団体側から「登録は負担が大きい」などの反発もあり、改めて対応を検討していた。


川岸で発見の男性、身元判明…豪雨死者35人に
7/20(木) 23:38配信 読売新聞

 九州北部を襲った豪雨災害で、佐賀県警は20日、佐賀県みやき町の筑後川の川岸で16日に見つかった遺体の身元について、福岡県うきは市の小塩正(こじおまさし)さん(89)と判明したと発表した。

 小塩さんは豪雨があった5日、同県朝倉市を訪れていて行方が分からなくなった。今回の豪雨の死者は、これで計35人となった。福岡県内では依然、6人の行方が分かっていない。

 福岡、佐賀両県警は20日、両県を流れる筑後川や有明海で、行方不明者の合同捜索を実施。両県警合わせて230人態勢で河川敷などを捜したが、行方不明者は発見できなかった。


九州豪雨、死者35人に=筑後川の遺体身元判明―佐賀県警
7/20(木) 23:07配信 時事通信

 佐賀県警は20日、同県みやき町の筑後川で死亡しているのが見つかった男性の身元が、九州北部豪雨で行方不明となっていた福岡県うきは市の男性と判明したと発表した。

 豪雨による死者は福岡県32人、大分県3人の計35人となった。行方不明は福岡県朝倉市の6人。

 佐賀県警によると、身元が判明したのはうきは市浮羽町田篭の小塩正さん(89)。遺体は16日午後、筑後川で浮いているのが見つかり、佐賀、福岡両県警が身元確認を進めていた。


<九州豪雨>避難勧告8割解除 福岡・朝倉
7/20(木) 21:21配信 毎日新聞

194
梅雨が明けて晴天となり、高い気温の中で続く行方不明者の捜索活動=福岡県朝倉市杷木星丸で2017年7月20日午後3時14分、徳野仁子撮影

 福岡県朝倉市は20日、九州北部が梅雨明けしたとみられることを受け、市内全域に出していた避難勧告を市内の約8割にあたる1万6895世帯で豪雨後初めて解除した。再び土砂災害が起きる恐れがあるとして杷木(はき)地区などでは継続する。

 福岡、大分両県の集計で19日夕方に857人だった避難者数は、20日夕方には693人に減った。避難勧告解除や、朝倉市の一部地区で19日から生活用水が使えるようになった影響とみられる。朝倉市が朝倉支所と杷木支所に設置した自宅前の流木や土砂の撤去などに関する相談窓口も20日に受け付けが始まった。

 朝倉市は20日、浄水場が被災したため杷木地区で続いている約1600世帯の断水について、順調に進めば今月末にほぼ解消すると発表した。森田俊介市長は「水道水は市民生活の重要なライフラインで、水道の機能回復は復旧・復興に大きな役割を果たす」と話した。大分県日田市では同日、断水が全て解消した。

 一方で農地や河川、道路の本格復旧はこれからで、朝倉市では土砂や流木で破損したままのビニールハウスが目に付く。

 福岡、佐賀両県警は20日、行方不明者を捜すために計230人態勢で両県境にある筑後川の下流から有明海にかけてゴムボートやヘリコプターなどで一斉捜索をした。15日以降は佐賀県みやき町の筑後川で通行人が発見しただけで、捜索は難航している。

 一方、佐賀県警鳥栖署は20日、佐賀県みやき町の筑後川の川岸で16日に見つかった遺体は、福岡県うきは市から同県朝倉市を訪れていたとみられ、行方不明となっていた小塩正(こじお・まさし)さん(89)と判明したと発表した。豪雨による犠牲者は35人、行方不明者は6人となった。【遠山和宏、中里顕】


有明海の流木回収へ=地元漁連、国と連携―福岡県
7/20(木) 18:37配信 時事通信

 福岡県は20日、九州北部豪雨で有明海の県海域に流入している漂流ごみと流木について、地元漁連や国と連携し、23日に回収すると発表した。

 ノリ養殖に影響が出ないよう、福岡有明海漁業協同組合連合会傘下の漁船約170隻などが作業に当たる。

 回収作業は23日午前7~10時に実施予定。漁船約170隻と県の漁業調査船が漂流ごみと流木を回収し、クレーンなどを使って国土交通省九州地方整備局の清掃船に積み込み、国交省と有明海沿岸の関係自治体が処分する。ごみ、流木の量は、その日の潮の流れで変わってくるため、回収作業は今後も随時、実施するという。


筑後川下流で豪雨不明者捜索
7/20(木) 15:52配信 ホウドウキョク

193
(写真:ホウドウキョク)

九州北部の豪雨により、7人が行方不明になっている福岡県で、警察は、朝倉市以外の筑後川流域を集中的に捜索している。
集中捜索が行われているのは、福岡・朝倉市に隣接する久留米市の筑後川から有明海周辺にかけてのおよそ10kmの範囲。
福岡県内では、豪雨により、これまでに31人が死亡し、今も7人が行方不明で、20日は、福岡県警と佐賀県警が、あわせて、およそ230人態勢で、河川敷や岸沿いをくまなく捜索している。
九州管区機動隊の古賀和嘉中隊長は「警察としては、1日でも早く行方不明者を捜索して、ご家族に報告したい」と話した。
捜索開始から2週間がたち、行方不明者は朝倉市以外の筑後川流域に流された可能性もあるとみて、警察は、有明海の沿岸も含め、捜索する方針。


壊滅状態の集落、復興か移転か悩む住民 避難所で会合 九州北部豪雨
7/20(木) 15:20配信 西日本新聞

 九州豪雨で大きな被害を受けた福岡県朝倉市では捜索と並行して、仮設住宅の建設が始まった。そんな中、壊滅状態となり、住民全員が避難生活を送る同市杷木志波の平榎(ひらえのき)集落(37世帯)の人々が、難しい選択肢と向き合っている。集落再生か、集団移転か-。「平榎を愛している」という思いは一緒。ただ、ライフライン復旧などの見通しが立たず、誰もが頭を悩ませている。

 豪雨により濁流と流木に襲われた平榎は孤立状態となった。励まし合って一夜を過ごした住民は6日夕、消防隊に付き添われて集落を後に。今は杷木久喜宮の多目的施設「サンライズ杷木」に身を寄せる。

 住民たちが今後の対応を話し合ったのは16日。集落の意向をまとめて行政側に伝えようと、柿農家日野博さん(53)らが呼び掛け、集落のほぼ全世帯約50人がサンライズ杷木の一角に集まった。

古里を離れたくない気持ちは強いが…
 平榎の復興には課題が山積している。道路やライフラインの復旧、家の再建費用の確保…。家が無事だった人でも修復が必要だ。見上げれば赤茶けた山肌が目前に迫り、治山や河川の整備など安全対策も不可欠。会合では「雨が怖くて帰れん」「集団移転もあり得る」との声も上がった。

 それでも、皆、古里を離れたくない気持ちは強い。「仮設の入居期限の2年間でじっくり将来像を描こう」との意見も上がり、避難先でも集落内のつながりの維持を最優先にしようという点では一致した。

 集落の存続の危機にある平榎。その判断の重さは住民が一番分かっている。平榎の日野和広区長(58)らは17日、会合で出た意見を市側に届けた。

 予算が限られる中、行政の支援はどれだけあるのか。高齢化が進む山間部の集落だけに、行政のかじ取りが山里の存続に直結することになる。

=2017/07/20付 西日本新聞朝刊=


筑後川の下流から有明海へ30キロ、不明者捜索
7/20(木) 14:53配信 読売新聞

192
筑後川河川敷を一斉捜索する福岡県警の警察官(20日午前、福岡県久留米市で)

 九州北部を襲った豪雨災害で、福岡、佐賀両県警は20日、筑後川や有明海で行方不明者の一斉捜索を行った。

 両県警合同の捜索は初めて。福岡県内では7人が行方不明となっており、両県を流れる筑後川の下流域にも捜索範囲を拡大した。

 捜索は、福岡県朝倉市から約40キロ下流にある同県久留米市の久留米大橋から有明海までの約30キロで実施。両県警合わせて230人態勢で、バイクや警察犬を使って河川敷を捜索したほか、ヘリコプターやボートでも捜した。

 福岡県警によると、筑後川沿いの捜索は、流木やがれきに阻まれて難航しているという。現場指揮にあたる九州管区機動隊の古賀和嘉・中隊長は「行方不明となっている方を一日でも早く発見し、ご家族に報告したい」と話した。

 福岡県内では、朝倉市の6人と、同市を訪れていた同県うきは市の1人の計7人が行方不明となっている。豪雨による福岡、大分両県の死者は34人で、うち朝倉市の5人は有明海で見つかっている。


<九州北部豪雨>福岡・朝倉8割で避難勧告解除 梅雨明けで
7/20(木) 13:16配信 毎日新聞

 気象庁は20日、九州北部豪雨で大きな被害を受けた被災地の福岡、大分両県を含む九州北部で梅雨明けしたとみられると発表した。

 梅雨明けを受け、福岡県朝倉市は同日、市内全域に出していた避難勧告を、市内の約8割に当たる1万6895世帯で解除した。


<九州北部豪雨>筑後川を一斉捜索
7/20(木) 11:23配信 毎日新聞

191
筑後川沿いの河川敷を一斉に捜索する警察官=福岡県久留米市で2017年7月20日午前10時4分、徳野仁子撮影

 福岡、佐賀両県警は20日午前、九州北部豪雨の行方不明者を捜すため、計230人態勢で両県境にある筑後川の下流から有明海にかけて一斉捜索を始めた。豪雨による死者が有明海でも見つかっていることを受け、捜索範囲を広げる必要があると判断した。

 福岡県警によると、捜索場所は福岡県久留米市の久留米大橋より下流。県警の捜索隊がゴムボートなどで、上流から河川敷や中州などの水辺付近を捜索した他、ヘリを使って上空からも確認した。

 豪雨では福岡、大分両県で34人の死亡が確認され、うち5人が有明海で見つかっているが、なお7人の行方が分かっていない。15日以降は佐賀県みやき町の筑後川で通行人が発見しただけで、捜索は難航している。

 一方、被害が大きかった福岡県朝倉市は20日、杷木(はき)地区で続いている1600世帯の断水について、順調に進めば今月末にほぼ解消すると発表した。また、自宅の修理や自宅前をふさぐ土砂や流木の撤去などに関する相談窓口を朝倉支所、杷木支所の2カ所に設置した。【吉住遊、遠山和宏】


<九州北部豪雨>殉職消防団員悼む祇園囃子 大分・日田
7/20(木) 11:21配信 毎日新聞

 大分県日田市豆田下町にある日田祇園の山鉾(やまぼこ)前で20日午前、九州北部豪雨に伴う土砂崩れで殉職した消防団員、山本岳人(たけと)さん(43)を悼む祇園囃子(ばやし)が流れた。山本さんによく日田祇園に連れて来られ、毎年楽しみにしていたという法被姿の長男で小学4年の朔矢(さくや)さん(9)をはじめ、妻佳代さん(39)、中学3年の長女(14)、父の遺影を手にした同1年の次女(13)が亡き父に思いをはせた。

 祇園囃子の演奏は、国連教育科学文化機関「ユネスコ」の無形文化遺産に登録された「日田祇園曳山(ひきやま)行事」の幕開けとなる「流れ曳き」の前に行われた。山本さんは祇園を愛し、5年前から山鉾を担ぐのが誇りだった。司会が殉職を伝え、集まった祭り関係者約30人が黙とうをささげた。

 山本さんは豪雨2日目の6日、自宅がある同市小野の被害状況を見回り中に大規模土砂崩れに巻き込まれた。演奏後、佳代さんは「主人も喜ぶと思います」と語った。【楢原義則】


<九州北部豪雨>朝倉特産の淡水ノリ被害 販売量確保に不安
7/20(木) 10:41配信 毎日新聞

 全国で唯一、福岡県朝倉市の黄金(こがね)川にのみ自生し、「川茸(かわたけ)」の名前で知られる淡水ノリ「スイゼンジノリ」が、九州北部豪雨で被害を受けた。地元業者は川に残ったノリを生育場所に戻して繁殖を見守るが「秋以降の販売量を十分確保できるかどうか」と不安を募らせる。

 「稲わらがたくさん絡んでしまって」。江戸時代から続くスイゼンジノリの加工業者の一つ、遠藤金川堂(朝倉市屋永)の作業場で男性従業員3人が、豪雨後の川から回収したノリをざるに取り、稲わらを一つ一つ取り除いていた。

 スイゼンジノリは「川茸」の名前で将軍家にも献上された高級食材で、環境省のレッドリストで「絶滅危惧種1類」とされている。黄金川は全長約2キロ、深さ50センチほどの小川で、最盛期には二つの加工業者で計約200トンを収穫していた。この40年ほどは水量減や水質悪化で収穫量が減ったが、同社は経営難に直面しながらも井戸を掘って水量維持をはかるなどして伝統を守り、今年は昨年並みの6トン程度の収穫を見込んでいた。

 今回の豪雨では深刻な土砂災害こそ免れたものの、繁殖場所に周辺の水路から大量の水が流れ込み、収穫用に仕掛けた網の高さを上回った。遠藤金川堂の代表、遠藤淳(じゅん)さん(48)は「川の流れも強く、網で受け止めきれずに下流に流れ出てしまった」と言い、豪雨前に繁殖していた量の約半分が流れたとみている。

 豪雨以降は収穫を中止し、川に流れ込んだゴミを取り払ったり、網に残ったノリから、稲わらなどを取り除いて繁殖場所に戻したりする地道な作業を続けている。現在は在庫分を販売し、8月半ばの収穫再開を目指しているが、お歳暮などで需要がある冬場に品薄になる恐れもある。遠藤さんは「元の量に戻すにはものすごく時間がかかるが、残った分をしっかり育てていきたい」と話した。【青木絵美】


「せっかくかき出した土砂が…」雨で作業中断、焦る住民 再び住宅に流れ込む事態も 九州豪雨2週間、福岡県朝倉市
7/20(木) 10:05配信 西日本新聞

190
自宅の土砂をかき出すボランティアの作業を見つめる久保山朝満さん。川が流れていた場所は撤去した土砂が山積みになっている=19日午前、福岡県朝倉市

 九州北部の豪雨で甚大な被害が出た福岡県朝倉市の赤谷川流域では、二次災害の恐れから復旧作業に影響が出ている。雨で土砂崩れが起きる恐れがあるとして市が避難指示を出すたび、ボランティアらの作業は中断。住宅から一度かき出して道端に積んだ土砂が、強い雨により再び住宅に流れ込む事態も起きており、復旧に向けて住民は焦りをにじませている。

 「せっかくかき出した土砂が昨日の雨でまた流れてきた」。19日午前、朝倉市杷木林田の東林田地区。左官業の久保山朝満さん(64)はシャベルを手に汗を拭った。ボランティアらが住宅からかき出した土砂は周辺に山積みになったままで、自宅の片付けをしていた時川重金さん(62)も「土砂を撤去せん限り、また家の前の土砂が流れ込んでくる」と気をもんだ。

 付近では不明者の捜索が続き、ボランティアの受け入れが始まったのは16日。復旧作業は本格化したばかりだが、17日午後には避難指示が出てボランティアは撤退を余儀なくされた。18日も再びの避難指示で作業が中断した。

「台風の季節もすぐにやって来る」
 地元住民らは「危険があるので仕方ない」と言うが、疲労の色は隠せない。福岡市からボランティア活動に来た団体職員男性(63)は「途中で切り上げるのは残念」と漏らした。

 朝倉市付近の山の表層は花こう岩が風化してできた「まさ土」。粘着力が弱く、雨に流されやすい特性がある。この地域では約20戸が天井近くまで土砂に埋まっており、作業完了の見通しは立たないままだ。

 さらに、鹿児島大地域防災教育研究センターの下川悦郎特任教授(砂防工学)は今後も二次災害が発生する恐れを指摘する。「土砂が崩れきっていない斜面では少量の雨が引き金になり崩れる可能性がある。谷に残った土砂が動くこともあり得る」と警戒を呼び掛ける。

 集落では、流木などでせき止められた川の水が田畑に河道をつくり、今も泥水が勢いよく流れる。そのすぐそばに住む林百合子さん(67)は「台風の季節もすぐにやって来る」と復旧作業の早期完了を願う。住民の不安は尽きない。

=2017/07/20付 西日本新聞朝刊=


「酒造り諦めない」=泥水流入も5日で再開―大分・日田の老舗蔵元
7/20(木) 3:39配信 時事通信

188
資材倉庫(奥)から掃き出した泥の前で豪雨被害について語る井上酒造専務の井上百合さん=12日、大分県日田市

 九州北部豪雨で発生した水害は、大分県日田市にある日本酒の老舗蔵元も襲った。

 泥水が酒蔵や倉庫に流入したが、従業員総出の復旧作業で5日後に営業を再開。「簡単には諦められない」と、例年通り新酒造りに取り組む予定だ。

 同市大肥地区で200年以上にわたり、天然水を使い生産してきた井上酒造。5日夕、その水が牙をむいた。近くを流れる沢が決壊し、ものの数分で一帯が荒れる海のようになった。「廃業も覚悟した」と専務の井上百合さん(52)は振り返る。

 濁流は資材を置く倉庫を直撃。約4000本の酒瓶や梱包(こんぽう)用の段ボールは泥にまみれ、空のタンクも流された。16人の従業員に友人の協力も得て、泥の掃き出しに当たった。「衛生面を考え、資材は廃棄すると決めた」(井上さん)。

 一方、既に瓶詰めした酒は無事だったため、10日に営業を再開。早速、注文が入った。出荷のトラックを送り出す際、井上さんや従業員は「いってらっしゃい」と声を掛けた。

 倉庫の隣にある酒米用の田んぼでは、苗が濁流になぎ倒された。「もうだめか」と腹をくくったが、数日で元のように起き上がった。日に日に力強く成長する姿に、「また酒造りができる」と希望を持った井上さん。酒蔵を整え、来月には新酒の仕込みに取りかかるつもりだ。


<九州豪雨>3河川の土砂撤去 国交省が権限代行制度を適用
7/19(水) 19:59配信 毎日新聞

186
九州北部豪雨で亡くなった方々

 九州北部豪雨の発生から2週間となった19日、国土交通省は大きな被害を受けた福岡県朝倉市の赤谷(あかたに)川など3河川について、6月に改正河川法に基づき創設された権限代行制度を適用し、要員が不足している県に代わって土砂・流木の撤去作業を始めた。権限代行は鬼怒川の堤防が決壊した2年前の関東・東北豪雨を受けた制度で、今回が全国初適用。

 この日、国交省職員と工事関係者約15人は、同市杷木(はき)林田の赤谷川沿岸でショベルカー3台を使って土砂を取り除くなどの作業を始めた。同省は赤谷川の他、支流の大山川と乙石川で、豪雨によって変化した川の流れを戻す工事を実施する。今後は上流に向かって工事を続け、9月までに終えたい考えだ。筑後川河川事務所の原田隆二・河川環境課長は「復旧工事で2次災害を防止したい」と話した。

 19日までに福岡、大分両県で34人の死亡が確認され、7人が行方不明となっている。豪雨時に朝倉市にいたとみられる7人(1人は福岡県うきは市在住)について、朝倉市とうきは市はこれまで「連絡がつかない人」としてきたが、「2週間捜索しても発見できなかった」などとして行方不明者と判断。朝倉市の森田俊介市長は19日、幹部らと黙とうし、市民の生活再建に向けた工程表づくりを進める考えを示した。

 避難所生活を送っているのは857人。福岡県は19日、朝倉市で40戸、東峰村で17戸、豪雨を受けて初めてとなる仮設住宅の建設を始めた。いずれも木造平屋建てで、被災者の孤立防止を図るため、集会所を設置し、来月18日の完成を目指す。東峰村は19日、罹災(りさい)証明書の発行を21日から開始し、仮設住宅の入居申し込みの受け付けも始めると発表した。

 また、朝倉市の杷木地区では浄水場が被災したため大半の1654世帯で断水しているが、19日には同市が水道管の試験通水を始めるなど、復旧に向けた動きも加速している。【山下俊輔、遠山和宏、中村清雅】


九州北部豪雨と命名…目安達しないが教訓のため
7/19(水) 19:13配信 読売新聞

 気象庁は19日、九州北部に甚大な被害をもたらした豪雨について「平成29年7月九州北部豪雨」と命名したと発表した。

 家屋の被害規模は、命名の目安としている「損壊家屋など1000棟程度以上」または「浸水家屋1万棟程度以上」より少ないが、教訓を今後に伝えるために命名した。


<気象庁>「九州北部豪雨」と命名 
7/19(水) 18:48配信 毎日新聞

 気象庁は19日、福岡、大分両県に被害をもたらした今月5、6日の大雨について「平成29年7月九州北部豪雨」と命名した。気象庁が豪雨災害で名前を付けるのは、損壊家屋が1000棟以上か浸水家屋が1万棟以上に上る場合などとされている。今回は基準に当てはまっていないが、「特異な豪雨だった」として命名した。

 気象庁は、教訓の継承などを目的に大規模災害を起こした自然現象に命名しており、2004年に現在の基準ができた。消防庁のまとめでは、福岡、大分両県の住宅被害は19日午前8時現在、全半壊136棟、床上床下浸水472棟だが、気象庁の担当者は「命名の目安に達していないが、線状降水帯が局地的で集中的な長時間の特異な豪雨をもたらした。教訓を伝承する観点から命名した」と説明している。【金森崇之】


「九州北部豪雨」と命名=大雨では2年ぶり―気象庁
7/19(水) 16:07配信 時事通信

 気象庁は19日、福岡、大分両県を中心とする5日から6日の大雨について、「平成29年7月九州北部豪雨」と命名した。

 大雨の命名は茨城県で洪水被害が起きた「平成27年9月関東・東北豪雨」以来、2年ぶり。九州北部では5年前に「平成24年7月九州北部豪雨」もあった。

 気象庁による命名は自然災害の経験や教訓を後世に伝えることなどが目的で、政府による激甚災害指定などとの関係はない。同庁は2003年の十勝沖地震などをきっかけに命名の目安を定めており、豪雨の場合は「損壊家屋等1000棟程度以上、浸水家屋1万棟程度以上など」が目安。

 今回の被害はこの目安に該当しないが、気象庁の太原芳彦気象防災情報調整室長は「線状降水帯による局地的集中豪雨で大量の土砂や流木が下流まで流れた。人的被害も考慮して命名した」と説明した。5日の大雨特別警報は福岡、大分両県のほか、島根県にも出たが、「島根県は顕著な被害がなかったため、名称に入れなかった」という。


雨で中止のボランティア活動再開
7/19(水) 16:00配信 ホウドウキョク

185
(写真:ホウドウキョク)

大きな被害が出た大分・日田市では、雨のため中止していたボランティア活動が19日朝、2日ぶりに再開した。
18日の雨は上がったものの、蒸し暑さが続く19日の日田市では、ボランティア活動が2日ぶりに再開した。
ボランティアには、県の内外の300人余りが参加して、被災した住宅の片づけ作業を手伝っていた。
ボランティアに参加した人は「きのう、車中泊で泊まって、待機していた。気持ちを新たに頑張ってやりたいと思います」と話した。
大分県によると、19日午前9時現在で、県内での建物の被害は382棟にのぼっているが、現在も調査は続いていて、今後、さらに増える見込み。
また、日田市内の45世帯91人が、現在も避難所での生活を続けていて、2回目の公営住宅の無償貸し出しの抽選会が、20日に行われることになっている。


九州北部豪雨から2週間で黙とう
7/19(水) 15:54配信 ホウドウキョク

184
(写真:ホウドウキョク)

九州北部を襲った記録的豪雨から19日で2週間。
記録的な豪雨から2週間を迎え、捜索現場や朝倉市役所では、午前9時から作業を止めて、犠牲者らに黙とうがささげられた。
福岡・朝倉市の森田俊介災害対策本部長は「もう涙が出るような気持ちですし、やるべきこと、やらないといけないことが何かということを模索しながら、今日まで来たというのが正直な気持ちです」と述べた。
これまでに発見された福岡県内の死者は31人。
いまだ7人と連絡が取れない状態で、自衛隊や消防などは、2,500人態勢で、筑後川の下流まで範囲を広げて捜索している。
一方、現在も800人近くが避難生活を送る中、朝倉市と東峰村では19日から仮設住宅の建設が始まった。
2カ所であわせて57戸の住宅が設置される予定で、入居は1カ月後になるとみられている。
被災地では、19日も局地的に強い雨が降るなど警戒を強めていて、注意が必要な状況となっている。


ミツバチ25万匹が全滅=100年超の養蜂場―福岡・朝倉
7/19(水) 14:38配信 時事通信

183
九州北部豪雨では、福岡県朝倉市で明治時代から続く養蜂場も大きな被害に遭った。飼育するミツバチ25万匹は全滅。写真は、浸水で泥をかぶったハチの巣箱の前で、取材に応じる藤井養蜂場の藤井敬三さん=13日撮影

 九州北部豪雨では、福岡県朝倉市で明治時代から続く養蜂場も大きな被害に遭った。

 施設内で飼育するミツバチ25万匹は全滅。工場や売店なども浸水し、休業を余儀なくされた。

 同市菱野地区の筑後川近くにある、1909年創業の藤井養蜂場。製造工場のほか、蜂蜜を使ったソフトクリームが売りの喫茶店や、養蜂を学べる施設が併設され、休日は親子連れでにぎわう人気スポットだった。

 5日午後、たたき付けるような雨が降り続け、氾濫した川の泥水が約1万平方メートルの敷地に流入した。専務の藤井敬三さん(70)は「恐怖を覚えるほどの水量だった」と証言。従業員ら約50人は事務所の2階に上がり、不安な一夜を過ごした。

 泥をかぶった巣箱のミツバチは全滅。4000本ほどの瓶詰めされた蜂蜜も水に漬かり、売り物にならなくなった。従業員の中には自宅が流された人もいたが、早期の営業再開へ向け総出で泥のかき出しに当たった。

 同じく豪雨被害が発生した大分県日田市などにも巣箱があり、藤井さんは「犠牲になったのもいるのでは」と肩を落とす。一方、全国の開花時期に合わせて巣箱を移す「移動養蜂」も手掛けており、北海道にいるミツバチが集めた蜂蜜で今後も販売を続けるという。

 復旧作業が一段落した13日、売店など一部で営業を再開した。しかし、周辺には土砂や流木が残り、国史跡の観光名所「三連水車」も止まったままだ。「観光客離れが心配」と藤井さん。「早く復旧を進めて、また元のように大勢に来てもらいたい」と訴えた。


仮設住宅の建設始まる=豪雨被害の朝倉市など―福岡
7/19(水) 14:29配信 時事通信

 九州北部を襲った豪雨災害から2週間となる19日、被害が大きかった福岡県朝倉市と東峰村の計2カ所で、被災者が入居するための仮設住宅の建設が始まった。

 計57戸を設置する予定で、8月19日からの入居を目指す。

 このうち朝倉市にある杷木小学校のグラウンドには40戸を建設する予定。この日は細かく砕いた石を地面に敷き詰め、住宅の土台を造る作業が進められた。

 設置予定の仮設住宅はいずれも木造平屋建て。風呂、トイレ付きで約20~40平方メートルの広さに和室と洋室がある。設置費用は1戸当たり600万円程度という。

 工事を請け負った建設会社社長の平尾末雄さん(66)によると、木の柱が壁から露出して見える「真壁工法」を採用し、ぬくもりが感じられる部屋にする。平尾さんは「一日でも早く完成させ、避難者を安心させたい」と話した。


安否不明の7人、捜索続く…九州豪雨から2週間
7/19(水) 14:15配信 読売新聞

181
捜索活動を続ける赤谷川周辺で、犠牲者を悼み黙とうする自衛隊員(19日午前9時、福岡県朝倉市杷木星丸で)=中司雅信撮影

 九州北部に甚大な被害をもたらした豪雨災害は19日、発生から2週間となった。

 被災地では、安否のわからない7人の捜索が続くなか、犠牲になった34人の冥福(めいふく)を祈り、黙とうがささげられた。

 福岡県朝倉市と東峰(とうほう)村では仮設住宅の建設が始まった。

 朝倉市では午前9時、黙とうを呼びかける防災無線が流れた。杷木(はき)地区の赤谷川下流で不明者を捜していた自衛隊員約280人は、手を止め、1分間黙とう。部隊を指揮する陸自第41普通科連隊(大分県別府市)の泉英夫・連隊長(45)は「一日、一時間でも早く行方不明者を発見し、待っている家族に会わせてあげたい」と話した。福岡、大分両県によると、19日午前9時現在、朝倉市で753人、東峰村で38人、大分県日田市で91人の計882人が避難所に身を寄せている。


九州豪雨発生2週間 避難者ら、犠牲者にささぐ黙とう 朝倉市と東峰村、仮設住宅着工
7/19(水) 12:13配信 西日本新聞

180
九州北部の豪雨で被害を受けた福岡県朝倉市杷木星丸で犠牲者を悼み黙とうする自衛隊員たち=19日午前9時すぎ

 九州豪雨から2週間となる19日、福岡県朝倉市では避難所の被災者や捜索を続ける自衛隊員らが犠牲者の冥福を祈って黙とうした。福岡、大分両県の犠牲者は34人で、なお7人が行方不明となっている。朝倉市と福岡県東峰村では仮設住宅の建設が始まった。

 朝倉市で最多の約200人が避難する多目的施設「サンライズ杷木」(同市杷木久喜宮)。午前9時に防災無線のアナウンスが流れると、被災者は居住スペースで正座するなどし、静かに黙とうをささげた。同市杷木古賀の自営業上野仁栄さん(60)は「亡くなった方たちの悔しい思いを考えると、複雑。何と祈ればいいのか」と話した。

 同市杷木星丸の赤谷川流域の捜索現場では、自衛隊員280人が捜索を中断して1分間黙とうした。

 朝倉市の杷木小運動場では仮設住宅40戸の建設が始まり、建設業者らが区分けの線引き作業に当たった。東峰村でも旧宝珠山小グラウンドで仮設住宅17戸が着工。大分県日田市は、民間物件を借り上げた応急仮設住宅(みなし仮設)で対応する。

 朝倉市と東峰村は19日午前、天候が崩れる見込みはなくなったとして、18日に一部地域に出した避難指示を解除した。

 朝倉市は20日、被災家屋の修理や土砂の除去などの相談窓口を朝倉、杷木の2支所に設けると発表した。

=2017/07/19 西日本新聞=

より以前の記事一覧

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31